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技術 原子炉圧力容器減圧設備

出願人 日立GEニュークリア・エナジー株式会社
発明者 塩田大地谷口大輔鈴木博志菊池亮
出願日 2015年9月16日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2015-182464
公開日 2017年3月23日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-058223
状態 特許登録済
技術分野 原子炉の冷却 原子力プラント
主要キーワード 減圧設備 空気作動弁 過渡変化 アキュームレータ内 駆動ガス 原子炉施設 起動失敗 主蒸気逃がし安全弁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年3月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

自動減圧機能駆動ガス供給源が破損した場合であっても、残留する駆動ガスの流出を防ぎ、原子炉圧力容器内減圧を確実に実施することができること。

解決手段

本発明の原子炉圧力容器減圧設備は、上記課題を解決するために、原子炉格納容器内に配置され、主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管の他端に、第1、第2及び第3の接続口の内の前記第1の接続口を接続するように設けられた三方弁の第2の接続口に一端が接続され、駆動ガス供給源からの駆動ガスを供給する駆動ガス供給配管に一端が接続され、他端が前記駆動ガス供給源に接続された駆動ガス配管に、前記駆動ガス供給源の喪失時に、原子炉格納容器内に配置され、駆動ガス供給配管の他端に接続されたアキュームレータ内に残留する駆動ガスの漏洩を防止する空気作動弁が設置されていることを特徴とする。

概要

背景

一般に、原子炉施設においては、原子炉格納容器内に格納された原子炉圧力容器の圧力を低減するための原子炉圧力容器減圧設備が備えられており、この原子炉圧力容器減圧設備には、運転時の異常な過渡変化時及び事故時に原子炉加圧を防止するために、主蒸気逃がし安全弁が設置されている。この主蒸気逃がし安全弁には、安全弁機能逃がし弁機能があり、この二つの機能によって、自動的に原子炉圧力容器の蒸気を原子炉格納容器内に排出し、原子炉圧力容器の加圧を防止している。

安全弁機能では、主蒸気配管内部の圧力により、主蒸気逃がし安全弁内部のスプリング押し上げられることで弁が開状態となり、原子炉圧力容器の減圧が行なわれる。

一方、逃がし弁機能では、三方弁の動作により、供給される駆動ガスにより弁体を押し上げることで弁が開状態となり、原子炉圧力容器の減圧が行なわれる。

また、駆動ガスは、駆動ガス供給源より常にアキュームレータ充填されている状態にあり,そこから主蒸気逃がし安全弁に供給されるが、プラントの通常時は、三方弁により主蒸気逃がし安全弁への駆動ガスの供給を閉止している状態にある。

従って、三方弁の操作により、必要に応じて加圧状態にあるアキュームレータより駆動ガスが主蒸気逃がし安全弁に供給され、弁が開くシステムとなっている。

また、何らかの理由により、駆動ガス供給源が喪失した場合にも、アキュームレータに残留する駆動ガスによって、主蒸気逃がし安全弁の駆動が可能である。

なお、逃がし弁機能の駆動ガスを供給後に駆動ガス供給源が破損しても駆動ガスが流出しないように、駆動ガス供給管逆止弁を設けることが特許文献1に記載されている。

この特許文献1の構成により、アキュームレータ内の駆動ガスは保たれ、駆動ガス供給源が破損した場合でも、三方弁の操作により主蒸気逃がし安全弁を開状態にできるものである。

概要

自動減圧機能の駆動ガスの供給源が破損した場合であっても、残留する駆動ガスの流出を防ぎ、原子炉圧力容器内の減圧を確実に実施することができること。 本発明の原子炉圧力容器減圧設備は、上記課題を解決するために、原子炉格納容器内に配置され、主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管の他端に、第1、第2及び第3の接続口の内の前記第1の接続口を接続するように設けられた三方弁の第2の接続口に一端が接続され、駆動ガス供給源からの駆動ガスを供給する駆動ガス供給配管に一端が接続され、他端が前記駆動ガス供給源に接続された駆動ガス配管に、前記駆動ガス供給源の喪失時に、原子炉格納容器内に配置され、駆動ガス供給配管の他端に接続されたアキュームレータ内に残留する駆動ガスの漏洩を防止する空気作動弁が設置されていることを特徴とする。

目的

本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、自動減圧機能の駆動ガスの供給源が破損した場合であっても、残留する駆動ガスの流出を防ぎ、原子炉圧力容器内の減圧を確実に実施することができる原子炉圧力容器減圧設備を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

原子炉格納容器内原子炉圧力容器に接続された主蒸気配管に配置され、原子炉施設の異常時に前記原子炉圧力容器内蒸気を前記原子炉格納容器内に放出する主蒸気逃がし安全弁と、該主蒸気逃がし安全弁に一端が接続され、該主蒸気逃がし安全弁に駆動ガスを導く主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管と、前記原子炉格納容器内に配置され、前記主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管の他端に、第1、第2及び第3の接続口の内の前記第1の接続口を接続するように設けられた三方弁と、該三方弁の第2の接続口に一端が接続され、駆動ガス供給源からの駆動ガスを供給する駆動ガス供給配管と、前記原子炉格納容器内に配置され、前記駆動ガス供給配管の他端に接続されたアキュームレータと、前記駆動ガス供給配管に一端が接続され、他端が前記駆動ガス供給源に接続された駆動ガス配管とを備え、前記原子炉格納容器内に格納された前記原子炉圧力容器の圧力を低減する原子炉圧力容器減圧設備であって、前記駆動ガス配管上に、前記駆動ガス供給源の喪失時に前記アキュームレータ内残留する駆動ガスの漏洩を防止する空気作動弁が設置されている主蒸気逃がし安全弁駆動装置を備えていることを特徴とする原子炉圧力容器減圧設備。

請求項2

請求項1に記載の原子炉圧力容器減圧設備において、前記空気作動弁は、前記駆動ガス供給源が喪失していない際には、該駆動ガス供給源からの駆動ガスを駆動源とすることを特徴とする原子炉圧力容器減圧設備。

請求項3

請求項1に記載の原子炉圧力容器減圧設備において、前記空気作動弁の前記アキュームレータ側の前記駆動ガス配管上に、逆止弁を設けたことを特徴とする原子炉圧力容器減圧設備。

技術分野

0001

本発明は原子炉圧力容器減圧設備係り、特に、運転時の異常な過渡変化時及び事故時に原子炉加圧を防止する主蒸気逃がし安全弁駆動装置を備えているものに好適な原子炉圧力容器減圧設備に関する。

背景技術

0002

一般に、原子炉施設においては、原子炉格納容器内に格納された原子炉圧力容器の圧力を低減するための原子炉圧力容器減圧設備が備えられており、この原子炉圧力容器減圧設備には、運転時の異常な過渡変化時及び事故時に原子炉の加圧を防止するために、主蒸気逃がし安全弁が設置されている。この主蒸気逃がし安全弁には、安全弁機能逃がし弁機能があり、この二つの機能によって、自動的に原子炉圧力容器の蒸気を原子炉格納容器内に排出し、原子炉圧力容器の加圧を防止している。

0003

安全弁機能では、主蒸気配管内部の圧力により、主蒸気逃がし安全弁内部のスプリング押し上げられることで弁が開状態となり、原子炉圧力容器の減圧が行なわれる。

0004

一方、逃がし弁機能では、三方弁の動作により、供給される駆動ガスにより弁体を押し上げることで弁が開状態となり、原子炉圧力容器の減圧が行なわれる。

0005

また、駆動ガスは、駆動ガス供給源より常にアキュームレータ充填されている状態にあり,そこから主蒸気逃がし安全弁に供給されるが、プラントの通常時は、三方弁により主蒸気逃がし安全弁への駆動ガスの供給を閉止している状態にある。

0006

従って、三方弁の操作により、必要に応じて加圧状態にあるアキュームレータより駆動ガスが主蒸気逃がし安全弁に供給され、弁が開くシステムとなっている。

0007

また、何らかの理由により、駆動ガス供給源が喪失した場合にも、アキュームレータに残留する駆動ガスによって、主蒸気逃がし安全弁の駆動が可能である。

0008

なお、逃がし弁機能の駆動ガスを供給後に駆動ガス供給源が破損しても駆動ガスが流出しないように、駆動ガス供給管逆止弁を設けることが特許文献1に記載されている。

0009

この特許文献1の構成により、アキュームレータ内の駆動ガスは保たれ、駆動ガス供給源が破損した場合でも、三方弁の操作により主蒸気逃がし安全弁を開状態にできるものである。

先行技術

0010

特開2014−153257号公報

発明が解決しようとする課題

0011

しかしながら、特許文献1の構成では、逆止弁は他の弁と比較して密閉度が低く、駆動ガス供給源の破損から長時間が経過した後には、駆動ガスの漏洩により十分な圧力が得られず、自動減圧機能による減圧ができなくなる可能性があるという課題があった。

0012

本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、自動減圧機能の駆動ガスの供給源が破損した場合であっても、残留する駆動ガスの流出を防ぎ、原子炉圧力容器内の減圧を確実に実施することができる原子炉圧力容器減圧設備を提供することにある。

課題を解決するための手段

0013

本発明の原子炉圧力容器減圧設備は、上記目的を達成するために、原子炉格納容器内の原子炉圧力容器に接続された主蒸気配管に配置され、原子炉施設の異常時に前記原子炉圧力容器内の蒸気を前記原子炉格納容器内に放出する主蒸気逃がし安全弁と、該主蒸気逃がし安全弁に一端が接続され、該主蒸気逃がし安全弁に駆動ガスを導く主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管と、前記原子炉格納容器内に配置され、前記主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管の他端に、第1、第2及び第3の接続口の内の前記第1の接続口を接続するように設けられた三方弁と、該三方弁の第2の接続口に一端が接続され、駆動ガス供給源からの駆動ガスを供給する駆動ガス供給配管と、前記原子炉格納容器内に配置され、前記駆動ガス供給配管の他端に接続されたアキュームレータと、前記駆動ガス供給配管に一端が接続され、他端が前記駆動ガス供給源に接続された駆動ガス配管とを備え、前記原子炉格納容器内に格納された前記原子炉圧力容器の圧力を低減する原子炉圧力容器減圧設備であって、前記駆動ガス配管上に、前記駆動ガス供給源の喪失時に前記アキュームレータ内に残留する駆動ガスの漏洩を防止する空気作動弁が設置されている主蒸気逃がし安全弁駆動装置を備えていることを特徴とする。

発明の効果

0014

本発明によれば、自動減圧機能の駆動ガスの供給源が破損した場合であっても、残留する駆動ガスの流出を防ぎ、原子炉圧力容器内の減圧を確実に実施することができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の原子炉圧力容器減圧設備の実施例1を示す概略構成図である。

0016

以下、図示した実施例に基づいて本発明の原子炉圧力容器減圧設備を説明する。

0017

図1に、本発明の原子炉圧力容器減圧設備の実施例1を示す。

0018

該図に示す如く、本実施例の原子炉圧力容器減圧設備は、原子炉格納容器12内の原子炉圧力容器1に接続された主蒸気配管2に配置され、原子炉施設の異常時に原子炉圧力容器1内の蒸気を原子炉格納容器12内に放出する主蒸気逃がし安全弁3と、この主蒸気逃がし安全弁3に一端が接続され、主蒸気逃がし安全弁3に駆動ガスを導く主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管5と、原子炉格納容器12内に配置され、主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管5の他端に、第1、第2及び第3の接続口6a、6b及び6cの内の第1の接続口6aを接続するように設けられた三方弁6と、この三方弁6の第2の接続口6bに一端が接続され、駆動ガス供給源11からの駆動ガスを供給する駆動ガス供給配管7と、原子炉格納容器12内に配置され、駆動ガス供給配管7の他端に接続されたアキュームレータ8と、駆動ガス供給配管7に一端が接続され、他端が駆動ガス供給源11に接続された駆動ガス配管9とから概略構成され、原子炉格納容器12内に格納された原子炉圧力容器1の圧力を低減するものである。なお、符号4は、原子炉圧力容器1の蒸気を原子炉格納容器12内に排出する排気管である。

0019

そして、本実施例では、駆動ガス配管9上に、駆動ガス供給源11の喪失時にアキュームレータ8内に残留する駆動ガスの漏洩を防止する空気作動弁10が設置されている主蒸気逃がし安全弁駆動装置を備えていることを特徴とする。

0020

このように、駆動ガス配管9上に密閉度の高い空気作動弁10を設けることで、駆動ガス供給源11が破損した場合にも、アキュームレータ8内に充填された駆動ガスの圧力を維持することができ、破損から長時間が経過した後にも自動減圧機能の起動失敗リスクを低減できる。

0021

従って、本実施例によれば、自動減圧機能の駆動ガスの供給源が破損した場合であっても、残留する駆動ガスの流出を防ぎ、原子炉圧力容器1内の減圧を確実に実施することができる。

0022

また、駆動ガス供給源11が健全な場合は、供給している駆動ガスを空気作動弁10の駆動源とすることにより、何らかの原因によりアキュームレータ8への駆動ガスの供給ができない場合には、空気作動弁10が閉となるフェイルセーフ設計となり、アキュームレータ8からの駆動ガスの漏洩を確実に防止することが可能である。

0023

更に、駆動ガス供給源11の破損から空気作動弁10の閉止までの駆動ガス漏洩を防止するために、空気作動弁10のアキュームレータ8側の駆動ガス配管9上に逆止弁(図示せず)を設けてもよい。

実施例

0024

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。即ち、上記した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。

0025

1…原子炉圧力容器、2…主蒸気配管、3…主蒸気逃がし安全弁、4…排気管、5…主蒸気逃がし安全弁駆動ガス配管、6…三方弁、6a…三方弁の第1の接続口、6b…三方弁の第2の接続口、6c…三方弁の第3の接続口、7…駆動ガス供給配管、8…アキュームレータ、9…駆動ガス配管、10…空気作動弁、11…駆動ガス供給源、12…原子炉格納容器。

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