図面 (/)

技術 車両用灯具

出願人 トヨタ自動車株式会社
発明者 水口耕
出願日 2015年11月24日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2015-228964
公開日 2017年6月1日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-098071
状態 特許登録済
技術分野 非携帯用の照明装置またはそのシステム
主要キーワード 非透過部材 テーパ形 範囲領域 コバ面 切断端面 伝熱部材 反射構造 車両幅方向内側
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年6月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

インナレンズの裏面に反射膜を備える車両用灯具において、インナレンズの端面が光って見えることを防止又は抑制し、以って見栄えを向上させる。

解決手段

車両用灯具10は、灯具内50に設けられたインナレンズ20と、インナレンズ20の裏面24に設けられた反射膜30と、灯具内50に設けられた非透過部材エクステンション16)と、を備える。そして、インナレンズ20は、表面22側を向くテーパ面28とされた端面26を有し、反射膜30は、インナレンズ20の裏面24のうちテーパ面28に対応する領域Tには設けられておらず、非透過部材(エクステンション16)は、テーパ面28に対向して配置されている。

概要

背景

下記特許文献1には、灯具内に配置されたインナレンズの裏面(車両外部側とは反対側の面)に蒸着により反射膜金属膜)を設けた車両用灯具が開示されている。

概要

インナレンズの裏面に反射膜を備える車両用灯具において、インナレンズの端面が光って見えることを防止又は抑制し、以って見栄えを向上させる。車両用灯具10は、灯具内50に設けられたインナレンズ20と、インナレンズ20の裏面24に設けられた反射膜30と、灯具内50に設けられた非透過部材エクステンション16)と、を備える。そして、インナレンズ20は、表面22側を向くテーパ面28とされた端面26を有し、反射膜30は、インナレンズ20の裏面24のうちテーパ面28に対応する領域Tには設けられておらず、非透過部材(エクステンション16)は、テーパ面28に対向して配置されている。

目的

本発明は上記事実を考慮し、インナレンズの裏面に反射膜を備える車両用灯具において、インナレンズの端面が光って見えることを防止又は抑制し、以って見栄えを向上させることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

灯具内に設けられたインナレンズと、前記インナレンズの裏面に設けられた反射膜と、灯具内に設けられた非透過部材と、を備え、前記インナレンズは、表面側を向くテーパ面とされた端面を有し、前記反射膜は、前記インナレンズの裏面のうち前記テーパ面に対応する領域には設けられておらず、前記非透過部材は、前記テーパ面に対向して配置されている、車両用灯具

技術分野

0001

本発明は、車両用灯具に関する。

背景技術

0002

下記特許文献1には、灯具内に配置されたインナレンズの裏面(車両外部側とは反対側の面)に蒸着により反射膜金属膜)を設けた車両用灯具が開示されている。

先行技術

0003

特開2014−116198号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、上記従来の車両用灯具では、インナレンズの端面(所謂、板コバ面)が車両外部から光って見えることがある。インナレンズの端面を光らせることは意図していないことが多く、車両用灯具の見栄えが低下する原因となる。

0005

本発明は上記事実を考慮し、インナレンズの裏面に反射膜を備える車両用灯具において、インナレンズの端面が光って見えることを防止又は抑制し、以って見栄えを向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

請求項1記載の車両用灯具は、灯具内に設けられたインナレンズと、前記インナレンズの裏面に設けられた反射膜と、灯具内に設けられた非透過部材と、を備え、前記インナレンズは、表面側を向くテーパ面とされた端面を有し、前記反射膜は、前記インナレンズの裏面のうち前記テーパ面に対応する領域には設けられておらず、前記非透過部材は、前記テーパ面に対向して配置されている。

0007

まず、インナレンズの表面に入射し、インナレンズの裏面に設けられた反射膜で反射して、インナレンズの端面(テーパ面とされた端面)へ向かう光について説明する。

0008

請求項1記載の車両用灯具では、インナレンズの端面が、表面側を向くテーパ面とされている。このため、上述の端面へ向かった光の大部分は、テーパ面で反射せずに屈折してテーパ面を抜ける。テーパ面を抜けた光が向かう方向は、インナレンズの表面に入射した光が来た方向とは異なる方向になる。また、一部の光がテーパ面で反射するとしても、反射した光が向かう方向は、インナレンズの表面に入射した光が来た方向とは異なる方向となる。このように、車両外部からインナレンズに入ってきた光と同じ方向へ光が帰らないので、インナレンズの端面(テーパ面とされた端面)が光って見えることが抑制される。

0009

さらに、非透過部材がテーパ面に対向して配置されているため、テーパ面から抜けた光は非透過部材へ向かい、車両外部に光が出ない。このため、インナレンズの端面が光って見えることがより一層抑制される。

0010

次に、インナレンズのテーパ面に入射し、該テーパ面で屈折してインナレンズの裏面へ向かう光について説明する。

0011

請求項1記載の車両用灯具では、反射膜が、インナレンズの裏面のうちテーパ面に対応する領域には設けられていない。このため、テーパ面からインナレンズに入射し、インナレンズの裏面へ向かった光は、インナレンズの裏面の反射膜が設けられていない部分からインナレンズの外へ抜ける。このように、車両外部からインナレンズに入ってきた光と同じ方向へ光が帰らないので、インナレンズの端面(テーパ面とされた端面)が光って見えることが抑制される。

発明の効果

0012

以上説明したように、本発明に係る車両用灯具は、インナレンズの端面が光って見えることを防止又は抑制し、以って見栄えを向上させるという優れた効果を有する。

図面の簡単な説明

0013

(A)は本実施形態の車両用灯具を示す断面図(図4の1−1線に対応する切断端面図)であり、(B)は図1(A)の一部を拡大した断面図である。
(A)は比較例1に係る反射構造部材を示す断面図であり、(B)は本実施形態に係る反射構造部材を示す断面図である。
(A)は比較例2に係る反射構造部材を示す断面図であり、(B)は本実施形態に係る反射構造部材を示す断面図である。
本実施形態の車両用灯具(ヘッドライト)を示す正面図である。

実施例

0014

以下、図面を用いて、本発明に係る車両用灯具の実施形態について説明する。

0015

なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印INは車両幅方向内側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、内外及び左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両幅方向の内外、及び進行方向を向いた場合の車両幅方向の左右を示すものとする。

0016

図4には、本発明が適用された車両用灯具10(車両のヘッドライト)が示されており、図1(A)には、図4における1−1線断面図(切断端面図)が示されている。

0017

図1(A)に示されるように、車両用灯具10は、光を透過する素材(例えばポリカーボネート)で構成されたアウタレンズ12を備えている。アウタレンズ12は、車両用灯具10における最も車外側の部材とされており、車両用灯具10の内部50と車両外部60とを区画している。

0018

車両用灯具10の内部50(アウタレンズ12に対して車両内側の空間領域)には、インナレンズ20と反射膜30とで構成された反射構造部材40が設けられている。インナレンズ20は、光を透過する素材(例えばポリカーボネート)で構成されている。そして、インナレンズ20の裏面24(車両外部60から遠い側の面)に、蒸着により金属製の反射膜30が形成されている。これにより、反射構造部材40は、車両外部60からアウタレンズ12を介して視認可能とされており、車両用灯具10の装飾的な役割を果たしている。

0019

また、車両用灯具10の内部50には、「非透過部材」としてのエクステンション14、16及び伝熱部材18が設けられている。エクステンション14、16は、光を透過しない樹脂製とされている。エクステンション14、16は、装飾のための部材であり、また、車両外部60から車両用灯具10内の特定の部位を隠すための部材でもある。また、伝熱部材18は、金属製とされ、図示しない光源からの熱を伝熱し適切に処理するための部材である。

0020

図1(A)に示されるインナレンズ20の車両上下方向の中間部20Mは、その板厚方向が車両前後方向に対して傾斜している。中間部20Mの下端から連続して形成されたインナレンズ20の下部20Lは、板厚方向が車両前後方向と略一致している。以下、インナレンズ20の下部20Lの構造について、詳細に説明する。

0021

図1(B)には、インナレンズ20の下部20L(以下簡単のため、インナレンズ20の下部20Lを単にインナレンズ20と称する)が拡大して示されている。この図に示されるように、インナレンズ20は、車両外部60から近い側の面である表面22と、車両外部から遠い側の面であると共に反射膜30が形成された裏面24と、を有している。表面22と裏面24とは略平行とされており、インナレンズ20は略板状とされている。そして、表面22と裏面24とが端面26により繋がれている。以下、図1(B)の下方向を端部方向ということがある。

0022

端面26は、表面22と成す角度が鈍角になっており、裏面24と成す角度が鋭角になっている。すなわち、インナレンズ20は、端部方向(図1(B)参照)へ進むに従い、表面22側が裏面24側へ近づくように、次第に細くなるテーパ形状とされている。換言すると、表面22と裏面24とを繋ぐ端面26は、表面22側を向くテーパ面28とされている。

0023

また、上述したようにインナレンズ20の裏面24は反射膜30が形成されている面であるが、例外的に、裏面24におけるテーパ面28から近い範囲領域には、反射膜30が形成されていない。具体的には、本実施形態では、裏面24に垂直な方向にテーパ面28を投影した範囲24A(図1(B)参照)を避けて反射膜30が形成されている。

0024

<作用・効果>
次に、本実施形態の車両用灯具10の作用及び効果について説明する。

0025

まず、インナレンズ20の表面22に入射し、インナレンズ20の裏面24に設けられた反射膜30で反射し、インナレンズ20の端面26(テーパ面28)へ向かう光について、図2を用いて比較例1と対比することにより説明する。

0026

図2(A)には、比較例1に係る反射構造部材140のインナレンズ20の端面26付近が拡大されて示されている。この図に示されるように、反射構造部材140のインナレンズ20の端面26は、該端面26によって繋がれた表面22及び裏面24に対し略垂直に形成されている。

0027

比較例1において、この図に示されるように、インナレンズ20の表面22における端面26付近に入射した光は、この表面22で屈折し、裏面24に設けられた反射膜30で反射し、端面26へと向かう。そして、端面26において全反射し、再び表面22で屈折して、インナレンズ20外へ抜ける。抜けた光は、光がもと来た方向とほぼ同じ方向に帰っていく。これにより、車両外部60からインナレンズ20の端面26が光って見えることとなる。

0028

これに対し、本実施形態の車両用灯具10の反射構造部材40では、図2(B)に示されるように、インナレンズ20の端面26は、表面22に対して鈍角を成し、裏面24に対して鋭角を成している。つまり、端面26が表面22側を向くテーパ面28とされている。

0029

このため、インナレンズ20の表面22における端面26付近に入射し、裏面24に設けられた反射膜30で反射し、テーパ面28とされた端面26へ向かった光の大部分は、テーパ面28で反射せずに屈折してテーパ面28を抜ける。テーパ面28を抜けた光が向かう方向は、インナレンズ20に入ってきた光の方向とは異なる方向になる。また、図2(B)の一点破線で示されるように、一部の光がテーパ面28で反射するとしても、反射した光が向かう方向は、インナレンズ20の表面22に入射した光が来た方向とは異なる方向となる。このように、本実施形態の車両用灯具10では、インナレンズ20へ入ってきた光の方向と同じ方向へ光が帰らないので、インナレンズ20の端面26(テーパ面28とされた端面26)が光って見えることが抑制される。

0030

さらに、本実施形態の車両用灯具10では、テーパ面28の法線方向には、「非透過部材」としてのエクステンション16が配置されている(図1参照)。このように、非透過部材がテーパ面28に対向して配置されているので、テーパ面28からインナレンズ20の外に抜けた光は、光を透過しない部材へ向かい、車両外部60へ光が出て行かない。このため、インナレンズ20の端面26が光って見えることがより一層抑制される。

0031

次に、インナレンズ20のテーパ面28に入射し、該テーパ面28で屈折してインナレンズ20の裏面24へ向かう光について、図3を用いて比較例2と対比することにより説明する。

0032

図3(A)には、比較例2に係る反射構造部材240の端面26付近が拡大されて示されている。この図に示されるように、反射構造部材240のインナレンズ20の端面26は、本実施形態と同様に、表面22側を向くテーパ面28とされている。しかし、インナレンズ20の裏面24におけるテーパ面28との境界Bまで反射膜30が形成されている点で、本実施形態と異なっている。

0033

比較例2において、インナレンズ20のテーパ面28に入射し、屈折して裏面24へ向かった光は、裏面24に形成された反射膜30で反射して、表面22からインナレンズ20の外へ抜ける。抜けた光は、光がもと来た方向とほぼ同じ方向に帰っていく。これにより、車両外部60からインナレンズ20の端面26が光って見えることとなる。

0034

これに対し、本実施形態のの車両用灯具10の反射構造部材40では、インナレンズ20の裏面24に形成された反射膜30が、裏面24に垂直な方向にテーパ面28を投影した範囲領域24Aを避けて設けられている(図1(B)参照)。

0035

このため、インナレンズ20のテーパ面28に入射し、屈折して裏面24へ向かった光は、インナレンズ20の裏面24からインナレンズ20外へ抜ける。このように、本実施形態の車両用灯具10では、テーパ面28からインナレンズ20内に入ってきた光と同じ方向へ光が帰らないので、インナレンズ20のテーパ面28が光って見えることが抑制される。

0036

〔上記実施形態の補足説明
なお、上記実施形態では、板厚方向が車両前後方向に対して平行とされたインナレンズ20の下部20Lについて説明したが、本発明の「インナレンズ」の配置方向は特に限定されない。

0037

また、上記実施形態では、インナレンズ20の表面22と裏面24とを繋ぐ端面26が、表面22側を向くテーパ面28とされていた。しかし、本発明に含まれるために、すべての端面がテーパ面とされている必要はない。本発明の「インナレンズ」は、表面側を向くテーパ面とされた端面を有しているものであればよい。

0038

また、上記実施形態では、反射膜30が、裏面24に垂直な方向にテーパ面28を投影した範囲24A(図1(B)参照)を避けて形成されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、図1における反射膜30の車両上下方向の下端がさらに下方へ延び、範囲24Aに一部入り込むものであってもよい。範囲24Aに一部入り込むように反射膜が設けられた態様であっても、「テーパ面に対応する領域」(図3(B)参照、裏面24のうち、裏面24とテーパ面28との境界Bから近い領域T)に設けられていなければ、その領域から光がインナレンズの外へ抜けるため、インナレンズのテーパ面が光って見えることを抑制できる。

0039

10車両用灯具
50 内部(灯具内)
20インナレンズ
22 表面
24 裏面
26 端面
28テーパ面
30反射膜
T テーパ面に対応する領域
16エクステンション(非透過部材)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 广州領尚灯具有限公司の「 赤外線センサー付きの省エネルギー廊下ライト」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】赤外線センサーの検出感度を低下を防ぐ省エネルルギー廊下ライトを提供する。【解決手段】赤外線センサー付きの省エネルギー廊下ライトは、外部のスイッチによって手で制御する方式と赤外線センサーで制御す... 詳細

  • 株式会社小糸製作所の「 車両用灯具」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】車両用灯具(1)は、互いに波長の異なるレーザ光(LR,LG,LB)を時分割で出射する光源(30)と、それぞれの波長のレーザ光(LR,LG,LB)にそれぞれ対応する複数の回折格子(43... 詳細

  • 玉環県興発動力有限公司の「 LED照明装置」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】高所に設置されたLEDランプの交換が容易なLED照明装置を提供する。【解決手段】LED照明装置は、LEDライトバー1、取付柱2、固定機構4、同期ベルト5及び駆動ハンドルを有し、駆動ハンドルが同... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ