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技術 配送用帳票

出願人 小林クリエイト株式会社
発明者 小島正孝
出願日 2015年10月26日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2015-210192
公開日 2017年5月18日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2017-080967
状態 特許登録済
技術分野 本・特殊印刷物
主要キーワード 帯状枠 取り付け形態 マッチング作業 接着代 面積サイズ 定型情報 発送作業 情報記載欄
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年5月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

配送に必要な情報を片面プリントにより印字でき且つ明細情報秘匿性を向上できる配送用帳票を提案する。

解決手段

第一上紙部21と第一下紙部41とが貼り合わされた第一紙片部と、第二上紙部22と第二下紙部42とが貼り合わされた第二紙片部とを、折返線13を介して連成してなるものであって、該第一上紙部21が明細票部25と剥脱部26とを備え、第一下紙部41が介装部43と接着保持部46とを備え、第二上紙部22が配送票部31と表枠部32とを備え、第二下紙部42が除脱部を備えるものである。そして、第二下紙部(除脱部)42が取り除かれて折返線13で折り返されて、表枠部32と接着保持部46とが接着された状態で、明細票部25と配送票部31との間に介装部43が介在するものである。

概要

背景

商品などを配送する際には、配送する商品の明細を記載する明細票、配送する宛先を記入した送先票、受け取り証明等を受ける配達証などの複数の紙票が使用される。ここで、送先票や配達証は、商品を梱包した外装貼付されるが、明細票は、その内容を外部から視認不能とするように、商品と一緒に梱包されたり、特定の封筒などに封入して外装に貼付される。このように配送品(商品を梱包した状態の品物)への取り付け形態が異なる複数の紙票は、夫々別体で作成される場合があるが、この場合、各紙票に記載した情報を突き合わせて確認するマッチング作業が必要となる。しかし、このマッチング作業を実施する場合には、発送にかかる作業負担が増大すると共に、マッチングミスの発生が懸念される。こうしたマッチング作業により生ずる問題を解決できる構成として、例えば、ミシン目ハーフカット線等の切断線で囲まれた送先票や配達証などが設けられた上紙と、該切断線で囲まれた明細票などが設けられた下紙とを、剥離可能に貼り合わせた構成が提案されている(例えば、特許文献1)。かかる従来構成は、上紙の送先票や配達証と下紙の明細票とが一体化されており、両面プリントにより所定情報印字することができるため、前記マッチング作業を必要とせず、該マッチング作業による前記問題を生じない。さらに、かかる従来構成は、下紙の、明細票等の紙票を除く部位を除去することで、上紙の背面に形成された接着剤層露出させ、該接着剤層によって、商品を梱包した配送品の外装に貼付される。この貼付された状態では、下紙の明細票等が上紙の背面側に配されることから、該明細票の内容を外部から視認不能となる。また、かかる従来構成は、表裏に、送先票、配達証、および明細票などの各紙票を適宜配置した構成であることから、平面サイズ(全体の面積)を比較的コンパクトにできるという利点もある。

概要

配送に必要な情報を片面プリントにより印字でき且つ明細情報秘匿性を向上できる配送用帳票を提案する。第一上紙部21と第一下紙部41とが貼り合わされた第一紙片部と、第二上紙部22と第二下紙部42とが貼り合わされた第二紙片部とを、折返線13を介して連成してなるものであって、該第一上紙部21が明細票部25と剥脱部26とを備え、第一下紙部41が介装部43と接着保持部46とを備え、第二上紙部22が配送票部31と表枠部32とを備え、第二下紙部42が除脱部を備えるものである。そして、第二下紙部(除脱部)42が取り除かれて折返線13で折り返されて、表枠部32と接着保持部46とが接着された状態で、明細票部25と配送票部31との間に介装部43が介在するものである。

目的

すなわち、本構成では、介装部と被覆部とに定型情報印刷したものとできるため、一層多く情報を送り先に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

折り返し可能な折返線を介して連成された同一形状の第一紙片部と第二紙片部とを備え、該第一紙片部は、互いの背面同士が貼り合わされた第一上紙部と第一下紙部とから構成され、該第二紙片部は、互いの背面同士が貼り合わされた、前記折返線を介して第一上紙部に連成された第二上紙部と該折返線を介して第一下紙部に連成された第二下紙部とから構成されるものであって、第一紙片部の第一上紙部は、切断線により囲繞された、表面に所定の明細情報印字可能な明細票部と、該明細票部を囲むように設けられた、該明細票部と分離可能剥脱部と、該剥脱部の背面に形成された剥離層とを備え、第一下紙部は、切断線により囲繞された、前記明細票部を覆うように設けられた介装部と、該介装部を囲むように形成された、該介装部と分離可能な接着保持部と、該接着保持部の背面に形成された、前記剥脱部の剥離層と剥離可能に接着される接着剤層とを備え、さらに、前記明細票部と介装部との少なくとも一方の背面には、両者を剥離可能又は剥離不能に接着させる貼着層とを備えてなり、第二紙片部の第二上紙部は、切断線により囲繞された、表面に所定の配送情報を印字可能な配送票部と、該配送票部を囲むように形成された、該配送票部を分離可能な表枠部と、該表枠部の背面に形成された接着剤層とを備え、該配送票部が、第一下紙部と第二下紙部とを対向するように前記折返線で折り返された場合に、前記第一紙片部の明細票部と介装部とを覆うように設けられてなり、第二下紙部は、その全体または一部が、第二上紙部の表枠部に貼り付けられる除脱部として構成され、該除脱部の背面に形成された、前記表枠部の接着剤層と剥離可能に接着される剥離層とを備えてなり、前記除脱部が取り除かれて前記折返線で折り返されて、前記表枠部の接着剤層が第一下紙部の接着保持部と接着された状態で、第一上紙部の明細票部と第二上紙部の配送票部との間に、少なくとも第一下紙部の介装部が介在されるものであることを特徴とする配送用帳票

請求項2

第二下紙部は、第二上紙部の配送票部により覆われ、且つ折返線で折り返された場合に第一紙片部の介装部を覆うように設けられた、切断線により囲繞された被覆部と、該被覆部を囲むように設けられた、該被覆部と分離可能な前記除脱部とを備え、前記被覆部と配送票部との少なくとも一方の背面に、両者を剥離可能に接着させる接着剤層が形成されてなるものであることを特徴とする請求項1に記載の配送用帳票。

請求項3

第二下紙部は、被覆部を囲むように該被覆部と除脱部との間に設けられた、該被覆部を囲繞する切断線を介して該被覆部と区画された帯状枠部と、該帯状枠部を囲繞するように形成された、該帯状枠部と除脱部とを区画する切断線とを備え、該帯状枠部の背面が、第二上紙部の表枠部の接着剤層に接着されるものであることを特徴とする請求項2に記載の配送用帳票。

請求項4

第一上紙部は、明細票部を囲むように該明細票部と剥脱部との間に設けられた、該明細票部を囲繞する切断線を介して該明細票部と区画された明細外枠部と、該明細外枠部を囲繞するように形成された、該明細外枠部と剥脱部とを区画する切断線とを備え、該明細外枠部が、第一下紙部の接着保持部の接着剤層に接着されるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の配送用帳票。

技術分野

0001

本発明は、商品などの配送に用いられる配送用帳票に関する。

背景技術

0002

商品などを配送する際には、配送する商品の明細を記載する明細票、配送する宛先を記入した送先票、受け取り証明等を受ける配達証などの複数の紙票が使用される。ここで、送先票や配達証は、商品を梱包した外装貼付されるが、明細票は、その内容を外部から視認不能とするように、商品と一緒に梱包されたり、特定の封筒などに封入して外装に貼付される。このように配送品(商品を梱包した状態の品物)への取り付け形態が異なる複数の紙票は、夫々別体で作成される場合があるが、この場合、各紙票に記載した情報を突き合わせて確認するマッチング作業が必要となる。しかし、このマッチング作業を実施する場合には、発送にかかる作業負担が増大すると共に、マッチングミスの発生が懸念される。こうしたマッチング作業により生ずる問題を解決できる構成として、例えば、ミシン目ハーフカット線等の切断線で囲まれた送先票や配達証などが設けられた上紙と、該切断線で囲まれた明細票などが設けられた下紙とを、剥離可能に貼り合わせた構成が提案されている(例えば、特許文献1)。かかる従来構成は、上紙の送先票や配達証と下紙の明細票とが一体化されており、両面プリントにより所定情報印字することができるため、前記マッチング作業を必要とせず、該マッチング作業による前記問題を生じない。さらに、かかる従来構成は、下紙の、明細票等の紙票を除く部位を除去することで、上紙の背面に形成された接着剤層露出させ、該接着剤層によって、商品を梱包した配送品の外装に貼付される。この貼付された状態では、下紙の明細票等が上紙の背面側に配されることから、該明細票の内容を外部から視認不能となる。また、かかる従来構成は、表裏に、送先票、配達証、および明細票などの各紙票を適宜配置した構成であることから、平面サイズ(全体の面積)を比較的コンパクトにできるという利点もある。

先行技術

0003

実用新案登録第3112423号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上述した従来構成は、表側の上紙に送先票や配達証などを備え、裏側の下紙に明細票などを備える構成であることから、これら各紙票に所望の情報を印字する場合に、両面プリントが利用される。しかし、この両面プリントは、片面プリントに比して、プリント時間が長く且つプリントコストが高いという問題がある。さらに、両面プリント可能なプリンタ(例えば、レーザープリンタなど)では、片面プリントに比して、両面プリントによる消耗が激しい。そのため、両面プリントは、プリンタの耐久寿命を低減してしまうという問題もある。

0005

また、上述した従来構成は、明細票の背面に送先票や配達票などが直接貼り付けられている構成であることから、該送先票や配達証が取り除かれると、該明細票の背面が露出する。このように明細票の背面が露出すると、該背面から、明細票の表面に記載された内容(商品明細などの明細情報)が透け見えてしまい易い。そのため、配送品を送り先に届けた際に、運送業者により配達証などが取り除かれることで明細票の背面が露出すると、該運送業者に明細票の内容を知られてしまう虞があった。このように従来構成では、明細票に記載された明細情報の秘匿性限界があることから、さらなる秘匿性の向上が求められていた。

0006

本発明は、上述した両面プリントによる問題を解決すると共に、明細情報の秘匿性を向上し得る配達帳票を提案するものである。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、折り返し可能な折返線を介して連成された同一形状の第一紙片部と第二紙片部とを備え、該第一紙片部は、互いの背面同士が貼り合わされた第一上紙部と第一下紙部とから構成され、該第二紙片部は、互いの背面同士が貼り合わされた、前記折返線を介して第一上紙部に連成された第二上紙部と該折返線を介して第一下紙部に連成された第二下紙部とから構成されるものであって、第一紙片部の第一上紙部は、切断線により囲繞された、表面に所定の明細情報を印字可能な明細票部と、該明細票部を囲むように設けられた、該明細票部と分離可能剥脱部と、該剥脱部の背面に形成された剥離層とを備え、第一下紙部は、切断線により囲繞された、前記明細票部を覆うように設けられた介装部と、該介装部を囲むように形成された、該介装部と分離可能な接着保持部と、該接着保持部の背面に形成された、前記剥脱部の剥離層と剥離可能に接着される接着剤層とを備え、さらに、前記明細票部と介装部との少なくとも一方の背面には、両者を剥離可能又は剥離不能に接着させる貼着層とを備えてなり、第二紙片部の第二上紙部は、切断線により囲繞された、表面に所定の配送情報を印字可能な配送票部と、該配送票部を囲むように形成された、該配送票部を分離可能な表枠部と、該表枠部の背面に形成された接着剤層とを備え、該配送票部が、第一下紙部と第二下紙部とを対向するように前記折返線で折り返された場合に、前記第一紙片部の明細票部と介装部とを覆うように設けられてなり、第二下紙部は、その全体または一部が、第二上紙部の表枠部に貼り付けられる除脱部として構成され、該除脱部の背面に形成された、前記表枠部の接着剤層と剥離可能に接着される剥離層とを備えてなり、前記除脱部が取り除かれて前記折返線で折り返されて、前記表枠部の接着剤層が第一下紙部の接着保持部と接着された状態で、第一上紙部の明細票部と第二上紙部の配送票部との間に、少なくとも第一下紙部の介装部が介在されるものであることを特徴とする配送用帳票である。

0008

ここで、第二下紙部の全体を除脱部とした場合には、第二下紙部(除脱部)が取り除かれて、第一下紙部と第二下紙部とを対向するように前記折返線で折り返されることにより、第二上紙部の表枠部がその接着剤層により第一下紙部の接着保持部に接着される。一方、第二下紙部の一部分を除脱部とした場合には、該除脱部が、該除脱部以外の部位と分離可能とするものである。また、折返線は、第一上紙部と第二上紙部とを切断可能とし、かつ第一下紙部と第二下紙部とを切断可能とする構成が好適である。

0009

かかる構成にあっては、除脱部が取り除かれて、折返線で折り返されることにより、第二上紙部の表枠部と第一下紙部の接着保持部とが接着された状態(以下、配送準備状態という)となり、さらに、この配送準備状態で、第一上紙部の剥脱部が取り除かれることにより、第一下紙部の接着保持部の接着剤層が露出されて、当該接着剤層を配送品(商品を梱包した状態の品物)に貼付される。こうして配送品に貼付された状態では、明細票部が隠蔽されることから、該明細票部に記載された明細情報の秘匿性が保たれる。こうした本構成は、前記のように折返線で折り返される前の状態(以下、初期状態という)で、配送に必要な情報(配送する商品毎に異なる情報)を印字する配送票部と明細票部とが同一面上にあることから、片面プリントにより該配送票部と明細票部とに夫々の情報を印字することができる。そのため、上述した従来構成のように両面プリントを要せず、該両面プリントによる問題を生じない。

0010

さらに、本構成は、上記のように配送品に貼付された状態で、明細票部が介装部と配送票部とにより覆われることから、該配送品を送り先に届けた際に配送票部が取り除かれても、明細票部が介装部により覆われたままであることから、該介装部により明細票部の明細情報が背面側(外部)から透けて見えてしまうことを防止できる。すなわち、本構成によれば、配送票部が取り除かれた状態でも、明細票部に記載された明細情報の秘匿性を安定かつ確実に保ち得る。また、こうした介装部により明細情報の秘匿性を保ち得ることによって、例えば、第一紙基材と第二紙基材とを構成する紙材に、紙厚の薄いものを使用可能となることから、配送準備状態とした場合における厚みを薄くすることができ、その取扱性を向上できる。また、薄厚の紙材を使用することで、該紙材のコストを低減することもできる。

0011

さらにまた、本構成は、配送準備状態に形態変化されることにより、その平面サイズが半分になり、全体の平面サイズがコンパクトになることから、発送作業の際に取扱性に優れるという利点も有する。

0012

尚、本構成にあって、介装部は、その表面に、広告や案内などの予め定まった定型情報印刷した構成とすることもできる。ここで、介装部の表面は、送り先で配送票部が取り除かれた状態で露出することから、受取人などが前記定型情報を知得できる。そのため、受取人に知らせる内容を、前記定型情報とすることで、介装部を有効活用することできる。ここで、定型情報は、前記のように広告や案内などのように予め定まった情報であり、配送する商品や送り先に関係無く定められていることから、本構成の製造工程で印刷される。そのため、定型情報は、商品や送り先に応じてプリントされる配送票部や明細票部の情報と、全く異なるものである。

0013

上述した本発明の配送用帳票にあって、第二下紙部は、第二上紙部の配送票部により覆われ、且つ折返線で折り返された場合に第一紙片部の介装部を覆うように設けられた、切断線により囲繞された被覆部と、該被覆部を囲むように設けられた、該被覆部と分離可能な前記除脱部とを備え、前記被覆部と配送票部との少なくとも一方の背面に、両者を剥離可能に接着させる接着剤層が形成されてなるものである構成が提案される。

0014

かかる構成にあっては、上記の配送準備状態で、配送票部と明細票部との間に介装部と被覆部とが介在することから、配送品を送り先に届けた際に配送票部が切り取られた場合に、明細票部が介装部と被覆部とにより覆われている。そのため、明細票部の明細情報の秘匿性を一層向上できる。また、紙材を一層薄くできるため、取扱性を一層向上でき、且つコストを一層低減できる。

0015

また、本構成にあって、被覆部は、その表面および/または背面に、上記した定型情報を印刷した構成とすることもできる。すなわち、本構成では、介装部と被覆部とに定型情報を印刷したものとできるため、一層多く情報を送り先に提供することが可能である。

0016

上述した本発明の配送用帳票にあって、第二下紙部は、被覆部を囲むように該被覆部と除脱部との間に設けられた、該被覆部を囲繞する切断線を介して該被覆部と区画された帯状枠部と、該帯状枠部を囲繞するように形成された、該帯状枠部と除脱部とを区画する切断線とを備え、該帯状枠部の背面が、第二上紙部の表枠部の接着剤層に接着されるものである構成が提案される。

0017

かかる構成にあっては、配送票部が取り除かれる際に、被覆部が帯状枠部を介して表枠部に安定して保持されることから、該配送票部のみを比較的容易かつ確実に切り取ることができる。これにより、配送票部が取り除かれた状態で、被覆部が介装部と共に明細票部を被覆したまま安定して保持されることから、該明細票部の明細情報の秘匿性が安定して発揮され得る。また、配送票部が取り除かれた場合に、被覆部の背面が露出するため、当該背面に上記の定型情報が印刷された構成とすることにより該定型情報の報知効果が一層向上する。

0018

上述した本発明の配送用帳票にあって、第一上紙部は、明細票部を囲むように該明細票部と剥脱部との間に設けられた、該明細票部を囲繞する切断線を介して該明細票部と区画された明細外枠部と、該明細外枠部を囲繞するように形成された、該明細外枠部と剥脱部とを区画する切断線とを備え、該明細外枠部が、第一下紙部の接着保持部の接着剤層に接着されるものである構成が提案される。

0019

かかる構成にあっては、剥脱部が取り除かれて配送品に貼付された状態で、明細票部が第二下紙部の接着保持部に安定して保持されることから、送り先で、介装部と明細票部とを別々に切り取ることができる。そのため、送り先で、配送票部、介装部、明細票部を順次安定して切り取ることができる。また、上記した定型情報を、介装部の表面と背面とに印刷することができるため、一層多くの定型情報を送り先に提供できる。

発明の効果

0020

本発明の配送用帳票によれば、配送に必要な情報を配送票部と明細票部とに片面プリントにより夫々印字できることから、上述した従来構成のように両面プリントによる問題を生じない。また、上述した配送準備状態で、第一上紙部の剥脱部が取り除かれて配送品に貼付されると、明細票部が隠蔽されることから、該明細票部の明細情報の秘匿性を保つことができる。さらに、送り先で配送票部が取り除かれた場合でも、介装部が明細票部を被覆していることから、明細情報が透けて見えてしまうことを防止でき、該明細情報の秘匿性が向上する。

図面の簡単な説明

0021

実施例1の配送用帳票1の、(a)上面図と(b)下面図である。
実施例1の、(a)上紙2の背面図と、(b)下紙3の背面図である。
配送用帳票1の、上紙2側からみた分解斜視図である。
配送用帳票1の、下紙3側からみた分解斜視図である。
配送用帳票1を、初期状態から配送準備状態へ変化する過程を示す説明図である。
配送用帳票1の配送準備状態を示す、(a)表面図と(b)裏面図である。
図6中のL−L線断面を示す説明図である。
配送用帳票1を、配送品101に貼付する使用態様を示す説明図である。
配送票部31と明細票部25とを順次切り取る過程を示す説明図である。
実施例2の配送用帳票61の、(a)上面図と(b)下面図である。
実施例2の、(a)上紙2の背面図と、(b)下紙3の背面図である。
配送用帳票61の、上紙2側からみた分解斜視図である。
配送用帳票61の、下紙3側からみた分解斜視図である。
配送用帳票61を、初期状態から配送準備状態へ変化する過程を示す説明図である。
配送用帳票61の配送準備状態を示す、(a)表面図と(b)裏面図である。
図15中のM−M線断面を示す説明図である。
配送用帳票61を、配送品101に貼付する使用態様を示す説明図である。
配送票部31と被覆部81とを順次切り取る過程を示す説明図である。
図18から続く、介装部73と明細票部25とを順次切り取る過程を示す説明図である。
別例の配送用帳票91の、上紙2側からみた分解斜視図である。
別例の配送用帳票91の配送準備状態における縦断面図である。

0022

本発明にかかる実施形態を、以下の実施例1,2に従って説明する。ここで、本実施例1,2の配送用帳票1,61にあって、上紙2側の面を(上紙2の表面)を上面とし、下紙3側の面(下紙3の表面)を下面として説明する。

0023

実施例1の配送用帳票1は、図1のように、矩形状の第一紙片部11と矩形状の第二紙片部12とが、ミシン目からなる折返線13を介して連成されてなり、該折返線13で折り返すことにより、第一紙片部11と第二紙片部12とを重ね合わせることができる(図5,6参照)。ここで、第一紙片部11と第二紙片部12とは、同一形状に形成されている。

0024

配送用帳票1は、図2,3のように、矩形状の上紙2と矩形状の下紙3との夫々の背面同士が貼り合わされて、該上紙2と下紙3とが一体化されてなるものである。そして、配送用帳票1の上面が、上紙2の表面(図1(a))であり、該配送用帳票1の下面が、下紙3の表面(図1(b))である。ここで、上紙2と下紙3とは同一形状を成し、配送用帳票1では、該上紙2と下紙3とのいずれの背面も露出しない。また、上記した折返線13のミシン目は、上紙2と下紙3との両方を貫通するように夫々形成されており、上記のように折り返し可能であると共に、後述する第一上紙部21と第二上紙部22とを切断可能とし且つ第一下紙部41と第二下紙部42とを切断可能とするように形成されている。

0025

上紙2は、折返線13を介して矩形状の第一上紙部21と矩形状の第二上紙部22とが連成され、下紙3は、該折返線13を介して矩形状の第一下紙部41と矩形状の第二下紙部42とが連成されている。そして、第一上紙部21と第一下紙部41との互いの背面同士が貼り合わされて、上記した第一紙片部11が構成され、第二上紙部22と第二下紙部42との互いの背面同士が貼り合わされて、上記した第二紙片部12が構成されている。

0026

上紙2の第一上紙部21は、図1,3のように、ミシン目からなる切断線18aにより囲繞された明細票部25と、該明細票部25を囲む略ロ字形の剥脱部26とから構成されており、該明細票部25と剥脱部26とが該切断線18aを介して区画されている。明細票部25と剥脱部26とは、切断線18aを切断することにより、分離可能となっている。この切断線18aは、第一上紙部21と第一下紙部41とを貫通するミシン目からなる。また、剥脱部26の背面には、図2(a)のように、後述する粘着剤と剥離可能に接着される所定の離型剤を塗布してなる剥離層28が設けられており、明細票部25の背面には、離型剤や粘着剤などが塗布されていない。尚、明細票部25は、その表面に、配送する商品(品物)に関する明細情報を印字する明細印字欄が設けられており、切り取られることで明細票(納品証)となる。

0027

上紙2の第二上紙部22は、図1,3のように、ハーフカット線からなる切断線19aにより囲繞された配送票部31と、該配送票部31を囲む略ロ字形の表枠部32とから構成されており、該配送票部31と表枠部32とが該切断線19aを介して区画されている。配送票部31と表枠部32とは、切断線19aを切断することにより分離可能となっている。さらに、配送票部31は、ハーフカット線からなる切断線19bを介して送先票部35aと配達証部35bとが連成されてなり、切断線19a,19bを切断することにより該送先票部35aと配達証部35bとを分離可能である。そのため、送先票部35aと配達証部35bとの一方のみを切り取ることもできる。こうした配送票部31は、上記した明細票部25よりも面積サイズが大きく、さらに、上紙2を折返線13で折り返すことで第一上紙部21と第二上紙部22とを重ね合わせた場合に、該明細票部25を覆うように設けられている。また、表枠部32の背面には、図2(a)のように、強接着力を有する所定の粘着剤を塗布してなる粘着剤層36が設けられており、配送票部31の背面には、離型剤や粘着剤などが塗布されていない。尚、送先票部35aは、その表面に配送先住所や氏名などの配送情報が印字される部位であり、切断線19a,19bで切り取られることによって送先票となる。配達証部35bは、その表面に配達された証明(受領印など)を受ける部位であり、切断線19a,19bで切り取られることによって配達証となる。そして、配達証部35bにも、送先票部35aと同様に、前記配送情報が印字される。

0028

一方、下紙3の第一下紙部41は、図1,4のように、上記の切断線18aにより囲繞された介装部43と、該介装部43を囲む略ロ字形の接着保持部46とから構成されており、該介装部43と接着保持部46とが切断線18aを介して区画されている。介装部43と接着保持部46とは、切断線18aを切断することにより分離可能となっている。ここで、介装部43は、第一上紙部21の明細票部25と同一形状からなり、さらに、第一上紙部21と第一下紙部41とを貼り合わせた状態で、該明細票部25と重なり合うように設けられている。そして、上述したように、第一上紙部21と第一下紙部41とを貫通するように、切断線18aが形成される。また、第一下紙部41の背面には、図2(b)のように、その全域に、上記の粘着剤を塗布してなる粘着剤層48が設けられている。尚、介装部43の表面には、広告、案内、クーポンなどの定型情報が印刷されており、商品の受取人に該定型情報を知らせることができるようにしている。すなわち、本実施例1にあって、介装部43は、定型情報を受取人に知らせる報知機能を有するものである。

0029

下紙3の第二下紙部42は、図2(b)のように、その背面全域に、上記の粘着剤と剥離可能に接着される剥離剤を塗布してなる剥離層49が設けられている。この第二下紙部42は、上記の折返線13を切断することにより、第一下紙部41と分離可能である。本実施例1にあって、第二下紙部42が、本発明にかかる除脱部である。

0030

配送用帳票1は、上述したように、これら上紙2と下紙3との互いの背面同士が貼り合わされて形成されている(図3,4参照)。ここで、上紙2の第一上紙部21と下紙3の第一下紙部41とにあっては、第一上紙部21の剥脱部26と第一下紙部41の接着保持部46とが、該剥脱部26の背面の剥離層28と該接着保持部46の背面の粘着剤層48とにより剥離可能に接着されている。そして、第一上紙部21の明細票部25と第一下紙部41の介装部43とは、該介装部43の背面の粘着剤層48が明細票部25の背面に剥離不能に接着されることで一体化されている。一方、第二上紙部22と第二下紙部42とにあっては、第二上紙部22の表枠部32と該第二下紙部42とが、該表枠部32の背面の粘着剤層36と該第二下紙部42の背面の剥離層49とにより剥離可能に接着されている。そして、配送票部31は、第二下紙部42と非接着な状態で保たれる。

0031

本実施例1にあって、第一下紙部41の背面に設けられた粘着剤層48の、介装部43の背面部分により、本発明にかかる貼着層が構成されており、該粘着剤層48の、接着保持部46の背面部分により、本発明にかかる第一下紙部の接着剤層が構成されている。また、第二上紙部22の表枠部32の粘着剤層36により、本発明にかかる第二上紙部の接着剤層が構成されている。

0032

次に、上述した実施例1の配送用帳票1の使用方法について説明する。
配送用帳票1は、所定の製造工程により多量に製造され、該製造工程で、上紙2と下紙3には予め定められた図柄や文字などが印刷される。例えば、配送票部31の情報記載欄や明細票部25の明細印字欄などに、それぞれ紙票を示す事項(例えば、「送先票」、「配達証」、「明細票」という記載や、各記入欄など)が印刷される。さらに、製造工程で、介装部43の表面に、広告等の定型情報も印刷される。

0033

配送用帳票1が使用される際には、その上面の配送票部31(送先票部35a、配達証部35b)と明細票部25とに、配送に必要な夫々の情報が印字される。具体的には、送先票部35aと配達証部35bには、送り先の氏名や住所などの配送情報が印字され、明細票部25には、配送する商品の明細などの明細情報が印字される。こうした配送に必要な情報(配送情報や明細情報)の印字は、配送用帳票1の上面にのみ行えば良いことから、所謂片面プリントにより実行できる。これは、図1(a)のように、配送用帳票1が、初期状態では平状をなし、同一面上に、配送に必要な情報を印字する部位(配送票部31と明細票部25)を設けていることに因る。尚、こうした配送に必要な配送情報や明細情報は、送り先と商品などの情報が決定した後に印字されるものであることから、上記した定型情報のように予め多量に印刷できるものではない。

0034

配送情報や明細情報が印字された後に、図5のように、第二下紙部42が、折返線13で第一下紙部41と切り離されて、第二上紙部22から剥離されることによって、取り除かれる。これにより、第二上紙部22の表枠部32の粘着剤層36と配送票部31の背面とが露出する。この後、第二上紙部22が、その背面を第一下紙部41の表面と重ねるように、折返線13で折り返される。これにより、第二上紙部22の表枠部32の粘着剤層36が第一下紙部41の表面に剥離不能に接着される(図7参照)。ここで、配送票部31は、第一下紙部41と非接着の状態で、介装部43を被覆する。このように第二上紙部22を折返線13で折り返して第一下紙部41と接着した配送準備状態では、図6のように、配送票部31と明細票部25との間に、介装部43が介在されている。さらに、配送準備状態では、第二上紙部22を折り重ねたことにより、初期状態に比して、平面サイズが1/2となっている。

0035

こうして配送準備状態とした配送用帳票1は、配送品(商品を梱包した状態の品物)101に貼り付けられる。すなわち、図8のように、配送準備状態で、第一上紙部21の剥脱部26が、折返線13で第二上紙部22と切り離され、且つ切断線18aで明細票部25と切り離されることによって、取り除かれる。これにより、第一下紙部41の接着保持部46の背面の粘着剤層48が露出する。ここで、明細票部25は、第一下紙部41の介装部43と剥離不能に接着されていることから、該第一下紙部41に保持される。こうして接着保持部46の粘着剤層を露出した配送用帳票1が、該粘着剤層48により、前記配送品に剥離不能に接着される。配送品に接着された状態では、配送票部31が露出することから、運送業者は、該配送品(商品)101を、該配送票部31の送先票部35aに記載された配送情報に従って、送り届けることができる。一方、明細票部25は隠蔽されていることから、運送中に外部から視認不能であり、該明細票部25の明細情報の秘匿性が保たれる。

0036

配送品(商品)101が送り先に届けられると、配達証部35bに受領印が押印され、図9のように、運送業者により該配達証部35bが切断線19a,19bで切り取られる。このように配達証部35bが切り取られた状態では、介装部43の一部分が露出するものの、明細票部25は該介装部43により覆われていることから隠蔽された状態で保たれる。一方、商品を受け取った受取人により、送先票部35aが切り取られると、図9(b)のように、介装部43の全域が露出することから、該介装部43に印刷された定型情報が視認可能となる。さらに、受取人により、図9(c),(d)のように、介装部43が切断線18aで切り取られて第一下紙部41から分離することで、該介装部43の背面に接着された明細票部25も取り外される。こうして明細票部25が取り外されることにより、該明細票部25に記載された明細情報を、受取人が確認できる。

0037

上述した本実施例1の配送用帳票1は、以下の作用効果を奏する。
(1)配送に必要な情報を印字する配送票部31と明細票部25とが同一面上に設けられていることから、該情報を片面プリントにより印字可能である。そのため、上述した従来構成のように両面プリントする必要がなく、該両面プリントによる問題(プリント時間の長時間化、プリンタの耐久寿命の低減など)を生じない。
(2)配送準備状態へ形態変化させて配送品101に貼付されることから、該配送品101に貼付された状態で、明細票部25が隠蔽され、該明細票部25の明細情報が外部から視認不能となる。さらに、配送品101に貼付されると、配送票部31と明細票部25(介装部43)とを切り取らねば、該明細票部25の明細情報を視認できないことから、運送中に不正に明細情報が見られた場合にはその痕跡が残る。そのため、明細情報が不正に見られることを防止できる。
(3)配送品に貼付される配送準備状態は、第二上紙部22が折り返された状態であることから、その平面サイズが初期状態の半分となり、該配送品101への貼付サイズを小さくできる。そのため、発送作業の際に取扱性に優れる。
(4)配送品101に貼付された状態で配送票部31が切り取られても、明細票部25は介装部43により覆われていることから、該明細票部25に記載された明細情報が透けて見えてしまうことを防止できる。そのため、送り先に届けられて配送票部31が切り取られた際に、明細情報が運送業者に知られてしまうことを可及的に抑制できる。すなわち、上記した(2)の作用効果と合わせて、明細情報の秘匿性を向上することができる。
(5)配送票部31が切り取られると、介装部43が露出することから、該介装部43に広告や案内などの定型情報を印刷することによって該定型情報を受取人に報知することができる。特に、介装部43は、明細票部25を切り取る際に確実に受取人により視認され得ることから、定型情報を該受取人に知らせる効果が高いという利点も有する。

0038

実施例2の配送用帳票61は、上述した実施例1と同様に、折返線13を介して第一紙片部11と第二紙片部12とが連成されてなり、上紙2と下紙3との互いの背面同士が貼り合わされてなる(図10参照)。そして、上紙2の第一上紙部21と下紙3の第一下紙部41とが貼り合わされて第一紙片部11が構成され、上紙2の第二上紙部22と下紙3の第二下紙部42とが貼り合わされて第二紙片部12が構成されている(図12,13参照)。こうした上紙2、下紙3、第一紙片部11、第二紙片部12、第一上紙部21、第二上紙部22、第一下紙部41、および第二下紙部42の構成は、実施例1と同じである。実施例2にあって、実施例1と同じ構成要素には同じ符号を記し、その説明を適宜省略している。

0039

実施例2にあって、図10,12のように、上紙2の第一上紙部21は、ミシン目からなる切断線18bにより囲繞された明細票部25と、該明細票部25を囲む略ロ字形の明細外枠部65と、該明細外枠部65を囲む略ロ字形の剥脱部66とから構成されている。そして、明細外枠部65は、ハーフカット線からなる切断線19cにより囲繞されている。明細票部25と明細外枠部65とは、前記切断線18bにより区画されており、該明細外枠部65と剥脱部66とは、前記切断線19cにより区画されている。これにより、明細票部25と明細外枠部65とは、切断線18bを切断することによって分離可能であり、該明細外枠部65と剥脱部66とは、切断線19cを切断することによって分離可能である。また、明細票部25と明細外枠部65との背面には、図11(a)のように、剥離可能に接着できる所定の擬似接着剤を塗布してなる擬似接着剤層68が設けられており、剥脱部66の背面には、上述した所定の離型剤を塗布してなる剥離層67が設けられている。尚、明細票部25の表面には、上述した実施例1と同様に、明細情報を印字する明細印字欄が設けられている。

0040

第二上紙部22は、上述した実施例1と同様に、配送票部31と表枠部32とから構成され、図10,12のように、該配送票部31と表枠部32とが、両者を区画する切断線19aを切断することによって分離可能となっている。そして、配送票部31は、切断線19bを介して区画された送先票部35aと配達証部35bとにより構成されている。ここで、配送票部31は、上記した明細外枠部65を囲繞した切断線19cにより囲まれた部位(明細票部25と明細外枠部65とからなる部位)よりも面積サイズが大きく、さらに、上紙2を折返線13で折り返すことで第一上紙部21と第二上紙部22とを重ね合わせた場合に、明細票部25と明細外枠部65とを覆い、且つ後述する第二下紙部42の被覆部81を覆うように設けられている(図16参照)。また、表枠部32の背面には、図11(a)のように、粘着剤層36が設けられており、配送票部31の背面には、上記の擬似接着剤を塗布してなる擬似接着剤層69が設けられている。

0041

実施例2にあって、下紙3の第一下紙部41は、上述した実施例1と同様に、介装部73と接着保持部76とから構成されており、図10,13のように、該介装部73と接着保持部76とが、ハーフカット線からなる切断線19dにより区画され、該切断線19dを切断することよって分離可能となっている。ここで、本実施例2の介装部73は、上記した明細票部25よりも面積サイズが大きく、且つ上記の明細外枠部65を囲繞した切断線19cにより囲まれた部位(明細票部25と明細外枠部65とからなる部位)よりも面積サイズが小さい。そして、介装部73は、第一下紙部41と第一上紙部21とを貼り合わせた状態で、明細票部25を覆い且つ明細外枠部65の外周縁部が外方へはみ出るように設けられている(図16参照)。また、介装部73の背面には、図11(b)のように、上記の擬似接着剤を塗布してなる擬似接着剤層74が設けられ、接着保持部76の背面には、上記の粘着剤を塗布してなる粘着剤層77が設けられている。尚、本実施例2にあって、介装部73には、その表面と背面とに、広告、案内、クーポンなどの定型情報が夫々印刷される。

0042

第二下紙部42は、図10,13のように、ミシン目からなる切断線18cにより囲繞された被覆部81と、該被覆部81を囲む略ロ字形の帯状枠部82と、該帯状枠部82を囲む略ロ字形の除脱部83とから構成されている。そして、帯状枠部82は、ハーフカット線からなる切断線19eにより囲繞されている。被覆部81と帯状枠部82とは、前記切断線18cを介して区画され、該切断線18cを切断することによって分離可能となっている。帯状枠部82と除脱部83とは、前記切断線19eを介して区画され、該切断線19eを切断することよって分離可能となっている。ここで、被覆部81は、上記した配送票部31よりも面積サイズが小さく、さらに、第二下紙部42と第二上紙部22とを貼り合わせた状態で、該配送票部31により覆われるように設けられている。そして、この被覆部81は、上記の介装部73よりも面積サイズが大きく、さらに、下紙3を折返線13で折り返すことで第二下紙部42と第一下紙部41とを重ね合わせた場合に、該介装部73を覆うように設けられている(図16参照)。一方、帯状枠部82を囲繞した切断線19eにより囲まれた部位(被覆部81と帯状枠部82とからなる部位)は、配送票部31よりも面積サイズが大きく、さらに、第二下紙部42と第二上紙部22とを貼り合わせた状態で、帯状枠部82の外周縁部が配送票部31の外方にはみ出るように設けられている(図16参照)。また、除脱部83の背面には、図11(b)のように、上記の離型剤を塗布してなる剥離層86が設けられている。さらに、帯状枠部82を囲繞する切断線19eにより囲まれた部位の背面には、配送票部31と貼り合わされる領域に、上記の擬似接着剤を塗布してなる擬似接着剤層87が設けられ、当該領域を除く該帯状枠部82の外周縁部に、上記の粘着剤を塗布してなる粘着剤層88が設けられている。尚、被覆部81には、その表面と背面とに、広告、案内、クーポンなどの定型情報が夫々印刷され、該定型情報を商品の受取人に知らせる報知機能を有している。

0043

本実施例2の配送用帳票61は、上述したように上紙2と下紙3とが貼り合わされてなる(図12,13参照)。ここで、第一上紙部21と第一下紙部41とにあっては、明細票部25の擬似接着剤層68が介装部73の擬似接着剤層74に剥離可能に擬似接着され、明細外枠部65の外周縁部が接着保持部76の粘着剤層77に接着され、剥脱部66の剥離層67が接着保持部76の粘着剤層77に剥離可能に接着されている。そして、介装部73は、明細票部25と、明細外枠部65の、外周縁部を除く内周縁部とに、剥離可能に擬似接着される。尚、明細外枠部65の外周縁部は、前記のように接着保持部76の粘着剤層77に接着されることから、該接着保持部46と接着する接着代となっている。一方、第二上紙部22と第二下紙部42とにあっては、被覆部81の擬似接着剤層87が配送票部31の擬似接着剤層69に剥離可能に擬似接着され、帯状枠部82の外周縁部の粘着剤層88が表枠部32の粘着剤層36に剥離不能に接着され、除脱部83の剥離層86が表枠部32の粘着剤層36に剥離可能に接着されている。そして、配送票部31は、被覆部81と、帯状枠部82の、外周縁部を除く内周縁部とに、剥離可能に擬似接着される。尚、帯状枠部82の外周縁部は、前記のように表枠部32に接着されることから、該表枠部32と接着する接着代となっている。

0044

本実施例2にあって、明細票部25の擬似接着剤層68と介装部73の擬似接着剤層74とにより、本発明にかかる貼着層が構成されており、接着保持部76の粘着剤層77により、本発明にかかる第一下紙部の接着剤層が構成されている。また、第二上紙部22の表枠部32の粘着剤層36により、本発明にかかる第二上紙部の接着剤層が構成されており、被覆部81の擬似接着剤層87と配送票部31の擬似接着剤層69とにより、本発明にかかる被覆部と配送票部とを剥離可能に接着される接着剤層が構成されている。

0045

次に、上述した実施例2の配送用帳票61の使用方法について説明する。
配送用帳票61は、上述した実施例1と同様に、その製造工程で、介装部73の表面と背面、および被覆部81の表面と背面に、広告や案内などの定型情報が印刷される。さらに、本実施例2では、明細票部25の背面にも定型情報が印刷される。本実施例2の配送用帳票61では、五個の紙面に定型情報が印刷され(図10,11参照)、上述した実施例1よりも多くの定型情報を提供できる。この配送用帳票61が使用される際には、その上面の配送票部31(送先票部35aおよび配達証部35b)と明細票部25とに、配送に必要な夫々の配送情報や明細情報が印字される。

0046

配送情報や明細情報が印字されると、配送用帳票61は、図14のように、第二下紙部42の除脱部83が、切断線19eで帯状枠部82(および被覆部81)と切り離されると共に、折返線13で第一下紙部41と切り離されることにより、第二上紙部22の表枠部32から剥離されて取り除かれる。これにより、第二上紙部22の表枠部32の粘着剤層36が露出すると共に、被覆部81および帯状枠部82が第二上紙部22に接着されたまま保持される。尚ここで、帯状枠部82を囲繞する切断線19eは、ハーフカット線からなることから、被覆部81を囲繞するミシン目の切断線18cに比して切断し易いため、該除脱部83が切り離される際に、該切断線18cが誤って切断されてしまうことを抑制でき、該除脱部83を安定して切り離すことができる。

0047

そして、被覆部81と帯状枠部82とを保持した第二上紙部22が、該被覆部81と介装部73とを重ねるように、折返線13で折り返される。これにより、第二上紙部22の表枠部32の粘着剤層36が第一下紙部41の表面に剥離不能に接着される。ここで、被覆部81は、その表面が介装部73の表面と重なり合うことから、該介装部73を非接着で被覆する。このように折返線13で折り返した配送準備状態では、図15,16のように、配送票部31と明細票部25との間に、被覆部81と介装部73とが介在されている。

0048

配送準備状態に形態変化されると、図17のように、第一上紙部21の剥脱部66が、切断線19cで明細外枠部65(および明細票部25)と切り離されると共に、折返線13で第二上紙部22と切り離されることにより、第一下紙部41の接着保持部76から剥離されて取り除かれる。これにより、第一下紙部41の接着保持部76の背面の粘着剤層77が露出すると共に、明細要部25および明細外枠部65が第一下紙部41に接着されたまま保持される。尚ここで、ハーフカット線の切断線19cがミシン目の切断線18bよりも切断し易いことから、剥脱部66を切り離す際に、該剥脱部66を安定かつ容易に切り離すことができる。

0049

そして、剥脱部66が取り除かれると、配送用帳票61は、第一下紙部41の接着保持部76の背面の粘着剤層77により、配送品101に剥離不能に貼り付けられる。このように貼り付けた状態では、配送票部31が露出し、明細票部25が隠蔽される。

0050

配送品101が送り先に届けられると、受領印が押印された配達証部35bが運送業者により切り取られる。配達証部35bが切り取られた状態では、被覆部81の背面の一部分が露出するものの、明細票部25は、該被覆部81と介装部73とにより覆われていることから隠蔽された状態で保たれる。一方、受取人により送先票部35aが切り取られると、図18(b)のように、被覆部81の背面全域が露出することから、該被覆部81の背面に印刷された定型情報が視認可能となる。さらに、受取人により被覆部81が切断線18cで切り取られると、介装部73の表面が露出することから、該介装部73の表面に印刷された定型情報を視認可能となる。ここで、被覆部81は配送票部31よりも面積サイズが小さいことから、配送票部31を取り除いた状態で、該被覆部81を囲繞する切断線18cも露出している。さらに、被覆部81は、帯状枠部82を介して表枠部32に保持されている。こうしたことから、被覆部81を囲繞する切断線18cを切断し易く、該被覆部81を安定かつ容易に切り取ることができる(図18(c)、(d)参照)。また、切り取られた被覆部81は、その表面も視認可能となることから、当該表面に印刷された定型情報を受取人に報知できる。
次に、介装部73が、図19(a)のように切断線19dで切断されて明細票部25から剥離されることによって切り取られると、図19(b)のように該明細票部25の背面が露出することから、該明細票部25の背面に印刷された定型情報を視認可能となる。ここで、介装部73を切り取っても、明細票部25は、明細外枠部65を介して接着保持部76に保持される。また、切り取られた介装部73は、その背面も視認可能となることから、当該背面に印刷された定型情報を受取人に報知できる。
次に、明細票部25が、図19(c)のように、切断線18bで切断されて明細外枠部65と分離されることによって切り取られる。これにより、図19(d)のように、明細票部25に記載された明細情報を、受取人が確認できる。ここで、明細票部25は、接着保持部76に接着された明細外枠部65に連成されている。そのため、切断線18bを安定かつ容易に切断することができる。

0051

上述した本実施例2の配送用帳票61は、上述した実施例1と同様の作用効果を発揮することに加えて、さらに以下の作用効果を奏する。
(1)配送品101に貼付された状態で配送票部31が切り取られても、明細票部25は介装部73と被覆部81とにより覆われていることから、該明細票部25に記載された明細情報が透けて見えてしまうことを防止できる。そのため、送り先に届けられて配送票部31が切り取られた際に、明細情報が運送業者に知られてしまうことを可及的に抑制できる。したがって、明細情報の秘匿性を一層向上できる。
(2)配送票部31、被覆部81、介装部73、および明細票部25は、夫々の面積サイズが序々に小さくなっていることから、順次切り取っていく際に、夫々を容易かつ安定して取り外すことができる。さらに、配送品101に貼付された状態で、被覆部81が帯状枠部82を介して表枠部32に保持され、明細票部25が明細外枠部65を介して接着保持部46に保持されていることから、該被覆部81や明細票部25を安定かつ容易に切り取ることができる。
(3)被覆部81の表面と背面、介装部43の表面と背面、明細票部25の背面に、広告や案内などの定型情報を印刷することにより、該定型情報を受取人に報知できる。このように定型情報を印刷する部位が比較的多いことから、様々な定型情報を印刷でき、かつ該定型情報を受取人に知らせる効果も高い。

0052

本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、上述の実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。
例えば、上述した実施例1の別例の配送用帳票91を、図20,21に示す。この別例の配送用帳票91は、上紙2の第一上紙部21が、上述した実施例2と同様に、ミシン目からなる切断線18aにより囲繞された明細票部25と、該明細票部25を囲む略ロ字形の明細外枠部95と、該明細外枠部95を囲む略ロ字形の剥脱部96とから構成されている。そして、明細外枠部95は、ハーフカット線からなる切断線19fにより囲繞されている。かかる構成にあって、明細票部25と明細外枠部95とは、前記切断線18aを切断することで分離可能であり、該明細外枠部95と剥脱部96とは、前記切断線19fを切断することで分離可能である。また、剥脱部96の背面には、上述した所定の離型剤を塗布してなる剥離層97が設けられており、明細票部25と明細外枠部95との背面には、離型剤や粘着剤などが塗布されていない。この配送用帳票81では、第一上紙部21と第一下紙部41とにあって、剥脱部96と該第一下紙部41の接着保持部46とが剥離可能に接着され、明細外枠部95と該接着保持部46とが剥離不能に接着され、明細票部25と介装部43とが剥離不能に接着されている。尚、この別例の構成は、前記のように第一上紙部21に明細外枠部95を備えた以外は上述した実施例1と同じであることから、その説明は省略する。
こうした別例の配送用帳票91は、実施例1と同様に、配送準備状態に形態変化される(図21)。この配送準備状態で、第一上紙部21の剥脱部96が、切断線19fで明細外枠部95(および明細票部25)と切り離されると共に、折返線13で第二上紙部22と切り離されることにより、取り除かれる。ここで、ハーフカット線の切断線19fがミシン目の切断線18aよりも切断し易いこと、および明細外枠部95の背面が第一下紙部41の接着保持部46の背面の粘着剤層48と接着されていることから、剥脱部96を切り離す際に、該剥脱部96を安定かつ容易に切り離すことができる。このように剥脱部96を取り除いた後には、上述した実施例1と同様に、配送品101に貼り付けられる。そして、送り先で、介装部43と一緒に明細票25が取り外される。かかる別例の構成にあっても、上述した実施例1と同様の作用効果を奏する。

実施例

0053

また、上述した別例の他にも、例えば、実施例1の第一紙片部と実施例2の第二紙片部と備えた構成や、実施例1の第二紙片部と実施例2の第一紙片部とを備えた構成としても良い。また、上述した実施例2の構成にあって、配送票部と被覆部とを同じ面積サイズとしたり、介装部と明細票部とを同じ面積サイズとすることも可能である。

0054

1,61,91配送用帳票
11 第一紙片部
12 第二紙片部
13 折返線
18a〜18c,19a〜19f切断線
21 第一上紙部
22 第二上紙部
25明細票部
26,66,96剥脱部
31配送票部
32表枠部
41 第一下紙部
42 第二下紙部
43,73介装部
46,76接着保持部
65,95 明細外枠部
81被覆層
82帯状枠部
83 除脱部

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