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技術 引戸構造及びこれに用いられる引戸装置

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 穐原秀育木村博
出願日 2015年11月13日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-222692
公開日 2017年5月25日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2017-089296
状態 特許登録済
技術分野 居住または事務用建築物 ウイング開閉機構;ウイング用付属品
主要キーワード 駆動側ユニット 下端ガイド 袋空間 厨房スペース 狭小空間 回転車 助勢機構 キャッチ機構
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年5月25日)のものです。
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図面 (6)

課題

出入口有効開口幅を確保しながらも、出入口付近スペースを有効に活用し得る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置を提供する。

解決手段

引戸構造は、対向する第1壁面2と第2壁面3との対向方向に沿って開閉される第1引戸14と第2引戸17とが引分状に配され、かつこれら引戸の戸幅寸法を足し合わせた寸法がこれら引戸に開閉される出入口13の幅寸法W2に応じた寸法とされており、前記第1壁面側には、前記第2引戸よりも戸幅寸法が大とされた前記第1引戸の戸幅寸法W5に応じた壁幅寸法W3とされ、かつ前記第1引戸が納められる第1壁部11が該第1壁面から直交状に設けられている一方、前記第2壁面側には、前記第2引戸の戸幅寸法W6に応じた壁幅寸法W4とされ、かつ前記第2引戸が納められる第2壁部12が該第2壁面から直交状に設けられている。

概要

背景

従来より、様々なスペース区画する両側の壁面間に跨るように設けられる間仕切壁出入口を設け、この出入口を開閉する引戸を設けた構造が知られている。このような引戸構造では、家具設備機器出し入れや、車椅子等の出入が可能なように、所定寸法(例えば、750mm)以上の有効開口幅を確保することが望まれる。
例えば、下記特許文献1には、寝室収納空間との間の出入口を中央部に配置し、この出入口を両開きの引戸によって開閉自在とした住居構造が開示されている。

概要

出入口の有効開口幅を確保しながらも、出入口付近のスペースを有効に活用し得る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置を提供する。引戸構造は、対向する第1壁面2と第2壁面3との対向方向に沿って開閉される第1引戸14と第2引戸17とが引分状に配され、かつこれら引戸の戸幅寸法を足し合わせた寸法がこれら引戸に開閉される出入口13の幅寸法W2に応じた寸法とされており、前記第1壁面側には、前記第2引戸よりも戸幅寸法が大とされた前記第1引戸の戸幅寸法W5に応じた壁幅寸法W3とされ、かつ前記第1引戸が納められる第1壁部11が該第1壁面から直交状に設けられている一方、前記第2壁面側には、前記第2引戸の戸幅寸法W6に応じた壁幅寸法W4とされ、かつ前記第2引戸が納められる第2壁部12が該第2壁面から直交状に設けられている。

目的

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、出入口の有効開口幅を確保しながらも、出入口付近のスペースを有効に活用し得る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

対向する第1壁面と第2壁面との対向方向に沿って開閉される第1引戸と第2引戸とが引分状に配され、かつこれら引戸の戸幅寸法を足し合わせた寸法がこれら引戸に開閉される出入口幅寸法に応じた寸法とされており、前記第1壁面側には、前記第2引戸よりも戸幅寸法が大とされた前記第1引戸の戸幅寸法に応じた壁幅寸法とされ、かつ前記第1引戸が納められる第1壁部が該第1壁面から直交状に設けられている一方、前記第2壁面側には、前記第2引戸の戸幅寸法に応じた壁幅寸法とされ、かつ前記第2引戸が納められる第2壁部が該第2壁面から直交状に設けられていることを特徴とする引戸構造

請求項2

請求項1において、前記第1壁部及び前記第2壁部には、前記第1引戸及び前記第2引戸のそれぞれを収容する戸袋空間が設けられていることを特徴とする引戸構造。

請求項3

請求項1または2において、前記第1壁部の壁幅寸法は、当該第1壁部の壁厚方向一方側に配される設備機器の壁幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされていることを特徴とする引戸構造。

請求項4

請求項1乃至3のいずれか1項において、前記第2壁部の壁幅寸法に応じた奥行寸法とされた収納部が前記第2壁面から前記第2壁部の壁厚方向一方側に沿うように設けられていることを特徴とする引戸構造。

請求項5

請求項1乃至4のいずれか1項において、前記第1引戸及び前記第2引戸のうちの一方の開閉に連動させて他方を開閉させる連動機構が設けられていることを特徴とする引戸構造。

請求項6

請求項1乃至5のいずれか1項に記載の引戸構造に用いられる引戸装置

技術分野

0001

本発明は、引戸構造及びこれに用いられる引戸装置に関する。

背景技術

0002

従来より、様々なスペース区画する両側の壁面間に跨るように設けられる間仕切壁出入口を設け、この出入口を開閉する引戸を設けた構造が知られている。このような引戸構造では、家具設備機器出し入れや、車椅子等の出入が可能なように、所定寸法(例えば、750mm)以上の有効開口幅を確保することが望まれる。
例えば、下記特許文献1には、寝室収納空間との間の出入口を中央部に配置し、この出入口を両開きの引戸によって開閉自在とした住居構造が開示されている。

先行技術

0003

特願2003−314068号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献1に記載された住居構造では、寝室の対向する壁面間方向に沿って開閉される両開きの引戸を開放させれば、寝室の壁面間の半分程度の開口幅の出入口を確保することが可能である。しかしながら、対向する壁面間の寸法が、例えば、一間程度の洗面室収納室等の狭小空間への出入口の開口幅を大きく確保する場合には、上記のような構造を採用し難いことが考えられた。例えば、引戸が納められる壁体に隣接させて洗面台調理台等の設備機器が設置される場合が多々あるが、上記のような構造を採用した場合には、このような設備機器の奥行方向の全体が、引戸が納められる側の壁体の壁幅に納まり難くなることが考えられた。また、上記のような狭小空間への出入口を対向する壁面の一方に片寄らせ、この出入口を開閉する引戸を片引きとすることも考えられるが、この場合には、引戸が納められる壁体の壁幅が設備機器の奥行寸法よりも大きくなり過ぎることが考えられる。

0005

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、出入口の有効開口幅を確保しながらも、出入口付近のスペースを有効に活用し得る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明に係る引戸構造は、対向する第1壁面と第2壁面との対向方向に沿って開閉される第1引戸と第2引戸とが引分状に配され、かつこれら引戸の戸幅寸法を足し合わせた寸法がこれら引戸に開閉される出入口の幅寸法に応じた寸法とされており、前記第1壁面側には、前記第2引戸よりも戸幅寸法が大とされた前記第1引戸の戸幅寸法に応じた壁幅寸法とされ、かつ前記第1引戸が納められる第1壁部が該第1壁面から直交状に設けられている一方、前記第2壁面側には、前記第2引戸の戸幅寸法に応じた壁幅寸法とされ、かつ前記第2引戸が納められる第2壁部が該第2壁面から直交状に設けられていることを特徴とする。

0007

また、上記目的を達成するために、本発明に係る引戸装置は、本発明に係る引戸構造に用いられる引戸装置である。

発明の効果

0008

本発明に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置は、上述のような構成としたことで、出入口の有効開口幅を確保しながらも、出入口付近のスペースを有効に活用することができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の一実施形態に係る引戸構造の一例及びこれに用いられる引戸装置の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。
(a)は、同引戸構造及び同引戸装置の一部を省略した一部破断概略正面図、(b)は、(a)におけるX1−X1線矢視に対応させた概略横断面図である。
(a)は、図2(a)に対応させた一部破断概略正面図、(b)は、(a)におけるX2−X2線矢視に対応させた概略横断面図である。
(a)〜(c)は、同引戸構造及び同引戸装置の一部を省略した一部破断概略正面図である。
(a)は、本発明の他の実施形態に係る引戸構造の一例及びこれに用いられる引戸装置の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る引戸構造の一例及びこれに用いられる引戸装置の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。

実施例

0010

以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、引戸装置等を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。

0011

図1図4は、第1実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置1の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る引戸構造は、図1図3に示すように、対向する第1壁面2と第2壁面3との対向方向に沿って開閉される第1引戸14と第2引戸17とが引分状に配された構造とされている。また、同引戸構造は、これら引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を足し合わせた寸法がこれら引戸14,17に開閉される出入口13の幅寸法W2に応じた寸法とされている。また、同引戸構造は、第1壁面2側に、第2引戸17よりも戸幅寸法W5が大とされた第1引戸14の戸幅寸法W5に応じた壁幅寸法W3とされ、かつ第1引戸14が納められる第1壁部11を第1壁面2から直交状に設けた構造とされている。また、同引戸構造は、第2壁面3側に、第2引戸17の戸幅寸法W6に応じた壁幅寸法W4とされ、かつ第2引戸17が納められる第2壁部12を第2壁面3から直交状に設けた構造とされている。

0012

この引戸構造は、対向する第1壁面2と第2壁面3とによって区画される一方側空間4と、これに隣接する他方側空間5と、を両引戸14,17に開閉される出入口13を介して出入自在に区画する構造とされている。
また、この引戸構造は、例えば、集合住宅戸建住宅等の住宅内に設けられるものでもよく、また、住宅に限られず、商業施設公共施設等の他の建物内に設けられるものでもよい。
この引戸構造に用いられる本実施形態に係る引戸装置1は、第1引戸14と、第2引戸17と、これら引戸14,17を開閉自在にガイドするガイド機構20と、を備えている。この引戸装置1を、各引戸14,17が建て付けられる戸枠や、後記する第1壁部11及び第2壁部12の壁下地を備えた構成としてもよく、さらには、第1壁部11及び第2壁部12自体をも備えた構成としてもよい。

0013

本実施形態では、一方側空間4を、洗面室4としている。また、この一方側空間4を、浴室に隣接する脱衣室4をも構成するものとしている。つまり、一方側空間4を、洗面・脱衣室4としている。また、この洗面・脱衣室4に、設備機器としての洗面台6と、収納部7と、を設けた構成としている。また、図例では、この洗面・脱衣室4に、洗濯機が設置される防水パン洗濯機パン)を設けた構成としている。
また、この洗面・脱衣室4に隣接する他方側空間5は、本実施形態では、出入口13の開口幅方向に沿う方向の両側が第1壁面2と第2壁面3とによって区画された構造とされている。つまり、この他方側空間5と洗面・脱衣室4とは、出入口13の開口幅方向に沿う方向の寸法(壁面間寸法W1)が同寸法とされている。また、この他方側空間5を、収納部8,9を設けた収納室5としている。

0014

また、本実施形態では、図2及び図3に示すように、洗面・脱衣室4と収納室5とを区画し、かつ第1壁面2と第2壁面3とに跨るように設けられた壁体10に出入口13を設けた構造としている。この壁体10の第1壁面2側部位を、出入口13の開口幅方向一方側となる第1壁面2側を区画する第1壁部11とし、この壁体10の第2壁面3側部位を、出入口13の開口幅方向他方側となる第2壁面3側を区画する第2壁部12としている。つまり、第1壁部11と第2壁部12とを、壁体10の一部としている。また、出入口13の上方側を、壁体10の垂れ壁によって区画した例を示している。なお、このような態様に代えて、第1壁部11と第2壁部12とが出入口13を隔てて分離するように、出入口13を、床面から天井面に亘って設けた構造としてもよい。この場合は、上枠や後記するガイド機構20等を、天井側に埋込状に設けた構造としてもよい。

0015

これら洗面・脱衣室4及び収納室5の開口幅方向に沿う方向の両側を区画する壁面2,3間の寸法(壁面間寸法)W1は、住宅やその他の建物の一般的な間取りや寸法モジュールに応じて適宜の寸法に設定されたものでもよい。本実施形態では、これら洗面・脱衣室4及び収納室5を、壁面間寸法W1が比較的に小さい狭小空間としている。このような狭小空間の壁面間寸法W1としては、例えば、1500mm〜2000mm程度としてもよい。また、例えば、第1壁面2及び第2壁面3を構成する各壁体の壁芯間の寸法が、一間(尺モジュールで略1820mm)程度とされたものとしてもよい。つまり、壁面間寸法W1を、1700mm程度としてもよい。また、図例では、洗面・脱衣室4を、平面視して略正方形状のいわゆる一洗面とした例を示している。

0016

壁体10は、間柱等の壁下地の壁厚方向両側に、適宜の壁下地ボード等の面材が固定された構造とされている。また、この壁体10の壁厚方向両側の表面に、壁紙等の表面化粧シートを貼着した構造としてもよい。また、本実施形態では、この壁体10の天井側部位に、後記するガイド機構20を埋込状に設けた構成としている。
出入口13は、壁体10を壁厚方向に貫通するように設けられており、正面視して上下方向に長尺な略矩形状とされている。この出入口13は、第1壁面2から第2壁面3までの壁面間の中央ではなく第2壁面3側に片寄った位置に設けられている。また、この出入口13は、後記する両引戸14,17の戸枠を構成する上枠や縦枠によって区画されたものでもよい。また、本実施形態では、この出入口13の下側を、床面によって区画した構造としている。

0017

この出入口13の幅寸法(有効開口幅)W2は、出入し易いように適宜の寸法としてもよく、また、家具や設備機器の出し入れや、車椅子等の出入が可能な寸法としてもよい。このような観点から、出入口13の幅寸法W2を、650mm以上としてもよく、好ましくは、750mm以上としてもよい。また、この出入口13の幅寸法W2は、当該出入口13の両側に各引戸14,17が納められる壁部11,12の確保が可能なように壁面間寸法W1に応じて設定されるものでもよい。つまり、この出入口13の幅寸法W2を、壁面間寸法W1の1/2未満としてもよい。つまりは、上記のように壁面間寸法W1を1700mm程度とした場合には、出入口13の幅寸法W2を、好ましくは、750mm〜850mm程度としてもよい。

0018

第1壁部11及び第2壁部12は、互いの壁厚方向両面が略同一平面状となるように設けられている。本実施形態では、これら第1壁部11及び第2壁部12に、第1引戸14及び第2引戸17のそれぞれを収容する戸袋空間11a,12aを設けた構造としている。つまり、本実施形態では、全開状態の引戸14,17が納められる戸袋空間11a,12aを設けた戸袋納めの引戸構造としている。
これら壁部11,12の戸袋空間11a,12aは、壁厚方向に間隔を空けて設けられた壁下地ボード等によって区画されている。また、これら壁部11,12の出入口13側には、互いに向き合う方向に開口し、かつ各引戸14,17を各戸袋空間11a,12aに出入自在とする戸袋口が設けられている。図例では、壁厚方向に間隔を空けて設けられた中方立状の柱材によって戸袋口の壁厚方向両側を区画した例を示している。

0019

また、これら壁部11,12の壁幅寸法W3,W4は、全開状態の各引戸14,17が納められるように、各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6に応じた寸法とされ、第1壁部11の壁幅寸法W3が第2壁部12の壁幅寸法W4よりも大とされている。
これら壁部11,12の壁幅寸法W3,W4は、壁面間寸法W1及び出入口13の幅寸法W2に応じて、また、各壁部11,12に隣接して設けられる収納等の奥行寸法の差異等に応じて適宜、設定されるものでもよい。例えば、第1壁部11の壁幅寸法W3を、第2壁部12の壁幅寸法W4の1.2倍〜3倍程度としてもよく、図例では、2倍程度とした例を示している。

0020

また、本実施形態では、第1壁部11の壁幅寸法W3を、当該第1壁部11の壁厚方向一方側に配される設備機器としての洗面台6の壁幅方向(第1壁部11の壁幅方向)に沿う寸法としての奥行寸法W7に応じた寸法としている。また、本実施形態では、第1壁部11の壁幅寸法W3を、第1壁面2に背面を当接させて当該第1壁部11の洗面・脱衣室4側に向く壁面に沿わせるように設置された洗面台6の奥行寸法W7と略同寸法としている。このような洗面台6の奥行寸法W7としては、一般的なものと同程度の寸法としてもよく、例えば、500mm〜700mm程度としてもよく、600mm程度としてもよい。また、図例では、第1壁部11の壁幅寸法W3を、洗面台6の奥行寸法W7よりも僅かに大きくした例を示しているが、同寸法としてもよい。なお、第1壁部11の壁厚方向一方側としての洗面・脱衣室4側に隣接して設置される設備機器としては、洗面台6に限られず、洗濯機や乾燥機等でもよい。

0021

また、本実施形態では、第1壁部11の壁厚方向他方側となる収納室5側に沿わせるように収納部8を設けた構造としている。この収納部8は、第1壁部11の壁厚方向に収納奥行方向を沿わせたものでもよく、各引戸14,17の開閉方向に収納奥行方向を沿わせたものでもよい。また、この収納部8は、床上に設置される箱状とされたものでもよく、仕切板等によって造作されたものでもよい。また、第1壁部11の収納室5側に向く面が収納部8の内面の一部を構成する構造としてもよい。
また、本実施形態では、この収納部8の第1壁部11の壁幅方向に沿う寸法(奥行寸法)を、第1壁部11の壁幅寸法W3と略同寸法としている。つまり、第1壁部11の壁厚方向両側のそれぞれに隣接させて、壁幅方向に沿う寸法が第1壁部11の壁幅寸法W3と略同寸法とされた設備機器6と収納部8とを設けた構造としている。なお、第1壁部11の壁厚方向他方側となる収納室5側に隣接して設けられるものとしては、このような収納部8に限られず、他の設備機器や物品等としてもよい。

0022

第2壁部12の壁幅寸法W4は、上記した壁面間寸法W1から出入口13の幅寸法W2及び第1壁部11の壁幅寸法W3を差し引いた寸法とされている。この第2壁部12の壁幅寸法W4は、例えば、200mm〜400mm程度としてもよく、300mm程度としてもよい。
また、本実施形態では、この第2壁部12の壁幅寸法W4に応じた奥行寸法W8とされた収納部7を、第2壁面3から第2壁部12の壁厚方向一方側となる洗面・脱衣室4側に沿わせるように設けた構造としている。つまり、収納奥行方向を各引戸14,17の開閉方向に沿わせ、奥行寸法W8が第2壁部12の壁幅寸法W4と略同寸法とされた収納部7を、第2壁部12の洗面・脱衣室4側に沿わせるように設けた構造としている。

0023

この収納部7は、上記と概ね同様、床上に設置される箱状とされたものでもよく、仕切板等によって造作されたものでもよい。また、第2壁部12の洗面・脱衣室4側に向く面が収納部7の内面の一部を構成する構造としてもよい。また、図例では、収納部7の奥行寸法W8を、第2壁部12の壁幅寸法W4よりも僅かに小さくした例を示しているが、同寸法としてもよい。また、図例では、収納部7の幅寸法(第2壁部12の壁厚方向に沿う寸法)を、洗面台6の幅寸法(第1壁部11の壁厚方向に沿う寸法)と略同寸法とした例を示しているが、このような態様に限られない。なお、出入口13に加え、洗面・収納室4に隣接する廊下キッチンリビング等の他の空間に連通する通路建具によって開閉される出入口を更に設けた構造としてもよい。例えば、第2壁面3に沿うように設けられた収納部7の側部等に、洗面・収納室4と他の空間とを連通させる通路や出入口を設けた構造としてもよい。

0024

また、本実施形態では、第2壁部12の壁厚方向他方側となる収納室5側に沿わせるように収納部9を設けた構造としている。この収納部9は、上記と概ね同様、第2壁部12の壁厚方向に収納奥行方向を沿わせたものでもよく、各引戸14,17の開閉方向に収納奥行方向を沿わせたものでもよい。また、この収納部9は、床上に設置される箱状とされたものでもよく、仕切板等によって造作されたものでもよい。また、第2壁部12の収納室5側に向く面が収納部9の内面の一部を構成する構造としてもよい。
また、本実施形態では、この収納部9の第2壁部12の壁幅方向に沿う寸法(奥行寸法)を、第2壁部12の壁幅寸法W4と略同寸法としている。つまり、第2壁部12の壁厚方向両側のそれぞれに隣接させて、壁幅方向に沿う寸法が第2壁部12の壁幅寸法W4と略同寸法とされた収納部7,9を設けた構造としている。なお、第2壁部12の壁厚方向他方側となる収納室5側に隣接して設けられるものとしては、このような収納部9に限られず、他の設備機器や物品等としてもよい。

0025

また、収納室5は、出入口13を介してのみ出入自在とされたいわゆるウォークインクローゼットでもよく、他の空間に連通する通路や建具によって開閉される出入口を更に設けたいわゆるウォークスルークローゼットでもよい。この場合、例えば、図1二点鎖線にて示すように、収納室5と他の空間とを出入口(13)を介して出入自在に区画するように、本実施形態に係る引戸装置1を用いた引戸構造を更に設けた構造としてもよい。
また、出入口13の開口幅方向に沿う方向の両側が第1壁面2と第2壁面3とによって区画された収納室5に限られず、出入口13の開口幅方向に沿う方向の両側が他の壁面によって区画された収納室5としてもよい。また、洗面・脱衣室4に隣接する他方側空間5としては、収納室5に限られず、廊下やキッチン、リビング、玄関スペース居室等、どのようなものでもよい。

0026

第1引戸14及び第2引戸17は、略矩形平板状とされている。これら第1引戸14及び第2引戸17は、図2に示すように、閉鎖状態で、出入口13の閉鎖が可能な構成とされている。一方、これら第1引戸14及び第2引戸17は、図1に示すように、全開状態で、各壁部11,12の戸袋空間11a,12aに収容される構成とされている。図例では、全開状態で、各引戸14,17の出入口13側に向く戸先側端面と各壁部11,12の出入口13側に向く面とが略同一平面状となるように各引戸14,17が各戸袋空間11a,12aに収容される構成とした例を示している。

0027

これら第1引戸14及び第2引戸17の戸幅寸法W5,W6を足し合わせた寸法は、出入口13の幅寸法W2と略同寸法とされている。この戸幅寸法W5,W6を足し合わせた寸法は、出入口13の遮蔽性の観点等から出入口13の幅寸法W2よりも僅かに大きい寸法としてもよい。
これら第1引戸14及び第2引戸17の戸幅寸法W5,W6は、それぞれが納められる各壁部11,12の壁幅寸法W3,W4以下の寸法としてもよく、また、各壁部11,12の壁幅寸法W3,W4と略同寸法としてもよい。図例では、各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を、各壁部11,12の壁幅寸法W3,W4よりも小とした例を示している。また、第1引戸14の戸幅寸法W5を、第2壁部12の壁幅寸法W4よりも大とした例を示している。また、例えば、第1引戸14の戸幅寸法W5を、第2引戸17の戸幅寸法W6の1.2倍〜3倍程度としてもよく、図例では、2倍程度とした例を示している。また、これら第1引戸14及び第2引戸17の上下方向に沿う寸法及び戸厚寸法は、互いに略同寸法としてもよい。

0028

また、本実施形態では、これら第1引戸14及び第2引戸17の開閉をガイドするガイド機構20を、図4に示すように、第1引戸14及び第2引戸17のうちの一方の開閉に連動させて他方を開閉させる連動機構としている。また、これら第1引戸14及び第2引戸17の開閉をガイドするガイド機構20を、第1引戸14及び第2引戸17を吊下支持する上レール21を備えた構成としている。また、この上レール21を含む連動機構20を、出入口13の上方側縁に沿わせるように、壁体10に埋込状に設けた構造としている。
また、図2(a)に示すように、一方の引戸としての第1引戸14の戸厚方向両側の戸先側部位に、手掛けとなる引手14aを設けた例を示している。この引手14aは、第1引戸14の戸厚方向両側に掘込状に形成されたものとしてもよい。また、この第1引戸14の戸先側端面に、出没自在とされた手掛部を設けた構成としてもよい。後記するような連動機構20を設けた場合には、第1引戸14側に開閉操作される引手14aを設けた構成とすることで、操作性や連動機構20の安定性等を向上させることができる。なお、このような引手14aや出没自在の手掛部を、第1引戸14に設けた態様に代えて、または加えて、第2引戸17に設けた態様としてもよい。また、床側に、各引戸14,17の下端側をガイドするガイドピン等の下端ガイド部材を設けた構成としてもよく、この場合には、各引戸14,17の下端側に、下端ガイド部材が係合する係合溝等を設けた構成としてもよい。

0029

上レール21は、図4に示すように、出入口13の幅方向に沿って長尺状とされている。図例では、この上レール21の長さ寸法を、壁面間寸法W1に応じた寸法とした例を示しているが、各引戸14,17の上端側のガイドが可能なように適宜の寸法としてもよい。各引戸14,17の上端部には、この上レール21にガイドされるランナー15,18が設けられている。図例では、各引戸14,17の上端部の戸幅方向両端側に一対のランナー15,15,18,18を設けた例を示している。このような上レール21及びこれにガイドされるランナー15,18としては、適宜、公知のものの採用が可能であり、例えば、上レール21に設けられたガイド片上を戸厚方向に沿う軸廻り転動するローラー等を備えたランナー15,18としてもよい。

0030

また、連動機構20は、第1引戸14及び第2引戸17のうちの一方に連結された駆動側ユニット22と、この駆動側ユニット22に連動するように作動され、他方に連結された従動側ユニット26と、を備えている。なお、以下では、第1引戸14に連結された側を、駆動側ユニット22として説明するが、これを従動側ユニット22とすることも可能である。これら駆動側ユニット22及び従動側ユニット26には、各引戸14,17の上端部に設けられた連結部16,19が連結されている。図例では、各引戸14,17の上端部の戸幅略中央部に単一の連結部16,19を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。また、本実施形態では、これら駆動側ユニット22及び従動側ユニット26を、一方の引戸としての第1引戸14の開閉に連動させて他方の引戸としての第2引戸17を開閉させる伝動機構としている。また、駆動側ユニット22及び従動側ユニット26を、戸幅方向に間隔を空けて設けられた回転車23,24,27,28と、回転車23,24,27,28に巻き掛けられ、各連結部16,19が連結された無端状伝動体25,29と、を備えた構成としている。これら回転車23,24,27,28は、戸厚方向に沿う軸廻りに回転自在に支持されている。このような回転車23,24,27,28や無端状伝動体25,29としては、滑車プーリー)とワイヤーまたはベルトとからなるものや、スプロケットチェーンとからなるもの等としてもよい。

0031

また、駆動側ユニット22及び従動側ユニット26の近接側の回転車24,28は、閉鎖状態の各引戸14,17の戸先側端部の上方側に位置するように配されている。また、これら回転車24,28のそれぞれに同軸状となるように、互いに噛み合う歯車(平歯車)を設けた構成としている。また、各回転車24,28の歯車を、各引戸14,17の移動距離に対応させて互いに異なる径としている。つまり、駆動側ユニット22の回転車24の歯車の歯数を、従動側ユニット26の回転車28の歯車の歯数よりも少なくしている。図例では、各引戸14,17の移動距離を、それぞれの戸幅寸法W5,W6と略同寸法としている。つまり、第1引戸14の移動距離を、第2引戸17の移動距離の2倍程度としている。この場合には、従動側ユニット26の回転車28の回転数が駆動側ユニット22の回転車24の回転数の略1/2となるように各歯車の歯車比や歯数を設定するようにしてもよい。なお、図例では、駆動側ユニット22及び従動側ユニット26の離隔側の回転車23,27を、各壁面2,3近傍部位に設けた例を示しているが、各引戸14,17の全開状態で連結部16,19に干渉しないように、適宜の位置に設けるようにしてもよい。

0032

図4(a)〜(c)に示すように、閉鎖位置の第1引戸14を、開放側に移動させれば、第1引戸14の連結部16が第2引戸17から離れる方向に移動し、これにより、無端状伝動体25によって駆動側ユニット22の各回転車23,24が回転する。また、駆動側ユニット22の歯車付の回転車24と逆回りにかつ略1/2の回転数で従動側ユニット26の歯車付の回転車28が回転し、無端状伝動体29に連結部19を介して連結された第2引戸17が開放側に移動し、各引戸14,17が全開位置となる。また、全開位置から閉鎖する際も同様、第1引戸14を閉鎖側に移動させれば、第2引戸17が連動して閉鎖側に移動する。
なお、連動機構20としては、上記のような歯車による伝動機構を備えたものに限られず、摩擦車による伝動機構を備えたものや、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。また、連動機構20としては、一方の引戸14を手動で開閉させることで他方の引戸17が連動して開閉されるものに限られず、これら引戸14,17を電動で開閉させるものとしてもよい。

0033

また、各引戸14,17を全開位置及び閉鎖位置の両方または一方で停止させたり、捕捉したりするストッパーキャッチ機構等を適所に設けた構成としてもよい。
また、両引戸14,17または一方の引戸14を、閉鎖側または開放側に助勢する助勢機構を設けたり、この助勢機構による助勢をロックするロック機構を設けたりしてもよい。
また、両引戸14,17を閉鎖位置で施錠する施解錠可能とされたロック機構を設けた構成としてもよい。

0034

本実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置1は、上述のような構成としたことで、出入口13の有効開口幅(幅寸法)W2を確保しながらも、出入口13付近のスペースを有効に活用することができる。
つまり、対向する第1壁面2と第2壁面3との対向方向に沿って開閉され、かつ互いの戸幅寸法W5,W6を足し合わせた寸法が出入口13の幅寸法W2に応じた寸法とされた第1引戸14と第2引戸17とを、引分状に配した構造としている。従って、一枚の引戸を片引き状に配した構造と比べて、各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を小さくすることができ、各引戸14,17の軽量化を図ることができる。

0035

また、第1壁面2側に、第2引戸17よりも戸幅寸法W5が大とされた第1引戸14の戸幅寸法W5に応じた壁幅寸法W3とされ、かつ第1引戸14が納められる第1壁部11を第1壁面2から直交状に設けた構造としている。また、第2壁面3側に、第2引戸17の戸幅寸法W6に応じた壁幅寸法W4とされ、かつ第2引戸17が納められる第2壁部12を第2壁面3から直交状に設けた構造としている。つまり、出入口13の開口幅方向両側に、壁幅寸法W3が大とされた第1壁部11と壁幅寸法W4がこれよりも小とされた第2壁部12とを設けた構造としている。従って、例えば、第1壁部11に隣接させて洗面台や調理台等の設備機器6を設置する場合にも、第1壁部11の壁幅寸法W3を、設備機器6の奥行寸法W7に応じた寸法とすることができる。また、第1壁部11の壁幅寸法W3をこのような寸法とした場合にも、第2引戸17及びこれを納める第2壁部12を設けた構造としているので、狭小空間4への出入口13の有効開口幅W2を確保することができる。また、第2壁部12に隣接させて、例えば、薄型の収納部7,9等を設けることができる。つまり、出入口13の幅方向両側を区画する第1壁部11及び第2壁部12に隣接させて壁幅方向に沿う寸法(奥行寸法)が異なる種々の設備機器6や収納部7,9等を設けることができ、出入口13付近のスペースを有効に活用することができる。つまりは、出入口13の幅方向両側を区画する第1壁部11及び第2壁部12の壁幅寸法W3,W4を、それぞれの壁厚方向一方側に設けられる機器または収納部の壁幅方向に沿う寸法に応じた寸法とすることができる。

0036

また、本実施形態では、第1壁部11及び第2壁部12に、第1引戸14及び第2引戸17のそれぞれを収容する戸袋空間11a,12aを設けた構造としている。従って、各引戸14,17をアウトセット納めや袖壁納めとした構造と比べて、両壁部11,12の壁厚方向両側のスペースをより有効に活用することができる。つまり、両壁部11,12の壁厚方向両側に、種々の設備機器6や収納部7,8,9等を設けることができる。
また、本実施形態では、第1壁部11の壁幅寸法W3を、当該第1壁部11の壁厚方向一方側に配される設備機器(洗面台)6の奥行寸法W7に応じた寸法としている。従って、第1壁部11の壁厚方向一方側の空間を、洗面台6の設置スペースとして有効に利用することができる。

0037

また、本実施形態では、第2壁部12の壁幅寸法W4に応じた奥行寸法W8とされた収納部7(9)を第2壁面3から第2壁部12の壁厚方向一方側に沿うように設けた構造としている。従って、第2壁部12の壁厚方向一方側の空間を、収納スペースとすることができ、有効に利用することができる。
また、本実施形態では、第1引戸14及び第2引戸17のうちの一方の開閉に連動させて他方を開閉させる連動機構20を設けた構造としている。従って、一方の引戸14を開とすれば、出入口13を全開させることができ、また、一方の引戸14を閉とすれば、出入口13を閉鎖することができ、車椅子利用者高齢者等にとっても容易に開閉が可能となり、使い勝手を極めて向上させることができる。つまりは、互いに戸幅寸法W5,W6の異なる二枚の引戸14,17を引分状に設けた構造としながらも、これら引戸14,17を容易に開閉させることができる。

0038

次に、本発明の他の実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置の一例について、図面を参照しながら説明する。
図5(a)は、第2実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。

0039

本実施形態に係る引戸構造は、上記同様、本実施形態に係る引戸装置1Aを用いた構造とされている。この引戸構造が設けられる第1壁面2と第2壁面3との壁面間寸法W1は、上記第1実施形態と同様とされている。また、出入口13の幅寸法W2及び各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6は、上記第1実施形態と同様とされている。また、図示は省略しているが、各引戸14,17の開閉をガイドするガイド機構としての連動機構20が設けられている。また、本実施形態においても第1壁部11A及び第2壁部12Aのそれぞれに、各引戸14,17を収容する戸袋空間11Aa,12Aaを設けた構造としている。

0040

本実施形態では、対向する第1壁面2と第2壁面3とによって区画される一方側空間4Aを、収納部7A,8Aが設けられた収納室4Aとしている。また、これに隣接する他方側空間5Aを、設備機器としての厨房装置(調理台)6Aが設置された台所空間厨房スペースキッチンスペース)5Aとしている。図例では、シンク(流し)を有した流し台及びコンロを有したコンロ付調理台を備えた厨房装置6Aを示しているが、流し台及びコンロ付調理台のうちの一方を備えたものや、作業台のみを備えたものとしてもよい。

0041

収納室4Aは、台所空間5Aに隣接して設けられるいわゆるパントリーを構成するものでもよく、また、上記同様、出入口13のみを介して出入自在とされたものでもよく、他の通路や出入口を介して他の空間に連通されたものでもよい。
また、台所空間5Aは、出入口13のみを介して出入自在とされたものでもよく、ダイニングやリビングが連なるように設けられたものでもよい。図例では、この台所空間5Aの第1壁面2に対向する壁面の図示を省略した例を示しているが、上記同様、第2壁面3によって区画されたものでもよく、他の壁面によって区画されたものでもよい。

0042

また、本実施形態では、第1壁部11Aの壁幅寸法W3Aを、当該第1壁部11Aの壁厚方向一方側に配される設備機器としての厨房装置6Aの奥行寸法W7Aに応じた寸法としている。また、本実施形態では、第1壁部11Aの壁幅寸法W3Aを、第1壁面2に背面を当接させて、第1壁部11Aの台所空間5A側に向く壁面に沿わせるように設置された厨房装置6Aの奥行寸法W7Aと略同寸法としている。このような厨房装置6Aの奥行寸法W7Aとしては、一般的なものと同程度の寸法としてもよく、例えば、550mm〜750mm程度としてもよく、650mm程度としてもよい。つまりは、第1壁部11Aの壁幅寸法W3Aを、上記第1実施形態よりも大としてもよい。なお、第1壁部11Aの壁厚方向一方側としての台所空間5A側に隣接して設置される設備機器としては、厨房装置6Aに限られず、冷蔵庫や物品洗浄乾燥装置等としてもよい。

0043

また、本実施形態においても、上記第1実施形態と概ね同様、第1壁部11Aの壁厚方向他方側となる収納室4A側に沿わせるように収納部8Aを設けた構造としている。この収納部8Aは、上記同様、第1壁部11Aの壁厚方向に収納奥行方向を沿わせたものでもよく、各引戸14,17の開閉方向に収納奥行方向を沿わせたものでもよい。また、本実施形態においても、この収納部8Aの第1壁部11Aの壁幅方向に沿う寸法(奥行寸法)を、第1壁部11Aの壁幅寸法W3Aと略同寸法としている。
また、本実施形態では、第1壁部11Aの壁幅寸法W3Aに対応させて第2壁部12Aの壁幅寸法W4Aを、上記第1実施形態よりも小としている。この第2壁部12Aの壁幅寸法W4Aは、例えば、150mm〜350mm程度としてもよく、250mm程度としてもよい。なお、各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を、上記第1実施形態と同様とした態様に代えて、各壁部11A,12Aの壁幅寸法W3A,W4Aに対応させて第1実施形態とは異なる戸幅寸法W5,W6としてもよい。

0044

また、本実施形態においても、上記第1実施形態と概ね同様、この第2壁部12Aの壁幅寸法W4Aに応じた奥行寸法W8Aとされた収納部7Aを、第2壁面3から第2壁部12Aの壁厚方向一方側となる収納室4A側に沿わせるように設けた構造としている。つまり、収納奥行方向を各引戸14,17の開閉方向に沿わせ、奥行寸法W8Aが第2壁部12Aの壁幅寸法W4Aと略同寸法とされた収納部7Aを、第2壁部12Aの収納室4A側に沿わせるように設けた構造としている。また、本実施形態では、第2壁部12Aの壁厚方向他方側となる台所空間5A側には、収納部等を設けていない例を示しているが、設けた構造としてもよい。
上記構成とされた本実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置1Aにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。

0045

次に、本発明の更に他の実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置の一例について、図面を参照しながら説明する。
図5(b)は、第3実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記各実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。

0046

本実施形態に係る引戸構造は、上記同様、本実施形態に係る引戸装置1Bを用いた構造とされている。この引戸構造が設けられる第1壁面2と第2壁面3との壁面間寸法W1は、上記第1実施形態と同様とされている。また、出入口13の幅寸法W2及び各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6は、上記第1実施形態と同様とされている。
本実施形態では、対向する第1壁面2と第2壁面3とによって区画される一方側空間4Bを、設備機器としての便器装置6Bが設置されたトイレ空間4Bとしている。図例では、便器装置6Bを、床等の設置面に設置される着座式のいわゆる洋式の便器装置としている。また、トイレ空間4Bを、各壁部11B,12Bの壁厚方向に沿う方向となる奥行寸法が比較的に小さい空間とした例を示している。図例では、このトイレ空間4Bの奥行寸法を、壁面間寸法W1の1/2程度とした例を示している。つまり、トイレ空間4Bを、半坪程度の空間とした例を示している。

0047

また、本実施形態においても、第1壁部11Bの壁幅寸法W3Aを、当該第1壁部11Bの壁厚方向一方側に配される設備機器としての便器装置6Bの奥行寸法W7Bに応じた寸法としている。また、本実施形態では、第1壁部11Bの壁幅寸法W3Aを、第1壁面2に背面を当接させて、第1壁部11Bのトイレ空間4B側に隣接して設置された便器装置6Bの奥行寸法W7Bと略同寸法としている。このような便器装置6Bの奥行寸法W7Bとしては、一般的なものと同程度の寸法としてもよく、例えば、600mm〜700mm程度としてもよく、650mm程度としてもよい。
また、本実施形態では、第1壁部11Bの壁厚方向他方側には、収納部等を設けていない例を示している。

0048

また、本実施形態においても、上記各実施形態と概ね同様、第2壁部12Bの壁幅寸法W4Aに応じた奥行寸法W8Bとされた収納部としての手洗付キャビネット7Bを、第2壁部12Bの壁厚方向一方側となるトイレ空間4B側に隣接させて設けた構造としている。つまり、収納奥行方向を各引戸14,17の開閉方向に沿わせ、奥行寸法W8Bが第2壁部12Bの壁幅寸法W4Aと略同寸法とされた手洗付キャビネット7Bを、第2壁部12Bのトイレ空間4B側に沿わせるように設けた構造としている。このような手洗付キャビネット7Bとしては、上面側に手洗器を有し、下方側が収納部とされたものでもよい。なお、第2壁部12Bの壁厚方向一方側に隣接して設けられるものとしては、手洗付キャビネット7Bに限られず、手洗器を有さない収納部としてもよく、または収納部を有さない手洗器としてもよく、その他のものとしてもよい。

0049

また、本実施形態では、第2壁部12Bの壁厚方向他方側にも、収納部等を設けていない例を示している。これら第1壁部11B及び第2壁部12Bの壁厚方向他方側としてのトイレ空間4Bに隣接する他方側空間5Bとしては、廊下や、玄関ホール、リビング等、どのような空間でもよい。
また、本実施形態では、第1壁部11B及び第2壁部12Bに各引戸14,17を収容する戸袋空間を設けずに、これら壁部11B,12Bに沿わせるように各引戸14,17が納められる構造としている。また、これら壁部11B,12Bの壁厚方向他方側に沿ってアウトセット状に各引戸14,17が納められる構造としている。図例では、これら壁部11B,12Bの壁厚方向他方側に向く壁面を、他方側空間5Bの他の壁面と同一平面状とした例を示している。

0050

なお、このようなアウトセット納めとした態様に代えて、第1壁部11B及び第2壁部12Bの壁厚方向他方側に、各引戸14,17が納められる凹所を設けた袖壁納めとしてもよい。このように各引戸14,17をアウトセット納めや袖壁納めとすれば、上記のような戸袋納めとした場合と比べて、ガイド機構(連動機構)20のメンテナンス等を容易に行うことができる。また、各壁部11B,12B自体に、壁厚方向他方側に開口する収納空間を設け、これら収納空間が各引戸14,17によって開閉されるような構造とすることもできる。また、各壁部11B,12Bの壁厚方向他方側においてアウトセット納めとし、これら壁部11B,12Bに連なる他方側空間5の壁面側に収納部等が設けられない場合には、各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を、各壁部11B,12Bの壁幅寸法W3A,W4Aよりも僅かに大きくするようなこともできる。また、アウトセット納めとすれば、リフォーム等によって後付的に引戸装置1Bを設置する場合(引戸構造を構築する場合)にも容易に対応することができる。

0051

上記構成とされた本実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置1Bにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、本実施形態では、各壁部11B,12Bの壁厚方向他方側に沿って各引戸14,17が納められる構造とした例を示しているが、各壁部11B,12Bの壁厚方向一方側に沿って各引戸14,17が納められる構造としてもよい。この場合において各壁部11B,12Bの壁厚方向一方側に隣接させて設備機器や収納部等を設ける場合には、各引戸14,17の開閉が可能なように適宜のクリアランスを設けた構造としてもよい。

0052

また、上記した各実施形態に係る引戸構造及び引戸装置1,1A,1Bにおける互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよい。例えば、上記第1実施形態及び第2実施形態おいて説明した引戸構造及び引戸装置1,1Aを、上記第3実施形態のようにアウトセット納めや袖壁納め等としてもよい。また、上記第3実施形態おいて説明した引戸構造及び引戸装置1Bを、上記各実施形態のように戸袋納めとすることも可能である。その他、種々の組み替えや組み合わせが可能である。
また、上記各実施形態では、各引戸14,17を開閉自在に吊下支持するガイド機構(連動機構)20を設けた例を示しているが、下荷重型で開閉自在にガイドする構造としてもよい。この場合には、各引戸14,17の下端側に戸車等を設けた構造としてもよい。
また、上記各実施形態では、第1引戸14及び第2引戸17のうちの一方の開閉に連動させて他方を開閉させる連動機構20を設けた例を示しているが、このような連動機構20を設けないようにしてもよい。

0053

また、上記各実施形態では、第1壁部11,11A,11Bの壁厚方向一方側に種々の設備機器6,6A,6Bが設置される構造とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、壁幅方向に沿う寸法が互いに異なる被収納物を収納するような箇所に、上記各実施形態に係る引戸構造及び引戸装置1,1A,1Bを設けた構成としてもよい。例えば、第1壁面2と第2壁面3とによって区画される空間(狭小空間)4,4A,4Bを、第1壁部11,11A,11Bの壁厚方向一方側が衣類等の収納スペースとされ、第2壁部12,12A,12Bの壁厚方向他方側が等の収納スペースとされた玄関収納室等としてもよい。第1壁面2と第2壁面3とによって区画される空間(狭小空間)4,4A,4Bとしては、その他、種々の空間でもよく、例えば、商業施設や公共施設の個室や、資料室等でもよい。この場合は、例えば、第1壁部11,11A,11Bの壁厚方向一方側に、設備機器としてのベッド書架等が設置される構造等としてもよい。上記各実施形態に係る引戸構造及び引戸装置1,1A,1Bを設ける箇所としては、その他、種々の箇所としてもよい。

0054

1,1A,1B引戸装置
2 第1壁面
3 第2壁面
6洗面台(設備機器)
6A厨房装置(設備機器)
6B便器装置(設備機器)
7,7A収納部
7B 手洗付キャビネット(収納部)
9 収納部
11,11A,11B 第1壁部
11a,11Aa戸袋空間
12,12A,12B 第2壁部
12a,12Aa 戸袋空間
13出入口
14 第1引戸
17 第2引戸
20連動機構
W2 出入口の幅寸法
W3,W3A 第1壁部の壁幅寸法
W4,W4A 第2壁部の壁幅寸法
W5 第1引戸の戸幅寸法
W6 第2引戸の戸幅寸法
W7 洗面台の奥行寸法(設備機器の壁幅方向に沿う寸法)
W7A 厨房装置の奥行寸法(設備機器の壁幅方向に沿う寸法)
W7B 便器装置の奥行寸法(設備機器の壁幅方向に沿う寸法)
W8,W8A,W8B 収納部の奥行寸法

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