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技術 通信装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 榊原伸一
出願日 2015年10月6日 (6年2ヶ月経過) 出願番号 2015-198344
公開日 2017年4月13日 (4年8ヶ月経過) 公開番号 2017-073626
状態 特許登録済
技術分野 FAX伝送制御 ファクシミリ一般 電話機の機能
主要キーワード 電力供給指示 検出設定 かぶる カソード同士 移行判断 送出待ち 待機状態中 電力消費状態
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

専用の回線電圧検出回路を備えずに、通信装置電話回線が接続されているか否かを検出することが可能な通信装置を提供すること。

解決手段

MFP1は、回線接続端子11A、11B、DP送出回路21、CI検出回路22、モデム23、及びCPU40などを備える。CPU40はCMLリレー13の閉結開放とを呼出信号周期T1と異なる周期T2で行い、CPU40が周期T2を検出した場合に回線接続端子11に電話回線60が接続されていると判別する。

概要

背景

従来、電話回線を使用して通信を行う通信装置であって、回線接続端子に電話回線が接続されているか否かによって、制御を変更する通信装置がある。特許文献1の通信装置は、回線接続端子の2つの端子間に加えられている電圧を検出する回線電圧検出回路を有している。そして、特許文献1の通信装置は、回線電圧検出回路によって回線電圧を検出できた場合は、回線接続端子に電話回線が接続されているとし、回線電圧検出回路によって回線電圧を検出できない場合、回線接続端子に電話回線が接続されていないものとし、電話回線を介して信号を送受信するモデム部を停止する制御を行っている。

概要

専用の回線電圧検出回路を備えずに、通信装置と電話回線が接続されているか否かを検出することが可能な通信装置を提供すること。MFP1は、回線接続端子11A、11B、DP送出回路21、CI検出回路22、モデム23、及びCPU40などを備える。CPU40はCMLリレー13の閉結開放とを呼出信号周期T1と異なる周期T2で行い、CPU40が周期T2を検出した場合に回線接続端子11に電話回線60が接続されていると判別する。

目的

本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、専用の回線電圧検出回路を備えずに、既存の通信装置を用いて、回線接続端子に電話回線が接続されているか否かをすばやく検出することが可能な通信装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電話回線接続可能な2つの端子を有する回線接続端子と、開放、又は、閉結することが可能なリレー部と、前記回線接続端子の一方の端子と前記リレー部を介して接続され、前記回線接続端子の他方の端子と接続され、前記リレー部が閉結、及び、前記電話回線が前記回線接続端子に接続されている場合に、前記電話回線を介して接続される交換機との間で閉回路を作り、前記電話回線と信号の送受信を行う信号送受信部と、制御部と、前記一方の端子と前記リレー部との間に設けられる第1接点、及び、前記他方の端子と前記信号送受信部との間に設けられる第2接点である各接点に一対の第1接続線を介して接続され、前記各端子間にかかる電圧の変動成分を2値変換し、前記2値変換された信号を前記制御部に出力する呼出信号検出部と、記憶部と、を備え、前記制御部は、前記リレー部が開放時、前記呼出信号検出部によって入力された前記2値変換された信号の周期を検出可能であって、前記信号の周期が第1周期である際、呼出信号と識別し、更に、前記リレー部の開放状態から前記リレー部の閉結と開放とを、前記第1周期より短周期である第2周期で少なくとも2回以上、実行するように指示する第1疑似開閉処理と、前記第1擬似開閉処理によって検出された前記2値変換された信号の周期が前記第2周期でない場合、前記回線接続端子に前記電話回線が接続されていないことを示すフラグを前記記憶部に記憶させ、前記第1擬似開閉処理によって検出された前記2値変換された信号の周期が前記第2周期である場合、前記フラグを前記記憶部に記憶させない、第1電話回線接続検出記憶処理と、を実行する通信装置

請求項2

請求項1に記載の通信装置であって、更に、信号送受信部に電力を供給する電源部を備え、前記制御部は、更に、前記記憶部に前記フラグが記憶されている場合、前記電源部に対して前記信号送受信部への電力供給を停止する指示を行い、前記記憶部に前記フラグが記憶されていない場合、前記電源部に対して前記信号送受信部への電力供給を維持させる、電力供給指示処理、を実行する通信装置。

請求項3

請求項2に記載の通信装置であって、更に、前記信号送受信部が送受信する信号を画像処理する画像処理部、を備え、前記電源部は、前記画像処理部に電力を供給可能であって、前記制御部は、更に、前記電力部に対して前記信号送受信部及び前記画像処理部に電力を供給するように指示する通常モードと、前記電力部に対して前記信号送受信部及び前記画像処理部に電力の供給を停止するように指示する第1省電力モードと、前記電力部に対して前記信号送受信部への電力の供給を指示し前記画像処理部への電力の供給を停止するように指示する第2省電力モードと、を選択的に設定するモード設定処理、を実行し、前記第1疑似開閉処理と前記第1電話回線接続検出記憶処理とは、前記モード設定処理によって通常モードが設定されている所定のタイミングで実行し、前記電力供給停止指示処理は、前記通常モード時に、前記処理部による処理が所定時間の間無かった場合であって、かつ、前記記憶部に前記フラグが記憶されている場合、前記信号送受信部及び前記画像処理部への電力供給を停止させる、通信装置。

請求項4

請求項2又は3に記載の通信装置であって、前記信号送受信部は、1次側の一端が前記回線接続端子の一方の端子と前記リレー部を介して接続され、前記1次側の他端が前記回線接続端子の他方の端子と接続され、前記リレー部が閉結、及び、前記電話回線が前記回線接続端子に接続されている場合に、前記電話回線を介して接続される交換機と前記1次側とで閉回路を作るトランスと、前記トランスの2次側と接続され、前記トランスを介して信号の送受信を行い、送受信される信号の変復調を行うモデム部と、を有し、前記電力供給停止指示処理は、前記記憶部に前記フラグが記憶されている場合、前記モデム部への電力供給を停止させる、通信装置。

請求項5

電話回線と接続可能な2つの端子を有する回線接続端子と、開放、又は、閉結することが可能なリレー部と、前記回線接続端子の一方の端子と前記リレー部を介して接続され、前記回線接続端子の他方の端子と接続され、前記リレー部が閉結、及び、前記電話回線が前記回線接続端子に接続されている場合に、前記電話回線を介して接続される交換機との間で閉回路を作り、前記電話回線と信号の送受信を行う信号送受信部と、制御部と、前記一方の端子と前記リレー部との間に設けられる第1接点、及び、前記他方の端子と前記信号送受信部との間に設けられる第2接点である各接点に一対の第1接続線を介して接続され、前記各端子間にかかる電圧の変動成分を2値変換し、前記2値変換された信号を前記制御部に出力する呼出信号検出部と、前記一方の端子と前記リレー部との間に設けられる第3接点、及び、前記他方の端子と前記信号送受信部との間に設けられる第4接点である各接点に一対の第2接続線を介して接続され、前記一方の端子と前記他方の端子との間を開放、又は、閉結することが可能なダイヤルパルス送出部と、記憶部と、を備え、前記制御部は、前記リレー部が開放時、前記呼出信号検出部によって入力された前記2値変換された信号の周期を検出可能であって、前記信号の周期が第1周期である際、呼出信号と識別し、更に、前記リレー部の開放状態で、前記ダイヤルパルス送出部の閉結と開放とを、前記第1周期より短周期であって、かつ、通信規格として定められているダイヤルパルスの閉結と開放の周期より短周期である第3周期で少なくとも2回以上実行するように指示する第2疑似開閉処理と、前記第2擬似開閉処理によって検出された前記2値変換された信号の周期が前記第3周期でない場合、前記回線接続端子に前記電話回線が接続されていないことを示すフラグを前記記憶部に記憶させ、前記第2擬似開閉処理によって検出された前記2値変換された信号の周期が前記第3周期である場合、前記フラグを前記記憶部に記憶させない、第2電話回線接続検出記憶処理と、を実行する通信装置。

技術分野

0001

本発明は、回線接続端子電話回線を接続し、電話回線を使用して通信を行う通信装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、電話回線を使用して通信を行う通信装置であって、回線接続端子に電話回線が接続されているか否かによって、制御を変更する通信装置がある。特許文献1の通信装置は、回線接続端子の2つの端子間に加えられている電圧を検出する回線電圧検出回路を有している。そして、特許文献1の通信装置は、回線電圧検出回路によって回線電圧を検出できた場合は、回線接続端子に電話回線が接続されているとし、回線電圧検出回路によって回線電圧を検出できない場合、回線接続端子に電話回線が接続されていないものとし、電話回線を介して信号を送受信するモデム部を停止する制御を行っている。

先行技術

0003

特開2000−341430号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1の通信装置のように、回線電圧検出回路を有している場合は、回線電圧を検出できるか否かで、回線接続端子に電話回線が接続されているか否かを検出することが可能である。しかし、回線電圧検出回路を備えていない通信装置においては、課題となる。また、回線電圧検出回路を備えていない通信装置でも以下の方式で回線接続端子に電話回線が接続されているか否かを検出することができる。

0005

電話回線と信号の送受信を行う、通信装置が有する信号送受信部は、回線接続端子の一方の端子とCMLリレーといったリレー部を介して接続され、回線接続端子の他方の端子と接続されている。そして、通信装置のリレー部を閉結すると、交換機と通信装置との間に電話回線を介して閉回路ができる。閉回路ができると、その閉回路には電流が流れる。交換機は、一定時間の間、電流が流れたことを検出すると、発信音ダイヤルトーン)を送出する。

0006

通信装置は、この発信音を受信できるか否かで回線接続端子に電話回線が接続されていないとすることができる。しかし、上述の方法であると、リレー部を一定時間以上、閉結しないといけないため、時間がかかりすぎるという問題があった。

0007

本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、専用の回線電圧検出回路を備えずに、既存の通信装置を用いて、回線接続端子に電話回線が接続されているか否かをすばやく検出することが可能な通信装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本願に係る通信装置は、電話回線と接続可能な2つの端子を有する回線接続端子と、開放、又は、閉結することが可能なリレー部と、前記回線接続端子の一方の端子と前記リレー部を介して接続され、前記回線接続端子の他方の端子と接続され、前記リレー部が閉結、及び、前記電話回線が前記回線接続端子に接続されている場合に、前記電話回線を介して接続される交換機との間で閉回路を作り、前記電話回線と信号の送受信を行う信号送受信部と、制御部と、前記一方の端子と前記リレー部との間に設けられる第1接点、及び、前記他方の端子と前記信号送受信部との間に設けられる第2接点である各接点に一対の第1接続線を介して接続され、前記各端子間にかかる電圧の変動成分を2値変換し、前記2値変換された信号を前記制御部に出力する呼出信号検出部と、記憶部と、を備え、前記制御部は、前記リレー部が開放時、前記呼出信号検出部によって入力された前記2値変換された信号の周期を検出可能であって、前記信号の周期が第1周期である際、呼出信号と識別し、更に、前記リレー部の開放状態から前記リレー部の閉結と開放とを、前記第1周期より短周期である第2周期で少なくとも2回以上、実行するように指示する第1疑似開閉処理と、前記第1擬似開閉処理によって検出された前記2値変換された信号の周期が前記第2周期でない場合、前記回線接続端子に前記電話回線が接続されていないことを示すフラグを前記記憶部に記憶させ、前記第1擬似開閉処理によって検出された前記2値変換された信号の周期が前記第2周期である場合、前記フラグを前記記憶部に記憶させない、第1電話回線接続検出記憶処理と、を実行する。

0009

本願の通信装置は、回線接続端子とリレー部と信号送受信部と呼出信号検出部とを有している。一方、リレー部が開放時に、回線接続端子に電話回線が接続されていると、回線接続端子の各端子間には、回線電圧が印加される。交換機は、回線電圧に変動成分を重畳して呼出信号を送出する。リレー部が開放された状態で、呼出信号検出部は、その呼出信号を検出し、検出した呼出信号を2値化し、制御部に出力する。制御部は、入力された2値化された信号の周期が予め定められた第1周期であれば、交換機からの呼出信号の入力があったこととし、リレー部を閉結させる。すると、信号送受信部は、交換機と電話回線を介して信号のやり取りを行う。

0010

他方、リレー部が閉結時には、回線接続端子に電話回線が接続されていると、交換機と信号送受信部との間に閉回路が構成され、回線接続端子の各端子間には、回線電圧から閉回路によって一定の電圧降下した値が印加される。故に、回線接続端子に電話回線が接続されている場合は、リレー部の閉結と開放とを繰り返すと、回線接続端子の各端子間には、電圧降下した値と回線電圧とが交互に生じる。呼出信号検出部は、交互に生じた電圧変動を2値化し、制御部に、リレー部の閉結と開放のタイミングの周期に応じた2値化された信号を送出する。回線接続端子に電話回線が接続されていない場合は、リレー部の閉結と開放とを繰り返しても、制御部には、その2値化された信号が入力されない。

0011

故に、リレー部の閉結と開放とを第2周期で繰り返したときに、リレー部の閉結と開放のタイミングと同じ第2周期の信号が制御部に入力されない場合は、制御部は、回線接続端子に電話回線が接続されていないとすることができる。又、リレー部の閉結と開放とを第2周期で繰り返したときに、リレー部の閉結と開放のタイミングと同じ第2周期の信号が制御部に入力される場合は、制御部は、回線接続端子に電話回線が接続されているとすることができる。

0012

予め定められている呼出信号の第1周期と第2周期とが同じであると、仮に、第1擬似開閉処理中に、呼出信号が交換機から送出されたときに制御部は、呼出信号なのか電話回線の接続なのか見分けがつかない。また、第2周期が第1周期よりも長いと、回線接続端子に電話回線が接続されているのか否かの見極めるのに時間がかかる。

0013

故に、予め定められている呼出信号の第1周期と第2周期とは、それぞれ異なり、第2周期は第1周期より短周期に設定されていることで、回線接続端子に電話回線が接続されているか否かをすばやく検出することが可能となる。

0014

本願に係る通信装置は、更に、信号送受信部に電力を供給する電源部を備え、前記制御部は、更に、前記記憶部に前記フラグが記憶されている場合、前記電源部に対して前記信号送受信部への電力供給を停止する指示を行い、前記記憶部に前記フラグが記憶されていない場合、前記電源部に対して前記信号送受信部への電力供給を維持させる、電力供給指示処理、を実行する構成としてもよい。

0015

フラグが記憶部に記憶されている、すなわち、回線接続端子に前記電話回線が接続されていないため、電力部による信号送受信部への電力の供給不要である。故に、制御部が電源部に対して信号送受信部への電力供給を停止する指示を行うことで、省電力を図ることができる。

0016

本願に係る通信装置は、更に、前記信号送受信部が送受信する信号を画像処理する画像処理部、を備え、前記電源部は、前記画像処理部に電力を供給可能であって、前記制御部は、更に、前記電力部に対して前記信号送受信部及び前記画像処理部に電力を供給するように指示する通常モードと、前記電力部に対して前記信号送受信部及び前記画像処理部に電力の供給を停止するように指示する第1省電力モードと、前記電力部に対して前記信号送受信部への電力の供給を指示し前記画像処理部への電力の供給を停止するように指示する第2省電力モードと、を選択的に設定するモード設定処理、を実行し、前記第1疑似開閉処理と前記第1電話回線接続検出記憶処理とは、前記モード設定処理によって通常モードが設定されている所定のタイミングで実行し、前記電力供給停止指示処理は、前記通常モード時に、前記処理部による処理が所定時間の間無かった場合であって、かつ、前記記憶部に前記フラグが記憶されている場合、前記信号送受信部及び前記画像処理部への電力供給を停止させる構成としてもよい。

0017

通常モード時に、前記処理部による処理が所定時間の間無かった場合であって、かつ、前記記憶部に前記フラグが記憶されている場合、前記信号送受信部及び前記画像処理部への電力供給を停止させることで、省電力を図ることができる。また、第1疑似開閉処理と前記第1電話回線接続検出記憶処理とは、前記モード設定処理によって通常モードが設定されている所定のタイミングで実行する構成であって、第1疑似開閉処理の実行時間は短いため、途中で交換機から呼出信号とかぶることなく、通常モードが設定されている合間に適切に第1疑似開閉処理を実行することができる。

0018

本願に係る通信装置において、前記信号送受信部は、1次側の一端が前記回線接続端子の一方の端子と前記リレー部を介して接続され、前記1次側の他端が前記回線接続端子の他方の端子と接続され、前記リレー部が閉結、及び、前記電話回線が前記回線接続端子に接続されている場合に、前記電話回線を介して接続される交換機と前記1次側とで閉回路を作るトランスと、前記トランスの2次側と接続され、前記トランスを介して信号の送受信を行い、送受信される信号の変復調を行うモデム部と、を有し、前記電力供給停止指示処理は、前記記憶部に前記フラグが記憶されている場合、前記モデム部への電力供給を停止させる構成としてもよい。

0019

本願に係る通信装置において、電話回線と接続可能な2つの端子を有する回線接続端子と、開放、又は、閉結することが可能なリレー部と、前記回線接続端子の一方の端子と前記リレー部を介して接続され、前記回線接続端子の他方の端子と接続され、前記リレー部が閉結、及び、前記電話回線が前記回線接続端子に接続されている場合に、前記電話回線を介して接続される交換機との間で閉回路を作り、前記電話回線と信号の送受信を行う信号送受信部と、制御部と、前記一方の端子と前記リレー部との間に設けられる第1接点、及び、前記他方の端子と前記信号送受信部との間に設けられる第2接点である各接点に一対の第1接続線を介して接続され、前記各端子間にかかる電圧の変動成分を2値変換し、前記2値変換された信号を前記制御部に出力する呼出信号検出部と、前記一方の端子と前記リレー部との間に設けられる第3接点、及び、前記他方の端子と前記信号送受信部との間に設けられる第4接点である各接点に一対の第2接続線を介して接続され、前記一方の端子と前記他方の端子との間を開放、又は、閉結することが可能なダイヤルパルス送出部と、記憶部と、を備え、前記制御部は、前記リレー部が開放時、前記呼出信号検出部によって入力された前記2値変換された信号の周期を検出可能であって、前記信号の周期が第1周期である際、呼出信号と識別し、更に、前記リレー部の開放状態で、前記ダイヤルパルス送出部の閉結と開放とを、前記第1周期より短周期であって、かつ、通信規格として定められているダイヤルパルスの閉結と開放の周期より短周期である第3周期で少なくとも2回以上実行するように指示する第2疑似開閉処理と、前記第2擬似開閉処理によって検出された前記2値変換された信号の周期が前記第3周期でない場合、前記回線接続端子に前記電話回線が接続されていないことを示すフラグを前記記憶部に記憶させ、前記第2擬似開閉処理によって検出された前記2値変換された信号の周期が前記第3周期である場合、前記フラグを前記記憶部に記憶させない、第2電話回線接続検出記憶処理と、を実行する構成としてもよい。

0020

リレー部の替わりにダイヤルパルス送出部を用いて、リレー部を開放した状態で、ダイヤルパルス送出部を閉結、又は、開放することで、第2疑似開閉処理を用いても、第1擬似開閉処理と同様な効果を得ることができる。また、第2疑似開閉処理は、通信規格として定められているダイヤルパルスの閉結と開放の周期より短周期である第3周期で閉結と開放とを繰り返すので、交換機が通信装置からダイヤルパルスが送信されたと誤認識しない。そして、制御部は、第2電話回線接続検出記憶処理によって、回線接続端子に電話回線が接続されているか否かをすばやく検出することが可能となる。

図面の簡単な説明

0021

MFP1の内部構成を示す図面である。
FAX通信部30の詳細な構成を示す図面である。
コンデンサC1とダイオード17と、CI検出回路22と、ASIC41との関係を示す図面である。
(A)は、交換機59が出力する呼出信号、(B)はCI検出回路22がASIC41に出力する信号Sig2をそれぞれ示している。
DP送出回路21の構成例を示す図面である。
(A)DP送出回路21によるダイヤルパルスの一例として回線接続端子11A、11Bの各端子間に印加される電圧値を示す図面である。(B)は、CI検出回路22がASIC41に出力する信号Sig2を示している。
MFP1の状態遷移図を示している。
移行判断処理を示すフローチャートである。
回線接続判別処理(第1実施例)を示すフローチャートである。
(A)ASIC41によるCMLリレー13に閉結と開放によって回線接続端子11の各端子間に印加される電圧値の変動を示している。(B)CI検出回路22がASIC41へ出力する、(A)の回線接続端子11の各端子間の電圧変動を示す信号Sig2を示している。
回線接続判別処理(第2実施例)を示すフローチャートである。

実施例

0022

以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。

0023

<1.内部構成>
MFP1(Multi−Function Peripheral:通信装置の一例)は、図2に示されるように、回線接続端子11と、FAX通信部30と、LANインターフェイス部32と、USBインターフェイス部33と、電源部34と、ASIC41と、ROM51と、RAM52と、画像形成部53と、画像読取部54と、操作部55と、を備える。

0024

FAX通信部30は、回線接続端子11(回線接続端子の一例)に接続されている。回線接続端子11に電話回線60(図2参照)が接続される。FAX通信部30は、電話回線60(図2参照)を介して接続される交換機を介して、相手先ファクシミリ装置に対して、FAXの画像データを送受信することが可能となる。

0025

LANインターフェイス(LAN I/F)部32は、LANケーブルを接続可能な端子(不図示)を備え、その端子を介してコンピュータ等を含むLANに接続される。LANで接続されたコンピュータとの間で、LANインターフェイス部32は、画像データや制御命令等を送受信する。

0026

USBインターフェイス(USB I/F)部33は、USB端子(不図示)を備え、そのUSB端子を介してコンピュータや、記憶デバイスとして機能するUSBメモリに接続される。そして、USBインターフェイス部33は、USB端子に接続されたコンピュータやUSBメモリとの間で、画像データや制御命令等を送受信する。

0027

電源部34は、商用電源に接続可能であって、当該電源から供給される電力を、FAX通信部30や画像形成部53やASIC41といった各部のそれぞれにあった電力に変換し、供給する。

0028

ASIC41は、CPU40を内蔵している。CPU40は、ASIC41に入力される情報に基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行する。そして、CPU40は、画像形成部53(画像処理部の一例)、画像読取部54、FAX通信部30等を制御する。特に、CPU40は、電源部34に対して、画像形成部53、画像読取部54、FAX通信部30、LANインターフェイス部32等の各部に対して電力供給を停止するように指示することができる。

0029

ROM51には、CPU40によって実行されるプログラム及び各種のデータなどが記憶されている。RAM52(記憶部の一例)は、CPU40がプログラムを実行する際のワークエリアや、FAX通信部30やLANインターフェイス部32が受信した画像データが記憶される。

0030

画像形成部53は、RAM52やUSB端子に接続されたUSBメモリに記憶された画像データに対して印刷カラー印刷又はモノクロ印刷)を実行し、シートに画像を形成する。画像形成の方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。画像形成部53は、FAX通信部30が受信した画像データをシートに画像形成することができる。

0031

画像読取部54は、シートに形成された画像をシートから読み取り、画像データとしてRAM52に記憶させる。CIS(Contact Image Sensor)方式で原稿シートを読み取るように構成されている。

0032

操作部55は、各種の操作ボタンからなる。操作ボタンの押操作により、各種の入力が可能である。操作ボタンには、例えば、各種の指示(例えば、画像処理の開始指示)を確定するためのOKボタン、各種の指示をキャンセルするためのキャンセルボタン、選択するための十字ボタン数字文字を入力するためのテンキーなどが含まれる。また、操作ボタンには、MFP1の省電力モードを通常モードに切り替えるためのボタン及び各省電力モードに切り替えるためのボタンが含まれる。操作部55からの各種の操作ボタンの操作がASIC41に入力され、ASIC41は、入力された情報に応じて、各部を制御する。

0033

<2.FAX通信部の詳細な構成>
図2から図6を用いて、FAX通信部30の詳細な構成、FAX通信部30とASIC41との関係、一般的な役割等について説明する。

0034

(1)回線接続端子11
回線接続端子11(11A、11B)は、MFP1をケーブルである電話回線60に接続可能に設けられた2つの端子であってモジュラジャックとして構成されている。回線接続端子11A、11Bは電話回線60が接続されている場合、交換機59と接続することができる。

0035

回線接続端子11A、11Bは、それぞれ、通電経路12(12A、12B)が接続されている。通電経路12Aの一端は回線接続端子11Aに接続され、通電経路12Aの他端はCMLリレー13(リレー部の一例)に接続されている。CMLリレー13は信号送受信部31(信号送受信部の一例)が有するトランス14の1次側に接続されている。通電経路12Bの一端は、回線接続端子11Bに接続され、通電経路12Bの他端は、トランス14の1次側に接続される。CMLリレー13は、回線接続端子11Aからトランス14の1次側を介して回線接続端子11Bに至る通電経路を、開放又は閉結させるリレーである。回線接続端子11A、11Bに電話回線60が接続されている場合、CMLリレー13が閉結していると、交換機59とトランス14との間で閉回路が構成される。

0036

一方、回線接続端子11A、11Bに電話回線60が接続されている場合に、CMLリレー13が開放していると、回線接続端子11A、11Bの各端子間には、回線電圧V1(例えば、48V、図6(A)参照)が印加される。他方、回線接続端子11A、11Bに電話回線60が接続されている場合に、CMLリレー13が閉結していると、通電経路12A、トランス14、通電経路12Bに至る通電経路に電流が流れる。そのため、通電経路12A、トランス14、通電経路12Bが有する抵抗成分によって電圧降下が生じ、回線接続端子11A、11Bの各端子間の電圧値は、電圧V2となる(図6(A)、図10(A)参照)。

0037

(2)信号送受信部31
信号送受信部31はモデム23(モデム部の一例)とトランス14(トランスの一例)とからなる。トランス14は、電話回線60から入力された各種信号を、絶縁状態を保持しつつモデム23に伝達する回路である。また、モデム23は、トランス14から送られるアナログ信号デジタル信号に変換しASIC41に出力、又は、ASIC41から送られるデジタル信号をアナログ信号に変換しトランス14に出力することで、信号の変復調を行う回路である。交換機59が送出する各種信号の中には、相手先のファクシミリ装置から送信された画像データも含まれている。相手先のFAX装置から送られるアナログの画像データをモデム23がデジタルに変換し、ASIC41を介してRAM52に保存される。

0038

また、交換機59は、回線接続端子11A、11Bの各端子間にかかる電圧に変動成分を重畳して各種信号を送出する。

0039

(3)CI検出回路22
交換機59が送出する各種信号のうち呼出信号(CI信号)は、CI検出回路22(呼出信号検出部の一例)によって検出される。回線接続端子11AとCMLリレー13との間の接点N1(第1接点の一例)、回線接続端子11Bとトランス14の一次側との間の接点N2(第2接点の一例)がある。CI検出回路22は、その接点N1と接点N2とから、一対の通電経路16(16A、16B:第1接続線の一例)によって接続されている。

0040

コンデンサC1が接点N1とCI検出回路22とをつなぐ通電経路16A上に設けられている。ダイオード17が、通電経路16Aと16Bとの間に設けられている。

0041

図3は、コンデンサC1とダイオード17と、CI検出回路22と、ASIC41との関係を詳細に示している。図4(A)は、交換機59が出力する、回線接続端子11A、11Bの各端子間にかかる回線電圧V1に、変動成分を重畳させた信号である呼出信号を示している。その呼出信号の周波数は15〜20Hzである。図4(B)は、CI検出回路22が呼出信号を受信し、CI検出回路22がASIC41の端子INPUTに出力する信号Sig2を示している。CI検出回路22は、フォトカプラ22Aを有している。フォトカプラ22Aのフォトトランジスタオフの場合、CI検出回路22が出力するASIC41への出力である信号Sig2は、HIGH信号となる。

0042

MFP1はファクシミリ受信する際、交換機59が出力する、図4(A)に示すような回線電圧V1に変動成分を重畳させた信号である呼出信号を、CI検出回路22を用いて検出する。交換機59は、呼出信号における通信の規格として定められた所定の間隔(1’st Ring)の間、回線電圧V1に変動成分を重畳させた信号を出力し、その後、通信の規格で定められた所定の間隔(OFFTIME)の間、回線電圧V1のままとし、再び、所定の間隔(2nd Ring)の間、回線電圧V1に変動成分を重畳させた信号を出力する。

0043

コンデンサC1は、回線電圧V1に変動成分を重畳させた信号である呼出信号から、変動成分を抽出する。図3に示すように、フォトカプラ22Aのダイオードと、ダイオード17とは互いに向きが逆となっている。変動成分のうち、負方向の変動成分はダイオード17によって遮断され、正方向の変動成分は、フォトカプラ22Aを通過し、フォトカプラ22Aのフォトトランジスタがオンとなる。そして、フォトカプラ22Aのフォトトランジスタがオンとなることで、3.3Vの電源から抵抗22Dに電流が流れ、信号Sig2は、LOW信号となる。

0044

図4(B)は、CI検出回路22が、呼出信号(図4(A))を受信し、ASIC41へ出力する信号Sig2を示している。信号Sig2は、呼出信号がCI検出回路22によって2値変換されたものである。

0045

ASIC41は、端子INPUTに入力される信号Sig2が示すHIGH信号とLOW信号とから求まる、立下りから次の立下りまでの間隔である周期を検出する。その際、ASIC41は、CI検出設定として、通常CI検出設定用の設定がなされており、ASIC41は、検出した周期が予め通信の規格として定められた呼出信号の周期T1(第1周期の一例、例えば50ms、呼出信号の周波数は15〜20Hzの逆数)を検出可能となっている。

0046

ASIC41は、周期T1を検出した際に、交換機59から呼出信号が送出したもの、すなわち、CI検出回路22が呼出信号を受信したものと判別する。すると、ASIC41は、CMLリレー13を開放された状態から閉結した状態にすることで、通電経路12A、トランス14、通電経路12Bに至る通電経路に電流が流れ、交換機59と信号送受信部31とで信号のやり取りを行うことができる。結果として、MFP1は、相手先のファクシミリ装置からのファクシミリデータを交換機59を経由して受信することができる。

0047

(4)DP送出回路21
次に、DP送出回路21(ダイヤルパルス送出部の一例)について説明する。DP送出回路21が接続(メーク)と、遮断(ブレーク)とを行うことで、DP送出回路21は、交換機59へダイヤルパルスを送出する。ダイヤルパルスは、一般的に遮断(ブレーク)の数が数字を示し、接続(メーク)の間隔等が通信の規格で予め定められている。交換機59は、DP送出回路21からのダイヤルパルスの遮断(ブレーク)の数によって、MFP1がどの相手先のファクシミリ装置と信号のやり取りを行うかを判別する。

0048

図2に示すように、回線接続端子11AとCMLリレー13との間の接点N3(第3接点の一例)、回線接続端子11Bとトランス14の一次側との間の接点N4(第4接点の一例)がある。DP送出回路21は、その接点N3と接点N4とから、一対の通電経路15(15A、15B:第2接続線の一例)を介して設けられている。

0049

図5は、DP送出回路21の構成例を示す図である。DP送出回路21は、ダイオードブリッジ61、ダイオード62及びフォトカプラ63を有する。ダイオードブリッジ61は、4つのダイオードを接続した周知の整流回路であり、2つのダイオードのカソード同士接続点61Aと、2つのダイオードのアノード同士の接続点61Bとの間に、ダイオード62及びフォトカプラ63が並列に接続されている。また、ダイオードブリッジ61は、2つのダイオードのアノードとカソードとの接続点61Cが通電経路12Aに接続され、2つのダイオードのアノードとカソードとの接続点61Dが通電経路12Bに接続されている。

0050

ASIC41が、端子OUTPUTから信号Sig1によるオン指令を出力して、フォトカプラ63にオン動作させると、回線接続端子11A、DP送出回路21が有するダイオードブリッジ61、回線接続端子11Bを通る経路の閉回路が形成される。一方、ASIC41が、信号Sig1によるオフ指令を出力して、フォトカプラ63にオフ動作させると、回線接続端子11A、DP送出回路21が有するダイオードブリッジ61、回線接続端子11Bを通る経路が遮断される。

0051

上述したように、DP送出回路21が接続(メーク)と、遮断(ブレーク)とを行うことで、交換機59へ出力される信号がダイヤルパルスである。接続(メーク)とは、回線接続端子11A、DP送出回路21が有するダイオードブリッジ61、回線接続端子11Bを通る経路の閉回路が形成されること、遮断(ブレーク)とは、その経路が遮断されることを意味する。DP送出回路21の接続(メーク)時には、形成される閉回路によって電圧降下が生じ、回線接続端子11A、11Bの各端子間には、電圧V2が印加される。DP送出回路21の遮断(ブレーク)時には、回線電圧V1が印加される。図6(A)には、そのダイヤルパルスの一例が示されている。交換機59は、図6(A)に示されているような回線電圧V1と電圧V2の変化を信号として捉えることで、相手先のファクシミリ装置と接続する。

0052

予め通信の規格として、接続(メーク)と遮断(ブレーク)とを合わせた時間(ダイヤルパルスの閉結と開放の周期の一例)のうち接続(メーク)の占める割合、遮断(ブレーク)の占める割合や、接続(メーク)と遮断(ブレーク)とからなるパルス列を識別するために設けられた休止時間(IDP)が定められている。そして、ASIC41は、接続(メーク)の占める割合や遮断(ブレーク)の数に応じて信号Sig1によるオン指令を出力することで、交換機59は、回線電圧V1と電圧V2の変化を信号として捉える。

0053

図6(B)には、CI検出回路22が、ダイヤルパルスである電圧の変化(図6(A))を受けて、ASIC41へ出力する信号Sig2を示している。上述したように、ASIC41は、端子INPUTに入力される信号Sig2が示すHIGH信号とLOW信号とから求まる、立下りから次の立下りまでの間隔である周期を検出する。しかし、呼出信号の周期T1とダイヤルパルスによる周期Td(例えば、100ms)とは、通信の規格上異なるように定められているため、ASIC41は、DP送出回路21によるダイヤルパルスの送出時に、呼出信号が検出したと誤検出することはない。

0054

以上、図2から図6を用いて、FAX通信部30の詳細な構成、FAX通信部30とASIC41との関係、一般的な役割等について説明を行った。

0055

<3.状態遷移>
MFP1では、図7に示されるように、回線接続端子11への電話回線60の接続の有無、画像形成部53に対する画像形成の実行命令の有無、画像読取部54に対する画像読取の実行命令の有無、操作部55の操作の有無等に応じて、電力消費状態遷移する。

0056

電源オフの状態から操作部55が有する電源キーがユーザによって押操作(オン)されると、MFP1の電力消費状態が待機状態となる。待機状態(通常モードの一例)では、電源部34から画像形成部53、画像読取部54、操作部55、FAX通信部30、LANインターフェイス部32、USBインターフェイス部33に動作電力が供給される。待機状態は、操作部55のキー操作による画像形成又は画像読取の実行命令待ち、FAX通信部30の呼出信号の受信待ち、FAX通信部30によるダイヤルパルス送出待ち、LANインターフェイス部32を介する画像形成に係るデータの受信待ちの状態である。

0057

操作部55のキー操作による画像形成又は画像読取の実行命令、又は、FAX通信部30が呼出信号を受信すると、実行状態移行する。そして、実行命令に対応した画像形成部53、画像読取部54、FAX通信部30による処理の実行によって、画像形成部53を用いて用紙に画像を形成したり、画像読取部54を用いて原稿を読み取ったり、FAX通信部30によって画像を受信(又は、送信)の実行動作を行う。その実行動作の実行終了後、待機状態に移行する。

0058

待機状態中において、後述する回線接続判別処理(図9図11参照)、LANインターフェイス部32にLANケーブルが挿入されているかの判別、USBインターフェイス部33にUSBメモリが挿入されているかの判別といった各種判別処理を、ASIC41が所定のタイミングで実行する。

0059

そして、ASIC41は、後述する回線接続判別処理(図9図11参照)によって回線接続端子11に電話回線60が接続されていれば、RAM52に回線接続フラグをオンとして記憶させ、回線接続端子11に電話回線60が接続されていなければ、RAM52に回線接続フラグをオフとして記憶させる。同様に、LANインターフェイス部32、USBインターフェイス部33についても、挿入の有無に応じてフラグがRAM52に記憶される。

0060

待機状態において、FAX通信部30による呼出信号の受信、又は、画像形成の実行命令等がなく、所定時間経過すると、オフモード状態(第1省電力モードの一例)、又は、スリープ状態(第2省電力モードの一例)のいずれかに移行する。オフモード状態は、FAX通信部30、LANインターフェイス部32、USBインターフェイス部33、画像形成部53、画像読取部54への電源部34からの電力供給をオフさせ、ASIC41が操作部55のキー操作を検出できる程度に省電力となっている状態である。また、スリープ状態は、FAX通信部30、LANインターフェイス部32、USBインターフェイス部33への電源部34からの電力供給をオンさせた状態で、画像形成部53、画像読取部54への電源部34からの電力供給をオフさせた状態である。

0061

これらの各状態は、ASIC41からの電源部34への指示によって各状態から各状態へ移行可能となっている。

0062

図8は、待機状態において、FAX通信部30の呼出信号の受信、又は、画像形成の実行命令等がなく、所定時間経過時に、ASIC41が有するCPU40によって実行される移行判断処理である。

0063

CPU40は、RAM52にUSBインターフェイス使用フラグがオフとして記憶されているかどうかを判別する(S21)。USBインターフェイス使用フラグがオンであれば(S21:NO)、S27に進み、CPU40は、電源部34にスリープ状態に移行するように指示する(S27)。

0064

USBインターフェイス使用フラグがオフであれば(S21:YES)、次に、CPU40は、RAM52に有線LANフラグがオフとして記憶されているかどうかを判別する(S22)。なお、有線LANフラグは、LANインターフェイス部32にLANケーブルが挿入されていればオンとなる。有線LANフラグがオンであれば(S22:NO)、S27に進む。

0065

有線LANフラグがオフであれば(S22:YES)、次に、CPU40は、RAM52に回線接続フラグがオフとして記憶されているかどうかを判別する(S23)。回線接続フラグがオンであれば(S23:NO)、CPU40は、電源部34にスリープ状態に移行するように指示する(S27)。回線接続フラグがオフであれば(S23:YES)、CPU40は、電源部34にオフモード状態に移行するように指示する(S25)。なお、S27及びS25の処理が、電力供給指示処理、モード設定処理の一例である。

0066

スリープ状態は、FAX通信部30、LANインターフェイス部32、USBインターフェイス部33への電源部34からの電力供給をオンさせた状態で、画像形成部53、画像読取部54への電源部34からの電力供給をオフさせた状態であるため、
待機状態よりも消費電力が低い。スリープ状態において、FAX通信部30の呼出信号の受信、画像形成若しくは画像読取の実行命令又は画像形成に係るデータの受信があると、電力消費状態がスリープ状態から待機状態に戻り、画像形成部53及び画像読取部54への電源部34からの電力供給がオンされる。そして、待機状態から画像形成又は画像読取の実行状態に移行する。

0067

オフモード状態は、FAX通信部30、LANインターフェイス部32、USBインターフェイス部33、画像形成部53、画像読取部54への電源部34からの電力供給をオフさせ、ASIC41が操作部55のキー操作を検出できる程度に省電力となっている状態であるため、スリープ状態よりも消費電力が更に低く、消費電力が最も低い状態である。

0068

オフモード状態において、電源キーが押操作(オン)されることをASIC41が検出すると、電力消費状態がオフモード状態から待機状態に移行するようにASIC41が電源部34に指示する。

0069

<4.回線接続判別処理〜第1実施例>
次に、CPU40が実行する回線接続判別処理について、第1実施例として図9図10を用いて説明する。

0070

まず、CPU40は回線イベントが入力されているか否かを判断する(S1)。回線イベントとは、CI検出回路22に呼出信号が受信された場合、DP送出回路21の駆動時、CMLリレー13が閉結している状態で相手先のファクシミリ装置と信号のやり取りを行っている場合である。

0071

回線接続判別処理は、待機状態中の所定のタイミングで実行されるが、回線イベントが実行されている間(S1:YES)は、回線イベントが終了するまで待機する。

0072

回線イベントが実行されていなければ(S1:NO)、CPU40は、ASIC41のCI検出設定を、通常CI検出設定用の設定から回線接続判別用の設定に変更する(S3)。ASIC41は、CI検出設定として、回線接続判別用の設定がなされており、ASIC41は、周期の周期T2(第2周期の一例)を検出可能となっている。

0073

次に、オンの長さとオフの長さはそれぞれ1対1の関係の元で、周期T2(例えば、20ms(50Hz))で、所定時間(例えば、200ms)の間、CMLリレー13の閉結と開放とを繰り返すように、CPU40は、ASIC41からCMLリレー13に指示する(S5:第1擬似開閉処理の一例)。

0074

図10(A)は、上述したS5におけるASIC41によるCMLリレー13に閉結と開放によって回線接続端子11の各端子間に印加される電圧値の変動を示している。

0075

CMLリレー13の閉結と開放とを合わせた間隔である周期T2は、呼出信号の周期
T1(50ms)及びダイヤルパルスによる周期Td(100ms)より短周期となっている。CMLリレー13の閉結と開放は、少なくとも2回以上行うように、ASIC41はCMLリレー13に指示する。

0076

図10(B)は、CI検出回路22がASIC41へ出力する、図10(A)の回線接続端子11の各端子間の電圧変動を示す信号Sig2を示している。ASIC41は、図10(A)のような回線接続端子11の各端子間に印加される電圧値の変動を受けて、ASIC41へ図10(B)に示された信号Sig2を出力する。

0077

すると、CPU40は端子INPUTに入力された信号Sig2の周期が周期T2であるか否かを判別する(S7)。そして、CPU40は信号Sig2の周期が周期T2であれば、RAM52に回線接続フラグをオンとして記憶させる(S9)。なお、信号Sig2の周期が周期T2というのを2回以上検出した際に、CPU40は信号Sig2の周期が周期T2であるものとする。CPU40は信号Sig2の周期が周期T2でなければ、RAM52に回線接続フラグをオフとして記憶させる(S11)。なお、S7、S9、S11の各処理が第1電話回線接続検出記憶処理の一例である。

0078

回線接続端子11に電話回線60が接続されていれば、交換機59から回線接続端子11の各端子間に回線電圧V1が印加されるので、CMLリレー13に閉結と開放とを繰り返すことによって、回線接続端子11の各端子間に印加される電圧値が電圧V2から回線電圧V1、回線電圧V1から電圧V2へと変動する。その周期をASIC41が検出することによって、CPU40は、回線接続端子11に電話回線60が接続されていると判別することができる。

0079

他方、回線接続端子11に電話回線60が接続されていなければ、交換機59から回線接続端子11の各端子間に回線電圧V1が印加されない。故に、CMLリレー13に閉結と開放とを繰り返したとしても、回線接続端子11の各端子間に印加される電圧値の変動による周期を、ASIC41が検出することができない。故に、CPU40は、回線接続端子11に電話回線60が接続されていないと判別することができる。

0080

そして、CPU40は、ASIC41のCI検出設定を、回線接続判別用の設定から通常CI検出設定用の設定に変更する(S13)。そして、回線接続判別処理が終了する。

0081

<5.第1実施形態特有の効果>
(1)MFP1は、回線接続端子11とCMLリレー13と信号送受信部31とCI検出回路22とを有している。一方、CMLリレー13が開放時に、回線接続端子11に電話回線60が接続されていると、回線接続端子11の各端子間には、回線電圧V1が印加される。

0082

交換機59は、回線電圧V1に変動成分を重畳して呼出信号を送出する。CMLリレー13が開放された状態で、CI検出回路22は、呼出信号を検出し、検出した呼出信号をHigh信号Low信号に2値化し、ASIC41の端子INPUTに信号Sig2を出力する。ASIC41は、入力された信号Sig2が周期T1であれば、交換機59からの呼出信号の入力があったとして、CMLリレー13を閉結させる。すると、信号送受信部31は、交換機59と電話回線60を介して信号のやり取りを行う。

0083

他方、CMLリレー13が閉結時に、回線接続端子11に電話回線60が接続されていると、交換機59と信号送受信部31との間に閉回路が構成され、回線接続端子11の各端子間には、回線電圧V1から閉回路によって一定の電圧降下した値である電圧V2が印加される。

0084

故に、回線接続端子11に電話回線60が接続されている場合は、CMLリレー13の閉結と開放とを繰り返すと、回線接続端子11の各端子間には、電圧降下した電圧V2と回線電圧V1とが交互に生じる。

0085

CI検出回路22は、交互に生じた電圧変動を2値化し、ASIC41に、CMLリレー13の閉結と開放の周期T2に応じた2値化された信号を送出する。回線接続端子11に電話回線60が接続されていない場合は、CMLリレー13の閉結と開放とを繰り返しても、ASIC41には、2値化された信号(High信号、Low信号)が入力されない。

0086

故に、CMLリレー13の閉結と開放とを周期T2で繰り返したときに、CMLリレー13の閉結と開放のタイミングと同じ周期T2の信号がASIC41に入力されない場合は、ASIC41(CPU40)は、回線接続端子11に電話回線60が接続されていないとすることができる。又、CMLリレー13の閉結と開放とを周期T2で繰り返したときに、CMLリレー13の閉結と開放のタイミングと同じ周期T2の信号がASIC41に入力される場合は、ASIC41(CPU40)は、回線接続端子11に電話回線60が接続されているとすることができる。

0087

予め定められている呼出信号の周期T1と回線接続判別処理の周期T2(図9:S5参照)とが同じであると、仮に、回線接続判別処理中に、呼出信号が交換機59から送出されたときにASIC41は、呼出信号なのか電話回線60の接続なのか見分けがつかない。

0088

また、周期T2が周期T1よりも長いと、回線接続端子に電話回線60が接続されているのか否かの見極めるのに時間がかかる。故に、予め定められている呼出信号の周期T1と回線接続判別処理の周期T2とは、それぞれ異なり、周期T2は周期T1より短周期に設定されていることで、ASIC41(CPU40)は、回線接続端子11に電話回線60が接続されているか否かをすばやく検出することが可能となる。

0089

(2)MFP1は、更に、信号送受信部31に電力を供給する電源部34を備える。ASIC41は、にRAM52に、回線接続フラグ、有線LANフラグ、USBインターフェイス使用フラグが全てオフと記憶されている場合に、電源部34に対して信号送受信部への電力供給を停止する指示を行う。回線接続フラグ、有線LANフラグ、USBインターフェイス使用フラグのいずれかがオンであれば、電源部34に対して
信号送受信部31への電力供給を維持させている。

0090

第1実施形態では、回線接続フラグ、有線LANフラグ、USBインターフェイス使用フラグが全てオフと記憶されている場合に、電源部34に対して信号送受信部31への電力供給を停止する指示を行うものであるが、少なくとも回線接続フラグがオフとRAM52に記憶されているのであれば、電源部34に対して信号送受信部31への電力供給を停止させてもよい。

0091

回線接続フラグがオフとしてRAM52に記憶されている、すなわち、回線接続端子11に電話回線60が接続されていないため、電源部34による信号送受信部31への電力の供給不要である。故に、ASIC41が電源部34に対して信号送受信部31への電力供給を停止する指示を行うことで、省電力を図ることができる。

0092

(3)MFP1は、更に、信号送受信部31が送受信する画像データである信号に基づいてシートに画像形成するする画像形成部53、原稿の画像を読み取る画像読取部54を備え、電源部34は、画像形成部53、画像読取部54にそれぞれ電力を供給可能である。電源部34に対して信号送受信部31及び画像形成部53、画像読取部54に電力を供給するように指示する待機状態がある。電源部34に対して信号送受信部31及び画像形成部53、画像読取部54に電力の供給を停止するように指示するオフモード状態がある。電源部34に対して信号送受信部31への電力の供給を指示し画像形成部53、画像読取部54への電力の供給を停止するように指示するスリープモードと、がある。そして、ASIC41は、各モードを選択的に設定することができる。

0093

(4)また、図9に示す回線接続判別処理とは、待機状態の所定のタイミングで実行する構成であって、いつCI検出回路22が呼出信号を受信するかもしれない。故に、回線接続判別処理はできるだけ短く済ませる必要がある。そこで、周期T2は周期T1より短周期に設定されていることで、ASIC41(CPU40)は、回線接続端子11に電話回線60が接続されているか否かをすばやく検出することが可能となる。

0094

(5)図10に示すように、CMLリレー13の閉結と開放は、少なくとも2回以上行うように、ASIC41はCMLリレー13に指示している。1回だけでは、電圧変動のチャタリングによって偶発的に周期T2を検出した場合が考えられる。そこで、CMLリレー13の閉結と開放は、少なくとも2回以上行い、ASIC41(CPU40)は、周期T2を2回以上検出した際に、回線接続端子11に電話回線60が接続されていると判別することで精度良く、回線接続端子11に電話回線60が接続されているか否かを判別することができる。CMLリレー13の閉結と開放を少なくとも2回以上行う際に要する時間は、MFP1が回線接続端子11に電話回線60が接続されているのか否かを判別する際に交換機59からの発信音を受信する時間より、短いため、回線接続端子11に電話回線60が接続されているかをすばやく検出することができる。

0095

<5.回線接続判別処理〜第2実施例>
次に、CPU40が実行する回線接続判別処理について、第2実施例として図11を用いて説明する。第1実施例においては、CMLリレー13の閉結と開放によって、回線接続端子11に電話回線60が接続されているか否かを判別する構成を説明した。第2実施例においては、DP送出回路21の閉結と開放によって、回線接続端子11に電話回線60が接続されているか否かを判別する構成である。

0096

なお、図9図11において、重複部分については、説明を省略する。CPU40は、図11のS35(第2擬似開閉処理の一例)において、CMLリレー13を開放させた状態で、Sig1に対して、所定時間(200ms)に周期T3(第3周期の一例)の開放と閉結を指示する。すると、DP送出回路21が周期T3の開放と閉結に基づいて開放と閉結を行う。なお、周期T3は、一例として周期T2と同じ20msでも、異なっていてもよい。

0097

すると、CPU40は端子INPUTに入力された信号Sig2の周期が周期T3であるか否かを判別する(S37)。そして、CPU40は信号Sig2の周期が周期T3であれば、RAM52に回線接続フラグをオンとして記憶させる(S9)。なお、信号Sig2の周期が周期T3というのを3回以上検出した際に、CPU40は信号Sig2の周期が周期T3であるものとする。CPU40は信号Sig2の周期が周期T3でなければ、RAM52に回線接続フラグをオフとして記憶させる(S11)。なお、図11のS37、S9、S11の各処理が第2電話回線接続検出記憶処理の一例である。

0098

<6.他の実施形態>
第1実施例のCMLリレー13の閉結と開放の替わりにDP送出回路21を用いて、CMLリレー13を開放した状態で、DP送出回路21を閉結、又は、開放することで、図9の回線接続判別処理の替わりに、図11の回線接続判別処理を用いても同様な効果を得ることができる。

0099

周期T3は、通信規格として定められているダイヤルパルスの閉結と開放の周期Tdより短周期である。故に、交換機59がMFP1からダイヤルパルスが送信されたと誤認識しない。そして、ASIC41は、図11の回線接続判別処理によって回線接続端子11に電話回線60が接続されているか否かをすばやく検出することが可能となる。

0100

尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。

0101

信号送受信部31は、モデム23を有するファクシミリ送受信を行うものであるが、電話による音声信号を送受信するものであってもよい。信号送受信部31は、モデム23とトランス14とからなる構成にて説明したが、モデム23とトランス14との間に2線—4線変換回路といった各種部品があってもよい。

0102

実施形態では、CPU40を備える場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。複数のCPUを備えてもよい。

0103

1MFP1
11回線接続端子
14トランス
21DP送出回路
22CI検出回路
23モデム
40 CPU
41ASIC
60 電話回線

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