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技術 フロアパネル用機械式係止システム

出願人 セラロック、イノベーション、アクチボラグ
発明者 ダルコ、ペルバン
出願日 2017年3月1日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2017-038763
公開日 2017年6月8日 (2年1ヶ月経過) 公開番号 2017-101550
状態 特許登録済
技術分野 床の仕上げ
主要キーワード 溝平面 水平方向溝 プラスチック形材 係止角度 カッティング工具 カッティングナイフ 直線状縁 回転切断工具
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

建物用パネル、特にフロアパネルを提供する。

解決手段

フロアパネルには、隣接したパネルの第1及び第2の縁部を水平方向で係止する幾つかのキャビティ及び局所的突出部を含む係止システムが設けられている。

概要

背景

本発明の実施例は、係止システム機械的に接合されたフロアパネルで形成された浮張りフロアで使用するのに特に適している。係止システムは、フロアパネルと一体であり、即ち工場で取り付けられており、木材又は木材ベニアで形成された一つ又はそれ以上の上層と、装飾的積層体即ち粉体ベースとした表面又は装飾的プラスチック材料と、木質繊維材料又はプラスチック材料製中間コアと、好ましくは、コアの後側に設けられた下バランシング層とを含む。コルクリノリウムゴム、又は軟質磨耗層、例えばボードに接着したニードルフェルトでできており、プリントが施されており、好ましくはワニス仕上げを施した表面層を持つフロアパネルが含まれる。本発明の実施例は、好ましくはボード材料、例えば壁パネル天井家具部品等を含む建物用パネルの接合にも使用してもよい。

周知の技術、周知のシステムの問題点、及び本発明の実施例の目的及び特徴の以下の説明は、非限定的例として、とりわけ、フロアパネルに関し、特に、互いに機械的に接合されるようになった長縁部及び短縁部を持つ、一般的にLVT(Luxury vinyl tiles)と呼ばれる高級ビニルタイル等の薄いフロアパネルに関する。

長縁部及び短縁部という用語は、主として、本発明の実施例の説明を簡単にするために使用される用語である。パネル正方形であってもよい。

図1a及び図1bに示すように、LVTフローリングは、通常は、透明な摩擦層3と、装飾的プラスチックホイル4と、一つ又は幾つかのコア層5a、5bとを含む。これらの層は、一般的には、密度及び硬度が異なる。摩擦層3は、好ましくは紫外線硬化性のPUラッカー2でコーティングされていてもよい。本説明の周知の技術についての関連した部分もまた、本発明の一部である。

従来、厚さが2mm乃至3mmのLVTフロアが、下張り床への接着によって設置されてきた。最近、接着剤なしで浮張り設置を可能にする機械式係止システムを含むLVTフロアが市販されてきた。これは、設置を容易にし、接着のために下張り床に施す多くの作業をなくす。

このようなLVTフロアの厚さは、一般的には、4mm乃至5mmである。この厚さは、主として、係止システムを形成するために必要とされる。パネル自体は強固であり且つ可撓性であり、多くの用途で約3mmの厚さで十分であるが、このような薄いフロアは、係止システムを形成するのが困難であるため、不適当である。

しかしながら、この種の浮張り式LVTフロアには幾つかの欠点がある。こうしたフロアは重い。密度が、例えば積層体フロアについての約0.8kg/cm3と比較して約0.6kg/cm3である。温度感受性が積層体フロアの3倍以上高い。温度が20℃変化した場合、LVTフロアは、約2mm/m移動する。

厚さと関連したこのような問題点は、木粉をベースとした高密度で高品質のフロア等の他の高品質フロアパネルについてもいえる。フロアパネル全体の材料費が25%又はそれ以上増大してしまうため、係止システムの形成と関連した追加の費用はかなり高い。

下文において、設置されたフロアパネルの目に見える方の表面を「前側」と呼ぶのに対し、下張り床に面するフロアパネルの反対側を「後側」と呼ぶ。前側と後側との間の縁部を「接合縁」と呼ぶ。「水平方向平面」という用語は、表面層の外部分と平行に延びる平面を意味する。互いに接合された二つのフロアパネルの二つの隣接した接合縁のぴったりと並置された上部分は、水平方向平面に対して垂直な「垂直方向平面」を形成する。「垂直方向係止」は、垂直方向平面と平行な係止を意味する。「水平方向係止」は、水平方向平面と平行な係止を意味する。

「上方」という用語は、前側に向かうということを意味し、「下方」という用語は、後側に向かうということを意味し、「内方」という用語は、主に水平方向平面でパネルの内中央部分に向かう方向を意味し、「外方」という用語は、主にパネルの中央部分から水平方向平面で遠ざかる方向を意味する。

「係止システム」という用語は、フロアパネルを垂直方向及び/又は水平方向で連結する協働連結エレメントを意味する。「ストリップ平面」という用語は、ストリップ本体の上面の最も下の部分に位置決めされた水平方向平面を意味する。「溝平面」という用語は、係止溝の上−内部分に位置決めされた水平方向平面を意味する。

図1a及び図1bは、傾けによって係止する係止システムが設けられたLVTフロアパネルを示す。水平方向係止は、ストリップ本体7及び一つのパネル縁部1に形成された係止エレメント8を持つ係止ストリップ6によって行われる。係止エレメント8は、隣接した別のパネル縁部1’に形成された係止溝14内に係止する。

ストリップ本体7は、ストリップ表面7aを有する。ストリップ平面SPは、ストリップ表面7aの最下部分に位置決めされる。係止溝14は、係止エレメント8を収容するのに必要な垂直方向距離を有する。係止溝14の上部分に溝平面GPが位置決めされている。フロアパネルの厚さは、ストリップ平面SPと溝平面GPとの間のこの必要な垂直方向距離と適合しなければならない。フロアパネルの厚さを25%だけ減少してもよく、更に、ストリップ平面SPと溝平面GPとの間の垂直方向距離を減少しても、又は場合によっては全く無くしても、係止システムを使用できる。

深い垂直方向係止溝及び主ストリップ本体から垂直に延びる係止エレメントを必要としない係止システムで薄いパネルを係止することが主な利点である。更に、重量を低減すること、及び特に床暖房装置とともに設置する場合の温度変化と関連した問題点をなくすのが有利である。

概要

建物用パネル、特にフロアパネルを提供する。フロアパネルには、隣接したパネルの第1及び第2の縁部を水平方向で係止する幾つかのキャビティ及び局所的突出部を含む係止システムが設けられている。

目的

本発明の全体としての目的は、主に薄いフローリング及び軟質で可撓性のコア層を持つフローリングで使用できる対費用効果に優れた改良係止システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

隣接したパネルの第1縁部(1)及び第2縁部(1’)を垂直方向及び水平方向で係止するための係止システムを備えた建物用パネルであって、前記係止システムは、垂直方向で係止するためのタング(10)及びタング溝(9)を含み、前記第1縁部(1)のストリップ(6)には係止エレメント(8)が設けられており、この係止エレメント(8)は、前記第2縁部(1’)に形成された下方に開放した係止溝(14)と水平方向で係止するように協働する、建物用パネルにおいて、前記ストリップ(6)は、キャビティ(20)を持つストリップ本体(7)を含み、前記第2縁部(1’)は、下方に延びる局所的突出部(21)を含み、前記突出部(21)は、前記パネルが水平方向及び水平方向で係止されたとき、前記キャビティ(20)に配置される、ことを特徴とする建物用パネル。

請求項2

請求項1に記載の建物用パネルにおいて、前記係止エレメント(8)は、前記キャビティ(20)の一部である、建物用パネル。

請求項3

請求項1又は2に記載の建物用パネルにおいて、前記キャビティ(20)は、前記ストリップ本体(7)を貫通している、建物用パネル。

請求項4

請求項1、2、又は3に記載の建物用パネルにおいて、前記係止エレメント(8)は、前記第1縁部(1)に沿って不連続である、建物用パネル。

請求項5

請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の建物用パネルにおいて、前記突出部(21)は、前記第2縁部(1’)に沿って不連続である、建物用パネル。

請求項6

請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の建物用パネルにおいて、前記ストリップ本体(7)は、幾つかの前記キャビティ(20)を含む、建物用パネル。

請求項7

請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の建物用パネルにおいて、前記第2縁部(1’)は幾つかの局所的突出部(21)を含む、建物用パネル。

請求項8

請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の建物用パネルにおいて、前記ストリップ本体(7)は、上ストリップ表面(7a)の最下部分に位置決めする水平方向ストリップ平面(SP)を含み、前記係止溝(14)は、前記係止溝(14)の上方内側部分に位置する水平方向溝平面(GP)を含み、前記ストリップ平面(SP)及び前記溝平面(GP)は、前記係止エレメント(8)の前記垂直方向長さより短い距離で互いに垂直方向で近接している、建物用パネル。

請求項9

請求項8に記載の建物用パネルにおいて、前記ストリップ平面(SP)及び前記溝平面(GP)は、同一の垂直方向位置に配置されている、建物用パネル。

請求項10

請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載の係止システムを持つパネルを製造する方法において、前記キャビティの少なくとも一部を打ち抜きで形成する工程と、前記突出部の少なくとも一部をスクリューカッタで形成する工程とを含む、方法。

請求項11

隣接したパネルの第1縁部(1)及び第2縁部(1’)を垂直方向及び水平方向で係止するための係止システムを持つ建物用パネルであって、前記係止システムは、前記第1縁部(1)及び前記第2縁部(1’)の垂直方向変位によって前記縁部を係止するように形成されており、前記係止システムは、固定溝(12)内に設けられる別体のタング(11)を含み、前記タングは、垂直方向係止のため、タング溝(9)と協働し、前記第1縁部(1)のストリップ(6)には係止エレメント(8)が設けられており、前記係止エレメント(8)は、水平方向係止のため、前記第2縁部(1’)に形成された下方に開放した係止溝と協働する、建物用パネルにおいて、前記ストリップ(6)は、キャビティ(20)を持つストリップ本体(7)を含み、前記第2縁部(1’)は、下方に延びる局所的突出部(21)を含み、前記パネルが垂直方向及び水平方向で係止されたとき、前記突出部(21)は前記キャビティ(20)に配置され、前記隣接したパネルを垂直方向及び水平方向で係止するとき、前記タング溝(9)の下部分(9a)は、本質的に、前記ストリップ表面(7a)の上方部分と同じ水平方向平面(HP)に配置される、ことを特徴とする建物用パネル。

請求項12

請求項11に記載の建物用パネルにおいて、前記係止エレメント(8)は、前記キャビティ(20)の一部である、建物用パネル。

請求項13

請求項11又は12に記載の建物用パネルにおいて、前記キャビティ(20)は、前記ストリップ本体(7)を貫通している、建物用パネル。

請求項14

請求項12又は13に記載の建物用パネルにおいて、前記ストリップ本体(7)は、幾つかのキャビティ(20)を含む、建物用パネル。

請求項15

請求項11乃至14のうちのいずれか一項に記載の建物用パネルにおいて、前記第2縁部(1’)は、幾つかの局所的突出部(21)を含む、建物用パネル。

請求項16

隣接したパネルの第1縁部(1)及び第2縁部(1’)を垂直方向及び水平方向で係止するための係止システムを持つ建物用パネルであって、前記システムは、前記第1縁部(1)及び前記第2縁部(1’)の互いに対する垂直方向変位によって前記縁部を係止するように形成されており、前記係止システムは、垂直方向で係止するため、タング溝(9)又はアンダーカット(15、15a)と協働するタング(10a、10b、10c、10d)を含み、前記第1縁部(1)のストリップ(6)には、第1縁部(1)に水平方向で係止するため、隣接した前記第2縁部(1’)に形成された下方に開放した係止溝(14)と協働する係止エレメント(8)が設けられている、建物用パネルにおいて、前記ストリップ(6)は、キャビティ(20)を持つストリップ本体(7)を含み、前記第2縁部(1’)は、下方に延びる局所的突出部(21)を含み、前記パネルを垂直方向及び水平方向で係止するとき、前記突出部(21)は前記キャビティ(20)に配置される、ことを特徴とする建物用パネル。

請求項17

請求項16に記載の建物用パネルにおいて、前記係止エレメント(8)は、前記キャビティ(20)の一部である、建物用パネル。

請求項18

請求項16又は17に記載の建物用パネルにおいて、前記キャビティ(20)は、前記ストリップ本体(7)を貫通している、建物用パネル。

請求項19

請求項16、17、又は18に記載の建物用パネルにおいて、前記タングは、前記突出部(21)の下部分に配置されている、建物用パネル。

請求項20

垂直方向及び/又は水平方向で係止する係止システムを含むパネルを製造するための方法において、本質的にV字形状又はU字形状の開放した切削縁部を持つナイフ(35e、35f、35g)で前記係止システムの一部を形成する工程と、切削中、切除された材料を、前記開放した切削縁部の内部分を流れるように移動させる工程とを含む、方法。

請求項21

シートを第1フロアパネル(1)及び第2フロアパネル(1’)に分離し、水平方向及び/又は水平方向で係止する係止システムを持つ二つの隣接した縁部(1、1’)を形成する方法であって、前記第1縁部(1)は、上方部分を越えて水平方向に突出する下方部分(40)を有し、前記第2縁部(1’)は、下方部分を越えて水平方向に突出する上方部分(41)を有する、方法において、水平方向及び垂直方向で切断する切断ナイフによって前記シートを切断し、前記パネルを分離する工程と、前記切断工程によって、前記第1パネル(1)の前記下部分(40)を形成し、前記第2パネル(1’)の前記上部分(41)を形成する工程とを含む、方法。

請求項22

プラスチック摩擦層(3)及び一つ又は幾つかのプラスチック製コア層(5a、5b)を含む隣接したパネルの第1縁部(1)及び第2縁部(1’)を垂直方向及び/又は水平方向で係止するための係止システムを持つフロアパネルであって、フロアパネルにおいて、前記コア層(5b)は、垂直方向長さが前記コアの厚さの少なくとも約1/3の本質的に垂直な撓み溝(19)を含む、ことを特徴とするパネル。

請求項23

請求項22に記載のパネルにおいて、前記撓み溝は、アンダーレイ(18)によって覆われている、パネル。

請求項24

請求項22又は23に記載のパネルにおいて、前記撓み溝(19)は、長縁部と本質的に平行であり、前記撓み溝(19)の長さは、短縁部に設けられた前記係止システム間の距離よりも小さい、パネル。

請求項25

短縁部が重なった状態で曲げることができる弾性材料で形成された隣接したパネルの第1縁部(1)及び第2縁部(1’)を垂直方向及び/又は水平方向で係止するための係止システムが設けられた長縁部及び短縁部を持つ弾性フロアパネルにおいて、前記第1縁部(1)は、前記第1縁部に沿って延び、前記縁部から水平方向に突出するプラスチック製係止ストリップ(46)が設けられた長縁部(1)であり、前記係止ストリップ(46)は、隣接したパネルの長縁部である前記第2縁部に形成された係止溝(14)に挿入されるように形成された垂直方向に延びる少なくとも一つの突出部(48)を含む、弾性フロアパネル。

請求項26

請求項15に記載の弾性フロアパネルにおいて、前記係止ストリップ(46)は、熱可塑性プラスチック製押し出し形材である、弾性フロアパネル。

請求項27

請求項25又は26に記載の弾性フロアパネルにおいて、前記長さは、前記幅よりも少なくとも15倍大きい、弾性フロアパネル。

技術分野

0001

本開示は、全体として、フロアパネル及び建物用パネル用の機械式係止システムに関する。本開示は、フロアボード係止システム、及び製造方法を示す。

背景技術

0002

本発明の実施例は、係止システムで機械的に接合されたフロアパネルで形成された浮張りフロアで使用するのに特に適している。係止システムは、フロアパネルと一体であり、即ち工場で取り付けられており、木材又は木材ベニアで形成された一つ又はそれ以上の上層と、装飾的積層体即ち粉体ベースとした表面又は装飾的プラスチック材料と、木質繊維材料又はプラスチック材料製中間コアと、好ましくは、コアの後側に設けられた下バランシング層とを含む。コルクリノリウムゴム、又は軟質磨耗層、例えばボードに接着したニードルフェルトでできており、プリントが施されており、好ましくはワニス仕上げを施した表面層を持つフロアパネルが含まれる。本発明の実施例は、好ましくはボード材料、例えば壁パネル天井家具部品等を含む建物用パネルの接合にも使用してもよい。

0003

周知の技術、周知のシステムの問題点、及び本発明の実施例の目的及び特徴の以下の説明は、非限定的例として、とりわけ、フロアパネルに関し、特に、互いに機械的に接合されるようになった長縁部及び短縁部を持つ、一般的にLVT(Luxury vinyl tiles)と呼ばれる高級ビニルタイル等の薄いフロアパネルに関する。

0004

長縁部及び短縁部という用語は、主として、本発明の実施例の説明を簡単にするために使用される用語である。パネル正方形であってもよい。

0005

図1a及び図1bに示すように、LVTフローリングは、通常は、透明な摩擦層3と、装飾的プラスチックホイル4と、一つ又は幾つかのコア層5a、5bとを含む。これらの層は、一般的には、密度及び硬度が異なる。摩擦層3は、好ましくは紫外線硬化性のPUラッカー2でコーティングされていてもよい。本説明の周知の技術についての関連した部分もまた、本発明の一部である。

0006

従来、厚さが2mm乃至3mmのLVTフロアが、下張り床への接着によって設置されてきた。最近、接着剤なしで浮張り設置を可能にする機械式係止システムを含むLVTフロアが市販されてきた。これは、設置を容易にし、接着のために下張り床に施す多くの作業をなくす。

0007

このようなLVTフロアの厚さは、一般的には、4mm乃至5mmである。この厚さは、主として、係止システムを形成するために必要とされる。パネル自体は強固であり且つ可撓性であり、多くの用途で約3mmの厚さで十分であるが、このような薄いフロアは、係止システムを形成するのが困難であるため、不適当である。

0008

しかしながら、この種の浮張り式LVTフロアには幾つかの欠点がある。こうしたフロアは重い。密度が、例えば積層体フロアについての約0.8kg/cm3と比較して約0.6kg/cm3である。温度感受性が積層体フロアの3倍以上高い。温度が20℃変化した場合、LVTフロアは、約2mm/m移動する。

0009

厚さと関連したこのような問題点は、木粉をベースとした高密度で高品質のフロア等の他の高品質フロアパネルについてもいえる。フロアパネル全体の材料費が25%又はそれ以上増大してしまうため、係止システムの形成と関連した追加の費用はかなり高い。

0010

下文において、設置されたフロアパネルの目に見える方の表面を「前側」と呼ぶのに対し、下張り床に面するフロアパネルの反対側を「後側」と呼ぶ。前側と後側との間の縁部を「接合縁」と呼ぶ。「水平方向平面」という用語は、表面層の外部分と平行に延びる平面を意味する。互いに接合された二つのフロアパネルの二つの隣接した接合縁のぴったりと並置された上部分は、水平方向平面に対して垂直な「垂直方向平面」を形成する。「垂直方向係止」は、垂直方向平面と平行な係止を意味する。「水平方向係止」は、水平方向平面と平行な係止を意味する。

0011

「上方」という用語は、前側に向かうということを意味し、「下方」という用語は、後側に向かうということを意味し、「内方」という用語は、主に水平方向平面でパネルの内中央部分に向かう方向を意味し、「外方」という用語は、主にパネルの中央部分から水平方向平面で遠ざかる方向を意味する。

0012

「係止システム」という用語は、フロアパネルを垂直方向及び/又は水平方向で連結する協働連結エレメントを意味する。「ストリップ平面」という用語は、ストリップ本体の上面の最も下の部分に位置決めされた水平方向平面を意味する。「溝平面」という用語は、係止溝の上−内部分に位置決めされた水平方向平面を意味する。

0013

図1a及び図1bは、傾けによって係止する係止システムが設けられたLVTフロアパネルを示す。水平方向係止は、ストリップ本体7及び一つのパネル縁部1に形成された係止エレメント8を持つ係止ストリップ6によって行われる。係止エレメント8は、隣接した別のパネル縁部1’に形成された係止溝14内に係止する。

0014

ストリップ本体7は、ストリップ表面7aを有する。ストリップ平面SPは、ストリップ表面7aの最下部分に位置決めされる。係止溝14は、係止エレメント8を収容するのに必要な垂直方向距離を有する。係止溝14の上部分に溝平面GPが位置決めされている。フロアパネルの厚さは、ストリップ平面SPと溝平面GPとの間のこの必要な垂直方向距離と適合しなければならない。フロアパネルの厚さを25%だけ減少してもよく、更に、ストリップ平面SPと溝平面GPとの間の垂直方向距離を減少しても、又は場合によっては全く無くしても、係止システムを使用できる。

0015

深い垂直方向係止溝及び主ストリップ本体から垂直に延びる係止エレメントを必要としない係止システムで薄いパネルを係止することが主な利点である。更に、重量を低減すること、及び特に床暖房装置とともに設置する場合の温度変化と関連した問題点をなくすのが有利である。

発明が解決しようとする課題

0016

本発明の全体としての目的は、主に薄いフローリング及び軟質で可撓性のコア層を持つフローリングで使用できる対費用効果に優れた改良係止システムを提供することである。

0017

特定の目的は、LVTフロアの重量を低減し、大きな温度変化を受ける領域に設置するのに適しているようにパネルを適合することである。別の特定の目的は、特に薄いフロアパネルに係止システムを形成するための対費用効果に優れた製造方法を提供することである。

0018

本発明の実施例の以上の目的は、全体として又は部分的に、本発明の実施例による係止システム及びフロアパネルによって達成される。

課題を解決するための手段

0019

本発明の第1の態様は、隣接したパネルの第1及び第2の縁部を垂直方向及び水平方向で係止するための係止システムを備えた建物用パネルである。前記係止システムは、垂直方向で係止するためのタング及びタング溝を含む。第1縁部のストリップには、係止エレメントが設けられており、この係止エレメントは、隣接した第2縁部に形成された下方に開放した係止溝と水平方向で係止するように協働する。ストリップは、キャビティを持つストリップ本体を含み、第2縁部は、下方に延びる局所的突出部を含む。突出部は、パネルが水平方向及び水平方向で係止されたとき、キャビティに配置される。

0020

係止エレメントは、キャビティの一部であってもよく、ストリップ本体は、幾つかのキャビティを含んでいてもよい。

0021

キャビティは、好ましくは、ストリップ本体を完全に貫通している。

0022

第2縁部は、幾つかの局所的突出部を含んでいてもよい。

0023

係止エレメント及び突出部は、縁部に沿って不連続であってもよい。

0024

ストリップ本体は、上ストリップ表面の最下部分に位置決めされた水平方向ストリップ平面、及び係止溝の上−内部分に位置決めされた水平方向溝平面を含む係止溝とを含んでもよく、ストリップ平面及び溝平面は、係止エレメントの垂直方向長さよりも短い距離で互いに垂直方向で近接している。

0025

係止システムは、本質的に同一の水平方向位置に配置されたストリップ平面及び溝平面を含んでいてもよい。

0026

本発明の第2の態様は、係止システムを持つパネルを製造する方法である。本方法は、a)キャビティの一部を打ち抜きで形成する工程と、
b)突出部の一部をスクリューカッタで形成する工程とを含む。

0027

係止システムは、長縁部及び/又は短縁部に形成されていてもよく、傾け及び/又は水平方向スナップ嵌め及び/又は垂直方向重ねで係止されてもよい。

0028

本発明の第3の態様は、第2の態様による方法によって製造された第1の態様による建物用パネルである。

0029

本発明の第4の態様は、隣接したパネルの第1及び第2の縁部を垂直方向及び水平方向で係止するための係止システムを持つ建物用パネルである。前記システムは、隣接した第1及び第2の縁部を互いに対して垂直方向に変位することによって縁部を係止するように形成されている。係止システムは、固定溝内に設けられる別体のタングを含む。前記タングは、垂直方向係止のため、タング溝と協働する。第1縁部のストリップには係止エレメントが設けられており、この係止エレメントは、水平方向係止のため、隣接した第2縁部に形成された下方に開放した係止溝と協働する。

0030

ストリップは、キャビティを持つストリップ本体を含み、第2縁部は、下方に延びる局所的突出部を含む。突出部は、パネルが垂直方向及び水平方向で係止されたとき、キャビティに配置される。タング溝の下部分は、本質的に、ストリップ表面の上部分と同じ水平方向平面に配置される。

0031

係止エレメントは、キャビティの一部であってもよい。

0032

キャビティは、好ましくは、ストリップ本体を完全に貫通している。

0033

ストリップ本体は、幾つかのキャビティを含んでいてもよい。

0034

第2縁部は、幾つかの局所的突出部を含んでいてもよい。

0035

本発明の第5の態様は、隣接したパネルの第1及び第2の縁部を垂直方向及び水平方向で係止するための係止システムを持つ建物用パネルである。前記システムは、隣接した縁部を互いに対して垂直方向に変位することによって縁部を係止するように形成されている。係止システムは、垂直方向で係止するため、タング溝又はアンダーカットと協働するタングを含む。第1縁部のストリップには、水平方向で係止するため、隣接した第2縁部に形成された下方に開放した係止溝と協働する係止エレメントが設けられている。ストリップは、キャビティを持つストリップ本体を含む。第2縁部は、下方に延びる局所的突出部を含む。突出部は、パネルを垂直方向及び水平方向で係止するとき、キャビティに配置される。

0036

タングは、突出部の下部分に配置されていてもよい。

0037

キャビティは、好ましくは、ストリップ本体を完全に貫通している。

0038

本発明の第6の態様は、垂直方向/水平方向で係止する係止システムを含むパネルを製造するための方法である。本方法は、
本質的にV字形状又はU字形状の開放した切削縁部を持つナイフで係止システムの一部を形成する工程と、
切削中、切除された材料を、開放した切削縁部の内部分を流れるように変位する工程とを含む。

0039

本発明の第7の態様は、シートを第1フロアパネル及び第2フロアパネルに分離し、水平方向及び/又は水平方向で係止する係止システムを持つ二つの隣接した縁部を形成する方法である。第1縁部は、上方部分を越えて水平方向に突出する下方部分を有し、第2縁部は下方部分を越えて水平方向に突出する上方部分を有する。本方法は、
水平方向及び垂直方向で切断する切断ナイフによってシートを切断し、パネルを分離する工程と、
切断工程によって、第1パネルに下部分を形成し、第2パネルに上部分を形成する工程とを含む。

0040

本発明の第8の態様は、プラスチック製摩擦層及び一つ又は幾つかのプラスチック製コア層を含む隣接したパネルの第1及び第2の縁部を垂直方向及び/又は水平方向で係止するための係止システムを持つフロアパネルにおいて、コア層は、垂直方向長さがコアの厚さの少なくとも約1/3の本質的に垂直な撓み溝を含む、ことを特徴とするパネルである。

0041

撓み溝は、アンダーレイによって覆われていてもよい。

0042

撓み溝は、長縁部と本質的に平行であってもよく、短縁部に設けられた係止システム間の距離よりも長さが小さくてもよい。

0043

本発明の第9の態様は、隣接したパネルの第1縁部及び第2縁部を垂直方向及び/又は水平方向で係止するためのための係止システムが設けられた長縁部及び短縁部を持つ弾性フロアパネルである。パネルは、短縁部が重なった状態で曲げることができる弾性材料で形成されている。一方の長縁部には、この縁部に沿って延び且つこの縁部から水平方向に突出するプラスチック製係止ストリップが設けられている。係止ストリップは、隣接したパネルの長縁部である隣接した縁部に形成された係止溝に挿入されるように形成された垂直方向に延びる少なくとも一つの突出部を含む。

0044

係止ストリップは、熱可塑性プラスチック製押し出し形材であってもよい。

0045

フロアパネルの長さは、幅よりも少なくとも15倍大きくてもよい。

0046

本発明の例示の実施例を、添付の例示の図面を参照して以下に更に詳細に説明する。

図面の簡単な説明

0047

図1a及び図1bは、周知の技術によるフロアパネル及び係止システムを示す図である。
図2a乃至図2cは、本発明の一実施例による係止システムを持つ二つの縁部区分を示す図である。
図3a乃至図3cは、本発明の一実施例による係止システムによる係止を示す図である。
図4a乃至図4dは、本発明の一実施例による係止システムを形成するための製造方法を示す図である。
図5a乃至図5dは、垂直方向重ねで係止される本発明の一実施例による係止システムを示す図である。
図6a乃至図6dは、本発明の一実施例に従って縁部に連結された別体のストリップ部品を示す図である。
図7a及び図7bは、本発明の実施例を示す図である。
図8a乃至図8dは、本発明の一実施例による別体のタングを持つ重ね係止システムを示す図である。
図9a乃至図9dは、タングがパネルと一部品をなして形成された重ね係止システムを持つ一実施例を示す図である。
図10a乃至図10eは、本発明の実施例を示す図である。
図11a乃至図11fは、本発明の実施例によるパネルの分離を示す図である。
図12a及び図12bは、スクリューカッタによる切断工程を含む実施例を示す図である。
図13a乃至図13dは、幾つかのナイフによって係止システムを形成する工程を含む実施例を示す図である。
図14a乃至図14dは、重量を低減し、温度特性を改善したLVTパネルの一実施例を示す図である。
図15a乃至図15dは、垂直方向移動で設置した係止システムを示す図である。
図16a乃至図16dは、垂直方向移動で設置した係止システムを示す図である。
図17a乃至図17cは、垂直方向移動で設置した係止システムを示す図である。
図18a乃至図18dは、傾けで設置する係止システムを示す図である。
図19は、後側に形成された溝を示す図である。
図20a及び図20bは、後側に形成された溝を示す図である。
図21a乃至図21dは、ロール状弾性フロアの設置を示す図である。
図22a乃至図22dは、押し出し形材で形成された係止システムを示す図である。

実施例

0048

理解を容易にするため、幾つかの係止システムを添付図面に概略に示す。図示の実施例の組み合わせを使用し、改良された機能又は様々な機能を得ることができるということを強調しておかなければならない。

0049

全ての実施例は、別々に使用されてもよく、又は組み合わせて使用されてもよい。角度、寸法、丸みのある部品、表面間の間隔は単なる例であって、本発明の基本的原理範疇で調節してもよい。

0050

図2aは、本発明の一実施例による第1パネル1及び第2パネル1’の縁部区分を上方から見た平面図である。ストリップ本体7には、ストリップ表面7aからパネル1の後側まで幾つかのキャビティ20が形成されている。これらのキャビティは、係止エレメント8まで水平方向に延びている。これらのキャビティと協働する垂直方向に延びる突出部21が、第2パネル1’に、係止溝14とタング10との間に形成されている。係止エレメント8は、この実施例では、接合部に沿って連続している。係止エレメント及び係止溝の協働する係止面42、43は不連続である。

0051

図2bは、キャビティ20及び突出部21が交差する断面A−Aを示す。ストリップ平面SP及び溝平面GPは、本質的に、同じ水平方向平面内に配置される。突出部21は、キャビティ20に挿入されるように形成されている。接合部の長さ方向での突出部の長さは、キャビティの対応する長さよりも小さい。

0052

突出部は、列の第1パネルを設置するとき、係止中に正確な位置決めを必要としないように、2mm乃至5mm小さいのが好ましい。

0053

係止エレメント8は、全体がストリップ表面7a及びストリップ平面SPの下方に配置される。これにより、フロア厚を小さくできる。これは、ストリップ平面SPの上方に延びる係止溝14を必要としないためである。

0054

図2cは、ストリップ6のキャビティが形成されていない部分と交差する断面B−Bを示す。断続部がないこのストリップ本体が係止エレメント8に連結されている。隣接した第2縁部1’には突出部がなく、係止溝がない。縁部23の下部分は本質的に平らであり、本質的に水平方向に延びる。

0055

図3a及び図3bは、係止位置での断面B−B及びA−Aを示す。図3cは、傾けによる係止を示す。係止システムは、ストリップが後方に曲がる場合、又はタング溝に小さなタング10が押し込まれる場合、水平方向及び/又は垂直方向スナップ嵌めによって係止されるように設計されていてもよい。

0056

図4aは、打ち抜きによるキャビティ20の形成方法を示す。パネルの機械加工は、表面層を下に向けた状態で行われる。打ち抜きホイール30を使用してキャビティ20を形成することと関連して、回転する切削工具に関してパネルを変位するとき、係止システムの機械加工を行う。キャビティの形成は、係止システムの一部を形成するときに中間工程として行われてもよく、又は縁部全体を形成するときに最終工程として関連して行われてもよく、又は別の作業として行われてもよい。好ましくは、打ち抜き後回転切削工具31を使用して係止エレメントに小さな研削面を形成してもよい。

0057

図4bは、切削を接合部に沿って垂直に行うスクリューカッタ32で局所的突出部21を形成する方法を示す。移動鋸ブレードを使用してもよい。

0058

図4c及び図4dは、係止位置での隣接した縁部を示す。図4dは、本発明の実施例を、好ましくは、好ましくは上研削面を含む小さな係止エレメント8’及び小さな係止溝14’と組み合わせてもよいということを示す。

0059

図4cは、建物用パネルが第3コア層5cを含んでいてもよいということを示す。第3コア層は、好ましくは、ストリップ7が強化されるように、ストリップ7内で垂直に位置決めされている。第3層は、好ましい実施例では、係止エレメント8及び係止溝14の協働する表面に位置決めされる。このような層は、係止強度を高め、係止溝14内への係止エレメント8の位置決めを容易にする。コアは、幾つかのこうした層を含んでいてもよい。

0060

図5a乃至図5cは、本発明の一実施例による水平方向係止を可撓性で変位可能なタング11と組み合わせてもよいということを示す。タング11は、水平方向に延びる固定溝12内に固定され、垂直方向重ね中にスナップ嵌めする。本発明は、下張り床にパネルを平らに敷設するとき、重ね中に垂直方向スナップ嵌めで、又は重ね後に側方押し作用で係止する全ての周知のいわゆる下方重ねシステムと組み合わせて使用してもよい。別体のタング11を第1パネル1又は第2パネル1’の縁部に固定してもよい。図5dは、可撓性突出部13を持つ可撓性ブリストルタングを示す。タングは、重ね中、固定溝12内で変位する。溝に別体のタングを固定してもよく、可撓性外部分を含んでいてもよい。

0061

図6a乃至図6dは、本発明の実施例の原理を、パネル縁部に取り付けた、キャビティ20、20’を含む別体のストリップ部分6と組み合わせてもよいということを示す。ストリップ部分6は、固定エレメント33及びストリップ脚部34を含み、これらは、溝に挿入してもよく、又はプラスチックコアに押し込んでもよい。ストリップ部分6は、本質的に水平方向スナップ嵌めでパネル縁部に連結されるように形成されていてもよい。

0062

図7a及び図7bは、係止エレメント8が接合部に沿って不連続であるように形成されたキャビティを示す。

0063

本発明の実施例により、厚さが3mm又はそれ以下のフロアパネルに強固な係止部を形成できる。フロアパネルには、図2cに示すように、約1mmの上リップ24、約1mmのタング10及びタング溝9、及び約1mmのストリップ本体が形成されていてもよい。
係止エレメント8及び係止溝14は材料を必要としない。これは、パネルの厚さを減少することによって、かなりの費用節約がなされるということを意味する。

0064

図8a乃至図8dは、非常に薄いフロアパネルに適した下方重ね係止システムを示す。
別体の、好ましくは可撓性及び/又は変位可能なタング11を、固定溝12に挿入してもよい。固定溝12は、その下部分が、本質的に、ストリップ6の上部分と同じ水平方向平面HPに配置されるように形成されている。ストリップ6は、固定溝12の下部分の延長部である。タング溝9の下部分9aは、係止位置では、本質的に、ストリップ表面7aの上部分と同じ水平方向平面HPに配置される。図8bは、上下逆さまにして表面を下に向けた第2パネル1’を示す。別体のタング11は、キャビティ20の内部分と垂直方向で重なっている。突出部21がストリップ表面7aの上部分の下のキャビティ20に配置されるため、薄いパネルに係止システムを形成できるという利点が得られる。

0065

図9a乃至図9dは、垂直方向移動で係止される係止システムを示す。この係止システムは、突出部21の下部分に設けられたタング10aを含む。タングは、この実施例では、パネルと一部品をなして形成されている。図9bは、係止エレメント8が、本質的に垂直方向に及び外方に曲がる撓み部分22を含むということを示す。タング10aは、キャビティ20の下部分に形成されたアンダーカット15に当たって係止する。突出部21が、接合部の長さ方向で、キャビティ20の対応する開口部よりも小さいのが有利である。
これにより、係止中に外方に押される可撓性部分22が容易に撓む。パネルは、係止エレメントの強度及び可撓性を向上する、例えばガラスファイバ製の強化層5c又は強化プラスチック層を含んでいてもよい。強化層は、好ましくは、キャビティ20全体の周囲に亘って連続している。突出部の外方部分10a又は内方部分10cに、又は接合部に沿って縁部10b、10dの一方又は両方に、一つ又は幾つかのタングが形成されていてもよい。

0066

図10a乃至図10eは、図9に示す係止システムの様々な実施例を示す。図10aは、突出部の内方部分に形成されたタング10cが、曲げ溝16を含んでいてもよいということを示す。図10b及び図10cは、二つのタング10a、10c及び対応するアンダーカット15、15aを示す。図10c及び図10dは、ストリップの上方の上縁部に形成されたタング−溝連結部10、9を示し、図10eは、係止が水平方向にしか行われていないフック連結部を示す。

0067

明細書中に示す全ての実施例は、部分的に又は完全に組み合わせられてもよく、随意であるが、長縁部及び/又は短縁部で使用されてもよい。

0068

LVTパネルはシート形状で製造され、これらのシートを垂直に切断し、幾つかの個々のフロアパネル1、1’にする。図11aに示すように、係止システムの形成により、無駄Wが出る。図11b乃至図11fは、個々のパネルを垂直に及び水平に切断することにより、無駄Wを減らしてもよいということを示す。好ましくは、ナイフ、カービング工具又は回転切断工具、及びこうした工具の様々な組み合わせによって、カッティング溝36を形成する。その後、本質的に水平方向で切断を行うナイフ35a及び本質的に垂直方向で切断を行うナイフ又はカービング工具35bによって、パネルを分離する。図11eは、上方部分を越えて水平方向に突出した下部分40に第1縁部1を形成し、及び下方部分を越えて水平方向に突出した上部分41に第2縁部1’を形成することを示す。ナイフ又はスクレーピング工具で非線形切断部を形成してもよく、これにより材料を大幅に節約してもよい。図11fは、垂直方向及び水平方向で切断を行う一つのナイフ35cで全切断部を形成してもよいということを示す。

0069

図12a及び図12bは、スクリューカッタ32によるパネル縁部の形成を示す。スクリューカッタ32は、パネル1’の変位方向に対して垂直方向に切断を行い、突出部21を形成する。

0070

プラスチックを基材としたLVTフローリングの係止システムを、鋸ブレードのように切断を行う従来の回転切削工具で形成してもよいが、固定式の又は回転式カッティングナイフで切断を部分的に行ってもよく、切断全体を行ってもよい。更に、カービング工具を使用してもよい。図13a乃至図13dは、機械式係止システムの全ての部分をカッティングナイフで形成してもよいということを示す。カッティングナイフは、直線状カッティング縁部35a、35b、35cを持ち、又は不規則な形態35d、35e、35f、及び35gを持つ。好ましくは、直線状縁部を持つカッティングナイフは回転ナイフである。不規則な形態のナイフは、好ましくは、工具35又はパネル1を互いに関して変位するときに切除した材料を除去できるように、切除した材料をカッティング工具37の内部分に流すことができる開放したV字形状又はU字形状の形材として形成されている。

0071

ナイフは定置であってもよく、パネルをナイフに関して変位してもよい。更に、固定したパネルに関してナイフを変位することができる。

0072

温度を上昇することにより、例えばナイフ、カービング工具、打ち抜きホイール、スクリューカッタ、等による縁部の全ての種類の分離及び形成を容易にする。これは、温度を上昇するとプラスチック材料が大幅に軟化するためである。例えば、縁部部分を加熱する赤外線ランプ高温空気、等で、パネル全体又はその一部だけを加熱してもよい。

0073

高温では、縁部の圧縮及び形成を行うローラー又はプレスホイールにより、ベベル又は丸みのある縁部が容易に形成される。このような形成デバイスにはエンボス加工が施してあってもよく、縁部にパネル表面と同じ構造を形成してもよい。形成中、装飾的塗装を施してもよい。

0074

更に、熱及び縁部のプレス及び形成を行うローラーで係止システムの部分を形成してもよい。

0075

LVTフロアは、水分に対しては非常に安定しているが、温度が変化した場合には膨張したり収縮したりする。幾つかのLVTフロアは、10℃乃至40℃の温度変化に対し、約2mm収縮及び膨張する。これは、LVTフロアが、特に床暖房が設けられた部屋で浮張りフロアとして設置された場合に問題を生じる。

0076

温度感受性の主要な理由は、表面層及びコア層で使用されたプラスチック(PVC)の種類である。コア層に特殊な充填体を添加することにより、温度感受性を低下してもよい。

0077

膨張及び収縮をパネルの可撓性で補償してもよい。この可撓性は、係止システムが、低温で、フロアを互いに保持された状態にでき、パネルが高温で膨張するときに沿ったり上方に曲がったりしないようにするものでなければならない。

0078

図14a、図14b、及び図14dは、幾つかの撓み溝19をコア5bの後側に形成した場合、可撓性が大幅に向上するということを示す。こうした溝は、好ましくは、ナイフによって、ボードに沿って及び/又はボードを横切って形成されてもよい。切除した材料は完全にリサイクルされ、新たなコアの製造に使用される。更に、これらの溝は、パネルのプレス時に形成されてもよい。このような製造方法は、シートを不連続プレスでプレスする場合に適している。ナイフは、好ましくは、シートを連続プレスで製造する場合に使用される。材料の除去は、材料が高温である場合には非常に容易である。

0079

図14b及び図14dは、撓み溝をアンダーレイ18で覆ってもよいということを示す。アンダーレイ18は、フォームで形成されていてもよく、又はコアで使用された材料と同様の任意の他のプラスチック材料で形成されていてもよい。撓み溝19の垂直方向長さは、コアの厚さの少なくとも約1/3であるのが好ましい。

0080

溝19は、パネルの重量の低減に使用されてもよい。

0081

図14cは、比較的安定した、例えば一つ又は幾つかのガラスファイバ層又は好ましくは木質繊維製のサブコア17を設けることにより、温度安定性を向上してもよいということを示す。サブコア17は、高品質HDFボード又は木粉をベースとした高耐湿性のボードで形成されていてもよい。

0082

図15a乃至図15dは、垂直方向スナップ嵌めで係止される係止システムを示す。突出部21は、係止エレメントの後側に形成されたアンダーカット15aと協働するタング10aを含む。タング10は、突出部21の内部分に形成されていてもよい。突出部21及び係止エレメントは、垂直方向移動中、図15b及び図15dに示すように曲がり、そして水平方向に変位する。図15dは、突出部及びキャビティが形成されていない断面を示す。このような断面は、水平方向係止しか行わない。この実施例は、係止システムが、水平方向でしか係止しない、接合部に沿った第1断面組、及び水平方向及び垂直方向で係止する第2断面組を含むことを特徴とする。係止システムは、更に、垂直方向移動中、突出部21及び係止エレメント8が水平方向に変位することを特徴とする。

0083

図16a乃至図16dは、図15a乃至図15dに示すのと同様の係止システムを示す。しかしながら、タング10aは、突出部21の外方部分に形成されている。更に、係止エレメント8は、図16c及び図16dに示すように不連続であってもよい。このような形状により、キャビティ20の形成を容易にする。キャビティ20は、回転工具で形成されてもよい。この実施例は、係止システムが、垂直方向でしか係止しない、接合部(A−A)に沿った第1断面組、及び水平方向でしか係止しない第2断面組を含むことを特徴とする。

0084

図17a乃至図17cは、図16a乃至図16dによる係止システムの係止を示す。第1断面組A及び第2断面組Bは、垂直方向に変位され、突出部21は、係止中、水平方向及び内方に変位する。

0085

図18a乃至図18cは、傾け動作中にフロアパネルを案内するため、主にキャビティ20及び突出部21を使用する係止システムを示す。水平方向係止は、係止エレメント8及び係止溝14に設けられた、ストリップ平面SPの上下に配置された協働係止面42、43により行われる。垂直方向に延びる、約0.2mm乃至0.5mmに過ぎない係止面を持つプラスチック材料で強固な係止が得られる。特に、係止面の一部に設けられた係止角度44が高く、例えば図18bに示すように約90°である場合に強固な係止が得られる。係止は、突出部がキャビティの上方に位置決めされた場合のみ可能である。係止は、幾つかの工程で行われてもよい。図18cに示すように突出部21がキャビティ20の上方にない場合には、パネルは角度をなした位置にとどまる。その後、接合部に沿って変位し、図18cに示すように、突出部21が自動的にキャビティ20に入り込む。図18は、キャビティ20が設けられた縁部にタング10が形成されていてもよいということを示す。この実施例は、材料を節約するために使用されてもよい。

0086

図19は、後側に撓み溝19が形成されていてもよいということを示す。撓み溝19の長さは、後側の長さよりも小さい。このような形成は、回転ジャンピング工具又はナイフで行ってもよい。係止システムが形成された縁部区分に撓み溝19が形成されないという利点が得られる。撓み溝19は、本質的に長縁部と平行であり、短縁部に設けられた係止システム間の距離よりも小さい所定の長さを有する。

0087

図20a及び図20bは、前側から見えるようにタング10を機械的に形成することによって、又は色スポットを設けることによって、位置マーク45が形成されていてもよいということを示す。こうした位置マークは、突出部21をキャビティ20の上方に位置決めするのに使用してもよい。図20bは、撓み溝19が不連続であってもよく、様々なパターンで配置されていてもよいということを示す。

0088

図21a乃至図21dは、弾性フロアを、短縁部が重なったロールをなして供給してもよいということを示す。各ロールは、一つの列と対応する。ロールの幅は、好ましくは、0.1m乃至0.5mである。ロールは、設置状態で数mの所定の長さのフロア材料で形成されていてもよい。好ましい実施例は、弾性フローリング材料、好ましくはPVC材料でできたロールであり、拡げた設置状態の長さが幅の15倍以上である。更に好ましい実施例は、設置状態の長さが幅の約50倍以上のロールである。このようなロールは、幅が約0.2mであり、長さが約10mであり、フローリング材料の面積が2m2を占めてもよい。上方に延びる第1及び第2の突出部47及び48を含む押し出し成型された係止ストリップ46が、ロールの一方の縁部の保持溝49に取り付けられていてもよい。上方に延びる第1突出部47は第1縁部1の保持溝49に取り付けられており、上方に延びる第2突出部48は丸められており、設置中、第2ロールの隣接した縁部1’に形成された係止溝14に押し込まれる。このようにプレス動作及び転動(rolling) 動作を組み合わせることにより、係止溝14への突出部48の挿入を容易にする。これは、フロアを拡げるとき、突出部が係止溝に徐々に挿入されるためである。

0089

図22a乃至図22dは、垂直方向及び/又は水平方向係止を提供するため、隣接したパネル縁部又はロール縁部に別体のストリップとして取り付けられてもよい係止ストリップ46a、46bを形成するために上文中に説明した全ての実施例を使用してもよいということを示す。図22b及び図22cは、押し出し成型したプラスチック形材を打ち抜くことにより、キャビティ20及び突出部21を含む係止ストリップを形成してもよいということを示す。図22dは、係止ストリップが係止位置にあるということを示す。係止システムは、垂直方向変位によって係止される。この場合、転動移動により突出部21をキャビティ20に挿入する。上方に延びる第1突出部47を、接着や熱結合と組み合わせてもよいし、上方に延びる第1突出部47を形成する代りに接着や熱結合を行ってもよい。
係止ストリップは、図22dに示すように、上方に延びる幾つかの突出部48’、48を備えていてもよい。

0090

上文中に説明した方法は、リノリウムフロア及び他の弾性フロアの係止に使用してもよい。

0091

1 第1パネル
1’ 第2パネル
6ストリップ
7 ストリップ本体
7aストリップ表面
8係止エレメント
10タング
14係止溝
20キャビティ
21 突出部
23 縁部
30打ち抜きホイール
31切削工具
32スクリューカッタ
42、43係止面
SP ストリップ平面
GP 溝平面

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