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技術 冷蔵庫

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 福田道雄渡邉匡彦
出願日 2015年10月21日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-206823
公開日 2017年4月27日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-078546
状態 特許登録済
技術分野 冷蔵庫の箱体(壁体)2
主要キーワード 前方端部分 前方開口端 前板部材 ワインクーラー 開口強度 設置構成 結露水中 側板部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年4月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

大重量化した冷蔵庫本体の変形を抑制し信頼性を低下させることのない冷蔵庫の提供。

解決手段

冷蔵庫本体最下部貯蔵室両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部Xの壁厚を前記両側板部及び底板部のコーナ部双方とも当該コーナ部以外の他の部分よりも厚い厚壁部26を設けた構成としてある。これにより、大重量化した冷蔵庫本体1の全重量を受け止める割合の高い冷蔵庫本体の両側板部下端はその剛性が大きく向上し、冷蔵庫本体及び扉の全荷重を長期間支持し続けても変形するのを防止することができる。しかも壁厚は冷蔵庫本体下部の両側板部と底板部との連結部となるコーナ部のみ厚くしているので、冷蔵庫本体最下部の貯蔵室の容量を大きく減少させることなく変形防止を実現することができる。

概要

背景

近年、冷蔵庫省エネルギー化省スペース大容量化の観点から冷蔵庫本体の断熱性能を向上させるとともに壁厚の薄壁化が進められている。具体的には、冷蔵庫はその外箱内箱との間に発泡断熱材充填すると同時に真空断熱材を配置した構成として、冷蔵庫本体の断熱性を向上させ、かつ、壁厚を薄型化して省スペース大容量化を実現している。

そして最近では生活環境の変化等によって更なる大容量化が進行しつつあり、そのため冷蔵庫本体の剛性を高めることが大きな課題となりつつある。

このような課題に対処すべく従来の冷蔵庫本体は種々の工夫をなしてその剛性を高めている(例えば、特許文献1参照)。

図12は上記特許文献1に記載の冷蔵庫本体の構成を示し、この冷蔵庫本体は天板101と両側板102とを有する外箱103の前記両側板102それぞれの下辺に沿って略L字状の枠補強部材104を設け、かつ、前記両側板102の正面側前板部材105で連結し、更に前記外箱103の正面側の下コーナ部の位置において、前記前板部材105と前記枠補強部材104とを螺子106で連結した構成としてある。

概要

大重量化した冷蔵庫本体の変形を抑制し信頼性を低下させることのない冷蔵庫の提供。冷蔵庫本体最下部貯蔵室の両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部Xの壁厚を前記両側板部及び底板部のコーナ部双方とも当該コーナ部以外の他の部分よりも厚い厚壁部26を設けた構成としてある。これにより、大重量化した冷蔵庫本体1の全重量を受け止める割合の高い冷蔵庫本体の両側板部下端はその剛性が大きく向上し、冷蔵庫本体及び扉の全荷重を長期間支持し続けても変形するのを防止することができる。しかも壁厚は冷蔵庫本体下部の両側板部と底板部との連結部となるコーナ部のみ厚くしているので、冷蔵庫本体最下部の貯蔵室の容量を大きく減少させることなく変形防止を実現することができる。

目的

本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、長期間使用していても大重量化した冷蔵庫本体の変形を抑制し信頼性を低下させることのない冷蔵庫の提供を目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する扉とを備え、前記冷蔵庫本体は外箱内箱との間に発泡断熱材充填して構成するとともに、前記冷蔵庫本体の最下部の貯蔵室の両側板部と底板部との連結部となるコーナ部の壁厚は前記両側板部及び底板部のコーナ部双方とも当該コーナ部以外の他の部分よりも厚くした冷蔵庫。

請求項2

複数の貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する扉とを備え、前記冷蔵庫本体は外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して構成するとともに、前記貯蔵室を開閉する扉の一つは観音開き式扉とし、かつ、この観音開き式扉は一方は大きく他方は小さな扉として前記大きな扉を軸支する側の冷蔵庫本体側板部の壁厚を他方の小さな扉を軸支する側の冷蔵庫本体側板部の壁厚よりも厚く形成し、更に前記冷蔵庫本体の壁厚を厚くした厚壁部分の上下部分仕切板によって仕切って当該厚壁部分を一辺とする四角枠部を冷蔵庫本体に形成した冷蔵庫。

請求項3

複数の貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する扉とを備え、前記冷蔵庫本体は外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して構成するとともに、前記冷蔵庫本体の最下部の貯蔵室の両側板部と底板部との連結部となるコーナ部の壁厚は前記両側板部及び底板部のコーナ部双方とも当該コーナ部以外の他の部分よりも厚く形成し、かつ、前記貯蔵室を開閉する扉の一つは観音開き式扉とし、この観音開き式扉は一方は大きく他方は小さな扉として前記大きな扉を軸支する側の冷蔵庫本体側板部の壁厚を他方の小さな扉を軸支する側の冷蔵庫本体側板部の壁厚よりも厚く形成し、更に前記冷蔵庫本体の壁厚を厚くした厚壁部分の上下部分を仕切板によって仕切って当該厚壁部分を一辺とする四角枠部を冷蔵庫本体に形成した冷蔵庫。

請求項4

冷蔵庫本体の最下部のコーナ部に形成した厚壁部によって形成される側板部の段差部に貯蔵室内出し入れ自在に設ける容器レールを設置した請求項1又は3記載の冷蔵庫。

請求項5

厚壁部による底板部の段差部上面は貯蔵室の前方開口端部が低くなるように傾斜させた請求項4記載の冷蔵庫。

請求項6

冷蔵庫本体の四角枠部は仕切体によって左右二つの貯蔵室に区分けし、前記貯蔵室のうち開口の広い貯蔵室側の冷蔵庫本体側板部の壁厚を他方の壁厚よりも厚い厚壁部分とした請求項2または3記載の冷蔵庫。

請求項7

冷蔵庫本体の少なくとも側板部には真空断熱材を配置し、前記真空断熱材の下端は側板部下方部分の厚壁部とオーバーラップしない位置までにとどめて冷蔵庫本体側板部と底板部とのコーナ部は発泡断熱材のみの構成とした請求項1〜3のいずれか1項記載の冷蔵庫。

技術分野

0001

本発明は冷蔵庫に関し、特に冷蔵庫本体の剛性を向上させる構成に関するものである。

背景技術

0002

近年、冷蔵庫は省エネルギー化省スペース大容量化の観点から冷蔵庫本体の断熱性能を向上させるとともに壁厚の薄壁化が進められている。具体的には、冷蔵庫はその外箱内箱との間に発泡断熱材充填すると同時に真空断熱材を配置した構成として、冷蔵庫本体の断熱性を向上させ、かつ、壁厚を薄型化して省スペース大容量化を実現している。

0003

そして最近では生活環境の変化等によって更なる大容量化が進行しつつあり、そのため冷蔵庫本体の剛性を高めることが大きな課題となりつつある。

0004

このような課題に対処すべく従来の冷蔵庫本体は種々の工夫をなしてその剛性を高めている(例えば、特許文献1参照)。

0005

図12は上記特許文献1に記載の冷蔵庫本体の構成を示し、この冷蔵庫本体は天板101と両側板102とを有する外箱103の前記両側板102それぞれの下辺に沿って略L字状の枠補強部材104を設け、かつ、前記両側板102の正面側前板部材105で連結し、更に前記外箱103の正面側の下コーナ部の位置において、前記前板部材105と前記枠補強部材104とを螺子106で連結した構成としてある。

先行技術

0006

特開2013−57430号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上記従来の構成によれば、両側板102と前板部材105と枠補強部材104とが連結されることによって、外箱103、すなわち冷蔵庫本体の剛性を高めることができる。

0008

しかしながら、最近の冷蔵庫は、上記した冷蔵庫本体の大型化に加え品位向上の観点から扉がガラス扉化していて、その重量は冷蔵庫本体とガラス扉の重量が合わさってかなり大きなものとなってきており、上記従来の構成だけでは長期間の使用に耐えがたくなりつつある。

0009

特に最近の冷蔵庫は前記した如く省スペース大容量化のためにその壁厚を薄型化しているから、長期間使用していると冷蔵庫本体が変形することが懸念される。

0010

また、上記扉は片持ち支持しているため冷蔵庫本体側板の扉を軸支している部分が扉の片持ちモーメント荷重に抗しきれず、時間の経過とともに微妙に変形し始め、観音開き式扉の場合には左右扉の間に段差が生じこれが時間の経過とともに顕在化するということもあり得る。

0011

特に観音開き式扉の一方が大きく他方が小さい場合は、冷蔵庫本体の左右側板に加わる扉の片持ちモーメント荷重の大きさが異なるため変形しやすくなり、変形懸念は大きなものとなる。

0012

本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、長期間使用していても大重量化した冷蔵庫本体の変形を抑制し信頼性を低下させることのない冷蔵庫の提供を目的としたものである。

課題を解決するための手段

0013

本発明は上記目的を達成するため、冷蔵庫本体最下部貯蔵室の両側板部と底板部との連結部となるコーナ部の前記両側板部及び底板部それぞれのコーナ部の壁厚を当該コーナ部以外の他の部分よりも厚くした構成としてある。

0014

これにより、大重量化した冷蔵庫本体の全重量を受け止める割合の高い冷蔵庫本体の両側板部下端はその剛性が大きく向上し、冷蔵庫本体及び扉の全荷重を長期間支持し続けても変形するのを防止することができる。しかも壁厚は冷蔵庫本体下部の両側板部と底板部それぞれのコーナ部のみ厚くしているので、冷蔵庫本体最下部の貯蔵室周りの全壁厚を厚くする場合に比べ容量を大きく減少させることなく変形防止を実現することができる。

発明の効果

0015

本発明は、上記構成により冷蔵庫本体の容量を大きく減じることなくその本体変形を長期間に亘って防止することができ、冷蔵庫に対する信頼性を維持して、省スペース大容量で信頼性の高い冷蔵庫とすることができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図
同冷蔵庫の概略縦断面図
同冷蔵庫の内部を示す正面図
同冷蔵庫の内部を示す斜視図
同冷蔵庫の冷蔵庫本体各部の壁厚を示す説明図
同冷蔵庫の要部を示す部分正面図
同冷蔵庫の冷蔵庫本体下部を示す斜視図
同冷蔵庫の冷蔵庫本体下部に設けた厚壁部の前方端部分を示す側面図
同冷蔵庫の扉軸支部分を示す正面図
同冷蔵庫の扉軸支部分の内部を示す斜視図
同冷蔵庫の冷蔵庫本体下部の分解斜視図
従来の冷蔵庫における冷蔵庫本体の外箱構成を示す斜視図

実施例

0017

第1の発明は、複数の貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する扉とを備え、前記冷蔵庫本体は外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して構成するとともに、前記冷蔵庫本体の最下部の貯蔵室の両側板部と底板部との連結部となるコーナ部の壁厚は前記両側板部及び底板部のコーナ部双方とも当該コーナ部以外の他の部分よりも厚くした構成としてある。

0018

これにより、大重量化した冷蔵庫本体の全重量を受け止める割合の高い冷蔵庫本体の両側板部下端はその剛性が大きく向上し、冷蔵庫本体及び扉の全荷重を長期間支持し続けても変形するのを防止することができる。しかも壁厚は冷蔵庫本体下部の両側板部と底板部それぞれのコーナ部のみ厚くしているので、冷蔵庫本体最下部の貯蔵室周りの全壁厚を厚くする場合に比べ容量を大きく減少させることなく変形防止を実現することができる。

0019

第2の発明は、複数の貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する扉とを備え、前記冷蔵庫本体は外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して構成するとともに、前記貯蔵室を開閉する扉の一つは観音開き式扉とし、かつ、この観音開き式扉は一
方は大きく他方は小さな扉として前記大きな扉を軸支する側の冷蔵庫本体側板部の壁厚を他方の小さな扉を軸支する側の冷蔵庫本体側板部の壁厚よりも厚く形成し、更に前記冷蔵庫本体の壁厚を厚くした厚壁部分の上下部分仕切板によって仕切って当該厚壁部分を一辺とする四角枠部を冷蔵庫本体に形成した構成としてある。

0020

これにより、大きな扉の片持ちモーメント荷重が直接加わる冷蔵庫本体側板部の強度は厚壁としたことによって高くなり、しかもこの厚壁部分を一辺とする四角枠部を形成したことにより冷蔵庫本体の扉軸支直下部分の剛性が高いものとなり、前記扉の片持ちモーメント荷重を受け続けてもこの扉の片持ちモーメント荷重に抗することができ冷蔵庫本体の変形を抑制することができる。したがって、長期間使用していても観音開き式扉の左右扉の間に段差が生じるようなことがなくなり、信頼性の高い冷蔵庫とすることができる。

0021

第3の発明は、複数の貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する扉とを備え、前記冷蔵庫本体は外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して構成するとともに、前記冷蔵庫本体の最下部の貯蔵室の両側板部と底板部との連結部となるコーナ部の壁厚は前記両側板部及び底板部のコーナ部双方とも当該コーナ部以外の他の部分よりも厚く形成し、かつ、前記貯蔵室を開閉する扉の一つは観音開き式扉とし、この観音開き式扉は一方は大きく他方は小さな扉として前記大きな扉を軸支する側の冷蔵庫本体側板部の壁厚を他方の小さな扉を軸支する側の冷蔵庫本体側板部の壁厚よりも厚く形成し、更に前記冷蔵庫本体の壁厚を厚くした厚壁部分の上下部分を仕切板によって仕切って当該厚壁部分を一辺とする四角枠部を冷蔵庫本体に形成した構成としてある。

0022

これにより、前記第1の発明による効果と第2の発明による効果を併せ持つ形となって、扉の荷重を集中的に支持する扉支持部直下部分及び冷蔵庫本体の全重量を受け止める割合の高い冷蔵庫本体下部それぞれの剛性を高めて冷蔵庫本体全体をより強靭なものとすることができ、長期間使用していても変形の少ない信頼性の高いものとすることができる。

0023

第4の発明は第1または第3の発明において、前記冷蔵庫本体の最下部のコーナ部に形成した厚壁部によって形成される側板部の段差部に前記貯蔵室内出し入れ自在に設ける容器レールを設置した構成としてある。

0024

これにより、厚壁部を利用して容器を貯蔵室底面から浮かして設置することができ、レール設置構成合理化を図ることができるとともに、貯蔵室の底面に結露水が生じて溜まってもこの結露水中にレールが浸かり、レールに付着した結露水が凍結したりレールがさびついたりして動作不良を引き起こすのを防止でき更に信頼性の高いものとすることができる。

0025

第5の発明は第4の発明において、前記厚壁部による底板部の段差部上面は貯蔵室の前方開口端部が低くなるように傾斜させた構成としてある。

0026

これにより、容器を引き出した時、前記容器の重量によって容器が下がり気味になっても当該容器の底面が段差部上面に擦れるのを防止でき、貯蔵室の開口に面する部分に擦れ傷が生じて見栄えが低下する等のことを防止することができる。

0027

第6の発明は、第2または第3の発明において、前記冷蔵庫本体の四角枠部は仕切体によって左右二つの貯蔵室に区分けし、前記貯蔵室のうち開口の広い貯蔵室側の冷蔵庫本体側板部の壁厚を他方の壁厚よりも厚い厚壁部分とした構成としてある。

0028

これにより、四角枠部を二つの貯蔵室に区分けしたことによって四角枠部自体の剛性を更に向上することができると同時に、開口が広くて強度が弱くなりがちな方の貯蔵室の開
口強度も向上させることができ、冷蔵庫本体の変形を更に効果的に抑制して信頼性を大きく向上させることができる。

0029

第7発明は、第1〜第6発明において、前記冷蔵庫本体の少なくとも側板部には真空断熱材を配置し、前記真空断熱材の下端は側板部下方部分の厚壁部とオーバーラップしない位置までにとどめて冷蔵庫本体側板部と底板部とのコーナ部は発泡断熱材のみの構成としてある。

0030

これにより、冷蔵庫本体側板部と底板部とのコーナ部の強度は発泡断熱材よりも強度の高い発泡断熱材のみを充填した形となってその強度は真空断熱材を介在させた場合よりも高いものとなり、冷蔵庫本体の変形を強力に防止して信頼性を一段と高いものとすることができる。

0031

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

0032

(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図、図2は同冷蔵庫の概略縦断面図、図3図11は同冷蔵庫の外箱剛性向上構成を説明するための図である。

0033

図1図2において、この実施の形態における冷蔵庫の冷蔵庫本体1は、前方に開口する金属製の外箱2と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱3と、これら外箱2と内箱3との間に発泡充填した硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材4からなる。

0034

上記冷蔵庫本体1はその内部に、冷蔵室5と、冷蔵室5の下に位置する切替室6及び切替室6に並設した製氷室7と、切替室6及び製氷室7の下部に位置する冷凍室8と、冷凍室8の下部に位置する野菜室9等の複数の貯蔵室を有する。

0035

また、前記複数の貯蔵室のうち冷蔵室5の前面は、観音開き式の扉10(10a,10b)により開閉自在とし、切替室6及び製氷室7と冷凍室8と野菜室9の前面部は引き出し式の扉11,12,13,14によって開閉自在としてある。

0036

上記各扉10〜14は冷蔵庫本体1と同様硬質のウレタンを発泡充填して断熱性を持たせてあり、更に意匠性を向上させるべくその前面はガラス板を装着して構成したガラス扉としてある。そして、前記冷蔵室5の前面の観音開き式の扉10(10a,10b)はその一側端上下部分を冷蔵庫本体1の左右側板部1aに装着したヒンジ部材15によって軸支してあり、その一方の扉10aは他方の扉10bよりも大きく構成されている。

0037

一方、冷蔵庫本体1の背面には冷却室16があり、冷気を生成する冷却器17と、冷気を各室に供給する送風ファン18とが設けてある。また、上記冷蔵庫本体1の本体天面奥部には圧縮機19が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱用放熱パイプ20と、キャピラリーチューブ20aと、前記した冷却器17とを順次環状に接続してなる冷凍サイクル冷媒封入し、冷却運転を行うように構成してある。

0038

ここで上記冷蔵庫本体1は、仕切板21、22、23により本体内を仕切ることによって前記した冷蔵室5、切替室6及びこれに並設した製氷室7、冷凍室8、野菜室9を形成している。

0039

そして、上記冷蔵庫本体1はその外箱2と内箱3との間に真空断熱材24を設置して、当該真空断熱材24の併設により発泡断熱材4のみの場合に比べその壁厚を薄くして大容
量化してある。

0040

その上で更にこの冷蔵庫本体1は、図5に示すように、前記冷蔵室5よりも下方に位置する切替室6及びこれに並設した製氷室7、冷凍室8、野菜室9の壁厚T2、T3、T4、T5を、冷蔵室5の壁厚T1よりも厚く設定してある。なお、冷蔵室5の壁厚T1よりも厚くした下方の壁厚のうち、強力な断熱性を必要とする冷却温度帯の低い切替室6及びこれに並設した製氷室7と冷凍室8の壁厚T2、T3、T4は、冷却温度帯の高い野菜室の壁厚T5よりも厚く設定してある。

0041

以上から、この冷蔵庫本体1の壁厚は、T2>T3=T4>T5>T1という形になっている。

0042

加えて、この冷蔵庫本体1は、図7に示すように、上記冷蔵庫本体1の最下部の貯蔵室となる野菜室9の両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部Xの壁厚は、前記両側板部1a及び底板部1bのコーナ部双方とも当該コーナ部以外の平坦部分Yよりも厚い厚壁部26(26a、28b)とした構成としてある。

0043

更に、前記冷蔵庫本体1は、冷蔵庫本体の全荷重に占める割合の大きい冷蔵室5の観音開き式の大きな方の扉10aを軸支する側の冷蔵庫本体側板部1aの壁厚を、他方の小さな扉10bを軸支する側の冷蔵庫本体側板部1aの壁厚よりも厚くして厚壁部分27(図5参照)を形成し、更に前記厚壁部分27の上下部分で冷蔵庫本体1内を仕切板21、22により仕切ることにより当該厚壁部分27を一辺とする四角枠部を冷蔵庫本体1に形成してある。そして、前記四角枠部は仕切板21、22の間に仕切体25を設けて二つの貯蔵室、すなわち製氷室と切替室に区分けしてあり、間口の広い切替室6側の側板部に厚壁部分27が形成してある。

0044

また、図7に示すように、この冷蔵庫では、前記冷蔵庫本体1の最下部の貯蔵室となる野菜室9の両側板部1aと底板部1bにかけて設けた厚壁部26a、26bにより形成される段差部28に固定レール30を設置し、容器(図示せず)は固定レール30上を移動する移動レール29側に設置し、野菜室9内に出し入れ自在としてある。また、上記段差部28は、図8に示すように、その上面が野菜室9の前方開口端部ほど低くなるように傾斜させた構成としてある。

0045

さらに、図10に示すように、この冷蔵庫では、前記冷蔵庫本体1の大きい扉10aを軸支するヒンジ部材15を固定する仕切板21の端部には補強金具31を設け、この補強金具31の端部31aを側板部1aの前面まで延設して仕切板前面装飾金具32とともに外箱2の内面側にビス止めして補強してある。

0046

また、図11に示すように、この冷蔵庫の冷蔵庫本体1は、その前提要件として、両側板部1aの下端に補強金具33を装着するとともに、両側板部1aの前端部分に補強梁34を配置し、この補強梁34を前記補強金具33にビス止め固定してあり、両側板部1a、補強金具33、補強梁34の連結により剛性を高めた形としてある。

0047

以上のように構成した冷蔵庫について、以下その動作、作用について説明すると、この冷蔵庫は、まず冷蔵庫本体最下部の野菜室9の両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部Xの壁厚を、前記両側板部1a及び底板部1bのコーナ部双方とも当該コーナ部以外の他の部分よりも厚くして厚壁部26を形成しているので、冷蔵庫本体1の全重量を受け止める割合の高い冷蔵庫本体1の両側板部下端は厚壁部26によってその剛性が大きく向上し、大重量化した冷蔵庫本体1及び扉10(10a,10b)の全荷重を長期間支持し続けても変形するのを防止することができる。

0048

しかも上記剛性を高めるための厚壁部26は冷蔵庫本体下部の両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部Xのみに形成しているので、冷蔵庫本体最下部の野菜室9周りの全壁厚を厚くする場合に比べ容量を大きく減少させることなく変形防止を実現することができる。

0049

特に、この冷蔵庫本体1では側板部1aのみならず底板部1b側にも壁厚部26bを設けているので、この壁厚部26bが扉10aを開閉するときに冷蔵庫本体1の側板部1aと底板部1bとの連結コーナ部に加わるひねり方向のモーメント荷重に対する強度メンバーとして作用するようになり、側板部1aに壁厚部26aのみを設けた場合に比べ冷蔵庫本体1及び扉10(10a,10b)の全荷重に対する抗力が向上し、より効果的に本体変形を防止することができる。

0050

以上のようなことから、この冷蔵庫では冷蔵庫本体1の容量確保と変形防止の両立ハイレベルで実現することができる。

0051

また、この実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体1の観音開き式扉10(10a,10b)を軸支する両側板部1aのうち、大きな扉10aを軸支する側の側板部1aの壁厚を他方の小さな扉10bを軸支する側の側板部1aの壁厚よりも厚く形成し、更に前記冷蔵庫本体1の壁厚を厚くした厚壁部分27の上下部分を仕切板21、22によって仕切って当該厚壁部分27を一辺とする四角枠部を冷蔵庫本体1に形成した構成としてあるから、扉10(10a,10b)がガラス扉化されていてその荷重が大きなものであってもこの扉10(10a,10b)、特に大きな扉10a側の片持ちモーメント荷重に抗して変形に耐えることができる。

0052

すなわち、大きな方の扉10aを軸支する側の側板部1aの壁厚を厚くしたことにより扉10aの片持ちモーメント荷重が直接加わる側板部分の強度が向上し、まずは小さな方の扉10bを軸支している側の側板部1aとの強度バランスが取れた形となって、左右の扉モーメント荷重が異なることによって生じやすくなる変形に対しバランスよく抗することになる。しかも上記厚壁部分27を一辺とする四角枠部を扉軸支直下部分に形成したことにより冷蔵庫本体1の扉軸支直下部分の剛性が高いものとなり、前記扉10(10a,10b)の片持ちモーメント荷重を受け続けてもこの扉10(10a,10b)の片持ちモーメント荷重に抗することができ冷蔵庫本体1の変形を抑制することができる。

0053

したがって、長期間使用していても冷蔵庫本体1の扉軸支直下部分の変形を防止でき、例えば観音開き式扉の左右扉の間に段差が生じるようなことがなくなって、信頼性の高い冷蔵庫とすることができる。

0054

そして、本実施の形態の冷蔵庫は、前記した構成、すなわち両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部に厚壁部26(26a、26b)を形成した構成と、後述した構成、すなわち扉軸支部分の側板部1aの壁厚を厚くするとともにこの厚壁部分27を一辺とした四角枠部を形成した構成の両方を併せ持たせているので、冷蔵庫本体1の全重量を受け止める割合の高い冷蔵庫本体1下部及び扉10の大重量化した荷重を集中的に支持する扉支持部直下部分それぞれの剛性を高めて冷蔵庫本体全体をより強靭なものとすることができ、長期間使用していても変形の少ない信頼性の高いものとすることができる。

0055

また、この冷蔵庫では、前記冷蔵庫本体1の最下部のコーナ部に形成される側板部1aの段差部28に野菜室9内に出し入れ自在に設ける容器用の固定レール30を設置してあるから、この固定レール30が側板部1aの強度メンバーとなり、さらに剛性を高めることができる。

0056

しかも、冷蔵庫本体1の剛性をアップさせるために設けた厚壁部26(26a、26b)を利用して容器を野菜室底面から浮かして設置する構成とすることができ、レール設置構成の合理化を図ることができる。

0057

そして、上記固定レール30と移動レール29は段差部28に設けてあるので、野菜室9の底面に結露水が生じこれがたまるようなことがあっても、この結露水中に固定レール30と移動レール29が浸かり、固定レール30と移動レール29に付着した結露水が凍結したり結露水が付着することによる錆の発生等を防止でき、動作不良のない信頼性の高いものとすることができる。

0058

加えて、前記厚壁部26bによる段差部28の上面は野菜室9の前方開口端部ほど低くなるように傾斜させた構成としてあるから、容器を引き出した時、前記容器の重量によって容器が下がり気味になっても移動レール29の底面が段差部28に擦れるのを防止でき、野菜室9の開口に面する部分に擦れ傷が生じて見栄えが低下する等のことを防止することができる。

0059

一方、前記冷蔵庫本体1の扉軸支直下部分に形成した四角枠部は仕切体25によって切替室6と製氷室7とに区分けしてあるから、四角枠部自体の剛性を向上することができ、扉軸支直下部分の変形を効果的に防止することができる。しかも、上記扉軸支直下部分に形成した厚壁部分27は、前記開口が広い切替室6側の側板部1aに形成しているので、開口が広くて強度が弱くなりがちな方の切替室6の開口強度も向上させることができ、冷蔵庫本体1の変形をより効果的に抑制することができる。

0060

また、上記冷蔵庫本体1の側板部1aに設けた真空断熱材24は、側板部下方部分の厚壁部26aとオーバーラップしない位置までにとどめて、冷蔵庫本体側板部1aと底板部1bとのコーナ部Xは発泡断熱材4のみの構成としてあるから、冷蔵庫本体側板部1aと底板部1bとのコーナ部Xの強度は真空断熱材24よりも強度の高い発泡断熱材4のみが充填した形となってその強度は真空断熱材24を介在させた場合よりも高いものとなり、冷蔵庫本体1の変形を強力に防止して信頼性を一段と高いものとすることができる。

0061

以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。

0062

例えば、本実施の形態では、両側板部1aと底板部1bとの連結部となるコーナ部に厚壁部26(26a、26b)を形成した構成と、扉軸支部分の側板部1aの壁厚を厚くするとともにこの厚壁部分27を一辺とした四角枠部を形成した構成の両方を併せ持たせたものを例示したが、これはいずれか一方のみの構成を持たせただけのものとしてもよく、このいずれか一方単独の構成だけを持つものであっても冷蔵庫本体1の剛性を高めることができるものである。

0063

以上のように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0064

以上のように本発明は、冷蔵庫本体の容量を大きく減じることなくその本体変形を防止することができ、冷蔵庫に対する信頼性を維持して、省スペース大容量で信頼性の高い冷蔵庫とすることができる。よって、一般用はもちろん業務用の冷蔵庫やワインクーラー
幅広く適用できる。

0065

1冷蔵庫本体
1a側板部
1b底板部
2外箱
3内箱
4発泡断熱材
5冷蔵室
6切替室
7製氷室
8冷凍室
9野菜室
10、10a、10b、11、12、13、14 扉
15ヒンジ部材
16冷却室
17冷却器
18送風ファン
19圧縮機
20放熱パイプ
20aキャピラリーチューブ
21、22,23仕切板
24真空断熱材
25仕切体
26、26a、26b厚壁部
27 厚壁部分
28段差部
29移動レール(レール)
30固定レール(レール)
31補強金具
32 仕切板前面装飾金具
33 補強金具
34 補強梁

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