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技術 油性固形化粧料

出願人 株式会社コーセー
発明者 山野井睦宇田川史仁篠田知明
出願日 2016年11月8日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-218449
公開日 2017年5月25日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2017-088602
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 乾式粒度分布 皿状容器 水溶性皮膜 水系成分 ジャー容器 閉塞効果 スティック状容器 撥水撥油処理
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

油性固形化粧料に関し、更に詳細には本発明の化粧料は、成形性が良好で、使用した際のなめらかさ及び仕上がり膜厚感に優れ、密着感、うるおい感、ふっくら感に優れた油性固形化粧料を提供する。

解決手段

次の成分(A)〜(D)、(A)ワックス、(B)分子量260〜320の液状油、(C)平均粒子径1〜12μmのタルク、(D)水不溶性固体ショ糖脂肪酸エステルを含有し、成分(C)を1.5〜5質量%含有する油性固形化粧料。

概要

背景

従来から油性固形化粧料は、口紅リップクリーム等の口唇化粧料に広く用いられており、メイク効果に加え、皮膚の保護や乾燥を防ぐことが期待されている。特に最近では口唇ケア効果に対するニーズが高まっており、うるおい感やふっくら感を付与するといった様々な検討がなされている。油性固形化粧料は、塗布時になめらか伸び広がり塗布膜膜厚で、発色の良い仕上がりが求められており、ワックス骨格中ミネラルオイルのような非極性油エステルといった極性油剤をさまざまに組み合わせることで具現化している。また、うるおい感についてはワセリンといった閉塞効果の高い油剤アミノ酸系油剤のような抱水性油剤によって効果を付与している。しかし、なめらかさやうるおい感を追求していくと成型が困難になる場合がある。
例えば、固形ワックス特定量含有し、硬度光沢度特定範囲とすることで、使用性成型性光沢性に優れるスティック状化粧料の技術(特許文献1)、ポリエチレンワックスマイクロクリスタリンワックスを特定の比率で組み合わせることで、ワックス組成物が少量であっても、優れた保型性と優れたのびとつやを持つスティック状化粧料の技術(特許文献2)、ポリウレアパウダーアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンを配合することで塗布時の使用感、塗布膜の潤い感持続性に優れる口唇化粧料の技術(特許文献3)等が検討されてきた。

しかしながら、特許文献1の技術では、化粧料を塗布した時の膜厚感やふっくら感、うるおい感を感じるものではなかった。また、特許文献2の技術では、化粧料の保型性やのびとつやに優れるものの、塗布膜に密着感を感じにくい。密着感を上げるよう高粘度の油剤を用いると使用時のなめらかさを損なうものであった。特許文献3の技術は、塗布時の滑らかさは優れるものの、塗布膜の膜厚感を感じるものではなく、ふっくら感についても満足するものではなかった。

概要

油性固形化粧料に関し、更に詳細には本発明の化粧料は、成形性が良好で、使用した際のなめらかさ及び仕上がりの膜厚感に優れ、密着感、うるおい感、ふっくら感に優れた油性固形化粧料を提供する。次の成分(A)〜(D)、(A)ワックス、(B)分子量260〜320の液状油、(C)平均粒子径1〜12μmのタルク、(D)水不溶性固体ショ糖脂肪酸エステルを含有し、成分(C)を1.5〜5質量%含有する油性固形化粧料。なし

目的

本発明は油性固形化粧料に関し、更に詳細には本発明の化粧料は、成形性が良好で、使用した際のなめらかさ及び仕上がりの膜厚感に優れ、うるおい感、ふっくら感、密着感に優れた油性固形化粧料を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

次の成分(A)〜(D)(A)ワックス(B)分子量260〜320の液状油(C)平均粒子径1〜12μmのタルク(D)水不溶性固体ショ糖脂肪酸エステルを含有し、成分(C)を1.5〜5質量%含有する油性固形化粧料

請求項2

前記成分(D)がエステル置換度が4以上の水不溶性の固体のショ糖脂肪酸エステルである請求項1に記載の油性固形化粧料。

請求項3

前記成分(D)を0.5〜3質量%含有する請求項1又は2に記載の油性固形化粧料。

請求項4

前記成分(C)と(D)を質量比で(C):(D)が10:1〜1:2で含有する請求項1〜3のいずれかに記載の油性固形化粧料。

請求項5

前記成分(B)を3〜30質量%含有する請求項1〜4のいずれかに記載の油性固形化粧料。

請求項6

油性固形化粧料が口唇化粧料である請求項1〜5のいずれかに記載の油性固形化粧料。

技術分野

0001

本発明は油性固形化粧料に関し、更に詳細には、成形性が良好で、使用した際のなめらかさ及び仕上がり膜厚感に優れ、更にうるおい感、ふっくら感、密着感に優れた油性固形化粧料に関する。

背景技術

0002

従来から油性固形化粧料は、口紅リップクリーム等の口唇化粧料に広く用いられており、メイク効果に加え、皮膚の保護や乾燥を防ぐことが期待されている。特に最近では口唇ケア効果に対するニーズが高まっており、うるおい感やふっくら感を付与するといった様々な検討がなされている。油性固形化粧料は、塗布時になめらかに伸び広がり塗布膜が膜厚で、発色の良い仕上がりが求められており、ワックス骨格中ミネラルオイルのような非極性油エステルといった極性油剤をさまざまに組み合わせることで具現化している。また、うるおい感についてはワセリンといった閉塞効果の高い油剤アミノ酸系油剤のような抱水性油剤によって効果を付与している。しかし、なめらかさやうるおい感を追求していくと成型が困難になる場合がある。
例えば、固形ワックス特定量含有し、硬度光沢度特定範囲とすることで、使用性成型性光沢性に優れるスティック状化粧料の技術(特許文献1)、ポリエチレンワックスマイクロクリスタリンワックスを特定の比率で組み合わせることで、ワックス組成物が少量であっても、優れた保型性と優れたのびとつやを持つスティック状化粧料の技術(特許文献2)、ポリウレアパウダーアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンを配合することで塗布時の使用感、塗布膜の潤い感持続性に優れる口唇化粧料の技術(特許文献3)等が検討されてきた。

0003

しかしながら、特許文献1の技術では、化粧料を塗布した時の膜厚感やふっくら感、うるおい感を感じるものではなかった。また、特許文献2の技術では、化粧料の保型性やのびとつやに優れるものの、塗布膜に密着感を感じにくい。密着感を上げるよう高粘度の油剤を用いると使用時のなめらかさを損なうものであった。特許文献3の技術は、塗布時の滑らかさは優れるものの、塗布膜の膜厚感を感じるものではなく、ふっくら感についても満足するものではなかった。

先行技術

0004

特開2011−98935号公報
特開2008−133205号公報
特開2015−13816号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は油性固形化粧料に関し、更に詳細には本発明の化粧料は、成形性が良好で、使用した際のなめらかさ及び仕上がりの膜厚感に優れ、うるおい感、ふっくら感、密着感に優れた油性固形化粧料を提供する。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らは、上記実情に鑑み、鋭意研究を行った結果、平均粒子径1〜12μmのタルクショ糖脂肪酸エステルとワックスを組み合わせるとなめらかな使用感が得られることに着目し、ワックス、分子量260〜320の液状油、タルク及びショ糖脂肪酸エステルを組み合わせた油性固形化粧料が、成形性が良好で、使用時のなめらかさ、仕上がりの膜厚感、密着感、うるおい感、ふっくら感に優れる油性固形化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。

0007

すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(D)、
(A)ワックス
(B)分子量260〜320の液状油
(C)平均粒子径1〜12μmのタルク
(D)水不溶性固体のショ糖脂肪酸エステル
を含有し、成分(C)を1.5〜5質量%含有する油性固形化粧料に関する。

発明の効果

0008

本発明の油性固形化粧料は、成形性が良好で、使用時のなめらかさ、仕上がりの膜厚感、密着感、うるおい感、ふっくら感に優れるものである。特にスティック状の油性固形化粧料で、顕著な効果を得ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0009

本発明の詳細について以下に説明する。
本発明における成分(A)ワックスは、化粧料に用いられるものであれば、特に限定されず、合成炭化水素系、天然及び合成ロウ系のいずれでも良い。その融点は成形性の点において、50℃以上が好ましく、更に好ましくは70℃以上である。

0010

具体的には、パラフィンワックスセレシンワックスオゾケライトワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレンプロピレンコポリマーキャンデリラワックスカルナウバワックスビーズワックスライスワックスモクロウゲイロウ、ジロウ、モンタンワックスステアリル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。

0011

本発明における成分(A)の含有量は、特に限定されないが5〜15質量%(以下、単に%とする)が好ましく、更に好ましくは7〜12%である。この範囲であれば成形性、なめらかさ、うるおい感の点においてより好ましい。

0012

本発明の成分(B)分子量260〜320の液状油は、25℃で液状であれば特に限定されず使用できる。具体的には、ミリスチン酸イソプロピル(分子量270.4)、イソノナン酸イソノニル(分子量284.5)、オクチルドデカノール(分子量298.5)、リノール酸エチル(分子量308.5)、乳酸セチル(分子量314.5)等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。中でも、オクチルドデカノール、乳酸セチルが好ましく用いられ、オクチルドデカノール及び乳酸セチルを含有すると、うるおい感、ふっくら感の点においてより好ましい。

0013

成分(B)の含有量は、特に限定されないが、3〜30%が好ましく、更に好ましくは5〜25%である。この範囲であれば、膜厚感や、なめらかさ、うるおい感、ふっくら感の点においてより好ましい。

0014

本発明における成分(C)平均粒子径1〜12μmのタルクは、粒状、板状、不定形等の形状のいずれでも良く、油性固形化粧料の使用時のなめらかさ、膜厚感、密着感を与えることができる。これらはフッ素化合物シリコ−ン油、アルキルシランレシチン界面活性剤等で表面処理されていても良い。

0015

成分(C)の含有量は、1.5〜5%であるが、更に好ましくは2〜4%である。この範囲であれば、使用時のなめらかさ、膜厚感、密着感の点においてより好ましい。

0016

尚、平均粒子径は、レーザー乾式粒度分布測定装置セイシン企業社製PRO7000S)を用い、体積平均粒子径(D50)として測定される。

0017

本発明における成分(D)水不溶性の固体のショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖脂肪酸のエステルであるが、炭素数が14〜20の脂肪酸、例えばミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸を含むものが好ましく、置換度が4以上、HLBが2未満のものであると、成分(B)との相溶性が良好であり好ましい。具体的にはポリステアリン酸スクロース酢酸ステアリン酸スクロース等があり、市販品としては、シュガーワックスA-10E、シュガーワックスS-10E(第一工業製薬社製)が挙げられる。

0018

成分(D)の含有量は、特に限定されないが、0.5〜3%が好ましく、更に好ましくは1〜2.5%である。この範囲であれば、成形性、使用時のなめらかさ、密着感の点において好ましい。

0019

本発明において、成分(A)と成分(C)は、質量比において(A):(C)が2:1〜10:1で含有されると、なめらかさ、膜厚感、うるおい感の点で好ましく、更に好ましくは4:1〜8:1ある。
また、成分(C)と成分(D)は、質量比において(C):(D)が10:1〜1:2で含有されるとなめらかさ、うるおい感の点で好ましく、更に好ましくは6:1〜1:2である。

0020

本発明の油性固形化粧料は、上記の成分(A)〜(D)の他に、通常化粧料に使用される成分、油性成分、無機顔料有機顔料及び色素等の粉体及びそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物、界面活性剤、繊維、多価アルコール水溶性高分子水溶性皮膜形成性樹脂保湿剤等の水性成分、糖類、紫外線吸収剤褪色防止剤酸化防止剤消泡剤美容成分防腐剤香料等を本発明の効果を妨げない範囲で含有することができる。

0021

油性成分としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、動物油植物油合成油等の起源半固形油液体油揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類油脂類エステル油類、脂肪酸類高級アルコール類、シリコーン類フッ素系油類等を使用することができる。具体的には、流動パラフィンイソドデカン水添ポリイソブテンスクワラン、ワセリン、ポリブテン等の炭化水素類等の油脂類、、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジコレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシルトリイソステアリン酸グリセリルジイソステアリン酸ジグリセリル、(イソステアリン酸/セバシン酸ジトリメチロールプロパンオリゴエステルトリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルリンゴ酸ジイソステアリルダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、(ビニルピロリドンヘキサデセンコポリマー)、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸ジペンタエリスリチル等のエステル類ラウリン酸等の脂肪酸類、ヘキシルデカノール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン高重合度ジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンポリエーテル変性ポリシロキサンポリオキシアルキレンアルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体架橋型オルガノポリシロキサンフッ素変性ポリシロキサンジメチコノール等のシリコーン類、パーフルオロデカンパーフルオロオクタンパーフルオロポリエーテル等のフッ素系油類、ラノリンラノリン脂肪酸イソプロピルラノリンアルコール等のラノリン誘導体デキストリン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウムステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。これらの油性成分を1種又は2種以上用いることができる。

0022

粉体としては、化粧料に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子顔料級等の粒子径多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン酸化亜鉛酸化セリウム硫酸バリウム等の白色無機顔料酸化鉄カーボンブラックチタン酸化チタン焼結物酸化クロム水酸化クロム紺青群青等の有色無機顔料、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母合成雲母絹雲母セリサイト)、合成セリサイト、カオリン炭化珪素ベントナイトスメクタイト酸化アルミニウム酸化マグネシウム酸化ジルコニウム酸化アンチモン、珪ソウ土、無水ケイ酸ケイ酸アルミニウムメタケイ酸アルミニウムマグネシウムケイ酸カルシウムケイ酸バリウムケイ酸マグネシウム炭酸カルシウム炭酸マグネシウムヒドロキシアパタイト窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂ポリエチレン系樹脂ポリアクリル系樹脂ポリエステル系樹脂フッ素系樹脂セルロース系樹脂ポリスチレン系樹脂スチレンアクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂ポリプロピレン系樹脂ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末セルロース粉末デキストリン粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等や、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉金粉銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、ナイロンポリエステルレーヨンセルロース等の繊維等が挙げられる。これらはフッ素化合物、シリコ−ン油、粉体、油剤、ゲル化剤エマルションポリマー、界面活性剤等で表面処理されていてもよい。これらを1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。

0023

界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤アニオン性界面活性剤カチオン性界面活性剤両性界面活性剤等が挙げられる。
水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールジプロピレングリコールグリセリンジグリセリンポリグリセリンアロエベラウイッチヘーゼルハマメリスキュウリレモンラベンダーローズ水等の植物抽出液が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等、例えば、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンオキシベンゾン、2,4,6−トリス[4−(2−エチルキシルオキシカルボニルアニリノ]−1,3,5−トリアジンジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等を挙げることができる。
酸化防止剤としては、例えばトコフェロールアスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類消炎剤生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステルフェノキシエタノール、1,2−ペンタジオール等が挙げられる。

0024

本発明の油性固形化粧料は、口紅、アイカラーコンシーラー等のメークアップ化粧料整髪料皮膚保護剤等のスキンケア化粧料に用いることができるが、口紅、リップグロス、リップクリーム等の口唇化粧料に好適に用いられる。また、本発明は油性、又は油性成分を連続相とする油中水型に適用されうるが、水の含有量が1%以下である実質的に水を含まない油性化粧料において、本発明の効果をより発揮することができる。

0025

本発明の油性固形化粧料の製造方法は特に限定されるものではなく、一般的な製法で得ることができる。例えば成分(A)、(B)、(D)及びその他の油性成分等を加熱溶融したのち、成分(C)及び任意の粉体や水系成分などを均一に混合分散し、これを容器または型に加熱溶解後に流し込充填し、冷却して得ることができる。形状としては、皿状容器に充填されたもの、ジャー容器に充填されたもの、スティック状に成形されたもの等いずれのものにも使用されるが、本発明の効果が特に発揮される点においてスティック形状であることが好ましい。

0026

以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜8、比較例1〜6:口紅(スティック状)
下記表1及び2に示す処方の口唇化粧料を調製し、イ.成形性、ロ.なめらかさ、ハ.膜厚感、ニ.密着感、ホ.うるおい感、ヘ.ふっくら感について下記の評価方法により判定した。その結果も併せて表1及び2に示す。

0027

※1:CIREBELLE 109L(CIREBELLE社製)
※2:L-MODU(出光興産社製
※3:シュガーワックスS-10E(第一工業製薬社製)
※4:DK-エステルS-160(第一工業製薬社製)
※5:AEROSIL R976-S(日本アエロジル社製)

0028

0029

(製造方法)
A.成分(1)〜(16)を110℃まで加熱し、均一溶解する。
B.成分(17)〜(26)をAに加え、均一に混合する。
C.Bを100℃にて、スティック状容器に充填し、冷却固化して口紅を得た。

0030

(評価方法)
イ.成形性
試料について、使用前の状態と、専門パネル20名による50回の使用テスト後の状態を目視にて確認し、パネル各人が下記絶対評価基準にて4段階に評価し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記階判定基準により判定した。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
4 :使用前化粧料表面キズがなく、使用後の曲がり、崩れ、折れ、欠けがない。
3 :使用前化粧料表面に若干のキズがあるが、使用後の曲がり、崩れ、折れ、欠けがない。
2 :使用前か使用後に若干の曲がり、欠け、少しキャップへの付着がある。
1 :成形できないか、使用後折れ、崩れがある。
<判定基準>
評点平均値) :(判定)
3.5点以上 :非常に優れる:◎
3点以上3.5点未満:優れる :○
2点以上3点未満 :劣る :△
2点未満 :非常に劣る :×

0031

ロ.なめらかさ、ハ.膜厚感、ニ.密着感、ホ.うるおい感、ヘ.ふっくら感
各試料について、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて4段階に評価し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。
具体的には、各試料を口唇に塗布し、ロについては塗布時になめらかさを感じるかどうか、ハ、ニについては塗布直後の膜の状態を観察し、膜厚感を感じるかどうか、への密着感を感じるかどうかを評価した。ホ、へについては、2週間の連続使用した後の口唇の状態を、うるおいを感じるかどうか、唇がふっくらした感じがあるかを評価した。

0032

<絶対評価基準>
(評点):(評価)
3 :非常に感じる
2 :感じる
1 :やや感じる
0 :感じない
<判定基準>
(評点平均値) :(判定)
2.5点以上 : ◎
2点以上2.5未満: ○
1点以上2点未満 : △
1点未満 : ×

0033

表1及び2の結果より明らかな様に、実施例1〜8は比較例に比べ、全ての評価項目において良好な結果が得られた。
一方、成分(B)の液状油を含有しない比較例1及び2は、特にうるおい感やふっくら感に満足のいくものではなかった。また、成分(C)を含有しない比較例3は、なめらかさや、膜厚感、密着感に欠け、成分(C)の含有量が多い比較例4は柔らかくなり、成形することができなかった。成分(D)を含有しない比較例5、油不溶性ステアリン酸スクロースを用いた比較例6は、特になめらかさ、膜厚感、密着感に欠けるものであった。

0034

実施例9:口紅(金皿状)
成分 (%)
1.フィッシャートロプシュワックス(融点79〜84℃) 1
2.(エチレン/プロピレン)コポリマー1
3.ポリエチレンワックス(融点83〜92℃) 1
4.マイクロクリスタリンワックス(融点76〜82℃) 2
5.ポリステアリン酸スクロース※3 3
6.イソノナン酸イソトリデシル(分子量340) 25
7.イソノナン酸イソノニル(分子量284.2) 5
8.トリメリト酸トリトリデシル残量
9.重質流動イソパラフィン※6 5
10.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)
ジペンタエリスリチル※7 5
11.ジメチルポリシロキサン5
12.2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラ−クレゾール0.1
13.パラオキシ安息香酸メチル0.1
14.シリル化処理無水ケイ酸
15.2%シリコーン処理タルク(平均粒子径5μm) 1.5
16.ナイロン粉体※8 2
17.赤色202号 0.1
18.撥水撥油処理ベンガラ被覆雲母チタン※9 5
19.ローズマリーエキス0.1
20.ペンタンジオール0.1
※6:パールリーム46(日本油脂社製)
※7:コスモール168ARV(日清オイリグループ社製)
※8:オルソール2002D(アトフィナ・ジャパン社製
※9:クロイゾネルージュフランベ(BASF社製)2%パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理

0035

[製造方法]
A.成分(1)〜(12)を100〜110℃にて均一に溶解する。
B.Aに成分(13)〜(20)を加え、均一に混合分散する。
C.Bを脱泡後、100℃に加熱して金皿状口紅容器に直接流し込み、冷却後、口紅を得た。

0036

実施例9の口紅は、成形性、なめらかさ、膜厚感、密着感、うるおい感、ふっくら感のすべて点で満足のいくものであった。

0037

実施例10:リップクリーム(スティック状)
成分 (%)
1.キャンデリラワックス(融点70〜75℃) 7
2.ポリエチレンワックス(融点95〜105℃) 1
3.(エチレン/プロピレン)コポリマー(融点90〜99℃) 3
4.ミツロウ(融点60〜70℃) 5
5.乳酸セチル(分子量:314.5) 3
6.トリエチルヘキサノイン(分子量:470) 11
7.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 20
8.ワセリン30
9.オクチルドデカノール(分子量:298.5) 8
10.ポリブテン5
11.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 残量
12.ポリステアリン酸スクロース*3 0.2
13.オリーブ油
14.ホホバ油
15.セラミド2 0.01
16.ヒアルロン酸0.01
17.コラーゲン0.01
18.酸化亜鉛2
19.タルク(平均粒子径5μm) 1.5
20.香料0.1
21.BHT0.02
22.フェノキシエタノール0.5

0038

[製造方法]
A.成分(1)〜(14)を110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(15)〜(22)を加えて均一に混合する。
B.Aを脱泡後、容器に流し込み充填し、冷却して成型する。

0039

実施例10のスティック状リップクリームは、成形性、なめらかさ、膜厚感、密着感、うるおい感、ふっくら感のすべて点で満足のいくものであった。

0040

実施例11:油性アイカラー(金皿状)
成分 (%)
1.ポリエチレンワックス(融点95〜105℃) 3
2.キャンデリラワックス(融点70−75℃) 1
3.フィッシャートロプシュワックス(融点79〜84℃) 2
4.デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10 15
5.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 残量
6.炭酸ジアルキル(C14,15) 20
7.トリエチルヘキサノイン(分子量:470) 20
8.ミリスチン酸イソプロピル(分子量:270.4) 3
9.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 5
10.ポリステアリン酸スクロース*3 1
11.ジプロピレングリコール0.3
12.ジメチルシリル化無水ケイ酸4
13.(ジフェニルジメチコンビニルジフェニルジメチコン
シルセスキオキサンクロスポリマー※10 1.5
14.撥水撥油処理タルク(平均粒子径8μm)※11 2
15.赤色201号 1
16.黄色4号 1
17.酸化鉄0.5
18.酸化チタン1
19.BHT0.01
20.パラオキシ安息香酸メチル0.3
※10:KSP−300(信越化学工業社製)
※11:3%パーフルオロオクチルトリエトキシシラン処理

0041

[製造方法]
A.成分(1)〜(10)、(19)及び(20)を110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(11)〜(18)を加えて均一に混合する。
B.Aを脱泡後、金皿に流し込み充填し、冷却して成型する。

0042

実施例11の油性アイカラーは、成形性、なめらかさ、膜厚感、密着感、うるおい感、ふっくら感のすべて点で満足のいくものであった。

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