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技術 吐出容器用キャップ、及び吐出容器

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 前田信也
出願日 2015年11月30日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2015-234248
公開日 2017年6月8日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2017-100755
状態 特許登録済
技術分野 容器の蓋
主要キーワード 円筒側面形 ヒンジ周り 有底筒状部材 横アーム 液モード ノズル開孔 内層体 縦アーム
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

簡便な操作によって吐出態様切り換えが可能な吐出容器キャップ、及び吐出容器を提供する。

解決手段

本発明に係る吐出容器用キャップ1は、容器本体2の口部4aに装着されるキャップ本体10と、内容物を注出する注出孔24aを有し上下に移動可能なノズル20と、キャップ本体10から下方に延びノズル20及び容器本体2の内部に連通する有底筒状部材40と、有底筒状部材40の内部空間に配置された弁体50、及び有底筒状部材40の底部45bとは対向する位置に設けられる弁座18を有する弁部とを備え、ノズル20が移動範囲下端にあるとき、弁体50は、容器本体2の倒立姿勢によってノズル20の一部に当接して、弁部は開放状態となり、ノズル20が移動範囲の上端にあるとき、弁体50は、容器本体2の倒立姿勢によって弁座18に着座して、弁部は閉塞状態となることを特徴とする。

概要

背景

容器本体の胴部を押下して変形させ、内容物を加圧注出させるタイプのいわゆるスクイズ容器においては、使用目的に応じて内容物の吐出パターンを変化させて用いることが一般的になっている。例えば、特許文献1には、第1ヒンジ周り発泡部をオーバーキャップと共に開くことによって直液モード吐出され、オーバーキャップのみを第2ヒンジ周りに開くことによって泡体モードで吐出が可能なキャップが開示されている。

概要

簡便な操作によって吐出態様切り換えが可能な吐出容器用キャップ、及び吐出容器を提供する。本発明に係る吐出容器用キャップ1は、容器本体2の口部4aに装着されるキャップ本体10と、内容物を注出する注出孔24aを有し上下に移動可能なノズル20と、キャップ本体10から下方に延びノズル20及び容器本体2の内部に連通する有底筒状部材40と、有底筒状部材40の内部空間に配置された弁体50、及び有底筒状部材40の底部45bとは対向する位置に設けられる弁座18を有する弁部とを備え、ノズル20が移動範囲下端にあるとき、弁体50は、容器本体2の倒立姿勢によってノズル20の一部に当接して、弁部は開放状態となり、ノズル20が移動範囲の上端にあるとき、弁体50は、容器本体2の倒立姿勢によって弁座18に着座して、弁部は閉塞状態となることを特徴とする。

目的

本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、簡便な操作によって吐出態様の切り換えが可能な吐出容器用キャップ、及び吐出容器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

内容物を収容する容器本体に装着可能な吐出容器キャップであって、前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体の開孔を上方から覆うと共に内容物を注出する注出孔を有し、上下に移動可能なノズルと、前記キャップ本体から下方に延び、前記ノズル及び前記容器本体の内部に連通する有底筒状部材と、該有底筒状部材の内部空間に配置された弁体、及び該有底筒状部材の底部とは対向する位置に設けられる弁座を有する弁部とを備え、前記ノズルが移動範囲下端にあるとき、前記弁体は、前記容器本体の倒立姿勢によって前記ノズルの一部に当接して、前記弁部は開放状態となり、前記ノズルが移動範囲の上端にあるとき、前記弁体は、前記容器本体の倒立姿勢によって前記弁座に着座して、前記弁部は閉塞状態となることを特徴とする吐出容器用キャップ。

請求項2

前記有底筒状部材は側面に開孔を有する、請求項1に記載の吐出容器用キャップ。

請求項3

前記有底筒状部材は前記底部に開孔を有する、請求項1又は2に記載の吐出容器用キャップ。

請求項4

前記ノズルの一部は、前記ノズルの下方に突出する棒状部材である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の吐出容器用キャップ。

請求項5

前記注出孔を覆う開閉可能な蓋体を更に備え、該蓋体は、閉塞時に、上方に変位しているノズルを下方に押圧するための押圧部を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の吐出容器用キャップ。

請求項6

内容物を収容する容器本体に吐出容器用キャップを装着した吐出容器であって、前記吐出容器用キャップは、前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体の開孔を上方から覆うと共に内容物を注出する注出孔を有し、上下に移動可能なノズルと、前記キャップ本体から下方に延び、前記ノズル及び前記容器本体の内部に連通する有底筒状部材と、該有底筒状部材の内部空間に配置された弁体、及び該有底筒状部材の底部とは対向する位置に設けられる弁座を有する弁部とを備え、前記ノズルが移動範囲の下端にあるとき、前記弁体は、前記容器本体の倒立姿勢によって前記ノズルの一部に当接して、前記弁部は開放状態となり、前記ノズルが移動範囲の上端にあるとき、前記弁体は、前記容器本体の倒立姿勢によって前記弁座に着座して、前記弁部は閉塞状態となることを特徴とする吐出容器。

技術分野

0001

本発明は、吐出態様切り換えが可能な吐出容器キャップ、及び吐出容器に関する。

背景技術

0002

容器本体の胴部を押下して変形させ、内容物を加圧注出させるタイプのいわゆるスクイズ容器においては、使用目的に応じて内容物の吐出パターンを変化させて用いることが一般的になっている。例えば、特許文献1には、第1ヒンジ周り発泡部をオーバーキャップと共に開くことによって直液モード吐出され、オーバーキャップのみを第2ヒンジ周りに開くことによって泡体モードで吐出が可能なキャップが開示されている。

先行技術

0003

特開2015− 44620号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に記載のキャップでは、2つのヒンジを用いたキャップが一般に広く用いられていないため、利用者にとって操作が分かり難い場合があった。また、2つのヒンジを用いたキャップは、第1ヒンジ側がしっかり閉じられていない状態で第2ヒンジを開いて吐出した場合に、第1ヒンジが開いて内容物が注出孔以外から漏れ出るおそれがあった。

0005

本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、簡便な操作によって吐出態様の切り換えが可能な吐出容器用キャップ、及び吐出容器を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、内容物を収容する容器本体に装着可能な吐出容器用キャップであって、
前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
該キャップ本体の開孔を上方から覆うと共に内容物を注出する注出孔を有し、上下に移動可能なノズルと、
前記キャップ本体から下方に延び、前記ノズル及び前記容器本体の内部に連通する有底筒状部材と、
該有底筒状部材の内部空間に配置された弁体、及び該有底筒状部材の底部とは対向する位置に設けられる弁座を有する弁部と
を備え、
前記ノズルが移動範囲下端にあるとき、前記弁体は、前記容器本体の倒立姿勢によって前記ノズルの一部に当接して、前記弁部は開放状態となり、
前記ノズルが移動範囲の上端にあるとき、前記弁体は、前記容器本体の倒立姿勢によって前記弁座に着座して、前記弁部は閉塞状態となることを特徴とする吐出容器用キャップである。

0007

また、前記有底筒状部材は側面に開孔を有することが好ましい。

0008

また、前記有底筒状部材は前記底部に開孔を有することが好ましい。

0009

また、前記ノズルの一部は、前記ノズルの下方に突出する棒状部材であることが好ましい。

0010

また、前記注出孔を覆う開閉可能な蓋体を更に備え、該蓋体は、閉塞時に、上方に変位しているノズルを下方に押圧するための押圧部を有することが好ましい。

0011

また、本発明は、内容物を収容する容器本体に吐出容器用キャップを装着した吐出容器であって、
前記吐出容器用キャップは、
前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
該キャップ本体の開孔を上方から覆うと共に内容物を注出する注出孔を有し、上下に移動可能なノズルと、
前記キャップ本体から下方に延び、前記ノズル及び前記容器本体の内部に連通する有底筒状部材と、
該有底筒状部材の内部空間に配置された弁体、及び該有底筒状部材の底部とは対向する位置に設けられる弁座を有する弁部と
を備え、
前記ノズルが移動範囲の下端にあるとき、前記弁体は、前記容器本体の倒立姿勢によって前記ノズルの一部に当接して、前記弁部は開放状態となり、
前記ノズルが移動範囲の上端にあるとき、前記弁体は、前記容器本体の倒立姿勢によって前記弁座に着座して、前記弁部は閉塞状態となることを特徴とする吐出容器である。

発明の効果

0012

本発明の吐出容器用キャップ、及び吐出容器によれば、簡便な操作によって吐出態様の切り換えが可能となる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の一実施形態に係る吐出容器用キャップを取り付けた吐出容器の保管時の状態を示す正面断面図である。
図1の吐出容器用キャップの蓋体を開いた状態を示す正面断面図である。
図2の吐出容器を倒立姿勢にして、連続吐出させている状態を示す正面断面図である。
図2の吐出容器用キャップのノズルを上方に移動させた状態を示す正面断面図である。
図4の吐出容器を倒立姿勢にして、定量吐出させている状態を示す正面断面図である。
定量吐出の後、蓋体を閉めながらノズルを下方に移動させている状態を示す正面断面図である。

実施例

0014

以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。

0015

図1は、本発明の一実施形態である吐出容器用キャップ1が、これに適合する容器本体2に装着された状態の吐出容器100を示す。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、後述する蓋体30が位置する側を上方(図1における上側)とし、容器本体2の底部が位置する側を下方(図1における下側)とする。吐出容器用キャップ1は、内容物を収容する容器本体2の口部4aに装着するキャップ本体10と、内容物を注出する注出孔24aを有し上下に移動可能なノズル20と、キャップ本体10とヒンジ38を介して一体成形され、注出孔24aを覆う蓋体30と、キャップ本体10から下方に延び、ノズル20及び容器本体2に連通する有底筒状部材40と、有底筒状部材40の内部空間に配置された弁体50とを備える。なお、図1は、ノズル20の注出孔24aが蓋体30によって閉じられた、保管に適した状態を示す。

0016

まず、容器本体2について説明する。本実施形態では、容器本体2は、低密度ポリエチレン(LDPE)又は高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)によって形成されるパリソンに対し、押出しブロー成形を行うことによって形成されている。特にLDPEを用いた場合には高いスクイズ性を付与することができる。しかし、この態様に限定されず、例えば二軸延伸ブロー成形を行うことによって容器本体2を形成する場合には、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いてもよい。更に、容器本体2は、外層体内層体とからなる積層剥離容器であってもよい。図1に示すように、容器本体2は、その内側に内容物を収容する収容空間Sを備えている。

0017

容器本体2は、図1に示す円筒状の口部4aに、復元自在な可撓性を有する図示しない胴部、及び胴部の下端を閉鎖する図示しない底部を連結したものである。口部4aの外周面には、後述するキャップ本体10の外周壁11に設けた雌ねじ部12にねじ係合させるための雄ねじ部4bを設けている。このように、容器本体2は、雄ねじ部4bによりキャップ本体10を強固に固定することができる。

0018

次に、吐出容器用キャップ1を構成するキャップ本体10について図1を用いて説明する。キャップ本体10は、口部4aを取り囲む外周壁11を備えており、外周壁11の内周面には、口部4aの雄ねじ部4bにねじ係合する雌ねじ部12が形成されている。また、外周壁11の上部には、頂壁19が一体に連結されている。そして、雌ねじ部12を雄ねじ部4bにねじ係合させ、容器本体2の口部4aの上端を後述する有底筒状部材40の外周壁41を介してキャップ本体10の頂壁19の下面に当接させることによって、キャップ本体10を容器本体2の口部4aにしっかりと固定することができる。このとき、有底筒状部材40も容器本体2に固定される。頂壁19の中央部には中央壁14が上方に延びると共に、弁座18が下方に向かって延びている。中央壁14の外周面にはストッパ14dが設けられ、後述するノズル20のノズル中壁22に設けられたストッパ22dと係合すると共にノズルの上方への移動を制限している。弁座18は、後述する有底筒状部材40の底部45bと対向する位置に設けられている。外周壁11は、周上の一部が頂壁19との交点から更に上方へと延びており、その上端には、蓋体30を連結するためのヒンジ38が設けられている。すなわち、蓋体30とキャップ本体10とは、ヒンジ38を介して一体成形されている。ヒンジ38と対向する側の頂壁19の外周部には、頂壁段部19e、及び蓋体30がアンダーカット係合するための係合突部19dが設けられている。

0019

なお、本実施形態において、蓋体30は、ヒンジ38を介してキャップ本体10と一体成形されているが、この態様には限定されない。例えば、蓋体30がキャップ本体10とは別体のものとして構成され、両者が更なる連結手段によって連結されるように構成されていてもよい。また、蓋体30は、ねじやアンダーカットでキャップ本体10に装着するように構成してもよい。

0020

キャップ本体10に設けられた中央壁14は、図1に示すように、容器本体2の内部と、後述するノズル20の注出孔24aとを連通する開孔を形成している。そして、中央壁14が、ノズル20のノズル中壁22とノズル内壁28との間の空間に嵌合し摺動可能とすることによって、ノズル20は、キャップ本体10に対して上下方向に移動可能に構成されている。

0021

次に、ノズル20の構成について説明する。ノズル20は、図1に示すように、天壁29の中央に注出筒24を有し、容器本体2内の内容物を注出筒24によって形成される注出孔24aから外部に吐出する。そして、天壁29の下面には、外周側から順にノズル周壁23、ノズル中壁22、及びノズル内壁28の3つの壁面が、それぞれ下方に向けて垂下している。先述のように、ノズル中壁22とノズル内壁28との間の空間には、キャップ本体10から上方に延びる中央壁14が嵌合し、ノズル20は、キャップ本体10に対して上下方向に移動可能に構成されている。なお、ノズル20の下方への変位は、中央壁14の上端が天壁29の下面に当接することによって制限されている(図1の状態)。他方、ノズル20の上方への変位は、ノズル中壁22の内周面の下方寄りに設けられたストッパ22dが、中央壁14の上方寄りに設けられたストッパ14dに当接することによって制限されている(図4の状態)。

0022

ノズル20の容器本体2側と注出孔24a側とは、ノズル開孔25aを通じて連通する。本実施形態において、ノズル開孔25aは、ノズル内壁28の内側の空間に、互いに直交する2本のアームを水平方向に橋渡しした十字形状を有するアーム部の四隅に形成された開孔であり、このアーム部の中心から下方に棒状部材25bが垂下している。棒状部材25bは、後述するように、ノズル20が移動範囲の下端にあるときに、容器本体2の倒立姿勢によって弁体50がこの棒状部材25bに当接し、弁部の開放状態を維持するためのものである。

0023

なお、ノズル開孔25aの形状は、上記の十字形状のアーム部によって形成される場合に限定されず、さまざまな形状を選択することが可能である。また、容器本体2の倒立姿勢において弁部の開放状態を維持するための部材は棒状部材25bに限定されることなく、弁体50の弁座18への着座を妨げるあらゆる部材の使用が可能である。

0024

次に蓋体30の構成について図1により説明する。蓋体30は、先述のように、キャップ本体10の外周壁11の上端においてヒンジ38を介して連結されており、ヒンジ38を折り曲げることによって注出孔24aを覆い隠すことができる。蓋体30の周囲は蓋体周壁33によって覆われている。また、ヒンジ38と対向する側の蓋体周壁33の下端には係合突部33dが設けられており、キャップ本体10の頂壁19の外周部に設けられた係合突部19dとアンダーカット係合して、蓋体30を閉塞状態でキャップ本体10に対して固定することができる。また、蓋体30には、蓋体周壁33の上端において水平方向に延びる上壁31が設けられている。上壁31におけるヒンジ38と対向する側の外周部には、上壁突部31aが設けられ、利用者がこの上壁突部31aに指をかけることによって蓋体30を容易に開放することができる。上壁31の中央には、ノズル20の注出孔24aと対向する位置に押圧部32が設けられている。押圧部32は、略円筒側面形状を有しており、上壁31の下面から下方に垂下する。押圧部32は、下方に向かって外周面が僅かに狭小化されており、ノズル20が上方に移動した状態で蓋体30を閉じると、図6に示すように押圧部32が注出筒24の内周面に当接し、ノズル20を押圧して下方へと移動させる。また、押圧部32は、蓋体30の閉塞状態において図1に示すように、注出筒24の内周面に嵌合して、保管時に容器本体2内部の内容物が注出孔24aから漏れ出るのを防止する。

0025

次に有底筒状部材40の構成について図1により説明する。有底筒状部材40は、キャップ本体10の頂壁19の下面から下方に延びる有底筒状形状の弁体筒45と、弁体筒45を容器本体2及びキャップ本体10に対して固定するための外周壁41及び外周壁段部42と、弁体筒45と外周壁段部42とを連結する縦アーム43及び横アーム44とを有する。

0026

弁体筒45は、円筒側面形状を有する側面において対向する2箇所に配置された側壁開孔45aを有すると共に、底部45bには底部開孔45cを有する。側壁開孔45aの一方は、ヒンジ38側に設けられ、他方は上壁突部31a側に設けられている。なお、側壁開孔45aの数は2箇所に限定されることなく、任意の数の側壁開孔45aを設けることができる。また、側壁開孔45aと底部開孔45cのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。

0027

弁体筒45の上端は、キャップ本体10の頂壁19の下面に当接している。また、弁体筒45の上端の内周面には、キャップ本体10の頂壁19から下方に垂下する弁座18の外周面が液密に嵌合している。そして、外周壁41がキャップ本体10の外周壁11の内周面及び頂壁19の下面に当接した状態でキャップ本体10の雌ねじ部12を容器本体2の雄ねじ部4bにねじ係合させることによって、外周壁41及び外周壁段部42がキャップ本体10と容器本体2との間にしっかりと挟み込まれて固定される。

0028

弁体筒45の弁体空間Rには、球状の弁体50が配置されている。弁体50は、弁体筒45の弁体空間Rの内径よりもやや小さな外径を有しており、図1に示す容器本体2の正立姿勢においては、底部45bに当接する一方、例えば図3に示す倒立姿勢においては、ノズル20側に移動する。なお、本実施形態において、弁体50は、球状の形状を有するものとして構成したが、この態様には限定されず、弁体筒45の弁体空間Rを上下に移動可能なあらゆる形状とすることができる。

0029

次に本実施形態の吐出容器用キャップ1を容器本体2に装着した吐出容器100から内容物を吐出する方法について具体的に説明する。

0030

図1は、容器本体2の収容空間S内の内容物が注出孔24aから吐出されることがない保管時の状態を示している。具体的には、蓋体30が閉じられ、蓋体30の上壁31の下面に設けられた押圧部32が注出筒24の内周面に液密に嵌合して、注出孔24aからの内容物の吐出が防止されている状態である。

0031

図2は、図1の保管時の状態から利用者が蓋体30の上壁31外周部に設けられた上壁突部31aに指をかけ、ヒンジ38周りに回動して開放した状態を示している。そして、利用者が容器本体2の胴部を把持して吐出容器100を図3に示す倒立姿勢へと移行させると、弁体50が弁体筒45の弁体空間R内をノズル20の方向に移動する(移動前の弁体50の位置を二点鎖線で示す)。そして、弁体50は、ノズル20から容器本体2側に突出した棒状部材25bに当接する。図3に示すように容器本体2の収容空間S内の内容物は、側壁開孔45a、及び底部開孔45cを通って弁体筒45の弁体空間R内に進入する。図3に示す弁体50が棒状部材25bに当接している状態においては、弁体50は弁座18に当接しておらず、弁体50と弁体筒45の内周面との間には所定の隙間が存在する。そのため、弁体空間R内に進入した内容物は、弁体50と弁体筒45との間の空間及び弁体50と弁座18との間の空間を通ってノズル開孔25aへと向かう。そして、ノズル開孔25aを通過した内容物は、注出孔24aから外部に吐出される。この図3の状態では、収容空間Sから注出孔24aまでが連通しているので、容器本体2の内容物が弁体空間Rを経由して注出孔24aから連続的に吐出される。なお、連続吐出時において、容器本体2の胴部を押下して減容変形させることによって収容空間S内の圧力が高まるため、底部開孔45c等を通じて内容物が迅速に弁体空間Rに供給され、更に勢いよく内容物を吐出することができる。

0032

なお、連続吐出を終了し、利用者が吐出容器100を正立姿勢へ戻したとき、弁体空間R内に進入している内容物は、主に底部開孔45cを通じて容器本体2へと戻る。これによって、棒状部材25bに当接していた弁体50は、速やかに底部45bまで戻ることができる。

0033

次に、容器本体2内の内容物の定量吐出を行う場合について説明する。

0034

図4は、蓋体30を開放状態とした図2の状態から、利用者がノズル20の天壁突部29aを掴んで図の矢印の方向(上方)へと移動させた状態を示している。このノズル20の上方への移動は、先述のようにノズル中壁22に設けられたストッパ22dが中央壁14に設けられたストッパ14dに当接する位置で制限される。

0035

図4の状態から利用者が容器本体2の胴部を把持して吐出容器100を図5に示す倒立姿勢へと移行させると、弁体50が弁体筒45の弁体空間R内をノズル20の方向に移動する。この場合、ノズル20が上方に移動しているため、弁体50は、棒状部材25bには当接せず、図5に示すように弁座18の下端(吐出容器100を倒立姿勢とした図5の状態においては上端)に当接する。吐出容器100を倒立姿勢としてから弁体50が弁座18に当接するまでの間、側壁開孔45a、及び底部開孔45cを通って弁体筒45の弁体空間R内に進入した内容物は、ノズル開孔25a及び注出孔24aを経由して外部に吐出される。そして、図5に示すように弁体50が弁座18に当接した後は、弁体空間Rと注出孔24aとが非連通状態となるため、弁体50よりも容器本体2側の内容物は弁部を通過することができず、弁体空間R内に留まる。これによって、ノズル20を上方に移動させたときの内容物の吐出は、弁部が閉塞状態になる前に弁座18を通過する一定量に制限される。このため、利用者はノズル20の上方への移動という簡便な操作によって内容物の定量吐出を行うことができる。なお、利用者が再度定量吐出を行いたい場合は、吐出容器100を一旦図4の正立姿勢まで戻した後に、再度図5の倒立姿勢とすればよい。

0036

図6は、利用者が容器本体2内の内容物の定量吐出を終了した後、吐出容器100を図4の正立姿勢まで戻した後に、蓋体30を閉じる過程を示す図である。定量吐出の際は、ノズル20が上方に移動しているため、蓋体30を閉じるときに押圧部32の外周面が注出筒24の内周面に当接し、ノズル20を下方へと押圧する。これによって、ノズル20は蓋体30からの押圧力によって図2に示す連続吐出に対応した位置まで戻される。そして、押圧部32は、蓋体30の閉塞状態において、図1に示すように注出筒24の内周面に嵌合して、保管時に容器本体2内部の内容物が注出孔24aから漏れ出るのを防止する。
この構成によって、蓋体30を閉じた状態から開いた場合には、ノズル20は常に連続吐出に対応した位置に維持されていることになる。

0037

以上述べたように、本実施形態によれば、ノズル20を上下方向に移動可能に構成し、ノズル20を下側位置に維持した場合には、吐出容器100の倒立姿勢の際に弁体50が有底筒状形状を有する弁体筒45内を移動してノズル20の一部に当接して弁部が開放状態に維持される一方、ノズル20を上側位置に移動させた場合には、吐出容器100の倒立姿勢に伴い弁体50が弁座18に当接して弁部を閉塞状態へと移行させるように構成した。これによって、ノズル20の上下方向への移動という簡便な操作によって、吐出容器100の吐出態様を、連続吐出と定量吐出との間で切り換えることが可能となる。

0038

また、本実施形態によれば、弁体筒45の側面に側壁開孔45aを有するように構成したので、吐出容器100を倒立姿勢とした場合に、容器本体2内の内容物を側壁開孔45aを通じて注出孔24aへと迅速に導くことが可能となる。特に、図3に示すように側壁開孔45aをヒンジ38側とそれに対向する側に設けることにより、ヒンジ38に対向する側の側壁開孔45aを通じて内容物を注出孔24aへと迅速に導くことができると共に、ヒンジ38側の側壁開孔45aを通じて外部の空気を容器本体2内に導くことができる。

0039

また、本実施形態によれば、弁体筒45は、底部45bに底部開孔45cを有するように構成したので、この底部開孔45cを通じて、内容物の吐出、及び容器本体2内への空気の導入を更に迅速に行うことができる。特に、容器本体2の胴部を押下して減容変形させた場合には、収容空間S内の圧力が高まり、底部開孔45cを通じて内容物が迅速に弁体空間Rに供給されるため、更に勢いよく内容物を吐出することができる。また、吐出終了後に、利用者が吐出容器100を正立姿勢へ戻したとき、弁体空間R内に進入している内容物がこの底部開孔45cを通じて迅速に容器本体2へと戻ることができる。従って、注出孔24a側に移動していた弁体50を速やかに底部45bまで戻すことができる。

0040

また、本実施形態によれば、ノズル20のノズル開孔25aから容器本体2側に一体成形した棒状部材25bを突出させて弁体50を開放状態に対応した位置に維持するように構成したので、部品点数を増やすことなく、弁部の制御が可能となる。

0041

また、本実施形態によれば、蓋体30を閉じる際に押圧部32によって注出筒24を押圧するように構成したので、蓋体30を閉じた状態から開いた場合には、ノズル20は常に連続吐出に対応した位置に維持されるようになる。

0042

なお、上述したところは、本発明の実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。そして、そのような構成は本発明の範囲内であると理解すべきである。

0043

1吐出容器用キャップ
2容器本体
4a 口部
4b雄ねじ部
10 キャップ本体
11外周壁
12雌ねじ部
14中央壁
14dストッパ
18弁座
19頂壁
19d係合突部
19e 頂壁段部
20ノズル
22 ノズル中壁
22d ストッパ
23ノズル周壁
24注出筒
24a注出孔
25aノズル開孔(開孔)
25b棒状部材(ノズルの一部)
28ノズル内壁
29天壁
29a 天壁突部
30蓋体
31上壁
31a 上壁突部
32押圧部
33蓋体周壁
33d 係合突部
38ヒンジ
40有底筒状部材
41 外周壁
42 外周壁段部
43縦アーム
44横アーム
45弁体筒
45a側壁開孔(開孔)
45b 底部
45c 底部開孔(開孔)
50 弁体
100 吐出容器
R 弁体空間(内部空間)
S 収容空間

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