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技術 多材料ゴルフクラブヘッド

出願人 アクシュネットカンパニー
発明者 マークシー.ミルハムウデイブイ.デシムクリチャードエル.クレグホーン
出願日 2016年11月14日 (4年1ヶ月経過) 出願番号 2016-221738
公開日 2017年6月1日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-094074
状態 特許登録済
技術分野 ゴルフクラブ
主要キーワード ドラフト角度 グラファイト複合体 後方エッジ マグネシウム材料 前方エッジ 重量部材 単位面積重量 ブリッジ部材
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

ゴルフクラブヘッドの一部が多層軽量材料から製造された、改善されたゴルフクラブヘッドを提供する。

解決手段

多材料から製造されるゴルフクラブヘッドがここに開示される。より具体的には、今発明に従うゴルフクラブヘッドは、ベース層および軽量カバー層からなる、ゴルフクラブヘッドの本体の少なくとも一部を有する。ベース層は複数のカットアウト具備して不必要な重量を延焼させるのを支援して良く、軽量カバー層は非常に軽量な材料から製造されて不必要な重量をさらに減少させて良い。

概要

背景

この業界においては、ゴルフクラブヘッドの性能はゴルフクラブヘッドの重心(CG)の位置、および、慣性モーメントMOI)に多分に左右されることが一般的に了解されている。ゴルフクラブヘッドのCGおよびMOIを調整するために、ゴルフクラブ設計者は、しばしば、ゴルフクラブヘッド内の特定の位置に戦略的に重量を配置して所望のCGおよびMOIを実現する。先の設計目標のために、ゴルフクラブ設計者は、ゴルフクラブヘッドの種々の部分から不必要な重量を削減するという手法で一貫して努力を継続してその重量をより適切な部分に戦略的に配置してきた。このプロセスはゴルフクラブの設計に顕著に重要であり、ゴルフクラブ設計業界は、このタイプの重量節約を記述する特別な用語を用いており、これは「裁量的重量」と呼ばれる。

米国特許第6,152,833号(Werner等)は、空洞シェル構造によってその背面を支持された軽量低密度打撃フェースを形成することによってより多くの裁量的重量を形成する初期の試みの例の1つを説明する。

米国特許第6,860,824号(Evans)は、より多くの裁量的重量を形成するゴルフクラブ設計上の試みの他の例を説明する。米国特許第6,860,824号では、ゴルフクラブヘッドが、好ましくは、軽量非金億材料から構成される本体部分を有して、ゴルフクラブヘッドの本体部分から重量を減少させるのを支援することが考えられている。

米国特許第5,624,331号(Lo等)は、クラウンに少なくとも2つの開口を有し、複合カバーがそこに配置される金属ケース具備する複合金属ウッド型ゴルフクラブヘッドを形成することにより、裁量的な重量を増加させる他の例を説明する。

最後に、米国特許第7,361,100号(Morales等)は、ゴルフクラブの裁量的な重量を増加させるために現代の材料を使用する現代的な例を説明する。より具体的には、米国特許第7,361,100号は、打撃フェースと実質的に平行な、弧状の後方エッジおよび前方エッジの開口部を具備するクラウンで形成されたゴルフクラブを開示し、ここでは、開口部内にリブによって形成された穴がカーボン繊維エポキシのような有機複合材料によって充填されている。

先に参照した先行技術のすべては、ゴルフクラブヘッドの種々の部分から不必要な重量を取り除くことができるけれども、グラファイト複合体のような軽量材料を利用することに関連する付随的な欠点に対処することに失敗していることに留意すべきである。軽量材料が金属材料をゴルフクラブヘッドの種々の部分で置き換わるとき、ゴルフクラブの音響およびフィーリングが顕著に劣化することがあり、好ましくないゴルフクラブの原因となる。したがって、上述からすると、現行の技術は軽量材料を使用することにより裁量的な重量を形成することができるけれども、ゴルフクラブの好ましくない音響およびフィーリングを最小化しつつそのようにすることについては成功していない。

概要

ゴルフクラブヘッドの一部が多層軽量材料から製造された、改善されたゴルフクラブヘッドを提供する。多材料から製造されるゴルフクラブヘッドがここに開示される。より具体的には、今発明に従うゴルフクラブヘッドは、ベース層および軽量カバー層からなる、ゴルフクラブヘッドの本体の少なくとも一部を有する。ベース層は複数のカットアウトを具備して不必要な重量を延焼させるのを支援して良く、軽量カバー層は非常に軽量な材料から製造されて不必要な重量をさらに減少させて良い。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ゴルフクラブヘッドであって、上記ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置づけられる打撃フェースと、上記打撃フェースの後方部分に取り付けられ、さらに、クラウン部分およびソール部分を有する本体部分とを有し、上記クラウン部分および上記ソール部分の少なくとも一方は、ベース層および軽量カバー層を有し、上記ベース層はさらに複数のカットアウトを有し、上記軽量カバー層は約15%より大きく約60%までの内部露出パーセントを有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項2

上記軽量カバー層は約20%から約50%の間の内部露出パーセントを有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。

請求項3

上記軽量カバー層は約25%から約45%の間の内部露出パーセントを有する請求項2記載のゴルフクラブヘッド。

請求項4

上記軽量カバー層は、約2.7g/cm3より小さな密度の材料から製造される請求項1記載のゴルフクラブヘッド。

請求項5

上記軽量カバー層は、約1.75g/cm3より小さな密度の材料から製造される請求項4記載のゴルフクラブヘッド。

請求項6

上記軽量カバー層は、約1.50g/cm3より小さな密度の材料から製造される請求項5記載のゴルフクラブヘッド。

請求項7

上記軽量カバー層は複合材料から製造される請求項6記載のゴルフクラブヘッド。

請求項8

上記ベース層は密度が約4.0g/cm3および約4.7g/cm3の間の材料から製造される請求項7記載のゴルフクラブヘッド。

請求項9

上記ベース層は密度が約4.1g/cm3および約4.6g/cm3の間の材料から製造される請求項8記載のゴルフクラブヘッド。

請求項10

上記ベース層はチタン材料から製造される請求項9記載のゴルフクラブヘッド。

請求項11

上記ベース層の最大厚さは約0.50mm未満であり、上記軽量カバー層の最大厚さは約0.30mm未満である請求項10記載のゴルフクラブヘッド。

請求項12

上記ベース層の最大厚さは約0.40mm未満であり、上記軽量カバー層の最大厚さは約0.25mm未満である請求項11記載のゴルフクラブヘッド。

請求項13

上記ベース層の最大厚さは約0.35mm未満であり、上記軽量カバー層の最大厚さは約0.20mm未満である請求項12記載のゴルフクラブヘッド。

請求項14

ゴルフクラブヘッドであって、上記ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置づけられる打撃フェースと、上記打撃フェースの後方部分に取り付けられ、さらに、クラウン部分およびソール部分を有する本体部分とを有し、上記クラウン部分および上記ソール部分の少なくとも一方は、ベース層および軽量カバー層を有し、上記ベース層はさらに複数のカットアウトを有し、上記軽量カバー層は約15%より大きく約60%までの内部露出パーセントを有し、上記ベース層の最大厚さは約0.50mm未満であり、上記軽量カバー層の最大厚さは約0.30mm未満であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項15

上記複数のカットアウトは実質的に円形の形状をしている請求項14記載のゴルフクラブヘッド。

請求項16

上記クラウン部分のみが、さらに、上記ベース層および軽量カバー層を有する請求項14記載のゴルフクラブヘッド。

請求項17

上記クラウン部分および上記ソール部分の双方は、さらに、ベース層および上記軽量カバー層を有する請求項14記載のゴルフクラブヘッド。

請求項18

上記本体部分は、さらに、上記打撃フェース部分の後方の中央部分に取り付けられるブリッジ部材を有する請求項14記載のゴルフクラブヘッド。

請求項19

上記ベース層は密度が約4.1g/cm3および約4.6g/cm3の間の材料から製造される請求項14記載のゴルフクラブヘッド。

請求項20

上記軽量カバー層は、約1.70g/cm3より小さな密度の材料から製造される請求項19記載のゴルフクラブヘッド。

技術分野

0001

この発明は、ゴルフクラブヘッドの一部が多層軽量材料から製造された、改善されたゴルフクラブヘッドに関する。この軽量材料をゴルフクラブヘッドの種々の部分に使用することによって、より多くの裁量的な重量を形成でき、ゴルフクラブヘッドの重心および慣性モーメントを操作することにより、この裁量的な重量をゴルフクラブヘッドの性能の向上に用いることができる。

背景技術

0002

この業界においては、ゴルフクラブヘッドの性能はゴルフクラブヘッドの重心(CG)の位置、および、慣性モーメント(MOI)に多分に左右されることが一般的に了解されている。ゴルフクラブヘッドのCGおよびMOIを調整するために、ゴルフクラブ設計者は、しばしば、ゴルフクラブヘッド内の特定の位置に戦略的に重量を配置して所望のCGおよびMOIを実現する。先の設計目標のために、ゴルフクラブ設計者は、ゴルフクラブヘッドの種々の部分から不必要な重量を削減するという手法で一貫して努力を継続してその重量をより適切な部分に戦略的に配置してきた。このプロセスはゴルフクラブの設計に顕著に重要であり、ゴルフクラブ設計業界は、このタイプの重量節約を記述する特別な用語を用いており、これは「裁量的重量」と呼ばれる。

0003

米国特許第6,152,833号(Werner等)は、空洞シェル構造によってその背面を支持された軽量低密度打撃フェースを形成することによってより多くの裁量的重量を形成する初期の試みの例の1つを説明する。

0004

米国特許第6,860,824号(Evans)は、より多くの裁量的重量を形成するゴルフクラブ設計上の試みの他の例を説明する。米国特許第6,860,824号では、ゴルフクラブヘッドが、好ましくは、軽量非金億材料から構成される本体部分を有して、ゴルフクラブヘッドの本体部分から重量を減少させるのを支援することが考えられている。

0005

米国特許第5,624,331号(Lo等)は、クラウンに少なくとも2つの開口を有し、複合カバーがそこに配置される金属ケース具備する複合金属ウッド型ゴルフクラブヘッドを形成することにより、裁量的な重量を増加させる他の例を説明する。

0006

最後に、米国特許第7,361,100号(Morales等)は、ゴルフクラブの裁量的な重量を増加させるために現代の材料を使用する現代的な例を説明する。より具体的には、米国特許第7,361,100号は、打撃フェースと実質的に平行な、弧状の後方エッジおよび前方エッジの開口部を具備するクラウンで形成されたゴルフクラブを開示し、ここでは、開口部内にリブによって形成された穴がカーボン繊維エポキシのような有機複合材料によって充填されている。

0007

先に参照した先行技術のすべては、ゴルフクラブヘッドの種々の部分から不必要な重量を取り除くことができるけれども、グラファイト複合体のような軽量材料を利用することに関連する付随的な欠点に対処することに失敗していることに留意すべきである。軽量材料が金属材料をゴルフクラブヘッドの種々の部分で置き換わるとき、ゴルフクラブの音響およびフィーリングが顕著に劣化することがあり、好ましくないゴルフクラブの原因となる。したがって、上述からすると、現行の技術は軽量材料を使用することにより裁量的な重量を形成することができるけれども、ゴルフクラブの好ましくない音響およびフィーリングを最小化しつつそのようにすることについては成功していない。

先行技術

0008

米国特許第6,152,833号明細書
米国特許第6,860,824号明細書
米国特許第5,624,331号明細書
米国特許第7,361,100号明細書

0009

この発明の1側面は、当該ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置づけられる打撃フェースと、上記打撃フェースの後方部分に取り付けられ、さらに、クラウン部分およびソール部分を有する本体部分とを有するゴルフクラブヘッドである。このゴルフクラブでは、上記クラウン部分および上記ソール部分の少なくとも一方は、ベース層および軽量カバー層を有し、上記ベース層はさらに複数のカットアウトを有し、上記軽量カバー層は約15%より大きく約60%までの内部露出パーセントを有する。

0010

この発明の他の側面において、ゴルフクラブヘッドは、上記ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置づけられる打撃フェースと、上記打撃フェースの後方部分に取り付けられ、さらに、クラウン部分およびソール部分を有する本体部分とを有する。このゴルフクラブヘッドにおいて、上記クラウン部分および上記ソール部分の少なくとも一方は、ベース層および軽量カバー層を有し、上記ベース層はさらに複数のカットアウトを有し、上記軽量カバー層は約15%より大きく約60%までの内部露出パーセントを有し、上記ベース層の最大厚さは約0.50mm未満であり、上記軽量カバー層の最大厚さは約0.30mm未満である。

0011

この発明のこれらの、または、他の特徴、側面、利点は以下の、図面、明細書および特許請求の範囲を参照してより良好に理解されるであろう。

0012

この発明の先の、または他の特徴および利点は添付図面において説明されるように以下のこの発明の説明から明らかであろう。添付図面は、ここに組み込まれ、明細書の一部を形成し、さらにこの発明の原理を記述し、当業者がこの発明を実施し、または利用できるようになす。

図面の簡単な説明

0013

添付図面の図1は、この発明の好ましい事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。
添付図面の図2は、図1に示すこの発明の実施例に従うゴルフクラブヘッドの分解斜視図を示す。
添付図面の図3は、図1に示すゴルフクラブヘッドの、当該ゴルフクラブヘッドの中央部を前方および後方の方向に示す、断面図である。
添付図面の図4は、図3において円形領域Aで特定されるゴルフクラブヘッドの一部の拡大断面図である。
添付図面の図5は、この発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。
添付図面の図6は、図5に示すこの発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの分解斜視図を示す。
添付図面の図7は、この発明の他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。
添付図面の図8は、図7に示すこの発明の他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの分解斜視図を示す。
添付図面の図9は、この発明のさらに他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。
添付図面の図10は、図9に示すこの発明のさらに他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの分解斜視図を示す。

実施例

0014

以下の詳細な説明は、この発明を実施する現行の最良形態を記述する。この説明は限定的な意味に解釈されるべきでなく、この発明の全般的な原理を説明する目的でのみなされており、この発明の範囲は添付の特許請求の範囲によりもっともよく定義されている。

0015

種々の発明の特徴が以下に説明され、各特徴は他の独立に、または他と組み合わせて使用することができる。ただし、いずれの単一の発明の特徴も先に検討した問題のいずれも、またはそのすべてに対処しないかもしれず、また、先に検討した問題の1つに対処するだけかもしれない。さらに、先に検討した問題の1つまたは複数が、いかに説明される特徴のいずれによっても十分に対処されないかもしれない。

0016

図1は、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッド100の斜視図を示す。図1に示すゴルフクラブヘッド100は、全般的には、ゴルフクラブヘッド100の前方部分に取り付けられた打撃フェース102と、打撃フェース102の後方部分に取り付けられた本体部分とを具備して良い。本体部分は、全般的には、ゴルフクラブヘッド100の頂部近くのクラウン部分104とゴルフクラブヘッド100の底部の近くのソール部分106とからなって良い。最後に、また最も重要なことに、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッド100のクラウン部分104は、異なる材料を具備する多数の層から構成されて良い。換言すれば、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッド100は多材料クラウンを具備して良いということができる。

0017

この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッド100の種々の部品をより明瞭に示すために、ここに図2が示される。図2は、ゴルフクラブヘッド200の分解斜視図を示し、多材料クラウン部分204がさらにベース層210および軽量カバー層212から構成されて良いことを示す。

0018

ベース層210は、全般的には、密度が約.0g/cm3および約4.7g/cm3の間、より好ましくは、約.1/cm3および約4.6/cm3の間、最も好ましくは、約4.0g/cm3のチタン型の材料から構成されて良い。このチタンのベース層210は、ゴルフクラブヘッド200のクラウン部分204の構造強度を実現するのを支援するだけでなく、全体領域に渡り複数のカットアウト208を組み込むことによって裁量的重量を生成するのにも貢献できる。この発明の事例的な実施例に示される複数のカットアウト208は、全般的には、ベース層210の構造上の一貫性をすべて維持しつつ最も多くの重量節約を実現するために、卵型または円形の形状をとって良い。ただし、卵型または円形の形状のカットアウト208が好ましいけれども多くの他のタイプのカットアウト208の幾何形状を採用して、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、ベース層210から材料を除去することができる。

0019

穴が材料から切り出されるとき、一般的には、材料の構造上の堅固さが悪影響をうけると理解される。このため、複数のカットアウト208に由来するクラウン部分204の構造上の堅固さの潜在的な劣化に対処するために、この発明は種々の技法組合せを採用して良い。最初に、また、最上位に、この発明は、ベース層210用に高強度のチタン材料を利用することにより、逸失した構造上の堅固さの幾分かを取り戻すことを試みる。この発明の1つの好ましい実施例において、ATI425チタン材料が採用されるけれども、多くの他の高強度材料、例えば、SP 700チタン、KS 120チタン、KS 100チタン、チタン 8−1−1を、これが増強された強度性能を実現する限り、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、すべて採用して良い。ベース層210に高強度チタン材料を採用することに加えて、この発明は軽量カバー層212も採用する。

0020

図2に示す、軽量カバー層212は全般的には、ベース層210、ソール206、および打撃フェース202の密度より低い密度の軽量材料であって良い。1つの事例的な実施例において、軽量材料の層210は、密度が約2.7g/cm3のアルミニウム材料、密度が約1.738g/cm3のマグネシウム材料、密度が約1.50g/cm3の複合型材料、または第1の材料の密度より小さな密度の任意の他の材料から構築されて良く、これはこの発明から逸脱しない。この発明の好ましい実施例において、軽量カバー層212を形成するために使用される材料は、全般的には、小さな繊維単位面積重量(fiber areal mass)を有する複合材料であって良い。ゴルフクラブヘッドにおける繊維面積単位重量が低い複合材料に関するより多くの情報は米国特許出願第14/834,654号(Deshmukh)に見出すことができ、その内容は参照してここに組み入れる。

0021

ベース層210および軽量カバー層212を組み合わせることにより、ゴルフクラブヘッド200は、代々量の裁量的重量を実現でき、これに際して、クラウン204の部分における構造上の堅固さを、ゴルフクラブ200およびゴルフボールの間に加わる大きな衝撃に耐えるように維持することができる。クラウン204の部分から節約される裁量的重量の量は、つぎに、ゴルフクラブヘッド200中のより戦略的な位置に容易に付加することができる。

0022

裁量的な重量のより戦略的な位置の1つの事例的な位置は、図2において重量部材220の形態としても見出すことができる。この発明の現行の事例的な実施例において、裁量的な重量は、ゴルフクラブヘッド200中の後方ソール部分に集約されて良いけれども、重量部材220は、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、ゴルフクラブヘッド200内の代替的な位置に位置づけられても良い。この発明の現行の事例的な実施例において、重量部材中に位置づけられる付加的な重量の量は、全般的には、約5グラムより大きく、より好ましくは約7グラムより大きく、最も好ましくは約9グラムより大きくて良く、これはこの発明の範囲および内容から逸脱しない。

0023

種々の部品が組み立てられたセットにおいてどのように相互に作用するかを説明するために添付図面の図3が準議され、これはゴルフクラブヘッド300の断面図を示す。この断面図は、ゴルフクラブヘッドの前後方向の中心に沿うものであり、打撃フェースの中心を通り抜ける。この断面図において、ゴルフクラブヘッド300が依然として打撃フェース302、クラウン部分304、およびソール部分306を具備することが理解できる。クラウン部分304は、先に図2において分解して示したように、さらに、ベース層310および軽量カバー層312からなって良い。最初に、クラウン部分304の厚さは顕著に小さく、ゴルフクラブヘッド300が所望の裁量的重量を実現できるようにする。クラウン部分304の全体厚さがどのくらい薄いかがわかると、軽量カバー層312がより薄くできることが容易に導き出される。クラウン部分304に加えてベース層310並びに軽量カバー層312の厚さを説明するために図4が準備され、この図は、図3に示される円形領域Aの拡大断面図に焦点を当てている。

0024

添付図面の図4は、図3において円形領域Aにより示されるゴルフクラブヘッド300のクラウン304の拡大断面図を示す。最初に、図4に示すベース層410は全般的にはゴルフクラブヘッドの前方クラウン部分に、溶接結合部416の近くで溶接により取り付けられて良いことに留意されたい。ベース層410およびクラウンの前方部分はともにチタンタイプの材料から製造されるので、それらは何の問題もなく一体に溶接できるであろう。溶接結合部416のちょうど後方において、ベース層410が段差418を有して良く、これによって軽量カバー層412がベース層410の上に配置される。この発明の事例的な1実施例において、軽量カバー層412は接着タイプの材料を用いてベース層410に取り付けられて良い。ただし、複合材料が用いられるならば、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、軽量カバー層412をベース層410の上に直接にモールドできることに留意されたい。この発明の現行の事例の実施例において、ベース層410の厚さは、全般的には、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、約0.50mm未満、より好ましくは約0.40mm未満、最も好ましくは約0.35mm未満の厚さd1であって良い。この発明の現行の事例の実施例において示される軽量カバー層412は、これが軽量複合型の材料から製造されて良いという事実から、全般的には、約0.30mm未満、より好ましくは約0.25mm未満、最も好ましくは0.20mm未満の厚さd2であって良い。

0025

先の検討は、非必要な重量を減少させ裁量的な重量を生成するために種々の層の重量、厚さ、および密度に焦点を当てたけれども、この発明の核心は、ゴルフクラブヘッドのすべて重要な音響およびフィーリングを犠牲にすることなく、重量節約を実現すること可能にする点に基礎を置く。先の検討に基づくと、軽量カバー層用の材料は、密度が小さいという性質上、それが使用された場合、標準的なチタンタイプの材料と比べてゴルフクラブの重量を減少させるのを支援することができる。しかしながら、この発明では、軽量材料を使用して伝統的なチタン材料に置き換えるときに、ゴルフクラブヘッドの音響およびフィーリングが悪影響を受けることが認識されている。軽量材料を使用するときにゴルフクラブの音響およびフィーリングの劣化が起こるのは、ゴルフボールト小得する際に生じる音響振動が材料によって異なるからである。

0026

この発明は、音響の潜在的な劣化を認識するだけでなく、実現される重量節約の量およびゴルフクラブヘッドの音響およびフィーリングの維持との間の適切なバランスを見出すことにより、この課題に対処するものである。この調和的なバランスを実現するために、この発明では、ベース層410のカットアウト408を通じて内部的に露出される軽量カバー層412の量に焦点を置くことが、所望の裁量的な重量を獲得しつつ、ゴルフクラブヘッドの音響的特徴およびフィーリングを維持するのを支援することを見出した。カットアウト408を通じて露出される軽量カバー層412の量は、全般的には、軽量カバー層412の綜合的な内部表面面積のパーセントとして表現され、この発明の適切な機能に極めて臨界的である。より具体的には、この発明の好ましい実施例において、軽量カバー層412の内部表面面積の約15%から約60%の間のみがカットアウト408から内部的に露出され、より好ましくは約20%から約50%の間のみが、最も好ましくは約25%から約45%が露出されるということができる。露出される内部表面面積の範囲はこの発明の適切な機能については臨界的であり、なぜならば、軽量カバー層412の多くがカットアウト408を通じて内部的に露出されすぎると、ゴルフクラブの音響およびフィーリングが悪影響を受けるからである。代替的には、軽量カバー層412のカットアウト408を通じた内部表面面積の露出が少なすぎると、どのような重量節約を実現するためにも十分でなくなる。

0027

このきわめて重要なパーセントを定量化するために、この発明は、「内部露出パーセント」と呼ぶ、極度単純化した用語を準備し、これは、カットアウトを通じて露出される軽量カバー層412の内部表面面積を、軽量カバー層412の綜合的な内部表面面積で割ったものとして提示される。この「内部露出パーセント」は以下の式(1)に要約される。
内部露出パーセント=(カットアウトを通じて露出した内部表面面積)/
総合内部表面面積) 式(1)
先に説明したように、この発明に従うゴルフ食らうbヘッド用の軽量カバー層412の内部露出パーセントは最も好ましくは約15%から約60%の間であり、より好ましくは約20%から約50%の間であり、最も好ましくは約25%から約45%の間である。

0028

添付図面の図5は、この発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッド500の斜視図を示す。この発明のこの実施例において、ベース層510はゴルフクラブヘッド500のクラウン部分504に限定されず、ゴルフクラブヘッド500のソール部分506まで適用されて良く、これはこの発明の範囲および内容から逸脱しない。ゴルフクラブヘッド500の種々の部品をより明瞭に説明するために、分解図をなす図6が準備される。

0029

添付図面の図6は、図5に示される、この発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッド600の分解斜視図を示す。この発明の当該分解図において、ゴルフクラブヘッド600のソール606の部分が、クラウン604の部分の使用に加えて、ベース層610を含んで良いことがわかる。上記に加えて、図6は、軽量カバー層612の形状および寸法を示し、これは先の図5においてカットアウト508を示すために省略した。カバー層612は、当初、図2に示すような、実質的に平坦である必要はないけれども、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、むしろ、ゴルフクラブヘッドの外部形状の上の表皮スキン)をなして良い。ベース層610は、ゴルフクラブヘッドのより多くの部分をカバーするけれども、内部露出の軽量カバー層612のパーセントは、重量節約と、音響およびフィーリングの維持とのバランスを保持するようになされている。

0030

添付図面の図7は、この発明のさらに他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッド700の他の斜視図を示す。より具体的には、この発明の当該代替的な実施例において、ベース層710は、ゴルフクラブヘッド700の本体のトウおよびヒールの部分に使用されて良く、これによって、ゴルフクラブヘッド700の中央部分は、この発明の範囲および内容から逸脱しないブリッジ部材730を形成できるようになっている。このブリッジ部材730は、この発明の事例的な実施例において示されるように、全般的には、ゴルフクラブヘッド700内の構造的な堅固さをより大きくするのを支援し、これによってベース層710が、いくつかの例において、より薄くなるのを可能にする。

0031

添付図面の図8は、図7に示すゴルフクラブヘッド800の分解斜視図を示す。この分解斜視図では、軽量カバー層812がより明瞭に見えるようになるだけでなく、ゴルフクラブヘッド800の後方部分に位置決めされる重量部材820も示す。この分解斜視図において、重量部材820はブリッジ部材830に沿って位置決めされていることがわかり、これにより、重量部材820が付加的な機構を必要とすることなくゴルフクラブヘッド800に固着可能となる。最後に、この発明の当該代替的な実施例においても、当該ゴルフクラブヘッドは、カットアウト808を通じて内部的に露出される軽量カバー層812について、重量節約と音響およびフィーリングの維持との完全なバランスを維持するために先に検討したものと同一のパーセントを有するであろう。

0032

添付図面の図9は、この発明のさらに他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。この発明の当該代替的な実施例において、ゴルフクラブヘッド900は、本体部分の全体を通じて複数のカットアウト908を組み込んでベース層910を形成して良い。このゴルフクラブヘッド900は、全体的に、先行実施例で先に検討した軽量カバー層で被覆されて良いけれども、カバー層は内部構造を明瞭にするために示されていない。

0033

添付図面の図10は、この発明のさらに他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。図10は若干異なる内部構造を示し、この図において、ベース層1010は円形形状でないカットアウト1008を用いて形成されて良い。実際、この発明の代替的な実施例において、先に検討した内容に従う内部露出パーセントを有する限りで、カットアウト1008は、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、円形、卵形矩形、または任意の他の形状である任意の形状をとって良くい。

0034

実施例の外に、または、とくにことわらない限りは、すべての数の範囲、量、値およびパーセント例えば明細書中の材料の量、慣性モーメント、重心位置、ロフトドラフト角度、種々の性能比、その他に関するそのようなものは、値、量、または範囲とともに明瞭に「約」の用語が表示されていなくてもそのような用語「約」があるものとして認識することができる。したがって、そうでないと示されない限り、明細書および特許請求の範囲の数字パラメータ近似であり、これはこの発明により実現されることがのぞまれる所望の特性に応じて変化する。特許請求の範囲の均等理論の適応を排除する意図はないが、少なくとも、各数量のパラメータは報告された実行桁数の下で理解され、通常の丸め手法により把握すべきである。

0035

この発明の広い範囲を示す数量の範囲およびパラメータは近似であるけれども、明細書の例に示された数量の値はできる限り正確に報告されている。ただし、いずれの数量の値も、各実験の測定に見いだされる標準偏差に起因する必然的な誤差内在する。さらに、種々のことがらについて数量の範囲が示される場合には、指摘した値の範囲で、それらを組み合わせたものが利用できることを理解されたい。

0036

以上は、この発明の例示の実施例に関するものであり、以下の特許請求の範囲で示される発明の範囲および程度を逸脱することなく修正を行えることはもちろんであることに留意されたい。

0037

100ゴルフクラブヘッド
102打撃フェース
104クラウン部分
106ソール部分
200 ゴルフクラブヘッド
202 打撃フェース
204 クラウン部分
206 ソール部分
208カットアウト
210ベース層
212 軽量カバー層
220重量部材
300 ゴルフクラブヘッド
302 打撃フェース
304 クラウン部分
306 ソール部分
310 ベース層
312 軽量カバー層
408 カットアウト
410 ベース層
412 軽量カバー層
416溶接結合部
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