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技術 ステアリングロック装置

出願人 株式会社アルファ
発明者 渡辺雄介
出願日 2015年10月30日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-214423
公開日 2017年5月18日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-081493
状態 特許登録済
技術分野 車両用盗難防止
主要キーワード 直交姿勢 ストッパガイド 移動寸法 揺動レバ ボルトガイド 閉塞操作 弾発係止 先端端面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年5月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

組立作業性が良好なステアリングロック装置の提供を目的とする。

解決手段

ロック位置において車両のステアリングシャフト係止するデッドボルトを保持するデッドケース4が連結されるとともに、スプリング5により付勢されて一端がシリンダ錠1に圧接する検出6の変位によりデッドケース4とシリンダ錠1との離隔を検出可能なステアリングロック装置であって、デッドケース4は、一端部に前記シリンダ錠1に突設される押圧突部7が当接する被押圧部8を備えた検出杆6が前記スプリング5とともにサブアッセンブルされ、かつ、前記被押圧部8と押圧突部7とは、デッドケース4をフレーム2に固定した状態におけるシリンダ錠1のフレーム2への進入に伴うシリンダ錠1の押圧突部7との接触開始からシリンダ進入終了までの間、検出杆6が前記スプリング5の復元力に抗して後退移動可能な接触状態が保持される。

概要

背景

ロック状態において車両のステアリングシャフト係止してステアリングへの操作を規制するステアリングロック装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。

この従来例において、ステアリングロック装置は、プラグが保持されるアクセス部と、ステアリングシャフトに係脱するボルトボルトガイドに組み込んだロッキング部とを本体に連結して構成される。

アクセス部には、レバー状ロッカーアーム揺動自在に保持されるとともに、ロッキング部には、ボルトに係脱して該ボルトの移動を規制するプレートと、プレートのボルトに対する係止位置側への移動を規制する移動部材がボルトの進退方向に対して平行に移動自在に組み込まれる。

移動部材は、スプリングにより突出方向に付勢されて球状の先端をロッカーアームに圧接させており、不正にアクセス部が引きちぎられると、ロッカーアームが搖動し、移動部材がスプリングが圧縮したセット位置から付勢方向に移動する。移動部材の移動によりプレートはボルトに対する移動規制方向に移動し、結果、ボルトのステアリングシャフトに対する係止解除方向への移動が規制されることから不正解錠操作が防止される。

概要

組立作業性が良好なステアリングロック装置の提供を目的とする。ロック位置において車両のステアリングシャフトに係止するデッドボルトを保持するデッドケース4が連結されるとともに、スプリング5により付勢されて一端がシリンダ錠1に圧接する検出6の変位によりデッドケース4とシリンダ錠1との離隔を検出可能なステアリングロック装置であって、デッドケース4は、一端部に前記シリンダ錠1に突設される押圧突部7が当接する被押圧部8を備えた検出杆6が前記スプリング5とともにサブアッセンブルされ、かつ、前記被押圧部8と押圧突部7とは、デッドケース4をフレーム2に固定した状態におけるシリンダ錠1のフレーム2への進入に伴うシリンダ錠1の押圧突部7との接触開始からシリンダ進入終了までの間、検出杆6が前記スプリング5の復元力に抗して後退移動可能な接触状態が保持される。

目的

本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、組立作業性が良好なステアリングロック装置の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シリンダ錠が挿入されたフレームに、シリンダ錠によりロック位置、およびアンロック位置間を並進駆動され、ロック位置において車両のステアリングシャフト係止するデッドボルトを保持するデッドケースが連結されるとともに、スプリングにより付勢されて一端がシリンダ錠に圧接する検出変位によりデッドケースとシリンダ錠との離隔を検出可能なステアリングロック装置であって、前記デッドケースは、一端部に前記シリンダ錠に突設される押圧突部が当接する被押圧部を備えた検出杆が前記スプリングとともにサブアッセンブルされ、かつ、前記被押圧部と押圧突部とは、デッドケースをフレームに固定した状態におけるシリンダ錠のフレームへの進入に伴うシリンダ錠の押圧突部との接触開始からシリンダ進入終了までの間、検出杆が前記スプリングの復元力に抗して後退移動可能な接触状態が保持されるステアリングロック装置。

請求項2

前記シリンダ錠のフレームへの装着方向と検出杆の移動方向の鋭角側交差角が、デッドボルトの進退方向とシリンダ錠の装着方向との鋭角側交差角に比して小さな請求項1記載のステアリングロック装置。

請求項3

前記検出杆の移動方向とフレームへのシリンダ錠の装着方向が一致する請求項1または2記載のステアリングロック装置。

請求項4

前記フレームには、デッドケースの連結状態において前記検出杆の突出位置を規制する規制壁が設けられる請求項1、2または3記載のステアリングロック装置。

請求項5

前記シリンダ錠には、フレームへの装着方向に延設される押圧突部が延設されるとともに、前記検出杆は、板状に形成されて先端端面が被押圧部とされる請求項1から4のいずれかに記載のステアリングロック装置。

請求項6

前記デッドケースには、前記デッドボルトに係止して該デッドボルトをロック位置に保持するデッド規制位置、およびデッドボルトとの係止が解除されるデッド規制解除位置間を移動可能で、デッド規制位置側に付勢されたデッドストッパを有し、前記検出杆は、前記デッドストッパに係止して該デッドストッパをデッド規制解除位置に保持するストッパ係止位置、およびデッドストッパとの係止が解除されるストッパ係止解除位置間を移動可能で、ストッパ係止解除位置側に付勢されてデッドケースに組み込まれる請求項1から5のいずれかに記載のステアリングロック装置。

技術分野

0001

本発明は、ステアリングロック装置に関するものである。

背景技術

0002

ロック状態において車両のステアリングシャフト係止してステアリングへの操作を規制するステアリングロック装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。

0003

この従来例において、ステアリングロック装置は、プラグが保持されるアクセス部と、ステアリングシャフトに係脱するボルトボルトガイドに組み込んだロッキング部とを本体に連結して構成される。

0004

アクセス部には、レバー状ロッカーアーム揺動自在に保持されるとともに、ロッキング部には、ボルトに係脱して該ボルトの移動を規制するプレートと、プレートのボルトに対する係止位置側への移動を規制する移動部材がボルトの進退方向に対して平行に移動自在に組み込まれる。

0005

移動部材は、スプリングにより突出方向に付勢されて球状の先端をロッカーアームに圧接させており、不正にアクセス部が引きちぎられると、ロッカーアームが搖動し、移動部材がスプリングが圧縮したセット位置から付勢方向に移動する。移動部材の移動によりプレートはボルトに対する移動規制方向に移動し、結果、ボルトのステアリングシャフトに対する係止解除方向への移動が規制されることから不正解錠操作が防止される。

先行技術

0006

特表2013-510030号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、上述した従来例は、本体へのアクセス部の挿入操作により移動部材をセット位置まで移動させることができないために、以下に示すように、組立作業性が悪いという問題がある。

0008

まず、アクセス部の装着方向と移動部材の移動方向とが非平行に配置される上記従来例において、移動部材の移動方向はボルトの進退方向に一致するように設定され、さらに、ボルトの進退方向とアクセス部の装着方向、すなわち、解錠キーの挿入方向は車内のステアリング等のレイアウトにより決定されるために、アクセス部の装着方向と移動部材の移動方向との間に大きな交差角度が発生することがあり、アクセス部の装着操作により移動部材をスプリングの反力に抗してセット位置に移動させようとしても、移動部材の移動方向への分力を十分に大きく取ることが不可能な場合がある。

0009

さらに、従来例においては、移動部材の先端位置は移動部材を付勢するスプリングの自由長により決定されて組み付け後の精度を高く保持することは困難であり、さらに、移動部材の先端が球形状に形成され、かつ、該移動部材にはアクセス部側のロッカーアームの材端稜線部が当接する構造をとるために、アクセス部の装着操作時に両者を移動部材にスプリング収縮方向の分力が発生する位置関係で接触させることが不可能になる。

0010

これらから、アクセス部、あるいはロッキング部の装着操作は、移動部材を外部から把持してセット位置に保持した状態で行う必要があるために、組立作業性が悪い上に、移動部材の把持のために本体に開設した開口を防盗性向上のために閉塞する必要が生じ、部品点数の増加、工数の増加をもたらす。

0011

本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、組立作業性が良好なステアリングロック装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0012

本発明によれば上記目的は、
シリンダ錠1が挿入されたフレーム2に、シリンダ錠1によりロック位置、およびアンロック位置間を並進駆動され、ロック位置において車両のステアリングシャフトに係止するデッドボルト3を保持するデッドケース4が連結されるとともに、スプリング5により付勢されて一端がシリンダ錠1に圧接する検出6の変位によりデッドケース4とシリンダ錠1との離隔を検出可能なステアリングロック装置であって、
前記デッドケース4は、一端部に前記シリンダ錠1に突設される押圧突部7が当接する被押圧部8を備えた検出杆6が前記スプリング5とともにサブアッセンブルされ、
かつ、前記被押圧部8と押圧突部7とは、デッドケース4をフレーム2に固定した状態におけるシリンダ錠1のフレーム2への進入に伴うシリンダ錠1の押圧突部7との接触開始からシリンダ進入終了までの間、検出杆6が前記スプリング5の復元力に抗して後退移動可能な接触状態が保持されるステアリングロック装置を提供することにより達成される。

0013

ステアリングロック装置は、シリンダ錠1が挿入されて装着されるフレーム2にデッドケース4とを連結して構成され、不正破壊操作によるシリンダ錠1とデッドケース4との離隔を検出するために、検出杆6が配置される。

0014

検出杆6がフレーム2に固定可能なデッドケース4に予め組み込まれてサブアッセンブルされ、かつ、検出杆6の先端とシリンダ錠1とがシリンダ錠1側からの加圧により検出杆6への縮退力を発生させることができる状態で接触する本発明において、まず、スプリング5と検出杆6を組み込んだデッドケース4をフレーム2に固定した後、シリンダ錠1をフレーム2に挿入、固定するだけで検出杆6をセット状態移行させることができる。

0015

このため、組立に際して検出杆6を拘束したり、あるいは拘束用開口の閉塞操作が不要になり、組立作業性を向上させることが可能になる。

0016

また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記シリンダ錠1のフレーム2への装着方向と検出杆6の移動方向の鋭角側交差角が、デッドボルト3の進退方向とシリンダ錠1の装着方向との鋭角側交差角に比して小さなステアリングロック装置を構成することができる。

0017

本発明において、ステアリングロック装置のレイアウトにより決定されるデッドケース4の進退方向とシリンダ錠1の装着方向との鋭角側交差角に比して、検出杆6とシリンダ錠1の装着方向との鋭角側交差角が小さく設定される。

この結果、検出杆6の移動方向と、シリンダ錠1の装着方向とは平行、あるいは平行に近くなるために、シリンダ錠1の挿入操作力から得られる検出杆6の移動方向分力が大きくなり、よりスムーズな組立作業が可能になる。

0018

さらに、検出杆6の移動方向と、シリンダ錠1の装着方向との間が交差している場合、検出杆6の被押圧部8をシリンダ錠1の押圧突部7に直交する平面により形成した場合、検出杆6の移動方向とシリンダ錠1の装着方向との鋭角側交差角が大きくなると、検出杆6が縮退する際の押圧突部7の被押圧部8上での移動距離は長くなるために、被押圧部8を広く取る必要が生じるが、上記鋭角交差角を小さくすることにより、被押圧部8を小さくし、余分なスペースの発生を防ぐことができる。

0019

また、検出杆6の移動方向とシリンダ錠1の装着方向との鋭角側交差角は、検出杆6とシリンダ錠1との当接状態、およびデッドケース4のスペース等を考慮して、少なくともシリンダ錠1側からの負荷により検出杆6に対する押し込み操作が可能な角度に設定すれば足りるが、
前記検出杆6の移動方向とフレーム2へのシリンダ錠1の装着方向が一致するステアリングロック装置を構成すると、シリンダ錠1の装着操作力をそのままスプリング5の圧縮力として利用することができるために、検出杆6とシリンダ錠1との接触部における分力発生を考慮する必要がなくなるために、構造が簡単になる上に、検出杆6の被押圧部8上での押圧突部7の移動がなくなるために、スペースの圧縮を図ることができる。

0020

また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記フレーム2には、デッドケース4の連結状態において前記検出杆6の突出位置を規制する規制壁9が設けられるステアリングロック装置を構成することができる。

0021

検出杆6とシリンダ錠1の挿入方向とが交差している場合、検出杆6のフレーム2内での突出寸法の変化に従って、シリンダ錠1の挿入方向中心線からの間隔も変化し、突出寸法が大きくなるほど挿入方向中心線からの間隔も大きくなり、シリンダ錠1の挿入に際して押圧突部7を被押圧部8に確実に当接させるためには、被押圧部8にマージンを取る必要がある。

0022

これに対し、規制壁9により検出杆6の突出位置を規制する本発明において、検出杆6のフレーム2内への突出寸法のばらつきを考慮した余裕を取る必要がなくなるために、スペースの圧縮を図ることができる。また、シリンダ錠1挿入方向と検出杆6の移動方向とが一直線状に配置される場合には、シリンダ錠1挿入前の検出杆6の脱離を防止することにより組立効率の向上が達成される。

0023

また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記シリンダ錠1には、フレーム2への装着方向に延設される押圧突部7が延設されるとともに、
前記検出杆6は、板状に形成されて先端端面が被押圧部8とされるステアリングロック装置を構成することができる。

0024

さらに、
検出杆6の出力は、例えば、スイッチにより検出した後、電磁的手段によりデッドボルト3を拘束して盗難に備えることが可能であるが、検出杆6の変位により作動する機械的機構により直接デッドボルト3を拘束して盗難を防ぐことが可能である。

0025

この場合、
前記デッドケース4には、前記デッドボルト3に係止して該デッドボルト3をロック位置に保持するデッド規制位置、およびデッドボルト3との係止が解除されるデッド規制解除位置間を移動可能で、デッド規制位置側に付勢されたデッドストッパ10を有し、
前記検出杆6は、前記デッドストッパ10に係止して該デッドストッパ10をデッド規制解除位置に保持するストッパ係止位置、およびデッドストッパ10との係止が解除されるストッパ係止解除位置間を移動可能で、ストッパ係止解除位置側に付勢されてデッドケース4に組み込まれるステアリングロック装置を構成することができる。

発明の効果

0026

本発明によれば、デッドケースを固定したフレームにシリンダ錠を装着するだけで、検出杆を把持することなく該検出杆をセット位置まで移動させることができるために、組立作業性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0027

本発明を示す断面図で、図3(a)の1A-1A線断面図である。
図3(a)の2A-2A線断面図である。
本発明を示す図で、(a)は図1の3A方向矢視図、(b)は図3(a)の3B-3B線断面図である。
ステアリングロック装置の組立方法を示す図である。
デッドケースを示す図で、(a)は底面図、(b)は(a)を5B方向から見たデッドボルトとデッドストッパとの関係を示す図、(c)は図4の5C-5C線断面図である。
デッドストッパがデッド規制解除位置にある時を示す図で、(a)は図5(b)に対応する図、(b)は図5(b)を6B方向から見た図、(c)は図5(c)に対応する図、(d)は検出杆によりデッド規制解除位置に保持された状態を示す断面図である。
シリンダ錠とデッドケースとの位置関係を示す図で、(a)は底面図、(b)は(a)の7B方向矢視図である。

実施例

0028

図1以下に示すように、ステアリングロック装置は、フレーム2と、シリンダ錠1と、デッドケース4とを有する。

0029

フレーム2は軽量化のために合成樹脂材によりエルボー形状に形成され、一方の開口からシリンダ錠1が、他端にはイグニッションスイッチ11が収容される。

0030

シリンダ錠1は、亜鉛合金等の金属材料により形成されるシリンダケース12内に挿入されるプラグ13と、シリンダケース12、およびフレーム2の前端開口覆うポジションキャップ14とを有し、プラグ13は図外の真正な解錠キーによりシリンダケース12に対して回転させることができる。上記ポジションキャップ14には、図示しないが、「STOP」、「START」等のポジションマークが表示される。

0031

また、プラグ13の前端部には、キー検出ピース15が径方向に移動自在に装着されており、シリンダケース12に装着される揺動レバー16の前端に形成される検知先端16aにより中心方向に押し付けられる。揺動レバー16は、後端連結フック16bを有して中心部の揺動軸16c周りに揺動自在であり、レバー用圧縮スプリング17により検知先端16aがキー検出ピース15をプラグ13内に押し込む方向に付勢される。

0032

したがって本例において、解錠キーがプラグ13に挿入されない状態において、図1に示すように、揺動レバー16はキー検出ピース15をプラグ13内に押し込み、連結フック16bがプラグ13の回転中心から離れる方向(以下、当該方向を「遠心方向」、反対方向を「向心方向」という。)に移動する。この状態からプラグ13内に解錠キーを挿入すると、解錠キーによりキー検出ピース15が遠心方向に押し出される結果、揺動レバー16は図1において時計回りに揺動して連結フック16bが向心方向に移動し、この後、プラグ13を回転させると、揺動レバー16の検知先端16aはプラグ13の外周壁乗り上げ、以後、連結フック16bは同一姿勢を保持する。

0033

さらに、上記プラグ13の後端には、カム部材18が連結される。カム部材18は、カム面(図示せず)と、傘歯歯車18aとを備え、プラグ13の回転に伴って回転する。図1に示すように、カム部材18の傘歯歯車18aにはイグニッションスイッチ11の駆動軸11aが噛合しており、プラグ13への回転操作に伴って、イグニッションスイッチ11のスイッチング動作が行われる。

0034

一方、上記フレーム2の前方開口後方に向けて開口され、該後方開口を閉塞するようにデッドケース4が固定される。デッドケース4はシリンダケース12と同様に、亜鉛合金等の金属材料により形成されており、該デッドケース4に形成されたボルト挿通部4bにデッドボルト3が摺動自在に挿入される。

0035

デッドボルト3はプラグ13の回転中心線に対して鋭角側交差角(θ)で交差しており、図1に示すように、後端がデッドケース4から突出するロック位置と、全体がデッドケース4内に収容されるアンロック位置までの間を移動する。このデッドボルト3は、ロック用圧縮スプリング19によってロック位置側に付勢されており、ロック位置において突出部は図外のステアリングシャフトに係止して該ステアリングシャフトの固定し、ステアリングへの操作を禁止する。

0036

デッドボルト3を並進駆動するために、上記デッドボルト3には、連結用切欠3aが形成されており、ハンガーロッド20の後端が係止される。このハンガーロッド20は、前端に上記揺動レバー16の連結フック16bが係止可能な連結開口20aを、中間部に上記カム部材18のカム面に当接するフォロアー部20bを各々備える。

0037

したがって本例において、図1のロック状態からプラグ13に真正な解錠キーを挿入して解錠方向所定角度回転操作すると、カム部材18のカム面がハンガーロッド20のフォロアー部20bとの当接を開始し、さらにプラグ13の回転操作を続けると、カム面によりハンガーロッド20は前方に駆動される。ハンガーロッド20の移動により、デッドボルト3はロック用圧縮スプリング19を圧縮させながらアンロック位置に移動する。

0038

上述したように、揺動レバー16の連結フック16bは、解錠キーの挿入、回転操作により、向心方向に移動した位置を保持しているために、ハンガーロッド20の前進移動に伴ってやがてハンガーロッド20の先端と揺動レバー16の連結フック16bが当接する。

0039

一方、上記揺動レバー16の揺動軸16cは径方向に移動自在で、かつ、向心方向に付勢されており、連結フック16bは、ハンガーロッド20との当接により揺動レバー16の揺動中心が一旦遠心方向に移動することによりハンガーロッド20の先端縁受容し、その後、連結開口20aに弾発係止する。

0040

揺動レバー16によるハンガーロッド20の拘束、すなわち、デッドボルト3のロック位置への保持は、この後プラグ13を初期回転位置まで回転させてカム部材18のカム面によるハンガーロッド20の規制が解除した後でも維持される。この後、プラグ13の初期回転位置において解錠キーを抜去すると、キー検出ピース15のプラグ13内への沈降が許容されるために、揺動レバー16が搖動し、結果、揺動レバー16とハンガーロッド20との係止が解除されて、デッドボルト3はデッドスプリング5の復元力によりロック位置に移動する。

0041

なお、図1図3(b)において21はデッドボルト3と揺動レバー16の外部からの攻撃を防止するための金属製保護カバーを示す。

0042

さらに、図4以下に示すように、上記デッドケース4には、上記デッドボルト3、およびハンガーロッド20に加え、デッドストッパ10と検出杆6とが組み込まれる。

0043

デッドストッパ10は、図4に示すように、デッドケース4に形成され、ボルト挿通部4bに直交する有底のストッパガイド凹部4aに沿って移動自在な板状部材であり、ストッパ用圧縮スプリング22により矢印S方向に付勢される。このデッドストッパ10には、図5(c)に示すように、下端側縁から突出するストッパ突起10aと、下端縁に凹設されるスプリング嵌合凹部10bと、上端縁に凹設されるストッパ溝10cとを有し、スプリング嵌合凹部10bに上記ストッパ用圧縮スプリング22の一端を嵌合させてストッパガイド凹部4aに挿入される。

0044

一方、デッドボルト3一側面には、図5に示すように、デッドボルト3がアンロック位置にあるときにストッパガイド凹部4aに対応するアンロック係止溝3bと、デッドボルト3のロック位置においてストッパガイド凹部4aに対応するロック用係止溝3cが凹設される。

0045

デッドストッパ10の組み付けは、まず、ストッパ用圧縮スプリング22とデッドストッパ10とをストッパガイド凹部4aに挿入した後、デッドストッパ10をストッパ用圧縮スプリング22の反力に抗して押し込み、この状態でデッドボルト3をアンロック位置まで押し込み、次いで、デッドストッパ10に対する押し込み力を解除して行われる。押し込み力の解除により、デッドストッパ10はストッパ用圧縮スプリング22の復元力により上方に移動して図5(c)に示すように、ストッパ突起10aがデッドボルト3のアンロック用係止溝3bに係止するデッド規制位置に移動し、以後、デッドボルト3は進退方向の移動が規制されてアンロック位置に保持される。

0046

上記検出杆6は、図2、4に示すように、後端にストッパ部6aを備えた板状部材であり、プラグ13の回転軸に平行に配置される。この検出杆6は、図3(b)に示すように、断面C字形状に形成されて上記ストッパガイド凹部4aに交差する杆ガイド凹部23によりガイドされ、検出杆6は、まず、杆ガイド凹部23に検出杆用圧縮スプリング(スプリング5)を挿入した後、杆ガイド凹部23に装着される。

0047

図4に示すように、検出杆6を装着した状態で検出杆用圧縮スプリング5は撓みの生じない自由状態であり、デッドケース4には、挿入された検出杆6の先端まで達するカバー部24が延設され、ストッパガイド凹部4aは、カバー部24まで延設される。

0048

以上のように検出杆6等が組み込まれたデッドケース4は、図4に示すように、連結孔25に挿通する固定ピン等を使用してフレーム2の後端部に固定される。

0049

フレーム2には、デッドケース4を固定した状態において検出杆6の前端端面に当接してフレーム2内への移動を規制する規制壁9が設けられ、シリンダ錠1を装着しない状態であっても、検出杆6が妄りにデッドケース4から抜け出るのが防がれる。また、デッドケース4をフレーム2に固定した状態で検出杆6の先端面は一部が規制壁9に当接してシリンダ錠1側から遮蔽され、規制壁9により隠蔽されない端面が被押圧部8として使用される。

0050

ステアリングロック装置の組み立ては、以上のようにしてデッドケース4をフレーム2に固定した後、後端部にピン状の押圧突部7が突設されたシリンダ錠1をフレーム2内に挿入して行われる。シリンダ錠1の挿入動作に伴って押圧突部7はカバー部24により囲まれた杆ガイド凹部23内に進入して検出杆6の被押圧部8を押圧する。

0051

上述したように、デッドストッパ10はデッドケース4をフレーム2に取り付ける前の初期状態において、ストッパ突起10aがデッドボルト3のアンロック用係止溝3bに係止しており、この状態で、図4に示すように、検出杆6はデッドストッパ10によりストッパガイド凹部4a内への進入が規制される。この状態で押圧突部7により検出杆6を押し込むことはできないために、シリンダ錠1の挿入操作は、図6に示すように、デッドストッパ10をストッパ用圧縮スプリング22の反力に抗してストッパ突起10aがアンロック用係止溝3bから離脱するデッド規制解除位置まで押し下げて行われる。

0052

以上のようにしてデッドストッパ10を押し下げた状態でシリンダ錠1をフレーム2に挿入すると、図2に示すように、シリンダケース12の押圧突部7により被押圧部8が押されて検出杆6はストッパガイド凹部4a内に進入してストッパ係止位置に移動する。この結果、図6(d)、図7に示すように、検出杆6のストッパ部6aがデッドストッパ10のストッパ溝10cに係止し、以後、デッドストッパ10をデッド規制解除位置に保持するために、デッドボルト3の進退動作がデッドストッパ10により規制されることはない。

0053

以上のようにしてステアリングロック装置の通常モードで運用し、デッドボルト3がロック位置にある施錠状態のとき、シリンダ錠1が不正に引き抜かれ、破壊された時には、シリンダ錠1のデッドケース4に対する相対位置が変わり、結果、押圧突部7による検出杆6の拘束が解除される。

0054

検出杆6への拘束解除によって、該検出杆6は検出杆用圧縮スプリング5の復元力により後方に移動してデッドストッパ10との係止が解除されるストッパ係止解除位置に移動すると、デッドストッパ10の検出杆6による拘束が解除されてデッドストッパ10はストッパ用圧縮スプリング5によりデッド規制位置に復帰する。デッドストッパ10のデッド規制位置への移動によってデッドストッパ10のストッパ突起10aはデッドボルト3のロック用係止溝3cに係止してデッドボルト3の移動を規制するために不正解錠操作が防がれる。

0055

押圧突部7が細径ピン形状に形成され、かつ、被押圧部8が板状の検出杆6の端面に形成される本例において、押圧突部7と被押圧部8との当接面積が小さなために、シリンダ錠1とデッドケース4との間に少量の変位が発生しても接触状態が解消されて検出杆6が作動するために、高い検出感度保証される。

0056

また、図7に示すように、ステアリングロック装置を組み立てた状態で、検出杆6、および押圧突部7はデッドケース4から張り出すカバー部24内に収容されているために、フレーム2に孔を明けても検出杆6に直接アクセスして検出杆6の移動を規制する細工を行なうことも防止できる。

0057

さらに、押圧突部7はその基端部に比して断面積が小さな細径ピン形状に形成され、かつ、押圧突部7の基端部とデッドケース4のカバー部24とは重合することなく近接配置されているために、運転中に事故等でにより図7(a)において図面下方から上方に向けて力が加えられた際には、上記押圧突部7の基端部とカバー部24との境界部を頂点として下方に凸なV字形状に折れ曲がり、あるいは押圧突部7が剪断してデッドケース4とシリンダ錠1が上下方向のずれが容易に発生する。

0058

このような場合であっても、検出杆6の支えは失われるために、デッドストッパ10が作動して運転中におけるアンロック位置にデッドボルト3を拘束する。

0059

なお、以上においては、検出杆6をシリンダ錠1のフレーム2への装着方向、すなわち、プラグ13の回転軸方向に一致する方向でスライドする場合を例にとったが、プラグ13の回転軸に対してデッドボルト3の摺動方向が交差している場合には、シリンダ錠1の装着操作力により検出杆6に対する移動方向分力が十分に得られることを条件に適宜の交差角を設定することも可能である。

0060

上記条件を充足したものとして、例えば、被押圧部8の押圧突部7に対する直交姿勢を保持したまま、検出杆6の移動方向を図2に示す状態から反時計回りに(θ)回転させた構成を採用することができる。

0061

被押圧部8は、シリンダ錠1の挿入による検出杆6の後退に伴う図2における下方への移動によっても、押圧突部7との接触開始から終了までの全期間、接触を維持可能な長さに形成され、押圧突部7は、シリンダ錠1の挿入操作全行程において、被押圧部8を押し続け、検出杆6は、被押圧部8から受ける水平操作力からθ方向の分力を得て、移動することができる。

0062

この場合、被押圧部8は、押圧突部7に対する直交姿勢から、図2における反時計方向に回転させた姿勢とすることも可能であり、また、被押圧部8の移動に伴う図2における下方への移動を考慮して、規制壁9を被押圧部8の上部に対応する位置に配置することも可能であり、このようにすると、規制壁9への対応部を被押圧部8として利用することが可能になり、スペースを有効利用できる。

0063

さらに、検出杆6の移動方向は、図2において0°からθまでの間で変更可能であり、このような変更により、被押圧部8の図2における下方への移動寸法が小さくなるために、被押圧部8を小さくすることが可能になる。

0064

1シリンダ錠
2フレーム
3デッドボルト
4デッドケース
5スプリング
6 検出杆
7押圧突部
8 被押圧部
9規制壁
10 デッドストッパ

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