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図面 (17)

課題

管理対象の位置及び姿勢簡易かつ正確に検出することを利用して、種々のゲームやコンピューターシミュレーション等への適用を可能にするRFIDシステムを提供すること。

解決手段

情報処理装置80において、RFタグ60を設けた管理対象50の姿勢及び位置に基づいて、管理対象50に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行うものとなっている。これにより、例えば、RFタグ60を含む管理対象50としてのゲーム用・コンピューターシミュレーション用のカードメダルピース等を手で直接動かした場合に、動かした結果を反映した画像表示を即座に行うことが可能となる。

概要

背景

ICカードを用いたシステムとして、試合に関する情報を記憶するICカードと、選手に関する情報が赤外線パターンとして記録された選手カードとを用い、端末装置選手カード配置パネル上に配置された選手カードの位置を加味して試合を進行させるカードゲーム装置が公知となっている(特許文献1)。この装置では、管理対象物である選手カードに電池を搭載せずに、イメージセンサーを利用して、配置された選手カードの位置、表裏、及び回転角識別している。
RFIDタグシステムとして、アンテナエレメントマトリクス状に並べたマトリックスアンテナと、RFIDタグ交信中のアンテナエレメントの座標位置をRFIDタグの位置と判定する位置判定ユニットとを備えるシステムが公知となっている(特許文献2)。このシステムでは、マトリクスアンテナスキャンによって、RFIDタグを取り付けた管理対象物の位置だけでなく回転を検知することができる(例えば、図16〜18等参照)。

しかしながら、上記特許文献1の装置では、イメージセンサーを利用する(例えば、特許文献1の図5参照)ものであり、装置が大型化し、設置の制限が厳しく、照明条件カードの痛み具合によってはイメージセンサーに認識されないおそれがある。また、例えば管理対象カードの3次元的な傾きを検知することができない。さらに、特許文献1の装置では、管理対象カードに保持している情報を変更することが容易でない。
特許文献2の装置では、管理対象物の回転角を検知する場合、1つの管理対象物に複数のRFIDタグを搭載する必要があり、装置構成が複雑化する割に検出できる情報が少なく、各種ゲームコンピューターシミュレーション仮想現実バーチャルリアリティ)空間の表示等において要求される種々の態様への適応性に乏しい可能性がある。

概要

管理対象の位置及び姿勢簡易かつ正確に検出することを利用して、種々のゲームやコンピューターシミュレーション等への適用を可能にするRFIDシステムを提供すること。情報処理装置80において、RFタグ60を設けた管理対象50の姿勢及び位置に基づいて、管理対象50に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行うものとなっている。これにより、例えば、RFタグ60を含む管理対象50としてのゲーム用・コンピューターシミュレーション用のカード、メダルピース等を手で直接動かした場合に、動かした結果を反映した画像表示を即座に行うことが可能となる。

目的

本発明は、上記背景技術の問題に鑑みてなされたものであり、カードその他の比較的小型の管理対象の位置及び姿勢を簡易かつ正確に検出することを利用して、種々のゲームやコンピューターシミュレーション等への適用を可能にするRFIDシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

1つ以上の管理対象にそれぞれ取り付けられたRFタグと、前記RFタグのデータを読み取るリーダーライターと、前記リーダーライターに接続されて前記RFタグとの通信を可能にする複数のRFIDアンテナと、前記複数のRFIDアンテナを収納するとともに前記RFタグを設けた管理対象が載置される載置部と、前記リーダーライターを制御して、前記RFタグの配置に関する位置情報を含む各種情報を取得するとともに処理する情報処理装置とを備え、前記RFタグは、当該RFタグの姿勢情報を取得する姿勢情報検出部を有し、前記情報処理装置は、取得した前記RFタグの姿勢情報及び位置情報に基づいて、前記RFタグを設けた管理対象に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行うRFIDシステム

請求項2

前記RFタグは、前記複数のRFIDアンテナのいずれか1つ以上から供給される電力によって動作する電池非搭載式である、請求項1に記載のRFIDシステム。

請求項3

前記姿勢検出部は、姿勢情報として、前記RFタグの方位、回転、反転及び傾きのうち少なくとも1つを検出する、請求項1及び2のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項4

前記姿勢検出部は、姿勢情報として、デジタルコンパスセンサーによる3軸の方位、ジャイロセンサーによる3軸の回転角度加速度センサーによる反転及び傾きのうち、少なくとも1つを検出する、請求項3に記載のRFIDシステム。

請求項5

前記複数のRFIDアンテナを構成する各RFIDアンテナは、電池搭載式又は電池非搭載式の複数の前記RFタグを同時に検出する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項6

前記RFタグを設けた管理対象の特性を示す固有データを変更可能に保管する管理対象データ保管部をさらに有し、前記情報処理装置は、前記RFタグの姿勢情報の変化に対応して、前記管理対象データ保管部に保管されている前記固有データを変更する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項7

前記RFタグを設けた一の管理対象と前記RFタグを設けた他の管理対象とについて、前記一の管理対象の特性を示す固有データに前記他の管理対象の特性を示す固有データを関連付ける、請求項1〜6のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項8

前記情報処理装置は、前記RFタグを設けた一の管理対象の姿勢情報と前記RFタグを設けた他の管理対象の姿勢情報との相対的な関係に基づいて画像表示を可能にするための新たなデータの生成処理を行う、請求項1〜7のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項9

前記姿勢情報検出部は、前記RFタグの姿勢情報として前記RFタグからの視点の情報を検出し、前記情報処理装置は、前記姿勢情報検出部で検出される前記RFタグが取り付けられた管理対象からの視点の変化に応じて表示されるべき画像が変化するようにデータの生成処理を行う、請求項1〜8のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項10

前記情報処理装置は、新たなデータの生成処理に伴って前記RFタグまたは前記載置部への動作指令信号を生成する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項11

前記情報処理装置におけるデータの生成処理に基づく画像表示を行う画像表示部をさらに有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項12

前記載置部は、前記管理対象が載置される面状部分を有する盤面状部材である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

請求項13

前記載置部において、前記複数のRFIDアンテナの配置に対応して面上に設置可能であり、設置とともに前記情報処理装置により種別が特定されるシート状部材をさらに有し、前記情報処理装置は、特定した前記シート状部材の種別に基づいて、データの生成処理の方法を決定する、請求項1〜12のいずれか一項に記載のRFIDシステム。

技術分野

0001

本発明は、RFID型RFタグを搭載した管理対象についてその姿勢や配置に関する情報を取得するRFIDシステムに関する。

背景技術

0002

ICカードを用いたシステムとして、試合に関する情報を記憶するICカードと、選手に関する情報が赤外線パターンとして記録された選手カードとを用い、端末装置選手カード配置パネル上に配置された選手カードの位置を加味して試合を進行させるカードゲーム装置が公知となっている(特許文献1)。この装置では、管理対象物である選手カードに電池を搭載せずに、イメージセンサーを利用して、配置された選手カードの位置、表裏、及び回転角識別している。
RFIDタグシステムとして、アンテナエレメントマトリクス状に並べたマトリックスアンテナと、RFIDタグ交信中のアンテナエレメントの座標位置をRFIDタグの位置と判定する位置判定ユニットとを備えるシステムが公知となっている(特許文献2)。このシステムでは、マトリクスアンテナスキャンによって、RFIDタグを取り付けた管理対象物の位置だけでなく回転を検知することができる(例えば、図16〜18等参照)。

0003

しかしながら、上記特許文献1の装置では、イメージセンサーを利用する(例えば、特許文献1の図5参照)ものであり、装置が大型化し、設置の制限が厳しく、照明条件カードの痛み具合によってはイメージセンサーに認識されないおそれがある。また、例えば管理対象カードの3次元的な傾きを検知することができない。さらに、特許文献1の装置では、管理対象カードに保持している情報を変更することが容易でない。
特許文献2の装置では、管理対象物の回転角を検知する場合、1つの管理対象物に複数のRFIDタグを搭載する必要があり、装置構成が複雑化する割に検出できる情報が少なく、各種ゲームコンピューターシミュレーション仮想現実バーチャルリアリティ)空間の表示等において要求される種々の態様への適応性に乏しい可能性がある。

先行技術

0004

特開2002−301264号公報
特開2006−14110号公報

0005

本発明は、上記背景技術の問題に鑑みてなされたものであり、カードその他の比較的小型の管理対象の位置及び姿勢を簡易かつ正確に検出することを利用して、種々のゲームやコンピューターシミュレーション等への適用を可能にするRFIDシステムを提供することを目的とする。

0006

上記目的を達成するため、本発明に係るRFIDシステムは、1つ以上の管理対象にそれぞれ取り付けられたRFタグと、RFタグのデータを読み取るリーダーライターと、リーダーライターに接続されてRFタグとの通信を可能にする複数のRFIDアンテナと、複数のRFIDアンテナを収納するとともにRFタグを設けた管理対象が載置される載置部と、リーダーライターを制御して、RFタグの配置に関する位置情報を含む各種情報を取得するとともに処理する情報処理装置とを備え、RFタグは、当該RFタグの姿勢情報を取得する姿勢情報検出部を有し、情報処理装置は、取得したRFタグの姿勢情報及び位置情報に基づいて、RFタグを設けた管理対象に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行う。

0007

上記RFIDシステムでは、情報処理装置において、取得したRFタグの姿勢情報及び位置情報すなわちRFタグを設けた管理対象の姿勢及び位置に基づいて、当該管理対象に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行うものとなっている。これにより、例えば、RFIDシステムの利用者が、RFタグを貼り付けたあるいは組み込んだ形式のゲーム用あるいはコンピューターシミュレーション用のカード、メダルピース等(すなわちRFタグを含む管理対象)を手で直接動かした場合に、動かした結果を反映した画像表示を即座に行うことが可能となり、ゲームやコンピューターシミュレーションのための操作を、より直感的・瞬間的に行うことができるので、種々のゲームやコンピューターシミュレーションへの適用において、より好適なものとし、応用範囲をより広めることができる。

0008

本発明の具体的な側面によれば、RFタグは、複数のRFIDアンテナのいずれか1つ以上から供給される電力によって動作する電池非搭載式である。この場合、RFタグを電池非搭載式とすることで、軽量化、簡素化できる。

0009

本発明の別の側面によれば、姿勢検出部は、姿勢情報として、RFタグの方位、回転、反転及び傾きのうち少なくとも1つを検出する。この場合、例えば管理対象の3次元的な姿勢を管理することができる。

0010

本発明のさらに別の側面によれば、姿勢検出部は、姿勢情報として、デジタルコンパスセンサーによる3軸の方位、ジャイロセンサーによる3軸の回転角度加速度センサーによる反転及び傾きのうち、少なくとも1つを検出する。この場合、各センサーにより、より的確に姿勢情報を検出できる。

0011

本発明のさらに別の側面によれば、複数のRFIDアンテナを構成する各RFIDアンテナは、電池搭載式又は電池非搭載式の複数のRFタグを同時に検出する。この場合、複数のRFタグを同時に検出することで、情報の複雑な組み合わせ等が可能となり、例えばゲームの展開やコンピューターシミュレーションの選択の幅等についてより自由度を高めることができる。

0012

本発明のさらに別の側面によれば、RFタグを設けた管理対象の特性を示す固有データを変更可能に保管する管理対象データ保管部をさらに有し、情報処理装置は、RFタグの姿勢情報の変化に対応して、管理対象データ保管部に保管されている固有データを変更する。この場合、RFタグの姿勢情報の変化に対応して固有データを変更することで、RFタグの姿勢情報の変化によって表示内容が変更されるゲームやコンピューターシミュレーション等が構成可能となる。

0013

本発明のさらに別の側面によれば、RFタグを設けた一の管理対象とRFタグを設けた他の管理対象とについて、一の管理対象の特性を示す固有データに他の管理対象の特性を示す固有データを関連付ける。この場合、例えば一の管理対象であるRFタグを内包するゲームのカード、メダル、ピース、駒等において、他の管理対象であるRFタグを内包するゲームのアイテム付随あるいは重ね合わせて、両者のRFタグを同時に同一地点あるいは近接地点読み取り、その位置関係や姿勢の組み合わせで当該カード、メダル、ピース、駒等の特性を変化させることができる。

0014

本発明のさらに別の側面によれば、情報処理装置は、RFタグを設けた一の管理対象の姿勢情報とRFタグを設けた他の管理対象の姿勢情報との相対的な関係に基づいて画像表示を可能にするための新たなデータの生成処理を行う。この場合、例えば複数のRFタグ(管理対象)の方向と組合せで表示内容を変化させるといった複数の管理対象の間での関係に応じた画像表示を行うことができる。

0015

本発明のさらに別の側面によれば、姿勢情報検出部は、RFタグの姿勢情報としてRFタグからの視点の情報を検出し、情報処理装置は、姿勢情報検出部で検出されるRFタグが取り付けられた管理対象からの視点の変化に応じて表示されるべき画像が変化するようにデータの生成処理を行う。この場合、管理対象からの視点に基づいた画像表示が可能となる。

0016

本発明のさらに別の側面によれば、情報処理装置は、新たなデータの生成処理に伴ってRFタグまたは載置部への動作指令信号を生成する。この場合、例えば生成された動作指令信号に基づいて、RFタグや載置部に対して、点灯等の表示動作をさせることが可能になる。

0017

本発明のさらに別の側面によれば、情報処理装置におけるデータの生成処理に基づく画像表示を行う画像表示部をさらに有する。この場合、画像表示部において画像表示がなされる。

0018

本発明のさらに別の側面によれば、載置部は、管理対象が載置される面状部分を有する盤面状部材である。この場合、例えば盤面状部材の面状部分としてのボード上に載置された管理対象としてのカード、メダル、ピース、駒等を動かすと、動かした結果を反映した画像表示を即座に行うことが可能となる。

0019

本発明のさらに別の側面によれば、載置部において、複数のRFIDアンテナの配置に対応して面上に設置可能であり、設置とともに情報処理装置により種別が特定されるシート状部材をさらに有し、情報処理装置は、特定したシート状部材の種別に基づいて、データの生成処理の方法を決定する。この場合、シート状部材の種別に応じて1つの装置で多様なゲームやコンピューターシミュレーション等に対応可能なものにできる。

図面の簡単な説明

0020

第1実施形態に係るRFIDシステムについて説明するブロック図である。
RFIDシステムにおける情報処理装置について説明するブロック図である。
図1のシステムを構成するRFタグ又は管理対象の構造を説明するブロック図である。
図1のシステムの管理対象配置識別システムへの適用例を説明する図である。
(A)は、シート状部材を装着した盤面状部材の様子を示し、(B)は、複数のシート状部材の様子を示す図である。
(A)〜(E)は、RFタグを設けた管理対象としての駒の一例を示す図である。
(A)及び(B)は、盤面状部材上で行われるゲームの一例を示す図である。
(A)は、第2実施形態に係るRFIDシステムについて説明するためのシミュレーションの一例を示すための図であり、(B)〜(K)は、第2実施形態に係るRFIDシステムに用いる管理対象としてのピースを例示する図である。
(A)は、図8(A)に示す盤面状部材の様子の一例を示す図であり、(B)は、(A)に対応する表示画像の一例を示す図である。
(A)は、盤面状部材の様子の別の一例を示す図であり、(B)は、(A)に対応する表示画像の一例を示す図である。
(A)〜(D)は、画像における視点を定めるための管理対象としてのフィギュア(ピース)の一例について説明する図である。
(A)は、盤面状部材に管理対象としてのフィギュア(ピース)を配置した様子の一例を示す図であり、(B)は、フィギュアにより視点を定めた一例の様子を示し、(C)は、(A)及び(B)の状態に対応する表示画像の一例を示す図であり、(D)は、フィギュアにより視点を定めた他の一例の様子を示し、(E)は、(A)及び(D)の状態に対応する表示画像の一例を示す図であり、(F)は、盤面状部材に管理対象としてのフィギュア(ピース)を配置した様子の他の一例を示す図であり、(G)は、(F)及び(B)の状態に対応する表示画像の一例を示す図である。
(A)及び(B)は、RFタグを設けた管理対象としてのピースの別の一例を示す図であり、(C)〜(E)は、RFタグを設けた管理対象としてのピースのさらに別の一例を示す図であり、(F)は、別のシミュレーションの一例を示す図である。
(A)〜(H)は、RFタグを設けた管理対象としての駒のさらに異なる態様についての一例を説明するための図である。
(A)及び(B)は、管理対象としての駒を用いたゲームでの動作に関する一例を説明するための図である。
(A)〜(D)は、管理対象としての駒を用いたゲームでの動作に関する別の一例を説明するための図である。

実施例

0021

〔第1実施形態〕
以下、図1等を参照して、本発明の第1実施形態に係るRFIDシステムについて説明する。

0022

図1に示すRFIDシステム100は、管理対象50の固有情報(管理対象50の特性を示す固有データを含む)、位置情報、及び回転角その他の姿勢情報を特定するためのものであり、信号の送受信用の複数のRFIDアンテナで構成されるアンテナ装置10と、アンテナ装置10のうち特定のループアンテナ(RFIDアンテナ)を動作させるアンテナ切替装置20と、アンテナ装置10を駆動するリーダーライター30と、アンテナ装置10を収納するとともに管理対象50が載置される載置部70と、リーダーライター30を動作させて管理対象50の配置を識別する管理装置であるとともに各種データの生成処理等の情報処理を行う情報処理装置80と、情報処理装置80におけるデータの生成処理に基づく画像表示を行う画像表示部90とを備える。なお、情報処理装置80を各種情報処理を行うための制御装置であると見た場合、アンテナ装置10、アンテナ切替装置20及びリーダーライター30を一纏めにして、情報処理装置80へ管理対象50に関する各種情報を入力するための入力装置40と捉えることができ、この場合、画像表示部90を情報処理装置80からの情報に基づいて出力する出力装置90と捉えることができる。

0023

RFIDシステム100による管理対象50は、種々の形状・外観を有するものが想定できるが、本実施形態の場合、例えば矩形薄板状の外観を有するカード状のもののほか、ゲームのメダルや駒(図6に例示する将棋の駒)のような形態のものが想定される。なお、これ以外にも他の実施形態において後述するように(例えば図8(B)〜8(K)や図11等参照)、管理対象50は、薄板状で円形長方形等の種々の形状を有するものや、人物型のフィギュアのような立体的形状を有するもの等種々の形態が想定される。なお、詳しい構造については、図3を参照して後述するが、各管理対象50は、無線タグであるRFタグ60を内蔵し、例えば内部外周にリーダーライター30と通信するためのタグアンテナ61を有する。

0024

図1に戻って、まず、アンテナ装置10は、x方向用の第1アンテナユニット11と、y方向用の第2アンテナユニット12とを有する。

0025

第1アンテナユニット11は、第1の方向である横のx方向に延び当該第1の方向に対して直交する状態で交差する第2の方向である縦のy方向に例えば等間隔その他の所定間隔で並べられた複数の第1ループアンテナ(RFIDアンテナ)13と、これらの第1ループアンテナ13に付随して設けられた複数のマッチング回路14とを備える。具体例では、第1ループアンテナ13は、m個の第1ループアンテナR1〜R5,…Rmからなり、マッチング回路14も、m個のマッチング回路MR1〜MR5,…MRmからなる。
第1アンテナユニット11の第1ループアンテナR1〜Rmは、マッチング回路MR1〜MRmにそれぞれ個別に接続されている。第1ループアンテナR1〜Rmは、全体としてx方向及びy方向2次元的な広がりを有する第1アンテナ面AP1を形成している。
第2アンテナユニット12は、第2の方向である縦のy方向に延び第1の方向である横のx方向に例えば等間隔その他の所定間隔で並べられた複数の第2ループアンテナ(RFIDアンテナ)15と、これらの第2ループアンテナ15に付随して設けられた複数のマッチング回路16とを備える。具体例では、第2ループアンテナ15は、n個の第2ループアンテナC1〜C5,…Cnからなり、マッチング回路16も、n個のマッチング回路MC1〜MC5,…MCnからなる。
第2アンテナユニット12の第2ループアンテナC1〜Cnは、マッチング回路MC1〜MCnにそれぞれ個別に接続されている。第2ループアンテナC1〜Cnは、全体としてx方向及びy方向2次元的な広がりを有する第2アンテナ面AP2を形成している。この第2アンテナ面AP2は、第1アンテナ面AP1と重畳しており、略等しい面積を有する。
なお、図示を省略するが、第1アンテナユニット11は、第1ループアンテナR1〜Rmとマッチング回路MR1〜MRmとの間に配置されて第1ループアンテナR1〜Rmを個別に短絡することができるスイッチ回路をさらに有している。第2アンテナユニット12も、同様のスイッチ回路をさらに有している。
以上のようなアンテナ装置10を構成するループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnを特定することで、検出した複数のRFタグ60−1〜60−k(すなわち管理対象50−1〜50−k)について盤面上の位置情報を取得することができる。具体的には、例えば1つのRFタグ60について、ループアンテナC3とR4の2か所で読めた場合、その交点である座標(3,4)が当該RFタグ60のポジション(配置)を示す位置情報となる。また、例えばC3,C4とR4,R5で読み取った場合は(3と4の間付近,4と5の間付近)と類推するもの等としてもよい。
さらに、各RFタグ60−1〜60−kからは、管理対象50−1〜50−kを特定する固有情報とともに管理対象50−1〜50−kの姿勢情報を取得することができる。なお、姿勢情報については、方位又は回転に関する情報だけでなく、管理対象50の傾斜に関する情報(3次元的な回転姿勢の情報)さらに反転(裏表)の情報等が含まれる。

0026

アンテナ切替装置20は、リーダーライター30からの制御信号に基づいて動作しており、第1ループアンテナR1〜Rm及び第2ループアンテナC1〜Cnのいずれか1つを循環的に選択して動作させる。この際、アンテナ切替装置20は、第1ループアンテナR1〜Rm及び第2ループアンテナC1〜Cnのうち選択されず動作させないループアンテナを短絡させる。つまり、リーダーライター30が管理対象50からRFタグのデータを読み取るアンテナとして、ループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnのうちいずれかのループアンテナを選択した時は、このループアンテナに接続されたスイッチ回路が開放状態となることで共振アンテナとして機能する。一方、リーダーライター30が管理対象50からRFタグのデータを読み取るアンテナとして、ループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnのうちいずれかを選択していない時は、このループアンテナに接続されたスイッチ回路が短絡状態となることで共振アンテナとして機能しなくなる。これにより、選択しているループアンテナの特性に、他のループアンテナが影響を与えないようにし、当該他のループアンテナの共振周波数をずらすことができ、管理対象50のRFタグからのデータの読み取り結果から得られる位置情報の精度を高めることができる。

0027

リーダーライター30は、詳細な説明を省略するが、送信信号を生成する送信回路と、受信信号を受け取って解読する受信回路と、リーダーライター30の動作を制御する制御回路とを備える。これらのうち制御回路は、アンテナ切替装置20等に制御信号を出力することで、ループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnのうちいずれか1つのループアンテナを選択して検出動作を行なわせる。リーダーライター30は、選択されたループアンテナによって検出された受信信号から管理対象50内のRFタグの固有ID情報等のタグ情報を抽出するとともに、固有ID情報(タグ情報)に関連付けて選択されたループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnの番号(アンテナ情報)を取得する。この場合、ループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnに接続されたリーダーライター30は、ループアンテナR1〜Rm,C1〜CnでのRFタグ60との通信に基づいて、RFタグ60の位置情報のほか、RFタグ60に関する各種情報を読み取ることが可能となっている。

0028

載置部70は、アンテナ装置10を構成するループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnを収納するケース部材であり、管理対象50を載置させるための盤面71を形成する(図4参照)。つまり、盤面71は、ゲーム等におけるプレイフィールドとなり、盤面71上に複数のカード、フィギュア等のアイテムとしての管理対象50を配置して使用する。

0029

画像表示部90は、例えば液晶モニタープロジェクターの他、画像表示可能な種々の機器で構成可能であり、上記の他、例えばヘッドマウントディスプレイのような頭部搭載型表示装置を適用することも可能である。

0030

情報処理装置80は、CPU等の各種演算を行うための装置で構成され、管理対象50の配置を識別といった管理装置として機能する。すなわち、リーダーライター30の動作を制御しており、リーダーライター30によって読み取ったRFタグ60すなわち管理対象50の固有ID情報等のタグ情報と、その際選択されて読み取りに利用されたループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnの番号等であるアンテナ情報とを関連付けて保管する。

0031

さらに、情報処理装置80は、上記管理機能(特に管理対象50の位置情報の記憶)を前提として、これに加えて、管理対象50に基づいて行われるゲームやシミュレーション等において各種データを生成するデータ生成処理を行う。特に、ここでは、管理対象50の配置等、すなわち管理対象50の姿勢や位置等に基づいて、管理対象50に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行う。見方を変えると、ゲームやシミュレーションを実行中のRFIDシステム100の利用者が、情報処理装置80を操作して管理対象50の配置や姿勢等を変化させると、情報処理装置80での各種処理により当該変化に対応した画像表示が画像表示部90において生じるものとなっている。

0032

以下、図2を参照して、情報処理装置80の一例についてさらに詳しく説明する。図示のように、ここでは、情報処理装置80は、例えばCPU等で構成される主制御部80aのほか、各種情報処理を行う際に生成される種々のデータを格納するメモリー81と、ゲームやシミュレーション等を実行するための各種アプリケーションプログラムが予め格納されたアプリケーションプログラム格納部82と、管理対象50の状態に関する情報と、管理対象50を用いたゲームやシミュレーションに対応するアプリケーションプログラムとに基づいて表示すべき画像の画像データを生成する画像処理部83とを有する。なお、このほか、情報処理装置80は、入力装置40(アンテナ装置10、アンテナ切替装置20及びリーダーライター30)からの各種データ(入力情報)を受け付けるためのインターフェースである入力受付部84と、出力装置としての画像表示部90に対して画像データの出力をするためのインターフェースである出力部85とを有する。ここでは、一例として、情報処理装置80のアプリケーションプログラム格納部82では、複数のアプリケーションプログラムA,B,C,D…が予め組み込まれており、例えば載置部70の盤面上において、複数あるシート状部材のうちから1つを選んで適宜差替え可能とすることで複数種類のゲームやシミュレーションが行えるものとなっている。なお、シート状部材等については、図5を参照して後述する。

0033

以下、図3を参照して、RFタグ60(あるいはRFタグ60を設けた管理対象50)の構造の一例について概念的に説明する。RFタグ60は、アンテナ装置10を構成するループアンテナ(RFIDアンテナ)から供給される電力によって動作するもの(典型的には電池非搭載式のRFタグ)であり、タグアンテナ61と、RF回路62と、メモリー64と、姿勢情報検出部66と、タグ制御部68とを有する。
タグアンテナ61は、図1に例示するように、管理対象50の輪郭に沿って対称性を有する状態で埋め込まれている。タグアンテナ61は、リーダーライター30からの無線信号を含む電波を受けて電力を発生する。
RF回路62は、受信した電波からデータを復調するとともにタグ制御部68から出力されたデータから無線信号を生成してタグアンテナ61に出力する。なお、詳細な説明は省略するが、RF回路62に付随して給電回路が設けられており、タグアンテナ61で受けた電力をRF回路62、メモリー64、姿勢情報検出部66、及びタグ制御部68に供給する。
メモリー64は、不揮発性メモリーを有し、RFタグ60の動作を記述したプログラムを記憶する。メモリー64には、RFタグ60の固有ID情報や管理対象50の特性を示す固有データ等が保管されている。なお、メモリー64には、固有ID情報に付随して認証用データを保管することもできる。また、メモリー64には、RF回路62や姿勢情報検出部66等を適切に動作させるためのデータが格納されており、姿勢情報検出部66を動作させて得た姿勢情報を保管することができる。メモリー64は、特定の情報に関して読出し専用に設定することができる。
姿勢情報検出部66は、本実施形態の場合、例えばRFタグ60の方位角又は回転角を検出するための地磁気センサー(例えばデジタルコンパスセンサー)66aと、地磁気センサー66aの駆動回路66bとを内蔵している。また、姿勢情報検出部66は、RFタグ60の傾きや裏表(反転)を検出するための加速度センサー66cと、加速度センサー66cの駆動回路66dとを内蔵している。地磁気センサー66aは、例えばデジタルコンパスセンサーや複数のホール素子を組み合わせたものからなり、駆動回路66bは、地磁気センサー66aを駆動してRFタグ60の方位角を決定するための出力値を検出する。姿勢情報検出部66は、検出したセンサー値(出力値)をデジタルデータ又はアナログデータとしてタグ制御部68に出力する。情報処理装置80(図2等参照)は、タグ制御部68からのデータを適宜演算することでRFタグ60の方位角を決定する。加速度センサー66cは、例えばMEMS加速度センサーからなり、駆動回路66dは、加速度センサー66cを駆動してRFタグ60の傾斜角を決定するための出力値を検出する。この場合、例えば姿勢情報検出部66の地磁気センサー66aを構成するデジタルコンパスセンサーによって3軸のセンサー値(出力値)が検出可能となる。姿勢情報検出部66は、検出したセンサー値(出力値)をデジタルデータ又はアナログデータとしてタグ制御部68に出力し、情報処理装置80は、タグ制御部68からのデータを適宜演算することでRFタグ60の傾斜角を決定する。また、この場合、例えば姿勢情報検出部66で検出されたセンサー値(出力値)に基づいて、情報処理装置80は、RFタグ60が反転したか否か、すなわち管理対象50が反転したか否かも判別できる。また、このほか、姿勢情報検出部66において、例えばジャイロセンサーを適用することによって3軸の回転角度を検出可能とすることも考えられる。
タグ制御部68は、タグアンテナ61、RF回路62、メモリー64、及び姿勢情報検出部66の動作を統括的に制御するロジック回路である。タグ制御部68は、タグアンテナ61及びRF回路62を介してリーダーライター30から受信したコマンドに従って動作し、例えばメモリー64に保管された固有ID情報や姿勢情報を含んだ各種データをタグアンテナ61等を介してリーダーライター30に送信するといった各種応答の処理を行う。すなわち、リーダーライター30を介してタグ制御部68から情報処理装置80へのデータ送信が可能となっている。
なお、上述の例では、ゲームの進行の容易性等を考慮して、軽量化簡素化の観点からRFタグ60を、外部から供給される電力によって動作する電池非搭載式のもの(パッシブ型)としている。しかし、これに限らず、電池搭載式のもの(アクティブ型)としたり、電池搭載式でありつつ外部からの電力供給も受け付けるもの(セミアクティブ型)としたりしてもよい。

0034

図4は、図1のRFIDシステム100を管理対象配置識別システムに適用した例を説明するものである。RFIDシステム100は、アンテナ装置10等を内蔵するケースである載置部70の盤面71上に載置された複数の管理対象50(ここでは、一例として複数のカード50A,50B,50Cとする。)のそれぞれについて、盤面71上の配置を位置情報として検出し、例えば盤面71上における方位(例えばy軸を基準とする回転角θ)を姿勢情報として検出する。これにより、RFIDシステム100すなわち管理対象配置識別システムは、例えば遊戯装置等として用いることができる。

0035

以下、図5を参照して、RFIDシステム100の適用例の一態様について説明する。ここでの一例では、既述のように、複数のゲームまたはシミュレーションを1つのRFIDシステム100において実現可能となっている。このため、図5(A)及び5(B)に示すように、載置部70は、管理対象50が載置される面状部分(盤面71)を有する矩形状の盤面状部材BPで構成され、載置部70である盤面状部材BPに対して、複数のシート状部材Sa,Sb,Sc,Sd…のうち一のシート状部材が装着(図5(A)に示す例ではシート状部材Saを装着)可能となっている。より具体的には、各シート状部材Sa,Sb,Sc,Sd…には、図5(B)に示すように突起TPがそれぞれ設けられている。一方、盤面状部材BPには、突起部TPに対応する窪み部CPが設けられている。突起部TPには例えば簡易なRFタグが設けられており、当該RFタグに格納された各シート状部材のID情報を、突起部TPの窪み部CPへの挿入を介してRFIDシステム100側で読み取ることで、装着されたシート状部材の種別を識別する、すなわちゲームまたはシミュレーションを特定できる。なお、突起部TPや窪み部CPについて、上記は一例であり、このほか、例えば突起部TPの物理的形状をシート状部材ごとに変更することで、種別を判例させる等の構成としてもよい。

0036

上記のようにしてシート状部材の種別が特定されると、情報処理装置80は、特定したシート状部材の種別に基づいて、データの生成処理の方法を決定する。なお、ここでは、複数のシート状部材Sa,Sb,Sc,Sd…にそれぞれ対応して、情報処理装置80のアプリケーションプログラム格納部82において、複数のアプリケーションプログラムA,B,C,D…(図2参照)が予め組み込まれているものとする。つまり、図示の例では、シート状部材Saに対応して、情報処理装置80の主制御部80aがアプリケーションプログラムAを読み出し、ゲームまたはシミュレーションを開始するための各種処理を行う。ここでは、さらに具体的一例として、図6及び図7を参照して、日本の将棋を例に解説するものとする。つまり、RFIDシステム100は、将棋の遊戯装置として機能するものとする。

0037

図6(A)〜6(E)は、上記の場合に適用される管理対象50であるゲーム(将棋)の駒の様子を例示する図であり、図6(A)が正面図、図6(B)が背面図、図6(C)が右側面図(左側面図は対称性につき省略)、図6(D)が底面図、図6(E)が平面図である。駒である管理対象50には、RFタグ60(図3参照)が内蔵されており、駒ごとの特性を示す固有データがそれぞれ記憶されている。具体的には、図示の「歩」であれば、図6(A)の正面図に示す表(「歩兵」)が上向きになっているときは、1つ前進のみ動作が可能であり、反転して図6(B)の背面図に示す裏(「と」)が上向きになっているときは、1つ前進の他、1つ後退、左右へ1つ、前方斜め左右へ1つのいずれかの動作が選択可能である、といった固有データが各駒ごとに記憶されている。また、全ての駒に共通して、正面視五角形である駒の先端部PPが進行方向前方と認識されるものとなっている。一方、ゲーム(将棋)のルール全般等については、アプリケーションプログラムAに組み込まれている。

0038

また、図7(A)及び7(B)に示すように、載置部70である盤面状部材BPの盤面71において、シート状部材Saは、ゲーム(将棋)を行うための9×9=81個のマス目を構成し、載置部70である盤面状部材BPに収納されるアンテナ装置10によって、当該81個のマス目について位置情報が識別可能となっている。ここでは、例えば、ゲーム開始のためにRFIDシステム100の利用者が駒(管理対象50)を載置部70に並べ始めると、並べられた五角形の駒の先端部PPの方位によってゲームの進行方向を認識できるものとすることができるようにしてもよい。具体的には、図7(A)に示す駒(管理対象50)のない状態から、利用者が駒(管理対象50)の1つである王将の駒を並べると、前方がどちらであるかを情報処理装置80が認識する(図示の場合±y方向が前後方向と認識する)ものとしてもよい。

0039

本実施形態では、管理対象50(将棋の駒)の位置の情報のみならず、駒の方位や反転(裏表)といった姿勢の情報を簡易かつ正確に検出でき、これを利用することで、実物である駒の動きに伴うゲームの進行を反映させた画像形成を的確に行うことができる。特に、上記のように、駒の先端部の方位や裏表によって進行状況が変わる場合において、利用者による操作を画像表示のための処理に直接的に対応させることができる。

0040

また、上記に加え、管理対象50(将棋の駒)や盤面状部材BPの盤面71に、例えばLED光源や各種駆動機構等を設けておき、特定の場面において情報処理装置80側から動作指令信号を送信し、当該LED光源や各種駆動機構等を動作させるものとしてもよい。具体的には、管理対象50である将棋の駒を利用者が反転させた(駒が成った)時に、当該駒を光らせたり、「王手」をかけた時に盤面71の全体または一部を点灯させたり動かしたりするものとしてもよい。

0041

以下、上記一連の動作について、情報処理装置80での処理の観点から説明する。RFIDシステム100のうち、まず、載置部70において、将棋(ゲーム)のシート状部材が挿入されると、情報処理装置80の主制御部80aが対応するアプリケーションプログラムを読み出す。また、主制御部80aは、アプリケーションプログラムに対応する表示動作を画像表示部90等に適宜行わせるとともに、載置部70の盤面71における管理対象50(将棋の駒)の配置や姿勢に関する情報を入力受付部84を介して受け付ける。すなわち、利用者(プレイヤ−)により盤面71上に管理対象50(RFタグ60)が配置されると、当該管理対象50の固有ID情報等の各種タグ情報と、その際選択されて読み取りに利用されたループアンテナR1〜Rm,C1〜Cnの番号等であるアンテナ情報とを関連付けてメモリー81に格納し、保管する。この場合、メモリー81は、管理対象50としての各駒の特性を示す固有データを変更可能に保管する管理対象データ保管部として機能するとも言える。また、この際、管理対象50である駒の方位を検知することで、ゲームの進行上、前方がどちらであるかを認識・決定する。さらに、主制御部80aは、利用者による駒の配置が完了したことを確認すると、ゲームを進行させ、駒(管理対象50)が動かされる度に各種情報の更新を行い、適宜メモリー81に記憶していく。例えば、新たなデータの生成処理として、利用者が1つの駒(管理対象50)を反転させた(駒が成った)時に、当該新たなデータの生成処理に伴って主制御部80aがその管理対象50もしくは盤面71に動作指令信号を送信し、当該駒もしくはその駒がある盤面71のマス目の位置を光らせるようにしてもよい。また、管理対象50を反転させた(駒が成った)場合、主制御部80aは、管理対象データ保管部として機能するメモリー81に、駒が成ったことに伴う当該駒の動ける範囲が変化したことを記憶させる。すなわち、主制御部80aは、RFタグ60の姿勢情報の変化に対応して、管理対象データ保管部としてのメモリー81に保管されている固有データを変更する。情報処理装置80は、ゲームのルールに従いさせつつ、上記のような各管理対象50の動作状況の管理をゲーム終了まで続ける。

0042

以上のような管理動作に際して、本実施形態では、特に、情報処理装置80は、画像処理部83による画像処理を行っている。すなわち、管理対象50が配置されるあるいは配置や姿勢が変更される度に情報を更新し、その情報に対応した画像データの形成処理を行う。言い換えると、情報処理装置80は、リーダーライター30から取得されるRFタグ60の姿勢情報及び位置情報に基づいて、RFタグ60を設けた管理対象50に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータを生成する。情報処理装置80は、生成したデータを、出力部85を介して画像表示部90へ送信する。

0043

情報処理装置80は、上記のような利用者による管理対象50(駒)の配置や配置の変更に応じて都度画像処理を行い、管理対象50の配置や配置の変更に対応した画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行う。上記の例では、生成された当該データを画像表示部90に送信することで、載置部70に実物として配置されている駒(管理対象50)の状態を画像として再現できる。これにより、例えば情報処理装置80からインターネット回線を通じて遠隔地にある画像表示部90に当該画像のデータを送信して表示させる、といった使用態様とすることが可能になる。

0044

以上で説明した第1実施形態のRFIDシステム100では、情報処理装置80において、RFタグ60の姿勢情報及び位置情報すなわちRFタグ60を設けた管理対象50の姿勢及び位置に基づいて、管理対象50に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行うものとなっている。これにより、例えば、RFIDシステム100の利用者が、RFタグ60を含む管理対象50としてのゲーム用・コンピューターシミュレーション用のカード、メダル、ピース、駒等を手で直接動かした場合に、動かした結果を反映した画像表示を即座に行うことが可能となり、ゲームやコンピューターシミュレーションのための操作を、より直感的・瞬間的に行うことができるので、種々のゲームやコンピューターシミュレーションへの適用において、より好適なものとし、応用範囲をより広めることができる。

0045

なお、上記したRFIDシステム100は一例であり、載置部70に示す載置範囲において、各管理対象50の位置や姿勢を検知できる態様のものであれば、上記以外の種々の態様のものとすることができる。例えば上記具体例では、第2ループアンテナC1〜Cnの配列間隔は、第1ループアンテナR1〜Rmの配列間隔と略等しくしているが、両配列間隔を異なるものとすることもでき、また、各ループアンテナのループ幅も異なるものとすることもできる。また、上記のように第1ループアンテナと第2ループアンテナとを交差させるようにすることなく、複数のループアンテナをマトリクス状に配置するといったことも可能である。この場合、ロケーションごとに1個のループアンテナを配置するものとなり、各ループアンテナでの各管理対象50(RFタグ60)の検出の有無を、各管理対象50(RFタグ60)の位置情報としてそのまま適用できる。また、載置部70における載置範囲は、平面上の領域に限らず、凹凸を有するようなものとしてもよい。
また、例えば入力装置40と情報処理装置80との間や、情報処理装置80と画像表示部(出力装置)90との間の情報送信についても、種々の態様が可能であり、有線で接続する場合の他、無線での通信も可能であり、また、既述のようにインターネット回線を介して遠隔の場所へ通信を行うものとすることも可能である。
また、上記では、ゲームの一例として日本の将棋の場合について説明しているが、これに限らず種々のゲームで本願発明を適用することが可能であり、例えばサッカー等に関する対戦型カードゲームにおいて本願発明を適用してもよい。
また、上記の例では、複数のシート状部材Sa,Sb,Sc,Sd…を差し替え可能とし、これに応じて複数のアプリケーションプログラムA,B,C,D…を用意しているが、固定的に1つのゲームのみを行う場合には、これらについては、1つだけあるようにしてもよい。

0046

〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係るRFIDシステムについて説明する。なお、第2実施形態に係るRFIDシステムは、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。第2実施形態は、特にコンピューターシミュレーションの一例として室内での家具配置のシミュレーションについて説明するためのものである。

0047

図8(A)は、本実施形態に係るRFIDシステムについて説明するための家具配置のシミュレーションに適用する載置部70状態についての一例を示すための図であり、載置部70である盤面状部材BPにおける盤面71、すなわち管理対象50が載置される矩形状の面状部分の様子の一例を示す図である。また、図8(B)〜8(K)は、第2実施形態に係るRFIDシステムに用いる管理対象50としてのピースを例示する図である。ここでは、管理対象50として、例えば、図8(B)に示す植木鉢に対応する円形のピースPXや、図8(C)に示すテレビおよびテレビ台に対応する矩形のピースTS、図8(D)〜(G)に示す右ソファーのピースCR,肘なしソファーのピースCC,左肘付ソファーのピースCL,長ソファーのピースCE、図8(H)、8(I)に示すラック(大)のピースFa,ラック(小)のピースFb、図8(J)、8(K)に示す角テーブルのピースTa,長円テーブルのピースTb等の薄板上で種々の形状をしたピースが用意されている。これらの家具類に対応する各ピース(管理対象50)を、図8(A)の盤面71に示す載置部70における載置範囲に適宜配置すると、これに対応した画像のデータが情報処理装置80において生成されたデータに基づく画像が画像表示部90に表示される。具体的には、例えば各ピース(管理対象50)を配置する前の状態では、図9(A)及び9(B)に示すように、図9(A)(図8(A)に相当)の視点VPを基準とした空っぽの部屋の画像GI図9(B)のように表示される。これに対して、RFIDシステムの利用者が各ピース(管理対象50)を適宜配置すると、例えば図10(A)に示す各ピース(管理対象50)の配置に対応する視点VPを基準とした画像が、図10(B)に示すような画像GIとして表示される。具体的には、図10(A)において選択・配置されたテレビおよびテレビ台のピースTS、右肘付ソファーのピースCR,肘なしソファーのピースCC,左肘付ソファーのピースCL、ラック(大)のピースFa及び角テーブルのピースTaにそれぞれ対応して、図10(B)に示す画像GIにおいて、対応する画像オブジェクトであるテレビおよびテレビ台の画像オブジェクトGTS、右肘付ソファーの画像オブジェクトGCR,肘なしソファーの画像オブジェクトGCC,左肘付ソファーの画像オブジェクトGCL、ラック(大)の画像オブジェクトGFa及び角テーブルの画像オブジェクトGTaが表示される。

0048

図11は、管理対象50についてのさらに別の一例について説明するための図である。具体的には、図11(A)〜11(D)は、画像における視点を定めるための管理対象50としてのフィギュア(ピース)FGの一例について説明する図である。このフィギュアFG(管理対象50)は、人の形をした立体形状の本体部分PNと本体部分PNを載置させる円柱状の台座部分QNとで構成され、上記した室内での家具配置のシミュレーションにおいて適用可能なものであり、本体部分PNが当該室内の縮尺に応じた縮尺の人の大きさ(例えば実物大において170cmに相当する大きさ)となっており、人の眼に相当する高さ位置の眼部分PEが画像形成のための視点VPを決定する位置として定まるように設計されている。すなわち、このフィギュアFGを盤面71の載置範囲に配置することで、適宜視点を変更させることができる。ここでは特に、図11(A)〜11(C)に示すように、フィギュアFGの高さ位置の眼部分PEを含む首の部分を前後に振ることが可能となっており、正面の方向に限らず、上側の方向(上向き)や下側の方向(下向き)に方位を変更できる。これにより視線の方向を変更した画像形成が可能となっている。なお、図12を参照して上記についてより具体的に説明するが、図示の簡略化のため、盤面状部材BPの盤面71におけるフィギュアFGを図11(D)のように簡略化して描画するものとする。
図12(A)は、盤面状部材BPに家具のピース及びフィギュアFGを配置した様子の一例を示す図である。図12(B)は、フィギュアFGによる視点の一例の様子を示しており、具体的には正面を向いている。図12(C)は、図12(A)及び12(B)の状態に対応する表示画像の一例を示す図である。同様に、図12(D)は、フィギュアFGによる視点の他の一例の様子を示しており、具体的にはやや上を向いている。図12(E)は、図12(A)及び12(D)の状態に対応する表示画像の一例を示す図である。図12(C)と図12(E)とを比較して分かるように、フィギュアFGを動かすことにより画像形成の基準となる視点が変わり、表示画像が変化する。
図12(F)は、盤面状部材BPに家具のピース及びフィギュアFGを配置した様子の他の一例を示す図(図12(A)の状態から一部配置変更した図)であり、図12(G)は、図12(F)及び12(B)の状態に対応する表示画像の一例を示す図である。図12(C)と図12(G)とを比較して分かるように、フィギュアFGや家具類のピースの配置・方位を動かすことによっても、表示画像が変化する。

0049

以下、上記一連の動作について、情報処理装置80での処理の観点から説明する。RFIDシステム100のうち、まず、載置部70において、シート状部材が挿入されると、情報処理装置80は、対応するアプリケーションプログラムに基づく表示動作を画像表示部90等に適宜行わせるとともに、管理対象50(家具類のピースや視点を決定するためのフィギュア)の配置や姿勢に関する情報を受け付ける。利用者(プレイヤ−)により盤面71上に管理対象50(RFタグ60)が配置されると、当該管理対象50の情報(姿勢情報含む)とアンテナ情報(位置情報)とを関連付けてメモリー81に格納し、保管する。

0050

以上のような管理動作に際して、本実施形態も、第1実施形態の場合と同様、情報処理装置80は、画像処理部83による画像処理を行っている。本実施形態では、さらに、視点に関する情報を取り扱っている。具体的には、フィギュアFGにおいて、フィギュアFGに内蔵される姿勢情報検出部66により、フィギュアFGのRFタグ60の姿勢情報としてRFタグ60からの視点の情報を検出し、情報処理装置80は、姿勢情報検出部66で検出されるRFタグ60が取り付けられた管理対象50であるフィギュアFGからの視点の変化に応じて表示されるべき画像が変化するようにデータの生成処理を行っている。

0051

なお、上記の例は、本実施形態に係るRFIDシステムについてのコンピューターシミュレーションの適用に関する一例であり、本実施形態に係るRFIDシステムは、上記以外の種々のコンピューターシミュレーションに対して適用可能であり、例えば疑似的な空間化(バーチャル空間化)をするシミュレーションゲームへの適用が考えられる。具体的には、バーチャル空間上に水族館動物園都市や部屋(例えばアイドルの部屋)等を作成するシミュレーションゲームにおいて、動物建築物室内装飾といった各ゲームに対応する様々なアイテム(駒)としての管理対象50について、本実施形態に記載した事項を適用することができる。具体的には、例えば魚や動物等に相当する実物の駒を利用者が動かすと、それに応じたバーチャル空間上の3D画像空間内の画像オブジェクトが移動したり変化したりするものにできる。

0052

以上のように、本実施形態の場合も、情報処理装置80において、管理対象50の姿勢及び位置に基づいて、管理対象50に対応する画像オブジェクトを含む画像表示を可能にするためのデータの生成処理を行うものとなっている。これにより、コンピューターシミュレーション用のピース等を利用者が手で直接動かした場合に、動かした結果を反映した画像表示を即座に行うことが可能となり、コンピューターシミュレーションのための操作を、より直感的・瞬間的に行うことができるので、種々のコンピューターシミュレーションへの適用において、より好適なものとし、応用範囲をより広めることができる。

0053

また、本実施形態において、例えば画像表示部90として、ヘッドマウントディスプレイのような頭部搭載型の表示装置を適用することが考えられ、例えば、画像表示部90としてのヘッドマウントディスプレイからの命令で、ヘッドマウントディスプレイの利用者(装着者)の視線情報が変化したことを情報処理装置80に通知する機能を付加することが考えられる。この場合、上述したフィギュアFGによる首振りの動作に代えて、ヘッドマウントディスプレイの利用者(装着者)の動きを検知し、これに対応して視点を変更した画像を形成することができる。すなわち、情報処理装置80が画像表示部90側からの姿勢情報を受け付け、これを加味して装着者の動きに追随させた画像形成の処理を行う。

0054

〔その他〕
上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。

0055

図13(A)及び13(B)は、RFタグを設けた管理対象50としてのピースの別の一例を示す図であり、図8(D)及び8(F)に示す右肘付ソファーのピースCRと左肘付ソファーのピースCLとの変形例である。具体的に説明すると、図13(A)に示す状態のピースCXをひっくり返した状態が、図13(B)に示されている。つまり、ピースCXは、図13(A)に示す元の状態では、右肘付ソファーのピースとして機能し、図13(B)に示す元の状態からひっくり返した状態では、左肘付ソファーのピースとして機能する。すなわち、反転により姿勢変更を利用して、1つのピースCXに2つの役割をもたせることが可能になっている。このほか、例えば元の状態とひっくり返した状態とを区別することを利用して、実物であるピースを物理的にひっくり返すことで対応する画像上における家具等の画像オブジェクトの色を変更するものとしてもよい。

0056

図13(C)〜(E)は、RFタグを設けた管理対象50としてのピースPSのさらに別の一例を示す図であり、図13(C)がピースPSの表側の様子、図13(D)がピースPSの裏側の様子、図13(E)がピースPSの側面の様子をそれぞれ示している。図示のように、表側に「満」の文字、裏側に「空」の文字を印字しておき、例えば図書館等といった複数の座席がある場所での座席管理用に適用することができる。すなわち、盤面71として図書館等の座席配置図を用意し、各座席に対応するピースPS(管理対象50)を設け裏表の反転を利用して各座席の満空状況把握することができる。なお、図示のように、例えば裏表の各面に吸盤QB等を設けることで、座席配置図を壁掛け可能としてもよい。

0057

図13(F)は、別のシミュレーションの一例を示す図であり、具体的には、DJ機器のシミュレーションあるいはこれを模したシミュレーションゲームにおける適用の一例を示す図である。この場合、盤面71としてDJ機器の本体部分に相当するものを用意して、DJが操作するツマミ等に対応するピースPS(管理対象50)を配置する。この場合、例えば位置によって音色等を決定しておき、ツマミとして機能するピースPSを回すすなわち方位を変えることで、音量ピッチ等を変更するといった操作を行うことで、例えば画像表示の変化に対応して音楽様相も変化させる、といった利用の仕方が考えられる。

0058

図14(A)〜14(H)は、管理対象50としての駒のさらに異なる態様についての一例を説明するための図である。ここでは、例えば図14(E)等に示す管理対象50のうち造形部分MMがRFタグ60から取り換え可能となっている例について説明する。図14(A)及び14(B)は、管理対象50のうち造形部分MM以外の部分であるRFタグ60の一例についての正面図と平面図である。図示の例では、RFタグ60は、円盤状の上面に突起部60aを有するとともに、円盤状の縁部分に管理対象50の前方向きを定めるための位置決め部材PPaを有している。図14(C)や14(D)に例示する造形部分MMとしての造形部分MMaや造形部分MMbがあり、図14(E)や14(F)に示すように、突起部60aに対応して造形部分MMa,MMbにそれぞれ設けた凹部MxでRFタグ60に取り付けることで、管理対象50を構成することができる。これにより、1つのRFタグ60の再利用等を図ることができる。また、RFタグ60への取り付けに際して、RFタグ60の位置決め部材PPaに対応する嵌合部TTを各造形部分MMに設けておくことで、方位を合わせておくこともできる。

0059

また、上記において、管理対象50についての特性を示す固有データを含むメモリーについては、造形部分MM側に設けておき、造形部分MMの取付けとともにRFタグ60を介してのデータ通信を可能としておくことも考えられる。例えば、図14(G)及び14(H)に示すようなフィギュアによる造形部分MMにメモリーを格納した構成とすることで、造形部分MMの着脱とともに、管理対象50の固有データが変更されるものとなる、すなわち同じRFタグ60を兼用して使っても、図14(G)に示すように第1のメモリーMOaを有する造形部分MMaを装着した場合には第1のフィギュアCaとなり、図14(H)に示すように第2のメモリーMObを有する造形部分MMbを装着した場合には第2のフィギュアCbとなる、というものであってもよい。

0060

また、例えば対戦型や会話を行うゲームでの動作として、姿勢情報の1つである方位の情報を利用することで、図15(A)に示すように、一方のフィギュアCaの視線方向Va(すなわちRFタグの方位)と他方のフィギュアCbの視線方向Vb(すなわちRFタグの方位)とがあっていない時(向かい合っていない時)は対戦や会話が始まらず、図15(B)に示すように両者の視線方向Va,Vbがあうと(向かい合うと)対戦や会話が始まる、というような態様とすることもできる。この場合、情報処理装置80は、RFタグ60を設けたフィギュアCaの方位(すなわち一の管理対象の姿勢情報)とRFタグを設けたフィギュアCbの方位(すなわち他の管理対象の姿勢情報)との相対的な関係に基づいて画像表示を可能にするための新たなデータの生成処理を行い、いわば複数のRFタグ60間での情報の組合せに基づき、これらの間の関係に応じて画像表示の内容を変化させることができる。

0061

さらに、対戦型のゲームでの動作に関する別の一例として、姿勢情報の1つである傾きの情報を利用することも考えられる。具体的には、例えば図16(A)に示すようにフィギュアCCaが両手を挙げて上を向いている状態が攻撃モードであるのに対して、図16(B)に示すようにフィギュアCCaが方手を挙げてもう一方の手を降し、かつ、下を向いている状態が防御モードである、というような態様とすることもできる。この場合、フィギュアCCaの姿勢の変化により重心位置が変化し、例えば加速度センサー等によりこの変化を検知することで、モードの切り替えを認識することができる。以上のような構成は、例えば管理対象としてのフィギュアCCaの特性を示す固有データを変更可能に保管する管理対象データ保管部としての機能をフィギュアCCaの内部あるいは情報処理装置のメモリー81に設け、情報処理装置80は、姿勢情報の変化に対応して、管理対象データ保管部に保管されているフィギュアCCaの固有データを変更することで実現できる。また、図16(C)に示すように、RFタグ60の突起部60aが可動式になっており、フィギュアCCaの姿勢の変化に伴ってRFタグ60の台座部分QNよりも下側に突き抜けるようになっていることで、フィギュアCCaの加速度や方位等の変化が検出できるようになっていてもよい。

0062

また、アンテナ装置10を構成する各RFIDアンテナによって、電池搭載式や電池非搭載式の複数のRFタグ(管理対象)を同時に検出するものとなっていてもよい。具体的には、例えば上記した図16(A)に示す管理対象としての人型のフィギュアCCaが攻撃モードとなっている(両手を挙げて上を向いている)態勢において、さらに図16(D)に示すように、RFタグを設けた他の管理対象としての武器型のフィギュアIaを取り付けた場合(例えば利用者がアンテナ装置10によってフィギュアCCaと同一位置と検知されるところに武器型のフィギュアIaを配置した場合)、武器型のフィギュアIaの特性を示す固有データをフィギュアCCaの固有データに付加する(フィギュアCCaの攻撃力アップさせる)ものとしてもよい。言い換えると、一の管理対象(人型のフィギュアCCa)と他の管理対象(武器型のフィギュアIa)とについて、一の管理対象の特性を示す固有データに他の管理対象の特性を示す固有データを関連付けるものとしてもよい。

0063

また、1つの管理対象50に複数のRFタグ60を組み込んでもよい。

0064

以上では、リーダーライター30がアンテナ情報を得て情報処理装置80に送信することが前提となっていたが、情報処理装置80側でアンテナ情報を指定することができる。具体的には、情報処理装置80から、読み取りを行うアンテナを指定するため、アンテナ番号を含むアンテナ切替コマンドをリーダーライター30に対して送信する。リーダーライター30は、アンテナ番号によって指定されたループアンテナを選択する。情報処理装置80は、リードコマンドをリーダーライター30に対して送信する。リーダーライター30は、読み取り処理を行い、RFタグ60から得たデータ(以下タグデータとも呼ぶ)のみを情報処理装置80に送信する。情報処理装置80は、自身が指定したアンテナ番号が分かっているので、そのアンテナ番号と、それに応じて取得したタグデータとを関連づけて管理する。

0065

10…アンテナ装置、 11…アンテナユニット、 12…アンテナユニット、 13…ループアンテナ、 14…マッチング回路、 15…ループアンテナ、 16…マッチング回路、 20…アンテナ切替装置、 30…リーダーライター、 40…入力装置、 50…管理対象、 50A,50B,50C…カード、 60…タグ、 60a…突起部、 61…タグアンテナ、 62…回路、 64…メモリー、 66…姿勢情報検出部、 66a…地磁気センサー、 66b…駆動回路、 66c…加速度センサー、 66d…駆動回路、 68…タグ制御部、 70…載置部、 71…盤面、 80…情報処理装置、 80a…主制御部、 81…メモリー、 82…アプリケーションプログラム格納部、 83…画像処理部、 84…入力受付部、 85…出力部、 90…画像表示部、 90…出力装置、 90…画像表示部、 100…システム、 A,B,C,D…アプリケーションプログラム、AP1…第1アンテナ面、 AP2…第2アンテナ面、 BP…盤面状部材、 Ca,Cb,CCa,FG…フィギュア、 CC,CE,CL,CR,CX,Fa,Fb,PS,PX,Ta,Tb,TS…ピース、GCC,GCL,GCR,GFa,GTa,GTS…画像オブジェクト、GI…画像、 Ia…フィギュア、 MC1-MCn…マッチング回路、 MM,MMa,MMb…造形部分、 MOa,MOb…メモリー、MR1-MRm…マッチング回路、 Mx…凹部、 PE…眼部分、 PN…本体部分、 PP…先端部、 PPa…位置決め部材、 QB…吸盤、 QN…台座部分、 R1-Rm,C1-Cn…ループアンテナ、 Sa,Sb,Sc,Sd…シート状部材、 SC2…配列間隔、TP…突起部、 TT…嵌合部、 Va,Vb…視線方向、 VP…視点、 θ…回転角

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