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技術 音声再生装置

出願人 向井誠治
発明者 向井誠治
出願日 2016年8月19日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-160935
公開日 2017年3月2日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2017-045052
状態 未査定
技術分野 記録担体の情報管理、編集 電気的に作動する教習具 デジタル記録再生の信号処理 音声の分析・合成
主要キーワード 設定速 ステージ単位 トリガーポイント ステージ群 学習参考書 識別特定 先頭グループ 添付品
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

言語の4つの技能を同時に育成し、よりその外国語母国語とする人のネイティブ発音で言語を習得することができる音声再生装置を提供する。

解決手段

音声再生装置は、外国語に関する外国語音声情報として単語とその単語の使用例としての例文がそれぞれ再生単位とする状態で記憶されている音声情報記憶手段4と、音声情報記憶手段に記憶されている外国語音声情報の再生速度を変更可能に再生単位ごとに再生する再生処理部21と、再生処理部により再生される外国語音声情報をリピート再生するリピート制御部22とを有し、リピート制御部22は、再生単位が例文である場合には、さらに、再生単位の外国語音声情報を複数のステージとしてリピート再生を行い、標準速度で再生するステージの後、ステージごとにリピート回数、再生速度の設定を設定可能に再生処理部の再生処理を行う。

概要

背景

音声データなどの再生を行う再生装置では、再生対象のデータを繰り返し再生するリピート再生機能を備えているものがある。このリピート再生機能を利用して、リピート区間が繰り返し再生されることで、語学の学習時等において使用されているものが知られている。例えば、特許文献1(特開2012−155822号公報)には、コンテンツの再生時においてリピート再生を制御するにあたり、リピート回数に応じて再生速度を変化させる再生装置が知られている。この装置は、特許文献の図12などに示されているように、1つの再生コンテンツリピート回数ごとに再生速度を早める又は遅くする処理を行うようにするものである。この装置は、利用者がその都度再生速度の設定を行う必要がなく、再生速度が異なるリピート再生により、当該コンテンツの語学練習などへの利用価値を高めることができるように構成されたものである。

概要

言語の4つの技能を同時に育成し、よりその外国語母国語とする人のネイティブ発音で言語を習得することができる音声再生装置を提供する。 音声再生装置は、外国語に関する外国語音声情報として単語とその単語の使用例としての例文がそれぞれ再生単位とする状態で記憶されている音声情報記憶手段4と、音声情報記憶手段に記憶されている外国語音声情報の再生速度を変更可能に再生単位ごとに再生する再生処理部21と、再生処理部により再生される外国語音声情報をリピート再生するリピート制御部22とを有し、リピート制御部22は、再生単位が例文である場合には、さらに、再生単位の外国語音声情報を複数のステージとしてリピート再生を行い、標準速度で再生するステージの後、ステージごとにリピート回数、再生速度の設定を設定可能に再生処理部の再生処理を行う。

目的

本発明が解決しようとする技術的課題は、言語としての4つの技能を同時に育成することができると共に、よりその第二言語を母国語とする人のネイティブな発音で言語を習得することができる音声再生装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

学習対象言語に関する音声情報として1つの例文をそれぞれ再生単位とする状態で記憶されている音声情報記憶手段と、前記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報の再生速度を変更可能に再生単位ごとに再生する再生処理部と、前記再生処理部により再生される音声情報をリピート再生するリピート制御部とを有し、前記リピート制御部は、前記再生単位の音声情報を複数のステージとしてリピート再生を行い、標準速度で再生するステージの後、前記ステージごとにリピート回数、再生速度の設定を設定可能に前記再生処理部の再生処理を行うことを特徴とする、音声再生装置

請求項2

前記リピート制御部は、前記音声情報のリピート再生のステージに対して、それぞれのステージに対する再生速度がオーバーラップしない標準、低速、高速の少なくとも3種類のステージを有し、それぞれのステージごとに再生速度を設定可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の音声再生装置。

請求項3

前記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報は、例文のほか、例文に用いられている単語、単語の意味及び例文の意味の情報のうち少なくとも1種類の音声ファイル識別可能に構成され、各種別の音声ファイルをそれぞれ再生単位とする状態で記憶されており、前記再生処理部は、前記音声ファイルの種別を識別特定する判定手段を有し、前記リピート制御部は、前記特定された音声情報の種別に応じて、リピート回数、再生速度の設定を設定値変更可能に前記再生処理部の再生処理を行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の音声再生装置。

請求項4

前記リピート制御部は、ファイル種別ごとに予め設定されたリピート回数、再生速度の設定を、他のファイル種別と入れ替えて再生処理を行う再生規則切り替え手段を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の音声再生装置。

請求項5

前記リピート制御部は、ファイル種別ごとに予め設定された1つの再生グループ内での再生順序を、他のファイル種別と入れ替えて再生処理を行う再生順序切り替え手段を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の音声再生装置。

請求項6

前記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報は、識別可能に構成された単語とその単語の使用例としての1つの例文をそれぞれ再生単位とする状態で記憶されており、前記再生処理部は、単語の音声情報とその単語に対する例文の音声情報とをまとめて1つの再生グループとし、単語の音声情報と例文の音声情報とを識別して、前記単語の音声情報は1つのステージとして、その例文の音声情報は複数のステージとして、設定した再生順序で再生処理を行うことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載の音声再生装置。

請求項7

前記音声情報を記憶する音声情報記憶手段からネットワークを介して前記外国語音声情報が前記再生処理部に送信され、前記再生処理部により再生されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1つに記載の音声再生装置。

請求項8

1つの例文を再生単位とする状態で記憶されている学習対象言語に関する音声情報を再生するためにコンピュータを、前記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報の再生速度を変更可能に再生単位ごとに再生する再生処理部と、前記再生処理部により再生される音声情報をリピート再生し、前記再生単位の音声情報を複数のステージとしてリピート再生を行い、標準速度で再生するステージの後、前記ステージごとにリピート回数、再生速度の設定を設定可能に前記再生処理部の再生処理を行うリピート制御部として機能させることを特徴とする、音声再生プログラム

技術分野

0001

本発明は、再生速度変換機能とリピート再生機能を備えた音声再生装置に関し、さらに詳しくは、英語などの外国語の学習に好適に使用することができる音声再生装置に関する。

背景技術

0002

音声データなどの再生を行う再生装置では、再生対象のデータを繰り返し再生するリピート再生機能を備えているものがある。このリピート再生機能を利用して、リピート区間が繰り返し再生されることで、語学の学習時等において使用されているものが知られている。例えば、特許文献1(特開2012−155822号公報)には、コンテンツの再生時においてリピート再生を制御するにあたり、リピート回数に応じて再生速度を変化させる再生装置が知られている。この装置は、特許文献の図12などに示されているように、1つの再生コンテンツリピート回数ごとに再生速度を早める又は遅くする処理を行うようにするものである。この装置は、利用者がその都度再生速度の設定を行う必要がなく、再生速度が異なるリピート再生により、当該コンテンツの語学練習などへの利用価値を高めることができるように構成されたものである。

先行技術

0003

特開2012−155822号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、引用文献1に記載の装置は、楽器などの音楽データを主とする音声データなどの再生区間標準再生速度に対して、遅い速度から標準速度へ、又は標準速度から遅い速度へ徐々に変更していくようにリピート再生するものである。このため、一例として図12(a)に示すとおり、初期値から所定の変化割合加速する場合は、所定の回数で標準速度に到達することになる。したがって、当該装置を外国語学習に用いたとしても、この設定されるリピート回数では当該再生区間について再生音声としての速度的には慣れてくるものの、言語特有リンキングディクション等についてなぜそのように発音するのかの把握など言語としての習得までは十分に対応することが困難であり、単に早く発声できるというのみに留まっていた。

0005

すなわち、言語には単語と単語をつなげて発音したり、スペルには書いてあっても、前後の単語の音との関係で発音しないものが含まれるが、当該発音の問題は、速から遅へ又は遅から速への一方的な速度変化では対応することは困難である。

0006

また、言語においては「読む」、「書く」、「聴く」、「話す」の4つの技能があると言われている。現状の英語の学習としては、「英単語」「英熟語」「英文法」「構文」「リスニング」が主として行われており、受験において「読む」「聴く」の能力が問われるため、「書く」「話す」の技能の習得がおろそかになっている。特に、「英単語」の暗記に最も時間を掛けて取り組むことがなされている。このことは、企業のグローバル化に伴い個人の英語力の評価は「読解力」から「英会話力」に移行しつつあることと乖離が大きい。

0007

したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、言語としての4つの技能を同時に育成することができると共に、よりその第二言語を母国語とする人のネイティブな発音で言語を習得することができる音声再生装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の音声再生装置を提供する。

0009

本発明の第1態様によれば、学習対象言語に関する音声情報として1つの例文(フレーズ)をそれぞれ再生単位とする状態で記憶されている音声情報記憶手段と、
前記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報の再生速度を変更可能に再生単位ごとに再生する再生処理部と、
前記再生処理部により再生される音声情報をリピート再生するリピート制御部とを有し、
前記リピート制御部は、前記再生単位の音声情報を複数のステージとしてリピート再生を行い、標準速度で再生するステージの後、前記ステージごとにリピート回数、再生速度の設定を設定可能に前記再生処理部の再生処理を行うことを特徴とする、音声再生装置を提供する。

0010

本発明の第2態様によれば、前記リピート制御部は、前記音声情報のリピート再生のステージに対して、それぞれのステージに対する再生速度がオーバーラップしない標準、低速、高速の少なくとも3種類のステージを有し、それぞれのステージごとに再生速度を設定可能に構成されていることを特徴とする、第1態様の音声再生装置を提供する。

0011

本発明の第3態様によれば、前記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報は、例文(フレーズ)のほか、例文に用いられている単語、単語の意味、もしくは単語とその意味及び例文の意味の情報のうち少なくとも1種類の音声ファイル識別可能に構成され、各種別の音声ファイルをそれぞれ再生単位とする状態で記憶されており、
前記再生処理部は、前記音声ファイルの種別を識別特定する判定手段を有し、
前記リピート制御部は、前記特定された音声情報の種別に応じて、リピート回数、再生速度の設定を設定値変更可能に前記再生処理部の再生処理を行うことを特徴とする、第1又は第2態様の音声再生装置を提供する。

0012

本発明の第4態様によれば、前記リピート制御部は、ファイル種別ごとに予め設定されたリピート回数、再生速度の設定を、他のファイル種別と入れ替えて再生処理を行う再生規則切り替え手段を備えていることを特徴とする、第3態様の音声再生装置を提供する。

0013

本発明の第5態様によれば、前記リピート制御部は、ファイル種別ごとに予め設定された1つの再生グループ内での再生順序を、他のファイル種別と入れ替えて再生処理を行う再生順序切り替え手段を備えていることを特徴とする、第3態様の音声再生装置を提供する。

0014

本発明の第6態様によれば、前記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報は、識別可能に構成された単語とその単語の使用例としての1つの例文をそれぞれ再生単位とする状態で記憶されており、
前記再生処理部は、単語の音声情報とその単語に対する例文の音声情報とをまとめて1つの再生グループとし、単語の音声情報と例文の音声情報とを識別して、前記単語の音声情報は1つのステージとして、その例文の音声情報は複数のステージとして、設定した再生順序で再生処理を行うことを特徴とする、第1から第5態様のいずれかの音声再生装置を提供する。

0015

本発明の第7態様によれば、前記音声情報を記憶する音声情報記憶手段からネットワークを介して前記外国語音声情報が前記再生処理部に送信され、前記再生処理部により再生されることを特徴とする、第1から第6態様のいずれかの音声再生装置を提供する。

0016

本発明の第8態様によれば、1つの例文を再生単位とする状態で記憶されている学習対象言語に関する音声情報を再生するためにコンピュータを、
前記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報の再生速度を変更可能に再生単位ごとに再生する再生処理部と、
前記再生処理部により再生される音声情報をリピート再生し、前記再生単位の音声情報を複数のステージとしてリピート再生を行い、標準速度で再生するステージの後、前記ステージごとにリピート回数、再生速度の設定を設定可能に前記再生処理部の再生処理を行うリピート制御部として機能させることを特徴とする、音声再生プログラムを提供する。

発明の効果

0017

本発明によれば、1つの例文の音声情報がそれぞれ再生単位となったコンテンツを複数のステージごとにステージ特有の設定された速度で個別回数のリピート再生を設定することができるので、1例文当たり、繰り返して例文に触れることになる。このため、当該例文を聴く回数が多く、当該例文をイメージとして記憶することができるため、当該例文が定着する。

0018

また、各ステージは、それぞれの課題に応じた速度で自動的に再生されるため、それぞれのステージごとに語学に求められる別の技能が育成される。これにより、英単語の学習を通じて言語における4つの技能の習得が可能となる。また、例文ごとのグループに応じて全体設定に対して優先される個別設定により、難解な例文について、任意の速度及び回数を設定することができ、難易度に応じた学習が可能である。

図面の簡単な説明

0019

本発明の実施形態の音声再生装置の再生規則を説明する模式図である。
本発明の実施形態の音声再生装置の言語切り替え処理を説明する模式図である。
本発明の実施形態の音声再生装置のタスク選択処理を説明する模式図である。
本発明の実施形態の音声再生装置のタスク選択処理を行なった場合の再生規則を説明する模式図である。
本発明の実施形態の音声再生装置のタスク再生規則の他の例を説明する模式図である。
本発明の実施例にかかる英語学習システムにおいて使用する音声再生装置の機能ブロック図である。
図6の英語学習システムにおいて使用されるコンテンツに対応した書籍の構成を模式的に示す図である。
同じ単語に関する多種の音声ファイルをまとめたグループの構成を示す図である。
図7の英語学習システムの再生装置のモニタに表示されるリピートを設定する画面の表示例を示す図である。
図6の英語学習システムの再生装置のモニタに再生時に表示される画面表示例を示す図である。
図6の英語学習システムの再生装置のリピート再生の処理フローを示すフローチャートである。
グループ再生処理についてのサブフローである。
グループリピート処理についてのサブフローである。
本実施例にかかる英語学習システムの他の装置構成例を示すブロック図である。

0020

以下、本発明の実施形態に係る音声再生装置について、図面を参照しながら説明する。本実施形態にかかる音声再生装置は、英語学習者が用いるものである。本発明の実施形態にかかる音声再生装置は、音声データを再生可能な機能を有するコンピュータ、再生専用装置スマートフォン、PDAなどの端末装置使用可能である。なお、再生される音声データは、光ディスク半導体メモリなどの外部の記録媒体に記憶されているものをそのまま使用してもよいし、装置に内蔵されているハードディスクドライブや半導体メモリなどの記録媒体に記憶させてもよい。また、ネットワークを通じて受信し、装置内又は増設した記録媒体に記憶させてもよい。

0021

本実施形態にかかる音声再生装置は、コンテンツに含まれる1つの例文をそれぞれ再生単位とする状態で記憶されている音声データを、その再生速度を変更可能に再生単位ごとに所定回数リピートして再生するにあたり、複数のステージに分けて、ステージごとにリピート回数、再生速度を設定可能に再生処理を行う。

0022

なお、音声再生装置により再生されるコンテンツは、各種音声データの他、画像や動画データであってもよく、この場合、少なくとも音声のみが再生装置から出力できればよい。コンテンツは、一例として、英単語又は熟語(以下、単に単語と記載する。)及び当該英単語の使用例としての例文の文字・画像・音声データなどを含むことができる。なお、画面上の文字コンテンツが表示される欄に文字データがない場合や修正や追加したい場合には、学習者が文字を書き込むことができるようにしてもよい。また、書き込んだ文字のデータは自動的又は任意に保存できるようにしてもよい。

0023

上記のコンテンツの音声データとしては、英単語、その単語の意味、その単語を用いた例文、その和訳がそれぞれ1つの再生単位となるように区分けされた状態で格納されている。具体的には、1つの単語、意味、もしくは単語と意味、及び例文、和訳に関する上記の音声データがそれぞれ独立したファイルを構成し、1つの単語及び例文等を構成するファイルが1つの再生単位ごとに再生可能なように構成されている。

0024

対応する単語と例文等の音声データは、それぞれ共通する要部を有するファイル名とし、さらに、例えば、その末尾に音声データの種別を識別する文字列などを備えて、対応する単語と例文であることが容易に識別できるように構成されていることが好ましい。以下、本実施形態において、当該ファイルを識別するための情報を単に「識別情報」という。

0025

なお、識別情報とは音声ファイルの種別を識別するために付与されたもので、一例としては、「英単語」「その意味」「例文」「その和訳」「学習の説明」「効果音」など種類が異なる音声ごとに付与されるものである。なお、効果音や学習の説明の音声ファイルはそれぞれ同じ種類として識別情報を設けるのではなく、音や音声が異なれば違う識別情報を付与してもよい。

0026

識別情報は、上記のようにファイル名の一部に付加する他、音声ファイル内デジタル信号として設けることもできる。識別情報は、作成後の変更が容易にできるように音声データのプロパティ内の名称などに識別情報をアルファベット数字記号、文字、あるいはその組み合わせとして付与することもできる。

0027

図1は、本発明の実施形態の音声再生装置の再生規則を説明する模式図である。本実施形態にかかる音声再生装置は、音声データを構成する各音声ファイルに付与された識別情報を判定手段が判定し、再生しようとする当該音声ファイルの識別情報の情報に基づいて、所定のタスク(再生速度及びリピート回数)で再生する。

0028

当該音声再生装置には1つの再生単位とする音声データに音声の中身を識別するために付与された識別情報の有無や種別を感知する機能と識別情報ごとに異なった再生速度やリピート回数などの再生規則(以下、タスクと略記する場合がある。)の有無を認識し、前記識別情報にあったタスクを紐付けする機能を持った判定手段を有している。

0029

なお、この判定手段は学習者が学習予定フォルダを指定、又はフォルダ内の最初の音声ファイルを指定した段階で自動的に行われる。

0030

タスクとは再生規則であり、本実施形態においては判定手段からの判定結果に基づき、再生選択設定と当該タスクに割り当てられたリピート回数情報と再生速度情報にしたがって当該音声ファイルの再生をする一連の再生処理を意味する。

0031

タスクに割り当てられている再生規則は、再生選択設定や再生回数選択や再生速度選択のうち少なくとも1つがあればよい。またその設定値自体に特徴を有するものではなく、標準的な速度で1回の再生を行なうものであってもよい。

0032

なお、図1においては、再生処理の理解のため、識別情報として、識別情報Aは「英単語」、識別情報Bは「その意味」、識別情報Cは「例文の和訳」、識別情報Dは「例文」の音声データ種別として説明を続ける。

0033

図1に示すように、音声ファイルの再生規則を判断するには、音声ファイルの識別情報を判定する。識別情報は、上記の通り、タスクとづけられており、図1の例では4種類の識別情報に対し、4つのタスクが定義付けされている。

0034

再生規則の判定では、識別情報の判定の優先度が決められており、音声ファイルに付されている識別情報がA〜Dであるかと識別情報なしかを順に判定する。例えば、音声ファイルの識別情報がBである場合は、C以降についての判定手段による判定と再生規則は省略される。

0035

本実施形態では、1つの音声ファイルの再生にあたり、複数のステージに分けてそれぞれ再生速度とリピート回数を設定することができる。図1の例ではタスクDは、ステージ1〜5を有しており、それぞれのステージに応じて学習選択と再生速度とリピート回数することができるようになっている。

0036

音声に識別情報が付与されていない場合は、識別情報「なし」と判定される。ここで、識別情報なしとは、たとえば、後述する再生規則に対応していない識別情報を誤入力した場合など、識別情報に紐付けされたタスクがない場合も含む。識別情報なしの音声ファイルの再生規則は、予め設定されているタスクA〜Dのいずれかと紐付けされる。図1の例では、識別情報なしの音声ファイルは、タスクDと紐付けされており、タスクDが実行される。すなわち、識別情報なしというのは、他の識別情報と同様に1つの識別情報に相当する。

0037

音声ファイルに付与される識別情報としては、原則として1つであるが、その識別情報に紐付けされるタスクは1つとは限らない。また、1つの音声データについて、複数のタスクにしたがって再生処理させたければ、識別情報を複数備えることでこれを実現することが可能となる。

0038

また、判定手段により識別情報が判定された音声ファイルは、再生処理手段により識別情報と関連づけされたタスクに基づいて、所定の再生速度及びリピート回数で再生される。

0039

各タスクは、ファイルの種類ごとに再生処理を実行するかどうかを選択して予め設定することができる。また、例えば、その設定条件用に設けられた本来のタスクの代わりに、別のタスクが再生処理され、各識別情報に紐付けされた本来のタスクの再生処理は行われないように設定することできる。

0040

また、ファイルの種類の類似性などの要因により、複数のタスクに紐づけられた音声ファイルをまとめて1つの再生規則で再生処理するようにしてもよい。図1の例では、識別情報Aが付された音声ファイルと識別情報Bが付された音声ファイルとは、後述するようにまとめられて1つの再生規則で再生処理される。

0041

音声再生装置はそのタスク構造でも明らかなようにタスクBとタスクCは学習対象言語の意味を利用者が理解するための母国語などの言語を再生する性格のものであり、タスクA(TA)とタスクD群(TD群)は学習対象言語を再生する性格を有する。例えば、識別情報Aは主に種類が「単語」「熟語」「フレーズ」の音声に付与され、識別情報Bは主に種類が「単語の意味」「熟語の意味」「フレーズの訳」の音声ファイルに付与され、識別情報Cは主に種類が「例文の訳」「フレーズの訳」の音声に付与され、識別情報Dは主に種類が「例文」「フレーズ」の音声に付与することができる。当該発明は音楽などの音声再生装置であり、音声にどの識別情報を設けるかは音声作成者が決定してもよい。

0042

なお、識別情報とタスクとの紐付けを設定により入れ替えることで、学習言語の入れ替えを行うことができる。例えば、英語の人が日本語勉強するのに日本人向けの英単語学習書を入手した場合、音声ファイルに付与された識別情報Aと識別情報Bのタスク紐付け及び、識別情報Cと識別情報Dのタスク紐付けを入れ替えることで英単語学習書のコンテンツを日本語単語学習書として使用することができる。

0043

学習者が音声ファイルを一つずつ識別情報の変更を行うことは手間が大きいので、タスク変更を行なう切り替えスイッチを設けてもよい。

0044

図2は、上記の音声再生装置の言語切り替え処理を説明する模式図である。言語変換は、初期設定では「OFF」になっており、この場合は、音声ファイルに付与された識別情報Aはそのまま識別情報A、音声ファイルに付与された識別情報Bはそのまま識別情報B、音声ファイルに付与された識別情報Cはそのまま識別情報C、音声ファイルに付与された識別情報Dはそのまま識別情報Dとしてタスク処理を実行する。

0045

一方、言語変換が「ON」になった場合、本実施形態では、音声ファイルに付与された識別情報Aと識別情報Bを入れ替え、音声ファイルに付与された識別情報Cと識別情報Dとを入れ替えて仮想的に識別情報A’〜D’とし、タスクA〜Dに従った再生規則に基づいて処理を行う。すなわち、言語変換の入れ替えは、識別情報CとDとの再生順序と再生規則の双方の入れ替えに相当する。

0046

音声切り替えの機能により、上記のように、学習者が第二の言語で書かれた参考書の音声を用いて学習することができる。例えば、日本語を母国語としない英語圏の語学学習者が、日本人が英語を学習するための参考書およびその音声情報を用いて、学習対象言語である日本語を勉強することが可能となる。

0047

また、識別情報は、複数のタスクに紐づけて、どちらのタスクを用いて再生処理するかを選択することもできる。図3は、本発明の実施形態の音声再生装置のタスク選択処理を説明する模式図である。

0048

タスク選択は、初期設定では「OFF」となっており、識別情報Cに紐付けされるタスクはタスクCになっているが、選択スイッチが「ON」になっている場合は、識別情報Cは、仮想的に識別情報Eであると判断し、タスクEと紐付けされる。

0049

これにより、識別情報Cを有する音声ファイルは、識別情報の優先順位に従い、識別情報Dの音声ファイルのあとに再生処理されることとなる。例えば、和文再生の前に例文を繰り返し再生し、「リスニング学習」をするような用途にも使用することができる。なお、この場合、タスクの再生順序のみが変更される。例えば、仮想的にタスクEと紐づけられる識別情報Cを持った音声ファイルはフォルダ内の音声ファイルの中で当該音声ファイル以降の順番で再生される最も早い順番の識別情報Dを持った音声ファイルを探し出し、その当該識別情報Dを持った音声ファイルと前記仮想識別情報Eとなった識別情報Cを持った音声ファイルの再生予定順番が入れ替わる。

0050

上記のようにして識別情報に紐づけられたタスクは、図4に示すように、再生処理がなされる。一例としてタスクCの再生処理について説明する。

0051

まず、当該タスクについて、再生のスイッチの設定について判断する。学習選択の設定スイッチが「ON」になっているときは、当該タスクにしたがって、再生処理が行われるため、予めタスクCについて設定された情報に基づいて、再生速度とリピート回数に従い、再生処理を開始する。

0052

一方で、学習選択スイッチの設定が「OFF」になっていた場合は、タスクCの再生回数が0回のことであり、そのタスクは再生処理されない。

0053

また、タスクDについては、当該タスクが複数のステージに分割されているため、個々のステージごとに学習選択スイッチの設定の判断、再生速度とリピート回数の設定に従い再生処理が行われることになる。なお、ある任意のステージについての学習選択スイッチについて、その学習選択スイッチが「OFF」になっていた場合は、当該ステージの再生回数が0回のことであり、そのタスクは再生処理されない。ただし、それ以降のステージについてまで再生処理されないということにはならない。

0054

また、識別情報Aが付与されている音声ファイルと識別情報Bが付与されている音声ファイルの2つの音声ファイルが「A+B」という1の音声情報を付与された1つの音声ファイルのように組み合わされて1つの音声データとなり、1つの再生規則で再生処理される場合には、図5に示すように、各タスクの学習選択スイッチの設定条件により、本来の再生規則による再生処理とは異なる予め設けられた別の再生規則に従って再生処理を行わせることもできる。

0055

図5は、図1の識別情報Aが付与されている音声ファイルと識別情報Bが付与されている音声ファイルの2つの音声データを、見かけ上「A+B」という1の音声情報を付与された1つの音声データとなるように組み合わせて、1つの再生規則で再生処理する場合の再生規則を示したものである。当該組み合わせでの再生処理は、例えば、図1の紐付けの処理において再生対象の音声ファイルが、識別情報Aであると判断した場合には、当該識別情報Aを有する音声ファイルに対応した識別情報Bを有する音声ファイルが学習予定音声フォルダの中に含まれているかを判断する(図1参照)。

0056

その上で、識別情報Aを有する音声ファイルと識別情報Bを有する音声ファイルが共に存在しており、識別情報Aに紐付けされたタスクAの学習選択スイッチと識別情報Bに紐付けされたタスクBの学習選択スイッチが共に「ON」になっている場合は、両者音声ファイルの音声データを識別情報Aが付された音声ファイル識別情報Bが付された音声ファイルの順番になるように2つの音声データを組み合わせて、見かけ上1つの音声データとしてタスクA+Bの再生処理を行う。なお、タスクA+Bの設定値は、任意であるが、本実施形態ではタスクAの設定値に随時準じるようになっている。また、その際は識別情報Aが付された音声ファイルによる個別のタスクAと識別情報Bが付された音声ファイルによる個別のタスクBの再生処理は実行されない。

0057

また、同じく音声フォルダ内に識別情報Aが付与された音声ファイルと識別情報Bが付与された音声ファイルがある場合であっても、識別情報Bに紐付けされたタスクBの学習選択スイッチが「OFF」であれば、識別情報Aが付与された音声ファイルはタスクAで再生処理される。また、同じく音声フォルダ内に識別情報Aが付与された音声ファイルと識別情報Bが付与された音声ファイルがある場合であっても、識別情報Aに紐付けされたタスクAの学習選択スイッチが「OFF」であれば、識別情報Bが付与された音声ファイルはタスクBで再生処理される。

0058

一方、音声フォルダ内に識別情報Aが付された音声ファイルが存在し、識別情報Bが付された音声ファイルが存在しないとき、タスクAの学習選択スイッチが「ON」である場合はタスクAの再生規則に従い再生処理を行い、その学習選択スイッチが「OFF」である場合はタスクAの再生処理は行われない。また、音声ファイル内に識別情報Bが付された音声ファイルが存在し、識別情報Aが付された音声ファイルが存在しないとき、タスクBの学習選択スイッチが「ON」である場合はタスクBの再生規則に従い再生処理を行い、その学習選択スイッチが「OFF」である場合はタスクBの再生処理は行われない。

0059

タスクA+Bの再生処理の実行対象となる音声ファイルにおいて、識別情報Aが付された音声ファイルと組み合わせの対象となる識別情報Bが付された音声ファイルは、識別情報Aを付与された音声ファイルの再生の順序になると同音声フォルダ内の音声ファイルの中で当該音声ファイル以降の順番で再生される最も早い順番の識別情報Bを持った音声ファイルが対象となる。

0060

タスクA、タスクBもしくはタスクA+Bのいずれで再生処理されるかは、指定された音声フォルダ内の音声ファイルに付与された識別情報の種別とそれぞれ当該音声ファイルに付された識別情報に紐付けされたタスクの学習選択スイッチの設定の組み合わせに応じて、タスクA、タスクB又はタスクA+Bのいずれか1つのタスクで再生処理が行われる。

0061

例えば、図5に示すように、識別情報A有する音声ファイルとBを有する音声ファイルが共にフォルダ内に存在しているが、タスクBの学習選択スイッチがOFFの場合は、学習される識別情報Aの音声ファイルはタスクAにしたがって処理される。同様にタスクAの学習選択スイッチがOFFの場合は、学習される識別情報Bの音声ファイルはタスクBに従って再生処理される。また、双方の学習選択スイッチがONの場合は、タスクA+Bに従って再生処理される。

0062

なお、その際のタスクA+Bに従って再生処理が行われる対象となる音声ファイルは、その当該識別情報Aを持った音声ファイルから前記識別情報Bを持った音声ファイルについて、それぞれ識別情報Aを持った音声ファイルから識別情報Bを持った音声ファイルまでを1再生単位としている。すなわち、識別情報Aを有する音声ファイル後に、識別情報Bを有する音声ファイルが再生されることになる。言い換えれば、見かけ上、これらの識別情報Aを持った音声ファイルと識別情報Bを持った音声ファイルからなる組合わせデータが、設定された所定速度で所定回数リピートされることとなる(なお、本実施形態では、再生速度及び再生回数は、上述のようにタスクAに準じて処理が行われる。)。

0063

なお、当該タスクA+Bが終了すると当該識別情報Bを持った音声ファイルの次の音声ファイルのタスクとなるが、上記の通り、当該識別情報Bを持った音声ファイルについては、再生処理を省略してもよい。

0064

なお、識別情報A持った音声ファイルと識別情報B持った音声ファイルとの間に別の識別情報を持った音声ファイルがある場合、識別情報A持った音声ファイルの音声データと識別情報B持った音声ファイルの音声データだけを1つの音声データA+Bとしてもよい。なお、その際の別の識別情報を持った音声ファイルは識別情報A持った音声ファイルと識別情報B持った音声ファイル間で存在しないものとして処理することもできる。

0065

なお、タスクA+Bで再生される音声データは学習者が学習しようとする音声フォルダを指定した時点で、識別情報Aを有する音声ファイルと識別情報Bを有する音声ファイルを合成して一つの音声ファイルとして作成し、その作成した音声ファイル名を識別情報Aを有する各音声ファイル名に付随した識別情報AをA+Bとして保存あるいは一時保存してもよい。そして、次回同学習選択で学習するときには前回保存または一時保存した音声ファイルがあれば、それを使用できるようにし、学習者がタスクAの学習選択スイッチとタスクBの学習選択スイッチを共に「ON」にしたときには、この作成された識別情報A+Bを付した音声ファイルがタスクA+Bで再生処理を行うようにしてもよい。

0066

本実施例にかかる英語学習システムは学習者が使用する本発明にかかる音声再生装置1を用いて学習するシステムであり、音声再生装置1は、音声データを再生可能な機能を有するコンピュータ、再生専用装置、スマートフォン、PDAなどの端末装置が使用可能である。なお、再生される音声データは、光ディスクや半導体メモリなどの外部の記録媒体に記憶されているものをそのまま使用してもよいし、装置に内蔵されているハードディスクドライブや半導体メモリなどの記録媒体に記憶させてもよい。また、ネットワークを通じて受信し、装置内又は増設した記録媒体に記憶させてもよい。

0067

本実施例では、音声データ再生機能を付与するアプリケーションプログラムインストールされ、再生するコンテンツが内部に保存されたスマートフォンを再生装置として使用する場合についての一例について説明する。

0068

図6は、本実施例にかかる英語学習システムにおいて使用する音声再生装置の機能ブロック図である。音声再生装置1は、音声データなどのコンテンツを繰り返し再生するための再生制御部2と、再生制御部2の設定などを行う操作制御部3と、音声データを記憶するコンテンツ記憶部4と、再生制御部により再生されたデータを音声出力するためのスピーカ等の音声出力ユニット5及びアプリケーションプログラム及びプログラムデータ6と、プログラムの更新やコンテンツの追加などの目的で、外部サーバ自宅PCなどの外部機器との接続を行うための送受信部7を備える。

0069

本実施例における音声再生装置1により再生されるコンテンツは、各種音声データの他、画像や動画データであってもよく、この場合、少なくとも音声のみが音声再生装置1から出力できればよい。本実施例では、コンテンツは、図7に示すように、英単語や英熟語の学習参考書100の英単語又は熟語(以下、単に単語と記載する。)及び当該英単語の使用例としての例文の文字・画像・音声データなどを含むものである。

0070

なお、単語学習書では「和訳」の音声がないものや「例文」、「和訳」すらないものも多いが、当該実施例では理解し易いように「英単語」「その意味」「例文」「和訳」の音声が揃っている学習参考書100を例にとって説明する。

0071

本実施例では、単語と例文の音声データに対しそれらの日本語の文字データも対応している。英単語学習参考書100としては、学習項目である英単語101及びその意味102と、その英単語の使用例としての例文103とその日本語訳104が見開きで左右に対応して配置されている形式のものであって、例えば学習項目である英単語の数が2000個の場合は、2000個の例文が記載されている。例文103の一つ一つは1行から2行程度の短い文章であるが、現在形、過去形、未来形、現在進行形、過去完了形など文法的に幅広網羅されている。また、基本動詞と前置詞の組み合わせによる熟語、いわゆる動詞も数多くに使用されている。なお、例文としては、1つの文章で構成されている場合がほとんどであるが、会話形式の文章である場合などにおいて質問とその回答のように1つの例文が複数の文章で構成されているものも例外的に含まれていてもよい。

0072

なお、本実施形態にかかる音声再生装置1は、後述のように、ファイルの種類ごとに再生順序を設定、変更できる機能を有している。具体的には、再生順番を「単語」「意味」から「意味」「単語」の順番に再生させたり、「和訳」「例文」の再生順序を「例文」「和訳」の順に再生させるように再生順序を並べ替える機能である。その機能があることで、リスニングの学習時には「例文」「和訳」の順に再生させたり、「和訳」「例文」の順に再生させたりすることができる。

0073

上記のコンテンツの音声データとしては、英単語、その単語の意味、その単語を用いた例文、その和訳がそれぞれ1つの再生単位となるように区分けされた状態で格納されている。具体的には、1つの単語と例文を含む上記の音声データがそれぞれ独立したファイルを構成し、1つの単語及び例文等を構成するファイルが1つの再生単位ごとに再生可能なように構成されている。また、対応する単語と例文等の音声データは、それぞれ共通する要部を有するファイル名とし、さらに、例えば、その末尾に音声データの種別を識別する文字列などの識別情報を備えて、対応する単語と例文であることが容易に識別できるように構成されていることが好ましい。また、このような、ファイル名とすると、ソートした場合に1つの単語に関連するファイルがまとまるため、管理上容易である。また、当該コンテンツのグループとしての再生順序は、基本的には、ある任意の英単語とその意味の後にその単語を用いた例文の和訳と英文となっており、これらのひとまとめの後に、別の単語について順次再生されるように構成されている。

0074

英単語の暗記は、英単語単体を覚えるよりも様々な文法や構文、熟語が網羅されている例文で覚えた方が効率的である。また、近年この英単語学習参考書には、添付品CDとしてあるいはホームページからの音声ダウンロードまたは別売CDという形でネイティブ発音で英単語学習参考書に付随した単語やその例文を読み上げたリスニング音声が設けられており、言語における「読む」「書く」「聴く」「話す」の4つの技能を習得し易い環境が整いつつある。例文と例文の音声を活用して語学を学ぶことで、外国語学習者が単語の暗記に費やしている多くの時間を単語の暗記だけでなく、文法や構文、熟語と併せて上記の言語の4つの技能を習得する。

0075

これらのコンテンツは、例えば、学習参考書100に関連する添付又は別売りのCDや出版社のホームページ等から取得し、単語又は例文ごとに再生単位となるように変換したものや、スマートフォンのアプリストアや出版社のホームページなどから専用のコンテンツを取得できるようにしてもよい。また、参考書に記載のARマーカートリガーポイントなどを光学機器を介して読み取った音声データであってもよい。なお、その光学機器を介して読み取った音声データを本装置内に保存できるようにしてもよい。

0076

なお、コンテンツとしては、上記構成に限定されるものではなく、少なくとも1つの例文ごとに1つの再生単位に区分けされている音声データが含まれていればよく、必ずしも1例文ごとに1つのファイルを構成しておらず、複数の例文を含むファイルが途中でインデントなどで区切られていて、1つの例文ごとに独立した再生単位として再生可能なものであってよい。

0077

なお、語学学習参考書には、学生向けの英単語、英熟語、英文法、構文だけでなくビジネス特化したTOEIC英会話など多種のものが存在するが、本実施例では広く普及している英単学習参考書を用いて説明する。なお、英単語学習書は英単語、単語の意味、例文、例文の和訳が構成要素となっているものや、単に単語と単語の意味だけが掲載されているものなど多種にわたっている。

0078

本実施例では、上記の通り、英単語、単語の意味、例文、例文の和訳が構成要素となっている英単学習参考書を例にとって説明するが、その英単語学習参考書に付随したCDなどの音声の配列については、図7に示すように、見開き2ページで英単語、その意味、英単語を用いた例文とその例文の訳の順番に配列されているものであるとする。

0079

ただし現実的に書籍としては「英単語」「意味」「例文」「和訳」が活字化されていても「和訳」の音声が格納されているものは稀であり、一方、英会話フレーズ集などのCDの音声では学習のし易さから「和訳」、「例文」の順番で収録されているものが一般的である。当該音声再生装置は英語を聞いて日本語に訳すというリスニング学習ではなく、日本語訳を先に聴き、場面をイメージさせながら何度も何度も声に出すことで言語脳を養うものである。以上の理由から本実施例では「英単語」「意味」「和訳」「例文」の順番になっているものとする。

0080

図6の音声再生装置1の再生制御部2には、コンテンツ記憶部4に記憶されている音声データの再生速度を変化させて再生するための再生処理部21と再生処理部21の再生速度及び再生回数の設定及びリピート再生時のカウンタとして設定されたリピート回数の制御処理を司るリピート制御部22とが設けられている。

0081

また、再生装置の操作制御部3は、再生、停止、再生条件設定などを行うための操作スイッチ31と、再生条件及び動作状態などを表示するためのモニタ32とが設けられている。操作スイッチ31は物理的なボタンダイヤルなどで構成されていてもよいし、後述するようにモニタ32に表示され、GUIで操作される仮想ボタンなどで構成されていてもよい。

0082

コンテンツ記憶部4は、装置を構成するスマートフォンの内部に本実施例の再生装置で再生されるコンテンツを記憶する。コンテンツは、外部から装置内へ転送されて記録される。コンテンツとアプリケーションプログラムとは、一体をなすものであってもよいし、あらかじめスマートフォンにインストールされているアプリケーションプログラムで再生されるデータを装置内へ別途記録するように構成されていてもよい。

0083

図9は、本実施例の英語学習システムの再生装置のモニタに表示されるリピートを設定する画面の表示例を示す図である。図10は、本実施例の英語学習システムの再生装置のモニタに再生時に表示される画面表示例を示す図である。本実施例にかかる再生装置は、図9に示す設定画面においてグループ単位で予め設定した例文のリピート再生を、5つのステージとして設けられたステージごとにリピート回数及び再生速度を異ならせるものであり、当該装置を使用した利用者は、目的別に予め設定された速度での音声を繰り返し聴き、それに倣って言うことで、言語に必要な上記の4つの技能を英単語の暗記に併せて効率的に習得する。上記のように、本実施例では、図7に示す1つの英単語とその英単語の使用例としての1つの例文が対応づけられてそれぞれ1グループごとに含まれているため、英単語と例文の再生をグループ単位で次のようにしてリピート再生を行う。

0084

まず、本再生装置におけるグループの説明を行う。本再生装置では、上記コンテンツとして、1つの再生単位をそれぞれ構成する英単語、その単語の意味、その単語を用いた例文、その和訳がファイルの種別を識別でき、かつ同じ英単語に関するファイルであることが対応づけられて記憶されており、図8に示すように、1つの単語に関連する4つのファイルをまとめて1つのグループに認識して再生する。なお、1つの単語に複数の例文が対応付けされている場合は、例文のファイルが複数含まれるグループとなる。グループは、本発明の再生グループの一例に相当するものである。

0085

本実施例では、英単語が識別情報A、単語の意味が識別情報B、例文の和訳が識別情報C、単語を用いた例文が識別情報Dにそれぞれ相当する。

0086

また、これらの1つのグループの中で再生される再生ファイルは、後述する種々のスキップの設定により、再生されることなくスキップされる場合もある。

0087

1つのグループは、図8に示すように、単語、単語の意味、その単語を用いた例文の和訳、その単語を用いた例文の順に再生され、それぞれに用意されたファイルが識別情報に紐づけられた、予め設定された再生速度で、設定されたリピート回数である再生規則(タスク)に従って再生される。なお、例文については、上記のように5つのステージが設けられており、これらのグループ単位でのリピートの設定は、図9に示す全体設定画面で一括して行なうことができる。

0088

図9に示す全体設定画面40には、初期設定復帰エリア41、学習選択エリア42、チェック解除エリア43、単語再生設定エリア44、例文再生設定エリア45、リスニング学習エリア46,言語交換設定エリア47が設けられている。

0089

初期設定復帰エリア41は、各ステージの再生速度及びリピート回数を初期設定値に戻すためのボタンであり、このボタンを操作することで、後述する修正されている各種設定値を初期値に一括して戻すことができる。なお、各初期値の値はそれぞれの欄において説明する。

0090

学習選択エリア42は、英単語と例文をどのようにして再生するかのモードを選択設定する機能を有する。再生のモードとしては、単語・フレーズ暗記のみ、例文のみ、両方の3つから選択可能である。学習選択エリア42は、初期設定値は両方になっており、英単語と例文の両方が再生される。

0091

チェック解除エリア43は、後述する再生画面50において、各グループに設定されたチェック58eを一括して消去し、初期値に戻すための操作を一括して行うためのボタンを含んでいる。

0092

リスニング学習エリア46は、例文と日本語訳の再生において、リスニングの練習のために、先に例文の再生を行う設定するためのものであり、設定をONにすることで、例文と日本語訳の再生順序が入れ替わる。図9で示すように初期設定では「OFF」となっており、日本語訳、例文の順に再生される。

0093

なお、リスニング学習の選択スイッチを「ON」にしてリスニング学習を選択した場合、図14の日本語訳のステージと例文ステージ群の表示位置関係を変えてもよい。

0094

言語交換設定エリア47は、識別情報におけるタスクの紐付けを入れ替えることにより、英語のデータと日本語のデータの再生順序及び再生規則を入れ替えて学習者が第二言語で書かれた参考書の音声を用いて学習することができる。例えば、日本語を母国語としない英語圏の語学学習者が、日本人が英語を学習するための参考書およびその音声情報を用いて日本語を勉強することが可能となる。なお、初期設定は、「OFF」となっている。

0095

単語再生設定エリア44及び例文再生設定エリア45には、それぞれ、選択ボタン、再生速度設定ボタン、再生回数設定ボタンが設けられており、利用者が初期値から変更してリピート再生を行いたい場合に自由に設定することができるようになっている。

0096

単語再生設定エリア44は、英単語と意味の再生について再生速度と再生回数の設定を行う。単語再生設定エリアにおける英単語と意味のリピート再生の初期値は、速度標準(1.0倍)、リピート回数20回となっている。利用者は、当該再生速度及びリピート回数を全体として変更したい場合は、当該ボタンを操作して任意の値に設定変更する。なお、再生速度は一例として、0.25から2.0倍まで、再生回数は1から30回までの間で変更可能となっている。また、単語再生設定エリア44には、単語学習の選択ボタン44tと意味学習の選択ボタン44sが設けられており、当該ボタンにより日本語再生を設定すると、単語ファイル再生時に引き続いて、当該単語の意味のファイルが1つの仮想音声ファイルとなって再生される。なお、図9で示すように単語と意味のボタンが共に「ON」になっているので、初期値では、当該ボタンは共に「ON」に設定されており、再生時に単語と単語の意味のファイルは再生されるようになっている。(図5参照)

0097

なお、英単語学習において英単語の選択スイッチを「OFF」とし、単語の意味の選択スイッチを「ON」にすることは通常ありえない設定であるが、例えば英会話において二人の人物の掛け合いによる質問と答えのように両方ともが英語の場合の学習を想定した場合なども考慮して自由な選択スイッチの設定を可能としている。

0098

例文再生設定エリア45は、日本語訳再生設定45tと第1から第5の5つのステージ45a〜45eに別れている。日本語訳再生設定45tでは、日本語訳の音声データを再生するかしないかを設定することができ、再生を選択すると、第1ステージに先だって日本語訳の音声データが利用者によって設定された回数(1回〜3回)のみ連続して再生される。初期値では、当該ボタンは「ON」に設定されており、再生時に和訳のファイルは再生されるようになっている。

0099

第1から第5のそれぞれのステージでは、ステージごとに再生速度と再生回数の設定及び学習選択の設定を行う。第1ステージ45aは、標準速度での再生を行なうことにより、例文を訳し和訳をみて確認するためのステージであり、例文を見ながらナチュラルスピードで聴き、違和感がないかの確認を行う。また、できるだけ日本語に訳し直そうとせず、例文の内容を1つのシーンと捉えてイメージすることに務めるとよい。第1ステージ45aのリピート再生の初期値は、ファイルの音声データの原音(1.0倍)、リピート回数20回となっている。利用者は、当該再生速度及びリピート回数を全体として変更したい場合は、当該ボタンを操作して任意の値に設定変更する。なお、再生速度は0.9から1.1倍まで、再生回数は1から30回までの間で変更可能となっている。

0100

第2ステージ45bは、低速での再生を行なうことにより、例文を見ながらリンキングやリダクションの有無や例文に使用されている単語や文法、構文、熟語などを確認しつつ、低速で音声に重ねて言えるようにすることをねらいとする。第2ステージ45bのリピート再生の初期値は、低速度(0.5倍)、リピート回数20回となっている。利用者は、当該再生速度及びリピート回数を全体として変更したい場合は、当該ボタンを操作して任意の値に設定変更する。なお、再生速度は0.25から0.6倍まで、再生回数は1から30回までの間で変更可能となっている。

0101

第3ステージ45cは、中低速での再生を行なうことにより、第2ステージまで見ていた例文の残存を追いながら中低速で音声に重ねて言えるようになることをねらいとする。なお、実際にペンを使って残存を紙に書くようにすればなお良い。第3ステージ45cのリピート再生の初期値は、低速度(0.75倍)、リピート回数20回となっている。利用者は、当該再生速度及びリピート回数を全体として変更したい場合は、当該ボタンを操作して任意の値に設定変更する。なお、再生速度は0.6から0.9倍まで、再生回数は1から30回までの間で変更可能となっている。

0102

第4ステージ45dは、再度標準的な速度での再生を行なうことにより、頭の中で例文の内容を1つのシーンとしてイメージしながらナチュラルスピードで音声に重ねて言えるようになることをねらいとする。第4ステージ45dのリピート再生の初期値は、標準速度(1.0倍)、リピート回数20回となっている。利用者は、当該再生速度及びリピート回数を全体として変更したい場合は、当該ボタンを操作して任意の値に設定変更する。なお、再生速度は0.9から1.1倍まで、再生回数は1から30回までの間で変更可能となっている。

0103

第5ステージ45eは、高速での再生を聴き、より高速再生に対応できるようになることを狙いとする。英語を日本語に訳そうとせずに英語のままで例文の内容を理解するよう努める。第5ステージ45dのリピート再生の初期値は、高速度(1.5倍)、リピート回数20回となっている。利用者は、当該再生速度及びリピート回数を全体として変更したい場合は、当該ボタンを操作して任意の値に設定変更する。なお、再生速度は1.1から4.0倍まで、再生回数は1から30回までの間で変更可能となっている。なお、第5ステージは初期設定においては、上級者向けのオプションとして選択ボタンを「OFF」とし、設定してもよい。

0104

なお、これらの各設定は、通常よく使用する設定値を記憶して、設定値を読み出しできるように登録できるようにしてもよい。また、この登録設定値に名称をつけ設定画面に表示することもできる。この登録設定値は複数を記憶できるようにしてもよい。

0105

上記のようにして設定された設定値に基づいてリピート再生を行う。再生時には、画面50に、ステージごとの課題51、単語とその意味52,53、単語に対応する例文とその日本語訳54,55、音量調整56、再生操作ボタン類57、個別設定ボタン58が表示されている。なお、再生操作ボタン類57のうち、57aはステージ単位の頭出しであり、57bはグループ単位の頭出しである。リピート再生中においては、図10の再生画面は、例文リピート再生における第1ステージの表示例である。

0106

表示画面には、各ステージに対応した課題51が表示され、利用者は、当該課題にしたがって、学習を進める。例文54とその日本語訳55及び単語52とその意味53については、再生されている例文の英文が表示される。個別設定ボタン58は、それぞれ全体設定(図9参照)でされた設定条件に優先して当該グループのみの個別的なリピート再生の設定を行なうものであり、それぞれ次のボタンが設けられている。リピートボタン58aは、全体設定で設定されたリピート回数を無視して音声データのリピート再生を行う。なお、例文のステージを再生中の場合は当該ステージを繰り返し再生する。目次ボタン58bは、当該グループの前後のグループを頭出しする場合などグループ単位の目次を表示する。速度ボタン58cは、現在の再生速度が表示されるとともに押圧することで、当該グループの現在再生中のステージについてのみ再生速度の変更を行うことができる。全体設定ボタン58dは、押圧することで全体設定画面に戻り、全体設定を再度設定し直すことができる。チェックボタン58eは、当該グループの再生をスキップする場合に操作する。当該グループ(英単語又は例文)について理解などをして、再度の学習が不要な場合などにチェックをおこなうと、当該グループのみがスキップされ次回から学習時間の短縮が図れる。

0107

図11は、本実施例に英語学習システムにおいて使用する再生装置のリピート再生の処理フローを示すフローチャートである。本再生装置では、図10に示す再生操作ボタン類57中の再生ボタンを操作すると、最初にリピート再生されるグループの頭出し(#1)がなされ、当該グループの再生が開始される(#2)。グループ再生についての詳細なサブフローについては後述する。なお、グループの再生途中で学習を終えた場合などは、当該グループの位置にインデントが付され、次の再生時に当該グループからの再生が可能である。

0108

当該グループの再生が最後まで終了又は再生操作ボタン類57の操作によりスキップなどにより、当該グループの再生が終了(#3)した後は、当該グループが最終グループではない(#4でNo)場合には、次のグループの頭出しを行い(#5)、当該リピート再生を最終グループまで繰り返し行う。なお、最終グループまでのリピート再生が終った場合においても、図示しないグループ全体に対するリピート設定がなされている場合(#6でYes)は、先頭グループの頭出し(#7)を行い、先頭グループから再度リピート再生を行う。

0109

次にグループ再生処理(#2)についての処理フローについて説明する。グループ再生処理(#2)においては、まず、全体設定の設定内容と再生対象であるファイルの種別(単語か例文か)によって処理手順が異なる。まず、個別設定においてチェックボタン58eにチェックがされていてスキップするように設定がされているかについて判断する。図12で示すようにスキップ設定がされている場合(#21でYes)は、当該グループの再生は行われることなく終了する。なお、図12図13において、英単語の意味と例文の和訳のファイルの再生に関する処理は、図示を省略しているが、これらの再生は、設定に応じて英単語及び例文の再生後に引き続き再生される。

0110

スキップ設定がされていない場合(#21でNo)は、再生対象であるファイルが単語ファイルか例文ファイルかを判断する(#22)。単語ファイルである場合(#22でYes)は、全体設定の学習選択エリア42において単語学習を行うように設定されているかどうかが判断される(#23)。具体的には、英単語と意味のみ又は両方のいずれかが選択されているかを確認する。単語学習を行わない場合(#23でNo)は、当該ファイルの再生は行われることなく終了する。単語学習を行う場合(#23でYes)は、当該単語についてのファイルをリピート再生処理する(#25)。

0111

再生対象ファイルが単語ファイルではなく、例文ファイルである場合(#22でNo)は、全体設定の学習選択エリア42において例文学習を行うように設定されているかどうかが判断される(#23)。具体的には、例文のみ又は両方のいずれかが選択されているかを確認する。例文学習を行わない場合(#24でNo)は、当該ファイルの再生は行われることなく終了する。例文学習を行う場合(#24でYes)は、当該例文についてのファイルをリピート再生処理する(#25)。

0112

図13は、グループリピート処理についてのサブフローである。グループリピート処理では、再生対象のファイルの種別(単語か例文か)を判断する。当該判断は先の再生処理において行われた判断結果(#22)をそのまま用いることが可能である。単語ファイルの場合は、リピート再生は単一のステージのみであるので、全体設定の単語再生設定エリア44でなされた再生速度を確認し(#251)、再生処理部21による当該ファイルの再生速度が設定速度となるようにして再生を行う(#253)。再生回数については、カウンタによりカウントされており、全体設定の単語再生設定エリア44でなされたリピート回数に達するまで繰り返し再生が行われる。所定回数に達した場合は、当該単語ファイルの再生を終了する。

0113

対象ファイルが例文ファイルの場合は、第1ステージから順次リピート再生を行う。具体的には、当該ステージが全体設定の例文再生設定エリア45で学習選択スイッチの設定が「OFF」であるかを確認し(#254)、されている場合(#254でYes)は、再生することなく次のステージに進む。

0114

学習選択スイッチの設定が「OFF」となっていない場合(#254でNo)は、全体設定の例文再生設定エリア45の当該ステージでなされた再生速度を確認し(#255)、再生処理部21による当該ファイルの再生速度が設定速度となるようにして再生を行う(#256)。再生回数については、カウンタによりカウントされており、全体設定の例文再生設定エリア45でなされた当該ステージのリピート回数に達するまで繰り返し再生が行われる(#257)。なお、例文のリピートに際しては、それぞれのステージの課題に応じて必要な空白時間を間に挟むようにしてもよい。例えば、第2ステージから第4ステージは例文に応じて発声することが求められているため、これに応じた若干の空白時間を追加することができる。

0115

リピート回数が所定回数に達した場合は、当該ステージにおける例文ファイルの再生を終了する。その後、次のステージが存在するかどうかを確認し(#258)、次のグループについても同様にリピート処理を行う。なお、ステージ間の切り替え時においては、利用者にステージの切り替えを通知するための通知音の再生や、当該ステージの課題のメッセージなどを再生するようにしてもよい。

0116

以上説明したように、本実施例にかかる英語学習システムによれば、1文1ファイルで準備されたコンテンツを複数のステージごとにステージ特有の設定された速度で個別回数のリピート再生を設定することができるので、1例文当たり、100回近く繰り返して例文に触れることになる。このため、当該例文を聴く回数が多く、当該例文をイメージとして捉えて何度も例文を発声することで当該例文だけでなく、例文に使われている単語や文法や構文、熟語、発音、発声のおける音の変化のルールなどが脳に定着する。

0117

また、各ステージは、それぞれの課題に応じた速度で自動的に再生されるため、それぞれのステージごとに言語に求められる技能が育成される。これにより、英単語の学習を通じて種々の技能の習得が可能となる。また、グループの再生に応じて全体設定に対して優先される個別設定により、難解な例文について、任意の速度及び回数を設定することができ、難易度に応じた学習が可能である。また、種々のスキップ機能を有しているので、学習時間の短縮を図ることができる。

0118

なお、図14に示す他の実施例のように本発明に係る言語学習システムは、コンテンツを外部サーバから受信して参考書の音声データを装置内に格納するだけでなく、ストリーミング再生もできるようになっている。図14に示す言語学習システムは、利用者が所有する利用者端末1aとコンテンツ提供者が管理するコンテンツサーバ60とがネットワークNTで接続された構成である。1つのコンテンツサーバ60には、多数の利用者が操作する利用者端末1aがアクセスし、コンテンツを自由に取得することができるようになっている。ネットワークとしては、インターネットやLAN等のネットワークが例示され、その接続は有線無線を問わない。

0119

この構成では、利用者端末1aは、ネットワークNT接続可能に構成するための送受信部7を有する。また、コンテンツはコンテンツサーバ60から受信するため、内部に記憶するための構成を必須としない。ただし、ネットワークを介して取得したコンテンツを、例えばプログラムを記憶する記憶領域に保存するようにし、例えば、次回からは当該記憶領域に記憶されているコンテンツを使用してもよし、コンテンツ記憶部に保存してもかまわない。再生制御部2及び操作制御部3及びコンテンツ記憶部4としては、基本的な機能は図11の再生装置と共通する。

0120

本発明の音声情報記憶手段の一例としてのコンテンツサーバ60は、ネットワークを通じて利用者端末1aにコンテンツを送信するための送受信部61と、適切なコンテンツを識別された利用者端末1aに提供するための処理を行うための学習制御部62と、コンテンツを格納するコンテンツデータベース63とを備える。

0121

利用者端末1aは、学習を開始するに当たり、コンテンツサーバ60にアクセスし、適切なコンテンツの受信を開始する。このコンテンツは、ストリーミングにより再生時に必要量のデータを受信されるが、例えば例文データの各ステージにおけるリピート再生時などにおいて、当該データを一時的に利用者端末1aに格納されるようにしてもよい。利用者端末1aは、学習を開始するに当たり、コンテンツサーバ60にアクセスし、ダウンロードされた適切なコンテンツに基づいて再生を行う。

0122

なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、本発明ではスマートフォンにアプリケーションソフトをインストールして再生装置として使用しているが、汎用のコンピュータや上記のリピート再生を行なうことが可能な機能を有する専用の再生装置などであってもよい。

0123

また、本実施例では、コンテンツは、英単語と例文及びその意味と和訳との組み合わせを含む文字・画像・音声データであるが、これに限定されるものではない。例えば、新聞などの文章について1つ文章の音声データごとに再生単位となっているような場合は、上記実施例のように共通する単語に対する多種の音声ファイルは存在しないので、当該1文章に対応する1つの音声データが単独で1つのグループを構成する。すなわち、本発明に係る外国語学習システムは、1つの例文データが1つの再生単位として構成されているコンテンツをステージごとに決められた速度で決められた回数のリピート再生できるものであれば十分である。

0124

また、上記各実施形態では英単語と英単語の意味としてそれぞれ単独の音声ファイルとして説明しているが、英単語の音声ファイルとしては、英単語のみ読み上げた音声情報だけでなく、英単語の後に英単語の意味が読み上げられて1つの音声情報となっていてもよく、この場合は英単語および英単語の意味はそれぞれ独立した音声情報として構成されていなくてもよい。

0125

また、ステージの数については、少なくとも標準、低速、高速の3種類が含まれていればよく、その再生速度は互いにオーバーラップしないように構成されていることが好ましい。

0126

本実施例にかかる音声再生装置は、単独の生成装置として説明されているが、その再生機能は、動画や静止画なども再生可能なマルチメディアプレーヤー音声再生機能に組み込むことも可能である。

実施例

0127

また、本実施例にかかる音声再生装置は、語学学習に特化しているが通常の音楽の再生など通常の再生装置としても使用可能である。この場合は、例えば、ある1つのタスクのみを再生回数を1回、再生速度を「1.00」とし、その他のタスクのスイッチを「OFF」にした状態とすればよい。その他、楽曲の練習、年表の暗記、法律条文の暗記や演劇セリフの暗記、カラオケの練習などの学習用音声再生装置として使用することも可能である。

0128

1再生装置
1a利用者端末
2再生制御部
3操作制御部
4コンテンツ記憶部
5音声出力ユニット
6プログラムデータ
7送受信部
21再生処理部
22リピート制御部
31 操作スイッチ
32モニタ
100 学習参考書

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