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技術 光ファイバテープ心線モニタ用受光装置、光ファイバテープ心線モニタ方法、及び光回線モニタ方法

出願人 日本電信電話株式会社
発明者 植松卓威廣田栄伸川野友裕清倉孝規真鍋哲也
出願日 2015年11月17日 (3年9ヶ月経過) 出願番号 2015-224418
公開日 2017年5月25日 (2年3ヶ月経過) 公開番号 2017-090836
状態 特許登録済
技術分野 ライトガイドの光学的結合 光通信システム
主要キーワード 中心軸間隔 主光ファイバ 可動スリット ステップインデックス型ファイバ 通信モニタ 台形溝 アバランシ 倒立実像
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (14)

課題

スプリッタ下部の光ファイバ心線に接続されたONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)の動作状態を、スプリッタ上部の光ファイバテープにて短時間で一括して確認し得る光ファイバテープ心線モニタ受光装置、光ファイバテープ心線モニタ方法、及び光回線モニタ方法を提供する。

解決手段

光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301は、側方光入出力装置プローブファイバ20先端に集光レンズ10を配置し、光ファイバテープ100の各心線から漏洩する全ての漏洩光を集光レンズで1つのプローブファイバ先端に集光することとした。

概要

背景

光ファイバケーブルを用いた通信ステムでは、支障移転工事や光ファイバケーブルの収容替え工事が行われる。支障移転工事や光ファイバケーブルの収容替え工事では、一時的に物理的な光ファイバケーブルの切断が伴うため、時としてユーザのサービス利用中に通信が中断してしまう場合が発生する。

ユーザに対しては、予め工事予告時間帯を限定した通信中断予告)を行うが、顧客満足度の低下に繋がらないように光ファイバを切断する際には、ユーザがサービス利用中であるか否かを判別できる方法が望ましい。例えば、光回線単位でサービスの利用状態が把握できれば、利用中である光ファイバの切り替えを後回しにし、ユーザのサービス利用状況に応じた柔軟な切り替えを行うことで個々のユーザが感じる不便を最小限に抑えることができる。

このため、光アクセスネットワークトラフィック監視し、ユーザのサービス利用状況を判別する技術として、ユーザの宅内に設置した光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)から通信ビルの中に設置した光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)に送信する上り光信号の一部を受信して、そのデータフレーム分析することで光回線単位の利用状態を判別する方法などが提案されている(例えば、非特許文献1を参照。)。また,通信ビルに入局せずに、所外(通信ビルやユーザ宅外)の8分岐スプリッタ下部の区間スプリッタのONU側)において、側方光入出力装置APDアバランシェフォトダイオード)とで、上り信号光モニタする方法も提案されている(例えば、非特許文献2を参照。)。

概要

スプリッタ下部の光ファイバ心線に接続されたONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)の動作状態を、スプリッタ上部の光ファイバテープにて短時間で一括して確認し得る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置、光ファイバテープ心線モニタ方法、及び光回線モニタ方法を提供する。光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301は、側方光入出力装置のプローブファイバ20先端に集光レンズ10を配置し、光ファイバテープ100の各心線から漏洩する全ての漏洩光を集光レンズで1つのプローブファイバ先端に集光することとした。

目的

本発明は、上記課題に鑑み、スプリッタ下部の光ファイバ心線に接続されたONUの動作状態を、スプリッタ上部の光ファイバテープにて短時間で一括して確認し得る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置、光ファイバテープ心線モニタ方法、及び光回線モニタ方法を提供する

効果

実績

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請求項1

複数の主光ファイバ並列する光ファイバテープ湾曲させて形成した曲げ部に先端を近接させる1本のプローブファイバと、前記プローブファイバの前記先端に配置され、前記曲げ部の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光を前記プローブファイバの前記先端に集光する1つの集光レンズと、を備える光ファイバテープ心線モニタ受光装置

請求項2

前記集光レンズの、前記プローブファイバの前記先端側と反対側に配置され、所望の前記主光ファイバからの漏洩光のみを透過するフィルタをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置。

請求項3

前記フィルタは、光が透過するエリアを変更できる可動スリットであることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置。

請求項4

前記フィルタは、光が透過するエリアを電気的に制御可能な液晶フィルタであることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置。

請求項5

前記曲げ部の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光を集光して前記集光レンズに結合する、前記主光ファイバの本数分の個別集光レンズをさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置。

請求項6

複数の主光ファイバが並列する光ファイバテープを湾曲させて曲げ部を形成し、前記光ファイバテープに形成した前記曲げ部に1本のプローブファイバの先端を近接させ、前記プローブファイバの前記先端に配置した1つの集光レンズで、前記曲げ部の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光を前記プローブファイバの前記先端に集光させてモニタする光ファイバテープ心線モニタ方法

請求項7

前記集光レンズの、前記プローブファイバの前記先端側と反対側にフィルタを配置し、前記フィルタで所望の前記主光ファイバからの漏洩光のみを透過させることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバテープ心線モニタ方法。

請求項8

光スプリッタに、複数の光回線終端装置(ONU:OpticalNetworkUnit)に接続する複数の光ファイバ心線と、光加入者線終端装置(OLT:OpticalLineTerminal)に接続する前記光ファイバテープとが接続され、前記光スプリッタで前記ONUからの上り信号合波し、前記光ファイバテープのいずれかの前記主光ファイバで前記OLTへ伝搬する光通信システムにおいて、請求項6又は7に記載の光ファイバテープ心線モニタ方法で前記上り信号を前記漏洩光としてモニタし、前記ONUのサービス利用状態を把握する光回線モニタ方法。

技術分野

0001

本発明は、光ファイバ側方から光信号を入出射する光ファイバテープ心線モニタ受光装置、光ファイバテープ心線モニタ方法、及び光回線モニタ方法に関する。

背景技術

0002

光ファイバケーブルを用いた通信ステムでは、支障移転工事や光ファイバケーブルの収容替え工事が行われる。支障移転工事や光ファイバケーブルの収容替え工事では、一時的に物理的な光ファイバケーブルの切断が伴うため、時としてユーザのサービス利用中に通信が中断してしまう場合が発生する。

0003

ユーザに対しては、予め工事予告時間帯を限定した通信中断予告)を行うが、顧客満足度の低下に繋がらないように光ファイバを切断する際には、ユーザがサービス利用中であるか否かを判別できる方法が望ましい。例えば、光回線単位でサービスの利用状態が把握できれば、利用中である光ファイバの切り替えを後回しにし、ユーザのサービス利用状況に応じた柔軟な切り替えを行うことで個々のユーザが感じる不便を最小限に抑えることができる。

0004

このため、光アクセスネットワークトラフィック監視し、ユーザのサービス利用状況を判別する技術として、ユーザの宅内に設置した光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)から通信ビルの中に設置した光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)に送信する上り光信号の一部を受信して、そのデータフレーム分析することで光回線単位の利用状態を判別する方法などが提案されている(例えば、非特許文献1を参照。)。また,通信ビルに入局せずに、所外(通信ビルやユーザ宅外)の8分岐スプリッタ下部の区間スプリッタのONU側)において、側方光入出力装置APDアバランシェフォトダイオード)とで、上り信号光をモニタする方法も提案されている(例えば、非特許文献2を参照。)。

先行技術

0005

、「支障移転等の切替工事で通話中確認を実現するFTTH区間通信モニタ技術」,NTT技術ジャーナル, 2009.5, pp.40〜42
真保、「光側方出力技術を用いた上り通信光モニタリング検討」, 信学会技報,光ファイバ応用技術、 pp.15−18,OPE 2013−207(2014−02)

発明が解決しようとする課題

0006

通常、光アクセス網において、8分岐スプリッタ上部(スプリッタのOLT側)では光ファイバ心線が4心線毎にまとめられた光ファイバテープが用いられている。しかし、従来の側方光入出力装置では単心の光ファイバからしかモニタできないため、8分岐スプリッタ上部で光信号をモニタするためには光ファイバテープを単心線にばらして1心ずつモニタする必要があった。この作業は時間がかかり非効率という課題があった。

0007

そこで、本発明は、上記課題に鑑み、スプリッタ下部の光ファイバ心線に接続されたONUの動作状態を、スプリッタ上部の光ファイバテープにて短時間で一括して確認し得る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置、光ファイバテープ心線モニタ方法、及び光回線モニタ方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するため、本発明は、側方光入出力装置のプローブファイバ先端に集光レンズを配置し、光ファイバテープの各心線から漏洩する全ての漏洩光を当該集光レンズで1つのプローブファイバ先端に集光することとした。

0009

具体的には、本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、
複数の主光ファイバ並列する光ファイバテープを湾曲させて形成した曲げ部に先端を近接させる1本のプローブファイバと、
前記プローブファイバの前記先端に配置され、前記曲げ部の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光を前記プローブファイバの前記先端に集光する1つの集光レンズと、
を備える。

0010

また、本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ方法は、
複数の主光ファイバが並列する光ファイバテープを湾曲させて曲げ部を形成し、
前記光ファイバテープに形成した前記曲げ部に1本のプローブファイバの先端を近接させ、
前記プローブファイバの前記先端に配置した1つの集光レンズで、前記曲げ部の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光を前記プローブファイバの前記先端に集光させてモニタする。

0011

本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置及び光ファイバテープ心線モニタ方法は、光ファイバテープの複数の主光ファイバからの漏洩光を集光レンズで集光してプローブファイバ先端に結合するため、光ファイバテープを単心線にばらして1心ずつモニタする必要がない。このため、本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置及び光ファイバテープ心線モニタ方法は、作業の効率化を図ることができる。

0012

従って、本発明は、スプリッタ下部の光ファイバ心線に接続されたONUの動作状態を、スプリッタ上部の光ファイバテープにて短時間で一括して確認し得る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置、及び光ファイバテープ心線モニタ方法を提供することができる。

0013

本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、前記集光レンズの、前記プローブファイバの前記先端側と反対側に配置され、所望の前記主光ファイバからの漏洩光のみを透過するフィルタをさらに備える。

0014

また、本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ方法は、前記集光レンズの、前記プローブファイバの前記先端側と反対側にフィルタを配置し、前記フィルタで所望の前記主光ファイバからの漏洩光のみを透過させることを特徴とする。

0015

フィルタの設置により所望の主光ファイバの漏洩光のみをモニタすることができ、受光した光の中から所望の主光ファイバの漏洩光を探し出す必要がなくなる。

0016

本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置の前記フィルタは、光が透過するエリアを変更できる可動スリットとすることができる。

0017

本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置の前記フィルタは、光が透過するエリアを電気的に制御可能な液晶フィルタとすることができる。

0018

本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、前記曲げ部の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光を集光して前記集光レンズに結合する、前記主光ファイバの本数分の個別集光レンズをさらに備える。個別集光レンズで予め漏洩光を集光しておくことでプローブファイバへの結合効率を高めることができる。

0019

本発明に係る光回線モニタ方法は、光スプリッタに、複数の光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)に接続する複数の光ファイバ心線と、光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)に接続する前記光ファイバテープとが接続され、前記光スプリッタで前記ONUからの上り信号合波し、前記光ファイバテープのいずれかの前記主光ファイバで前記OLTへ伝搬する光通信システムにおいて、前記光ファイバテープ心線モニタ方法で前記上り信号を前記漏洩光としてモニタし、前記ONUのサービス利用状態を把握する。本発明に係る光回線モニタ方法は、8分岐スプリッタ上部で一括して光信号をモニタすることができ、作業の効率化を図ることができる。

0020

従って、本発明は、スプリッタ下部の光ファイバ心線に接続されたONUの動作状態を、スプリッタ上部の光ファイバテープにて短時間で一括して確認し得る光回線モニタ方法を提供することができる。

発明の効果

0021

本発明は、スプリッタ下部の光ファイバ心線に接続されたONUの動作状態を、スプリッタ上部の光ファイバテープにて短時間で一括して確認し得る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置、光ファイバテープ心線モニタ方法、及び光回線モニタ方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0022

本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を説明する図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を説明する図である。
曲げ部形成器を説明する図である。
曲げ部形成器を説明する図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を説明する図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を説明する図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置が備える可動スリットを説明する概念図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を説明する図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を説明する図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置が備える液晶フィルタを説明する概念図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を説明する図である。
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を用いる光回線モニタ方法を説明する図である。
本発明に関連する光ファイバテープ心線モニタ用受光装置の説明する概念図である。

実施例

0023

添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施形態であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。

0024

(実施形態1)
図1は、本実施形態の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301を説明する概念図である。
光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301は、
複数の主光ファイバが並列する光ファイバテープ100を湾曲させて形成した曲げ部110に先端を近接させる1本のプローブファイバ20と、
プローブファイバ20の前記先端に配置され、曲げ部110の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光をプローブファイバ20の前記先端に集光する1つの集光レンズ10と、
を備える。
また、図1には、曲げ部110に近接させるプローブファイバ20の前記先端と反対側の端部に前記漏洩光を受光して電気信号に変換する受光素子30と、受光素子30が出力する電気信号をモニタするモニタ装置40も記載している。受光素子30及びモニタ装置40は光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301の構成要素ではないが、モニタ装置40が受光素子30と光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301を含む構成であってもよい。

0025

図2は、光ファイバテープ100が4本の主光ファイバを並列させている場合の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301の動作を説明する図である。まず、光ファイバテープ100に曲げ部110を形成する。図3及び図4は、光ファイバテープ100に曲げ部110を形成する曲げ部形成器200を説明する図である。

0026

曲げ部形成器200は、凸型ブロック51と凹型明ブロック52からなる。凹型透明ブロック52には、石英などの透明ガラスや、透明プラスチックを用いる。さらに、凹型透明ブロック52または凸型ブロック51には光ファイバテープ100が収まるための台形溝が形成されている。曲げ部形成器200は、光ファイバテープ100を凸型ブロック51と凹型透明ブロック52とで挟み込み、凸型ブロック51と凹型透明ブロック52で決められた曲げ形状の曲げ部110を光ファイバテープ100に形成する。

0027

図4は、図3のY軸方向から光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301及び曲げ部形成器200を見た図である。図4は、凸型ブロック51に台形溝が形成されている場合である。光ファイバテープ100を凸型ブロック51に台形溝に入れ、凹型透明ブロック52で挟む。そして、集光レンズ10を最も受光効率(受光素子30での漏洩光の受光効率)が高くなる位置に調整したのち、凹型透明ブロック52と集光レンズ10を接着固定する。つまり、曲げ部形成器200は、凸型ブロック51と凹型透明ブロック52で光ファイバテープ100を挟み込むだけで、漏洩光の受光効率を最も高くすることができる。

0028

図2でさらに説明する。漏洩光の受光効率が最も高い位置は、光ファイバテープ100の中心(主光ファイバの並列方向の中心)と集光レンズ10の中心軸と一致し、集光レンズ10の中心軸とプローブファイバ20の中心軸とが一致する位置である。

0029

光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301を用いる光ファイバテープ心線モニタ方法は、
複数の主光ファイバが並列する光ファイバテープを湾曲させて曲げ部を形成し、
前記光ファイバテープに形成した前記曲げ部に1本のプローブファイバの先端を近接させ、
前記プローブファイバの前記先端に配置した1つの集光レンズで、前記曲げ部の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光を前記プローブファイバの前記先端に集光させてモニタする。

0030

つまり、本光ファイバテープ心線モニタ方法は、曲げ部110の主光ファイバそれぞれからの漏洩光を集光レンズ10で1本のプローブファイバ20に集光し、受光素子30でこれらを受光することで、4本の主光ファイバからの漏洩光を一括してモニタすることができる。本実施形態では光ファイバテープ100が主光ファイバを4本並列させる場合を説明しているが、光ファイバテープ100が主光ファイバを8本並列させる場合、光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301を2つ使用してもよいし、8本の主光ファイバからの漏洩光を一括してモニタすることができる光ファイバテープ心線モニタ用受光装置を使用してもよい。

0031

(具体的な実施例)
図5は、光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301の具体例を説明する図である。光ファイバテープ100を構成する主光ファイバの直径は250μmである。このため、集光レンズ10のビームウエスト径は、光ファイバテープ100内の外側の2本の主光ファイバ中心軸間隔(およそ750μm)以上が必要である。本実施例では集光レンズ10のビームウエスト径は800μmである。プローブファイバ20はGI50ファイバである。なお、プローブファイバ20はGI62.5、ステップインデックス型ファイバダブルクラッド型ファイバ等の他種のマルチモードファイバ使用可能である。受光素子30は微弱な光も検出可能なアバランシフォトダイオード(APD)である。

0032

モニタ装置40は、受光素子30が受光した漏洩光の電気信号をモニタする。漏洩光はONUからの上り光信号であり、光信号に含まれる内容からユーザのサービス利用状況を確認することができる。

0033

図12は、光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301を用いる光回線モニタ方法を説明する図である。モニタ対象の光通信システム400は、光スプリッタ170に、複数のONU150に接続する複数の光ファイバ心線155と、OLT160に接続する光ファイバテープ100とが接続され、光スプリッタ170でONU150からの上り信号を合波し、光ファイバテープ100のいずれかの前記主光ファイバでOLT160へ伝搬する光通信システムである。光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301は、光通信システム400の光ファイバテープ100に形成された曲げ部110において、前述の光ファイバテープ心線モニタ方法で前記上り信号を前記漏洩光としてモニタし、ONU150のサービス利用状態を把握する。

0034

(実施形態2)
図6は、本実施形態の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置302を説明する図である。光ファイバテープ心線モニタ用受光装置302は、実施形態1で説明した光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301において、集光レンズ10の、プローブファイバ20の前記先端側と反対側に配置され、所望の前記主光ファイバからの漏洩光のみを透過するフィルタ15をさらに備えることを特徴とする。

0035

本実施形態では、フィルタ15は、光が透過するエリアを変更できる可動スリットである。図7は、可動スリットを説明する図である。可動スリットのスリット幅は0.1mm以上0.25mm以下である。図8のように、光ファイバテープ心線モニタ用受光装置302は、可動スリットをモニタしたい主光ファイバからの漏洩光のみ透過するように動かすことで、主光ファイバを伝搬する光信号を選択的にモニタ可能である。

0036

(実施形態3)
図9は、本実施形態の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置303を説明する図である。光ファイバテープ心線モニタ用受光装置303もフィルタ15を備えるが、光ファイバテープ心線モニタ用受光装置303のフィルタ15は、光が透過するエリアを電気的に制御可能な液晶フィルタである。

0037

図10は、液晶フィルタを説明する図である。液晶フィルタ複数の領域に区分されており、電気信号で当該区分毎に光を透過又は遮断することができる。当該領域の幅は0.1mm以上0.25mm以下である。図9のように、光ファイバテープ心線モニタ用受光装置302は、モニタしたい主光ファイバからの漏洩光のみ透過するように液晶フィルタの区分の透過/遮断を設定することで、主光ファイバを伝搬する光信号を選択的にモニタ可能である。

0038

(実施形態4)
図11は、本実施形態の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置304を説明する図である。光ファイバテープ心線モニタ用受光装置304は、実施形態1の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301に、曲げ部110の前記主光ファイバから漏洩するそれぞれの漏洩光を集光して集光レンズ10に結合する、前記主光ファイバの本数分の個別集光レンズ17をさらに備える。

0039

個別集光レンズ17は、例えば、屈折率分布レンズであり、レンズ径0.25mm、0.25ピッチコリメータである。また、集光レンズ10は、レンズ径1.8mm、0.25ピッチのコリメータである。
なお、ピッチとは、屈折率分布型レンズ内を通る光線蛇行周期を表す。ピッチ0.25とは無限遠にある物体倒立実像出射端面上に結像する長さである。ピッチPは無次元の数であり以下の式で表される。
(数式1)
P=(1/2π)z√A
ここでzはレンズの長さであり、√Aは屈折率分布定数で単位は長さの逆数である。

0040

光ファイバテープ心線モニタ用受光装置304は、集光レンズ10の前段において個別集光レンズ17で漏洩光を集光しておく。この構成により、光ファイバテープ心線モニタ用受光装置304は、実施形態1の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置301の構成と比べて受光効率を高めることができる。

0041

(他の実施形態)
上述の実施形態では光ファイバテープに含まれる主光ファイバの数が4の場合を説明したが、本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、集光レンズの直径やピッチを調整することで任意の数の主光ファイバの数が含まれる光ファイバテープのモニタが可能である。

0042

(効果)
本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、次のような効果を奏する。
(1)本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、光ファイバテープの複数の主光ファイバを一括してモニタ可能であり、高効率且つ短時間で作業ができる。例えば、8分岐スプリッタの上部の4心光ファイバテープにおいて一括モニタすることで、最大32個のONUのサービス状況を一括してモニタ可能である。
(2)本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、図13のようなプローブファイバ4本の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置と比べ、プローブファイバ毎の軸調整が不要で、軸ずれによる受光効率低下を軽減できる。
(3)本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、図13のようなプローブファイバ4本の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置と比べ、プローブファイバが1本でアレー化する必要がなく、装置構成簡易であって経済的である。
(4)本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、図13のようなプローブファイバ4本の光ファイバテープ心線モニタ用受光装置と比べ、プローブファイバが1本であるから、光増幅器中継器、及び受光素子なども1つで済むため、装置構成が簡易であって経済的且つ小型化を実現できる。
(5)本発明に係る光ファイバテープ心線モニタ用受光装置は、図7図10のフィルタを使うことで所望のファイバ心線だけをモニタ可能である。

0043

10:集光レンズ
15:フィルタ
17:個別集光レンズ
20:プローブファイバ
30:受光素子
40:モニタ装置
51:凸型ブロック
52:凹型透明ブロック
100:光ファイバテープ
110:曲げ部
150:ONU
155:光ファイバ心線
160:OLT
170:スプリッタ
200:曲げ部形成器
301〜304:光ファイバテープ心線モニタ用受光装置
400:光通信システム

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    【課題・解決手段】信号整形装置(100)は、複数の系統のビット列を予め定められた長さに区切ったブロックに、複数の種類の予め定められた処理を行って、送信する整形ブロックの候補である複数の候補ブロックを生... 詳細

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