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技術 スイッチ信号入力回路

出願人 株式会社豊田自動織機
発明者 児玉和也
出願日 2015年9月3日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-173694
公開日 2017年3月9日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-050761
状態 特許登録済
技術分野 電子的スイッチ1
主要キーワード スイッチ信号入力回路 バッテリ電位 実装率 ツェナー降伏 荷役用モータ プラス入力端子 マイナス入力端子 逆流電流
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

課題

低価格であり、回路部品数が少なく、実装率が高いスイッチ信号入力回路を提供する。

解決手段

スイッチ信号入力回路20は、スイッチ信号基準電位Vbに対する接続又は開放によるスイッチ信号が入力端子20Iに入力され、スイッチ信号に応じて生成する二値信号出力端子20Oに出力するものであり、カソードが入力端子20Iに接続されたツェナーダイオード21と、ツェナーダイオード21のアノードプルダウン用の低電位側の基準電位VGNDとの間に接続された第1の抵抗素子22,23と、ツェナーダイオード21のアノードと出力端子20Oとの間に接続された第2の抵抗素子24と、アノードが出力端子20Oに接続され、カソードがクランプ用の高電位側の基準電位Vrefに接続されたダイオード25と、を備える。

概要

背景

スイッチのオン又はオフによって、接地電位に対して接続又は開放されるスイッチ信号、又は、基準電位に対して接続又は開放されるスイッチ信号が入力されるスイッチ信号入力回路が知られている。スイッチ信号入力回路は、プルアップ技術又はプルダウン技術を用いて、スイッチ信号からディジタル信号といった二値信号(Two levels signal, Binary signal)を生成し、この二値信号を信号処理装置へ出力する。特許文献1には、この種のスイッチ信号入力回路が開示されている。

特許文献1に開示のスイッチ信号入力回路は、外部スイッチ10のオン又はオフによって、接地電位に対して接続又は開放されるスイッチ信号が入力され、プルアップトランジスタ4を用いて、ローレベル又はハイレベルの二値信号を生成する。

また、図3には、スイッチ7のオン又はオフによって、基準電位に対して接続又は開放されるスイッチ信号が入力されるスイッチ信号入力回路10が示されている。このスイッチ信号入力回路10は、プルダウン抵抗を用い、更にはコンパレータを用いて、ローレベル又はハイレベルの二値信号を生成する。

具体的には、スイッチ信号入力回路10は、入力端子10Iと接地電位(プルダウン電位)VGNDとの間に直列に接続された抵抗素子11,12と、抵抗素子11,12の間の接続点10aと基準電位(クランプ電位)Vrefとの間に接続されたクランプダイオード13と、基準電位Vrefと接地電位VGNDとの間に直列に接続された抵抗素子14,15と、抵抗素子11,12の間の接続点10aに接続されたプラス入力端子及び抵抗素子14,15の間の接続点10bに接続されたマイナス入力端子、並びに出力端子10Oに接続された出力端子を有するコンパレータ16と、出力端子10Oと基準電位Vrefとの間に接続された抵抗素子17とを有する。

このスイッチ信号入力回路10では、入力端子10Iに入力される電位に応じて抵抗素子11,12によって分圧された電圧(接続点10a及びコンパレータ16のプラス入力端子の電圧)が、基準電位Vrefを抵抗素子14,15によって分圧した電圧(接続点10b及びコンパレータ16のマイナス入力端子の電圧)以上である場合に、コンパレータ16がハイレベルの信号を出力し、入力端子10Iに入力される電位に応じた分圧が基準電位Vrefの分圧よりも小さい場合に、コンパレータ16がローレベルの信号を出力する。

このスイッチ信号入力回路10は、例えば、ハイブリット車両電気自動車バッテリフォークリフト等の荷役車両等のモータ駆動系に搭載される。モータ駆動系1Xは、主に、バッテリ2と、インバータ3と、モータ4と、回転センサ5と、制御部(信号処理回路)6と、スイッチ7と、スイッチ信号入力回路10とを備える。インバータ3は、バッテリ2の直流電力3相交流電力に変換し、この3相交流電力を3相モータ4へ供給する。モータ4には回転センサ5が取り付けられており、回転センサ5は、モータ4の回転数(回転速度)を検知して制御部6へ送信する。制御部6は、インバータ3の出力電力、及び、回転センサ5からのモータ回転数に基づいてフィードバック制御を行う。そして、スイッチ信号入力回路10は、スイッチ7のオン又はオフによって、バッテリ電位(スイッチ信号用基準電位)に対して接続又は開放されるスイッチ信号が入力端子10Iに入力され、このスイッチ信号に応じてローレベル又はハイレベルの二値信号を生成し、この二値信号を出力端子10oに接続された制御部(信号処理装置)6へ出力する。

概要

低価格であり、回路部品数が少なく、実装率が高いスイッチ信号入力回路を提供する。スイッチ信号入力回路20は、スイッチ信号用基準電位Vbに対する接続又は開放によるスイッチ信号が入力端子20Iに入力され、スイッチ信号に応じて生成する二値信号を出力端子20Oに出力するものであり、カソードが入力端子20Iに接続されたツェナーダイオード21と、ツェナーダイオード21のアノードとプルダウン用の低電位側の基準電位VGNDとの間に接続された第1の抵抗素子22,23と、ツェナーダイオード21のアノードと出力端子20Oとの間に接続された第2の抵抗素子24と、アノードが出力端子20Oに接続され、カソードがクランプ用の高電位側の基準電位Vrefに接続されたダイオード25と、を備える。

目的

本発明は、従来と比較して、低価格であり、回路部品数が少なく、実装率が高いスイッチ信号入力回路を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

スイッチ信号基準電位に対する接続又は開放によるスイッチ信号が入力端子に入力され、前記スイッチ信号に応じて生成する二値信号出力端子に出力するスイッチ信号入力回路であって、カソードが前記入端子に接続されたツェナーダイオードと、前記ツェナーダイオードのアノードプルダウン用の低電位側の基準電位との間に接続された第1の抵抗素子と、前記ツェナーダイオードの前記アノードと前記出力端子との間に接続された第2の抵抗素子と、アノードが前記出力端子に接続され、カソードがクランプ用の高電位側の基準電位に接続されたダイオードと、を備える、スイッチ信号入力回路。

請求項2

前記スイッチ信号用基準電位に対する接続によるスイッチ信号が前記入力端子に入力される場合、前記スイッチ信号用基準電位が前記ツェナーダイオードのツェナー降伏電圧未満であっても、前記出力端子に出力するハイレベル信号は、前記出力端子に接続される信号処理装置の二値信号判別しきい値以上である、請求項1に記載のスイッチ信号入力回路。

請求項3

前記スイッチ信号用基準電位は、鉛蓄電池から生成される、請求項1又は2に記載のスイッチ信号入力回路。

請求項4

前記スイッチ信号用基準電位は、標準値に対して50%から150%まで変動する、請求項1〜3の何れか1項に記載のスイッチ信号入力回路。

請求項5

前記スイッチ信号用基準電位は、荷役車両における車両走行用モータ及び荷役用モータを駆動するためのバッテリから生成される、請求項1〜4の何れか1項に記載のスイッチ信号入力回路。

技術分野

0001

本発明は、スイッチ信号が入力され、このスイッチ信号に応じて二値信号を出力するスイッチ信号入力回路に関する。

背景技術

0002

スイッチのオン又はオフによって、接地電位に対して接続又は開放されるスイッチ信号、又は、基準電位に対して接続又は開放されるスイッチ信号が入力されるスイッチ信号入力回路が知られている。スイッチ信号入力回路は、プルアップ技術又はプルダウン技術を用いて、スイッチ信号からディジタル信号といった二値信号(Two levels signal, Binary signal)を生成し、この二値信号を信号処理装置へ出力する。特許文献1には、この種のスイッチ信号入力回路が開示されている。

0003

特許文献1に開示のスイッチ信号入力回路は、外部スイッチ10のオン又はオフによって、接地電位に対して接続又は開放されるスイッチ信号が入力され、プルアップトランジスタ4を用いて、ローレベル又はハイレベルの二値信号を生成する。

0004

また、図3には、スイッチ7のオン又はオフによって、基準電位に対して接続又は開放されるスイッチ信号が入力されるスイッチ信号入力回路10が示されている。このスイッチ信号入力回路10は、プルダウン抵抗を用い、更にはコンパレータを用いて、ローレベル又はハイレベルの二値信号を生成する。

0005

具体的には、スイッチ信号入力回路10は、入力端子10Iと接地電位(プルダウン電位)VGNDとの間に直列に接続された抵抗素子11,12と、抵抗素子11,12の間の接続点10aと基準電位(クランプ電位)Vrefとの間に接続されたクランプダイオード13と、基準電位Vrefと接地電位VGNDとの間に直列に接続された抵抗素子14,15と、抵抗素子11,12の間の接続点10aに接続されたプラス入力端子及び抵抗素子14,15の間の接続点10bに接続されたマイナス入力端子、並びに出力端子10Oに接続された出力端子を有するコンパレータ16と、出力端子10Oと基準電位Vrefとの間に接続された抵抗素子17とを有する。

0006

このスイッチ信号入力回路10では、入力端子10Iに入力される電位に応じて抵抗素子11,12によって分圧された電圧(接続点10a及びコンパレータ16のプラス入力端子の電圧)が、基準電位Vrefを抵抗素子14,15によって分圧した電圧(接続点10b及びコンパレータ16のマイナス入力端子の電圧)以上である場合に、コンパレータ16がハイレベルの信号を出力し、入力端子10Iに入力される電位に応じた分圧が基準電位Vrefの分圧よりも小さい場合に、コンパレータ16がローレベルの信号を出力する。

0007

このスイッチ信号入力回路10は、例えば、ハイブリット車両電気自動車バッテリフォークリフト等の荷役車両等のモータ駆動系に搭載される。モータ駆動系1Xは、主に、バッテリ2と、インバータ3と、モータ4と、回転センサ5と、制御部(信号処理回路)6と、スイッチ7と、スイッチ信号入力回路10とを備える。インバータ3は、バッテリ2の直流電力3相交流電力に変換し、この3相交流電力を3相モータ4へ供給する。モータ4には回転センサ5が取り付けられており、回転センサ5は、モータ4の回転数(回転速度)を検知して制御部6へ送信する。制御部6は、インバータ3の出力電力、及び、回転センサ5からのモータ回転数に基づいてフィードバック制御を行う。そして、スイッチ信号入力回路10は、スイッチ7のオン又はオフによって、バッテリ電位(スイッチ信号用基準電位)に対して接続又は開放されるスイッチ信号が入力端子10Iに入力され、このスイッチ信号に応じてローレベル又はハイレベルの二値信号を生成し、この二値信号を出力端子10oに接続された制御部(信号処理装置)6へ出力する。

先行技術

0008

特開平5−304448号公報

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、バッテリフォークリフト等の荷役車両では、車両走行用荷役用との2種のモータを駆動するため、バッテリ電圧標準値(Typical value)に対して50%から150%まで変動してしまう。この点に関し、図3に示すスイッチ信号入力回路10では、コンパレータ16を用いているため、上記したようにバッテリ電圧の変動が大きくても、各回路素子温度変動及びばらつきの範囲内で、スイッチ7がオンのときに制御部(信号処理装置)6の信号判別しきい値を満たすハイレベルの信号を生成することができる。

0010

しかしながら、図3に示すスイッチ信号入力回路10では、コンパレータが高価であり、回路部品数が多く、実装率が低い。

0011

そこで、本発明は、従来と比較して、低価格であり、回路部品数が少なく、実装率が高いスイッチ信号入力回路を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

本発明のスイッチ信号入力回路は、スイッチ信号用基準電位に対する接続又は開放によるスイッチ信号が入力端子に入力され、スイッチ信号に応じて生成する二値信号を出力端子に出力するスイッチ信号入力回路であって、カソードが入力端子に接続されたツェナーダイオードと、ツェナーダイオードのアノードとプルダウン用の低電位側の基準電位との間に接続された第1の抵抗素子と、ツェナーダイオードのアノードと出力端子との間に接続された第2の抵抗素子と、アノードが出力端子に接続され、カソードがクランプ用の高電位側の基準電位に接続されたダイオードと、を備える。

0013

このスイッチ信号入力回路によれば、比較的に温度変動が小さいツェナーダイオードを用いることにより、高価なコンパレータを用いることなく、スイッチ信号用基準電位の変動が大きくても、各回路素子の温度変動及びばらつきの範囲内で、スイッチ信号用基準電位に対する接続によるスイッチ信号が入力されるときに、出力端子に接続される信号処理装置の二値信号判別しきい値を満たすハイレベルの信号を生成することができる。このツェナーダイオードは比較的に安価であり、受動素子であるので、低価格であり、回路部品数が少なく、実装率が高いスイッチ信号入力回路を実現可能である。

0014

上記したスイッチ信号入力回路では、スイッチ信号用基準電位に対する接続によるスイッチ信号が入力端子に入力される場合、スイッチ信号用基準電位がツェナーダイオードのツェナー降伏電圧未満であっても、出力端子に出力するハイレベル信号は、出力端子に接続される信号処理装置の二値信号判別しきい値以上である。

0015

一般に、ツェナーダイオードのツェナー降伏電圧未満の動作領域を利用しないように設計するものである。そのためには、ツェナーダイオードとしてツェナー降伏電圧が小さいものを選択するか、或いは、第1の抵抗素子の抵抗値を大きく設定することが考えられる。しかしながら、スイッチ信号用基準電位のためのバッテリ電圧が、例えば標準値の150%まで変動することを考慮すると、ツェナー降伏電圧Vzを小さく設定することは困難である。また、スイッチ7がオフのときのスイッチ信号用基準電位のためのバッテリのリーク電流による誤動作を考慮すると、第1の抵抗素子の抵抗値を大きく設定することは困難である。そこで、本願発明者らは、ツェナーダイオードのツェナー降伏電圧未満の動作領域を積極的に利用することを考案する。

0016

これによれば、ツェナーダイオードのツェナー降伏電圧未満の動作領域をも利用することにより、高価なコンパレータを用いることなく、スイッチ信号用基準電位の変動が大きくても、各回路素子の温度変動及びばらつきの範囲内で、スイッチ信号用基準電位に対する接続によるスイッチ信号が入力されるときに信号処理装置の二値信号判別しきい値を満たすハイレベルの信号を生成することができる。

0017

また、上記したスイッチ信号用基準電位は、鉛蓄電池から生成されてもよい。このように、本発明のスイッチ信号入力回路は、最新リチウム電池等の二次電池を用いるハイブリット車両や電気自動車とは異なり、電圧変動が比較的に大きい鉛蓄電池を用いるバッテリフォークリフト等の荷役車両に好適である。

0018

また、上記したスイッチ信号用基準電位は、標準値に対して50%から150%まで変動してもよい。

0019

また、上記したスイッチ信号用基準電位は、荷役車両における車両走行用モータ及び荷役用モータを駆動するためのバッテリから生成されてもよい。このように、本発明のスイッチ信号入力回路は、バッテリの電圧変動が大きいバッテリフォークリフト等の荷役車両に好適である。

発明の効果

0020

本発明によれば、従来と比較して、低価格であり、回路部品数が少なく、実装率が高いスイッチ信号入力回路を得ることができる。

図面の簡単な説明

0021

本実施形態に係るモータ駆動系の主な構成、及び、本発明の一実施形態に係るスイッチ信号入力回路の構成を示す図である。
図1に示すツェナーダイオードの電圧−電流特性を示す図である。
従来のスイッチ信号入力回路の構成を示す図である。

実施例

0022

以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。

0023

図1は、本実施形態に係るモータ駆動系の主な構成、及び、本発明の一実施形態に係るスイッチ信号入力回路の構成を示す図である。このモータ駆動系1は、バッテリフォークリフト等の荷役車両における車両走行用及び荷役用に用いられるものであり、バッテリ2と、インバータ3と、モータ4と、回転センサ5と、制御部(信号処理回路)6と、スイッチ7と、スイッチ信号入力回路20とを備える。

0024

インバータ3は、6個のスイッチング素子によって構成された3相インバータであり、バッテリ2の直流電力を3相交流電力に変換し、この3相交流電力を3相モータ4へ供給する。モータ4には回転センサ5が取り付けられており、回転センサ5は、モータ4の回転数(回転速度)を検知して制御部6へ送信する。制御部6は、インバータ3の出力電力、及び、回転センサ5からのモータ回転数に基づいて、インバータ3のフィードバック制御を行うことによって、モータ4の駆動制御を行う。

0025

これらのインバータ3、モータ4、回転センサ5、及び、制御部6は、バッテリフォークリフト等の荷役車両では、車両走行用と荷役用との2セット存在する(図示省略)。このように、バッテリフォークリフト等の荷役車両では、車両走行用と荷役用との2種のモータを一つのバッテリ2で駆動するため、バッテリ2の電圧が標準値(Typical value)に対して50%から150%まで変動してしまう。なお、バッテリフォークリフト等の荷役車両では、バッテリ2として比較的に安価な鉛蓄電池が用いられる。

0026

また、制御部6は、スイッチ信号入力回路20からの二値信号を信号処理する信号処理装置として機能する。制御部6は、二値信号判別しきい値を有しており、スイッチ信号入力回路20からの二値信号と二値信号判別しきい値とを比較して、ハイレベル又はローレベルの判別を行う。

0027

スイッチ信号入力回路20は、スイッチ7のオン又はオフによって、バッテリ2の電圧(スイッチ信号用基準電位)に対する接続又は開放によるスイッチ信号が入力され、このスイッチ信号に応じてローレベル又はハイレベルの二値信号を生成し、この二値信号を制御部(信号処理装置)6へ出力する。

0028

スイッチ信号入力回路20の入力端子20Iは、スイッチ7を介してバッテリ2に接続されており、スイッチ信号入力回路20の出力端子20Oは、制御部6に接続されている。スイッチ信号入力回路20は、ツェナーダイオード21と、抵抗素子(第1の抵抗素子)22,23と、抵抗素子(第2の抵抗素子)24と、ダイオード25とを備える。

0029

ツェナーダイオード21と抵抗素子22,23とは、入力端子20Iと接地電位(プルダウン用の低電位側の基準電位)VGNDとの間に直列に接続されている。具体的には、ツェナーダイオード21のカソードは入力端子20Iに接続されており、ツェナーダイオード21のアノードは直列接続された抵抗素子22,23を介して接地電位VGNDに接続されている。

0030

ツェナーダイオード21と抵抗素子22,23との接続点20aと、出力端子20Oとの間には、抵抗素子24が接続されており、出力端子20Oと基準電位Vrefとの間にはダイオード25が接続されている。具体的には、ダイオード25のアノードが出力端子20Oに接続されており、ダイオード25のカソードが基準電位(クランプ用の高電位側の基準電位)Vrefに接続されている。

0031

ダイオード25は、所謂クランプダイオードである。ダイオード25は、接続点20aの電圧が基準電位Vref以上であるときに、出力端子20Oの電圧を基準電位Vrefにクランプする。詳説すれば、ダイオード25は、接続点20aの電圧が基準電位Vref+ダイオード25の順方向電圧Vf以上であるときに、出力端子20Oの電圧をVref+Vfにクランプする。また、ダイオード25は、接続点20aの電圧が基準電位Vrefよりも小さいときには、詳説すれば、接続点20aの電圧がVref+Vfよりも小さいときには、基準電位Vrefからの逆流電流を防止する。

0032

また、抵抗素子24は、ダイオード25のための保護抵抗である。抵抗素子24は、接続点20aの電圧が基準電位Vref以上であるときに、詳説すれば、接続点20aの電圧がVref+Vf以上であるときに、ダイオード25に流れる電流を抑制する。

0033

次に、スイッチ信号入力回路20の動作を説明する。なお、理解を高めるために、具体的な条件の一例を以下に示す。
バッテリ2の電圧Vb:標準値24V、最小値12V〜最大値36V(標準値の50%〜150%)
ツェナーダイオード21のツェナー降伏電圧Vz:標準値15V
クランプダイオード25の順方向電圧Vf:標準値1V
クランプ用の高電位側の基準電位Vref:標準値5V
制御部6の二値信号判別しきい値Vth:標準値1V
(1)スイッチ7がオフのとき

0034

接続点20aが接地電位VGNDにプルダウンされ、出力端子20Oには、制御部6の二値信号判別しきい値Vthよりも小さいローレベルの信号が出力される。
(2)スイッチ7がオンのとき
(2−1)Vref+Vf+Vz≦Vbのとき

0035

接続点20aには、バッテリ2の電圧Vbからツェナーダイオード21のツェナー降伏電圧Vzを差し引いた電圧が発生する。このとき、接続点20aの電圧はVref+Vf以上であるので、出力端子20Oの電圧はクランプダイオード25によって基準電位Vrefにクランプされ、出力端子20OにはVref+Vfが出力される。このように、出力端子20Oには、制御部6の二値信号判別しきい値Vth以上のハイレベルの信号が出力される。
(2−2)Vz≦Vb<Vref+Vf+Vzのとき

0036

接続点20aには、バッテリ2の電圧Vbからツェナーダイオード21のツェナー降伏電圧Vzを差し引いた電圧が発生する。このとき、接続点20aの電圧はVref+Vfよりも小さいので、出力端子20Oには、接続点20aの電圧が出力される。この場合でも、出力端子20Oには、制御部6の二値信号判別しきい値Vth以上のハイレベルの信号が出力される。
(2−3)Vth≦Vb<Vzのとき

0037

ツェナーダイオード21は図2に示すツェナー降伏電圧Vz未満の領域Aで動作することとなり、接続点20aには、バッテリ2の電圧Vbからツェナーダイオード21の端子間電圧を差し引いた電圧が発生し、出力端子20Oには、接続点20aの電圧が出力される。この場合でも、出力端子20Oには、制御部6の二値信号判別しきい値Vth以上のハイレベルの信号が出力される。

0038

ここで、(2)スイッチ7がオンのときに、スイッチ信号入力回路20の出力信号(ハイレベル)のレベルを、制御部6の二値信号判別しきい値Vthに対して十分に大きくして、(2−3)ツェナーダイオード21のツェナー降伏電圧Vz未満の動作領域Aを利用しないようにするためには、ツェナーダイオード21としてツェナー降伏電圧Vzが小さいものを選択するか、或いは、抵抗素子22,23の抵抗値を大きく設定することが考えられる。

0039

しかしながら、標準値の150%まで変動するバッテリ2の電圧変動を考慮すると、ツェナー降伏電圧Vzを小さく設定することは困難である。また、スイッチ7がオフのときのバッテリ2のリーク電流による誤動作を考慮すると、抵抗素子22,23の抵抗値を大きく設定することは困難である。

0040

一般に、(2−3)ツェナーダイオード21のツェナー降伏電圧Vz未満の動作領域Aを利用しないように設計するものであるが、更に言えば、上記問題点を考慮して、ツェナーダイオード21の利用を諦め、図3に示すコンパレータを用いた回路を採用するものであるが、本願発明者らは、(2−3)ツェナーダイオード21のツェナー降伏電圧Vz未満の動作領域Aを積極的に利用するものである。

0041

このように、本実施形態のスイッチ信号入力回路20によれば、比較的に温度変動が小さいツェナーダイオード21を用いることにより、また、ツェナーダイオード21のツェナー降伏電圧Vz以下の動作領域Aをも利用することにより、高価なコンパレータを用いることなく、バッテリ2の電圧(スイッチ信号用基準電位)の変動が大きくても、各回路素子21〜25の温度変動及びばらつきの範囲内で、スイッチ7がオンのときに制御部(信号処理装置)6の二値信号判別しきい値を満たすハイレベルの信号を生成することができる。

0042

このツェナーダイオード21は比較的に安価であり、受動素子であるので、本実施形態によれば、低価格であり、回路部品数が少なく、実装率が高いスイッチ信号入力回路を実現可能である。例えば、図3に示す従来のスイッチ信号入力回路10の回路部品数7個に対して、回路部品数5個へ削減することができる。

0043

なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。

0044

1,1X…モータ駆動系、2…バッテリ、3…インバータ、4…モータ、5…回転センサ、6…制御部(信号処理装置)、7…スイッチ、10…スイッチ信号入力回路、10I…入力端子、10O…出力端子、10a,10b…接続点、11,12,14,15,17…抵抗素子、13…クランプダイオード、16…コンパレータ、20…スイッチ信号入力回路、20I…入力端子、20O…出力端子、20a…接続点、21…ツェナーダイオード、22,23,24…抵抗素子、25…クランプダイオード、Vb…バッテリ電圧(スイッチ信号用基準電位)、Vz…ツェナー降伏電圧、Vf…順方向電圧、VGND…接地電位(低電位側の基準電位)、Vref…基準電位(高電位側の基準電位)、Vth…二値信号判別しきい値。

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