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技術 CNCの動作状況をコメント中に追加表示可能なラダー図モニタ装置

出願人 ファナック株式会社
発明者 伊野泰行
出願日 2015年9月17日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2015-184310
公開日 2017年3月23日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-059046
状態 特許登録済
技術分野 プログラマブルコントロ-ラ 数値制御
主要キーワード 注釈文 センサ機器 ラダー形 モニタ表示画面 表示用データ生成 指令コード ラダー回路 置換アルゴリズム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年3月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

ラダープログラム動作状況CNCの動作状況を同時に確認可能なラダー図モニタ装置を提供すること。

解決手段

本発明のCNCに内蔵されたプログラマブルコントローラ上で実行されるラダープログラムの動作状況をモニタ表示するラダー図モニタ装置において、ラダープログラムの回路コメントにはCNCの動作状況に係る情報を表示する領域が設けられており、ラダープログラムの動作状況に係る情報を取得するラダープログラム動作状況取得部と、CNCの動作状況に係る情報を取得するCNC動作状況取得部と、ラダープログラムと、ラダープログラムの動作状況に係る情報と、CNCの動作状況に係る情報と、に基づいて、ラダープログラムの動作状況が反映され、回路コメント内の領域にCNCの動作状況を表示した表示用データを生成する表示用データ生成部と、表示用データを表示する表示部と、を備える。

概要

背景

図7は、回路コメントを含むラダープログラムの表示例を示している。一般に、プログラマブルコントローラにより実行されるラダープログラムをデバッグ診断する場合、ラダー図モニタ表示画面において、接点コイルアイコンを表示して該アイコンの表示態様を変更(図7においては、信号状態がONになっている接点およびコイルを点線枠で囲んで表現している)することでラダー回路の信号状態を表示し、また、回路コメントでそのラダー回路の注釈を表示していた。

ラダープログラムの動作を確認するための従来技術として、ラダー図モニタ表示機能によってラダープログラム中で使用されている信号の状態や指定した関連信号や機能命令パラメータ値を同時に表示する技術が公知となっており(例えば、特許文献1など)、当該技術により、プログラマブルコントローラのラダープログラムを容易にデバッグできる。

また、複数のラダー回路で構成されるラダープログラムにおいて、特定のラダー回路の処理内容を説明するコメントなどを回路コメントとして該当するラダー回路の近辺に表示する技術も知られており(例えば、特許文献2,3など)、当該技術はユーザによるラダー回路の理解を助けている。

概要

ラダープログラムの動作状況CNCの動作状況を同時に確認可能なラダーモニタ装置を提供すること。本発明のCNCに内蔵されたプログラマブルコントローラ上で実行されるラダープログラムの動作状況をモニタ表示するラダーモニタ装置において、ラダープログラムの回路コメントにはCNCの動作状況に係る情報を表示する領域が設けられており、ラダープログラムの動作状況に係る情報を取得するラダープログラム動作状況取得部と、CNCの動作状況に係る情報を取得するCNC動作状況取得部と、ラダープログラムと、ラダープログラムの動作状況に係る情報と、CNCの動作状況に係る情報と、に基づいて、ラダープログラムの動作状況が反映され、回路コメント内の領域にCNCの動作状況を表示した表示用データを生成する表示用データ生成部と、表示用データを表示する表示部と、を備える。

目的

本発明の目的は、ラダープログラムの動作状況とCNCの動作状況を同時に確認可能なラダー図モニタ装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

数値制御装置に内蔵されたプログラマブルコントローラ上で実行される回路に付加するコメント情報を記載可能なラダープログラム動作状況モニタ表示するラダー図モニタ装置において、前記回路に付加するコメント情報には前記数値制御装置の動作状況に係る情報を表示する領域が設けられており、前記ラダープログラムの動作状況に係る情報を取得するラダープログラム動作状況取得部と、前記数値制御装置の動作状況に係る情報を取得するCNC動作状況取得部と、前記ラダープログラムと、前記ラダープログラムの動作状況に係る情報と、前記数値制御装置の動作状況に係る情報とに基づいて、前記ラダープログラムの動作状況が反映され、前記回路に付加するコメント情報内の前記領域に前記数値制御装置の動作状況を表示した表示用データを生成する表示用データ生成部と、前記表示用データを表示する表示部と、を備えたことを特徴とするラダー図モニタ装置。

請求項2

前記回路に付加するコメント情報内の前記領域は、前記数値制御装置の動作状況に係る情報に対応するキーワードであり、前記表示用データ生成部は、前記回路に付加するコメント情報内の前記キーワードを、該キーワードに対応する前記数値制御装置の動作状況に係る情報に置き換えることで表示用データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載されたラダー図モニタ装置。

請求項3

前記ラダープログラムの回路に付加するコメント情報に含まれる前記数値制御装置の動作状況に係る情報に対応するキーワードが登録されたCNC情報一覧テーブルを更に備え、前記CNC動作状況取得部は、前記CNC情報一覧テーブルに登録された前記キーワードに対応する前記数値制御装置の動作状況に係る情報前記数値制御装置から取得する、ことを特徴とする請求項1または2に記載されたラダー図モニタ装置。

請求項4

前記ラダー図モニタ装置は、前記数値制御装置内に構成される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載されたラダー図モニタ装置。

技術分野

0001

本発明は、ラダー図モニタ装置に関し、特にラダープログラム動作状況CNCの動作状況を同時に確認可能なラダー図モニタ装置に関する。

背景技術

0002

図7は、回路コメントを含むラダープログラムの表示例を示している。一般に、プログラマブルコントローラにより実行されるラダープログラムをデバッグ診断する場合、ラダー図モニタ表示画面において、接点コイルアイコンを表示して該アイコンの表示態様を変更(図7においては、信号状態がONになっている接点およびコイルを点線枠で囲んで表現している)することでラダー回路の信号状態を表示し、また、回路コメントでそのラダー回路の注釈を表示していた。

0003

ラダープログラムの動作を確認するための従来技術として、ラダー図モニタ表示機能によってラダープログラム中で使用されている信号の状態や指定した関連信号や機能命令パラメータ値を同時に表示する技術が公知となっており(例えば、特許文献1など)、当該技術により、プログラマブルコントローラのラダープログラムを容易にデバッグできる。

0004

また、複数のラダー回路で構成されるラダープログラムにおいて、特定のラダー回路の処理内容を説明するコメントなどを回路コメントとして該当するラダー回路の近辺に表示する技術も知られており(例えば、特許文献2,3など)、当該技術はユーザによるラダー回路の理解を助けている。

先行技術

0005

特開平08−123515号公報
特開平05−250014号公報
特開2011−107810号公報

発明が解決しようとする課題

0006

プログラマブルコントローラを内蔵したCNC(数値制御装置)では、数値制御されている軸をラダープログラムで制御したり、NCプログラムによる指令によってラダープログラムが外部の機器を制御したりするなど、CNCとラダープログラムとが連携した制御が行われている。このようなCNCと連携動作するラダープログラムをデバッグ・診断する場合、ラダー回路で使用している信号の状態やパラメータの値だけではなく、さらに関連するCNCの動作状況を確認することが要求されることが多い。

0007

しかしながら、CNCの動作状況を確認できる画面は、一般的にラダー図モニタ表示機能の画面とは別の画面であるため、両方の情報を確認するためには画面を逐一切り換えながら情報を参照する必要があった。この場合は同時に両方の情報を確認することはできず、デバッグ・診断が困難な場合もある。

0008

ラダー図モニタ表示と共に、CNCの動作状況に関する情報を表示する機能が用意されていることもあるが、デバッグ・診断の際に必要とされるCNCの情報はラダー回路によって異なるため、デバッグ・診断しようとするラダー回路に合わせて逐一表示するCNCの情報を選択し直す必要があった。

0009

そこで本発明の目的は、ラダープログラムの動作状況とCNCの動作状況を同時に確認可能なラダー図モニタ装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明では、ラダープログラム内に処理内容の説明などの注釈文を回路コメントとして追加・表示可能な、CNCに接続されたプログラマブルコントローラにおいて、ラダープログラム内に追加した回路コメントに含まれる特定の書式で書かれた文字列の部分について、その時点のCNCの動作状況等に関する情報(実行中のNCプログラムや座標値など)に置き換えて表示することにより、ラダープログラムで使用されている信号の状態とともに関連するCNCの情報を同時に参照可能として、効率よくラダープログラムの動作状況を診断できるラダー図モニタ装置を提供する。

0011

そして、本願の請求項1に係る発明は、数値制御装置に内蔵されたプログラマブルコントローラ上で実行される回路に付加するコメント情報を記載可能なラダープログラムの動作状況をモニタ表示するラダー図モニタ装置において、前記回路に付加するコメント情報には前記数値制御装置の動作状況に係る情報を表示する領域が設けられており、前記ラダープログラムの動作状況に係る情報を取得するラダープログラム動作状況取得部と、前記数値制御装置の動作状況に係る情報を取得するCNC動作状況取得部と、前記ラダープログラムと、前記ラダープログラムの動作状況に係る情報と、前記数値制御装置の動作状況に係る情報とに基づいて、前記ラダープログラムの動作状況が反映され、前記回路に付加するコメント情報内の前記領域に前記数値制御装置の動作状況を表示した表示用データを生成する表示用データ生成部と、前記表示用データを表示する表示部と、を備えたことを特徴とするラダー図モニタ装置である。

0012

本願の請求項2に係る発明は、前記回路に付加するコメント情報内の前記領域は、前記数値制御装置の動作状況に係る情報に対応するキーワードであり、前記表示用データ生成部は、前記回路に付加するコメント情報内の前記キーワードを、該キーワードに対応する前記数値制御装置の動作状況に係る情報に置き換えることで表示用データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載されたラダー図モニタ装置である。

0013

本願の請求項3に係る発明は、前記ラダープログラムの回路に付加するコメント情報に含まれる前記数値制御装置の動作状況に係る情報に対応するキーワードが登録されたCNC情報一覧テーブルを更に備え、前記CNC動作状況取得部は、前記CNC情報一覧テーブルに登録された前記キーワードに対応する前記数値制御装置の動作状況に係る情報前記数値制御装置から取得する、ことを特徴とする請求項1または2に記載されたラダー図モニタ装置である。

0014

本願の請求項4に係る発明は、前記ラダー図モニタ装置は、前記数値制御装置内に構成される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載されたラダー図モニタ装置である。

発明の効果

0015

本発明により、数値制御されている軸をラダープログラムで制御するなど、CNCの動作と連動するラダー回路をデバッグ・診断する場合、ラダー回路で使用している信号の状態と、このラダー回路に関連するCNCの動作状況を、ラダー図モニタ表示に並べて表示することにより、ラダー回路とCNCの動作状況を同時に確認できるため、効率よくラダープログラムのデバッグ・診断を行うことができる。

0016

また、ラダー回路の処理内容を説明する注釈を表示する回路コメント内に、その回路コメントが説明しているラダー回路に関連するCNCの動作状況を表示できるため、該当するラダー回路の処理をより分かり易く説明することができる。

0017

更に、近傍に表示されるCNCの情報をラダー回路毎に設定できるため、ラダー回路に関連するCNCの情報を逐一呼び出したり指定したりすることなく、モニタ表示画面に表示されるラダー回路に応じたCNCの情報が自動的に表示される。

図面の簡単な説明

0018

本発明におけるキーワードを含む回路コメントの例を示す図である。
本発明における回路コメントを含むラダープログラムの表示例を示す図である。
本発明の実施形態における数値制御装置とラダー図モニタ装置の概略構成図である。
本発明の実施形態におけるラダー図モニタ装置の機能ブロック図である。
本発明の実施形態におけるCNC情報テーブルの例を示す図である。
本発明の実施形態におけるラダー図モニタ装置上で実行される処理のフローチャートである。
回路コメントを含むラダープログラムの表示例を示す図である。

実施例

0019

以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
はじめに、本発明の基本的な動作について説明する。本発明では、ラダー図モニタ表示画面に表示される回路コメント内にCNCの動作状況の情報表示を指定できるようにすることで、ラダー図モニタ表示画面において、回路コメント内に、その回路コメントに係るラダー回路に関連するCNCの動作状況の情報を自由に表示することができるようになる。これにより、ラダー回路の信号状態と該ラダー回路に関連するCNCの動作状況を同時に確認することが可能になる。

0020

例えば、CNCで制御される工具タレット軸をラダープログラムで制御する場合、CNC上で実行するNCプログラムから工具交換が指令され、それに従ってラダープログラムがCNCが制御する工具タレット軸を回転させる指令を出し、その指令に従って工具タレット軸が動作することで工具タレットが所望の位置に回転する。
このようなラダープログラムの動作を確認する場合、現在実行中のNCプログラム、タレットを回転させる工具タレット軸への指令コードや現在位置、およびその回転速度などの情報を、ラダー回路自身の動作状況と合わせて参照できれば効率よく動作確認することができる。

0021

本発明において、上記したラダー図モニタ表示を実現するためには、まずラダープログラム編集機能にて該当するラダー回路の近傍に回路コメントを挿入する。挿入する回路コメントには、ラダー回路の説明の他、軸への指令コードや現在位置や速度などの表示対象軸に関するCNCの各種情報を表すキーワードを指定する。

0022

図1は、キーワードを埋め込んだ回路コメントの例を示す図である。図1に示した回路コメントの例では、%で括った箇所がCNCの動作状況に係る各種情報を表すキーワードであり、%POS1%が1軸目の現在位置、%SP1%が1軸目の速度、%CM%が指令コード、%ONM%が実行中のNCプログラム番号、%UN%が軸データデータ単位を示している。なお、キーワードは%で括った文字列である必要はなく、通常のコメントとキーワードとを区別できるのであればどのような書式を用いてもよい。

0023

次に、CNCの動作状況に係る各種情報の表示指定(キーワード)を含む回路コメントを組み込んだラダープログラムをプログラマブルコントローラに格納して動作させる。この時、CNCに対してラダー図モニタ装置を接続して、CNCに内蔵されているプログラマブルコントローラから取得したラダープログラムの動作状況を確認することができる。

0024

ラダー図モニタ装置では、画面上に表示される回路コメントの文字列内からキーワードを抽出し、そのキーワードに該当するCNCの動作状況に係る情報をCNCから取得し、回路コメントの表示時に回路コメントの文字列中のキーワードの部分を当該キーワードに該当するCNCの動作状況に係る情報に置き換えた表示用のデータを作成して表示する。CNCからの情報の取得と回路コメントの表示はラダー図モニタ装置の動作周期毎に適宜繰り返されるため、時々刻々と変化するCNCの動作状況に応じて表示されている回路コメント内の情報も随時更新される。

0025

図2は、本発明のラダー図モニタ装置による回路コメントの表示例を示している。上記に示した表示処理の結果、ラダー回路の信号状態と回路コメント内のCNCの動作状況がラダー図モニタ装置の表示画面で同時に確認できる。また、回路コメントの文字列内の任意の位置にCNCの動作状況に係る情報を表示することができるため、注釈のみの回路コメントよりラダー回路の処理が分かり易くなる。

0026

図3は、プログラマブルコントローラを内蔵したCNC(数値制御装置)に対してラダー図モニタ装置を接続する形態での本発明の実施形態を示している。CPU10はCNC1の全体の制御の中心となるプロセッサである。CNC1の電源投入時に、CPU10はバス20を介して、ROM11に格納されたシステムプログラム読み出し、このシステムプログラムに従ってCNC1の全体の制御を実行する。RAM12には一時的な計算データや一時的な表示用データ、機械の信号状態を示す信号メモリ121、プログラマブルコントローラ17で実行されるラダープログラム122などが格納される。不揮発性メモリ13は、CNC1の動作パラメータや機械の制御に用いられるNCプログラムなどが格納される。

0027

外部記憶媒体インタフェース14は、外部記憶媒体21との間でデータの送受を行うためのインタフェースである。外部記憶媒体インタフェース14の具体例としては、USBメモリインタフェース、メモリカードインタフェースがある。外部記憶媒体21はCNC1から出力されたデータを格納する記憶装置であって、具体例としては、USBメモリやメモリカードがある。

0028

表示コントローラ15は、液晶表示装置などから構成される表示ユニット22に、図示しない機械の各軸の現在位置、アラーム、パラメータ、画像データなどのデジタルデータを画像信号に変換して出力する。前記画像信号は、表示ユニット22の表示画面に表示される。MDIコントローラ16は、MDIユニット23から入力されたデータを受信して、CPU10へ渡す。

0029

プログラマブルコントローラ17は、ラダー形式で作成されたラダープログラムで機械を制御する。即ち、RAM12に記憶されるラダープログラムに基づいてCNC1から出力される信号を外部信号インタフェース18、I/O機器24を経由して図示しない機械や周辺機器に出力する。また、I/O機器24、外部信号インタフェース18を経由して、図示しない機械や該機械に備えられた操作盤の操作スイッチの信号、センサ機器や周辺機器からの信号などの入力信号を受信し、ラダープログラムに基づいて必要な処理を施し、処理結果をCPU10へと渡す。

0030

CPU10は、不揮発性メモリ13や外部記憶媒体21などに記憶されているNCプログラムで指令された移動指令解析して指令データを生成し、該指令データに基づいて図示しない機械に取付けられたモータなどを駆動し、該機械を制御する。なお、図4では、スピンドル制御回路スピンドルアンプ手動パルス発生器用インタフェースなどは図示を省略している。

0031

外部インタフェース19は、ラダー図モニタ装置2などの外部機器との間でデータの送受を行うためのインタフェースである。外部インタフェース19の具体例としては、Ethernet(登録商標)インタフェースやRS232−Cインタフェース、USBインタフェースなどがある。
ラダー図モニタ装置2は、外部インタフェース19を介してCNC1に内蔵されているプログラマブルコントローラ17から取得したラダープログラム122の動作状況に係る情報を表示する装置である。ラダー図モニタ装置2は、図示しないCPUやメモリ、表示コントローラを備えており、プログラマブルコントローラ17から取得したラダープログラム122の動作状況に係る情報、およびCNC1の動作状況に係る情報に基づいて後述するラダー図モニタ表示処理を実行し、ユーザにより視認可能な表示画面を生成して表示する。

0032

図4は、本実施形態におけるラダー図モニタ表示機能を提供するラダー図モニタ装置2の機能ブロック図である。本実施形態のラダー図モニタ装置2は、ラダープログラム動作状況取得部200、CNC情報一覧テーブル作成部210、CNC動作状況取得部220、表示用データ生成部230、表示部240、および操作部250を備える。
ラダープログラム動作状況取得部200は、ラダー図モニタ装置2が接続されているCNC1に内蔵されているプログラマブルコントローラ17により実行されているラダープログラムと、該ラダープログラムの動作状況に係る情報をCNC1の外部インタフェース19を介して取得し、CNC情報一覧テーブル作成部210および表示用データ生成部230へと出力する。ラダープログラムの動作状況の取得はラダー図モニタ装置2の動作周期毎に行われる。また、ラダープログラムの取得はラダープログラムの動作状況の取得と同様に動作周期毎に行ってもよいが、ラダー図モニタ表示機能の動作開始時や表示対象となるラダープログラムが操作部250等の操作に基づいて切換え時などにのみラダープログラムの取得を行って図示しないメモリ等に記憶し、該記憶したラダープログラムを表示に利用するようにしてもよい。

0033

CNC情報一覧テーブル作成部210は、ラダー図モニタ表示機能の動作開始時、および表示対象となるラダープログラムが操作部250等の操作に基づいて切換え時、ラダープログラム動作状況取得部200が取得したラダープログラムの内部を検索して該ラダープログラムの回路コメント内に記述されているキーワードを抽出し、該キーワードが登録されたCNC情報一覧テーブル300を作成する。キーワードの抽出は、例えば上記したようにキーワードを%で括った書式を採用している場合には、回路コメントの文字列の行頭から%を検索し、%を発見した場合には更に次の%を検索した上で2つの%の間の文字列をキーワードとして抽出する。そして、2つ目の%の次の文字を行頭とみなして上記と同様の処理を繰り返すことで、1つの回路コメント内から全てのキーワードを抽出することができる。これを全ての回路コメントに対して実行すればよい。

0034

CNC動作状況取得部220は、CNC情報一覧テーブル300に登録されているキーワードに基づいてCNC情報テーブル310を参照し、該キーワードに対応するCNCの動作状況に係る情報を特定し、特定したCNCの動作状況に係る情報をCNC1から取得し、取得したCNCの動作状況に係る情報と、対応するキーワードとを対としたデータを表示用データ生成部230へと出力する。CNCの動作状況の取得はラダー図モニタ装置2の動作周期毎に行われる。

0035

図5は、CNC情報テーブル310の例を示している。CNC情報テーブル310には、キーワードとCNCの動作状況に係る情報の対応関係が記録されている。図5の例では、キーワード「POS1」にはCNCの動作状況に係る情報「1軸目の現在位置」が関連付けられており、キーワード「CM」にはCNCの動作状況に係る情報「実行中の指令コード」が関連付けられている。

0036

表示用データ生成部230は、ラダープログラム動作状況取得部200が取得したラダープログラムに対してラダープログラムの動作状況に係る情報に基づいて接点やランプなどの表示態様を変更すると共に、該ラダープログラムの回路コメント内に記述されているキーワードを、CNC動作状況取得部220が取得したCNCの動作状況に係る情報で置換することで、表示用データを作成する。作成した表示用データは表示部240に出力される。
接点やランプなどの表示態様の変更については、一般的なラダー図の表示方法と同様に、信号状態のON/OFFに応じて該接点や該コイルの表示色を変えるようにするなど、一般的な表示方法を採用することができる。
文字列の置換においては、表示用のデータとして複製したラダープログラムの回路コメントに対して、CNC動作状況取得部220から出力されてきたキーワードとCNCの動作状況に係る情報とが対となっているデータに基づいて、表示用のデータとして複製したラダープログラムの回路コメントに含まれるキーワードに係る文字列(例えば、%POS1%)を一般的な置換アルゴリズムを用いてCNCの動作状況に係る情報へと置換する。

0037

表示部240は、表示制御のための表示コントローラと、液晶画面などの表示装置により構成され、表示用データ生成部230から出力されてきた表示用データを作業者により視認可能な態様で表示する。
操作部250は、操作盤、キーボードマウスタッチパネルなどの入力装置により構成され、作業者から、ラダー図モニタ表示機能の動作開始/終了、表示するラダープログラムの切換え、表示のスクロールなどの操作要求受け付けて、該操作要求に対応する動作を上記した各機能手段に対して指令する。なお、図5においては、操作部250からの各機能手段への指令乃至データの流れについては省略している。

0038

図6は、ラダー図モニタ装置2上で実行されるラダー図モニタ表示処理のフローチャートである。
●[ステップSA01]CNC情報一覧テーブル作成部210は、ラダー図モニタ表示処理が開始された時、または表示対象となるラダープログラムが切換えられた時、CNC情報の格納に使用するCNC情報一覧テーブル300をクリアする。
●[ステップSA02]ラダープログラム動作状況取得部200は、表示対象となるラダープログラムをCNC1から取得する。

0039

●[ステップSA03]CNC情報一覧テーブル作成部210は、ラダープログラム動作状況取得部200が取得した表示対象のラダープログラムから各データを抽出し、該ラダープログラム内の回路コメントの有無を確認する。回路コメントがある場合にはステップSA04へ進み、回路コメントが無い場合にはステップSA07へ進む。
●[ステップSA04]CNC情報一覧テーブル作成部210は、ラダープログラム内から回路コメントの文字列を抽出する。
●[ステップSA05]CNC情報一覧テーブル作成部210は、ステップSA04で抽出した回路コメントの文字列内にキーワードが含まれているか否かを判定する。キーワードが含まれている場合にはステップSA06へ進み、キーワードが含まれている場合にはステップSA07へ進む。
●[ステップSA06]CNC情報一覧テーブル作成部210は、ステップSA04で抽出した回路コメントの文字列から全てのキーワードを抽出してCNC情報一覧テーブル300に登録する。

0040

●[ステップSA07]CNC動作状況取得部220は、CNC情報一覧テーブル300に登録された各CNC情報をCNC1から取得する。
●[ステップSA08]表示用データ生成部230は、表示部240に表示するラダープログラムの回路コメントにキーワードがあるか否かを判定する。回路コメントにキーワードがある場合にはステップSA09へ進み、無い場合にはステップSA10へ進む。
●[ステップSA09]表示用データ生成部230は、ラダープログラムの回路コメントの文字列内のキーワードを、該キーワードに対応するCNCの動作状況に係る情報に置換した表示データを作成し、表示部240に対して出力する。
●[ステップSA10]表示用データ生成部230は、ラダープログラム回路コメントの文字列をそのままに表示データを作成し、表示部240に対して出力する。

0041

●[ステップSA11]操作部250による操作指示を受け付け、該操作指示に従って処理を実行する。
●[ステップSA12]ラダー図モニタ機能の動作終了を操作指示されたかを判定する。ラダー図モニタ機能の動作終了を指示された場合には本処理を終了し、そうでない場合にはステップSA13へ進む。
●[ステップSA13]表示するラダープログラムの切換えを操作指示されたか判定する。切替を操作指示された場合にはステップSA01へ戻り、そうでない場合にはステップSA07へ戻る。

0042

以上のように構成された、本発明のラダー図モニタ装置により、数値制御されている軸をラダープログラムで制御するなど、CNCの動作と連動するラダー回路をデバッグ・診断する場合、ラダー回路で使用している信号の状態と、このラダー回路に関連するCNCの動作状況を、ラダー図モニタ表示に並べて表示することにより、ラダー回路とCNCの動作状況を同時に確認できるため、効率よくラダープログラムのデバッグ・診断を行うことができる。

0043

また、ラダー回路の処理内容を説明する注釈を表示する回路コメント内に、その回路コメントが説明しているラダー回路に関連するCNCの動作状況を表示できるため、該当するラダー回路の処理をより分かり易く説明することができる。

0044

更に、近傍に表示されるCNCの情報をラダー回路毎に設定できるため、ラダー回路に関連するCNCの情報を逐一呼び出したり指定したりすることなく、モニタ表示画面に表示されるラダー回路に応じたCNCの情報が自動的に表示される。

0045

なお、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例にのみに限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。

0046

例えば、上記した実施形態では、CNC1とラダー図モニタ装置2とを別体として構成し、ラダー図モニタ装置2をCNC1と接続して該CNC1で実行されているラダープログラムの動作状況と、CNCの動作状況とをモニタ表示する例を示したが、ラダー図モニタ装置2とCNC1とを1体として構成するようにしてもよい。この場合、ラダー図モニタ装置2が備える機能手段の内、表示部240はCNC1が備える表示コントローラ15および表示ユニット22が、操作部250はMDIコントローラ16およびMDIユニット23が、それぞれ対応し、その他の各機能手段はCPU10がROM11などに記憶されているラダー図モニタ表示機能用のプログラムを実行することで実現される。

0047

また、上記した実施形態では、回路コメントに埋め込まれたキーワードをCNCの動作状況に係る情報に置き換えることで表示データを生成していたが、表示の態様についてもこれに限られるものではなく、例えば回路コメント内のキーワードの近傍に該キーワードに対応するCNCの動作状況に係る情報を表示させるようにしてもよい。

0048

更に、上記した実施形態では、ラダー図モニタ装置2にCNC情報テーブル310を設け、キーワードに対応するCNCの動作状況に係る情報を特定してCNC1から取得する構成としているが、CNC情報テーブル310に対応する構成を数値制御装置側に設け、キーワードを用いてCNC1に問い合わせることで、対応するCNCの動作状況に係る情報を取得できるように構成してもよい。このようにすることで、ラダー図モニタ装置2側にCNC情報テーブル310に相当する構成を設ける必要が無くなる。

0049

1CNC(数値制御装置)
2ラダー図モニタ装置
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13不揮発性メモリ
14外部記憶媒体インタフェース
15表示コントローラ
16MDIコントローラ
17プログラマブルコントローラ
18外部信号インタフェース
19外部インタフェース
20バス
21 外部記憶媒体
22表示ユニット
23 MDIユニット
24 I/O機器
121信号メモリ
122ラダープログラム
200 ラダープログラム動作状況取得部
210 CNC情報一覧テーブル作成部
220 CNC動作状況取得部
230表示用データ生成部
240 表示部
250 操作部
300 CNC情報一覧テーブル
310 CNC情報テーブル

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