図面 (/)

技術 壁紙糊付巻き取り機

出願人 極東産機株式会社
発明者 八幡陽介若林雅俊
出願日 2015年10月27日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-210688
公開日 2017年5月18日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-081680
状態 特許登録済
技術分野 ウェブの巻取り
主要キーワード ピストンシリンダー機構 下方レバー 割り込みスイッチ 上方レバー 下方フレーム 切り売り 巻き取り原反 巻き取り芯
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年5月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロール中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができ、塗布したが壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがない壁紙糊付巻取り機を提供する。

解決手段

フィルムBを糊付面に貼り付けた状態で、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取るための壁紙糊付巻き取り機10(100)であって、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部(アシストベルト74、82、回転ローラー86a、88a、90a)を有する巻き取りアシスト装置60を備えている。

概要

背景

従来より、内装施工において、壁紙施工については、新築リフォームなどの場合に、専門の内装施工業者が、施工現場に専用の壁紙糊付機を持ち込んで、壁紙糊付機を用いて壁紙の裏面に糊付けをして、施工する場合が多い。

しかしながら、昨今、DIYがブームとなっており、例えば、ホームセンター、DIYショップインターネットショップなどにおいて、壁紙販売コーナーを設けて、何種類かの壁紙の販売や、壁紙施工に必要な工具パテなどの壁紙施工に必要な副資材の販売も行われている。

ところで、このような、従来、ホームセンター、DIYショップ、インターネットショップなどで販売されている壁紙は、壁紙の裏面である糊付面が、水で活性化するというタイプの再湿性の壁紙や、ステッカーシールのように糊付面に貼着した離型紙を剥がして、シール面を貼り付けるタイプの壁紙などが多かった。

しかしながら、これらのタイプの壁紙は、一度貼付した後に、もう一度剥がして位置をずらしたりすることがほとんどできないタイプの壁紙である。

従って、これらのタイプの壁紙を用いる場合には、壁紙の位置合わせが非常に難しく、慎重位置決めして、気を使いながら、シワなども発生しないように施工しなければならず、施工性が悪いものであった。

これに対して、内装施工業者が使用している澱粉糊は、施工途中で何度か貼り直しをしたり、一度貼り付けてもすぐに剥がして貼付位置を変えたりすることができるので、施工性が良好である。このため、ホームセンター、DIYショップなどの店頭でも、このような澱粉糊を壁紙に塗布して販売することが行われている。

例えば、5m、10mなどの所定の長さの壁紙に澱粉糊を塗布して、糊付面にカットテープ貼付けと、糊面全体に対して乾燥防止用フィルムを貼り、それを真空パックした状態で箱入りにして販売したりされている。

また、店頭において壁紙の見本帳を置き、購入者希望する壁紙を選んでもらい、長さや枚数について注文を受け、この注文を1カ所の糊付作業場に集約して糊付を行って、購入者の自宅宅配便などで配送するという販売が行われている。しかしながら、宅配便での配送では、購入者の手元には数日してから届くため、購入者にとっては不便であった。

このため、最近では、郊外などに敷地面積の大きなホームセンター、DIYショップが建てられ、そのような大型店舗では、数十種類から百種類程度の壁紙を展示して、購入者の要望に応じて切り売りしている。すなわち、購入者の要望があれば、店頭で購入者が選んだ壁紙に、糊付料金を追加徴収して糊を塗布することが行われている。

このように、店頭で購入された壁紙に糊を塗布するために、内装施工業者が使用する壁紙糊付機が使用されたりしている。すなわち、店内で切り売りした壁紙に糊を塗布し、必要に応じ長さ方向に切断し、糊の塗布された面同士を合わせるように折りたたみ、袋に入れて購入者に渡されている。

しかしながら、このような袋は、必ずしも密閉されているわけではないため、壁紙の端部から乾燥していくために、壁紙はその日のうちに使用する必要があった。

このため、糊の付いた壁紙を、数日から一週間程度保管を可能にするには、糊付面全面に対して、乾燥防止用フィルムを貼り、密閉した袋に入れることが必要であり、顧客のニーズ応えるため、図7に示したような構造の壁紙糊付巻取り機200を使用しているホームセンターなどがある。

すなわち、図7に示したように、従来の壁紙糊付巻き取り機200は、壁紙Aの糊付面に乾燥防止用フィルムBを貼着した状態で、壁紙Aをロール形状に巻き取るためのものである。

図7に示したように、壁紙糊付巻き取り機200は、底部に移動用キャスター202が設けられた架台フレーム204を備えている。そして、この架台フレーム204の略中央部分の中央フレーム206に、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構造を備えた壁紙糊付機本体208が、載置するように設けられている。

一方、架台フレーム204の壁紙糊付機本体208の後方側の後方フレーム210の上部には、壁紙Aの壁紙原反ロール212が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。
なお、図7に示したように、異なる径の芯棒を使用して壁紙原反ロール212を、点線二点鎖線で示したように、2カ所のうちいずれかに設置することができるように構成されている。

また、架台フレーム204の壁紙糊付機本体208の前方側下方フレーム211に、乾燥防止用フィルムBの乾燥防止用フィルム原反ロール213が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

また、架台フレーム204の壁紙糊付機本体208の下方の下方フレーム215に、カットテープCのカットテープ原反ロール220が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

なお、カットテープCは、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様に、壁紙Aの左右の端部に貼り付けすることができるように、架台フレーム204の下方フレーム215の両側に、それぞれ設けられている構成となっている。

また、架台フレーム204の前方側の前方フレーム222の上部には、巻き取り装置224が設けられている。

この巻き取り装置224は、後述するように、壁紙糊付巻き取り機200の壁紙糊付機本体208を通過することによって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された壁紙Aを、手動または自動で、巻き取るように構成されている。なお、図7では、手動ハンドルHを示している。

また、壁紙糊付機本体208は、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構成となっており、図7に示したように、上部が開放した状態の略箱体形状本体フレーム226を備えている。

この本体フレーム226は、図7に示したように、上部フレーム228と、下部フレーム230とから構成されている。そして、上部フレーム228の上部には、左右方向に離間して配置された一対の把手221を備えている。

この把手221を把持して操作することによって、後述するように、壁紙Aを壁紙糊付機本体208に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム230に対して、図示しないピボット軸回動中心として、図7の矢印及び2点鎖線で示したように、開閉可能なように構成されている。

なお、図7に示したように、上部フレーム228と、下部フレーム230には、上部フレーム228を下部フレーム230に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具232が設けられている。

壁紙原反ロール212から送り出された壁紙Aは、案内ローラー214を介して、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送される。

また、送り出しローラー216は、下部フレーム230の左右の側板部に回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。

そして、壁紙Aの裏面Dが、送り出しローラー216に当接するとともに、検尺ローラー218が、壁紙Aの表面Eに当接して、送り出しローラー216により搬送される壁紙Aに従動して回転するように構成されている。

このように、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、図7に示したように、壁紙Aの裏面Dに対して、糊を塗布する糊付装置231に搬送される。

この糊付装置231では、壁紙Aの表面Eが、ハイテンションローラー234に当接するように壁紙Aが通過するとともに、壁紙Aの裏面Dが、糊付ローラー236と接触するように構成されている。

また、図7に示したように、糊付ローラー236と接触するように、糊付ローラー236の下方側に、糊上ローラー238が設けられており、糊収容タンク糊箱)225に収容した糊を糊上ローラー238から、糊付ローラー236に転写するように構成されている。
なお、糊収容タンク(糊箱)225は、図7の二点鎖線で示したように、糊収容タンク225内に収容する糊の補充や洗浄するために、糊収容タンク225が前方側にスライドして脱着できるように構成されている。

また、糊付ローラー236の上流側には、糊付ローラー236と当接するように、ドクターローラー240が設けられている。このドクターローラー240と糊付ローラー236との間の距離を調整することによって、糊付ローラー236から、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。

さらに、糊付ローラー236の下流側には、押えローラー242が設けられており、押えローラー242が、壁紙Aの表面Eと当接するように構成されている。

また、押えローラー242の下流側には、壁紙Aの裏面Dと当接するナラシローラー244が設けられている。

このように構成される糊付装置231では、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、ハイテンションローラー234と押えローラー242によって、糊付ローラー236に対して、所定のテンションで接触するように構成されている。

そして、糊収容タンク(糊箱)225に収容した糊が、糊上ローラー238から、糊付ローラー236に転写される。この際、ドクターローラー240により、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。

そして、図7に示したように、糊付ローラー236によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、乾燥防止用フィルム原反ロール213から繰り出された乾燥防止用フィルムBが、ナラシローラー244の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着されるように供給される。

また、これと同時に、カットテープ原反ロール220から繰り出されたカットテープCが、ナラシローラー244の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に、壁紙Aの左右の端部のいずれか一方又は両端に貼着されるように供給される。

このように、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された後、ナラシローラー244によって、均一の厚さになるように処理される。

そして、ナラシローラー244によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Aは、壁紙糊付機本体208から排出された後、巻き取り装置224によって、手動または自動で、巻き取られるように構成されている。

ところで、このような従来の壁紙糊付巻き取り機200では、壁紙Aの壁紙原反ロール212が、架台フレーム204の後方側の後方フレーム210の上部のセットする位置が高い位置にある。

このため、10kg〜20kg程度の重量がある壁紙原反ロール212を、機械の背面側からセットしなければならず、例えば、ホームセンターなどにおいて、特に女性が操作するには、作業性が悪かった。

また、従来の壁紙糊付巻き取り機200では、壁紙原反ロール212をセットする側が壁紙糊付巻き取り機200の背面側(すなわち、架台フレーム204の後方側、図7の右側)である。一方、製品巻き取り側である、巻き取り装置224が、壁紙糊付巻き取り機200の正面側(すなわち、架台フレーム204の前方側、図7の左側)である。

このため、従来の壁紙糊付巻き取り機200では、糊付作業や巻取作業が、作業面や設置スペース上非効率的な配置であった。

さらに、従来の壁紙糊付巻き取り機200では、糊を塗布した糊付け面が下向きのため、糊付作業をしている作業者からは、糊の塗布具合やカットテープCの付き位置の具合、また、乾燥防止用フィルムBが、気泡が入らずに密着して貼れているかどうかなどの確認ができなかった。

また、従来の壁紙糊付巻き取り機200では、所定の長さに壁紙Aの裏面Dに糊付けし、乾燥防止用フィルムB、カットテープCの貼付をして巻取した際に、切断するためのガイドなどが特に設けられていない。このため、巻き取り装置224と壁紙糊付機本体208の間で適当に切断するしかなく、壁紙Aや乾燥防止用フィルムBに対して直角にまっすぐ切断することができなかった。

このため、図8に示したように、本出願人は、特許文献1(特許第4321771号公報)において、このような従来の壁紙糊付巻き取り機200における課題を解決した壁紙糊付巻き取り機300を提案した。

すなわち、図8に示したように、特許文献1の壁紙糊付巻き取り機300は、底部に移動用キャスター302が設けられた架台フレーム304を備えている。そして、この架台フレーム304の略中央部分の中央フレーム306に、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構造を備えた壁紙糊付機本体308が、載置するように設けられている。

一方、架台フレーム304の前方側の前方フレーム310の下方、すなわち、壁紙糊付機本体308よりも下方の位置に、壁紙Aの壁紙原反ロール312が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

また、図8に示したように、架台フレーム304の壁紙糊付機本体308の後方側の後方フレーム311に、壁紙糊付機本体308よりも下方の位置に、乾燥防止用フィルムBの乾燥防止用フィルム原反ロール313が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

また、架台フレーム304の壁紙糊付機本体308の下方の下方フレーム315に、カットテープCのカットテープ原反ロール320が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

なお、カットテープCは、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様に、壁紙Aの左右の端部に貼り付けすることができるように、架台フレーム304の下方フレーム315の両側に、それぞれ設けられている構成となっている。

また、架台フレーム304の前方側の前方フレーム310の上部には、巻き取り装置324が設けられている。

この巻き取り装置324は、後述するように、壁紙糊付巻き取り機300の壁紙糊付機本体308を通過することによって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された壁紙Aを、手動または自動で、巻き取るように構成されている。なお、図8、図9では、手動ハンドルHを示している。

なお、壁紙糊付機本体308は、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構成となっており、図8に示したように、上部が開放した状態の略箱体形状の本体フレーム326を備えている。

この本体フレーム326は、図8に示したように、上部フレーム328と、下部フレーム330とから構成されている。そして、上部フレーム328の上部には、左右方向に離間して配置された一対の図示しない把手を備えている。

この把手を把持して操作することによって、後述するように、壁紙Aを壁紙糊付機本体308に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム330に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図8の矢印で示したように、開閉可能なように構成されている。

なお、図8に示したように、上部フレーム328と、下部フレーム330には、上部フレーム328を下部フレーム330に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具332が設けられている。

壁紙原反ロール312から送り出された壁紙Aは、案内ローラー314を介して、送り出しローラー316と、検尺ローラー318との間に挟持されるように搬送される。

また、送り出しローラー316は、下部フレーム330の左右の側板部に回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。

そして、壁紙Aの裏面Dが、送り出しローラー316に当接するとともに、検尺ローラー318が、壁紙Aの表面Eに当接して、送り出しローラー316により搬送される壁紙Aに従動して回転するように構成されている。

このように、送り出しローラー316と、検尺ローラー318との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、図8に示したように、壁紙Aの裏面Dに対して、糊を塗布する糊付装置331に搬送される。

この糊付装置331では、壁紙Aの表面Eが、ハイテンションローラー334に当接するように壁紙Aが通過するとともに、壁紙Aの裏面Dが、糊付ローラー336と接触するように構成されている。

また、図8に示したように、糊付ローラー336と接触するように、糊付ローラー336の下方側に、糊上ローラー338が設けられており、糊収容タンク(糊箱)325に収容した糊を糊上ローラー338から、糊付ローラー336に転写するように構成されている。

また、糊付ローラー336の上流側には、糊付ローラー336と当接するように、ドクターローラー340が設けられている。このドクターローラー340と糊付ローラー336との間の距離を調整することによって、糊付ローラー336から、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。

さらに、糊付ローラー336の下流側には、押えローラー342が設けられており、押えローラー342が、壁紙Aの表面Eと当接するように構成されている。

また、押えローラー342の下流側には、壁紙Aの裏面Dと当接するナラシローラー344が設けられている。

さらに、図8に示したように、ナラシローラー344の右側には、第1のテーブル346が設けられている。第1のテーブル346は、壁紙糊付機本体308の両側において、テーブルフレーム346aが設けられ、これらのテーブルフレーム346aに、テーブル346bが、脱着自在に設けられている。

また、図8に示したように、検尺ローラー318から糊付ローラー336に至る経路の上方には、第2のテーブル348が設けられている。

さらに、図8に示したように、壁紙糊付巻き取り機300には、制御ボックス352が設けられており、糊付長さや枚数などの各種の設定や、運転・停止・寸動割り込みスイッチなどの各操作ができるスイッチが適宜設けられている。

また、フットスイッチ354が設けられ、フットスイッチ354を作動させると、壁紙糊付機本体308の停止が行われるように設定されている。

このように、制御ボックス352の停止スイッチとは別に、フットスイッチ354が併設されており、フットスイッチ354を踏むことにより、任意位置ですばやく機械を停止させることができるように構成されている。

なお、このフットスイッチ354を踏むたびに、停止と運転とを繰り返す作動をするようにしても構わない。

このように構成される糊付装置331では、概略、以下のように、操作して作動されるようになっている。

先ず、図9に示したように、乾燥防止用フィルムBとカットテープCを、ナラシローラー344に巻くようにして、壁紙糊付機本体308から引き出し、引き出した先端をテープなどで、第1のテーブル346に貼り付けておく。

この際、乾燥防止用フィルムBの先端を、第2のテーブル348の左側にあるステー350まで引き出してから、第1のテーブル346の側へ折り返すように載置しておく。

次に、上部フレーム328の係止具332(パチン錠)を開放して、上部フレーム328を上方に開き、制御ボックス352に設けられている割り込みスイッチ(図示せず)を押し、設定されている一定糊付速度で壁紙糊付機本体308を作動させる。

このように、壁紙糊付機本体308を作動させた状態で、壁紙Aを壁紙原反ロール312から引き出し、図8、図9に示したような経路を通して、糊付ローラー336に壁紙Aの先端を貼り付けるように置く。

そして、送り出しローラー316と、検尺ローラー318との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、ハイテンションローラー334と押えローラー342によって、糊付ローラー336に対して、所定のテンションで接触するように構成されている。

そして、糊収容タンク(糊箱)325に収容した糊が、糊上ローラー338から、糊付ローラー336に転写される。この際、ドクターローラー340により、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。

図8に示したように、糊付ローラー336によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、壁紙Aがナラシローラー344側へ搬送される。壁紙Aの先端を指で持ち、壁紙Aの先端がナラシローラー344を過ぎる位置くらいで、フットスイッチ354を作動させて、壁紙糊付機本体308の作動を停止させる。この位置で、壁紙Aの先端を、乾燥防止用フィルムBへ貼り付ける。

これにより、壁紙Aの先端に対して、乾燥防止用フィルムBが、約20cm程度長くなった状態で貼り付けられ、カットテープCが、壁紙Aの両端の適切な位置へ貼り付いた状態となる。

ここで、第1のテーブル346にテープなどで貼り付けられた乾燥防止用フィルムBとカットテープCは外しておく。

そして、上部フレーム328を閉じて、係止具332(パチン錠)で固定し、制御ボックス352の入力装置であるテンキー(図示せず)を使用して、顧客の所望の長さを入力して、スタートスイッチ(図示せず)で糊付作業を開始する。

図8に示したように、糊付ローラー336によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、乾燥防止用フィルム原反ロール313から繰り出された乾燥防止用フィルムBが、ナラシローラー344の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着されるように供給される。

また、これと同時に、カットテープ原反ロール320から繰り出されたカットテープCが、ナラシローラー344の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に、壁紙Aの左右の端部に貼着されるように供給される。

このように、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された後、ナラシローラー344によって、均一の厚さになるように処理される。

そして、ナラシローラー344によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Aは、壁紙糊付機本体308から排出された後、巻き取り装置324によって、手動または自動で、巻き取られるように構成されている。

なお、この際、購入者が所望する長さ分糊付けされたとき、壁紙糊付機本体308が停止する。ここで作業者は、カッターなどで壁紙切断位置Xにおいて壁紙Aを切断する。

そして、壁紙Aの切断後、割り込みスイッチなどを押して、壁紙Aの後端が巻き取り装置324に巻き取られるまで、壁紙糊付機本体308を作動させ、巻取りが完了した時に、フットスイッチ354などによって、壁紙糊付機本体308の作動を停止させる。

この状態で、作業者が、カッターなどで、第2のテーブル348のステー350の側端部を、乾燥防止用フィルムBの切断ガイドとして用いて、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを切断する。そして、乾燥防止用フィルムBの後端を、テープ止めなどして1本のロール状に梱包する。それと同時に、切断されたもう一方の乾燥防止用フィルムBの先端側をカットテープCとともに、再び、第1のテーブル346へテープなどで仮止めする。

以上で、一つの壁紙Aの付作業は完了となり、あとは、この手順を繰り返して、必要な枚数分、糊付作業を行うように構成されている。

これにより、糊付作業者は、ホームセンターなどの店内において、糊付されているかどうか、カットテープCが所定の位置にうまくついているのかどうか、さらに、乾燥防止用フィルムBが気泡を噛むことなく、壁紙Aの糊付面にうまく貼り付いた状態になっているかどうかの確認をしながら、糊付巻取作業が可能となる。

そのため、店内において作業する人が、経験の浅いパートの人でも、安心して糊付作業ができるようになる。

また、次の糊付作業のために、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCの少なくともいずれかを、第1のテーブル346に仮止めしておくことで、糊付作業前に乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを、その都度所定の経路を通るようにセットする手間を省くことができ、店内での糊付巻取作業を効率的に行うことができるようになる。

さらに、壁紙Aと、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを貼り付けした後に、一時停止した位置において、壁紙糊付巻き取り機300の巻き取り装置324にセットする紙管へ、巻き取る壁紙Aの先端の固定が容易にできるものである。

概要

巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができ、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがない壁紙糊付巻き取り機を提供する。フィルムBを糊付面に貼り付けた状態で、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取るための壁紙糊付巻き取り機10(100)であって、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部(アシストベルト74、82、回転ローラー86a、88a、90a)を有する巻き取りアシスト装置60を備えている。

目的

本発明は、このような現状に鑑み、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができ、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能な壁紙糊付巻き取り機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、を自動的に塗布し、壁紙の糊付面が乾燥しないように、フィルムを糊付面に貼り付けた状態で、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取るための壁紙糊付巻取り機であって、前記巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部を有する巻き取りアシスト装置を備えていることを特徴とする壁紙糊付巻き取り機。

請求項2

前記巻き取りアシスト装置が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を離接することができる離接機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の壁紙糊付巻き取り機。

請求項3

前記巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙に対して、押圧しながら従動するアシストベルトであることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の壁紙糊付巻き取り機。

請求項4

前記巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙に対して、押圧しながら従動するアシストローラーであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の壁紙糊付巻き取り機。

請求項5

前記離接機構が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を旋回するように離接することができる旋回離接機構を備えていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の壁紙糊付巻き取り機。

請求項6

前記離接機構が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を側方から離接することができる側方離接機構を備えていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の壁紙糊付巻き取り機。

請求項7

前記巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、押圧従動部に対して、一定以上の力がかかると空回りするように構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の壁紙糊付巻き取り機。

技術分野

0001

本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するためのを、自動的に塗布し、壁紙の糊付面が乾燥しないように、フィルムを糊付面に貼り付けた状態で、ロール形状に巻き取るための壁紙糊付巻取り機に関する。

背景技術

0002

従来より、内装施工において、壁紙施工については、新築リフォームなどの場合に、専門の内装施工業者が、施工現場に専用の壁紙糊付機を持ち込んで、壁紙糊付機を用いて壁紙の裏面に糊付けをして、施工する場合が多い。

0003

しかしながら、昨今、DIYがブームとなっており、例えば、ホームセンター、DIYショップインターネットショップなどにおいて、壁紙販売コーナーを設けて、何種類かの壁紙の販売や、壁紙施工に必要な工具、糊、パテなどの壁紙施工に必要な副資材の販売も行われている。

0004

ところで、このような、従来、ホームセンター、DIYショップ、インターネットショップなどで販売されている壁紙は、壁紙の裏面である糊付面が、水で活性化するというタイプの再湿性の壁紙や、ステッカーシールのように糊付面に貼着した離型紙を剥がして、シール面を貼り付けるタイプの壁紙などが多かった。

0005

しかしながら、これらのタイプの壁紙は、一度貼付した後に、もう一度剥がして位置をずらしたりすることがほとんどできないタイプの壁紙である。

0006

従って、これらのタイプの壁紙を用いる場合には、壁紙の位置合わせが非常に難しく、慎重位置決めして、気を使いながら、シワなども発生しないように施工しなければならず、施工性が悪いものであった。

0007

これに対して、内装施工業者が使用している澱粉糊は、施工途中で何度か貼り直しをしたり、一度貼り付けてもすぐに剥がして貼付位置を変えたりすることができるので、施工性が良好である。このため、ホームセンター、DIYショップなどの店頭でも、このような澱粉糊を壁紙に塗布して販売することが行われている。

0008

例えば、5m、10mなどの所定の長さの壁紙に澱粉糊を塗布して、糊付面にカットテープ貼付けと、糊面全体に対して乾燥防止用フィルムを貼り、それを真空パックした状態で箱入りにして販売したりされている。

0009

また、店頭において壁紙の見本帳を置き、購入者希望する壁紙を選んでもらい、長さや枚数について注文を受け、この注文を1カ所の糊付作業場に集約して糊付を行って、購入者の自宅宅配便などで配送するという販売が行われている。しかしながら、宅配便での配送では、購入者の手元には数日してから届くため、購入者にとっては不便であった。

0010

このため、最近では、郊外などに敷地面積の大きなホームセンター、DIYショップが建てられ、そのような大型店舗では、数十種類から百種類程度の壁紙を展示して、購入者の要望に応じて切り売りしている。すなわち、購入者の要望があれば、店頭で購入者が選んだ壁紙に、糊付料金を追加徴収して糊を塗布することが行われている。

0011

このように、店頭で購入された壁紙に糊を塗布するために、内装施工業者が使用する壁紙糊付機が使用されたりしている。すなわち、店内で切り売りした壁紙に糊を塗布し、必要に応じ長さ方向に切断し、糊の塗布された面同士を合わせるように折りたたみ、袋に入れて購入者に渡されている。

0012

しかしながら、このような袋は、必ずしも密閉されているわけではないため、壁紙の端部から乾燥していくために、壁紙はその日のうちに使用する必要があった。

0013

このため、糊の付いた壁紙を、数日から一週間程度保管を可能にするには、糊付面全面に対して、乾燥防止用フィルムを貼り、密閉した袋に入れることが必要であり、顧客のニーズ応えるため、図7に示したような構造の壁紙糊付巻き取り機200を使用しているホームセンターなどがある。

0014

すなわち、図7に示したように、従来の壁紙糊付巻き取り機200は、壁紙Aの糊付面に乾燥防止用フィルムBを貼着した状態で、壁紙Aをロール形状に巻き取るためのものである。

0015

図7に示したように、壁紙糊付巻き取り機200は、底部に移動用キャスター202が設けられた架台フレーム204を備えている。そして、この架台フレーム204の略中央部分の中央フレーム206に、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構造を備えた壁紙糊付機本体208が、載置するように設けられている。

0016

一方、架台フレーム204の壁紙糊付機本体208の後方側の後方フレーム210の上部には、壁紙Aの壁紙原反ロール212が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。
なお、図7に示したように、異なる径の芯棒を使用して壁紙原反ロール212を、点線二点鎖線で示したように、2カ所のうちいずれかに設置することができるように構成されている。

0017

また、架台フレーム204の壁紙糊付機本体208の前方側下方フレーム211に、乾燥防止用フィルムBの乾燥防止用フィルム原反ロール213が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0018

また、架台フレーム204の壁紙糊付機本体208の下方の下方フレーム215に、カットテープCのカットテープ原反ロール220が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0019

なお、カットテープCは、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様に、壁紙Aの左右の端部に貼り付けすることができるように、架台フレーム204の下方フレーム215の両側に、それぞれ設けられている構成となっている。

0020

また、架台フレーム204の前方側の前方フレーム222の上部には、巻き取り装置224が設けられている。

0021

この巻き取り装置224は、後述するように、壁紙糊付巻き取り機200の壁紙糊付機本体208を通過することによって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された壁紙Aを、手動または自動で、巻き取るように構成されている。なお、図7では、手動ハンドルHを示している。

0022

また、壁紙糊付機本体208は、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構成となっており、図7に示したように、上部が開放した状態の略箱体形状本体フレーム226を備えている。

0023

この本体フレーム226は、図7に示したように、上部フレーム228と、下部フレーム230とから構成されている。そして、上部フレーム228の上部には、左右方向に離間して配置された一対の把手221を備えている。

0024

この把手221を把持して操作することによって、後述するように、壁紙Aを壁紙糊付機本体208に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム230に対して、図示しないピボット軸回動中心として、図7の矢印及び2点鎖線で示したように、開閉可能なように構成されている。

0025

なお、図7に示したように、上部フレーム228と、下部フレーム230には、上部フレーム228を下部フレーム230に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具232が設けられている。

0026

壁紙原反ロール212から送り出された壁紙Aは、案内ローラー214を介して、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送される。

0027

また、送り出しローラー216は、下部フレーム230の左右の側板部に回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。

0028

そして、壁紙Aの裏面Dが、送り出しローラー216に当接するとともに、検尺ローラー218が、壁紙Aの表面Eに当接して、送り出しローラー216により搬送される壁紙Aに従動して回転するように構成されている。

0029

このように、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、図7に示したように、壁紙Aの裏面Dに対して、糊を塗布する糊付装置231に搬送される。

0030

この糊付装置231では、壁紙Aの表面Eが、ハイテンションローラー234に当接するように壁紙Aが通過するとともに、壁紙Aの裏面Dが、糊付ローラー236と接触するように構成されている。

0031

また、図7に示したように、糊付ローラー236と接触するように、糊付ローラー236の下方側に、糊上ローラー238が設けられており、糊収容タンク糊箱)225に収容した糊を糊上ローラー238から、糊付ローラー236に転写するように構成されている。
なお、糊収容タンク(糊箱)225は、図7の二点鎖線で示したように、糊収容タンク225内に収容する糊の補充や洗浄するために、糊収容タンク225が前方側にスライドして脱着できるように構成されている。

0032

また、糊付ローラー236の上流側には、糊付ローラー236と当接するように、ドクターローラー240が設けられている。このドクターローラー240と糊付ローラー236との間の距離を調整することによって、糊付ローラー236から、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。

0033

さらに、糊付ローラー236の下流側には、押えローラー242が設けられており、押えローラー242が、壁紙Aの表面Eと当接するように構成されている。

0034

また、押えローラー242の下流側には、壁紙Aの裏面Dと当接するナラシローラー244が設けられている。

0035

このように構成される糊付装置231では、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、ハイテンションローラー234と押えローラー242によって、糊付ローラー236に対して、所定のテンションで接触するように構成されている。

0036

そして、糊収容タンク(糊箱)225に収容した糊が、糊上ローラー238から、糊付ローラー236に転写される。この際、ドクターローラー240により、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。

0037

そして、図7に示したように、糊付ローラー236によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、乾燥防止用フィルム原反ロール213から繰り出された乾燥防止用フィルムBが、ナラシローラー244の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着されるように供給される。

0038

また、これと同時に、カットテープ原反ロール220から繰り出されたカットテープCが、ナラシローラー244の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に、壁紙Aの左右の端部のいずれか一方又は両端に貼着されるように供給される。

0039

このように、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された後、ナラシローラー244によって、均一の厚さになるように処理される。

0040

そして、ナラシローラー244によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Aは、壁紙糊付機本体208から排出された後、巻き取り装置224によって、手動または自動で、巻き取られるように構成されている。

0041

ところで、このような従来の壁紙糊付巻き取り機200では、壁紙Aの壁紙原反ロール212が、架台フレーム204の後方側の後方フレーム210の上部のセットする位置が高い位置にある。

0042

このため、10kg〜20kg程度の重量がある壁紙原反ロール212を、機械の背面側からセットしなければならず、例えば、ホームセンターなどにおいて、特に女性が操作するには、作業性が悪かった。

0043

また、従来の壁紙糊付巻き取り機200では、壁紙原反ロール212をセットする側が壁紙糊付巻き取り機200の背面側(すなわち、架台フレーム204の後方側、図7の右側)である。一方、製品巻き取り側である、巻き取り装置224が、壁紙糊付巻き取り機200の正面側(すなわち、架台フレーム204の前方側、図7の左側)である。

0044

このため、従来の壁紙糊付巻き取り機200では、糊付作業や巻取作業が、作業面や設置スペース上非効率的な配置であった。

0045

さらに、従来の壁紙糊付巻き取り機200では、糊を塗布した糊付け面が下向きのため、糊付作業をしている作業者からは、糊の塗布具合やカットテープCの付き位置の具合、また、乾燥防止用フィルムBが、気泡が入らずに密着して貼れているかどうかなどの確認ができなかった。

0046

また、従来の壁紙糊付巻き取り機200では、所定の長さに壁紙Aの裏面Dに糊付けし、乾燥防止用フィルムB、カットテープCの貼付をして巻取した際に、切断するためのガイドなどが特に設けられていない。このため、巻き取り装置224と壁紙糊付機本体208の間で適当に切断するしかなく、壁紙Aや乾燥防止用フィルムBに対して直角にまっすぐ切断することができなかった。

0047

このため、図8に示したように、本出願人は、特許文献1(特許第4321771号公報)において、このような従来の壁紙糊付巻き取り機200における課題を解決した壁紙糊付巻き取り機300を提案した。

0048

すなわち、図8に示したように、特許文献1の壁紙糊付巻き取り機300は、底部に移動用キャスター302が設けられた架台フレーム304を備えている。そして、この架台フレーム304の略中央部分の中央フレーム306に、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構造を備えた壁紙糊付機本体308が、載置するように設けられている。

0049

一方、架台フレーム304の前方側の前方フレーム310の下方、すなわち、壁紙糊付機本体308よりも下方の位置に、壁紙Aの壁紙原反ロール312が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0050

また、図8に示したように、架台フレーム304の壁紙糊付機本体308の後方側の後方フレーム311に、壁紙糊付機本体308よりも下方の位置に、乾燥防止用フィルムBの乾燥防止用フィルム原反ロール313が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0051

また、架台フレーム304の壁紙糊付機本体308の下方の下方フレーム315に、カットテープCのカットテープ原反ロール320が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0052

なお、カットテープCは、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様に、壁紙Aの左右の端部に貼り付けすることができるように、架台フレーム304の下方フレーム315の両側に、それぞれ設けられている構成となっている。

0053

また、架台フレーム304の前方側の前方フレーム310の上部には、巻き取り装置324が設けられている。

0054

この巻き取り装置324は、後述するように、壁紙糊付巻き取り機300の壁紙糊付機本体308を通過することによって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された壁紙Aを、手動または自動で、巻き取るように構成されている。なお、図8図9では、手動ハンドルHを示している。

0055

なお、壁紙糊付機本体308は、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構成となっており、図8に示したように、上部が開放した状態の略箱体形状の本体フレーム326を備えている。

0056

この本体フレーム326は、図8に示したように、上部フレーム328と、下部フレーム330とから構成されている。そして、上部フレーム328の上部には、左右方向に離間して配置された一対の図示しない把手を備えている。

0057

この把手を把持して操作することによって、後述するように、壁紙Aを壁紙糊付機本体308に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム330に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図8の矢印で示したように、開閉可能なように構成されている。

0058

なお、図8に示したように、上部フレーム328と、下部フレーム330には、上部フレーム328を下部フレーム330に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具332が設けられている。

0059

壁紙原反ロール312から送り出された壁紙Aは、案内ローラー314を介して、送り出しローラー316と、検尺ローラー318との間に挟持されるように搬送される。

0060

また、送り出しローラー316は、下部フレーム330の左右の側板部に回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。

0061

そして、壁紙Aの裏面Dが、送り出しローラー316に当接するとともに、検尺ローラー318が、壁紙Aの表面Eに当接して、送り出しローラー316により搬送される壁紙Aに従動して回転するように構成されている。

0062

このように、送り出しローラー316と、検尺ローラー318との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、図8に示したように、壁紙Aの裏面Dに対して、糊を塗布する糊付装置331に搬送される。

0063

この糊付装置331では、壁紙Aの表面Eが、ハイテンションローラー334に当接するように壁紙Aが通過するとともに、壁紙Aの裏面Dが、糊付ローラー336と接触するように構成されている。

0064

また、図8に示したように、糊付ローラー336と接触するように、糊付ローラー336の下方側に、糊上ローラー338が設けられており、糊収容タンク(糊箱)325に収容した糊を糊上ローラー338から、糊付ローラー336に転写するように構成されている。

0065

また、糊付ローラー336の上流側には、糊付ローラー336と当接するように、ドクターローラー340が設けられている。このドクターローラー340と糊付ローラー336との間の距離を調整することによって、糊付ローラー336から、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。

0066

さらに、糊付ローラー336の下流側には、押えローラー342が設けられており、押えローラー342が、壁紙Aの表面Eと当接するように構成されている。

0067

また、押えローラー342の下流側には、壁紙Aの裏面Dと当接するナラシローラー344が設けられている。

0068

さらに、図8に示したように、ナラシローラー344の右側には、第1のテーブル346が設けられている。第1のテーブル346は、壁紙糊付機本体308の両側において、テーブルフレーム346aが設けられ、これらのテーブルフレーム346aに、テーブル346bが、脱着自在に設けられている。

0069

また、図8に示したように、検尺ローラー318から糊付ローラー336に至る経路の上方には、第2のテーブル348が設けられている。

0070

さらに、図8に示したように、壁紙糊付巻き取り機300には、制御ボックス352が設けられており、糊付長さや枚数などの各種の設定や、運転・停止・寸動割り込みスイッチなどの各操作ができるスイッチが適宜設けられている。

0071

また、フットスイッチ354が設けられ、フットスイッチ354を作動させると、壁紙糊付機本体308の停止が行われるように設定されている。

0072

このように、制御ボックス352の停止スイッチとは別に、フットスイッチ354が併設されており、フットスイッチ354を踏むことにより、任意位置ですばやく機械を停止させることができるように構成されている。

0073

なお、このフットスイッチ354を踏むたびに、停止と運転とを繰り返す作動をするようにしても構わない。

0074

このように構成される糊付装置331では、概略、以下のように、操作して作動されるようになっている。

0075

先ず、図9に示したように、乾燥防止用フィルムBとカットテープCを、ナラシローラー344に巻くようにして、壁紙糊付機本体308から引き出し、引き出した先端をテープなどで、第1のテーブル346に貼り付けておく。

0076

この際、乾燥防止用フィルムBの先端を、第2のテーブル348の左側にあるステー350まで引き出してから、第1のテーブル346の側へ折り返すように載置しておく。

0077

次に、上部フレーム328の係止具332(パチン錠)を開放して、上部フレーム328を上方に開き、制御ボックス352に設けられている割り込みスイッチ(図示せず)を押し、設定されている一定糊付速度で壁紙糊付機本体308を作動させる。

0078

このように、壁紙糊付機本体308を作動させた状態で、壁紙Aを壁紙原反ロール312から引き出し、図8図9に示したような経路を通して、糊付ローラー336に壁紙Aの先端を貼り付けるように置く。

0079

そして、送り出しローラー316と、検尺ローラー318との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、ハイテンションローラー334と押えローラー342によって、糊付ローラー336に対して、所定のテンションで接触するように構成されている。

0080

そして、糊収容タンク(糊箱)325に収容した糊が、糊上ローラー338から、糊付ローラー336に転写される。この際、ドクターローラー340により、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。

0081

図8に示したように、糊付ローラー336によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、壁紙Aがナラシローラー344側へ搬送される。壁紙Aの先端を指で持ち、壁紙Aの先端がナラシローラー344を過ぎる位置くらいで、フットスイッチ354を作動させて、壁紙糊付機本体308の作動を停止させる。この位置で、壁紙Aの先端を、乾燥防止用フィルムBへ貼り付ける。

0082

これにより、壁紙Aの先端に対して、乾燥防止用フィルムBが、約20cm程度長くなった状態で貼り付けられ、カットテープCが、壁紙Aの両端の適切な位置へ貼り付いた状態となる。

0083

ここで、第1のテーブル346にテープなどで貼り付けられた乾燥防止用フィルムBとカットテープCは外しておく。

0084

そして、上部フレーム328を閉じて、係止具332(パチン錠)で固定し、制御ボックス352の入力装置であるテンキー(図示せず)を使用して、顧客の所望の長さを入力して、スタートスイッチ(図示せず)で糊付作業を開始する。

0085

図8に示したように、糊付ローラー336によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、乾燥防止用フィルム原反ロール313から繰り出された乾燥防止用フィルムBが、ナラシローラー344の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着されるように供給される。

0086

また、これと同時に、カットテープ原反ロール320から繰り出されたカットテープCが、ナラシローラー344の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に、壁紙Aの左右の端部に貼着されるように供給される。

0087

このように、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された後、ナラシローラー344によって、均一の厚さになるように処理される。

0088

そして、ナラシローラー344によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Aは、壁紙糊付機本体308から排出された後、巻き取り装置324によって、手動または自動で、巻き取られるように構成されている。

0089

なお、この際、購入者が所望する長さ分糊付けされたとき、壁紙糊付機本体308が停止する。ここで作業者は、カッターなどで壁紙切断位置Xにおいて壁紙Aを切断する。

0090

そして、壁紙Aの切断後、割り込みスイッチなどを押して、壁紙Aの後端が巻き取り装置324に巻き取られるまで、壁紙糊付機本体308を作動させ、巻取りが完了した時に、フットスイッチ354などによって、壁紙糊付機本体308の作動を停止させる。

0091

この状態で、作業者が、カッターなどで、第2のテーブル348のステー350の側端部を、乾燥防止用フィルムBの切断ガイドとして用いて、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを切断する。そして、乾燥防止用フィルムBの後端を、テープ止めなどして1本のロール状に梱包する。それと同時に、切断されたもう一方の乾燥防止用フィルムBの先端側をカットテープCとともに、再び、第1のテーブル346へテープなどで仮止めする。

0092

以上で、一つの壁紙Aの付作業は完了となり、あとは、この手順を繰り返して、必要な枚数分、糊付作業を行うように構成されている。

0093

これにより、糊付作業者は、ホームセンターなどの店内において、糊付されているかどうか、カットテープCが所定の位置にうまくついているのかどうか、さらに、乾燥防止用フィルムBが気泡を噛むことなく、壁紙Aの糊付面にうまく貼り付いた状態になっているかどうかの確認をしながら、糊付巻取作業が可能となる。

0094

そのため、店内において作業する人が、経験の浅いパートの人でも、安心して糊付作業ができるようになる。

0095

また、次の糊付作業のために、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCの少なくともいずれかを、第1のテーブル346に仮止めしておくことで、糊付作業前に乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを、その都度所定の経路を通るようにセットする手間を省くことができ、店内での糊付巻取作業を効率的に行うことができるようになる。

0096

さらに、壁紙Aと、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを貼り付けした後に、一時停止した位置において、壁紙糊付巻き取り機300の巻き取り装置324にセットする紙管へ、巻き取る壁紙Aの先端の固定が容易にできるものである。

先行技術

0097

特許第4321771号公報
特開平10−194534号公報
実公昭60−40523号公報

発明が解決しようとする課題

0098

このような従来の壁紙糊付巻き取り機200、壁紙糊付巻き取り機300で糊付けされた壁紙Aはいずれも、乾燥防止用フィルムBを、糊が塗布された壁紙Aの裏面Dに貼着されており、実際の施工の際には、購入者が乾燥防止用フィルムBを剥がして、例えば、天井、壁面に貼着して施工するので、通常の壁紙施工者が糊付作業をする際よりも多めに糊が塗布されている。

0099

この場合、従来の壁紙糊付巻き取り機200、壁紙糊付巻き取り機300では、巻き取り装置224、巻き取り装置324によって、手動で(例えば、ハンドルで巻き取るようにして)、または、自動で(例えば、パウダークラッチを使用して)、巻き取りのテンションを調整しながら、柔らかく巻き取るようにしている。

0100

しかしながら、、従来の壁紙糊付巻き取り機200、壁紙糊付巻き取り機300では、巻き取り装置224、巻き取り装置324ではいずれも、図示しないが、巻き取り芯棒を用いて壁紙Aを巻き取っている。従って、巻き取るメートル数が大きくなると、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかるようになる。

0101

このため、壁紙Aが絞められて、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出てしまうことになってしまい、製品として使用できないことにもなる。そのため、巻き取り芯棒を使用した巻き取りでは、大きな巻径まで巻き取りができないことになる。

0102

ところで、ロール形状にシート類を巻き取る装置として、特許文献2(特開平10−194534号公報)、特許文献3(実公昭60−40523号公報)に開示されるように、2つのワインダーロールの上に、巻き取りを載置する方式の巻き取り装置がある。

0103

図10は、これらの特許文献2、特許文献3の巻き取り装置の概略を説明する概略図である。

0104

この巻き取り装置400では、左右一対のワインダーロール402、402が、垂直面内で回転自在に設けられている。図示しない原反ロールから繰り出された原反シートSが、これらの一対のワインダーロール402、402上で、巻取りロール404に再び巻き取られるように構成されている。

0105

そして、巻取りロール404の芯の中空部分にコアが通されており、このコアを支持するコアチャック406が、上下に昇降自在に設けられている。また、巻取りロール404を上から加圧するためのライダーロール408が、回転自在で、かつ、上下方向に昇降自在に設けられている。

0106

しかしながら、このような、特許文献2、特許文献3に開示されるように、2つのワインダーロールの上に、巻き取りを載置する方式の巻き取り装置400では、本願発明のように、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された後、ナラシローラー244(344)によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Aを、ロール形状に巻き取るには不向きである。

0107

すなわち、このような壁紙Aを、特許文献2、特許文献3に開示されるような左右一対のワインダーロール402、402上に載置すると、壁紙糊付機本体208(308)で均一に壁紙Aの裏面Dの糊付け面に糊付けているのに、ワインダーロールとの接線で、均一に塗布した糊が、巻き取り原反の重さで、糊が押しのけられ、糊塗布面が均一でなくなり、でこぼこになってしまうことになる。

0108

これにより、購入者が乾燥防止用フィルムBを剥がして、例えば、天井、壁面に貼着して施工する際に、壁紙の表面が凸凹になったりするおそれがある。

0109

従って、特許文献2、特許文献3に開示されるような通常よく知られているワインダーロールに載置する方法は採用することは不可能である。

0110

本発明は、このような現状に鑑み、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができ、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能な壁紙糊付巻き取り機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0111

本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の壁紙糊付巻き取り機は、
壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布し、壁紙の糊付面が乾燥しないように、フィルムを糊付面に貼り付けた状態で、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取るための壁紙糊付巻き取り機であって、
前記巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部を有する巻き取りアシスト装置を備えていることを特徴とする。

0112

このように構成することによって、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部を有する巻き取りアシスト装置を備えている。

0113

従って、この巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧しながら従動回転するため、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができる。

0114

これにより、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能である。

0115

また、本発明の壁紙糊付巻き取り機は、前記巻き取りアシスト装置が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を離接することができる離接機構を備えていることを特徴とする。

0116

このように構成することによって、巻き取りアシスト装置が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を離接することができる離接機構を備えているので、巻き取られる壁紙の巻き取り径に追随して、離接機構によって、押圧従動部を離接することによって、巻き取られる壁紙の表面に対して、巻き取りアシスト装置の押圧従動部が一定の圧力で当接して従動することができる。

0117

従って、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができる。

0118

これにより、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能である。

0119

また、本発明の壁紙糊付巻き取り機は、前記巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙に対して、押圧しながら従動するアシストベルトであることを特徴とする。

0120

このように、巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙に対して、押圧しながら従動するアシストベルトであっても良い。

0121

また、本発明の壁紙糊付巻き取り機は、前記巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙に対して、押圧しながら従動するアシストローラーであることを特徴とする。

0122

このように、巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙に対して、押圧しながら従動するアシストローラーでっても良い。

0123

また、本発明の壁紙糊付巻き取り機は、前記離接機構が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を旋回するように離接することができる旋回離接機構を備えていることを特徴とする。

0124

このように、離接機構が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を旋回するように離接することができる旋回離接機構であっても良い。

0125

また、本発明の壁紙糊付巻き取り機は、前記離接機構が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を側方から離接することができる側方離接機構を備えていることを特徴とする。

0126

このように、離接機構が、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を側方から離接することができる側方離接機構であっても良い。

0127

また、本発明の壁紙糊付巻き取り機は、前記巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、押圧従動部に対して、一定以上の力がかかると空回りするように構成されていることを特徴とする。

0128

このように構成することによって、巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、押圧従動部に対して、一定以上の力がかかると空回りするので、巻き取られる壁紙の表面に対して、巻き取りアシスト装置の押圧従動部が一定の圧力で当接して従動することができる。

0129

従って、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができる。

0130

これにより、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能である。

発明の効果

0131

本発明によれば、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部を有する巻き取りアシスト装置を備えている。

0132

従って、この巻き取りアシスト装置の押圧従動部が、巻き取り装置で壁紙をロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧しながら従動回転するため、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができる。

0133

これにより、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能である。

図面の簡単な説明

0134

図1は、本発明の壁紙糊付巻き取り機の実施例の側面図である。
図2は、本発明の壁紙糊付巻き取り機の別の実施例の側面図である。
図3は、図2の実施例の壁紙A、乾燥防止用フィルムB、カットテープCのセット手順を説明する側面図である。
図4は、巻き取り装置34(124)に付設された巻き取りアシスト装置60の実施例を示す概略図である。
図5は、巻き取り装置34(124)に付設された巻き取りアシスト装置60の別の実施例を示す概略図である。
図6は、巻き取り装置34(124)に付設された巻き取りアシスト装置60の別の実施例を示す概略図である。
図7は、従来の壁紙糊付巻き取り機200の側面図である。
図8は、特許文献1の壁紙糊付巻き取り機300の側面図である。
図9は、図8の壁紙糊付巻き取り機300の壁紙A、乾燥防止用フィルムB、カットテープCのセット手順を説明する側面図である。
図10は、特許文献2、特許文献3の巻き取り装置の概略を説明する概略図である。

実施例

0135

以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)

0136

図1は、本発明の壁紙糊付巻き取り機の実施例の側面図である。

0137

図1において、符号10は、全体で本発明の壁紙糊付巻き取り機を示している。

0138

図1に示したように、図7に示した従来の壁紙糊付巻き取り機200と概略同様な構成を備えている。なお、図7に示した従来の壁紙糊付巻き取り機200と同様な構成部材には、190を引いた参照番号で示している。

0139

すなわち、図1に示したように、本発明の壁紙糊付巻き取り機10は、壁紙Aの糊付面に乾燥防止用フィルムBを貼着した状態で、壁紙Aをロール形状に巻き取るためのものである。

0140

図1に示したように、壁紙糊付巻き取り機10は、底部に移動用キャスター12が設けられた架台フレーム14を備えている。そして、この架台フレーム14の略中央部分の中央フレーム16に、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構造を備えた壁紙糊付機本体18が、載置するように設けられている。

0141

一方、架台フレーム14の壁紙糊付機本体18の後方側の後方フレーム20の上部には、壁紙Aの壁紙原反ロール22が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。
なお、図1に示したように、異なる径の芯棒を使用して壁紙原反ロール22を、点線と二点鎖線で示したように、2カ所のうちいずれかに設置することができるように構成されている。

0142

また、架台フレーム14の壁紙糊付機本体18の前方側の下方フレーム21に、乾燥防止用フィルムBの乾燥防止用フィルム原反ロール23が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0143

また、架台フレーム14の壁紙糊付機本体18の下方の下方フレーム25に、カットテープCのカットテープ原反ロール30が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0144

なお、カットテープCは、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様に、図示しないが、壁紙Aの左右の端部に貼り付けすることができるように、架台フレーム14の下方フレーム25の両側に、それぞれ設けられている構成となっている。もちろん、カットテープCは、壁紙Aの左右のいずれか片側だけに貼り付けするようにしても良い。

0145

また、架台フレーム14の前方側の前方フレーム32の上部には、巻き取り装置34が設けられている。

0146

この巻き取り装置34は、後述するように、壁紙糊付巻き取り機10の壁紙糊付機本体18を通過することによって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された壁紙Aを、手動または自動で、巻き取るように構成されている。なお、図1では、手動ハンドルHを示している。

0147

また、壁紙糊付機本体18は、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構成となっており、図1に示したように、上部が開放した状態の略箱体形状の本体フレーム36を備えている。

0148

この本体フレーム36は、図1に示したように、上部フレーム38と、下部フレーム40とから構成されている。そして、上部フレーム38の上部には、左右方向に離間して配置された一対の把手27を備えている。

0149

この把手27を把持して操作することによって、後述するように、壁紙Aを壁紙糊付機本体18に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム40に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図1の矢印で示したように、開閉可能なように構成されている。なお、図1において、開いた状態の上部フレーム38を2点鎖線で示している。

0150

なお、図1に示したように、上部フレーム38と、下部フレーム40には、上部フレーム38を下部フレーム40に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具42が設けられている。

0151

壁紙原反ロール22から送り出された壁紙Aは、案内ローラー24を介して、送り出しローラー26と、検尺ローラー28との間に挟持されるように搬送される。

0152

また、送り出しローラー26は、下部フレーム40の左右の側板部に回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。

0153

そして、壁紙Aの裏面Dが、送り出しローラー26に当接するとともに、検尺ローラー28が、壁紙Aの表面Eに当接して、送り出しローラー26により搬送される壁紙Aに従動して回転するように構成されている。

0154

このように、送り出しローラー26と、検尺ローラー28との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、図1に示したように、壁紙Aの裏面Dに対して、糊を塗布する糊付装置41に搬送される。

0155

この糊付装置41では、壁紙Aの表面Eが、ハイテンションローラー44に当接するように壁紙Aが通過するとともに、壁紙Aの裏面Dが、糊付ローラー46と接触するように構成されている。

0156

また、図1に示したように、糊付ローラー46と接触するように、糊付ローラー46の下方側に、糊上ローラー48が設けられており、糊収容タンク(糊箱)55に収容した糊を糊上ローラー48から、糊付ローラー46に転写するように構成されている。
なお、糊収容タンク(糊箱)55は、図1の二点鎖線で示したように、糊収容タンク55内に収容する糊の補充や洗浄するために、糊収容タンク55が前方側にスライドして脱着できるように構成されている。

0157

また、糊付ローラー46の上流側には、糊付ローラー46と当接するように、ドクターローラー50が設けられている。このドクターローラー50と糊付ローラー46との間の距離を調整することによって、糊付ローラー46から、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。

0158

さらに、糊付ローラー46の下流側には、押えローラー52が設けられており、押えローラー52が、壁紙Aの表面Eと当接するように構成されている。

0159

また、押えローラー52の下流側には、壁紙Aの裏面Dと当接するナラシローラー54が設けられている。

0160

このように構成される糊付装置41では、送り出しローラー26と、検尺ローラー28との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、ハイテンションローラー44と押えローラー52によって、糊付ローラー46に対して、所定のテンションで接触するように構成されている。

0161

そして、糊収容タンク(糊箱)55に収容した糊が、糊上ローラー48から、糊付ローラー46に転写される。この際、ドクターローラー50により、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。

0162

そして、図1に示したように、糊付ローラー46によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、乾燥防止用フィルム原反ロール23から繰り出された乾燥防止用フィルムBが、ナラシローラー54の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着されるように供給される。

0163

また、これと同時に、カットテープ原反ロール30から繰り出されたカットテープCが、ナラシローラー54の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に、壁紙Aの左右の端部のいずれか一方又は両端に貼着されるように供給される。

0164

このように、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された後、ナラシローラー54によって、均一の厚さになるように処理される。

0165

そして、ナラシローラー54によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Aは、壁紙糊付機本体18から排出された後、巻き取り装置34によって、手動または自動で、巻き取られるように構成されている。

0166

また、壁紙糊付機本体18と巻き取り装置34との間には、図1に示したように、カッターガイド56が設けられており、作業者が、カッターなどで、カッターガイド56の側端部を、乾燥防止用フィルムBの切断ガイドとして用いて、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを切断することができるように構成されている。

0167

また、図1に示したように、壁紙糊付巻き取り機10には、制御ボックス57が設けられており、糊付長さや枚数などの各種の設定や、運転・停止・寸動・割り込みスイッチなどの各操作ができるスイッチが適宜設けられている。

0168

さらに、架台フレーム14の壁紙糊付機本体18の後方側の後方フレーム20の上部には、壁紙原反押え58が設けられている。この壁紙原反押え58は、矢印方向に付勢されており、壁紙Aが、壁紙原反ロール22から繰り出される際に、壁紙原反ロール22の径に応じて、ピボット軸58aを中心に回動して、一定の圧力で押圧して壁紙Aが弛まないように構成されている。

0169

そして、本発明の壁紙糊付巻き取り機10では、図1に示したように、巻き取り装置34で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部を有する巻き取りアシスト装置60を、巻き取り装置34に付設するように備えられている。

0170

なお、この巻き取り装置34に付設された巻き取りアシスト装置60については、その詳細については、後述する。

0171

このように構成することによって、巻き取り装置34で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部を有する巻き取り巻き取りアシスト装置60を備えている。

0172

従って、この巻き取りアシスト装置60の押圧従動部が、巻き取り装置34で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転するため、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができる。

0173

これにより、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能である。
(実施例2)

0174

図2は、本発明の壁紙糊付巻き取り機の別の実施例の側面図、図3は、図2の実施例の壁紙A、乾燥防止用フィルムB、カットテープCのセット手順を説明する側面図である。

0175

図2図3において、符号100は、全体で本発明の壁紙糊付巻き取り機を示している。

0176

図2図3に示したように、図8図9に示した従来の壁紙糊付巻き取り機300と概略同様な構成を備えている。なお、図8図9に示した特許文献1の壁紙糊付巻き取り機300と同様な構成部材には、200を引いた参照番号で示している。

0177

図2に示したように、この実施例の壁紙糊付巻き取り機100は、底部に移動用キャスター102が設けられた架台フレーム104を備えている。そして、この架台フレーム104の略中央部分の中央フレーム106に、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構造を備えた壁紙糊付機本体108が、載置するように設けられている。

0178

一方、架台フレーム104の前方側の前方フレーム110の下方、すなわち、壁紙糊付機本体108よりも下方の位置に、壁紙Aの壁紙原反ロール112が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0179

また、図2に示したように、架台フレーム104の壁紙糊付機本体108の後方側の後方フレーム111に、壁紙糊付機本体108よりも下方の位置に、乾燥防止用フィルムBの乾燥防止用フィルム原反ロール113が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0180

また、架台フレーム104の壁紙糊付機本体108の下方の下方フレーム115に、カットテープCのカットテープ原反ロール120が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。

0181

なお、カットテープCは、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様に、図示しないが、壁紙Aの左右の端部に貼り付けすることができるように、架台フレーム104の下方フレーム115の両側に、それぞれ設けられている構成となっている。

0182

また、架台フレーム104の前方側の前方フレーム110の上部には、巻き取り装置124が設けられている。

0183

この巻き取り装置124は、後述するように、壁紙糊付巻き取り機100の壁紙糊付機本体108を通過することによって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された壁紙Aを、手動または自動で、巻き取るように構成されている。なお、図2図3では、手動ハンドルHを示している。

0184

なお、壁紙糊付機本体108は、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構成となっており、図2に示したように、上部が開放した状態の略箱体形状の本体フレーム126を備えている。

0185

この本体フレーム126は、図2に示したように、上部フレーム128と、下部フレーム130とから構成されている。そして、上部フレーム128の上部には、左右方向に離間して配置された一対の図示しない把手を備えている。

0186

この把手を把持して操作することによって、後述するように、壁紙Aを壁紙糊付機本体108に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム130に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図2の矢印で示したように、開閉可能なように構成されている。

0187

なお、図2に示したように、上部フレーム128と、下部フレーム130には、上部フレーム128を下部フレーム130に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具132が設けられている。

0188

壁紙原反ロール112から送り出された壁紙Aは、案内ローラー114を介して、送り出しローラー116と、検尺ローラー118との間に挟持されるように搬送される。

0189

また、送り出しローラー116は、下部フレーム130の左右の側板部に回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。

0190

そして、壁紙Aの裏面Dが、送り出しローラー116に当接するとともに、検尺ローラー118が、壁紙Aの表面Eに当接して、送り出しローラー116により搬送される壁紙Aに従動して回転するように構成されている。

0191

このように、送り出しローラー116と、検尺ローラー118との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、図2に示したように、壁紙Aの裏面Dに対して、糊を塗布する糊付装置131に搬送される。

0192

この糊付装置131では、壁紙Aの表面Eが、ハイテンションローラー134に当接するように壁紙Aが通過するとともに、壁紙Aの裏面Dが、糊付ローラー136と接触するように構成されている。

0193

また、図2に示したように、糊付ローラー136と接触するように、糊付ローラー136の下方側に、糊上ローラー138が設けられており、糊収容タンク(糊箱)125に収容した糊を糊上ローラー138から、糊付ローラー136に転写するように構成されている。

0194

また、糊付ローラー136の上流側には、糊付ローラー136と当接するように、ドクターローラー140が設けられている。このドクターローラー140と糊付ローラー136との間の距離を調整することによって、糊付ローラー136から、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。

0195

さらに、糊付ローラー136の下流側には、押えローラー142が設けられており、押えローラー142が、壁紙Aの表面Eと当接するように構成されている。

0196

また、押えローラー142の下流側には、壁紙Aの裏面Dと当接するナラシローラー144が設けられている。

0197

さらに、図2に示したように、ナラシローラー144の右側には、第1のテーブル146が設けられている。第1のテーブル146は、壁紙糊付機本体108の両側において、テーブルフレーム146aが設けられ、これらのテーブルフレーム146aに、テーブル146bが、脱着自在に設けられている。

0198

また、図2に示したように、検尺ローラー118から糊付ローラー136に至る経路の上方には、第2のテーブル148が設けられている。

0199

さらに、図2に示したように、壁紙糊付巻き取り機100には、制御ボックス152が設けられており、糊付長さや枚数などの各種の設定や、運転・停止・寸動・割り込みスイッチなどの各操作ができるスイッチが適宜設けられている。

0200

また、フットスイッチ154が設けられ、フットスイッチ154を作動させると、壁紙糊付機本体108の停止が行われるように設定されている。

0201

このように、制御ボックス152の停止スイッチとは別に、フットスイッチ154が併設されており、フットスイッチ154を踏むことにより、任意位置ですばやく機械を停止させることができるように構成されている。

0202

なお、このフットスイッチ154を踏むたびに、停止と運転とを繰り返す作動をするようにしても構わない。

0203

このように構成される糊付装置131では、概略、以下のように、操作して作動されるようになっている。

0204

先ず、図3に示したように、乾燥防止用フィルムBとカットテープCを、ナラシローラー144に巻くようにして、壁紙糊付機本体108から引き出し、引き出した先端をテープなどで、第1のテーブル146に貼り付けておく。

0205

この際、乾燥防止用フィルムBの先端を、第2のテーブル148の左側にあるステー150まで引き出してから、第1のテーブル146の側へ折り返すように載置しておく。

0206

次に、上部フレーム128の係止具132(パチン錠)を開放して、上部フレーム128を上方に開き、制御ボックス152に設けられている割り込みスイッチ(図示せず)を押し、設定されている一定糊付速度で壁紙糊付機本体108を作動させる。

0207

このように、壁紙糊付機本体108を作動させた状態で、壁紙Aを壁紙原反ロール112から引き出し、図2図3に示したような経路を通して、糊付ローラー136に壁紙Aの先端を貼り付けるように置く。

0208

そして、送り出しローラー116と、検尺ローラー118との間に挟持されるように搬送された壁紙Aは、ハイテンションローラー134と押えローラー142によって、糊付ローラー136に対して、所定のテンションで接触するように構成されている。

0209

そして、糊収容タンク(糊箱)125に収容した糊が、糊上ローラー138から、糊付ローラー136に転写される。この際、ドクターローラー140により、壁紙Aに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。

0210

図2に示したように、糊付ローラー136によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、壁紙Aがナラシローラー144側へ搬送される。壁紙Aの先端を指で持ち、壁紙Aの先端がナラシローラー144を過ぎる位置くらいで、フットスイッチ154を作動させて、壁紙糊付機本体108の作動を停止させる。この位置で、壁紙Aの先端を、乾燥防止用フィルムBへ貼り付ける。

0211

これにより、壁紙Aの先端に対して、乾燥防止用フィルムBが、約20cm程度長くなった状態で貼り付けられ、カットテープCが、壁紙Aの両端の適切な位置へ貼り付いた状態となる。

0212

ここで、第1のテーブル146にテープなどで貼り付けられた乾燥防止用フィルムBとカットテープCは外しておく。

0213

そして、上部フレーム128を閉じて、係止具132(パチン錠)で固定し、制御ボックス152の入力装置であるテンキー(図示せず)を使用して、顧客の所望の長さを入力して、スタートスイッチ(図示せず)で糊付作業を開始する。

0214

図2に示したように、糊付ローラー136によって、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布された後、乾燥防止用フィルム原反ロール113から繰り出された乾燥防止用フィルムBが、ナラシローラー144の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着されるように供給される。

0215

また、これと同時に、カットテープ原反ロール120から繰り出されたカットテープCが、ナラシローラー144の上流側から、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に、壁紙Aの左右の端部に貼着されるように供給される。

0216

このように、壁紙Aの裏面Dに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Aの裏面Dの糊付け面に貼着された後、ナラシローラー144によって、均一の厚さになるように処理される。

0217

そして、ナラシローラー144によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Aは、壁紙糊付機本体108から排出された後、巻き取り装置124によって、手動または自動で、巻き取られるように構成されている。

0218

なお、この際、購入者が所望する長さ分糊付けされたとき、壁紙糊付機本体108が停止する。ここで作業者は、カッターなどで壁紙切断位置Xにおいて壁紙Aを切断する。

0219

そして、壁紙Aの切断後、割り込みスイッチなどを押して、壁紙Aの後端が巻き取り装置124に巻き取られるまで、壁紙糊付機本体108を作動させ、巻取りが完了した時に、フットスイッチ154などによって、壁紙糊付機本体108の作動を停止させる。

0220

この状態で、作業者が、カッターなどで、第2のテーブル148のステー150の側端部を、乾燥防止用フィルムBの切断ガイドとして用いて、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを切断する。そして、乾燥防止用フィルムBの後端を、テープ止めなどして1本のロール状に梱包する。それと同時に、切断されたもう一方の乾燥防止用フィルムBの先端側をカットテープCとともに、再び、第1のテーブル146へテープなどで仮止めする。

0221

以上で、一つの壁紙Aの付作業は完了となり、あとは、この手順を繰り返して、必要な枚数分、糊付作業を行うように構成されている。

0222

そして、本発明の壁紙糊付巻き取り機100では、実施例1の壁紙糊付巻き取り機10と同様に、図2図3に示したように、巻き取り装置124で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部を有する巻き取りアシスト装置60を、巻き取り装置124に付設するように備えられている。

0223

なお、この巻き取り装置124に付設された巻き取りアシスト装置60については、その詳細については、後述する。

0224

この場合、特許文献1(特許第4321771号公報)に示したように、壁紙Aをセットしてスタートさせる位置は,壁紙Aの先端がナラシローラー144を過ぎる程度の位置であり、所定の長さに糊付した際に、壁紙Aを切断するのは、図3の壁紙切断位置Xである。

0225

従って、そのまま購入者の所望する長さを糊付してしまうと、ナラシローラー144を過ぎる程度の位置から、壁紙切断位置Xの間の距離(約40cm)分長くなってしまうこととなる。

0226

このため、購入者の所望する長さから30cmを自動的に減算する補正を、制御ボックス152で行い、減算した結果の長さを、糊付する動作としている。30cmの減算であると、実際には、約10cm程度所望の長さより長くなる。

0227

しかしながら、これは、壁紙Aの先端と後端に万一購入者が持ち帰りの際に乾燥部ができてしまったりすることが考えられるため、このような事態が発生したときにでも対応できるように、少し長めに店頭で糊付されて、購入者に渡されているからである。

0228

もちろん、30cmの減算においては、その数値は、糊付作業者の所望の数字設定変更が可能である。また、制御ボックス152で自動的に減算させずに、作業者が暗算で30cm減算した長さを入力して糊付するようにしてもよい。

0229

このような自動的に減算する補正については、購入者の希望する壁紙の長さを入力し、糊付開始時の長さのカウントを補正して、30cmからカウントを始めるように制御しても構わない。

0230

これにより、壁紙糊付巻き取り機100の制御ボックス152には、購入者の所望する長さのまま入力した数字を表示することができ、また、糊付した長さも、糊付完了時には、入力した数値と一致するので、作業時に長さ寸法の誤解等が発生しない。

0231

しかも、同じ長さの壁紙を糊付する際にも、作業者にわかりやすい表示とすることができる。もちろん、自動的に減算する場合でも、表示については入力した数値を表示し、減算自体は、内部的に演算処理して表示はしないようにしておいても構わない。
(実施例3)

0232

図4は、巻き取り装置34(124)に付設された巻き取りアシスト装置60の実施例を示す概略図である。

0233

図4に示したように、この実施例の巻き取りアシスト装置60では、巻き取り装置34(124)の巻き取り原反ロール62の下方に、アシスト装置60が設けられている。
なお、図4では、説明の便宜上、壁紙糊付巻き取り機10に適用した図を示している。

0234

すなわち、図4に示したように、巻き取り原反ロール62を駆動する駆動装置(手動ハンドルHまたは駆動モーター)の駆動プーリー64と、レバー部材70のプーリー66との間に、駆動ベルト68が挿着されている。

0235

そして、レバー部材70のプーリー66を回動中心として、図4の矢印で示したように、旋回可能なレバー部材70が備えられている。このレバー部材70の先端には、回転ローラー72が設けられており、この回転ローラー72と基端部のプーリー65との間に、押圧従動部を構成するアシストベルト74が装着されている。

0236

この場合、アシストベルト74の幅は、壁紙Aの幅と同一かそれ以上の幅とするのが、均一に巻き取るためには好ましい。また、アシストベルト74は、幅の狭いベルトを複数設置するような構成としても良い。

0237

このように構成される巻き取りアシスト装置60では、糊がはみ出さない巻径(糊付長さ)までは、巻き取り原反ロール62の巻き取り芯棒のみで巻き取りを行い、壁紙糊付巻き取り機10(100)の検尺、停止の制御機能を用いて、所定の糊付長さで一度停止させる。

0238

この状態で、巻き取りのアシストを行う手段である巻き取りアシスト装置60の押圧従動部を構成するアシストベルト74を、巻き取り原反ロール62の表面(壁紙Aの表面E)
押しつけて、所定の径(糊付長さ)まで糊付しながら巻き取るようになっている。

0239

この場合、アシストベルト74の移動量の方が、巻き取り原反ロール62の回転量よりも多くなるように、巻き取り原反ロール62を駆動する駆動装置(手動ハンドルまたは駆動モーター)の駆動プーリー64と、レバー部材70のプーリー66と、プーリー65との回転関係を設計しておき、一定の力以上がアシストベルト74にかかるとロール部で空回りしながらアシストするように構成するのが望ましい。

0240

これにより、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部であるアシストベルト74が、押圧従動部(アシストベルト74)に対して、一定以上の力がかかると空回りすることができるとともに、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部(アシストベルト74)によって押しつける圧力により当接させて従動させることができる。

0241

このように構成することによって、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部であるアシストベルト74を有する巻き取りアシスト装置60を備えている。

0242

また、巻き取りアシスト装置60が、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部であるアシストベルト74を離接することができる離接機構(旋回可能なレバー部材70)を備えているので、巻き取られる壁紙Aの巻き取り径に追随して、この離接機構によって、押圧従動部であるアシストベルト74を離接することによって、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部(アシストベルト74)が一定の圧力で当接して従動することができる。

0243

従って、この巻き取りアシスト装置60の押圧従動部であるアシストベルト74が、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転するため、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、巻き取り原反ロール62の中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができる。

0244

これにより、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能である。
(実施例4)

0245

図5は、巻き取り装置34(124)に付設された巻き取りアシスト装置60の別の実施例を示す概略図である。

0246

図5に示したように、この実施例の巻き取りアシスト装置60では、巻き取り装置34(124)の巻き取り原反ロール62の側方に、アシスト装置60が設けられている。
なお、図5では、説明の便宜上、壁紙糊付巻き取り機10に適用した図を示している。

0247

また、この実施例のアシスト装置60では、回転支持部材76に、図示しない駆動装置によって回転駆動する駆動ローラー78と、駆動ローラー78と離間して回転ローラー80が設けられ、これらの駆動ローラー78と回転ローラー80との間に、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部であるアシストベルト82が装着されている。

0248

この場合、アシストベルト82の幅は、壁紙Aの幅と同一かそれ以上の幅とするのが、均一に巻き取るためには好ましい。また、アシストベルト74は、幅の狭いベルトを複数設置するような構成としても良い。

0249

そして、この実施例の巻き取りアシスト装置60では、図示しない、ピストンシリンダー機構などの離接機構によって、図5の矢印で示したように、巻き取り原反ロール62の巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧従動部を側方から離接することができる側方離接機構が構成されている。

0250

このように構成される巻き取りアシスト装置60においても、糊がはみ出さない巻径(糊付長さ)までは、巻き取り原反ロール62の巻き取り芯棒のみで巻き取りを行い、壁紙糊付巻き取り機10(100)の検尺、停止の制御機能を用いて、所定の糊付長さで一度停止させる。

0251

この状態で、巻き取りのアシストを行う手段である巻き取りアシスト装置60の押圧従動部を構成するアシストベルト82を、巻き取り原反ロール62の表面(壁紙Aの表面E)に押しつけて、所定の径(糊付長さ)まで糊付しながら巻き取るようになっている。

0252

この実施例の場合にも、アシストベルト82の移動量の方が、巻き取り原反ロール62の回転量よりも多くなるように、回転ローラー80の回転関係を設計しておき、一定の力以上がアシストベルト82にかかるとロール部で空回りしながらアシストするように構成するのが望ましい。

0253

これにより、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部であるアシストベルト82が、押圧従動部(アシストベルト82)に対して、一定以上の力がかかると空回りすることができるとともに、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部(アシストベルト82)によって押しつける圧力により当接させて従動させることができる。

0254

このように構成することによって、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部であるアシストベルト82を有する巻き取りアシスト装置60を備えている。

0255

また、巻き取りアシスト装置60が、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部であるアシストベルト82を側方から離接することができる離接機構(側方離接機構)を備えているので、巻き取られる壁紙Aの巻き取り径に追随して、この離接機構によって、押圧従動部であるアシストベルト82を離接することによって、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部(アシストベルト82)が一定の圧力で当接して従動することができる。

0256

従って、この巻き取りアシスト装置60の押圧従動部であるアシストベルト82が、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転するため、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、巻き取り原反ロール62の中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができる。

0257

これにより、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能である。
(実施例5)

0258

図6は、巻き取り装置34(124)に付設された巻き取りアシスト装置60の別の実施例を示す概略図である。

0259

図5に示したように、この実施例の巻き取りアシスト装置60では、巻き取り装置34(124)の巻き取り原反ロール62の側方に、アシスト装置60が設けられている。

0260

また、この実施例のアシスト装置60では、図示しない駆動装置を内蔵したアシスト装置本体84を備えており、このアシスト装置本体84に、巻き取り原反ロール62に側方から、図6の矢印で示したように、アシスト装置本体84に内蔵された駆動装置によって、支持部材86が伸長することによって離接可能に当接する、アシスト装置60の押圧従動部である回転ローラー86aが備えられている。

0261

また、アシスト装置本体84には、巻き取り原反ロール62に上方向から、アシスト装置本体84に内蔵された駆動装置によって、旋回することにより巻き取り原反ロール62に対して離接することが可能な、上方レバー部材88が設けられており、この上方レバー部材88の先端に、アシスト装置60の押圧従動部である回転ローラー88aが設けられている。

0262

さらに、アシスト装置本体84には、巻き取り原反ロール62に下方向から、アシスト装置本体84に内蔵された駆動装置によって、旋回することにより巻き取り原反ロール62に対して離接することが可能な、下方レバー部材90が設けられており、この下方レバー部材90の先端に、アシスト装置60の押圧従動部である回転ローラー90aが設けられている。

0263

この場合、回転ローラー86a、88a、90aの幅は、壁紙Aの幅と同一かそれ以上の幅とするのが、均一に巻き取るためには好ましい。

0264

また、この実施例の場合にも、回転ローラー86a、88a、90aの回転量の方が、巻き取り原反ロール62の回転量よりも多くなるように、回転ローラー86a、88a、90aの回転関係を設計しておき、一定の力以上が回転ローラー86a、88a、90aにかかるとロール部で空回りしながらアシストするように構成するのが望ましい。

0265

これにより、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部である回転ローラー86a、88a、90aが、押圧従動部(回転ローラー86a、88a、90a)に対して、一定以上の力がかかると空回りすることができるとともに、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部(回転ローラー86a、88a、90a)によって押しつける圧力により当接させて従動させることができる。

0266

このように構成することによって、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部である回転ローラー86a、88a、90aを有する巻き取りアシスト装置60を備えている。

0267

また、巻き取りアシスト装置60が、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部である回転ローラー86a、88a、90aを側方、上下方向から離接することができる離接機構(支持部材86、上方レバー部材88、下方レバー部材90)を備えているので、巻き取られる壁紙Aの巻き取り径に追随して、この離接機構によって、押圧従動部であるアシストベルト82を離接することによって、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部(回転ローラー86a、88a、90a)が一定の圧力で当接して従動することができる。

0268

従って、この巻き取りアシスト装置60の押圧従動部である回転ローラー86a、88a、90aが、巻き取り装置34(124)で壁紙Aをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Aの表面Eに対して、押圧しながら従動回転するため、巻き取るメートル数が大きくなっても、巻き取り芯棒によって、巻き取り原反ロール62の中心付近の壁紙Aに対して、巻き取りのための力が大きくかかることがなく、壁紙Aが絞められることがなく、均一に巻き取ることができる。

0269

これにより、塗布した糊が壁紙Aの両端部からはみ出したり、凸凹になってしまうことがなく、製品として優れた品質で、巻き取り芯棒を使用した巻き取りにおいて、大きな巻径まで巻き取りが可能である。

0270

なお、この実施例では、巻き取りアシスト装置60の押圧従動部として、3つの回転ローラー86a、88a、90aを設けたが、この回転ローラーの数は、特に限定されるものではなく、単数であっても良く、また、2つ以上の複数であっても良い。
なお、回転ローラーを多く設置するとコスト高にはなるが、壁紙Aに塗布した糊の均一性を保つには、回転ローラーの本数は、多い方が良い。

0271

以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、図示しないが、アシストベルトと回転ローラーを組み合わせて、巻き取り原反ロール62に対して離接するように構成することも可能である。

0272

また、図示しないが、特許文献1(特許第4321771号公報)に開示したように、陳列棚多段に多数列陳列した壁紙Aを陳列した位置まで、本発明の壁紙糊付巻き取り機10(100)を、移動用キャスター12(112)を用いて、または、レール上を移動するようにして、陳列した壁紙Aを陳列棚から引き出して、本発明の壁紙糊付巻き取り機10(100)を用いて糊付し、乾燥防止用フィルムB、カットテープCを貼るように構成することも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

0273

本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布し、壁紙の糊付面が乾燥しないように、フィルムを糊付面に貼り付けた状態で、ロール形状に巻き取るための壁紙糊付巻き取り機に適用することができる。

0274

10壁紙糊付巻き取り機
12移動用キャスター
14架台フレーム
16中央フレーム
18壁紙糊付機本体
20後方フレーム
21下方フレーム
22壁紙原反ロール
23乾燥防止用フィルム原反ロール
24案内ローラー
25 下方フレーム
26送り出しローラー
27把手
28検尺ローラー
30カットテープ原反ロール
32前方フレーム
34巻き取り装置
36本体フレーム
38 上部フレーム
40 下部フレーム
41糊付装置
42係止具
44ハイテンションローラー
46糊付ローラー
48糊上ローラー
50ドクターローラー
52押えローラー
54ナラシローラー
55糊収容タンク(糊箱)
56カッターガイド
57制御ボックス
58aピボット軸
60 実公昭
60アシスト装置
62巻き取り原反ロール
64駆動プーリー
65、66プーリー
68駆動ベルト
70レバー部材
72回転ローラー
74アシストベルト
76回転支持部材
78駆動ローラー
80 回転ローラー
82 アシストベルト
84 アシスト装置本体
86支持部材
86a 回転ローラー
88上方レバー部材
88a 回転ローラー
90下方レバー部材
90a 回転ローラー
100 壁紙糊付巻き取り機
102 移動用キャスター
104 架台フレーム
106 中央フレーム
108 壁紙糊付機本体
110 前方フレーム
111 後方フレーム
112 壁紙原反ロール
113 乾燥防止用フィルム原反ロール
114 案内ローラー
115 下方フレーム
116 送り出しローラー
118 検尺ローラー
120 カットテープ原反ロール
124 巻き取り装置
125 糊収容タンク(糊箱)
126 本体フレーム
128 上部フレーム
130 下部フレーム
131 糊付装置
132 係止具
134 ハイテンションローラー
136 糊付ローラー
138 糊上ローラー
140 ドクターローラー
142 押えローラー
144 ナラシローラー
146 テーブル
146aテーブルフレーム
146b テーブル
148 テーブル
150 ステー
152 制御ボックス
154フットスイッチ
200 壁紙糊付巻き取り機
202 移動用キャスター
204 架台フレーム
206 中央フレーム
208 壁紙糊付機本体
210 後方フレーム
211 下方フレーム
212 壁紙原反ロール
213 乾燥防止用フィルム原反ロール
214 案内ローラー
215 下方フレーム
216 送り出しローラー
218 検尺ローラー
220 カットテープ原反ロール
221 把手
222 前方フレーム
224 巻き取り装置
225 糊収容タンク(糊箱)
226 本体フレーム
228 上部フレーム
230 下部フレーム
231 糊付装置
232 係止具
234 ハイテンションローラー
236 糊付ローラー
238 糊上ローラー
240 ドクターローラー
242 押えローラー
244 ナラシローラー
300 壁紙糊付巻き取り機
302 移動用キャスター
304 架台フレーム
306 中央フレーム
308 壁紙糊付機本体
310 前方フレーム
311 後方フレーム
312 壁紙原反ロール
313 乾燥防止用フィルム原反ロール
314 案内ローラー
315 下方フレーム
316 送り出しローラー
318 検尺ローラー
320 カットテープ原反ロール
324 巻き取り装置
325 糊収容タンク(糊箱)
326 本体フレーム
328 上部フレーム
330 下部フレーム
331 糊付装置
332 係止具
334 ハイテンションローラー
336 糊付ローラー
338 糊上ローラー
340 ドクターローラー
342 押えローラー
344 ナラシローラー
346 テーブル
346a テーブルフレーム
346b テーブル
348 テーブル
350 ステー
352 制御ボックス
354 フットスイッチ
400 巻き取り装置
402ワインダーロール
404巻取りロール
406コアチャック
408ライダーロール
A 壁紙
B 乾燥防止用フィルム
C カットテープ
D 裏面
E 表面
S原反シート
X 壁紙切断位置

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 富士フイルム株式会社の「 巻取り装置、巻取り方法」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題・解決手段】フイルムの変形故障を防止できる巻取り装置、巻取り方法を提供する。巻き芯(18)の回転を開始することにより、巻取りを開始し、巻取りを開始してから第1期間が経過するまでは、押圧機構(40... 詳細

  • 株式会社昭和丸筒の「 巻芯」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】巻取り面に巻き取られたフィルム等の被巻回物よりなるロール体を容易に取り外すことができる巻芯を提供する。【解決手段】巻芯11は、内筒2と、内筒の周囲に同心状に配置された外筒3と、内筒と外筒とを連... 詳細

  • コリーヌ エッセ ピ アの「 プラスチックフィルムの製造のための機械で使用されるのに適した横切断システム」が 公開されました。( 2020/08/20)

    【課題・解決手段】巻回されているプラスチックフィルム(11)の経路から離れた静止位置とプラスチックフィルムの前記経路に沿った動作位置との間で移動される切断ユニット(15)を担持する支持構造体(26)を... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ