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図面 (6)

課題

煩雑な作業を要することなく、また、紙資源を無駄に消費することもなく、章分け処理を実施することができる画像処理装置を提供する。

解決手段

文字方向検知部301は、画像読取部120により取得された画像データに含まれる文字の向きを検知する。章区切り位置決定部302は、文字方向検知部301により検知された文字の向きに基づいて章区切り位置を決定する。処理実行部303は、章区切り位置決定部302により決定された章区切り位置に基づいて、原稿の画像データの章分け処理を実施する。

概要

背景

複写機ファクシミリスキャナー複合機等の画像処理装置では、原稿搬送装置が使用されている。原稿搬送装置は、原稿トレイ積載された原稿を1枚ずつ自動的に画像読取位置に搬送する。これにより、画像処理装置は、複数の原稿の画像を連続的に読み取ることができる。

このような画像処理装置において、連続的に読み取った原稿画像を章分けする機能が実用化されている。章分け機能は、連続的に読み取った原稿画像を複数の章として区分する機能である。章分け機能を使用することで、例えば、両面印刷時に、章の先頭ページを常に表面に配置したり、集約印刷時に、章の先頭ページを集約される画像群の1番目に配置したりすることが可能になる。また、電子文書作成時には、チャプター情報等の章を示す情報を付加した電子文書を作成することが可能になる。

章分け機能を実現するためには、画像処理装置に章の区切りを認識させる必要がある。章の区切りを認識させる手法として、章区切りの位置を原稿の枚数により指定する手法がある。このような構成では、原稿にページ番号が付されている場合、章区切りの位置を容易に指定することができる。しかしながら、ページ番号に欠番がある原稿や、ページ番号が付されていない原稿については、ユーザーが章区切りの位置までの原稿の枚数を計数するという煩雑な作業が必要になる。その上、計数ミスがあった場合には所望の章分け処理を実施することができなくなってしまう。

この対策として、例えば、特許文献1は、原稿を章ごとの束にし、原稿束を1つずつ原稿搬送装置に載置することで章分け処理を実施する画像読取装置を開示している。この構成では、原稿束の読み取り開始時に章分けボタンが選択されていれば、その原稿束の先頭ページを新たな章の先頭ページとして認識している。また、特許文献2は、章の先頭に挿入された章紙を検知することにより章の先頭を特定する構成を開示している。

概要

煩雑な作業を要することなく、また、紙資源を無駄に消費することもなく、章分け処理を実施することができる画像処理装置を提供する。文字方向検知部301は、画像読取部120により取得された画像データに含まれる文字の向きを検知する。章区切り位置決定部302は、文字方向検知部301により検知された文字の向きに基づいて章区切り位置を決定する。処理実行部303は、章区切り位置決定部302により決定された章区切り位置に基づいて、原稿の画像データの章分け処理を実施する。

目的

本発明は、このような従来の事情を鑑みてなされたものであり、煩雑な作業を要することなく、また、紙資源を無駄に消費することなく、章分け処理を実施することができる画像処理装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

原稿トレイに載置された原稿画像読取位置へ1枚ずつ搬送する原稿搬送機構と、前記原稿搬送機構により前記画像読取位置に搬送された原稿の画像データを取得する画像読取部と、前記画像読取部により取得された画像データに含まれる文字の向きを検知する文字方向検知部と、前記文字方向検知部により検知された文字の向きに基づいて章区切り位置を決定する章区切り位置決定部と、前記章区切り位置決定部により決定された章区切り位置に基づいて、前記原稿の画像データの章分け処理を実施する処理実行部と、を備える画像処理装置

請求項2

画像データを用紙上に印刷する画像形成部をさらに備え、前記処理実行部は、前記画像形成部において、前記原稿の画像データを前記章区切り位置で区分した状態で印刷する、請求項1記載の画像処理装置。

請求項3

画像データを保存する画像データ格納部をさらに備え、前記処理実行部は、前記原稿の画像データを前記章区切り位置を示す情報と対応づけて前記画像データ格納部に保存する、請求項1記載の画像処理装置。

請求項4

前記原稿が両面原稿である場合、前記章区切り位置決定部は、前記文字方向検知部により検知された文字の向きに基づいて、章区切り位置が原稿の表面であるか原稿の裏面であるかを決定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項5

前記処理実行部は、各画像データの文字の向きを同一方向とした状態で前記章分け処理を実施する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。

技術分野

0001

本発明は、画像処理装置に関し、特に、原稿搬送装置を備える画像処理装置に関する。

背景技術

0002

複写機ファクシミリスキャナー複合機等の画像処理装置では、原稿搬送装置が使用されている。原稿搬送装置は、原稿トレイ積載された原稿を1枚ずつ自動的に画像読取位置に搬送する。これにより、画像処理装置は、複数の原稿の画像を連続的に読み取ることができる。

0003

このような画像処理装置において、連続的に読み取った原稿画像を章分けする機能が実用化されている。章分け機能は、連続的に読み取った原稿画像を複数の章として区分する機能である。章分け機能を使用することで、例えば、両面印刷時に、章の先頭ページを常に表面に配置したり、集約印刷時に、章の先頭ページを集約される画像群の1番目に配置したりすることが可能になる。また、電子文書作成時には、チャプター情報等の章を示す情報を付加した電子文書を作成することが可能になる。

0004

章分け機能を実現するためには、画像処理装置に章の区切りを認識させる必要がある。章の区切りを認識させる手法として、章区切りの位置を原稿の枚数により指定する手法がある。このような構成では、原稿にページ番号が付されている場合、章区切りの位置を容易に指定することができる。しかしながら、ページ番号に欠番がある原稿や、ページ番号が付されていない原稿については、ユーザーが章区切りの位置までの原稿の枚数を計数するという煩雑な作業が必要になる。その上、計数ミスがあった場合には所望の章分け処理を実施することができなくなってしまう。

0005

この対策として、例えば、特許文献1は、原稿を章ごとの束にし、原稿束を1つずつ原稿搬送装置に載置することで章分け処理を実施する画像読取装置を開示している。この構成では、原稿束の読み取り開始時に章分けボタンが選択されていれば、その原稿束の先頭ページを新たな章の先頭ページとして認識している。また、特許文献2は、章の先頭に挿入された章紙を検知することにより章の先頭を特定する構成を開示している。

先行技術

0006

特開2003−101757号公報
特開2005−141426号公報

発明が解決しようとする課題

0007

特許文献1、2が開示する技術では、原稿の枚数を計数する必要がないため、ユーザーは、従来手法に比べて容易に章分け処理を実施することができる。しかしながら、特許文献1が開示する構成では、ユーザーは、原稿搬送装置への原稿束のセット及び章分けボタンの選択を、少なくとも章の数だけ繰り返し実施する必要がある。また、このような作業を実施する必要があるため、ユーザーは画像処理装置に対して当該作業を実施可能な場所に居続ける必要がある。すなわち、特許文献1が開示する技術であっても、ユーザーが行わなければならない作業はまだまだ煩雑であり、ユーザーにとって十分に満足できるものではない。

0008

また、特許文献2が開示する構成では、白紙等の章紙を章の区切り位置に挿入する必要があり、章の区切りを示すためだけ紙資源消費されている状態になっている。

0009

本発明は、このような従来の事情を鑑みてなされたものであり、煩雑な作業を要することなく、また、紙資源を無駄に消費することなく、章分け処理を実施することができる画像処理装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上述の目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を採用している。すなわち、本発明に係る画像処理装置は、原稿搬送機構、画像読取部、文字方向検知部、章区切り位置決定部、及び処理実行部を備える。原稿搬送機構は、原稿トレイに載置された原稿を画像読取位置へ1枚ずつ搬送する。画像読取部は、原稿搬送機構により画像読取位置に搬送された原稿の画像データを取得する。文字方向検知部は、画像読取部により取得された画像データに含まれる文字の向きを検知する。章区切り位置決定部は、文字方向検知部により検知された文字の向きに基づいて章区切り位置を決定する。処理実行部は、章区切り位置決定部により決定された章区切り位置に基づいて、原稿の画像データの章分け処理を実施する。

0011

この画像処理装置では、取得された画像データの文字の向きに基づいて章区切り位置が決定される。すなわち、ユーザーは、例えば、処理対象の原稿における章区切り位置を境界として原稿の文字の向きを90度又は180度異ならせることで、画像処理装置に章区切り位置を認識させることができる。

0012

また、上記画像処理装置は、画像データを用紙上に印刷する画像形成部をさらに備え、処理実行部が、画像形成部において、処理対象の原稿の画像データを章区切り位置で区分した状態で印刷する構成を採用することができる。あるいは、画像データを保存する画像データ格納部をさらに備え、処理実行部が、処理対象の原稿の画像データを章区切り位置を示す情報と対応づけて画像データ格納部に保存する構成を採用することもできる。

0013

さらに、以上の構成において、原稿が両面原稿である場合に、章区切り位置決定部が、文字方向検知部により検知された文字の向きに基づいて、章区切り位置が原稿の表面であるか原稿の裏面であるかを決定する構成を採用することができる。また、処理実行部が、各画像データの文字の向きを同一方向とした状態で章分け処理を実施する構成を採用することもできる。

発明の効果

0014

本発明によれば、煩雑な作業を要することなく、また、紙資源を無駄に消費することもなく、章分け処理を実施することができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の一実施形態における複合機の全体構成を示す概略構成
本発明の一実施形態における複合機のハードウェア構成を示す図
本発明の一実施形態における複合機を示す機能ブロック
本発明の一実施形態における複合機が実施する章分け処理手順の一例を示すフロー
本発明の一実施形態における複合機が実施する章分け処理の一例を示す模式図

実施例

0016

以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。以下では、原稿搬送装置(原稿搬送機構)を備えるデジタル複合機として本発明を具体化する。

0017

図1は本実施形態におけるデジタル複合機の全体構成の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、複合機100は、画像読取部120及び画像形成部140を含む本体101と、本体101の上方に取り付けられたプラテンカバー102とを備える。本体101の上面にはコンタクトガラス等の透明板からなる原稿台103が設けられており、原稿台103はプラテンカバー102によって開閉される。なお、複合機100の前面には、ユーザーが複合機100に複写開始やその他の指示を与えたり、複合機100の状態や設定を確認したりすることができる操作パネル171が設けられている。

0018

原稿台103の下方には、画像読取部120が設けられている。画像読取部120は、走査光学系121により原稿の画像を読み取りその画像のデジタルデータ(画像データ)を生成する。原稿は、原稿台103に載置することができる。

0019

走査光学系121は、第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123を備える。第1キャリッジ122には線状の光源131及びミラー132が設けられ、第2キャリッジ123にはミラー133及びミラー134が設けられている。光源131は原稿を照明する。ミラー132、133、134は、原稿からの反射光集光レンズ124に導き、集光レンズ124はその光像ラインイメージセンサー125の受光面に結像する。

0020

この走査光学系121において、第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123は、副走査方向135に往復動可能に設けられている。第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123を副走査方向135に移動することによって、原稿台103に載置された原稿の画像をイメージセンサー125で読み取ることができる。イメージセンサー125は、受光面に入射した光像から、原稿の画像データを生成する。

0021

生成された画像データは、画像形成部140において被転写体である用紙等に印刷することができる。また、生成された画像データは、図示しないネットワークインターフェイス等を介して、ネットワークを通じて他の機器へ送信することもできる。

0022

画像形成部140は、画像読取部120が生成した画像データや、ネットワークに接続された他の機器から受信した画像データを用紙に印刷する。画像形成部140は、手差しトレイ151、給紙カセット152、153、154等から、トナー像転写する転写部155へ用紙を給紙する。転写部155においてトナー像が転写された用紙は排紙トレイ149へ排紙される。

0023

このような複合機100において、プラテンカバー102は、原稿搬送装置110を備えている。原稿搬送装置110は、ピックアップローラー113により原稿トレイ111にセットされた原稿を1枚ずつ搬送路116へ送り出す。その搬送路116上には画像読取位置117がある。搬送ローラー114は画像読取位置117へ原稿を搬送する。画像読取部102の上面には、原稿台103だけでなく、その画像読取位置117に対する原稿読取用のスリットガラス(読取用窓)104も設けられている。複合機100では、スリットガラス104は、第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123の移動方向において原稿台103と隣接する本体101の上面に設けられている。

0024

原稿トレイ111にセットされた原稿の画像を読み取る場合、画像読取部120は、第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123を画像読取位置117に合わせて一時的に静止させる。原稿が画像読取位置117を通過するとき、光源131は原稿を照明する。光源131からの光は、原稿台103を透過して原稿読取位置117を通過する原稿において反射し、ミラー132、133、134、集光レンズ124によってイメージセンサー125に導かれる。イメージセンサー125は、受光光に基づいて、画像データを生成する。画像読取位置117を通過した原稿は、排紙ローラー115により排紙トレイ112に排出される。

0025

図2は、複合機における制御系のハードウェア構成図である。本実施形態の複合機100は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204及び原稿搬送装置110、画像読取部120、画像形成部140における各駆動部に対応するドライバー205が内部バス206を介して接続されている。ROM203やHDD204等はプログラムを格納しており、CPU201はその制御プログラム指令にしたがって複合機100を制御する。例えば、CPU201はRAM202を作業領域として利用し、ドライバー205とデータや命令を授受することにより上記各駆動部の動作を制御する。また、HDD204は、画像読取部120により得られた画像データや、他の機器からネットワークを通じて受信した画像データの蓄積にも用いられる。

0026

内部バス206には、操作パネル171や各種のセンサー207も接続されている。操作パネル171は、ユーザーの操作を受け付け、その操作に基づく信号をCPU201に供給する。また、操作パネル171は、CPU201からの制御信号にしたがって自身が備えるディスプレイに操作画面を表示する。センサー207は、プラテンカバー102の開閉検知センサーや原稿台103上の原稿検知センサー定着器温度センサー、搬送される用紙又は原稿の検知センサーなど各種のセンサーを含む。

0027

CPU201は、例えばROM203に格納されたプログラムを実行することで、以下の各手段(機能ブロック)を実現するとともに、これらセンサーからの信号に応じて各手段の動作を制御する。

0028

図3は、本実施形態の複合機を示す機能ブロック図である。図3に示すように、本実施形態の複合機100は、文字方向検知部301、章区切り位置決定部302、及び処理実行部303を備える。

0029

文字方向検知部301は、画像読取部120により取得された画像データに含まれる文字の向きを検知する。文字の向きの検知には、OCR(Optical Character Recognition)等の公知の任意の手法を使用することができる。本実施形態では、文字方向検知部301は、画像読取部120により取得された画像データに対してOCR処理を実行し、文字情報を取得する。ここでは、文字方向検知部301は、画像データに対して、2値化処理エッジ強調エッジ検出等の画像処理を施して文字領域を抽出するとともに、エッジ検出結果解析することでその文字の向きを特定する。なお、1つの画像データに異なる向きの文字が含まれる場合、文字方向検知部301は、例えば、最も多くの文字数を有する文字の向き等により、1つの画像データについて1つの文字の向きを特定する。

0030

特に限定されないが、本実施形態では、文字方向検知部301は、文字の向きとして、原稿搬送装置110における原稿の進行方向と文字の上方向とが一致する文字の向き(以下、「上方向」という。)、原稿搬送装置110における原稿の進行方向と文字の下方向とが一致する文字の向き(以下、「下方向」という。)、原稿搬送装置110における原稿の進行方向に対して、文字の上方向が、原稿搬送装置110の上方から見て時計回りに90度回転した文字の向き(以下、「右方向」という。)、原稿搬送装置110における原稿の進行方向に対して、文字の上方向が、原稿搬送装置110の上方から見て反時計回りに90度回転した文字の向き(以下、「左方向」という。)の四方向を検知する。

0031

なお、特に限定されないが、本実施形態では、画像読取部120が取得した画像データは画像保持部311に一時的に保持される構成になっている。そのため、文字方向検知部301は画像保持部311に保持された画像データに対してOCR処理を実行する。本実施形態では、RAM202又はHDD204が画像保持部311の記憶領域として機能する。

0032

章区切り位置決定部302は、文字方向検知部301により検知された文字方向に基づいて章区切り位置を決定する。本実施形態では、片面原稿の場合、章区切り位置決定部302は、連続して取得された2つの画像データにおいて文字の向きが異なるときに、これらの画像データの間を章区切り位置に決定する。なお、原稿のサイズがすべて同一であり、文字の向きもすべて同一である場合、文字の方向を異ならせると、原稿搬送装置110は、縦方向の原稿と横方向の原稿とが混在した原稿を搬送することになる。このような、向きが異なる原稿を搬送する技術は公知であるため、ここでの説明は省略する。

0033

処理実行部303は、章区切り位置決定部302により決定された章区切り位置に基づいて、原稿の画像データの章分け処理を実施する。ここでの章分け処理は、画像形成部140において、処理対象の原稿の画像データを章区切り位置で区分した状態で印刷する処理や、処理対象の原稿の画像データを章区切り位置を示す情報と対応づけて画像データ格納部304に保存する処理を含む。なお、本実施形態では、上述のHDD204が、画像データ格納部304の記憶領域として機能する。

0034

特に限定されないが、章区切り位置で区分した状態で印刷する処理は、例えば、両面印刷において章の先頭ページを常に表面に印刷する処理、集約印刷において章の先頭ページを常に集約される画像群の1番目の位置に配置して印刷する処理、印刷時に章の先頭ページの直前に白紙や色紙等の合紙を挿入する処理等を含む。また、処理対象の原稿の画像データを章区切り位置を示す情報と対応づけて保存する処理は、章区切り位置を示す情報を画像データと同一のファイルとして保存する処理や、章区切り位置を示す情報を画像データと別々のファイルとして保存する処理を含む。

0035

また、本実施形態では、処理実行部303は、各画像データの文字方向を同一方向とした状態で章分け処理を実施する構成になっている。例えば、処理実行部303は、文字の向きが「右方向」、「左方向」、「下方向」の画像データの向きを、文字の向きが「上方向」の画像データの向きに一致するように、画像データを回転させた上で章分け処理を実施する。

0036

図4は、複合機100が実行する章分け処理手順の一例を示すフロー図である。当該手順は、例えば、操作パネル171を通じて、ユーザーが章分け処理を実施する章分け処理モードを選択したことをトリガーとして開始する。なお、ここでは、章分け処理が印刷処理である事例について説明する。

0037

当該手順が開始すると、まず、処理実行部303が、ユーザーに対し処理条件の入力を要求する(ステップS401)。本実施形態では、処理実行部303は、操作パネル171が備えるディスプレイを通じて当該要求を行う。ここでは、章分け処理が印刷処理であるので、ユーザーは当該要求に応じて印刷条件を設定することになる。このとき、ユーザーは、章分け処理の対象となる印刷の条件(両面印刷、集約印刷、合紙処理等)の他、印刷用紙サイズ印刷部数印刷濃度等、章分け処理を実施しない場合に設定される印刷条件についても設定を行う。

0038

操作パネル171のディスプレイに表示された設定完了ボタンの選択等により、ユーザーによる処理条件の入力完了指示が入力されると、章区切り位置決定部302が、ユーザーに対し、処理対象の原稿を原稿トレイ111へ載置するとともに、載置完了後にスタートボタンを押下することを要求する。当該要求に応じてユーザーが処理対象の原稿を、上述のように、章区切り位置を境界として原稿の文字の向きを異ならせた状態で原稿トレイ111に載置してスタートボタンを押下すると、章区切り位置決定部302は、画像読取部120に原稿の読み取り開始を指示する(ステップS402)。

0039

当該指示に応じて、画像読取部120は、原稿搬送装置110に原稿の搬送開始を指示するとともに、原稿搬送装置110により搬送された原稿を画像読取位置117において読み取る。また、画像読取部120は、このとき生成した画像データを、画像保持部311に一時的に保存する。

0040

画像保持部311に画像データを保存した画像読取部120は、その旨を文字方向検知部301に通知する。当該通知に応じて、文字方向検知部301は、画像保持部311に新たに保持された画像データの文字の向きを検知する(ステップS403)。また、文字方向検知部301は、検知した文字の向きを、ページ順を特定する番号等の画像データの順番を特定する情報とともに章区切り位置決定部302に入力する。

0041

章区切り位置決定部302は、入力された文字の向きと、入力された画像データの直前ページである画像データの文字の向きとを比較する(ステップS404)。比較の結果が同一の向きであった場合、章区切り位置決定部302は、特に何もしない。したがって、次ページの原稿が存在する場合、文字方向検知部301は、当該原稿の画像データについて文字の向きを検知することになる(ステップS404Yes、S406Yes、S403)。

0042

一方、比較の結果は異なる向きであった場合、章区切り位置決定部302は、両画像データの間を章区切り位置と決定する(ステップS404No、S405)。この場合も、次ページの原稿が存在する場合、文字方向検知部301は、当該原稿の画像データについて文字の向きを検知する(ステップS406Yes、S403)。

0043

なお、以上の処理において、文字の向きが検知された画像データは、処理実行部303に設定された処理条件(ここでは、印刷条件)にしたがって順次処理される。例えば、印刷条件として両面印刷が設定されている場合、章区切り位置が決定されるまでは、処理実行部303は取得された画像データを順に、用紙の表面及び裏面に印刷する。そして、章区切り位置が決定されると、処理実行部303は、章区切り位置の直後の画像データ(章の先頭である画像データ)が表面となるように画像データの印刷面を変更する。すなわち、画像データを用紙の表面及び裏面に順に印刷したときに、章区切り位置の直後の画像データが用紙の裏面となる場合は、処理実行部303は、その裏面を空白ページとして章区切り位置の直後の画像データを次の用紙の表面に印刷する。

0044

以上の処理が繰り返され、原稿トレイ111に載置された処理対象の全原稿について画像データの文字の向きの比較が完了すると、章区切り位置決定部302は処理を終了する(ステップS406No)。そして、処理対象の全原稿に対する処理実行部303よる章分け処理(ここでは、印刷)が完了すると、手順が終了する(ステップS407No、S407Yes)。なお、章分け処理が保存処理である場合、上述のフローにおける印刷に代えて、画像データ格納部304への画像データ保存が実施されることになる。

0045

図5は、複合機100が実施する章分け処理の一例を示す模式図である。図5では、処理対象の原稿枚数が20ページであり、4ページ目、10ページ目、15ページ目の各原稿が章の先頭となる事例を示している。図5(a)は、原稿搬送装置110の原稿トレイ111に載置される際の原稿の向きを示している。また、図5(b)は、決定された章区切り位置を示している。図5(c)は、両面印刷において章分け処理が実施された結果を示している。図5(d)は、集約印刷(4in1)において章分け処理が実施された結果を示している。なお、各図では、原稿又は印刷された画像データを示す矩形内に、必要に応じて説明のためページ番号を付している。また、このページ番号の向きは、その原稿又は画像データの文字の向きと一致している。

0046

この例の場合、ユーザーは、図5(a)に示すように、処理対象の原稿を、1ページ目から3ページ目、4ページ目から9ページ目、10ページ目から14ページ目、15ページ目から20ページ目の4つの原稿グループに分割し、後続の原稿グループと直前の原稿グループとの間で文字の向きを異ならせる。この例では、原稿搬送方向は、図中に矢印で示す方向であり、1ページ目から3ページ目で構成される原稿グループの文字の向きが上方向、4ページ目から9ページ目で構成される原稿グループの文字の向きが右方向、10ページ目から14ページ目で構成される原稿グループの文字の方向が下方向、15ページ目から20ページ目で構成される原稿グループの文字の方向が左方向になっている。

0047

このような状態で原稿搬送装置110を使用して画像読み取りを実施した場合、章区切り位置決定部302は、図5(b)に示すように、3ページ目と4ページ目との間、9ページ目と10ページ目との間、14ページ目と15ページ目との間を章区切り位置として決定する。なお、上述のように、章区切り位置決定部302は、後続の原稿の画像データと直前の原稿の画像データとの間で文字の向きの比較を行うため、例えば、1ページ目から3ページ目で構成される原稿グループと10ページ目から14ページ目で構成される原稿グループの文字の向きが上方向、4ページ目から9ページ目で構成される原稿グループと15ページ目から20ページ目で構成される原稿グループの文字の方向が右方向になっている場合でも、章区切り位置決定部302が決定する章区切り位置は図5(b)に示す場合と同一になる。さらに、1ページ目から3ページ目で構成される原稿グループと10ページ目から14ページ目で構成される原稿グループの文字の向きが上方向、4ページ目から9ページ目で構成される原稿グループと15ページ目から20ページ目で構成される原稿グループの文字の方向が下方向になっている場合でも、章区切り位置決定部302が決定する章区切り位置は図5(b)に示す場合と同一になる。

0048

以上の状況下で、両面印刷が実施された場合、図5(c)に示すように、用紙2枚目の裏面が空白となり、用紙3枚目の表面に、章の先頭ページである4ページ目の原稿の画像データが形成される。同様に、用紙8枚目の裏面が空白となり、用紙9枚目の表面に、章の先頭ページである15ページ目の原稿の画像データが形成される。なお、この例では、章の先頭ページである10ページ目の原稿の画像データは、用紙6枚目の表面に形成されるため、空白ページの挿入等の処理は特に実施されない。

0049

また、以上の状況下で、集約印刷(4in1)が実施された場合、図5(d)に示すように、用紙1枚目における4番目の画像形成位置が空白となり、用紙2枚目における1番目の形成位置に、章の先頭ページである4ページ目の原稿の画像データが形成される。同様に、用紙3枚目における3番目及び4番目の画像形成位置が空白となり、用紙4枚目における1番目の形成位置に、章の先頭ページである10ページ目の原稿の画像データが形成される。さらに、用紙5枚目における2番目、3番目及び4番目の画像形成位置が空白となり、用紙6枚目における1番目の形成位置に、章の先頭ページである15ページ目の原稿の画像データが形成される。

0050

以上では、原稿が片面原稿である事例に基づいて説明したが、原稿が両面原稿である場合にも同様の効果を得ることができる。原稿が両面原稿である場合、表面が章の先頭であるのか、裏面が章の先頭であるのかを画像処理装置に認識させる必要がある。この場合、章区切り位置決定部302が、文字方向検知部301により検知された文字の向きに基づいて、章区切り位置が原稿の表面であるか原稿の裏面であるかを決定する構成を採用すればよい。例えば、章区切り位置決定部302が、直前の原稿に対して文字の向きが90度異なっている場合は、表面の直前が章区切り位置(すなわち、表面が章の先頭)と決定し、直前の原稿に対して文字の向きが180度異なっている場合は、裏面の直前が章区切り位置(すなわち、裏面が章の先頭)であると決定すればよい。なお、このような構成を実現するには、原稿搬搬送装置110が原稿の両面の画像を読み取る必要があるが、このような原稿搬送装置は公知であるので、ここでの説明は省略する。

0051

以上説明したように、この複合機100では、取得された画像データの文字方向に基づいて章区切り位置が決定される。すなわち、ユーザーは、処理対象の原稿における章区切り位置を境界として原稿の文字の向きを90度又は180度異ならせることで、画像処理装置に章区切り位置を認識させることができる。したがって、ユーザーは章分け処理を実施する際に、章紙等の不要な用紙を章区切り位置に挿入する必要がなく、また、煩雑な作業をする必要もない。

0052

なお、上述した各実施形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、上記実施形態では、特に好ましい形態として、画像読取部120による画像データの生成と章分け処理とが同時並行に実施される構成とした。しかしながら、画像読取部120による処理対象の全原稿についての画像データの生成が完了した後に、章分け処理を実施する構成であってもよい。

0053

また、上述の実施形態では、処理対象の原稿における章区切り位置を境界として原稿の文字の向きを90度又は180度異ならせる構成について説明したが、章区切り位置を特定可能であれば他の位置で原稿の文字の向きを異ならせる構成であってもよい。例えば、章における最終原稿の文字の向きを異ならせる構成であっても、章区切り位置決定部302は、その原稿と次の原稿との間が章区切り位置であると認識可能である。

0054

加えて、上述の実施形態では、デジタル複合機として本発明を具体化したが、当該装置に限らず、スキャナー、ファクシミリ、複写機等の原稿搬送装置を使用した画像読取機能を有する任意の画像処理装置に本発明を適用することも可能である。

0055

本発明によれば、煩雑な作業を要することなく、また、紙資源を無駄に消費することもなく、章分け処理を実施することができ、画像処理装置として有用である。

0056

100複合機(画像処理装置)
110原稿搬送装置(原稿搬送機構)
111原稿トレイ
117画像読取位置
120 画像読取部
140画像形成部
301文字方向検知部
302章区切り位置決定部
303処理実行部
304 画像データ格納部

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