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技術 コンバイン

出願人 株式会社クボタ
発明者 宮崎誠山本洋也坂井孝次福井祐己下田洋平
出願日 2015年9月1日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2015-172069
公開日 2017年3月9日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-046619
状態 特許登録済
技術分野 収穫機本体(6)(機枠、駆動)
主要キーワード 取付板体 右ホルダ 左ホルダ インサートボルト 左軸受 ドライベアリング 右分割ケース 左側面断面図
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年3月9日)のものです。
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図面 (16)

課題

回転センサが刈取部用油圧無段変速装置振動の影響を受け難いコンバイン要望されている。

解決手段

圃場作物を刈り取って機体後方に搬送する昇降可能な刈取部と、エンジンからの回転動力変速して刈取部に伝達する刈取部用の刈取HSTと、刈取部の昇降基端部に設けられ、刈取HSTから出力された回転動力が入力される機体横向きの刈取入力軸19と、刈取入力軸19を支持する駆動ケース43と、刈取HSTから出力された回転動力の回転数計測する回転センサ87と、が備えられ、回転センサ87は、駆動ケース43に支持されている。

概要

背景

上記のようなコンバインとして、例えば、特許文献1に記載のコンバインが既に知られている。特許文献1に記載のコンバインでは、刈取部の刈取速度や搬送速度を制御するために、油圧無段変速装置(文献では「刈取用HST」)から刈取入力軸に入力される回転動力回転数回転センサによって計測している。この回転センサは、油圧無段変速装置のケースに支持されている。

概要

回転センサが刈取部用の油圧無段変速装置の振動の影響を受け難いコンバインが要望されている。圃場作物を刈り取って機体後方に搬送する昇降可能な刈取部と、エンジンからの回転動力を変速して刈取部に伝達する刈取部用の刈取HSTと、刈取部の昇降基端部に設けられ、刈取HSTから出力された回転動力が入力される機体横向きの刈取入力軸19と、刈取入力軸19を支持する駆動ケース43と、刈取HSTから出力された回転動力の回転数を計測する回転センサ87と、が備えられ、回転センサ87は、駆動ケース43に支持されている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

圃場作物を刈り取って機体後方に搬送する昇降可能な刈取部と、エンジンからの回転動力変速して前記刈取部に伝達する前記刈取部用油圧無段変速装置と、前記刈取部の昇降基端部に設けられ、前記油圧無段変速装置から出力された回転動力が入力される機体横向きの刈取入力軸と、前記刈取入力軸を支持する支持ケースと、前記油圧無段変速装置から出力された回転動力の回転数計測する回転センサと、が備えられ、前記回転センサは、前記支持ケースに支持されているコンバイン

請求項2

前記支持ケースに、前記刈取入力軸と隣り合う状態で平行に設けられた回転軸と、前記刈取入力軸と前記回転軸との間に設けられて前記刈取入力軸の回転動力を増速して前記回転軸に伝達するギヤ増速機構と、が備えられ、前記回転センサは、前記ギヤ増速機構のうち前記回転軸側のギヤの回転数を計測する請求項1に記載のコンバイン。

請求項3

前記ギヤ増速機構に、前記刈取入力軸に設けられた駆動ギヤと、前記回転軸に設けられて前記駆動ギヤと噛み合うと共に前記駆動ギヤよりも小径従動ギヤと、前記回転軸に前記従動ギヤと一体回転可能に設けられると共に前記従動ギヤよりも大径の計測ギヤと、が備えられ、前記回転センサは、前記計測ギヤの回転数を計測する請求項2に記載のコンバイン。

請求項4

前記刈取入力軸に、前記油圧無段変速装置からの回転動力が入力される入力回転体と、前記刈取入力軸に入力された回転動力を前記刈取部のうち刈取作物を搬送する搬送装置に出力する出力回転体と、が設けられ、前記入回転体と前記出力回転体との間に、前記ギヤ増速機構が位置している請求項2又は3に記載のコンバイン。

請求項5

前記支持ケースに、前記刈取入力軸と平行な状態で設けられ、かつ、前記出力回転体からの回転動力が入力されると共に前記出力回転体から入力された回転動力を前記搬送装置に出力する出力軸が備えられ、前記刈取入力軸及び前記回転軸は、前記刈取入力軸の軸方向視において、前記出力軸を中心とする同一の円周上に位置している請求項4に記載のコンバイン。

技術分野

0001

本発明は、圃場作物を刈り取って機体後方に搬送する昇降可能な刈取部と、エンジンからの回転動力変速して刈取部に伝達する刈取部用油圧無段変速装置と、刈取部の昇降基端部に設けられ、油圧無段変速装置から出力された回転動力が入力される機体横向きの刈取入力軸と、が備えられたコンバインに関する。

背景技術

0002

上記のようなコンバインとして、例えば、特許文献1に記載のコンバインが既に知られている。特許文献1に記載のコンバインでは、刈取部の刈取速度や搬送速度を制御するために、油圧無段変速装置(文献では「刈取用HST」)から刈取入力軸に入力される回転動力の回転数回転センサによって計測している。この回転センサは、油圧無段変速装置のケースに支持されている。

先行技術

0003

特開2014−113111号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に記載のコンバインでは、回転センサが油圧無段変速装置のケースに支持されているため、振動源である油圧無段変速装置の影響によって、計測誤差が生じたり回転センサが破損したりする等の不都合が生じることが懸念される。

0005

上記状況に鑑み、回転センサが刈取部用の油圧無段変速装置の振動の影響を受け難いコンバインが要望されている。

課題を解決するための手段

0006

本発明の特徴は、
圃場の作物を刈り取って機体後方に搬送する昇降可能な刈取部と、
エンジンからの回転動力を変速して前記刈取部に伝達する前記刈取部用の油圧無段変速装置と、
前記刈取部の昇降基端部に設けられ、前記油圧無段変速装置から出力された回転動力が入力される機体横向きの刈取入力軸と、
前記刈取入力軸を支持する支持ケースと、
前記油圧無段変速装置から出力された回転動力の回転数を計測する回転センサと、が備えられ、
前記回転センサは、前記支持ケースに支持されていることにある。

0007

本特徴構成によれば、回転センサが油圧無段変速装置とは別の支持ケースに支持されているため、回転センサが油圧無段変速装置の振動の影響を受け受け難い。これにより、振動源である油圧無段変速装置の影響によって、計測誤差が生じたり回転センサが破損したりする等の不都合が生じることがない。また、支持ケースを回転センサの支持部材として利用することにより、回転センサ専用の支持部材を設けなくて済む。

0008

さらに、本発明において、
前記支持ケースに、前記刈取入力軸と隣り合う状態で平行に設けられた回転軸と、前記刈取入力軸と前記回転軸との間に設けられて前記刈取入力軸の回転動力を増速して前記回転軸に伝達するギヤ増速機構と、が備えられ、
前記回転センサは、前記ギヤ増速機構のうち前記回転軸側のギヤの回転数を計測すると好適である。

0009

本特徴構成によれば、回転軸が刈取入力軸よりも高速で回転して、ギヤ増速機構のうち回転軸側のギヤの回転数が回転センサによって計測される。これにより、回転パルス数が増加して、計測の分解能を向上させることができる。

0010

さらに、本発明において、
前記ギヤ増速機構に、前記刈取入力軸に設けられた駆動ギヤと、前記回転軸に設けられて前記駆動ギヤと噛み合うと共に前記駆動ギヤよりも小径従動ギヤと、前記回転軸に前記従動ギヤと一体回転可能に設けられると共に前記従動ギヤよりも大径の計測ギヤと、が備えられ、
前記回転センサは、前記計測ギヤの回転数を計測すると好適である。

0011

本特徴構成によれば、駆動ギヤよりも小径の従動ギヤが駆動ギヤと噛み合って、回転軸が刈取入力軸よりも高速で回転して、従動ギヤよりも大径の計測ギヤの回転数が回転センサによって計測される。これにより、回転パルス数が更に増加して、計測の分解能を更に向上させることができる。

0012

さらに、本発明において、
前記刈取入力軸に、前記油圧無段変速装置からの回転動力が入力される入力回転体と、前記刈取入力軸に入力された回転動力を前記刈取部のうち刈取作物を搬送する搬送装置に出力する出力回転体と、が設けられ、
記入回転体と前記出力回転体との間に、前記ギヤ増速機構が位置していると好適である。

0013

本特徴構成によれば、入力回転体と出力回転体との間のスペースを利用して、ギヤ増速機構をコンパクトに配置することができる。

0014

さらに、本発明において、
前記支持ケースに、前記刈取入力軸と平行な状態で設けられ、かつ、前記出力回転体からの回転動力が入力されると共に前記出力回転体から入力された回転動力を前記搬送装置に出力する出力軸が備えられ、
前記刈取入力軸及び前記回転軸は、前記刈取入力軸の軸方向視において、前記出力軸を中心とする同一の円周上に位置していると好適である。

0015

本特徴構成によれば、刈取入力軸、回転軸及び出力軸の配置が、出力軸を頂点とする略二等辺三角形となって、刈取入力軸、回転軸及び出力軸をコンパクトに配置することができる。

図面の簡単な説明

0016

コンバインの全体を示す左側面図である。
コンバインの前部を示す左側面図である。
刈取部を作業位置に位置させた状態を示す平面図である。
刈取部の支持構造を示す正面一部断面図である。
刈取部をメンテナンス位置に位置させた状態を示す平面図である。
右軸受部を示す正面断面図である。
右軸受部を示す右側面断面図である。
供給搬送装置駆動ケースの支持構造を示す左側面断面図である。
コンバインの動力伝達経路を示す図である。
駆動ケースの支持構造を示す斜視図である。
駆動ケースの内部構造を示す断面図である。
駆動ケースを示す左側面断面図である。
別実施形態に係る回転センサを刈取HSTに取り付けた状態を示す左側面図である。
別実施形態に係る回転センサを刈取HSTに取り付けた状態を示す斜視図である。
別実施形態に係る回転センサを刈取HSTに取り付けた状態を示す拡大左側面図である。

実施例

0017

本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、図1及び図3に示す矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Bの方向を「機体後側」、図3に示す矢印Lの方向を「機体左側」、矢印Rの方向を「機体右側」とする。

0018

自脱型コンバインの全体構成〕
図1には、自脱型コンバインを示している。このコンバインには、機体フレーム1と、走行機体を自走可能に支持する左右一対クローラ走行装置2と、が備えられている。機体フレーム1の前部には、圃場の穀稈を刈り取って機体後方に搬送する刈取部3が昇降可能に設けられている。刈取部3の後方には、運転キャビン4が設けられている。

0019

運転キャビン4の下方には、エンジン5が設けられている。左右一対のクローラ走行装置2の間には、ミッションケース6が設けられている。

0020

運転キャビン4の後方には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置7と穀粒貯留するグレンタンク8とが、機体左右方向に隣り合う状態で設けられている。脱穀装置7の左側部には、刈取穀稈を脱穀装置7に搬送するフィードチェーン9が設けられている。

0021

脱穀装置7は、フィードチェーン9に搬送される刈取穀稈を扱胴10によって脱穀処理して、脱穀処理物選別部11によって選別処理するように構成されている。グレンタンク8には、グレンタンク8内の穀粒を排出するアンローダ12が設けられている。

0022

〔刈取部〕
図2から図4に示すように、刈取部3には、圃場の穀稈を引き起こす複数(本実施形態では、例えば、六つ)の引起装置13、引起装置13に引き起こされた穀稈を切断するバリカン式の刈取装置14、刈取穀稈を後方に搬送する搬送装置15、搬送装置15からの刈取穀稈をフィードチェーン9に供給搬送する供給搬送装置16(本発明に係る「搬送装置」に相当)等が備えられている。

0023

刈取部3は、機体左右向きの軸心X1周り揺動して昇降可能に構成されている。刈取部3には、機体左右向きの刈取入力ケース17と、刈取入力ケース17から前下方に延びる刈取主フレーム18と、が備えられている。刈取入力ケース17の内部には、機体左右向きの刈取入力軸19が設けられている。刈取主フレーム18の内部には、前下方向きの刈取伝動軸20が設けられている。

0024

刈取入力ケース17は、左軸受部21及び右軸受部22に軸心X1周りで回転可能に支持されている。刈取主フレーム18と機体フレーム1とに亘って、油圧シリンダ23が設けられている。油圧シリンダ23のうち刈取主フレーム18側の端部は、刈取主フレーム18に連結解除可能に連結されている。油圧シリンダ23を伸縮操作することにより、刈取主フレーム18が刈取入力ケース17と一体的に軸心X1周りで揺動して、刈取部3が昇降することになる。

0025

刈取入力ケース17の下方には、作動油を貯留するオイルタンク24が設けられている。オイルタンク24の左側部には、エンジン5からの回転動力を変速して刈取部3に伝達する刈取部3用の油圧無段変速装置(以下、「刈取HST」という。)25(本発明に係る「油圧無段変速装置」に相当)がボルト固定されている。オイルタンク24の左側部には、刈取部3を上下向きの軸心Y1周りで揺動可能に支持する支持フレーム26が設けられている。

0026

左軸受部21には、左ホルダ27と、左リテーナ28と、が備えられている。左ホルダ27は、支軸29を介して支持フレーム26に回転可能に支持されている。左リテーナ28が左ホルダ27にボルト30によって固定されることにより、刈取入力ケース17が左軸受部21に保持されることになる。

0027

右軸受部22には、右ホルダ31と、右リテーナ32と、が備えられている。右ホルダ31は、ブラケット33を介してオイルタンク24に支持されている。右リテーナ32は、その後端部が右ホルダ31に揺動可能に支持されて、開閉可能に構成されている。右リテーナ32が右ホルダ31にボルト34によって固定されることにより、刈取入力ケース17が右軸受部22に保持されることになる。

0028

刈取部3は、軸心Y1周りで揺動して作業位置(図3参照)とメンテナンス位置(図5参照)とに位置変更可能に構成されている。ここで、刈取部3を作業位置からメンテナンス位置に揺動操作するには、油圧シリンダ23と刈取主フレーム18との連結を解除すると共に、ボルト34の固定を解除して右リテーナ32を開いて、右軸受部22の保持を解除する。これにより、刈取部3を軸心Y1周りで揺動操作して作業位置からメンテナンス位置に位置変更することができる。

0029

図6及び図7に示すように、右軸受部22には、刈取入力ケース17の右端部がブッシュ35を介して回転可能に支持されている。ブッシュ35は、刈取入力ケース17の右端部に外嵌された状態で、カラー36及び止め輪37によって固定されている。ブッシュ35は、その内周面が刈取入力ケース17との摺動面として設定されている。ブッシュ35として、例えば、ドライベアリングを用いることができる。ブッシュ35の交換は、上述のようにして、右軸受部22の保持を解除すれば、カラー36及び止め輪37を外して容易に行うことができる。また、カラー36の長さ(機体左右方向の長さ)を短くすれば、刈取入力ケース17のうちカラー36と止め輪37との間の隙間に対応する部分に、別の部材を取り付けることができる。

0030

刈取入力ケース17の右端部のうち右軸受部22よりも機体横内側の部分(右側の部分)には、刈取入力ケース17の内部にグリス注入するグリスニップル38が設けられている。グリスニップル38からのグリスは、刈取入力ケース17の内周面と刈取入力軸19の外周面との間から、刈取入力ケース17のグリス孔17aを通って、ブッシュ35の摺動面に供給されることになる。

0031

〔供給搬送装置〕
図8に示すように、供給搬送装置16には、駆動スプロケット39と、ガイドローラ40と、テンションローラ41と、駆動スプロケット39、ガイドローラ40及びテンションローラ41に巻き掛けられた搬送チェーン42と、が備えられている。駆動スプロケット39は、刈取入力軸19の回転動力が駆動ケース43(本発明に係る「支持ケース」に相当)を介して伝達されるように構成されている。駆動スプロケット39は、搬送駆動軸39a(本発明に係る「出力軸」に相当)を介して駆動ケース43に回転可能に支持されている。テンションローラ41は、バネ44によって後方に付勢されて搬送チェーン42にテンションを付与するように構成されている。

0032

ガイドローラ40及びテンションローラ41は、支持部材45に支持されている。支持部材45は、駆動ケース43の左側部にボルト46によって固定されている。支持部材45の上部には、搬送チェーン42を案内する案内レール47が設けられている。

0033

〔コンバインの動力伝達経路〕
図9に示すように、エンジン5の出力軸5aの回転動力は、ベルト伝動機構48によってミッションケース6に伝達される。ミッションケース6には、油圧無段変速装置(図示省略)等が備えられている。ミッションケース6に伝達された回転動力は、前記油圧無段変速装置等によって変速されて、左右一対の車軸2aを介して左右一対のクローラ走行装置2に伝達される。

0034

また、エンジン5の出力軸5aの回転動力は、ベルト伝動機構49によってカウンタ軸50に伝達される。カウンタ軸50は、伝動ケース51の内部に、機体左右向きに設けられている。

0035

そして、カウンタ軸50の回転動力は、べベルギヤ52によって伝動軸53に伝達される。伝動軸53は、機体前後向きに設けられている。伝動軸53の回転動力は、ベルト伝動機構54によって扱胴10に伝達される。

0036

また、カウンタ軸50の回転動力は、ギヤ伝動機構55によって選別部11側と刈取部3側とに分岐して伝達される。ギヤ伝動機構55には、伝動ギヤ56・57・58・59が前後方向に順次噛み合う形態で備えられている。伝動ギヤ56・57・58・59は、伝動ケース51の内部に設けられている。伝動ギヤ58の回転動力は、伝動軸60からベルト伝動機構61によって選別部11に伝達される。

0037

また、伝動ギヤ59の回転動力は、伝動軸62からベルト伝動機構63によって刈取HST25の入力軸25aに伝達される。ベルト伝動機構63には、伝動軸62側の出力プーリ64と、刈取HST25の入力軸25a側の入力プーリ65と、出力プーリ64及び入力プーリ65に巻き掛けられた伝動ベルト66と、伝動ベルト66にテンションを付与するテンション機構67と、が備えられている。

0038

そして、刈取HST25の出力軸25bの回転動力は、ベルト伝動機構68によって刈取入力軸19に伝達される。ベルト伝動機構68には、刈取HST25の出力軸25b側の出力プーリ69と、刈取入力軸19側の入力プーリ70(本発明に係る「入力回転体」に相当)と、出力プーリ69及び入力プーリ70に巻き掛けられた伝動ベルト71と、伝動ベルト71にテンションを付与するテンション機構72と、が備えられている。

0039

そして、刈取入力軸19の回転動力は、ギヤ伝動機構73によって搬送駆動軸39aに伝達される。ギヤ伝動機構73には、刈取入力軸19側の伝動ギヤ74(本発明に係る「出力回転体」に相当)と、搬送駆動軸39a側の伝動ギヤ75と、が備えられている。伝動ギヤ74・75は、駆動ケース43の内部に設けられている。

0040

また、刈取入力軸19の回転動力は、べベルギヤ76によって搬送装置15に伝達されると共に、べベルギヤ77によって刈取伝動軸20から引起装置13や刈取装置14に伝達される。

0041

〔駆動ケース〕
図4図8及び図10に示すように、駆動ケース43は、供給搬送装置16と左軸受部21との間に、軸心X1を中心とする後倒の傾斜姿勢で設けられている。駆動ケース43は、ブラケット78・79を介して左軸受部21に支持されている。駆動ケース43は、ブラケット78・79にボルト80によって固定されている。ブラケット78・79は、左リテーナ28と共に左ホルダ27にボルト30によって固定されている。

0042

駆動ケース43(右側のボス部85)は、刈取入力ケース17の左端部に回転可能に挿入されている。これにより、上述のようにして、刈取部3が昇降してもその動作が駆動ケース43によって阻害されることがない。また、ボルト80の固定を解除すれば、駆動ケース43を軸心X1周りで揺動させることができる。

0043

図11に示すように、駆動ケース43は、左分割ケース体82と右分割ケース体83とが連結面Sでボルト連結されて構成されている。駆動ケース43には、左分割ケース体82と右分割ケース体83とをボルト連結するためのフランジ部84(図10参照)が複数形成されている。駆動ケース43には、左右一対のボス部85が形成されている。左右一対のボス部85には、刈取入力軸19が左右一対のベアリング86を介して回転可能に支持されている。刈取入力軸19は、左側のボス部85から左方に突出しており、この突出部分に入力プーリ70が設けられている。駆動ケース43には、刈取HST25から出力された回転動力の回転数(計測ギヤ97の回転数)を計測する回転センサ87が取り付けられている。

0044

駆動ケース43には、搬送駆動軸39aが左右一対のベアリング88を介して回転可能に支持されている。搬送駆動軸39aは、刈取入力軸19と平行な状態で設けられている。搬送駆動軸39aは、伝動ギヤ74からの回転動力が伝動ギヤ75を介して入力されると共に伝動ギヤ74から入力された回転動力を供給搬送装置16に出力する。搬送駆動軸39aは、駆動ケース43から左方に突出しており、この突出部分に駆動スプロケット39が設けられている。

0045

駆動ケース43には、ガイドローラ89が支軸89aを介して回転可能に支持されている。ガイドローラ89は、搬送チェーン42の下側経路において搬送チェーン42に対して下側から搬送チェーン42の外周部に接触するように設けられている。ガイドローラ89は、駆動ケース43の機体横外側(左側)において、駆動スプロケット39の後方に位置している。

0046

〔回転軸〕
図11に示すように、駆動ケース43の内部には、機体左右向きの回転軸90が、刈取入力軸19と隣り合う状態で平行に設けられている。回転軸90は、その左端部が左分割ケース体82に左右一対のベアリング91を介して回転可能に支持されている。左右一対のベアリング91は、止め輪92・93によって固定されている。回転軸90は、左右一対のベアリング91側から連結面Sよりも右側の位置まで片持ち状に延出されている。刈取入力軸19と回転軸90との間には、刈取入力軸19の回転動力を増速して回転軸90に伝達するギヤ増速機構94が設けられている。

0047

図12に示すように、刈取入力軸19及び回転軸90は、刈取入力軸19の軸方向視(軸心X1方向視)において、搬送駆動軸39aを中心とする同一の円周R上に位置している。すなわち、搬送駆動軸39aの軸心X2と刈取入力軸19の軸心X1とを結ぶ直線L1と、搬送駆動軸39aの軸心X2と回転軸90の軸心X3とを結ぶ直線L2と、刈取入力軸19の軸心X1と回転軸90とを結ぶ直線L3とによって、直線L1と直線L2の長さが略等しい三角形(搬送駆動軸39aを頂点とする略二等辺三角形)が形成されている。

0048

刈取入力軸19、回転軸90及び搬送駆動軸39aは、機体前後方向において、前側から刈取入力軸19、回転軸90及び搬送駆動軸39aの順に位置している。すなわち、回転軸90は、機体前後方向において、刈取入力軸19と搬送駆動軸39aとの間に位置している。

0049

刈取入力軸19、回転軸90及び搬送駆動軸39aは、上下方向において、上側から搬送駆動軸39a、刈取入力軸19及び回転軸90の順に位置している。すなわち、回転軸90は、搬送駆動軸39aよりも下側で、かつ、刈取入力軸19よりも下側に位置している。

0050

〔ギヤ増速機構〕
図11に示すように、ギヤ増速機構94は、伝動ギヤ74と入力プーリ70との間において、伝動ギヤ74側に片寄って位置している。すなわち、ギヤ増速機構94は、供給搬送装置16よりも機体横内側(右側)に位置している。また、ギヤ増速機構94には、互いに噛み合う駆動ギヤ95及び従動ギヤ96と、計測ギヤ97と、が備えられている。

0051

駆動ギヤ95は、刈取入力軸19において伝動ギヤ74の左隣に設けられている。伝動ギヤ74及び駆動ギヤ95は、左右一対のカラー98によって左右両側から挟み込み固定されている。

0052

従動ギヤ96及び計測ギヤ97は、左側に計測ギヤ97、右側に従動ギヤ96が位置するように、回転軸90において互いに隣り合う状態で設けられている。従動ギヤ96及び計測ギヤ97は、回転軸90に平座金99、バネ座金100及びナット101によって固定されている。回転軸90のうち従動ギヤ96と計測ギヤ97との間の部分には、カラー102が外嵌されている。

0053

従動ギヤ96及び計測ギヤ97は、駆動ケース43のうち収容室103に収容されている。収容室103は、駆動ケース43のうち隣り合うフランジ部84の間の部分に形成されている。

0054

従動ギヤ96は、駆動ギヤ95よりも小径に構成されている。計測ギヤ97は、従動ギヤ96と一体回転可能に回転軸90に設けられている。計測ギヤ97は、従動ギヤ96よりも大径でかつ歯数が多く構成されている。

0055

〔回転センサ〕
図11及び図12に示すように、回転センサ87は、計測ギヤ97の回転数を計測するように構成されている。回転センサ87は、例えば、非接触式ピックアップセンサによって構成されている。回転センサ87は、検出部87aが収容室103内に露出して計測ギヤ97の外周部に対向する状態で設けられている。回転センサ87のうち検出部87aの先端部と計測ギヤ97の外周部との間には、検出に適した間隔が設定されている。

0056

回転センサ87は、入力プーリ70よりも機体横内側(右側)に位置して、側面視において、入力プーリ70と重複するように配置されている。機体前後方向において、回転センサ87の存在範囲は、計測ギヤ97と搬送駆動軸39aの各存在範囲と重複している。回転センサ87は、計測ギヤ97の後下方に位置して、検出部87aが前上がりの傾斜姿勢となる状態で左分割ケース体82に支持されている。左分割ケース体82には、回転センサ87を挿入支持するボス状の支持部82Aが形成されている。

0057

支持部82Aは、左分割ケース体82のうち収容室103に対応する部分に形成されている。支持部82Aは、側面視において、その軸心Z1が回転軸90の軸心X3を通るように形成されている。支持部82Aには、回転センサ87を取り付けるためのフランジ部82aが形成されている。回転センサ87のうち検出部87aが支持部82Aに挿通支持された状態で、回転センサ87のうち取付部87bが支持部82Aのうちフランジ部82aにボルト104によって固定されている。

0058

〔別実施形態〕
(1)図13から図15に示すように、回転センサ87が刈取HST25に取付ブラケット105を介して取り付けられている。刈取HST25の出力軸25bには、計測ギヤ108が設けられている。回転センサ87は、計測ギヤ108の回転数を計測するように構成されている。

0059

取付ブラケット105は、刈取HST25のHSTケース25Aの後側部にボルト固定されている。取付ブラケット105には、HSTケース25Aに取り付けられる上下方向に長い第一取付板体106と、回転センサ87が取り付けられる第二取付板体107と、が備えられている。

0060

第一取付板体106は、その上部が刈取HST25のHSTケース25Aにボルト固定されている。第一取付板体106の下部には、第二取付板体107が防振ゴム109(本実施形態では、例えば、二つ)を介して連結されている。防振ゴム109には、互いに反対方向に突出する一対のインサートボルト110が設けられている。一対のインサートボルト110のうち一方が第一取付板体106にナット111によって固定され、一対のインサートボルト110のうち他方が第二取付板体107にナット111によって固定されている。

0061

このような構成によれば、刈取HST25の振動が防振ゴム109によって低減されて、回転センサ87に伝わり難くなる。これにより、回転センサ87が刈取HST25の振動による影響を受け難くなって、刈取HST25のHSTケース25Aを回転センサ87の支持部材として利用することができる。

0062

(2)上記実施形態では、回転センサ87が計測ギヤ97の回転数を計測するように構成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、計測ギヤ97を設けずに、回転センサ87が従動ギヤ96の回転数を計測するように構成してもよいし、あるいは、ギヤ増速機構94を設けずに、回転センサ87が伝動ギヤ74の回転数を計測するように構成してもよい。また、刈取入力軸19に伝動ギヤ74とは別のギヤであって伝動ギヤ74よりも大径でかつ歯数の多いギヤを設けて、回転センサ87が当該ギヤの回転数を計測するように構成してもよい。これにより、計測の分解能を向上させつつ、回転センサ87を駆動ケース43の好きな箇所に設けることができる。すなわち、回転センサ87の計測対象は、回転センサ87が刈取HST25から出力された回転動力の回転数を計測するように構成されていれば、特に限定されるものではない。

0063

(3)上記実施形態では、ギヤ増速機構94が伝動ギヤ74と入力プーリ70との間において、伝動ギヤ74側に片寄って位置しているが、入力プーリ70側に片寄って位置していてもよいし、あるいは、伝動ギヤ74と入力プーリ70との中間に位置していてもよい。また、ギヤ増速機構94が入力プーリ70よりも機体横外側(左側)に位置していてもよいし、あるいは、伝動ギヤ74よりも機体横内側(右側)に位置していてもよい。

0064

(4)上記実施形態では、刈取入力軸19及び回転軸90は、刈取入力軸19の軸方向視(軸心X1方向視)において、搬送駆動軸39aを中心とする同一の円周R上に位置しているが、本発明はこれに限定されてない。例えば、搬送駆動軸39aを中心して刈取入力軸19を通る円周よりも内側に、回転軸90が位置していてもよいし、あるいは、当該円周よりも外側に回転軸90が位置していてもよい。

0065

(5)上記実施形態では、回転センサ87が非接触式ピックアップセンサによって構成されているが、例えば、渦電流センサによって構成されていてもよい。

0066

本発明は、自脱型コンバインの他、普通型コンバインにも利用可能である。

0067

3 刈取部
5エンジン
16供給搬送装置(搬送装置)
19 刈取入力軸
25 刈取HST(油圧無段変速装置)
39a搬送駆動軸(出力軸)
43駆動ケース(支持ケース)
70入力プーリ(入力回転体)
74伝動ギヤ(出力回転体)
87回転センサ
90回転軸
94ギヤ増速機構
95駆動ギヤ
96従動ギヤ
97計測ギヤ
R 円周

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