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技術 センサ取付け金具

出願人 富士通株式会社
発明者 山地隆行石井聖己藤田博之
出願日 2015年11月18日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-225973
公開日 2017年6月1日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-096657
状態 特許登録済
技術分野 計測器の細部
主要キーワード センサー取付け 機器取付具 取り付けミス とがり センシング範囲 センシング面 センサ取付け センシング領域
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

選択的に2種類の向きでセンサを壁に対して精度良く取り付けることができるセンサ取付け金具の提供。

解決手段

センサ取付け金具は、第1基準方向を示す第1の基準部を有すると共に、第1の取り付け面を有する第1板状部と、第2基準方向を示す第2の基準部を有すると共に、第2の取り付け面を有する第2板状部と、第1板状部の一端と第2板状部の一端とに固定される連結部とを含み、第1基準方向がX軸に平行で且つ第1の取り付け面がXZ平面内である第1状態において、第2の取り付け面の法線は3軸に対して傾斜を有し、第2基準方向がX軸に平行で且つ第2の取り付け面がXZ平面内である第2状態において、第1の取り付け面の法線は3軸に対して傾斜を有する。

概要

背景

軸まわり回動機構を備えることで機器の向きを2軸まわりで可変できる機器取付具が知られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

選択的に2種類の向きでセンサを壁に対して精度良く取り付けることができるセンサ取付け金具の提供。センサ取付け金具は、第1基準方向を示す第1の基準部を有すると共に、第1の取り付け面を有する第1板状部と、第2基準方向を示す第2の基準部を有すると共に、第2の取り付け面を有する第2板状部と、第1板状部の一端と第2板状部の一端とに固定される連結部とを含み、第1基準方向がX軸に平行で且つ第1の取り付け面がXZ平面内である第1状態において、第2の取り付け面の法線は3軸に対して傾斜を有し、第2基準方向がX軸に平行で且つ第2の取り付け面がXZ平面内である第2状態において、第1の取り付け面の法線は3軸に対して傾斜を有する。

目的

本発明は、選択的に2種類の向きでセンサを壁に対して精度良く取り付けることができるセンサ取付け金具の提供を目的とする

効果

実績

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請求項1

センサ取付け金具において、第1基準方向を示す第1の基準部を有すると共に、センサユニット及び壁のいずれにも取り付くことができる第1の取り付け面を有する第1板状部と、第2基準方向を示す第2の基準部を有すると共に、センサユニット及び壁のいずれにも取り付くことができる第2の取り付け面を有する第2板状部と、前記第1板状部及び前記第2板状部に固定され、前記第1板状部及び前記第2板状部を連結する連結部とを含み、互いに直交する3軸であるX、Y及びZ軸を想定したとき、前記第1の基準部がX方向に対して合わせられ且つ前記第1の取り付け面がXZ面内にある第1状態において、前記第2の取り付け面の第2法線ベクトルは、Y方向及びZ方向の各成分の大きさが0より大きく、前記第2の基準部がX方向に対して合わせられ且つ前記第2の取り付け面がXZ面内にある第2状態において、前記第1の取り付け面の第1法線ベクトルは、Y方向及びZ方向の各成分の大きさが0より大きく且つ前記第1状態における前記第2法線ベクトルに対して向きが異なる、センサ取付け金具。

請求項2

前記連結部は、前記第1板状部における前記第1基準方向の一端と前記第2板状部における前記第2基準方向の一端とに固定され、前記第1状態において前記第1の基準部がX方向に平行に合わせられ、前記第2状態において前記第2の基準部がX方向に平行に合わせられ、前記第1状態における前記第1板状部の前記一端から他端に向かう方向は、前記第2状態における前記第2板状部の前記一端から他端に向かう方向に対して逆である、請求項1に記載のセンサ取付け金具。

請求項3

前記第1状態における前記第1板状部の前記一端から他端に向かう方向をX方向の正側とし、前記第1状態における前記第1板状部に対して前記第2板状部が存在する側をY方向の正側としたとき、前記第1状態における前記第2法線ベクトルは、X方向、Y方向及びZ方向の各成分の符号が正であり、前記第2状態における前記第1法線ベクトルは、X方向の成分の符号が負であり、Y方向及びZ方向の各成分の符号が正である、請求項2に記載のセンサ取付け金具。

請求項4

前記第1状態における前記第2の取り付け面の向きと、前記第2状態における前記第1の取り付け面の向きとは、YZ平面に関して対称である、請求項3に記載のセンサ取付け金具。

請求項5

前記第1板状部は、直線状に延在する第1縁部を有し、前記第1の基準部は、前記第1縁部であり、前記第2板状部は、直線状に延在する第2縁部を有し、前記第2の基準部は、前記第2縁部である、請求項3に記載のセンサ取付け金具。

請求項6

前記第1板状部は、締結具が通る第1の穴を有し、前記第2板状部は、締結具が通る第2の穴を有する、請求項3に記載のセンサ取付け金具。

請求項7

前記連結部は、前記第1状態においてY方向に視て前記第1の穴が可視となり、且つ、前記第2状態においてY方向に視て前記第2の穴が可視となる態様で、前記第1板状部と前記第2板状部とを連結する、請求項6に記載のセンサ取付け金具。

請求項8

前記第1板状部における第1の取り付け面の裏側の面には、第1の識別マークが付与され、前記第2板状部における第2の取り付け面の裏側の面には、前記第1の識別マークとは異なる第2の識別マークが付与される、請求項3に記載のセンサ取付け金具。

請求項9

センサ取付け金具において、壁に取り付くことができる第1の取り付け面を有すると共に、前記第1の取り付け面の裏側の面に、第1基準方向及び第2基準方向が刻印された第1板状部と、センサユニットに取り付くことができる第2の取り付け面を有する第2板状部と、前記第1板状部の一端と前記第2板状部の一端とに固定される連結部とを含み、互いに直交する3軸であるX,Y及びZ軸を想定したとき、前記第1基準方向がX軸に平行で且つ前記第1の取り付け面がXZ平面内である第1状態において、前記第2の取り付け面の法線は、前記3軸のそれぞれに対して傾斜を有し、前記第2基準方向がX軸に平行で且つ前記第1の取り付け面がXZ平面内である第2状態において、前記第2の取り付け面の法線は、前記3軸のそれぞれに対して傾斜を有し、前記第1状態における前記第2の取り付け面の法線と、前記第2状態における前記第2の取り付け面の法線とは、YZ平面に関して対称である、センサ取付け金具。

請求項10

センサー取付け金具において、ねじ穴が設けられ、壁面に当接可能な第1の面を有する第1板状部と、ねじ穴が設けられセンサユニットを取付け可能な第2の面を有する第2板状部と、前記第1板状部が前記壁面に当接された状態で、前記第2の面が斜め下方向を向くように前記第1板状部と前記第2板状部とを連結する連結部とを有し、前記第1の面は、前記センサユニットの取付けも可能であって、前記第2の面は前記壁面にも当接可能である、ことを特徴とするセンサー取付け金具。

請求項11

前記第1板状部の前記ねじ穴と前記第2板状部の間は、ねじ回し工具挿入可能な距離幅を有し、前記第2板状部の前記ねじ穴と前記第1板状部の間は、ねじ回し工具を挿入可能な距離幅を有する、請求項10に記載のセンサー取付け金具。

技術分野

0001

本開示は、センサ取付け金具に関する。

背景技術

0002

軸まわり回動機構を備えることで機器の向きを2軸まわりで可変できる機器取付具が知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

実開平2-74715号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記の特許文献1に開示されるような従来技術では、回動機構を備えるので、機器取付具が複雑な構造となる。

0005

1つの側面では、本発明は、選択的に2種類の向きでセンサを壁に対して精度良く取り付けることができるセンサ取付け金具の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

一局面によれば、センサ取付け金具において、
第1基準方向を示す第1の基準部を有すると共に、センサユニット及び壁のいずれにも取り付くことができる第1の取り付け面を有する第1板状部と、
第2基準方向を示す第2の基準部を有すると共に、センサユニット及び壁のいずれにも取り付くことができる第2の取り付け面を有する第2板状部と、
前記第1板状部及び前記第2板状部に固定され、前記第1板状部及び前記第2板状部を連結する連結部とを含み、
互いに直交する3軸であるX、Y及びZ軸を想定したとき、前記第1の基準部がX方向に対して合わせられ且つ前記第1の取り付け面がXZ面内にある第1状態において、前記第2の取り付け面の第2法線ベクトルは、Y方向及びZ方向の各成分の大きさが0より大きく、前記第2の基準部がX方向に対して合わせられ且つ前記第2の取り付け面がXZ面内にある第2状態において、前記第1の取り付け面の第1法線ベクトルは、Y方向及びZ方向の各成分の大きさが0より大きく且つ前記第1状態における前記第2法線ベクトルに対して向きが異なる、センサ取付け金具が提供される。

発明の効果

0007

選択的に2種類の向きでセンサを壁に対して精度良く取り付けることができるセンサ取付け金具が得られる。

図面の簡単な説明

0008

実施例1によるセンサ取付け金具の一例を示す3面図である。
Y方向の正側から視たときの第1の取り付け状態を示す図である。
X方向の正側から視たときの第1の取り付け状態を示す図である。
Y方向の負側から視たときの第1の取り付け状態を示す図である。
第2の取り付け面の法線ベクトルV2の説明図である。
第2の取り付け面の法線ベクトルV2の説明図である。
Y方向の正側から視たときの第2の取り付け状態を示す図である。
X方向の負側から視たときの第2の取り付け状態を示す図である。
Y方向の負側から視たときの第2の取り付け状態を示す図である。
第1の取り付け面の法線ベクトルV1の説明図である。
第1の取り付け面の法線ベクトルV1の説明図である。
センサユニットのセンサ取付け金具1を用いた部屋への設置状態の一例を示す図である。
センサユニットのセンサ取付け金具1を用いた部屋への設置状態の他の一例を示す図である。
実施例1のセンサ取付け金具1の製造方法の概念的な説明図である。
実施例1のセンサ取付け金具1の製造方法の概念的な説明図である。
実施例1のセンサ取付け金具1の製造方法の概念的な説明図である。
実施例2によるセンサ取付け金具の一例を示す3面図である。
第1の取り付け状態を示す図である。
第2の取り付け状態を示す図である。
実施例3によるセンサ取付け金具の一例を示す斜視図である。
実施例3によるセンサ取付け金具の一例を示す側面図である。
第1の取り付け状態を概念的に示す図である。
第2の取り付け状態を概念的に示す図である。

実施例

0009

以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1によるセンサ取付け金具1の一例を示す3面図である。図2A図2Cは、第1の取り付け状態(第1状態の一例)を3方向から見た図である。図3A及び図3Bは、第2の取り付け面21の法線ベクトルV2(第2法線ベクトルの一例)の説明図である。図4A図4Cは、第2の取り付け状態(第2状態の一例)を3方向から見た図である。図5A及び図5Bは、第1の取り付け面11の法線ベクトルV1(第1法線ベクトルの一例)の説明図である。

0010

センサ取付け金具1は、センサユニット60(図2A図2C等参照)を壁に取り付けるための金具である。

0011

センサユニット60は、例えば空調装置エアコンディショナ)と協動して室内の空調を行うために用いられる。この場合、センサユニット60は、室内の温湿度を検出する温湿度センサや、室内の明るさを検出する照度センサを含む。また、センサユニット60は、室内の人の状態を検出する画像センサ生体センサを含んでよい。生体センサは、例えば室内に電波(例えばマイクロ波)を照射し、その反射波に基づいて生体情報(人の活動性や、呼吸心拍等を表す情報等)を取得するセンサを含んでもよい。この場合、センサユニット60は、幼児や、病人高齢者のような特定の人を見守るためのシステムにおいて用いることができる。以下では、一例として、センサユニット60は、室内に電波を照射し、その反射波に基づいて生体情報を取得する生体センサを含むものとする。

0012

センサユニット60は、裏側に、センサ取付け金具1に取り付けられる載置面を有する。載置面は、例えば平らな面であり、ネジなどの締結具90(図2A図2C等参照)が締め込まれる締結穴(図示せず)を有する。センサユニット60は、表側にセンシング面61を有する。センサユニット60内の生体センサは、センシング面61を介して電波を照射する。生体センサは、指向性を有する。ここでは、一例として、生体センサは、センシング面61の法線方向(向き)に指向性が最大化されており、センシング面61の法線方向を中心とした検知範囲を有するものとする。

0013

センサ取付け金具1は、図1に示すように、第1板状部10と、第2板状部20と、連結部30とを含む。センサ取付け金具1は、図1に示すように、全体としてV字状の形態である。センサ取付け金具1は、例えば金属板(即ち板金)から形成される。センサ取付け金具1は、例えば1枚の金属板を曲げ成形して形成される。

0014

センサ取付け金具1は、想定される使用環境相違に応じて2種類の取り付け状態を実現できる。第1の取り付け状態では、図2A図2Cに示すように、第1板状部10が壁70が取り付けられ、第2板状部20にセンサユニット60が取り付けられる。第2の取り付け状態では、図4A図4Cに示すように、第2板状部20が壁70が取り付けられ、第1板状部10にセンサユニット60が取り付けられる。第1の取り付け状態及び第2の取り付け状態については、後に更に説明する。第1の取り付け状態及び第2の取り付け状態のうちのいずれの取り付け状態を用いるかは、想定される使用環境、例えば部屋の構造等に応じて、選択される。

0015

ここでは、図2A図2C及び図4A図4Cに示すように、互いに直交する3軸であるX,Y及びZ軸を想定する。壁70は、XZ面に平行であり、Z軸の正側は、鉛直下方に対応する。

0016

第1板状部10は、第1の取り付け面11を有する。第1の取り付け面11は、図1に示すように、第1板状部10における第2板状部20側に向く面13(以下、「裏面13」と称する)とは逆側の面である。第1の取り付け面11は、平らな面であるが、ビード等のような補強のための窪み等を部分的に有してもよい。

0017

第1板状部10は、連結部30側の第1端101から他方の第2端102まで直線状に延在する。第2端102は、自由端である。以下では、第1板状部10の長手方向とは、第1端101から第2端102に向かう方向(又はその逆の方向)を指し、第1板状部10の幅方向とは、第1板状部10の長手方向に対して垂直な方向(第1板状部10の面内の方向)を指す。

0018

第1板状部10は、第1基準方向を示す第1の基準部103を含む。図1に示す例では、第1の基準部103は、第1板状部10の幅方向両側の縁部である。第1板状部10の幅方向両側の縁部は、互いに平行に、長手方向に沿って直線状に延在する。第1基準方向は、第1の基準部103の延在する方向である。尚、第1の基準部103は、長手方向に沿った第1板状部10の一部に形成されてもよい。

0019

第1板状部10は、第1の取り付け面11の領域内に、締結具90が通る穴14(第1の穴の一例)を有する。穴14の位置や数は任意であるが、好ましくは、穴14は、長手方向に沿った異なる個所に2個以上設けられる。図1に示す例では、穴14は、第1端101及び第2端102にそれぞれ形成される。穴14には、締結具90と噛み合う雌ネジが形成されてもよい。即ち、穴14は、ネジ穴であってよい。この場合、雌ネジは、バーリング加工により形成されるバーリング部に形成されてもよい。尚、穴14に雌ネジが形成されない場合、穴14は、締結具90よりも大きい径を有するが、締結具90の頭部よりも小さい径を有する。

0020

第2板状部20は、第2の取り付け面21を有する。第2の取り付け面21は、図1に示すように、第2板状部20における第1板状部10側に向く面23(以下、「裏面23」と称する)とは逆側の面である。第2の取り付け面21は、平らな面であるが、ビード等のような補強のための窪み等を部分的に有してもよい。

0021

第2板状部20は、連結部30側の第3端201から他方の第4端202まで直線状に延在する。第4端202は、自由端である。以下では、第2板状部20の長手方向とは、第3端201から第4端202に向かう方向(又はその逆の方向)を指し、第2板状部20の幅方向とは、第2板状部20の長手方向に対して垂直な方向(第2板状部20の面内の方向)を指す。

0022

第2板状部20は、第2基準方向を示す第2の基準部203を含む。図1に示す例では、第2の基準部203は、第2板状部20の幅方向両側の縁部である。第2板状部20の幅方向両側の縁部は、互いに平行に、長手方向に沿って直線状に延在する。第2基準方向は、第2の基準部203の延在する方向である。尚、第2の基準部203は、長手方向に沿った第2板状部20の一部に形成されてもよい。

0023

第2板状部20は、第2の取り付け面21の領域内に、締結具90が通る穴24(第2の穴の一例)を有する。穴24の位置や数は任意であるが、好ましくは、穴24は、長手方向に沿った異なる個所に2個以上設けられる。図1に示す例では、穴24は、第3端201及び第4端202にそれぞれ形成される。個々の穴24は、好ましくは、個々の穴14と同一の構成を有する。

0024

連結部30は、第1板状部10と第2板状部20とを連結する。連結部30は、第1板状部10の第1端101と第2板状部の第3端201とに固定される。連結部30は、第1板状部10の第1の取り付け面11と第2板状部20の第2の取り付け面21とが所定の角度関係になるように、第1板状部10と第2板状部20とを連結する。所定の角度関係とは、第1の取り付け状態及び第2の取り付け状態のそれぞれにおいて、センサユニット60のセンシング面61が所望の方向に向く関係である。所定の角度関係については、図2A図2C図3A図3B図4A図4C図5A、及び図5Bを参照しつつ、以下で詳説する。

0025

図2A図2Cに示すように、第1の取り付け状態では、第1板状部10の第1の取り付け面11(図2Aでは、裏面13の裏側で見えない)は、壁70に面沿いで取り付けられる。壁70への取り付けは、図2A図2Cに示すように、第1板状部10の穴14を通る締結具90(例えば、木ネジや、先端が切り刃又はとがり状のドリルねじ)を用いて実現できる。第1の取り付け状態では、第2板状部20の第2の取り付け面21には、センサユニット60が取り付けられる。センサユニット60の取り付けは、図示しないが、第2板状部20の穴24を通る締結具90(例えばねじ、ボルト)を用いて実現できる。

0026

第1の取り付け状態では、第1の取り付け面11の法線方向は、図2A図2Cに示すように、Y軸に平行である。また、第1の取り付け状態では、第1の取り付け面11は、第1基準方向(第1の基準部103)がX軸に平行になる向きで、壁70に取り付けられる。このとき、図3A及び図3Bに示すように、第2板状部20の第2の取り付け面21の法線方向(=センサユニット60のセンシング面61の法線方向)は、X,Y及びZ軸のそれぞれに対して傾斜を有する。具体的には、第2の取り付け面21の法線ベクトルV2(壁70から離れる向き)をV2=(X2,Y2,Z2)としたとき、各成分X2,Y2,及びZ2は全て正の値である。尚、以下では、法線ベクトルV2は、単位ベクトル表現であるとする。

0027

同様に、図4A図4Cに示すように、第2の取り付け状態では、第2板状部20の第2の取り付け面21(図4Aでは、裏面23の裏側で見えない)は、壁70に面沿いで取り付けられる。壁70への取り付けは、図4A図4Cに示すように、第2板状部20の穴24を通る締結具90を用いて実現できる。第2の取り付け状態では、第1板状部10の第1の取り付け面11には、センサユニット60が取り付けられる。センサユニット60の取り付けは、図示しないが、第1板状部10の穴14を通る締結具90を用いて実現できる。

0028

第2の取り付け状態では、第2の取り付け面21の法線方向は、図4A図4Cに示すように、Y軸に平行である。また、第2の取り付け状態では、第2の取り付け面21は、第2基準方向(第2の基準部203)がX軸に平行になる向きで、壁70に取り付けられる。このとき、第1板状部10の第1の取り付け面11の法線方向(=センサユニット60のセンシング面61の法線方向)は、X,Y及びZ軸のそれぞれに対して傾斜を有する。具体的には、第1の取り付け面11の法線ベクトルV1(壁70から離れる向き)をV1=(X1,Y1,Z1)としたとき、成分X1は負の値であり、他の各成分Y1及びZ1は全て正の値である。尚、以下では、法線ベクトルV1は、単位ベクトル表現であるとする。

0029

ここで、第1の取り付け状態における第2の取り付け面21の法線ベクトルV2は、第1の取り付け状態におけるセンサユニット60のセンシング面61の向きを表す。また、第2の取り付け状態における第1の取り付け面11の法線ベクトルV1は、第2の取り付け状態におけるセンサユニット60のセンシング面61の向きを表す。

0030

この点、第2の取り付け状態における第1の取り付け面11の法線ベクトルV1は、好ましくは、上述の第1の取り付け状態における第2の取り付け面21の法線ベクトルV2に対して、YZ平面に関して対称な関係である。即ち、X1=−X2、Y1=Y2、及びZ1=Z2である。これは、第1の取り付け状態におけるセンサユニット60のセンシング面61の向きと第2の取り付け状態におけるセンサユニット60のセンシング面61の向きとが、YZ平面に関して対称な関係であることを意味する。YZ平面は、壁70の面(XZ平面)に対して垂直な面である。これは、YZ平面を挟んでX方向の両側にセンサユニット60を2パターンで取り付けるときに、YZ平面を挟んでX方向の両側で対称なセンシング領域を確保できる点で有利となる(この効果は、図6A及び図6Bを参照して後述)。

0031

法線ベクトルV1及び法線ベクトルV2の具体的な方向(X1,Y1,Z1等)は、想定される使用環境、即ちセンサユニット60の設置が想定される部屋の形状等に応じて決定される。図3A及び図3Bに示す例では、X方向に視たときの法線ベクトルV2とY軸のなす角度は、約55度であり、Z方向に視たときの法線ベクトルV2とY軸のなす角度は、約35度である。但し、これらの値は、一例であり、上述のように、想定される使用環境(例えば部屋の形状)に応じて例えば±20度内で変更されてもよい。同様に、図5A及び図5Bに示す例では、X方向に視たときの法線ベクトルV1とY軸のなす角度は、約55度であり、Z方向に視たときの法線ベクトルV1とY軸のなす角度は、約35度である。同様に、これらの値は、一例であり、想定される使用環境に応じて例えば±20度内で変更されてもよい。

0032

実施例1のセンサ取付け金具1によれば、図2A及び図4Aに示すように、第1及び第2の取り付け状態のそれぞれにおいては、第1基準方向(第1の基準部103)及び第2基準方向(第2の基準部203)のそれぞれがX軸に平行である。従って、作業者は、壁70の水平方向を基準に、センサ取付け金具1を壁70に対して精度良く取り付けることができる。この結果、作業性が向上する。また、第1及び第2の取り付け状態のそれぞれにおいて、壁70に取り付けられたセンサユニット60のセンシング面61の向きのばらつき(例えば作業者間のばらつき)を低減できる。以下では、このようにしてセンサ取付け金具1を、第1基準方向又は第2基準方向を壁70の水平方向に合わせて壁70に取り付けることを前提とする。

0033

また、センサ取付け金具1によれば、図2A図2C及び図4A図4Cに示すように、第1の取り付け状態と第2の取り付け状態とで、センサユニット60のセンシング面61を異なる方向に向けることができる。これにより、1つのセンサ取付け金具1で、センサユニット60のセンシング面61を向けることができる方向を、2種類の斜め下向きにできる。この結果、部屋の構造等に応じてセンサユニット60の取り付け位置に制約がある場合であっても、センサユニット60のセンシング面61を所望の斜め下向きにできる可能性が高くなる。

0034

また、センサ取付け金具1によれば、第1及び第2の取り付け状態のそれぞれにおいては、センサユニット60のセンシング面61の法線ベクトルをX,Y及びZ軸のそれぞれに対して傾斜させることができる。これにより、部屋の構造等に応じてセンサユニット60の取り付け位置が部屋の角(例えば天井付近の角)に制約される場合であっても、センサユニット60のセンシング面61を部屋の中心側に向けやすくなる。この効果については、図6A及び図6Bを参照して、より詳細に説明する。

0035

図6Aは、センサユニット60のセンサ取付け金具1を用いた部屋への設置状態の一例を示す図であり、図6Bは、センサユニット60のセンサ取付け金具1を用いた部屋への設置状態の他の一例を示す図である。図6A及び図6Bは、部屋を上方かつ斜め方向から視た図である。以下の説明において、左右方向及び奥行き方向は、図6A及び図6B視点を基準とする。図6A及び図6Bでは、部屋の空間は、直方体であり、それぞれ、外形が線301及び302で示されている。尚、図6A及び図6Bには、図2A図2C等で定義したX,Y及びZ軸が示されている。また、図6A及び図6Bには、センサユニット60のセンシング範囲ハッチン領域R1及びR2で模式的に示される。図6A及び図6Bに示す例では、センシング範囲R1は、センサユニット60により該範囲内に存在する人の呼吸及び心拍を検知できる領域である。また、センシング範囲R2は、センサユニット60により該範囲内に存在する人の動きなど、呼吸及び心拍以外の生体情報を検知できる領域である。図6A及び図6Bに示す例では、センシング範囲R1は、水平方向で約80度の広がりを有し、下方向に約80度の広がりを有する。部屋におけるセンシング範囲R1及びR2が占める範囲は、センサユニット60の電波強度及びセンシング面61の向きに依存して決まる。

0036

図6Aに示す例では、空調装置2が部屋の右奥の角付近に設置される。即ち、空調装置2は、奥側の壁70の右上に設置される。センサユニット60は、配線等の制約から、空調装置2の近傍に配置される。このため、図6Aに示す例では、センサユニット60は、空調装置2と同様、部屋の右奥の角付近に設置される。この場合、図6Aに示すように、第1の取り付け状態が選択される。これにより、センサユニット60は、部屋の右奥の角付近に設置されるものの、センシング面61の法線ベクトルは、部屋の中心側に向う方向である。即ち、センシング面61の法線ベクトル(X2,Y2,Z2)は、上述のように、X2,Y2、及びZ2がすべて正の値であるので、例えば同法ベクトルが(0,Y2,Z2)である場合に比べて、部屋の中心側(左側)に向くことができる。このようにして、センサ取付け金具1によれば、空調装置2が部屋の右奥の角付近に設置される場合でも、第1の取り付け状態を採用することで、部屋におけるセンシング範囲が占める範囲を、部屋の左側にも確保し易くできる。

0037

図6Bに示す例では、空調装置2が部屋の左奥の角付近に設置される。即ち、空調装置2は、奥側の壁70の左上に設置される。センサユニット60は、配線等の制約から、空調装置2の近傍に配置される。このため、図6Bに示す例では、センサユニット60は、空調装置2と同様、部屋の左奥の角付近に設置される。この場合、図6Bに示すように、第2の取り付け状態が選択される。これにより、センサユニット60は、部屋の左奥の角付近に設置されるものの、センシング面61の法線ベクトルは、部屋の中心側に向う方向である。即ち、第2の取り付け状態におけるセンシング面61の法線ベクトルV1(X1,Y1,Z1)は、上述のように、X1が負の値であり且つY1及びZ1が正の値である。従って、第2の取り付け状態におけるセンシング面61は、例えばその法線ベクトルが(0,Y1,Z1)である場合に比べて、部屋の中心側(右側)に向くことができる。このようにして、センサ取付け金具1によれば、空調装置2が部屋の左奥の角付近に設置される場合でも、第2の取り付け状態を採用することで、部屋におけるセンシング範囲が占める範囲を、部屋の右側にも確保し易くできる。

0038

ここで、一般的に、集合住宅の各住戸は、左右対称間取りを有することが多い。間取りが左右対称のときは、図6A及び図6Bに示すように、空調装置2の設置位置も左右対称となることが多い。

0039

この点、センサ取付け金具1は、上述のように、第1の取り付け状態におけるセンサユニット60のセンシング面61の向きと第2の取り付け状態におけるセンサユニット60のセンシング面61の向きとが、YZ平面に関して対称な関係である。YZ平面は、図6A及び図6Bに示すように、左右対称の間取りを有する2つの住戸を左右方向を仕切る壁に相当する。従って、センサ取付け金具1は、左右対称の間取りを有する集合住宅の各住戸へのセンサユニット60の取り付けに特に有用となる。

0040

ところで、センサ取付け金具1は、上述のように、壁70に締結具90を用いて締結される。この際、締結具90は、裏面13又は23側から締結される。従って、センサ取付け金具1を壁70に締結具90で締結する際、裏面13又は23側にある第2板状部20又は第1板状部10が締結時の作業を阻害しうる。例えば、第1の取り付け状態を実現するためには、裏面13側から締結具90の締結作業が必要となるが、この際、第2板状部20が締結作業の邪魔となりうる。また、センサ取付け金具1には、上述のように、センサユニット60が締結具90を用いて締結される。この際、締結具90は、裏面13又は23側から締結される。従って、同様に、センサ取付け金具1にセンサユニット60を締結具90で締結する際、第2板状部20又は第1板状部10が締結時の作業を阻害しうる。

0041

この点、センサ取付け金具1は、図2Aに示すように、第1の取り付け状態においてY方向に視て裏面13の全体が可視である(従って、穴14自体も可視である)。同様に、センサ取付け金具1は、図4Aに示すように、第2の取り付け状態においてY方向に視て裏面23の全体が可視である(従って、穴24自体も可視である)。即ち、センサ取付け金具1によれば、連結部30は、第1及び第2の取り付け状態のそれぞれにおいてY方向に穴14及び24が可視になる態様で、第1板状部と第2板状部とを連結する。従って、センサ取付け金具1によれば、第1の取り付け状態を実現する際に、裏面13側からの締結具90の締結作業が第2板状部20によって阻害されることが実質的に無く、作業性が向上する。同様に、センサ取付け金具1によれば、第2の取り付け状態を実現する際に、裏面23側からの締結具90の締結作業が第1板状部10によって阻害されることが実質的に無く、作業性が向上する。

0042

尚、実施例1のセンサ取付け金具1では、第1の取り付け状態においてY方向に視て裏面13の全体が可視であり、且つ、第2の取り付け状態においてY方向に視て裏面23の全体が可視であるが、これに限られない。例えば、連結部30は、第1及び第2の取り付け状態のそれぞれにおいてY方向に穴14及び24まわりの所定半径円形領域が可視になる態様で、第1板状部と第2板状部とを連結してもよい。この場合、所定半径は、締結具90に用いるねじ回し工具(例えば一般的なドライバ)の半径に基づいて決められてよい。また、作業性を向上するため、好ましくは、第1板状部10の穴14と第2板状部20との間は、ねじ回し工具を挿入可能な距離幅を有し、第2板状部20の穴24と第1板状部10との間は、ねじ回し工具を挿入可能な距離幅を有する。

0043

次に、図7A図7Cを参照して、実施例1のセンサ取付け金具1の製造方法を説明する。

0044

図7A図7Cは、実施例1のセンサ取付け金具1の製造方法の概念的な説明図である。図7Aは、曲げ成形前の状態を概念的に示す。図7Aでは、曲げの方向を概念的に示すため、本来は曲げ成形前は同一平面上にある第1部位81及び第2部位82とは、互いに対向しあう関係に概念的に配置されている。図7Bは、1回目の曲げ成形の説明図であり、図7Cは、2回目の曲げ成形の説明図である。図7A図7Cにおいて、第1部位81は、第1板状部10となる部位であり、第2部位82は、第2板状部20となる部位である。図7A図7Cにおいては、連結部30となる部位の図示は省略されている。

0045

第1部位81及び第2部位82は、曲げ成形前は、連結部30となる部位(図示せず)と同一の平面上にある。即ち、センサ取付け金具1は、一枚の板金から形成される。尚、板金は、以下で説明する曲げ成形前に、穴14及び24のための穿孔加工(又は打ち抜き)が実施されていてよい。まず、1回目の曲げ成形では、図7Bに示すように、第1部位81及び第2部位82が、図7Aに示す状態に対して対向する面同士(縁部側)が互いに離れる方向に、所定角α曲げられる。尚、所定角αは、想定される使用環境に応じて決定されるが、例えば50度±15度の範囲内であってよい。次に、2回目の曲げ成形では、図7Cに示すように、第1部位81及び第2部位82が、図7Bに示す状態に対して両自由端同士が所定角β開くように曲げられる。尚、所定角βは、想定される使用環境に応じて決定されるが、例えば35度±10度の範囲内であってよい。

0046

図7A図7Cに示す例によれば、センサ取付け金具1を2回の曲げ成形により形成できる。この2回の曲げ成形により、第1板状部10の第1の取り付け面11と第2板状部20の第2の取り付け面21とが上述したような所定の角度関係になる。
[実施例2]
図8は、実施例2によるセンサ取付け金具1Aの一例を示す3面図である。図9Aは、第1の取り付け状態を示す図であり、図9Bは、第2の取り付け状態を示す図である。

0047

実施例2によるセンサ取付け金具1Aは、上述した実施例1によるセンサ取付け金具1に対して、第1の識別マーク41及び第2の識別マーク42が付与された点が異なり、他の構成は同様であってよい。上述した実施例1と同一であってよい構成要素については、図8において同一の参照符号を付して説明を省略する。

0048

第1板状部10の裏面13(第1の取り付け面11の裏側の面)には、第1の識別マーク41が付与される。第1の識別マーク41は、例えば刻印により形成できる。かかる刻印は、金型を用いる成形時に形成できる。

0049

第1の識別マーク41は、センサユニット60の壁70への取り付け作業支援する情報を含む。第1の識別マーク41は、図9Aに示す第1の取り付け状態を実現するための取り付け作業時に機能する。具体的には、第1の識別マーク41は、"右"を示唆する文字を含む。図8に示す例では、第1の識別マーク41は、文字"R"を含む。これは、第1の取り付け状態は、図6Aに示したように、部屋の右側(右の角付近)にセンサユニット60を取り付けるときに採用されるためである。これにより、作業者は、図9Aに示すように、例えば部屋の右側への取り付けの際の締結具90による締結作業時に、第1の識別マーク41を目視でき、現在行っている作業が正しい作業であることを確認できる。この結果、作業性が向上し、取り付けミス(第1の取り付け状態とすべき時に、第2の取り付け状態としてしまうミス)を低減できる。

0050

同様に、第2の識別マーク42は、センサユニット60の壁70への取り付け作業を支援する情報を含む。第2の識別マーク42は、第1の識別マーク41とは異なる情報を含む。具体的には、第2の識別マーク42は、"左"を示唆する文字を含む。図8に示す例では、第2の識別マーク42は、文字"L"を含む。これは、第2の取り付け状態は、図6Bに示したように、部屋の左側(左の角付近)にセンサユニット60を取り付けるときに採用されるためである。これにより、作業者は、図9Bに示すように、例えば部屋の左側への取り付けの際の締結具90による締結作業時に、第2の識別マーク42を目視でき、現在行っている作業が正しい作業であることを確認できる。この結果、作業性が向上し、取り付けミス(第2の取り付け状態とすべき時に、第1の取り付け状態としてしまうミス)を低減できる。
[実施例3]
図10Aは、実施例3によるセンサ取付け金具1Bの一例を示す斜視図であり、図10Bは、センサ取付け金具1Bの側面図である。図11Aは、第1の取り付け状態を概念的に示す図であり、図11Bは、第2の取り付け状態を概念的に示す図である。図11A及び図11Bでは、センサユニット60及び締結具90の図示は省略されている。

0051

以下の説明において、上述した実施例1の説明と同じ符号の部材(例えばセンサユニット60)は、上述した実施例1で説明した通りの部材である。

0052

センサ取付け金具1Bは、第1板状部10Bと、第2板状部20Bと、連結部30Bとを含む。センサ取付け金具1Bは、平らな板金を両端が近づく方向に曲げることで形成できる。センサ取付け金具1Bは、上述した実施例1によるセンサ取付け金具1とは異なり、2回の曲げを行わずに形成される。

0053

第1板状部10Bは、部屋の壁70に取り付くことができる第1の取り付け面11Bを有する。第1の取り付け面11Bの裏面13Bには、図10Aに示すように、第1基準方向及び第2基準方向が刻印される。即ち、第1板状部10Bは、裏面13Bに、第1基準方向に係る直線の第1刻印部51と、第2基準方向に係る直線の第2刻印部52とを備える。第1基準方向及び第2基準方向は、図10Aに示すように、互いに対して斜め方向に交差する。第1板状部10Bには、締結具90が通る穴14が形成される。

0054

第2板状部20Bは、センサユニット60に取り付くことができる第2の取り付け面21Bを有する。第2板状部20Bには、締結具90が通る穴24が形成される。

0055

ここで、上述した実施例1と同様のX,Y及びZ軸を想定する。センサ取付け金具1Bは、使用態様の相違に応じて2種類の取り付け状態を実現する。

0056

第1の取り付け状態では、図11Aに示すように、第1板状部10Bの第1の取り付け面11B(図11Aでは、裏面13Bの裏側で見えない)は、壁70に面沿いで取り付けられる。第1の取り付け状態では、第1の取り付け面11Bは、第1基準方向(第1刻印部51)がX軸に平行になる向きで、壁70に取り付けられる。このとき、第2板状部20Bの第2の取り付け面21Bの法線方向(=センサユニット60のセンシング面61の法線方向)は、上述した実施例1による第1の取り付け状態における第2の取り付け面21の法線方向と同じである。

0057

第2の取り付け状態では、図11Bに示すように、第1板状部10Bの第1の取り付け面11B(図11Aでは、裏面13Bの裏側で見えない)は、壁70に面沿いで取り付けられる。第2の取り付け状態では、第1の取り付け面11Bは、第2基準方向(第2刻印部52)がX軸に平行になる向きで、壁70に取り付けられる。このとき、第2板状部20Bの第2の取り付け面21Bの法線方向(=センサユニット60のセンシング面61の法線方向)は、上述した実施例1による第2の取り付け状態における第1の取り付け面11の法線方向と同じである。

0058

従って、実施例3によっても、上述した実施例1と同様の効果が得られる。特に、実施例3によれば、第1刻印部51及び第2刻印部52を追加するだけでよく、複合曲げを必要としない点で、製造上有利となる。他方、第1刻印部51及び第2刻印部52を壁70の水平方向に合わせる作業が、上述した実施例1による第1の基準部103及び第2の基準部203を壁70の水平方向に合わせる作業よりも若干熟練を要する。

0059

尚、実施例3において、上述した実施例2と同様、第1刻印部51及び第2刻印部52には、それぞれ、第1の識別マーク41及び第2の識別マーク42に対応する識別マークが付与されてもよい。これにより、作業性が向上し、取り付けミス(第2の取り付け状態とすべき時に、第1の取り付け状態としてしまう等のミス)を低減できる。

0060

以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。

0061

例えば、上述した実施例1及び2では、センサ取付け金具1及び1Aは、締結具90により壁70に締結され且つ締結具90によりセンサユニット60が締結されるが、これに限られない。例えば、センサ取付け金具1及び1Aは、剥離紙付き接着テープで壁70に接着され且つ剥離紙付きの接着テープでセンサユニット60が接着されてもよい。この場合、穴14及び24は不要となり、第1の取り付け面11及び第2の取り付け面21のそれぞれに剥離紙付きの接着テープ(両面テープ)が接着される。

0062

また、上述した実施例1及び2では、第1の取り付け面11及び第2の取り付け面21の各法線方向は、それぞれ、第1の取り付け面11及び第2の取り付け面21に取り付けられたセンサユニット60のセンシング面61の法線方向と一致する関係である。しかしながら、これに限られない。即ち、第1の取り付け面11及び第2の取り付け面21の各法線方向は、それぞれ、第1の取り付け面11及び第2の取り付け面21に取り付けられたセンサユニット60のセンシング面61の法線方向に対して所定のずれを有してもよい。かかるずれは、例えば、センサユニット60のセンシング面61が、センサユニット60の載置面に対して平行でない場合などに生じる。この場合は、所定のずれを考慮して、第1の取り付け状態における第2の取り付け面21の法線方向、及び、第2の取り付け状態における第1の取り付け面11の法線方向が決定されればよい。

0063

また、上述した実施例1及び2では、第1の基準部103が第1板状部10の幅方向両側の縁部であり、第2の基準部203が第2板状部20の幅方向両側の縁部であるが、これに限られない。例えば、第1板状部10の裏面13に第1基準方向が刻印され、第2板状部20の裏面23に第2基準方向が刻印されてもよい。この場合、第1の基準部103は、第1板状部10の裏面13の直線の刻印部となり、第2の基準部203は、第2板状部20の裏面23の直線の刻印部となる。この場合、第1板状部10の幅方向両側の縁部は、必ずしも第1基準方向に延在する必要はなく、第2板状部20の幅方向両側の縁部は、必ずしも第1基準方向に延在する必要はない。

0064

また、上述した実施例1及び2では、第1の基準部103及び第2の基準部203は、壁70の水平方向(X軸)に合わせられる基準部であったが、センサ取付け金具は、壁70の鉛直方向(Z軸)に合わせられる基準部を備えるように形成されてもよい。

0065

なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
センサ取付け金具において、
第1基準方向を示す第1の基準部を有すると共に、センサユニット及び壁のいずれにも取り付くことができる第1の取り付け面を有する第1板状部と、
第2基準方向を示す第2の基準部を有すると共に、センサユニット及び壁のいずれにも取り付くことができる第2の取り付け面を有する第2板状部と、
前記第1板状部及び前記第2板状部に固定され、前記第1板状部及び前記第2板状部を連結する連結部とを含み、
互いに直交する3軸であるX、Y及びZ軸を想定したとき、前記第1の基準部がX方向に対して合わせられ且つ前記第1の取り付け面がXZ面内にある第1状態において、前記第2の取り付け面の第2法線ベクトルは、Y方向及びZ方向の各成分の大きさが0より大きく、前記第2の基準部がX方向に対して合わせられ且つ前記第2の取り付け面がXZ面内にある第2状態において、前記第1の取り付け面の第1法線ベクトルは、Y方向及びZ方向の各成分の大きさが0より大きく且つ前記第1状態における前記第2法線ベクトルに対して向きが異なる、センサ取付け金具。
(付記2)
前記連結部は、前記第1板状部における前記第1基準方向の一端と前記第2板状部における前記第2基準方向の一端とに固定され、
前記第1状態において前記第1の基準部がX方向に平行に合わせられ、前記第2状態において前記第2の基準部がX方向に平行に合わせられ、前記第1状態における前記第1板状部の前記一端から他端に向かう方向は、前記第2状態における前記第2板状部の前記一端から他端に向かう方向に対して逆である、付記1に記載のセンサ取付け金具。
(付記3)
前記第1状態における前記第1板状部の前記一端から他端に向かう方向をX方向の正側とし、前記第1状態における前記第1板状部に対して前記第2板状部が存在する側をY方向の正側としたとき、
前記第1状態における前記第2法線ベクトルは、X方向、Y方向及びZ方向の各成分の符号が正であり、
前記第2状態における前記第1法線ベクトルは、X方向の成分の符号が負であり、Y方向及びZ方向の各成分の符号が正である、付記2に記載のセンサ取付け金具。
(付記4)
前記第1状態における前記第2の取り付け面の向きと、前記第2状態における前記第1の取り付け面の向きとは、YZ平面に関して対称である、付記3に記載のセンサ取付け金具。
(付記5)
前記第1板状部は、直線状に延在する第1縁部を有し、
前記第1の基準部は、前記第1縁部であり、
前記第2板状部は、直線状に延在する第2縁部を有し、
前記第2の基準部は、前記第2縁部である、付記3に記載のセンサ取付け金具。
(付記6)
前記第1板状部は、締結具が通る第1の穴を有し、
前記第2板状部は、締結具が通る第2の穴を有する、付記3に記載のセンサ取付け金具。
(付記7)
前記連結部は、前記第1状態においてY方向に視て前記第1の穴が可視となり、且つ、前記第2状態においてY方向に視て前記第2の穴が可視となる態様で、前記第1板状部と前記第2板状部とを連結する、付記6に記載のセンサ取付け金具。
(付記8)
前記第1板状部における第1の取り付け面の裏側の面には、第1の識別マークが付与され、
前記第2板状部における第2の取り付け面の裏側の面には、前記第1の識別マークとは異なる第2の識別マークが付与される、付記3に記載のセンサ取付け金具。
(付記9)
前記第1板状部は、前記連結部に固定される第1端、及び、自由端である第2端を有し、
前記第2板状部は、前記連結部に固定される第3端、及び、自由端である第4端を有し、
前記第1状態における前記第1端から前記第2端に向かう方向は、前記第2状態における前記第3端から前記第4端に向かう方向に対して逆である、付記1に記載のセンサ取付け金具。
(付記10)
前記第1の穴及び前記第2の穴は、雌ネジが形成されたネジ穴である、付記6に記載のセンサ取付け金具。
(付記11)
前記雌ネジは、バーリング部に形成される、付記10に記載のセンサ取付け金具。
(付記12)
前記センサユニットは、電波を照射し該電波の反射波に基づいて生体情報を取得する生体センサを含む、付記1に記載のセンサ取付け金具。
(付記13)
センサ取付け金具において、
壁に取り付くことができる第1の取り付け面を有すると共に、前記第1の取り付け面の裏側の面に、第1基準方向及び第2基準方向が刻印された第1板状部と、
センサユニットに取り付くことができる第2の取り付け面を有する第2板状部と、
前記第1板状部の一端と前記第2板状部の一端とに固定される連結部とを含み、
互いに直交する3軸であるX,Y及びZ軸を想定したとき、
前記第1基準方向がX軸に平行で且つ前記第1の取り付け面がXZ平面内である第1状態において、前記第2の取り付け面の法線は、前記3軸のそれぞれに対して傾斜を有し、
前記第2基準方向がX軸に平行で且つ前記第1の取り付け面がXZ平面内である第2状態において、前記第2の取り付け面の法線は、前記3軸のそれぞれに対して傾斜を有し、
前記第1状態における前記第2の取り付け面の法線と、前記第2状態における前記第2の取り付け面の法線とは、YZ平面に関して対称である、センサ取付け金具。
(付記14)
直線状に延在する平らな板金の両端を、同一方向に曲げ、
前記同一方向に曲げられた前記両端を、前記両端同士が近づく方向に更に曲げる、センサ取付け金具の製造方法。

0066

1,1A,1Bセンサ取付け金具
2空調装置
10,10B 第1板状部
11,11B 第1の取り付け面
14,14B 穴
20,20B 第2板状部
21,21B 第2の取り付け面
24,24B 穴
30,30B 連結部
41 第1の識別マーク
42 第2の識別マーク
60センサユニット
61センシング面
90締結具
101 第1端
102 第2端
103 第1の基準部
201 第3端
202 第4端
203 第2の基準部

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