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技術 糞便採取用シート

出願人 丸ノ内紙工株式会社
発明者 荻野壽
出願日 2015年11月26日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2015-230463
公開日 2017年6月1日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-096832
状態 未査定
技術分野 生物学的材料の調査,分析 積層体(2) サンプリング、試料調製
主要キーワード 水洗流 水溶性フイルム 分散数 検便用 水溶紙 耐水剤 水溜り 洋式水洗便器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年6月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

水洗便器水溜りの上に敷くことにより、排泄された糞便を確実に保持して検便用の糞便を採取することができ、また、採取後は、糞便と共に流し去ることができるような糞便採取用シートを得るようにする。

解決手段

水洗便器の水溜水面を覆うことができるような水分散性耐水性を有する2枚の紙シート10、20を具備し、この2枚の紙シート10、20の間に非水溶性接着剤30をドット状にして全体に分散状態に配置介在させて両紙シートを一体化させて糞便採取用シート1とする。上記2枚の紙シート10、20の間には、空気層40が形成されるようになり、その空気層40によって、糞便採取用シートが水溜水面上に浮いたような状態で保持されているので、糞便をこのシートで受けても容易に沈むようなことがない。

概要

背景

医学的諸検査における検便は、大腸がん寄生虫の有無、腸内出血の有無などの検査を目的として、健康診断人間ドック食品工場における従業員健康管理などの医学検査において広く行われている。
こうした検査用糞便採取は、便器排泄した糞便から、検便用採取器具を用いて行われる。

近年、便器が水洗化されると共に、便器の殆どが洋式便器とされており、こうした洋式水洗便器においては水溜り面積が広くされているので、排便された糞便は水溜りの中に沈んでしまい、糞便を採取することが難しい。
こうしたことから、排出した便を一時的に受けて保持し、採取後に糞便と共に流し去ることができるような糞便採取用シートが用いられている。

上記糞便採取用シートとしては、水溶紙のシートの一面又は両面に耐水性印刷インキ耐水性樹脂コーティング剤などの耐水処理剤で処理したものが知られている。(特許文献1)
こうした1枚のシートからなるものでは、糞便の多い場合にはこれを充分に支えきれなくなることがあり、先ず、水溜り水面に2、3重に折畳んだトイレットペーパーを敷き、その上に糞便採取用シートを拡げて敷いたりしているが、トイレットペーパー自身の吸水性が高い為にすぐに沈んでしまい充分に糞便を保持できないことも多い。

また、ポリ酢酸ビニルを部分ケン化したポリビニルアルコール水溶性フイルムの両面に水分散性を有する紙を積層して3層としたものの外周部をぐるりと接着した糞便採取用シートも知られている。(特許文献2)
このものは、上記フイルムと紙の間に空気を保持させてその浮力により水溜り水面上における便の保持作用を大きくしようとするものであるが、使用する前には小さく畳まれているので、これを拡げるだけでは充分に空気を保持させることができないという点も見られる。

概要

水洗便器の水溜りの上に敷くことにより、排泄された糞便を確実に保持して検便用の糞便を採取することができ、また、採取後は、糞便と共に流し去ることができるような糞便採取用シートを得るようにする。水洗便器の水溜水面を覆うことができるような水分散性と耐水性を有する2枚の紙シート10、20を具備し、この2枚の紙シート10、20の間に非水溶性接着剤30をドット状にして全体に分散状態に配置介在させて両紙シートを一体化させて糞便採取用シート1とする。上記2枚の紙シート10、20の間には、空気層40が形成されるようになり、その空気層40によって、糞便採取用シートが水溜水面上に浮いたような状態で保持されているので、糞便をこのシートで受けても容易に沈むようなことがない。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

水洗便器水溜水面を覆うことができるような水分散性耐水性を有する2枚の紙シート具備し、この2枚の紙シートの間に非水溶性接着剤ドット状にして全体に分散状態に配置介在させて両紙シートを一体化させた糞便採取用シート

請求項2

上記接着剤がパラフィンである請求項1に記載の糞便採取用シート。

請求項3

上記ドット状の接着剤が円形状で直径にして20mm以下である請求項1又は2に記載の糞便採取用シート。

請求項4

上記ドット状の接着剤が上記紙シート間に少なくとも8個以上が分散配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の糞便採取用シート。

技術分野

0001

本発明は、水洗便器において糞便採取する際に使用する糞便採取用シートに関する。

背景技術

0002

医学的諸検査における検便は、大腸がん寄生虫の有無、腸内出血の有無などの検査を目的として、健康診断人間ドック食品工場における従業員健康管理などの医学検査において広く行われている。
こうした検査用の糞便の採取は、便器排泄した糞便から、検便用採取器具を用いて行われる。

0003

近年、便器が水洗化されると共に、便器の殆どが洋式便器とされており、こうした洋式水洗便器においては水溜り面積が広くされているので、排便された糞便は水溜りの中に沈んでしまい、糞便を採取することが難しい。
こうしたことから、排出した便を一時的に受けて保持し、採取後に糞便と共に流し去ることができるような糞便採取用シートが用いられている。

0004

上記糞便採取用シートとしては、水溶紙のシートの一面又は両面に耐水性印刷インキ耐水性樹脂コーティング剤などの耐水処理剤で処理したものが知られている。(特許文献1)
こうした1枚のシートからなるものでは、糞便の多い場合にはこれを充分に支えきれなくなることがあり、先ず、水溜り水面に2、3重に折畳んだトイレットペーパーを敷き、その上に糞便採取用シートを拡げて敷いたりしているが、トイレットペーパー自身の吸水性が高い為にすぐに沈んでしまい充分に糞便を保持できないことも多い。

0005

また、ポリ酢酸ビニルを部分ケン化したポリビニルアルコール水溶性フイルムの両面に水分散性を有する紙を積層して3層としたものの外周部をぐるりと接着した糞便採取用シートも知られている。(特許文献2)
このものは、上記フイルムと紙の間に空気を保持させてその浮力により水溜り水面上における便の保持作用を大きくしようとするものであるが、使用する前には小さく畳まれているので、これを拡げるだけでは充分に空気を保持させることができないという点も見られる。

先行技術

0006

特開平10−68726号公報
特開平8−294338号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、水洗便器の水溜りの上にこれを敷くことにより、排泄された糞便を確実に保持して検便用の糞便を採取することができ、また、採取後は、糞便と共に流し去ることができるような糞便採取用シートを得ようとするものである。

課題を解決するための手段

0008

こうした糞便採取用シートは使用後に流し去る必要があることから、接着剤を使用する場合にも水溶性の接着剤が用いられていた。しかし、本発明者が種々研究したところ、非水溶性の接着剤であっても、その使用量が少ない場合には、水洗便器を詰まらせるようなことはなく、容易に分散して便と共にきれいに流し去ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。

0009

本発明は、水洗便器の水溜水面を覆うことができるような水分散性と耐水性を有する2枚の紙シートを有するものであり、この2枚の紙シートの間には、非水溶性の接着剤をドット状に介在させて接着し、このドット状の接着部分をシート全体に分散するように配置することにより、2枚の紙シートを一体化させて糞便採取用シートとしたものである。

発明の効果

0010

本発明の糞便採取用シートは通常折畳まれて提供されるが、これを拡げるようにすると、重なった2枚の紙シートの間に外周縁部から空気が導入されて空気層が形成されるようになるから、これを水洗便器の水溜水面を覆うように敷くと、紙シートには耐水性があると共に、上記紙シート間の空気層によって糞便採取用シートが水面上に浮いたような状態に保持されているので、糞便をこのシートで受けても容易に沈むようなことがない。また、糞便をこの採取用シートで受けるとき紙シートは水溜の水に濡れているが、この採取用シートに使用されている接着剤が非水溶性であるので2枚の紙シートが直ぐに剥がれたりすることもなく、採取用シートの一体化を保ち、糞便を確実に保持しておくことができる。

0011

糞便採取用シートで保持された糞便から検便用の試料を採取した後に、糞便と共にこの糞便採取用シートも流されるが、この2枚の紙シートを一体化している接着剤がドット状であり、また分散状態に設けてあるから、この接着剤によって紙シートが有している水分散性を阻害するようなことは殆どなく、水洗便器を詰まらせたりするような支障を生じさせず、きれいに流すことができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の実施例を示す斜視図である。
図1に示すもののA−A線拡大一部断面図である。
図1に示すものの使用状態を示す説明図である。
本発明の他の実施例を示す平面図である。
本発明の更に他の実施例を示す平面図である。
本発明の他例を示す平面図である。

実施例

0013

本発明の糞便採取用シート1の紙シート10、20は、水洗便器から流し去るときに便器に詰らないような水分散性を有しているものであり、同時に水洗便器の水溜の水面を覆ったときにすぐに吸水して水溜りの中に沈んでしまうようなことがない耐水性を併せ持っているものである。
こうした紙シート10、20としては公知のものを使用することができ、水分散性に富んだ紙の片面又は両面に耐水性を付与するようにインク樹脂耐水剤を塗布したり、紙を抄紙する際に耐水剤を加えたりすることなどによって得た紙シートなどを好適に用いることができる。紙シートに耐水性を付与することは、一般的に水分散性を妨げる方向に作用するので、上記した糞便採取用シート1の紙としての水分散性を妨げないように適度に防水を行うようにする。

0014

この紙シートは2枚重ねとし、紙シート10、20の間に接着剤30を介在させることにより一体化しており、こうした接着剤30としては、非水溶性の接着剤30を使用するようにする。
この非水溶性の接着剤30としては、紙シート10、20を一体化できるような、パラフィンカゼインのような天然物系のもの、ゴム系のもの、樹脂系のものなどで、採取する糞便の検体に影響を及ぼさないものを使用することができるが、この紙シートは水に流されてしまうようなものなので、余り強固な接着性が要求されるものではなく、パラフィンは本発明における接着剤30として好適なものの一つである。

0015

こうした接着剤30は、小さなドット状にされて、紙シート10、20の全体に分散状態に配置するようにする。このドットの大きさは、円形の場合に直径が20mm以下となるようにするとよく、接着剤30の接着作用が大きい場合には、小さなドットとすることができる。
こうして、ドット状に分散配置した接着剤30によって、両紙シート10、20は一体化され、糞便採取用シート1が得られる。

0016

図1に示す糞便採取用シート1は、一辺が30cmの正方形状に形成された紙シート20の上に直径20mmのパラフィンのドットを、その4隅部と、その内側に間隔を設けて4つ位置するように、8個を分散配置させ、その上にもう一枚の紙シート10を重ねて接着して一体化させているものである。これは、一方の紙シートの上に加熱によって溶解したパラフィンをドット状にして分散配置し、この上に、他方の紙シートを重ねて圧着することにより一体化することができる。

0017

こうした糞便採取用シート1は、通常、2日間の採取用として、小さく折畳んだもの2枚を、採取器具の2つと共に、採取の2回分がビニール袋に入れられて提供される。
これを使用する場合、ビニール袋から取り出した糞便採取用シート1を拡げて行くと、2枚の紙シート10、20は、分散状態に部分的に接着されているだけなので、糞便採取用シート1の外周縁部から2枚の紙シート間に空気が容易に流入するようになり、これによって空気層40を紙シート10、20の間に形成させることができる(図1、2参照)。

0018

こうして空気層40が形成された糞便採取用シート1を、図3に示すように、洋式水洗便器70の水溜水面71の上に載せるように敷くと、紙シートがその防水性によって吸水が適度に妨げられながら水溜水面71と接触し、水溜水面71と接触していない部分が、外周縁部が上方に向いた状態で洋式水洗便器70の内壁72に添うようになる。そして、水溜水面71と接触した部分では、水に接触した方の紙シートが吸水して収縮するが、水に接触していない方の紙シートは、部分的に吸水して若干収縮するだけで殆ど収縮していないので、空気層40を充分に保持しておくことができる。

0019

こうした糞便採取用シート1の上に糞便が排泄されると、排泄された糞便は糞便採取用シート1にしっかりと受け止められ、両紙シート10、20を一体化している接着剤30が非水溶性であるので、両紙シート10、20は容易に分離することがないし、外周縁部が便器の内壁に沿うようになっているので、2枚のシート間に水溜の水が入ることなく、上記空気層40を維持しているので、糞便を載せたまま水溜に浮いた状態を保持することができるから、こうして保持されている糞便から採取器具を使用して検便用の糞便を確実に採取することができる。

0020

糞便の採取が終わったら、便と共に糞便採取用シート1を流すようにするが、紙シート10、20間に空気層40があっても流す際の邪魔にはならないし、2枚の紙シート10、20を一体化している接着剤30が非水溶性ではあるが、ドット状に部分的に接着されているだけであるから、糞便採取用シート1の紙シートの水分散性は妨げられることがない。
また、パラフィンを使用したものでは、水よりも軽いので接着剤部分に浮力が生じ、その他の部分では沈下傾向にあって、こうした浮沈差異により水洗流によって接着剤部分とその他の部分とが更に破れやすくなり、便器からスムーズに流し去ることができる。

0021

上記接着剤30の大きさは、図1に示すもののように、全てが略同じ大きさでもよいが、各々が異なっていてもよい。図4に示すものは、外側の接着剤31より内側の接着剤32の大きさを小さくしているものであり、これにより、紙シート間の一体性を保持しつつ、空気層40をより大きく形成させることができて糞便をより保持しやすくなり、また接着部分が少ないので、流し去る時に詰り難くすることができる。

0022

接着剤30の配置は、2枚の紙シートを一体化すると共に、空気層40を形成させるものであれば適宜の配置とすることができ、不規則なものでもよい。この場合、図5に示すように、四隅に接着剤33を配置させ、その内側に45度回転した状態の小さい四角をなすように接着剤34を配置させたり、図6に示すように、小さいドット状の接着剤35を千鳥配列に配置し、接着剤35の分散数を多く配置させることができる。このように配置させると、糞便が落下した際の衝撃で、一の接着剤が、他の接着剤と引っ張り合う形になり、紙シート10、20に網目状の皺が生じやすくなって、その皺により、糞便の水分量が多くても、その糞便が紙シート全体に拡がらないようにすることができる。

0023

本発明の糞便採取用シート1の形状は、上述した正方形状の他に、長方形楕円形、円形など便器の形状に適合するような適宜の形状にすることができるし、接着剤のドットも図に示したような円形状の他、三角形状、多角形状その他の形状であってもよい。また、この糞便採取用シート1は和式水洗便器においても使用することができる。

0024

1:糞便採取用シート
10:紙シート
20:紙シート
30:接着剤
40:空気層
70:洋式水洗便器
71:水溜水面
72:内壁

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