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技術 ドアロック装置

出願人 三井金属アクト株式会社
発明者 木村俊太郎
出願日 2015年10月19日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2015-205479
公開日 2017年4月27日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-078259
状態 特許登録済
技術分野 錠;そのための付属具
主要キーワード 突状部分 当接ブロック 非伝達位置 サブケース 噛合溝 ロックレバ 延長アーム 常態位置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

操作性に影響を与えることなくワイヤ部材ロックレバーとの間を係合する。

解決手段

ハウジング1には操作用開口1B−2,1B−3を覆うカバー部材1Cを着脱可能に設け、第1ワイヤ部材30及び第2ワイヤ部材50は、互いに異なる外形係合端部31,51を有し、かつ第2ワイヤ部材50の係合端部51は球体状に形成したものであり、ロックレバー24には、係合受部24fから外周側に向けて突出する支持アーム部24hを設け、かつハウジング1において支持アーム部24hの移動領域となる部位にガイドリブ1Acを設けた。

概要

背景

車両に搭載されるドアロック装置では、ハウジングの内部にラッチ機構が配設されているとともに、ラッチ機構の状態を切り換えハンドルリンクレバーやロックレバーが回転可能に配設されている。ハンドルリンクレバーにはドアハンドルとの間を連係するワイヤ部材係合され、ロックレバーにはロックノブとの間を連係するワイヤ部材が係合されている。この種のドアロック装置では、ロックノブの操作によりロックレバーをアンロック位置に配置し、この状態からドアハンドルを操作すると、ハンドルリンクレバーが開放位置に移動することによってラッチ機構がアンラッチ状態切り換わることになり、閉じられていたドアを開くことが可能となる(例えば、特許文献1参照)。

概要

操作性に影響を与えることなくワイヤ部材とロックレバーとの間を係合する。ハウジング1には操作用開口1B−2,1B−3を覆うカバー部材1Cを着脱可能に設け、第1ワイヤ部材30及び第2ワイヤ部材50は、互いに異なる外形係合端部31,51を有し、かつ第2ワイヤ部材50の係合端部51は球体状に形成したものであり、ロックレバー24には、係合受部24fから外周側に向けて突出する支持アーム部24hを設け、かつハウジング1において支持アーム部24hの移動領域となる部位にガイドリブ1Acを設けた。

目的

本発明は、上記実情に鑑みて、操作性に影響を与えることなくワイヤ部材とレバーとの間を係合することのできるドアロック装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

アンラッチ状態からラッチ状態移行した場合にラッチ状態を維持する一方、アンラッチ操作された場合にはラッチ状態を解除してアンラッチ状態に復帰するラッチ機構と、ドアハンドルとの間を連係する第1ワイヤ部材係合端部が係合し、前記ドアハンドルが前記ドア開放する方向に操作された場合に前記第1ワイヤ部材を介して常態位置から開放位置に移動するハンドルリンクレバーと、前記ラッチ機構及び前記ハンドルリンクレバーの間に移動可能に介在し、伝達位置に配置された場合に前記ハンドルリンクレバーの開放位置への移動をアンラッチ操作として前記ラッチ機構に伝達する一方、非伝達位置に配置された場合には前記ハンドルリンクレバーの開放位置への移動を前記ラッチ機構に不伝達とするオープンリンクと、ロックノブとの間を連係する第2ワイヤ部材の係合端部が係合し、前記ロックノブが操作された場合に前記第2ワイヤ部材を介してアンロック位置もしくはロック位置に移動することにより前記オープンリンクを前記伝達位置もしくは前記非伝達位置に移動させるロックレバーとを備え、前記ハンドルリンクレバー及び前記ロックレバーは、それぞれハウジングの内部に回転可能に配設したものであり、前記ハウジングには、前記ハンドルリンクレバー及び前記ロックレバーに対して外部からそれぞれのワイヤ部材の係合端部を係合可能とする操作用開口を形成するとともに、前記ハンドルリンクレバー及び前記ロックレバーにそれぞれワイヤ部材の係合端部を係合させた状態で前記操作用開口を覆うカバー部材着脱可能に設け、前記第1ワイヤ部材及び前記第2ワイヤ部材は、互いに異なる外形の係合端部を有し、かつ前記第2ワイヤ部材の係合端部は球体状に形成したものであり、前記ロックレバーには、前記係合受部から外周側に向けて突出する支持アーム部を設け、かつ前記ハウジングにおいて前記支持アーム部の移動領域となる部位にガイドリブを設けたことを特徴とするドアロック装置

請求項2

前記ガイドリブは、前記支持アーム部の移動方向に沿って延在するものであり、前記ロックレバーが回転する際に前記支持アーム部を前記ガイドリブに摺接させることを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。

請求項3

前記ロックレバーにおいて前記第2ワイヤ部材の係合端部に係合する係合受部は、前記ハンドルリンクレバーにおいて前記第1ワイヤ部材の係合端部に係合する係合受部よりも前記ハウジングの内部において前記カバー部材に近接した部位に配置したことを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。

請求項4

前記第1ワイヤ部材及び前記第2ワイヤ部材が前記操作用開口から互いに平行となった状態で前記ハウジングの外部に導出されるように前記ハウジングに取付ステージを設けたことを特徴とする請求項3に記載のドアロック装置。

請求項5

前記ハウジングには、前記第1ワイヤ部材及び前記第2ワイヤ部材を導出する操作用開口を個別に形成し、かつ前記第2ワイヤ部材を導出する操作用開口の開口縁部に周壁部を設け、前記ロックレバーの係合受部には、前記周壁部の内周面に対向し、前記ロックレバーが移動した場合に前記周壁部によって囲まれた領域を移動するように突起を設け、前記カバー部材には、前記操作用開口に対向する部位に突出部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のドアロック装置。

請求項6

前記ロックレバーが前記アンロック位置に配置された場合及び前記ロック位置に配置された場合にそれぞれ前記突起を前記周壁部の内周面に当接させることを特徴とする請求項5に記載のドアロック装置。

請求項7

前記ハンドルリンクレバーは、前記ロックレバーが前記ロック位置に配置された状態で前記常態位置から前記開放位置に移動した場合に前記ロックレバーに当接し、前記ロックレバーを前記アンロック位置に移動させるワンモーション押圧部を備えており、前記ワンモーション押圧部は、前記ハンドルリンクレバーが前記常態位置に配置された状態で前記ロックレバーが前記アンロック位置に配置された際に少なくとも一部が前記ロックレバーの投影域内に位置することを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。

請求項8

前記ハウジングと前記カバー部材との間に複数のガイドを設けたことを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。

技術分野

0001

本発明は、ドアロック装置に関するものである。

背景技術

0002

車両に搭載されるドアロック装置では、ハウジングの内部にラッチ機構が配設されているとともに、ラッチ機構の状態を切り換えハンドルリンクレバーやロックレバーが回転可能に配設されている。ハンドルリンクレバーにはドアハンドルとの間を連係するワイヤ部材係合され、ロックレバーにはロックノブとの間を連係するワイヤ部材が係合されている。この種のドアロック装置では、ロックノブの操作によりロックレバーをアンロック位置に配置し、この状態からドアハンドルを操作すると、ハンドルリンクレバーが開放位置に移動することによってラッチ機構がアンラッチ状態切り換わることになり、閉じられていたドアを開くことが可能となる(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特願2014−114598号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、ワイヤ部材には、ワイヤの端部に、ハンドルリンクレバーやロックレバーに係合するための係合端部が設けられている。係合端部は、ワイヤよりも外形寸法の大きな部材であり、円柱状や球体状のもの、あるいはクランク状に屈曲したもの等、様々な形状のものが提供されている。一方、ハンドルリンクレバーやロックレバー等のレバーには、適用するワイヤ部材の係合端部に対応した形状の係合受部が設けられており、係合受部に係合端部を装着することでワイヤ部材が係合された状態となる。

0005

ここで、ワイヤ部材の係合端部が装着される凹部は、レバーの回転中心から離れたアーム部に係合する必要がある。このため、ワイヤ部材の係合端部を挿入する際にレバー自身やレバーを回転可能に支持する軸部材に変形や損傷を来すおそれがあり、操作性に大きな影響を与えるおそれがある。

0006

本発明は、上記実情に鑑みて、操作性に影響を与えることなくワイヤ部材とレバーとの間を係合することのできるドアロック装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、本発明に係るドアロック装置は、アンラッチ状態からラッチ状態移行した場合にラッチ状態を維持する一方、アンラッチ操作された場合にはラッチ状態を解除してアンラッチ状態に復帰するラッチ機構と、ドアハンドルとの間を連係する第1ワイヤ部材の係合端部が係合し、前記ドアハンドルが前記ドアを開放する方向に操作された場合に前記第1ワイヤ部材を介して常態位置から開放位置に移動するハンドルリンクレバーと、前記ラッチ機構及び前記ハンドルリンクレバーの間に移動可能に介在し、伝達位置に配置された場合に前記ハンドルリンクレバーの開放位置への移動をアンラッチ操作として前記ラッチ機構に伝達する一方、非伝達位置に配置された場合には前記ハンドルリンクレバーの開放位置への移動を前記ラッチ機構に不伝達とするオープンリンクと、ロックノブとの間を連係する第2ワイヤ部材の係合端部が係合し、前記ロックノブが操作された場合に前記第2ワイヤ部材を介してアンロック位置もしくはロック位置に移動することにより前記オープンリンクを前記伝達位置もしくは前記非伝達位置に移動させるロックレバーとを備え、前記ハンドルリンクレバー及び前記ロックレバーは、それぞれハウジングの内部に回転可能に配設したものであり、前記ハウジングには、前記ハンドルリンクレバー及び前記ロックレバーに対して外部からそれぞれのワイヤ部材の係合端部を係合可能とする操作用開口を形成するとともに、前記ハンドルリンクレバー及び前記ロックレバーにそれぞれワイヤ部材の係合端部を係合させた状態で前記操作用開口を覆うカバー部材着脱可能に設け、前記第1ワイヤ部材及び前記第2ワイヤ部材は、互いに異なる外形の係合端部を有し、かつ前記第2ワイヤ部材の係合端部は球体状に形成したものであり、前記ロックレバーには、前記係合受部から外周側に向けて突出する支持アーム部を設け、かつ前記ハウジングにおいて前記支持アーム部の移動領域となる部位にガイドリブを設けたことを特徴とする。

0008

また本発明は、上述したドアロック装置において、前記ガイドリブは、前記支持アーム部の移動方向に沿って延在するものであり、前記ロックレバーが回転する際に前記支持アーム部を前記ガイドリブに摺接させることを特徴とする。

0009

また本発明は、上述したドアロック装置において、前記ロックレバーにおいて前記第2ワイヤ部材の係合端部に係合する係合受部は、前記ハンドルリンクレバーにおいて前記第1ワイヤ部材の係合端部に係合する係合受部よりも前記ハウジングの内部において前記カバー部材に近接した部位に配置したことを特徴とする。

0010

また本発明は、上述したドアロック装置において、前記第1ワイヤ部材及び前記第2ワイヤ部材が前記操作用開口から互いに平行となった状態で前記ハウジングの外部に導出されるように前記ハウジングに取付ステージを設けたことを特徴とする。

0011

また本発明は、上述したドアロック装置において、前記ハウジングには、前記第1ワイヤ部材及び前記第2ワイヤ部材を導出する操作用開口を個別に形成し、かつ前記第2ワイヤ部材を導出する操作用開口の開口縁部に周壁部を設け、前記ロックレバーの係合受部には、前記周壁部の内周面に対向し、前記ロックレバーが移動した場合に前記周壁部によって囲まれた領域を移動するように突起を設け、前記カバー部材には、前記操作用開口に対向する部位に突出部を設けたことを特徴とする。

0012

また本発明は、上述したドアロック装置において、前記ロックレバーが前記アンロック位置に配置された場合及び前記ロック位置に配置された場合にそれぞれ前記突起を前記周壁部の内周面に当接させることを特徴とする。

0013

また本発明は、上述したドアロック装置において、前記ハンドルリンクレバーは、前記ロックレバーが前記ロック位置に配置された状態で前記常態位置から前記開放位置に移動した場合に前記ロックレバーに当接し、前記ロックレバーを前記アンロック位置に移動させるワンモーション押圧部を備えており、前記ワンモーション押圧部は、前記ハンドルリンクレバーが前記常態位置に配置された状態で前記ロックレバーが前記アンロック位置に配置された際に少なくとも一部が前記ロックレバーの投影域内に位置することを特徴とする。

0014

また本発明は、上述したドアロック装置において、前記ハウジングと前記カバー部材との間に複数のガイドを設けたことを特徴とする。

発明の効果

0015

本発明によれば、ロックレバーの係合受部から外周側に向けて突出する支持アーム部を設け、かつハウジングにおいて支持アーム部の移動領域となる部位にガイドリブを設けているため、係合受部にワイヤ部材の係合端部を挿入する際には支持アーム部がガイドリブに支持された状態となる。このため、ロックレバーやロックレバーを回転可能に支持する軸部材に変形や損傷を来すおそれがなく、ロックノブを操作すればロックレバーがスムーズに回転するため良好な操作性を確保することができる。

図面の簡単な説明

0016

図1は、本発明の実施の形態であるドアロック装置の車両内方側部分を車両後方から見た外観斜視図である。
図2は、図1に示したドアロック装置の車両内方側部分を車両下方から見上げた外観斜視図である。
図3は、図2に示したドアロック装置においてカバー部材を取り外した状態の斜視図である。
図4は、図1に示したドアロック装置の車両内方側部分を車両前方から見た外観斜視図である。
図5は、図4に示したドアロック装置においてカバー部材を取り外した状態の斜視図である。
図6は、図1に示したドアロック装置の車両外方側部分を車両前方から見た外観斜視図である。
図7は、図1に示したドアロック装置のハウジングに収容した構成部品の関係を車両内方、かつ車両前方から見た斜視図である。
図8は、図1に示したドアロック装置のハウジングに収容した構成部品の関係を車両内方、かつ車両後方から見た斜視図である。
図9は、図1に示したドアロック装置のハウジングに収容した構成部品の関係を車両外方、かつ車両前方から見上げた斜視図である。
図10は、図1に示したドアロック装置のハウジングに収容した構成部品の関係を車両外方から見た側面図である。
図11は、図2に示したドアロック装置においてハウジングを構成するメインケースにハンドルリンクレバーを取り付けた状態の斜視図である。
図12は、図11に示したドアロック装置に対して、ロックレバー、中間レバーオープンレバーを取り付けた状態の斜視図である。
図13は、図12に示したドアロック装置に対して、オープンリンク、スライド部材を取り付けた状態の斜視図である。
図14は、図13に示したドアロック装置に対して、チャイルドプルーフレバーウォームホイールを取り付けた状態の斜視図である。
図15は、図14に示したドアロック装置に対して、サブケースを取り付けた状態の斜視図である。
図16−1は、図1示したドアロック装置に適用するハンドルリンクレバーとワイヤ部材とを示した分解斜視図である。
図16−2は、図16−1に示したハンドルリンクレバー及びワイヤ部材を相互に係合した状態の斜視図である。
図17−1は、図1示したドアロック装置に適用するロックレバーとワイヤ部材とを示した分解斜視図である。
図17−2は、図17−1に示したロックレバー及びワイヤ部材を相互に係合した状態の斜視図である。

実施例

0017

以下、添付図面を参照しながら本発明に係るドアロック装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。

0018

図1図6は、本発明の実施の形態であるドアロック装置を示したものである。ここで例示するドアロック装置は、図には明示していないが、車両の左右にそれぞれ前後2枚のサイドドアを備えた四輪自動車適用対象とし、特に、車両右側後方に配置される前方ヒンジリヤドアに取り付けられるものを例示している。それぞれの図中に記載した矢印は、ドアロック装置が閉じたリヤドアに取り付けられた状態において車両の上下前後を示すものであり、U:車両上方、L:車両下方、F:車両前方、R:車両後方を示している。以下においては便宜上、車両に取り付けられた状態でそれぞれの方向を示すこととする。

0019

このドアロック装置では、メインケース1A及びメインケース1Aの車両内方に臨む部分を覆うサブケース1Bを備えてハウジング1が構成してある。メインケース1Aは、車両の前後方向に沿って延在するケース基部1Aaと、ケース基部1Aaの車両後方側において室外側に屈曲して延在するラッチ保持部1Abとを一体に形成したものである。

0020

ラッチ保持部1Abは、車両後方に臨む部位にラッチユニット(ラッチ機構)10及びアウトサイドレバー21を保持する部分である。ラッチユニット10は、図7図10に示すように、ラッチ11及びラチェット12を備えた一般的なもので、図1図3に示すように、ストライカ進入溝13が車両内外方向に沿ってほぼ水平に延在し、かつ車両内方及び車両後方に開口する姿勢でメインケース1Aのラッチ保持部1Abに取り付けてある。このラッチユニット10においては、リヤドアを閉じることによって車両のストライカ(図示せず)がストライカ進入溝13に進入すると、ラッチ11がラッチ状態となるとともに、ラッチ11に係合するラチェット12によってストライカ(図示せず)の逸脱方向の移動が阻止され、リヤドアが閉じた状態に維持される。この状態からラチェット12をアンラッチ方向に回転させると、ラッチ11との係合状態が解除され、ストライカ(図示せず)の逸脱方向への移動が許容されため、リヤドアを開くことが可能となる。

0021

アウトサイドレバー21は、図6図9図11に示すように、車両の前後方向に沿った支軸21Aを中心として回転可能に配設したもので、連係部21a、作用部21b及び受圧部21cを有している。アウトサイドレバー21の連係部21aは、支軸21Aから車両外方に向けて延在したものである。図には明示していないが、連係部21aの延在端部には、リヤドアの車両外方に設けたアウトサイドハンドルとの間を連係する連係部材が係合してある。アウトサイドレバー21の作用部21bは、支軸21Aから車両内方に向けて延在した部分であり、ケース基部1Aaに対してほぼ直角となる方向に沿った平板状を成している。アウトサイドレバー21の受圧部21cは、作用部21bから車両下方に突出した後、作用部21b及びケース基部1Aaのそれぞれに対してほぼ直角となるように屈曲した部分である。

0022

図11に示すように、これら作用部21b及び受圧部21cは、ラッチユニット10よりも車両下方となる位置においてケース基部1Aaの車両内方に臨む表面よりも車両内方に突出している。なお、このアウトサイドレバー21は、図6に示すように、連係部21aが上方に位置した状態が常態位置であり、この常態位置から連係部21aが車両下方に移動するとともに、作用部21bが車両上方に移動して開放位置となる。

0023

一方、メインケース1Aのケース基部1Aaには、図11図14に示すように、室内側に臨む面にインサイドハンドルリンクレバー(ハンドルリンクレバー)22、オープンレバー23、ロックレバー24、中間レバー25、オープンリンク26及びチャイルドプルーフレバー27が配設してある。これらインサイドハンドルリンクレバー22、オープンレバー23、ロックレバー24、中間レバー25、オープンリンク26及びチャイルドプルーフレバー27は、いずれもメインケース1Aとサブケース1Bとの間に構成されるハウジング1の収容空間に収容されたのもである。

0024

インサイドハンドルリンクレバー22は、図11に示すように、ケース基部1Aaの車両下方側に位置する部分に車両内外方向に沿った支軸22Aを介して回転可能に配設したもので、連係アーム部22a及び作用アーム部22bを有している。なお、インサイドハンドルリンクレバー22は、図11に示す状態が最も時計回りに回転した常態位置であり、この常態位置から反時計回りに回転して開放位置に移動することが可能である。以下、この常態位置を基準としてインサイドハンドルリンクレバー22の説明を行う。

0025

インサイドハンドルリンクレバー22の連係アーム部22aは、支軸22Aから車両上方に向けて延在したものである。この連係アーム部22aには、延在端部にワンモーション押圧部22cが設けてあるとともに、ワンモーション押圧部22cよりもわずかに支軸22Aに近接した部分に装着孔(係合受部)22dが設けてある。ワンモーション押圧部22cは、図9に示すように、連係アーム部22aから車両外方に向けてほぼ直角に屈曲した部分である。図からも明らかなように、このワンモーション押圧部22cは、連係アーム部22aよりも車両前方に突出した後、下方に向けてほぼU字状に湾曲している。装着孔22dは、第1ワイヤ部材30の第1係合端部31が装着されるものであり、車両内外方向に沿って連係アーム部22aを貫通している。

0026

第1ワイヤ部材30は、リヤドアの車両内方に設けたインサイドハンドル(図示せず)との間を連係するもので、図16−1に示すように、外皮33によって覆われたワイヤ32の突出端部に第1係合端部31を備えている。第1係合端部31は、ワイヤ32よりも外形寸法を大きく構成した部分であり、クランク状に構成してある。すなわち、第1係合端部31は、ワイヤ32の端部に沿って延在した基部31aと、基部31aからほぼ直角方向に延在する挿通部31bと、挿通部31bからワイヤ32の延在方向に沿ってほぼ直角方向に延在する挿入端部31cとを有して構成してある。挿通部31bは、連係アーム部22aに形成した装着孔22dに嵌合することのできる外径に形成してある。この第1係合端部31は、ワイヤ32の延在方向を適宜変更しながら挿入端部31cから順次連係アーム部22aの装着孔22dに挿入し、挿通部31bを装着孔22dに配置することにより、図16−2に示すようにインサイドハンドルリンクレバー22の連係アーム部22aに係合した状態に維持される。

0027

インサイドハンドルリンクレバー22の作用アーム部22bは、図11に示すように、連係アーム部22aにおいて支軸22Aと装着孔22dとの間に位置する部分から車両後方に向けて延在した後、後方に向けて下方に傾斜延在したもので、延在端部にリンク押圧部22eを有している。リンク押圧部22eは、作用アーム部22bから車両内方に向けてほぼ直角に屈曲した部分である。このリンク押圧部22eは、作用アーム部22bよりも車両上方に突出した後、車両の前方に向けて下方に湾曲している。

0028

オープンレバー23は、後述するオープンリンク26のレバー支軸26aに装着したもので、図12に示すように、レバー基部23a及び作用部23bを有している。なお、オープンレバー23は、図12に示す状態が最も時計回りに回転した伝達位置であり、この伝達位置からオープンリンク26とともに反時計回りに回転して不伝達位置に移動することが可能である。以下、この伝達位置を基準としてオープンレバー23の説明を行う。

0029

オープンレバー23のレバー基部23aは、アウトサイドレバー21の作用部21bを挿通可能とする中心孔23cを有した略円板状部分である。作用部23bは、レバー基部23aから車両上方に向けて延在した後、車両内方に向けてほぼ直角に屈曲したものである。この作用部23bは、オープンレバー23が伝達位置に配置された場合、ラッチユニット10のラチェット12から車両前方に向けて延在するラチェットレバー14の下方に位置し、車両上方に移動した場合にラチェットレバー14を介してラチェット12をアンラッチ方向に回転させることが可能である。オープンレバー23が反時計回りに回転して不伝達位置に移動すると、作用部23bがラチェットレバー14の下方から逸脱した位置に移動することになる。従って、この状態からは、オープンレバー23が車両上方に移動した場合にも作用部23bがラチェットレバー14に当接することはない。

0030

ロックレバー24は、インサイドハンドルリンクレバー22のワンモーション押圧部22cよりも車両上方、かつ車両後方となる部分に車両内外方向に沿った支軸24Aを介して回転可能に配設したもので、レバー基部24a及び連係アーム部24bを有している。なお、ロックレバー24は、図12に示す状態が最も時計回りに回転したアンロック位置であり、このアンロック位置から反時計回りに回転してロック位置に移動することが可能である。以下、このアンロック位置を基準としてロックレバー24の説明を行う。

0031

ロックレバー24のレバー基部24aは、支軸24Aを中心として車両上方に展開する略扇形状を成すもので、図10及び図12に示すように、ロック作用部24c、ワンモーション受圧部24d及び噛合溝24eを有している。ロック作用部24cは、レバー基部24aにおいて円弧の最も車両後方に位置する部分から車両内方に向けて突出したピン状部分である。このロック作用部24cは、ロックレバー24がアンロック位置にある場合、オープンレバー23の作用部23bよりも車両前方、かつ車両上方に配置された状態となる。

0032

ワンモーション受圧部24dは、図10に示すように、レバー基部24aの車両前方側に位置する部分においてケース基部1Aaに対向する面に凹部を形成することによって構成したものである。このワンモーション受圧部24dは、ロックレバー24が図10に示す状態にある場合、インサイドハンドルリンクレバー22が図10において時計回りに回転した場合にもワンモーション押圧部22cに当接しない。一方、ロックレバー24が図10において時計回りに回転した状態においては、インサイドハンドルリンクレバー22が図10において時計回りに回転した場合、ワンモーション受圧部24dにワンモーション押圧部22cが当接することができるように構成してある。図10からも明らかなように、本実施の形態のドアロック装置では、インサイドハンドルリンクレバー22が常態位置に配置された際に、ワンモーション押圧部22cがアンロック位置に配置されたレバー基部24aのケース基部1Aaへの投影域内となるようにそれぞれの寸法が設定してある。

0033

噛合溝24eは、レバー基部24aの円弧状を成す部分の外周面に設けた凹部であり、レバー基部24aの外周面及び車両内方に臨む表面に開口している。この噛合溝24eは、図9に示すように、ウォームホイール40の端面に形成した突起41に噛み合うことにより、ウォームホイール40の回転をロックレバー24に伝達するように機能する。このウォームホイール40は、電動モータ42が駆動した場合にウォームギヤ43を介して任意の方向に回転するものである。

0034

ロックレバー24の連係アーム部24bは、図12に示すように、支軸24Aから車両下方に向けて延在したもので、延在端部に係合受部24fを有している。係合受部24fは、第2ワイヤ部材50の第2係合端部51が装着される部分であり、車両内方に向けて開口する略半球の凹状を成すとともに、開口縁部に円筒状の筒状突起24gを有したものである。係合受部24fの筒状突起24gには、車両前方となる部分に第2ワイヤ部材50のワイヤ52を通過させるための切欠が設けてある。図からも明らかなように、ロックレバー24の連係アーム部24bにおいて係合受部24fを設けた部分は、インサイドハンドルリンクレバー22の連係アーム部22aにおいて装着孔22dを設けた部分に対して車両内方に位置し、かつ係合受部24fは装着孔22dよりも車両下方に設けてある。

0035

第2ワイヤ部材50は、リヤドアに設けたロックノブ(図示せず)との間を連係するもので、図17−1に示すように、外皮53によって覆われたワイヤ52の突出端部に第2係合端部51を備えている。第2係合端部51は、ワイヤ52よりも外形寸法を大きく構成した球体状部分であり、係合受部24fの内部に挿入した場合に容易に脱落しない外径を有するように形成してある。この第2係合端部51をロックレバー24の係合受部24fに挿入すれば、図17−2に示すように、第2ワイヤ部材50が連係アーム部24bに係合した状態に維持される。

0036

さらにロックレバー24には、支持アーム部24hが設けてある。支持アーム部24hは、連係アーム部24bから支軸24Aを中心として外周側に突出するように設けた部分である。この支持アーム部24hには、周縁部に補強用リブ24jが全周にわたって設けてある。図12に示すように、メインケース1Aのケース基部1Aaには、ロックレバー24の回転に伴う支持アーム部24hの移動領域となる部位にガイドリブ1Acが設けてある。ガイドリブ1Acは、ロックレバー24の支軸24Aを中心とした略円弧状に延在する薄板状部材であり、ケース基部1Aaから車両内方に向けて突出している。このガイドリブ1Acは、ロックレバー24がアンロック位置からロック位置まで移動する間、常に支持アーム部24hに摺接することができるように構成してある。

0037

中間レバー25は、アウトサイドレバー21の作用部21bよりも車両後方、かつラッチユニット10の下方となる部分に車両内外方向に沿った支軸25Aを介して回転可能に配設したもので、作用部25a及び延長アーム部25bを有している。なお、中間レバー25は、図12に示す状態が最も反時計回りに回転した待機位置であり、この待機位置から時計回りに回転して動作位置に移動することが可能である。以下、この待機位置を基準として中間レバー25の説明を行う。

0038

作用部25aは、支軸25Aを中心として車両下方に向けて車両前方に傾斜延在するもので、アウトサイドレバー21の受圧部21cよりも下方となる部位に押上部25cを有している。押上部25cは、作用部25aからケース基部1Aaに向けてほぼ直角に屈曲した部分であり、さらにアウトサイドレバー21の受圧部21cに対向する縁部が車両後方に向けてほぼ直角に屈曲しており、中間レバー25が時計回りに回転した場合に受圧部21cを介してアウトサイドレバー21を回転させ、作用部21bを車両上方に移動させることが可能である。

0039

延長アーム部25bは、押上部25cよりもさらに車両下方に向けて車両前方に延在した部分である。図からも明らかなように、中間レバー25の延長アーム部25bは、常態位置に配置されたインサイドハンドルリンクレバー22のリンク押圧部22eよりも上方となる位置を通過して延在し、ガイドリブ1Acに近接する部位まで延在したもので、延在端部にスライド溝25dを有している。スライド溝25dは、延長アーム部25bの延在方向に沿って延在した切欠である。

0040

図9図10及び図13に示すように、このスライド溝25dには、スライド部材28が配設してある。スライド部材28は、中間レバー25の車両内方に位置する部分に連係ピン28aを有する一方、車両外方に位置する部分に当接ブロック部28bを有したもので、中間レバー25に対してスライド溝25dの延在方向に沿って移動することが可能である。図13に示すように、スライド部材28がスライド溝25dの最も内周側に配置された状態では、インサイドハンドルリンクレバー22が開放位置に向けて回転した場合にリンク押圧部22eが当接ブロック部28bに当接し、中間レバー25が反時計回りに回転して動作位置に移動することが可能である。一方、スライド部材28がスライド溝25dの最も外周側に配置された状態では、インサイドハンドルリンクレバー22が開放位置に向けて回転した場合にもリンク押圧部22eと当接ブロック部28bとが当接することはなく、中間レバー25が待機位置に配置された状態を維持する。

0041

オープンリンク26は、図13に示すように、柱状を成すレバー支軸26aと、レバー支軸26aの周面から外周方向に向けて延在した連係部26bとを有したもので、レバー支軸26aに設けた挿通孔26cにアウトサイドレバー21の作用部21bを挿入することによってアウトサイドレバー21の作用部21bに支持させるようにしている。図には明示していないが、レバー支軸26aの周囲には、上述したオープンレバー23のレバー基部23aが相対回転を制限された状態で中心孔23cを介して装着してある。具体的には、オープンレバー23が伝達位置に配置された場合、図13に示すように、オープンリンク26の連係部26bが車両上方に沿って延在するように、オープンレバー23及びオープンリンク26が相互に係合してある。図からも明らかなように、レバー支軸26aの挿通孔26cは、レバー支軸26aの軸芯を中心として2つの扇形点対称に配置した断面形状を有しており、アウトサイドレバー21の作用部21bに対してオープンリンク26を扇形の中心角度の範囲で回転させることが可能である。本実施の形態では、オープンリンク26とともに回転するオープンレバー23が上述した伝達位置と不伝達位置とに配置されるようにレバー支軸26aの挿通孔26cが形成してある。なお、上述のようにオープンリンク26及びオープンレバー23は、一体に回転する構成となるため、以下においてはオープンリンク26の位置についても、オープンレバー23の位置と同様、伝達位置及び不伝達位置を使用することとする。

0042

オープンリンク26の連係部26bには、その延在方向に沿ってピン連係溝26dが形成してある。ピン連係溝26dは、オープンリンク26が伝達位置に配置された場合に、アンロック位置に配置されたロックレバー24のロック作用部24cが挿通するように設けてある。図13に示す状態からアウトサイドレバー21が開放位置に移動すると、ピン連係溝26dの延在方向に沿ってオープンリンク26がオープンレバー23とともに車両上方に移動し、オープンレバー23の作用部23bがラチェットレバー14を介してラチェット12をアンラッチ方向に回転させることになる。一方、図13に示す状態からロックレバー24がアンロック位置に移動すると、ロックレバー24の回転に伴ってオープンリンク26がレバー支軸26aを中心として反時計回りに回転して不伝達位置となる。従って、この状態からは、アウトサイドレバー21が開放位置に移動して、オープンレバー23が車両上方に移動したとしても、作用部23bがラチェットレバー14に当接することはなく、従って、ラッチユニット10がラッチ状態にある場合、当該ラッチ状態を維持することになる。

0043

チャイルドプルーフレバー27は、ロックレバー24の支軸24Aとオープンリンク26のレバー支軸26aとの間に位置する部分に車両内外方向に沿った支軸27Aを介して回転可能に配設したもので、中間レバー25よりも車両内方となる部位にレバー基部27aを有している。なお、チャイルドプルーフレバー27は、図14に示す状態が最も反時計回りに回転したチャイルドアンロック位置であり、このチャイルドアンロック位置から時計回りに回転してチャイルドロック位置に移動することが可能である。以下、このチャイルドアンロック位置を基準としてチャイルドプルーフレバー27の説明を行う。

0044

チャイルドプルーフレバー27のレバー基部27aは、中間レバー25の作用部25a及びスライド溝25dの一部を覆う平板状部分であり、操作部27b及び切換ガイド溝27cを有している。操作部27bは、レバー基部27aの車両後方側に位置する部分から車両内方に向けて突出したピン状部分である。切換ガイド溝27cは、中間レバー25の支軸25Aを中心とした円弧状に延在する切欠である。この切換ガイド溝27cには、中間レバー25のスライド溝25dにおいて最も内周側に配置されたスライド部材28の連係ピン28aが挿通している。図14に示す状態からインサイドハンドルリンクレバー22が開放位置に向けて回転した場合には、リンク押圧部22eが当接ブロック部28bに当接することになり、スライド部材28の連係ピン28aが切換ガイド溝27cに沿って移動することにより中間レバー25が動作位置に移動する。一方、図14に示す状態からチャイルドプルーフレバー27がチャイルドロック位置に移動した場合には、切換ガイド溝27cに挿通した連係ピン28aを介してスライド部材28がスライド溝25dの外周側に移動する。従って、インサイドハンドルリンクレバー22が開放位置に向けて回転した場合にもリンク押圧部22eと当接ブロック部28bとが当接することはなく、中間レバー25が待機位置に配置された状態を維持することになる。

0045

メインケース1Aとの間に収容空間を構成するサブケース1Bには、図15に示すように、チャイルドレバー用切欠1B−1、ハンドルレバー操作用開口1B−2及びロックレバー操作用開口1B−3が設けてある。チャイルドレバー用切欠1B−1は、チャイルドプルーフレバー27の操作部27bを外部に露出させるためのもので、チャイルドプルーフレバー27の支軸27Aを中心とした円弧状に形成してある。ハンドルレバー操作用開口1B−2は、常態位置に配置されたインサイドハンドルリンクレバー22の連係アーム部22aにおいて装着孔22dを形成した部分をハウジング1の外部に露出させるための切欠である。ロックレバー操作用開口1B−3は、ロックレバー24の係合受部24fをハウジング1の外部に露出させるための切欠である。このロックレバー操作用開口1B−3は、ロックレバー24の支軸24Aを中心とした円弧状を成しており、開口周縁部に周壁部1B−4を有している。周壁部1B−4は、ロックレバー24がアンロック位置及びロック位置の間を移動する際に係合受部24fの筒状突起24gに対して内周面が摺接するものである。ロックレバー24がアンロック位置に配置された場合には、係合受部24fの筒状突起24gが周壁部1B−4の一方の端部に当接し、係合受部24fの筒状突起24gがさらに時計回り(アンロック方向)に移動するのを阻止する。同様に、ロックレバー24がロック位置に配置された場合には、係合受部24fの筒状突起24gが周壁部1B−4の他方の端部に当接し、係合受部24fの筒状突起24gがさらに反時計回り(ロック方向)に移動するのを阻止する。

0046

図2図5に示すように、サブケース1Bにおいてハンドルレバー操作用開口1B−2及びロックレバー操作用開口1B−3を設けた部分には、それぞれの車両前方側となる部分にワイヤ部材30,50の外皮33,53を保持するための取付ステージ1B−5が設けてあるとともに、それぞれの操作用開口1B−2,1B−3及び取付ステージ1B−5を覆う部位にカバー部材1Cが設けてある。

0047

取付ステージ1B−5は、図5に示すように、インサイドハンドルリンクレバー22の連係アーム部22aから車両前方に延在する第1ワイヤ部材30と、ロックレバー24の連係アーム部24bから車両前方に延在する第2ワイヤ部材50とが互いに平行となるように構成してある。上述したように、本実施の形態では、ロックレバー24の連係アーム部24bが、インサイドハンドルリンクレバー22の連係アーム部22aよりも車両内方となるように構成している。従って、取付ステージ1B−5においても、第2ワイヤ部材50が第1ワイヤ部材30よりも車両内方に位置するように外皮33,53を保持する部分が段違いとなるように構成してある。

0048

カバー部材1Cは、サブケース1Bとは別体に構成したもので、サブケース1Bの車両内方に臨む表面及び車両前方に臨む側面を覆うものである。カバー部材1Cにおいて車両前方に臨む部分には、第1ワイヤ部材30及び第2ワイヤ部材50を挿通させるための切欠1Ca,1Cbが設けてあるとともに、外縁部に2つのガイドピン1Cc及び2つの係合フック部1Cdが設けてあり、さらにサブケース1Bに対向する内表面に突出部1Ceが設けてある。

0049

ガイドピン1Ccは、カバー部材1Cの下縁部となる部分の2カ所に設けたもので、それぞれサブケース1Bに設けたガイド孔1Baに挿入することによってサブケース1Bに対してカバー部材1Cの位置決めを行う。係合フック部1Cdは、カバー部材1Cからサブケース1Bの側面を覆うように突出した舌片状部材であり、個々の内部に係止孔1Cfが設けてある。この係合フック部1Cdは、サブケース1Bのガイド孔1Baにガイドピン1Ccを挿入することによってカバー部材1C部を位置決め配置した場合に、サブケース1Bの側面に設けた係止爪1Bbを係止孔1Cfの内壁面係止させることにより、サブケース1Bに対してカバー部材1C部を取り付けた状態に維持するものである。このカバー部材1Cは、係合フック部1Cdを撓めることによって係止爪1Bbと係止孔1Cfの内壁面との係止状態を解除すれば、サブケース1Bから取り外すことが可能である。

0050

カバー部材1Cの突出部1Ceは、ロックレバー操作用開口1B−3に対向する部位に形成した突状部分である。この突出部1Ceは、カバー部材1Cをサブケース1Bに取り付けた場合に筒状突起24gの端面に対向して配置され、係合受部24fから第2ワイヤ部材50の第2係合端部51が逸脱するのを防止するように機能する。

0051

上述のドアロック装置においては、リヤドアが閉じた状態からインサイドハンドルを操作すれば、第1ワイヤ部材30を介してインサイドハンドルリンクレバー22が支軸22Aを中心として反時計回りに回転し、作用アーム部22bのリンク押圧部22eが車両上方に移動する。従って、チャイルドプルーフレバー27がチャイルドアンロック位置に配置され、かつロックレバー24がアンロック位置に配置されている場合、リンク押圧部22eの車両上方への移動に伴い、スライド部材28を介して中間レバー25が時計回りに回転し、押上部25cを介してアウトサイドレバー21の受圧部21cが車両上方に移動し、オープンレバー23を介してラッチユニット10がアンラッチ操作されるため、リヤドアを開くことができるようになる。

0052

一方、ロックノブを操作し、ロックレバー24をロック位置に移動させると、インサイドハンドルを操作した場合にもラチェットレバー14にオープンレバー23が当接しないため、また操作部27bを操作してチャイルドプルーフレバー27をチャイルドロック位置に移動させると、インサイドハンドルを操作しても中間レバー25が回転しないため、いずれもラッチユニット10がアンラッチ操作されることはなく、ラッチユニット10がラッチ状態を継続し、リヤドアが閉じたままとなる。

0053

上記の構成を有するドアロック装置は、図15に示す状態、すなわち、ワイヤ部材30,50をそれぞれインサイドハンドルリンクレバー22の連係アーム部22aに設けた装着孔22d及びロックレバー24の連係アーム部24bに設けた係合受部24fから取り外し、かつカバー部材1Cをサブケース1Bから取り外した状態で車両の組立ライン搬入する。搬入されたドアロック装置は、組立ラインにおいてワイヤ部材30,50及びカバー部材1Cが取り付けられて図2に示す状態となり、リヤドアに取り付けられる。

0054

上記のような組立方法によれば、ドアロック装置を搬送する際の占有スペースを小さくすることができ、同じ搬送スペースが確保されている場合、1度により多くのドアロック装置を搬送することができるため、搬送コストを削減することができるようになる。すなわち、ワイヤ部材30,50を取り付けた状態でドアロック装置を搬送する場合には、ドアロック装置を収容するスペースにプラスしてワイヤ部材30,50を収容するためのスペースを確保する必要があり、搬送効率の点で不利となる。しかしながら、ワイヤ部材30,50を取り外した状態でドアロック装置を搬送する場合には、ハウジング1を収容するスペースのみを確保すれば良いため、搬送効率を向上することができ、その製造コストの低減を図ることができるようになる。

0055

しかも、2つのワイヤ部材30,50の係合端部31,51が互いに異なる形状に構成してあるため、両者を取り違えて取り付けるおそれがない。さらに、第1ワイヤ部材30の第1係合端部31は、連係アーム部22aの装着孔22dに挿入すれば良く、また第2ワイヤ部材50の第2係合端部51は、連係アーム部24bの係合受部24fに挿入すれば良いため、組立作業が著しく煩雑化する事態を招来することもない。

0056

ここで、上述したドアロック装置によれば、連係アーム部24bから支軸24Aを中心として外周側に突出するように支持アーム部24hが設けてあるとともに、支持アーム部24hに対応するメインケース1Aのケース基部1Aaにガイドリブ1Acが設けてある。従って、第2ワイヤ部材50の第2係合端部51を連係アーム部24bの係合受部24fに挿入する際の操作力が大きくなったとしても、支持アーム部24hがガイドリブ1Acに当接して支持されるため、ロックレバー24の支軸24Aや連係アーム部24bが変形したり損傷するおそれがない。これにより、第2ワイヤ部材50の第2係合端部51をロックレバー24の係合受部24fに挿入すれば、ロックノブ及びロックレバー24のスムーズな動作を確保した上で、第2ワイヤ部材50がロックレバー24から不用意に脱落する事態を防止することができるようになる。

0057

また、上述のドアロック装置では、ロックレバー24の連係アーム部24bに設けた係合受部24fに筒状突起24gを設け、かつカバー部材1Cに設けたロックレバー操作用開口1B−3の開口周縁部に周壁部1B−4を形成している。しかも、周壁部1B−4及び筒状突起24gは、ロックレバー24がアンロック位置及びロック位置に配置された場合のいずれにおいても互いに当接するように構成してある。従って、アンロック位置に配置された状態で第2ワイヤ部材50からロックレバー24がさらにアンロック方向に回転するように力が加えられた場合、あるいはロック位置に配置された状態で第2ワイヤ部材50からロックレバー24がさらにロック方向に回転するように力が加えられた場合にも連係アーム部24bが変形したり損傷するおそれもない。

0058

1ハウジング
1Aメインケース
1Acガイドリブ
1B−2ハンドルレバー操作用開口
1B−3ロックレバー操作用開口
1B−4周壁部
1B−5取付ステージ
1Baガイド孔
1Cカバー部材
1Ccガイドピン
1Ce 突出部
10ラッチユニット
22インサイドハンドルリンクレバー
22a連係アーム部
22b作用アーム部
22c ワンモーション押圧部
22d装着孔
23オープンレバー
24 ロックレバー
24aレバー基部
24b 連係アーム部
24d ワンモーション受圧部
24f係合受部
24g筒状突起
24h支持アーム部
26オープンリンク
30 第1ワイヤ部材
31 第1係合端部
32ワイヤ
33外皮
50 第2ワイヤ部材
51 第2係合端部
52 ワイヤ
53 外皮

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