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技術 カラーパッチ生成装置及び画像形成装置並びにプログラム

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 冨永かおり
出願日 2015年9月17日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-183882
公開日 2017年3月23日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-060027
状態 特許登録済
技術分野 画像処理 FAX画像信号回路 カラー・階調 カラー画像通信方式
主要キーワード センサ校正 チャートパターン パッチ面 バラツキ補正 キャビティ効果 パッチサイズ 複数枚数 演算アルゴリズム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年3月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

第1の色空間(RGB)値を取得するための複数枚数カラーパッチをそのまま測色器で測色して第2の色空間(Lab)値を取得する場合に比べて、測色工数を低減し得る装置を提供する。

解決手段

画像形成装置10は、プリントエンジン102で印刷されたカラーパッチをカラーパッチ読取部103及び測色器で測色してプロファイルデータを生成する。制御部105は、所定パッチ数、及び所定パッチサイズRGB値取得用のカラーパッチを複数枚にわたり用紙の一定領域に印刷し、かつ、所定パッチ数、及び所定パッチサイズよりも小さいパッチサイズでLab値取得用のカラーパッチを前記複数枚の少なくともいずれかの用紙の異なる領域に印刷させる。

概要

背景

プリンタ等の画像形成装置において、色ずれが生じていない正常な状態か否かを定期的にチェックすべく、画像形成装置の印刷結果を測色器で読み取ってLab値を取得することが考えられるが、測色が手作業となるために煩雑となる。そこで、印刷結果を測色器ではなく画像形成装置のインライセンサ等で自動的に読み取ってRGB値を取得し、RGB値をLab値に変換することが提案されている。

特許文献1には、色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報生成効率を向上させることを課題として、カラーパッチ印刷してRGB値を取得し、RGB値の数が予め定めた数になるようにパッチデータを削除し、残ったパッチを測色してLab値を取得し、得られたRGBとLab値を用いて色予測モデルを生成することが記載されている。

概要

第1の色空間(RGB)値を取得するための複数枚数のカラーパッチをそのまま測色器で測色して第2の色空間(Lab)値を取得する場合に比べて、測色工数を低減し得る装置を提供する。画像形成装置10は、プリントエンジン102で印刷されたカラーパッチをカラーパッチ読取部103及び測色器で測色してプロファイルデータを生成する。制御部105は、所定パッチ数、及び所定パッチサイズでRGB値取得用のカラーパッチを複数枚にわたり用紙の一定領域に印刷し、かつ、所定パッチ数、及び所定パッチサイズよりも小さいパッチサイズでLab値取得用のカラーパッチを前記複数枚の少なくともいずれかの用紙の異なる領域に印刷させる。

目的

本発明の目的は、RGB値等の第1の色空間値を取得するための複数枚数のカラーパッチをそのまま測色器で測色してLab値等の第2の色空間値を取得する場合に比べて、測色工数を低減し得る装置及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

所定パッチ数、及び所定パッチサイズで第1の色空間値取得用のカラーパッチ複数枚にわたり用紙の一定領域に印刷し、かつ、前記所定パッチ数、及び前記所定パッチサイズよりも小さいパッチサイズで第2の色空間値取得用のカラーパッチを前記複数枚の少なくともいずれかの用紙の前記一定領域と異なる領域に印刷する印刷部を備えるカラーパッチ生成装置

請求項2

前記第1の色空間は装置依存色空間であり、前記第2の色空間は装置非依存色空間である、請求項1に記載のカラーパッチ生成装置。

請求項3

前記第1の色空間はRGBであり、前記第2の色空間はLabである請求項2に記載のカラーパッチ生成装置。

請求項4

請求項1〜3のいずれかに記載のカラーパッチ装置と、前記第1の色空間値取得用のカラーパッチを読み取って得られた値と、第2の色空間値取得用のカラーパッチを測色して得られた値の対から色変換プロファイルデータを生成する制御部と、を備える画像形成装置

請求項5

前記第1の色空間値取得用のカラーパッチを読み取る、装置内に設けられた読み取り手段を備える請求項4に記載の画像形成装置。

請求項6

コンピュータに、所定パッチ数、及び所定パッチサイズで第1の色空間値取得用のカラーパッチを複数枚にわたり用紙の一定領域に印刷させるステップと、前記所定パッチ数、及び前記所定パッチサイズよりも小さいパッチサイズで第2の色空間値取得用のカラーパッチを前記複数枚の少なくともいずれかの用紙の前記一定領域と異なる領域に印刷させるステップと、を実行させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、カラーパッチ生成装置及び画像形成装置並びにプログラムに関する。

背景技術

0002

プリンタ等の画像形成装置において、色ずれが生じていない正常な状態か否かを定期的にチェックすべく、画像形成装置の印刷結果を測色器で読み取ってLab値を取得することが考えられるが、測色が手作業となるために煩雑となる。そこで、印刷結果を測色器ではなく画像形成装置のインライセンサ等で自動的に読み取ってRGB値を取得し、RGB値をLab値に変換することが提案されている。

0003

特許文献1には、色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報生成効率を向上させることを課題として、カラーパッチを印刷してRGB値を取得し、RGB値の数が予め定めた数になるようにパッチデータを削除し、残ったパッチを測色してLab値を取得し、得られたRGBとLab値を用いて色予測モデルを生成することが記載されている。

先行技術

0004

特開2012−248934号公報

発明が解決しようとする課題

0005

インラインセンサ等でRGB値を読み取るためのカラーパッチは、実装上・技術上の制約から複数枚にわたって印刷されることになり、測色器でLab値を取得する際にも同じ複数枚のカラーパッチを測色することになるため、測色工数が大きい問題がある。パッチデータ数を削除することで測色の手間は軽減されるものの、削除できるパッチ数限界があるため、さらなる改良が望まれる。

0006

本発明の目的は、RGB値等の第1の色空間値を取得するための複数枚数のカラーパッチをそのまま測色器で測色してLab値等の第2の色空間値を取得する場合に比べて、測色工数を低減し得る装置及びプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

請求項1に記載の発明は、所定パッチ数、及び所定パッチサイズで第1の色空間値取得用のカラーパッチを複数枚にわたり用紙の一定領域に印刷し、かつ、前記所定パッチ数、及び前記所定パッチサイズよりも小さいパッチサイズで第2の色空間値取得用のカラーパッチを前記複数枚の少なくともいずれかの用紙の前記一定領域と異なる領域に印刷する印刷部を備えるカラーパッチ生成装置である。

0008

請求項2に記載の発明は、前記第1の色空間は装置依存色空間であり、前記第2の色空間は装置非依存色空間である請求項1に記載のカラーパッチ生成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1の色空間はRGBであり、前記第2の色空間はLabである請求項2に記載のカラーパッチ生成装置である。

0009

請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のカラーパッチ装置と、前記RGB値取得用のカラーパッチを読み取って得られたRGB値と、Lab値取得用のカラーパッチを測色して得られたLab値の対から色変換プロファイルデータを生成する制御部とを備える画像形成装置である。

0010

請求項5に記載の発明は、前記第1の色空間値取得用のカラーパッチを読み取る、装置内に設けられた読み取り手段を備える請求項4に記載の画像形成装置である。

0011

請求項6に記載の発明は、コンピュータに、所定パッチ数、及び所定パッチサイズで第1の色空間値取得用のカラーパッチを複数枚にわたり用紙の一定領域に印刷させるステップと、前記所定パッチ数、及び前記所定パッチサイズよりも小さいパッチサイズで第2の色空間値取得用のカラーパッチを前記複数枚の少なくともいずれかの用紙の前記一定領域と異なる領域に印刷させるステップとを実行させるプログラムである。

発明の効果

0012

請求項1,2,6に記載の発明によれば、第1の色空間値を取得するための複数枚数にわたるカラーパッチをそのまま測色して第2の色空間値を取得する場合に比べて、測色工数を低減できる。

0013

請求項3に記載の発明によれば、特に、RGB値を取得するための複数枚数にわたるカラーパッチをそのまま測色してLab値を取得する場合に比べて、測色工数を低減できる。

0014

請求項4に記載の発明によれば、さらに、低減された測色工数で色変換プロファイルデータを生成できる。

0015

請求項5に記載の発明によれば、さらに、第1の色空間値を自動的に読み取ることができる。

図面の簡単な説明

0016

実施形態の画像形成装置の構成図である。
実施形態のカラーパッチの説明図である。
他の実施形態のカラーパッチの説明図である。

実施例

0017

以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。

0018

基本原理
本実施形態の基本原理は、第1の色空間値取得用のカラーパッチと、第2の色空間値取得用のカラーパッチを別個のものとするとともに、第2の色空間値取得用のカラーパッチのパッチサイズを小さくし、第1の色空間値取得用のカラーパッチが印刷される用紙、すなわちチャートに、第2の色空間値取得用のカラーパッチも配置するというものである。ここで、第1の色空間は、画像形成装置に依存する色空間(装置依存色空間)であり、例えばRGBが相当する。また、第2の色空間は、画像形成装置に依存しない色空間(装置非依存色空間)であり、例えばLabが相当する。以下では、第1の色空間をRGB、第2の色空間をLabとして説明する。

0019

RGB値取得用のカラーパッチは、インライセンサ等の画像形成装置内に設けられ、装置依存色空間で色を取得する読み取り手段の実装上及び技術上の制約から用紙の特定の領域に特定のパッチサイズで印刷することが要求され、結果として複数枚にわたって印刷されることになる。このRGB値取得用の複数枚にわたるカラーパッチをそのまま用いて測色器を用いて測色すると、複数枚にわたって測色することになり手間となる。

0020

そこで、本実施形態では、測色器での測色ではインラインセンサによるRGB値取得の際のキャビティ効果の影響が相対的に少ないことを利用してLab値取得用のカラーパッチのパッチサイズを相対的に小さくしてLab値取得用のカラーパッチの枚数を低減し、かつ、RGB値取得用のカラーパッチと同一用紙に配置することで、RGB値取得用のカラーパッチとLab値取得用のカラーパッチを別個のものとしても用紙(チャート)の総枚数を増大させることなく、測色工数の大幅な低減を可能としたものである。

0021

本実施形態におけるRGB値取得用のカラーパッチの枚数をM、パッチ数をm、Lab値取得用のカラーパッチのチャート枚数をN、パッチ数をnとすると、
M>N
m=n
である。
但し、M>NではなくM≧Nとしてもよい。M=Nを含むのは、Lab値取得用のカラーパッチの配置に冗長性を持たせてもよいことを考慮したものである。

0022

以下の説明では、M=18、N=2、m=n=1584の場合を例示するが、必ずしもこれに限定されないことは言うまでもない。

0023

また、本実施形態では、RGB値取得用のカラーパッチと、Lab値取得用のカラーパッチは、同一用紙(同一チャート)の異なる位置に配置されるが、全ての用紙においてRGB値取得用のカラーパッチとLab値取得用のカラーパッチが含まれている必要もない。すなわち、RGB値取得用のカラーパッチが配置された複数枚の用紙(チャート)の少なくともいずれかにLab値取得用のカラーパッチが含まれていればよい。

0024

また、本実施形態では、RGB値取得用のカラーパッチと、Lab値取得用のカラーパッチを、同一用紙(チャート)の上下に分けて配置されるが、必要に応じて左右に分けて配置してもよく、その位置について任意に設定し得る。

0025

<構成>
次に、本実施形態の構成について具体的に説明する。

0026

図1は、本実施形態における画像形成装置の構成図である。なお、画像形成装置10は、ネットワークを介して管理サーバと接続されていてもよい。

0027

画像形成装置10は、プリンタや複合機等であり、色変換部101、プリントエンジン102、カラーパッチ読取部103、記憶部104、制御部105、及びユーザインタフェース部106を備える。測色器107は、画像形成装置10の一部でもよく、あるいはこれとは別個に存在していてもよい。

0028

画像形成装置10は、入力された印刷画像データ印刷出力するための処理を実行する。印刷画像データは、例えばビットマップ画像データ、PDL(ページ記述言語)で記述された画像データである。画像形成装置10がスキャナを備える場合、そのスキャナが読み取った画像データを印刷画像データとして用いてもよい。印刷画像データは、インタプリタ(図示せず)その他の画像処理部により、プリントエンジン102が処理可能なラスター画像に変換される。

0029

色変換部101は、ラスター画像に対してプロファイルデータに応じた色変換を行う。プロファイルデータは、入力側色空間の各格子点色座標とその格子点に対応する出力側色空間の色座標との対応関係を表す情報を含むデータである。出力側色空間は、プリントエンジン102の色空間であり、典型的にはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の組合せで表現される。プロファイルデータは、制御部105により生成され、記憶部104に記憶される。例えば用紙の種類毎にプロファイルデータを生成して記憶部104に記憶しておき、ユーザが複数のプロファイルデータから使用する用紙に適合したデータを選択して利用してもよい。色変換部101は、ラスター画像の画素毎に、その画素の値(色座標)を入力側色空間の色座標としたときの出力側色空間の色座標をプロファイルデータに従って算出する。

0030

プリントエンジン102は、色変換部101が出力する色変換結果の画像を用紙に印刷する。

0031

カラーパッチ読取部103は、プリントエンジン102が制御部105の制御の下に印刷したカラーパッチを読み取ってRGB値を取得し、制御部105に出力する。カラーパッチ読取部103は、インラインセンサ(ILS)等で構成される。インラインセンサは、公知の画像読取用スキャナとほぼ同一の構成を有し、具体的には結像部、照明部、画像処理部及びセンサ校正部を備える。画像形成装置10内での搭載位置は、印刷されたカラーパッチの発色が完了し、用紙のカールが除去されて姿勢が安定する用紙排出部の近傍とするのが好適である。画像処理部は3色CCDを備え、リアルタイムで読み取りバラツキ補正を行いカラーパッチの色情報を算出する。

0032

制御部105は、プログラムメモリに記憶された処理プログラムに従い、画像形成装置10の全体を制御する。制御部105は、ユーザインタフェース部106を介してユーザから印刷指示受け付け、色変換部101及びプリントエンジン102等を制御してその印刷指示の対象画像の印刷を実行する。また、制御部105は、プロファイルデータを生成するための処理を実行する。プロファイルデータは、色の基準となるカラーパッチをプリントエンジン102に印刷させ、その印刷結果をカラーパッチ読取部103で読み取るとともに測色器107で測色し、これらの測定結果で得られるRGB値及びLab値のデータ群に基づいて生成する。生成したプロファイルデータは、記憶部104に記憶される。カラーパッチは、CMYKの色毎に、濃度が複数段階に異なる色パッチを配列した画像パターンである。カラーパッチのデータはチャートパターンとして記憶部104に記憶されており、制御部105は、処理プログラムに従い、当該データを読み出してプリントエンジン102に印刷させる。

0033

RGB値からLab値への変換を示すプロファイル算出方法は、公知のアルゴリズムを用いることができる。例えば、ルックアップテーブル(LUT)による明度変換を行う第1ステップと、行列計算(例えば3×10の行列計算)による線形変換を行う第2ステップから構成してもよく、行列式係数は、多数のカラーパッチ読取値から一定の演算アルゴリズムにより算出する。これらのLUTと行列式係数パラメータとして記憶部104に記憶する。

0034

ユーザインタフェース部106は、ユーザに画像形成装置10の状態を報知し、ユーザから指示入力を受け付ける。ユーザインタフェース部106は、例えば液晶タッチパネル等の表示装置キーパッド等の入力ボタンを備えていてもよい。

0035

ここで、記憶部104に記憶されるチャートパターンは、RGB値及びLab値を取得するためにプリントエンジン102で印刷されるカラーパッチの配列を規定するデータであるが、カラーパッチ読取部103の実装上の制約から印刷用紙の半分しかカラーパッチを配置することができず、また、光源から照射された光が測定対象の色パッチだけでなく、隣接する色パッチでも反射され、隣接する色パッチから光源に戻ってきた光が、さらに反射して測定対象の色パッチに照射されることにより、隣接する色パッチの反射率の影響を受けた反射光が画像読取素子受光されてしまうキャビティ効果を考慮すると、パッチ面積を確保する必要もあるため、カラーパッチは複数枚、例えば18枚にわたることになる。この場合、RGB値取得には18枚にわたるカラーパッチの出力時に読み取りを行い、さらに、これら18枚にわたるカラーパッチを測色器107で測色しなければならず、測色工程に時間を要する。

0036

そこで、制御部105は、処理プログラムに従って、RGB値を取得するためのカラーパッチとは別に、Lab値取得のための、RGB値取得用のカラーパッチと同じ組合せ(但し、そのサイズは小さい)のカラーパッチを設定し、当該Lab値取得用のカラーパッチをRGB値取得用のカラーパッチと同一用紙に配置する。

0037

次に、本実施形態のカラーパッチについて説明する。

0038

図2は、本実施形態のRGB値取得用のカラーパッチと、Lab値取得用のカラーパッチを模式的に示す。なお、図においてカラーパッチは塗りつぶし無しの矩形領域として示されているが、実際にはCMYKの色毎に濃度が複数段階に変化したパッチである。

0039

<RGB値取得用のカラーパッチ>
RGB値取得用のカラーパッチは、上記のように、カラーパッチ読取部(インラインセンサ)103の実装上及びキャビティ効果という技術上の制約を受け、複数枚にわたって印刷される。具体的には、1枚の用紙の半分しかパッチを配置することができず、1つのカラーパッチの面積を2cm×2cm以上とし、パッチ数を1584個とすると、カラーパッチの枚数は18枚となる。これら18枚のRGB値取得用カラーパッチが印刷された用紙(チャート)を20−1、20−2,20−3,・・・,20−18とする(図ではこのうち20−1,20−2,20−3のみを示す)。これら18枚の用紙20−1,20−2,20−3,・・・、20−18の上半分には、RGB値取得用のカラーパッチ22が印刷される。勿論、用紙20−1に印刷されるカラーパッチ22のパターンと、用紙20−2あるいは20−3に印刷されるカラーパッチ22のパターンは互いに異なっている。

0040

<Lab値取得用のカラーパッチ>
他方、Lab値取得用のカラーパッチは、カラーパッチ読取部(インラインセンサ)103ほどキャビティ効果の影響を受けることがないので、1つのカラーパッチの面積をRGB値取得用のカラーパッチ22よりも小さくすることができ、例えば0.7cm×0.7cm程度に縮小化し得る。

0041

そこで、RGB値取得用のカラーパッチ22と同じパッチ数(1584)でありながら、1つのパッチの面積が小さいことを利用し、Lab値取得用のカラーパッチ24を2つに分割してLab値取得用のカラーパッチ24a及び24bとし、Lab値取得用のカラーパッチ24aをカラーパッチ22が上半分に印刷された用紙20−1の下半分に印刷し、Lab値取得用のカラーパッチ24bをカラーパッチ22が上半分に印刷された用紙20−2の下半分に印刷する。

0042

他の用紙20−3,20−4,・・・・,20−18には、Lab値取得用のカラーパッチ24を印刷する必要はないが、Lab値取得用のカラーパッチ24a及び24bを適宜印刷してもよい。

0043

このように、Lab値取得用のカラーパッチ24を、RGB値取得用のカラーパッチ22と別個のものとするとともに、Lab値取得用のカラーパッチ24を、RGB値取得用のカラーパッチ22と同一の用紙(あるいは同一のチャート)に配置することで、Lab値を取得するための測色工程を18枚から2枚に低減することができる。

0044

すなわち、RGB値取得用のカラーパッチと、Lab値取得用のカラーパッチを同一のものとしてRGB値とLab値を取得する場合、RGB値を取得するために18枚のカラーパッチについて読み取り、かつ、18枚のカラーパッチについて測色することが必要になるところ、本実施形態では、RGB値を取得するために18枚のカラーパッチについて読み取り、かつ、わずか2枚のカラーパッチについて測色すれば足りることになる。しかも、本実施形態では、Lab値取得用のカラーパッチ24を、RGB値取得用のカラーパッチ22と別個のものとしても、用紙(チャートのパターン枚数)の総枚数は18枚のままである点に留意されたい。

0045

本実施形態における、RGB値取得用のカラーパッチ22と、Lab値取得用のカラーパッチ24のパッチ数、チャートのパターン枚数、印字領域、パッチサイズを表1に示す。

0046

0047

表1において、印字領域のILS読取領域とは、カラーパッチ読取部(インラインセンサ:ILS)103における読取の範囲を意味し、具体的には図2における用紙の上半分を示す。また、パッチサイズの大、小は相対的なものであり、RGB値取得用のカラーパッチ22の1つのパッチサイズを基準とすると、Lab値取得用のカラーパッチ24の1つのパッチサイズが相対的に小さいことを意味する。

0048

なお、本実施形態では、Lab値取得用のカラーパッチ24を2つに分割してLab値取得用のカラーパッチ24a及び24bとし、Lab値取得用のカラーパッチ24aを用紙20−1に配置するとともに、Lab値取得用のカラーパッチ24bを用紙20−2に配置しているが、用紙のサイズ及びRGB値取得用のカラーパッチ22のサイズによってその余白部分に余裕がある場合には、図3に示すように、Lab値取得用のカラーパッチ24を用紙20−1のみに配置してもよい。この場合、Lab値取得用のカラーパッチ24のパター枚数がさらに1枚に削減される。

0049

本実施形態の画像形成装置10は、ネットワークを介して色管理サーバと接続され、画像形成装置10でカラーパッチを出力して測色し、測色データを色管理サーバに送信し、色管理サーバ側で画像形成装置10の状態を定期的に遠隔管理するシステムにも適用し得る。

0050

10画像形成装置、22RGB値取得用のカラーパッチ、24,24a,24bLab値取得用のカラーパッチ、101色変換部、102プリントエンジン、103 カラーパッチ読取部、104 記憶部、105 制御部、106ユーザインタフェース部、107 測色器。

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