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技術 プリンタ装置及びそのプリンタ装置を備える包装装置

出願人 株式会社寺岡精工
発明者 中間淳也渡井巧込山峰義
出願日 2015年10月23日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-209395
公開日 2017年5月18日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-080936
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 用紙の取扱い 基本的包装技術5(被包) 制御・その他II(補助装置、細部) ベルト、ローラ以外の手段による供給 サーマルプリンタ(構造)
主要キーワード 位置決め部品 帯電強度 基準標 密封閉鎖 送風ノズル 押切り 搬送範囲 除電対象
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

プリンタ装置及び該プリンタ装置により印刷された被印刷媒体に発生する静電気を、経済的でかつ効率的に除電することができるプリンタ装置を提供する。

解決手段

被印刷媒体を操り出し、前記繰り出された被印刷媒体に印刷を行うプリンタ装置において、前記被印刷媒体に印刷を行うプリンタ手段の上方に位置し、所定の電荷を生成して空気を帯電させるイオン発生手段と、所定の風力を発生させて空気を送風する送風手段と、を備え、前記送風手段は、前記イオン発生手段により帯電させた空気を前記プリンタ手段により印刷がなされる被印刷媒体の上面に向けて送風する。

概要

背景

近年、コンビニエンスストア等では、お弁当等の外周に透明な帯状樹脂フィルム巻き付け販売することがされており、そのために、巻回した透明な樹脂製のフィルムを引き出しながら印字を施し、帯状のフィルムに切断して枚葉状とし、該枚葉状に切断されたフィルムをお弁当等の外周に巻き付けて包装を行う帯巻き包装装置が用いられている。
前記帯巻き包装装置のような樹脂製のフィルムに対して印字を施すプリンタ装置を含め、プリンタ装置は、フィルムの搬送やプリント時に被印刷媒体静電気が生じてしまい、この静電気を取り除くことをしなければ、被印刷媒体がプリンタ装置から分離せず、切断手段等に送ることが困難となったり、あるいは、切断手段にフォルムがくっついてしまったり、次工程の包装手段が被印刷媒体を商品に巻き付ける際にも、包装手段がフィルムを正しく受け取れなかったり、あるいは、包装手段の想定外の箇所にフォルムがくっついてしまい、正しく巻き付けることができない可能性があった。
また、被印刷媒体に印字を施すプリンタ部にもプリント時等に発生した静電気が帯電して、プリンタ部の印字やプリンタ部そのものにも悪影響を及ぼし、更には、帯電した静電気よって周囲の塵や埃を引き寄せてしまうという可能性があった。
そのため、従来の装置では、プリンタ部に対して、プリント時に生じる静電気を除電するための除電装置が開発されており、印字ユニットを通過した被印刷媒体に対して除電ブラシを接触させるなどして、被印刷媒体の静電気を除電するプリンタ装置が知られていた。(特許文献1)

概要

プリンタ装置及び該プリンタ装置により印刷された被印刷媒体に発生する静電気を、経済的でかつ効率的に除電することができるプリンタ装置を提供する。被印刷媒体を操り出し、前記繰り出された被印刷媒体に印刷を行うプリンタ装置において、前記被印刷媒体に印刷を行うプリンタ手段の上方に位置し、所定の電荷を生成して空気を帯電させるイオン発生手段と、所定の風力を発生させて空気を送風する送風手段と、を備え、前記送風手段は、前記イオン発生手段により帯電させた空気を前記プリンタ手段により印刷がなされる被印刷媒体の上面に向けて送風する。

目的

本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであって、プリンタ装置及び該プリンタ装置により印刷された被印刷媒体に発生する静電気を、経済的でかつ効率的に除電を行うことにより、正しく印刷された被印刷媒体で次工程において物品を正しく包装させることができるプリンタ装置及びそのプリンタ装置を備える包装装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

被印刷媒体操り出し、前記繰り出された被印刷媒体に印刷を行うプリンタ装置において、前記被印刷媒体に印刷を行うプリンタ手段の上方に位置し、所定の電荷を生成して空気を帯電させるイオン発生手段と、所定の風力を発生させて空気を送風する送風手段と、を備え、前記送風手段は、前記イオン発生手段により帯電させた空気を前記プリンタ手段により印刷がなされる被印刷媒体の上面に向けて送風することを特徴とするプリンタ装置。

請求項2

前記送風手段により送風された帯電させた空気の一部は、印刷がなされた後の被印刷媒体の上面に沿って、繰り出し方向下流に向かって流れることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。

請求項3

さらに、前記プリンタ手段の下流に、印刷された後の被印刷媒体を枚葉状に切断する切断手段を備え、前記送風手段により送風された帯電させた空気の一部は、印刷がなされた後の被印刷媒体の上面に沿って切断手段の位置に亘って流れることを特徴とする請求項2に記載のプリンタ装置。

請求項4

請求項1から請求項3の何れかに記載のプリンタ装置と、プリンタ装置の被印刷媒体の繰り出し方向下流に配置され、前記プリンタ装置より発行される被印刷媒体を被包装物の外周に巻回し包装を行う包装手段と、を備え、前記送風手段により送風された空気の一部は、印刷がなされた後の被印刷媒体の上面に沿って包装手段の位置に亘って流れることを特徴とする包装装置

技術分野

0001

本発明は、例えば、巻回した透明な樹脂フィルムを引き出しながら印刷するプリンタ装置及びそのプリンタ装置を備える包装装置に関する。

背景技術

0002

近年、コンビニエンスストア等では、お弁当等の外周に透明な帯状の樹脂フィルムを巻き付け販売することがされており、そのために、巻回した透明な樹脂製のフィルムを引き出しながら印字を施し、帯状のフィルムに切断して枚葉状とし、該枚葉状に切断されたフィルムをお弁当等の外周に巻き付けて包装を行う帯巻き包装装置が用いられている。
前記帯巻き包装装置のような樹脂製のフィルムに対して印字を施すプリンタ装置を含め、プリンタ装置は、フィルムの搬送やプリント時に被印刷媒体静電気が生じてしまい、この静電気を取り除くことをしなければ、被印刷媒体がプリンタ装置から分離せず、切断手段等に送ることが困難となったり、あるいは、切断手段にフォルムがくっついてしまったり、次工程の包装手段が被印刷媒体を商品に巻き付ける際にも、包装手段がフィルムを正しく受け取れなかったり、あるいは、包装手段の想定外の箇所にフォルムがくっついてしまい、正しく巻き付けることができない可能性があった。
また、被印刷媒体に印字を施すプリンタ部にもプリント時等に発生した静電気が帯電して、プリンタ部の印字やプリンタ部そのものにも悪影響を及ぼし、更には、帯電した静電気よって周囲の塵や埃を引き寄せてしまうという可能性があった。
そのため、従来の装置では、プリンタ部に対して、プリント時に生じる静電気を除電するための除電装置が開発されており、印字ユニットを通過した被印刷媒体に対して除電ブラシを接触させるなどして、被印刷媒体の静電気を除電するプリンタ装置が知られていた。(特許文献1)

先行技術

0003

特開2011−37152号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に記載されたプリンタ装置では、除電手段として、被印刷媒体に対して直接接触する除電ブラシが採用されているために、除電ブラシ自体が摩擦などにより摩耗してしまい、定期的な交換作業と行ったメンテナンスが必要であり、メンテナンスを怠ると除電効率が悪くなり、帯電した静電気による様々な不具合を生じさせるという問題があった。さらに、上記包装装置に用いられるような、樹脂フィルムに対して除電ブラシ等を用いると、フィルムの裏面に設けられた糊面等に除電ブラシが絡んでしまったり、フィルム表面等を傷付けてしまったりするなどの危険性があり、装置内に塵や埃などを発生させて撒き散らかす可能性もあった。

0005

また、印刷ユニットを通過した後の被印刷媒体だけを除電しても、プリンタ装置の各所に発生する静電気を完全に取り除くことはできず、完全に取り除くためにプリンタ装置自体に除電手段を配置させることは、経済的な面から見て好ましくなく、また、制御が煩雑になるという問題があり、装置自体も大型化するという問題もあった。

0006

本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであって、プリンタ装置及び該プリンタ装置により印刷された被印刷媒体に発生する静電気を、経済的でかつ効率的に除電を行うことにより、正しく印刷された被印刷媒体で次工程において物品を正しく包装させることができるプリンタ装置及びそのプリンタ装置を備える包装装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、本発明は、被印刷媒体を操り出し、前記繰り出された被印刷媒体に印刷を行うプリンタ装置において、前記被印刷媒体に印刷を行うプリンタ手段の上方に位置し、所定の電荷を生成して空気を帯電させるイオン発生手段と、所定の風力を発生させて空気を送風する送風手段と、を備え、前記送風手段は、前記イオン発生手段により帯電させた空気を前記プリンタ手段により印刷がなされる被印刷媒体の上面に向けて送風することを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、プリンタ装置の除電手段として、イオン発生手段により帯電させた空気を、送風手段により、広い範囲に対して送風して除電を行うことができるので、印字部と被印字媒体の両方の静電気を一遍に除電することができ、経済的かつ効果的であり、除電装置を複数箇所に配置する必要がないので装置を小型化できる。
また、イオン発生手段により帯電させた空気を送風により除電対象箇所に送ることができるので、除電装置が直接被印刷媒体に接触することがなく、除電ローラや除電ブラシ等のように摩耗しない。さらに、ミシン目のついた被印刷媒体のミシン目を傷付けるなどの破損を防止でき、次工程において物品を被印刷媒体で正しく包装させることができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施形態に係る包装装置の正面図である。
本発明の実施形態に係るプリンタ装置及び包装装置に用いられる帯状の被印刷媒体の一例を示す全体図である。
本発明の実施形態に係るプリンタ装置の、被印刷媒体がフィルムロールから切断手段に至る経路を説明するための正面図である。
本発明の実施形態に係るプリンタ装置により、被印刷媒体に印刷をしている状態を示すプリンタ装置の正面図である。
本発明の実施形態に係るプリンタ装置の側面図である。
本発明の実施形態に係るプリンタ装置の位置決め部品の図であり、(a)は、正面図、(b)は側面図である。

実施例

0010

本発明の実施形態のプリンタ装置及びそのプリンタ装置を備える包装装置について図面を参考に説明する。
(包装装置全体の構成)
本発明の実施形態に係る包装装置は、図1に示すように、予めマークが施された帯状の被印刷媒体1が巻回されてなるフィルムロールRから帯状の被印刷媒体1を繰り出し、プリンタ手段3に導く被印刷媒体繰出手段2と、繰り出された帯状の被印刷媒体1に対して、印刷を行うプリンタ手段3と、プリンタ手段3によって印刷された被印刷媒体1を枚葉状に切断する切断手段4と、切断手段4により枚葉状となった被印刷媒体1をコンベアベルト51により搬送される被包装物Xの外周に巻回する包装手段52と、プリンタ手段3に対する命令を入力するプリンタ部入力手段53と、プリンタ部入力手段53により入力されたプリンタ情報に基づいて、プリンタ手段3の制御を行うプリンタ制御部54とを、備えている。前述の包装装置の外観は、装置内に配置させた被印刷媒体繰出手段2、プリンタ手段3、切断手段4、コンベアベルト51、包装手段52等を装置四隅に設けた支柱に沿った四方および上下を透明または不透明の外壁で囲むことにより密封閉鎖装置外部からの塵や埃の侵入を防ぐ構造になっている。

0011

そして、プリンタ手段3に対して切断手段4が、被印刷媒体1の斜め下方に配置されており、さらに、切断手段4の下方位置に包装手段52が配置されており、比較的高い位置に配置されたプリンタ手段3から比較的低い位置に配置された包装手段52まで、斜め下方に向かう被印刷媒体1の繰り出し経路が形成されている。
また、被印刷媒体1の搬送経路適宜位置には、搬送する前記被印刷媒体1の位置決めを行うための基準標7(図5)が設けられている。

0012

上記のような包装装置において、作業者が、コンベアベルト51の上流図1において、左側)に被包装物Xを載置することにより、被包装物Xは、コンベアベルト51上を下流(図1において、右側)に搬送される間に、包装手段52によってその外周に枚葉状の被印刷媒体1が巻回して包装され、コンベアベルト51の下流側に搬送されるものである。
以下、本発明の実施形態のプリンタ装置及び包装装置の構成について、図を示しながら、詳細に説明する。
なお、本発明の実施形態の説明において、「幅」とは、帯状の被印刷媒体1の搬送方向と直交する方向の寸方をいい、「長さ」とは、搬送方向の寸法をいう。

0013

(被印刷媒体の構成)
包装装置について説明するに先立って、本発明の実施形態に係るプリンタ装置及び包装装置に用いられる被印刷媒体1について説明する。
被印刷媒体1は、帯状の透明もしくは半透明な樹脂フィルムにより形成されている。そして、図2に示すように、該樹脂フィルムには、繰り出し方向に所定間隔でミシン目等の切断部11が形成されており、切断部11によって分割される各枚葉状部毎に、その幅方向中央位置には、例えば、フィルムにより包装する商品を販売する店舗ロゴマーク等を印刷した位置合わせマーク(マーク)12が予め設けられている。

0014

さらに、帯状の被印刷媒体1の幅方向両端部近傍には、切断部11に沿って枚葉状に切断されたフィルムを被包装物Xに巻回する際に端部同士を接着するための糊面13が形成されており、前記位置合わせマーク12と糊面13との間を印刷領域14として構成している。
帯状の被印刷媒体1の使用可能領域最後には、被印刷媒体1のエンドを示すエンドシールが添付されている。
なお、上記説明において、被印刷媒体1は、全面が透明もしくは半透明なフィルムとして説明しているが、一部が透明もしくは半透明であって、位置合わせマーク12の下方に位置する後述する基準標7がフィルムの表面側から視認できればよく、必ずしも全面が透明もしくは半透明なフィルムでなくてもよい。

0015

(被印刷媒体繰出手段の構成)
被印刷媒体繰出手段2は、図3に示すように、搬送装置フレームに固定されたフィルムロール支持壁21に、フィルムロールRを回転自在に支持するフィルムロール支持軸22、及び、フィルムロールRから繰り出される被印刷媒体1を、テンションを付与しながらプリンタ手段3に導く3つのフィルムターンローラ23,24,25が設けられて形成されている。なお、被印刷媒体繰出手段2によりフィルムを繰り出して次工程に供給しているが、装置内でフィルムを繰り出す際に塵や埃を発生させしてしまう可能性があった。

0016

(プリンタ手段の構成)
プリンタ手段3は、図4,5に示すように、搬送装置のフレームに固定された基台31と、基台31から立ち上がる左、右フレーム32a、32bと、左、右フレーム32a,32b間に配置されるプラテンローラ33と、プラテンローラ33の上方位置に対向して配置され、付勢手段34によってプラテンローラ33に対して当接している左右2つサーマルヘッド35a,35bとを備えており、プラテンローラ33とサーマルヘッド35a,35bとの間を通過する被印刷媒体1の印刷領域14に対して印刷を行う。
プリンタ手段3の左フレーム32aの外面には、プリンタ装置(及び包装装置)の電源が入っていることを示す表示手段36、及び、サーマルヘッド35a、35bを付勢手段34に抗してプラテンローラ33から離脱させる操作を行うためのハンドル37が配置されている。なお、プリンタ手段3に静電気等が帯電すると、装置内の塵や埃を呼び寄せ付着させてしまい印刷に悪影響を及ぼす可能性がある。

0017

(切断手段の構成)
図3に示すように、被印刷媒体1の搬送経路上のプリンタ手段3の下流側の下方には、プリンタ手段3により印刷された帯状の被印刷媒体1を所定間隔で切断する切断手段4が配置されている。切断手段4は、本体部41と、本体部41の上面を開閉自在にカバーするカバー部材42とにより構成され、本体部41には搬送経路の下に位置する下ローラ43a,43bが設けられ、カバー部材42には被印刷媒体1の搬送経路の上に位置する上ローラ43c,43dが設けられている。また、切断手段4の組み付け位置は、プリンタ手段3で印刷された切断前の連続した被印刷媒体1が所定枚数分(例えば切断後に3枚分の帯フィルムになる分)を離した所定の間隔を持って組み付けられており、この切断手段4を離して組み付ける理由は、帯巻包装する被包装物に対応する帯フィルムにプリンタ手段3が先行して印刷を行い、次工程の包装手段52で被包装物を高速で効率よく帯巻包装できるようにするためである。なお、切断手段4に静電気等が帯電することにより、装置内の塵や埃を呼び寄せ付着してしまい切断動作に悪影響を及ぼす可能性がある。

0018

下ローラ43a,43bと上ローラ43c,43dにより、送り機構が構成されて、下ローラ43a,43bと上ローラ43c,43dとで搬送経路中の被印刷媒体1を挟み込んで搬送している。
本体部41の送り機構の下方位置には、カッタ刃44が配置されており、送り機構の下ローラ43aと下ローラ43bの間から、上ローラ43cと上ローラ43dとの間にカッタ刃44を突出させることにより、搬送された被印刷媒体1を、切断部11において押切りして枚葉状の巻き帯を作成している。

0019

(包装手段の構成)
図1に示すように、切断手段4のさらに下流側の下方には、包装手段52が配置されている。包装手段52は、切断手段4で切断された枚葉状の巻き帯の両端部を把持する把持部を備えており、包装手段52の下方に搬送されてきた被包装物Xが所定の位置に停止すると、把持部が把持する枚葉状に切断されたフィルムをお弁当等の外周に巻き付け、被包装物Xの下方位置(底部)で、一方の枚葉状の巻き帯の端部を被包装物の底部に貼付した後、他方の枚葉状の巻き帯の端部を被包装物の底部に貼付して帯封を行う。その後、包装済みの被包装物は搬送手段(ベルトコンベア)51により排出部へ搬送される。

0020

以上の包装行程において、フィルムロールRから繰り出された被印刷媒体1は、包装手段52に繰り出される間にプリンタ手段3等を通過することで帯電してしまい、切断手段4にくっついたり、切断手段4で切断された枚葉状の巻き帯を包装手段52の把持部により正しく把持できない、さらには、把持部に対してフォルムがくっついてしまい、お弁当等の外周に正しく巻き付けることができない可能性がある。また、包装手段52に静電気等が帯電すると、装置内の塵や埃を呼び寄せ付着してしまい包装動作に悪影響を及ぼす可能性もあった。
そこで、本実施形態のプリンタ装置及び包装装置においては、搬送経路状の被印刷媒体1を傷つけることなく、また、搬送経路全体に亘って除電を行うための除電手段6が設けられている。

0021

(除電手段の構成)
被印刷媒体1の除電を行うための除電手段6は、プリンタ手段3の被印刷媒体1の搬送方向下流面に固定された除電手段支持フレーム6aにより支持されている。除電手段支持フレーム6aは、プリンタ手段3の被印刷媒体1の搬送方向下流面から前方上方に向かって延びるように設けられており、前記除電手段支持フレーム6aに対して、除電手段6が下方に向けて取付角度調節自在に支持されている。
除電手段6は、図5に示すように、所定の電荷を生成して、周囲の空気を帯電させるイオン発生手段61と、イオン発生手段61により帯電させた空気aを送り出す送風手段62と、送風手段62により送り出される空気aの送風方向を調節する送風ノズル63とにより構成されており、送風ノズル63は、除電手段6の幅方向に複数配置されている。

0022

そして、送風ノズル63は、下方やや被印刷媒体1の上流側に向けて配置されており、送風ノズル63により送り出された帯電した空気aの中心はプラテンローラ33近傍の被印刷媒体1の上面に向かい、空気aの一部が被印刷媒体1の上面に沿って被印刷媒体1の繰り出し方向に流れることとなる。さらにいえば、送風ノズル63から送風される空気aを送風する位置は、プリンタ手段3とプリンタ手段3で印刷された切断前の連続した所定枚数分(例えば切断後に3枚分の帯フィルムになる分)の被印刷媒体1に向けて送風するようになっている。プリンタ手段3と該プリンタ手段3の下流位置に配置させた下方の切断手段4との間に位置する切断前の被印刷媒体1は切断手段4への繰り出し方向下方に傾斜しているため、空気aは、この傾斜した切断前の連続した所定枚数分の被印刷媒体1の上面に沿って下流側へ効率よく流れて行くことになる。また、送風ノズル63からの送風方向は、被印刷媒体1の搬送方向と直交する被印刷媒体1の幅方向略中心を挟んだ左右それぞれ送風方向を異なる方向に送風できるように調整可能になっている。例えば、被印刷媒体1の幅方向略中心の右側は、被印刷媒体1の中心から右方向で且つ下流方向に向かって送風し、左側は、被印刷媒体1の中心から左方向で且つ下流方向に向かって送風させるようにしてもよい。さらに、包装装置の鉛直方向下方の外壁には、装置内部の空気を装置外部へ排出する排出ファンを備えており、除電手段6から送風され被印刷媒体1の上面に沿って流れてきた空気aを装置外部へ排出する仕組みになっている。なお、包装装置の鉛直方向下方の外壁に設けた送風ファンに代えて外壁そのものに所定形状の開口部(排出口)を設け装置内部と外部とを連通させ、空気aを装置外部へ排出するようにしてもよい。この空気aを排出する構造(排出ファンまたは排出口)によって除電後の使用済みの空気aと空気aとともに送風にされる塵や埃等を効率よく装置外部へ排出することができるので装置内部をクリーン(衛生的)な状態に保つことができ、更に、除電手段6から送風される空気aの気流(空気aの流れる方向)を作ることができ、空気aがプリンタ手段3、切断手段4、包装手段52等を経由させる気流(空気の流れ)を作り、空気aとともに塵や埃等を装置外へ排出することができる。

0023

ここで、本実施形態の包装装置においては、上述のとおり、プリンタ手段3に対して切断手段4が、被印刷媒体1の斜め下方位置に配置されており、さらに、切断手段4の斜め下方位置に包装手段52が配置されて、全体として斜め下方に向かう被印刷媒体1の繰り出し経路が形成されているので、前記送風手段により送風された帯電させた空気aの一部は、印刷がなされた後の被印刷媒体1の上面に沿って、繰り出し方向下流に向かってスムーズに且つ効率的に流れることとなる。

0024

これにより、除電手段6によって送り出される帯電させた空気aは、帯電原因となるプリンタ手段3を中心に、被印刷媒体1の上面に沿って流れ、被印刷媒体1の繰り出し方向下流側にある切断手段や包装手段等の各手段にスムーズに到達して全体を除電することができるとともに、プリンタ手段3あるいは被印刷媒体1に付着した塵や埃を除去することができ、プリンタ手段3の下流に位置する切断手段4、包装手段52に付着した塵や埃も除去することができる。
さらに、プリンタ手段3、切断手段4、包装手段52をそれぞれが勾配を付けて配置させたので装置の幅方向の長さを短くする事ができ、装置自体のサイズをコンパクトにすることができるという効果も奏する。

0025

なお、除電手段支持フレーム6aに対する除電手段6の取付角度、もしくは、送風ノズル63の向きを調節することにより、除電手段6により吹き付けられる帯電した空気aが送風される範囲を調節することができる。
また、送風手段62の出力を調節自在としたり、送風ノズル63の開口寸法を変更することにより、空気aの到達範囲を調節することができる。また、送風手段62の出力を強弱調節することにより空気aの到達範囲を調節することも可能である。なお、送風ノズル63の開口寸法の変更は、送風ノズル63を時計回り回転させると開口が絞られる(縮小)、あるいは、反時計回りに回転させると開口が開放(拡大)される等の方法で開口寸法を変える、あるいは、送風ノズル63を反送風方向に押し込むと開口が絞られ、反対に送風方向に引き出すと開口が開放される等の方法で開口寸法を変更するなど何れの方法でもよい。

0026

さらに、除電手段6の幅方向に複数設けられた送風ノズル63をそれぞれ独立して向き等を調節できるように構成することにより、プリンタ手段3の上方に配置した除電手段6によって、プリンタ手段3から切断手段4までの間および切断手段4、さらには包装手段52等の包装装置の広い範囲に亘って除電を行うことも可能である。
なお、本実施例においては、除電手段6によって送風される帯電された空気aは、プリンタ手段3の特にサーマルヘッド35a,35b及びプラテンローラ33の位置にある被印刷媒体1の上面を中心に、被印刷媒体1の上面に沿って搬送範囲の幅全体に広がり、後述する切断手段4までの範囲に行き届くように、その帯電強度、送風強度、送風向きを調節して、プリンタ装置、切断手段、及び、その間の被印刷媒体1の除電、および包装手段52の除電を可能としている。また、プリンタ部入力手段53は表示部を備えており、除電手段6における各種設定情報の表示や設定操作が表示部で行えるようになっており、プリンタ部入力手段53(コントローラ)に設定された各種設定によって除電手段6が制御される。

0027

プリンタ部入力手段53が備える表示部(表示手段)には、除電手段6におけるエラーが発生した場合にそのエラーの情報と対応方法を表示する。例えば、除電手段6が停止している、あるいは、動作はしているが発生させるイオンレベル警報レベルである場合にそのレベル情報と対応方法(操作方法)等を含めたエラーの表示、または、除電手段6が清掃すべき段階である場合には、コンディション警報と対応方法(操作方法)等を含めたエラーを表示するようになっている。さらに、プリンタ部入力手段53には図示していない読み取り装置(例えば、バーコードスキャナ)が接続されており、この読み取り装置を用いて除電手段6における各種設定情報をバーコードで印刷されたパラメータ設定シートより読み込み設定させることもできるようになっている。

0028

(基準標の構成)
図5に示すように、被印刷媒体1の搬送経路であって、プラテンローラ33の下流位置には、被印刷媒体1の幅方向の位置を調節するための基準標7がネジ等の固定手段gによって固定されている。基準標7は、例えばステンレス等の材料からなり、図6に示すように、プリンタ手段3に固定するためのネジ孔71aが形成された標固定部71と、標固定部71の上方に連続して搬送面と略平行に形成されるとともに、被印刷媒体1に予め施されたマーク12と略同じ幅を有する標部72とから構成されている。
基準標7の標部72には、例えばシール等を貼ることにより、補助基準面73が形成されている。補助基準面73の幅は、基準標7の幅よりも幅の小さい規格のマーク12の幅と同一に形成されており、基準標7の付け替えをすることなく、規格のことなる被印刷媒体1の位置決めに対応することができる。
そして、図4に示すように、被印刷媒体1の搬送経路上において、被印刷媒体1に予め施されたマーク12が通過する位置に標部72が対向するように基準標7が固定されている。

0029

(検出手段の構成)
プリンタ手段3の被印刷媒体1の搬送経路上のプラテンローラ33の上流位置には、被印刷媒体1を検出する検出手段8が設けられており、プリンタ手段3の搬送経路を搬送される被印刷媒体1に予め印刷されたマーク12を検出することにより、被印刷媒体1の存否を検出している。
具体的には、被印刷媒体1には、所定間隔にてマーク12が印刷されているので、搬送装置により被印刷媒体1を所定距離搬送したにも関わらず、検出手段8により、マーク12が検出されない場合には、被印刷媒体1が破損等して正常に搬送されていないことを報知する。
また、被印刷媒体1の使用可能領域の最後に添付されたエンドシールを検出することにより、被印刷媒体1がすべて使用されたことを検出して、被印刷媒体1の交換を促す報知をする

0030

(フィルムの交換方法
検出手段8により、被印刷媒体1の終了、もしくは、破損が検出された場合の被印刷媒体1の交換もしくは再配置方法について説明する。
包装装置の電源を切り、表示手段36が消灯していることを確認した上で、ハンドル37を操作して、プラテンローラ33からサーマルヘッド35a,35bを離間させるとともに、切断手段4のカバー部材42を開いて送り機構43を開放し、搬送経路中に被印刷媒体1が残存していれば取り除く。
フィルムロールRを交換する場合には、新しいフィルムロールRに交換して、被印刷媒体1を繰り出す。

0031

図3の被印刷媒体1の搬送経路に示すように、フィルムロールRから繰り出された被印刷媒体1をフィルムターンローラ23,24,25に掛け回した後に、離間したプラテンローラ33とサーマルヘッド35a,35b間を通し、切断手段4の開放された送り機構43に通す。
そして、基準標7の中央に被印刷媒体1のマーク12の中央をあわせることにより、被印刷媒体1の位置合わせをおこなう。ここで、基準標7の標部72の幅は、マーク12の幅と略同一に形成されているので、被印刷媒体1を配置する使用者は、交換時に、被印刷媒体1の表面側から透明部又は半透明部を通してマーク12の下方に位置する基準標7を視認して、マーク12の幅と基準標7の標部72の幅とが重なるようにフィルムロールRから繰り出される被印刷媒体1の位置を調節することにより、被印刷媒体1の印刷領域14を正確に配置することができる。

0032

以上のように、本発明の実施形態においては、被印刷媒体1に接触することなく、被印刷媒体1はもちろん、プリンタ手段や切断手段の除電を行うことができるので、被印刷媒体を傷付けることなく、速やかに印刷処理を行うことができる。
特に、切断して枚葉状とする樹脂製のフィルム等の、取扱いが繊細な被印刷媒体を印刷するプリンタ装置に採用することにより、その効果は顕著である。
そして、プリンタ装置もしくは包装装置を構成するプリンタ手段、切断手段、包装手段を上方位置から斜め下方に向かって配置して、全体として斜め下方に向かう被印刷媒体1の繰り出し経路を形成するとともに、除電手段をプリンタ手段の上方位置に配置して、下方に向けて帯電した空気を送風するように構成し装置外部に排出するようにしたので、除電手段の送風手段により送風された帯電させた空気aの一部は、印刷がなされた後の被印刷媒体1の上面に沿って、繰り出し方向下流に向かってスムーズに且つ効率的に流れて、プリンタ手段、切断手段、包装手段を除電することができ、プリンタ手段3の下流に位置する切断手段4、包装手段52に付着した塵や埃も除去することができる。

0033

なお、本発明の上記実施形態においては、マーク12は、被印刷媒体1の幅方向中央部に施されていたが、マーク12の位置は中央に限定されるものではなく、マーク12として使用するロゴマークによっては、被印刷媒体1の幅方向いずれの位置に設けられることも考えられ、また、複数設けられることも考えられる。それにあわせて、基準標7を固定する位置や数を変更すればよい。
また、基準標7を固定する位置は、プリンタ手段3のプラテンローラ33の上流に設けてもよく、また、上流と下流に複数設けてもよく、それによって、プラテンローラ33を通過する被印刷媒体1をより正確に配置することができる。
さらに、上述した実施形態では、基準標7に対する補助基準面73は、1つであったが、規格された全ての寸法に併せて複数重ねるように設けても良い。

0034

本発明のプリンタ装置は、上記実施形態に限られるものではなく、どのような印刷方式であってもよい。また、プリンタ装置が配置される装置は、包装装置に限らず、POSレジスタ発券機等であっても良い。また、除電装置を設置する位置は、プリンタ装置の上方に限るものではなく、被印刷媒体も透明もしくは半透明の樹脂フィルムに限られず、また、裏面が粘着面からなる用紙を巻回した被印刷媒体を用いても良い。

0035

1 :被印刷媒体
11 :切断部
12 :位置合わせマーク(マーク)
13 :糊面
14 :印刷領域
2 :被印刷媒体繰出手段
3 :プリンタ手段
4 :切断手段
51 :コンベアベルト
52 :包装手段
53 :プリンタ部入力手段
54 :プリンタ制御部
6 :除電手段
6a :除電手段支持フレーム
61 :イオン発生手段
62 :送風手段
63 :送風ノズル
7 :基準標
R :フィルムロール
X :被包装物

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