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図面 (4)

課題

熱変形により相対変位を生じる複数の取付部に対し分割構造を採用しないで取り付けることが可能なヒートインシュレータを提供する。

解決手段

タービン出口配管部2(発熱機器)等に対し複数のボルトボス3,4,5(取付部)を介し取り付けられて周辺機器類への輻射熱遮蔽するヒートインシュレータ1に関し、前記各ボルトボス3,4,5の相互間に前記出口配管部2側の熱変形により生じる相対変位を吸収し得るよう前記各ボルトボス3,4,5の相互間を横断する段差部9,10,11を曲げ形成する。

概要

背景

従来より自動車等のエンジンにおいては、該エンジンの吸気効率を向上させるためにターボチャージャを搭載したものがあり、この種のターボチャージャでは、エンジンから排出される排気ガスエネルギー運動エネルギー及び熱エネルギー)を利用してタービン回転駆動し、その回転力遠心式コンプレッサを駆動することにより吸気の圧力を上げてエンジンに送り込むようになっている。

ここで、前記ターボチャージャのタービンには、エンジンから排出された直後の高温の排気ガスが導かれ、エンジンの稼働中にタービンが高い温度に昇温することになるため、ターボチャージャの近傍に樹脂製の配管吸気管等)やケーブル類等といった熱に弱い機器類レイアウトされている場合には、これらの機器類に輻射熱による熱害が及ばないようにするため、ターボチャージャのタービン側ヒートインシュレータで覆う措置が取られている。

この種のヒートインシュレータは、タービン等の発熱機器に対し複数の取付部を介して取り付けられるが、該各取付部の相互間で熱変形に伴い顕著な相対変位が生じる場合には、前記各取付部の相互間でヒートインシュレータを複数のパーツに分割し、その分割された各パーツ同士を位相をずらして重複させ、必要範囲を被覆して遮熱しながらも、熱変形による相対変位を吸収できるようにしてある。

尚、斯かるヒートインシュレータに関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。

概要

熱変形により相対変位を生じる複数の取付部に対し分割構造を採用しないで取り付けることが可能なヒートインシュレータを提供する。タービンの出口配管部2(発熱機器)等に対し複数のボルトボス3,4,5(取付部)を介し取り付けられて周辺機器類への輻射熱を遮蔽するヒートインシュレータ1に関し、前記各ボルトボス3,4,5の相互間に前記出口配管部2側の熱変形により生じる相対変位を吸収し得るよう前記各ボルトボス3,4,5の相互間を横断する段差部9,10,11を曲げ形成する。

目的

本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、熱変形により相対変位を生じる複数の取付部に対し分割構造を採用しないで取り付けることが可能なヒートインシュレータを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

発熱機器に対し複数の取付部を介し取り付けられて周辺機器類への輻射熱遮蔽するヒートインシュレータであって、前記各取付部の相互間に前記発熱機器側の熱変形により生じる相対変位を吸収し得るよう前記各取付部の相互間を横断する段差部を曲げ形成したことを特徴とするヒートインシュレータ。

請求項2

各取付部の相互間に互いに逆向きに曲折する一対の段差部を並設してハット形断面を成すように形成したことを特徴とする請求項1に記載のヒートインシュレータ。

請求項3

各取付部に挟まれない箇所にも段差部を追加したことを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートインシュレータ。

技術分野

0001

本発明は、発熱機器からの輻射熱遮蔽して周辺機器類を熱害から保護するためのヒートインシュレータに関するものである。

背景技術

0002

従来より自動車等のエンジンにおいては、該エンジンの吸気効率を向上させるためにターボチャージャを搭載したものがあり、この種のターボチャージャでは、エンジンから排出される排気ガスエネルギー運動エネルギー及び熱エネルギー)を利用してタービン回転駆動し、その回転力遠心式コンプレッサを駆動することにより吸気の圧力を上げてエンジンに送り込むようになっている。

0003

ここで、前記ターボチャージャのタービンには、エンジンから排出された直後の高温の排気ガスが導かれ、エンジンの稼働中にタービンが高い温度に昇温することになるため、ターボチャージャの近傍に樹脂製の配管吸気管等)やケーブル類等といった熱に弱い機器類レイアウトされている場合には、これらの機器類に輻射熱による熱害が及ばないようにするため、ターボチャージャのタービン側をヒートインシュレータで覆う措置が取られている。

0004

この種のヒートインシュレータは、タービン等の発熱機器に対し複数の取付部を介して取り付けられるが、該各取付部の相互間で熱変形に伴い顕著な相対変位が生じる場合には、前記各取付部の相互間でヒートインシュレータを複数のパーツに分割し、その分割された各パーツ同士を位相をずらして重複させ、必要範囲を被覆して遮熱しながらも、熱変形による相対変位を吸収できるようにしてある。

0005

尚、斯かるヒートインシュレータに関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。

先行技術

0006

特開2013−50068号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、ヒートインシュレータの各パーツの相互間を重複させるにあたっては、その重複部分に異音や摩耗が起こらないよう位相をずらして所要の隙間を確保する必要があり、走行直後のエンジン停止時にヒートインシュレータの各パーツの重複部分の隙間から立ち昇った高温の熱気が周辺機器類に及んで該周辺機器類に対し熱害を与えてしまう虞れがあった。

0008

本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、熱変形により相対変位を生じる複数の取付部に対し分割構造を採用しないで取り付けることが可能なヒートインシュレータを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明は、発熱機器に対し複数の取付部を介し取り付けられて周辺機器類への輻射熱を遮蔽するヒートインシュレータであって、前記各取付部の相互間に前記発熱機器側の熱変形により生じる相対変位を吸収し得るよう前記各取付部の相互間を横断する段差部を曲げ形成したことを特徴とするものである。

0010

而して、このようにすれば、各取付部の相互間に発熱機器側の熱変形により相対変位が生じても、各取付部の相互間を横断している段差部の折れ曲がり部分が弾性変形することで前記相変位が吸収されるので、前記各取付部の相互間でヒートインシュレータを複数のパーツに分割しなくても、一枚のヒートインシュレータで発熱機器の広範囲網羅して周辺機器類への輻射熱を遮蔽することが可能となる。

0011

しかも、前記各取付部の相互間でヒートインシュレータを複数のパーツに分割しないことにより、これまでよりも一枚当たりのヒートインシュレータが大型化し易くなるが、前記段差部が補強用ビードのように機能することで剛性が保たれ、ヒートインシュレータの大型化に伴う剛性不足を防ぐことが可能となる。

0012

また、本発明においては、各取付部の相互間に互いに逆向きに曲折する一対の段差部を並設してハット形断面を成すように形成することが好ましく、このようにすれば、特に熱変形による相対変位が大きい場合に有効であり、更なる剛性の向上を図ることも可能となる。

0013

更に、本発明においては、各取付部に挟まれない箇所にも段差部を追加することが可能であり、このようにすれば、前記段差部を補強用ビードのように機能させることによって、各取付部に挟まれない箇所における剛性も高めることが可能となり、取付部から片持ちで長く延ばしても撓み等を未然に回避することが可能となる。

発明の効果

0014

上記した本発明のヒートインシュレータによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。

0015

(I)熱変形により相対変位を生じる複数の取付部に対し分割構造を採用しないで取り付けることができるので、前記各取付部の相互間に熱気を漏れ出させてしまうような隙間が形成されなくなって、該隙間からの熱気の漏出による周辺機器類への熱害を未然に防止することができる。

0016

(II)各取付部の相互間に互いに逆向きに曲折する一対の段差部を並設してハット形断面を成すように形成すれば、特に熱変形による相対変位が大きい場合に、該相対変位を一対の段差部により効果的に吸収することができると共に、更なる剛性の向上を図ることもできる。

0017

(III)各取付部に挟まれない箇所にも段差部を追加すれば、該段差部を補強用ビードのように機能させることによって、各取付部に挟まれない箇所における剛性も高めることができ、取付部から片持ちで長く延ばしても撓み等を未然に回避することができる。

図面の簡単な説明

0018

本発明を実施する形態の一例を斜め上方から見た斜視図である。
図1のヒートインシュレータを更に上方から見た斜視図である。
図2のヒートインシュレータを図2より低い視点から見た斜視図である。

実施例

0019

以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。

0020

図1図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、ここに図示しているヒートインシュレータ1の例では、自動車のエンジンに搭載されたターボチャージャのタービンの出口配管部2を発熱機器として覆うようにしており、この出口配管部2には、前記ヒートインシュレータ1の取付部としてボルトボス3,4,5が突設され、該各ボルトボス3,4,5に対し前記ヒートインシュレータ1をボルト6,7,8で締結し得るようにしてある。

0021

ここで、前記タービンの出口配管部2の如き熱負荷が大きい部位では、エンジンが停止している冷間時と、エンジンが高速・高負荷運転されて高温の排気ガスが内部を流れている熱間時とで大きな熱変形が起こり、各ボルトボス3,4,5の相互間に相対変位が生じることになるが、本形態例においては、各ボルトボス3,4,5の相互間でヒートインシュレータ1を複数のパーツに分割する構造を採用せずに、一枚のヒートインシュレータ1で各ボルトボス3,4,5に亘って広範囲を網羅して周辺機器類への輻射熱を遮蔽し得るようにしてある。

0022

即ち、前記各ボルトボス3,4,5の相互間に前記出口配管部2側の熱変形により生じる相対変位を吸収し得るよう前記各ボルトボス3,4,5の相互間を横断する段差部9,10,11を曲げ形成しており、特に相対変位の大きなボルトボス4,5の相互間については、互いに逆向きに曲折する一対の段差部10,11を並設してハット形断面を成すように形成している。

0023

また、ここに図示している例では、各ボルトボス3,4,5に挟まれない箇所にも段差部12を追加するようにしており、より具体的には、ヒートインシュレータ1の片側の端にあるボルトボス5より外側の部位にも段差部12を形成するようにしている。

0024

尚、図2中における符号の13は、タービンの出口配管部2からの輻射熱をヒートインシュレータ1により遮蔽するべき周辺機器類の一例として示した樹脂製の吸気管を示しているが、このような樹脂製の吸気管13以外の各種配管やケーブル類等といった熱に弱い機器類を保護対象として良いことは勿論である。

0025

而して、このようにすれば、各ボルトボス3,4,5の相互間に出口配管部2側の熱変形により相対変位が生じても、各ボルトボス3,4,5の相互間を横断している段差部9,10,11の折れ曲がり部分が弾性変形することで前記相対変位が吸収されるので、前記各ボルトボス3,4,5の相互間でヒートインシュレータ1を複数のパーツに分割しなくても、一枚のヒートインシュレータ1で発熱機器の広範囲を網羅して周辺機器類への輻射熱を遮蔽することが可能となる。

0026

しかも、前記各ボルトボス3,4,5の相互間でヒートインシュレータ1を複数のパーツに分割しないことにより、これまでよりも一枚当たりのヒートインシュレータ1が大型化し易くなるが、前記段差部9,10,11が補強用ビードのように機能することで剛性が保たれ、ヒートインシュレータ1の大型化に伴う剛性不足を防ぐことが可能となる。

0027

従って、上記形態例によれば、熱変形により相対変位を生じる複数のボルトボス3,4,5に対し分割構造を採用しないで取り付けることができるので、前記各ボルトボス3,4,5の相互間に熱気を漏れ出させてしまうような隙間が形成されなくなって、該隙間からの熱気の漏出による吸気管13等への熱害を未然に防止することができる。

0028

また、本形態例にあっては、特に相対変位の大きなボルトボス4,5の相互間について、互いに逆向きに曲折する一対の段差部10,11を並設してハット形断面を成すように形成しているので、前記ボルトボス4,5間の相対変位を一対の段差部10,11により効果的に吸収することができると共に、更なる剛性の向上を図ることもできる。

0029

更に、各ボルトボス3,4,5に挟まれない箇所にも段差部12を追加しているので、該段差部12を補強用ビードのように機能させることによって、各ボルトボス3,4,5に挟まれない箇所における剛性も高めることができ、ボルトボス5から片持ちで長く延ばしても撓み等を未然に回避することができる。

0030

尚、本発明のヒートインシュレータは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、発熱機器はターボチャージャの出口配管部以外のものを対象としても良く、例えば、タービン自体EGR配管排気管排気マニホールド等を対象としても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。

0031

1ヒートインシュレータ
2出口配管部(発熱機器)
3ボルトボス(取付部)
4 ボルトボス(取付部)
5 ボルトボス(取付部)
9段差部
10 段差部
11 段差部
12 段差部
13吸気管(周辺機器類)

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