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技術 無線通信システム

出願人 株式会社NTTドコモ
発明者 野島大輔森広芳文山田曉浅井孝浩
出願日 2015年8月28日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-169418
公開日 2017年3月2日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-046303
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード 仮想体 仮想移動体通信事業者 仮想移動体 端末設定情報 レルム 認証情報応答 アクセスポイント識別情報 加入者情報管理装置
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図面 (12)

課題

仮想移動体通信網加入しているユーザ装置と非仮想移動体通信網との間において、アクセスポイントとの接続を確立するための処理負荷を低減する。

解決手段

無線通信システムが、ユーザ装置と、ユーザ装置と移動体通信網との通信中継するアクセスポイントAPとを備える。ユーザ装置は、ユーザ装置が加入している移動体通信網が、仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である端末MVNO情報を格納している。アクセスポイントAPとの接続を確立する接続確立処理の開始後、ユーザ装置は、アクセスポイントAPが通信を中継する移動体通信網が仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である網側MVNO情報をアクセスポイントAPから受信すると、当該網側MVNO情報と端末MVNO情報とを比較する。網側MVNO情報と端末MVNO情報とが一致しない場合、ユーザ装置はアクセスポイントAPに対して開始された接続確立処理を打ち切る

概要

背景

近年、移動体通信網における通信量の増大により発生する通信品質の低下を軽減するため、移動体通信網以外へのデータ通信振り分けによる負荷の分散(オフロード)が行われている。一例として、スマートフォン等、移動体通信網に加え無線LANを通じて通信を行う機能を持つユーザ装置を、移動体通信網を運営する事業者が設置した無線LANのアクセスポイント誘導することがあげられる。

ユーザ装置のこのようなアクセスポイントへの接続を容易にするための技術として、例えばHotspot 2.0がある。Hotspot 2.0の機能を有するユーザ装置は、接続先のアクセスポイントを自動的に選択し、アクセスポイントとの接続を確立するために必要なメッセージ(例えば、接続要求認証要求)を自動的に送信する(例えば、特許文献1)。

より詳細には、Hotspot 2.0の機能を有するユーザ装置は、アクセスポイントから、当該アクセスポイントが通信を中継する移動体通信網を識別する情報を受信する。ユーザ装置には、そのユーザ装置が加入している移動体通信網に関する情報があらかじめ格納されている。(以下、ユーザ装置にあらかじめ格納されている情報を、端末設定情報と称する場合がある。)Hotspot 2.0の機能を有するユーザ装置は、自らの端末設定情報と、アクセスポイントから受信した、移動体通信網を識別する情報との少なくとも一部が一致すると、当該アクセスポイントを接続先候補として選択し、自動的に認証要求を送信する。

移動体通信網を運営する事業者には、移動体通信サービスを提供するために必要な移動体通信網を独自に有している移動体通信事業者(Mobile Network Operator、MNO)と、移動体通信事業者(MNO)が有する移動体通信網の少なくとも一部(例えば、基地局)を利用する、当該移動体通信網とは別の移動体通信網を持つ仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator、MVNO)とが存在する。(以下、移動体通信事業者(MNO)が有する移動体通信網を非仮想移動体通信網と称する場合がある。また、仮想移動体通信事業者(MVNO)が有する、非仮想移動体通信網の少なくとも一部を利用する移動体通信網を、仮想移動体通信網と称する場合がある。)

移動体通信事業者(MNO)により運営される非仮想移動体通信網は、MCC(国コード、Mobile Country Code)とMNC移動通信事業者コード、Mobile Network Code)とにより識別される。非仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントは、当該非仮想移動体通信網を識別する情報として、MCCおよびMNCを送信する。

他方、仮想移動体通信事業者(MVNO)は、自らが運営する仮想移動体通信網を識別するMCCおよびMNCを持たない。そのため、一般的に、仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントはMCCおよびMNCを送信しない。仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントは、当該仮想移動体通信網を識別する情報として、別の情報要素(例えば、NAIネットワークアクセス識別子、Network Access Identifier)レルムドメイン名)を送信する。

仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置の端末設定情報には、当該仮想移動体通信網を識別する情報(例えば、NAIレルム)に加え、当該仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網のMCCおよびMNCが含まれる。すなわち、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置の端末設定情報と、その仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントから受信する情報との少なくとも一部が一致する。結果として、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置が、当該仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントを接続先候補として選択し、認証要求を送信してしまう可能性がある。

仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置が、非仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントを選択し、当該アクセスポイントを介して非仮想移動体通信網へ認証要求を送信しても、認証は失敗する。当該ユーザ装置は、その非仮想移動体通信網に加入しておらず、非仮想移動体通信網はそのユーザ装置を認証するための情報を有していないからである。しかし、ユーザ装置に格納されているMCCおよびMNCと、ユーザ装置がアクセスポイントから受信するMCCおよびMNCとが一致するため、ユーザ装置は何度でもそのアクセスポイントとの接続の確立を試み、非仮想移動体通信網へ認証要求を送信してしまう。

同様に、非仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置の端末設定情報と、仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントから受信する情報との少なくとも一部が一致する場合、当該ユーザ装置はそのアクセスポイントを接続先候補として選択し、当該アクセスポイントを介して仮想移動体通信網へ認証要求を送信してしまう可能性がある。この場合にも、認証が失敗するにもかかわらず、ユーザ装置は何度でもそのアクセスポイントとの接続の確立を試み、仮想移動体通信網へ認証要求を送信してしまう。

概要

仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置と非仮想移動体通信網との間において、アクセスポイントとの接続を確立するための処理負荷を低減する。無線通信システムが、ユーザ装置と、ユーザ装置と移動体通信網との通信を中継するアクセスポイントAPとを備える。ユーザ装置は、ユーザ装置が加入している移動体通信網が、仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である端末MVNO情報を格納している。アクセスポイントAPとの接続を確立する接続確立処理の開始後、ユーザ装置は、アクセスポイントAPが通信を中継する移動体通信網が仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である網側MVNO情報をアクセスポイントAPから受信すると、当該網側MVNO情報と端末MVNO情報とを比較する。網側MVNO情報と端末MVNO情報とが一致しない場合、ユーザ装置はアクセスポイントAPに対して開始された接続確立処理を打ち切る

目的

移動体通信網を運営する事業者には、移動体通信サービスを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ユーザ装置と、前記ユーザ装置と移動体通信網との通信中継するアクセスポイントと、を備え、前記ユーザ装置は、前記アクセスポイントとの接続を確立するための処理を開始する接続確立部と、前記ユーザ装置が加入している移動体通信網が、仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である端末MVNO情報を格納する記憶部と、前記アクセスポイントが通信を中継する前記移動体通信網が仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である網側MVNO情報を前記アクセスポイントから受信すると、当該網側MVNO情報と前記端末MVNO情報とを比較し、前記網側MVNO情報と前記端末MVNO情報とが一致するか否かを判定するMVNO情報比較部と、前記網側MVNO情報と前記端末MVNO情報とが一致しないと判定された場合に、前記接続確立部が開始した前記処理を打ち切るよう前記接続確立部を制御する通信制御部とを有する無線通信システム

請求項2

前記ユーザ装置の前記記憶部はさらに、前記MVNO情報比較部が、前記網側MVNO情報と前記端末MVNO情報とが一致しないと判定した場合に、前記アクセスポイントを識別するアクセスポイント識別情報を格納し、前記通信制御部は、前記記憶部に格納された前記アクセスポイント識別情報に対応する前記アクセスポイントとの接続を確立するための処理を開始しないよう前記接続確立部を制御する請求項1に記載の無線通信システム。

請求項3

前記アクセスポイントは、当該アクセスポイントが中継する前記移動体通信網が仮想移動体通信網であるか否かを示す前記網側MVNO情報を格納する記憶部と、前記記憶部に格納された前記網側MVNO情報を、前記ユーザ装置に送信する網情報送信部とを有する請求項1または2に記載の無線通信システム。

請求項4

前記アクセスポイントが通信を中継する前記移動体通信網は、認証装置と、前記移動体通信網の加入者と、前記移動体通信網を利用する仮想移動体通信網である第2の移動体通信網の加入者との情報を格納する加入者情報格納装置とを有し、前記認証装置は、前記アクセスポイントを介して前記ユーザ装置から認証要求を受信すると、前記ユーザが当該移動体通信網に加入しているか否かに基づき、前記ユーザ装置を認証する認証判定部と、前記認証判定部による前記ユーザ装置の認証が失敗した場合、前記ユーザ装置のユーザ情報を要求するユーザ情報要求を前記加入者情報格納装置へ送信するユーザ情報要求部と、前記ユーザ情報要求に応じて前記加入者情報格納装置から送信された応答に基づいて、前記ユーザ装置が前記第2の移動体通信網に加入しているか否かを判定するMVNO判定部と、前記ユーザ装置が前記第2の移動体通信網に加入していると判定された場合、当該認証装置を有する前記移動体通信網が仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である前記網側MVNO情報を、前記アクセスポイントを介して前記ユーザ装置に送信するMVNO情報送信部とを有する請求項2に記載の無線通信システム。

請求項5

前記ユーザ情報要求部が要求する前記ユーザ情報は、前記ユーザ装置が加入している移動体通信網に関する情報である請求項4に記載の無線通信システム。

技術分野

0001

本発明は、無線通信システムに関する。

背景技術

0002

近年、移動体通信網における通信量の増大により発生する通信品質の低下を軽減するため、移動体通信網以外へのデータ通信振り分けによる負荷の分散(オフロード)が行われている。一例として、スマートフォン等、移動体通信網に加え無線LANを通じて通信を行う機能を持つユーザ装置を、移動体通信網を運営する事業者が設置した無線LANのアクセスポイント誘導することがあげられる。

0003

ユーザ装置のこのようなアクセスポイントへの接続を容易にするための技術として、例えばHotspot 2.0がある。Hotspot 2.0の機能を有するユーザ装置は、接続先のアクセスポイントを自動的に選択し、アクセスポイントとの接続を確立するために必要なメッセージ(例えば、接続要求認証要求)を自動的に送信する(例えば、特許文献1)。

0004

より詳細には、Hotspot 2.0の機能を有するユーザ装置は、アクセスポイントから、当該アクセスポイントが通信を中継する移動体通信網を識別する情報を受信する。ユーザ装置には、そのユーザ装置が加入している移動体通信網に関する情報があらかじめ格納されている。(以下、ユーザ装置にあらかじめ格納されている情報を、端末設定情報と称する場合がある。)Hotspot 2.0の機能を有するユーザ装置は、自らの端末設定情報と、アクセスポイントから受信した、移動体通信網を識別する情報との少なくとも一部が一致すると、当該アクセスポイントを接続先候補として選択し、自動的に認証要求を送信する。

0005

移動体通信網を運営する事業者には、移動体通信サービスを提供するために必要な移動体通信網を独自に有している移動体通信事業者(Mobile Network Operator、MNO)と、移動体通信事業者(MNO)が有する移動体通信網の少なくとも一部(例えば、基地局)を利用する、当該移動体通信網とは別の移動体通信網を持つ仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator、MVNO)とが存在する。(以下、移動体通信事業者(MNO)が有する移動体通信網を非仮想移動体通信網と称する場合がある。また、仮想移動体通信事業者(MVNO)が有する、非仮想移動体通信網の少なくとも一部を利用する移動体通信網を、仮想移動体通信網と称する場合がある。)

0006

移動体通信事業者(MNO)により運営される非仮想移動体通信網は、MCC(国コード、Mobile Country Code)とMNC移動通信事業者コード、Mobile Network Code)とにより識別される。非仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントは、当該非仮想移動体通信網を識別する情報として、MCCおよびMNCを送信する。

0007

他方、仮想移動体通信事業者(MVNO)は、自らが運営する仮想移動体通信網を識別するMCCおよびMNCを持たない。そのため、一般的に、仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントはMCCおよびMNCを送信しない。仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントは、当該仮想移動体通信網を識別する情報として、別の情報要素(例えば、NAIネットワークアクセス識別子、Network Access Identifier)レルムドメイン名)を送信する。

0008

仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置の端末設定情報には、当該仮想移動体通信網を識別する情報(例えば、NAIレルム)に加え、当該仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網のMCCおよびMNCが含まれる。すなわち、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置の端末設定情報と、その仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントから受信する情報との少なくとも一部が一致する。結果として、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置が、当該仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントを接続先候補として選択し、認証要求を送信してしまう可能性がある。

0009

仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置が、非仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントを選択し、当該アクセスポイントを介して非仮想移動体通信網へ認証要求を送信しても、認証は失敗する。当該ユーザ装置は、その非仮想移動体通信網に加入しておらず、非仮想移動体通信網はそのユーザ装置を認証するための情報を有していないからである。しかし、ユーザ装置に格納されているMCCおよびMNCと、ユーザ装置がアクセスポイントから受信するMCCおよびMNCとが一致するため、ユーザ装置は何度でもそのアクセスポイントとの接続の確立を試み、非仮想移動体通信網へ認証要求を送信してしまう。

0010

同様に、非仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置の端末設定情報と、仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントから受信する情報との少なくとも一部が一致する場合、当該ユーザ装置はそのアクセスポイントを接続先候補として選択し、当該アクセスポイントを介して仮想移動体通信網へ認証要求を送信してしまう可能性がある。この場合にも、認証が失敗するにもかかわらず、ユーザ装置は何度でもそのアクセスポイントとの接続の確立を試み、仮想移動体通信網へ認証要求を送信してしまう。

先行技術

0011

特開2013-17164号公報

発明が解決しようとする課題

0012

仮想移動体通信網と非仮想移動体通信網とが併存する構成にてデータ通信をオフロードする技術においては、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置とその仮想移動体通信網が利用している非仮想移動体通信網との間、または、非仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置と仮想移動体通信網との間に、その間(ユーザ装置と非仮想移動体通信網との間、またはユーザ装置と仮想移動体通信網との間)の通信を中継するアクセスポイントとユーザ装置との接続を確立するために行われる処理(接続要求や認証要求などのメッセージの交換)が何度も発生してしまうことが想定される。

0013

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置とその仮想移動体通信網が利用している非仮想移動体通信網との間、および、非仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置と仮想移動体通信網との間の、少なくともいずれかについて、その間の通信を中継するアクセスポイントとユーザ装置との接続を確立するための処理負荷を低減することを目的とする。

課題を解決するための手段

0014

本発明の無線通信システムは、ユーザ装置と、前記ユーザ装置と移動体通信網との通信を中継するアクセスポイントとを備え、前記ユーザ装置は、前記アクセスポイントとの接続を確立するための処理を開始する接続確立部と、前記ユーザ装置が加入している移動体通信網が、仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である端末MVNO情報を格納する記憶部と、前記アクセスポイントが通信を中継する前記移動体通信網が仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である網側MVNO情報を前記アクセスポイントから受信すると、当該網側MVNO情報と前記端末MVNO情報とを比較し、前記網側MVNO情報と前記端末MVNO情報とが一致するか否かを判定するMVNO情報比較部と、前記網側MVNO情報と前記端末MVNO情報とが一致しないと判定された場合に、前記接続確立部が開始した前記処理を打ち切るよう前記接続確立部を制御する通信制御部とを有する。

発明の効果

0015

本発明によれば、ユーザ装置は、アクセスポイントから受信した網側MVNO情報と自端末内に格納されている端末MVNO情報とが一致しない場合は、そのアクセスポイントとの接続を確立するための処理(メッセージの交換)を打ち切る。結果として、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置と非仮想移動体通信網との間、および、非仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置と仮想移動体通信網との間の、少なくともいずれかについて、その間の通信を中継するアクセスポイントとユーザ装置との接続を確立するための処理負荷が低減される。

図面の簡単な説明

0016

本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
第1実施形態に係るユーザ装置の構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係るアクセスポイントの構成を示すブロック図である。
ユーザ装置による接続確立処理打ち切り動作のフローを示す図である。
ユーザ装置による接続確立処理の打ち切り動作を示すシーケンス図である。
第2実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
第2実施形態に係る認証装置の構成を示すブロック図である。
ユーザ装置による接続確立処理の打ち切り動作のフローを示す図である。
認証装置におけるユーザ装置の認証動作のフローを示す図である。
ユーザ装置が認証装置から網側MVNO情報を受信する様子を示すシーケンス図である。
変形例に係るユーザ装置による接続確立処理の打ち切り動作のフローを示す図である。

実施例

0017

以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る様々な実施の形態を説明する。

0018

1.第1実施形態
本実施形態では、アクセスポイントAPが、自身が通信を中継する移動体通信網MNWが仮想移動体通信網であるか否かを示す網側MVNO情報を記憶しており、当該網側MVNO情報をユーザ装置UEへ送信する。

0019

1(1).無線通信システムの概略
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムCSの構成を示す。無線通信システムCSは、ユーザ装置UEと、移動体通信網MNW1と、アクセスポイントAP1と、移動体通信網MNW2と、アクセスポイントAP2とを備える。

0020

以下の各実施形態では、ユーザ装置UEは移動体通信網MNW2に加入していると想定する。また、移動体通信網MNW1は非仮想移動体通信網であり、移動体通信網MNW2は移動体通信網MNW1を利用する仮想移動体通信網であると想定する。すなわち、ユーザ装置UEには、移動体通信網MNW1のMCCおよびMNCが記憶されている。

0021

アクセスポイントAP1は移動体通信網MNW1と、アクセスポイントAP2は移動体通信網MNW2と、それぞれ有線または無線にて接続される。それぞれのアクセスポイントAPは、ユーザ装置UEと無線通信を実行する基地局として機能し、接続されている移動体通信網MNWとユーザ装置UEとの通信を中継する。具体的に、アクセスポイントAP1は、ユーザ装置UEと移動体通信網MNW1との通信を中継する。アクセスポイントAP2は、ユーザ装置UEと移動体通信網MNW2との通信を中継する。

0022

それぞれのアクセスポイントAPとユーザ装置UEとは、所定の無線アクセス技術、例えば無線LAN規格(例えば、IEEE 802.11n、IEEE802.11ac)に従って無線通信を行う。以下では、各アクセスポイントAPとユーザ装置UEとが無線LAN規格に従って無線通信を行う形態を例示して説明するが、本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。本発明は、必要な設計上の変形を施した上で、他の無線アクセス技術(例えば、IEEE 802.16-2004およびIEEE 802.16eに規定されるWiMAX)にも適用可能である。

0023

以下の実施形態では、Hotspot 2.0の機能を有するユーザ装置UEおよびアクセスポイントAPが、EAP認証方式を使用して認証を行う例が示されるが、本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。

0024

1(2).ユーザ装置の構成
図2は、本発明の第1実施形態に係るユーザ装置UEの構成を示すブロック図である。ユーザ装置UEは、無線通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。なお、音声映像等を出力する出力装置およびユーザからの指示を受け付け入力装置等の図示は、便宜的に省略されている。

0025

無線通信部110は、アクセスポイントAPと無線通信を実行するための要素であり、送受信アンテナと、無線信号を受信する受信回路と、無線信号を送信する送信回路とを含む。記憶部120は、ユーザ装置UEの制御に関連するコンピュータプログラムと、ユーザ装置UEが加入している移動体通信網MNW(すなわち、移動体通信網MNW2)に関する情報(加入網情報)と、移動体通信網MNW2が利用する非仮想移動体通信網(すなわち、移動体通信網MNW1)のMCCおよびMNCとを格納する。加入網情報には、移動体通信網MNW2を識別する情報(例えば、NAIレルム)と、移動体通信網MNW2が、仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である端末MVNO情報とが含まれる。ここで、仮想移動体通信網であるか否かが例えばフラグにより示される場合、当該端末MVNO情報は、移動体通信網MNW2が仮想移動体通信網であることを示すフラグである「1」を示す。

0026

制御部130は、アクセスポイント選択部132と、接続確立部134と、MVNO情報比較部136と、通信制御部138とを有する。制御部130および制御部130が有する上述の要素は、ユーザ装置UE内の図示しないCPU(Central Processing Unit)が、記憶部120に格納されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。アクセスポイント選択部132、接続確立部134、MVNO情報比較部136、および通信制御部138の動作の詳細は後述される。

0027

1(3).アクセスポイントの構成
図3は、本発明の第1実施形態に係るアクセスポイントAPの構成を示すブロック図である。アクセスポイントAPは、無線通信部210と、ネットワーク通信部220と、記憶部230と、制御部240とを備える。

0028

無線通信部210は、ユーザ装置UEとの無線通信を実行するための要素であり、送受信アンテナと、無線信号を受信する受信回路と、無線信号を送信する送信回路とを含む。ネットワーク通信部220は、当該アクセスポイントAPが接続している移動体通信網MNWと通信を実行するための要素であり、有線または無線で電気信号送受信する。記憶部230はアクセスポイントAPの制御に関連するコンピュータプログラムと、当該アクセスポイントAPが接続されている移動体通信網MNWに関する情報(接続網情報)とを格納する。当該接続網情報には、移動体通信網MNWを識別する情報(例えば、MCCおよびMNC、NAIレルム)と、移動体通信網MNWが仮想移動体通信網であるか否かを示す情報である網側MVNO情報とが含まれる。例えば、アクセスポイントAP1の網側MVNO情報は、移動体通信網MNW1が非仮想移動体通信網であることを示す「0」を示し、アクセスポイントAP2の網側MVNO情報は、移動体通信網MNW2が仮想移動体通信網であることを示す「1」を示す。

0029

制御部240は、網情報送信部242を有する。制御部240と制御部240に含まれる網情報送信部242とは、アクセスポイントAP内の図示しないCPUが、記憶部230に格納されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。網情報送信部242の動作の詳細は後述される。

0030

1(4).ユーザ装置による接続確立処理の打ち切り動作
以下では、図4および図5を参照して、ユーザ装置UEによる接続確立処理の打ち切り動作について説明する。図4は、本実施形態のユーザ装置UEの接続確立処理の打ち切り動作のフローを示す。図5は、ユーザ装置UEが接続確立処理を打ち切る場合と打ち切らない場合とを示すシーケンス図である。

0031

ユーザ装置UEのアクセスポイント選択部132は、ビーコンの受信やプローブ要求およびプローブ応答の交換を通じて得たアクセスポイントAPに関する情報(例えば、各アクセスポイントAPから受信する信号の強度)に基づいて、接続先候補のアクセスポイントAPを選択する。本実施形態では、アクセスポイントAP1が接続先候補として選択されると想定する。

0032

接続確立部134は、アクセスポイント選択部132が選択したアクセスポイントAP(アクセスポイントAP1)との接続を確立するための処理(接続確立処理)を開始する(S110、S1010)。具体的に、接続確立部134は、無線通信部110を介して、アクセスポイントAP1が接続されている移動体通信網MNWに関する情報を要求する網情報要求メッセージ(ANQP Request)をアクセスポイントAP1へ送信する(S1020)。ユーザ装置UEから網情報要求メッセージを受信すると、アクセスポイントAP1の網情報送信部242は、記憶部230に格納されている接続網情報の少なくとも一部を含む網情報応答メッセージ(ANQP Response)をユーザ装置UEへ送信する(S1030)。アクセスポイントAP1が送信する接続網情報には、網側MVNO情報が含まれる。アクセスポイントAP1が送信する接続網情報には、移動体通信網MNW1を識別する情報(MCCおよびMNC)が含まれてよい。

0033

なお、本実施形態では、ステップS1020において、ユーザ装置UEの接続確立部134は網側MVNO情報を明示的には要求していない。しかし、接続確立部134は、網側MVNO情報の明示的な要求を網情報要求メッセージに含めて送信してもよいし、MVNO情報を要求するメッセージを網情報要求メッセージとは別に送信してもよい。

0034

アクセスポイントAP1から網側MVNO情報を受信すると(S120)、ユーザ装置UEのMVNO情報比較部136は、ユーザ装置UEの記憶部120に格納された端末MVNO情報(例えば、仮想体移動体通信網に加入していることを示す「1」)と、受信した網側MVNO情報(例えば、非仮想移動体通信網であることを示す「0」)とが一致するか否かを判定する(S130)。一致しない場合(S130:NO、S1040)、ユーザ装置の通信制御部138は、ステップS110またはS1010で接続確立部134が開始した接続確立処理を打ち切るよう接続確立部134を制御し、接続確立処理が打ち切られる(S140、S1050)。この場合、網側MVNO情報と共に受信した移動体通信網MNW1のMCCおよびMNCが、ユーザ装置UEの記憶部120に格納されているMCCおよびMNCと一致しても、ユーザ装置UEは認証要求を送信しない。

0035

図5のステップS1060以降には、アクセスポイント選択部132がアクセスポイントAP2を新たな接続先候補として選択し、接続確立部134がアクセスポイントAP2との接続の確立を試行する場合のシーケンスが示される。ステップS1060からS1080については、アクセスポイントAP2が接続先候補として選択されていることと、アクセスポイントAP2を識別する情報としてMCCおよびMNCでなくNAIレルムがアクセスポイントAP2から送信されることとを除き、前述のステップS1010からS1030の処理と同様であるため、説明を割愛する。端末MVNO情報(例えば、仮想体移動体通信網に加入していることを示す「1」)と、アクセスポイントAP2から受信した網側MVNO情報(例えば、仮想体移動体通信網であることを示す「1」)とが一致する場合(S130:YES、S1090)、ユーザ装置UEの接続確立部134は、接続確立処理を続行する(S150)。具体的に、網側MVNO情報と共にステップS1080で受信した情報(例えば、NAIレルム)に基づき、接続確立部134はアクセスポイントAP2が適切な接続先候補であると判定し、アクセスポイントAP2を介して移動体通信網MNW2へ認証要求を送信する(S1100)。

0036

1(5).本実施形態の効果
以上の構成によれば、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置UEと、その仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網との間において、接続確立処理負荷が低減される。具体的に、ユーザ装置UEに格納されている端末MVNO情報とアクセスポイントAP1から受信した網側MVNO情報とが一致しないため、ユーザ装置UEに格納されているMCCおよびMNCと、ユーザ装置UEがアクセスポイントAP1から受信したMCCおよびMNCとが一致するか否かにかかわらず、ユーザ装置UEはアクセスポイントAP1(ひいては移動体通信網MNW1)に対して認証要求を送信しない。そのため、アクセスポイントAP1から受信したMCCおよびMNCとユーザ装置UEに格納されているMCCおよびMNCとが一致すると認証要求が送信される構成と比較して、ユーザ装置UEとアクセスポイントAP1との間、および、アクセスポイントAP1と移動体通信網MNW1との間において、認証を要求するメッセージと認証失敗通知するメッセージとが送信される回数が減る。すなわち、ユーザ装置UEと、移動体通信網MNW1との間の通信リソース(例えば、周波数、時間)の消費が低減され得る。

0037

なお、以上の実施形態では、仮想移動体通信網(移動体通信網MNW2)に加入するユーザ装置UEの端末設定情報と非仮想移動体通信網(移動体通信網MNW1)の通信を中継するアクセスポイントAPから受信する情報との少なくとも一部が一致すると自動的に認証要求が送信される構成において、当該ユーザ装置UEと非仮想移動体通信網との間での接続確立処理負荷が低減される例を示した。しかし、非仮想移動体通信網に加入するユーザ装置UEの端末設定情報と仮想移動体通信網の通信を中継するアクセスポイントからユーザ装置UEが受信する情報との少なくとも一部が一致すると自動的に認証要求が送信される構成においても、同様の効果が奏され得ることは当然に理解される。具体的に、非仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置UEが、網側MVNO情報及び端末MVNO情報に基づいて仮想移動体通信網との間の接続確立処理を打ち切ることにより、当該ユーザ装置UEと仮想移動体通信網との間での接続確立処理負荷が低減される。

0038

2.第2実施形態
本発明の第2実施形態を以下に説明する。以下に例示する各実施形態において、作用、機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の説明を適宜に省略する。

0039

本実施形態では、アクセスポイントAPを介し、移動体通信網MNW内の認証装置AAAが、当該移動体通信網MNWが仮想移動体通信網であるか否かを示す網側MVNO情報をユーザ装置UEへ送信する。

0040

2(1).無線通信システムの概略
図6は、本発明の第2実施形態に係る無線通信システムCSの構成を示す。無線通信システムCSは、ユーザ装置UEと、移動体通信網MNW1と、アクセスポイントAP1と、移動体通信網MNW2(第2の移動体通信網)と、アクセスポイントAP2とを備える。移動体通信網MNW1は、認証装置AAA1と加入者情報格納装置SS1とを備える。移動体通信網MNW2は、認証装置AAA2と加入者情報格納装置HSS2とを備える。

0041

アクセスポイントAP1は認証装置AAA1と、アクセスポイントAP2は認証装置AAA2と、それぞれ有線または無線にて接続される。各アクセスポイントAPは、ユーザ装置UEから認証を要求するメッセージを受信すると、自装置が接続されている認証装置AAAへ当該メッセージを中継する。また、各アクセスポイントAPは、認証結果を通知するメッセージを、認証装置AAAからユーザ装置UEへ中継する。

0042

非仮想移動体通信網である移動体通信網MNW1の加入者情報格納装置HSS1には、移動体通信網MNW1に加入している各ユーザ装置UEを認証するために必要な認証情報と、移動体通信網MNW1を利用する仮想移動体通信網に加入している各ユーザ装置がどの移動体通信網に加入しているかを示すキャリア情報とが、各ユーザ装置の識別情報(例えば、IMSI(International Mobile Subscriber Identity))と関連付けられて格納されている。すなわち、加入者情報格納装置HSS1には、移動体通信網MNW2に加入しているユーザ装置UEの認証情報は格納されていないが、キャリア情報は格納されている。

0043

仮想移動体通信網である移動体通信網MNW2の加入者情報格納装置HSS2には、移動体通信網MNW2に加入している各ユーザ装置UEの認証情報が格納されている。

0044

2(2).ユーザ装置の構成
第2実施形態に係るユーザ装置UEの構成は、第1実施形態に係るユーザ装置(図2)と同様の構成を有する。記憶部120には、ユーザ装置UEの制御に関連するコンピュータプログラムと、移動体通信網MNW2を識別する情報(例えば、NAIレルム)と、端末MVNO情報と、移動体通信網MNW2が利用する非仮想移動体通信網(すなわち、移動体通信網MNW1)のMCCおよびMNCとに加え、接続先候補から除外すべきアクセスポイントAPの情報が格納されている。

0045

2(3).アクセスポイントの構成
第2実施形態に係るアクセスポイントAPの構成は、第1実施形態に係るアクセスポイントAP(図3)と同様の構成を有する。記憶部230には、アクセスポイントAPの制御に関連するコンピュータプログラムと、当該アクセスポイントAPが接続されている移動体通信網MNWに関する情報(接続網情報)とが格納されている。当該接続網情報は、当該アクセスポイントAPが接続されている移動体通信網MNWを識別する情報(例えば、MCCおよびMNC、NAIレルム)を含むが、その移動体通信網MNWが仮想移動体通信網であるか否かを示す網側MVNO情報は含まなくてもよい。

0046

2(4).認証装置の構成
図7は、第2実施形態に係る認証装置AAAの構成を示すブロック図である。認証装置AAAは、ネットワーク通信部310と、記憶部320と、制御部330とを備える。ネットワーク通信部310は、当該認証装置AAAが接続されている加入者情報装置HSSおよびアクセスポイントAPとの通信を実行するための要素であり、アクセスポイントAPのネットワーク通信部220と同様の構成を有する。記憶部320は、認証装置AAAの制御に関連するコンピュータプログラムと、当該認証装置AAAが属する移動体通信網MNWが仮想移動体通信網であるか否かを示す網側MVNO情報とを格納する。

0047

制御部330は、認証判定部332と、ユーザ情報要求部334と、MVNO判定部336と、MVNO情報送信部338と、認証結果通知部340とを有する。制御部330および制御部330が有する上述の要素は、認証装置AAA内の図示しないCPUが、記憶部320に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。認証判定部332、ユーザ情報要求部334、MVNO判定部336、MVNO情報送信部338、および認証結果通知部340の動作の詳細は後述される。

0048

2(5).ユーザ装置による接続確立処理の打ち切り動作
以下では、図8ないし図10を参照して、ユーザ装置UEによる接続確立処理打ち切り動作について説明する。図8は、第2実施形態に係るユーザ装置UEの接続確立処理の打ち切り動作のフローを示す。図9は、認証装置AAA1におけるユーザ装置UEの認証動作のフローを示す。図10は、ユーザ装置UEが認証装置AAA1から網側MVNO情報を受信する様子を示すシーケンス図である。

0049

ユーザ装置UEのアクセスポイント選択部132は、ビーコンの受信やプローブ要求およびプローブ応答の交換を通じてアクセスポイントAPに関する情報を取得する。例えば、各アクセスポイントAPから送信されるビーコンやプローブ応答には、そのアクセスポイントAPを識別するアクセスポイント識別情報(例えば、BSSID、ESSID)が含まれる。また、受信したビーコンやプローブ応答に基づき、各アクセスポイントから受信する信号の強度(例えば、RSSI)が測定される。アクセスポイント選択部132は、取得した情報(例えば、RSSI)に基づき、接続先候補のアクセスポイントAPを選択する。本実施形態では、アクセスポイント選択部132が、アクセスポイントAP1を接続先候補として選択すると想定する。

0050

選択されたアクセスポイントAP(アクセスポイントAP1)のアクセスポイント識別情報が記憶部120に格納されている場合(S310:YES)、ユーザ装置UEの通信制御部138は、アクセスポイントAP1に対して接続確立処理を開始しないよう接続確立部134を制御する(S330)。具体的に、接続確立部134は、アクセスポイントAP1に対して網情報要求メッセージ(ANQP Request)を送信しない。アクセスポイント選択部132は、別のアクセスポイントAP(例えば、アクセスポイントAP2)を選択しなおす。

0051

アクセスポイントAP1のアクセスポイント識別情報が記憶部120に格納されていない場合(S310:NO)、ユーザ装置UEの接続確立部134は接続確立処理を開始する(S320、S2010)。具体的に、接続確立部134は、無線通信部110を介して、アクセスポイントAP1が接続されている移動体通信網MNWに関する情報を要求する網情報要求メッセージ(ANQP Request)をアクセスポイントAP1へ送信する(S2020)。ユーザ装置UEから網情報要求メッセージを受信すると、アクセスポイントAP1の網情報送信部242は、記憶部230に格納されている接続網情報の少なくとも一部を含む網情報応答メッセージ(ANQP Response)をユーザ装置UEへ送信する(S2030)。アクセスポイントAP1が送信する接続網情報には、移動体通信網MNW1を識別する情報(MCCおよびMNC)が含まれるが、移動体通信網MNW1が仮想移動体通信網であるか否かを示す網側MVNO情報は含まれない。

0052

ユーザ装置UEの接続確立部134は、受信した接続網情報に含まれる移動体通信網MNW1のMCCおよびMNCと、ユーザ装置UEの記憶部120に格納されているMCCおよびMNCとが一致するため、アクセスポイントAP1を介して移動体通信網MNW1の認証装置AAA1へ認証要求を送信する(S2040)。認証要求を受信すると(S410)、認証装置AAA1の認証判定部332は、認証要求に含まれるユーザ装置UEの識別情報を用いて、ユーザ装置UEの認証情報を要求する認証情報要求を加入者情報格納装置HSS1に送信する(S2050)。ユーザ装置UEは移動体通信網MNW1に加入していないため、加入者情報格納装置HSS1にはユーザ装置UEの認証情報が格納されていない。加入者情報格納装置HSS1は、ユーザ装置UEの認証情報が見つからない旨を通知する認証情報応答を認証装置AAA1へ送信する(S2060)。加入者情報格納装置HSS1から受信した認証情報応答に基づき、認証装置AAA1の認証判定部332は、ユーザ装置UEが移動体通信網MNW1に加入していないと判定し、認証判定部332はユーザ装置UEの認証に失敗する(S420:NO、S2070)。

0053

ここで、もしユーザ装置UEが移動体通信網MNW1に加入しており、認証判定部332がユーザ装置UEの認証に成功した場合(S420:YES)、認証装置AAA1の認証結果通知部340はユーザ装置UEにその旨を通知し(S470)、接続確立処理が続行される。

0054

認証判定部332がユーザ装置UEの認証に失敗すると、認証装置AAA1のユーザ情報要求部334は、認証要求に含まれるユーザ装置UEの識別情報を用いて、ユーザ装置UEのキャリア情報を要求するユーザ情報要求を加入者情報格納装置HSS1に送信する(S430、S2080)。加入者情報格納装置HSS1は、ユーザ装置UEの識別情報に基づいて、ユーザ装置UEのキャリア情報を検索し、検索結果情報を含むユーザ情報応答を認証装置AAA1に送信する(S2090)。

0055

認証装置AAA1のMVNO判定部336は、受信したユーザ情報応答に含まれる検索結果情報に基づき、ユーザ装置UEが、移動体通信網MNW1を利用する仮想移動体通信網に加入しているか否かを判定する(S440)。例えば、ユーザ情報応答に、ユーザ装置UEがどの移動体通信網MNWに加入しているかを示す情報が含まれている場合、MVNO判定部336は、ユーザ装置UEが移動体通信網MNW1を利用する仮想移動体通信網に加入していると判定する(S440:YES、2100)。上述のように、加入者情報格納装置HSS1は、移動体通信網MNW1に加入しているユーザ装置UEの認証情報に加え、移動体通信網MNW1を利用する仮想体移動体通信網に加入しているユーザ装置UEのキャリア情報を格納している。そのため、加入者情報格納装置HSS1から受信したユーザ情報応答に、ユーザ装置UEのキャリア情報(ユーザ装置UEがどの移動体通信網MNWに加入しているかを示す情報)が含まれている場合、当該ユーザ装置UEが移動体通信網MNW1を利用する仮想体移動体通信網に加入していると判断できる。

0056

ユーザ装置UEが移動体通信網MNW1を利用する仮想移動体通信網に加入しているとMVNO判定部336が判定すると、認証装置AAA1のMVNO情報送信部338は、移動体通信網MNW1が仮想移動体通信網ではないことを示す網側MVNO情報(例えば、「0」)をユーザ装置UEへ送信する(S450、S2110)。また、認証結果通知部340は、認証が失敗した旨をユーザ装置UEへ通知する(S460、S2120)。

0057

他方、ユーザ情報応答にユーザ装置UEがどの移動体通信網MNWに加入しているかを示す情報が含まれておらず、MVNO判定部336が、ユーザ装置UEが移動体通信網MNW1を利用する仮想移動体通信網に加入していないと判定した場合(S440:NO)、認証が失敗した旨がユーザ装置UEに通知される(S460)。

0058

ユーザ装置UEのMVNO情報比較部136は、アクセスポイントAP1を介して網側MVNO情報を受信すると、ユーザ装置UEの記憶部120に格納された端末MVNO情報(例えば、仮想移動体通信網に加入していることを示す「1」)と、受信した網側MVNO情報とが一致するか否かを判定する(S350)。受信した網側MVNO情報と端末MVNO情報とが一致しない場合(S350:YES、S2130)、ユーザ装置UEの通信制御部138は、接続確立処理を打ち切るよう接続確立部134を制御する(S370、S2140)。

0059

また、網側MVNO情報と端末MVNO情報とが一致しない場合、ユーザ装置UEの記憶部120は、アクセスポイントAP1のアクセスポイント識別情報を格納する(S380、S2150)。ステップS310で上述したように、ユーザ装置UEの通信制御部138は、記憶部120に格納されているアクセスポイント識別情報に対応するアクセスポイントAPに対して接続確立処理を開始しないよう接続確立部134を制御する。すなわち、アクセスポイントAP1に対しては、以後、接続確立処理が開始されない。

0060

なお、本実施形態では、接続確立処理が打ち切られた後に(S370、S2140)、アクセスポイント識別情報が格納される(S380、S2150)構成が例示されている。しかし、アクセスポイント識別情報が格納された後に接続確立処理が打ち切られてもよいし、アクセスポイント識別情報が格納される動作と並行して、接続確立処理が打ち切られてもよい。

0061

ステップS350において、網側MVNO情報を受信しない場合または受信した網側MVNO情報が端末MVNO情報と一致した場合、ユーザ装置UEの通信制御部138は、接続確立処理を打ち切るよう接続確立部134を制御することはしない。しかし、ユーザ装置UEには、認証装置AAA1による認証が失敗した旨が通知されるため、アクセスポイントAP1について実行中の接続確立処理は終了する。

0062

2(6).本実施形態の効果
以上の構成によれば、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置UEと、その仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網との間において、接続確立処理負荷が低減される。具体的に、仮想移動体通信網(移動体通信網MNW2)に加入しているユーザ装置UEとその仮想移動体通信網が利用する非仮想移動体通信網(移動体通信網MNW1)との間において認証が失敗すると、ユーザ装置UEには当該非仮想移動体通信網(移動体通信網MNW1)の網側MVNO情報が通知される。網側MVNO情報と端末MVNO情報とが一致しない場合、ユーザ装置UEは認証のやりとりを中継したアクセスポイントAP(アクセスポイントAP1)のアクセスポイント識別情報を格納する。ユーザ装置UEは、格納されているアクセスポイント識別情報に対応するアクセスポイントAPへは、それ以後、網情報要求メッセージ(ANQP Request)も認証要求も送信しない。

0063

結果として、アクセスポイントAP1から受信したMCCおよびMNCとユーザ装置UEのMCCおよびMNCとが一致すると認証要求が送信される構成と比較して、ユーザ装置UEとアクセスポイントAP1との間、および、アクセスポイントAP1および移動体通信網MNW1との間において、認証を要求するメッセージと認証失敗を通知するメッセージとが送信される回数が減る。すなわち、ユーザ装置UEと、移動体通信網MNW1との間の通信リソース(例えば、周波数、時間)の消費が低減され得る。

0064

3.変形例
以上の実施の形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以上の実施の形態および以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相互に矛盾しない限り適宜に併合され得る。

0065

3(1).変形例1
第2実施形態において、例えば図8に示されるように、ユーザ装置UEは、端末MVNO情報と一致しない網側MVNO情報を受信した場合、当該網側MVNO情報を中継したアクセスポイントAPのアクセスポイント識別情報を記憶部120に格納する。記憶部120に格納されているアクセスポイント識別情報に対応するアクセスポイントAPに対しては、接続確立処理が行われない。同様に、第1実施形態において、網側MVNO情報と端末MVNO情報とが一致しないとユーザ装置UEのMVNO情報比較部136が判定した場合、ユーザ装置UEの記憶部120は、当該網側MVNO情報を送信したアクセスポイントAPのアクセスポイント識別情報を格納してもよい。ユーザ装置UEの通信制御部138は、記憶部120に格納されたアクセスポイント識別情報に対応するアクセスポイントAPに対して接続確立処理を開始しないよう、接続確立部134を制御してもよい。

0066

図11は、本変形例に係るユーザ装置UEの接続確立処理の打ち切り動作のフローを示す。第2実施形態と同様に、ユーザ装置UEのアクセスポイント選択部132は、アクセスポイント識別情報(例えば、BSSID、ESSID)を含む、アクセスポイントAPに関する情報を取得し、取得した情報に基づいて接続先候補となるアクセスポイントAPを選択する。アクセスポイント選択部132が選択したアクセスポイントAPのアクセスポイント識別情報が記憶部120に格納されている場合(S102:YES)、通信制御部138は、当該選択されたアクセスポイントAPに対して接続確立処理を開始しないよう接続確立部134を制御する(S104)。選択されたアクセスポイントAPのアクセスポイント識別情報が記憶部120に格納されていない場合(S102:NO)、接続確立部134は接続確立処理を開始する(S112)。ステップS112からS152の処理は、図4のステップS110からS150の処理と同様であるため、詳細な説明を割愛する。ステップS132において、アクセスポイントAPから受信した網側MVNO情報と端末MVNO情報とが一致しない場合、ユーザ装置UEの通信制御部138は接続確立処理を打ち切り(S142)、記憶部120は当該アクセスポイントAPのアクセスポイント識別情報を格納する(S162)。

0067

本態様においては、第1実施形態と同様の効果が奏される。さらに、端末MVNO情報と一致しない網側MVNO情報を送信したアクセスポイントAP1のアクセスポイント識別情報がユーザ装置UEの記憶部120に格納され、以後、アクセスポイントAP1に対しては接続確立処理が開始されない。結果として、仮想移動体通信網に加入しているユーザ装置UEと非仮想移動体通信網(移動体通信網MNW1)との間において、接続確立処理負荷がさらに低減され得る。

0068

3(2).変形例2
第1実施形態において、アクセスポイントAPの網情報送信部242は、網側MVNO情報を網情報応答メッセージ(ANQP Response)に含めて送信する。しかし、網情報送信部242は、網側MVNO情報をプローブ応答に含めて送信してもよいし、ビーコンに含めて送信してもよい。また、網情報送信部242は、網側MVNO情報を独立したメッセージとして送信してもよい。

0069

3(3).変形例3
第2実施形態において、ユーザ装置UEの認証が成功した場合(S420:YES)、および、ユーザ装置UEが仮想移動体通信網に加入していないと判定された場合(S440:NO)、認証装置AAA1のMVNO情報送信部338は、移動体通信網MNW1の網側MVNO情報をユーザ装置UEに送信しない。しかし、これらの場合においても、MVNO情報送信部338は網側MVNO情報を送信してもよい。

0070

3(4).変形例4
第2実施形態において、網側MVNO情報は、認証失敗が通知(S450、S2120)される前にユーザ装置UEへ送信される(S450、S2110)。しかし、網側MVNO情報は、認証失敗の通知の後に送信されてもよいし、認証失敗の通知と並行して送信されてもよい。また、網側MVNO情報は、認証失敗の通知と共に(すなわち、認証失敗を通知するメッセージに含まれて)送信されてもよい。

0071

3(5).変形例5
無線通信システムCS内のユーザ装置UE、アクセスポイントAP、および認証装置AAAにおいて、CPUが実行する各機能は、CPUの代わりに、ハードウェアで実行してもよいし、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルロジックデバイスで実行してもよい。

0072

AAA(AAA1、AAA2)……認証装置、AP(AP1、AP2)……アクセスポイント、CS……無線通信システム、HSS(HSS1、HSS2)……加入者情報管理装置、MNW(MNW1、MNW2)……移動体通信網、UE……ユーザ装置、120……記憶部、132……アクセスポイント選択部、134……接続確立部、136……MVNO情報比較部、138……通信制御部、230……記憶部、242……網情報送信部、320……記憶部、332……認証判定部、334……ユーザ情報要求部、336……MVNO判定部、338……MVNO情報送信部、340……認証結果通知部。

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