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技術 サイドパネルを有する運搬用台車

出願人 ヤマト・インダストリー株式会社
発明者 岩本滋行五頭大輔
出願日 2015年10月29日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2015-213504
公開日 2017年5月18日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-081471
状態 特許登録済
技術分野 ハンドカート
主要キーワード 中空パイプ材 四角筒体 内側付近 端部板 現場環境 輪台車 運搬用台車 固定キャスター
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年5月18日)のものです。
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図面 (12)

課題

荷の出し入れネスティングとその解除作業効率を高めることができる。

解決手段

運搬用台車70は、第1第2第3床フレーム材10、20、30からなる床フレーム1の四隅キャスターを設け、第1第2パレット40A、40を起伏自在に取り付けてある(a)。第1サイドパネル50Aの第1支柱51が、第1床フレーム材10の回転軸凹部3に、第2支柱52を第2床フレーム材20の第1保持凹部4Aに挿入されている。第2サイドパネル50Bの第1支柱51が、第2床フレーム材20の回転軸凹部5に、第2支柱52を第1床フレーム材10の第1保持凹部6Aに挿入されて、通常の搬送ができる(a)。第1第2サイドパネル50A、50Bを回転して、第2支柱52を第2保持凹部4B、6Bに挿入すれば、B辺、C2辺、D1辺からから荷物の出し入れができる(b)。第1第2パレット40A、40Bを起こせば(c)、ネスティングできる。

概要

背景

キャスター走行して、パレット(通常、平面視で正方形又は長方形)上に荷物を載せる運搬用台車では、荷物を保護してパレットからの落下を防止するために、サイドパネルを設けていた(特許文献1、2)。

例えば、4つの側面の内、対向する2面と他の1面にサイドパネルを設けて、残る1面を出し入れ面として、出し入れ面から荷物の出し入れを行っていた。また、この出し入れ面(残る1面)にも走行中の荷崩れ防止などの目的で、サイドバーを設けていた。逆にこのタイプの運搬用台車では、作業位置に出し入れ面が向くように運搬用台車を動かしていた(特許文献1)。この場合、サイドパネルを着脱可能に構成する場合もあった。

また、4つの側面の内、対向する2面のみにサイドパネルを設けて、残る2面を出し入れ面として、出し入れ面から荷物の出し入れを行っていた。また、この出し入れ面(残る2面)に、サイドバーを設けたりして、走行中の荷崩れ防止を図っていた。

また、一般に運搬用台車で、直進走行性を高めるなどのために、平面視で縦横比が大きな(例えば、進行方向の長さ方向対して、幅方向が2分の1程度)の場合、パレットを短辺側に回転軸を設けて、パレットを起伏させていた(特許文献3)。とりわけ、いわゆる六輪台車で使用されていた。

概要

荷の出し入れ、ネスティングとその解除作業効率を高めることができる。運搬用台車70は、第1第2第3床フレーム材10、20、30からなる床フレーム1の四隅にキャスターを設け、第1第2パレット40A、40を起伏自在に取り付けてある(a)。第1サイドパネル50Aの第1支柱51が、第1床フレーム材10の回転軸凹部3に、第2支柱52を第2床フレーム材20の第1保持凹部4Aに挿入されている。第2サイドパネル50Bの第1支柱51が、第2床フレーム材20の回転軸凹部5に、第2支柱52を第1床フレーム材10の第1保持凹部6Aに挿入されて、通常の搬送ができる(a)。第1第2サイドパネル50A、50Bを回転して、第2支柱52を第2保持凹部4B、6Bに挿入すれば、B辺、C2辺、D1辺からから荷物の出し入れができる(b)。第1第2パレット40A、40Bを起こせば(c)、ネスティングできる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

下面にキャスターを有する床フレーム上に、荷物を載せるパレットおよび荷崩れ防止用サイドパネルを設けて、以下のように構成したことを特徴とするサイドパネルを有する運搬用台車。(1) 前記床フレームは、長さL2の第1床フレーム材と長さL2の第2床フレーム材とを距離L1(L1<L2)離して並列して、前記第1床フレーム材の中間部と前記第2床フレーム材の中間部とを、第3フレーム材で連結して形成され、平面視略H字状に形成される。(2) 前記第3フレーム材は、第1床フレーム材と直交し、または所定の角度を有するように配置される。(3) 前記床フレームは、平面視で外周は概略長方形で、前記第1床フレーム材の外側をC辺、前記第2床フレーム材の外側をD辺とし、前記C辺および前記D辺に直交する長さL1の辺をA辺およびB辺を有し、前記A辺に第1サイドパネル、B辺の第2サイドパネルをそれぞれ設けられる。(4) 前記第1サイドパネルは、A辺とC辺との交点の近傍に回転軸を有し、第1位置でA辺に位置し、前記回転軸周り回動して、第2位置でC辺に位置するように、前記床フレームに取り付けられる。(5) 前記第2サイドパネルは、B辺とD辺との交点の近傍に回転軸を有し、第1位置でB辺に位置し、前記回転軸周りに回動して、第2位置でD辺に位置するように、前記床フレームに取り付けられる。

請求項2

以下のように構成したことを特徴とする請求項1記載のサイドパネルを有する運搬用台車。(1) 第1、第2サイドパネルを、幅L1を空けて設けた第1支柱および第2支柱を有する構造とし、(2) 第1サイドパネルは、前記第1支柱が第1床フレーム材の一端部に回転自在に支持され、前記第2支柱を保持する保持部材が、前記第2床フレーム材の一端部および前記第1床フレーム材の中間部に設けられた。(3) 第2サイドパネルは、前記第1支柱が第2床フレーム材の他端部に回転自在に支持され、前記第2支柱を保持する保持部材が、前記第1床フレーム材の他端部および前記第2床フレーム材の中間部に設けられた。(4) 前記第3床フレーム材を挟んで、前記第1サイドパネル側に第1パレット、前記第2サイドパネル側に第2パレットが配置され、前記第1パレットは前記第1床フレーム材上に設けた略水平回転軸起伏自在に取り付けられ、前記第2パレットは前記第2床フレーム材上に設けた略水平回転軸で起伏自在に取り付けられた。

請求項3

以下のように構成したことを特徴とする請求項1記載のサイドパネルを有する運搬用台車。(1)床フレームは、第1床フレーム材の下面両端部および第2床フレーム材の下面両端部に、それぞれ、自在キャスターが設けられた。(2) 前記床フレームは、中間部に固定キャスターが設けられた。(3) 前記固定キャスターは、他の運搬用台車とネスティングする際に、その固定車輪が他の運搬用台車の自在キャスターの車輪に当接しないように、整列カバーが設けられた。

技術分野

0001

本発明は、荷崩れ防止用サイドパネルを有する運搬用台車に関する。

背景技術

0002

キャスター走行して、パレット(通常、平面視で正方形又は長方形)上に荷物を載せる運搬用台車では、荷物を保護してパレットからの落下を防止するために、サイドパネルを設けていた(特許文献1、2)。

0003

例えば、4つの側面の内、対向する2面と他の1面にサイドパネルを設けて、残る1面を出し入れ面として、出し入れ面から荷物の出し入れを行っていた。また、この出し入れ面(残る1面)にも走行中の荷崩れ防止などの目的で、サイドバーを設けていた。逆にこのタイプの運搬用台車では、作業位置に出し入れ面が向くように運搬用台車を動かしていた(特許文献1)。この場合、サイドパネルを着脱可能に構成する場合もあった。

0004

また、4つの側面の内、対向する2面のみにサイドパネルを設けて、残る2面を出し入れ面として、出し入れ面から荷物の出し入れを行っていた。また、この出し入れ面(残る2面)に、サイドバーを設けたりして、走行中の荷崩れ防止を図っていた。

0005

また、一般に運搬用台車で、直進走行性を高めるなどのために、平面視で縦横比が大きな(例えば、進行方向の長さ方向対して、幅方向が2分の1程度)の場合、パレットを短辺側に回転軸を設けて、パレットを起伏させていた(特許文献3)。とりわけ、いわゆる六輪台車で使用されていた。

先行技術

0006

特開2002−193106号公報
特開2004−196042号公報
特開平9−221037号公報

発明が解決しようとする課題

0007

前記特許文献1、2では、いずれの場合でも、作業位置に出し入れ面が向くように運搬用台車を動かす必要があり、出し入れ面を変更することはできなかった。また、パレットを長手方向を半径に起伏させるので、操作性が悪かった。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、サイドパネルを回転させることにより、隣の面に移動させることができるので、出し入れ面を自由に設定でき、前記第1の課題を解決した。なお、特許文献3では、平面視Z字形軸組床フレームで、ネスティング時に邪魔になるサイドパレットを回転させる工夫も記載されているが、荷物の出し入れの変更は想定していなかった。さらに、床フレームがZ字形であるので、サイドパネルを回転した場合に安定性欠け、サイドパネルを回転させた状態で、荷物の出し入れ作業をすることができなかった。
また、長手方向で、中間部の床フレーム材を挟んで、2つのパレットに分割させて、前記第2の課題を解決した。

0009

即ちこの発明は、下面にキャスターを有する床フレーム上に、荷物を載せるパレットおよび荷崩れ防止用のサイドパネルを設けて、以下のように構成したことを特徴とするサイドパネルを有する運搬用台車である。
(1) 前記床フレームは、長さL2の第1床フレーム材と長さL2の第2床フレーム材とを距離L1(L1<L2)離して並列して、前記第1床フレーム材の中間部と前記第2床フレーム材の中間部とを、第3フレーム材で連結して形成され、平面視略H字状に形成される。
(2) 前記第3フレーム材は、第1床フレーム材と直交し、または所定の角度を有するように配置される。
(3) 前記床フレームは、平面視で外周は概略長方形で、前記第1床フレーム材の外側をC辺、前記第2床フレーム材の外側をD辺とし、前記C辺および前記D辺に直交する長さL1の辺をA辺およびB辺を有し、前記A辺に第1サイドパネル、B辺の第2サイドパネルをそれぞれ設けられる。
(4) 前記第1サイドパネルは、A辺とC辺との交点の近傍に回転軸を有し、第1位置でA辺に位置し、前記回転軸周り回動して、第2位置でC辺に位置するように、前記床フレームに取り付けられる。
(5) 前記第2サイドパネルは、B辺とD辺との交点の近傍に回転軸を有し、第1位置でB辺に位置し、前記回転軸周りに回動して、第2位置でD辺に位置するように、前記床フレームに取り付けられる。

0010

また、前記において、以下のように構成したことを特徴とするサイドパネルを有する運搬用台車である。
(1) 第1、第2サイドパネルを、幅L1を空けて設けた第1支柱および第2支柱を有する構造とし、
(2) 第1サイドパネルは、前記第1支柱が第1床フレーム材の一端部に回転自在に支持され、前記第2支柱を保持する保持部材が、前記第2床フレーム材の一端部および前記第1床フレーム材の中間部に設けられた。
(3) 第2サイドパネルは、前記第1支柱が第2床フレーム材の他端部に回転自在に支持され、前記第2支柱を保持する保持部材が、前記第1床フレーム材の他端部および前記第2床フレーム材の中間部に設けられた。
(4) 前記第3床フレーム材を挟んで、前記第1サイドパネル側に第1パレット、前記第2サイドパネル側に第2パレットが配置され、
前記第1パレットは前記第1床フレーム材上に設けた略水平回転軸で起伏自在に取り付けられ、前記第2パレットは前記第2床フレーム材上に設けた略水平回転軸で起伏自在に取り付けられた。

0011

また、前記において、以下のように構成したことを特徴とするサイドパネルを有する運搬用台車である。
(1)床フレームは、第1床フレーム材の下面両端部および第2床フレーム材の下面両端部に、それぞれ、自在キャスターが設けられた。
(2) 前記床フレームは、中間部に固定キャスターが設けられた。
(3) 前記固定キャスターは、他の運搬用台車とネスティングする際に、その固定車輪が他の運搬用台車の自在キャスターの車輪に当接しないように、整列カバーが設けられた。

発明の効果

0012

この発明は、長手方向L2に対して、短いL1の辺にサイドパネルを設けて、平面視H字状として、短辺側に設けたサイドパネルをその第1位置と、長手方向に位置させた第2位置とを取ることができるので、構造上安定した状態で、第1位置および第2位置のいずれの状態でも他の辺から荷物の出し入れをできる効果がある。よって、荷物の出し入れを現場環境に合わせて、自由に設定でき、作業効率を高めることができる。
また、中間部の第3床フレーム材を挟んで、第1サイドパネル側の第1パレット、第2サイドパネル側の第2パレットに分割し、それぞれのパレットを起伏可能としたので、ネスティング時、ネスティング解除時の作業効率を高めることができる。

図面の簡単な説明

0013

この発明の実施態様の運搬用台車の平面図で、(a)はサイドパネルが第1位置の状態、(b)はサイドパネルが第2位置の状態、(c)はサイドパネルが第2位置でパレットを起こした状態、をそれぞれ表す。
この発明の実施態様の運搬用台車で、図1(a)のサイドパネルが第1位置の状態を表し、(a)は正面図、(b)は右側面図を表す。
この発明の実施態様の運搬用台車で、図1(b)のサイドパネルが第2位置の状態を表し、(a)は正面図、(b)は右側面図を表す。
この発明の実施態様の運搬用台車で、図1(c)のサイドパネルの第2位置でパレットを起こした状態を表し、(a)は正面図、(b)は右側面図を表す。
この発明の実施態様の運搬用台車で、ネスティングした状態の拡大平面図を表す。
この発明の他の実施態様の運搬用台車の平面図で、(a)はサイドパネルが第1位置の状態、(b)はサイドパネルが第2位置の状態、(c)はサイドパネルが第2位置でパレットを起こした状態を表す。
この発明の他の実施態様の運搬用台車で、図6(a)のサイドパネルが第1位置の状態を表し、(a)は正面図、(b)は右側面図を表す。
この発明の他の実施態様の運搬用台車で、図6(b)のサイドパネルが第2位置の状態を表し、(a)は正面図、(b)は右側面図を表す。
この発明の他の実施態様の運搬用台車で、図6(c)のサイドパネルの第2位置でパレットを起こした状態を表し、(a)は正面図、(b)は右側面図を表す。
この発明の他の実施態様の運搬用台車で、ネスティングした状態の拡大平面図を表す。
この発明の実施態様に使用するキャスターで、(a)は自在キャスターの平面図、(b)は自在キャスターの正面図、(c)は固定キャスターの平面図、(d)は固定キャスターの正面図を表す。

実施例

0014

図面に基づきこの発明の実施態様を説明する。

0015

1.運搬用台車70の構成

0016

(1)床フレーム1

0017

床フレーム1は、第1床フレーム材10、第2床フレーム材20を並列して、第1縦床フレーム材10の上面11の中間部15と、第2縦床フレーム材20の上面21の中間部25に、第3床フレーム材30の下面32の両端部を載せて、架設固定して、平面視H字状の床フレーム1を構成する(図1図2(a))。第3床フレーム材30は、第1床フレーム材10、第2床フレーム材20と直交するように配置する。

0018

また、床フレーム1の第1床フレーム材10の一端部13で外縁17側に、サイドパネル取り付け用の回転軸凹部3を形成し、第1床フレーム材10の中間部15で、第3床フレーム材30より一端部13側でかつ外縁17側に、サイドパネル取り付け用の第2保持凹部4Bを形成する。また、第2床フレーム材20の一端部23で外縁27側に、サイドパネル取り付け用の第1保持凹部4Aを形成する。

0019

また、同様に、床フレーム1の第2床フレーム材20の他端部24で外縁27側に、サイドパネル取り付け用の回転軸凹部5を形成し、第2床フレーム材20の中間部25で、第3床フレーム材30より他端部24側で外27縁側に、サイドパネル取り付け用の第2保持凹部6Bを形成する。また、第1床フレーム材10の他端部14で外縁17側に、サイドパネル取り付け用の第1保持凹部6Aを形成する。

0020

第3フレーム材30で、第1床フレーム材10の一端部13側(すなわち、第2フレームの一端23側)の縁を一縁33とし、第1床フレーム材10の他端部14側(すなわち、第2フレームの他端部24側)の縁を他縁34とする。

0021

したがって、
回転軸凹部3と第1保持凹部4Aの距離:L1
回転軸凹部3と第2保持凹部4Bの距離:L1
回転軸凹部5と第1保持凹部6Aの距離:L1
回転軸凹部5と第2保持凹部6Bの距離:L1
で形成される(図1(a)、図2)。

0022

(2)キャスター58、60

0023

床フレーム1で、第1床フレーム材10の両端部13、14の下面12、第2床フレーム材20の両端部23、24下面22に、それぞれキャスター板57を介して、自在キャスター58を取り付ける。従って、床フレーム1の四隅に自在キャスター58、58が配置される(図1(a)(c)、図2(a)(b))。また、第3床フレーム材30の両端部の下方、すなわち第1床フレーム材10の下面12の中間部15と第2床フレーム材20の下面22の中間部25に、固定キャスター60を取り付ける。固定キャスター60は、第1床フレーム材10(第2床フレーム材20)の長さ方向を進行方向72に設定してある。

0024

固定キャスター60は、車軸61に取り付けた車輪62と、車輪62の底面視で車輪62を覆う整列カバー63を設けてある。整列カバー63は、車輪62の外側に並列して配置される側面板64と、側面板64に連続して前側および後側を閉じる端部板65、65とからなる(図10(c)(d))。また、カバー62の下縁64は、車軸61より下方に位置している(図11(c)(d))。

0025

また、旋回自在の自在キャスター58は、車輪59aの車軸59を軸止めされている。接地面68から固定キャスター60の整列カバー63の下縁64までの距離H2は、接地面68から自在キャスター58の車軸59までの距離H1とすると、
H2<H1
で形成されている(図11(b)(d))。

0026

(3)パレット40

0027

パレット40は、長方形(または正方形)で、第3床フレーム材30を挟んで、2つに分割され、床フレーム材10、20の一端部13、23側の第1パレット40Aと、他端部14、24側の第2パレット40Bとする。両パレット40A、40Bは、長方形(方形)で、床フレーム1に取り付ける一辺41と、一辺41の対向側の他辺42と、残りの対向する2つの一側辺43および他側辺44と、を有する(図1)。

0028

第1パレット40Aは、第1床フレーム材10の一端部13の側の内縁16側に一辺41が位置し、他辺42が第2床フレーム材20の一端部23側の外縁17付近に位置する。また、一側辺43は、第1第2床フレーム材10、20の一端部13、23の側で、回転軸凹部3と第1保持凹部4Aを結ぶ線の内側付近に位置し、他側辺44は第3床フレーム材30の一縁33に近接した付近に位置する。第1パレット40Aの一辺41には一辺41に沿った水平軸46を有し、水平軸46を第1床フレーム材10に沿って配置し、第1床フレーム材10の上面11で水平軸46を回転自在に支持する(図1(a))。

0029

また、第2パレット40Bは、第2床フレーム材20の他端部24の側の内縁26側に一辺41が位置し、他辺42が第1床フレーム材20の他端部14側の外縁17付近に位置する。また、一側辺43は、第1第2床フレーム材10、20の他端部14、24の側で、回転軸凹部5と第1保持凹部6Aを結ぶ線の内側付近に位置し、他側辺44は第3床フレーム材30の他縁34に近接した付近に位置する。第2パレット40Bの一辺41には一辺41に沿った水平軸46を有し、水平軸46を第2床フレーム材20に沿って配置し、第2床フレーム材20の上面21に水平軸46を回転自在に支持する(図1(a))。

0030

(4)サイドパネル50

0031

サイドパネル50は、中空パイプ材屈曲して、互いに並列する第1支柱51と、第2支柱52と、両支柱51、52の上端横材53で連結した門型形状で、両支柱51、52間に横桟材54、54を架設して構成する。第1支柱51の下端部が回転軸、第2支柱52の下端部が保持部を形成する。第1支柱51と、第2支柱52との距離はL1で形成される。
また、同一構造のサイドパネル50を2つ用意して、第1サイドパネル50A、第2サイドパネル50Bとする。

0032

(5)運搬用台車70

0033

第1サイドパネル50Aの第1支柱51の下端部を、床フレーム1の第1床フレーム材10の一端部13の回転軸凹部3に挿入して、第1サイドパネル50Aの第2支柱52の下端部を、第2床フレーム材20の一端部23の第1保持凹部4Aに挿入する。
同様に、第2サイドパネル50Bの第1支柱51の下端部を、床フレーム1の第2床フレーム材20の他端部24の回転軸凹部5に挿入して、第2サイドパネル50Bの第2支柱52の下端部を、第1床フレーム材10の他端部の第1保持凹部6Aに挿入する。
以上のようにして、運搬用台車70を構成する(図1(a)、図2(a)(b))。

0034

ここで、第3床フレーム材30の長さ(すなわち、第1第2サイドパネル50A、50Bの幅)L1、第1第2床フレーム材10、20の長さL2とすると、
L2>2×L1
で形成される(図1(a))。

0035

なお、床フレーム1に設けた回転軸凹部3、5は、第1支柱51の下端部が緩く嵌挿できる円筒体内面から構成し、円筒体内で第1支柱51が回転自在となるように形成されている。また、床フレーム1に設けた各保持凹部4A、4B、6A、6Bは、第2支柱52の下端部を保持できるような四角筒体の内面から構成し、四角筒体の内面の短辺が第2支柱52の外径と同程度に形成され、長辺は第2支柱52の外径より十分大きく形成して第2支柱52が長辺方向で多少余裕があるようになっている(図1(a)(c)、図2)。なお、第2支柱52を抜き差しでき、かつ安全に保持できれば、各保持凹部4A、4B、6A、6Bの構造は任意である。

0036

2.運搬用台車70の使用

0037

(1)図1(a)で、平面視で、第1サイドパネル40Aの側の辺をA辺とし、第1床フレーム材の外縁17側をC辺とし、さらに一端部13側をC1辺、他端部14側をC2辺とする。また、第2サイドパネル40Bの側の辺をB辺とし、第2床フレーム材の外縁27側をD辺とし、さらに一端部23側をD1辺、他端部24側をD2辺とする。

0038

(2)図1(a)、図2(a)(b)の状態(第1状態)で、運搬用台車70は、いわゆる天秤台車(6輪台車)として使用できる。すなわち、自在キャスター58、58を結ぶ接地面より、固定キャスター60の下端は下方に突出しているので、第1第2パレット40A、40B上に荷物を載せて、矢示72方向(第1第2床フレーム材10、20方向)に直進して、旋回できる。
この際、第1パレット40Aおよび第2パレット40Bを伏せた状態、すなわち、パレット40A、40Bが略水平状態で、第1パレット40Aの上面40aと、第2パレット40Bの上面40aと、第3床フレーム材30の上面31とは面一に形成されているので(図2(a))、第1パレット40A、第2パレット40B、第3床フレーム材30を荷物載置面として、バランス良く積載できる。
また、この際は、通常の天秤台車と同様に、第1床フレーム材10の外縁17側、第2床フレーム材20の外縁27側、すなわちC面(C1辺およびC2辺)およびD辺(D1辺およびD2辺)から荷物の出し入れを行う(図1(a))。

0039

(3) また、第1サイドパネル50Aを若干上昇させて、第2支柱52と第1保持凹部4Aとの保持を解いて、第1支柱51(回転軸凹部3)周りに回動して、第2支柱52の下端部を第1床フレーム材10の第2保持凹部4Bに挿入して保持すると、第1サイドパネル50AはC1辺に位置し、互いに直交するA辺およびD1辺から荷物の出し入れができる。同様に、第2サイドパネル50Bを若干上昇させて、第2支柱52と第1保持凹部6Aとの保持を解いて、第1支柱51(回転軸凹部5)周りに回動して、第2支柱52の下端部を第2床フレーム材10の第2保持凹部6Bに挿入して保持すると、第2サイドパネル50BはD2辺に位置し、互いに直交するB辺およびC2辺から荷物の出し入れができる(図1(b)、図3。第2位置)。この場合、第1サイドパネル50A、第2サイドパネル50Bのいずれか一方のみを回転させて使用することもできる(図示していない)。

0040

(4) さらに第2位置(図1(b)、図3)において、ここから第1パレット40Aを回転軸46周りに回動して、起こして第1サイドパネル50Aに沿わせて、その位置に保持する。同様に第2パレット40Bを回転軸46周りに回動して、起こして第2サイドパネル50Bに沿わせて、その位置に保持する(図1(c)、図4)。この状態で、運搬用台車70は平面視でH字状となり(図1(c))、多数の運搬用台車70a、70b、70c、70dを、他の運搬用台車の第3床フレーム材30の下方に、第1床フレーム材10または第2床フレーム材20を通過させて重ねれば、多数の運搬用台車70a、70b、70c、70dを平面視で面積をとらずにネスティングして保管できる(図5)。
また、従来の運搬用台車で、ネスティングする際に、自在キャスター58の車輪59aが他の運搬用台車70の固定キャスター60の車輪62にぶつかると、ゴム製車輪同士が触れることになり、自在キャスター58が進行方向と異なる方向に向くことがあるが、この運搬用台車70では固定キャスター60に整列カバー63が設けられているので、自在キャスター58の車輪は整列カバー63にあたり、直接に固定キャスター60の車輪62に触れることがない。よって、自在キャスター58の車輪59aが思わぬ方向に曲がることを防止できるので、ネスティングおよびネスティング解除作業を効率的におこなうことができる。

0041

3.他の運搬用台車70の構成

0042

(1) 前記実施態様において、第3床フレーム材30を、第1床フレーム材10、第2床フレーム材20と直交するように配置したが、第1床フレーム材10(第2床フレーム材20)に対して、多少の角度をもって斜めに配置することもできる(図6図10)。第3床フレーム材30は、第1床フレーム材10、第2床フレーム材20と平面視でH字状を保つ範囲で、斜めにすることができるので、第3床フレーム材30と第1床フレーム材10とが成す角度θは現状で70度程度であり(図6(a))、床フレーム1全体の強度などから45度以上が望ましい。
この場合、第1床フレーム材10で、第3床フレーム材30固定した位置と、回転軸凹部3を設けた一端部13側との距離(C1辺側)が、他端部14側との距離(C2辺側)よりも広く(長く)なるように設定することが望ましい。また、第2床フレーム材20で、第3床フレーム材30固定した位置と、回転軸凹部5を設けた他端部24側との距離(D2辺側)が、一端部23側との距離(D1辺側)よりも広く(長く)なるように設定することが望ましい。
この場合、他の構成は前記実施態様と同様であるので、第1位置で第1サイドパネル50AをA辺、第2サイドパネル50BをB辺に位置させ(図6(a)、図7)、第2位置で第1サイドパネル50AをC1辺、第2サイドパネル50BをD2辺に位置させて(図6(b)、図8)、使用できる。さらに、第2位置から第1第2パレット40A、40Bを起こしてそれぞれ第1第2サイドパネル50A、50Bに沿わせることもできる(図6(c)、図9)。この場合、多数の運搬用台車70a、70b、70c、70dを、他の運搬用台車の第3床フレーム材30の下方に、第1床フレーム材10または第2床フレーム材20を通過させて重ねれば、多数の運搬用台車70a、70b、70c、70dを平面視で面積をとらずにネスティングして保管できる(図10)。この場合、第3床フレーム材30を斜めに配置したので、運搬用台車a、70b、70c、70dは、平面視で長方形状にまとめることができる(図10)。したがって、さらに保管スペースを小さくできる。

0043

(2) また、前記実施態様において、サイドパネル50は、回転軸となる部材(第1支柱51の下端部)および保持部材となる部材(第2支柱52の下端部)があれば、他の構成とすることもできる(図示していない)。
また、この場合、回転軸となる部材にあわせて、回転軸凹部3、5を変更して、保持部材となる部材にあわせて、保持凹部4A、4B、6A、6Bの構成も変更する(図示していない)。

0044

(3) また、前記実施態様において、第3床フレーム材30の長さ(すなわち、第1第2サイドパネル50A、50Bの幅)L1、第1第2床フレーム材10、20の長さL2とすると、「L2>2×L1」としたが、第3床フレーム材30を越えて、第1第2サイドパネル50A、50Bを回転させることができる構造とすれば、
L2≦2×L1
とすることもできる(図示していない)。

0045

(4) また、前記実施態様において、床フレーム1、パレット40の構成も他の構成とすることもできる(図示していない)。

0046

1床フレーム
3回転軸」凹部
4A 第1保持凹部
4B 第2保持凹部
5 回転軸凹部
6A 第1保持凹部
6B 第2保持凹部
10、10a、10b、10c、10d 第1床フレーム材
11 第1床フレーム材の上面
12 第1床フレーム材の下面
13 第1床フレーム材の一端部
14 第1床フレーム材の他端部
15 第1床フレーム材の中間部
16 第1床フレーム材の内縁
17 第1床フレーム材の外縁
20、20a、20b、20c、20d 第2床フレーム材
21 第2床フレーム材の上面
22 第2床フレーム材の下面
23 第2床フレーム材の一端部
24 第2床フレーム材の他端部
25 第2床フレーム材の中間部
26 第2床フレーム材の内縁
27 第2床フレーム材の外縁
30、30a、30b、30c、30d 第3床フレーム材
31 第3床フレーム材の上面
32 第3床フレーム材の下面
33 第3床フレーム材の一縁
34 第3床フレーム材の他縁
40パレット
40A、40Aa、40Ab、40Ac、40Ad 第1パレット
40B、40Ba、40Bb、40Bc、40Bd 第2パレット
41 パレットの一辺
42 パレットの他辺
43 パレットの一側辺
44 パレットの他側辺
46 パレットの水平軸
50サイドパネル
50A、50Aa、50Ab、50Ac、50Ad 第1サイドパネル
50B、50Ba、50Bb、50Bc、50Bd 第2サイドパネル
51 サイドパネルの第1支柱
52 サイドパネルの第2支柱
53 サイドパネルの横材
57キャスター板
58 自在キャスター
60固定キャスター
63整列カバー
68接地面
70、70a、70b、70c、70d運搬用台車
72矢示(進行方向)

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