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技術 混合装置

出願人 日清エンジニアリング株式会社
発明者 江間秋彦井川友介安藤康輔
出願日 2015年11月19日 (3年8ヶ月経過) 出願番号 2015-226620
公開日 2017年6月1日 (2年1ヶ月経過) 公開番号 2017-094240
状態 特許登録済
技術分野 溶解、混合、フローミキサー
主要キーワード 液体用通路 油脂液 液体微粒 空気用通路 粒子軌跡 エアーチャンバ 粉体供給速度 逆四角錐
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (16)

課題

時間連続的粉体液体を混合する。

解決手段

粉体と液体を混合する混合装置2であって、内部空間20を有する装置本体8と、一端部を上方に向け、他端部を下方に向けて前記内部空間内に配置され、前記一端部及び前記他端部が開放された筒状部材14と、前記装置本体の上方に配置され、前記筒状部材内の空間に前記粉体を分散させる粉体分散部4aと、前記粉体分散部の近傍に配置され、前記筒状部材内の空間に前記液体を噴霧する液体噴霧部4bと、前記装置本体の下方に配置され、前記粉体分散部によって分散された前記粉体と前記液体噴霧部によって噴霧された前記液体とから成る混合粉体回収する回収部12と、前記内部空間内において前記筒状部材の周囲に配置されたフィルタ16と、前記フィルタを介して前記内部空間内の空気を排気する排気口とを備える。

概要

背景

従来、小麦粉等の粉体に水や油等の液体を付着させる混合装置が知られている(例えば、特許文献1)。この混合装置によれば、空気中において粉体と液滴を高い確率で衝突させることにより、液滴を粉体に均一に付着させることができる。

概要

時間連続的に粉体と液体を混合する。粉体と液体を混合する混合装置2であって、内部空間20を有する装置本体8と、一端部を上方に向け、他端部を下方に向けて前記内部空間内に配置され、前記一端部及び前記他端部が開放された筒状部材14と、前記装置本体の上方に配置され、前記筒状部材内の空間に前記粉体を分散させる粉体分散部4aと、前記粉体分散部の近傍に配置され、前記筒状部材内の空間に前記液体を噴霧する液体噴霧部4bと、前記装置本体の下方に配置され、前記粉体分散部によって分散された前記粉体と前記液体噴霧部によって噴霧された前記液体とから成る混合粉体回収する回収部12と、前記内部空間内において前記筒状部材の周囲に配置されたフィルタ16と、前記フィルタを介して前記内部空間内の空気を排気する排気口とを備える。

目的

本発明の目的は、長時間連続的に粉体と液体を混合することができる混合装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

粉体液体を混合する混合装置であって、内部空間を有する装置本体と、一端部を上方に向け、他端部を下方に向けて前記内部空間内に配置され、前記一端部及び前記他端部が開放された筒状部材と、前記装置本体の上方に配置され、前記筒状部材内の空間に前記粉体を分散させる粉体分散部と、前記粉体分散部の近傍に配置され、前記筒状部材内の空間に前記液体を噴霧する液体噴霧部と、前記装置本体の下方に配置され、前記粉体分散部によって分散された前記粉体と前記液体噴霧部によって噴霧された前記液体とから成る混合粉体回収する回収部と、前記内部空間内において前記筒状部材の周囲に配置されたフィルタと、前記フィルタを介して前記内部空間内の空気を排気する排気口とを備えることを特徴とする混合装置。

請求項2

前記筒状部材の前記他端部は、前記フィルタの下端部から前記回収部までの間に位置することを特徴とする請求項1記載の混合装置。

請求項3

前記フィルタは、前記筒状部材の直径Dと前記筒状部材との間の距離Xとの比X/Dが0.1以上になる位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の混合装置。

請求項4

前記筒状部材は、布、金属、樹脂の何れかによって形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の混合装置。

技術分野

0001

本発明は、粉体液体を混合する混合装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、小麦粉等の粉体に水や油等の液体を付着させる混合装置が知られている(例えば、特許文献1)。この混合装置によれば、空気中において粉体と液滴を高い確率で衝突させることにより、液滴を粉体に均一に付着させることができる。

先行技術

0003

特開2005−288367号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上述の混合装置を用いて液滴に粉体を付着させる場合、粉体に付着しなかった液滴が、装置本体内から排気される排気流を通過させるバグフィルタに付着するという問題がある。このため、液滴によってバグフィルタの目が詰まり、バグフィルタを介して排気を行う際のブロワの排気力が低下し、長時間連続的に装置を運転することができなくなることがあった。

0005

本発明の目的は、長時間連続的に粉体と液体を混合することができる混合装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明の混合装置は、粉体と液体を混合する混合装置であって、内部空間を有する装置本体と、一端部を上方に向け、他端部を下方に向けて前記内部空間内に配置され、前記一端部及び前記他端部が開放された筒状部材と、前記装置本体の上方に配置され、前記筒状部材内の空間に前記粉体を分散させる粉体分散部と、前記粉体分散部の近傍に配置され、前記筒状部材内の空間に前記液体を噴霧する液体噴霧部と、前記装置本体の下方に配置され、前記粉体分散部によって分散された前記粉体と前記液体噴霧部によって噴霧された前記液体とから成る混合粉体回収する回収部と、前記内部空間内において前記筒状部材の周囲に配置されたフィルタと、前記フィルタを介して前記内部空間内の空気を排気する排気口とを備えることを特徴とする。

0007

また、本発明の混合装置は、前記筒状部材の前記他端部が、前記フィルタの下端部から前記回収部までの間に位置することを特徴とする。

0008

また、本発明の混合装置は、前記フィルタが、前記筒状部材の直径Dと前記筒状部材との間の距離Xとの比X/Dが0.1以上になる位置に配置されていることを特徴とする。

0009

また、本発明の混合装置は、前記筒状部材が、布、金属、樹脂の何れかによって形成されていることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明の混合装置によれば、長時間連続的、安定的かつ均一に粉体と液体を混合することができる。

図面の簡単な説明

0011

実施の形態に係る装置の内部構造を正面から視た図である。
実施の形態に係る装置の内部構造を側方から視た図である。
実施の形態に係る混合粉体を示す概念図である。
実施の形態に係る装置の上蓋の内部構造を示す図である。
実施の形態に係る装置本体の内部に設けられるバグフィルタの外観を示す斜視図である。
実施の形態に係る排気部の構造を装置本体の外側から視た分解図である。
実施の形態に係る装置本体に取付けられた排気部の構造を装置本体の外側上方から視た図である。
実施の形態に係る装置を正面から視た混合システムの概略図である。
実施の形態に係る装置を側方から視た混合システムの概略図である。
実施の形態に係る装置を用いた実験の条件を示す図である。
実施の形態に係る装置を用いた実験に使用されるステアリン酸マグネシウム粉の粒度分布を示す図である。
実施の形態に係る混合粉体を450倍で撮影した顕微鏡写真である。
実施の形態に係る混合粉体を1000倍で撮影した顕微鏡写真である。
別の実施の形態に係る混合装置の内部構造を正面から視た概略図である。
別の実施の形態に係る混合装置の内部構造を上方から視た概略図である。

実施例

0012

以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る混合装置について説明する。図1は、混合装置の内部構造を正面から視た図であり、図2は、混合装置の内部構造を側方から視た図である。図1、2に示すように、混合装置2は、上蓋4、導入管6、装置本体8、排気部9、及び回収容器12を備えている。

0013

上蓋4は、導入管6の上端を塞ぐ蓋であり、上蓋4内には、装置本体8内に粉体を分散供給する粉体分散器4a、及び装置本体8内に微粒化された液体を噴霧する液体微粒ノズル4bを備えている。

0014

導入管6は、粉体分散器4aから供給された粉体、及び液体微粒化ノズル4bから噴霧された液体を装置本体8内に導入する円筒状の管である。なお、導入管6の外径はD=300mm程度、導入管の長さはL6=300mm程度である。

0015

装置本体8は、四角錐形状の上部胴筒部8a、直方筒形状の中部胴筒部8b、逆四角錐形状の下部胴筒部8cの三つの胴筒部によって構成されている。上部胴筒部8aの頂部には、導入管6内の粉体と液体を装置本体8に導入する開口部8dが形成され、下部胴筒部8cの下端部には、回収容器12によって回収される混合粉体を排出するための開口部8eが形成されている。なお、図3に示す概念図のように、混合粉体Cは、液体から形成された液滴Aの表面に粉体Bを付着させて形成されている。

0016

また、装置本体8の内部には、液滴Aや粉体Bおよび混合粉体Cが装置本体8の内部空間20に広がることを防止する筒状部材14、及び排気流を通過させるバグフィルタ16が配置されている。筒状部材14は、導入管6と同程度の口径を有する不織布で構成されており、一端部を上方に向け、他端部を下方に向けて内部空間20内に配置されている。一端部および他端部は開放され、液滴Aや粉体Bおよび混合粉体Cが流通できるようになっている。また、内部空間20の筒状部材14を挟んだ位置には、2つのバグフィルタ16が筒状部材14との間の距離Xが実測100mm(X/D=0.33)となる位置に配置されている。なお、筒状部材14は、一端部が導入管6に接続され、他端部がバグフィルタ16の下端部から回収容器12までの間に位置するように配置されている。バグフィルタ16は、バグフィルタ16の下端部と筒状部材14の他端部との間の距離Yが実測50mmとなる位置に配置されている。なお、筒状部材14の長さはL14=700mm程度であるが、これに限定されるものではなく、L14/D>1となる長さから選ばれる。

0017

排気部9は、装置本体8の中部胴筒部8bの外壁部に設けられている。ここで、排気部9の下部にはアキュムレータ9aが配置され、上部には、内部空間20の空気を排気する排気管9cが配置されている。また、排気部9の内部には、アキュムレータ9aから導入されたパルス状の圧縮空気をバグフィルタ16に供給する空気管9bが配置されている。

0018

回収容器12は、下部胴筒部8cの下方に配置され、導入管6内及び筒状部材14内で混合された混合粉体Cを回収する。

0019

図4は、上蓋4の内部構造を示す図である。図4に示すように、上蓋4の略中央には、粉体を一次粒子に分散させる装置である粉体分散器4aが配置され、粉体分散器4aの近傍には、液滴を発生させるために粉体分散器4aを挟んで2本の液体微粒化ノズル4bが配置されている。ここで、粉体分散器4aおよび液体微粒化ノズル4bは、粉体と液体とを高い確率で衝突させることができるように、粉体分散器4aから分散される粉体の分散方向と、液体微粒化ノズル4bから噴霧される液体の噴霧主方向とが互いに鋭角をなす角度で配置されている。

0020

粉体分散器4aの上部には、逆円錐状粉体供給口22が形成され、粉体分散器4aの内部略中央には、粉体供給口22と導入管6内とを連通する粉体用通路24が形成されている。また、粉体分散器4aの内部には、空気を均一な圧力で噴出する空気溜りであるエアーチャンバ26、エアーチャンバ26に空気を導入する空気流入口28、及びエアーチャンバ26と粉体用通路24とを連通するスリット30が形成されている。ここで、スリット30は、粉体用通路24の周囲にリング状に形成され、粉体用通路24およびエアーチャンバ26に略円周状に連通している。エアーチャンバ26もまた粉体用通路24の周囲にリング状に形成され、空気流入口28から導入された空気をスリット30の全周に亘り均一な圧力で噴出する。

0021

液体微粒化ノズル4bは、給液管53(図8参照)から導入された液体を通過させる液体用通路32、及び空気管55(図8参照)から導入された圧縮空気を液体用通路32に高速噴射する空気用通路34を備えた二流体方式のノズルである。なお、液体微粒化ノズル4bには、二流体方式に限らず、高圧ポンプを用いた一流体方式のノズル、超音波噴霧方式のノズル等、他の噴霧方式を採用してもよい。常温固体の油脂等を使用する際は、ヒーター等により溶融させてポンプ輸送する。

0022

図5は、バグフィルタ16の外観を示す斜視図であり、図6は、排気部9の構造を装置本体8の外側から視た分解図である。バグフィルタ16は、本体部16bに袋状の布16aを被せて構成されている。ここで、本体部16bは、図6に示すように、格子状の骨組16c、内部に断面略矩形状の空間16hを有する筒部16d、及び装置本体8に固定される固定部16fを備えている。

0023

バグフィルタ16は、図6に示すように、骨組16cに布16aを被せた後、布16aで覆われた骨組16cを装置本体8の外壁に形成された開口部8fに挿入し、固定部16fを装置本体8の外壁に固定することにより装置本体8に取付けられる。なお、バグフィルタ16は、四角柱形状に限らず、円筒状等、他の形状を採用してもよい。

0024

図7は、排気部9の構造を装置本体8の外側上方から視た図である。図7に示すように、排気部9の上部には排気管9cが配置され、排気部9の内部には、排気部9の下部外壁を貫通して上方に延びる空気管9bが配置されている。また、バグフィルタ16は布16aを被せた骨組16cを内部空間20に挿入して装置本体8に取付けられるため、排気部9の内部の装置本体8外壁側には、バグフィルタ16の筒部16dの部分が位置している。ここで、装置本体8の内部空間20の空気は、ブロワ56(図8参照)を駆動させることにより、布16a、バグフィルタ16の図示しない布16aと骨組16cの間の空間、空間16h、排気部9の内部空間、及び排気管9cを介して外部に排気される。

0025

また、空気管9bには、アキュムレータ9aから所定の時間間隔を開けパルス状の圧縮空気が導入される。ここで、空気管9bに導入されたパルス状の圧縮空気は、空気管9bに複数形成された孔部9fから空間16hに噴出され、空間16hを介して布16aと骨組16cの間の空間に送り込まれる。これにより、布16aが一時的に膨張し、布16aの振動により布16aに付着している粉体が落され、布16aの通気性が維持される。したがって、バグフィルタ16の布16a、布16aと骨組16cの間の空間、空間16h、排気部9の内部空間、排気管9cを介して外部に排気を行う場合におけるバグフィルタ16の布6aの目詰まりを抑制することができ、ブロワ56による排気力の低下を抑制することができる。

0026

図8は、混合装置2を正面から視た混合システムの概略図であり、図9は、混合装置2を側方から視た混合システムの概略図である。バグフィルタ16の配置は、筒状部材14内の流れの偏りを防止するため、筒状部材14の中心軸に対して軸対称、または、筒状部材14の中心軸を含む平面に対して対称とすることが好ましい。
(運転例1)
この実施の形態に係る混合装置2を用いて混合粉体を生成する処理について、図8、9に示す混合システムの概略図を参照しながら説明する。なお、ここでは、粉体にステアリン酸マグネシウム粉を使用し、液体に水を使用して図10に示す条件で実験を行った場合を例に説明する。また、図11に示すように、実験に使用するステアリン酸マグネシウム粉の中位径D50は、5.9μmである。

0027

まず、混合システム1の運転が開始された場合、圧縮エア供給部54、及びブロワ56がそれぞれ駆動される。圧縮エア供給部54が駆動されると、空気管55から液体微粒化ノズル4bの空気用通路34に圧縮空気が導入されると共に、空気管55から粉体分散器4aの空気流入口28に圧縮空気が導入される。

0028

ここで、空気流入口28に導入された圧縮空気は、エアーチャンバ26により均一な噴出圧力でスリット30から噴出され、粉体用通路24を介して導入管6内に排出される。

0029

また、ブロワ56が駆動されることにより、装置本体8の内部空間20の空気が外部に排気される。内部空間20の空気は、バグフィルタ16に被せられた布16aを通過した後、布16aと骨組16cの間の空間、空間16h、排気部9の内部空間、及び排気管9cを介して外部に排気される。なお、図10に示すように、ブロワ56は、0.7m3/minの風量で内部空間20の空気を排気する。

0030

次に、ステアリン酸マグネシウム粉がフィーダ70から粉体供給口22に供給されると、図4に示すように、ステアリン酸マグネシウムの粉体Bは、スリット30から噴出された高速気流により粉体用通路24に吸引され、導入管6内に分散される。なお、粉体Bは、図10に示すように、1.5kg/hの供給速度でフィーダ70から供給され、圧縮空気と共に0.1MPaの空気圧で粉体分散器4aから分散される。

0031

次に、ポンプ52が駆動されると、給液管53から液体微粒化ノズル4bの液体用通路32(図4参照)に水が供給される。なお、水は、図10に示すように、ポンプ52から3.6kg/hの供給速度で給液管53に供給される。

0032

液体微粒化ノズル4bの液体用通路32を通過した水は、空気用通路34から高速噴射される圧縮空気によって微粒化され、図4に示すように、液滴Aとして導入管6内に噴霧される。なお、液滴Aは、図10に示すように、0.65MPaの圧力で液体微粒化ノズル4bから噴霧される。また、液滴Aの中位径D50は、10〜30μm程度である。

0033

ここで、フィーダ70から供給される粉体の供給速度は1.5kg/hであるのに対し、ポンプ52から供給される水の供給速度は3.6kg/hであるため、粉体の供給速度と水の供給速度の比は、ほぼ1:2である。

0034

液体微粒化ノズル4bから導入管6内に噴霧された液滴A、及び粉体分散器4aから導入管6内に分散された粉体Bは、導入管6内または筒状部材14内において混合し、液滴Aの表面に粉体Bが付着する。なお、ステアリン酸マグネシウム粉は撥水性を有しているため、粉体Bは濡れることなく、図3に示すように、液滴Aの表面に粉体Bを付着させて形成された混合粉体Cが形成される。次に、図4に示すように、混合粉体Cは、自重によって導入管6内及び筒状部材14内を落下した後、回収容器12により回収される。

0035

図12は、450倍で撮影した混合粉体Cの表面の顕微鏡写真であり、図13は、1000倍で撮影した混合粉体Cの表面の顕微鏡写真である。顕微鏡写真において、白く写っている部分が混合粉体Cであり、黒く写っている部分は下地である。図10に示す条件で実験を行うことにより、図12、13に示すように、液滴Aの表面に粉体Bを均一に付着させた混合粉体Cを長時間安定して得ることができる。
(運転例2)
この実施の形態に係る混合装置2を用い、粉体としてタルクカオリンマイカ等の混合物を、液体としてサラダ油を使用し、粉体供給速度3kg/h、液体供給速度4kg/hで、粉体分散圧力0.2MPa、液体噴霧圧力0.65MPaで1時間運転を行ったところ、フィルタの圧力損失が0.1kPa程度にほぼ安定し、液体と粉体の混合物が得られた。
(比較例)
筒状部材14を取り外し、上記運転例2の条件で運転を行ったところ、運転後5分においてフィルタ圧力損失が急激に上昇しそれ以上の運転ができなかった。

0036

この実施の形態に係る混合装置2によれば、装置本体8の内部空間20に筒状部材14を配置することにより、液滴Aが内部空間20に広がってバグフィルタ16に被せられた布16aに単独で付着することが防止されるため、ブロワ56の排気力を維持することができ、長時間連続的に液体Aの周りに均一に粉体Bを付着させることができる。

0037

また、バグフィルタ16と筒状部材14との間の距離Xが実測100mm(図1参照)となり、バグフィルタ16の下端部と筒状部材14の他端部との間の距離Yが実測50mmとなる位置にバグフィルタ16を配置することにより、排気部9の流れによって導入管6および筒状部材14の空間において偏流を生じることがなく、液滴Aと粉体Bを均一に混合できる。

0038

なお、上述の実施の形態においては、液体に水を使用する場合を例に説明しているが、液体は、水系、油系いずれも利用できる。具体的には、油脂として、サラダ油、コーン油ごま油菜種油椿油パーム油カカオバター、パーム油、オリーブ油等の植物性油脂ラードバター等の動物性油脂流動パラフィンシリコンオイル鉱物ワックスなどの鉱物性油脂などが挙げられる。

0039

また混合粉体Cに何かしらの機能を付与する成分を水に溶解した水溶液でもよく、さらにその他の液体を使用してもよい。例えば、撥油性を有する粉体を油または油脂液体に混合させることにより、油滴に粉体を付着させた混合粉体を生成することができる。

0040

また、粉体は、ステアリン酸マグネシウム粉に限定されるものではなく、馬鈴薯デンプンコーンスターチ米粉、小麦粉、二酸化チタン硫酸バリウム炭酸カルシウム酸化アルミニウム酸化ケイ素、タルク、マイカ、カオリン、ナイロンポリエステルポリスチレン等が使用できる。中位径D50は、50μm以下が好ましく、より好ましくは20μm以下である。

0041

また、上述の実施の形態においては、図10に示すように、粉体と水の供給速度の比率をほぼ1:2(1.5kg/h: 3.6kg/h)とした実験を例に説明しているが、供給速度の比率を変化させても混合粉体を生成することは可能である。例えば、粉体と水の供給速度をほぼ1:1(3.3kg/h: 3.6kg/h)としてもよい。

0042

また、上述の実施の形態においては、筒状部材14が通気性を有する布で形成されている場合を例に説明しているが、筒状部材14は金属や樹脂などの通気性を有しない素材で形成されていてもよい。筒状部材14に金属や樹脂などの通気性がなく粉体や液体が素材内侵入しない素材を用いることにより、例えば、多品種の混合粉体を生成する際に、筒状部材14を洗浄して筒状部材14に付着した粉体を取り除き、筒状部材14を再利用することができる。さらに、筒状部材14が撥液性を有するようにしてもよい。例えば、筒状部材14自体が撥液性を有する材質の素材で形成されていてもよく、筒状部材14の表面に撥液性を持たせる表面処理が施されていてもよい。

0043

また、上述の実施の形態においては、液体微粒化ノズル4bから噴霧された液滴Aの中位径D50が10〜30μmの大きさである場合を例に説明しているが、液滴Aの中位径は必ずしもこの範囲に限定されず、D50が10〜50μmの範囲にあればよい。なお、液体微粒化ノズル4bのノズル圧下げて液滴Aの中位径D50を50μmよりも大きくした場合であっても混合粉体Cを生成することが可能である。

0044

また、上述の実施の形態において、バグフィルタ16は、必ずしも筒状部材14との間の距離Xが実測100mmの位置に配置されている必要はなく、筒状部材14の直径Dと筒状部材との間の距離Xとの比(X/D)が0.1以上になる位置に配置されていればよい。

0045

また、上述の実施の形態において、バグフィルタ16は、バグフィルタ16の下端部と筒状部材14の他端部との間の距離Yと筒状部材の直径Dとの比(Y/D)が0以上となる位置に位置していればよいが、Y/Dが0.1以上になる位置に配置されているのが好ましく、Y/Dが0.3以上となる位置に配置されていればより好ましい。
液滴Aと粉体Bは、粒子径と粒密度は同一ではない。そのため、急激な流れの変化があると液滴Aと粉体Bに作用する慣性力が異なるため、液滴Aと粉体Bは粒子軌跡が大きく異なってしまう。内部空間20に導入管6と同程度の口径を有する筒状部材14を配置し、筒状部材14の直径Dとの比を上記条件に設定することにより、ブロワ56の排気により導入管6および筒状部材14の空間において偏流を生じることがなく、内部空間20よりも狭い空間である筒状部材14内で液滴Aの表面に粉体Bを付着させるため、液滴Aと粉体Bがぶつかる確率が高くなり、効率よく混合粉体Cを生成することができる。

0046

また、上述の実施の形態においては、筒状部材14が円筒形状を有する場合を例に説明しているが、筒状部材14は必ずしも円筒形状でなくてもよい。

0047

別の実施の形態に係る装置を図14及び図15に示す。図14は別の実施の形態に係る混合装置の内部構造を正面から視た概略図であり、図15は、別の実施の形態に係る混合装置の内部構造を上方から視た概略図である。この別の実施形態に係る混合装置100の各構成には、混合装置2の構成と同一の構成に、混合装置2の説明で用いたのと同一の符号を付して説明を省略する。

0048

混合装置100においては、8本の円筒状のバグフィルタ16が、筒状部材14の周辺に筒状部材14の中心軸と軸対称に、Y/D=0.3、X/D=0.2で設置されている。本構成の混合装置100により、液滴と粉体の均一な混合体を長時間に渡り安定して得ることができる。

0049

上述の実施の形態に係る混合装置2,100を用いると、粉体と液体を略均一に混合することができることから、混合操作の多い食品などに用いることができる。また化粧品などの精密に混合することが必要な分野においても特に有用である。

0050

2,100…混合装置、4…上蓋、4a…粉体分散器、4b…液体微粒化ノズル、6…導入管、8…装置本体、12…回収容器、14…筒状部材、16…バグフィルタ

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  • 株式会社ノーリツの「 流体混合装置」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】混合部における混合性を向上させて小型化可能な流体混合装置を提供すること。【解決手段】筒状の混合部と、混合部内に第1流体を導入するための第1接続部と、混合部内に第2流体を導入するための第2接続部... 詳細

  • 株式会社HOOPの「 気体混合水生成装置」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】 本発明は、効果的の気泡を水に生成する気体混合水生成装置を提供すること。【解決手段】 本発明の気体混合水生成装置10は、気体混合水Kを送出する気体混合器50と、気体混合水Kを送入して溶解す... 詳細

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