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技術 薬液揮散器

出願人 小林製薬株式会社
発明者 唐澤慧記小枝立樹
出願日 2015年11月19日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-226938
公開日 2017年6月1日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-095122
状態 特許登録済
技術分野 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体 捕獲、駆除 芳香剤容器
主要キーワード 防虫液 拡径面 抗菌液 消臭剤成分 逆円錐台状 横断面視 上容器 防虫剤成分
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

吸液芯を伝って容器外溢れ出した薬液容器内に迅速に戻すことができる薬液揮散器を提供する。

解決手段

薬液を揮散させる薬液揮散器が提供される。前記薬液揮散器は、容器と、吸液芯とを備える。前記容器は、前記薬液が収容される液空間を有する。前記容器は、前記液空間と外部空間とを連通させる通路画定する内壁面を有する口部を含む。前記吸液芯は、外壁面を有し、前記外壁面が前記口部の内壁面と接触する又は概ね接触するような態様で、前記薬液を吸い上げるべく通路を介して前記液空間に差し込まれる。前記吸液芯の前記外壁面には、前記吸液芯の軸方向に延びており、前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態において、前記液空間と前記外部空間とを連通させる複数本スリットが形成されている。前記複数本のスリットは、前記吸液芯の周方向に沿って等間隔又は概ね等間隔に配置される。

概要

背景

従来、居室トイレ自動車の車内等の生活空間を快適空間とするために、芳香液等の薬液揮散させる薬液揮散器が利用されている。その1つとして、容器内に薬液を収容するとともに、容器内に吸液芯を差し込み、吸液芯により吸い上げた薬液を揮散させるタイプのものがある。この種の薬液揮散器では、容器の揺れ転倒等により薬液がこぼれないように、吸液芯は容器の口部の内壁面に接触する又は概ね接触するように差し込まれる。しかしながら、完全に口部を吸液芯で塞いでしまうと、周囲環境温度上昇により容器内の圧力過多が生じ、薬液が吸液芯を伝って多量に吸い上げられる。さらには、吸い上げられた薬液が吸液芯から外部へと浸み出して、薬液の浪費につながる。

特許文献1,2は、以上の点に鑑み、吸液芯が容器に差し込まれた状態においても容器内外が連通するように、容器の口部を形成する筒状の首部又は首部に嵌入される中栓に、スリットを形成することを提案している。これにより、スリットを介して容器内外の圧力が調整され、容器内の圧力上昇、ひいては薬液が多量に噴出することが抑制される。

概要

吸液芯を伝って容器外溢れ出した薬液を容器内に迅速に戻すことができる薬液揮散器を提供する。薬液を揮散させる薬液揮散器が提供される。前記薬液揮散器は、容器と、吸液芯とを備える。前記容器は、前記薬液が収容される液空間を有する。前記容器は、前記液空間と外部空間とを連通させる通路画定する内壁面を有する口部を含む。前記吸液芯は、外壁面を有し、前記外壁面が前記口部の内壁面と接触する又は概ね接触するような態様で、前記薬液を吸い上げるべく通路を介して前記液空間に差し込まれる。前記吸液芯の前記外壁面には、前記吸液芯の軸方向に延びており、前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態において、前記液空間と前記外部空間とを連通させる複数本のスリットが形成されている。前記複数本のスリットは、前記吸液芯の周方向に沿って等間隔又は概ね等間隔に配置される。

目的

本発明は、吸液芯を伝って容器外に溢れ出した薬液を容器内に迅速に戻すことができる薬液揮散器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

薬液揮散させる薬液揮散器であって、前記薬液が収容される液空間を有する容器であって、前記液空間と外部空間とを連通させる通路画定する内壁面を有する口部を含む容器と、外壁面を有し、前記外壁面が前記口部の内壁面と接触する又は概ね接触するような態様で、前記薬液を吸い上げるべく前記通路を介して前記液空間に差し込まれる吸液芯とを備え、前記吸液芯の前記外壁面には、前記吸液芯の軸方向に延びており、前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態において、前記液空間と前記外部空間とを連通させる複数本スリットが形成されており、前記複数本のスリットは、前記吸液芯の周方向に沿って等間隔又は概ね等間隔に配置される、薬液揮散器。

請求項2

前記複数本のスリットは、前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態において、少なくとも前記口部の下端縁まで延びている、請求項1に記載の薬液揮散器。

請求項3

前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態において、前記吸液芯の横断面視において、前記口部の前記内壁面から前記スリットの最深部までの距離をw1としたとき、0.9mm≦w1≦1.6mmである、請求項1又は2に記載の薬液揮散器。

請求項4

前記口部の前記内壁面には、少なくとも前記口部の下端縁まで延びる切り欠きが形成されていない、請求項1から3のいずれかに記載の薬液揮散器。

請求項5

前記吸液芯の横断面視において、前記複数本のスリットに含まれる少なくとも2本のスリットのサイズが異なる、請求項1から4のいずれかに記載の薬液揮散器。

請求項6

前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態においては、前記口部の上部の近傍において、前記吸液芯の周囲に上方に向かって開口する皿部が形成される、請求項1から5のいずれかに記載の薬液揮散器。

技術分野

0001

本発明は、芳香液等の薬液揮散させる薬液揮散器に関する。

背景技術

0002

従来、居室トイレ自動車の車内等の生活空間を快適空間とするために、芳香液等の薬液を揮散させる薬液揮散器が利用されている。その1つとして、容器内に薬液を収容するとともに、容器内に吸液芯を差し込み、吸液芯により吸い上げた薬液を揮散させるタイプのものがある。この種の薬液揮散器では、容器の揺れ転倒等により薬液がこぼれないように、吸液芯は容器の口部の内壁面に接触する又は概ね接触するように差し込まれる。しかしながら、完全に口部を吸液芯で塞いでしまうと、周囲環境温度上昇により容器内の圧力過多が生じ、薬液が吸液芯を伝って多量に吸い上げられる。さらには、吸い上げられた薬液が吸液芯から外部へと浸み出して、薬液の浪費につながる。

0003

特許文献1,2は、以上の点に鑑み、吸液芯が容器に差し込まれた状態においても容器内外が連通するように、容器の口部を形成する筒状の首部又は首部に嵌入される中栓に、スリットを形成することを提案している。これにより、スリットを介して容器内外の圧力が調整され、容器内の圧力上昇、ひいては薬液が多量に噴出することが抑制される。

先行技術

0004

実開昭55−10700号公報
実開昭55−104435号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上述のスリットは、薬液が多量に浸み出すことを完全に防止することができるとは限らない。スリットが大きければ、一定以上の効果を確保できると考えられるが、その場合、今度は容器の揺れや転倒により、薬液がこぼれることも考えられる。従って、本発明者は、薬液の浪費を防止するためには、浸み出してしまった薬液を容器に戻すことが重要であること考えた。

0006

この点、上記のようなスリットは、容器内への薬液の戻りルートとしても機能し得る。しかしながら、空気が容器内から抜けない限りは、薬液は容器内へ戻ることができない。そのため、上記スリット内に薬液が入り込むと、空気がそれ以上容器外へ抜け難く、薬液が容器内へ戻り難い状況、すなわち、スリットが薬液で目詰まりしたような状況に陥ることがある。

0007

本発明は、吸液芯を伝って容器外溢れ出した薬液を容器内に迅速に戻すことができる薬液揮散器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の第1観点に係る薬液揮散器は、薬液を揮散させる薬液揮散器であって、容器と、吸液芯とを備える。前記容器は、前記薬液が収容される液空間を有する。前記容器は、前記液空間と外部空間とを連通させる通路画定する内壁面を有する口部を含む。前記吸液芯は、外壁面を有し、前記外壁面が前記口部の内壁面と接触する又は概ね接触するような態様で、前記薬液を吸い上げるべく前記通路を介して前記液空間に差し込まれる。前記吸液芯の前記外壁面には、前記吸液芯の軸方向に延びており、前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態において、前記液空間と前記外部空間とを連通させる複数本のスリットが形成されている。前記複数本のスリットは、前記吸液芯の周方向に沿って等間隔又は概ね等間隔に配置される。

0009

ここでは、吸液芯の外壁面に、複数本のスリットが形成される。これにより、吸液芯が容器の口部に差し込まれた状態においても、容器の内外を連通させる複数のルートを確保することができる。従って、薬液が吸液芯を伝って容器外に溢れ出したときに、1つのルートを主として容器内への薬液の戻りルートとして機能させつつ、別のルートを主として容器外への空気抜きルートとして機能させることができる。また、これらのスリットは、吸液芯の周方向に沿って等間隔又は概ね等間隔に配置されているため、複数本のスリットによる複数のルートの役割分担(薬液の戻りルートとしての役割及び空気抜きルートとしての役割の分担)を効果的に実現することができる。その結果、複数本のスリットによるルートが薬液で目詰まりし難く、吸液芯を伝って容器外に溢れ出した薬液を容器内に迅速に戻すことができる。

0010

本発明の第2観点に係る薬液揮散器は、第1観点に係る薬液揮散器であって、前記複数本のスリットは、前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態において、少なくとも前記口部の下端縁まで延びている。

0011

ここでは、複数本のスリットが、吸液芯が容器の口部に差し込まれた状態において、少なくとも前記口部の下端縁まで延びている。従って、これらのスリットによるルートは、薬液の戻りルート及び空気抜きルートとしての役割をより効果的に担うことができる。

0012

本発明の第3観点に係る薬液揮散器は、第1観点又は第2観点に係る薬液揮散器であって、前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態において、前記吸液芯の横断面視において、前記口部の前記内壁面から前記スリットの最深部までの距離をw1としたとき、0.9mm≦w1≦1.6mmである。

0013

ここでは、スリットにより形成される薬液の戻りルート及び空気抜きルートの断面のサイズw1が、0.9mm≦w1≦1.6mmとなる。従って、薬液を容器内に迅速に戻すことができるとともに、容器の揺れや転倒時において薬液が容器内からこぼれることを抑制することができる。また、1.0mm≦w1≦1.5mmであることが好ましく、1.1mm≦w1≦1.4mmであることが更に好ましい。

0014

本発明の第4観点に係る薬液揮散器は、第1観点から第3観点のいずれかに係る薬液揮散器であって、前記口部の前記内壁面には、少なくとも前記口部の下端縁まで延びる切り欠きが形成されていない。

0015

容器の口部の内壁面に、少なくとも口部の下端縁まで延びる切り欠きが形成されている場合には、当該切り欠きとスリットとの周方向の位置が合致したときに、両開口の結合により比較的大きな開口が形成されることになる。しかしながら、ここでは、容器の口部の内壁面に、かかる切り欠きが形成されていない。従って、容器の揺れや転倒時に薬液が容器内からこぼれることを抑制することができる。

0016

本発明の第5観点に係る薬液揮散器は、第1観点から第4観点のいずれかに係る薬液揮散器であって、前記吸液芯の横断面視において、前記複数本のスリットに含まれる少なくとも2本のスリットのサイズが異なる。

0017

ここでは、複数本のスリットのうち、少なくとも2本のスリットのサイズが異なる。従って、複数本のスリットによる複数のルートの役割分担(薬液の戻りルートとしての役割及び空気抜きルートとしての役割の分担)をより効果的に実現することができる。

0018

本発明の第6観点に係る薬液揮散器は、第1観点から第5観点のいずれかに係る薬液揮散器であって、前記吸液芯が前記通路を介して前記液空間に差し込まれた状態においては、前記口部の上部の近傍において、前記吸液芯の周囲に上方に向かって開口する皿部が形成される。

0019

ここでは、容器の口部の上部の近傍において、吸液芯の周囲に皿部が形成される。そして、この皿部は上方に向かって開口しているため、薬液をしばらくの間溜めおくことができる。その結果、薬液が吸液芯から多量に溢れ出した場合にも、薬液が容器の外壁面等を伝ってこぼれてしまう前に、薬液を戻りルートに戻すことができる。

発明の効果

0020

本発明によれば、吸液芯の外壁面に、複数本のスリットが形成される。これにより、吸液芯が容器の口部に差し込まれた状態においても、容器の内外を連通させる複数のルートを確保することができる。従って、薬液が吸液芯を伝って容器外に溢れ出したときに、1つのルートを主として容器内への薬液の戻りルートとして機能させつつ、別のルートを主として容器外への空気抜きルートとして機能させることができる。また、これらのスリットは、吸液芯の周方向に沿って等間隔又は概ね等間隔に配置されているため、複数本のスリットによる複数のルートの役割分担(薬液の戻りルートとしての役割及び空気抜きルートとしての役割の分担)を効果的に実現することができる。その結果、複数本のスリットによるルートが薬液で目詰まりし難く、吸液芯を伝って容器外に溢れ出した薬液を容器内に迅速に戻すことができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の一実施形態に係る薬液揮散器の正面図。
キャップの取り外された薬液揮散器の正面図。
図2のA−A線断面図。
吸液芯の斜視図。
吸液芯の断面図。
変形例に係る吸液芯の断面図。
別の変形例に係る吸液芯の断面図。
首部、吸液芯、及び中栓の取り付け構造を示す断面図。
変形例に係る首部、吸液芯、及び中栓の取り付け構造を示す断面図。
別の変形例に係る首部、吸液芯、及び中栓の取り付け構造を示す断面図。
さらに別の変形例に係る首部、吸液芯、及び中栓の取り付け構造を示す断面図。

実施例

0022

以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る薬液揮散器について説明する。

0023

<1.薬液揮散器の全体構成>
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る薬液揮散器100は、薬液が収容された容器1と、この容器1の口部5を介して容器1内に差し込まれ、薬液を吸い上げる吸液芯2とを備える。また、薬液揮散器100は、容器1の口部5を、当該口部5から突出する吸液芯2とともに覆うキャップ3をさらに備える。キャップ3が装着された状態では、吸液芯2はキャップ3により概ね密閉され、外部空間から遮断される。従って、この状態では、吸液芯2からの薬液の連続的な揮散が生じない。そのため、キャップ3は、薬液揮散器100の非使用時において取り付けられ、使用時に取り外されることになる。キャップ3が取り外されると、薬液の含浸した吸液芯2から薬液が周囲空間に揮散し始め、薬液の効能を発揮することができる。

0024

なお、本実施形態では、容器1の口部5は、厳密には容器1の首部12と、この首部12内に嵌入された筒状の中栓4とにより構成される。そして、吸液芯2は、この中栓4内に挿入される。このとき、中栓4は、吸液芯2を容器1内において上下方向に起立するように支持する。

0025

以下の説明において、上下、左右及び前後とは、特に断らない限り、図2及び図3に示すとおりに定義されるものとする。図2及び図3は、キャップ3の取り外された薬液揮散器100の使用状態を示している。同図に示すとおり、薬液揮散器100は、使用時において、吸液芯2が容器1から上方へ突出するような態様で設置される。以下、薬液について説明した後、吸液芯2、容器1(中栓4を含む)について詳細に説明する。また、その後、薬液揮散器100の使用方法について説明する。

0026

<2.薬液>
薬液は、薬液揮散器100の設置される居室やトイレ、自動車の車内等の生活空間を快適空間とするため機能性成分を含む。このような機能性成分の例としては、香料消臭剤成分殺虫剤成分防虫剤成分忌避剤成分、抗菌剤成分等が挙げられ、これらの1つを単独で使用することもできるし、複数を組み合わせて使用することもできる。また、ここでの機能性成分は、揮散可能である限り、油性又は水性のいずれであってもよい。薬液は、香料を含む場合には芳香液として、消臭剤成分を含む場合には消臭液として、防虫剤成分を含む場合には防虫液として、抗菌剤成分を含む場合には抗菌液として使用される。典型的には、薬液として、香料を含む芳香液、或いは香料及び消臭剤成分を含む芳香消臭液が使用される。

0027

薬液の粘度は、25℃環境下で、0.1〜30mPa・sであることが好ましく、0.1〜20mPa・sであることがより好ましく、0.1〜10mPa・sであることがさらに好ましい。ここでの粘度の数値は、振動式粘度計(VM−3OO−Lセコニック社製)を用いて、25℃環境下で測定される値である。

0028

<3.吸液芯>
吸液芯2は、容器1から薬液を吸い出して外部に揮散させるための部材である。図4に示すとおり、本実施形態に係る吸液芯2は、直線状に延びる棒状の部材であり、円柱状に形成されている。この吸液芯2は、上述したように、容器1の口部5から容器1内に差し込まれて使用される。このとき、図2及び図3に示すように、吸液芯2の外壁面2aは、容器1の口部5の内壁面(中栓4の内壁面4a)に接触した又は概ね接触した状態で、口部5(中栓4)内に挿入される。また、同図に示すように、吸液芯2の軸方向の長さは、吸液芯2の下端部21が容器1の底面111に接触したときに、吸液芯2の上端部22が口部5から突出する長さに設定されることが好ましい。使用時において、吸液芯2の下端部21が容器1の底面111に接触している場合には、薬液の残量が少なくなっても吸液芯2が薬液を吸い上げ易く、口部5からの突出部より薬液を効率的に揮散することができるからである。

0029

図4に示すとおり、吸液芯2の外壁面2aには、吸液芯2の軸方向に延びるスリット25が形成されている。このスリット25は、吸液芯2が容器1内に差し込まれた状態で、吸液芯2の外壁面2aと口部5の内壁面との間において、容器1の内外を連通させる空気孔として機能する。すなわち、このスリット25を介して空気が容器1内を出入りすることができるため、吸液芯2が容器1内に差し込まれた状態においても、容器1内外に著しい圧力差が生じにくくなっている。これにより、周囲環境の温度上昇によっても容器1内に圧力過多が生じにくく、薬液が吸液芯2を伝って過剰に吸い上げられ、時に噴出することが防止される。

0030

また、以上のスリット25は、容器1内への薬液の戻りルートとしても機能する。すなわち、スリット25の有する上述の圧力調整機能により、薬液の吸い上げ量は抑制されているものの、吸液芯2を伝って上昇した薬液は、少なからず吸液芯2から浸み出すことがある。しかしながら、容器1外で溢れ出たこのような薬液は、容器1内外を結ぶスリット25を通って容器1内へと再び戻ることができる。

0031

本実施形態に係るスリット25は、図4に示すとおり、吸液芯2の軸方向全体に亘って形成されている。その結果、スリット25内に入り込んだ薬液は、スリット25に沿って吸液芯2の下端部21まで容易に戻ってくることができる。特に、吸液芯2の下端部21が容器1の底面111に接触している場合には、容器1の底面111まで容易に戻ることができる。ただし、スリット25は、吸液芯2の軸方向全体に亘って形成されている必要は必ずしもない。しかしながら、薬液の戻りルート機能を効率的に発揮する観点からは、吸液芯2が容器1内に差し込まれた使用状態において、スリット25の下端は、少なくとも容器1の口部5の下端縁まで延びていることが好ましい。言い換えると、スリット25の下端は、少なくとも中栓4の下端縁まで延びていることが好ましく、さらにその下の首部12の下端縁まで延びていることがより好ましい。また、同状態において、スリット25の上端は、容器1の口部5の上端縁まで延びていることが好ましい。言い換えると、スリット25の上端は、後述する中栓4の上端縁まで延びていることが好ましい。

0032

また、スリット25は、容器1が揺れたり転倒したりした場合においても、スリット25を介して薬液がこぼれることのない程度の小さなサイズであることが好ましい。具体的には、以上の圧力調整機能、薬液の戻りルート機能、転倒時等の薬液のこぼれ防止機能等を考慮したとき、スリット25のサイズw1は、0.9mm≦w1≦1.6mmであることが好ましく、1.0mm≦w1≦1.5mmであることがより好ましく、1.1mm≦w1≦1.4mmであることがさらに好ましい。なお、ここでいうサイズw1とは、吸液芯2が口部5を介して容器1に差し込まれた状態において、吸液芯2の横断面視において口部5の内壁面からスリット25の最深部までの距離と言うことができる(図5参照)。なお、この距離は、口部5の内壁面の法線方向に沿って計測することができる。

0033

スリット25の横断面視における形状は、図5に示すとおり、本実施形態では三角形(或いは、扇形)である。しかしながら、図6に示すとおり四角形等の他の多角形に形成することもできるし、半円形に形成することもできる。すなわち、スリット25の断面形状は特に限定されないが、成形のし易さの観点からすると、三角形(或いは、扇形)が好ましい。また、複数本のスリット25の断面形状が、三角形のものと四角形のものがある等、異なる形状であってもよい。なお、上述したスリット25のサイズw1は、スリット25の形状によっては様々に測定することが可能となるが、そのような場合には、口部5の内壁面からスリット25の最深部までの様々な距離のうち、最長のものとすることができる(図6参照)。

0034

また、図5に示すように、スリット25は、複数本形成されている。この場合、少なくとも1本のスリット25が薬液の戻りルートとして機能し、別の少なくとも1本のスリット25が空気の通路として機能することができる。すなわち、薬液は、空気が容器1内から抜けない限りは、容器1内へ戻ることが困難である。しかしながら、複数本のスリット25が形成されていることで、薬液の戻りルートと、空気抜きのルートとが別個確立され、薬液が迅速に容器1内へ戻ることができる。

0035

このようなスリット25の役割分担を効果的に実現するべく、図5に示すとおり、これらのスリット25は、吸液芯2の周方向に沿って等間隔又は概ね等間隔に配置されている。スリット25が2本形成されている本実施形態では、これらのスリット25は、吸液芯2の周方向に180°離れた位置に配置されている。なお、等間隔又は概ね等間隔に配置されるスリット25の本数は、勿論、3つとすることもできるし(図7参照)、4つ以上とすることも可能である。そして、スリット25が略等間隔に配置される場合、スリット25どうしは互いに最大限離れた位置に存在することになる。そのため、薬液の通路と空気の通路とが分離し易くなり、異なるスリット25が異なる役割を担い易くなる。

0036

また、本実施形態では、このようなスリット25の役割分担をさらに効果的に実現するべく、スリット25が各々異なるサイズに形成されている。通常は、より大きなスリット25が空気のルートとなり、より小さなスリット25が薬液のルートとなる。なお、スリット25が3本以上形成される場合には、少なくとも2本のスリットが異なるサイズであればよい。また、ここでいうサイズとは、主として上述のw1を意味するが、スリット25の断面積と考えることもできる。すなわち、複数本のスリット25間で、上述のw1を同じとしつつ、スリット25の断面積を異なるものとすることもできるし、断面積を同じとしつつ、w1を異なるものとすることもできる。

0037

吸液芯2を構成する材料は、薬液を吸い上げることができ、かつ、吸い上げた薬液を外部空間に揮散させることができる材料である限り、特に限定されない。例えば、吸液芯2の材料として、ナイロンポリエチレンテレフタレートポリプロピレンポリエチレンポリオキシメチレンイソパラフィン、ラタンセルロース等、種々の材料を使用することができる。また、吸液芯2は、変形によりスリット25が埋まらないよう、薬液が含浸したときに膨潤しない材料で構成されることが好ましい。

0038

特に好ましい例を挙げると、吸液芯2の材料として、ポリエステル及び/又はナイロンを含む素材で形成されたものを使用することができる。このようにポリエステル及び/又はナイロンを含む素材で形成された吸液芯2を使用する場合には、高温下で吸液芯2の変形を抑制し、その形状を安定に維持することが可能になる。

0039

吸液芯2の素材として使用されるポリエステルの種類については、特に制限されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートポリエチレンナフタレート等が挙げられる。これらのポリエステルは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらのポリエステルの中でも、高温下で吸液芯2の変形をより一層効果的に抑制するという観点から、好ましくはポリエチレンテレフタレートが挙げられる。

0040

また、吸液芯2の素材として使用されるナイロンの種類については、特に制限されないが、例えば、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン4,6等が挙げられる。これらのナイロンは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。

0041

吸液芯2は、ポリエステル及びナイロンの中から1種を選択して単独で使用してもよく、またこれらの中から2種以上を組み合わせて使用してもよい。

0042

吸液芯2を形成する素材におけるポリエステル及び/又はナイロンの含有量としては、例えば10重量%以上、好ましくは30〜100重量%、より好ましくは50〜100重量%、更に好ましくは70〜100重量%、特に好ましくは80〜100重量%、最も好ましくは90〜100重量%が挙げられる。

0043

吸液芯2は、その構成素材として、ポリエステル及び/又はナイロンに加え、必要に応じて、ポリエチレン、ポリプピレン等のポリオレフィンアクリルビニロンポリウレタン等の他の樹脂素材を含んでいてもよい。但し、ポリオレフィンは高温下で吸液芯2を変形させる要因となり得るため、吸液芯2には、ポリオレフィンの含有量が少ないことが好ましく、ポリオレフィンが実質的に含まれていないことが更に好ましい。具体的には、吸液芯2を形成する素材におけるポリオレフィンの含有量としては、通常50重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましくは0重量%が挙げられる。

0044

吸液芯2は、容器1内の薬液を吸い上げることができるよう、例えば、繊維状のポリエステル及び/又はナイロンを溶着又は接着させて所定形状に成形したもの、繊維状のポリエステル及び/又はナイロンを編んで所定形状にしたもの、不織布のポリエステル及び/又はナイロンを所定形状にしたもの、ポリエステル及び/又はナイロンをスポンジ状で所定形状に成形したもの等とすることができる。

0045

<4.容器>
図2及び図3に示すように、本実施形態に係る容器1は、胴部11と、この胴部11の上部に連結された首部12とを備えており、これらは一体的に形成されている。胴部11は、底面111と、底面111から起立する側面112と、側面112の上端縁に連続し、底面111と対向するように広がる上面113とを有する。胴部11内には、これらの底面111、側面112及び上面113により囲まれた空間S1が形成されており、ここに薬液が収容される。以下、当該空間S1を液空間S1と呼ぶ。

0046

首部12は、筒状に形成されており、特に本実施形態では、円筒状に形成されている。首部12の内壁面12aは、液空間S1と外部空間とを連通させる通路を画定している。首部12は、胴部11の上面113の中央付近から上方へ向かって延びており、胴部11よりも縮径している。その結果、胴部11の上面113は、肩部を形成している。従って、以下では、胴部11の上面113を、肩部113と呼ぶことがある。なお、本実施形態に係る胴部11は、図示のとおり、左右方向に幅広で、前後方向に幅狭の略直方体形状である。肩部113は、首部12の下端縁に連続している。

0047

首部12の外壁面12bには、螺旋状の雄ねじ14が形成されている。この雄ねじ14は、キャップ3の雌ねじ(図示されない)と螺合し、これらのねじにより、キャップ3が首部12に着脱自在に固定される。

0048

容器1(中栓4を除く)を構成する材料は、本実施形態では樹脂であるが、この例に限定されず、例えば、ガラス等とすることができる。薬液の残量を視認できるようにする観点からは、透明または半透明の材料を選択することが好ましい。

0049

中栓4は、首部12内に嵌入される筒状の部材であり、本実施形態では、円筒状の部材である。中栓4の内壁面4aは、液空間S1と外部空間とを連通させる通路S2を画定しており、液空間S1から薬液を吸い上げるべく、この通路S2内に吸液芯2が挿入される。

0050

図8は、首部12、吸液芯2及び中栓4の取り付け構造の断面図である。同図に示すとおり、本実施形態に係る中栓4は、上下中央の本体部41と、本体部41の上端に連続する上部42と、本体部41の下端に連続する下部43とを有する。本体部41の外径は、首部12の内径と略等しく、これにより中栓4は、首部12内に圧入され、強固に固定される。また、中栓4の上部42は、本体部41から径方向外方に突出するフランジ部を含んでいる。そのため、このフランジ部が首部12の上端縁に当接するまで、下部43側から中栓4を首部12内に挿入することができる。なお、下部43の外径は、首部12の内径よりもやや小さく、下部43の外壁面は、首部12の内壁面12aとの間に空間を形成している。

0051

本実施形態に係る中栓4の下部43は、通路S2が下方に向かうにつれて拡径するように構成されている。また、下部43における内壁面4aは、通路S2を連続的に拡径させる拡径面B1として形成されている。特に、この拡径面B1は、縦断面視において直線状であり、通路S2を直線的に拡径させる。なお、縦断面視において拡径面B1と中栓4の中心軸との為す角度をθ1とするとき、θ1は鋭角であることが好ましく、5°≦θ1≦75°であることがより好ましく、10°≦θ1≦45°であることがさらに好ましい。本実施形態では、この拡径面B1は、周方向全体に亘って形成されている。

0052

一方、本実施形態に係る中栓4の上部42は、通路S2が上方に向かうにつれて拡径するように構成されている。また、上部42における内壁面4aは、通路S2を連続的に拡径させる拡径面B2を含んでいる。特に、この拡径面B2は、縦断面視において直線状であり、通路S2を直線的に拡径させる。なお、縦断面視において拡径面B2と中栓4の中心軸との為す角度をθ2とするとき、θ2は鋭角であることが好ましく、5°≦θ2≦75°であることがより好ましく、10°≦θ2≦45°であることがさらに好ましい。本実施形態では、この拡径面B2は、周方向全体に亘って形成されている。

0053

以上のように構成された中栓4の上部42は、吸液芯2が通路S2内に差し込まれた状態で、吸液芯2の周囲に上方に向かって開口する皿部45を形成する。この皿部45は、吸液芯2により液空間S1から吸い上げられ、容器1の外部において吸液芯2から浸み出した薬液の受け皿となる。これにより、薬液が容器1の外壁等を伝ってこぼれることが防止される。また、皿部45が下方に向けて狭まる逆円錐台状の空間を画定しているため、吸液芯2を中栓4内に挿入する際に、吸液芯2の位置決めが容易となる。

0054

本実施形態では、本体部41の位置での通路S2の断面径は、吸液芯2の断面径に略等しい。従って、吸液芯2は、中栓4内に圧入され、強固に支持されることになる。吸液芯2が中栓4内に圧入された状態では、吸液芯2の外壁面2aと中栓4の内壁面4aとは、接触した又は概ね接触した状態となる。従って、吸液芯2の外壁面2aと中栓4の内壁面4aとの間には、周方向に沿った隙間が実質的に形成されない。しかしながら、上記のとおり、吸液芯2の外壁面2aにはスリット25が形成されている。従って、これらのスリット25により、吸液芯2の外壁面2aと中栓4の内壁面4aとの間において、液空間S1と外部空間とを連通させる空気孔が形成される。

0055

また、本実施形態では、中栓4の内壁面4aに、上下方向に沿って延びる溝46が形成されている。溝46も、吸液芯2が通路S2内に挿入されたときに、吸液芯2の外壁面2aと中栓4の内壁面4aとの間に空気孔を形成する。ただし、溝46は、中栓4の下部43に達しておらず、スリット25のように薬液の戻りルートとして機能することは困難である。しかしながら、この溝46は、吸液芯2内を通り抜けることが可能な空気の通路として、効果的に機能することができる。なお、このような溝46は、本実施形態では1本形成されているが、複数本形成することも可能である。また、本実施形態では、中栓4の内壁面4aは、主としてこの溝46を除き、横断面視において周方向に沿って滑らかな湾曲面を形成している。従って、中栓4は、製造が比較的容易である。

0056

中栓4を構成する材料は、本実施形態では樹脂であり、より具体的には、ポリエチレンテレフタレートである。しかしながら、中栓4の上述したような機能を果たすことができる限り、任意の材料を選択することができる。

0057

<5.薬液揮散器の使用方法>
以下、薬液揮散器100の使用方法について説明する。まず、使用開始前においては、容器1の口部5にはキャップ3が装着されており、吸液芯2、ひいては薬液が外部空間から概ね密閉されている。そのため、多くの場合、吸液芯2を介して容器1外に漏れ出した薬液は外部空間に揮散することができず、このキャップ3内の密閉空間に溜まっている。

0058

従って、このキャップ3内に溜まった薬液がこぼれることのないよう、使用開始時には、容器1の底面111を下に、キャップ3を上に向けた状態で、キャップ3を取り外す。これにより、キャップ3内の薬液は、吸液芯2の周囲に形成されている上述した皿部45内に受け取られる。

0059

キャップ3の開栓後も、引き続き底面111を下、吸液芯2を上に向けた状態に保って、薬液揮散器100を設置する。設置の方法としては、例えば、台の上に底面111を載置する方法も考えられるし、或いは、吊り下げる方法も考えられる。

0060

以上のように設置されると、皿部45内に溜まった薬液は、吸液芯2の1本のスリット25、通常はより小さなスリット25に沿って、重力により液空間S1に向かって落下してゆく。このとき、別の1本のスリット25、通常はより大きなスリット25は、空気抜きルートとして機能する。従って、薬液はスリット25内で比較的スムーズに流れ、目詰まりを起こしにくく、薬液が迅速に液空間S1内へ戻ってゆくことができる。なお、スリット25が3本以上存在する場合には、薬液の戻りルート及び/又は空気抜きルートが複数本形成され得る。そして、中栓4の下部43まで達すると、中栓4の内壁面4aが拡径しているため、薬液の戻りルートも拡径する。従って、この拡径により、狭い空間を移動してきた薬液の表面張力の働きが弱められる。その結果、吸液芯2の周囲に形成されている、中栓4や首部12に囲まれた狭い空間において、益々薬液による目詰まりが生じにくくなる。特に、本実施形態では、拡径面B1が下方に向かう傾斜面を構成しているため、薬液がこの傾斜面に沿って滑るように流れることができる。また、以上の薬液の戻りルートの拡径により、中栓4の下部43付近で薬液の流速増し、薬液が迅速に液空間S1内へと戻ってゆくことになる。そして、このとき、主として残りのスリット25や溝46を介して、液空間S1内の空気が外部へと流れ出すことができる。従って、空気が抜け出せないことにより薬液の戻りが阻害されることもない。以上により、薬液の浪費が防止される。

0061

キャップ3の開栓後は、吸液芯2から外部空間へと、薬液に含まれる機能性成分が連続的に揮散する。これにより、薬液揮散器100の設置された空間を快適空間をとすることができる。特に、皿部45内に溜まった薬液が液空間S1内に戻った後の定常時においては、上述のスリット25及び溝46は、容器1の内外の圧力を調整するための空気の通路として機能する。

0062

また、使用開始時に限らず、周囲環境の温度上昇等により容器1内の圧力が上昇して、薬液が吸液芯2に多量に吸い上げられることがある。このような場合にも、皿部45内に薬液が溜まるとともに、上述の薬液の戻りルートは、同様にその機能を発揮することができる。

0063

<6.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は適宜組み合わせることができる。

0064

<6−1>
スリット25により、液空間S1と外部空間とを連通させる空気孔が確保されているため、溝46は省略することができる。或いは、溝46を、中栓4の下部43まで達するように構成することもできる。ただし、この場合、溝46とスリット25との周方向の位置が合致したときに、両開口のサイズによっては、両開口の結合により比較的大きな開口が形成されることになり、容器1の揺れや転倒時に予期せぬ液漏れが生じ得る。従って、スリット25及び中栓4の下部43まで達する溝46の両方を形成する場合には、両開口のサイズを調整することが好ましい。

0065

<6−2>
上記実施形態では、通路S2は下方に向かうにつれて連続的かつ直線的に拡径したが、拡径面B1が下方に向かうにつれて階段状に拡径してもよいし(図9A参照)、拡径面B1が縦断面視において湾曲していてもよい。また、下方に向かうにつれて拡径する面と、拡径しない面とを組み合わせることもできる(図9B参照)。上方の拡径面B2についても同様である。

0066

<6−3>
中栓4を省略し、首部12の内壁面12aにより画定される通路内に、吸液芯2を挿入するようにすることができる。このとき、吸液芯2の外壁面2aが、首部12の内壁面12aに接触する又は概ね接触するように構成することができる。そして、この場合においても、スリット25は、吸液芯2が口部5内に差し込まれた状態において、液空間S1と外部空間とを連通させることができる。

0067

<6−4>
皿部45は、図10に示すように、中栓4と首部12とにより構成することができる。また、変形例6−3のように中栓4が省略される場合には、中栓4に形成したものと同様の形状の皿部45を、首部12の上部に形成することができる。

0068

<6−5>
上記実施形態では、拡径面B1は、周方向全体に亘って形成されていたが、周方向に部分的に形成することもできる。拡径面B1は、少なくとも、スリット25と周方向に同じ位置に形成されていれば、上述の薬液の戻りルートを拡径させることができる。同様に皿部45も、周方向全体ではなく、周方向に部分的に形成することもできる。

0069

100薬液揮散器
1容器
12 首部(口部)
12a内壁面
2吸液芯
2a外壁面
25スリット
4中栓(口部)
4a 内壁面
42 上部
45 皿部
S1 液空間
S2 通路

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