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図面 (13)

課題

冷却ファンから発生する音を抑制し、かつ、画像表示装置内の過熱を抑制することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。

解決手段

本発明に係る画像表示装置100は、画像を表示する表示モジュール1と、回転により表示モジュール1を冷却する冷却ファン2と、冷却ファン2の動作を制御するファン制御回路基板3と、表示モジュール1の周囲の環境温度を取得する環境温度センサ4とを備え、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2が通常動作モードで動作している状態で、通常動作モードよりも小さい回転速度の静音動作モードに冷却ファン2の動作モードを変更するモード変更信号を検出した場合、少なくとも環境温度に応じて決定される静音期間だけ静音動作モードで冷却ファン2を動作させ、静音期間が経過したことに応じて、静音動作モードよりも大きい回転速度の冷却動作モードで冷却ファン2を動作させることを特徴とする。

概要

背景

液晶パネル等の表示パネルを用いた表示モジュールと、表示モジュールを制御する表示制御回路と、表示モジュールおよび表示制御回路とを冷却する冷却ファンとを備える画像表示装置がある。

このような画像表示装置において、表示モジュールに画像を表示する場合、表示制御回路から熱が発生し、表示モジュールや表示制御回路を加熱する。表示制御回路に使用される電子部品高温になると、電子部品の動作が正常に行われない懸念がある。表示モジュールおよび表示制御回路とを所望の温度に冷却するために、冷却ファンが回転し、表示モジュールおよび表示制御回路に空気を送る。このとき、冷却ファンの回転により、音が発せられる。

特許文献1には、収録開始動作やユーザによるボタン操作をトリガとして冷却ファンを停止させ、電子装置内の電子部品近傍に設けられた温度センサが検出した温度が、所定の閾値を超えた場合に、冷却ファンの回転を再開させる記録装置が開示されている。これにより、収録時等、必要でない音の影響を低減させたい場合に、冷却ファンから発生する音を低減させ、かつ、温度センサが設けられた電子部品が高温になることを抑制することが可能となる。

概要

冷却ファンから発生する音を抑制し、かつ、画像表示装置内の過熱を抑制することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。 本発明に係る画像表示装置100は、画像を表示する表示モジュール1と、回転により表示モジュール1を冷却する冷却ファン2と、冷却ファン2の動作を制御するファン制御回路基板3と、表示モジュール1の周囲の環境温度を取得する環境温度センサ4とを備え、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2が通常動作モードで動作している状態で、通常動作モードよりも小さい回転速度の静音動作モードに冷却ファン2の動作モードを変更するモード変更信号を検出した場合、少なくとも環境温度に応じて決定される静音期間だけ静音動作モードで冷却ファン2を動作させ、静音期間が経過したことに応じて、静音動作モードよりも大きい回転速度の冷却動作モードで冷却ファン2を動作させることを特徴とする。

目的

本発明は、上記課題に鑑みて、電子部品の近傍に温度センサを設けない場合においても、冷却ファンから発生する音を抑制し、かつ、画像表示装置内の電子部品が高温になることを抑制することが可能な画像表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

画像を表示する表示モジュールと、回転により前記表示モジュールを冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの動作モードを変更するためのモード変更信号を検出したことに応じて、前記冷却ファンの動作を制御する制御手段と、前記表示モジュールの周囲の環境温度を取得する第1の温度取得手段とを備え、前記制御手段は、前記冷却ファンが第1の動作モードで動作している状態で、前記第1の動作モードよりも小さい回転速度の第2の動作モードに前記冷却ファンの動作モードを変更するモード変更信号を検出した場合、少なくとも前記環境温度に応じて決定される第1の期間だけ前記第2の動作モードで前記冷却ファンを動作させ、前記第1の期間が経過したことに応じて、前記第2の動作モードよりも大きい回転速度の第3の動作モードで前記冷却ファンを動作させることを特徴とする画像表示装置

請求項2

前記制御手段は、前記第1の動作モードから前記第3の動作モードの少なくともいずれかの動作モードにおいて、前記環境温度が高いほど、前記冷却ファンの回転速度が高くなるように前記冷却ファンの動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。

請求項3

前記第2の動作モードの回転速度が0であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。

請求項4

前記第3の動作モードの回転速度は、前記第1の動作モードの回転速度と同じであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置。

請求項5

前記第3の動作モードの回転速度は、前記第1の動作モードの回転速度よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置。

請求項6

前記制御手段は、前記第1の期間が経過したことに応じて、少なくとも前記環境温度に応じて決定される第2の期間だけ前記第3の動作モードで前記冷却ファンを動作させ、前記第2の期間が経過したことに応じて、前記第1の動作モードで前記冷却ファンを動作させることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。

請求項7

前記制御手段は、さらに前記第2の期間中に、前記環境温度を取得し、取得した前記環境温度に応じて前記第3の動作モードの回転速度と前記第2の期間とを変更することを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。

請求項8

前記第1の動作モードから前記第3の動作モードの少なくともいずれかの動作モードにおける前記環境温度と前記冷却ファンの駆動条件とを関連付けた動作情報を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記環境温度と前記動作情報とに基づいて、前記冷却ファンの動作を制御することを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像表示装置。

請求項9

前記動作情報は、前記第1の動作モードから前記第3の動作モードの少なくともいずれかの動作モードにおいて、前記環境温度と前記冷却ファンの駆動電圧とを関連付けた情報であることを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。

請求項10

前記制御手段は、前記環境温度と前記表示モジュールから発生する熱量を示す熱量パラメータと応じて前記第1の期間を決定し、前記冷却ファンの動作を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像表示装置。

請求項11

前記制御手段は、少なくともいずれかの動作モードにおいて、前記環境温度および前記熱量パラメータと、前記冷却ファンの駆動条件を関連付けた動作情報と、前記環境温度および前記熱量パラメータとに基づいて、前記冷却ファンの動作を制御することを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。

請求項12

前記熱量パラメータは、前記表示モジュールの駆動電圧、駆動電流消費電力輝度設定値のうち少なくともいずれかであることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の画像表示装置。

請求項13

前記表示モジュールは、画像を表示する液晶パネルと、前記液晶パネルに光を照射するバックライトユニットとを備え、前記熱量パラメータは、前記表示モジュールの駆動電圧、駆動電流、消費電力、輝度設定値、もしくは前記バックライトユニットの発光輝度値の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の画像表示装置。

請求項14

前記画像表示装置は、撮像した画像の記録を開始したことに応じて記録信号を出力する撮像装置と接続しており、前記制御手段は、前記撮像装置から前記記録信号が入力されたことに応じて、前記モード変更信号が入力された場合と同様に、前記冷却ファンの動作を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の画像表示装置。

請求項15

ユーザの操作に応じて前記モード変更信号を出力する操作手段を備え、前記制御手段は、前記操作手段から入力された前記モード変更信号に応じて、前記冷却ファンの動作を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の画像表示装置。

請求項16

前記表示モジュールの温度を取得する第2の温度取得手段を備え、前記制御手段が前記冷却ファンを前記第2のモードで動作させている状態で、前記第2の温度取得手段が検出した温度が、所定の温度を超えた場合に、前記制御手段は前記冷却ファンを前記第3の動作モードで制御することを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の画像表示装置。

請求項17

画像を表示する表示モジュールと、回転により前記表示モジュールを冷却する冷却ファンと、前記表示モジュールの周囲の環境温度を取得する第1の温度取得手段とを備える画像表示装置であって、前記冷却ファンが第1の動作モードで動作している状態で、前記第1の動作モードよりも小さい回転速度の第2の動作モードに前記冷却ファンの動作モードを変更するモード変更信号を検出した場合、少なくとも前記環境温度に応じて決定される第1の期間だけ前記第2の動作モードで前記冷却ファンを動作させ、前記第1の期間が経過したことに応じて、前記第2の動作モードよりも大きい回転速度の第3の動作モードで前記冷却ファンを動作させることを特徴とする画像表示装置の制御方法

請求項18

画像を表示する表示モジュールと、回転により前記表示モジュールを冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの動作モードを変更するためのモード変更信号を検出したことに応じて、前記冷却ファンの動作を制御する制御手段と、前記表示モジュールの周囲の環境温度を取得する第1の温度取得手段とを備え、前記制御手段は、前記冷却ファンが第1の動作モードで動作している状態で、前記第1の動作モードよりも小さい音で動作する第2の動作モードに前記冷却ファンの動作モードを変更するモード変更信号を検出した場合、少なくとも前記環境温度に応じて決定される第1の期間だけ前記第2の動作モードで前記冷却ファンを動作させ、前記第1の期間が経過したことに応じて、前記第2の動作モードよりも大きい音で動作する第3の動作モードで前記冷却ファンを動作させることを特徴とする画像表示装置。

技術分野

0001

本発明は、画像を表示する表示モジュールと表示モジュールを冷却する冷却ファンとを備える画像表示装置及びその制御方法に関する。

背景技術

0002

液晶パネル等の表示パネルを用いた表示モジュールと、表示モジュールを制御する表示制御回路と、表示モジュールおよび表示制御回路とを冷却する冷却ファンとを備える画像表示装置がある。

0003

このような画像表示装置において、表示モジュールに画像を表示する場合、表示制御回路から熱が発生し、表示モジュールや表示制御回路を加熱する。表示制御回路に使用される電子部品高温になると、電子部品の動作が正常に行われない懸念がある。表示モジュールおよび表示制御回路とを所望の温度に冷却するために、冷却ファンが回転し、表示モジュールおよび表示制御回路に空気を送る。このとき、冷却ファンの回転により、音が発せられる。

0004

特許文献1には、収録開始動作やユーザによるボタン操作をトリガとして冷却ファンを停止させ、電子装置内の電子部品近傍に設けられた温度センサが検出した温度が、所定の閾値を超えた場合に、冷却ファンの回転を再開させる記録装置が開示されている。これにより、収録時等、必要でない音の影響を低減させたい場合に、冷却ファンから発生する音を低減させ、かつ、温度センサが設けられた電子部品が高温になることを抑制することが可能となる。

先行技術

0005

特開2007−004872号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上述した従来の技術では、画像表示装置内で、高電圧で使用されるために温度センサを設置できない電子部品の温度が検知できない場合に、当該電子部品が高温となってしまう懸念があった。

0007

そこで、本発明は、上記課題に鑑みて、電子部品の近傍に温度センサを設けない場合においても、冷却ファンから発生する音を抑制し、かつ、画像表示装置内の電子部品が高温になることを抑制することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上述した課題を解決するために、本発明に係る第1の画像表示装置は、画像を表示する表示モジュールと、回転により前記表示モジュールを冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの動作モードを変更するためのモード変更信号を検出したことに応じて、前記冷却ファンの動作を制御する制御手段と、前記表示モジュールの周囲の環境温度を取得する第1の温度取得手段とを備え、前記制御手段は、前記冷却ファンが第1の動作モードで動作している状態で、前記第1の動作モードよりも小さい回転速度の第2の動作モードに前記冷却ファンの動作モードを変更するモード変更信号を検出した場合、少なくとも前記環境温度に応じて決定される第1の期間だけ前記第2の動作モードで前記冷却ファンを動作させ、前記第1の期間が経過したことに応じて、前記第2の動作モードよりも大きい回転速度の第3の動作モードで前記冷却ファンを動作させることを特徴とする。

0009

本発明に係る第2の画像表示装置は、画像を表示する表示モジュールと、回転により前記表示モジュールを冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの動作モードを変更するためのモード変更信号を検出したことに応じて、前記冷却ファンの動作を制御する制御手段と、前記表示モジュールの周囲の環境温度を取得する第1の温度取得手段とを備え、前記制御手段は、前記冷却ファンが第1の動作モードで動作している状態で、前記第1の動作モードよりも小さい音で動作する第2の動作モードに前記冷却ファンの動作モードを変更するモード変更信号を検出した場合、少なくとも前記環境温度に応じて決定される第1の期間だけ前記第2の動作モードで前記冷却ファンを動作させ、前記第1の期間が経過したことに応じて、前記第2の動作モードよりも大きい音で動作する第3の動作モードで前記冷却ファンを動作させることを特徴とする。

0010

本発明に係る画像表示装置の制御方法は、画像を表示する表示モジュールと、回転により前記表示モジュールを冷却する冷却ファンと、前記表示モジュールの周囲の環境温度を取得する第1の温度取得手段とを備える画像表示装置であって、前記冷却ファンが第1の動作モードで動作している状態で、前記第1の動作モードよりも小さい回転速度の第2の動作モードに前記冷却ファンの動作モードを変更するモード変更信号を検出した場合、少なくとも前記環境温度に応じて決定される第1の期間だけ前記第2の動作モードで前記冷却ファンを動作させ、前記第1の期間が経過したことに応じて、前記第2の動作モードよりも大きい回転速度の第3の動作モードで前記冷却ファンを動作させることを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明の画像表示装置は、表示モジュールの周囲の環境温度に応じて冷却ファンの回転速度を小さくする動作モードで冷却ファンを動作する静音期間を決定し、静音期間の間の冷却ファンの回転速度を小さくする。従って、電子部品の近傍に温度センサを設けない場合においても、冷却ファンから発生する音を抑制し、かつ、画像表示装置内の電子部品が高温になることを抑制することが可能となる。

図面の簡単な説明

0012

本発明に係る画像表示装置100の分解斜視図である。
画像表示装置100の機能ブロックを示したブロック図である。
第1の実施例におけるファン制御回路基板3のファン動作制御フローを示したフローチャートである。
通常動作モードにおける、環境温度および消費電力と、冷却ファン2の駆動条件とを関連付けた通常動作情報を示した図である。
静音動作モードにおける、環境温度および消費電力と、静音期間とを関連付けた静音期間情報を示した図である。
第1の実施例の制御フローに基づいて冷却ファン2を制御した場合における、電子部品14の温度変化を示した模式図である。
冷却ファン2を停止した場合における、電子部品14の温度変化を示した模式図である。
環境温度および消費電力と強冷却期間とを関連付けた強冷却期間情報を示した図である。
冷却動作モードにおける、環境温度および消費電力と、冷却ファン2の駆動条件とを関連付けた冷却動作情報を示した図である。
第2の実施例の制御フローに基づいて冷却ファン2を制御した場合における、電子部品14の温度変化を示した模式図である。
第3の実施例におけるファン制御回路基板3のファン制御フローをしめすフローチャートである。
第3の実施例の制御フローに基づいて冷却ファン2を制御した場合における、電子部品14の温度変化を示した模式図である。

実施例

0013

以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定され、以下に例示する実施例によって限定されるものではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが本発明に必須とは限らない。本明細書および図面に記載の内容は例示であって、本発明を制限するものと見なすべきではない。本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

0014

(第1の実施例)
図1は、本発明に係る画像表示装置100の分解斜視図である。図2は、画像表示装置100の機能ブロックを示したブロック図である。画像表示装置100は、表示モジュール1、冷却ファン2、ファン制御回路基板3、環境温度センサ4、および筐体5を備える。表示モジュール1は、液晶パネル6、バックライトユニット7、および表示制御回路基板8を備える。

0015

液晶パネル6は、個別に光の透過率を制御可能な液晶素子を複数有しており、入力された画像に応じて表示制御回路基板8に各液晶素子の透過率を制御される。液晶パネル6は、後述するバックライトユニット7から照射された光の一部を透過して、画像を表示する。液晶パネル6は、液晶素子でなく、Micro Electro Mechanical Systems(MEMS)素子を用いた透過型の表示パネルであってもよい。

0016

バックライトユニット7は、光源基板9、光学シート10、バックライト筐体11、バックライト輝度センサ12、およびバックライト温度センサ13を備える。光源基板9は、複数の光源が配置された基板である。第1の実施例において、光源は、Light−Emitting Diode(LED)光源である。光源基板9に配置される光源はLED光源でなく、冷陰極管を用いた光源であってもよい。光源から発せられた光は、光学シート10に照射される。

0017

光学シート10は、光源から照射された光を拡散もしくは偏光させて、液晶パネル6側に照射させるシート状の部材である。光学シート10は、液晶パネル6に照射される光の特性が所望の特性を満たすように、材質や形状が選択される。

0018

バックライト筐体11は、液晶パネル6側に開口を設けられた箱状の筐体であって、光源基板9と光学シート10とを収容する。光源から照射された光が、光学シート10を経由して液晶パネル6に照射されるように、バックライト筐体11に光源基板9と光学シート10が配置される。

0019

バックライト輝度センサ12は、光源から発せられた光の輝度を測定する輝度センサであって、光源基板9の光学シート10に対向する面に配置される。バックライト輝度センサ12は、光源から発せられた光の輝度を測定し、表示制御回路基板8に出力する。バックライト温度センサ13は、光源基板9上に配置された温度センサであり、光源基板9の温度を測定し、表示制御回路基板8に出力する。

0020

表示制御回路基板8は、液晶パネル6およびバックライトユニット7と接続し、液晶パネル6およびバックライトユニット7の動作を制御する回路や、液晶パネル6およびバックライトユニット7に電力を供給する回路を備える回路基板である。表示制御回路基板8は、バックライトユニット7の背面側に配置される。表示制御回路基板8は、電子部品14と、電子部品14が消費する電力を検出する電力検出器15とを備える。

0021

電子部品14は、液晶パネル6およびバックライトユニット7の動作を制御するために用いられる電子部品、もしくは液晶パネル6およびバックライトユニット7に電力を供給するために用いられる電子部品である。すなわち、電子部品14は、Field‐Programmable Gate Array(FPGA)などの集積回路電解コンデンサ、および電源トランス等を含む。電力検出器15は、電子部品14が消費する消費電力を検出し、ファン制御回路基板3に出力する。

0022

表示制御回路基板8は、入力された画像信号に応じて、液晶パネル6の各液晶素子の透過率を制御し、バックライトユニット7の発光輝度を制御する。また、バックライト輝度センサ12から出力された輝度や、バックライト温度センサ13から出力された光源基板9の温度に応じて、バックライトユニット7の発光輝度や、液晶パネル6の透過率を補正する。

0023

冷却ファン2は、表示モジュール1の背面側に配置され、画像表示装置100外部から表示モジュール1へ空気を送り、表示モジュール1を冷却する冷却手段である。ただし、画像表示装置100の内部の空気を冷却ファン2で外部に排気することにより、表示モジュール1を冷却する構成であってもよい。冷却ファン2は、表示モジュール1に固定されてもよく、また筐体5に固定されていてもよい。

0024

冷却ファン2は、羽根の回転により表示モジュール1へ空気を送ることが可能であればよく、軸流ファンシロッコファン等、送風する方式は問わない。また、冷却ファン2は、駆動電圧により回転速度を制御可能であり、駆動する電源の種類は、直流電源交流電源を問わない。冷却ファン2は、複数配置されていてもよい。冷却ファン2が回転することにより、周囲に風切り音や、駆動時の摩擦による音等が発生する。これらの音は、冷却ファン2の回転速度が大きいほど、大きくなる。

0025

ファン制御回路基板3は、表示モジュール1の背面側に配置され、冷却ファン2の動作を制御する回路を備える。また、ファン制御回路基板3は、ファン制御回路基板3上に配置された不揮発性記録媒体である記憶部16を備える。ファン制御回路基板3は、冷却ファン2の回転速度を制御する。回転速度は、冷却ファン2の単位時間当たりの回転数を示す量である。

0026

第1の実施例において、ファン制御回路基板3は、通常動作モードと静音動作モードとのいずれかの動作モードで、冷却ファン2の動作を制御する。また、ファン制御回路基板3は、環境温度センサ4が測定した画像表示装置100の周囲の環境温度と、電力検出器15が検出した消費電力とに応じて、冷却ファン2の通常動作モードにおける駆動条件を決定する。

0027

ファン制御回路基板3は、環境温度および消費電力と冷却ファン2の駆動条件を関連付けた動作情報を記憶部16から読み出し、取得した環境温度および消費電力とに基づいて駆動条件を決定する。第1の実施例において駆動条件は、冷却ファン2の駆動電圧である。駆動条件は、冷却ファン2の駆動電圧に限定されず、回転速度であってもよい。

0028

環境温度センサ4は、筐体5に配置された温度センサであって、画像表示装置100の周囲の環境温度を測定する温度取得手段である。環境温度センサ4は、ファン制御回路基板3に測定した環境温度を出力する。第1の実施例において、環境温度センサ4は筐体5の前面側に配置されているが、画像表示装置100の周囲の環境温度を測定することが可能であれば位置は任意に選択することが可能である。

0029

筐体5は、表示モジュール1、冷却ファン2、ファン制御回路基板3、および環境温度センサ4を収容する前面側に開口を備える箱型ケースである。筐体5は、フレーム5aと、背面ケース5bとを組み合わせて形成されている。フレーム5aは、液晶パネル6の画面露出するように開口が設けられ、表示モジュール1の前面側と側面側を覆う枠状の部材である。また、背面ケース5bは、表示モジュール1の背面側に配置され、冷却ファン2とファン制御回路基板3とを収容するケースである。背面ケース5bの冷却ファン2に対向する面には、通気口が設けられる。

0030

フレーム5aに設けられた操作部17は、ユーザの操作により、モード変更信号をファン制御回路基板3に出力するスイッチである。操作部17から出力されたモード変更信号は、ファン制御回路基板3に入力される。なお、操作部17は、筐体5に設けられた物理スイッチには限られない。操作部17は、表示モジュール1の画面に表示されたOn Screen Display(OSD)の表示を操作することによって、モード変更信号をファン制御回路基板3に出力するものであってもよい。

0031

図2の機能ブロック図に示すように、画像表示装置100は、カメラ200と接続している。カメラ200は、画像を撮像する撮像装置であって、撮像した画像に基づく画像信号を画像表示装置100に出力する。また、カメラ200は、撮像した画像の記録を開始したことに応じて、画像表示装置100に記録信号を出力する。カメラ200から出力された記録信号をファン制御回路基板3が検出した場合、ファン制御回路基板3は、モード変更信号が入力された場合と同様の処理を行う。

0032

図3は、第1の実施例におけるファン制御回路基板3のファン動作制御フローを示したフローチャートである。ファン制御回路基板3は、静音フラグがOFFか否かを判定する(S11)。静音フラグは、モード変更信号を検出したのち、後述する静音期間を経過したか否かを示す信号である。フロー開始時点が静音期間内である場合、強冷却フラグはONとされる。

0033

静音フラグがOFFであった場合(S11、Yes)、ファン制御回路基板3は、モード変更信号が検出されているか否かを判定する(S12)。静音フラグは、画像表示装置100の駆動を開始した直後はOFFである。

0034

モード変更信号が検出されない場合(S12、No)、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2を通常動作モードで動作するように制御する(S13)。ファン制御回路基板3は、環境温度と、消費電力とを用いて、通常動作モードにおける冷却ファン2の駆動条件を決定する。

0035

図4は、記憶部16に記憶された通常動作モードにおける、環境温度および消費電力と、冷却ファン2の駆動条件とを関連付けた通常動作情報を示した図である。第1の実施例において、駆動条件は駆動電圧である。通常動作モードにおいて、環境温度が高いほど、冷却ファン2の駆動電圧は高くなる。また、消費電力が高いほど、冷却ファン2の駆動電圧は高くなる。

0036

通常動作情報は、複数の環境温度および複数の消費電力に対して、事前に測定した発熱量等に基づいて、表示モジュール1の電子部品14の温度が、電子部品14の使用上限温度を超えないように予め設定された駆動条件を関連付けた動作情報である。動作情報に記憶される駆動条件は、駆動電圧に限らず、冷却ファン2の回転速度であってもよい。S13において、ファン制御回路基板3は、環境温度と、消費電力と、記憶部16から取得した通常動作情報とを用いて、冷却ファン2の駆動条件を決定し、決定された駆動条件で冷却ファン2を動作させる。

0037

モード変更信号が検出された場合(S12、Yes)、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2を静音動作モードで動作するように制御する。ファン制御回路基板3は、記憶部16から、環境温度および消費電力と静音期間を関連付けた静音期間情報を取得し、環境温度および消費電力を用いて、静音期間を決定する(S14)。

0038

図5は、静音動作モードにおける、環境温度および消費電力と、静音期間とを関連付けた静音期間情報を示した図である。環境温度、もしくは消費電力が小さいほど、静音期間は長くなる。静音期間は、後述する静音動作モードの駆動条件で表示モジュール1を動作させた場合に、表示モジュール1の電子部品14の温度が、電子部品14の使用上限温度を超えないように予め設定された期間である。

0039

静音期間が決定されたのち、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2の動作モードを静音動作モードに変更し、静音フラグをONにする(S15)。第1の実施例において、静音動作モードは、冷却ファン2を停止させる動作モードである。静音動作モードは、冷却ファン2を停止する動作モードには限られない。静音動作モードは、通常動作モードで動作する冷却ファン2から発せられる音よりも、静音動作モードで動作する冷却ファン2から発せられる音が小さければよく、冷却ファン2の回転速度を通常動作モードよりも小さくする動作モードであってもよい。

0040

また、S11において、静音フラグがOFFでない(ONである)と判定された場合(S11、No)、ファン制御回路基板3は、モード変更信号が検出されてから、静音期間が経過したか否かを判定する(S16)。モード変更信号が検出されてから、静音期間が経過しない場合(S16、No)、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2を静音動作モードで制御する。

0041

モード変更信号が検出されてから、静音期間が経過した場合(S16、Yes)、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2の動作モードを通常動作モードに変更し、静音フラグをOFFにする(S17)。通常動作モードでの駆動条件の決定方法は、S13と同様であるため省略する。言い換えると、モード変更信号が検出されてから、静音期間が経過した場合、ファン制御回路基板3は、静音動作モードで動作する冷却ファン2から発っせられる音よりも大きい音で冷却ファン2を動作させる通常動作モードで冷却ファン2を動作するとも言える。

0042

ファン制御回路基板3は、以上のフローを繰り返し行うことにより、通常動作モードと静音動作モードとを切り換えて冷却ファン2を駆動することが可能となる。なお、上述のフローでは、フロー開始時が静音期間に含まれるか否かを、静音フラグのON/OFFで表現したが、静音フラグを用いずに、モード変更信号取得時刻および静音期間の情報から、静音期間に含まれるか否かを判定してもよい。

0043

図6は、上述のフローを用いて冷却ファン2を制御した場合における、電子部品14の温度変化を示した模式図である。環境温度は一定であるとする。taより前は、静音フラグがOFFであり、かつモード変更信号が検出されていない状態である。したがって、ファン制御回路基板3は、環境温度および消費電力と通常動作情報とに基づいて、通常動作モードで冷却ファン2の動作を制御している。このとき、電子部品14の温度は、電子部品14の使用温度の上限値よりも低い温度で定常状態となる。

0044

taで、ファン制御回路基板3がモード変更信号を検出したことに応じて、ファン制御回路基板3は、静音期間を決定し、消費電力と環境温度とを冷却ファン2の動作モードを静音動作モードに変更する。したがって、ファン制御回路基板3は、taから静音期間を経過するtbまでの間、冷却ファン2の駆動を停止する。

0045

冷却ファン2が停止することにより、外気が筐体5の内部に流入しないため、taから静音期間を経過するtbまでの間、電子部品14の温度は上昇する。しかし、静音期間は、各環境温度および消費電力に対して電子部品14の温度が電子部品14の使用温度の上限値を超えないように決定されているため、静音期間中に上昇した電子部品14の温度は電子部品14の使用温度の上限値を超えない。

0046

tbで、モード変更信号を検出したタイミングから静音期間が経過したことに応じて、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2の動作モードを静音動作モードから通常動作モードに変更する。通常動作モードで冷却ファン2が動作することにより、静音期間中に上昇した電子部品14の温度は徐々に低下し、tcでtaより前の定常状態の温度に到達する。

0047

第1の実施例における画像表示装置によれば、ファン制御回路基板3は、モード変更信号を検出したことに応じて、消費電力と環境温度とを用いて静音動作モードで動作可能な静音期間を決定する。そして、ファン制御回路基板3は、静音期間の間、冷却ファン2を通常動作モードよりも回転速度の小さい静音動作モードで動作するように制御する。したがって、電子部品の近傍に温度センサを設けない場合においても、冷却ファンから発生する音を抑制し、かつ、画像表示装置内の電子部品が高温になることを抑制することが可能となる。

0048

なお、駆動条件や静音期間の決定に用いられる熱量パラメータは消費電力には限られない。熱量パラメータは、表示モジュール1から発生し、電子部品14や、画像表示装置100内部を加熱する熱量を示すパラメータであればよく、電子部品14の駆動電圧もしくは駆動電流を用いることも可能である。また、熱量パラメータは、画像表示装置100の輝度設定値や、バックライト輝度センサ12が測定した発光輝度値であってもよい。

0049

また、ファン制御回路基板3は、少なくとも環境温度に基づいて駆動条件を決定し、冷却ファン2の動作を制御することも可能である。このとき、動作情報は、環境温度と駆動条件とを関連付けた動作情報となる。

0050

また、上述のファン駆動制御に加え、装置内に温度センサが設けられている場合、この温度センサの温度検出値に基づいたファン駆動制御を併用してもよい。たとえばバックライト温度センサ13の温度検出値が所定の値を超えた場合には、静音期間が経過する前に冷却ファン2の動作モードを通常動作モードに変更する制御フローとしてもよい。

0051

(第2の実施例)
第2の実施例における画像表示装置100のファン制御回路基板3以外の構成要素は、第1の実施例と同様の構成であるので説明を省略する。第2の実施例において、ファン制御回路基板3は、通常動作モードと静音動作モードと強冷却動作モードとのいずれかの動作モードで、冷却ファン2の動作を制御する。ファン制御回路基板3は、モード変更信号を検出し静音期間が経過したことに応じて、環境温度と消費電力と用いて、強冷却期間と強冷却動作モードにおける冷却ファン2の駆動条件を決定し、冷却ファン2の動作を制御する。

0052

図7は、第2の実施例におけるファン制御回路基板3のファン制御フローをしめすフローチャートである。ファン動作制御フローが開始されると、ファン制御回路基板3は、強冷却フラグがOFFであるか否かを判定する(S21)。強冷却フラグは、モード変更信号を検出し、静音期間を経過してから、後述する強冷却期間を経過したか否かを示す信号である。強冷却期間内である場合、強冷却フラグはONとされる。

0053

強冷却フラグがOFFであると判定された場合、S11の処理に進む。S11からS16までの工程は、第1の実施例と同様であるため、説明を省略する。S16で、静音期間が経過したと判定された場合(S16、Yes)、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2を強冷却動作モードで動作するように制御する。ファン制御回路基板3は、記憶部16から、環境温度および消費電力と強冷却期間を関連付けた強冷却期間情報を取得し、環境温度および消費電力を用いて、強冷却期間を決定する(S22)。

0054

図8は、環境温度および消費電力と強冷却期間とを関連付けた強冷却期間情報を示した図である。環境温度、もしくは消費電力が高いほど、強冷却期間は長くなる。強冷却期間は、後述する強冷却動作モードの駆動条件で冷却ファン2を動作させた場合に、電子部品14の温度が通常動作モードでの定常状態の温度に到達するまでの時間に基づいて予め設定された期間である。

0055

強冷却期間が決定されたのち、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2の動作モードを強冷却動作モードに変更し、強冷却フラグをONにし、さらに静音フラグをOFFにする(S23)。

0056

図9は、強冷却動作モードにおける、環境温度および消費電力と、冷却ファン2の駆動条件とを関連付けた冷却動作情報を示した図である。第2の実施例において、駆動条件は駆動電圧であり、駆動電圧の増加に応じて回転速度が増加する。強冷却動作モードにおいて、環境温度が高いほど、冷却ファン2の駆動電圧は高くなる。また、消費電力が高いほど、冷却ファン2の駆動電圧は高くなる。ファン制御回路基板3は、冷却動作情報と、環境温度および消費電力とを用いて、強冷却動作モードにおける冷却ファン2の駆動条件を決定し、冷却ファン2の動作を制御する。

0057

図4に示した通常動作モードにおける駆動電圧と比較すると、同一の環境温度および消費電力では、通常動作モードよりも強冷却動作モードのほうが駆動電圧が高くなる。つまり、同一の環境温度および消費電力では、通常動作モードよりも強冷却動作モードのほうが冷却ファン2の回転速度が大きくなる。したがって、通常動作モードで動作した冷却ファン2よりも、強冷却動作モードで動作した冷却ファン2のほうが、冷却効率が高く、かつ冷却ファン2から発せられる音も大きくなる。

0058

また、S21で強冷却フラグがOFFでないと判定された場合、ファン制御回路基板3は、モード変更信号が検出され静音期間が経過したのちに、さらに強冷却期間が経過したか否かを判定する(S24)。

0059

強冷却期間が経過したと判定された場合(S24、Yes)、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2の動作モードを通常動作モードに変更し、強冷却フラグをOFFとする(S25)。通常動作モードにおける冷却ファン2の動作モードの駆動条件の決定方法は第1の実施例におけるS13と同様であるので、説明を省略する。一方、S24で強冷却期間が経過していないと判定された場合(S24、No)、ファン制御回路基板3は強冷却動作モードで引き続き冷却ファン2の動作を制御する。

0060

図10は、上述のフローを用いて冷却ファン2を制御した場合における、電子部品14の温度変化を示した模式図である。環境温度および消費電力は第1の実施例と同様の温度で一定であるとする。実線は、第2の実施例における電子部品14の温度変化を示している。破線は、第1の実施例における電子部品14の温度変化を比較のために示している。taより前は、静音フラグおよび強冷却フラグともにOFFであり、かつモード変更信号が検出されていない状態である。tbまでは、第1の実施例と同様の制御および温度変化であるため、説明を省略する。

0061

tbで、モード変更信号が検出されてから静音期間が経過したことに応じて、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2の動作モードを静音動作モードから強冷却動作モードに変更する。通常動作モードよりも冷却効率の高い強冷却動作モードで冷却ファン2が動作することにより、静音期間中に上昇した電子部品14の温度は第1の実施例と比べて速やかに低下し、tc’でtaより前の定常状態の温度に到達する。tbからtc’までの時間は、tbからtcまでの時間よりも短く、通常動作モードよりも、短時間で冷却が完了する。

0062

強冷却動作モードで動作する冷却ファン2から発せられる音は、通常動作モードで動作する冷却ファン2から発せられる音よりも大きい。しかし、ファン制御回路基板3が、環境温度および消費電力に応じて、好適な強冷却期間を設定することにより、冷却ファン2から発せられる音が大きくなる期間が抑制される。

0063

第2の実施例における画像表示装置によれば、ファン制御回路基板3は、モード変更信号を検出したことに応じて、消費電力と環境温度とを用いて静音動作モードで動作可能な静音期間を決定する。そして、ファン制御回路基板3は、静音期間の間、冷却ファン2を通常動作モードよりも回転速度の小さい静音動作モードで動作するように制御する。さらに、静音期間のあとに強冷却動作モードで動作する強冷却期間を、消費電力と環境温度とに応じて決定する。

0064

したがって、第2の実施例にける画像表示装置によれば、電子部品の近傍に温度センサを設けない場合においても、冷却ファンから発生する音を抑制し、かつ、画像表示装置内の電子部品が高温になることを抑制することが可能となる。さらに、第2の実施例にける画像表示装置によれば、速やかに画像表示装置の内部の温度を冷却し、かつ冷却ファン2から発せられる音の増加の影響を抑制することが可能となる。

0065

(第3の実施例)
第3の実施例における画像表示装置100のファン制御回路基板3以外の構成要素は、第2の実施例と同様の構成であるので説明を省略する。第3の実施例において、ファン制御回路基板3は、第2の実施例と同様に、通常動作モードと静音動作モードと強冷却動作モードとのいずれかの動作モードで、冷却ファン2の動作を制御する。ファン制御回路基板3は、強冷却動作モードで冷却ファン2を動作させる強冷却期間内において、環境温度と消費電力と用いて、強冷却期間と強冷却動作モードの駆動条件を更新することが第2の実施例と異なる。

0066

図11は、第3の実施例におけるファン制御回路基板3のファン制御フローをしめすフローチャートである。S11からS17、S21からS24の各工程は第1の実施例および第2の実施例と同様であるので、説明を省略する。S24で、強冷却期間が経過していないと判定された場合(S24、No)、ファン制御回路基板3は、ファン制御回路基板3は、環境温度および消費電力を取得し、記憶部16から取得した強冷却期間情報を用いて、強冷却期間を決定する(S31)。

0067

さらに、ファン制御回路基板3は、環境温度と、消費電力とを用いて、強冷却動作モードにおける冷却ファン2の駆動条件を決定する(S32)。強冷却動作モードにおける駆動条件の決定方法は、S23と同様であるので説明を省略する。

0068

図12は、上述のフローを用いて冷却ファン2を制御した場合における、電子部品14の温度変化を示した模式図である。図12において、tdの前後で環境温度が低下している。図12中の実線は、第3の実施例におけるフローを用いて冷却ファン2を制御した場合の電子部品14の温度、および冷却ファン2の駆動電圧を示している。図12中の破線は、第2の実施例におけるフローを用いて冷却ファンを制御した場合の電子部品14の温度および冷却ファン2の駆動電圧を示した比較例である。tbまでは第1の実施例および第2の実施例とどうようの制御および温度変化であるため説明を省略する。

0069

tbでモード変更信号が検出されてから静音期間が経過したことに応じて、ファン制御回路基板3は、冷却ファン2の動作モードを静音動作モードから強冷却動作モードに変更する。tdで、環境温度が低下することから、ファン制御回路基板3は、冷却動作情報に基づいて、冷却ファン2の駆動条件と強冷却期間とを更新する。具体的にはファン制御回路基板3は、冷却ファン2の駆動電圧と強冷却期間とを下げる。

0070

冷却ファン2の駆動電圧が下がることにより、冷却ファン2の回転速度が低下し、冷却ファン2から発せられる音が小さくなる。一方で、冷却ファン2が、筐体5へ送る外気の量が低下するが、環境温度が下がっていることから、電子部品14の冷却効率の低下は抑制される。teで、電子部品14の温度は、taより前の定常状態の温度に到達する。

0071

一方で、第2の実施例のフローで冷却ファン2を制御した場合、強冷却期間内に環境温度が低下しても強冷却期間および強冷却動作モードの駆動条件は、tbで決定したものと同様である。したがって、td以降、環境温度が下がることにより、電子部品14の冷却効率が上昇し、tfで電子部品14の温度がtaより前の定常状態の温度に到達する。ただし、強冷却期間はtbからtc’までであることから、tfからtc’の間は、冷却ファン2の回転速度が高いまま駆動し続けてしまう。

0072

第3の実施例における画像表示装置によれば、ファン制御回路基板3は、モード変更信号を検出したことに応じて、消費電力と環境温度とを用いて静音動作モードで動作可能な静音期間を決定する。そして、第3の実施例における画像表示装置によれば、ファン制御回路基板3は、静音期間の間、冷却ファン2を通常動作モードよりも回転速度の小さい静音動作モードで動作するように制御する。さらに、静音期間のあとに強冷却動作モードで動作する強冷却期間を、消費電力と環境温度とに応じて決定する。

0073

したがって、第3の実施例における画像表示装置によれば、電子部品の近傍に温度センサを設けない場合においても、冷却ファンから発生する音を抑制し、かつ、画像表示装置内の電子部品が高温になることを抑制することが可能となる。さらに、第3の実施例における画像表示装置によれば、強冷却期間および強冷却動作モードの駆動条件を、環境温度や消費電力に応じて更新することで、冷却ファン2から発せられる音を低減しつつ好適な冷却を行うことが可能となる。

0074

100画像表示装置
1表示モジュール
2冷却ファン
3ファン制御回路基板
4 環境温度センサ

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