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技術 パネル取付機器

出願人 富士電機機器制御株式会社
発明者 齊藤眞一
出願日 2015年10月26日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-209979
公開日 2017年5月18日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-082853
状態 特許登録済
技術分野 スイッチのケース,表示,鎖錠 押釦スイッチ スナップ・バヨネット・止めピン・止め輪
主要キーワード 環状取付部材 円環状板 自由高さ 液密封止 締付荷重 環状枠 各軸方向溝 締付ねじ
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この項目の情報は公開日時点(2017年5月18日)のものです。
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図面 (9)

課題

取付パネルの厚みにかかわらず、取付作業を短時間で行なうことが可能なパネル取付機器を提供する。

解決手段

頭部11とパネル30に形成された挿入孔31への挿入に適した頭部より小断面積の挿入胴部12とを一体に形成した機器本体13と、パネルの挿入孔から突出する挿入胴部の外周に配置される軸方向に伸縮する弾性部材19と、この弾性部材のパネルとは反対側に当接し、弾性部材を収縮させた状態で挿入胴部の外周に形成された係合部16a,16bに係合する環状取付部材20とを備えている。

概要

背景

この種のパネル取付機器としては、例えば特許文献1に記載されている操作スイッチの取付け装置が提案されている。
この操作スイッチの取付け装置は、捻回操作される操作部と、この操作部の背面側に連結されたフランジ部及び外周にねじの切られた筒状部とを備えた操作スイッチの操作部本体を、取付パネル円形取付孔パネルの表面側から挿入し、取付パネルの裏面側から筒状部に締付ナットをねじ込み、操作スイッチの操作部本体を取付パネルに締め付けて結合するようにしている。

概要

取付パネルの厚みにかかわらず、取付作業を短時間で行なうことが可能なパネル取付機器を提供する。頭部11とパネル30に形成された挿入孔31への挿入に適した頭部より小断面積の挿入胴部12とを一体に形成した機器本体13と、パネルの挿入孔から突出する挿入胴部の外周に配置される軸方向に伸縮する弾性部材19と、この弾性部材のパネルとは反対側に当接し、弾性部材を収縮させた状態で挿入胴部の外周に形成された係合部16a,16bに係合する環状取付部材20とを備えている。

目的

本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、取付パネルの厚みにかかわらず、取付作業を短時間で行なうことが可能なパネル取付機器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

頭部とパネルに形成された挿入孔への挿入に適した前記頭部より小断面積の挿入部とを一体に形成した機器本体と、前記パネルの挿入孔から突出する前記挿入部の外周に配置される軸方向に伸縮する弾性部材と、該弾性部材の前記パネルとは反対側に当接し、当該弾性部材を収縮させた状態で前記挿入部の外周に形成された係合部に係合する環状取付部材とを備えたことを特徴とするパネル取付機器

請求項2

前記挿入部に形成された係合部は、挿入部の外周面に軸方向に形成された軸方向溝部と、該軸方向溝部から円周方向に延長する係止溝部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル取付機器。

請求項3

前記係合部は、係止溝部が軸方向に複数平行に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパネル取付機器。

請求項4

前記係止溝部は、前記軸方向溝部とは反対側の終端部に前記頭部とは反対側の側縁連接する係止凹部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のパネル取付機器。

請求項5

前記環状取付部材は、外周面側に形成された前記弾性部材の端部を受ける環状受け部と、内周面側に内方に突出形成された前記係合部に係合する係合突起とを備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のパネル取付機器。

請求項6

前記弾性部材は、断面矩形異形コイルばねで構成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のパネル取付機器。

請求項7

前記弾性部材は、一端が前記環状取付部材に固定されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のパネル取付機器。

請求項8

前記機器本体は、操作スイッチ及び表示灯の一方を内装していることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のパネル取付機器。

技術分野

0001

本発明は、パネルに取り付ける操作スイッチや表示灯などのパネル取付機器に関する。

背景技術

0002

この種のパネル取付機器としては、例えば特許文献1に記載されている操作スイッチの取付け装置が提案されている。
この操作スイッチの取付け装置は、捻回操作される操作部と、この操作部の背面側に連結されたフランジ部及び外周にねじの切られた筒状部とを備えた操作スイッチの操作部本体を、取付パネル円形取付孔にパネルの表面側から挿入し、取付パネルの裏面側から筒状部に締付ナットをねじ込み、操作スイッチの操作部本体を取付パネルに締め付けて結合するようにしている。

先行技術

0003

特開2008−108537号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上記特許文献1に記載されている操作スイッチの取付け装置にあっては、取付パネルの取付孔に表面側から操作スイッチの操作部本体の筒状部を挿入した状態で、取付パネルの裏面側から締付ナットを筒状部にねじ込んで、操作部本体を取付パネルに締め付けて固定するようにしている。
この場合、操作部本体を取付ける取付パネルの厚みが一定であるときには、筒状部に形成する雄ねじ部の軸方向長さを取付パネルの厚みより締付ナット分長くすることにより、締付ナットの締付けに要する回転数を少なくして取付パネルに対する操作部本体の取付作業を短時間で終了させることは可能である。

0005

しかしながら、実際上は、取付パネルの厚みが例えば1mm〜6mmの範囲で変化するので、筒状部に形成する雄ねじ部の軸方向長さを取付パネルの最大厚みに適した長さとする必要がある。
このため、操作部本体を最大厚みの取付パネルに取り付ける場合には、取り付け時間が短くて済むが、最大厚みの取付パネルより薄い厚みの取付パネルに操作部本体を取付ける場合には、取付パネルの厚みが薄くなればなる程締付ナットの回転数が増加することにより、操作部本体の取付パネルへの取付作業時間が長くなってしまうという未解決の課題がある。

0006

そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、取付パネルの厚みにかかわらず、取付作業を短時間で行なうことが可能なパネル取付機器を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、本発明に係るパネル取付機器の一態様は、頭部とパネルに形成された挿入孔への挿入に適した頭部より小断面積の挿入胴部とを一体に形成した機器本体と、パネルの挿入孔から突出する挿入胴部の外周に配置される軸方向に伸縮する弾性部材と、この弾性部材のパネルとは反対側に当接し、弾性部材を収縮させた状態で挿入胴部の外周に形成された係合部に係合する環状取付部材とを備えている。

発明の効果

0008

本発明の一態様によれば、パネル取付機器のパネルへの取付け作業をパネルの厚みにかかわらず短時間で行なうことができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明に係るパネル取付機器の第1の実施形態を示す分解斜視図である。
機器本体の挿入部をパネルの挿入孔に挿入した状態と環状取付部材との装着関係を示す斜視図である。
環状取付部材の裏面側を示す斜視図である。
環状取付部材を示す断面図である。
パネル取付機器を薄いパネルに取り付けた状態を示す要部を断面とした側面図である。
パネル取付機器を厚いパネルに取り付けた状態を示す要部を断面とした側面図である。
本発明に係るパネル取付機器を表示灯とした場合の第2の実施形態を示すパネル取付状態の断面図である。
図7の表示灯の側面図である。

実施例

0010

次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。

0011

本発明の第1の実施の形態をパネル取付機器の一つである操作スイッチについて説明する。
操作スイッチ10は、図1に示すように、円錐台形状を有する頭部11と、この頭部11の大径側断面積に対して小さい断面積円筒状の筒状胴部12とが一体に形成された機器本体13を有する。
頭部11には、小径側端面の中央部に軸方向に進退可能な押しボタンスイッチの操作部14が配置されている。

0012

一方、筒状胴部12には、操作スイッチ部(図示せず)が内装され、この操作スイッチ部と操作部14とが機械的に連結されている。この筒状胴部12は、取付パネル30の円形の挿入孔31への挿入に適する外径の第1円筒部12aと、この第1円筒部12aより小径の第2円筒部12bとで構成されている。そして、第1円筒部12aが頭部11と連結されている。
第1円筒部12aは、その外周面に軸方向に延長する軸方向溝15が例えば90度間隔で4本形成されている。各軸方向溝15には、図1及び図2に示すように、時計方向壁面に連接されて円周方向に延長する例えば2本の係止溝部16a及び16bが軸方向に所定間隔を保ち、且つ終端部が隣接する軸方向溝15に達することがないように形成されている。各係止溝部16a及び16bには、終端部に、頭部とは反対側の側縁に連接する係止凹部17が形成されている。

0013

第1円筒部12aには、後述するように機器本体13を取付パネル30に取り付ける際に、頭部11と取付パネル30の挿入孔31との間を液密封止する円環状のパッキン18が装着される。また、第1円筒部12aには、機器本体13の筒状胴部12を取付パネル30に固定する際に、取付パネル30に形成された挿入孔31に正面側から筒状胴部12を挿入して取付パネル30の裏面側に突出した位置に、弾性部材19及び環状取付部材20が取付けられる。
弾性部材19は、図4及び図5に示すように、第1円筒部12aの外周面に装着するに適した内径を有する断面矩形異形コイルばねで構成されている。

0014

環状取付部材20は、図3及び図4で特に明らかなように、平坦円環状板部20aと、この円環状板部20aの外周縁に軸方向に延長して形成された円環状の外周フランジ部20bと、円環状板部20aの内周縁に形成された外周フランジ部20bと同一方向に突出し、且つ先端が内方に延長する係合突起20cとで構成されている。
そして、環状取付部材20の円環状板部20aと外周フランジ部20bと係合突起20cとで囲まれる領域が弾性部材19の一端を受ける環状受け部20dとされている。この環状受け部20dの円環状板部20aに弾性部材19の端部が例えばスポット溶接によって固定されている。なお、円環状板部20aの半径方向の中央部を通る円上に、係合突起20c間の中央位置に例えば円筒状の締付レンチ等の工具を装着する工具装着孔20eが形成されている。

0015

ここで、環状取付部材20は、係合突起20cを係止する機器本体13の第1円筒部12aに形成した係止溝部16a及び16bを、取付パネル30の板厚を考慮して、弾性部材19が自由高さとならず且つ最大圧縮高さ未満とならないように決定する。すなわち、弾性部材19が許容荷重時高さを維持するように係合突起20cを係止する係止溝部16a及び16bの何れかを決定する。この場合の弾性部材19の許容荷重は、種々の厚みの取付パネル30に機器本体13を取り付けた際にガタつきを生じることがない接触圧が得られる圧縮荷重に設定されている。

0016

また、第2円筒部12bには、機器本体13を取付パネル30に固定した状態で、接点ユニット21が例えばスナップフィット接合等の接合手段で装着される。
そして、パネル取付機器としての操作スイッチ10を取付ける取付パネル30としては、図1図2図5及び図6に示すように、厚みが例えば1mm以上で、例えば6mm以下の範囲で異なる厚みに設定された複数種類の取付パネルが取付対象とされている。この、取付パネル30は、平坦な板状に形成され、操作スイッチ10の取付位置に、操作スイッチ10の第1円筒部12aを挿入することができる内径を有する円形の挿入孔31が形成されている。

0017

次に、操作スイッチ10を取付パネル30に取り付けるパネル取付機器の取付方法について説明する。
先ず、取付パネル30の操作スイッチ10を取付ける取付位置に、操作スイッチ10の機器本体13の第1円筒部12aの外径より大きく頭部11の第1円筒部12a側外径より小さい円形の挿入孔31を形成しておく。
このとき、取付パネル30が、図5に示すように、厚みが例えば1mmである薄板である場合には、操作スイッチ10の第1円筒部12aにパッキン18を頭部11の底面に接触するように装着した状態で、取付パネル30の正面側から第2円筒部12b及び第1円筒部12aの順に挿入孔31に挿入し、パッキン18を頭部11及び取付パネル30の挿入孔31の周囲の板部間に接触させる。
この状態では、操作スイッチ10の第1円筒部12a及び第2円筒部12bが、図2及び図5に示すように、取付パネル30の裏面側に突出した状態となり、第1円筒部12aの係止溝部16a及び16bの双方が露出した状態となる。

0018

次いで、環状取付部材20の弾性部材19を取り付けていない裏面を締付レンチ(図示せず)に保持した状態で、弾性部材19を第1円筒部12aの外周側に位置させるとともに、環状取付部材20の係合突起20cの先端をそれぞれ機器本体13の第1円筒部14aに形成した軸方向溝部15に係合させる。次いで、環状取付部材20を、弾性部材19を圧縮しながら取付パネル30の裏面側へ移動させる。
そして、係合突起20cが係止溝部16bを通り過ぎて係止溝部16aに係合する位置に達したときに、締付レンチを時計方向に回動させて係合突起20cを係止溝部16aに係合させ、そのまま係合突起20cが係止溝部16aの終端に到達するまで回動させる。

0019

係合突起20cが係止溝部16aの終端に到達したときに、締付レンチを取付パネル30とは反対方向に移動させる。これにより、締付レンチが環状取付部材20から離脱するとともに、環状取付部材20の係合突起20cが弾性部材19の弾発力によって係止凹部17に係止され、環状取付部材20の軸方向及び円周方向への移動が阻止されて機器本体13が取付パネル30に固定される。
この状態で、取付パネル30に固定された機器本体13の第2円筒部12bに接点ユニット21をスナップフィット接合することにより、第2円筒部12bに接点ユニット21が装着されて操作スイッチ10の取付パネル30への取付けが完了する。

0020

一方、操作スイッチ10を厚みが厚い取付パネル30へ取付ける場合には、上記と同様に、機器本体13の第1円筒部12aにパッキン18を装着してから第1円筒部12a及び第2円筒部12bを取付パネル30の挿入孔31に正面側から挿入する。
このとき、取付パネル30の厚みが厚いので、図6に示すように、機器本体13の頭部11をパッキンを介して取付パネル30に押し付けた状態で、第1円筒部12aの係止溝部16aは取付パネル30内に位置し、係止溝部16bのみが露出することになる。
このため、環状取付部材20を締付レンチ(図示せず)に保持した状態で、弾性部材19を第1円筒部12aの外周側に位置させるとともに、環状取付部材20の係合突起20cの先端をそれぞれ機器本体13の第1円筒部14aに形成した軸方向溝部15に係合させる。次いで、環状取付部材20を、弾性部材19を圧縮しながら取付パネル30の裏面側へ移動させる。

0021

そして、係合突起20cが係止溝部16bに係合する位置に達したときに、締付レンチを時計方向に回動させて係合突起20cを係止溝部16bに係合させ、そのまま係合突起20cが係止溝部16bの終端に到達するまで回動させる。
係合突起20cが係止溝部16bの終端に到達したときに、締付レンチを取付パネル30とは反対方向に移動させる。これにより、締付レンチが環状取付部材20から離脱するとともに、環状取付部材20の係合突起20cが弾性部材19の弾発力によって係止凹部17に係止され、環状取付部材20の軸方向及び円周方向への移動が阻止されて機器本体13が取付パネル30に固定される。

0022

この状態で、取付パネル30に固定された機器本体13の第2円筒部12bに接点ユニット21をスナップフィット接合することにより、第2円筒部12bに接点ユニット21が装着されて操作スイッチ10の取付パネル30への取付けが完了する。
このように、上記第1の実施形態によると、取付パネル30の厚みが薄い場合でも厚い場合でも機器本体13を取付パネル30の挿入孔31に第1円筒部12a及び第2円筒部12bを挿入して、これら第1円筒部12a及び第2円筒部12bを取付パネル30の裏面側に突出させる挿入工程と、環状取付部材20の係合突起20cを第1円筒部12aの軸方向溝部15に係合させて弾性部材19を圧縮しながら係合突起20cを係止溝部16a及び16bの何れかに係止するように時計方向に回動させる押圧固定工程とを行なうだけの簡単な操作で機器本体13を取付パネル30に取付けることができる。

0023

このため、取付パネル30の厚みにかかわらず略一定の短時間で取付パネル30への機器本体13の取付けを行なうことができる。しかも、環状取付部材20の回転範囲が第1円筒部12aに形成した複数の軸方向溝間回転角より小さいので、従来例のように締付ねじを適用する場合に比較して小さな回転角で機器本体13を取付パネル30に固定することができる。
さらに、機器本体13を取付パネル30に取付けた状態で、弾性部材19の圧縮荷重によって機器本体13の頭部11と取付パネル30間に装着したパッキン18を締付けることができるので、パッキン18の締付荷重を一定とすることができ、必要な液密性を確保することができる。

0024

また、弾性部材19が断面矩形の異形コイルばねで構成されているので、少ない圧縮高さで機器本体13を取付パネル30にガタなく保持するに必要な圧縮荷重を得ることができるとともに、環状取付部材20へのスポット溶接等による固定が容易となる。
なお、上記第1の実施形態においては、操作スイッチとして、押しボタン形操作スイッチを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、操作部14を捻回させることにより、オンオフを行なう捻回形操作スイッチに本発明を適用することができる。

0025

次に、本発明に係るパネル取付機器を表示灯とした場合の第2の実施形態を図7について説明する。
この第2の実施形態では、パネル取付機器の機器本体内表示器を内装して表示灯を構成している。
表示灯40は、図7及び図8に示すように、頭部41と、これに連結する頭部41に比較して小断面積の筒状胴部42とを一体化した機器本体43を備えている。
機器本体43は、例えば合成樹脂製の円筒体44を有する。この円筒体44は、一端側(図7で見て右端側)から第1小径円筒部44a、この第1小径円筒部44aより外径が大きい第2小径円筒部44b、この第2小径円筒部44bより外径が大きい円環状の取付フランジ部44c及び外径が第1小径円筒部44a及び第2小径円筒部44bの中間寸法に形成された第3小径円筒部44dが一体に構成されている。

0026

先端の第3小径円筒部44dに外周面に雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部に半球状のカバーレンズ48がねじ込まれて固定されている。また、取付フランジ部44cの外周面には雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部に、カバーレンズ48aの開放端側外周を覆う環状枠48bがねじ込まれて固定されている。これら、第3小径円筒部44d、取付フランジ部44c、カバーレンズ48a及び環状枠48bで頭部41が構成されている。
円筒体44の第2小径円筒部44bには、図8に示すように、外周面に第1小径円筒部44a側から軸方向に延長する軸方向溝部45が円周方向に90度の間隔で4本形成されている。各軸方向溝45には、図8に示すように、時計方向壁面に連接されて円周方向に延長する例えば2本の係止溝部46a及び46bが軸方向に所定間隔を保ち、且つ終端部が隣接する軸方向溝45に達することがないように形成されている。各係止溝部46a及び46bには、終端部に、頭部41とは反対側の側縁に連接する係止凹部47が形成されている。

0027

第2小径円筒部44bには、後述するように機器本体43を取付パネル30に取り付ける際に、取付フランジ部44cと取付パネル30の挿入孔31との間を液密封止する円環状のパッキン49が装着される。また、第2小径円筒部44bには、機器本体43の筒状胴部42を取付パネル30に固定する際に、取付パネル30に形成された挿入孔31に正面側から筒状胴部42を挿入して取付パネル30の裏面側に突出した位置に、弾性部材19及び環状取付部材20が取付けられる。
これら弾性部材19及び環状取付部材20は、前述した第1実施形態の弾性部材19及び環状取付部材20と同様の構成を有し、図7において図4との対応部分には同一符号を付し、詳細説明はこれを省略する。
また、円筒体44の内部には、中央部にカバーレンズ48aに対向するランプ50を保持したソケット51が嵌合されている。

0028

次に、図7を伴って、上記第2の実施形態の表示灯40を例えば厚みが薄い取付パネル30に取付ける場合の取付方法を説明する。
先ず、機器本体43の第2小径円筒部44bに取付フランジ部44cに接触するようにパッキン49を挿入する。次いで、取付パネル30に形成された挿入孔31内に取付パネル30の正面側から機器本体43の円筒体44の第1小径円筒部44a、第2小径円筒部44bをその順に挿入して、取付フランジ部44cと取付パネル30との間にパッキン49を介在させる。

0029

この状態では、取付パネル30の厚みが薄いので、図7及び図8に示すように、第2小径円筒部44bの外周面に形成した係止溝部46a及び46bの双方が取付パネル30の裏面に露出している。
このため、前述した第1の実施形態と同様に、環状取付部材20の弾性部材19を取り付けていない裏面を締付レンチ(図示せず)に保持した状態で、弾性部材19を第2小径円筒部44bの外周側に位置させるとともに、環状取付部材20の係合突起20cの先端をそれぞれ機器本体43の第2小径円筒部44bに形成した軸方向溝部45に係合させる。次いで、環状取付部材20を、弾性部材19を圧縮しながら取付パネル30の裏面側へ移動させる。

0030

そして、係合突起20cが係止溝部46bを通り過ぎて係止溝部46aに係合する位置に達したときに、締付レンチを時計方向に回動させて係合突起20cを係止溝部46aに係合させ、そのまま係合突起20cが係止溝部46aの終端に到達するまで回動させる。
係合突起20cが係止溝部46aの終端に到達したときに、締付レンチを取付パネル30とは反対方向に移動させる。これにより、締付レンチが環状取付部材20から離脱するとともに、環状取付部材20の係合突起20cが弾性部材19の弾発力によって係止凹部47に係止され、環状取付部材20の軸方向及び円周方向への移動が阻止されて機器本体13が取付パネル30に固定される。

0031

この状態で、取付パネル30に固定された機器本体43の円筒体44の第1小径円筒部44aにランプ50を保持したソケット51を挿入してスナップフィット接合等の接合手段で固定することにより、表示灯40の取付パネル30への取付けが完了する。
また、図示を省略するが、表示灯40を厚みが厚い取付パネル30に取付ける場合は、前述した第1の実施形態と同様に、第2小径円筒部44bの外周面に形成された係止溝部46aが取付パネル30内に位置するが、係止溝部46bが取付パネル30の裏面側から突出するので、この係止溝部46bに環状取付部材20の係合突起20cを係止させてから時計方向に回動させて係止凹部47に係止させることにより、表示灯40を厚みが厚い取付パネル30に取付けることができる。

0032

したがって、第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態と同様に、取付パネル30の厚みが薄い場合でも厚い場合でも機器本体43を取付パネル30の挿入孔31に第1小径円筒部44a及び第2小径円筒部44bを挿入して、これら第1小径円筒部44a及び第2小径円筒部44bを取付パネル30の裏面側に突出させる挿入工程と、環状取付部材20の係合突起20cを第2小径円筒部44bの軸方向溝部45に係合させて弾性部材19を圧縮しながら係合突起20cを係止溝部46a及び46bの何れかに係止するように時計方向に回動させる押圧固定工程とを行なうだけの簡単な操作で機器本体43を取付パネル30に取付けることができる。

0033

このため、取付パネル30の厚みにかかわらず略一定の短時間で取付パネル30への機器本体43の取付けを行なうことができる。しかも、環状取付部材20の回転範囲が第2小径円筒部44bに形成した複数の軸方向溝間の回転角より小さいので、従来例のように締付ねじを適用する場合に比較して小さな回転角で機器本体43を取付パネル30に固定することができる。
さらに、機器本体43を取付パネル30に取付けた状態で、弾性部材19の圧縮荷重によって機器本体43の頭部41と取付パネル30間に装着したパッキン49を締付けることができるので、パッキン49の締付荷重を一定とすることができ、必要な液密性を確保することができる。

0034

また、弾性部材19が断面矩形の異形コイルばねで構成されているので、少ない圧縮高さで機器本体43を取付パネル30にガタなく保持するに必要な圧縮荷重を得ることができるとともに、環状取付部材20へのスポット溶接等による固定が容易となる。
なお、上記第1及び第2の実施形態では、取付パネル30に形成した挿入孔31が円形である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、取付パネル30に方形の挿入孔を形成し、機器本体13の第1円筒部12a及び機器本体43の第2小径円筒部44bの頭部側に方形の挿入孔に挿入可能な取付パネル30の最小厚みに対応する方形胴部を形成するようにしてもよい。この場合には、パネル取付機器の取付方向を揃えることができるとともに、取付パネル30に対する回転を防止することができる。

0035

また、上記第1及び第2の実施形態では、第1円筒部12a及び第2小径円筒部44bに形成した軸方向溝部15及び45が円周方向に4本である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、軸方向溝部15及び45は2本以上形成すればよいものである。
また、上記第1及び第2の実施形態では、係止溝部16a,16b及び46a,46bを2本形成する場合について説明したが、許容圧縮高さが高い弾性部材19を使用することにより、係止溝部を1本とすることができ、また、取付パネル30の厚みがより厚い場合には、係止溝部3本以上形成するようにしてもよい。

0036

また、上記第1及び第2の実施形態では、係止溝部16a,16b及び46a,46bを軸方向溝部15及び45から時計方向に延長させた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、軸方向溝部15及び45から反時計方向に延長させるようにしても良く、さらには係止溝部16a,16b及び46a,46bを軸方向溝部15及び45から円周方向に離れるにしたがって頭部11及び41から離れる螺旋状に形成するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、筒状胴部に軸方向溝部及び係止溝部を形成し、環状取付部材20に係合突起20cを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、筒状胴部に係合突起を形成し、環状取付部材20に軸方向溝部及び係止溝部を形成するようにしてもよい。

0037

また、上記第1及び第2の実施形態では、本発明を取付パネルに取り付ける操作スイッチ及び表示灯に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、非常停止用押しボタンスイッチ、セレクタスイッチ多方向スイッチブザー等の他のパネル取付機器に本発明を適用することができる。

0038

10…操作スイッチ、11…頭部、12…筒状胴部、12a…第1円筒部、12b…第2円筒部、13…機器本体、14…操作部、15…軸方向溝部、16a,16b…係止溝部、17…係止凹部、18…パッキン、19…弾性部材、20…環状取付部材、20a…円環状板部、20b…外周フランジ部、20c…係合突起、20d…環状受け部、20e…工具装着孔、21…接点ユニット、30…取付パネル、31…挿入孔、40…表示灯、41…頭部、42…筒状胴部、43…機器本体、44…円筒体、44a…第1小径円筒部、44b…第2小径円筒部、44c…取付フランジ部、44d…第3小径円筒部、45…軸方向溝部、46a,46b…係止溝部、47…係止凹部、48a…カバーレンズ、48b…環状枠、49…パッキン、50…ランプ、51…ソケット

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