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技術 機能性材保持部材、及び機能性材保持構造

出願人 元旦ビューティ工業株式会社
発明者 舩木元旦
出願日 2015年10月20日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-206006
公開日 2017年4月27日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2017-078277
状態 特許登録済
技術分野 天井構造 壁の仕上げ
主要キーワード 機能性材 一体化材 上向き片 押さえ材 湾曲片 掛合片 天井支持材 建材板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年4月27日)のものです。
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図面 (6)

課題

屋根骨組として用いられる鋼材屋根母屋)に装着されて天井板化粧板等の機能性材を容易に且つ確実に隣り合う型鋼間に保持し、機能性材の取付けも簡単に行なうことができる機能性材保持部材、及び機能性材保持構造を提供する。

解決手段

本発明の機能性材保持部材1は、上フランジ41を備える複数の型鋼4に対して取り付けて機能性材5を隣り合う型鋼4,4間に保持することができ、型鋼4の上フランジ41に取り付けられる取付部11と、該取付部11の下方に位置する押さえ部12と、を有してなり、前記押さえ部12は、弾性に抗して上方へ押し曲げ可能であって、取付状態において隣り合う型鋼4,4間に配置される機能性材5を押さえることを特徴とする。

概要

背景

各種の鉄骨造建築構造として、勾配を付けて配置したH型鋼等の上に、C型鋼からなる複数の屋根母屋軒棟方向に平行に固定し、これら屋根母屋の上部に屋根下地材を敷設して取付ける構造が知られている。
一方、特に大型の建築物においては、室内側に屋根母屋を構成する溝形鋼やC型鋼等の屋根下地が、露出することになるため、見栄えが悪くなる。このため、屋根裏の見栄えを向上する目的で、或いは断熱性を向上する目的で、様々な提案がなされている。

例えば特許文献1には、溝型鋼に固定される第1保持部材と、該第1保持部材に取り付ける化粧ホルダーとからなる建材保持部材が提案されている。なお、この特許文献1における化粧ホルダーは、必須の部材であるから、第2保持部材というべき部材である。
この提案における前記第1保持部材は、第1建材の上面に当接する第1挟持片を備える構成であり、前記化粧ホルダーは、前記第1建材の下面に当接して当該第1建材を前記第1挟持片に向かう厚さ方向に押圧する第2挟持片と、前記溝形鋼の開口部に挿入した前記第2建材の端部を厚さ方向から挟持する第3挟持片と、を備えている。

概要

屋根骨組として用いられる鋼材(屋根母屋)に装着されて天井板化粧板等の機能性材を容易に且つ確実に隣り合う型鋼間に保持し、機能性材の取付けも簡単に行なうことができる機能性材保持部材、及び機能性材保持構造を提供する。本発明の機能性材保持部材1は、上フランジ41を備える複数の型鋼4に対して取り付けて機能性材5を隣り合う型鋼4,4間に保持することができ、型鋼4の上フランジ41に取り付けられる取付部11と、該取付部11の下方に位置する押さえ部12と、を有してなり、前記押さえ部12は、弾性に抗して上方へ押し曲げ可能であって、取付状態において隣り合う型鋼4,4間に配置される機能性材5を押さえることを特徴とする。

目的

そこで、本発明は、屋根の骨組として用いられる鋼材(屋根母屋)に装着されて天井板や化粧板等の機能性材を容易に且つ確実に隣り合う型鋼間に保持し、機能性材の取付けも簡単に行なうことができる機能性材保持部材、及び機能性材保持構造を提案することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

フランジを備える複数の型鋼に取り付けて機能性材を隣り合う型鋼間に保持することができる機能性材保持部材であって、型鋼の上フランジに取り付けられる取付部と、該取付部の下方に位置する押さえ部とを有してなり、前記押さえ部は、弾性に抗して上方へ押し曲げ可能であって、取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材を押さえることを特徴とする機能性材保持部材。

請求項2

リップを備える型鋼に対し、弾性的に係合する係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の機能性材保持部材。

請求項3

取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材の一方の端部を請求項1又は2に記載の機能性材保持部材にて押さえ保持し、機能性材の他方の端部を、型鋼に沿う縦片部と、該縦片部から下方へ延在する押さえ片とを備える押さえ材にて押さえ保持することを特徴とする機能性材保持構造

請求項4

型鋼を下方側から被覆することができる化粧材を取り付けていることを特徴とする請求項3に記載の機能性材保持構造。

技術分野

0001

本発明は、屋根骨組として用いられる鋼材屋根母屋)に装着されて天井板化粧板等の機能性材を容易に且つ確実に隣り合う型鋼間に保持し、機能性材の取付けも簡単に行なうことができる機能性材保持部材、及び機能性材保持構造に関する。

背景技術

0002

各種の鉄骨造建築構造として、勾配を付けて配置したH型鋼等の上に、C型鋼からなる複数の屋根母屋を軒棟方向に平行に固定し、これら屋根母屋の上部に屋根下地材を敷設して取付ける構造が知られている。
一方、特に大型の建築物においては、室内側に屋根母屋を構成する溝形鋼やC型鋼等の屋根下地が、露出することになるため、見栄えが悪くなる。このため、屋根裏の見栄えを向上する目的で、或いは断熱性を向上する目的で、様々な提案がなされている。

0003

例えば特許文献1には、溝型鋼に固定される第1保持部材と、該第1保持部材に取り付ける化粧ホルダーとからなる建材保持部材が提案されている。なお、この特許文献1における化粧ホルダーは、必須の部材であるから、第2保持部材というべき部材である。
この提案における前記第1保持部材は、第1建材の上面に当接する第1挟持片を備える構成であり、前記化粧ホルダーは、前記第1建材の下面に当接して当該第1建材を前記第1挟持片に向かう厚さ方向に押圧する第2挟持片と、前記溝形鋼の開口部に挿入した前記第2建材の端部を厚さ方向から挟持する第3挟持片と、を備えている。

先行技術

0004

特許第5561650号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、前記特許文献1の構造では、「建材」の配設方法が「ウェブ2aの外周に向けて第1建材11aの端部を配置するとともに、屋根母屋2Aの開口部2dに第2建材11bの端部を挿入し」としか記載されていないが、その図4等から建材11aの端部は、係止部12cに干渉しない程度に短いサイズからなると想定される。しかし、干渉しないで斜めから下方からの差込、回転で配置された建材11aの右端は、どこにも支持されていないため、化粧ホルダー13の取付前にあっては建材11aが脱落する恐れの高いものであった。
また、特にこの特許文献1に示される溝形鋼(C型鋼)は、配設ピッチ誤差が生じやすい部材であり、取付ピッチが狭いと係止部が干渉して建材が入らなかったり、逆に広いと隙間がより大きくなり、化粧カバー取付時まで作業者が抑えていなければならないという問題を有していた。しかも、そうした抑えながらの作業の場合、建材の配設、化粧ホルダーの取り付けを交互に行うことになり、極めて作業効率の悪いものとなっていた。
さらに、化粧ホルダーを建材より長尺とした場合には、その長さ分の建材を全て配設するまで化粧ホルダーの取付が行えないことになり、より作業性が悪くなるものであった。

0006

そこで、本発明は、屋根の骨組として用いられる鋼材(屋根母屋)に装着されて天井板や化粧板等の機能性材を容易に且つ確実に隣り合う型鋼間に保持し、機能性材の取付けも簡単に行なうことができる機能性材保持部材、及び機能性材保持構造を提案することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、上記に鑑み提案されたものであって、上フランジを備える複数の型鋼に取り付けて機能性材を隣り合う型鋼間に保持することができる機能性材保持部材であって、型鋼の上フランジに取り付けられる取付部と、該取付部の下方に位置する押さえ部とを有してなり、前記押さえ部は、弾性に抗して上方へ押し曲げ可能であって、取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材を押さえることを特徴とする機能性材保持部材(以下、単に保持部材という)を提案するものである。
なお、本発明における機能性材は、天井板や化粧板等の建材板を含むものであって、グラスウール発泡樹脂等からなるマット状又はボード状等の断熱材、吸音材防火材、或いは各種素材を指すものである。

0008

また、本発明は、前記保持部材において、押さえ部が弾性に抗して型鋼側へ押し曲げ可能であることを特徴とする保持部材をも提案する。

0009

また、本発明は、前記保持部材において、リップを備える型鋼に対し、弾性的に係合する係合部を有することを特徴とする保持部材をも提案する。

0010

さらに、本発明は、取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材の一方の端部を前記構成の保持部材にて押さえ保持し、機能性材の他方の端部を、型鋼に沿う縦片部と、該縦片部から下方へ延在する押さえ片とを備える押さえ材にて押さえ保持することを特徴とする機能性材保持構造(以下、単に保持構造という)を提案するものである。

0011

また、本発明は、前記保持構造において、型鋼を下方側から被覆することができる化粧材を取り付けていることを特徴とする保持構造をも提案する。

発明の効果

0012

本発明の保持部材は、隣り合う型鋼間に配置される天井材や化粧板等の機能性材の端部を押さえ部にて押さえることができ、室内側から機能性材を押し上げる(突き上げる)ような応力が作用した際に、該応力に抗する作用を果たし、機能性材の外れや落下等を防ぐことができ、機能性材を容易に且つ確実に保持することができる。
また、保持部材は、機能性材のサイズの制限や施工手順の制限を受けることがなく、また、型鋼の取付に誤差があった場合であっても確実に押さえることができる。

0013

また、押さえ部が弾性に抗して型鋼側へ押し曲げ可能である場合には、機能性材の端部を型鋼側に近接させた状態から隣り合う型鋼側へ位置調整することができる。

0014

また、リップを備える型鋼に対し、弾性的に係合する係合部を有する場合には、この保持部材を型鋼に対して確実に取り付けることができ、機能性材を配設する操作においても保持部材が型鋼から外れることがなく、取付操作を行うことができる。

0015

さらに、取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材の一方の端部を前記保持部材にて押さえ保持し、機能性材の他方の端部を、押さえ材の押さえ片で保持する本発明の保持構造は、機能性材の両端部を押さえ保持しているので、室内側から機能性材を押し上げるような応力に抗する作用はより確実に果たされ、機能性材の外れや落下等を防ぐ効果も大きくなる。

0016

また、型鋼を被覆する化粧材を設けている場合には、前記特許文献1のように化粧材自体に機能性材を支持する機能(構成)を持たせていないので、この化粧材の配設前に機能性材が脱落することもないし、保持部材の取付を制限することもない。

図面の簡単な説明

0017

(a)本発明の保持部材の一実施例(第1実施例)を用いた保持構造を構成する躯体構造、及び用いた部材の分解断面図、(b)保持部材の拡大斜視図、(c)型鋼に保持部材と押さえ材と化粧材(化粧カバー)を取り付けた後、機能性材を臨ませて保持部材の押さえ部を押し曲げた状態を示す断面図、(d)取付後の状態を示す断面図である。
(a)第1実施例の保持構造に用いた保持部材を示す斜視図、(b)その拡大斜視図、(c)躯体構造を構成する型鋼(C型鋼)を示す斜視図、(d)化粧材(化粧カバー)を示す斜視図、(e)その正面図、(f)その(左)側面図、(g)押さえ材を示す斜視図、(h)その正面図、(i)その(左)側面図、(j)型鋼に押さえ材を取り付けると共に機能性材を配設した状態を示す斜視図である。
(a)本発明の第2実施例の保持構造を構成する躯体構造に第1実施例の保持部材を取り付けた状態を示す断面図、(b)機能性材と天井支持材一体化させた状態を示す断面図、(c)取り付け後の状態を示す正面図である。
(a)本発明の第3実施例の保持構造を示す断面図、(b)用いた保持部材を拡大して示す正面図、(c)本発明の第4実施例の保持構造を示す断面図、(d)用いた保持部材を拡大して示す正面図である。
(a)本発明の第5実施例の保持構造を示す断面図、(b)第6実施例の保持構造を示す断面図、(c)第7実施例の保持構造を示す断面図、(d)第8実施例の保持構造を示す断面図、(e)予め機能性材と押さえ材とを仮固定した状態を示す断面図である。

0018

本発明の保持部材は、上フランジを備える複数の型鋼に対して取り付けて機能性材を隣り合う型鋼間に保持することができる部材であって、型鋼の上フランジに取り付けられる取付部と、該取付部の下方に位置する押さえ部と、を有してなり、前記押さえ部は、弾性に抗して上方へ押し曲げ可能であって、取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材を押さえることを特徴とする。
なお、隣り合う型鋼間に機能性材を配置するための構造(構成)については特に限定するものではない。

0019

特にリップを備える型鋼に対しては、弾性的に係合する係合部を有するようにしてもよく、この場合、保持部材を型鋼に対して確実に取り付けることができ、機能性材を配設する操作においても保持部材が型鋼から外れることがなく、取付操作を行うことができる。

0020

なお、前記保持部材を用いた保持構造は、取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材を、前記保持部材の押さえ部にて押さえ保持した構造である。

0021

また、本発明の前記保持部材を用いた保持構造は、更に機能性材の他方の端部を、型鋼に沿う縦片部と、該縦片部のから下方へ延在する押さえ片とを備える押さえ材にて押さえ保持することを特徴とするものである。
この保持構造では、型鋼を下方側から被覆することができる化粧材を取り付けていることが望ましい。

0022

以下、本発明の保持部材、本発明に用いる押さえ材、化粧材、及びこれらの取付対象である型鋼、またその保持対象である機能性材についてそれぞれ説明する。

0023

本発明の保持部材は、前述のように取付部と、押さえ部と、を有してなる構成であり、押さえ部にて機能性材の一方の端部を押さえるものである。この保持部材は、型鋼の長さ方向に連続する長尺状でもよいが、後述する図示実施例のようにピース状に形成した部材を適宜間隔にて複数取り付けるようにしてもよい。

0024

前記取付部は、型鋼の上フランジに取り付けられるものであり、用いる型鋼の上フランジの仕様に応じて形状を選択すればよい。例えば型鋼がH型鋼、I型鋼、溝型鋼、Z型鋼、L型鋼等であれば、上フランジは単なる横片状であるから、取付部としては前記横片状の先端に係合する折返し状に形成すればよく、C型鋼(=リップ溝型鋼)、リップZ型鋼のように上フランジの先端に下向き片(リップ)を有する場合には、この取付部としては前記下向き片に係合するコ字状に形成してもよく、更には下向き片に弾性的に係合する係合部を備えることが望ましい。

0025

前記押さえ部は、前記取付部の下方に位置するものであり、弾性に抗して上方へ押し曲げ可能であって、取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材を押さえる。
なお、この押さえ部における「押さえる」とは、機能性材の一方の端部表面を押さえることを意味しているが、常に端部を上方から押圧(圧接)している態様に限定されるものではなく、常には端部を押圧してはいないが、何らかの負荷が掛かった際には端部を押さえる態様を含むである。

0026

この押さえ部は、前述のように弾性に抗して上方へ押し曲げ可能であり、しかも取付状態において隣り合う型鋼間に配置される機能性材を押さえるものであれば、どのように形成してもよい。上方へ押し曲げる態様についても、内方側(型鋼側)へ押し曲げるものでも、外方側へ押し曲げるものでもよい。
取付時において、下方から臨ませる機能性材の表面に当接し、この押さえ部が弾性に抗して押し曲げられ、機能性材の配設と共に弾性回復して機能性材を押さえる。
なお、前述のように本発明における「押さえる」とは、取付安定性を考慮すると常に押圧(圧接)する態様が望ましいことは説明するまでもなく、即ちその場合、この押さえ部が機能性材の上面に常に接触(圧接)することが望ましい。

0027

前記押さえ材は、より安定な機能性材の保持を目的として用いられるものであり、型鋼のウエブに沿う縦片部と、該縦片部から下方へ延在する押さえ片とを備える構成である。
この押さえ材としては、前記縦片部の上端に型鋼の上フランジに掛止する掛止部を備えることが望ましい。この掛止部は、前記保持部材の取付部と同様に型鋼の上フランジに取り付けるものであるが、後述する図示実施例のように上フランジを挟んで対向状に取り付けるものである。そして、前記縦片部に側方からビス打ち込んでこの押さえ材を型鋼に固定する際の仮止めとして利用することができる。

0028

前記縦片部は、型鋼のウエブに沿う略垂直状の縦片であって、後述する端縁支持材中央縦片部に設けた係止部を取り付け可能な係止受部を設けていることが望ましい。なお、この係止受部としては、孔状に形成し、中央縦片部に設けた隆状係止部を係止できる構成としたが、特にその構成を限定するものではない。

0029

前記押さえ片は、前記縦片部から下方へ延在して機能性材の表面に臨むものであって、機能性材の表面を押さえ保持するものである。この押さえ片の形状については特に限定するものではなく、機能性材の表面に当接してもよいし、当接していなくてもよい。即ち前記保持部材の押さえ部と同様に常に機能性材の端部表面を上方から圧接している態様に限定されず、何らかの負荷が掛かった際には端部を押さえる態様を含むものであるが、取付安定性を考慮した場合には、機能性材の端部を継続的に且つ弾性的に上方から押さえることが望ましいことは説明するまでもない。

0030

前記化粧材は、型鋼を覆う「化粧カバー」と、型鋼と機能性材を覆う「天井仕上げ材」とがあり、何れも化粧面部を有するものであって、型鋼の長さ方向に連続する長尺状に形成される。化粧カバーを用いる場合には、機能性材としては天井板や化粧板等の建材板を用いることが多く、天井仕上げ材を用いる場合には、機能性材自体を隠すので、前記建材板を含めて各種の断熱材等を用いることができる。
なお、これらの化粧材には、型鋼と後述する端縁支持材との取付を補助強化)する構成を具備させてもよい。

0031

前記機能性材の取り付け対象である型鋼は、少なくとも上フランジを有するものであればよく、具体的には左右両方に上フランジを備えるH型鋼、I型鋼、左右の何れか一方のみに上フランジを備える溝型鋼、Z型鋼、L型鋼、更に上フランジの先端に下向き片を有するC型鋼(=リップ溝型鋼)、リップZ型鋼等が相当する。
上記型鋼の中でも、隣り合う型鋼間に配置する機能性材を支持する部位を有するリップを有するC型鋼、リップZ型鋼が望ましい。なお、これらの型鋼は、下フランジが同一方向に延在するように配設して母屋を形成するが、一部にはこの型鋼同士を背中合わせに接続して用いるようにしてもよい。

0032

前記機能性材は、前述のように天井板や化粧板等の建材板を含むものであって、隣り合う型鋼間に架け渡されるように配設され、その端部を支持することで継続的に支持構造を維持できる強度(硬度)を有するものであれば、特にその材質についても限定するものではなく、例えばグラスウール、発泡樹脂等からなるマット状又はボード状等の断熱材、吸音材、防火材、或いは各種素材を用いることができ、単一材質からなるものでも、異材質積層体であっても良く、さらには硬質でも軟質であっても良く、その厚みについても適宜設定すればよい。
また、この機能性材の端部についても、その表面から略垂直状に断裁したものに限らず、例えば端部を、下面側を切り欠いた段状に形成してもよい。

0033

前述のように、隣り合う型鋼間に機能性材を配置するための構造(構成)については特に限定しないが、例えば後述する図示実施例(第2実施例)に示すように予め隣り合う型鋼間に係止可能な天井支持材と機能性材とを積層状に一体化させ、この積層状一体化材料を型鋼間に配設するようにしてもよいし、別の図示実施例(第1実施例)に示すように型鋼に取り付ける端縁支持材により、機能性材を型鋼間に配置させるようにしてもよい。

0034

これらの天井支持材、端縁支持材については、それぞれ図示実施例にて詳述するので、ここでは簡単に説明すると、天井支持材は、取付状態において隣り合う型鋼にそれぞれ係止する係止部を備える構成であればよく、端縁支持材は、取付状態において機能性材の一方の端部を型鋼のリップに支持させると共に、他方の端部を支持する支持部を備える構成であればよい。
そして、これらの天井支持材、端縁支持材は、機能性材を隣り合う型鋼間に配置させることができ、実質的にこれらの天井支持材、端縁支持材支持材のみで支持構造を構築できる。

0035

図1(b)に拡大して示す本発明の第1実施例の保持部材1は、型鋼4の上フランジ41に取り付けられる取付部11と、該取付部11の下方に位置する押さえ部12とを有してなる構成であり、前記押さえ部12は、図1(c)の左側に示すように弾性に抗して上方へ押し曲げ可能であって、且つ取付状態〔(図1(d)に示す〕において隣り合う型鋼4,4間に配置される機能性材5を押さえるものである。

0036

この第1実施例の保持部材1は、図2(a),(b)にも図示するように極めて短幅のピース材であって、C型鋼である型鋼4の長さ方向に所定間隔にて複数取り付けられるものである。
この第1実施例における前記取付部11は、図示するように型鋼4の上フランジ41及びその先端に形成された上向き片(リップ)411を包むL字状に形成され、その下方には取付状態において型鋼4側へ向くように湾曲状の押さえ部12が連続的に形成されている。
また、この第1実施例における押さえ部12の上方部分には、略矩形状の切り起こしにより形成された係合部13が設けられ、該係合部13は型鋼4のリップ411に弾性的に係合する構成である。

0037

次に、図1(a)に示される保持部材1以外の部材である型鋼4、機能性材5、押さえ材2、化粧材3については、図2にも示している。
まず図2(c)に示す型鋼4は、縦方向に配されるウエブ42の両端(上下端)にフランジ41,43を有するC型鋼であって、先端に下向き片411を備える上フランジ41は図面右方へ延在している。

0038

また、図2(j)に示す機能性材5は、左右の端部を、下面側を切り欠いた段状に形成したものである。
なお、同図には、機能性材5の一方の端部51xを、型鋼4の下フランジ43(上向き片431)に支持した状態を示しているが、図示しない他方の端部51yは、後述する押さえ材2の支持部22に支持されている。

0039

また、図2(g)〜(i)に示す押さえ材2は、前記型鋼4のウエブ42に沿う縦片部21と、該縦片部21から下方へ延在する湾曲片状の押さえ片212とを備える構成であり、この第1実施例の押さえ材2には、前記縦片部21の下端から型鋼4の下フランジ43と背中合わせ状に延在するL字状の支持部22が設けられている。この支持部22は、前記機能性材5の端縁を支持するので、この押さえ材2は前記機能性材5を支持する端縁支持材を兼ねる。この支持部22の上端は、前記型鋼4の下フランジ43の先端に形成された上向き片431の上端をほぼ同じ高さになるように形成されている。
また、前記縦片部21の上端には、型鋼4の上フランジ41に掛合する掛合片23が設けられ、その高さの中程には、複数の矩形状の切り込み空部211を形成し、該切り込みによる切り起こしにて外側へ突出する押さえ片212が複数箇所に形成されている。

0040

また、図2(d)〜(f)に示す化粧材3は、型鋼4の下フランジ43を下方側から被覆する化粧カバーであって、底面である化粧面31の左右が立ち上がる断面略樋状長尺材である。先端(上端)が折り曲げられた一方の側面部(右側面部)32は、型鋼4の下フランジ43の外側に沿って上向き片431に係合する。他方の側面部(左側面部)33は、型鋼4のウエブ42に沿い、その外側には前記押さえ材2に取り付けるための隆起部331が複数設けられている。なお、この隆起部331が前記押さえ材2の切り込み空部211に係合することは、図2(j)に示す通りである。

0041

図1(c)は、前記各部材1〜3を用いて前記型鋼4,4間に機能性材5を保持する構造の施工手順の一例を示すものであって、屋根構造を構成する屋根断熱材6の下面に所定間隔にてC型鋼である型鋼4が取り付けられており、該型鋼4には、図面右側から前記保持部材1を、図面左側から前記押さえ材2が取り付けられ、更に図面下方から化粧材3がそれぞれ型鋼4に取り付けられる。

0042

この状態で、機能性材5を下方から傾斜状に臨ませ、その一方の端部51xが保持部材1の押さえ部12を型鋼4側へ押し上げるように配設する。なお、この状態では、端部51xは化粧材3の右側面部32(型鋼4の上向き片431)に係合させていない。
続いて、押さえ部12を十分に押し曲げた状態で、この機能性材5が略水平状となるように他方の端部51yを回動させ、図面右側に位置する型鋼4側へスライド状に位置調整し、端部51yを押さえ材2の支持部22に支持させると共に端部51xを化粧材3の右側面部32(型鋼4の上向き片431)に係合させる。
前記位置調整により、押さえ部12の押圧が解除され、押さえ部12が弾性回復してその先端(下端)は機能性材5の表面を押さえるものとなる。

0043

このように本発明の第1実施例の保持構造は、機能性材5の配設以前に前記構成の保持部材1や押さえ材2、及び化粧材3の取付を終わっており、何れの部材の取付も容易であって、その後の機能性材5の取付作業も、極めて容易に行うことができる。
また、この保持構造にて保持される機能性材5は、端部51x,51yを型鋼4の下フランジ43(リップ431),押さえ材2の支持部22にてそれぞれ支持され、表面側から押さえ部12にて押さえ保持しているので、室内側から機能性材5を押し上げるような応力が作用した際に、該応力に抗する作用を果たし、機能性材5の外れや落下等を防ぐことができる。
さらに、この第1実施例の保持構造では、保持部材1の押さえ部12に加え、押さえ材2の押さえ片212も機能性材5の表面を押さえ保持しているので、前述の保持効果はより確実に果たされるものとなる。

0044

図3に示す本発明の第2実施例の保持構造は、前記第1実施例における保持部材1を用いている点では共通しているが、隣り合う型鋼4,4間に機能性材5Bを配置するための構造(構成)が相違する。
この第2実施例では、図3(b)に示すように予め隣り合う型鋼4,4間に係止可能な天井支持材7と機能性材5Bとを積層状に一体化させたものを用いている。

0045

前記機能性材5Bは、一方の端部51xについては前記図1,2における機能性材5と同様であるが、他方の端部51byは段状ではなく、その表面から略垂直状に断裁した形状に形成されている。
また、前記天井支持材7は、略平坦状支持面部71と、その一方の端縁を略逆V字状に形成した掛状係止部72と、他方の端縁を立ち上げ起立面部73と、その上端を外方へ延在させた横片状係止部74とを備える構成であり、天井仕上げ材(化粧材)を兼ねるものである。前記支持面部71は、左右の端縁が立ち上がる状の底面に相当するので、前記機能性材5Bをこの支持面部71上に受支する状態で一体化されている。

0046

そして、この第2実施例の保持構造では、予め前述の天井支持材7に機能性材5Bを一体化されておけば、前記第1実施例における機能性材5の取付とほぼ同様に取付を行うことができる。
但し、一体化材(7,5B)を下方から傾斜状に臨ませ、その一方の端部51xが保持部材1の押さえ部12を型鋼4側へ押し曲げるように配設する際に、前記掛状係止部72を型鋼4の下フランジ43の上向き片431に係合する。
また、押さえ部12を十分に押し曲げた状態で、この一体化材(7,5B)が略水平状となるように他方の端部51byを回動させる点では共通するが、その際に、横片状係止部74を型鋼4の上フランジ41に係止状に取り付ける。
その後、押さえ部12の押圧が解除され、押さえ部12が弾性回復してその先端(下端)が機能性材5Bの表面を押さえる点では全く共通である。

0047

この第2実施例の保持構造でも、機能性材5Bの取付作業は、極めて容易に行うことができ、保持される機能性材5Bも、表面側から押さえ部12にて押さえ保持されているので、室内側から機能性材5Bを押し上げるような応力が作用した際に、該応力に抗する作用を果たし、機能性材5Bの外れや落下等を防ぐことができる。
なお、この第2実施例で用いる天井支持材7は、天井仕上げ材を兼ねることを説明したが、機能性材5Bを受支できるものであれば、例えばパンチングメタル金網等の材料にて成形されるものでもよい。

0048

図4(a),(b)に示す第3実施例、及び図4(c),(d)に示す第4実施例では、保持部材1C,1Dとして、取付状態において型鋼4とは逆方向へ向くように湾曲状の押さえ部12c,12dが設けられているが、それ以外の保持部材1C,1Dの構成、及びそれ以外の機能性材5、押さえ材2、化粧材3の構成については、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。

0049

これらの実施例でも、前記第1実施例とほぼ同様に施工することができるが、機能性材5の配設時における押さえ部12c,12dの挙動が若干相違する。
即ちこれらの実施例でも、前記第1実施例と同様に機能性材5を下方から傾斜状に臨ませるが、その一方の端部51xは押さえ部12c,12dを避けるように配設する。
続いて、この機能性材5が略水平状となるように他方の端部51yを回動させるが、その際に、押さえ部12c,12dがこの機能性材5の表面により、型鋼4とは逆方向へ押し上げられる状態となる。
その後、端部51yを押さえ材2の支持部22に支持させると共に端部51xを化粧材3の右側面部32(型鋼4の上向き片431)に係合させる点、押さえ部12c,12dの押圧が解除され、押さえ部12c,12dが弾性回復してその先端(下端)が機能性材5の表面を押さえる点では前記第1実施例と全く共通である。

0050

したがって、これらの第3,第4実施例の保持構造でも、機能性材5の取付作業は、極めて容易に行うことができ、保持される機能性材5も、表面側から押さえ部12c,12dにて押さえ保持されているので、室内側から機能性材5を押し上げるような応力が作用した際に、該応力に抗する作用を果たし、機能性材5の外れや落下等を防ぐ。

0051

図5(a)〜(d)に示す第5〜第8実施例の保持構造は、前記第1実施例と同様に保持部材1E〜1Hの押さえ部12e〜12hが型枠4側へ押し上げられる構成であるが、型鋼4のリップ411に弾性的に係合する係合部13e〜13hが前記第1実施例のように切り起こしにより形成されるものではなく、型鋼4の上フランジ41及び上向き片(リップ)411を包むL字状の取付部11と押さえ部12e〜12hとの間に折り返し状に形成されている。

0052

また、これらの第5〜第8実施例の保持構造では、その両端部51cx,51cyが、表面から略垂直状に断裁した形状に形成された機能性材5Cを用いている。
さらに、押さえ部2Bは、湾曲片状ではなく平坦片状に形成された押さえ片212bを備える構成であり、化粧材3は用いられていない。

0053

これらの実施例でも、前記第1実施例とほぼ同様に施工することができる。
即ちこれらの実施例でも、前記第1実施例と同様に機能性材5Cを下方から傾斜状に臨ませるが、その一方の端部51cxは押さえ部12e〜12hを押し上げるように配設する。
続いて、この機能性材5Cが略水平状となるように他方の端部51cyを回動させ、図面右側に位置する型鋼4側へスライド状に位置調整し、端部51cyを押さえ材2Bの支持部22に支持させると共に端部51cxを型鋼4の上向き片431に係合させる。
前記位置調整により、押さえ部12e〜12hの押圧が解除され、押さえ部12e〜12hが弾性回復してその先端(下端)は機能性材5Cの表面を押さえるものとなる。

0054

これらの第5〜第8実施例の保持構造でも、機能性材5Cの取付作業は、極めて容易に行うことができ、保持される機能性材5Cも、表面側から押さえ部12e〜12hにて押さえ保持されているので、室内側から機能性材5C押し上げるような応力が作用した際に、該応力に抗する作用を果たし、機能性材5Cの外れや落下等を防ぐことができる。
特にこれらの保持部材1E〜1Hの押さえ部12e〜12hは、それぞれ略円弧状に形成されているので、これらの押さえ部12e〜12hの弾性反発力はより継続的に発揮されるものであり、端部51cxを継続的に押さえ保持することができる。

実施例

0055

なお、前記機能性材5,5Bを用いる前記第1〜第4実施例では、例えば図3(a)の左側に配した型鋼4の内部に、点線で示すような短尺の機能性材5Dを用いるようにしてもよい。この機能性材5Dとしては、同素材を用いてもよいし、注入発泡によるものであってもよい。
この場合には、機能性材5,5B、5Dが連続するため、断熱効果弱点を生ずることがない。
また、前記機能性材5Cを用いる前記第5〜第8実施例では、例えば図5(e)に示すように予め押さえ材2Bの縦片部21に機能性材5C'の端面を図示しない両面テープ等を用いて一体化(仮固定)しておき、これを用いるようにしてもよい。
この場合には、前記機能性材5Cよりもわずかに長く、型鋼4,4間の間隔とほぼ等しい機能性材5C'を用いることができ、断熱効果の弱点を生ずることがない。

0056

1,1C,1D,1E,1F,1G,1H保持部材
11取付部
12押さえ部
13係合部
2押さえ材(端縁支持材)
2b固定ビス
21縦片部
212押さえ片
22 支持部
3化粧材(化粧カバー)
31化粧面
4型鋼
41 上フランジ
411下向き片(リップ)
42ウエブ
43 下フランジ
431上向き片(リップ)
5,5B,5C機能性材
51x(一方側の)端部
51y,51y (他方側の)端部
6屋根断熱材
7天井支持材(天井仕上げ材)

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