図面 (/)

技術 医療用椅子装置

出願人 株式会社オカムラ静岡県
発明者 辛島隆井上暁楠原正俊遠藤久美
出願日 2015年11月9日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-219937
公開日 2017年5月25日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-086434
状態 特許登録済
技術分野 看護設備、治療台 椅子の脚、座部、背もたれ及び付属物
主要キーワード 着座モード 椅子装置 横臥姿勢 立ち座り動作 ベッドモード 立ち座り リクライニング椅子 輸液スタンド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年5月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

立ち座り動作における負担が少ない医療用椅子装置を提供すること。

解決手段

座体4と、座体4と隣接する側板9と、座体4に対して傾動可能な下腿受け部6と、座体4の後側に配置された背凭れ5とを備え、下腿受け部6は、下腿受け部6が座体4から前方へと延びるレッグアップ位置P2と、下腿受け部6の基端部から先端部に向かうに従って、下腿受け面6cが前側から後ろ側に向かうように傾斜し、側面視して側板9の輪郭の内側に下腿受け部6が格納される格納位置P1との間で傾動可能であり、側板9は、側面視して、格納位置P1に下腿受け部6が格納された状態における下腿受け面6cに略倣って座体4の座面8に対して傾斜する前辺部9bを有する。

概要

背景

従来、着座者姿勢着座姿勢から横臥姿勢まで様々な姿勢に変化させることができる椅子装置が知られている。たとえば特許文献1には、着座者の脚を支えフレーム前下がりとなる着座モード、又はこのフレームが略水平となるベッドモードとなるように変形可能な多目的チェアが開示されている。

概要

立ち座り動作における負担が少ない医療用椅子装置を提供すること。座体4と、座体4と隣接する側板9と、座体4に対して傾動可能な下腿受け部6と、座体4の後側に配置された背凭れ5とを備え、下腿受け部6は、下腿受け部6が座体4から前方へと延びるレッグアップ位置P2と、下腿受け部6の基端部から先端部に向かうに従って、下腿受け面6cが前側から後ろ側に向かうように傾斜し、側面視して側板9の輪郭の内側に下腿受け部6が格納される格納位置P1との間で傾動可能であり、側板9は、側面視して、格納位置P1に下腿受け部6が格納された状態における下腿受け面6cに略倣って座体4の座面8に対して傾斜する前辺部9bを有する。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、立ち座り動作における負担が少ない医療用椅子装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

座面を有する座体と、前記座面に対して略垂直な板状をなして前記座体と隣接する側板と、前記座体の前側に配置され、利用者下腿を支持する下腿受け面を有し、前記座体側の基端部に設けられた回転軸回り傾動可能に設けられた下腿受け部と、前記座体の後側に配置された背凭れと、を備え、前記下腿受け部は、前記下腿受け面が前記座体から前方へと延びるレッグアップ位置と、前記基端部から先端部に向かうに従って、前記下腿受け面が前側から後ろ側に向かうように傾斜し、側面視して前記側板の輪郭の内側に前記下腿受け部が格納される格納位置と、の間で傾動可能であり、前記側板は、側面視して、前記格納位置に前記下腿受け部が格納された状態における前記下腿受け面に略倣って前記座面に対して傾斜する前辺部を有する医療用椅子装置。

請求項2

前記側板を、前記座体を間に挟んで互いに離間して複数備える、請求項1に記載の医療用椅子装置。

請求項3

前記下腿受け部は、前記回転軸回りに前記レッグアップ位置から下方へ90°を超えて傾動可能である、請求項1または2に記載の医療用椅子装置。

技術分野

0001

本発明は、医療用椅子装置に関する。

背景技術

0002

従来、着座者姿勢着座姿勢から横臥姿勢まで様々な姿勢に変化させることができる椅子装置が知られている。たとえば特許文献1には、着座者の脚を支えフレーム前下がりとなる着座モード、又はこのフレームが略水平となるベッドモードとなるように変形可能な多目的チェアが開示されている。

先行技術

0003

特開2003−93189号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に開示された多目的チェアは、着座モードにおいて着座者の脚が前下方に向かうように脚を支持するので、多目的チェアに座っている着座者が前方へ立ち上がる際の重心移動が大きく、また、多目的チェアの前方から着座しようとすると多目的チェアに倒れ込むような動作となってしまう。このため、特許文献1に開示された多目的チェアは、多目的チェアの座面の横側に向いて立ち座りするなどの配慮が必要である。

0005

ところで、医療用の椅子装置に着座した患者医療機器等が装着されて治療等の処置が行われる場合がある。この場合、処置に要する時間が長時間に亘ると、医療機器等を装着したまま着座者(患者)が一旦離席する必要が生じることがある。たとえば点滴を受けている最中に着座者が離席する場合、特許文献1に開示された多目的チェアでは、輸液キットチューブが引っかかったり輸液スタンドぶつかったりしないように注意しなければならないので、着座や起立の動作が煩雑となり、負担が大きい。

0006

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、立ち座り動作における負担が少ない医療用椅子装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一態様は、座面を有する座体と、前記座面に対して略垂直な板状をなして前記座体と隣接する側板と、前記座体の前側に配置され、利用者下腿を支持する下腿受け面を有し、前記座体側の基端部に設けられた回転軸回り傾動可能に設けられた下腿受け部と、前記座体の後側に配置された背凭れと、を備え、前記下腿受け部は、前記下腿受け面が前記座体から前方へと延びるレッグアップ位置と、前記基端部から先端部に向かうに従って、前記下腿受け面が前側から後ろ側に向かうように傾斜し、側面視して前記側板の輪郭の内側に前記下腿受け部が格納される格納位置と、の間で傾動可能であり、前記側板は、側面視して、前記格納位置に前記下腿受け部が格納された状態における前記下腿受け面に略倣って前記座面に対して傾斜する前辺部を有する医療用椅子装置である。

0008

上記態様の医療用椅子装置において、下腿受け部が格納位置に格納されている状態で、下腿受け面の前方に、着座者の入り込む空間が生じる。このため、上記態様の医療用椅子装置によれば、医療用椅子装置から着座者が起立しようとするときの重心移動量が少なくて済み、着座者の着座時及び起立時の動作における負担が少ない。

0009

また、前記側板を、前記座体を間に挟んで互いに離間して複数備えてもよい。
この場合、医療用椅子装置の座面の左右のどちらに輸液スタンド及び輸液キットが配置されていても、輸液キットのチューブや輸液スタンドの脚が下腿受け部に干渉しにくくなるように、輸液キットのチューブや輸液スタンドの脚を複数の側板によって保護することができる。

0010

また、前記下腿受け部は、前記回転軸回りに前記レッグアップ位置から下方へ90°を超えて傾動可能であってもよい。
この場合、着座者のの真下より後方に踵を入れる空間が生じるように下腿受け部が格納されるので、着座及び起立がしやすい。

発明の効果

0011

本発明の医療用椅子装置によれば、下腿受け部を格納位置に格納することができるので、立ち座り動作における負担が少ない。

図面の簡単な説明

0012

本発明の一実施形態の医療用椅子装置の斜視図である。
同椅子装置の側面図である。
同椅子装置の正面図である。
同椅子装置の下腿受け部及び背凭れの動作を説明するための図である。

実施例

0013

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後、左右及び上下の向きは、椅子の座体上で背凭れに背を向けて着座した着座者から見た向きを基準とする。

0014

図1は、本実施形態の医療用椅子装置の斜視図である。図2は、椅子装置の側面図である。図3は、椅子装置の正面図である。図4は、椅子装置の下腿受け部及び背凭れの動作を説明するための図である。
図1に示す本実施形態の椅子装置1は、例えば医療用あるいは介護用に用いられるリクライニング椅子であり、長時間着座使用する際にも着座者が様々な姿勢を取ることができるように、例えば電動により着座者が椅子各部の姿勢及び位置等を任意に調整可能とされる。

0015

図1から図3までに示すように、椅子装置1は、床面F(図2参照)上に設置される枠状のベースフレーム2と、ベースフレーム2に昇降可能に支持される椅子本体3と、を備える。椅子本体3は、座体4、背凭れ5、下腿受け部6及び左右肘置き7を備えている。

0016

座体4は、平面視矩形状の略水平な座面8(上面)を形成する。座体4の左右側方には、左右側板9(第一側板91,第二側板92)が配置される。これら左右側板9の上辺部の間に座体4が配置される。左右側板9は、座面8に対して略垂直な板状をなしている。また、左右側板9の上辺9aは、側面視で、座面8よりも下方に位置している。また、左右側板9の前方側に位置する前辺部9bは、側面視で、上方へ行くに従って前方に行くように前傾している。左右側板9における前傾した前辺部9bの間には、格納位置にある下腿受け部6が配置される。座体4、左右側板9及び下腿受け部6は、ボックス状機構収容部10を形成する。機構収容部10の内部には、椅子本体3を昇降させる昇降装置、背凭れ5をリクライニングさせるリクライニング機構等の各種駆動機構が収容される(何れも不図示)。

0017

左右側板9の外側には、左右肘置き7の支持板11が重なるように配置される。支持板11における下辺部11cは、側面視で略水平に形成されている。また、支持板11における前辺部11bは、側面視で、下方から上方へ行くに従って前方に行くように前傾している。さらに、支持板11における後辺部11dは、側面視で、下方から上方へ行くに従って後方へ行くように後傾している。支持板11の上辺部11aには、略水平な肘置き本体12が支持される。

0018

左右肘置き7の肘置き本体12には、着座者のを置くことができる。また、左右肘置き7は、肘置き本体12を昇降動作させることができるように、例えば背凭れ5のリクライニング動作連動して昇降可能となっている(図4参照)。

0019

図3及び図4に示すように、下腿受け部6は、着座者の脚を載せるための下腿受け面6cを有している。下腿受け部6は、座体4の前下方で左右側板9の前辺部9b間に挟まれる格納位置P1と、座体4の前方で略水平に配置されるレッグアップ位置P2と、の間で傾動可能とされる。下腿受け部6は、機構収容部10の前部に支持され、機構収容部10内の駆動機構の作動により、格納位置P1とレッグアップ位置P2との間で傾動可能である。本実施形態では、下腿受け部6は、レッグアップ位置P2から格納位置P1まで、下腿受け部6と座体4との隣接部を軸として90°を超えて傾動可能である。下腿受け部6の格納位置に下腿受け部6が格納されている状態では、下腿受け部6の下端6aが下腿受け部6の上端6b(下腿受け部6と座体4との隣接部)よりも後方(背凭れ5側)に位置するように、下腿受け部6が座面8に対して傾斜して格納されている。下腿受け部6の下端6aが下腿受け部6の上端6bよりも後方に位置するように下腿受け部6が格納可能であることにより、座体4の前下方に、着座者の踵を入れる空間A1(図2参照)を生じさせることができる。その結果、下腿受け部6が格納位置に格納された状態では、着座者が着座及び起立する際の重心移動が少なくて済むので、座りやすく、立ちやすい。

0020

また、下腿受け部6が格納位置にあるときに、下腿受け部6は左右側板9によって挟まれているので、下腿受け部6と左右側板9との間には、物が挟まりにくい。たとえば、本実施形態の椅子装置1の使用時に椅子装置1とともに使用される輸液セットのチューブ20は、着座者が輸液スタンド21を持って起立する際に下腿受け部6の近傍まで引き寄せられる。このとき、左右側板9が設けられていることにより、チューブ20が下腿受け部6に接触しないので、輸液スタンド21を着座者が持って起立する過程でチューブ20が下腿受け部6に引っかかることがない。

0021

なお、下腿受け面6cが左右側板9の間に完全に格納されることは必須ではない。すなわち、下腿受け部6は、格納位置P1にあるときに、左右側板9の側面視における輪郭の内側且つ座体4の下部に少なくとも一部が入り込むように格納される。たとえば、下腿受け部6が格納位置にある状態において、下腿受け面6cの反対側の裏面6dが側面視で左右側板9の前辺部9bよりも後方に位置していればよい。

0022

図4に示すように、背凭れ5は、座体4を間に挟んで下腿受け部6と反対側に配置されている。背凭れ5は、座体4の後上方で起立する起立位置図2参照)と、座体4の後方で略水平に配置されるリクライニング位置図4参照)と、の間で傾動可能とされる。背凭れ5は、機構収容部10の後部に支持され、機構収容部10内のリクライニング機構の作動により、前記起立位置とリクライニング位置との間で傾動可能である。

0023

背凭れ5は、着座者の背を支持する背凭れ面13(前面)よりも上方に延出し、背凭れ面13の上方にヘッドレスト14を一体形成する。ヘッドレスト14の前面は頭部支持面16とされ、この頭部支持面16の直前位置が着座者の頭部位置とされる。本実施形態において、ヘッドレスト14は背凭れ5の一部(上部)であるともいえる。なお、頭部支持面16に別途クッションを設置してもよい。

0024

ヘッドレスト14の左右側部には、前方かつ左右外側に向けて起立する左右一対の側方遮蔽部15が一体形成される。これにより、着座者の頭部側方の視界が適度に遮られるとともに、同方向からの視線が適度に遮られる。左右の側方遮蔽部15には、頭部位置に向けて音声を発するスピーカが内蔵される。

0025

本実施形態の椅子装置1の作用について説明する。
椅子装置1は、背凭れ5を起立位置とし、下腿受け部6を格納位置とすることで、椅子としての態様となる(図2参照)。このとき、肘置き7は上昇位置にあり、この肘置き7上には、着座姿勢にある着座者の肘及び前腕が載置され、化学療法等の医療行為が継続可能とされる。
また、椅子装置1は、背凭れ5をリクライニング位置とし、下腿受け部6をレッグアップ位置とすることで、座体4、背凭れ5及び下腿受け部6を略水平に連ねたベッドとしての態様となる(図4参照)。このとき、肘置き7は下降位置にあり、この肘置き7上には、横臥姿勢にある着座者の肘及び前腕が載置され、リクライニング前の医療行為が継続可能とされる。

0026

このように、椅子装置1は、着座者の姿勢を着座姿勢から横臥姿勢まで様々な姿勢に変化させることができる。なお、背凭れ5、下腿受け部6及び肘置き7は、個々に任意の位置調整を可能としてもよいが、着座者に化学療法等の医療行為が施される場合、背凭れ5のリクライニングと肘置き7の昇降とは連動して行われてもよい。

0027

また、化学療法等の医療行為は長時間に亘ることもあり、椅子装置1から着座者が離れる必要が生じることもある。この場合、図2に示すように、椅子装置1における背凭れ5を起立位置とし、下腿受け部6を格納位置とすることで、着座者は、椅子装置1から容易に起立し、前方へ移動することができる。また、例えば椅子装置1に着座している着座者が輸液を行っている最中に椅子装置1から離れる場合、着座者が輸液スタンド21を持って輸液スタンド21とともに移動する場合がある。この場合、本実施形態では、輸液スタンド21に取り付けられた輸液セットのチューブ20は、左右側板9には接触するが、下腿受け部6には接触しない。このため、下腿受け部6が傾斜して格納位置に格納された状態で輸液スタンド21を着座者が前方に移動させる過程で、下腿受け部6にチューブ20が引っかかることがない。

0028

以上に説明したように、本実施形態の椅子装置1によれば、着座者が椅子装置1から立ち上がって前方へ移動することが容易である。また、本実施形態の椅子装置1によれば、着座者が椅子装置1の前方へ移動する過程で輸液セットのチューブ20が下腿受け部6に引っかかることがないので、輸液中の針が意図せずに抜けてしまうなどの不具合が起こりにくい。

0029

また、本実施形態の椅子装置1の左右側板9の前辺部9bが、上方へ行くに従って前方へ行くように前傾しているので、左右側板9の上部に輸液スタンド21がぶつからないように輸液スタンド21を移動させれば、輸液スタンド21を着座者の側に引き寄せた場合でも輸液スタンド21の脚が椅子装置1に衝突しにくい。

0030

以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、椅子装置1は、格納あるいは移動可能なテーブルを有していてもよい。

0031

1椅子装置
2ベースフレーム
3椅子本体
4座体
6下腿受け部
6c 下腿受け面
8 座面
9左右側板
9b側板の前辺部
10機構収容部
11 支持板
12肘置き本体
13背凭れ面
14ヘッドレスト
15側方遮蔽部
16頭部支持面
20チューブ
21 輸液スタンド

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ