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技術 減速装置及び減速装置の製造方法

出願人 株式会社デンソー
発明者 丸尾和樹池谷謙吾
出願日 2015年10月20日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-206508
公開日 2017年4月27日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-078457
状態 特許登録済
技術分野 伝動装置の一般的な細部 電動機,発電機と機械的装置等との結合
主要キーワード 出力孔 軸方向長 ハウジングカバー 減速歯車 軸直交方向 高トルク化 大径ギヤ 小径ギヤ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

組み付けが容易な減速装置を提供すること。

解決手段

減速装置30のギヤハウジング41の開口部を覆うハウジングカバー42は、ウォームホイール62及び小径はすば歯車63の回転中心となる第1軸65を支持する第1支持部42eと、大径はすば歯車72の回転中心となる第2軸73を支持する第2支持部42fとを有するとともに、第1支持部42eが第1軸65を支持する第1軸方向長さX1、及び第2支持部42fが第2軸73を支持する第2軸方向長さX2よりも長い範囲X3で第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと当接するリブ42gを有し、第1ギヤ収容部41bの開口端部及びリブ42gの先端部は、第1ギヤ収容部41bの底部側に向かって第1軸65側に傾斜した案内面41h,42jを有する。

概要

背景

従来、駆動装置としては、モータ本体と減速装置とを備えたものがある。そして、減速装置としては、モータ本体の回転軸一体回転するウォームと、ウォームに噛合されるウォームホイールと、ウォームホイールと一体回転する小径ギヤと、小径ギヤと平行な軸中心を有して該小径ギヤと噛合される大径ギヤとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この減速装置は、ウォームを収容可能なウォーム収容部、ウォームホイール及び小径ギヤを収容可能な第1ギヤ収容部、及び大径ギヤを収容可能な第2ギヤ収容部を有するギヤハウジングと、第1ギヤ収容部及び第2ギヤ収容部の開口部を覆うハウジングカバーとを備える。

概要

組み付けが容易な減速装置を提供すること。減速装置30のギヤハウジング41の開口部を覆うハウジングカバー42は、ウォームホイール62及び小径はすば歯車63の回転中心となる第1軸65を支持する第1支持部42eと、大径はすば歯車72の回転中心となる第2軸73を支持する第2支持部42fとを有するとともに、第1支持部42eが第1軸65を支持する第1軸方向長さX1、及び第2支持部42fが第2軸73を支持する第2軸方向長さX2よりも長い範囲X3で第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと当接するリブ42gを有し、第1ギヤ収容部41bの開口端部及びリブ42gの先端部は、第1ギヤ収容部41bの底部側に向かって第1軸65側に傾斜した案内面41h,42jを有する。

目的

本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、組み付けが容易な減速装置及び減速装置の製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ウォーム及びウォームホイールと、前記ウォームホイールと一体回転する小径ギヤと、前記小径ギヤと平行な軸中心を有して該小径ギヤと噛合される大径ギヤと、前記ウォームを収容可能なウォーム収容部、前記ウォームホイール及び前記小径ギヤを収容可能な第1ギヤ収容部、及び前記大径ギヤを収容可能な第2ギヤ収容部を有するギヤハウジングと、前記第1ギヤ収容部及び前記第2ギヤ収容部の開口部を覆うハウジングカバーとを備えた減速装置であって、前記ハウジングカバーは、前記ウォームホイール及び前記小径ギヤの回転中心となる第1軸を支持する第1支持部と、前記大径ギヤの回転中心となる第2軸を支持する第2支持部とを有するとともに、前記第1支持部が前記第1軸を支持する第1軸方向長さ、及び前記第2支持部が前記第2軸を支持する第2軸方向長さよりも長い範囲で前記第1ギヤ収容部の内壁面と当接するリブを有し、前記第1ギヤ収容部の開口端部及び前記リブの先端部の少なくとも一方は、前記第1ギヤ収容部の底部側に向かう前記ハウジングカバーを前記第1軸の軸直交方向に案内することが可能な案内面を有することを特徴とする減速装置。

請求項2

請求項1に記載の減速装置であって、前記リブは、前記第1軸の軸方向から見て、前記第1軸の軸中心と前記第2軸の軸中心とを通る直線上に形成されたことを特徴とする減速装置。

請求項3

請求項1又は2に記載の減速装置であって、前記リブは、前記第1軸の軸方向から見て、前記ウォームの軸線と直交して前記第1軸の軸中心を通る直線上の前記ウォームから遠い側に形成されたことを特徴とする減速装置。

請求項4

請求項1乃至3のいずれか1項に記載の減速装置であって、前記リブは、前記第1軸の軸中心に対して180°よりも大きい範囲に亘って3つ以上形成されるとともにその内の少なくとも一つは前記範囲内の最も離れた角度のリブに対して180°未満の位置に配置されたことを特徴とする減速装置。

請求項5

ウォーム及びウォームホイールと、前記ウォームホイールと一体回転する小径ギヤと、前記小径ギヤと平行な軸中心を有して該小径ギヤと噛合される大径ギヤと、前記ウォームを収容可能なウォーム収容部、前記ウォームホイール及び前記小径ギヤを収容可能な第1ギヤ収容部、及び前記大径ギヤを収容可能な第2ギヤ収容部を有するギヤハウジングと、前記第1ギヤ収容部及び前記第2ギヤ収容部の開口部を覆うハウジングカバーとを備えた減速装置の製造方法であって、前記ハウジングカバーに、前記ウォームホイール及び前記小径ギヤの回転中心となる第1軸を支持する第1支持部と、前記大径ギヤの回転中心となる第2軸を支持する第2支持部とを形成するとともに、前記第1支持部が前記第1軸を支持する第1軸方向長さ、及び前記第2支持部が前記第2軸を支持する第2軸方向長さよりも長い範囲で前記第1ギヤ収容部の内壁面と当接するリブを形成し、前記第1ギヤ収容部の開口端部及び前記リブの先端部の少なくとも一方に、前記第1ギヤ収容部の底部側に向かう前記ハウジングカバーを前記第1軸の軸直交方向に案内することが可能な案内面を形成し、前記第1軸及び前記第2軸に沿って前記ギヤハウジングに前記ハウジングカバーを組み付ける際、前記ハウジングカバーが前記第1軸及び前記第2軸と接触する前に、前記案内面によって前記ハウジングカバーを前記第1軸の軸直交方向に案内させて位置決めして組み付けることを特徴とする減速装置の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、減速装置及び減速装置の製造方法に関するものである。

背景技術

0002

従来、駆動装置としては、モータ本体と減速装置とを備えたものがある。そして、減速装置としては、モータ本体の回転軸一体回転するウォームと、ウォームに噛合されるウォームホイールと、ウォームホイールと一体回転する小径ギヤと、小径ギヤと平行な軸中心を有して該小径ギヤと噛合される大径ギヤとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この減速装置は、ウォームを収容可能なウォーム収容部、ウォームホイール及び小径ギヤを収容可能な第1ギヤ収容部、及び大径ギヤを収容可能な第2ギヤ収容部を有するギヤハウジングと、第1ギヤ収容部及び第2ギヤ収容部の開口部を覆うハウジングカバーとを備える。

先行技術

0003

特開2011−114898号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上記のような減速装置におけるハウジングカバーは、ウォームホイール及び小径ギヤの回転中心となる第1軸を支持する第1支持部と、大径ギヤの回転中心となる第2軸を支持する第2支持部とを有する。よって、そのようなハウジングカバーは、組み付け時にギヤハウジング側の第1軸や第2軸等と衝突して乗り上げ易く、組み付け性が悪かった。即ち、第1軸及び第2軸に沿ってギヤハウジングにハウジングカバーを組み付ける際、ハウジングカバーがギヤハウジングに対して第1軸及び第2軸の軸直交方向に僅かにずれていると、第1支持部の周囲や第2支持部の周囲に第1軸や第2軸が衝突するなど、ギヤハウジングのどこかが乗り上げてしまい正常に組み付かない虞があった。

0005

本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、組み付けが容易な減速装置及び減速装置の製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決する減速装置は、ウォーム及びウォームホイールと、前記ウォームホイールと一体回転する小径ギヤと、前記小径ギヤと平行な軸中心を有して該小径ギヤと噛合される大径ギヤと、前記ウォームを収容可能なウォーム収容部、前記ウォームホイール及び前記小径ギヤを収容可能な第1ギヤ収容部、及び前記大径ギヤを収容可能な第2ギヤ収容部を有するギヤハウジングと、前記第1ギヤ収容部及び前記第2ギヤ収容部の開口部を覆うハウジングカバーとを備えた減速装置であって、前記ハウジングカバーは、前記ウォームホイール及び前記小径ギヤの回転中心となる第1軸を支持する第1支持部と、前記大径ギヤの回転中心となる第2軸を支持する第2支持部とを有するとともに、前記第1支持部が前記第1軸を支持する第1軸方向長さ、及び前記第2支持部が前記第2軸を支持する第2軸方向長さよりも長い範囲で前記第1ギヤ収容部の内壁面と当接するリブを有し、前記第1ギヤ収容部の開口端部及び前記リブの先端部の少なくとも一方は、前記第1ギヤ収容部の底部側に向かう前記ハウジングカバーを前記第1軸の軸直交方向に案内することが可能な案内面を有する。

0007

同構成によれば、リブは、第1支持部が第1軸を支持する第1軸方向長さ、及び第2支持部が第2軸を支持する第2軸方向長さよりも長い範囲で第1ギヤ収容部の内壁面と当接する構成である。これにより、例えば、第1軸及び第2軸に沿ってギヤハウジングにハウジングカバーが組み付けられる際、ハウジングカバーは、第1軸及び第2軸と接触する前に、リブの先端部が第1ギヤ収容部の開口端部と接触することになる。そして、第1ギヤ収容部の開口端部及びリブの先端部の少なくとも一方は、第1ギヤ収容部の底部側に向かうハウジングカバーを第1軸の軸直交方向に案内することが可能な案内面を有する。よって、組み付け前にハウジングカバーがギヤハウジングに対して第1軸の軸直交方向に僅かにずれていても、組み付け時に案内面によってハウジングカバーが案内されてそのずれが直される。よって、その後、ハウジングカバーは、第1支持部の周囲が第1軸に乗り上げることなく、第2支持部の周囲が第2軸に乗り上げることもなく、第1軸が第1支持部に嵌挿されて支持され、第2軸が第2支持部に嵌挿されて支持され、容易に正常な組み付けを行うことができる。

0008

上記減速装置において、前記リブは、前記第1軸の軸方向から見て、前記第1軸の軸中心と前記第2軸の軸中心とを通る直線上に形成されることが好ましい。
同構成によれば、リブは、第1軸の軸方向から見て、第1軸の軸中心と第2軸の軸中心とを通る直線上に形成されるため、駆動時に小径ギヤが大径ギヤから反力を受けることで第1軸が第2軸とは反対の方向に倒れようとしても、第1軸は倒れようとする方向にあるリブによって強固に支えられる。これにより、小径ギヤと大径ギヤの噛み合いの悪化を抑制することができる。

0009

上記減速装置において、前記リブは、前記第1軸の軸方向から見て、前記ウォームの軸線と直交して前記第1軸の軸中心を通る直線上の前記ウォームから遠い側に形成されることが好ましい。

0010

同構成によれば、リブは、第1軸の軸方向から見て、ウォームの軸線と直交して第1軸の軸中心を通る直線上のウォームから遠い側に形成されるため、駆動時に小径ギヤがウォームから反力を受けることで第1軸がウォームとは反対の方向に倒れようとしても、第1軸は倒れようとする方向にあるリブによって強固に支えられる。これにより、小径ギヤとウォームの噛み合いの悪化を抑制することができる。

0011

上記減速装置において、前記リブは、前記第1軸の軸中心に対して180°よりも大きい範囲に亘って3つ以上形成されるとともにその内の少なくとも一つは前記範囲内の最も離れた角度のリブに対して180°未満の位置に配置されることが好ましい。

0012

同構成によれば、リブは、第1軸の軸中心に対して180°よりも大きい範囲に亘って3つ以上形成されるとともにその内の少なくとも一つは前記範囲内の最も離れた角度のリブに対して180°未満の位置に配置されるため、ハウジングカバーは第1軸の軸直交方向の全ての角度に対するずれがリブによって規制される。

0013

上記課題を解決する減速装置の製造方法は、ウォーム及びウォームホイールと、前記ウォームホイールと一体回転する小径ギヤと、前記小径ギヤと平行な軸中心を有して該小径ギヤと噛合される大径ギヤと、前記ウォームを収容可能なウォーム収容部、前記ウォームホイール及び前記小径ギヤを収容可能な第1ギヤ収容部、及び前記大径ギヤを収容可能な第2ギヤ収容部を有するギヤハウジングと、前記第1ギヤ収容部及び前記第2ギヤ収容部の開口部を覆うハウジングカバーとを備えた減速装置の製造方法であって、前記ハウジングカバーに、前記ウォームホイール及び前記小径ギヤの回転中心となる第1軸を支持する第1支持部と、前記大径ギヤの回転中心となる第2軸を支持する第2支持部とを形成するとともに、前記第1支持部が前記第1軸を支持する第1軸方向長さ、及び前記第2支持部が前記第2軸を支持する第2軸方向長さよりも長い範囲で前記第1ギヤ収容部の内壁面と当接するリブを形成し、前記第1ギヤ収容部の開口端部及び前記リブの先端部の少なくとも一方に、前記第1ギヤ収容部の底部側に向かう前記ハウジングカバーを前記第1軸の軸直交方向に案内することが可能な案内面を形成し、前記第1軸及び前記第2軸に沿って前記ギヤハウジングに前記ハウジングカバーを組み付ける際、前記ハウジングカバーが前記第1軸及び前記第2軸と接触する前に、前記案内面によって前記ハウジングカバーを前記第1軸の軸直交方向に案内させて位置決めして組み付ける。

0014

同方法によれば、第1軸及び第2軸に沿ってギヤハウジングにハウジングカバーを組み付ける際、ハウジングカバーが第1軸及び第2軸と接触する前に、案内面によってハウジングカバーが第1軸の軸直交方向に案内されて位置決めされて組み付けられる。即ち、組み付け前にハウジングカバーがギヤハウジングに対して第1軸の軸直交方向に僅かにずれていても、組み付け時に案内面によってハウジングカバーが案内されてそのずれが直される。よって、その後、ハウジングカバーは、第1支持部の周囲が第1軸に乗り上げることなく、第2支持部の周囲が第2軸に乗り上げることもなく、第1軸が第1支持部に嵌挿されて支持され、第2軸が第2支持部に嵌挿されて支持され、容易に正常な組み付けを行うことができる。

発明の効果

0015

本発明の減速装置及び減速装置の製造方法によれば、組み付けが容易となる。

図面の簡単な説明

0016

一実施形態の駆動装置の正面図である。
図1のA−A線に沿った断面図である。
一実施形態の第1減速歯車と第2減速歯車の斜視図である。
図1のB−B線に沿った断面図である。
一実施形態のハウジングカバーの斜視図である。
一実施形態のハウジングカバーの背面図である。
一実施形態の減速装置の製造方法を説明するための断面図である。
一実施形態の減速装置の製造方法を説明するための断面図である。
別例の減速装置を説明するための断面図である。

実施例

0017

以下、駆動装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、駆動装置10は、モータ本体20と該モータ本体20に連結された減速装置30とから構成されている。

0018

モータ本体20は、略有底筒状ヨーク21と、ヨーク21の内周に固着される図示しないマグネットと、ヨーク21内に収容されたアーマチャ22とを備え、アーマチャ22を回転駆動する。アーマチャ22の回転軸23は、その先端側がヨーク21の開口部から減速装置30の内部に突出している。

0019

前記減速装置30は、収容部31と、減速機構32と、出力部33とを備えている。
図1及び図2に示すように、収容部31は、ギヤハウジング41とハウジングカバー42とを備えている。ギヤハウジング41は、例えば樹脂にて形成されている。ギヤハウジング41は、前記ヨーク21に連結固定される側端部(図1において右側の端部)が開口して形成され、その開口の奥(図1において左側の方)には、前記回転軸23と同軸上に筒状に延びるウォーム収容部41aが形成されている。そして、ウォーム収容部41aには、前記減速機構32の一部を構成するウォーム51が収容されている。ウォーム51は、ウォーム収容部41aの内部で回転可能に支持されるとともに、前記回転軸23と一体回転するように回転軸23と連結されている。

0020

また、ギヤハウジング41において、ウォーム収容部41aの軸線直交方向(図1において下方向)には、ウォーム収容部41aと連通する第1ギヤ収容部41bが形成されている。第1ギヤ収容部41bは、その一端側(図1において紙面手前側)が開放された略有底筒状に形成されている。更に、第1ギヤ収容部41bの径方向側方であってウォーム収容部41aの軸線直交方向(図1において下方向)には、第1ギヤ収容部41bと連通する第2ギヤ収容部41cが形成されている。第2ギヤ収容部41cは、第1ギヤ収容部41bと同様に、その一端側(図1において紙面手前側)が開放された略有底筒状に形成されている。また、第2ギヤ収容部41cは、第1ギヤ収容部41bよりも直径が大きく形成されている。そして、第1ギヤ収容部41b及び第2ギヤ収容部41cの開口部は、前記ハウジングカバー42によって閉塞されている。

0021

図1図4図6に示すように、ハウジングカバー42は、樹脂にて形成され、第1ギヤ収容部41bの開口部に対応した略円板状をなす第1カバー部42aと、第1カバー部42aと一体に形成され第2ギヤ収容部41cの開口部に対応した略円板状をなす第2カバー部42bとを有する。第2カバー部42bは第1カバー部42aよりも直径が大きく形成されている。また、ハウジングカバー42において、第2カバー部42bの周縁部には、第2カバー部42bの軸方向に延びる4つの係合爪42cが形成されている。更に、ハウジングカバー42において、第1カバー部42aの周縁部の1箇所及び第1カバー部42aと第2カバー部42bとの境界部分の2箇所の合計3箇所には、螺子止め部42dが延設されている。ハウジングカバー42は、これらの係合爪42cが第2ギヤ収容部41cの外周面に突出形成された係合突起41d(図1参照)にスナップフィット係合するとともに、3つの螺子43が螺子止め部42dを貫通してギヤハウジング41に螺合することによってギヤハウジング41に固定されている。

0022

図2に示すように、前記第1ギヤ収容部41bには、前記減速機構32の一部を構成する樹脂製の第1減速歯車61が収容されている。図3に示すように、第1減速歯車61は、円板状のウォームホイール62と、ウォームホイール62よりも小径でウォームホイール62と一体回転する小径ギヤとしての小径はすば歯車63とから構成されている。小径はすば歯車63は、軸線に対して歯が斜めに刻まれたはすば歯車であり、ウォームホイール62の軸方向の一端面に一体に形成されている。そして、ウォームホイール62の中心軸線と小径はすば歯車63の中心軸線とは一致している。また、図2に示すように、第1減速歯車61の軸中心部には、第1減速歯車61を軸方向に貫通する支持孔64が形成されている。そして、第1減速歯車61は、前記第1ギヤ収容部41bの底部に形成された支持部41eに基端部が圧入固定された第1軸65に対して、前記支持孔64が外嵌されることで第1軸65を回転中心として回転可能に支持されている。なお、第1軸65は、第1減速歯車61を支持した状態で、その先端部(図2中、上端部)が第1減速歯車61(小径はすば歯車63)から突出する長さに設定されている。

0023

また、前記第1カバー部42aの軸中心部には、外部側(図2中、上側)に有底筒状に突出した第1支持部42eが形成されている。そして、前記第1軸65は、ギヤハウジング41にハウジングカバー42が固定された状態で、その先端部が第1支持部42eに挿入されて支持される。尚、第1減速歯車61は、第1ギヤ収容部41bの底部側にウォームホイール62が位置し、第1カバー部42a側に小径はすば歯車63が位置するように第1ギヤ収容部41b内に配置されている。更に、ウォームホイール62は、前記ウォーム51と噛合している。

0024

図4に示すように、前記第2ギヤ収容部41cには、前記減速機構32の一部を構成する樹脂製の第2減速歯車71が収容されている。図3に示すように、第2減速歯車71は、円板状の大径ギヤとしての大径はすば歯車72と、大径はすば歯車72の径方向の中央部に一体に形成された円柱状の第2軸73とから構成されている。

0025

図3及び図4に示すように、大径はすば歯車72は、前記小径はすば歯車63よりも直径が大きく形成されている。そして、大径はすば歯車72は、第2軸73の外周面から径方向外側に延びる円環状の薄肉部72aと、薄肉部72aの外周に同薄肉部72aと一体に設けられた環状の基部72bと、基部72bから径方向外側に突出した複数の歯72cとから構成されている。薄肉部72aは、基部72bよりも軸方向の厚さが薄く形成されている。また、複数の前記歯72cは、軸線に対して斜めに刻まれている。

0026

前記第2軸73は、大径はすば歯車72の軸中心部で大径はすば歯車72の軸方向の両側に突出している。また、第2軸73には、自身を軸方向に貫通する出力孔73aが形成されている。この出力孔73aには、第2減速歯車71と一体回転する軸状の前記出力部33が挿入されている。出力部33は、第2軸73の軸方向の両端部から外部に突出している。

0027

また、図4に示すように、前記第2ギヤ収容部41cの底部の径方向の中央部には、円環状をなす支持部41fが形成されている。また、前記第2カバー部42bの軸中心部には、円環状をなし前記支持部41fと対をなす第2支持部42fが形成されている。そして、前記第2軸73の軸方向の一端部(図4において下端部)が支持部41fに挿入されるとともに、同第2軸73の軸方向の他端部(図4において上端部)が第2支持部42fに挿入されることで自身を回転中心として第2軸73が回転可能に支持されている。尚、出力部33には外部負荷が接続されることになる。また、大径はすば歯車72は、前記小径はすば歯車63と平行な軸中心を有して該小径はすば歯車63と噛合している。

0028

ここで、図4に示すように、本実施形態のハウジングカバー42は、前記第1支持部42eが前記第1軸65を支持する第1軸方向長さX1、及び前記第2支持部42fが前記第2軸73を支持する第2軸方向長さX2よりも長い範囲X3で前記第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと当接するリブ42gを有している。

0029

詳しくは、まずハウジングカバー42の第1カバー部42aには、前記小径はすば歯車63及び大径はすば歯車72を避けつつ第1ギヤ収容部41b内に入り込むように(第1軸65の)軸方向から見て円弧状に膨出した膨出部42hが形成されている。膨出部42hは、その外壁面が第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと僅かに離間するように形成されている。そして、膨出部42hには、外側面から径方向外側に突出するとともに軸方向端面から軸方向に突出して前記範囲X3で第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと当接するリブ42gが形成されている。

0030

図5及び図6に示すように、本実施形態では、リブ42gは、7つ形成されている。図6に示すように、リブ42gは、前記第1軸65の軸中心L1に対して180°よりも大きい範囲θに亘って7つ形成されるとともにその内の少なくとも一つは前記範囲θ内の最も離れた角度のリブ42gに対して180°未満の位置に配置されている。具体的には、本実施形態では前記範囲θは、約220°に設定されている。そして、本実施形態における前記範囲θの中心に近い(図6中、右側の)3つのリブ42gは、前記範囲θ内の最も離れた角度のリブ42gに対して180°未満の位置に配置されている。

0031

また、図1及び図6に示すように、リブ42gの1つは、前記第1軸65の軸方向から見て、第1軸65の軸中心L1と第2軸73の軸中心L2とを通る直線L3上に形成されている。

0032

また、図1に示すように、リブ42gの1つは、前記第1軸65の軸方向から見て、前記ウォーム51の軸線L4と直交して第1軸65の軸中心L1を通る直線L5上の前記ウォーム51から遠い側に形成されている。

0033

また、図4に示すように、前記第1ギヤ収容部41bの開口端部及び前記リブ42gの先端部の両方は、第1ギヤ収容部41bの底部側に向かうハウジングカバー42を前記第1軸65の軸直交方向(その正常な位置)に案内することが可能な案内面41h,42jを有している。本実施形態の案内面41h,42jは、第1ギヤ収容部41bの底部側に向かって第1軸65側に傾斜して形成されることで、ハウジングカバー42を案内することが可能とされている。

0034

上記のように構成される減速装置30の製造方法では、第1軸65及び第2軸73(その長手方向)に沿ってギヤハウジング41にハウジングカバー42を組み付けることになる。この際、ハウジングカバー42が第1軸65及び第2軸73と接触する前に、前記案内面41h,42jによってハウジングカバー42を第1軸65の軸直交方向に案内させて位置決めして組み付ける。

0035

例えば、図7に示すように、ハウジングカバー42がギヤハウジング41の上方にある状態(組み付け前)で、ハウジングカバー42がギヤハウジング41に対して第1軸65の軸直交方向に僅かにずれていたとする。

0036

このような場合、図8に示すように、ハウジングカバー42を下方に移動させると、案内面41h,42jによってハウジングカバー42は第1軸65の軸直交方向に案内されて同方向のずれが直されて、リブ42gが第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと当接するように膨出部42hが第1ギヤ収容部41b内に嵌り込む。そして、更にハウジングカバー42を下方に移動させると、図4に示すように、第1軸65が第1支持部42eに嵌り、第2軸73が第2支持部42fに嵌って、それぞれ支持される。

0037

次に、上記のように構成された駆動装置10の作用について説明する。
駆動装置10では、モータ本体20の駆動力によりウォーム51が回転されると、その回転は、ウォームホイール62、小径はすば歯車63、及び大径はすば歯車72を介して出力部33に伝達され、減速されることにより高トルク化されて出力部33から外部に出力される。

0038

次に、上記実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)リブ42gは、第1支持部42eが第1軸65を支持する第1軸方向長さX1、及び第2支持部42fが前記第2軸73を支持する第2軸方向長さX2よりも長い範囲X3で第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと当接する構成である。これにより、例えば、第1軸65及び第2軸73に沿ってギヤハウジング41にハウジングカバー42が組み付けられる際、ハウジングカバー42は、第1軸65及び第2軸73と接触する前に、リブ42gの先端部が第1ギヤ収容部41bの開口端部と接触することになる。そして、第1ギヤ収容部41bの開口端部及びリブ42gの先端部は、第1ギヤ収容部41bの底部側に向かうハウジングカバー42を前記第1軸65の軸直交方向に案内することが可能な案内面41h,42jを有する。よって、組み付け前にハウジングカバー42がギヤハウジング41に対して第1軸65の軸直交方向に僅かにずれていても、組み付け時に案内面41h,42jによってハウジングカバー42が案内されてそのずれが直される。よって、その後、ハウジングカバー42は、第1支持部42eの周囲が第1軸65に乗り上げることなく、第2支持部42fの周囲が第2軸73に乗り上げることもなく、第1軸65が第1支持部42eに嵌挿されて支持され、第2軸73が第2支持部42fに嵌挿されて支持され、容易に正常な組み付けを行うことができる。

0039

(2)リブ42gの1つは、第1軸65の軸方向から見て、第1軸65の軸中心L1と第2軸73の軸中心L2とを通る直線L3上に形成される。よって、駆動時に小径はすば歯車63が大径はすば歯車72から反力を受けることで第1軸65が第2軸73とは反対の方向に倒れようとしても、第1軸65は倒れようとする方向にあるリブ42gによって強固に支えられる。これにより、小径はすば歯車63と大径はすば歯車72の噛み合いの悪化を抑制することができる。尚、上記した機能を果たす構成をリブ42gとしたことで、例えば全体の厚みを厚くした構成に比べて、原材料を減らすことができるとともに、ヒケ等を抑えて成形性を良好とすることができる。

0040

(3)リブ42gの1つは、第1軸65の軸方向から見て、ウォーム51の軸線L4と直交して第1軸65の軸中心L1を通る直線L5上のウォーム51から遠い側に形成される。よって、駆動時に小径はすば歯車63がウォーム51から反力を受けることで第1軸65がウォーム51とは反対の方向に倒れようとしても、第1軸65は倒れようとする方向にあるリブ42gによって強固に支えられる。これにより、小径はすば歯車63とウォーム51の噛み合いの悪化を抑制することができる。

0041

(4)リブ42gは、第1軸65の軸中心L1に対して180°よりも大きい範囲θに亘って7つ形成されるとともにその内の少なくとも一つ(本実施形態では3つ)は前記範囲θ内の最も離れた角度のリブ42gに対して180°未満の位置に配置される。よって、ハウジングカバー42は第1軸65の軸直交方向の全ての角度に対するずれがリブ42gによって規制される。

0042

上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、案内面41h,42jは、第1ギヤ収容部41bの底部側に向かって第1軸65側に傾斜して形成されるとしたが、ハウジングカバー42を第1軸65の軸直交方向(その正常な位置)に案内することが可能であれば、他の形状の案内面に変更してもよい。

0043

例えば、図9に示すように、上記実施形態の案内面42jを湾曲した(角が丸められた)形状の案内面42kに変更してもよい。
・上記実施形態では、リブ42gの1つは、第1軸65の軸方向から見て、第1軸65の軸中心L1と第2軸73の軸中心L2とを通る直線L3上に形成されるとしたが、これに限定されず、その位置に形成されていない構成としてもよい。この場合、例えば、軸中心L1の反軸中心L2側(図6中、直線L5よりも右側であって直線L3上を除く位置)にリブ42gを形成しておけば、そのリブ42gによって大径はすば歯車72からの反力に基づく第1軸65の倒れを抑制することができる。

0044

・上記実施形態では、リブ42gの1つは、第1軸65の軸方向から見て、ウォーム51の軸線L4と直交して第1軸65の軸中心L1を通る直線L5上のウォーム51から遠い側に形成されるとしたが、これに限定されず、その位置に形成されていない構成としてもよい。この場合、例えば、軸中心L1の反軸線L4側(図1中、直線L3よりも下側であって直線L5上を除く位置)にリブ42gを形成しておけば、そのリブ42gによってウォーム51からの反力に基づく第1軸65の倒れを抑制することができる。

0045

・上記実施形態では、リブ42gは、第1軸65の軸中心L1に対して180°よりも大きい範囲θに亘って7つ形成されるとともにその内の3つは前記範囲θ内の最も離れた角度のリブ42gに対して180°未満の位置に配置されるとしたが、この条件を満たさない位置に形成されたリブとしてもよい。尚、リブ42gの数は、1つや他の複数としてもよい。

0046

・上記実施形態では、小径ギヤを小径はすば歯車63とし、大径ギヤを大径はすば歯車72としたが、これに限定されず、例えば、それらを平歯車としてもよい。
・上記実施形態では、第1ギヤ収容部41bの開口端部及びリブ42gの先端部の両方は、第1ギヤ収容部41bの底部側に向かって前記第1軸65側に傾斜した案内面41h,42jを有するとしたが、これに限定されず、いずれか一方のみが案内面を有する構成としてもよい。

0047

41…ギヤハウジング、41a…ウォーム収容部、41b…第1ギヤ収容部、41c…第2ギヤ収容部、41g…内壁面、41h…案内面、42…ハウジングカバー、42e…第1支持部、42f…第2支持部、42g…リブ、42j,42k…案内面、51…ウォーム、62…ウォームホイール、63…小径はすば歯車(小径ギヤ)、65…第1軸、72…大径はすば歯車(大径ギヤ)、73…第2軸、θ…180°よりも大きい範囲、L1…第1軸の軸中心、L2…第2軸の軸中心、L3…第1軸の軸中心と第2軸の軸中心とを通る直線、L4…ウォームの軸線。L5…ウォームの軸線と直交して第1軸の軸中心を通る直線、X1…第1軸方向長さ、X2…第2軸方向長さ、X3…第1軸方向長さ及び第2軸方向長さよりも長い範囲。

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