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技術 歯周ポケット清掃用ブラシ

出願人 株式会社無有
発明者 伊藤博
出願日 2017年2月20日 (3年4ヶ月経過) 出願番号 2017-028687
公開日 2017年5月25日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-086998
状態 特許登録済
技術分野 ブラシ製品及びその製法
主要キーワード 幾何学的対称性 清掃用ブラシ 清掃対象部位 折返し部分 クッション効果 歯周ポケット内 歯ブラシ フィット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年5月25日)のものです。
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図面 (11)

課題

解決手段

歯周ポケット清掃用ブラシ1は、歯周ポケットの清掃に用いられるブラシであって、柄部10、芯部20、及びブラシ部30を備えている。芯部20は、線状をしており、柄部10から延びている。芯部20は、曲線部22を有している。曲線部22は、芯部20が曲線状に延びている部分である。ブラシ部30は、芯部20から、芯部20の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメントからなる。

概要

背景

従来の歯周ポケット清掃用ブラシとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された歯周ポケット清掃用ブラシは、棒状の柄部、柄部の先端に設けられたヘッド部、及びヘッド部に植毛された複数の毛束からなるブラシ部を備えている。複数の毛束は、柄部の長手方向に沿って2列に配置されている。各列の毛束は、他方の列の毛束に近づくように傾斜している。そして、2列の毛束は、当該毛束の先端において互いに押し付けられている。

概要

使い勝手の良い歯周ポケット清掃用ブラシを提供する。 歯周ポケット清掃用ブラシ1は、歯周ポケットの清掃に用いられるブラシであって、柄部10、芯部20、及びブラシ部30を備えている。芯部20は、線状をしており、柄部10から延びている。芯部20は、曲線部22を有している。曲線部22は、芯部20が曲線状に延びている部分である。ブラシ部30は、芯部20から、芯部20の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメントからなる。

目的

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、使い勝手の良い歯周ポケット清掃用ブラシを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

歯周ポケット清掃に用いられる歯周ポケット清掃用ブラシであって、柄部と、前記柄部から延びる線状の芯部と、前記芯部から当該芯部の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメントからなるブラシ部と、を備え、前記芯部は、当該芯部が曲線状に延びている部分である曲線部を有することを特徴とする歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項2

請求項1に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記曲線部の長さは、前記芯部の全体の長さの50%以上である歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項3

請求項2に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記曲線部の長さは、前記芯部の全体の長さの80%以上である歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項4

請求項1乃至3の何れかに記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記芯部は、前記曲線部に加えて、当該芯部が直線状に延びている部分である直線部を有する歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項5

請求項4に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記芯部の根元は、前記直線部を構成している歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項6

請求項1乃至5の何れかに記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記柄部の先端の延長線に沿って当該先端から遠ざかる向きを上向きとしたとき、前記曲線部は、前記延長線の第1の側に存在し、かつ下に凸な曲線を描く第1の曲線部を含む歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項7

請求項6に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記曲線部は、前記第1の曲線部のみからなる歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項8

請求項7に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第1の曲線部の先端は、自由端である歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項9

請求項6に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記曲線部は、前記延長線の第2の側に存在し、かつ下に凸な曲線を描く第2の曲線部を含む歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項10

請求項9に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第1及び第2の曲線部は、連続する1本の曲線を描いている歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項11

請求項9又は10に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第1及び第2の曲線部によって描かれる曲線は、前記延長線について線対称である歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項12

請求項9乃至11の何れかに記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記曲線部は、前記第1及び第2の曲線部のみからなる歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項13

請求項12に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第1の曲線部の先端及び前記第2の曲線部の先端は、自由端である歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項14

請求項9乃至11の何れかに記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記曲線部は、上に凸な曲線を描く第3の曲線部を含む歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項15

請求項14に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第3の曲線部は、一端が前記第1の曲線部に接続されるとともに、他端が前記第2の曲線部に接続されている歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項16

請求項15に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第3の曲線部の前記一端は、前記第1の曲線部の先端に接続されており、前記第3の曲線部の前記他端は、前記第2の曲線部の先端に接続されている歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項17

請求項16に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第1乃至第3の曲線部は、1本の閉じた曲線を描いている歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項18

請求項15に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第3の曲線部の前記一端は、前記第1の曲線部の中間に接続されており、前記第3の曲線部の前記他端は、前記第2の曲線部の中間に接続されている歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項19

請求項18に記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第1の曲線部の先端及び前記第2の曲線部の先端は、自由端である歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項20

請求項14乃至19の何れかに記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記第1乃至第3の曲線部によって描かれる曲線は、前記延長線について線対称である歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項21

請求項14乃至20の何れかに記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記曲線部は、前記第1乃至第3の曲線部のみからなる歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項22

請求項1乃至21の何れかに記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記曲線部は、弾性変形可能である歯周ポケット清掃用ブラシ。

請求項23

請求項1乃至22の何れかに記載の歯周ポケット清掃用ブラシにおいて、前記芯部の最大幅は、3mm以上6mm以下である歯周ポケット清掃用ブラシ。

技術分野

0001

本発明は、歯周ポケット清掃に用いられる歯周ポケット清掃用ブラシに関する。

背景技術

0002

従来の歯周ポケット清掃用ブラシとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された歯周ポケット清掃用ブラシは、棒状の柄部、柄部の先端に設けられたヘッド部、及びヘッド部に植毛された複数の毛束からなるブラシ部を備えている。複数の毛束は、柄部の長手方向に沿って2列に配置されている。各列の毛束は、他方の列の毛束に近づくように傾斜している。そして、2列の毛束は、当該毛束の先端において互いに押し付けられている。

先行技術

0003

特開2017—23270号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述の歯周ポケット清掃用ブラシにおいては、複数の毛束の先端を結ぶ稜線が柄部の長手方向に沿って一直線上に並んでいる。そのため、上記稜線が清掃対象部位に対して平行になるような角度で柄部を持たないと、歯周ポケット内に毛束の先端を入れにくい。このように柄部を持つ角度が限定されることは、従来の歯周ポケット清掃用ブラシの使い勝手を悪くする一因であった。

0005

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、使い勝手の良い歯周ポケット清掃用ブラシを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明による歯周ポケット清掃用ブラシは、歯周ポケットの清掃に用いられる歯周ポケット清掃用ブラシであって、柄部と、上記柄部から延びる線状の芯部と、上記芯部から当該芯部の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメントからなるブラシ部と、を備え、上記芯部は、当該芯部が曲線状に延びている部分である曲線部を有することを特徴とする。

0007

この歯周ポケット清掃用ブラシにおいては、芯部から延びる複数のフィラメントによってブラシ部が構成されている。そして、芯部は、曲線部を有している。すなわち、芯部の少なくとも一部が曲線状をしている。この場合、芯部の全体が直線状をしている場合に比して、柄部を持つ角度を変えても歯周ポケット内にフィラメントの先端を入れやすい。このように柄部を持つ角度についての自由度が高まることにより、歯周ポケット清掃用ブラシの使い勝手が向上する。

発明の効果

0008

本発明によれば、使い勝手の良い歯周ポケット清掃用ブラシが実現される。

図面の簡単な説明

0009

本発明による歯周ポケット清掃用ブラシの第1実施形態を示す正面図である。
芯部20の最大幅について説明するための図である。
芯部20の延在方向からブラシ部30を見た図である。
本発明による歯周ポケット清掃用ブラシの第2実施形態を示す正面図である。
本発明による歯周ポケット清掃用ブラシの第3実施形態を示す正面図である。
曲線部22の一変形例を説明するための図である。
曲線部22の他の変形例を説明するための図である。
曲線部22の他の変形例を説明するための図である。
柄部10の一変形例を説明するための図である。
柄部10の他の変形例を説明するための図である。

実施例

0010

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)

0011

図1は、本発明による歯周ポケット清掃用ブラシの第1実施形態を示す正面図である。歯周ポケット清掃用ブラシ1は、歯周ポケットの清掃に用いられるブラシであって、柄部10、芯部20、及びブラシ部30を備えている。柄部10は、歯周ポケット清掃用ブラシ1の使用者が手で持つ部分である。柄部10は、細長い形状をしている。本実施形態において柄部10は、全体が一直線状をしている。柄部10の材料としては、例えば、ポリエチレン等のプラスチックを用いることができる。

0012

芯部20は、線状をしており、柄部10から延びている。芯部20は、その根元20aが柄部10の先端10aに連結されている。芯部20は、曲線部22を有している。曲線部22は、芯部20が曲線状に延びている部分である。曲線部22は、弾性変形可能であることが好ましい。曲線部22は、曲線部221(第1の曲線部)、及び曲線部222(第2の曲線部)を含んでいる。

0013

曲線部221は、柄部10の先端10aの延長線L1の一方の側(第1の側)に存在している。曲線部221は、延長線L1から遠ざかるように延びている。それゆえ、曲線部221の先端は、第1の側において延長線L1から最も遠い位置に存在している。曲線部221の先端は、自由端である。ここで、先端が自由端であるとは、当該先端がどこにも接続されていないということである。延長線L1に沿って先端10aから遠ざかる向き(図1中の矢印の向き)を上向きとしたとき、曲線部221は、下に凸な曲線を描いている。すなわち、曲線部221の全体が、下方に膨らんだ曲線を描いている。

0014

曲線部222は、延長線L1の他方の側(第2の側)に存在している。曲線部222は、延長線L1から遠ざかるように延びている。それゆえ、曲線部222の先端は、第2の側において延長線L1から最も遠い位置に存在している。曲線部222の先端は、自由端である。曲線部222は、下に凸な曲線を描いている。すなわち、曲線部222の全体が、下方に膨らんだ曲線を描いている。

0015

曲線部221の後端と曲線部222の後端とは、延長線L1上において互いに接続されている。そして、曲線部221及び曲線部222は、連続する1本の曲線を描いている。曲線部221及び曲線部222によって描かれる曲線は、延長線L1について線対称である。本実施形態において当該曲線は、U字状をしている。芯部20は、曲線部221及び曲線部222のみからなっている。

0016

芯部20は、曲線部22に加えて、直線部24を有している。直線部24は、芯部20が直線状に延びている部分である。芯部20の根元20aは、直線部24を構成している。それゆえ、直線部24の後端は、芯部20の根元20aに一致する。直線部24は、全体が延長線L1上に存在している。直線部24の先端は、曲線部221の後端及び曲線部222の後端の双方に接続されている。これにより、芯部20は、直線部24の先端において、曲線部221と曲線部222とに分岐している。

0017

芯部20は、曲線部22及び直線部24のみからなっている。それゆえ、曲線部221の先端及び曲線部222の先端は、芯部20の先端20bに一致する。すなわち、芯部20は、2つの先端20bを有している。曲線部22の長さ(曲線部221の長さと曲線部222の長さとの和)は、芯部20の全体の長さの50%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましい。芯部20の太さは、例えば、0.1〜1mm程度である。

0018

芯部20の最大幅は、3mm以上6mm以下であることが好ましい。ここで、芯部20の最大幅は、図2に示すように、延長線L1に平行な2つの平面P1,P2で芯部20を両側から挟んだときの両平面P1,P2間の距離d1として定義される。平面P1は、曲線部221(の先端)に接している。また、平面P2は、曲線部222(の先端)に接している。平面P1と平面P2とは、互いに平行である。各平面P1,P2は、曲線部221及び曲線部222によって描かれる曲線を含む平面(図1及び図2紙面に平行な平面)に対して垂直である。

0019

芯部20は、例えば、次のようにして形成することができる。まず、ステンレス等の金属からなる2本のワイヤを準備する。次に、各ワイヤを2つ折りにしてじり合わせる。続いて、2本のワイヤの一部(折返し部分の反対側の端部を含む部分)どうしを捻じり合わせる。このように2本のワイヤが捻じり合わされた部分は、直線部24を構成する。また、2本のワイヤの残部(互いに捻じり合わされた部分以外の部分)は、曲線部22を構成する。具体的には、一方のワイヤの残部を曲線状に成形して曲線部221とするとともに、他方のワイヤの残部を曲線状に成形して曲線部222とする。これにより、曲線部22及び直線部24からなる芯部20が得られる。

0020

図1に戻って、ブラシ部30は、芯部20から、芯部20の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメントからなる。本実施形態において各フィラメントは、芯部20の延在方向と略直交する方向に延びている。ここで、芯部20の延在方向は、直線部24においては直線部24の延在方向として、曲線部22においては曲線部22の接線方向として定義される。なお、以下の記述において「複数のフィラメント」は、別段の断りがない限り、ブラシ部30を構成する全てのフィラメントを指すものとする。

0021

複数のフィラメントは、芯部20に固定されている。かかる固定は、例えば、2つ折りにされて捻じり合わされたワイヤの間に複数のフィラメントを挟持させることにより行うことができる。フィラメントは、曲線部22及び直線部24のうち曲線部22にのみ設けられている。すなわち、曲線部22にはフィラメントが設けられている一方で、直線部24にはフィラメントが設けられていない。複数のフィラメントは、曲線部22の略全体にわたって点在している。

0022

これらのフィラメントは、歯周ポケット内に入り込んで、食べ滓や歯垢を掻き出す役割を担っている。各フィラメントの太さは、例えば、1.0〜5.0mil(1mil=0.0254mm)程度である。ブラシ部30の材料としては、例えばナイロンを用いることができる。

0023

図3は、芯部20の延在方向からブラシ部30を見た図である。同図からわかるように、複数のフィラメントは、芯部20から放射状に広がっている。

0024

歯周ポケット清掃用ブラシ1の効果を説明する。歯周ポケット清掃用ブラシ1においては、芯部20から延びる複数のフィラメントによってブラシ部30が構成されている。そして、芯部20は、曲線部22を有している。すなわち、芯部20の少なくとも一部が曲線状をしている。この場合、芯部20の全体が直線状をしている場合に比して、柄部10を持つ角度を変えても歯周ポケット内にフィラメントの先端を入れやすい。このように柄部10を持つ角度についての自由度が高まることにより、歯周ポケット清掃用ブラシ1の使い勝手が向上する。したがって、使い勝手の良い歯周ポケット清掃用ブラシ1が実現されている。

0025

敷衍すると、歯周ポケット内にフィラメントの先端を入れやすくするには、芯部20の延在方向が清掃対象部位に対して平行になるような角度で柄部10を持つ必要がある。この点、仮に芯部20の全体が直線状をしている場合、芯部20の延在方向は一定であるため、特定の角度で柄部10を持たないと、歯周ポケット内にフィラメントの先端を入れにくくなってしまう。これに対し、芯部20が曲線部22を有する場合、芯部20の延在方向は、曲線部22において連続的に変化する。換言すれば、芯部20の延在方向には、一定の幅がある。そのため、一定の範囲内で柄部10を持つ角度を変えても、芯部20の延在方向が清掃対象部位に対して平行な状態を維持することができる。したがって、柄部10を持つ角度を変えても歯周ポケット内にフィラメントの先端を入れやすい。

0026

ところで、歯周ポケットの清掃は、歯ブラシを用いても行うことができる。しかし、歯ブラシは、歯を磨くことを主目的としたものであるため、そのブラシ部も歯を磨くことを想定して設計されている。そのため、清掃時、歯ブラシのブラシ部を歯周ポケット内に入れると、違和感や痛みを感じることも少なくない。このように歯ブラシは、歯周ポケットの清掃には適していない。この点、歯周ポケット清掃用ブラシ1は、歯周ポケットの清掃に特化されているため、ブラシ部30も歯周ポケットの清掃に適した仕様にすることができる。例えば、ブラシ部30を構成するフィラメントを一般的な歯ブラシのフィラメントよりも、柔らかくしたり、密に配設したりすることにより、歯周ポケットの清掃時の違和感や痛みを緩和することができる。

0027

柄部10を持つ角度についての自由度を高めるには、曲線部22の長さが大きい方が有利である。かかる観点から、曲線部22の長さは、芯部20の全体の長さの50%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましい。

0028

芯部20は、曲線部22に加えて、直線部24を有している。このように芯部20が曲線部22及び直線部24の双方からなる場合、曲線部22のみからなる場合に比して、芯部20の設計自由度を高めることができる。

0029

芯部20の根元20aは、直線部24を構成している。芯部20の根元20aは、柄部10に対して連結される部分である。かかる連結部分が直線状である場合、曲線状である場合に比して、芯部20に対して柄部10を連結しやすくなる。このため、歯周ポケット清掃用ブラシ1の製造が容易になる。

0030

曲線部22は、延長線L1の一方の側に存在し、かつ下に凸な曲線を描く曲線部221を含んでいる。この場合、曲線部221の内側が清掃対象部位に対向することになる。これにより、清掃対象部位の曲面と曲線部221が描く曲線とは同一の側に膨らんだ形状となるため、清掃対象部位に対してブラシ部30(特に曲線部221に設けられたフィラメントからなる部分)をフィットさせやすくなる。

0031

曲線部221の先端は、自由端である。これにより、曲線部221の先端を歯間に挿入することが可能となる。このように曲線部221の先端を歯間に挿入することにより、歯の表面又は裏面にある歯周ポケット(歯面歯周ポケット)と、歯間にある歯周ポケット(歯間歯周ポケット)とを同時に清掃することができる。

0032

曲線部22は、延長線L1の他方の側に存在し、かつ下に凸な曲線を描く曲線部222を含んでいる。この場合、曲線部222の内側が清掃対象部位に対向することになる。これにより、清掃対象部位の曲面と曲線部222が描く曲線とは同一の側に膨らんだ形状となるため、清掃対象部位に対してブラシ部30(特に曲線部222に設けられたフィラメントからなる部分)をフィットさせやすくなる。

0033

曲線部222の先端は、自由端である。これにより、曲線部222の先端を歯間に挿入することが可能となる。このように曲線部222の先端を歯間に挿入することにより、歯面歯周ポケットと歯間歯周ポケットとを同時に清掃することができる。

0034

また、曲線部221及び曲線部222の双方の先端が自由端であるため、これらの先端を2か所の歯間に同時に挿入することが可能となる。これにより、歯面歯周ポケットと2か所の歯間歯周ポケットとを同時に清掃することができる。

0035

芯部の最大幅が3mm以上6mm以下である場合、曲線部221及び曲線部222の先端を1本の歯の両側の歯間に同時に挿入しやすい。このように曲線部221及び曲線部222の先端を1本の歯の両側の歯間に同時に挿入することにより、1本の歯の歯面歯周ポケットと両側の歯間歯周ポケットとを同時に清掃することができる。

0036

曲線部221及び曲線部222は、連続する1本の曲線を描いている。これにより、広範囲の清掃対象部位を同時に清掃することができる。

0037

曲線部221及び曲線部222によって描かれる曲線は、延長線L1について線対称である。これにより、芯部20の幾何学的対称性が高くなる。このように芯部20の対称性を高めることにより、芯部20ひいては歯周ポケット清掃用ブラシ1の美観を向上させることができる。

0038

曲線部22が弾性変形可能である場合、曲線部22を清掃対象部位に押し当てたときに、当該部位の形状に合わせて曲線部22を変形させることができる。これにより、清掃対象部位に対してブラシ部30を一層フィットさせやすくなる。
(第2実施形態)

0039

図4は、本発明による歯周ポケット清掃用ブラシの第2実施形態を示す正面図である。歯周ポケット清掃用ブラシ2は、歯周ポケットの清掃に用いられるブラシであって、柄部10、芯部20、及びブラシ部30を備えている。柄部10及びブラシ部30の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。

0040

芯部20は、曲線部22及び直線部24を有している。曲線部22は、曲線部221及び曲線部222に加えて、曲線部223(第3の曲線部)を含んでいる。曲線部223は、上に凸な曲線を描いている。すなわち、曲線部223の全体が、上方に膨らんだ曲線を描いている。曲線部223の一端は、曲線部221に接続されている。また、曲線部223の他端は、曲線部222に接続されている。具体的には、曲線部223は、一端が曲線部221の先端に接続されるとともに、他端が曲線部222の先端に接続されている。それゆえ、本実施形態において曲線部221の先端及び曲線部222の先端は、何れも自由端ではない。

0041

曲線部221、曲線部222及び曲線部223は、1本の閉じた曲線を描いている。曲線部221、曲線部222及び曲線部223によって描かれる曲線は、延長線L1について線対称である。当該曲線は、楕円形状をしている。芯部20は、曲線部221、曲線部222及び曲線部223のみからなっている。本実施形態において芯部20は、先端を有していない。芯部20のその他の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。

0042

歯周ポケット清掃用ブラシ2の効果を説明する。曲線部22は、上に凸な曲線を描く曲線部223を含んでいる。この場合、曲線部223の外側が清掃対象部位に対向することになる。すなわち、清掃対象部位の膨らんだ側と曲線部223の膨らんだ側とが対向することになる。これにより、柄部10を持つ角度を大きく変えても歯周ポケット内にフィラメントの先端を入れやすい。このため、柄部10を持つ角度についての自由度を一層高めることができる。

0043

曲線部223は、一端が曲線部221に接続されるとともに、他端が曲線部222に接続されている。これにより、曲線部22の少なくとも一部が環状になる。かかる環状部を清掃対象部位に押し当てた場合、クッション効果が得られるため、歯茎を傷めにくくなる。特に曲線部22が弾性変形可能であれば、かかるクッション効果を高めることができる。

0044

曲線部223は、一端が曲線部221の先端に接続されるとともに、他端が曲線部222の先端に接続されている。これにより、曲線部22の全体が環状になるため、曲線部22のどの部分を清掃対象部位に押し当てても、上述のクッション効果を得ることができる。

0045

曲線部221、曲線部222及び曲線部223によって描かれる曲線は、延長線L1について線対称である。これにより、芯部20の幾何学的対称性が高くなる。このように芯部20の対称性を高めることにより、芯部20ひいては歯周ポケット清掃用ブラシ2の美観を向上させることができる。歯周ポケット清掃用ブラシ2のその他の効果は、歯周ポケット清掃用ブラシ1と同様である。
(第3実施形態)

0046

図5は、本発明による歯周ポケット清掃用ブラシの第3実施形態を示す正面図である。歯周ポケット清掃用ブラシ3は、歯周ポケットの清掃に用いられるブラシであって、柄部10、芯部20、及びブラシ部30を備えている。柄部10及びブラシ部30の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。

0047

芯部20は、曲線部22及び直線部24を有している。曲線部22は、曲線部221、曲線部222及び曲線部223を含んでいる。本実施形態において曲線部223は、一端が曲線部221の中間に接続されるとともに、他端が曲線部222の中間に接続されている。ここで、曲線部221の中間とは、曲線部221の先端又は後端以外の部分をいう。曲線部222の中間についても同様である。曲線部221の先端及び曲線部222の先端は、自由端である。曲線部221の先端及び曲線部222の先端は、芯部20の先端20bに一致する。曲線部221、曲線部222及び曲線部223によって描かれる曲線は、延長線L1について線対称である。芯部20のその他の構成は、第2実施形態で説明したとおりである。

0048

歯周ポケット清掃用ブラシ3の効果を説明する。曲線部223は、一端が曲線部221の中間に接続されるとともに、他端が曲線部222の中間に接続されている。この場合、曲線部22の一部に環状部を形成しつつ、各曲線部221,222の先端を自由端にすることができる。これにより、環状部を歯面歯周ポケットに押し当てるのと同時に、各曲線部221,222の先端を歯間に挿入することができる。このため、環状部によるクッション効果を享受しつつ、広範囲の清掃対象部位を同時に清掃することができる。歯周ポケット清掃用ブラシ3のその他の効果は、歯周ポケット清掃用ブラシ2と同様である。

0049

本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、芯部20が曲線部22及び直線部24によって構成された場合を例示した。しかし、芯部20は、曲線部22のみによって構成されてもよい。

0050

上記実施形態においては、曲線部22が曲線部221及び曲線部222からなる場合、又は曲線部22が曲線部221、曲線部222及び曲線部223からなる場合を例示した。しかし、曲線部22は、図6に示すように、曲線部221のみからなっていてもよい。同図において曲線部221の先端は、自由端である。同様に、曲線部22は、曲線部222のみからなっていてもよい。あるいは、曲線部22は、図7及び図8に示すように、曲線部223のみからなっていてもよい。図7においては、曲線部223が延長線L1の両側(第1及び第2の側)に跨って存在している。他方、図8においては、曲線部223が延長線L1の一方の側にのみ存在している。

0051

上記実施形態においては、柄部10の全体が一直線状をしている場合を例示した。しかし、柄部10は、図9及び図10に示すように、先端10aの近傍が屈曲していてもよい。図9においては、先端10aの近傍が90°に近い角度で屈曲しており、柄部10の全体がL字状になっている。この場合、奥歯の周囲の歯周ポケットを清掃しやすくなる。他方、図10においては、先端10aの近傍が180°に近い角度で屈曲しており、柄部10の全体がJ字状になっている。この場合、歯の裏面にある歯周ポケットを清掃しやすくなる。なお、図10には、横から見た芯部20が描かれている。

0052

1歯周ポケット清掃用ブラシ
2 歯周ポケット清掃用ブラシ
3 歯周ポケット清掃用ブラシ
10柄部
10a 先端
20 芯部
20a根元
20b 先端
22曲線部
221 曲線部(第1の曲線部)
222 曲線部(第2の曲線部)
223 曲線部(第3の曲線部)
24 直線部
30ブラシ部

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