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技術 架設桁を用いた橋梁の解体工法

出願人 オリエンタル白石株式会社
発明者 正司明夫神谷卓伸俵綾子
出願日 2015年9月3日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2015-173961
公開日 2017年3月9日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-048635
状態 特許登録済
技術分野 橋または陸橋
主要キーワード 側面鋼板 リース品 接続ピース 搬出車両 鋼製支柱 搬出車 横移動装置 電動ホイスト
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図面 (15)

課題

通常の斫り装置だけでは細かく解体することが困難な桁を有する橋梁を安全かつ短工期で安価に解体することができる橋梁の解体工法を提供する。

解決手段

2台の門型フレーム2と、架設桁本体3と、この架設桁本体3の解体進行方向反対側に延設された手延べ桁4と、架設桁本体3に沿って走行可能に構成された2台の移動揚重装置5と、が設けられた架設桁1を用いて、2台の移動揚重装置5で橋梁Bを構成する各径間の桁(鋼桁K1)の長手方向の各端部をそれぞれ吊り上げ揚重する吊上げ工程と、吊上げ工程で吊上げた桁を、移動揚重装置5を架設桁本体3に沿って走行させるとともに、橋梁B上を走行可能な横移動装置台車)の上に桁の長手方向の一端を載置して桁を横移動する横移動工程と、を備え、架設桁1を解体する径間に順次移動させて横移動工程で橋梁Bの上面に横移動させた桁を搬出して橋梁Bを解体する。

概要

背景

日本国内では、PC桁鋼桁の上にコンクリート床版が形成された合成桁等の橋が多く架設されるようになったのは、1955年程度以降であり、耐久年数を経過して解体しなければならない橋の例が少なく、PC桁や鋼桁などのRC造の桁と相違して通常の斫り装置だけでは短時間での小塊への分割が困難な桁を有する単純桁橋連続桁橋などの橋梁の解体実績は、国内には殆ど無いのが現状である。そのため、このような分割困難な桁を有する単純桁橋や連続桁橋などの橋梁を安全に短工期により安価に解体可能な橋梁の解体工法が切望されている。

一般的な橋梁の解体工法としては、橋梁下の地上からクレーン等の揚重装置を用いて橋梁の端から揚重可能なブロックに細かく切断して解体することが行われている。しかし、渓谷等に架けられた橋など橋梁下にクレーンを設置できない現場では、橋梁を解体することができないという問題がある。また、合成桁などの橋梁は、PC桁や鋼桁が重いうえ、吊上げ位置において通常の斫り装置だけで細かく切断することが困難であるため、クレーンが設置できたとしても、作業半径が大きくなってしまい、超大型のクレーンでないと揚重作業ができず、解体費用が嵩んでしまうという問題がある。

なお、橋梁の解体工法ではないが、特許文献1には、鋼主桁フランジ上に鉄筋コンクリート床版を設置した橋梁において、前記鉄筋コンクリート床版を搬出可能な大きさの多数のブロックに切断するとともに、前記鉄筋コンクリート床版の前記フランジ真上の位置に多数の孔を形成し、次いで前記孔に静的破砕剤注入して前記鉄筋コンクリート床版と前記鋼主桁とを分離させ、その後前記鉄筋コンクリート床版のブロックを撤去する橋梁の鉄筋コンクリート床版の解体方法が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0026]〜[0029]、図面の図1〜図4参照)。

しかし、特許文献1に記載の橋梁の鉄筋コンクリート床版の解体方法は、あくまでも鉄筋コンクリート床版の解体方法であり、PC桁や鋼桁の解体まで含めて効率的に短工期で解体可能な橋梁の解体工法ではないという問題がある。

概要

通常の斫り装置だけでは細かく解体することが困難な桁を有する橋梁を安全かつ短工期で安価に解体することができる橋梁の解体工法を提供する。2台の門型フレーム2と、架設桁本体3と、この架設桁本体3の解体進行方向反対側に延設された手延べ桁4と、架設桁本体3に沿って走行可能に構成された2台の移動揚重装置5と、が設けられた架設桁1を用いて、2台の移動揚重装置5で橋梁Bを構成する各径間の桁(鋼桁K1)の長手方向の各端部をそれぞれ吊り上げ揚重する吊上げ工程と、吊上げ工程で吊上げた桁を、移動揚重装置5を架設桁本体3に沿って走行させるとともに、橋梁B上を走行可能な横移動装置台車)の上に桁の長手方向の一端を載置して桁を横移動する横移動工程と、を備え、架設桁1を解体する径間に順次移動させて横移動工程で橋梁Bの上面に横移動させた桁を搬出して橋梁Bを解体する。

目的

本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

橋梁解体撤去する橋梁の解体工法であって、支柱を有する2台のフレームと、これらの2台のフレーム間に架け渡された架設桁本体と、この架設桁本体の解体行方向反対側に延設された手延べ桁と、前記架設桁本体に沿って走行可能に構成された2台の移動揚重装置と、が設けられた架設桁を用いて、2台の前記移動揚重装置で前記橋梁を構成する各径間の桁の長手方向の各端部をそれぞれ吊り上げ揚重する吊上げ工程と、前記吊上げ工程で吊上げた前記桁を、前記移動揚重装置を前記架設桁本体に沿って走行させるとともに、前記橋梁上を走行可能な横移動装置の上に前記桁の長手方向の一端を載置して前記桁を横移動する横移動工程と、を備え、前記架設桁を解体する径間に順次移動させて前記吊上げ工程と前記横移動工程とを繰り返し、前記横移動工程で橋梁の上面に横移動させた前記桁を搬出して前記橋梁を解体することを特徴とする架設桁を用いた橋梁の解体工法。

請求項2

前記フレームは、前記支柱間に梁が架け渡された門型フレームであることを特徴とする請求項1に記載の架設桁を用いた橋梁の解体工法。

請求項3

先端にローラー支承を備えた移動用支柱を用いて前記架設桁を前記ローラー支承で支えながら横移動する架設桁移設工程を備え、前記橋梁を解体する径間に前記架設桁を順次移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の架設桁を用いた橋梁の解体工法。

請求項4

前記移動揚重装置を用いて前記移動用支柱を横移動させる移動用支柱移設工程を備えることを特徴とする請求項3に記載の架設桁を用いた橋梁の解体工法。

請求項5

前記移動用支柱は、前記桁同士を繋ぐ横桁部の上に立設されており、前記移動用支柱移設工程後に前記移動揚重装置で前記横桁部を吊り上げてそのまま前記架設桁本体に沿って前記移動揚重装置ごと横移動させて、前記横桁部を搬出することを特徴とする請求項4に記載の架設桁を用いた橋梁の解体工法。

請求項6

前記2台の門型フレームのうち解体進行方向後方の門型フレームを前記手延べ桁を用いて横移動させて移設する門型フレーム移設工程を備えることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の架設桁を用いた橋梁の解体工法。

技術分野

0001

本発明は、橋梁解体工法に関し、詳しくは、架設桁を用いた単純桁橋連続桁橋などの橋梁の解体工法に関する。

背景技術

0002

日本国内では、PC桁鋼桁の上にコンクリート床版が形成された合成桁等の橋が多く架設されるようになったのは、1955年程度以降であり、耐久年数を経過して解体しなければならない橋の例が少なく、PC桁や鋼桁などのRC造の桁と相違して通常の斫り装置だけでは短時間での小塊への分割が困難な桁を有する単純桁橋や連続桁橋などの橋梁の解体実績は、国内には殆ど無いのが現状である。そのため、このような分割困難な桁を有する単純桁橋や連続桁橋などの橋梁を安全に短工期により安価に解体可能な橋梁の解体工法が切望されている。

0003

一般的な橋梁の解体工法としては、橋梁下の地上からクレーン等の揚重装置を用いて橋梁の端から揚重可能なブロックに細かく切断して解体することが行われている。しかし、渓谷等に架けられた橋など橋梁下にクレーンを設置できない現場では、橋梁を解体することができないという問題がある。また、合成桁などの橋梁は、PC桁や鋼桁が重いうえ、吊上げ位置において通常の斫り装置だけで細かく切断することが困難であるため、クレーンが設置できたとしても、作業半径が大きくなってしまい、超大型のクレーンでないと揚重作業ができず、解体費用が嵩んでしまうという問題がある。

0004

なお、橋梁の解体工法ではないが、特許文献1には、鋼主桁フランジ上に鉄筋コンクリート床版を設置した橋梁において、前記鉄筋コンクリート床版を搬出可能な大きさの多数のブロックに切断するとともに、前記鉄筋コンクリート床版の前記フランジ真上の位置に多数の孔を形成し、次いで前記孔に静的破砕剤注入して前記鉄筋コンクリート床版と前記鋼主桁とを分離させ、その後前記鉄筋コンクリート床版のブロックを撤去する橋梁の鉄筋コンクリート床版の解体方法が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0026]〜[0029]、図面の図1図4参照)。

0005

しかし、特許文献1に記載の橋梁の鉄筋コンクリート床版の解体方法は、あくまでも鉄筋コンクリート床版の解体方法であり、PC桁や鋼桁の解体まで含めて効率的に短工期で解体可能な橋梁の解体工法ではないという問題がある。

先行技術

0006

特開2003−247212号公報

発明が解決しようとする課題

0007

そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、PC桁や鋼桁などの通常の斫り装置だけでは細かく解体することが困難な桁を有する単純桁橋や連続桁橋などの橋梁を安全かつ短工期で安価に解体することができる橋梁の解体工法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

第1発明に係る架設桁を用いた橋梁の解体工法は、橋梁を解体撤去する橋梁の解体工法であって、支柱を有する2台のフレームと、これらの2台のフレーム間に架け渡された架設桁本体と、この架設桁本体の解体進行方向反対側に延設された手延べ桁と、前記架設桁本体に沿って走行可能に構成された2台の移動揚重装置と、が設けられた架設桁を用いて、2台の前記移動揚重装置で前記橋梁を構成する各径間の桁の長手方向の各端部をそれぞれ吊り上げ揚重する吊上げ工程と、前記吊上げ工程で吊上げた前記桁を、前記移動揚重装置を前記架設桁本体に沿って走行させるとともに、前記橋梁上を走行可能な横移動装置の上に前記桁の長手方向の一端を載置して前記桁を横移動する横移動工程と、を備え、前記架設桁を解体する径間に順次移動させて前記吊上げ工程と前記横移動工程とを繰り返し、前記横移動工程で橋梁の上面に横移動させた前記桁を搬出して前記橋梁を解体することを特徴とする。

0009

第2発明に係る架設桁を用いた橋梁の解体工法は、第1発明において、前記フレームは、前記支柱間に梁が架け渡された門型フレームであることを特徴とする。

0010

第3発明に係る架設桁を用いた橋梁の解体工法は、第1発明又は第2発明において、先端にローラー支承を備えた移動用支柱を用いて前記架設桁を前記ローラー支承で支えながら横移動する架設桁移設工程を備え、前記橋梁を解体する径間に前記架設桁を順次移動させることを特徴とする。

0011

第4発明に係る架設桁を用いた橋梁の解体工法は、第3発明において、前記移動揚重装置を用いて前記移動用支柱を横移動させる移動用支柱移設工程を備えることを特徴とする。

0012

第5発明に係る架設桁を用いた橋梁の解体工法は、第4発明において、前記移動用支柱は、前記桁同士を繋ぐ横桁部の上に立設されており、前記移動用支柱移設工程後に前記移動揚重装置で前記横桁部を吊り上げてそのまま前記架設桁本体に沿って前記移動揚重装置ごと横移動させて、前記横桁部を搬出することを特徴とする。

0013

第6発明に係る架設桁を用いた橋梁の解体工法は、第2発明ないし第5発明のいずれかの発明において、前記2台の門型フレームのうち解体進行方向後方の門型フレームを前記手延べ桁を用いて横移動させて移設する門型フレーム移設工程を備えることを特徴とする。

発明の効果

0014

第1発明〜第6発明によれば、架設桁を解体する径間に順次移動させて吊上げ工程と横移動工程とを繰り返し、横移動工程で橋梁の上面に横移動させた桁を搬出して橋梁を解体するので、PC桁や鋼桁などの通常の斫り装置だけでは細かく解体することが困難な桁を有する単純桁橋や連続桁橋などの橋梁を安全かつ短工期で安価に解体することができる。また、橋梁下にクレーンを設置できない場合であっても橋梁を安全且つ短工期により安価に解体することができる。その上、リース品で費用が嵩む大型クレーンの使用を極力低減することができるので、解体費用を削減することができる。

0015

特に、第2発明によれば、フレームは門型フレームであるので、架設桁による揚重が安定的となり、風などにより水平方向への力が吊り荷である桁等に作用した場合でも安定して吊上げ工程及び横移動工程を行うことができる。このため、橋梁の解体工事の安全性が向上する。

0016

特に、第3発明によれば、先端にローラー支承を備えた移動用支柱を用いて前記架設桁を前記ローラー支承で支えながら横移動して架設桁を解体する径間に順次移動させるので、架設桁の移設にもクレーン等の別途の揚重装置が必要なくなり、さらに解体費用を削減することができる。

0017

特に、第4発明によれば、移動揚重装置を用いて移動用支柱を横移動させるので、移動用支柱の移設にもクレーン等の別途の揚重装置が必要なくなり、さらに解体費用を削減することができる。

0018

特に、第5発明によれば、移動揚重装置で横桁部を吊り上げてそのまま架設桁本体に沿って移動揚重装置ごと横移動させて、横桁部を搬出するので、横桁部を解体するにもクレーン等の別途の揚重装置が必要なくなり、さらに解体費用を削減することができる。

0019

特に、第6発明によれば、2台の門型フレームのうち解体進行方向後方の門型フレームを手延べ桁を用いて横移動させて移設するので、後方の門型フレームを移設するにもクレーン等の別途の揚重装置が必要なくなり、さらに解体費用を削減することができる。

図面の簡単な説明

0020

本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法により解体する合成桁の橋梁を橋軸方向に直交する水平視で示す立面図である。
本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法の架設桁設置工程を橋梁の橋軸方向と直交する水平視立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の第1径間の吊上げ工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の第1径間の横移動工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の架設桁を第1径間から第2径間へ移動する際の架設桁移設準備工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の第1径間から第2径間への架設桁移設工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の架設桁移設工程の門型フレーム移動状況を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の架設桁移設工程の門型フレーム設置状況を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の第2径間の吊上げ工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の第2径間の横移動工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の第1横桁部から第2横桁部への移動用支柱移設工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の第1横桁部の横桁部撤去工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の橋梁の解体工法の第2径間から第3径間への架設桁移設工程を同上の立面図で示す工程説明図である。
同上の架設桁移設工程の門型フレーム移動状況を同上の立面図で示す工程説明図である。

実施例

0021

以下、本発明に係る架設桁を用いた橋梁の解体工法を実施するための一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。

0022

[橋梁]
先ず、図1を用いて、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法で解体する橋梁を簡単に説明する。図1に示す橋梁Bは、2つの橋台A1と2つの橋脚A2からなる第1径間〜第3径間(以下、第1の呼称は全て図の左側からとする)の3径間に亘る下部構造に、支承S1を介して複数の鋼桁K1が架け渡され、鋼桁K1の上面に突設された頭付きスタッドにより橋梁Bの上面を構成するコンクリート床版S2と一体化された合成桁の橋梁である。また、この橋梁Bは、橋脚A2上において橋幅方向に沿ったコンクリート製の横桁部K2により鋼桁K1同士が互いに連結されて一体化されている。なお、図中のX方向は、橋梁の解体進行方向を示し、Y方向は、上方を示している。

0023

<架設桁>
次に、図2を用いて、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法に用いる架設桁について説明する。本発明の実施形態に係る解体工法に用いる架設桁1は、一対の支柱を有する2台の門型フレーム2と、これらの2台の門型フレーム間に架け渡された架設桁本体3と、この架設桁本体3の解体進行方向反対側に延設された手延べ桁4と、前記架設桁本体3上を走行可能に構成された2台の移動揚重装置5など、から構成された鋼製エレクションガーダーである。

0024

(門型フレーム)
門型フレーム2は、一対の鋼製の支柱20と、これらの支柱20間にかけわたされた鋼製の支持梁21など、からなる門型鋼製フレームであり、一本又は2本以上の架設桁を吊り下げて支持する機能を有している。本実施形態に係る門型フレーム2では、支持梁21の下端中央付近に後述の架設桁本体3がボルト接合等により懸架されている。

0025

(架設桁本体)
架設桁本体3は、吊り荷である橋梁の桁(鋼桁K1)の重さに応じた断面性能を有するように、リブ付きの鋼版から軸方向に直交する鉛直断面が縦長の長方形状に組み合わされたボックス型の鋼製の桁が複数軸方向に連接された架設桁であり、軽量化のために側面鋼板に複数の孔が穿設されている。また、上面には、後述の移動揚重装置5が走行するためのレール成形されている(図示せず)。

0026

(手延べ桁)
また、この架設桁本体3の軸方向に沿って解体進行方向(図のX方向)と逆方向側に手延べ桁4が延設されている。この手延べ桁4は、架設桁本体3と略同形断面矩形状で延伸するように、軽量化のため形鋼鋼管などから開放された梯子状に組み合わされた鋼製の桁であり、揚重時に架設桁本体3の断面に作用する曲げ応力を軽減する機能を有している。

0027

なお、図示形態では、架設桁本体3の解体進行方向(図のX方向)と逆方向側にのみ手延べ桁4を設置するものを例示したが、バランスをとるため、解体進行方向側にも手延べ桁4と同様の手延べ桁を設置しても構わない。しかし、架設桁本体3の断面に作用する曲げ応力を軽減するためには、架設桁本体3の解体進行方向(図のX方向)と逆方向側には、手延べ桁4を設けた方がよい。

0028

(移動揚重装置)
移動揚重装置5は、車輪を有して前述の架設桁本体3上に形成されたレール上を架設桁本体3に沿って走行自在に構成された電動ホイストからなり、吊り荷である橋梁の桁(鋼桁K1)を揚重しつつ横(水平)移動する機能を有している。本実施形態に係る架設桁1には、桁の両端をそれぞれ持ち上がられるように、2台設置されている。

0029

なお、移動揚重装置5として、架設桁本体3上に形成されたレール上を走行するものを例示したが、架設桁本体3に吊り下げられた状態で架設桁本体3に沿って走行する

0030

以上、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法に用いる架設桁として、2台の門型フレーム間に架設桁本体3等が架設された架設桁1を例示して説明したが、架設桁(架設桁本体3)がワイヤロープ等の条材で支持されたベント仮支柱等の鋼製フレーム上に載置されたタイプのエレクションガーダーを用いることもできる。また、揚重する橋梁の桁の重さに応じてダブルガーダーとするなど複数本の架設桁本体を並設しても構わない。

0031

[実施形態]
次に、図2図14を用いて、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法の各工程について説明する。

0032

(1)架設桁設置工程
先ず、図2に示すように、鋼桁K1と鋼桁K1とを連結する横桁部K2付近で鋼桁K1を切断しても鋼桁K1が落下しないようにするとともに、門型フレーム2に作用する軸力を支えられるよう補強する目的で、支承S1の両側に、仮支承S3を複数設置する。図示形態では、図2に▼で示す鋼桁K1の切断箇所の両側に桁毎に2か所ずつ設置する。橋脚A2上にスペースが足りない場合は、鋼製ブラケットBKを橋脚A2から張り出すように設置したうえ、その鋼製ブラケットBK上に仮支承S3を設置する。

0033

次に、前述の架設桁1を設置する。具体的には、橋梁Bに続く道路上などの橋台A1付近の広いスペースで架設桁本体3及び手延べ桁4を組み立て連接し、クレーン等の揚重機で揚重して第1径間である門型フレーム2間に懸架する。

0034

この門型フレーム2は、クレーン等の揚重機を用いて、1台は、橋台A1上に設置し、もう1台は、解体径間となる第1径間の第1橋脚A2付近の▼印で示す鋼桁K1の2か所の切断位置を解体進行方向(X方向)に超えた位置に設置する。

0035

そして、架設桁本体3の上に、前述の2台の移動揚重装置5を設置して、鋼桁K1と両端付近を2台の移動揚重装置5とワイヤロープ等を用いて連結する。

0036

(2)吊上げ工程
次に、図3に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、前述の仮支承S3間に設定された▼印で示す切断位置においてワイヤソーダイヤモンドカッター、斫り機などの切断装置を用いて床版S2及び鋼桁K1を切断するとともに、2台の移動揚重装置5で鋼桁K1の両端をそれぞれ吊り上げ揚重する吊上げ工程を行う。

0037

具体体には、本吊上げ工程では、2台の移動揚重装置5の電動ホイストをそれぞれ作動させ、鋼桁K1と緊結されたワイヤロープ等を巻き上げて鋼桁K1の両端を解体次径間である第2径間の床版S2上に載置してある台車D(図4参照)より高い位置に達するまで吊上げ揚重する。

0038

なお、床版S2と鋼桁K1を同時に切断する場合を例示したが、本吊上げ工程で切断装置を用いて切断する前に先行して、全ての径間に亘り床版S2だけ鋼桁K1から剥がして撤去しても構わない。

0039

(3)横移動工程
次に、図4に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、前吊上げ工程で吊上げた鋼桁K1を吊り上げたまま、移動揚重装置5を架設桁本体3上のレールに沿って走行させるとともに、解体次径間となる第2径間の床版S2上に設置した横移動装置である台車Dに鋼桁K1の長手方向の一端を載置して横移動する横移動工程を行う。ここで、横移動とは、床版S2に沿った多少の勾配による誤差を含んで水平方向に移動させることをいうものとする(以下同様)。

0040

具体的には、本横移動工程では、鋼桁K1を吊り上げた状態のまま2台の移動揚重装置5を解体進行方向(図のX方向)に沿って横移動させ、解体次径間である第2径間の床版S2上の台車D上まで達したところで、解体進行方向前方の移動揚重装置5の電動ホイストを下降させて、鋼桁K1の長手方向の前端(解体進行方向前側の一端)を台車D上に載置する。

0041

そして、人力又はウインチなどの動力により、解体進行方向前方へ吊上げた鋼桁K1を引っ張って第2径間の床版S2上を横移動させ、鋼桁K1の長手方向の後端(解体進行方向後側の一端)が架設桁本体3の端(前端)まで到達したときに、解体進行方向後方の移動揚重装置5の電動ホイストを下降させて第2径間の台車上に鋼桁K1の後端も載置する。

0042

その後、台車を用いて鋼桁K1を引っ張って第2、第3径間の床版S2上を横移動させ、クレーン等を設置可能な解体ヤードまで移送して、さらに鋼桁K1を切断分割して解体するか、又はそのままトレーラ等の搬出車両に乗せて搬出する。なお、台車を自走する自走台車として、横移動に用いるウインチなどの動力を省略しても構わない。

0043

(4)吊上げ工程と横移動工程の繰り返し
次に、図3に示す前述の吊上げ工程と図4に示す横移動工程とを、解体径間である橋梁Bの第1径間に架けられた鋼桁K1が全部なくなるまで繰り返し、鋼桁K1を全て搬出する。このとき、必要に応じて架設桁1(門型フレーム2)を橋幅方向に沿って横移動させながら鋼桁K1を吊り上げ搬出する。

0044

(5)架設桁移設準備工程
次に、図5に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、橋梁Bの解体径間である第1径間から解体する次の径間である第2径間へ解体進行方向に沿って架設桁1を移設するための準備として架設桁移設準備工程を行う。

0045

具体的には、本架設桁移設準備工程では、移設時の架設桁1の架設桁本体3を支承する移動用支柱6を第1横桁部K2上に立設するとともに、架設桁本体3の前端を支承する支柱付き台車7を架設桁本体3の前端下方に設置する。

0046

この移動用支柱6は、鋼材単体又は鋼材を組み合わせた組立支柱であり、先端である上端にローラー支承60が取り付けられている。また、この移動用支柱6は、前述の横桁部K2のうち解体進行方向最後方の横桁部K2上に立設され、ローラー支承60で架設桁本体3の下端水平移動自在に支承する機能を有している。

0047

支柱付き台車7は、台車70を有し、その台車70上に鋼製支柱が立設されたものであり、架設桁本体3の前端下部に鋼製支柱が固定されることにより、架設桁本体3を支えつつ台車70で橋梁Bの床版S2上を横移動可能にする機能を有している。

0048

(6)架設桁移設工程
次に、図6図8に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、前述の移動用支柱6を用いて架設桁1をローラー支承60で支えながら横移動する架設桁移設工程を行う。

0049

具体的には、先ず、図6に示すように、解体進行方向前方の門型フレーム2を架設桁本体3に固定して、架設桁本体3の前端を支柱付き台車7で支えながら前方の門型フレーム2ごと架設桁本体3をウインチなどの動力で牽引して横移動する。このとき、架設桁本体3の後端側は、移動用支柱6のローラー支承60で支承されつつ横移動することとなる。

0050

このように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、先端にローラー支承60を備えた移動用支柱6を用いて架設桁1をローラー支承60で支えながら解体する径間に架設桁1を順次横移動させるので、架設桁1の移設にもクレーン等の別途の揚重装置が必要なくなり、解体費用を削減することができる。

0051

次に、図7に示すように、解体進行方向後方の門型フレーム2をウインチなどの動力で牽引して手延べ桁4に沿って横移動させる。このとき、手延べ桁4と門型フレーム2との間には、コロローラー等を介在させて摩擦等横移動に支障がないように門型フレーム2を移動させる。

0052

次に、図8に示すように、門型フレーム2を所定の位置に設置する。解体進行方向前方の門型フレーム2は、台車70から降ろして横桁部K2上に設置し、解体進行方向後方の門型フレーム2は、移動用支柱6が横桁部K2上に設置されている関係上、横桁部K2の解体進行方向後方となる仮支承S3上に設置し、門型フレーム2に作用する軸力を鋼製ブラケットBKに支持させるようにする。

0053

このとき、解体進行方向後方の門型フレーム2は、撤去した床版S2と鋼桁K1の高さ分だけ高さが足りないので、門型フレーム2の下端に接続ピース22を継ぎ足して延伸する。なお、図7に示すように、門型フレーム2の移動前に接続ピース22を継ぎ足してもよいし、図8に示す門型フレーム2の設置時直前に継ぎ足してもよい。

0054

このように、本実施形態に係る橋梁の解体工法によれば、手延べ桁4を用いて2台の門型フレーム2のうち解体進行方向後方の門型フレーム2を横移動させて移設するので、後方の門型フレーム2を移設するにもクレーン等の別途の揚重装置が必要なくなり、さらに解体費用を削減することができる。

0055

(7)吊上げ工程
次に、図9に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、前述の(2)吊上げ工程と同様に吊上げ工程を行う。但し、本吊上げ工程前に、(1)架設桁設置工程と同様に、解体進行方向前方の橋脚A2の周りに鋼製ブラケットBKを設置して▼印で示す切断位置の両脇に仮支承S3をセットする。

0056

そして、前述の(2)吊上げ工程と同様に、仮支承S3間に設定された▼印で示す切断位置において切断装置を用いて床版S2及び鋼桁K1を切断するとともに、2台の移動揚重装置5で鋼桁K1の両端をそれぞれ吊り上げ揚重する吊上げ工程を行う。

0057

(8)横移動工程
次に、図10に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、前述の(3)横移動工程と同様に、前吊上げ工程で吊上げた鋼桁K1を吊り上げたまま、移動揚重装置5を架設桁本体3上のレールに沿って走行させるとともに、床版S2上の台車に鋼桁K1の長手方向の一端を載置して横移動する横移動工程を行う。

0058

(9)吊上げ工程と横移動工程の繰り返し
次に、図9に示す前述の吊上げ工程と図10に示す横移動工程とを、解体している橋梁Bの第2径間に架けられた鋼桁K1が全部なくなるまで繰り返し、鋼桁K1を全て搬出する。このとき、必要に応じて架設桁1(門型フレーム2)を橋幅方向に沿って横移動させながら鋼桁K1を吊り上げ搬出する。

0059

(10)移動用支柱移設工程
次に、図11に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、前述の移動用支柱6を移設する移動用支柱移設工程を行う。

0060

具体的には、本移動用支柱移設工程では、前工程で鋼桁K1を全て搬出した第2径間の解体進行方向後方となる第1横桁部K2から解体方向前方となる第2横桁部K2へ移動用支柱6を移設する。移動用支柱6を移動する際は、移動揚重装置5で移動用支柱6を吊り上げてそのまま架設桁本体3に沿って横移動させる。そして、前回と同様に移動用支柱6を解体方向前方の第2横桁部K2上へ立設する。

0061

このように、本実施形態に係る橋梁の解体工法によれば、移動揚重装置5を用いて移動用支柱6を横移動させるので、移動用支柱6の移設にもクレーン等の別途の揚重装置が必要なくなり、さらに解体費用を削減することができる。

0062

(11)横桁部撤去工程
次に、図12に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、前工程で移設した移動用支柱6が立設されていた解体進行方向後方の第1横桁部K2を解体撤去する横桁部撤去工程を行う。

0063

具体的には、本横桁部撤去工程では、前述の支承S1の橋脚A2と解体進行方向後方の第1横桁部K2を前述の支承S1ごと移動揚重装置5で吊り上げてそのまま架設桁本体3に沿って横移動させる。そして、まだ残っている橋梁Bの床版S2を利用してトラック等の搬出車で運び出して撤去する。

0064

このように、本実施形態に係る橋梁の解体工法によれば、移動揚重装置5で横桁部K2を吊り上げてそのまま架設桁本体3に沿って移動揚重装置5ごと横移動させて、横桁部K2を搬出するので、横桁部K2を解体搬出するにもクレーン等の別途の揚重装置が必要なくなり、さらに解体費用を削減することができる。

0065

(12)架設桁移設工程
次に、図13図14に示すように、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法では、前述の移動用支柱6を用いて架設桁1をローラー支承60で支えながら第2径間から第3径間へ横移動する架設桁移設工程を行う。

0066

前移動用支柱移設工程において、移動用支柱6を第2横桁部K2に移設しているので、事前準備としては、門型フレーム2を架設桁本体3に固定して支柱付き台車7の支柱架上に架設桁本体3を載置する。

0067

本架設桁移設工程では、図13に示すように、架設桁本体3の前端を支柱付き台車7で支え、それより後端側を移動用支柱6のローラー支承60で支承しつつ固定された前方の門型フレーム2ごと架設桁本体3をウインチなどの動力で牽引して第2径間から第3径間へ横移動する。

0068

そして、図14に示すように、門型フレーム2を所定の第2橋脚の鋼製ブラケットBK上に設置する。解体進行方向前方の門型フレーム2は、台車70から降ろして橋台A1上に設置し、解体進行方向後方の門型フレーム2は、前述と同様に、第2横桁部K2の解体進行方向後方となる仮支承S3上に設置し、門型フレーム2に作用する軸力を鋼製ブラケットBKに支持させるようにする。このとき、解体進行方向後方の門型フレーム2は、下端に継ぎ足した接続ピース22ごと移設して、接続ピース22を仮支承S3上に設置する。

0069

そして、再度吊上げ工程と横移動工程を繰り返して最後の解体径間である第3径間に架け渡された鋼桁K1を全て解体撤去するとともに、第2横桁部K2、鋼製ブラケットBK及び架設桁1を解体撤去することで、本実施形態に係る橋梁の解体工法による橋梁Bの解体撤去作業が終了する。

0070

以上説明した本実施形態に係る橋梁の解体工法によれば、架設桁を解体する径間に順次移動させて吊上げ工程と横移動工程とを繰り返して橋梁を解体するので、鋼桁K1などの通常の斫り装置だけでは細かく解体することが困難な桁を有する連続桁橋などの橋梁を安全かつ短工期で安価に解体することができる。また、橋梁下にクレーンを設置できない場合であっても橋梁を安全且つ短工期により安価に解体することができるうえ、リース品で費用が嵩む大型クレーンの使用を極力低減することができるので、解体費用を削減することができる。

0071

また、本実施形態に係る橋梁の解体工法によれば、架設桁1の支持フレームとして門型フレーム2を用いているので、架設桁1による揚重が安定的となり、風などにより水平方向への力が吊り荷である桁等に作用した場合でも安定して吊上げ工程及び横移動工程を行うことができる。このため、橋梁の解体工事の安全性が向上する。

0072

以上、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。

0073

特に、本発明の実施形態に係る橋梁の解体工法により解体する橋梁として、鋼桁を有する合成桁の橋梁を例示して説明したが、PC桁や鋼桁などのRC造の桁と相違して通常の斫り装置だけでは短時間での小塊への分割が困難な桁を有する単純桁橋や連続桁橋などの橋梁であれば、本発明を好適に適用することができる。

0074

1 :架設桁
2 :門型フレーム(フレーム)
20 :支柱
21 :支持梁
22 :接続ピース
3 :架設桁本体
4 :手延べ桁
5 :移動揚重装置
6 :移動用支柱
60 :ローラー支承
7 :支柱付き台車
70 :台車
D :台車(横移動装置)
BK :鋼製ブラケット
S3 :仮支承
B :橋梁
A1 :橋台(下部構造)
A2 :橋脚(下部構造)
S1 :支承
K1 :鋼桁(桁)
K2 :横桁部
S2 :コンクリート床版(床版)

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