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技術 車両用投射装置および車両用投射システム

出願人 アルパイン株式会社
発明者 村本政忠大鹿貴弘遠藤秀樹市川貴史松田脩平木原進大日方歩
出願日 2015年11月6日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2015-218176
公開日 2017年5月25日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2017-087876
状態 特許登録済
技術分野 表示装置の制御、回路 投影装置 車両の外部照明装置、信号
主要キーワード 照明施設 誤差精度 座席センサ 現在時間情報 足元近傍 専用配線 投射制御 センターディスプレイ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

降車する際に有益な情報を容易に視認することができる車両用投射装置を提供する。

解決手段

投射装置20は、例えばプロジェクタのような投射機能を含み、このプロジェクタが車両のサイドミラー40に取付けられる。投射装置20は、乗車者Uにとって有益な画像情報を保持し、乗車者Uが降車すると判定されたとき、保持された必要な画像情報に基づき自車Mのドア部近傍の路面に画像を投射する。乗車者Uは、降車方向である足元近傍に画像が投射されるので、投射画像の視認が容易になり、かつ投射画像に含まれる情報を利用することができる。

概要

背景

近年、ナビゲーション装置等の車載装置は、センターディスプレイ地図画像を表示して目的地までの案内を行うだけでなく、乗車者降車搭乗を検出し、それぞれの状況に合わせた案内メッセージ等を表示することが可能である。

こうした乗車者の降車や搭乗の状況を考慮して車載装置を制御する例として、例えば、特許文献1には、ドアロック状態解除され、次いで閾値以下の照度が検出されると、サイドミラー取付けられた光源から足元に向かって光線照射され、その後、ドアオープンされたとき消灯させ、これにより乗車時や降車時の足元の視認性を向上させた車両用照明装置が開示されている。また、特許文献2には、ライト点灯させたい方向を予めユーザーが入力することで、降車時に照明施設のない車庫に車両を駐車した際などに視界を確保する車両用照明装置が開示さている。

概要

降車する際に有益な情報を容易に視認することができる車両用投射装置を提供する。投射装置20は、例えばプロジェクタのような投射機能を含み、このプロジェクタが車両のサイドミラー40に取付けられる。投射装置20は、乗車者Uにとって有益な画像情報を保持し、乗車者Uが降車すると判定されたとき、保持された必要な画像情報に基づき自車Mのドア部近傍の路面に画像を投射する。乗車者Uは、降車方向である足元近傍に画像が投射されるので、投射画像の視認が容易になり、かつ投射画像に含まれる情報を利用することができる。

目的

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、降車する際に有益な情報を容易に視認することができる車両用投射装置および車両用投射システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両のドア部近傍の路面に情報を投射する車両用投射装置であって、降車時に乗車者にとって有益な画像情報を保持する保持手段と、乗車者が降車するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により降車すると判定されたとき、前記保持手段に保持された画像情報に基づきドア部近傍の路面に画像を投射する投射手段と、を有する車両用投射装置。

請求項2

車両用投射装置はさらに接続手段を含み、前記保持手段は、接続手段を介して接続された電子装置から送信された有益な画像情報を保持する、請求項1に記載の車両用投射装置。

請求項3

前記判定手段は、前記接続手段を介して接続された電子装置から送信される判定情報に基づき降車を判定する、請求項2に記載の車両用投射装置。

請求項4

前記投射手段は、車両のサイドミラー取付けられる、請求項1ないし3いずれか1つに記載の車両用投射装置。

請求項5

前記投射手段は、光源によって照明された光を前記画像情報に基づき光学的に変調する光変調部と、変調された光を投射する投射光学系とを含む、請求項1ないし4いずれか1つに記載された車両用投射装置。

請求項6

前記投射手段は、複数の発光素子を含み、前記投射手段は、前記画像情報に基づき複数の発光素子の点灯を制御する、請求項1ないし5いずれか1つに記載の車両用投射装置。

請求項7

前記投射手段は、車両のドアが開けられたことに応答して画像を投射する、請求項1ないし6いずれか1つに記載の車両用投射装置。

請求項8

請求項1ないし7いずれか1つに記載の車両用投射装置と、当該車両用投射に接続された電子装置とを含む車両用投射システムであって、前記電子装置は、前記投射手段が投射すべき画像情報を生成する生成手段と、前記車両用投射装置に情報を送信する送信手段とを含み、前記送信手段は、前記生成手段により生成された画像情報を前記車両用投射装置に送信する、車両用投射システム。

請求項9

前記電子装置はさらに、車両の状態を検出する検出手段を含み、前記送信手段は、前記検出手段により検出された車両の状態を前記車両用投射装置へ送信する、請求項8に記載の車両用投射システム。

請求項10

前記電子装置はさらに、前記検出手段により検出された車両の状態に基づき乗車者が降車するか否かを判定する降車判定手段を含み、前記送信手段は、前記降車判定手段の判定情報を前記車両用投射装置へ送信する、請求項8または9に記載の車両用投射システム。

請求項11

前記電子装置はさらに、ナビゲーション手段を含み、前記生成手段は、前記ナビゲーション手段と協働して自車位置が存在する施設に関する画像情報を生成する、請求項8ないし10いずれか1つに記載の車両用投射システム。

請求項12

前記生成手段は、降車後に施設の方向を表す画像情報を生成する、請求項11に記載の車両用投射システム。

請求項13

前記生成手段は、前記ナビゲーション手段により目的地が設定されている場合には、目的地に関する画像情報を生成する、請求項11に記載の車両用投射システム。

請求項14

前記生成手段は、自車位置が登録された住所合致するとき、当該登録された住所に関連する画像情報を生成する、請求項11に記載の車両用投射システム。

請求項15

前記生成手段は、ロゴまたはメッセージを含む画像情報を生成する、請求項8に記載の車両用投射システム。

技術分野

0001

本発明は、車両のドア部近傍の路面上に画像情報投射する車両用投射装置に関し、特に、車両から降車するときに乗車者にとって有益な情報を投射する車両用投射装置に関する。

背景技術

0002

近年、ナビゲーション装置等の車載装置は、センターディスプレイ地図画像を表示して目的地までの案内を行うだけでなく、乗車者の降車や搭乗を検出し、それぞれの状況に合わせた案内メッセージ等を表示することが可能である。

0003

こうした乗車者の降車や搭乗の状況を考慮して車載装置を制御する例として、例えば、特許文献1には、ドアロック状態解除され、次いで閾値以下の照度が検出されると、サイドミラー取付けられた光源から足元に向かって光線照射され、その後、ドアがオープンされたとき消灯させ、これにより乗車時や降車時の足元の視認性を向上させた車両用照明装置が開示されている。また、特許文献2には、ライト点灯させたい方向を予めユーザーが入力することで、降車時に照明施設のない車庫に車両を駐車した際などに視界を確保する車両用照明装置が開示さている。

先行技術

0004

特開2015−71386号公報
特許第4561737号公報

発明が解決しようとする課題

0005

乗車者が降車する際、車内のセンターディスプレイに案内メッセージ等の情報を表示しても、ディスプレイが降車する方向とは逆の方向に存在するため、乗車者にとってディスプレイに表示された情報を視認し難いという課題がある。例えば、図11に示すように、運転者Uが自車Mから降車するとき、車内のセンターディスプレイDに、有益な情報を表示させたとしても、運転者Uは、ディスプレイDから離れる方向Xに向かって降車するため、センターディスプレイDの表示情報を見ることは難しい。また、特許文献1に示す車両用照明装置は、降車時に乗車者の足元を照明するだけであり、そこには乗車者にとって有益な情報または必要な情報が含まれるものではない。

0006

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、降車する際に有益な情報を容易に視認することができる車両用投射装置および車両用投射システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係る車両用投射装置は、車両のドア部近傍の路面に情報を投射するものであって、降車時に乗車者にとって有益な画像情報を保持する保持手段と、乗車者が降車するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により降車すると判定されたとき、前記保持手段に保持された画像情報に基づきドア部近傍の路面に画像を投射する投射手段と、を有する。

0008

好ましくは車両用投射装置はさらに接続手段を含み、前記保持手段は、接続手段を介して接続された電子装置から送信された有益な画像情報を保持する。好ましくは前記判定手段は、前記接続手段を介して接続された電子装置から送信される判定情報に基づき降車を判定する。好ましくは前記投射手段は、車両のサイドミラーに取付けられる。好ましくは前記投射手段は、光源によって照明された光を前記画像情報に基づき光学的に変調する光変調部と、変調された光を投射する投射光学系とを含む。好ましくは前記投射手段は、複数の発光素子を含み、前記投射手段は、前記画像情報に基づき複数の発光素子の点灯を制御する。好ましくは前記投射手段は、車両のドアが開けられたことに応答して画像を投射する。

0009

本発明に係る車両用投射システムは、上記構成の車両用投射装置と、当該車両用投射に接続された電子装置とを含むものであって、前記電子装置は、前記投射手段が投射すべき画像情報を生成する生成手段と、前記車両用投射装置に情報を送信する送信手段とを含み、前記送信手段は、前記生成手段により生成された画像情報を前記車両用投射装置に送信する。

0010

好ましくは前記電子装置はさらに、車両の状態を検出する検出手段を含み、前記送信手段は、前記検出手段により検出された車両の状態を前記車両用投射装置へ送信する。好ましくは前記電子装置はさらに、前記検出手段により検出された車両の状態に基づき乗車者が降車するか否かを判定する降車判定手段を含み、前記送信手段は、前記降車判定手段の判定情報を前記車両用投射装置へ送信する。好ましくは前記電子装置はさらに、ナビゲーション手段を含み、前記生成手段は、前記ナビゲーション手段と協働して自車位置が存在する施設に関する画像情報を生成する。好ましくは前記生成手段は、降車後に施設の方向を表す画像情報を生成する。好ましくは前記生成手段は、前記ナビゲーション手段により目的地が設定されている場合には、目的地に関する画像情報を生成する。好ましくは前記生成手段は、自車位置が登録された住所合致するとき、当該登録された住所に関連する画像情報を生成する。好ましくは前記生成手段は、ロゴまたはメッセージを含む画像情報を生成する。

発明の効果

0011

本発明によれば、降車時に乗車者にとって有益な情報をドア部近傍の路面に投射するようにしたので、乗車者の降車する方向と一致する方向に画像が投射され、乗車者は、投射された画像の視認が容易になる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の第1の実施例に係る車両用投射システムの構成例を示す図である。
図1に示す車載装置の構成例を示すブロック図である。
本実施例の投射装置の取付け例を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る投射装置の構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施例に係る車載装置の投射制御プログラムの機能的な構成例を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る投射装置の投射制御プログラムの機能的な構成を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る車両用投射システムの動作フローである。
本発明の第1の実施例に係る車両用投射システムの画像の投射例である。
本発明の第1の実施例に係る投射画像の具体例である。
本発明の第2の実施例に係る車両用投射システムの画像の投射例である。
従来の車載装置または車両用照明装置の課題を説明する図である。

0013

次に、本発明の実施の形態について説明する。本発明に係る車両用投射装置は、車両のドア部近傍の路面に画像情報を投射する機能を有する。好ましい態様では、投射装置は、車両のサイドミラー等に取付けられたプロジェクタであり、乗車者が降車するときに、乗車者にとって有益な情報または必要な画像情報を路面に投射する。さらに好ましい態様では、本発明に係る車両用投射装置は、車内に設けられたオーディオビデオ・ナビゲーション(AVN)機能などを搭載した車載装置と接続可能であり、車載装置から送信される種々の情報を受け取り、受け取った情報に基づき投射を制御することもできる。

0014

以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る車両用投射システムの構成例を示す図である。車両用投射システム1は、AVN機能などを備えた車載装置10と、当該車載装置10に接続手段30を介して接続された投射装置20とを有する。

0015

図2は、車載装置10の典型的な構成例を示すブロック図である。車載装置10は、ユーザーからの指示を受け取る入力部100、ナビゲーション部110、車両状態検出部120、接続部130、表示部140、音声出力部150、通信部160、記憶部170、制御部180を含んで構成される。

0016

ナビゲーション部110は、GPS衛星から送信されるGPS信号、車両に搭載されるジャイロセンサ加速度センサセンサ出力に基づき自車位置を算出する。好ましい例では、自車位置の検出精度は、測位衛星準天頂衛星システム)/測位マーカー磁器無線通信、画像印など)等を利用することで、数cmないし数十cmの誤差精度となる。ナビゲーション部110は、算出された自車位置を利用し、周辺道路地図を表示したり、目的地までの探索した経路を案内したりする。

0017

車両状態検出部120は、車両に関する情報、例えば、サイドブレーキオンオフギアポジション車速、ドアの開閉エンジン始動/停止(イグニッションスイッチのオン/オフ)などを検出する。検出方法は、任意であるが、例えば車内バスを介してそれらの状態を示す検出信号を取得することが可能である。

0018

接続部130は、投射装置20やその他の外部機器との接続を可能にする。接続方法は、任意であるが、特定の専用配線でもよいし、その他の標準的な接続であってもよい。表示部140は、例えば、車内のセンターディスプレイを含み、そこにナビゲーション部110によって生成された道路地図等を表示する。音声出力部150は、再生された楽曲データや音声案内等を出力する。通信部160は、外部のネットワーク等とのデータ通信を可能にする。

0019

記憶部170は、制御部180が実行するプログラムやソフトウエア、ナビゲーション部110によって必要とされる道路地図データを記憶する。道路地図データは、好ましくは施設に関する詳細な施設データを含む。記憶部170はさらに、投射装置20によって投射される画像情報を記憶することもできる。制御部180は、好ましい態様では、ROM、RAMなどを含むマイクロコントローラ等から構成され、ROMまたはRAMは、車載装置10の各部の動作を制御するための種々のプログラムを格納することができる。

0020

図3は、投射装置20の取付け例を示す図である。投射装置20は、乗車者が降車するときにその足元近傍に画像情報を投射する。好ましい例では、投射装置20は、自車Mの一対のサイドミラー40の各々にあるいは一方のサイドミラー40に取付けられる。この場合、投射装置20は、サイドミラー40の内部に埋め込むように取付けられ、投射される画像が乗車者が降車する際の足元近傍に位置するように、投射方向および焦点距離等が予め調整される。なお、投射装置20の取付け位置は、必ずしもサイドミラーに限定されるものではなく、例えば、ドアに取付けるようにしてもよい。

0021

図4は、投射装置20の内部構成を示すブロック図である。投射装置20は、光源210、照明光学系220、光変調部230、投射光学系240、接続部250、制御部260、記憶部270、各部を電気的に接続する内部バス280を含んで構成される。光源210は、例えば、発光ダイオードアレイなどを含み、照明光学系220は、光源210から発せられた光を集光し、集光した光で光変調部230を照明する。光変調部230は、例えば、液晶デバイス、あるいは複数の可変ミラーが2次元的に配置されたデジタルミラーデバイスなどから構成され、照明された光を画像データに基づき空間的に変調する。投射光学系240は、変調された光を集光し、自車Mのドア近傍の路面に画像を投射する。

0022

接続部250は、接続手段30を介して車載装置10に接続される。接続部250は、車載装置10から種々の情報を受け取ることができ、例えば、車載装置10によって生成された画像情報を受け取ったり、あるいは車両状態検出部120の検出結果や車載装置10において行われた降車判定等の判定情報を受け取ることも可能である。

0023

制御部260は、投射装置20の各部を制御し、例えばROM、RAMなどを含むマイクロコントローラ等から構成され、投射を制御するためのプログラムを実行する。記憶部270は、車載装置20から受け取った情報を記憶したり、あるいは予め用意された情報を記憶する。

0024

図5は、車載装置10の制御部180が実行する投射制御プログラム300の機能的な構成を示すブロック図である。投射制御プログラム300は、乗車者が降車するか否かを判定する降車判定部310、投射される画像を生成する投射画像生成部320、投射装置20に情報を送信する情報送信部330を含む。

0025

降車判定部210は、車両状態検出部120の検出結果に基づき乗車者が降車するか否かを判定する。例えば、ギアシフトパーキングになったとき、車速がゼロになったとき、サイドブレーキがオンになったとき、エンジンが停止またはイグニッションがオフされたとき、ドアが開けられたとき、ナビゲーション部110の目的地に到着したとき、これらのいずれか1つの検出情報トリガーとして、あるいは複数の検出情報がアンド条件を満たすことをトリガーとして、降車の有無を判定する。さらに、車内を撮像する撮像カメラ、あるいは座席センサが搭載されているとき、これらの検出結果を利用することも可能である。降車判定部210の判定結果は、投射画像生成部320へ提供される。

0026

投射画像生成部320は、降車判定部310により降車の判定が成されると、投射装置20で投射すべき画像を生成する。投射すべき画像は、乗車者にとって有益な情報、あるいは必要な情報であることが望ましく、画像の形態は、静止画または動画を問わない。それ故、投射画像生成部320は、乗車者が降車するまでの間に車内で動作していた内容と関連するような情報を生成したり、あるいは降車後に予想される行動に関連するような情報を生成する。

0027

好ましくは、投射画像生成部320は、ナビゲーション部110との関連において投射画像を生成する。具体的には、ナビゲーション部110によって設定された目的地に到着したと判定されたとき、乗車者は、降車後に目的地に向かうものと予想される。従って、投射画像生成部320は、施設データ等を参照し、目的地に関する画像情報を生成する。例えば、目的地が店舗等の施設であるとき、施設の開店時間、閉店時間などの画像を生成する。また、自車位置が施設に併設された駐車場であるような場合には、駐車場から施設の入口までの進行方向の画像を生成する(詳細は後述する)。

0028

さらに好ましくは、投射画像生成部320は、自車位置との関連において投射画像を生成する。具体的には、地図データまたは施設データ等を参照し、自車位置に該当する施設を検索し、その施設に関する情報の画像を生成する。さらに投射画像生成部320は、上記と同様に自車位置が施設に隣接する駐車場である場合には、施設の入口への進行方向の案内の画像や、施設の名称、施設のロゴ、ブランド現在時刻など画像を生成することも可能である。また、他の例として、自車位置が予め登録された地点に一致する場合(例えば、自宅)、登録された地点に関連する情報の画像を生成するようにしてもよい。さらに投射画像生成部320は、「いってらっしゃい」、「お帰りなさい」などの演出メッセージの画像を生成することも可能である。例えば、自車位置が自宅に一致した場合、投射画像生成部320は、「お帰りなさい」のメッセージや現在の時刻などの画像を生成する。

0029

情報送信部330は、投射装置20に種々の情報を送信する。例えば、情報送信部330は、降車判定部310の判定結果、投射画像生成部320によって生成された画像情報を投射装置20へ送信する。さらに情報送信部330は、車載装置10の車用状態検出部120において状態の変化が検出されたときにその検出情報を投射装置20に随時送信することができる。投射装置20は、送信された情報を記憶部270に保持することができる。

0030

図6は、投射装置20の制御部260が実行する投射制御プログラム400の機能的な構成を示すブロック図である。投射制御プログラム400は、車載装置10から送信された情報を受信する情報受信部410、降車判定部420、投射画像決定部430、投射時間制御部440を含む。

0031

情報受信部410は、上記したように、車載装置10から種々の情報を受信することができる。1つの例では、投射画像生成部320が生成した画像情報を受け取ることができ、他の例では、降車判定部310の判定情報や、車両状態検出部120による検出情報を受け取ることができる。さらには、情報受信部410は、車載装置10のナビゲーション部110の自車位置情報、目的地への到着情報現在時間情報などを受け取ることができる。

0032

降車判定部420は、乗車者が降車するか否かを判定する。もし、車載装置10の降車判定部310の判定情報が受信された場合には、当該受信した判定情報を利用してもよいし、車載装置10の判定情報の有無にかかわらず、独自に降車の有無を判定してもよい。降車判定部420の判定結果は、投射画像決定部430へ提供される。

0033

投射画像決定部430は、投射装置20が投射する画像を決定する。投射画像決定部430は、車載装置20の投射画像生成部320によって生成された投射画像、または記憶部270に保持された投射画像のいずれかを選択する。1つの例では、車載装置10の降車判定部310から降車する旨の判定情報を受け取り、かつその際に投射画像生成部320により生成された投射画像を受け取った場合には、投射画像決定部430は、車載装置10から送信された投射画像を選択する。

0034

他の例では、車載装置10から投射画像を受け取とることができなかった場合には、投射画像決定部430は、記憶部270に保持された投射画像の中から適切な投射画像を選択する。記憶部270には、例えば、ロゴ情報メッセージ情報時間情報などの投射画像が記憶され、あるいは車載装置10から既に送信された投射画像が記憶されている。例えば、投射画像決定部430は、車載装置10から受信した自車位置情報、時間情報、目的地到着情報等に基づき適切な投射画像を選択する。例えば、投射画像決定部430は、昼および夜の時間帯を考慮した投射画像を選択することができ、時間帯が昼間であれば「いってらっしゃい」というメッセージを選択し、夜間であれば「足元にお気を付け下さい」というメッセージを選択する。さらに、投射画像の色彩を、昼間と夜間で区別し、視認性の高い画像を選択するようにしてもよい。

0035

投射時間制御部440は、投射画像の投射時間を制御する。1つの例では、投射時間制御部440は、降車判定部420により降車すると判定されたとき、画像の投射を開始させる。また、他の例では、降車すると判定された後に、ドアが開けられるとき、画像の投射を開始させる。投射時間制御部440は、投射の開始から時間を計測し、一定時間を経過したとき、自動的に投射を終了させる。

0036

次に、本実施例の車両用投射システムの動作例を図7フローに示す。まず、車載装置10の降車判定部310によって乗車者が降車すると判定され(S100)、これに応答して投射画像生成部320が投射すべき画像を生成する(S102)。生成された画像情報および/または判定情報が情報送信部330によって投射装置20へ送信される。

0037

投射装置20は、生成された画像情報/判定情報を情報受信部410を介して受信し(S106)、受信した情報は、投射装置20の記憶部270に保持される。次に、降車判定部420は、例えば、自車のエンジンがオフしたか否かを判定する(S108)。この判定は、必ずしも必須ではないが、再度、降車判定を行うことで、降車判定の信頼度を高めることができる。なお、エンジンがオフしたか否かの判定は、情報送信部330から送信された車両状態検出部120の検出情報を利用することができる。

0038

降車判定部420によってエンジンオフと判定されると、投射画像決定部430は、投射すべき画像を決定する(S110)。好ましくは、車載装置10から生成された画像情報が送信されているので、投射画像決定部430は、この送信されてきた画像を投射画像に決定する。次に、投射時間制御部440は、ドアがオープンされたか否かを判定し(S112)、ドアがオープンされたタイミングで、決定された画像の投射を開始し(S114)、一定時間が経過されたとき(S116)、投射を終了させる(S118)。

0039

本例では、ドアがオープンされたときに、画像の投射を開始しているが、これは一例であり、必ずしもこれに限定されない。例えば、車載装置10から送信された画像情報を受信したタイミングで画像の投射を開始してもよく、この場合には、エンジンオフの判定やドアオープンの判定は不要である。また、画像の投射の開始は、エンジンオフのタイミングでもよく、この場合には、ドアオープンの判定は不要である。さらに、上記例では、降車判定としてエンジンオフの判定を用いているが、これに代えて、ドアオープンの判定を用いても良い。

0040

図8に、本実施例に係る画像の投射例を示す。図8(A)は、エンジンがオフと判定されたときに、画像の投射が開始される例を示している。同図に示すように、エンジンオフが判定されると、サイドミラー40に埋め込まれた投射装置20により路面に画像Kが投射される。次に、図8(B)に示すように、乗車者Uがドアをオープンし、自車から降車するが、その際、足元近傍に、投射画像Kが表示され、この情報が乗車者Uによって視認される。

0041

図9は、具体的な投射画像の例示である。図9(A)に示すように、自車Mが、施設Sに隣接する駐車場Pの駐車エリアに駐車したとする。このときの自車位置は、(X1、Y1)であるとする。投射画像生成部320は、ナビゲーション部110の機能と協働し、自車位置(X1、Y1)を取得し、かつ道路地図データに含まれる施設データを参照し、自車位置が施設Sの駐車場Pであることを識別する。さらに施設データに含まれる施設Sの入口Qの座標(X2、Y2)を取得し、自車位置(X1、Y1)から入口(X2、Y2)までの方向と距離を算出する。その結果、投射画像生成部320は、自車位置から施設Sの入口Qに向かう方向を表す矢印と、入口Qまでの距離を表す画像を生成する。その結果、図9(B)に示すような投射画像Kが路面に表示される。さらに投射画像Kには、一例として、現在時刻(例えば、PM8:00)、施設Sに関する情報として、施設の閉店時間(例えば、PM10:00)などを表す画像が含まれるようにしてもよい。

0042

図9(C)は、施設Sの駐車場Pが離れている場合の例である。この場合、投射画像生成部320は、ナビゲーション部110の機能と協働し、自車位置から施設Sの入口Qまでの経路情報を取得し、当該経路情報を表す画像を生成することができる。その結果、図9(D)に示すように、入口Qまでの経路案内を含む投射画像Kが表示される。経路案内は、地図上に重畳されてもよいし、あるいは方向だけを示す画像でもよい。また、経路案内をテキスト形式で表す画像が生成されるようにしてもよい。

0043

このように本実施例によれば、乗車者の降車の有無を判定し、降車すると判定されたときに、乗車者にとって有益な画像情報を車両のドア部近傍の路面に投射するようにしたので、乗車者が降車する方向と一致する方向に画像情報が投射され、乗車者の視認性が向上される。また、乗車者にとって有益な画像情報を投射することで、乗車者にとっての利便性が増す。

0044

次に、本発明の第2の実施例について説明する。第1の実施例では、投射装置20が画像データに基づき光学的変調を行うようなプロジェクタにより画像を投射したが、このような投射装置は、比較的効果であり、かつスペースを要する。そこで、第2の実施例では、より安価な構成であり、かつ小型化が可能な投射装置を用いる。

0045

第2の実施例の投射装置は、第1の実施例のような光変調部を備えるのではなく、複数の発光素子(例えば、発光ダイオードレーザーダイオード)を含む光源を有する。光源は、例えば、3×3の9個の二次元アレイ状に配置された発光素子を含み、各発光素子は、制御部260によって個別に駆動される。図10(A)は、そのような9個の発光素子が全点灯されたときの路面の投射画像の例を示している。例えば、図9(A)において説明したように、投射画像が目的地(この場合、施設Sの入口Q)までの進行方向を表すものであれば、複数の発光素子が点灯する時間を制御することで進行方向を表すことができる。その例を図10(B)に示す。例えば、左側の進行方向を表したい場合には、任意の行を選択し、選択された3つの発光素子a1、a2、a3の順に時間差をもって点滅させ、左方向に流れるような動的な点滅を生じさせる。前方への進行方向を表したい場合には、任意の列を選択し、選択された3つの発光素子b1、b2、b3の順に時間差をもって点滅させ、上方向に流れるような動的な点滅を生じさせる。また、右斜め方向を表したい場合には、対角線状の3つの発光素子c1、c2、c3を選択し、これらの発光素子を順に時間差をもって点滅させ、右斜め方向に流れるような動的な点滅を生じさせる。

0046

上記の発光素子の点滅方法は、一例であり、例えば、左側の進行方向を表す場合には、発光素子a1、a2、a3を連続で点灯させるが、それらの明るさが徐々に大きくなる、あるいは反対に小さくなるようにすることで、方向感を生じさせることも可能である。さらに各発光素子は、同一の色を発光するものに限らず、異なる色を発光するものであってもよく、配色の組み合わせを変更することで、情報に差を生じさせるようにしてもよい。さらに光源がより多くの数の発光素子を含む場合には、より複雑な情報をもつ画像の生成が可能になる。また、第2の実施例の投射装置は、発光素子からの光を集光し、集光した光を投射する投射光学系を用いるものであってもよい。

0047

第1および第2の実施例では、乗車者が降車するときの画像の投射例を示したが、乗車者が搭乗するときの画像の投射を行うようにしても良い。例えば、投射装置20は、エンジンが始動されたとき、あるいはエンジン停止中にドアがオープンされるとき、記憶部270に保持された搭乗時用の投射画像(例えば、(「おかえりなさいませ」等のメッセージ、現在時刻など)を投射することも可能である。

実施例

0048

以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。

0049

1:車両用投射システム10:車載装置
20:投射装置40:サイドミラー
100:入力部 110:ナビゲーション部
120:車両状態検出部 130:接続部
140:表示部 150:音声出力部
160:通信部 170:記憶部
180:制御部 300:投射制御プログラム
400:投射制御プログラム
M:自車
U:乗車者

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