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技術 廃棄物処分場の構築方法

出願人 清水建設株式会社
発明者 川口正人
出願日 2015年8月26日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-166930
公開日 2017年3月2日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2017-042715
状態 特許登録済
技術分野 固体廃棄物の処理 地盤中に固結物質を施すことによる地盤強化
主要キーワード 地盤汚染 水抜き管 保護マット 放水路 地盤改良工 揚水井戸 地下水汚染 排水処理施設
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年3月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

廃棄物処分場供用を早期に開始することが可能な廃棄物処分場の構築方法を提供する。

解決手段

廃棄物処分場の構築方法は、所定領域Xに廃棄物処分場を構築する廃棄物処分場の構築方法であって、所定領域Xのうち一部の領域X1を地盤改良する第一地盤改良工程と、領域X1の地盤G1の表面に遮水部3を設ける第一遮水工程と、領域X1の遮水部3の表面に保護層6を設ける第一保護層造成工程と、領域X1の境界部Y1に堰堤7を設ける第一堰堤設置工程と、所定領域Xのうち境界部Y1に隣接する他の領域を地盤改良する第二地盤改良工程と、領域X2の地盤G2の表面に遮水部13を設ける第二遮水工程と、領域X2の遮水部13の表面に保護層16を設ける第二保護層造成工程と、領域X2における領域X1側とは異なる境界部Y2に堰堤17を設ける第二堰堤設置工程と、を備えることを特徴とする。

概要

背景

従来から、廃棄物処分場では、廃棄物から浸出する様々な有害物質地盤浸透して、地下水汚染地盤汚染が生じることを防止するために、地盤の上に遮水シート等を設けて、その上に廃棄物を堆積している(下記特許文献1参照)。

また、平地に廃棄物処分場を建設する場合には、地盤を掘削し、地盤の表面に遮水シートを敷設する。そして、廃棄物が遮水シートに直接接触して遮水シートに損傷等が生じないように、遮水シートの上に砂等の保護層を設け、その上に廃棄物を搬入している。一方、谷に廃棄物処分場を建設する場合には、法面を掘削した後に、平地の場合と同様に、遮水シートを敷設し、その上に保護層を設けている。

地盤が軟弱な場合には、廃棄物の自重により地盤が不等沈下したり、遮水シートに局部的な引張応力が生じて遮水シートが破断したりする虞がある。そこで、地盤が軟弱な場合には、地盤改良して地盤を安定化させる必要がある。

また、廃棄物から浸出した浸出水集水する集水管を遮水シートの上に敷設し、下流側に設置された排水処理設備で水処理して、有害物質を取り除いて排水している。

概要

廃棄物処分場の供用を早期に開始することが可能な廃棄物処分場の構築方法を提供する。廃棄物処分場の構築方法は、所定領域Xに廃棄物処分場を構築する廃棄物処分場の構築方法であって、所定領域Xのうち一部の領域X1を地盤改良する第一地盤改良工程と、領域X1の地盤G1の表面に遮水部3を設ける第一遮水工程と、領域X1の遮水部3の表面に保護層6を設ける第一保護層造成工程と、領域X1の境界部Y1に堰堤7を設ける第一堰堤設置工程と、所定領域Xのうち境界部Y1に隣接する他の領域を地盤改良する第二地盤改良工程と、領域X2の地盤G2の表面に遮水部13を設ける第二遮水工程と、領域X2の遮水部13の表面に保護層16を設ける第二保護層造成工程と、領域X2における領域X1側とは異なる境界部Y2に堰堤17を設ける第二堰堤設置工程と、を備えることを特徴とする。

目的

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、廃棄物処分場の供用を早期に開始することが可能な廃棄物処分場の構築方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

所定領域に廃棄物処分場構築する廃棄物処分場の構築方法であって、前記所定領域のうち一部の領域を地盤改良する第一地盤改良工程と、前記一部の領域の地盤の表面に遮水部を設ける第一遮水工程と、前記一部の領域の前記遮水部の表面に保護層を設ける第一保護層造成工程と、前記一部の領域の境界部に堰堤を設ける第一堰堤設置工程と、前記所定領域のうち前記境界部に隣接する他の領域を地盤改良する第二地盤改良工程と、前記他の領域の地盤の表面に遮水部を設ける第二遮水工程と、前記他の領域の前記遮水部の表面に保護層を設ける第二保護層造成工程と、前記他の領域における前記一部の領域側とは異なる境界部に堰堤を設ける第二堰堤設置工程と、を備えることを特徴とする廃棄物処分場の構築方法。

請求項2

前記一部の領域に集水管を設置して水処理施設に接続する第一集水管設置工程と、前記他の領域に集水管を設置する第二集水管設置工程と、前記一部の領域の集水管と前記他の領域の集水管とを接続する集水管接続工程と、を備えることを特徴とする廃棄物処分場の構築方法。

技術分野

0001

本発明は、廃棄物処分場構築方法に関するものである。

背景技術

0002

従来から、廃棄物処分場では、廃棄物から浸出する様々な有害物質地盤浸透して、地下水汚染地盤汚染が生じることを防止するために、地盤の上に遮水シート等を設けて、その上に廃棄物を堆積している(下記特許文献1参照)。

0003

また、平地に廃棄物処分場を建設する場合には、地盤を掘削し、地盤の表面に遮水シートを敷設する。そして、廃棄物が遮水シートに直接接触して遮水シートに損傷等が生じないように、遮水シートの上に砂等の保護層を設け、その上に廃棄物を搬入している。一方、谷に廃棄物処分場を建設する場合には、法面を掘削した後に、平地の場合と同様に、遮水シートを敷設し、その上に保護層を設けている。

0004

地盤が軟弱な場合には、廃棄物の自重により地盤が不等沈下したり、遮水シートに局部的な引張応力が生じて遮水シートが破断したりする虞がある。そこで、地盤が軟弱な場合には、地盤改良して地盤を安定化させる必要がある。

0005

また、廃棄物から浸出した浸出水集水する集水管を遮水シートの上に敷設し、下流側に設置された排水処理設備で水処理して、有害物質を取り除いて排水している。

先行技術

0006

特許第5666742号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上記のように、廃棄物処分場を建設するために、地盤改良を行い、遮水シート、集水管及び保護層を設置するとともに排水処理施設を建設する等の工事を行う必要があり、工期が長期化していた。さらに、廃棄物処分場が大規模であると、工期がさらに長期化していた。このため、廃棄物をすみやかに処分することができないという問題点がある。

0008

そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、廃棄物処分場の供用を早期に開始することが可能な廃棄物処分場の構築方法を提供する。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る廃棄物処分場の構築方法は、所定領域に廃棄物処分場を構築する廃棄物処分場の構築方法であって、前記所定領域のうち一部の領域を地盤改良する第一地盤改良工程と、前記一部の領域の地盤の表面に遮水部を設ける第一遮水工程と、前記一部の領域の前記遮水部の表面に保護層を設ける第一保護層造成工程と、前記一部の領域の境界部に堰堤を設ける第一堰堤設置工程と、前記所定領域のうち前記境界部に隣接する他の領域を地盤改良する第二地盤改良工程と、前記他の領域の地盤の表面に遮水部を設ける第二遮水工程と、前記他の領域の前記遮水部の表面に保護層を設ける第二保護層造成工程と、前記他の領域における前記一部の領域側とは異なる境界部に堰堤を設ける第二堰堤設置工程と、を備えることを特徴とする。

0010

このように構成された廃棄物処分場の構築方法では、廃棄物処分場が構築される所定領域のうち一部の領域において、地盤改良する第一地盤改良工程、地盤の表面に遮水部を設ける第一遮水工程、遮水部の表面に保護層を設ける第一保護層設置工程、及び境界部に堰堤を設ける第一堰堤設置工程を実施すれば、所定領域のうち一部の領域において廃棄物処分場の供用を先行して開始することができる。また、一部の領域において廃棄物処分場の供用を開始しつつ、他の領域において、地盤改良する第二地盤改良工程、地盤の表面に遮水部を設ける第二遮水工程、遮水部の表面に保護層を設ける第二保護層設置工程、及び一部の領域側とは異なる境界部に堰堤を設ける第二堰堤設置工程を実施すれば、他の領域においても、廃棄物処分場の供用を開始することができる。つまり、将来的に廃棄物処分場が設置される所定領域のうち一部の領域を他の領域よりも先行して廃棄物処分場の供用を開始することができるため、廃棄物処分場の供用を早期に開始することができる。

0011

また、本発明に係る廃棄物処分場の構築方法は、前記一部の領域に集水管を設置して水処理施設に接続する第一集水管設置工程と、前記他の領域に集水管を設置する第二集水管設置工程と、前記一部の領域の集水管と前記他の領域の集水管とを接続する集水管接続工程と、を備えることが好ましい。

0012

このように構成された廃棄物処分場の構築方法では、第一集水管設置工程で一部の領域に集水管を設置して水処理施設に接続し、第二集水管設置工程で他の領域に集水管を設置し、集水管接続工程で一部の領域の集水管と他の領域の集水管とを接続するため、他の領域の集水管を流通する浸出水を、一部の領域の集水管に流通させて集水することができる。よって、他の領域の集水管を水処理施設側に直接接続する必要がないため、大規模な工事を伴わない。

発明の効果

0013

本発明に係る廃棄物処分場の構築方法によれば、廃棄物処分場の供用を早期に開始することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の一実施形態に係る廃棄物処分場の土地の構成を示す模式的な平面図である。
本発明の一実施形態に係る廃棄物処分場の構築方法の第一地盤改良工程を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る廃棄物処分場の構築方法の第一遮水工程を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る廃棄物処分場の構築方法の第一集水管設置工程、集水管接続工程、第一保護層造成工程及び第一堰堤設置工程を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る廃棄物処分場の構築方法の第二遮水工程、第二集水管設置工程、第二保護層造成工程及び第二堰堤設置工程を説明するための図である。
本発明の一実施形態の変形例に係る廃棄物処分場の構築方法の第一地盤改良工程を説明するための図である。
本発明の一実施形態の変形例に係る廃棄物処分場の構築方法の第一遮水工程を説明するための図である。
本発明の一実施形態の変形例に係る廃棄物処分場の構築方法の第一集水管設置工程、第一保護層造成工程及び第一堰堤設置工程を説明するための図である。
本発明の一実施形態の変形例に係る廃棄物処分場の構築方法の第二遮水工程、第二集水管設置工程、第二保護層造成工程及び第二堰堤設置工程を説明するための図である。

実施例

0015

本発明の一実施形態に係る廃棄物処分場の構築方法について、図1から図5を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る廃棄物処分場の土地の構成を示す模式的な平面図である。
図1に示すように、本実施形態では、二点鎖線で示す谷底A1が形成された土地(所定領域)Xに、廃棄物処分場を建設するものである。谷の斜面A2に沿って、谷を囲むように切り回し放水路Pを先行して施工する。切り回し放水路Pは、土地X内に上流側の流入河川Qの水が入らないようにするためのものである。

0016

図2は、第一地盤改良工程を説明するための図である。
まず、図2に示すように、土地Xのうち下流側の一部の領域X1において、地盤G1を安定化させる第一地盤改良工程を行う。

0017

次に、第一遮水工程を行う。
図3は、第一遮水工程を説明するための図である。
図3に示すように、領域X1の下流側に堰堤1及び水処理施設2を設置し、堰堤1から地盤改良した領域X1の地盤G1の表面にわたって、遮水シート(遮水部)3を敷設する。遮水シート3は、例えば熱可塑性エラストマー等の樹脂素材からなる防水性を有するシートを採用することができる。また、堰堤1の下流側には、水処理施設2を設置し、堰堤1と水処理施設2との間に水抜き管4を設置しておく。水処理施設2は、廃棄物から浸出した浸出水が後述する集水管5等により導入され、浄化して有害物質等を取り除いた後、所定の水域放流する。

0018

次に、第一集水管設置工程を行う。
図4は、第一集水管設置工程、第一保護層造成工程及び第一堰堤設置工程を説明するための図である。
図4に示すように、領域X1の谷底A1に沿って有孔管からなる集水管5を設置し、水処理施設2に接続された水抜き管4と接続する。

0019

次に、第一保護層造成工程を行う。
領域X1において、遮水シート3の上に保護層6を設け、保護層6内に集水管5を埋設する。保護層6として、不織布等の保護マットや砂等を採用することができる。

0020

次に、第一堰堤設置工程を行う。
領域X1の上流側の境界部Y1に仮堰堤(堰堤)7を設置し、仮堰堤7の少なくとも下流側の側面7Aに仮堰堤用シート8を敷設する。仮堰堤用シート8は、廃棄物から浸み出した有害物質が隣接する上流側の領域X2に浸出するのを防止するものである。この際に、集水管5を仮堰堤7に貫通させ、上流側の端部5Xを封鎖しておく。
なお、領域X1に保護層6を設ける作業を下流側から行いつつ、領域X1の上流側に仮堰堤7を設置するように、第一保護層造成工程と第一堰堤設置工程とを同時進行で行ってもよい。
これにより、領域X1では、廃棄物(図5参照)W1の搬入が可能となる。

0021

次に、領域X1の境界部Y1の上流側の領域X2において、領域X1と同様の作業を行う。
まず、領域X2において、地盤G2を改良する第二地盤改良工程を行う。

0022

図5は、第二遮水工程、第二集水管設置工程、集水管接続工程、第二保護層造成工程及び第二堰堤設置工程を説明するための図である。
次に第二遮水工程を行う。
図5に示すように、遮水シート13を領域X2の地盤G2の表面に設置し、下流側の端部を領域X1に設置された遮水シート3と溶着等により接続する。

0023

次に、領域X2の谷底A1に沿って集水管15を設置する第二集水管設置工程を行う。その後、下流側の端部を仮堰堤7に貫通させた集水管5と集水管15とを接続する集水管接続工程を行う。

0024

次に、領域X2において、遮水シート13の上に保護層16を設け、保護層16内に集水管15を埋設する第二保護層造成工程を行う。

0025

次に、第二堰堤設置工程を行う。
領域X2の上流側の境界部Y2に仮堰堤17を設置し、仮堰堤17の少なくとも下流側の側面17Aに仮堰堤用シート18を敷設する。集水管15を仮堰堤17に貫通させ、上流側の端部15Xを封鎖しておく。
これにより、領域X2では、廃棄物(不図示)の搬入が可能となる。次に、領域X2の上流側で、同様に作業を繰り返すことにより、下流側の領域から順次廃棄物処分場の供用を開始することができる。

0026

このように構成された廃棄物処分場の構築方法では、廃棄物処分場が構築される土地Xのうち一部の領域X1において、地盤G1を改良する第一地盤改良工程、地盤G1の表面に遮水シート3を設ける第一遮水工程、遮水シート3の表面に保護層6を設ける第一保護層設置工程、及び境界部Y1に仮堰堤7を設ける第一堰堤設置工程を実施すれば、領域X1において廃棄物処分場の供用を先行して開始することができる。また、領域X1において廃棄物処分場の供用を開始しつつ、他の領域X2において、地盤G2を改良する第二地盤改良工程、地盤G2の表面に遮水シート13を設ける第二遮水工程、遮水シート13の表面に保護層16を設ける第二保護層設置工程、及び領域X1側とは異なる境界部Y2に仮堰堤17を設ける第二堰堤設置工程を実施すれば、領域X2において、廃棄物処分場の供用を開始することができる。つまり、将来的に廃棄物処分場が設置されるXのうち領域X1を領域X2よりも先行させて廃棄物処分場の供用を開始することができるため、廃棄物処分場の供用を早期に開始することができる。

0027

また、第一集水管設置工程で領域X1に集水管5を設置して水処理施設2側に接続し、第二集水管設置工程で領域X2に集水管15を設置し、集水管接続工程で集水管5と集水管15とを接続するため、領域X2の集水管15を流通する浸出水を、領域X1の集水管5に流通させて集水することができる。よって、他の領域X2の集水管15を水処理施設2側に直接接続する必要がないため、大規模な工事を伴わない。

0028

また、廃棄物処分場を一部の領域ずつ供用していくが、施工の初期の段階で土地Xの最下流側に水処理施設2を設置して、各領域の廃棄物から浸出した浸出水を水処理施設2に導入することで、複数の水処理施設2を設置する必要がない。

0029

次に、上記に示す実施形態の変形例として、上流側から順次廃棄物処分場の供用を開始する方法について、主に図6から図8を用いて説明する。
なお、以下の変形例において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。

0030

図6は、第一地盤改良工程を説明するための図である。
まず、図1に示すように、上記に示す実施形態と同様に、土地Xにおいて切り回し放水路Pを施工した後、図6に示すように、上流側の領域X11で地盤G11を安定化させるために第一地盤改良工程を行う。

0031

図7は、第一遮水工程を説明するための図である。
次に、第一遮水工程を行う。
図7に示すように、領域X11の上流側に堰堤11を設置し、堰堤11から地盤改良した領域X11の地盤G11の表面にわたって、遮水シート23を敷設する。また、土地Xの最も下流側に水処理施設2を設置しておく。

0032

図8は、第一集水管設置工程、第一保護層造成工程及び第一堰堤設置工程を説明するための図である。
次に、図8に示すように、領域X11の谷底A1に沿って集水管25を設置する第一集水管設置工程を行う。

0033

次に、領域X11において、遮水シート23の上に保護層26を設け、保護層26内に集水管25を埋設する第一保護層造成工程を行う。

0034

次に、第一堰堤設置工程を行う。
領域X11の下流側の境界部Y11に仮堰堤27を設置し、仮堰堤27の少なくとも上流側の側面27Aに仮堰堤用シート28を敷設する。この際に、仮堰堤27に集水管25に接続された揚水井戸(不図示。以下同じ。)を設置しておき、揚水井戸で汲み出した水を、土地Xの外周部に設置した配管(不図示。以下同じ。)を経由させて、水処理施設2に導入できるようにしておく。
なお、領域X11に保護層26を設ける作業を上流側から行いつつ、領域X11の下流側に仮堰堤27を設置するように、第一保護層造成工程と第一堰堤設置工程とを同時進行で行ってもよい。
これにより、領域X11では、廃棄物W21(図9参照)の搬入が可能となる。

0035

次に、領域X11の境界部Y11の下流側の領域X12において、領域X11と同様の作業を行う。
まず、領域X12において、地盤G12を改良する第二地盤改良工程を行う。

0036

次に第二遮水工程を行う。
図9は、第二遮水工程、第二集水管設置工程、第二保護層造成工程及び第二堰堤設置工程を説明するための図である。
図9に示すように、遮水シート33を領域X12の地盤G12の表面に設置し、上流側の端部を領域X11に設置された遮水シート23と溶着等により接続する。

0037

次に、領域X12の谷底A1に沿って集水管35を設置する第二集水管設置工程を行う。

0038

次に、領域X12において、遮水シート33の上に保護層36を設け、保護層36内に集水管35を埋設する第二保護層造成工程を行う。

0039

次に、第二堰堤設置工程を行う。
領域X12の下流側の境界部Y12に仮堰堤37を設置し、仮堰堤37の少なくとも上流側の側面37Aに仮堰堤用シート38を敷設する。この際に、仮堰堤37に集水管35に接続された揚水井戸(不図示。以下同じ。)を設置しておき、揚水井戸で汲み出した水を、土地Xの外周部に設置された配管を経由させて、水処理施設2に導入できるようにしておく。
これにより、領域X12では、廃棄物(不図示)の搬入が可能となる。次に、領域X12の下流側で、同様に作業を繰り返すことにより、上流側の領域から順次廃棄物処分場の供用を開始することができる。

0040

なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。

0041

例えば、上記に示す実施形態及び変形例では、土地Xの下流側または上流側から廃棄物処分場の供用を開始する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。供用を開始する箇所は適宜選択可能であり、例えば土地Xの中流側から上流(下流)側に向かって供用を開始した後に、中流側から下流(上流)側に向かって供用を開始してもよい。

0042

1,11…堰堤
2…水処理施設
3,13,23,33…遮水シート
4…水抜き管
5,15,25,35…集水管
6,16,26,36…保護層
7,17,27,37…仮堰堤
A1…谷底
A2…斜面
G1,G2,G11,G12地盤
W1,W21…廃棄物
Y1,…境界部
X…土地(所定領域)
X1,X11…一部の領域
X2,X12…他の領域

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