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技術 踏桟カバー

出願人 ジー・オー・ピー株式会社
発明者 千田豊治
出願日 2015年10月8日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2015-200432
公開日 2017年4月13日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2017-071980
状態 特許登録済
技術分野 はしご
主要キーワード 支柱脚 ハシゴ 梯子枠 硬質塩化ビニール 作業箇所 ブラインドリベット 作業床 手摺支柱
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年4月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

踏桟昇降する作業者足場の安定性を向上させることができる踏桟カバーの提供を目的とする。

解決手段

本発明の踏桟カバー100は、踏桟13aに取り付けられる踏桟カバー100であって、踏桟13aの上面50の少なくとも一部を覆う上面部110と、上面部110から踏桟13aが配置される側の方向と反対方向に伸びる上面延長部121、及び、上面延長部121の下方に配置され踏桟13aが配置される側の方向へ伸びて上面延長部121と対向する折り返し部122、を有する突出部120と、を備えることを特徴とする。

概要

背景

従来から、踏桟に踏桟カバーが取り付けられた作業台が知られている。例えば、特許文献1の作業台は、一対の梯子枠天板と踏桟カバーとを備える。梯子枠は、上部に手摺支柱を延設した一対の支柱脚間に複数の踏桟が適宜間隔で取り付けられたものである。一対の支柱脚は、互いに対向し、上端が相互に回動自在に軸着する。天板は、支柱脚の上部位置で梯子枠間に折り畳み自在に架け渡されている。踏桟カバーは、コンクリートが付着しにくく、耐候性を有し、係止手段を介して踏桟に着脱自在に取り付けられている。

概要

踏桟を昇降する作業者足場の安定性を向上させることができる踏桟カバーの提供を目的とする。本発明の踏桟カバー100は、踏桟13aに取り付けられる踏桟カバー100であって、踏桟13aの上面50の少なくとも一部を覆う上面部110と、上面部110から踏桟13aが配置される側の方向と反対方向に伸びる上面延長部121、及び、上面延長部121の下方に配置され踏桟13aが配置される側の方向へ伸びて上面延長部121と対向する折り返し部122、を有する突出部120と、を備えることを特徴とする。

目的

本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、踏桟を昇降する作業者の足場の安定性を向上させることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

踏桟に取り付けられる踏桟カバーであって、前記踏桟の上面の少なくとも一部を覆う上面部と、前記上面部から前記踏桟が配置される側の方向と反対方向に伸びる上面延長部、及び、前記上面延長部の下方に配置され前記踏桟が配置される側の方向へ伸びて前記上面延長部と対向する折り返し部、を有する突出部と、を備えることを特徴とする踏桟カバー。

請求項2

踏桟に取り付けられる踏桟カバーであって、前記踏桟の側面の少なくとも一部を覆う側面部と、前記側面部の上端から前記踏桟が配置される側の方向と反対方向に伸びる突出部と、前記突出部に接続し、前記踏桟の上面の少なくとも一部を覆う上面部と、を備えることを特徴とする踏桟カバー。

請求項3

前記上面部、及び、前記突出部は、前記踏桟とは異なる色に着色されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の踏桟カバー。

請求項4

前記上面部の上面、及び、前記突出部の上面の少なくとも一方に配置され、樹脂で形成された滑り止め部をさらに備え、前記上面部、及び、前記突出部は、前記滑り止め部より硬い樹脂で形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の踏桟カバー。

請求項5

前記上面部の上面、及び、前記突出部の上面からなるカバー上面には段差があることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の踏桟カバー。

技術分野

0001

本発明は、作業台ハシゴ等の踏桟に取り付けられる踏桟カバーに関する。

背景技術

0002

従来から、踏桟に踏桟カバーが取り付けられた作業台が知られている。例えば、特許文献1の作業台は、一対の梯子枠天板と踏桟カバーとを備える。梯子枠は、上部に手摺支柱を延設した一対の支柱脚間に複数の踏桟が適宜間隔で取り付けられたものである。一対の支柱脚は、互いに対向し、上端が相互に回動自在に軸着する。天板は、支柱脚の上部位置で梯子枠間に折り畳み自在に架け渡されている。踏桟カバーは、コンクリートが付着しにくく、耐候性を有し、係止手段を介して踏桟に着脱自在に取り付けられている。

先行技術

0003

特開2004−68436号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記の作業台は、踏桟の幅が狭い場合に踏桟を昇降する作業者足場が不安定になるおそれがあった。

0005

本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、踏桟を昇降する作業者の足場の安定性を向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の踏桟カバーは、踏桟に取り付けられる踏桟カバーであって、前記踏桟の上面の少なくとも一部を覆う上面部と、前記上面部から前記踏桟が配置される側の方向と反対方向に伸びる上面延長部、及び、前記上面延長部の下方に配置され前記踏桟が配置される側の方向へ伸びて前記上面延長部と対向する折り返し部、を有する突出部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の踏桟カバーは、踏桟に取り付けられる踏桟カバーであって、前記踏桟の側面の少なくとも一部を覆う側面部と、前記側面部の上端から前記踏桟が配置される側の方向と反対方向に伸びる突出部と、前記突出部に接続し、前記踏桟の上面の少なくとも一部を覆う上面部と、を備えることを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、踏桟を昇降する作業者の足場の安定性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0008

第1実施形態の脚立式作業台の斜視図である。
第1実施形態の脚立式作業台の一部を拡大した斜視図である。
第1実施形態の踏桟カバーの斜視図である。
第1実施形態の踏桟及び踏桟カバーの断面図である。
第2実施形態の踏桟及び踏桟カバーの断面図である。
第3実施形態の踏桟及び踏桟カバーの断面図である。
第4実施形態の踏桟及び踏桟カバーの断面図である。
第5実施形態の踏桟及び踏桟カバーの断面図である。

実施例

0009

以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
<第1実施形態>
はじめに、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る脚立式作業台1について説明する。図1は本実施形態に係る脚立式作業台1の斜視図、図2は脚立式作業台1の一部(図1の一点鎖線部)を拡大した斜視図である。本願において前後の方向は、天板20に立つ作業者が作業時に主に向く方向を前とし、必要に応じて脚立式作業台1の前側をFr、後側をRrで示す。また、右側をR、左側をL、上側をUp、下側をDwで示す。
脚立式作業台1は、一対の主脚10(10a、10b)と、天板20と、天板20の上方の作業空間S1を包囲する枠部材としての第1の枠部材30及び第2の枠部材40と、踏桟カバー100とを備える。

0010

一対の主脚10は、上部が回動部11を介して回動自在に軸着され、下側に向かって外側に傾斜して、いわゆる脚立として機能する。
本実施形態では、一対の主脚10は、長尺な第1の主脚10aと、短尺な第2の主脚10bとからなる。第1の主脚10a及び第2の主脚10bは、それぞれ例えばアルミニウム合金製である。第1の主脚10aの左右一対支柱12の間に踏桟13aを適宜間隔で取り付けることで梯子状に形成される。同様に、第1の主脚10bの左右一対の支柱12の間に踏桟13bを適宜間隔で取り付けることで梯子状に形成される。第1の主脚10a及び第2の主脚10bにおいて、左右一対の支柱12は、下部では下方に向かって拡幅するように延びるが、上部では上下方向にまっすぐに延びる形状となっている。
第1の主脚10a及び第2の主脚10bは、第1の主脚10aの上端よりも下側と第2の主脚10bの上端とが回動部11を介して回転自在に軸着される。したがって、第1の主脚10aは回動部11よりも上方に延出する。脚立式作業台1を使用しないときには、回動部11を中心に第1の主脚10a及び第2の主脚10bが平行になるように折り畳まれる。

0011

天板20は、例えばアルミニウム合金製であって、略平板状に形成される。天板20は、一対の主脚10a、10bの高さ方向の途中位置、回動部11の下方であって、最も上部にある踏桟13の上方で、第1の主脚10aと第2の主脚10bとの間に架設され、作業者の作業床として機能する。したがって、天板20の上方が作業者の作業空間S1として形成される。天板20は、基端20aが第1の主脚10aに回動自在に軸着され、先端20b側が第2の主脚10bの踏桟13b上に載置されることで、水平状態が保持される。また、天板20は先端20bが第2の主脚10bよりも外方に突出するように設定されている。

0012

脚立式作業台1を使用するときは、第2の主脚10bを壁面等の作業箇所に向けるようにする。この場合に、天板20の先端20bが第2の主脚10bよりも外方に突出するようにしているので、天板20を壁面等の作業箇所に近接させて配置することができ、作業性の向上を図ることができる。また、作業者は第1の主脚10a側から昇降することになるので、第1の主脚10aは第2の主脚10bよりも踏桟13の間隔を狭く、踏桟13の数も多くしている。

0013

第1の枠部材30は、例えばアルミニウム合金製であって、略コ字状をなすように形成される。ここで、略コ字状とは、コ字状やU字状のように、平面視において、四方のうち三方が閉じ、一方だけが開放されている形状をいうものとする。
第1の枠部材30は、開放部側の端部がそれぞれ第1の主脚10aの支柱12の上端部にブラケット31を介して取り付けられ、先端30aが前方を向くように、天板20に対して平行或いはやや上向きに配置される。なお、第1の枠部材30は、天板20に対して寝かせるように配置されればよく、天板20に対してやや下向きに配置されてもよい。ここで、天板20に対して寝かせるように配置するとは、側面視において、第1の枠部材30が水平面に対して±45°未満の角度にあることを意味する。
第1の枠部材30は、幅(両端部間の距離)が第1の主脚10aの支柱12間の距離と略同一であり、また、先端30aが天板20の先端20bのちょうど上方、或いは天板20の先端20bよりもやや内側の上方に位置するように設定される。

0014

脚立式作業台1を使用しないときには、第1の枠部材30を回動させて、先端30aを下向きにして第1の主脚10aと略平行になるように収容することができる。
ブラケット31は、第1の枠部材30の先端30aを前方に向かせた状態(以下、使用状態という)と、第1の主脚10aと略平行になるように収容した状態(以下、収容状態という)とで選択的に保持することができる。
このようにした第1の枠部材30は、天板20の上方であって、更に回動部11よりも上方に配置される。具体的に、第1の枠部材30の先端30aは、天板20に立つ作業者の上からぐらいまでの高さ、例えば天板20から550mm以上900mm以下の高さH1に位置する。

0015

第2の枠部材40は、例えばアルミニウム合金製のパイプ材からなり、略コ字状をなすように形成される。ここで、略コ字状とは、コ字状やU字状のように、平面視において、四方のうち三方が閉じ、一方だけが開放されている形状をいうものとする。
第2の枠部材40は、開放部側の端部がそれぞれ第1の主脚10aの支柱12の上端部にブラケット41を介して取り付けられ、先端40aが後方を向くように、第1の枠部材30よりも立たせるように配置される。
第2の枠部材40は、幅(両端部間の距離)が第1の主脚10aの支柱12間の距離と略同一であり、また、先端40aが天板20の基端20aのちょうど上方、或いは天板20の基端20aよりもやや内側の上方に位置するように設定される。

0016

脚立式作業台1を使用しないときには、第2の枠部材40を前方に回動させて、先端40aを上向きにして第1の主脚10aと略平行になるように収容することができる。
ブラケット41は、第2の枠部材40の先端40aを後方に向かせた状態(以下、使用状態という)と、第1の主脚10aと略平行になるように収容した状態(以下、収容状態という)とで選択的に保持することができる。
このようにした第2の枠部材40は、天板20の上方であって、更に回動部11よりも上方に配置される。そして、第1の枠部材30は、第2の主脚10b側で高さH1で作業空間S1を包囲するのに対して、第2の枠部材40は、第1の主脚10a側で高さH1よりも高い位置(高さH2)で作業空間S1を包囲する。具体的に、第2の枠部材40の先端40aは、天板20に立つ作業者の背中の高さ(腰上から首下ぐらいまでの高さ)、例えば天板20から1000mm以上1500mm以下の高さH2に位置する。

0017

踏桟カバー100は、図2に示すように、作業者が昇降する踏桟である踏桟13aに取り付けられる。ここで踏桟カバー100の詳細を説明する前に、図4を参照して、踏桟カバー100が取り付けられる踏桟13aの断面形状について説明する。図4は、踏桟13a及び踏桟カバー100の断面図である。
踏桟13aは、上面50と、一対の側面51と、下面52と、突起部53とを備える。上面50は略水平である。一対の側面51には、後方の側面51aと前方の側面51bとがある。側面51aは、上面50の後方の端部から、後方に傾斜するように下方に伸びる。側面51bは、上面50の前方の端部から、後方に傾斜するように下方に伸び、後方の側面51aと略平行になる。下面52は、側面51aの下方の端部と側面51bの下方の端部とを繋ぐ面であり、下方に凸となる円弧状の形状である。
突起部53には、後方の突起部53a及び前方の突起部53bの2つがある。突起部53aは、上面50の後端部から後方に突出する。突起部53bは、上面50の前端部から前方に突出する。突起部53a及び突起部53bは、上面50の長さ方向(左右方向)の一方の端部から他方の端部にわたって設けられる。
なお、踏桟13aは中空であり、軽量化されている。

0018

次に、図3及び図4を参照して、踏桟カバー100の詳細を説明する。
踏桟カバー100は、上面部110と、突出部120と、側面部130と、滑り止め部140とを備える。
上面部110は、図4に示す通り、踏桟13aの上面50を覆う部材である。また、上面部110は、図3に示す通り、上方からみたとき、幅方向(前後方向)の長さが、長さ方向(左右方向)の長さより短い矩形の形状となる。
突出部120は、上面部110の幅方向の端部であって、後述する側面部130の上端から、踏桟13aが配置される側の方向と反対方向(外方)に伸びる部材である。突出部120には、上面部110の後方に位置する突出部120a、及び、上面部110の前方に位置する突出部120bの2つがある。突出部120aは上面部110の後端部から後方に伸び、突出部120bは上面部110の前端部から前方に伸びる。それぞれの突出部120は、上面部110の長さ方向の一方の端部から他方の端部にわたって形成される。

0019

それぞれの突出部120は、上面延長部121と折り返し部122とを備える。上面延長部121は、突出部120の上方に配置され、上面部110の幅方向の端部から外方に伸びる。折り返し部122は、突出部120の下方に配置され、上面延長部121の外方の端部に接続し、踏桟13aが配置される側の方向(内方)に伸びる。折り返し部122は、上面延長部121と離間して対向する領域を備える。したがって、突出部120には、上面延長部121及び折り返し部122で囲まれた空間S2が形成される。
図4に示す通り、踏桟カバー100が踏桟13aに取り付けられたとき、後方の空間S2には踏桟13aの突起部53aが入り込み、前方の空間S2には踏桟13aの突起部53bが入り込む。このとき、踏桟13aの突起部53aは、空間S2の後方の端部までは到達しない。同様に、踏桟13bの突起部53bは、空間S2の前方の端部までは到達しない。

0020

側面部130は、図4に示す通り、踏桟13aの側面51の少なくとも一部を覆う部材である。側面部130には、後方の側面51aを覆う側面部130a、及び、前方の側面51bを覆う側面部130bの2つがある。側面部130aは、突出部120aの折り返し部122の内方の端部から下方に伸びる。側面部130bは、突出部120bの折り返し部122における内方の端部から下方に伸びる。それぞれの側面部130は、突出部120の折り返し部122における長さ方向の一方の端部から他方の端部にわたって形成される。側面部130の外方には、上下方向の略中間部分に、長さ方向に伸びる溝131が形成される。

0021

滑り止め部140は、上面部110及び突出部120の上面に配置され、長さ方向に伸びる突起である。滑り止め部140の幅方向の長さは、上面部110の幅方向の長さより短い。滑り止め部140は、幅方向に並んで複数形成される。本実施形態では、滑り止め部140は5個形成されるが、5個に限定されるもではない。滑り止め部140の上面には、幅方向の中央に溝141が形成される。溝141は、滑り止め部140の長さ方向の一方の端部から他方の端部にわたって形成される。

0022

上面部110の上面、突出部120a及び突出部120bの上面が、全体として踏桟カバー100の上面(カバー上面111)をなす。カバー上面111の後方には段差150が形成される。カバー上面111における段差150の後方を第1領域160、カバー上面111における段差150の前方を第2領域161とすると、図4に示す通り、第1領域160は第2領域161より上方に位置する。

0023

踏桟カバー100は、例えば、塩化ビニールを用いた押出成形によって一体的に形成されている。踏桟カバー100のうち、上面部110、突出部120及び側面部130は黄色に着色された硬質塩化ビニールで形成され、滑り止め部140は黒色に着色された軟質塩化ビニールで形成されている。
踏桟カバー100は、塩化ビニールで形成されていて弾力性があり、踏桟13aへの着脱が可能である。図4に示す通り、踏桟13aの突起部53aを後方の空間S2に入れ込み、突起部53bを前方の空間S2に入れ込むことで、踏桟カバー100を踏桟13aに取付けできる。

0024

以上説明した通り、踏桟カバー100は、突出部120を備える。よって、踏桟カバー100のカバー上面111の幅方向の長さは、踏桟13aの上面50及び突起部53の上面からなる踏桟上面の幅方向の長さより長い。したがって、踏桟13aに踏桟カバー100を取り付けることで、踏桟13aを昇降する作業者の足場の安定性を向上させることができる。

0025

また、上面部110、突出部120及び側面部130は黄色に着色されている。したがって、踏桟カバー100の視認性が向上する。特に本実施形態では滑り止め部140は黒色に着色されているため、踏桟カバー100を全体としてみたとき、黄色と黒色とのコントラストが現れ、このコントラストも視認性の向上に寄与している。
また、滑り止め部140には軟質塩化ビニールが使われる。よって、作業者が昇降時に滑り止め部140に足を載せることで、滑り止め部140が変形してグリップ力が生じ、作業者の足が滑ることが防止される。特に、滑り止め部140には溝141が形成される。よって、滑り止め部140には、溝141を挟んで2つの突起ができることになる。したがって、作業者が昇降時に滑り止め部140に足を載せるとき、滑り止め部140の2つの突起のそれぞれが変形することになり、グリップ力が高まる。

0026

また、踏桟カバー100のカバー上面111における後方、すなわち、作業者が昇降する方の側には段差150がある。そして、段差150の後方の第1領域160は、段差150の前方の第2領域161より上方に位置する。したがって、作業者が昇降するとき、作業者の靴底が段差150にかかりやすくなり、作業者の昇降時の安定性が向上する。
また、側面部130には溝131が形成される。この溝131を用いて、ネジブラインドリベット等によって踏桟カバー100を踏桟13aに固定できる。例えば、踏桟カバー100を踏桟13aに取り付けた状態で、溝131を案内として、踏桟カバー100の側面部130と踏桟13aの側面51とを貫通する貫通孔を形成する。そして、この貫通孔にネジやブラインドリベット等を通し、踏桟カバー100を踏桟13aに固定する。
また、踏桟カバー100は、例えば、塩化ビニールを用いた押出成形によって一体的に形成される。よって、塩化ビニールを押出成形し、断面が図4に示す踏桟カバー100の形状になったものを任意の長さで切断できる。したがって、踏桟13aの長さに適した長さの踏桟カバー100を容易に形成できる。

0027

<第2実施形態>
上記の踏桟カバー100は、踏桟13aの下面52を覆う部分を備えない。しかし、踏桟カバーが踏桟13aの下面52を覆う部分を備えるようにしてもよい。このような踏桟カバー200について、図5を参照して説明する。なお、以降の説明では、既に説明した実施形態と同様の部分については、当該部分と同じ名称や符号を使い、説明を簡略化又は省略する。

0028

踏桟カバー200は、上面部110と、突出部120と、側面部230と、滑り止め部140とを備える。踏桟カバー200は、さらに、下面部270を備える。
側面部230は、図4に示す側面部130と同様に、踏桟13aの側面51を覆う部材であり、側面51aを覆う側面部230a、及び、側面51bを覆う側面部230bの2つがある。また、側面部230は、図5に示す通り、側面51の下端部まで伸びるように形成される。

0029

下面部270は、踏桟13aの下面52の少なくとも一部を覆う部材である。下面部270には、下面52の後方を覆う下面部270a、及び、下面52の前方を覆う下面部270bの2つがある。下面部270aは、側面部230aの下端部から内方に伸びる。下面部270bは、側面部230bの下端部から内方に伸びる。下面部270a及び下面部270bは離間しており、下面部270a及び下面部270bの隙間から、踏桟カバー200を踏桟13aに取り付けたり、踏桟カバー200を踏桟13aから取り外したりできる。
踏桟カバー200は、例えば、塩化ビニールを用いた押出成形によって一体的に形成されている。踏桟カバー100のうち、上面部110、突出部120、側面部230及び下面部270は黄色に着色された硬質塩化ビニールで形成され、滑り止め部140は黒色に着色された軟質塩化ビニールで形成されている。
このように、踏桟カバー200は下面部270を備える。したがって、ネジやブラインドリベット等を用いなくても、図4等で説明した踏桟カバー100と比べて、強固に踏桟13aに取り付けられる。

0030

<第3実施形態>
上記の踏桟カバー200では、下面部270a及び下面部270bは離間する。しかし、下面部は、踏桟13aの下面52を幅方向にわたって覆うようにしてもよい。このような踏桟カバー300について、図6を参照して説明する。
踏桟カバー300は、上面部110と、突出部120と、側面部230と、滑り止め部140と下面部370とを備える。
下面部370は、踏桟13aの下面52を幅方向にわたって覆う部材である。下面部370は、側面部230aの下端部から側面部230bの下端部まで伸びる。したがって、図6に示す通り、断面図でみると、踏桟13aは、踏桟カバー300の上面部110、突出部120、側面部230及び下面部370で囲まれる。

0031

踏桟カバー300の踏桟13aへの取り付けは次のように行う。まず、踏桟13aを、図1に示す一対の支柱12から取り外す。次に、踏桟13aを、踏桟カバー300の上面部110、突出部120、側面部230及び下面部370で囲まれる孔に通す。これにより、踏桟カバー300が踏桟13aに取り付けられる。次に、踏桟カバー300が取り付けられた踏桟13aを一対の支柱12に取り付ける。
このように、踏桟カバー300は下面部370を備え、踏桟13aは、上面部110、突出部120、側面部230及び下面部370で囲まれる。したがって、脚立式作業台1の使用中に踏桟カバー300が踏桟13aから外れるおそれがない。

0032

<第4実施形態>
上記の踏桟カバー100〜300は側面部130を備える。しかし、図7に示す踏桟カバー400のように、側面部130を備えなくてもよい。踏桟カバー400は側面部130を備えないため、図5に示す踏桟カバー200のような下面部270も備えない。
このような踏桟カバー400であっても、空間S2に踏桟13aの突起部53が入り込み、踏桟13aの突起部53が踏桟カバー400の上面延長部121及び折り返し部122で挟まれる。したがって、踏桟カバー400を踏桟13aに取り付けることができる。

0033

<第5実施形態>
上記の踏桟13aは突起部53があったが、図8に示す踏桟513aのように、突起部53はなくてもよい。また、上記の踏桟カバー100は、上面延長部121及び折り返し部122で囲まれる空間S2があったが、図8に示す踏桟カバー500のように、空間S2はなく、空間S2に相当する領域は突出部520を構成する部材等で充填されていてもよい。
このように、踏桟カバー500の突出部520の内部に空間S2はない。よって、突起部53がない踏桟513aに踏桟カバー500を取り付けたとき、突出部520が必要以上にたわむことが防止される。
なお、上記の踏桟カバー200〜500は、踏桟カバー100と同様に、踏桟13aを昇降する作業者の足場の安定性を向上させることができる。また、踏桟カバー200〜500の色により、踏桟カバー200〜500の視認性が向上する。また、滑り止め部140によってグリップ力が向上する。また、作業者が昇降するとき、作業者の靴底が段差150にかかりやすくなる。

0034

<その他の実施形態>
上記の各実施形態の踏桟カバーでは、滑り止め部140は軟質塩化ビニールで形成され、上面部110及び突出部120等その他の部分は硬質塩化ビニールで形成されている。しかし、踏桟カバーには塩化ビニール以外の樹脂が使われてもよい。この場合でも、上面部110及び突出部120等には、滑り止め部140より硬い樹脂をつかう。ここで、樹脂の硬さは例えば次のように比較して判断する。まず、比較する2つの樹脂のそれぞれに一定の荷重を加える。そして、変形量が小さい方の樹脂を、変形量が大きい方の樹脂と比較して硬い樹脂であると判断する。

0035

上記の各実施形態の踏桟カバーでは、滑り止め部140が黒色に着色され、上面部110及び突出部120等その他の部分は黄色に着色されている。しかし、滑り止め部140を黄色の補色である青紫にしてもよい。また、上面部110及び突出部120等の色を、黄色以外の視認性の高い色とし、滑り止め部140を黒色又は上面部110及び突出部120等の色の補色としてもよい。視認性の高い色の例として、彩度が高い暖色系の色である赤色やオレンジがある。これにより、踏桟カバーの視認性が向上する。
また、踏桟カバーの全体を、黄色にしたり、黄色以外の視認性の高い色にしたりしてもよい。また、踏桟カバーに使われる色は、上記の色以外でもよく、踏桟13a以外の色、例えば一般的な踏桟13aの色であるシルバー以外の色にしてもよい。この場合であっても、踏桟カバーの視認性が確保される。

0036

また、上記の各実施形態では、例えば図4に示す踏桟カバー100のように空間S2がある踏桟カバーは、突起部53を備える踏桟13aに使われた。しかし、空間S2がある踏桟カバーを、図8に示すような突起部がない踏桟513aに使ってもよい。この場合、踏桟カバーを取り付けることで、踏桟513aの幅方向の長さが十分に長くなり、踏桟513aを昇降する作業者の足場の安定性を向上させることができる。
また、上記の各実施形態では、滑り止め部140は、上面部110及び突出部120の上面の長さ方向に伸びる形状であるが、滑り止め部140はその他の形状であってもよい。例えば、上方から見たとき、円形多角形状であってもよい。

0037

また、上記の各実施形態の踏桟カバーは突出部を備える。しかし、例えば図8に示す踏桟513aのように突起部がない踏桟に使われる踏桟カバーは突出部を備えなくてもよい。突出部を備えない踏桟カバーは、上面部110の幅方向の端部から側面部130が伸びる。
突出部を備えない踏桟カバーであっても、上記の通り、上面部110、突出部120、側面部130及び滑り止め部140は黄色又は黒色等に着色されているため、踏桟カバー100の視認性が向上する。また、滑り止め部140には軟質塩化ビニールが使われるため、作業者の足が滑ることが防止される。また、上面部110の上面にある段差150により、作業者の靴底が段差150にかかりやすくなる。

0038

また、上記の各実施形態の踏桟カバーは、脚立式作業台1の踏桟13a、513aに取り付けられた。しかし、天板と、天板の両端に取り付けられて、水平になるように天板を支える一対の主脚とを備える可搬式作業台の踏桟に、上記の各実施形態の踏桟カバーを取り付けて使用してもよい。また、その他の作業台の踏桟、脚立の踏桟、又は、ハシゴの踏桟に上記の各実施形態の踏桟カバーを取り付けて使用してもよい。

0039

1脚立式作業台、13a踏桟、100 踏桟カバー、110 上面部、120 突出部、130 側面部、140滑り止め部

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