図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2017年3月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

画像表示パネル配列パターンを容易に認識する。

解決手段

表示装置ユニット10は、複数の画像表示パネル32を有し、複数の画像表示パネル32の表示面が平面上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示するものであって、画像表示パネル32は、印加電圧印加される駆動電極部と、前記印加電圧に応じて検出電圧が発生する検出電極部と、を有し、一部の画像表示パネル32である印加画像表示パネルが有する駆動電極部のみに印加電圧を印加する。

概要

背景

例えばパブリックビューイング等、大きな画面で画像を表示することが求められる場合、タイリングディスプレイという技術が用いられる。タイリングディスプレイは、例えば特許文献1に示すように、液晶ディスプレイ等の画像表示パネルを平面状に複数配列させて、その複数の画像表示パネルで1つの画像を表示する表示装置ユニットである。

タイリングディスプレイにおいて適切な画像を表示する場合には、画像表示パネルの配列パターンを把握しておき、その配列パターンに応じて各画像表示パネルに映像信号を送信する必要がある。例えば、画像表示パネルが2行2列に4つ配置されているタイリングディスプレイの場合、1行1列目に配置されている画像表示パネルを特定しておき、その画像表示パネルに、全体で表示する全体画像のうち左上(1行1列目)に該当する画像の映像信号を送信する必要がある。例えば、1行1列目に配置されている画像表示パネルに、全体画像のうち右上(1行2列目)に該当する画像を表示させてしまった場合、意図する全体画像が適切に表示することができなくなる。

概要

画像表示パネルの配列パターンを容易に認識する。表示装置ユニット10は、複数の画像表示パネル32を有し、複数の画像表示パネル32の表示面が平面上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示するものであって、画像表示パネル32は、印加電圧印加される駆動電極部と、前記印加電圧に応じて検出電圧が発生する検出電極部と、を有し、一部の画像表示パネル32である印加画像表示パネルが有する駆動電極部のみに印加電圧を印加する。

目的

本発明は、上記課題を解決するために、画像表示パネルの配列パターンを容易に認識することができる表示装置ユニット、制御装置及び画像表示パネルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

複数の画像表示パネルを有し、前記複数の画像表示パネルの表示面が平面上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示する表示装置ユニットであって、前記画像表示パネルは、印加電圧印加される駆動電極部と、前記印加電圧に応じて検出電圧が発生する検出電極部と、を有し、一部の前記画像表示パネルである印加画像表示パネルが有する前記駆動電極部のみに前記印加電圧を印加する、表示装置ユニット。

請求項2

前記印加画像表示パネルは、前記複数の画像表示パネル同士の配列パターンを確認する際に、前記駆動電極部に前記印加電圧を印加する、請求項1に記載の表示装置ユニット。

請求項3

前記印加画像表示パネル以外の画像表示パネルである待機画像表示パネルは、前記印加画像表示パネルへの前記印加電圧に応じて、前記検出電極部で前記検出電圧が発生する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置ユニット。

請求項4

前記待機画像表示パネルは、隣接する前記印加画像表示パネルで前記印加電圧が印加されることで、前記検出電圧が発生する、請求項3に記載の表示装置ユニット。

請求項5

前記画像表示パネルは、複数の駆動電極部及び検出電極部を有し、前記印加画像表示パネルは、複数の駆動電極部に順番に前記印加電圧を印加する、請求項3に記載の表示装置ユニット。

請求項6

前記待機画像表示パネルは、前記印加画像表示パネルと隣接する側に配置された前記検出電極部で、前記検出電圧が発生する、請求項5に記載の表示装置ユニット。

請求項7

前記待機画像表示パネルは、前記検出電圧を、前記画像表示パネル毎に異なる振幅波形に信号化して出力する、請求項3に記載の表示装置ユニット。

請求項8

前記検出電極部は、前記画像表示パネルへの近接物体に応じて自身の静電容量が変化する、請求項1に記載の表示装置ユニット。

請求項9

前記画像表示パネルを制御する制御部を更に有し、前記制御部は、前記検出電圧に基づき、前記複数の画像表示パネル同士の配列パターンを検出する、請求項3に記載の表示装置ユニット。

請求項10

前記制御部は、前記印加画像表示パネルと、前記検出電圧が発生した前記待機画像表示パネルとの位置関係を検出し、その位置関係に基づき、前記複数の画像表示パネル同士の配列パターンを検出する、請求項9に記載の表示装置ユニット。

請求項11

前記制御部は、前記印加画像表示パネルと、前記検出電圧が発生した前記待機画像表示パネルとを、互いに隣接する画像表示パネルと判断する、請求項10に記載の表示装置ユニット。

請求項12

前記制御部は、前記印加画像表示パネルを順次別の画像表示パネルに切り替えて隣接する画像表示パネルを順次検出することにより、前記複数の画像表示パネル同士の配列パターンを検出する、請求項11に記載の表示装置ユニット。

請求項13

前記制御部は、全ての画像表示パネルを前記印加画像表示パネルとして選択することにより、前記複数の画像表示パネル同士の配列パターンを検出する、請求項12に記載の表示装置ユニット。

請求項14

前記制御部は、隣接する画像表示パネルであると判断された画像表示パネルが重複した場合に、その重複した画像表示パネルに隣接する画像表示パネルの情報を統合して前記複数の画像表示パネル同士の配列パターンを検出し、全ての画像表示パネルについて隣接する画像表示パネルの検出が終了した場合に、次の印加画像表示パネルの選択を取りやめて、前記印加画像表示パネルとして選択する画像表示パネルの総数を、全画像表示パネルの総数よりも小さくする、請求項12に記載の表示装置ユニット。

請求項15

前記制御部は、前記検出電圧に基づき、隣接する画像表示パネル同士の位置ずれを検出する、請求項11に記載の表示装置ユニット。

請求項16

駆動電極部及び検出電極部を有する複数の画像表示パネルを含み、複数の画像表示パネルの表示面が平面状上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示する画像表示パネルユニットに画像を表示させる制御装置であって、一部の前記画像表示パネルである印加画像表示パネルが有する前記駆動電極部のみに印加電圧を印加させ、前記印加画像表示パネル以外の画像表示パネルである待機画像表示パネルが有する前記検出電極部で前記印加電圧に応じて発生した検出電圧を取得して、前記検出電圧に基づき、前記複数の画像表示パネル同士の配列パターンを確認する、制御装置。

請求項17

印加電圧が印加される駆動電極部と、前記印加電圧に応じて検出電圧が発生する検出電極部と、前記駆動電極部及び前記検出電極部の動作を制御するパネル制御部と、を有し、前記パネル制御部は、前記駆動電極部に前記印加電圧を印加する際には、前記検出電極部を、前記検出電圧を発生させない状態とし、前記駆動電極部に前記印加電圧を印加しない際には、前記検出電極部を、前記検出電圧を発生可能な状態とする、画像表示パネル。

技術分野

0001

本開示は、複数の画像表示パネルを有する表示装置ユニット制御装置及び画像表示パネルに関する。

背景技術

0002

例えばパブリックビューイング等、大きな画面で画像を表示することが求められる場合、タイリングディスプレイという技術が用いられる。タイリングディスプレイは、例えば特許文献1に示すように、液晶ディスプレイ等の画像表示パネルを平面状に複数配列させて、その複数の画像表示パネルで1つの画像を表示する表示装置ユニットである。

0003

タイリングディスプレイにおいて適切な画像を表示する場合には、画像表示パネルの配列パターンを把握しておき、その配列パターンに応じて各画像表示パネルに映像信号を送信する必要がある。例えば、画像表示パネルが2行2列に4つ配置されているタイリングディスプレイの場合、1行1列目に配置されている画像表示パネルを特定しておき、その画像表示パネルに、全体で表示する全体画像のうち左上(1行1列目)に該当する画像の映像信号を送信する必要がある。例えば、1行1列目に配置されている画像表示パネルに、全体画像のうち右上(1行2列目)に該当する画像を表示させてしまった場合、意図する全体画像が適切に表示することができなくなる。

先行技術

0004

特開2012−128186号公報

発明が解決しようとする課題

0005

このように、タイリングディスプレイは、画像表示パネルの配列パターンを認識することが必要であるが、例えば画像表示パネルの数が多くなった場合など、画像表示パネルの配列パターンの認識が困難となる場合がある。

0006

本発明は、上記課題を解決するために、画像表示パネルの配列パターンを容易に認識することができる表示装置ユニット、制御装置及び画像表示パネルを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本開示の表示装置ユニットは、複数の画像表示パネルを有し、前記複数の画像表示パネルの表示面が平面上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示する表示装置ユニットであって、前記画像表示パネルは、印加電圧印加される駆動電極部と、前記印加電圧に応じて検出電圧が発生する検出電極部と、を有し、一部の前記画像表示パネルである印加画像表示パネルが有する前記駆動電極部に前記印加電圧を印加する。

0008

本開示の制御装置は、駆動電極及び検出電極を有する複数の画像表示パネルを含み、複数の画像表示パネルの表示面が平面状上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示する画像表示パネルユニットに画像を表示させる制御装置であって、一部の前記画像表示パネルである印加画像表示パネルが有する前記駆動電極部のみに印加電圧を印加させ、前記印加画像表示パネル以外の画像表示パネルである待機画像表示パネルが有する前記検出電極部で前記印加電圧に応じて発生した検出電圧を取得して、前記検出電圧に基づき、前記複数の画像表示パネル同士の配列パターンを確認する。

0009

本開示の画像表示パネルは、印加電圧が印加される駆動電極部と、前記印加電圧に応じて検出電圧が発生する検出電極部と、前記駆動電極部及び前記検出電極部の動作を制御するパネル制御部と、を有し、前記パネル制御部は、前記駆動電極部に前記印加電圧を印加する際には、前記検出電極部を、前記検出電圧を発生させない状態とし、前記駆動電極部に前記印加電圧を印加しない際には、前記検出電極部を、前記検出電圧を発生可能な状態とする。

図面の簡単な説明

0010

図1は、タイリングディスプレイについて説明する説明図である。
図2は、タイリングディスプレイについて説明する説明図である。
図3は、第1実施形態に係る表示装置ユニットの構成を示すブロック図である。
図4は、画像表示パネルの構成を説明する説明図である。
図5は、第1実施形態における画像表示パネルの積層構造を示す図である。
図6は、第1実施形態におけるタッチ検出について説明する説明図である。
図7は、第1実施形態における制御部の構成を説明するブロック図である。
図8は、第1実施形態におけるパネル制御部の構成を説明するブロック図である。
図9は、制御部による配列パターンの検出処理の内容を説明するためのフローチャートである。
図10は、タイミング情報の一例を説明するための図である。
図11は、タイミング同期情報の一例を説明するための説明図である。
図12は、タイミング同期処理の処理フローを説明するフローチャートである。
図13は、印加電圧及び検出電圧の一例を示す図である。
図14は、印加電圧を印加した場合における検出電圧の発生について説明する説明図である。
図15は、印加電圧を印加した場合における検出電圧の発生について説明する説明図である。
図16は、印加電圧を印加した場合における検出電圧の発生について説明する説明図である。
図17は、配列情報作成処理の処理フローを説明するフローチャートである。
図18Aは、位置ずれ情報の検出処理の一例を説明するための図である。
図18Bは、位置ずれ情報の検出処理の一例を説明するための図である。
図18Cは、位置ずれ情報の検出処理の一例を説明するための図である。
図18Dは、位置ずれ情報の検出処理の一例を説明するための図である。
図19は、第2実施形態に係る画像表示パネルユニットの構成を示す模式図である。
図20は、第2実施形態に係る配列情報の作成方法の例を説明する説明図である。
図21は、第2実施形態に係る配列情報の作成方法の処理フローを示すフローチャートである。
図22は、第3実施形態に係る画像表示パネルの構成を説明する説明図である。
図23Aは、第3実施形態に係る駆動検出電極部の模式的な回路図である。
図23Bは、第3実施形態におけるタッチ検出について説明する説明図である。
図24は、第3実施形態における検出電圧の発生について説明する説明図である。
図25Aは、第3実施形態において印加電圧を印加した場合の検出電圧の発生について説明する説明図である。
図25Bは、第3実施形態において印加電圧を印加した場合の検出電圧の発生について説明する説明図である。
図25Cは、第3実施形態において印加電圧を印加した場合の検出電圧の発生について説明する説明図である。
図25Dは、第3実施形態において印加電圧を印加した場合の検出電圧の発生について説明する説明図である。
図26は、第4実施形態に係る表示装置ユニットの構成を示すブロック図である。
図27Aは、第4実施形態に係るパネル制御部の構成を示すブロック図である。
図27Bは、第4実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。
図28は、リターン検出電圧について説明する説明図である。
図29は、印加電圧の印加とリターン検出電圧の発生を説明するための説明図である。
図30は、印加電圧の印加とリターン検出電圧の発生を説明するための説明図である。
図31は、印加電圧の印加とリターン検出電圧の発生を説明するための説明図である。

実施例

0011

以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。

0012

(第1実施形態)
最初に、第1実施形態について説明する。第1実施形態に係る表示装置ユニット10は、複数の画像表示パネルが平面状に配列した画像表示パネルユニット30を有する。表示装置ユニット10は、複数の画像表示パネル32を有し、複数の画像表示パネル32の表示面が平面上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示するものであり、いわゆるタイリングディスプレイである。

0013

以下、図1及び図2を用い、一般的なタイリングディスプレイの一例について説明する。図1及び図2は、タイリングディスプレイについて説明する説明図である。図1及び図2は、画像表示パネル100A、100B、100C、100Dの表示面(画像を表示する面)が平面上に配列したタイリングディスプレイ100を示している。画像表示パネル100Aは、左上に配置されており、画像表示パネル100Bは、右上に配置されており、画像表示パネル100Cは、左下に配置されており、画像表示パネル100Dは、右下に配置されている。

0014

タイリングディスプレイ100は、画像表示パネル100A、100B、100C、100Dの各表示面を1つの画面として画像を表示する。図1に示すように、タイリングディスプレイ100にアルファベットの「A」という1つの画像を表示させる場合、タイリングディスプレイ100は、画像表示パネル100Aには「A」の左上に該当する部分画像を表示させ、画像表示パネル100Bには「A」の右上に該当する部分画像を表示させ、画像表示パネル100Cには「A」の左下に該当する部分画像を表示させ、画像表示パネル100Dには「A」の右下に該当する部分画像を表示させる。

0015

一方、タイリングディスプレイ100が各画像表示パネルの配列パターンを認識できない場合、タイリングディスプレイ100は、画像表示パネルが配置されている箇所に対応した画像信号を送信できず、画像表示パネルが、自身の配置されている箇所に対応した部分画像を表示できないおそれがある。例えば、このような場合、図2に示すように、タイリングディスプレイ100は、画像表示パネル100Aには「A」の右上に該当する部分画像を表示させ、画像表示パネル100Bには「A」の左上に該当する部分画像を表示させ、画像表示パネル100Cには「A」の右下に該当する部分画像を表示させ、画像表示パネル100Dには「A」の左下に該当する部分画像を表示させてしまう場合がある。

0016

このように、タイリングディスプレイは、各画像表示パネルが全体のどの位置に配置されているかの情報(配列パターン)を認識し、各画像表示パネルに対し、その画像表示パネルの位置に対応する部分画像の画像信号を送信する必要がある。第1実施形態に係る表示装置ユニット10は、各画像表示パネル32の配列パターンを検出することが可能である。

0017

(表示装置ユニットの全体構成)
図3は、第1実施形態に係る表示装置ユニットの構成を示すブロック図である。図3に示すように、表示装置ユニット10は、制御部20と、画像表示パネルユニット30とを有する。画像表示パネルユニット30は、画像表示パネル32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G、32H、32Iを有する。以下、画像表示パネル32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G、32H、32Iを互いに区別しない場合は、画像表示パネル32と記載する。制御部20は、全ての画像表示パネル32に接続されており、各画像表示パネル32の駆動を制御するものであるが、詳細な説明は後述する。

0018

(画像表示パネルユニットの構成)
画像表示パネルユニット30は、複数の画像表示パネル32の表示面が平面上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示する。図3に示すように、画像表示パネルユニット30は、画像表示パネル32がX方向及びY方向に二次元マトリクス状に配列している。ここで、X方向は行方向であり、Y方向と直交する列方向であるが、X方向及びY方向は、これに限られない。画像表示パネルユニット30は、複数の画像表示パネル32が、X方向に沿って3列、Y方向に沿って3行の3行3列で配列している。第1実施形態において、画像表示パネル32Aは、第2行第1列目に配置されている。画像表示パネル32Bは、第3行第2列目に配置されている。画像表示パネル32Cは、第1行第2列目に配置されている。画像表示パネル32Dは、第1行第1列目に配置されている。画像表示パネル32Eは、第3行第3列目に配置されている。画像表示パネル32Fは、第2行第2列目に配置されている。画像表示パネル32Gは、第1行第3列目に配置されている。画像表示パネル32Hは、第3行第1列目に配置されている。画像表示パネル32Iは、第2行第3列目に配置されている。ただし、画像表示パネルユニット30は、複数の画像表示パネル32が平面状に配列しているものであれば、画像表示パネル32の数は任意である。また、画像表示パネルユニット30は、複数の画像表示パネル32が平面状に配列しているものであれば、図3に示したような配列に限られず、例えば、複数の画像表示パネル32が1列に配列するものであってもよく、階段状に配列するものであってもよい。

0019

(画像表示パネルの構成)
次に、画像表示パネル32の構成について説明する。図4は、画像表示パネルの構成を説明する説明図である。画像表示パネル32は、タッチ検出機能付の画像表示パネル(いわゆるタッチパネル)である。図4に示すように、画像表示パネル32は、パネル部34と、パネル制御部36とを有する。パネル部34は、画像を表示する表示面を有し、かつ表示面への近接物体を検出する。パネル制御部36は、パネル部34の動作を制御する。

0020

図4に示すように、パネル部34は、駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eと、検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eと、を有する。駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eは、Y方向に沿って延在しており、X方向にこの順で並んでいる電極である。検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eは、駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eに対向して設けられる電極である。検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eは、X方向に沿って延在しており、Y方向にこの順で並んでいる。以下、駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eを互いに区別しない場合は、駆動電極部38と記載し、検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eを互いに区別しない場合は、検出電極部39と記載する。駆動電極部38及び検出電極部39の形状、配列順、及び数は、図4の例に限られない。

0021

駆動電極部38は、複数の画像表示パネル32同士の配列パターンを確認する際の各タイミングにおいて、印加電圧VAが印加される。検出電極部39は、他の画像表示パネル32(自身の画像表示パネル32以外の画像表示パネル)における駆動電極部38の印加電圧VAに応じて、検出電圧VDが発生する。また、駆動電極部38は、近接物体の検出であるタッチ検出における駆動電極としての機能も有する。そして、検出電極部39は、タッチ検出におけるタッチ検出用の電極としての機能も有する。

0022

図5は、第1実施形態における画像表示パネルの積層構造を示す図である。図5に示すように、パネル部34は、画素基板40Aと、画素基板40Aに対向して配置された対向基板40Bと、画素基板40Aと対向基板40Bとの間に設けられた液晶層43とを有している。画素基板40Aは、回路基板としてのTFT基板41と、このTFT基板41上に2次元マトリクス状に配設された複数の画素電極42とを有する。TFT基板41には、図示しない各画素薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)や、画素電極42に画像信号を供給する画素信号線SGL、各TFTを駆動する走査信号線GCL等の配線が形成されている。

0023

対向基板40Bは、ガラス基板44と、このガラス基板44の一方の面に形成されたカラーフィルタ45と、このカラーフィルタ45の上に形成された複数の駆動電極部38とを有する。カラーフィルタ45は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のカラーフィルタ層周期的に配列して構成したもので、各表示画素にR、G、Bの3色が1組として対応付けられている。駆動電極部38は、画像を表示する場合の共通駆動電極、タッチ検出を行う上での駆動電極、及び画像表示パネル32の配列パターンを確認する際の駆動電極としての機能を有する。駆動電極部38は、例えばITO(Indium Tin Oxide)により構成されるものである。駆動電極部38は、図示しないコンタクト導電柱によってTFT基板41と連結され、このコンタクト導電柱を介して、TFT基板41から印加電圧VAなどの電圧が印加されるようになっている。

0024

ガラス基板44の他方の面には、複数の検出電極部39が形成されている。検出電極部39は、タッチ検出を行う上での検出電極、及び画像表示パネル32の配列パターンを確認する際の検出電極としての機能を有する。検出電極部39は、駆動電極部38と同様に、例えばITOにより構成されるものである。さらに、この検出電極部39の上には、偏光板46が配設されている。

0025

液晶層43は、電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものであり、例えば、TN(ツイテッドマティック)、VA(垂直配向)、ECB(電界制御複屈折)等の各種モードの液晶が用いられる。なお、液晶層43と画素基板40Aとの間、および液晶層43と対向基板40Bとの間には、それぞれ配向膜が配設され、また、画素基板40Aの下面側には入射側偏光板が配置されるが、ここでは図示を省略している。

0026

このように、駆動電極部38は、タッチ検出を行う上での駆動電極、及び画像表示パネル32の配列パターンを確認する際の駆動電極としての機能を有する。同様に、検出電極部39は、タッチ検出を行う上での検出電極、及び画像表示パネル32の配列パターンを確認する際の検出電極としての機能を有する。ただし、画像表示パネル32の構成は、以上説明したものに限られない。画像表示パネル32の配列パターンの確認については後述し、以下、タッチ検出について説明する。

0027

図6は、第1実施形態におけるタッチ検出について説明する説明図である。図4図5に示すように、本実施形態における駆動電極部38と検出電極部39とは、互いに対向して設けられた別々の電極である。本実施形態における画像表示パネル32は、静電容量式のタッチパネルであり、より詳しくは、駆動電極部38と検出電極部39とで容量を形成する相互容量検出式のタッチパネルである。具体的には、図6の(A)に示すように、タッチ検出を行う場合、タッチ駆動信号が駆動電極部38に印加される。タッチ駆動信号は、最大電圧タッチ駆動電圧VT0である、所定の周波数交流信号である。タッチ駆動信号が印加された場合、対向する検出電極部39は、タッチ駆動信号に対応するタッチ検出信号を発生させる。タッチ検出信号は、画像表示パネル32などに指110などの近接物体が近接又はタッチしていない場合、最大電圧は、タッチ駆動電圧VT0に対応したタッチ検出電圧VT1となる。

0028

一方、画像表示パネル32に指110などの近接物体が近接又はタッチしている場合、駆動電極部38と検出電極部39とで形成した容量成分に加え、近接物体と検出電極部39とが容量成分を形成する。この駆動電極部38と検出電極部39とが形成する容量成分と、近接物体と検出電極部39とが形成する容量成分とは、等価回路上では直列なものとなる。従って、画像表示パネル32に近接物体が近接した場合、タッチ検出信号の最大電圧は、タッチ検出電圧VT1よりも値が小さいタッチ検出電圧VT2となる。本実施形態においては、タッチ検出信号の最大電圧が、所定の閾値であるタッチ電圧閾値VT3よりも小さい場合に、画像表示パネル32に指110などの近接物体が近接又はタッチしていると判断する。画像表示パネル32は、このようにタッチ検出を行う。

0029

(制御部の構成)
次に、制御部20の構成について説明する。制御部20は、画像表示パネル32を制御する制御装置を構成する。図7は、第1実施形態における制御部の構成を説明するブロック図である。制御部20は、タイミング同期部50と、画像表示制御部52と、配列情報部54と、を有する。タイミング同期部50は、制御部20と画像表示パネル32との動作タイミングを同期するためのタイミング同期情報を作成する。画像表示制御部52は、各画像表示パネル32の画像表示を制御するものである。配列情報部54は、各画像表示パネル32が全体のどの位置に配置されているか(配列パターン)の情報である配列情報を作成するものである。

0030

タイミング同期部50は、RTC部60と、タイミング信号部62と、タイミング同期情報作成部64と、を有する。RTC部60は、制御部20のRTC(Real Time Clock;リアルタイムクロック)であり、制御部20固有時刻を計時する。RTC部60は、1秒オーダーの精度を有するものであるが、計時精度は任意であり、さらに精度の高いミリ秒オーダーの精度を有する高精度RTC部を有していてもよい。

0031

タイミング信号部62は、各画像表示パネル32にタイミング信号を出力するものである。タイミング信号とは、本実施形態ではピング(Ping)である。

0032

タイミング同期情報作成部64は、タイミング信号と、タイミング信号へのリターン信号であるリターンタイミングと、制御部20及び画像表示パネル32の各固有時刻と、に基づき、タイミング同期情報を作成する。タイミング同期情報は、制御部20から出された命令が各画像表示パネル32に届くまでの遅延時間の情報である。タイミング同期情報の作成処理の詳細については、後述する。

0033

画像表示制御部52は、タイミング同期部50のタイミング同期情報、及び配列情報部54の配列情報等に基づき、各画像表示パネル32に所定の画像を表示させるための画像信号を送信する。

0034

配列情報部54は、印加電圧出力指示部70、検出電圧情報作成部72、隣接情報作成部74、配列情報作成部76、及び位置ずれ情報作成部78を有する。

0035

印加電圧出力指示部70は、画像表示パネル32に対し、自身の駆動電極部38へ印加電圧VAを印加するよう指示を出す。

0036

検出電圧情報作成部72は、他の画像表示パネル32(自身の画像表示パネル32以外の画像表示パネル)の印加電圧VAに応じて発生した検出電圧VDを取得して、検出電圧情報A1を作成する。検出電圧情報A1については後述する。

0037

隣接情報作成部74は、検出電圧情報A1に基づき、互いに隣接する画像表示パネル32を示す情報である隣接情報Bを作成する。隣接情報Bについては後述する。

0038

配列情報作成部76は、隣接情報Bに基づき、複数の画像表示パネル32同士の配列パターンを示す配列情報Cを作成する。配列情報Cについては後述する。

0039

位置ずれ情報作成部78は、検出電圧情報A1に基づき、隣接する画像表示パネル32同士の位置ずれの情報である位置ずれ情報Dを作成する。位置ずれ情報Dについては後述する。

0040

制御部20は、以上説明した構成となる。

0041

(パネル制御部の構成)
次に、パネル制御部36の構成について説明する。図8は、第1実施形態におけるパネル制御部の構成を説明するブロック図である。図8に示すように、パネル制御部36は、パネルタイミング部80と、パネル表示制御部82と、タッチ制御部83と、電極制御部84と、を有する。パネルタイミング部80は、制御部20のタイミング同期部50からのタイミング信号を受信し、リターンタイミング信号を出力する。パネル表示制御部82は、制御部20の画像表示制御部52からの画像信号に基づき、パネル部34に画像を表示させる。タッチ制御部83は、パネル部34のタッチ検出を制御する。電極制御部84は、制御部20の印加電圧出力指示部70の指示に基づき印加電圧VAの印加を行い、検出電圧VDを制御部20の検出電圧情報作成部72に出力する。

0042

パネルタイミング部80は、パネルRTC部90と、パネルタイミング信号部92と、を有する。パネルRTC部90は、画像表示パネル32のRTCであり、自身の画像表示パネル32固有の時刻を計時する。パネルRTC部90は、1秒オーダーの精度を有するものであるが、計時精度は任意であり、さらに精度の高いミリ秒オーダーの精度を有する高精度RTC部を有していてもよい。

0043

パネルタイミング信号部92は、タイミング信号部62からのタイミング信号を受信し、タイミング信号部62にリターンタイミング信号を出力する。

0044

電極制御部84は、印加電圧出力部94と、検出電圧送信部96と、を有する。印加電圧出力部94は、制御部20の印加電圧出力指示部70の指示に基づき、自身の駆動電極部38に印加電圧VAを印加する。検出電圧送信部96は、自身の画像表示パネル32における検出電極部39に発生した検出電圧VDを、制御部20の検出電圧情報作成部72に送信する。

0045

パネル制御部36は、以上のような構成となっている。

0046

処理内容
次に、制御部20による、画像表示パネル32の配列パターンを検出するための処理内容について説明する。図9は、制御部による配列パターンの検出処理の内容を説明するためのフローチャートである。図9に示すように、制御部20は、最初に、タイミング同期処理を実行し(ステップS10)、配列パターンを検出する上でのタイミング同期情報を作成する。タイミング同期処理を実行した後、制御部20は、画像表示パネル32の配列パターンを示す配列情報の作成処理を実行する(ステップS12)。配列情報作成処理を実行した後、制御部20は、隣接する画像表示パネル32同士の位置ずれの情報である位置ずれ情報を作成する(ステップS14)。これにより、画像表示パネル32の配列パターンを検出するための処理は終了する。制御部20は、この処理結果に基づき、各画像表示パネル32に、画像表示パネル32が配置されている箇所に対応した画像信号を送信する。画像表示パネル32は、この適切な画素信号に基づき、自身の配置されている箇所に対応した画像を表示する。以下、ステップS10、S12、S14の各処理の詳細を説明する。

0047

(タイミング同期処理)
最初に、図9のステップS10のタイミング同期処理について説明する。タイミング同期処理とは、制御部20から出された命令が各画像表示パネル32に届くまでの遅延時間を予め検出しておく処理である。制御部20は、画像表示パネル32の配列パターン検出において、この遅延時間を考慮した制御を行うことで、各画像表示パネル32の動作の同期をとることが可能となり、適切に配列パターンの検出を行うことが可能となる。

0048

制御部20のタイミング同期部50は、タイミング信号部62により、全ての画像表示パネル32に対し、タイミング信号を出力する。また、タイミング同期部50は、制御部20自身に対しても、タイミング信号を出力する。

0049

画像表示パネル32は、タイミング信号を取得すると、パネルタイミング信号部92により、タイミング信号のリターン信号であるリターンタイミング信号を生成し、制御部20のタイミング同期情報作成部64に出力する。また、パネルタイミング信号部92は、パネルRTC部90から、リターンタイミング信号を出力する際の自身の固有時刻の情報である固有時刻情報を取得して、制御部20のタイミング同期情報作成部64に出力する。同様に、制御部20のタイミング同期部50は、自身へのタイミング信号を取得すると、リターンタイミング信号を生成して、タイミング同期情報作成部64へ出力する。また、タイミング同期部50は、RTC部60から、リターンタイミング信号を出力する際の自身の固有時刻の情報である固有時刻情報を取得して、タイミング同期情報作成部64に出力する。

0050

タイミング同期情報作成部64は、タイミング信号を出力した制御部20の固有時刻と、リターンタイミング信号を取得した制御部20の固有時刻とに基づき、タイミング遅れ時間を検出する。リターンタイミング信号は、各画像表示パネル32が出力するものであるため、タイミング遅れ時間は、画像表示パネル32毎に検出される。タイミング遅れ時間は、タイミング信号を出力した時刻とリターンタイミング信号を取得した時刻との差であり、制御部20から出された命令が各画像表示パネル32に届くまでの遅延時間に当たるものとなる。また、リターンタイミング信号は、制御部20自身も出力するものであるため、タイミング遅れ時間は、制御部20自身についても検出される。制御部20自身のタイミング遅れ時間は、制御部20内での制御における遅延時間である。また、タイミング同期情報作成部64は、リターンタイミング信号を出力した際の各画像表示パネル32の固有時刻情報、及びリターンタイミング信号を出力した際の制御部20の固有時刻情報を取得する。

0051

タイミング同期情報作成部64は、各画像表示パネル32と制御部20とのタイミング信号遅れ時間と、各画像表示パネル32及び制御部20の固有時刻情報とを、タイミング情報として記憶する。制御部20のタイミング同期部50は、このタイミング情報の作成処理を複数回繰り返し、複数のタイミング情報を作成する。

0052

図10は、タイミング情報の一例を説明するための図である。図10は、最初のタイミングである第1タイミング情報と、その次のタイミング情報である第2タイミング情報と、その次のタイミング情報である第3タイミング情報を示している。図10の第1タイミング情報によると、リターンタイミング信号を出力した際の制御部20の固有時刻は100(s)であり、画像表示パネル32Aの固有時刻は320(s)であり、画像表示パネル32Bの固有時刻は250(s)であり、画像表示パネル32Cの固有時刻は720(s)である。これは、同じタイミングにおける各部の時刻を示しており、例えば、制御部20の時刻が100(s)であるとき、画像表示パネル32Aの時刻は320(s)であることを示している。

0053

また、図10の第1タイミング情報によると、制御部20自身のタイミング遅れ時間は16(ms)であり、画像表示パネル32Aのタイミング遅れ時間は16(ms)であり、画像表示パネル32Bのタイミング遅れ時間は16(ms)であり、画像表示パネル32Cのタイミング遅れ時間は24(ms)である。これは、例えば、制御部20が自身に命令を出した場合の遅延時間が16(ms)であり、画像表示パネル32Aに命令を出した場合の遅延時間も、同様に16(ms)であることを示している。

0054

図10に示すように、タイミング同期情報作成部64は、以上説明した第1タイミング情報と、その後のタイミング情報である第2タイミング情報、及び第3タイミング情報とを取得する。第2タイミング情報は、第1タイミング情報よりも32秒後に行われた処理であるため、例えば第2タイミング情報における制御部20の固有時刻は132(s)である。なお、図10では、画像表示パネル32のうち画像表示パネル32A、32B、32Cの情報のみを記載しているが、実際のタイミング情報は、全ての画像表示パネル32の情報を有している。

0055

タイミング同期情報作成部64は、このように作成した複数のタイミング情報に基づき、タイミング同期情報を作成する。タイミング同期情報は、制御部20の固有時刻と各画像表示パネル32の固有時刻との対応関係の情報である時刻同期情報と、制御部20から出された命令が各画像表示パネル32に届くまでの遅延時間情報と、を有する。タイミング同期情報作成部64は、制御部20の固有時刻と、各画像表示パネル32の固有時刻との差に基づき、時刻同期情報を作成する。また、タイミング同期情報作成部64は、各画像表示パネル32の遅れ時間の情報に基づき、遅延時間情報を作成する。なお、タイミング同期情報作成部64は、少なくとも1つのタイミング情報に基づいてタイミング同期情報を作成すればよい。

0056

図11は、タイミング同期情報の一例を説明するための説明図である。図11は、図10の第1タイミング情報、第2タイミング情報、及び第3タイミング情報に基づき作成されたタイミング同期情報を示している。図11によると、時刻同期情報は、画像表示パネル32Aの固有時刻が、制御部20の固有時刻に対して220(s)進んでいることを示している。同様に、画像表示パネル32Bの固有時刻は、制御部20の固有時刻に対して150(s)進んでおり、画像表示パネル32Cの固有時刻は、制御部20の固有時刻に対して620(s)進んでいる。この時刻同期情報は、各タイミング情報における制御部20の固有時刻と、各画像表示パネル32の固有時刻との差の値となっている。

0057

また、図11によると、遅延時間情報は、画像表示パネル32Aの遅延時間、すなわち制御部20からの命令が画像表示パネル32Aまで届く時間(片道の時間)が、8.16(ms)であることを示している。この遅延時間情報は、第1タイミング情報、第2タイミング情報、及び第3タイミング情報における画像表示パネル32Aのタイミング遅れ時間の平均値を、2で割った値となっている。同様に、画像表示パネル32Bの遅延時間は、8.16(ms)であり、画像表示パネル32Cの遅延時間は、12.16(ms)である。ただし、遅延時間情報は、第1タイミング情報、第2タイミング情報、及び第3タイミング情報における画像表示パネル32Aのタイミング遅れ時間の最大値を、2で割った値であってもよい。

0058

タイミング同期情報作成部64は、以上のようにタイミング同期情報を作成する。制御部20は、このタイミング同期情報に基づき、後の配列パターン情報作成の制御等を行う。例えば、制御部20は、時刻同期情報に基づき、各画像表示パネル32に対し、固有時刻を指定した制御が可能となる。また、制御部20は、所定の固有時刻に画像表示パネル32に処理を行わせる場合、その固有時刻よりも少なくとも遅延時間だけ前に命令を出力することにより、所定の固有時刻に遅れることなく処理を行わせることが可能となる。

0059

以上説明したタイミング同期処理の処理フローを、フローチャートにより説明する。図12は、タイミング同期処理の処理フローを説明するフローチャートである。図12に示すように、最初に、制御部20は、タイミング信号部62により、制御部20及び各画像表示パネル32に対し、タイミング信号を出力する(ステップS20)。タイミング信号を出力した後、制御部20は、タイミング同期情報作成部64により、制御部20及び各画像表示パネル32からのリターンタイミング信号と、固有時刻情報とを取得する(ステップS22)。

0060

リターンタイミング信号と固有時刻情報とを取得した後、制御部20は、タイミング同期情報作成部64により、タイミング情報を作成する(ステップS24)。タイミング情報は、各画像表示パネル32と制御部20とのタイミング信号遅れ時間と、各画像表示パネル32及び制御部20の固有時刻情報とを有する情報である。タイミング情報を作成した後、制御部20は、タイミング同期情報作成部64により、タイミング同期情報を作成する(ステップS26)。タイミング同期情報は、制御部20の固有時刻と各画像表示パネル32の固有時刻との対応関係の情報である時刻同期情報と、制御部20から出された命令が各画像表示パネル32に届くまでの遅延時間情報と、を有する情報である。本実施形態において、タイミング同期情報作成部64は、複数のタイミング情報に基づき、タイミング同期情報を作成する。ステップS26でタイミング同期情報を作成することにより、本処理は終了する。

0061

(配列情報作成処理)
次に、図9のステップS12の配列情報作成処理について説明する。以下に示す配列情報作成処理においては、制御部20は、画像表示パネル32に画像を表示させない。最初に、制御部20の配列情報部54は、印加電圧出力指示部70により、画像表示パネル32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G、32H、32Iのうち1つを印加画像表示パネルとして選択する。印加電圧出力指示部70は、その印加画像表示パネルに対し、自身の駆動電極部38へ印加電圧VAを印加するよう指示を出す。そして、印加電圧出力指示部70は、印加画像表示パネル以外の全ての画像表示パネル32である待機画像表示パネルに対し、検出電極部39を待機状態、すなわち印加電圧VAを検出して検出電極VDを発生可能な状態にする旨の指示を出す。

0062

例えば、印加電圧出力指示部70は、画像表示パネル32Fを印加画像表示パネルとして選択した場合、画像表示パネル32Fのパネル制御部36が有する印加電圧出力部94に対し、印加電圧VAを印加するよう指示を出力する。ただし、印加電圧出力指示部70は、画像表示パネル32F以外を印加画像表示パネルとして選択してもよいし、同時に複数の画像表示パネル32を印加画像表示パネルとして選択してもよい。ただし、配列情報部54は、同じタイミングにおいては、全ての画像表示パネル32のうち一部の画像表示パネル32のみを、印加画像表示パネルとして選択する。

0063

印加画像表示パネルとして選択された画像表示パネル32Fの印加電圧出力部94は、印加電圧出力指示部70からの指示に基づき、自身の駆動電極部38へ印加電圧VAを印加する。印加電圧出力部94は、駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eの順で、順次各駆動電極部38に印加電圧VAを印加する。印加電圧出力部94は、同時には1つの、駆動電極部38にしか印加電圧VAを印加せず、他の駆動電極部38は電圧が印加されない状態となる。なお、印加電圧出力部94の印加電圧VAを印加する順番は、これに限られない。また、印加画像表示パネルとして選択された画像表示パネル32Fの印加電圧出力部94は、自身の検出電極部39を、印加電圧VAを検出しない(検出電圧VDを発生させない)ベースライン駆動モードにする。

0064

印加画像表示パネルとして選択された画像表示パネル32Fの駆動電極部38に印加電圧VAが印加された場合、印加画像表示パネル以外の画像表示パネル32である待機画像表示パネルの少なくとも一部は、検出電極部39において、その印加電圧VAに対応した検出電圧VDが発生する。待機画像表示パネルの検出電極部39は、印加画像表示パネルの駆動電極部38と容量成分を構成する位置にある場合、検出電圧VDが発生する。すなわち、一部の待機画像表示パネルの検出電極部39は、印加画像表示パネルの駆動電極部38と一対の電極としてコンデンサを形成するため、その検出電極部39は、他方の電極である駆動電極部38への印加電圧VAにより、検出電圧VDが発生する。詳しくは後述するが、本実施形態においては、印加画像表示パネルにX方向又はY方向で隣接する待機画像表示パネルにおいて、検出電極部39で検出電圧VDが発生する。

0065

図13は、印加電圧及び検出電圧の一例を示す図である。図13の(A)に示すように、印加電圧VAは、最大電圧値VA1を有する所定の周波数の電圧信号である。同様に、図13の(B)に示すように、検出電圧VDは、最大電圧値VD1を有して印加電圧VAと対応する(同じ)周波数の電圧信号である。本実施形態においては、印加画像表示パネルにX方向又はY方向で隣接する待機画像表示パネルの検出電極部39であって、印加画像表示パネル側に位置する検出電極部39において、検出電圧VDが発生する。言い換えれば、本実施形態においては、印加電圧VAが印加された駆動電極部38とX方向又はY方向で隣接する検出電極部39において、検出電圧VDが発生する。印加電圧VAによって検出電極部39に発生する電圧は、印加電圧VAが印加された駆動電極部38から距離が離れるに従って減衰する。本実施形態においては、印加電圧VAが印加された駆動電極部38にX方向又はY方向で隣接しない検出電極部39は、検出電圧VDを発生させた検出電極部39よりも駆動電極部38からの距離が離れているため、図13の(C)に示すように、電圧が発生しない。

0066

ただし、印加電圧VAが印加された駆動電極部38にX方向又はY方向で隣接しない検出電極部39であっても、印加電圧VAが印加された駆動電極部38と容量成分を構成する位置にある場合は、図13の(D)に示すように、検出電圧VDよりも最大電圧値が小さい低検出電圧VL(最大電圧値VL1)が発生する場合がある。低検出電圧VLは、検出電圧VDを発生させる検出電極部39よりも、印加電圧VAが印加された駆動電極部38からの距離が離れており、かつ、印加電圧VAが印加された駆動電極部38と容量成分を構成する位置にある検出電極部39において発生する。この場合、制御部20は、所定の閾値を有する検出電圧閾値VTHを予め記憶しておき、検出電圧閾値VTHより値が大きい最大電圧値をもつ電圧信号を、印加電圧VAとし、検出電圧閾値VTHより値が小さい最大電圧値をもつ電圧信号を、低検出電圧VLとする。なお、上述のように、検出電極部39に発生する電圧は、待機画像表示パネルからの距離が離れるに従って減衰する。制御部20は、検出電圧閾値VTHを複数設けることにより、より離れた画像表示パネル32の位置を検出することができる。

0067

以下、画像表示パネル32Fの駆動電極部38に順次印加電圧VAを印加した場合における検出電圧VDの発生について説明する。図14から図16は、印加電圧を印加した場合における検出電圧の発生について説明する説明図である。上述のように、印加画像表示パネルである画像表示パネル32Fは、駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eに、順次印加電圧VAを印加する。図14は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aに印加電圧VAを印加したタイミングにおいて、検出電圧VDが発生する検出電極部39を示している。図15は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38B、38C、38Dに印加電圧VAを順次印加したタイミングにおいて、検出電圧VDが発生する検出電極部39を示している。図16は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Eに印加電圧VAを印加したタイミングにおいて、検出電圧VDが発生する検出電極部39を示している。

0068

図14に示すように、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aに印加電圧VAが印加されると、画像表示パネル32Fの駆動電極部38AにX方向又はY方向で隣接する検出電極部39において、検出電圧VDが発生する。具体的には、画像表示パネル32Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38AにX方向で左側に隣接する検出電極部39Eにおいて検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32Iは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38AにX方向で右側に隣接する検出電極部39Aにおいて、検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32Cは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38AにY方向で上側に隣接する検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eにおいて、検出電圧VDが発生する。以上で説明した以外の検出電極部39は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aに隣接していないため、このタイミングにおいて検出電圧VDが発生しない。

0069

また、図15に示すように、画像表示パネル32Fの駆動電極部38B、38C、38Dに印加電圧VAが印加されると、画像表示パネル32Fの駆動電極部38B、38C、38DにX方向又はY方向で隣接する検出電極部39において、検出電圧VDが発生する。具体的には、画像表示パネル32Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38B、38C、38DにX方向で左側に隣接する検出電極部39Eにおいて、検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32Iは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38B、38C、38DにX方向で右側に隣接する検出電極部39Aにおいて、検出電圧VDが発生する。以上で説明した以外の検出電極部39は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38B、38C、38Dに隣接していないため、このタイミングにおいて、検出電圧VDが発生しない。

0070

また、図16に示すように、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Eに印加電圧VAが印加されると、画像表示パネル32Fの駆動電極部38EにX方向又はY方向で隣接する検出電極部39において、検出電圧VDが発生する。具体的には、画像表示パネル32Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38EにX方向で左側に隣接する検出電極部39Eにおいて、検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32Iは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38EにX方向で右側に隣接する検出電極部39Aにおいて、検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32Bは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38AにY方向で下側に隣接する検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eにおいて、検出電圧VDが発生する。以上で説明した以外の検出電極部39は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Eに隣接していないため、このタイミングにおいて、検出電圧VDが発生しない。なお、図14から図16で説明したいずれの状態においても、印加画像表示パネルである画像表示パネル32Fの検出電極部39は、ベースライン駆動モードとなっているため、検出電圧VDが発生しない。

0071

このように、検出電圧VDが発生する検出電極部39は、印加画像表示パネルに印加される駆動電極部38に応じて変化する。待機画像表示パネルの検出電圧送信部96は、自身の検出電極部39で発生した検出電圧VDを、逐次、制御部20の検出電圧情報作成部72に出力する。制御部20の検出電圧情報作成部72は、この検出電圧VDから、パネル種類情報A2と、検出電極種類情報A3と、検出電極タイミング情報A4とを有する検出電圧情報A1を作成する。パネル種類情報A2は、検出電圧VDを送信した待機画像表示パネルが、どの画像表示パネル32であるかを示す情報である。検出電極種類情報A3は、検出電圧VDを送信してきた画像表示パネル32が有する全検出電極部39のうちで、どの検出電極部39において検出電圧VDが発生したかの情報である。また、検出電極タイミング情報A4は、その検出電極部39が、順次印加電圧VAが印加されたどのタイミングにおいて、検出電圧VDが発生したかの情報である。従って、言い換えれば、検出電圧情報A1は、複数の駆動電極部38のうちどの駆動電極部38に印加電圧VAが印加された際に、どの検出電極部39に検出電圧VDが発生したかの情報である。なお、検出電圧送信部96は、パネル制御部36に検出電圧VDを出力して、パネル制御部36が制御部20の検出電圧情報作成部72に検出電圧VDを出力してもよい。

0072

なお、検出電圧情報作成部72は、制御部20が各画像表示パネル32に異なるネットワークコード割り当てることで、パネル種類情報A2を取得する。ただし、検出電圧情報作成部72は、例えば各画像表示パネル32の検出電圧送信部96が、各画像表示パネル32を識別するためにコード化された検出電圧VDを出力することにより、パネル種類情報A2を取得可能である。例えば、検出電圧送信部96は、検出電圧VDの信号に固有の周波数の信号を加えた信号を、制御部20に出力する。従って、この信号の振幅波形は、画像表示パネル32毎に異なるものになる。検出電圧送信部96は、この検出電圧VDの信号を解析することで、その検出電圧情報A1はどの画像表示パネル32から出力されたものかを認識することができる。

0073

制御部20の隣接情報作成部74は、検出電圧情報A1に基づき、隣接情報Bを作成する。隣接情報Bは、印加画像表示パネルにX方向で隣接する待機画像表示パネルと、印加画像表示パネルにY方向で隣接する待機画像表示パネルとが、どの画像表示パネル32であるかを示す情報である。以下、隣接情報Bの作成方法について説明する。

0074

最初に、X方向で隣接する画像表示パネル32を検出する方法について説明する。印加画像表示パネルである画像表示パネル32FにX方向左側で隣接する待機画像表示パネルは、画像表示パネル32Aである。図14から図16で示したように、画像表示パネル32Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eに、順次印加電圧VAが印加される全てのタイミングにおいて、画像表示パネル32FにX方向に隣接する検出電極部39Eにおいて、検出電圧VDが発生する。制御部20の隣接情報作成部74は、順次印加電圧VAが印加された全てのタイミングにおいて、最も右側の検出電極である検出電極部39Eで検出電圧VDが発生した画像表示パネル32を、印加画像表示パネルにX方向左側で隣接する画像表示パネル32であると認識する。

0075

また、印加画像表示パネルである画像表示パネル32FにX方向右側で隣接する待機画像表示パネルは、画像表示パネル32Iである。図14から図16で示したように、画像表示パネル32Iは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eに、順次印加電圧VAが印加される全てのタイミングにおいて、画像表示パネル32FにX方向に隣接する検出電極部39Aにおいて、検出電圧VDが発生する。制御部20の隣接情報作成部74は、順次印加電圧VAが印加された全てのタイミングにおいて、最も左側の検出電極である検出電極部39Aで検出電圧VDが発生した画像表示パネル32を、印加画像表示パネルにX方向右側で隣接する画像表示パネル32であると認識する。

0076

次に、Y方向で隣接する画像表示パネル32を検出する方法について説明する。印加画像表示パネルである画像表示パネル32FにY方向上側で隣接する待機画像表示パネルは、画像表示パネル32Cである。図14から図16で示したように、画像表示パネル32Cは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aに印加電圧VAが印加されるタイミングにおいて、画像表示パネル32FにY方向に隣接する検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eにおいて、検出電圧VDが発生する。制御部20の隣接情報作成部74は、駆動電極部38Aに印加電圧VAが印加されたタイミングにおいて、全ての検出電極部39で検出電圧VDを発生した画像表示パネル32を、印加画像表示パネルにY方向上側で隣接する画像表示パネル32であると認識する。

0077

また、印加画像表示パネルである画像表示パネル32FにY方向下側で隣接する待機画像表示パネルは、画像表示パネル32Bである。図14から図16で示したように、画像表示パネル32Bは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Eに印加電圧VAが印加されるタイミングにおいて、画像表示パネル32FにY方向に隣接する検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eにおいて、検出電圧VDが発生する。制御部20の隣接情報作成部74は、駆動電極部38Eに印加電圧VAが印加されたタイミングにおいて、全ての検出電極部39で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32を、印加画像表示パネルにY方向下側で隣接する画像表示パネル32であると認識する。

0078

制御部20の隣接情報作成部74は、以上説明した方法で、検出電圧情報A1に基づき、印加画像表示パネルにX方向又はY方向で隣接する画像表示パネル32がどの画像表示パネルであるかを示す隣接情報Bを作成する。

0079

隣接情報Bを作成した後、制御部20は、印加電圧出力指示部70により、画像表示パネル32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G、32H、32Iのうち、すでに選択したものとは異なる他の1つを印加画像表示パネルとして選択し、同様の処理を繰り返すことで、隣接情報Bをさらに作成する。例えば、制御部20は、画像表示パネル32Fの次に画像表示パネル32Gを印加画像表示パネルとして選択して同様の処理を繰り返すことで、画像表示パネル32GにX方向又はY方向で隣接する画像表示パネル32がどの画像表示パネルであるかを示す隣接情報Bを作成する。制御部20は、全ての画像表示パネル32を印加画像表示パネルとして選択するまで同様の処理を繰り返し、全ての画像表示パネル32に対して、その画像表示パネル32に隣接する画像表示パネル32の情報である隣接情報Bを作成する。

0080

全ての画像表示パネル32に対して隣接情報Bを作成した後、制御部20は、配列情報作成部76により、全ての画像表示パネル32に対する隣接情報Bに基づき、画像表示パネル32の配列パターンの情報である配列情報Cを作成する。配列情報Cは、各画像表示パネル32が全体のどの位置に配置されているかの情報である。配列情報Cは、例えば、第1行第1列目に画像表示パネル32Dが配置され、第1行第2列目に画像表示パネル32Cが配置されている等の情報である。

0081

以上説明した配列情報Cの作成処理の処理フローを、フローチャートに基づき説明する。図17は、配列情報の作成処理の処理フローを説明するフローチャートである。図17に示すように、最初に、制御部20は、印加電圧出力指示部70により、画像表示パネル32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G、32H、32Iのうち1つを印加画像表示パネルとして選択する(ステップS30)。

0082

印加画像表示パネルを選択した後、制御部20は、印加電圧出力指示部70により、印加画像表示パネルに印加電圧VAを印加させ、印加画像表示パネル以外の待機画像表示パネルを待機状態にする(ステップS32)。これにより、印加画像表示パネルの印加電圧出力部94は、順次各駆動電極部38に印加電圧VAを印加する。また、待機画像表示パネルの印加電圧出力部94は、各検出電極部39を待機状態(印加電圧VAを検出して検出電極VDを発生可能な状態)にする。待機画像表示パネルのうち、印加画像表示パネルにX方向又はY方向で隣接する待機画像表示パネルは、印加電圧VAが印加された駆動電極部38側の検出電極部39が、順次検出電極VDを発生させる。検出電極VDを発生させた待機画像表示パネルの検出電圧送信部96は、検出電圧VDを、制御部20に出力する。

0083

ステップS32により待機画像表示パネルの検出電圧送信部96から検出電圧VDを取得した後、制御部20は、検出電圧情報作成部72により、検出電圧情報A1を作成する(ステップS34)。検出電圧情報A1は、複数の駆動電極部38のうちどの駆動電極部38に印加電圧VAが印加された際に、どの検出電極部39に検出電圧VDが発生したかの情報である。

0084

検出電圧情報A1を作成した後、制御部20は、隣接情報作成部74により、検出電圧情報A1に基づき、隣接情報Bを作成する(ステップS36)。隣接情報Bは、印加画像表示パネルにX方向で隣接する待機画像表示パネルと、印加画像表示パネルにY方向で隣接する待機画像表示パネルとが、どの画像表示パネル32であるかを示す情報である。

0085

隣接情報Bを作成した後、制御部20は、全ての画像表示パネル32を印加画像表示パネルとして選択したかを判断する(ステップS38)。全ての画像表示パネル32を印加画像表示パネルとして選択していない場合(ステップS38;No)、ステップS30に戻り、すでに印加画像表示パネルとして選択した画像表示パネル32以外の画像表示パネル32を印加画像表示パネルとして選択し、以降の処理を実行する。また、全ての画像表示パネル32を印加画像表示パネルとして選択した場合(ステップS38;Yes)、制御部20は、配列情報作成部76により、全ての画像表示パネル32に対する隣接情報Bに基づき、配列情報Cを作成する(ステップS40)。配列情報Cは、各画像表示パネル32が全体のどの位置に配置されているかの情報である。ステップS40により、配列情報Cの作成処理は終了する。制御部20は、この配列情報Cによりどの画像表示パネル32がどの位置にいるかを認識することができるため、各画像表示パネル32に対し、その画像表示パネル32の位置に対応する部分画像の画像信号を送信することができる。

0086

(位置ずれ情報作成処理)
次に、図9のステップS14の位置ずれ情報Dの作成処理について説明する。位置ずれ情報Dとは、互いに隣接する画像表示パネル32同士の位置がずれているかの情報である。制御部20は、位置ずれ情報作成部78が、検出電圧VDに基づき、隣接する画像表示パネル32同士の位置ずれ情報Dを作成する。位置ずれ情報作成部78は、例えば、隣接する画像表示パネル32の同じ側の側部同士の位置が、X方向又はY方向に所定の値以上離れていると判断した場合に、その画像表示パネル32同士の位置がずれているとする。また、位置ずれ情報作成部78は、例えば、互いに隣接する画像表示パネル32において互いに対向する側面間の距離が、所定の値以上離れていると判断した場合に、隣接する画像表示パネル32同士の位置がずれているとする。以下、位置ずれ検出の方法の例について、具体的に説明する。

0087

図18Aから図18Dは、位置ずれ情報の検出処理の一例を説明するための図である。図18Aの例では、画像表示パネル32FのX方向左側の側部33F1は、画像表示パネル32CのX方向左側の側部33C1に対し、X方向右側に距離K1離れている。距離K1は、検出電極部39のX方向に沿った幅以上の距離である。この場合、画像表示パネル32Cの検出電極部39Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38AとY方向に隣接しなくなる。従って、画像表示パネル32Cの検出電極部39Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aを駆動した場合にも、検出電極VDを発生させない。一方、画像表示パネル32Cの検出電極部39B、39C、39D、39Eは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aを駆動した場合に、検出電極VDを発生させる。位置ずれ情報作成部78は、このように、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aを駆動したタイミングにおいて、検出電極部39Aが検出電極VDを発生させず、検出電極部39B、39C、39D、39Eが検出電極VDを発生させた場合、画像表示パネル32Cが図18AのようにX方向右側に位置ずれしていると検出する。

0088

また、図18Bの例では、画像表示パネル32Fの側部35F1は、画像表示パネル32Iの側部35I1から、Y方向上側に距離K2離れている。距離K2は、駆動電極部38のY方向に沿った幅以上の距離である。この場合、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38AとX方向に隣接しなくなる。従って、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aを駆動した場合には、検出電極VDを発生させない。ただし、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38B、38C、38D、38Eを駆動した場合には、検出電極VDを発生させる。位置ずれ情報作成部78は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aの駆動時には、検出電極部39Aが検出電極VDを発生させず、画像表示パネル32Fの駆動電極部38B、38C、38D、38Eの駆動時には、検出電極部39Aが検出電極VDを発生させた場合、画像表示パネル32Iが図18BのようにY方向に位置ずれしていると検出する。

0089

また、図18Cの例では、画像表示パネル32FのX方向右側の側部33F2と、画像表示パネル32IのX方向左側の側部33I1とは、互いに対向し、かつX方向に距離K3離れている。距離K3は、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aが、画像表示パネル32Fの駆動電極部38の駆動によって検出電圧VDが発生する距離より離れた距離である。この場合、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aは、画像表示パネル32Fの駆動電極部38の駆動により、検出電圧VDよりも電圧値が小さい低検出電圧VLを発生させる。この場合、位置ずれ情報作成部78は、画像表示パネル32Fと画像表示パネル32Iとの互いに対向する側部が、位置ずれしていると判断する。

0090

また、図18Dの例では、画像表示パネル32Fの側部33F2と、画像表示パネル32Iの側部33I1との距離が、Y方向に沿って変化している場合(斜めに配列している場合)を示している。この場合、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aと、画像表示パネル32Fの各駆動電極部38とのX方向に沿った距離は、Y方向に沿って変化する。例えば、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aと画像表示パネル32Fの駆動電極部38Eとの距離は、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aと画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aとの距離より大きい。図18Dの例では、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Cを駆動させた場合における画像表示パネル32Iの検出電極部39Aの発生電圧値は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Aを駆動させた場合における画像表示パネル32Iの検出電極部39Aの発生電圧値よりも小さい。また、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Eを駆動させた場合における画像表示パネル32Iの検出電極部39Aの発生電圧値は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38Cを駆動させた場合における画像表示パネル32Iの検出電極部39Aの発生電圧値よりも小さい。このように、画像表示パネル32Iの検出電極部39Aが発生させる電圧の電圧値は、画像表示パネル32Fの駆動電極部38A、38B、38C、38D、38Eの駆動に応じて変化する。この場合、位置ずれ情報作成部78は、隣接する画像表示パネル32が斜めに配列しており、位置ずれしていると判断する。

0091

このように、位置ずれ情報作成部78は、検出電圧情報A1及び隣接情報Bに基づき、位置ずれ情報を検出する。制御部20は、この位置ずれ情報を例えば操作者通知することにより、操作者に隣接する画像表示パネル32の位置がずれていることを知らせることができる。操作者は、この位置ずれ情報に基づき、隣接する画像表示パネル32の位置ずれを修正することができる。

0092

以上第1実施形態で説明したように、表示装置ユニット10は、複数の画像表示パネル32の表示面が平面上に並んで配置され、複数の表示面を1つの画面として画像を表示するものである。各画像表示パネル32は、所定の電圧である印加電圧VAが印加される駆動電極部38と、印加電圧VAに応じて検出電圧VDが発生する検出電極部39と、を有する。そして、表示装置ユニット10は、一部の画像表示パネル32である印加画像表示パネルが有する駆動電極部38のみに、印加電圧VAが印加される。この表示装置ユニット10は、一部の画像表示パネル32にのみ、印加電圧VAを印加する。そして、検出電極39は、この印加電圧VAに応じた検出電圧VDが発生する。この検出電圧VDは、印加電圧VAに応じたものであるため、この検出電圧VDを検出することで、印加画像表示パネルの位置を検出することが可能となる。従って、この表示装置ユニット10によると、画像表示パネル32の配列パターンを容易に認識することができる。そのため、この表示装置ユニット10によると、各画像表示パネル32に対し、その画像表示パネル32の位置に対応する適切な部分画像を表示させることにより、画像表示パネル32全体で表示する全体画像を適切に表示することができる。

0093

また、印加画像表示パネルは、配列パターンを確認する際に、駆動電極部38に印加電圧VAを印加する。すなわち、この表示装置ユニット10は、配列パターンを確認する際に、一部の画像表示パネル32である印加画像表示パネルにしか印加電圧VDを印加しない。言い換えれば、この表示装置ユニット10は、全ての画像表示パネル32に対して同じタイミングで印加電圧VAを印加しない。従って、印加電圧VAが印加された一部の画像表示パネル32に対応する検出電極部39のみが、検出電圧VDを発生させる。この表示装置ユニット10によると、この検出電圧VDに基づき画像表示パネル同士の配列パターンを確認することができる。従って、表示装置ユニット10によると、画像表示パネルの配列パターンを容易に認識することができる。

0094

また、表示装置ユニット10は、印加画像表示パネル以外の画像表示パネル32である待機画像表示パネルが有する検出電極部39において、印加電圧VAに応じて検出電圧VDが発生する。この表示装置ユニット10は、印加画像表示パネル以外の画像表示パネル32である待機画像表示パネルにおいて検出電圧VDが発生するため、この検出電圧VDに基づき、印加画像表示パネルと待機画像表示パネルとの配列パターンを検出することができる。従って、表示装置ユニット10は、画像表示パネルの配列パターンを容易に認識することができる。

0095

また、待機画像表示パネルは、隣接する印加画像表示パネルに印加電圧VAが印加されることで、検出電圧VDが発生する。この表示装置ユニット10は、印加画像表示パネルと隣接する待機画像表示パネルに検出電圧VDが発生するため、この検出電圧VDに基づき、印加画像表示パネルに隣接する待機画像表示パネルを検出することができる。そのため、表示装置ユニット10は、画像表示パネルの配列パターンをより容易に認識することができる。

0096

また、画像表示パネル32は、複数の駆動電極部38及び検出電極部39を有している。印加画像表示パネルは、複数の駆動電極部38に順番に印加電圧VAを印加する。この表示装置ユニット10は、順番に印加電圧VAを印加するため、より正確に隣接する画像表示パネル32を検出することができる。

0097

また、待機画像表示パネルは、印加画像表示パネルと隣接する側に配置された検出電極部39において、検出電圧VDが発生する。この表示装置ユニット10は、印加画像表示パネルと隣接する側の検出電極部39で検出電圧VDが発生するため、より正確に隣接する画像表示パネル32を検出することができる。

0098

また、待機画像表示パネルは、検出電圧VDを、画像表示パネル32毎に異なる振幅波形に信号化して出力するものである。この表示装置ユニット10は、信号化された検出電圧VD(例えば検出電圧情報A1)が、画像表示パネル32毎に異なるため、その検出電圧VDがどの画像表示パネル32から発生したものかを容易に認識することが可能となる。従って、この表示装置ユニット10は、より容易に隣接する画像表示パネル32を検出することができる。

0099

また、検出電極部39は、画像表示パネル32への近接物体に応じて自身の静電容量が変化する。すなわち、検出電極部39は、タッチ検出機能と、配列パターンの検出機能とを有する。従って、この表示装置ユニット10は、画像表示パネル32の回路規模が大きくなることを抑制することができる。

0100

また、表示装置ユニット10は、画像表示パネル32を制御する制御部20を更に有し、制御部20は、検出電圧VDに基づき、複数の画像表示パネル32同士の配列パターンを検出する。この表示装置ユニット10は、制御部20により画像表示パネル32同士の配列パターンを検出するため、適切に画像表示パネルの配列パターンを認識することができる。

0101

また、制御部20は、印加画像表示パネルと、検出電圧VDを発生させた待機画像表示パネルとの位置関係を検出し、その位置関係に基づき、配列パターンを検出する。この制御部20は、印加画像表示パネルと、検出電圧VDが発生した待機画像表示パネルとの位置関係を検出するため、適切に画像表示パネルの配列パターンを認識することができる。

0102

また、制御部20は、印加画像表示パネルと、検出電圧VDが発生した待機画像表示パネルとを、互いに隣接する画像表示パネル32と判断する。制御部20は、印加画像表示パネルと、検出電圧VDが発生した待機画像表示パネルとの位置関係を、互いに隣接するものであると判断する(隣接情報B)。従って、この制御部20は、適切に画像表示パネルの配列パターンを認識することができる。

0103

また、制御部20は、印加画像表示パネルを順次別の画像表示パネル32に切り替えることにより、配列パターンを検出する。この制御部20は、印加画像表示パネルを順次別の画像表示パネル32に切り替えるため、各画像表示パネル32の位置を順次検出することが可能となる。従って、この制御部20は、適切に画像表示パネルの配列パターンを認識することができる。

0104

また、制御部20は、検出電圧VDに基づき、隣接する画像表示パネル32同士の位置ずれを検出する。従って、操作者は、この位置ずれの検出結果に基づき、隣接する画像表示パネル32の位置ずれを修正することができる。

0105

また、本実施形態に係る画像表示パネル32(表示装置)は、印加電圧VAが印加される駆動電極部38と、印加電圧VAに応じて検出電圧VDが発生する検出電極部39と、駆動電極部38及び検出電極部39の動作を制御するパネル制御部36と、を有する。パネル制御部36は、駆動電極部38に印加電圧VAを印加する際(印加画像表示パネルである際)には、検出電極部39を、検出電圧VDを発生させない状態(ベースライン駆動モード)とする。また、パネル制御部36は、駆動電極部38に印加電圧VAを印加しない際(印加画像表示パネル以外である際)には、検出電極部39を、検出電圧を発生可能な状態VD(待機状態)とする。この画像表示パネル32をタイリングディスプレイに適用すると、検出電極部39で発生した検出電圧VDを検出することで、画像表示パネル32の配列パターンを容易に認識することができる。

0106

なお、本実施形態に係る表示装置ユニット10は、以上説明したような効果以外にも、有効な効果を奏することができる。

0107

(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る表示装置ユニット10は、全ての画像表示パネル32を印加画像表示パネルとして選択しない点で、第1実施形態とは異なる。第2実施形態に係る表示装置ユニット10において、第1実施形態と構成が共通する箇所は、説明を省略する。

0108

図19は、第2実施形態に係る画像表示パネルユニットの構成を示す模式図である。図19に示すように、第2実施形態に係る画像表示パネルユニット30は、第1実施形態と異なり、画像表示パネル32がX方向に沿って4列、Y方向に沿って4行の4行4列で配列している。具体的には、第2実施形態において、画像表示パネル32Aは、第2行第2列目に配置されている。画像表示パネル32Bは、第3行第1列目に配置されている。画像表示パネル32Cは、第4行第3列目に配置されている。画像表示パネル32Dは、第1行第4列目に配置されている。画像表示パネル32Eは、第4行第4列目に配置されている。画像表示パネル32Fは、第1行第1列目に配置されている。画像表示パネル32Gは、第2行第3列目に配置されている。画像表示パネル32Hは、第4行第2列目に配置されている。画像表示パネル32Iは、第1行第2列目に配置されている。画像表示パネル32Jは、第3行第2列目に配置されている。画像表示パネル32Kは、第2行第1列目に配置されている。画像表示パネル32Lは、第2行第4列目に配置されている。画像表示パネル32Mは、第3行第4列目に配置されている。画像表示パネル32Nは、第3行第3列目に配置されている。画像表示パネル32Oは、第1行第3列目に配置されている。画像表示パネル32Pは、第4行第1列目に配置されている。ただし、この配列順及び配列数は、説明の便宜上設定したものであり、任意のものである。

0109

第2実施形態においては、制御部20は、隣接情報Bに基づき隣接する画像表示パネルであると判断された画像表示パネルが、複数の隣接情報B間で重複した場合に、その重複した隣接情報Bを統合することにより、配列情報Cを作成する。第2実施形態における制御部20は、重複した隣接情報Bを統合することにより、印加画像表示パネルとして選択する画像表示パネル32の総数を、全画像表示パネル32の数よりも小さくする。以下、この第2実施形態に係る配列情報Cの作成方法について具体的に説明する。

0110

図20は、第2実施形態に係る配列情報の作成方法の例を説明する説明図である。図20に示すように、制御部20は、最初に画像表示パネル32Aを印加画像表示パネルとして選択し、隣接情報作成部74により、画像表示パネル32Aを印加画像表示パネルとした隣接情報B(図20では第1隣接情報B1)を作成する。

0111

上述のように、隣接情報Bは、印加画像表示パネルにX方向又はY方向で隣接する画像表示パネル32を示すものである。以下、隣接情報Bを、行および列の2次元情報から、1行のみからなる1次元情報に変換して説明する。すなわち、画像表示パネル32AのY方向上側に隣接するのは画像表示パネル32Iであり、X方向左側に隣接するのは画像表示パネル32Kであり、X方向右側に隣接するのは画像表示パネル32Gであり、Y方向下側に隣接するのは画像表示パネル32Jである。ここで、隣接情報Bを1行のみからなる1次元情報に変換すると、画像表示パネル32Iは、画像表示パネル32Aよりも4個前(左側に向かって4番目)に存在するといえる。同様に、画像表示パネル32Kは、画像表示パネル32Aよりも1個前(左側に向かって1番目)に存在するといえる。また、画像表示パネル32Gは、画像表示パネル32Aよりも1個後(右側に向かって1番目)に存在するといえる。また、画像表示パネル32Jは、画像表示パネル32Aよりも4個後(右側に向かって4番目)に存在するといえる。

0112

第1隣接情報B1を作成した後、制御部20は、隣接情報作成部74により、画像表示パネル32Bを印加画像表示パネルとした第2隣接情報B2を作成する。第2隣接情報B2に示すように、画像表示パネル32Bの4個前には、画像表示パネル32Kが存在し、画像表示パネル32Bの1個後には、画像表示パネル32Jが存在し、画像表示パネル32Bの4個後には、画像表示パネル32Pが存在する。なお、画像表示パネル32BのX方向左側には画像表示パネル32がないため、画像表示パネル32BのX方向左側の画像表示パネル32は検出されない。この場合、隣接情報作成部74は、画像表示パネル32BはX方向における左側の端部(第1列)にあるとの情報を第2隣接情報B2に加える。図20の説明では、便宜上、画像表示パネル32Bの1個前に、Xと記載する。

0113

ここで、第1隣接情報B1と第2隣接情報B2とでは、隣接すると検出された画像表示パネル32が重複する(画像表示パネル32K、32J)。従って、制御部20は、配列情報作成部76により、第1隣接情報B1と第2隣接情報B2とを統合する統合処理を実行し、統合情報S(図20では第1統合情報S1)を作成する。具体的には、配列情報作成部76は、第1隣接情報B1と第2隣接情報B2との論理和(OR)を取り、重複する画像表示パネル32に隣接する画像表示パネル32の情報を統合する統合処理を実行し、図20に示す第1統合情報S1を作成する。

0114

また、第2隣接情報B2は、画像表示パネル32BはX方向における左側の端部(第1列)にあるとの情報を有する。配列情報作成部76は、この情報に基づき、画像表示パネル32のどれが第1列にあるかを算出する端部処理を実行して、図20に示す第2統合情報S2を作成する。図20の例では、画像表示パネル32Bに加え、その4個後の画像表示パネル32K、8個後の画像表示パネル32Pが、第1列にあると算出される。図20の例では、第1列の画像表示パネル32の枠の左側を太線として表している。なお、端部処理は、第1列だけに限られず、第4列を検出する処理であってもよい。

0115

その後、制御部20は、隣接情報作成部74により、画像表示パネル32Cを印加画像表示パネルとした第3隣接情報B3を作成する。第3隣接情報B3に示すように、画像表示パネル32Cの4個前には、画像表示パネル32Nが存在し、画像表示パネル32Cの1個前には、画像表示パネル32Hが存在し、画像表示パネル32Cの1個後には、画像表示パネル32Eが存在する。画像表示パネル32CのY方向下側には画像表示パネル32がないため、図20では、画像表示パネル32Cの4個後は、Xと記載されている。

0116

ここで、第2統合情報S2と、第3隣接情報B3とは、隣接すると検出された画像表示パネル32が重複しない。ただし、第3隣接情報B3では、連続する3つの画像表示パネル32(画像表示パネル32H、32C、32E)を有する。そして、第2統合情報S2では、連続する3つの画像表示パネル32が検出されていない箇所(空白の箇所)は、画像表示パネル32Pの後の3個のみである。従って、配列情報作成部76は、第3隣接情報B3の連続する画像表示パネル32H、32C、32Eは、画像表示パネル32Pの後に隣接するものであるとして、それらの情報を統合するあてはめ処理を行い、第3統合情報Y3を作成する。

0117

次に、制御部20は、隣接情報作成部74により、画像表示パネル32Dを印加画像表示パネルとした第4隣接情報B4を作成する。第4隣接情報B4に示すように、画像表示パネル32Dの1個前には、画像表示パネル32Oが存在し、画像表示パネル32Bの4個後には、画像表示パネル32Lが存在する。画像表示パネル32Dは、X方向右側及びY方向上側には隣接する画像表示パネル32を有さない。従って、画像表示パネル32Dの4個前及び1個後には、Xが記載されている。

0118

第3統合情報S3と、第4隣接情報B4とは、重複処理が不可能であるが、あてはめ処理が可能である。具体的には、配列情報作成部76は、第4隣接情報B4の連続する2つの画像表示パネル32(画像表示パネル32O、32D)を、第3統合情報S3の画像表示パネル32Iの後に隣接するものであるとして、それらの情報を統合するあてはめ処理を行い、第4統合情報Y4を作成する。

0119

次に、制御部20は、隣接情報作成部74により、画像表示パネル32Fを印加画像表示パネルとした第5隣接情報B5を作成する。なお、隣接情報作成部74は、すでに画像表示パネル32Eは隣接する画像表示パネル32の情報が検出済みのため、画像表示パネル32Fを印加画像表示パネルとする。第5隣接情報B5に示すように、画像表示パネル32Fの1個後には、画像表示パネル32Iが存在し、画像表示パネル32Fの4個後には、画像表示パネル32Kが存在する。画像表示パネル32Fは、X方向左側及びY方向上側には隣接する画像表示パネル32を有さない。従って、画像表示パネル32Dの4個前及び1個前には、Xが記載されている。

0120

第5隣接情報B5と第4統合情報Y4とでは、隣接すると検出された画像表示パネル32が重複する(画像表示パネル32I、32K)。配列情報作成部76は、第5隣接情報B5と第4統合情報Y4との重複処理を行い、第5統合情報Y5を作成する。

0121

図20に示すように、第5統合情報Y5によると、空白、すなわち、まだ隣接する画像表示パネル32が検出されていない箇所は、1箇所だけとなる。また、第5統合情報Y5に挙げられていない画像表示パネル32は、画像表示パネル32Mである。従って、配列情報作成部76は、第5統合情報Y5においてまだ隣接する画像表示パネル32が検出されていない箇所に、画像表示パネル32Mを代入して、配列情報Cを作成する。

0122

以上のように、第2実施形態に係る制御部20は、重複処理、端部処理及びあてはめ処理を行って配列情報Cを作成する。この場合、印加画像表示パネルとして選択した画像表示パネル32の総数(5個)は、全画像表示パネル32の数(16個)より小さくなる。すなわち、第2実施形態に係る制御部20は、全ての画像表示パネル32を印加画像表示パネルとして選択することなく、配列情報Cを作成することができる。以下、この処理フローをフローチャートで説明する。図21は、第2実施形態に係る配列情報の作成処理の処理フローを示すフローチャートである。

0123

図21に示すように、制御部20は、隣接情報作成部74により、隣接情報Bを作成する(ステップS50)。隣接情報Bを作成した後、制御部20は、配列情報作成部76により、隣接情報Bに基づいて重複処理、端部処理、又はあてはめ処理が可能であるかを判断する(ステップS52)。重複処理、端部処理、又はあてはめ処理が可能である場合(ステップS52;Yes)、制御部20は、配列情報作成部76により、重複処理、端部処理、又はあてはめ処理を実行し、統合情報Yを作成する(ステップS54)。統合情報Yを作成した後、制御部20は、統合情報Yに基づき配列情報Cを作成可能か判断する(ステップS56)。重複処理、端部処理、又はあてはめ処理が可能でない場合(ステップS52;No)も、ステップS56に進み、制御部20は、統合情報Yに基づき配列情報Cを作成可能か判断する。配列情報Cを作成可能でない場合(ステップS56;No)、ステップS50に戻り、他の画像表示パネル32を印加画像表示パネルとした隣接情報Bを作成する。配列情報Cを作成可能である場合(ステップS56;Yes)、制御部20は、配列情報作成部76により、配列情報Cを作成し(ステップS58)、印加画像表示パネルの選択を終了する。言い換えれば、制御部20は、配列情報Cを作成した後は、次の印加画像表示パネルを選択することを取りやめる。

0124

以上説明したように、第2実施形態に係る制御部20は、隣接すると判断された画像表示パネル32が重複した場合に、その重複した画像表示パネル32に隣接する画像表示パネルの情報を統合して配列パターンを検出(配列情報Cを作成)する。制御部20は、全ての画像表示パネル32について隣接する画像表示パネル32の検出が終了した場合に、次の印加画像表示パネルの選択を取りやめる。これにより、制御部20は、印加画像表示パネルとして選択する画像表示パネルの総数を、全画像表示パネルの総数よりも小さくする。この制御部20は、印加画像表示パネルとして選択する画像表示パネル32の総数を、全画像表示パネル32の総数よりも小さくする。従って、第2実施形態に係る制御部20は、全ての画像表示パネル32のみを印加画像表示パネルとして選択する必要がなく、検出処理負担を抑制することができる。なお、上記説明では、重複処理、端部処理、及びあてはめ処理の全てを行ったが、少なくとも重複処理を行えばよい。

0125

(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る画像表示パネル32aは、駆動電極部38と検出電極部39とが、共通する1つの電極である自己容量検出式のタッチパネルである点で、第1実施形態とは異なる。第3実施形態において、第1実施形態と構成が共通する箇所は、説明を省略する。

0126

図22は、第3実施形態に係る画像表示パネルの構成を説明する説明図である。図22に示すように、第3実施形態に係る画像表示パネル32aのパネル部34aは、駆動検出電極部38aA、38aB、38aC、38aD、38aE、・・・38aTを有する。以下、駆動検出電極部38aA、38aB、38aC、38aD、38aE、・・・38aTを区別しない場合は、駆動検出電極部38aと記載する。

0127

駆動検出電極部38aは、板状の電極であり、パネル部34a内で、X方向に沿って5列、Y方向に沿って4行の4行5列で配列している。ただし、駆動検出電極部38aの数及び配列順は、任意である。

0128

駆動検出電極部38aは、タッチ検出における駆動電極部38としての機能と、検出電極部39としての機能とを有する。すなわち、第3実施形態における画像表示パネル32aは、静電容量式のタッチパネルであり、より詳しくは、駆動検出電極部38aの自己容量の変化を検出する自己容量検出式のタッチパネルである。図23Aは、第3実施形態に係る駆動検出電極部の模式的な回路図である。図23Aに示すように、画像表示パネル32aは、パネル制御部36と、バッファ部98Aと、コンデンサ部98Bと、駆動検出電極部38aと、比較器98Cと、電源部98Dとが、電気的に接続されている。具体的には、パネル制御部36は、バッファ98Aを介してコンデンサ部98Bの一方の電極に接続されている。また、コンデンサ部98Bの他方の電極は、駆動検出電極部38aと、比較器98Cの一方の入力部とに接続されている。なお、駆動検出電極部38aは、比較器98Cと並列にコンデンサ部98Bの他方の電極に接続されている。また、図23Aでは記載を省略しているが、駆動検出電極部38aは、複数がそれぞれ並列にコンデンサ部98Bの他方の電極に接続されている。

0129

タッチ検出を行う場合、パネル制御部36は、コンデンサ部98Bの一方の電極に向けてタッチ駆動信号VTa0を印加する。コンデンサ部98の他方の電極には、さらに電源が接続されている。従って、比較器98Cの一方の入力部には、コンデンサ部98Bの一方の電極に出力されたタッチ駆動信号VTa0に対応するタッチ検出信号が出力される。具体的には、画像表示パネル32aに近接物体が近接していない場合、比較器98Cの一方の入力部には、タッチ駆動信号VTa0と略同等の電圧振幅を有するタッチ検出信号VTa1が入力される。一方、画像表示パネル32aに近接物体が近接している場合、駆動検出電極部38aとその近接物体とで容量を形成するため、比較器98Cの一方の入力部には、タッチ駆動信号VTa0よりも電圧振幅の小さいタッチ検出信号VTa2が入力される。

0130

比較器98Cの他方の入力部には、電源部98Dが接続されている。電源部98Dは、比較器98Cの他方の入力部に、タッチ電圧閾値信号VTHaを出力する。比較器98Cは、一方の入力部に入力されたタッチ検出信号と、タッチ電圧閾値信号VTHaとの電圧値を比較して、比較結果の情報を有する信号を、パネル制御部36に出力する。パネル制御部36は、この比較器98Cからの信号に基づき、画像表示パネル32aに近接物体が近接しているかを判断する。

0131

図23Bは、第3実施形態におけるタッチ検出について説明する説明図である。タッチ検出を行う場合、パネル制御部36は、図23Bに示すような所定の周波数の交流信号であるタッチ駆動信号VTa0を、コンデンサ部98Bの一方の電極に向けて印加する。画像表示パネル32aに近接物体が近接していない場合、比較器98Cの一方の入力部には、タッチ検出信号VTa1が入力される。図23Bに示すように、タッチ検出信号VTa1は、最大電圧値Vmaxa1及び周波数がタッチ駆動信号VTa0と略同一であるが、電圧値が、最大電圧値Vmaxa1から最小電圧値Vmina1まで徐々に低下している電圧信号である。また、比較器98Cの他方の入力部に、タッチ電圧閾値信号VTHaが入力されている。タッチ電圧閾値信号VTHaは一定の電圧値を有する信号である。タッチ電圧閾値信号VTHaの電圧値は、タッチ検出信号VTa1の最大電圧値Vmaxa1と最小電圧値Vmina1との間の値に設定されている。

0132

一方、画像表示パネル32aに近接物体が近接している場合、比較器98Cの一方の入力部には、電圧値がタッチ検出信号VTa1よりも小さいタッチ検出信号VTa2が入力される。タッチ電圧閾値信号VTHaの電圧値は、タッチ検出信号VTa2の最大電圧値Vmaxa2よりも大きくなるように設定されている。比較器98Cは、タッチ電圧閾値信号VTHaの電圧値が、最大電圧値Vmaxa1と最小電圧値Vmina1との間である場合は、画像表示パネル32aに近接物体が近接していない旨の情報を有する信号を、パネル制御部36に出力する。比較器98Cは、タッチ電圧閾値信号VTHaの電圧値が、最大電圧値Vmaxa2よりも大きい場合は、画像表示パネル32aに近接物体が近接している旨の情報を有する信号を、パネル制御部36に出力する。画像表示パネル32aは、このようにタッチ検出を行う。ただし、画像表示パネル32aは、駆動検出電極部38aの自己容量の変化を検出する自己容量検出式のタッチパネルであれば、以上説明した構成に限られない。

0133

また、駆動検出電極部38aは、配列パターンを確認する際の各タイミングにおいて、印加電圧VAが印加される。また、駆動検出電極部38aは、他の画像表示パネル32における印加電圧VAに応じて、検出電圧VDが発生する。すなわち、駆動検出電極部38aは、第1実施形態の駆動電極部38の機能と、検出電極部39の機能との両方を備えるものである。

0134

図24は、第3実施形態における検出電圧の発生について説明する説明図である。図24は、印加画像表示パネルとしての画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aAに、駆動電圧VAを印加した場合の例を示している。また、図24の例では、画像表示パネル32aCが画像表示パネル32aFに隣接しており、より詳しくは、画像表示パネル32aCの駆動電極検出部38aPが、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aAに隣接している。図24に示すように、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aAと画像表示パネル32aCの駆動電極検出部38aPとは、一対の電極としてコンデンサを形成する。従って、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aAに駆動電圧VAが印加された場合、隣接する画像表示パネル32aCの駆動電極検出部38aPに、検出電圧VDが発生する。第3実施形態においては、このような原理により、駆動電圧VAが印加された駆動電極検出部38aに隣接する駆動電極検出部38aにおいて、検出電圧VDが発生する。

0135

以下、第3実施形態において、印加画像表示パネルとしての画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aに、順次印加電圧VAを印加した場合における検出電圧VDの発生について説明する。

0136

図25Aから図25Dは、第3実施形態において印加電圧を印加した場合の検出電圧の発生について説明する説明図である。第3実施形態における印加画像表示パネルは、外周の駆動検出電極部38aに、印加電圧VAを印加する。具体的には、第3実施形態における印加画像表示パネル(画像表示パネル32aF)は、駆動検出電極部38aA、38aB、38aC、38aD、38aE、38aJ、38aO、38aT、38aS、38aR、38aQ、38aP、38aK、38aFの順で印加電圧VAを印加していくが、順番はこれに限られない。

0137

図25Aは、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aA、38aB、38aC、38aDに順に印加電圧VAを印加した場合を示している。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aAに印加電圧VAが印加された場合、図25A点線領域95Aに示すように、画像表示パネル32aCの駆動検出電極部38aPと、画像表示パネル32aAの駆動検出電極部38aEとにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aBに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Bに示すように、画像表示パネル32aCの駆動検出電極部38aQにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aCに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Cに示すように、画像表示パネル32aCの駆動検出電極部38aRにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aDに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Dに示すように、画像表示パネル32aCの駆動検出電極部38aSにおいて、検出電圧VDが発生する。

0138

図25Bは、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aE、38aJ、38aOの順に印加電圧VAを印加した場合を示している。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aEに印加電圧VAが印加された場合、図25Bの点線領域95Eに示すように、画像表示パネル32aIの駆動検出電極部38aAと、画像表示パネル32aCの駆動検出電極部38aTとにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aJに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Jに示すように、画像表示パネル32aIの駆動検出電極部38aFにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aOに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Oに示すように、画像表示パネル32aIの駆動検出電極部38aKにおいて、検出電圧VDが発生する。

0139

図25Cは、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aT、38aS、38aR、38aQに順に印加電圧VAを印加した場合を示している。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aTに印加電圧VAが印加された場合、図25Cの点線領域95Tに示すように、画像表示パネル32aBの駆動検出電極部38aEと、画像表示パネル32aIの駆動検出電極部38aPとにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aSに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Sに示すように、画像表示パネル32aBの駆動検出電極部38aDにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aRに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Rに示すように、画像表示パネル32aBの駆動検出電極部38aCにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aQに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Qに示すように、画像表示パネル32aBの駆動検出電極部38aBにおいて、検出電圧VDが発生する。

0140

図25Dは、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aP、38aK、38aFの順に印加電圧VAを印加した場合を示している。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aPに印加電圧VAが印加された場合、図25Dの点線領域95Pに示すように、画像表示パネル32aAの駆動検出電極部38aTと、画像表示パネル32aBの駆動検出電極部38aAとにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aKに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Kに示すように、画像表示パネル32aAの駆動検出電極部38aOにおいて、検出電圧VDが発生する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aFに印加電圧VAが印加された場合、点線領域95Fに示すように、画像表示パネル32aAの駆動検出電極部38aJにおいて、検出電圧VDが発生する。

0141

以上の図25Aから図25Dで説明したように、第3実施形態においては、印加画像表示パネルにX方向又はY方向で隣接する待機画像表示パネルの駆動検出電極部38aであって、印加画像表示パネル側に位置する駆動検出電極部38aにおいて、検出電圧VDが発生する。言い換えれば、印加電圧VAが印加された駆動検出電極部38aとX方向又はY方向で隣接する駆動検出電極部38aにおいて、検出電圧VDが発生する。従って、第3実施形態における制御部20は、第1実施形態と同様に、検出電圧情報A1に基づき、隣接情報Bの作成が可能である。

0142

具体的には、第3実施形態における制御部20は、図25Aに示すように、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aA、38aB、38aC、38aD(Y方向上側の駆動検出電極部38a)に順に印加電圧VAを印加した場合に、駆動検出電極部38aP、38aQ、38aR、38aS(Y方向下側の駆動検出電極部38a)で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32aCを、画像表示パネル32aFにY方向上側で隣接すると認識する。

0143

また、第3実施形態における制御部20は、図25Bに示すように、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aE、38aJ、38aO(X方向右側の駆動検出電極部38a)に順に印加電圧VAを印加した場合に、駆動検出電極部38aA、38aF、38aK(X方向左側の駆動検出電極部38a)で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32aIを、画像表示パネル32aFにX方向右側で隣接すると認識する。

0144

また、第3実施形態における制御部20は、図25Cに示すように、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aT、38aS、38aR、38aQ(Y方向下側の駆動検出電極部38a)に順に印加電圧VAを印加した場合に、駆動検出電極部38aE、38aD、38aC、38aB(Y方向上側の駆動検出電極部38a)で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32aBを、画像表示パネル32aFにY方向下側で隣接すると認識する。

0145

また、第3実施形態における制御部20は、図25Dに示すように、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aP、38aK、38aF(X方向左側の駆動検出電極部38a)に順に印加電圧VAを印加した場合に、駆動検出電極部38aT、38aO、38aJ(X方向右側の駆動検出電極部38a)で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32aAを、画像表示パネル32aFにX方向左側で隣接すると認識する。

0146

ただし、印加画像表示パネルとしての画像表示パネル32aFは、外周の駆動検出電極部38aの全てに印加電圧VAを印加せずに、外周の駆動検出電極部38aの一部にのみ印加電圧VAを印加するものであってもよい。例えば、画像表示パネル32aFは、外周の駆動検出電極部38aのうち、四隅(4つの頂点)に位置する駆動検出電極部38a(駆動検出電極部38aA、駆動検出電極部38aE、駆動検出電極部38aP、及び駆動検出電極部38aT)のみに順に印加電圧VAを印加するだけでもよい。また、画像表示パネル32aFは、外周の四隅に位置する駆動検出電極部38aのうち、対角線上に対向する2つの駆動検出電極部38a(駆動検出電極部38aA及び駆動検出電極部38aT、又は、駆動検出電極部38aE及び駆動検出電極部38aP)のみに順に印加電圧VAを印加するだけでもよい。例えば、制御部20は、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aAに印加電圧VAを印加した場合に、駆動検出電極部38aE(右上の駆動検出電極部38a)で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32aAを、画像表示パネル32aFにX方向左側で隣接すると認識する。また、制御部20は、この場合に、駆動検出電極部38aP(左下の駆動検出電極部38a)で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32aCを、画像表示パネル32aFにY方向上側で隣接すると認識する。

0147

上述のように、検出電圧VDの大きさは、印加電圧VAを印加した駆動検出電極部38aからの距離が離れるに従って小さくなる。従って、外周の駆動検出電極部38aの一部にのみ印加電圧VAを印加する場合は、その駆動検出電極部38aに隣接する駆動検出電極部38aからの検出電圧VDの大きさを予め把握しておき、その検出電圧VD以下の電圧値を検出しないように、タッチ電圧閾値信号VTHaの電圧値を予め設定しておけばよい。このように設定しておくことで、例えば、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aAに印加電圧VAを印加した場合、隣接する画像表示パネル32aCの駆動検出電極部38aPからのみの検出電極VDを検出し、画像表示パネル32aCを隣接すると判断することができる。

0148

また、制御部20は、画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aTに印加電圧VAを印加した場合に、駆動検出電極部38aP(左下の駆動検出電極部38a)で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32aIを、画像表示パネル32aFにX方向右側で隣接すると認識する。また、制御部20は、この場合に、駆動検出電極部38aE(右上の駆動検出電極部38a)で検出電圧VDが発生した画像表示パネル32aBを、画像表示パネル32aFにY方向下側で隣接すると認識する。画像表示パネル32aFの駆動検出電極部38aE及び駆動検出電極部38aPに印加電圧VAを印加する場合も、同様の原理である。

0149

以上説明したように、第3実施形態に係る画像表示パネル32aは、駆動電極部38と検出電極部39との機能を備えた駆動検出電極部38aを有する。この場合においても、第1実施形態と同様に、画像表示パネル32同士の配列パターンを容易に認識することができる。

0150

(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態に係る表示装置ユニット10bは、制御画像表示パネルが制御部20の機能を有する点で、第1実施形態とは異なる。第4実施形態に係る表示装置ユニット10bにおいて、第1実施形態と構成が共通する箇所は、説明を省略する。

0151

図26は、第4実施形態に係る表示装置ユニットの構成を示すブロック図である。図26に示すように、第4実施形態に係る表示装置ユニット10bは、画像表示パネルユニット30bを有する。画像表示パネルユニット30bは、平面状に配列した画像表示パネル32bA、32bB、32bC、32bD、32bE、32bG、32bH、32bI(画像表示パネル32b)と、制御画像表示パネル32bFとを有する。画像表示パネルユニット30bは、少なくとも1つの制御画像表示パネル32bFを有していれば、制御画像表示パネル32bFの数は任意である。また、各画像表示パネル32bと制御画像表示パネル32bFとの配列順も、任意である。すなわち、制御画像表示パネル32bFは、図26に示すような中心位置(第2行第2列)に配置されていなくてもよい。

0152

画像表示パネル32bは、隣接情報Bを作成する点で、第1実施形態の画像表示パネル32と異なる。制御画像表示パネル32bFは、画像表示パネル32と同様に部分画像を表示させ、また、タッチ検出を行うものである。さらに、制御画像表示パネル32bFは、自身及び各画像表示パネル32bを制御する機能を有する。表示装置ユニット10bは、制御画像表示パネル32bFによる各画像表示パネル32bの制御に基づき、画像を表示させる。

0153

(パネル制御部の構成)
画像表示パネル32bは、パネル制御部36bを有する。図27Aは、第4実施形態に係るパネル制御部の構成を示すブロック図である。図27Aに示すようにパネル制御部36bは、電極制御部84bと、パネル配列情報部55bとを有する。

0154

電極制御部84bは、印加電圧出力部94と、リターン電圧出力部96bとを有する。印加電圧出力部94は、自身の駆動電極部38に印加電圧VAを印加するものである。リターン電圧出力部96bは、自身の検出電極部39で発生した検出電圧VDに基づき、自身の駆動電極部38にリターン電圧VRを印加するものである。リターン電圧VRについては後述する。

0155

パネル配列情報部55bは、検出電圧情報作成部72bと、隣接情報作成部74bとを有する。検出電圧情報作成部72bは、自身以外の画像表示パネル32b(又は制御画像表示パネル32bF)に印加されたリターン電圧VRにより自身の検出電極部39で発生したリターン検出電圧VRDに基づいて、検出電圧情報A1bを作成するものである。隣接情報作成部74は、自身に隣接する画像表示パネル32b(又は制御画像表示パネル32bF)の情報である隣接情報Bを作成するものである。

0156

制御パネル制御部の構成)
制御画像表示パネル32bFは、制御部20bを有する。図27Bは、第4実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。制御部20bは、第1実施形態の制御部20と同様に、各画像表示パネル32bを制御するものである。また、制御部20bは、自身(制御画像表示パネル32bF)についても制御する。すなわち、言い換えれば、第4実施形態における制御画像表示パネル32bFは、制御部を自身に組み込んだものである。図27Bに示すように、制御部20bは、タイミング同期部50と、画像表示制御部52と、配列情報部54bと、タッチ制御部83と、電極制御部84bとを有する。

0157

タイミング同期部50は、第1実施形態の制御部20と同様の方法でタイミング同期処理を行い、制御画像表示パネル32bFと各画像表示パネル32とのタイミング同期情報を作成する。

0158

画像表示制御部52は、タイミング同期部50のタイミング同期情報、及び配列情報部54bの配列情報等に基づき、自身(制御画像表示パネル32bF)、及び各画像表示パネル32bに所定の部分画像を表示させるための画像信号を送信する。

0159

配列情報部54bは、印加電圧出力指示部70、検出電圧情報作成部72b、隣接情報作成部74b、他隣接情報取得部75b、配列情報作成部76、及び位置ずれ情報作成部78を有する。配列情報部54bは、第1実施形態と同様に、配列情報C及び位置ずれ情報Dを作成するものである。

0160

検出電圧情報作成部72bは、自身以外の画像表示パネル32bに印加されたリターン電圧VRにより自身の検出電極部39で発生したリターン検出電圧VRDに基づいて、検出電圧情報A1bを作成するものである。隣接情報作成部74bは、自身に隣接する画像表示パネル32bの情報である隣接情報Bを作成するものである。他隣接情報取得部75bは、他の画像表示パネル32bが作成した隣接情報Bを取得するものである。配列情報作成部76は、これらの隣接情報Bに基づき、配列情報Cを作成する。各部の処理の詳細については、後述する。

0161

電極制御部84bは、パネル制御部36bが有する電極制御部84bと同構成なので、説明を省略する。

0162

(リターン検出電圧)
次に、リターン検出電圧VRDについて説明する。リターン検出電圧VRDは、印加画像表示パネルの検出電極部39で発生する電圧信号である。リターン検出電圧VRDは、検出電圧情報A1bを作成するために用いられる。図28は、リターン検出電圧について説明する説明図である。図28は、一例として、印加画像表示パネルを画像表示パネル32bDとして、その検出電極部39でリターン検出電圧VRDが発生する場合を示している。図28に示すように、画像表示パネル32bDは、駆動電極部38Aに印加電圧VbAを印加する。この場合、画像表示パネル32bCは、検出電極部39Aにおいて検出電圧VDが発生する。検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bCは、リターン電圧出力部96bにより、自身の駆動電極部38A(印加画像表示パネル側の駆動電極部38)にリターン電圧VRを印加する。この場合、画像表示パネル32bDは、リターン電圧VRに基づき、検出電極部39Aでリターン検出電圧VRDが発生する。

0163

ここで、リターン電圧VRは、検出電圧VDに基づき出力される電圧信号であり、各画像表示パネル32を識別するためにコード化された電圧信号である。すなわち、リターン電圧VRは、振幅波形が、画像表示パネル32b(及び制御画像表示パネル32bF)毎に異なるものである。例えば、各画像表示パネル32b(及び制御画像表示パネル32bF)は、リターン電圧VRを、複数のピークを有する交流信号として生成する。そして、各画像表示パネル32b(及び制御画像表示パネル32bF)は、そのピークの数、又はピーク値(最大電圧値)を、それぞれ固有のものとする。その場合、各画像表示パネル32b(及び制御画像表示パネル32bF)のリターン電圧VRは、ピークの数又はピーク値が互いに異なるものとなる。

0164

ここで、リターン検出電圧VRDは、リターン電圧VRに基づき発生する電圧信号であり、リターン検出電圧VRDと振幅波形が共通する。すなわち、リターン検出電圧VRDの振幅波形は、リターン電圧VRを印加した画像表示パネル32b(及び制御画像表示パネル32bF)毎に異なるものとなる。印加画像表示パネルの検出電圧情報作成部72bは、この画像表示パネル32b(及び制御画像表示パネル32bF)のリターン電圧VR毎の特徴(ピークの数、又はピーク値)を記憶している。従って、印加画像表示パネルの検出電圧情報作成部72bは、リターン電圧VRと対応する特徴を有するリターン検出電圧VRDの振幅波形に基づき、どの画像表示パネル32bがリターン電圧VRを出力したかの情報、すなわち、どの画像表示パネル32bで検出電圧VDが発生したかを示すパネル種類情報A2bを取得することが可能となる。

0165

また、印加画像表示パネルは、リターン検出電圧VRDに基づき、リターン検出電圧VRDが発生した検出電極部39が、自身の検出電極部39中のどれであるかの情報である検出電極種類情報A3bを取得する。そして、印加画像表示パネルは、その検出電極部39が、順次印加電圧VAが印加されたどのタイミングにおいて、リターン検出電圧VRDが発生したかの情報である検出電極タイミング情報A4bを取得する。印加画像表示パネルが有する検出電圧情報作成部72bは、このパネル種類情報A2bと、検出電極種類情報A3bと、検出電極タイミング情報A4bとに基づき、検出電圧情報A1bを作成する。従って、言い換えれば、検出電圧情報A1bは、複数の駆動電極部38のうちどの駆動電極部38に印加電圧VAが印加された際に、どの検出電極部39にリターン検出電圧VRDが発生したかの情報である。

0166

以下、印加電圧VAの印加とリターン検出電圧VRDの発生について、時系列に沿って説明する。図29から図31は、印加電圧の印加とリターン検出電圧の発生を説明するための説明図である。図29から図31は、制御画像表示パネル32bFを印加画像表示パネルにした場合の例を示している。

0167

図29は、制御画像表示パネル32bFの駆動電極部38Aに印加電圧VAを印加したタイミングにおいて、リターン検出電圧VRDが発生する検出電極部39を示している。図29に示すように、制御画像表示パネル32bFの駆動電極部38Aに印加電圧VAが印加されると、画像表示パネル32bAは、検出電極部39Eで検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32bIは、検出電極部39Aで検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32bCは、検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eで検出電圧VDが発生する。

0168

検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bAは、駆動電極部38Aにリターン電圧VRAを印加させる。制御画像表示パネル32bFは、点線領域97Aに示すように、このリターン電圧VRAにより、検出電極部39Aにリターン検出電圧VRDAが発生する。また、検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bIは、駆動電極部38Aにリターン電圧VRIを印加させる。制御画像表示パネル32bFは、点線領域97Iに示すように、このリターン電圧VRIにより、検出電極部39Eにリターン検出電圧VRDIが発生する。また、検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bCは、駆動電極部38Eにリターン電圧VRCを印加させる。制御画像表示パネル32bFは、点線領域97Cに示すように、このリターン電圧VRCにより、検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eにリターン検出電圧VRDCが発生する。

0169

図30は、制御画像表示パネル32bFの駆動電極部38B、38C、38Dに印加電圧VAを印加したタイミングにおいて、リターン検出電圧VRDが発生する検出電極部39を示している。図30に示すように、制御画像表示パネル32bFの駆動電極部38B、38C、38Dに順に印加電圧VAが印加されると、画像表示パネル32bAは、検出電極部39Eで検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32bIは、検出電極部39Aで検出電圧VDが発生する。

0170

検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bAは、駆動電極部38Aにリターン電圧VRAを印加させる。制御画像表示パネル32bFは、点線領域97Aに示すように、このリターン電圧VRAにより、検出電極部39Aにリターン検出電圧VRDAが発生する。また、検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bIは、駆動電極部38Aにリターン電圧VRIを印加させる。制御画像表示パネル32bFは、点線領域97Iに示すように、このリターン電圧VRIにより、検出電極部39Eにリターン検出電圧VRDIが発生する。

0171

図31は、制御画像表示パネル32bFの駆動電極部38Eに印加電圧VAを印加したタイミングにおいて、リターン検出電圧VRDが発生する検出電極部39を示している。図31に示すように、制御画像表示パネル32bFの駆動電極部38Eに印加電圧VAが印加されると、画像表示パネル32bAは、検出電極部39Eで検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32bIは、検出電極部39Aで検出電圧VDが発生する。また、画像表示パネル32bBは、検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eで検出電圧VDが発生する。

0172

検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bAは、駆動電極部38Aにリターン電圧VRAを印加させる。制御画像表示パネル32bFは、点線領域97Aに示すように、このリターン電圧VRAにより、検出電極部39Aにリターン検出電圧VRDAが発生する。また、検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bIは、駆動電極部38Aにリターン電圧VRIを印加させる。制御画像表示パネル32bFは、点線領域97Iに示すように、このリターン電圧VRIにより、検出電極部39Eにリターン検出電圧VRDIが発生する。また、検出電圧VDが発生した画像表示パネル32bBは、駆動電極部38Eにリターン電圧VRBを印加させる。制御画像表示パネル32bFは、点線領域97Bに示すように、このリターン電圧VRBにより、検出電極部39A、39B、39C、39D、39Eにリターン検出電圧VRDBが発生する。

0173

ここで、制御画像表示パネル32bFは、同じ検出電極部39が複数の画像表示パネル32bからのリターン電圧VRを取得する場合がある。このような場合、その検出電極部39のリターン検出電圧VRDは、複数のリターン電圧VRの周波数が組み合わさったものとなる。例えば、図30に示したタイミングでは、制御画像表示パネル32bFは、検出電極部39Aにリターン検出電圧VRDAとリターン検出電圧VRDCとが発生するため、それらの周波数が組み合わさった信号が検出される。従って、本実施形態の隣接情報作成部74bは、以下の方法でX方向及びY方向に隣接する画像表示パネル32bを特定し、隣接情報Bを作成する。

0174

最初に、X方向で隣接する画像表示パネル32bを検出する方法について説明する。制御画像表示パネル32bFは、図30に示したように、駆動電極部38B、38C、38Dのいずれかに印加電圧VAを印加したタイミングでは、検出電極部39Aにリターン検出電圧VRDAのみが発生する。また、同タイミングでは、検出電極部39Eにリターン検出電圧VRDIのみが発生する。従って、制御画像表示パネル32bFの隣接情報作成部74bは、駆動電極部38B、38C、38Dいずれかに印加電圧VAを印加したタイミングにおける検出電極部39Aのリターン検出電圧VRDAに基づき、X方向左側の画像表示パネル32bAを特定している。同様に、制御画像表示パネル32bFの隣接情報作成部74bは、同タイミングにおける検出電極部39Eのリターン検出電圧VRDIに基づき、X方向右側の画像表示パネル32bIを特定している。

0175

次に、Y方向で隣接する画像表示パネル32bを検出する方法について説明する。制御画像表示パネル32bFは、図29に示したように、駆動電極部38Aに印加電圧VAを印加したタイミングでは、検出電極部39B、39C、39Dに、リターン検出電圧VRDCのみが発生する。また、制御画像表示パネル32bFは、図31に示したように、駆動電極部38Eに印加電圧VAを印加したタイミングでは、検出電極部39B、39C、39Dに、リターン検出電圧VRDBのみが発生する。従って、制御画像表示パネル32bFの隣接情報作成部74bは、駆動電極部38Aに印加電圧VAを印加したタイミングにおける検出電極部39B、39C、39Dいずれかのリターン検出電圧VRDCに基づき、Y方向上側の画像表示パネル32bCを特定している。また、制御画像表示パネル32bFの隣接情報作成部74bは、駆動電極部38Eに印加電圧VAを印加したタイミングにおける検出電極部39B、39C、39Dいずれかのリターン検出電圧VRDBに基づき、Y方向下側の画像表示パネル32bBを特定している。

0176

なお、上記説明では、制御画像表示パネル32bFを印加画像表示パネルにした場合を説明したが、他の画像表示パネル32bを印加画像表示パネルにした場合でも、その画像表示パネル32bが有する隣接情報作成部74bは、同様の方法で隣接情報Bを作成する。

0177

全ての画像表示パネル32b又は制御画像表示パネル32bFを印加画像表示パネルとして隣接情報Bを作成した後、制御画像表示パネル32bFの他隣接情報取得部75bは、他の画像表示パネル32bから隣接情報Bの情報を取得する。制御画像表示パネル32bFの配列情報作成部76は、その隣接情報Bに基づき、配列情報Cを作成する。

0178

以上説明したように、第4実施形態に係る表示装置ユニット10bは、制御画像表示パネル32bFが制御部20bを有して、配列情報Cを作成する。第4実施形態で示したように、表示装置ユニット10bは、画像表示パネルに制御部が組み込まれた場合であれば、制御部を別に設けることなく、画像表示パネルの配列パターンを容易に認識することができる。なお、第4実施形態において、印加電圧VAも、各画像表示パネル32を識別するためにコード化された電圧信号であってもよい。すなわち、印加電圧VAも、振幅波形が、画像表示パネル32b(及び制御画像表示パネル32bF)毎に異なるものとしてもよい。この場合であれば、待機画像表示パネルも、印加画像表示パネルがどの画像表示パネル32b(又は制御画像表示パネル32bF)であるかを認識することができる。

0179

以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態の内容によりこれらの実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。例えば、各実施形態の説明では、静電容量方式のタッチパネルについて説明していたが、これに限られない。例えば、表示装置ユニット10は、駆動電極部38及び検出電極部39を各々コイルで構成してもよい。この場合、コイル間に発生する磁界を検出することでも、画像表示パネル32同士の配列パターンを確認することができる。

0180

10表示装置ユニット
20 制御部
30画像表示パネルユニット
32 画像表示パネル
34パネル部
38駆動電極部
39検出電極部
50タイミング同期部
54配列情報部
70印加電圧出力指示部
72検出電圧情報作成部
74隣接情報作成部
76 配列情報作成部
78位置ずれ情報作成部
A1 検出電圧情報
B 隣接情報
C 配列情報
D 位置ずれ情報
VA 印加電圧
VD 検出電圧

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 凸版印刷株式会社の「 調光シート、および、調光装置」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題】高温かつ多湿の環境での配向制御の信頼性を向上可能とした調光シート、および、調光シートを備える調光装置を提供する。【解決手段】光透過性樹脂基材20と、光透過性樹脂基材20に支持される調光層30と... 詳細

  • 丸井智敬の「 折り畳み式情報処理装置」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題】 次世代スマホや次世代タブレットなどを含む情報処理装置のあるべき先進的な形態を提案する。【解決手段】 2つの直方体(F1、F2)に長方形の折り畳みシート(S)を結合分離自在で装着した折り畳み... 詳細

  • シャープ株式会社の「 表示装置および表示装置の制御方法。」が 公開されました。( 2019/07/18)

    【課題・解決手段】更新された画像をユーザに早く視認させることのできる表示装置を実現する。ヘッドマウントディスプレイ(1)は、表示駆動部(21)とバックライト(24)とを備える。表示駆動部は、左眼用表示... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ