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技術 密閉用セフティーハンドル

出願人 タキゲン製造株式会社
発明者 瀬川志朗
出願日 2015年12月3日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2015-236636
公開日 2017年6月8日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-101484
状態 特許登録済
技術分野 戸または窓の固定装置 錠;そのための付属具 冷蔵庫の箱体(壁体)2
主要キーワード 突状片 円弧状カム 押圧ノブ 右端間 ハンドル回転軸 後退摺動 押圧回動 ラッチ駆動機構
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

作動レバーリセットレバー補強し、簡単な構造でがたつきなく取り付ける。

解決手段

作動レバー5は一対のレバー部材からなり、ハンドル装着部14のハンドル回転軸32に回動可能に取り付けられ、一端側が操作ハンドル3両側の作動レバー収納部30に離脱可能に収納されて、他端が押棒挿通部19に延ばされる。リセットレバー6は操作ハンドル3の背面上に作動レバー5の中間部でハンドル装着部14のハンドル回転軸32よりも作動レバー5の他端側にハンドル回転軸32と平行に架設される軸53にスペーサリングを介して回動可能に取り付けられる。

概要

背景

一般に、業務用冷蔵庫プレハブ冷凍冷蔵庫などの大型の貯蔵庫は、出し入れ口密閉する扉が扉の正面に取り付けられた庫外操作ハンドルの操作により開閉されるようになっている。また、この種の貯蔵庫では、作業者が出し入れ口を通じて貯蔵庫内入り貯蔵物出し入れするため、作業者が貯蔵庫内で作業をしている間に扉が閉じられた場合に備えて、庫内の押棒の操作により扉を開けることができるようになっている。このような扉に用いられる扉用ロックハンドル装置が特許文献1などにより提案されている。

特許文献1の扉用ロックハンドル装置は本願出願人の提案によるもので、この装置は、図20、図21に示すように、扉に装着される装置本体91と、装置本体91に枢軸によって連結された操作ハンドル92と、装置本体91に進退自在に装備されたラッチ93と、装置本体91内部に枢軸によって連結され、操作ハンドル92に押されてラッチ93を後退摺動させる作動レバー94と、装置本体91内部に枢軸によって連結され、庫内側押棒95で押されたときに作動レバー94を駆動するリセットレバー96と、装置本体91に固着され、ラッチ93と係脱してラッチ93の後退摺動を制止するロックプレート97と、装置本体91に装備され、ロックプレート97とラッチ93との係合解除するロックカム981をロータ980に固着した錠前98とからなり、庫内側押棒95でリセットレバー96を回動させて、ロックプレート97とラッチ93との係合を解き、リセットレバー96に連動した作動レバー94の回動によって、ラッチ93を後退摺動させるようになっている。

概要

作動レバー、リセットレバーを補強し、簡単な構造でがたつきなく取り付ける。作動レバー5は一対のレバー部材からなり、ハンドル装着部14のハンドル回転軸32に回動可能に取り付けられ、一端側が操作ハンドル3両側の作動レバー収納部30に離脱可能に収納されて、他端が押棒挿通部19に延ばされる。リセットレバー6は操作ハンドル3の背面上に作動レバー5の中間部でハンドル装着部14のハンドル回転軸32よりも作動レバー5の他端側にハンドル回転軸32と平行に架設される軸53にスペーサリングを介して回動可能に取り付けられる。

目的

本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種のハンドルにおいて、作動レバー、リセットレバーを補強すること、操作ハンドル、作動レバー、リセットレバー間を簡単な構造にして、作動レバー、リセットレバーをがたつきなく取り付けること、これにより、操作ハンドルによるラッチの進退駆動を確実かつ円滑に行えるようにすること、を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

貯蔵庫出し入れ口密閉する扉の正面回動側の一端に取り付けられ、貯蔵庫の出し入れ口の側縁部に固定される受け部に庫外ハンドル操作によりラッチが係脱され、庫内の押棒操作によりラッチと受け部との係合解除される形式密閉用セフティハンドルであって、全体が長い箱形に形成され、一端側に一端面に開口部を有するラッチ取付部、他端側に正面の中間部から他端面にかけて開口を有するハンドル装着部、前記ラッチ取付部と前記ハンドル装着部との間に正面に開口を有する錠前ユニット取付部を有し、背面に前記錠前ユニット取付部に対向してロックプレート取付部、前記ハンドル装着部に対向して押棒挿通部を有し、前記開口部を貯蔵庫側の受け部に対向して扉に装着される本体ケースと、一端に爪部を有し、背面の他端側に係止溝を有し、前記ラッチ取付部に前記本体ケースの両端方向に進退可能に配置され、かつばね部材により常態として前記ラッチ取付部の開口部に向けて付勢されて前記爪部が当該開口部から突出されるラッチと、背面の一端側にフック及び作動レバー収納部を有し、前記フックと前記ラッチの他端が係合可能に一端側が前記ハンドル装着部にハンドル回転軸を介して連結されて、前記ハンドル装着部の開口内に起伏回動可能に装着され、前記ハンドル装着部から起立方向への回動操作により前記フックを前記ハンドル装着部の他端方向に回動させて前記ラッチを後退駆動する操作ハンドルと、一端に係止部を有し、前記係止部と前記ラッチの他端が係合可能に前記ハンドル装着部の前記ハンドル回転軸に回動可能に取り付けられて、一端側が前記操作ハンドルの前記作動レバー収納部に離脱可能に収納され、他端が前記押棒挿通部に延び、前記操作ハンドルの起立方向の回動操作により前記操作ハンドルのフックとともに前記係止部を前記ハンドル装着部の他端方向に回動させて前記ラッチを後退駆動し、他端に前記本体ケースの背面側から正面方向への押圧を受けて前記係止部を前記作動レバー収納部から前記ハンドル装着部の他端方向に離脱回動し、前記操作ハンドルのフックから独立して前記ラッチを後退駆動する作動レバーと、前記ロックプレート取付部に当該ロックプレート取付部と前記ラッチの係止溝との間を傾動可能に取り付けられ、ばね手段により常態として前記ラッチの係止溝に係合し、前記ラッチの後退規制するロックプレートと、前記錠前ユニット挿着部に挿着されて前記本体ケース正面の開口に鍵穴表出され、前記鍵穴に差し込まれる鍵の操作によりロータを回転する形式の錠前ユニット、及び前記錠前ユニットのロータに連結され、前記錠前ユニットの解錠操作により、前記ロックプレートを前記ロックプレート取付部に押圧係合して、前記ロックプレートと前記ラッチの他端との係合を解除し、前記錠前ユニットの施錠操作により、前記ロックプレートに対する押圧係合を解除し、前記ロックプレートを前記ばね手段の付勢力により前記ラッチの係止溝に係合させるロックカムと、一端に押圧部を有し、他端に押圧作動部を有し、前記作動レバーの中間部で前記ハンドル装着部の前記ハンドル回転軸よりも前記作動レバーの他端側に前記ハンドル回転軸と平行に配設される軸を介して回動可能に取り付けられて、前記押圧部が前記ロックプレート上に配置されるとともに前記押圧作動部が前記押棒挿通部と前記作動レバーの他端との間に配置され、他端に前記本体ケースの背面側から正面方向の押圧を受けて、前記押圧作動部で前記作動レバーの他端を押圧回動するとともに、前記押圧部で前記ロックプレートを前記ロックプレート取付部に押圧傾動するリセットレバーと、扉の背面側から扉を通して前記押棒挿通部に挿通され、前記リセットレバーの前記押圧作動部を前記本体ケースの背面から正面方向へ押圧するための押棒と、を備え、庫外の前記操作ハンドルを起立方向に回動操作することにより、前記操作ハンドルのフック及び前記作動レバーの係止部で前記ラッチを後退駆動して前記ラッチを前記受け部から離脱し、庫内の前記押棒の押し操作により、前記リセットレバーにより前記ロックプレートと前記ラッチの他端との係合を解除するとともに、前記作動レバーを前記操作ハンドルの前記作動レバー収納部から離脱回動し、前記作動レバーの前記係止部で前記ラッチを後退駆動する、ことを特徴とする密閉用セフティーハンドル。

請求項2

操作ハンドルのフックは、前記操作ハンドル背面の一端で幅方向中央に形成され、前記操作ハンドルの作動レバー収納部は、前記操作ハンドル背面の一端で前記フックの両側に前記作動レバーが嵌合可能な溝形に形成され、前記作動レバーは、一対のレバー部材からなり、前記作動レバー収納部に収納される請求項1に記載の密閉用セフティーハンドル。

請求項3

操作ハンドルのフックは、略カマ状に形成され、作動レバーは、全体が略への字形に形成されて、係止部が前記操作ハンドルのフックと略同じカマ状に形成され、リセットレバーは、全体が略への字形に形成されて、押圧部が略ナタ状に形成され、押圧作動部が略羽状に形成される請求項1又は2に記載の密閉用セフティーハンドル。

請求項4

本体ケースのラッチ取付部は、常態のラッチの設置位置において前記ラッチの長さ方向中間部に前記本体ケースの開口部に対向して立設され、コイルスプリングの端部を押え可能な略平板状の第1のばね押え部材と、前記ばね押え部材に近接して並設され、コイルスプリングの端部側の周囲を押え可能な略半円形の保持部を有する第2のばね押え部材とを有し、ラッチは、一端側を断面コ字形爪形に形成されて連結される一対のフレームからなり、ラッチ全体の外形をなす本体部と、前記本体部の各フレームの一端側の断面コ字形内に嵌め込み固定され、ラッチの爪部をなす爪部材と、前記本体部の各フレームの他端間に架設され、操作ハンドルのフック、作動レバーの係止部に係合される前記ラッチの他端をなすラッチ軸とを有し、前記爪部材のラッチ他端方向に向けられる面にコイルスプリングの端部が嵌合可能に凹部が形成されて、前記ラッチは前記ラッチ取付部に設置され、前記ラッチのばね部材として大径のコイルスプリングに小径のコイルスプリングが組み込まれてなる2重のコイルスプリングが一端を前記爪部材の前記凹部に嵌合され、他端を前記ラッチ取付部内の前記第1のばね押え部材により、他端の周囲を前記第2のばね押え部材により押えられて、前記爪部材と前記第1のばね押え部材との間に配置される請求項1乃至3のいずれかに記載の密閉用セフティーハンドル。

技術分野

0001

本発明は、業務用冷蔵庫プレハブ冷凍冷蔵庫などの貯蔵庫出し入れ口密閉する扉に取り付けられ、扉の閉止施錠に使用する密閉用セフティハンドルに関し、特に、庫外ハンドル操作によりラッチを貯蔵庫側の受け部に係脱し、庫内の押棒操作によりラッチと受け部との係合解除する形式の密閉用セフティーハンドル関する。

背景技術

0002

一般に、業務用冷蔵庫やプレハブ冷凍冷蔵庫などの大型の貯蔵庫は、出し入れ口を密閉する扉が扉の正面に取り付けられた庫外の操作ハンドルの操作により開閉されるようになっている。また、この種の貯蔵庫では、作業者が出し入れ口を通じて貯蔵庫内入り貯蔵物出し入れするため、作業者が貯蔵庫内で作業をしている間に扉が閉じられた場合に備えて、庫内の押棒の操作により扉を開けることができるようになっている。このような扉に用いられる扉用ロックハンドル装置が特許文献1などにより提案されている。

0003

特許文献1の扉用ロックハンドル装置は本願出願人の提案によるもので、この装置は、図20図21に示すように、扉に装着される装置本体91と、装置本体91に枢軸によって連結された操作ハンドル92と、装置本体91に進退自在に装備されたラッチ93と、装置本体91内部に枢軸によって連結され、操作ハンドル92に押されてラッチ93を後退摺動させる作動レバー94と、装置本体91内部に枢軸によって連結され、庫内側押棒95で押されたときに作動レバー94を駆動するリセットレバー96と、装置本体91に固着され、ラッチ93と係脱してラッチ93の後退摺動を制止するロックプレート97と、装置本体91に装備され、ロックプレート97とラッチ93との係合を解除するロックカム981をロータ980に固着した錠前98とからなり、庫内側押棒95でリセットレバー96を回動させて、ロックプレート97とラッチ93との係合を解き、リセットレバー96に連動した作動レバー94の回動によって、ラッチ93を後退摺動させるようになっている。

先行技術

0004

実開昭60−70157号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記従来の扉用ロックハンドル装置では、次のような問題がある。
(1)この装置では、図21に示すように、作動レバー94がラッチ93に係合され、この作動レバー94を操作ハンドル92の回動操作により回動させて、ラッチ93を後退摺動させるようにしているが、この場合、作動レバー94は一対のプレートからなり、これらのプレート間にリセットレバー96が配置されて、ラッチ93に係合されるため、この構造上、作動レバー94の各プレートに厚みを増やすなどの補強する余地がなく、繰り返しラッチ93と衝接係合される作動レバー94の強度の増大を図ることができない。
(2)この装置では、図21に示すように、リセットレバー96は操作ハンドル92の枢軸に連結され、庫内側押棒95で押されたときに回動されて、先端でロックプレート97を押下しロックプレート97とラッチ93との係合を解除するとともに後端で作動レバー94を回動し、この作動レバー94の回動によりラッチ93を後退摺動させるようにしているが、この場合、リセットレバー96は一対のプレートからなり、既述のとおり、作動レバー94をなす一対のプレート間に配置されるため、この構造上、リセットレバー96の各プレートに厚みを増やすなどの補強する余地がなく、しかも、このリセットレバー96にあっては円弧状の長穴が形成されて、これに操作ハンドル92(の両側面間)に挿通される(他の)枢軸が通されるため、この長穴の分だけ、強度が低く、リセットレバー96の強度の増大を図ることができない。また、リセットカバー96に円弧状の長穴が形成され、これに操作ハンドル92に挿通される(他の)枢軸が通されることから、構造が複雑になる。
(3)この装置では、図21に示すように、作動レバー94をなす一対のプレート、これらのプレート間にリセットレバー96をなす一対のプレートがそれぞれ操作ハンドル92の枢軸に取り付けられて、相互に近接して並列に配置されるため、作動レバー94、リセットレバー96ががたつきやすい。

0006

本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種のハンドルにおいて、作動レバー、リセットレバーを補強すること、操作ハンドル、作動レバー、リセットレバー間を簡単な構造にして、作動レバー、リセットレバーをがたつきなく取り付けること、これにより、操作ハンドルによるラッチの進退駆動を確実かつ円滑に行えるようにすること、を目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、本発明は、
貯蔵庫の出し入れ口を密閉する扉の正面回動側の一端に取り付けられ、貯蔵庫の出し入れ口の側縁部に固定される受け部に庫外のハンドル操作によりラッチが係脱され、庫内の押棒操作によりラッチと受け部との係合が解除される形式の密閉用セフティーハンドルであって、
全体が長い箱形に形成され、一端側に一端面に開口部を有するラッチ取付部、他端側に正面の中間部から他端面にかけて開口を有するハンドル装着部、前記ラッチ取付部と前記ハンドル装着部との間に正面に開口を有する錠前ユニット取付部を有し、背面に前記錠前ユニット取付部に対向してロックプレート取付部、前記ハンドル装着部に対向して押棒挿通部を有し、前記開口部を貯蔵庫側の受け部に対向して扉に装着される本体ケースと、
一端に爪部を有し、背面の他端側に係止溝を有し、前記ラッチ取付部に前記本体ケースの両端方向に進退可能に配置され、かつばね部材により常態として前記ラッチ取付部の開口部に向けて付勢されて前記爪部が当該開口部から突出されるラッチと、
背面の一端側にフック及び作動レバー収納部を有し、前記フックと前記ラッチの他端が係合可能に一端側が前記ハンドル装着部にハンドル回転軸を介して連結されて、前記ハンドル装着部の開口内に起伏回動可能に装着され、前記ハンドル装着部から起立方向への回動操作により前記フックを前記ハンドル装着部の他端方向に回動させて前記ラッチを後退駆動する操作ハンドルと、
一端に係止部を有し、前記係止部と前記ラッチの他端が係合可能に前記ハンドル装着部の前記ハンドル回転軸に回動可能に取り付けられて、一端側が前記操作ハンドルの前記作動レバー収納部に離脱可能に収納され、他端が前記押棒挿通部に延び、前記操作ハンドルの起立方向の回動操作により前記操作ハンドルのフックとともに前記係止部を前記ハンドル装着部の他端方向に回動させて前記ラッチを後退駆動し、他端に前記本体ケースの背面側から正面方向への押圧を受けて前記係止部を前記作動レバー収納部から前記ハンドル装着部の他端方向に離脱回動し、前記操作ハンドルのフックから独立して前記ラッチを後退駆動する作動レバーと、
前記ロックプレート取付部に当該ロックプレート取付部と前記ラッチの係止溝との間を傾動可能に取り付けられ、ばね手段により常態として前記ラッチの係止溝に係合し、前記ラッチの後退規制するロックプレートと、
前記錠前ユニット挿着部に挿着されて前記本体ケース正面の開口に鍵穴表出され、前記鍵穴に差し込まれる鍵の操作によりロータを回転する形式の錠前ユニット、及び前記錠前ユニットのロータに連結され、前記錠前ユニットの解錠操作により、前記ロックプレートを前記ロックプレート取付部に押圧係合して、前記ロックプレートと前記ラッチの他端との係合を解除し、前記錠前ユニットの施錠操作により、前記ロックプレートに対する押圧係合を解除し、前記ロックプレートを前記ばね手段の付勢力により前記ラッチの係止溝に係合させるロックカムと、
一端に押圧部を有し、他端に押圧作動部を有し、前記作動レバーの中間部で前記ハンドル装着部の前記ハンドル回転軸よりも前記作動レバーの他端側に前記ハンドル回転軸と平行に配設される軸を介して回動可能に取り付けられて、前記押圧部が前記ロックプレート上に配置されるとともに前記押圧作動部が前記押棒挿通部と前記作動レバーの他端との間に配置され、他端に前記本体ケースの背面側から正面方向の押圧を受けて、前記押圧作動部で前記作動レバーの他端を押圧回動するとともに、前記押圧部で前記ロックプレートを前記ロックプレート取付部に押圧傾動するリセットレバーと、
扉の背面側から扉を通して前記押棒挿通部に挿通され、前記リセットレバーの前記押圧作動部を前記本体ケースの背面から正面方向へ押圧するための押棒と、
を備え、
庫外の前記操作ハンドルを起立方向に回動操作することにより、前記操作ハンドルのフック及び前記作動レバーの係止部で前記ラッチを後退駆動して前記ラッチを前記受け部から離脱し、
庫内の前記押棒の押し操作により、前記リセットレバーにより前記ロックプレートと前記ラッチの他端との係合を解除するとともに、前記作動レバーを前記操作ハンドルの前記作動レバー収納部から離脱回動し、前記作動レバーの前記係止部で前記ラッチを後退駆動する、
ことを要旨とする。
また、このハンドルは次のように具体化されることが好ましい。
(1)操作ハンドルのフックは、前記操作ハンドル背面の一端で幅方向中央に形成され、前記操作ハンドルの作動レバー収納部は、前記操作ハンドル背面の一端で前記フックの両側に前記作動レバーが嵌合可能な溝形に形成され、前記作動レバーは、一対のレバー部材からなり、前記作動レバー収納部に収納される。
(2)操作ハンドルのフックは、略カマ状に形成され、作動レバーは、全体が略への字形に形成されて、係止部が前記操作ハンドルのフックと略同じカマ状に形成され、リセットレバーは、全体が略への字形に形成されて、押圧部が略ナタ状に形成され、押圧作動部が略羽状に形成される。
(3)本体ケースのラッチ取付部は、常態のラッチの設置位置において前記ラッチの長さ方向中間部に前記本体ケースの開口部に対向して立設され、コイルスプリングの端部を押え可能な略平板状の第1のばね押え部材と、前記ばね押え部材に近接して並設され、コイルスプリングの端部側の周囲を押え可能な略半円形の保持部を有する第2のばね押え部材とを有し、ラッチは、一端側を断面コ字形爪形に形成されて連結される一対のフレームからなり、ラッチ全体の外形をなす本体部と、前記本体部の各フレームの一端側の断面コ字形内に嵌め込み固定され、ラッチの爪部をなす爪部材と、前記本体部の各フレームの他端間に架設され、操作ハンドルのフック、作動レバーの係止部に係合される前記ラッチの他端をなすラッチ軸とを有し、前記爪部材のラッチ他端方向に向けられる面にコイルスプリングの端部が嵌合可能に凹部が形成されて、前記ラッチは前記ラッチ取付部に設置され、前記ラッチのばね部材として大径のコイルスプリングに小径のコイルスプリングが組み込まれてなる2重のコイルスプリングが一端を前記爪部材の前記凹部に嵌合され、他端を前記ラッチ取付部内の前記第1のばね押え部材により、他端の周囲を前記第2のばね押え部材により押えられて、前記爪部材と前記第1のばね押え部材との間に配置される。

発明の効果

0008

本発明のセフティーハンドルによれば、作動レバーを、一端に係止部を設け、ハンドル装着部のハンドル回転軸に回動可能に取り付けて、一端側を操作ハンドルの作動レバー収納部に離脱可能に収納し、他端を押棒挿通部に延ばし、操作ハンドルの起立方向の回動操作により操作ハンドルのフックとともに係止部をハンドル装着部の他端方向に回動させてラッチを後退駆動し、他端に本体ケースの背面側から正面方向への押圧を受けて係止部を作動レバー収納部からハンドル装着部の他端方向に離脱回動し、操作ハンドルのフックから独立してラッチを後退駆動するようにし、リセットレバーを、一端に押圧部を設け、他端に押圧作動部を設け、作動レバーの中間部でハンドル装着部の枢軸よりも作動レバーの他端側にハンドル回転軸と平行に配設される軸を介して回動可能に取り付けて、押圧部をロックプレート上に配置するとともに押圧作動部を押棒挿通部と作動レバーの他端との間に配置し、他端に本体ケースの背面側から正面方向の押圧を受けて、押圧作動部で作動レバーの他端を押圧回動するとともに、押圧部でロックプレートをロックプレート取付部に押圧傾動させるようにしたので、作動レバーを操作ハンドルのフックにより補強することができ、また、この構造により、作動レバーを操作ハンドルのフックの両側に並列に、リセットレバーを操作ハンドルと同一の列に配置することができ、このようにすることで、リセットレバーの配置スペースを十分に確保して、リセットレバーに厚みを増やして補強することができ、さらに、操作ハンドル、作動レバー、リセットレバー間を簡単な構造にして、作動レバー、リセットレバーをがたつきなく取り付けることができ、これにより、操作ハンドルによるラッチの進退駆動を確実かつ円滑に行うことができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。

図面の簡単な説明

0009

本発明の一実施の形態に係る密閉用セフティーハンドルの構成を示す図((a)は正面図(b)は平面断面図(c)は背面図)
同セフティーハンドルの特にケースの構成を示す図((a)は正面図(b)は平面図(c)は背面図)
同セフティーハンドルの特に取付ベースの構成を示す図((a)は正面図(b)は平面図(c)は平面断面図)
同セフティーハンドルの特にケースの溝とキャップの構成を示す図(断面図)
同セフティーハンドルの特にケースの軸受の構成を示す図(断面図)
同セフティーハンドルの特にケースの軸受と操作ハンドルのハンドル回転軸の構成を示す図(断面図)
同セフティーハンドルの特にケースの軸受と操作ハンドルのハンドル回転軸の構成を示す図(分解斜視図)
同セフティーハンドルの特にラッチの軸受の構成を示す図((a)は正面図(b)は平面図(c)は背面図(d)は左端面図
同セフティーハンドルの特に操作ハンドルの構成を示す図((a)は正面図(b)は平面図(c)は平面断面図(d)は背面図)
同セフティーハンドルの特に作動レバーの構成を示す図(平面図)
同セフティーハンドルの特にロックプレートの構成を示す図((a)は正面図(b)は平面図)
同セフティーハンドルの特にロックカムの構成を示す図(断面図)
同セフティーハンドルの特にリセットレバーの構成を示す図((a)は平面図(b)は正面図)
同セフティーハンドルの貯蔵庫の扉への取り付け例を示す図(平面断面図)
同セフティーハンドルの動作を示す図(平面断面図)
同セフティーハンドルの動作を示す図(平面断面図)
同セフティーハンドルの動作を示す図(平面断面図)
同セフティーハンドルの動作を示す図(平面断面図)
同セフティーハンドルの動作を示す図(平面断面図)
従来の扉用ロックハンドル装置の構成を示す図(正面図)
同扉用ロックハンドル装置の内部構成を示す図(平面断面図)

実施例

0010

次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1に密閉用セフティーハンドルハンドル(以下、単にセフティーハンドルという。)を示している。

0011

図1に示すように、セフティーハンドルHは、業務用冷蔵庫やプレハブ冷凍冷蔵庫など大型の貯蔵庫の出し入れ口を密閉する扉の正面回動側の一端、この場合、左端に取り付けられ、貯蔵庫の出し入れ口の左側縁部に固定される受け部に庫外のハンドル操作によりラッチを係脱し、庫内の押棒操作によりラッチと受け部との係合を解除する形式のもので、本体ケース1と、本体ケース1の一端側、この場合、左端側に取り付けられ、本体ケース1の一端面、この場合、左端面の開口部11から爪部22が出没可能に配置され、本体ケース1内の作動レバー5、リセットレバー6、錠前ユニット7、ロックプレート8からなるラッチ駆動機構Dに作動連結されるラッチ2と、本体ケース1の他端側、この場合、右端側で正面の中間部から他端面、この場合、右端面にかけて形成される開口13内にハンドル回転軸32を介して起伏回動可能に装着され、本体ケース1内のラッチ駆動機構Dに作動連結される操作ハンドル3と、本体ケース1の背面に正面の開口13に対向して形成される押棒挿通部19に挿通され、本体ケース1内のラッチ駆動機構Dに作動連結される押棒3(図14参照)とを備えて構成される。

0012

本体ケース1は、アルミニウム合金により形成され、図2図3に示すように、本体ケース1の正面及びその周囲の各面(上側面、左端面、下側面、右端面)をなすケース10と、アルミニウム合金により形成され、本体ケース1の背面をなす取付ベース17とからなり、全体として横に長い箱形に形成され、一端側、この場合、左端側が、一端面、この場合、左端面に開口部11を有するラッチ取付部12、他端側、この場合、右端側が正面の上下方向中間で、左右方向中間部から他端面、この場合、右端面にかけて開口13を有するハンドル装着部14、ラッチ取付部12とハンドル装着部14との間が正面に開口15を有する錠前ユニット取付部16で、背面の取付ベース17に錠前ユニット取付部16に対向してロックプレート取付部18、ハンドル装着部14に対向して押棒挿通部19がそれぞれ設けられる。
この場合、ケース10は、図2に示すように、ラッチ2の進退方向に対して直角方向の断面の基本形状が略等脚台形で、上下の両側面が正面側から背面側に向けて末広がりに、かつ正面とその周囲の各面(上側面、左端面、下側面、右端面)との間及び正面の周囲の各面(上側面、左端面、下側面、右端面)間が曲線的に形成され、さらに、上下の各側面の左端側にそれぞれ左端面に向けて漸次幅狭になるテーパが付けられて、全体として略流線形をなす。なお、ケース10の背面は略船形の開口100になっている。
また、このケース10の末広がりに傾斜された上下両側面の左右両端側にそれぞれ背面に対して略直角に各側面の外面側から内面側に向けて略U字形に溝101が形成されて、各溝101の奥側の面にこのケース10(つまり、このセフティーハンドルH)を扉に取り付けるための取付ねじ挿通孔102が穿設され、各溝101に各側面と一体的な面をなすキャップ107(図1(a)参照)が溝側の係止部とキャップ側の被係止部との係合により着脱可能に装着される。この場合、ケース10上下両側面の各溝101の反対側、すなわち、ケース10の内面には、図2(c)に示すように、各溝101を包囲するように断面略U字形の柱状に形成された取付ボス103が設けられ、これらの取付ボス103はそれぞれケース10の背面開口100まで延ばされ、奥側の面の取付ねじ挿通孔102はこの取付ボス104を貫通してケース背面100に開口される。また、各溝101において溝側の係止部は、図4に示すように、溝101の取付ねじ挿通孔102側の開口縁部に突出される凸状部105と、断面略U字形の内周面周方向略中央に本体ケース1の正面側から背面側に向けて形成されるスリット106とからなり、キャップ側の被係止部は、キャップ107の溝101の取付ねじ挿通部102側に対応する端部の表面側半部に形成され、溝側の係止部の凸状部105が嵌合可能な凹部109、及び当該端部の裏面側半部に形成され、溝側の係止部の凸状部105の内側に係合可能な凸部110を有する係止端111と、キャップ107の裏面の溝101のスリット106の正面側端部に対向する位置に溝側の係止部のスリット106に挿入可能に突設され、先端にスリット106の縁部内面、この場合、スリット106の正面側端部の縁部内面に係合可能な爪112を有する係止爪113と、キャップ107の裏面の係止端111の両側に溝101の断面略U字形の内周面に当接し、キャップ107を溝101上で支持するための一対の支持部114とからなる。しかして各キャップ107は、キャップ107の一対の支持部114を溝101の内周面に当接させてキャップ107を溝101上に支持しながら、キャップ107の係止端111の凹部109及び凸部110と溝101の凸状部105とを係合させ、キャップ107の係止爪113を溝101のスリット106に挿入して押し込むことにより、係止爪113先端の爪112が溝101のスリット106の端部縁部の外面を乗り超えてこの端部縁部の内面に係合され、この係止爪113とスリット106縁部との係合により、各溝101に各キャップ107の表面がケース10の各側面と略面一となって嵌め込み固定される。
また、このケース10には、図2(b)に示すように、上下両側面の他端、この場合、右端で正面側の縁部に近接する位置に、南京錠掛け金用の穴104が円形に穿設され、後述する操作ハンドル3とともに南京錠の掛け金が通されて、操作ハンドル3を南京錠で施錠可能としてある。
さらに、このケース10の内部には、図2(c)に示すように、ケース10背面の開口100に嵌め込まれる取付ベース17を固定するためのねじ孔を有する取付ボス115が併せて形成される。この場合、取付ボス115は右端面の内面略中央と、上下両側面の内面左端部側にそれぞれ形成される。
また、この本体ケース1において、ラッチ取付部12には、図2(c)に示すように、常態のラッチ2の設置位置でラッチ2の長さ方向中間部に本体ケース1の開口部11に対向して立設され、コイルスプリングの端部を押え可能な略平板状の第1のばね押え部材116と、図3(a)に示すように、このばね押え部材116に近接して並設され、コイルスプリングの端部側の周囲を押え可能な略半円形の保持部を有する第2のばね押え部材117とを有する。この場合、第1のばね押え部材116は略平板状でケース10正面の内面に背面に向けて立設され、第2のばね押え部材117は略平板状で先端に略半円形の保持部を有し、取付ベース17にケース10の正面に向けて立設される。
さらに、この本体ケース1において、ケース10正面の中央部から右端面にかけて形成される開口13の左端側で当該開口13の上下両側の内側面にそれぞれ、図5に示すように、ハンドル回転軸32のための軸受118が形成される。この場合、軸受118は、開口13の上下両側の内側面においてハンドル回転軸32の径と略同じ深さの断面略U字形に形成される凹部119と、この凹部119上に跨って設置され、取付ねじにより固定されるプレート123とからなる。また、この場合、各凹部119は、図6に示すように、開口13の上下の各縁部からケース10の上下の各側面までの間に各側面を穿つことなく形成され、また、開口13側から順次ハンドル回転軸32の径より少し大きい大径部120、ハンドル回転軸32の径と略同じか僅かに大きい中径部122、ハンドル回転軸32の径よりも小さい小径部121、ハンドル回転軸32の径と略同じか僅かに大きい中径部122が形成されて、中径部122と中径部122との間の小径部121が突状補強部になっている。
一方、取付ベース17は、図3に示すように、ケース10の背面開口100に嵌合可能な略船形のプレートからなり、ケース10に取り付けられて内面となる一方の面には、左端側にラッチ2の設置面が形成され、ケース10の錠前ユニット取付部16に対向する位置を含む中間にロックプレート取付部18がロックプレート8が嵌合可能にロックプレート8と略同じ外形の凹状に形成され、この取付ベース17の右端部側にハンドル装着部14に対向して押棒挿通部19が円形に貫通して形成される。また、この取付ベース17の上下両側部には、ケース10の各溝101のケース10内面に形成された各取付ボス103に対応する位置にそれぞれ、各取付ボス103の端部が嵌合可能な略U字形の切り欠き124が形成され、上下両側部及び右端部でケース10内面に形成された各取付ボス115に対向する位置にそれぞれ、取付ねじ挿通孔125が貫通形成される。
このようにして本体ケース1は各部にラッチ2、後述するラッチ駆動機構Dを構成する各部材、操作ハンドル3、押棒4が組み付けられて、ケース10背面の開口100に取付ベース17が取り付けられる。この場合、取付ベース17は、各切り欠き124にケース10内面の各取付ボス103が嵌合されてケース10背面の開口100内に嵌め込まれ、取付ねじs1が取付ベース17の各取付ねじ挿通孔125に挿通され、ケース10内面の各取付ボス115のねじ孔に締結されて、ケース10の背面に固定される。

0013

図1において、ラッチ2は、ポリアセタール樹脂ステンレス鋼とにより形成され、一端、この場合、左端に爪部22を有し、背面の他端側、この場合、背面の右端側に係止溝23を有し、ラッチ取付部12に本体ケース1の両端方向に進退可能に配置され、かつばね部材により常態としてラッチ取付部12の開口部11に向けて付勢されて爪部22が当該開口部11から突出される。
この場合、ラッチ2は、図8に示すように、ステンレス鋼により形成され、左端側を断面コ字形で爪形に形成されて連結される一対のフレーム21からなり、ラッチ2全体の外形をなす本体部20と、ポリアセタール樹脂により形成され、本体部20の各フレーム21の左端側の断面コ字形内に嵌め込み固定され、ラッチ2の爪部22をなす爪部材221と、ステンレス鋼により形成され、本体部20の各フレーム21の他端間に架設され、操作ハンドル3のフック31、作動レバー5の係止部52に係合されるラッチ2の右端をなすラッチ軸24とにより構成される。
本体部20をなす一対のフレーム21はそれぞれ、一端がナイフブレード形状に形成され、左端の内面に凸起211、左端の背面側縁部にカシメ用に切り抜かれた凸状部212、右端にラッチ軸挿通孔213、右端の背面側縁部に係止溝23を有する一対の上下両側面フレーム21aと、この上下両側面フレーム21aの左端から右端方向所定の範囲の上下両側面フレーム21a間に形成されて上下両側面フレーム21aを連結し、既述のカシメ用の凸状部212よりも少し左端側となる位置にカシメ用に切り起された突状片214を有する中間フレーム21bとからなる。爪部材221は、ポリアセタール樹脂により形成され、一対のフレーム21の左端からカシメ用の突状片214までの上下両側面フレーム21aと中間フレーム21bに囲まれた範囲に嵌合可能な断面ナイフブレード形状のブロックからなり、正面の左端に本体部20の中間フレーム21bの左端に係合可能な突状部215、上下両側面に本体部20の各凸起211に係合可能な溝216、背面の右端側の上下両側縁部に本体部20のカシメ用の各凸状部212に係合可能な溝217、右端面(爪部材221のラッチ2他端方向に向けられる面)にコイルスプリングの端部が嵌合可能な円形の凹部218及びこの凹部218の底面にさらに本体部20のカシメ用の突状片214に係合可能な凹部219を有する。ラッチ軸24はステンレス鋼からなるピンである。
しかしてラッチ2は、本体部20の左端側に爪部材221が本体部20の各凸起211と爪部材221の各溝216とを係合されて嵌め込まれ、上下両側面フレーム21aのカシメ用の各凸状部212及び中間フレーム21bの突状片214が爪部材221の各溝217及び凹部219にカシメられて固定され、本体部20の右端のラッチ軸挿通孔213間にラッチ軸24が通され、ラッチ軸24の両端がカシメられて回転可能に架け渡される。
このようにしてラッチ2は、図1に示すように、ラッチ取付部12に本体ケース1の左右両端方向に進退可能に設置され、ラッチ2のばね部材として大径のコイルスプリング25Lに小径のコイルスプリング25Sが組み込まれてなる2重のコイルスプリング25が左端を爪部材221の凹部218に嵌合され、右端をラッチ取付部12の第1のばね押え部材116により、左端の周囲をラッチ取付部12の第2のばね押え部材117により押えられて、爪部材221と第1のばね押え部材116との間に配置されて、この2重のコイルスプリング25により常態としてラッチ取付部12の開口部11に向けて付勢されて、爪部22が当該開口部11から突出される。

0014

図1において、操作ハンドル3は、アルミニウム合金により形成され、背面の一端側、この場合、枢支側の端部側(図中、左端部側)にフック31(図9参照)及び作動レバー収納部30を有し、フック31とラッチ2のラッチ軸24が係合可能に左端側がハンドル装着部14にハンドル回転軸32を介して連結されて、ハンドル装着部14の開口13内に起伏回動可能に装着され、ハンドル装着部14から起立方向への回動操作によりフック31をハンドル装着部14右端方向に回動させてラッチ2を後退駆動する。
この場合、操作ハンドル3は、図9に示すように、左端部側がハンドル装着部14の開口13内に嵌合可能なハンドルレバー3aと、ハンドルレバー3aの右端に連続してハンドル装着部14の開口13から外部に延びるハンドルグリップ3bとからなり、ハンドルレバー3a及びハンドルグリップ3bの正面はケース10の正面と一体的に曲面形状になっている。そして、ハンドルレバー3aの背面は上下両側縁に沿って上下両側片311が平板状に突出されて溝形に形成される。上下両側片311は左端から枢支部分付近までが突出長の小さい小片部311Sでその右端側が突出長を大きくした略矩形状の大片部311Lとしてある。各小片部311Sにハンドル回転軸32を通すための軸挿通部310が形成される。
フック31は、操作ハンドル3背面の左端で幅方向中央、すなわち上下両側片の小片部311S間に略カマ状に突出形成され、操作ハンドル3の作動レバー収納部30は、操作ハンドル3背面の左端でフック31の上下両側に作動レバー5が嵌合可能に溝形に、すなわち、フック31と上下両側片311の小片部311Sとの間に形成される。なお、ハンドル回転軸32を通すための軸挿通部310は各小片部311Sにおいてフック31の回転中心となる位置に設けられる。
また、この操作ハンドル3のハンドルレバー3aの他端、この場合、右端部に、ケース10の上下両側面の右端で正面側の縁部に近接する位置に形成された南京錠の掛け金用の穴104に連通する穴33が円形に穿設され、操作ハンドル3がハンドル装着部14の開口13内に倒伏された状態で、これらの穴104、33が連通され、南京錠の掛け金が挿通可能になっている。これにより、操作ハンドル3を南京錠で施錠可能にしてある。
しかして操作ハンドル3は、作動レバー収納部30に後述の作動レバー5が収納されて、左端側の上下両側片311の小片部311S間に作動レバー5とともにフック31を貫通してハンドル回転軸32(図1参照)が通され、図7に示すように、ハンドル回転軸32が本体ケース1の正面の開口13の左端側で当該開口13の両側の内側面にそれぞれ形成される軸受118に支承されて、本体ケース1の開口13内に装着される。この場合、ハンドル回転軸32は、図6に示すように、両端側にそれぞれ小径部321を有し、両端側が軸受118の略U字形の凹部119に挿入されて、両端側の小径部321の内側の部分が凹部119の大径部120、中径部122に嵌合され、小径部321が小径部121、すなわち突状補強部121に係合され、小径部321の外側の部分が中径部122に嵌合される。そして、この状態で、図7に示すように、凹部119上にプレート123が跨って設置され、取付ねじにより固定される。

0015

図1において、ラッチ駆動機構Dの一部をなす作動レバー5は、ステンレス鋼により形成され、一端、この場合、左端に係止部52を有し、係止部52とラッチ2のラッチ軸24が係合可能にハンドル装着部14のハンドル回転軸32に回動可能に取り付けられて、左端側が操作ハンドル3の作動レバー収納部30に離脱可能に収納され、右端が押棒挿通部19に延び、操作ハンドル3の起立方向の回動操作により操作ハンドル3のフック31とともに係止部52をハンドル装着部14の右端方向に回動させてラッチ2を後退駆動し、右端に本体ケース1の背面側から正面方向への押圧を受けて係止部52を作動レバー収納部30からハンドル装着部14の右端方向に離脱回動し、操作ハンドル3のフック31から独立してラッチ2を後退駆動する。
この場合、作動レバー5は、図10に示すように、一対のレバー部材51からなり、各レバー部材51は全体が略への字形に形成され、左端に係止部52が操作ハンドル3のフック31と略同じカマ状に形成される。そして、各レバー部材51の左端において係止部52の回転中心となる位置にハンドル回転軸32を通すための軸挿通部50が設けられる。また、この作動レバー5は各レバー部材51の中間部でハンドル装着部14のハンドル回転軸32よりも右端側の位置の間にハンドル回転軸32と平行にリセットレバー6を取り付けるための軸53が架設される。
しかして作動レバー5は、図1に示すように、各レバー部材51の左端側が操作ハンドル3の作動レバー収納部30に嵌め込まれて収納され、既述のとおり、軸挿通部50に操作ハンドル3に通されるハンドル回転軸32が挿通され、右端側が操作ハンドル3のハンドルレバー3a背面の上下両側片311の各小片部311Sの内側に沿って(図9参照)取付ベース17の押棒挿通部19まで延ばされる。これにより、作動レバー5はが操作ハンドル3のフック31により補強され、作動レバー収納部30内にがたつきなく取り付けられる。

0016

図1において、ラッチ駆動機構Dの一部をなすロックプレート8は、ステンレス鋼により形成され、取付ベース17のロックプレート取付部18にこのロックプレート取付部18とラッチ2背面の係止溝23との間を傾動可能に取り付けられ、ばね手段54により常態としてラッチ2の係止溝23に係合し、ラッチ2の後退を規制する。
この場合、ロックプレート8は、図11に示すように、全体が平板状で、右端に取付ねじ挿通孔80を有する矩形状の固定部81と、固定部81から左側に正面方向斜めに延び、左端側に上下に突出される張り出し部821を有する可動部82と、可動部82の左側に正面方向の屈曲部83を介して延びる受圧部84とからなり、受圧部84は可動部82よりも小さい略五角形に形成され、上側の斜めの縁部に背面方向に斜めに延びるガイド片841が形成される。
しかしてロックプレート8は、図1に示すように、ロックプレート取付部18に設置され、受圧部84とロックプレート取付部18との間にばね手段としてコイルスプリング85が介在されて、固定部81が取付ねじにより固定され、本体ケース1内において、可動部82の上下の各張り出し部821(図11参照)がラッチ2の係止溝23に係合され、受圧部84(図11参照)が錠前ユニット挿着部16に対向配置される。

0017

図1において、ラッチ駆動機構Dの一部をなす錠前ユニット7は、錠前ユニット挿着部16に挿着されて本体ケース1正面の開口15に鍵穴70を表出され、鍵穴70に差し込まれる鍵Kの操作によりロータ71を回転する形式で、錠前ユニット7のロータ71の先端にロックカム72が連結され、錠前ユニット7の解錠操作により、ロックカム72でロックプレート8をロックプレート取付部18に押圧係合して、ロックプレート8とラッチ2の係止溝12との係合を解除し、錠前ユニット7の施錠操作により、ロックカム72のロックプレート8に対する押圧係合を解除し、ロックプレート8をコイルスプリング85の付勢力によりラッチ2の係止溝23に係合させる。
この場合、錠前ユニット7は所謂シリンダー錠である。ロックカム72は、図12に示すように、一端、この場合、正面側に向けられる端部に取付ねじ挿通孔を有する円筒部721と、円筒部721の他端縁部、この場合、背面側に向けられる縁部の一部から円弧状に延び、片側一方の側縁部、この場合、ロックプレート8のガイド片841に対応する側縁部が螺旋状に形成される円弧状カム部722とからなる。このロックカム72は、円筒部721が錠前ユニット7のロータ71の端部に同心的に配置され、取付ねじ挿通孔から通される取付ねじにより固定される。
しかして錠前ユニット7は、図1に示すように、錠前ユニット挿着部16に挿着固定されて、鍵穴70が本体ケース1の正面に表出され、ロックカム72は本体ケース1内でロックカム72の円弧状カム部722がロックプレート8のガイド片841の縁部と受圧部84との間で係合可能にロックプレート8に対向配置される。

0018

図1において、ラッチ駆動機構Dの一部をなすリセットレバー6は、ステンレス鋼により形成され、一端、この場合、左端に押圧部611を有し、他端、この場合、右端に押圧作動部612を有し、作動レバー5の中間部でハンドル装着部14のハンドル回転軸32よりも作動レバー5の右端側にハンドル回転軸32と平行に配設される軸53を介して回動可能に取り付けられて、押圧部611がロックプレート8上に配置されるとともに押圧作動部612が押棒挿通部19と作動レバー5の右端との間に配置され、右端の押圧作動部612に本体ケース1の背面側から正面方向の押圧を受けて、押圧作動部612で作動レバー5の右端を押圧回動するとともに、押圧部611でロックプレート8をロックプレート取付部18に押圧傾動させる。
この場合、リセットレバー6は、一対のレバー部材61が重合されてなる。各レバー部材61は全体が略への字形に形成され、押圧部611が略ナタ状に形成され、押圧作動部612が略羽状に形成され上下方向に張り出される。そして、各レバー部材61の中間部正面側の縁部でリセットレバー6の回動中心となる位置に軸53を通すための軸挿通部613が形成される。
しかしてリセットレバー6は、図1に示すように、操作ハンドル3のハンドルレバー3aの背面上で上下両側片311間(図9参照)に配置され、各レバー部材61の軸挿通部613に作動レバー5の各レバー部材51の中間部間にハンドル回転軸32と平行に架け渡される軸53が挿通されて、押圧作動部612で作動レバー5の右端を押圧回動可能に、押圧部611でロックプレート8をロックプレート取付部18に押圧傾動可能に取り付けられる。作動レバー5が操作ハンドル3の作動レバー収納部30内に収納されたことで、操作ハンドル3の背面上でリセットレバー6の配置スペースを十分に確保することができ、これにより、リセットレバー6は厚みを増やして補強することができ、作動レバー5の軸53にスペーサリングを介してがたつきなく取り付けることができ、操作ハンドル3、作動レバー5、リセットレバー6間を簡単な構造にすることができる。

0019

押棒4は、図14に示すように、扉Dの背面側から扉Dを通して押棒挿通部19に挿通され、リセットレバー6の押圧作動部612を本体ケース1の背面から正面方向へ押圧可能に組み込まれる。
この場合、押棒4は、シャフト41と、シャフト41の基端に着脱可能に取り付けられる押圧ノブ42とからなる。シャフト41は扉Dの背面から正面に貫通して形成された押棒挿通部D0を通して、先端が取付ベース17の押棒挿通部19に配置され、基端側はラッチ駆動機構Dの作動に必要なストロークを確保された所定の長さが貯蔵庫F内に突出されて、押圧ノブ42が貯蔵庫F内に配置される。
しかして押棒4は、貯蔵庫F内で押圧ノブ42を押してシャフト41を扉Dの外に向けて所定のストロークだけ移動すると、シャフト41の先端がリセットレバー6の押圧作動部612を押して、この押圧作動部612で作動レバー5の右端を押圧回動し、押圧部611でロックプレート8をロックプレート取付部18に押圧傾動するように構成される。

0020

このようにしてセフティーハンドルHは、錠前ユニット7によりロックプレート8とラッチ2の係止溝23との係合が解除された状態で、庫外の操作ハンドル3をコイルスプリング25の付勢力に抗して起立方向に回動操作することにより、操作ハンドル3のフック31及び作動レバー5の係止部52でラッチ2を後退駆動してラッチ2を受け部Bから離脱し、錠前ユニット7によりロックプレート8とラッチ2の係止溝23が係合された状態でも、庫内の押棒4の押し操作により、リセットレバー6によりロックプレート8とラッチ2の係止溝23との係合を解除するとともに、作動レバー5を操作ハンドル3の作動レバー収納部30から離脱回動し、作動レバー5の係止部52でラッチ2を後退駆動するようになっている。

0021

図14にこのセフティーハンドルHの扉Dへの取り付け例を示している。
図14に示すように、貯蔵庫Fの正面の出し入れ口F0の一方の側縁部には、所定の位置に、断面略L字形の受け部Bが前方に突出して固着され、セフティーハンドルHは、出し入れ口F0を開閉する扉Dの正面で回動側の端部所定の位置にラッチ2が受け部Bに係合可能に取り付けられる。
この場合、まず、本体ケース1の上下両側面の各溝101からキャップ107を取り外し、取付ベース17から押棒4を引き抜く(図1参照)。なお、キャップ107を取り外すときは、キャップ107の係止端111と溝101の凸状部105との間にマイナスドライバーの先端を差し込み、この先端でキャップ107を持ち上げることにより、キャップ107を溝101から簡単に取り外すことができる(図4参照)。続いて、ラッチ2を受け部Bに向けて扉Dの所定の位置に取付ベース17を当接し、扉Dの押棒挿通孔D0と取付ベース17の押棒挿通部19とを合わせて、扉Dの背面側から押棒4を押棒挿通孔D0に通して押棒4の先端を取付ベース17の押棒挿通部19に配置する。次いで、本体ケース1の上下両側面の各溝101から外部に現れた各取付ねじ挿通孔102に取付ねじを通し、各取付ねじを扉D側のねじ締結部に締め込んで固定する(図1参照)。これにより、常態として本体ケース1の左端開口部11から突出されるラッチ2を貯蔵庫F側の受け部Bに係合させる。そして、本体ケース1の各溝101にキャップ107を溝側の係止部とキャップ側の被係止部との係合により装着する。この場合、キャップ107裏面の一対の支持部114を溝101の内周面に当接させて溝101上に支持し、キャップ107の係止端111の凹部109及び凸部110と溝101の凸状部105とを係合させ、キャップ107の係止爪113を溝101のスリット106に挿入して押し込むことにより、係止爪113先端の爪112を溝101のスリット106の端部縁部の外面を乗り超えてこの端部縁部の内面に係合させる(図4参照)。これにより、本体ケース1の各溝101は各取付ねじとともに本体ケース1の上下両側面上に現れない。また、操作ハンドル3はハンドル回転軸32がケース10内部の軸受118に支承されているので、ハンドル回転軸32は本体ケース1の両側面上に露出されない。しかも、本体ケース1は、ケース10のラッチ2の進退方向に対して直角方向の断面の基本形状が略等脚台形で、上下の両側面が正面側から背面側に向けて末広がりに、かつ正面とその周囲の各面との間及び正面の周囲の各面間が曲線的に形成され、さらに、上下の各側面の左端側にそれぞれ左端面に向けて漸次幅狭になるテーパが付けられて、全体として略流線形になっていて、操作ハンドル3がこの流線形の本体ケース1の正面に一体的に嵌合されているので、全体としてデザイン意匠的効果に優れ、また、本体ケース1の表面は塵埃が溜まりにくく、拭き掃除をする場合でも、障害になる箇所が極めて少なく、清掃もしやすくなっている。

0022

図15乃至図19にこのセフティーハンドルの具体的な使用例を示している。
図15に示すように、通常、貯蔵庫Fの出し入れ口F0は扉Dにより閉じられており、この状態がセフティーハンドルHにより保持される。すなわち、ラッチ2がばね部材25により常態としてラッチ取付部112の開口部11に向けて付勢され、ラッチ2左端の爪部22が開口部11から突出されて、受け部Bに係合される。この場合、ばね部材25が2重のコイルスプリングになっているので、十分な付勢力が得られ、ラッチ2と受け部Bは確実かつ安定的に係合される。そして、この状態では、本体ケース1内においてロックプレート取付部18のロックプレート8がばね手段85の付勢力によりロックプレート取付部18からラッチ2方向に傾動されてラッチ2の係止溝23に係合され、錠前ユニット7は施錠状態でロックカム72の円弧状カム部722がロックプレート8のガイド片841の縁部に接するのみで、ラッチ2が後退駆動を規制されてロックされ、これによりラッチ2と受け部Bとの係合が保持される。つまり、操作ハンドル3を本体ケース1のハンドル装着部14から引き起し回動して、ラッチ2のラッチ軸24に係合されたフック31を作動レバー5の係止部52とともに回動させ、ラッチ2をラッチ取付部12の右端方向に後退させようとしても、ラッチ2の係止溝23にロックプレート8が係合されていてラッチ2の後退方向の動きが規制されるため、ラッチ2と受け部Bとの係合を解除することができない。したがって、錠前ユニット7の施錠を鍵で解除しない限り、扉Dを開けることができない。
なお、このセフティーケースHは、既述のとおり、ケース10の上下両側面の右端で正面側の縁部に近接する位置と、操作ハンドル3のハンドルレバー3aの右端部にそれぞれ、南京錠の掛け金用の穴が円形に穿設されており、操作ハンドル3がハンドル装着部14の開口13内に倒伏された状態で、これらの穴が連通されるので、これらの穴に南京錠の掛け金を通して施錠することができる。
そして、貯蔵庫Fの出し入れ口F0を開放するため、扉Dを開けるときは、図16に示すように、鍵Kを錠前ユニット7の鍵穴70に挿入してロータ71を解錠方向に回すことにより、ロックカム72の円弧状カム部722がロックプレート8先端のガイド片841から受圧部84に向けて回動されて受圧部84を押圧係合しながら、ロックプレート8全体をロックプレート取付部18に押圧傾動し、ラッチ2背面の係止溝23から離脱させる。これによりラッチ2の後退駆動の規制が解除される。そして、図17に示すように、操作ハンドル3を本体ケース1のハンドル装着部14から引き起し回動させることによって、ラッチ軸24に係合された操作ハンドル3のフック31、作動レバー5の係止部52がともにハンドル装着部14の右端方向に回動されて、ラッチ2がラッチ取付部12で後退駆動されて、ラッチ2と受け部Bとの係合が解除される。このまま操作ハンドル3を使って、扉Dを引き、貯蔵庫Fの出し入れ口F0を開放する。なお、この一連の操作ハンドル3の操作によるラッチ駆動機構Dの作動は、作動レバー5の補強とがたつきのない確実な取り付けにより、確実かつ円滑に行われる。また、この操作ハンドル3の操作に際し、ハンドル回転軸32に負荷が掛かり、軸受118に本体ケース1を外側に広げようとする力が作用しても、軸受118の各小径部121とハンドル回転軸32の突状補強部321との係合により(図6参照)、その力が軽減され、本体ケース1が保護される。
また、扉Dを閉じるときは、反対に、操作ハンドル3を使って、扉Dを押して、貯蔵庫Fの出し入れ口F0を閉塞し、操作ハンドル3をばね部材25の付勢力により回動させてハンドル装着部14に戻すことにより、操作ハンドル3のフック31、作動レバー5の係止部がともにハンドル装着部14の左端方向に回動されて、ラッチ2がラッチ取付部12で前進駆動され、ラッチ2と受け部Bが係合される。そして、錠前ユニット7の鍵を施錠方向に回すことにより、ロックカム72の円弧状カム部722をロックプレート8先端の受圧部84からガイド片841に向けて回動し受圧部84に対する押圧係合を解きながら、ロックプレート8全体をばね手段85によりロックプレート取付部18からラッチ2に向けて押圧傾動し、ラッチ2背面の係止溝23に係合させる。これによりラッチ2の後退駆動が規制され、ロック状態になる。
また、作業者が出し入れ口F0を通じて貯蔵庫F内に入り、貯蔵物を出し入れするため、作業者が貯蔵庫F内で作業をしている間に扉Dが閉じられて、閉じ込められた場合は、庫内で押棒4を押せばよい。すなわち、図18図19に示すように、庫内に配置される押棒4の押圧ノブ42を押して押棒4を庫外に向けて所定のストロークたけ押し込むと、本体ケース1内でシャフト41の先端によりリセットレバー6の押圧作動部612が押されてリセットレバー6が作動レバー5側に回動され、リセットレバー6の押圧部611でロックプレート8をロックプレート取付部18に押圧傾動するとともに、リセットレバー6の押圧作動部612で作動レバー5の右端を押圧回動する。これにより、錠前ユニット7は施錠状態のままで、ロックプレート8がロックプレート取付部18に押圧傾動されて、ラッチ2背面の係止溝23から離脱され、ラッチ2の後退駆動の規制が解除される。同時に、操作ハンドル3がハンドル装着部14内に倒伏された状態で、ラッチ軸24に係合された作動レバー5が操作ハンドル3の作動レバー収納部30からハンドル装着部14の右端方向に離脱回動されて、ラッチ2がラッチ取付部12で後退駆動されて、ラッチ2と受け部Bとの係合が解除される。このまま押棒4の押圧ノブ42を使って扉Dを押すと、扉Dが開き、貯蔵庫Fの出し入れ口F0が開放される。なお、この押棒4の操作によるラッチ駆動機構Dの作動は、作動レバー5及びリセットレバー6の補強とがたつきのない確実な取り付けにより、確実かつ円滑に行われる。したがって、作業者は貯蔵庫Fから安全に脱出することができる。

0023

以上説明したように、このセフティーハンドルHによれば、本体ケース1の左端側に取り付けられ、本体ケース1左端面の開口部11から爪部22が出没可能に配置され、本体ケース1内の作動レバー5、リセットレバー6、錠前ユニット7、ロックプレート8からなるラッチ駆動機構Dに作動連結されるラッチ2と、本体ケース1の右端側で正面の中間部から左端面にかけて形成される開口13内にハンドル回転軸32を介して起伏回動可能に装着され、本体ケース1内のラッチ駆動機構Dに作動連結される操作ハンドル3と、本体ケース1背面の取付ベース17に正面の開口13に対向して形成される押棒挿通部19に挿通され、本体ケース1内のラッチ駆動機構Dに作動連結される押棒4とを備え、錠前ユニット7を解錠した状態から、庫外の操作ハンドル3を起立方向に回動操作することにより、操作ハンドル3のフック31及び作動レバー5の係止部52でラッチ2を後退駆動してラッチ2を受け部Bから離脱させ、庫内の押棒4の押し操作により、錠前ユニット7が施錠状態でも、リセットレバー6を介してロックプレート8とラッチ2の係止溝23との係合を解除するとともに、作動レバー5を操作ハンドル3の作動レバー収納部30から離脱回動し、作動レバー5の係止部52でラッチ2を後退駆動するようにしたので、貯蔵庫Fの扉Dの通常の施錠、解錠を含む開閉動作に加え、貯蔵庫F内でも施錠状態で閉じられた扉Dを開くことができ、貯蔵庫F内に作業者が閉じ込められた場合に、貯蔵庫F内から安全に脱出することができる。
そして、このセフティーハンドルHでは、特に、作動レバー5は、左端に係止部52を有し、ハンドル装着部14のハンドル回転軸32に回動可能に取り付けられて、左端側が操作ハンドル3の作動レバー収納部30に離脱可能に収納され、右端が押棒挿通部19に延ばされ、操作ハンドル3の起立方向の回動操作により操作ハンドル3のフック31とともに係止部52をハンドル装着部14の右端方向に回動されてラッチ2を後退駆動し、また、作動レバー5の右端に本体ケース1の背面側から正面方向への押圧を受けることにより、係止部52を作動レバー収納部30からハンドル装着部14の右端方向に離脱回動し、操作ハンドル3のフック31から独立してラッチ2を後退駆動するようにし、また、リセットレバー6は、左端に押圧部611を有し、右端に押圧作動部612を有し、作動レバー5の中間部でハンドル装着部14のハンドル回転軸32よりも作動レバー5の右端側にハンドル回転軸32と平行に配設される軸53を介して回動可能に取り付けられて、押圧部611がロックプレート8上に配置されるとともに押圧作動部612が押棒挿通部19と作動レバー5の右端との間に配置され、押圧作動部612に本体ケース1の背面側から正面方向の押圧を受けて、押圧作動部612で作動レバー5の右端を押圧回動するとともに、押圧部6122でロックプレート8をロックプレート取付部18に押圧傾動させるようにしており、作動レバー5が操作ハンドル3の作動レバー収納部30に収納されて、通常は操作ハンドル3のフック31とともに駆動されるので、作動レバー5を操作ハンドル3のフック31により補強することができ、作動レバー収納部30内にがたつきなく取り付けることができ、また、作動レバー5が操作ハンドル3の作動レバー収納部30内に収納されることで、操作ハンドル3の背面上でリセットレバー6の配置スペースを十分に確保することができ、これにより、リセットレバー6を厚みを増やして補強することができ、作動レバー5の軸53にスペーサリングを介してがたつきなく取り付けることができ、操作ハンドル3、作動レバー5、リセットレバー6間を簡単な構造にすることができる。かかる構造により、操作ハンドル3の回動操作及び押棒4の押し操作によるラッチ2の進退駆動を確実かつ円滑に行うことができる。

0024

さらに、このセフティーハンドルHでは、次のような利点を有する。
(1)操作ハンドル3のフック31は、操作ハンドル3背面の左端で幅方向中央に形成され、操作ハンドル3の作動レバー収納部30は、操作ハンドル3背面の左端でフック31の両側に作動レバー5が嵌合可能な溝形に形成され、作動レバー5は、一対のレバー部材51からなり、作動レバー収納部30に収納されるようにしたので、作動レバー5を操作ハンドル3のフック31により十分に補強することができ、また、作動レバー5を作動レバー収納部30内に簡易にがたつきなく確実に取り付けることができる。
(2)操作ハンドル3のフック31は、略カマ状に形成され、作動レバー5は、全体が略への字形に形成されて、係止部52が操作ハンドル3のフック31と略同じカマ状に形成され、リセットレバー6は、全体が略への字形に形成されて、押圧部611が略ナタ状に形成され、押圧作動部612が略羽状に形成されるので、作動レバー5を作動レバー収納部30内に、より簡易にがたつきなく確実に取り付けることができ、リセットレバー6を操作ハンドル3の背面と同一の列で作動レバー5に、より簡易にがたつきなく確実に取り付けることができる。
(3)本体ケース1のラッチ取付部12は、常態のラッチ2の設置位置においてラッチ2の長さ方向中間部に本体ケース1の開口部11に対向して立設され、コイルスプリングの端部を押え可能な略平板状の第1のばね押え部材116と、このばね押え部材116に近接して並設され、コイルスプリングの端部側の周囲を押え可能な略半円形の保持部を有する第2のばね押え部材117とを有し、ラッチ2は、左端側を断面コ字形で爪形に形成されて連結される一対のフレーム21からなり、ラッチ2全体の外形をなす本体部20と、本体部20の各フレーム21の左端側の断面コ字形内に嵌め込み固定され、ラッチ2の爪部22をなす爪部材221と、本体部20の各フレーム21の右端間に架設され、操作ハンドル3のフック31、作動レバー5の係止部52に係合されるラッチ2の他端をなすラッチ軸24とを有し、爪部材221のラッチ2右端方向に向けられる面にコイルスプリングの端部が嵌合可能に凹部218が形成されて、ラッチ2はラッチ取付部12に設置され、ラッチ2のばね部材として大径のコイルスプリング25Lに小径のコイルスプリング25Sが組み込まれてなる2重のコイルスプリング25が一端を爪部材221の凹部218に嵌合され、右端をラッチ取付部12内の第1のばね押え部材116により、右端の周囲を第2のばね押え部材117により押えられて、爪部材221と第1のばね押え部材116との間に配置されるので、2重のコイルスプリング25をラッチ2とラッチ取付部12との間でかつラッチ2と同芯上に安定良く設置することができ、ラッチ2をラッチ取付部12の外部に十分な付勢力により突出させることができる。

0025

また、このセフティーハンドルHによれば、本体ケース1は、ラッチ2の進退方向に対して直角方向の断面の基本形状を略等脚台形とし、両側面を正面側から背面側に向けて末広がりに、かつ正面とその周囲の各面との間及び正面の周囲の各面間を曲線的に形成して全体として略流線形の形状にしたので、本体ケース1の意匠的デザインを向上させることができ、併せて本体ケース1の表面にごみが溜まりにくく、清掃をしやすくすることができる。

0026

さらに、このセフティーハンドルHでは、次のような利点を有する。
(1)本体ケース1の末広がりの両側面の両端側にそれぞれ背面に対して略直角に略U字形の溝101が形成されて、各溝101の奥側の面に取付ねじ挿通孔102を穿設され、各溝101に各側面と一体的な面をなすキャップ107が溝側の係止部とキャップ側の被係止部との係合により着脱可能に装着されるので、従来のような羽状の取付部をなくし、取付ねじの本体ケース1表面からの露出をなくして、本体ケース1の意匠的デザインを向上させることができ、また、取付ねじにごみが付着するのを防止して、本体ケース1の表面にごみを溜まりにくくし、通常は本体ケース1をキャップ107とともに拭き掃除をすればよく、清掃をしやすくすることができる。
また、この場合、溝側の係止部は、溝101の取付ねじ挿通部102側の開口縁部に突出される凸状部105と、断面略U字形の内周面の略中央に本体ケース1の正面側から背面側に向けて形成されるスリット106とを有し、キャップ側の被係止部は、キャップ107の溝101の取付ねじ挿通部102側に対応する端部の表面側に形成され、溝側の係止部の凸状部105が嵌合可能な凹部109、及び当該端部の裏面側に形成され、溝側の係止部の凸状部105の内側に係合可能な凸部110からなる係止端111と、キャップ107の裏面の中央に溝側の係止部のスリット106に挿入可能に突設され、先端にスリット106の縁部内面に係合可能な爪112を有する係止爪113と、キャップ107の裏面の係止端111側に溝101の断面略U字形の内周面に当接し、キャップ107を溝101上で支持するための支持部114とを有し、キャップ107裏面の支持部114を溝101の内周面に当接させて溝101上に支持し、キャップ107の係止端111の凹部109及び凸部110と溝101の凸状部105とを係合させ、キャップ107の係止爪113を溝101のスリット106に挿入して押し込むことにより、係止爪113先端の爪112を溝101のスリット106の端部縁部の外面を乗り超えてこの端部縁部の内面に係合させることにより、キャップ107を溝101に取り付けるので、キャップ107をワンタッチで取り付けることができる。また反対に、キャップ107の係止端111と溝101の凸状部105との間にマイナスドライバーの先端を差し込み、この先端でキャップ107を持ち上げることで、キャップ107を溝11から簡単に取り外すことができる。
(2)操作ハンドルHは、左端側にハンドル回転軸32が通され、ハンドル回転軸32が本体ケース1の正面の中央部から右端にかけて形成される開口13の左端側で当該開口13の両側の内側面にそれぞれハンドル回転軸32の径と略同じ深さの断面略U字形に形成される凹部119と、凹部119上に跨って設置され、取付ねじにより固定されるプレート123とからなる軸受118に支承されて、本体ケース1の開口13内に装着され、ハンドル回転軸32は本体ケース1の両側面に露出されないので、この点でも、本体ケース1の意匠的デザインを向上させることができ、併せて本体ケース1の表面にごみが溜まりにくく、清掃をしやすくすることができる。
また、この場合、ハンドル回転軸32の両端側にそれぞれ小径部321を有し、軸受118は、各凹部119が開口13の上下の各縁部からケース10の上下の各側面までの間に各側面を穿つことなく形成され、また、開口13側から順次ハンドル回転軸32の径より少し大きい大径部120、ハンドル回転軸32の径と略同じか僅かに大きい中径部122、ハンドル回転軸32の径よりも小さい小径部121、ハンドル回転軸32の径と略同じか僅かに大きい中径部122が形成されて、中径部122と中径部122との間の小径部121が突状補強部になっていて、ハンドル回転軸32は両端側が軸受118の略U字形の凹部119に挿入されて、両端側の小径部321の内側の部分が凹部119の大径部120、中径部122に嵌合され、小径部321が、小径部121、すなわち突状補強部121に係合され、小径部321の外側の部分が中径部122に嵌合されて、この凹部119上に取付ねじにより固定されるプレート123により保持されるので、操作ハンドル3の操作時にハンドル回転軸32に強い負荷が掛かり、軸受118に本体ケース1を外側に広げようとする力が作用しても、軸受118の各突状補強部121とハンドル回転軸32の小径部321との係合により、その力を軽減し、本体ケース1を保護することができる。

0027

なお、この実施の形態では、本体ケース1の、ケース10のラッチ2の進退方向に対して直角方向の断面の基本形状を略等脚台形としたが、不等脚台形としもよく、また、略D形としてもよく、このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。

0028

F貯蔵庫
F0出し入れ口
B 受け部
D 扉
D0押棒挿通部
H密閉用セフティーハンドル
1 本体ケース
10 ケース
11 開口部
12ラッチ取付部
13 開口
14 ハンドル装着部
15 開口
16錠前ユニット挿着部
17取付ベース
18ロックプレート取付部
19 押棒挿通部
100 開口
101 溝
102取付ねじ挿通孔
103取付ボス
104 穴
105 凸状部
106スリット
107キャップ
109 凹部
110 凸部
111係止端
112 爪
113係止爪
114 支持部
115 取付ボス
116 第1のばね押え部材
117 第2のばね押え部材
118軸受
119 凹部
120 大径部
121小径部(突状補強部)
122 中径部
123プレート
124切り欠き
125 取付ねじ挿通孔
2 ラッチ
20 本体部
21フレーム
21a側面フレーム
211凸起
212 凸状部
213ラッチ軸挿通孔
21b中間フレーム
214突状片
215 突状部
216 溝
217 溝
218 凹部
219 凹部
22 爪部
221爪部材
23係止溝
24 ラッチ軸
25コイルスプリング(ばね部材)
25L コイルスプリング
25S コイルスプリング
3操作ハンドル
3aハンドルレバー
3bハンドルグリップ
30作動レバー収納部
31フック
310 軸挿通部
311 上下両側片
311S小片部
311L 大片部
32ハンドル回転軸
321 小径部
33 穴
4 押棒
41シャフト
42押圧ノブ
Dラッチ駆動機構
5 作動レバー
50 軸挿通部
51レバー部材
52係止部
53 軸
6リセットレバー
61 レバー部材
611押圧部
612押圧作動部
613 軸挿通部
7 錠前ユニット
70鍵穴
71ロータ
72ロックカム
721円筒部
722円弧状カム部
K 鍵
8 ロックプレート
80 取付ねじ挿通孔
81 固定部
82可動部
821張り出し部
83屈曲部
84 受圧部
841ガイド片
85 コイルスプリング(ばね手段)

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