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技術 洗浄器

出願人 三浦工業株式会社
発明者 山崎崇文
出願日 2015年8月24日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-164340
公開日 2017年3月2日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-042684
状態 特許登録済
技術分野 液体または蒸気による洗浄 戸または窓の固定装置 錠;そのための付属具 清浄化一般
主要キーワード 可動材 保持ボックス 中空ボックス状 支軸まわり 締切状態 締付位置 機械的ロック 締付状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年3月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

ハンドルドア閉鎖締付位置にすることで、ハンドルひいてはドアを洗浄槽本体に機械的にロックできる洗浄器を提供する。

解決手段

ドア2のハンドル3は、ドア開放可能位置とドア閉鎖締付位置とを切り替える。洗浄槽本体4の内、ドア先端部を受け入れる側には、ロック穴15cを有するロック穴保有材15が設けられ、ロック穴15cには、ロックピン16が進退可能にはめ込まれる。付勢部材17は、ロックピン16をロック穴15cに突入する方向に付勢する。ロックピン離脱手段18は、付勢部材17の付勢力対抗して、ロック穴15cからロックピン16を後退させる。ロック穴15cへのロックピン16の突入が、ロック防止板26により防止される。ドア2を閉じた状態でハンドル3をドア閉鎖締付位置まで回すことで、ロック防止板26を移動させて、ロック穴15cへのロックピン16の突入を許容する。

概要

背景

従来、下記特許文献1に開示されるように、チャンバ(3)内にスプレーアーム(8)を回転自在に設け、そのスプレー・アーム(8)のノズルから被洗浄物液体噴射して、被洗浄物の洗浄消毒を図る洗浄器が知られている。この装置では、スプレー・アーム(8)から噴射された液体は、チャンバ(3)下部の収集スペース(10)に集められ、循環ポンプ(12)により循環パイプ(16)を介してスプレー・アーム(8)へ循環供給される。

この種の洗浄器では、洗浄槽内で液体を扱う関係上、運転中には、ドア閉鎖締付位置(つまりドアを閉鎖して洗浄槽本体に係止して固定した締切状態)に維持する必要がある。そこで、ハンドル操作でドアの締付閉鎖状態での固定)を行う洗浄器の場合、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを、たとえばリミットスイッチで検知し、その検知を条件に運転を開始でき、運転中にはハンドル操作をロックすることが考えられる。

しかしながら、万一、リミットスイッチが故障して、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを検知したままになると、ドアが閉鎖締付位置にない状態でも運転を開始でき、ドア開放部からの漏水につながることになる。

概要

ハンドルをドア閉鎖締付位置にすることで、ハンドルひいてはドアを洗浄槽本体に機械的にロックできる洗浄器を提供する。ドア2のハンドル3は、ドア開放可能位置とドア閉鎖締付位置とを切り替える。洗浄槽本体4の内、ドア先端部を受け入れる側には、ロック穴15cを有するロック穴保有材15が設けられ、ロック穴15cには、ロックピン16が進退可能にはめ込まれる。付勢部材17は、ロックピン16をロック穴15cに突入する方向に付勢する。ロックピン離脱手段18は、付勢部材17の付勢力対抗して、ロック穴15cからロックピン16を後退させる。ロック穴15cへのロックピン16の突入が、ロック防止板26により防止される。ドア2を閉じた状態でハンドル3をドア閉鎖締付位置まで回すことで、ロック防止板26を移動させて、ロック穴15cへのロックピン16の突入を許容する。

目的

本発明が解決しようとする課題は、ハンドルをドア閉鎖締付位置にすることで、ハンドルひいてはドアを洗浄槽本体に機械的にロックし、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを確実に担保して運転できる洗浄器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

被洗浄物を収容して液体を用いて洗浄する洗浄槽本体と、この洗浄槽本体の開口部を開閉する開き戸状のドアであり、前記洗浄槽本体の開口部の一端側にドア基端部が回動自在に保持されたドアと、ドア先端部の外面に設けられて、ドア面と直交方向へ沿う軸まわり設定範囲を回動可能で、ドア開放可能位置とドア閉鎖締付位置とを切り替えハンドルと、前記洗浄槽本体の開口部の他端側に設けられ、ロック穴を有するロック穴保有材と、前記ロック穴に進退可能にはめ込まれるロックピンと、前記ロックピンを前記ロック穴に突入する方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力対抗して、前記ロック穴から前記ロックピンを後退させるロックピン離脱手段と、前記ロック穴への前記ロックピンの突入を防止するロック防止板と、前記ドアを閉じた状態で前記ハンドルをドア閉鎖締付位置まで回すことで、前記ロック防止板を移動させて、前記ロック穴への前記ロックピンの突入を許容し、前記ロック穴に突入された前記ロックピンによりドア開放可能位置への戻りが防止されるロック防止板可動材とを備えることを特徴とする洗浄器

請求項2

前記ロック穴への前記ロックピンの突入状態の有無を検知するハンドルロック検知手段をさらに備え、このハンドルロック検知手段による前記ロック穴への前記ロックピンの突入状態の検知を条件に、前記洗浄槽内の被洗浄物の洗浄運転を開始することを特徴とする請求項1に記載の洗浄器。

請求項3

前記ドアには、前記ハンドルの回動操作により、ドアの幅方向可動する締付バーが設けられ、この締付バーは、前記ハンドルがドア開放可能位置にある際には、ドアの幅方向内側への後退位置にある一方、前記ハンドルがドア閉鎖締付位置とされた際には、ドアの幅方向外側に突出して、前記洗浄槽本体の側に設けたバー嵌合穴に突入し、前記バー嵌合穴への前記締付バーの突入状態の有無を検知するドアロック検知手段をさらに備え、前記ハンドルロック検知手段による前記ロック穴への前記ロックピンの突入状態の検知と、前記ドアロック検知手段による前記バー嵌合穴への前記締付バーの突入状態の検知とを条件に、前記洗浄槽内の被洗浄物の洗浄運転を開始することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄器。

請求項4

前記洗浄槽内に設けられて前記洗浄槽内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の下部に連接された液貯留部と、この液貯留部への給水手段と、前記液貯留部からの排水手段と、前記液貯留部の液体を前記洗浄ノズルへ循環供給する循環手段と、前記液貯留部内の液体の有無または水位を検知する水位検出器と、前記各手段を制御して前記給水手段により前記液貯留部に貯留した水を前記循環手段により前記洗浄ノズルから噴射して前記被洗浄物を洗浄する制御手段とを備え、前記水位検出器により前記液貯留部内に液体を検知中、および/または、前記循環手段が作動中、前記ロックピン離脱手段を作動不能とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗浄器。

請求項5

前記洗浄槽本体には、略矩形状の前記開口部が形成されており、その下端部まわりに回動可能に、前記ドアが設けられ、本体部に対しプランジャが進退可能に設けられ、通電されることで前記プランジャを前記本体部へ引き込むソレノイドと、長手方向中途部が上下方向に沿う支軸に保持されて、その支軸まわり揺動可能とされ、一端部に前記ロックピンが設けられる一方、他端部に第一コイルバネを介して前記ソレノイドのプランジャが接続される揺動材と、前記ロックピンが前記ロック穴に突入する方向に、前記揺動材を付勢する前記付勢部材としての第二コイルバネとを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄器。

技術分野

0001

本発明は、液体を用いて被洗浄物洗浄する洗浄器に関するものである。

背景技術

0002

従来、下記特許文献1に開示されるように、チャンバ(3)内にスプレーアーム(8)を回転自在に設け、そのスプレー・アーム(8)のノズルから被洗浄物に液体を噴射して、被洗浄物の洗浄や消毒を図る洗浄器が知られている。この装置では、スプレー・アーム(8)から噴射された液体は、チャンバ(3)下部の収集スペース(10)に集められ、循環ポンプ(12)により循環パイプ(16)を介してスプレー・アーム(8)へ循環供給される。

0003

この種の洗浄器では、洗浄槽内で液体を扱う関係上、運転中には、ドア閉鎖締付位置(つまりドアを閉鎖して洗浄槽本体に係止して固定した締切状態)に維持する必要がある。そこで、ハンドル操作でドアの締付閉鎖状態での固定)を行う洗浄器の場合、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを、たとえばリミットスイッチで検知し、その検知を条件に運転を開始でき、運転中にはハンドル操作をロックすることが考えられる。

0004

しかしながら、万一、リミットスイッチが故障して、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを検知したままになると、ドアが閉鎖締付位置にない状態でも運転を開始でき、ドア開放部からの漏水につながることになる。

先行技術

0005

特許第4886847号公報

発明が解決しようとする課題

0006

本発明が解決しようとする課題は、ハンドルをドア閉鎖締付位置にすることで、ハンドルひいてはドアを洗浄槽本体に機械的にロックし、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを確実に担保して運転できる洗浄器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、被洗浄物を収容して液体を用いて洗浄する洗浄槽本体と、この洗浄槽本体の開口部を開閉する開き戸状のドアであり、前記洗浄槽本体の開口部の一端側にドア基端部が回動自在に保持されたドアと、ドア先端部の外面に設けられて、ドア面と直交方向へ沿う軸まわり設定範囲を回動可能で、ドア開放可能位置とドア閉鎖締付位置とを切り替えるハンドルと、前記洗浄槽本体の開口部の他端側に設けられ、ロック穴を有するロック穴保有材と、前記ロック穴に進退可能にはめ込まれるロックピンと、前記ロックピンを前記ロック穴に突入する方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力対抗して、前記ロック穴から前記ロックピンを後退させるロックピン離脱手段と、前記ロック穴への前記ロックピンの突入を防止するロック防止板と、前記ドアを閉じた状態で前記ハンドルをドア閉鎖締付位置まで回すことで、前記ロック防止板を移動させて、前記ロック穴への前記ロックピンの突入を許容し、前記ロック穴に突入された前記ロックピンによりドア開放可能位置への戻りが防止されるロック防止板可動材とを備えることを特徴とする洗浄器である。

0008

請求項1に記載の発明によれば、ドアを閉じた状態でハンドルをドア閉鎖締付位置まで回すことで、ロック防止板可動材がロック防止板を移動させて、ロック穴へのロックピンの突入を許容する。一方、ロックピンは、付勢部材によりロック穴に突入する方向に付勢されているので、ハンドル操作によりロック防止板可動材が移動して、ロック穴へのロックピンの突入を許容されると、ロックピンがロック穴に突入してロックされる。そして、その状態では、ロック防止板可動材ひいてはハンドルは、ロックピンにより移動を機械的に規制され、ドア開放可能位置へ戻すことが防止される。このように、ハンドルをドア閉鎖締付位置にすることで、ハンドルひいてはドアを洗浄槽本体に機械的にロックし、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを確実に担保して運転することができる。従って、洗浄器の運転中、洗浄槽内の液体が、外部へ漏れ出るおそれがない。なお、ロック状態解除するには、ロックピン離脱手段により、付勢部材の付勢力に対抗して、ロック穴からロックピンを後退させた状態で、ハンドルをドア開放可能位置まで回せばよい。

0009

請求項2に記載の発明は、前記ロック穴への前記ロックピンの突入状態の有無を検知するハンドルロック検知手段をさらに備え、このハンドルロック検知手段による前記ロック穴への前記ロックピンの突入状態の検知を条件に、前記洗浄槽内の被洗浄物の洗浄運転を開始することを特徴とする請求項1に記載の洗浄器である。

0010

請求項2に記載の発明によれば、ハンドルロック検知手段によるロック穴へのロックピンの突入状態の検知を条件に、洗浄槽内の被洗浄物の洗浄運転を開始するので、ドアが開いている状態で運転が開始されることが確実に防止される。

0011

請求項3に記載の発明は、前記ドアには、前記ハンドルの回動操作により、ドアの幅方向可動する締付バーが設けられ、この締付バーは、前記ハンドルがドア開放可能位置にある際には、ドアの幅方向内側への後退位置にある一方、前記ハンドルがドア閉鎖締付位置とされた際には、ドアの幅方向外側に突出して、前記洗浄槽本体の側に設けたバー嵌合穴に突入し、前記バー嵌合穴への前記締付バーの突入状態の有無を検知するドアロック検知手段をさらに備え、前記ハンドルロック検知手段による前記ロック穴への前記ロックピンの突入状態の検知と、前記ドアロック検知手段による前記バー嵌合穴への前記締付バーの突入状態の検知とを条件に、前記洗浄槽内の被洗浄物の洗浄運転を開始することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄器である。

0012

請求項3に記載の発明によれば、ドア側の締付バーが洗浄槽本体側のバー嵌合穴に突入することによっても、ドアが閉鎖締付位置に保持される。そして、ハンドルロック検知手段によるロック穴へのロックピンの突入状態の検知と、ドアロック検知手段によるバー嵌合穴への締付バーの突入状態の検知とを条件に、洗浄槽内の被洗浄物の洗浄運転を開始するので、ドアが開いている状態で運転が開始されることが一層確実に防止される。

0013

請求項4に記載の発明は、前記洗浄槽内に設けられて前記洗浄槽内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の下部に連接された液貯留部と、この液貯留部への給水手段と、前記液貯留部からの排水手段と、前記液貯留部の液体を前記洗浄ノズルへ循環供給する循環手段と、前記液貯留部内の液体の有無または水位を検知する水位検出器と、前記各手段を制御して前記給水手段により前記液貯留部に貯留した水を前記循環手段により前記洗浄ノズルから噴射して前記被洗浄物を洗浄する制御手段とを備え、前記水位検出器により前記液貯留部内に液体を検知中、および/または、前記循環手段が作動中、前記ロックピン離脱手段を作動不能とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗浄器である。

0014

請求項4に記載の発明によれば、洗浄槽内で被洗浄物に液体を噴射して洗浄する洗浄器において、ハンドルをドア閉鎖締付位置にすることで機械的にロックし、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを確実に担保して運転することができる。また、液貯留部内に液体があるか、および/または、循環手段が作動中であるときには、ロックピン離脱手段を作動不能とすることで、ドア閉鎖締付状態が不意に解除されるのが防止される。

0015

さらに、請求項5に記載の発明は、前記洗浄槽本体には、略矩形状の前記開口部が形成されており、その下端部まわりに回動可能に、前記ドアが設けられ、本体部に対しプランジャが進退可能に設けられ、通電されることで前記プランジャを前記本体部へ引き込むソレノイドと、長手方向中途部が上下方向に沿う支軸に保持されて、その支軸まわり揺動可能とされ、一端部に前記ロックピンが設けられる一方、他端部に第一コイルバネを介して前記ソレノイドのプランジャが接続される揺動材と、前記ロックピンが前記ロック穴に突入する方向に、前記揺動材を付勢する前記付勢部材としての第二コイルバネとを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄器である。

0016

請求項5に記載の発明によれば、支軸に保持された揺動材の一端部にロックピンを設ける一方、他端部に第一コイルバネを介してソレノイドのプランジャを接続し、且つ、ロックピンがロック穴に突入する方向に、第二コイルバネで揺動材を付勢する。そして、ソレノイドに通電することで、プランジャを引き込んで、ロック穴からロックピンを抜くことができる。このような簡易な構成により、ハンドルの機械的ロックとその解除とを容易に行うことができる。

発明の効果

0017

本発明の洗浄器によれば、ハンドルをドア閉鎖締付位置にすることで、ハンドルひいてはドアを洗浄槽本体に機械的にロックし、ハンドルがドア閉鎖締付位置にあることを確実に担保して運転することができる。

図面の簡単な説明

0018

本発明の一実施例の洗浄器を示す概略斜視図である。
図1の洗浄器のドアおよびそのハンドルの各ロック機構を示す正面視の概略縦断面図であり、閉鎖状態のドアの先端部付近を示すと共に一部を切り欠いて示している。
図2の要部拡大図である。
図2の平面視横断面図であり、ドア開放可能位置を示している。
図2の平面視横断面図であり、ドア閉鎖締付位置を示している。

実施例

0019

以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の洗浄器1を示す概略斜視図である。また、図2から図5は、図1の洗浄器1のドア2およびそのハンドル3の各ロック機構を示す概略図であり、閉鎖状態のドア2の先端部付近を示すと共に一部を切り欠いて示しており、図2は正面視縦断面図、図3図2の要部拡大図、図4はドア開放可能位置での平面視横断面図、図5はドア閉鎖締付位置での平面視横断面図である。

0020

図1図2および図4に示すように、本実施例の洗浄器1は、被洗浄物を収容する洗浄槽本体4と、この洗浄槽本体4の開口部4aを開閉するドア2とを備える。洗浄槽本体4とドア2とで洗浄槽が構成される。詳細は後述するが、本実施例の洗浄器1は、洗浄槽内に被洗浄物を収容して、液体を用いて被洗浄物を洗浄する。

0021

洗浄槽本体4は、被洗浄物が収容される中空容器であり、本実施例では、略矩形の中空ボックス状である。洗浄槽本体4の正面には、略矩形の開口部4aが形成されており、この開口部4aがドア2で開閉可能とされる。ドア2を開けることで、洗浄槽本体4に被洗浄物(またはそれを載せたラック)を出し入れすることができ、ドア2を閉じることで、洗浄槽本体4の開口部4aを気密に閉じることができる。なお、図1において、洗浄器1は、ドア2の開閉部を除き、化粧パネル5で覆われている。化粧パネル5で覆われた空間には、詳細は後述するが、洗浄槽本体4以外に、洗浄動作を実行するための各種要素(たとえば循環ポンプや薬液タンクなど)が収容されている。

0022

図2および図4に示すように、本実施例では、正面視において、洗浄槽本体4の大きさは、ドア2と同じかドア2より大きく、洗浄槽本体4の開口部4aの大きさは、ドア2より小さい。そして、図4に示すように、洗浄槽本体4の正面(手前側)には、開口部4aを取り囲むように、略矩形枠状戸当たり部4bが形成されており、この戸当たり部4bには、周方向に沿って連続的にパッキン6が設けられている。ドア2を閉じた際、ドア2がパッキン6を介して戸当たり部4bで位置決めされ、洗浄槽本体4とドア2との隙間が、パッキン6で封止される。

0023

ドア2は、略矩形の板状に形成され、洗浄槽本体4の開口部4aを開閉する。この際、本実施例では、洗浄槽本体4の下端部に、ドア2の基端部が、左右方向へ沿う軸まわりに回動自在に保持される。図1において、実線で示すように、ドア2の先端部を上方へ向けて、ドア2を略垂直に立てることで、洗浄槽本体4の開口部4aを閉じることができる。一方、図1において、二点鎖線で示すように、ドア2の先端部を手前側へ向けて、ドア2を略水平に倒すことで、洗浄槽本体4の開口部4aを開くことができる。なお、洗浄槽本体4とドア2とは、好ましくはガススプリング(図示省略)で連結されており、このガススプリングにより、ドア2の開放時の必要以上の倒れ込みが防止される。

0024

図2および図4に示すように、本実施例のドア2は、表面板2aと裏面板2bなどを組み合わせて構成され、全体として略矩形の板状に形成される。なお、図1および図2に示すように、ドア2を閉めた際にも、洗浄槽内を外部から視認可能に、ドア2の中央部には透明ガラス7が組み込まれるのが好ましい。

0025

ドア2の先端部の幅方向中央部には、外面(表面板)側に突出して、ハンドル3が設けられる。ハンドル3は、その形状を特に問わないが、図示例では略L字形状屈曲された棒材を備え、その一片3aがドア面と直交して配置されると共にドア2内に突入して設けられ、他片3bがドア面と平行に配置されると共に表面板2aと離隔して配置される。ハンドル3の一片3aは、ハンドル3を回転させる際の軸となり、ハンドル3の他片3bは、ハンドル3を操作する際の把持部把手)となる。

0026

ハンドル3は、ドア面と直交方向へ沿う軸3aまわりに、設定範囲を回動可能とされる。具体的には、本実施例では、ハンドル3は、図2の二点鎖線および図4に示すように、把持部3bを水平に向けた(言い換えれば前記軸3aに対し把持部3bを右側へ延出させた)ドア開放可能位置と、図2の実線および図5に示すように、把持部3bを垂直に向けた(言い換えれば前記軸3aに対し把持部3bを下方へ延出させた)ドア閉鎖締付位置との間を、回動可能とされる。

0027

ドア2内には、ハンドル3の操作で可動する締付バー8が、ドア2の幅方向へ沿って設けられている。具体的には、図2に示すように、ドア2内には、ハンドル3の軸3aが突入されて保持される保持ボックス9が固定されており、この保持ボックス9の左右から延出して、締付バー8が設けられている。左右の締付バー8は、細長丸棒状とされ、先端部が略円錐台状先細りに形成されている。各締付バー8は、中途部がドア2内に固定の保持ブロック10を、進退可能に貫通して保持されており、先端部がドア2の側端面(幅方向外側端面)の穴から出没可能とされている。保持ボックス9内には、ハンドル3の操作で締付バー8を進退させる機構が内蔵されており、ハンドル3の回動により締付バー8が左右方向に移動する。具体的には、図4に示すように、ハンドル3がドア開放可能位置にある際には、締付バー8は、ドア2の幅方向内側へ後退して、ドア2の側端面から突出しない。一方、図5に示すように、ハンドル3がドア閉鎖締付位置とされた際には、締付バー8は、ドア2の幅方向外側に突出して、ドア2の側端面から突出する。

0028

洗浄槽本体4の側には、図2および図4に示すように、ドア2を閉じた状態(以下、特に断らない限り、ドア2を閉じた状態とは、ドア開放可能位置かドア閉鎖締付位置かを問わない。)で、締付バー8が出没して係脱可能なバー受け材11が設けられている。図示例の場合、洗浄槽本体4の手前側左右両端部には、縦枠12が設けられており、ドア2を閉じた際、左右の縦枠12間にドア2が受け入れられる。そして、左右の縦枠12内には、それぞれ、締付バー8と対応する高さに、バー受け材11が設けられる。バー受け材11は、略矩形板状の水平片11aと垂直片11bとを備える(図4)。但し、水平片11aと垂直片11bとは、一体で構成される以外に、別体で構成されてもよい。また、バー受け材11(特に垂直片11b)は、縦枠12の一部として構成されてもよい。

0029

ドア2を閉じた状態で、バー受け材11の垂直片11bは、ドア2の側端面と隣接して且つ対面して配置される。バー受け材11の垂直片11bには、締付バー8と対応した高さに、締付バー8がはめ込み可能なバー嵌合穴11cが貫通形成されている。ドア2を閉じた状態で、ハンドル3をドア閉鎖締付位置まで回すと、左右の締付バー8がバー受け材11のバー嵌合穴11cに突入する。バー嵌合穴11cに締付バー8がはめ込まれることで、ドア2を締切状態に維持、つまりドア2を洗浄槽本体4にロックすることができる。

0030

一方、バー受け材11の水平片11aは、垂直片11bのバー嵌合穴11cよりも下方位置において、縦枠12に水平に固定されている。そして、その水平片11aには、バー嵌合穴11cへの締付バー8の突入状態の有無を検知するドアロック検知手段(13)が設けられている。ドアロック検知手段は、特に問わないが、本実施例ではリミットスイッチ13から構成される。図4に示すように、ハンドル3がドア開放可能位置にあると、ドア2の側端面から締付バー8は突出せず、リミットスイッチ13のレバー13aは押し込まれていない。一方、図5に示すように、ハンドル3をドア閉鎖締付位置にすると、ドア2の側端面から締付バー8が突出してバー嵌合穴11cにはめ込まれ、締付バー8の先端部によりリミットスイッチ13のレバー13aが押し込まれる。このようにして、リミットスイッチ13により、バー嵌合穴11cへの締付バー8の突入状態の有無を検知することができる。

0031

以上のようにして、ハンドル3の操作より締付バー8を可動して、洗浄槽本体4にドア2をロックすることができるが、本実施例の洗浄器1は、このようなドア2のロック機構に加えて、ハンドル3のロック機構も備える。ハンドル3のロック機構は、ハンドル3をドア閉鎖締切位置に保持する機構である。以下、ハンドル3のロック機構について具体的に説明する。

0032

ハンドル3のロック機構は、ドア2を閉じた状態において、ドア2の先端部(図示例では上端部)の側に設けられる。図3および図4に示すように、ドア2を閉じた状態で、ドア2の先端面(上端面)より若干上方位置には、洗浄槽本体4側に基板14が水平に固定されている。本実施例では、基板14は、少なくとも洗浄槽本体4の幅方向中央部に設けられ、ドア2を閉じた状態で、ドア2の先端面と近接して且つ対面して配置され、またドア2の裏面板2bよりも後方へ延出して設けられる。なお、洗浄槽本体4の正面上部に横枠を設けて、この横枠と前記縦枠12とでドア2を受け入れるドア枠を構成する場合、横枠の下片を前記基板14として用いることができるし、横枠に基板14を設けてもよい。

0033

基板14上には、板状のロック穴保有材15が、基板14に対し垂直に設けられる。本実施例では、図4に示すように、ロック穴保有材15は、平面視において略L字形状材から形成され、第一片15aを左右方向へ沿って配置する一方、第二片15bを前後方向へ沿って配置している。但し、ロック穴保有材15は、少なくとも第一片15aを備えれば足りる。また、ロック穴保有材15と基板14とを一つの部材で形成してもよい。いずれにしても、ロック穴保有材15は、第一片15aが略矩形板状に形成され、その板面を前後に向けて基板14上に固定されている。そして、ロック穴保有材15には、円形状のロック穴15cが、板面と垂直に(つまり前後方向へ沿って)貫通形成されている。

0034

ロック穴15cには、ロックピン16が進退可能にはめ込まれる。ロックピン16は、付勢部材(17)によりロック穴15cに突入する方向に付勢されると共に、その付勢力に対抗してロックピン離脱手段(18)によりロック穴15cから後退可能とされる。詳細は後述するが、本実施例では、付勢部材としてコイルバネ(第二コイルバネ)17が用いられ、ロックピン離脱手段としてソレノイド18が用いられる。

0035

ロックピン16を進退させる構造について、より具体的に説明すると、まず、基板14上には、ロック穴保有材15よりも後方に、揺動材19が設けられている。揺動材19は、左右に細長い板材から構成され、水平に保持されている。その際、揺動材19は、長手方向中途部において、支軸20にて基板14上に保持される。支軸20は、上下方向に沿う部材であり、下端部が基板14に固定され、上端部に揺動材19が水平方向に回動自在に保持される。

0036

揺動材19は、一端部にロックピン16が設けられる一方、他端部は第一コイルバネ21を介してソレノイド18に接続される。ロックピン16は、前後方向へ沿って配置された棒材(典型的には丸棒)から形成され、後端部が揺動材19に取付ピン22を介して保持され、前端部を前方へ向けて配置される。なお、図4に示すように、基板14上には平面視略L字形状のガイド材23が固定されており、このガイド材23は、左右方向に沿う一片23aにガイド穴23bが形成され、前後方向へ沿う他片23cに長穴23dが形成されている。ガイド材23には、長穴23dに揺動材19が貫通して通され、ガイド穴23bにロックピン16が貫通して通される。ロックピン16は、後端部が取付ピン22で揺動材19に対し揺動可能に保持され、ガイド穴23bに進退可能にはめ込まれる。これにより、ロックピン16は、揺動材19の揺動に伴い、ガイド穴23bに案内されつつ前後方向へ可動する。そして、ロックピン16は、前方へ移動した際、前端部がロック穴15cに突入可能とされ、後方へ移動した際、前端部がロック穴15cから離脱可能とされる。揺動材19は、長穴23dにより設定範囲を揺動可能であるが、揺動材19によりロックピン16が最も後方に移動した状態でも、ロックピン16の前端部はガイド穴23bにはめ込まれた状態に維持されるのがよい(図4)。

0037

揺動材19は、第二コイルバネ17により、ロックピン16をロック穴15cに突入する方向に付勢される。図示例では、第二コイルバネ17は、一端部がロック穴保有材15に固定され、他端部が揺動材19の内、支軸20よりも軸方向一端側(ロックピン16側)に取り付けられる。第二コイルバネ17は、短縮しようとする力で、揺動材19の一端部(つまりロックピン16)をロック穴15cに突入する方向へ付勢する。

0038

第二コイルバネ17の付勢力に対抗して、ロック穴15cからロックピン16を後退させるように、ロックピン離脱手段(18)が設けられる。ロックピン離脱手段は、その構成を特に問わないが、本実施例ではソレノイド18から構成される。本実施例のソレノイド18は、本体部24に対しプランジャ25が進退可能に設けられ、本体部24のコイルに通電されることで、プランジャ25を本体部24へ引き込む構成である。そして、そのプランジャ25の先端部は、第一コイルバネ21を介して揺動材19の他端部に保持される。

0039

このような構成の場合、ソレノイド18に通電しない状態では、プランジャ25の引き込み力がないので、第二コイルバネ17により、ロックピン16がロック穴15cに突入する方向に付勢される。なお、この際、ソレノイド18は、本体部24からプランジャ25が突出することになる。一方、ソレノイド18に通電すると、第二コイルバネ17の付勢力に対抗して、本体部24へプランジャ25が引き込まれ、揺動材19の他端部がソレノイド18側に移動し、それに伴い、ロック穴15cからロックピン16が抜ける方向に移動する。

0040

なお、ソレノイド18への通電時に万一、プランジャ25を本体部24へ引き込めないと、ソレノイド18が過熱するおそれがある。ところが、本実施例では、揺動材19とプランジャ25とを第一コイルバネ21で接続したので、ソレノイド18への通電時、少なくともプランジャ25を確実に本体部24へ引き込むことができ、ソレノイド18の過熱を防止することができる。

0041

ところで、ロック穴保有材15には、ロック穴15cへのロックピン16の突入を防止するロック防止板26が設けられている。具体的には、図3および図4に示すように、ロック穴保有材15の第一片15aの背面には、略矩形板状のロック防止板26が重ね合わされるように、保持ピン27にて保持されている。保持ピン27は、ロック穴15cの上方位置に設けられ、前後方向へ沿って配置される。そして、その保持ピン27まわりに回動自在に、ロック防止板26が設けられている。通常、ロック防止板26は、図3において破線で示すように、自重により下方へ垂下した状態とされ、その状態では、ロック穴15cの開口部がロック防止板26で塞がれる。一方、ハンドル操作により、図3において二点鎖線で示すように、ロック防止板可動材28により、ロック防止板26を保持ピン27まわりに押し上げることができ、その状態では、ロック穴15cが開口される。

0042

すなわち、ドア2側には、ハンドル操作で回動するロック防止板可動材28が設けられている。本実施例のロック防止板可動材28は、略矩形板状であり、ハンドル3の操作に伴い、ハンドル3と一体に、ハンドル3の軸3aまわりに回動する。具体的には、図3において、実線で示すように、ハンドル3がドア開放可能位置にある状態では、破線で示すように、ロック防止板可動材28は、ドア2内に収納された状態にある。そして、二点鎖線で示すように、ハンドル3をドア閉鎖締付位置へ回すと、それに連動して、ロック防止板可動材28がハンドル3と一体に軸3aまわりに回転して、ドア2の先端面のスリット2c(図1)や基板14のスリット(図示省略)から上方へ突出して、ロック防止板26を押し上げて、ロック穴15cを開口させる。

0043

以上から明らかなとおり、ドア2を閉じた状態で、ハンドル3がドア開放可能位置にあると、ロック穴15cはロック防止板26で閉塞されている(なおソレノイド18は通常通電停止状態にある)。従って、ロックピン16は、ロック穴15cへ突入することができない。一方、ハンドル3をドア閉鎖締付位置まで回すと、上述したように、ドア2側のロック防止板可動材28が、洗浄槽本体4側のロック防止板26を可動させて、ロック穴15cを開口させる。従って、ロックピン16は、ロック穴15cへ突入してはめ込まれる。一旦、この状態になると、ソレノイド18に通電してロックピン16を後退させない限り、ロック穴15cへのロックピン16のはめ込み状態を解除することはできず、ハンドル3をドア開放可能位置へ戻すことが防止される。つまり、ハンドル3をドア閉鎖締付位置にすると、その状態が、ロック穴15cへのロックピン16の突入により、機械的に維持されることになる。言い換えれば、ハンドル3をドア閉鎖締付位置にロックすることができ、ひいてはドア2の開放操作を機械的に規制できる。その後、ロックを解除したい場合には、所定の操作により(たとえば所定のボタン操作で制御手段に指示することにより)ソレノイド18に一時的に通電すれば、ロック穴15cからロックピン16が抜かれるので、ハンドル3をドア開放可能位置まで戻せばよい。

0044

なお、基板14上には、ロック穴保有材15よりも手前側に、ロック穴15cへのロックピン16の突入状態の有無を検知するハンドルロック検知手段(29)が設けられている。ハンドルロック検知手段は、特に問わないが、本実施例ではリミットスイッチ29から構成される。

0045

図4に示すように、ドア2を閉じた状態で、ハンドル3がドア開放可能位置にあると、前述したように、ロックピン16はロック穴15cに突入しない。図4では、ソレノイド18に通電中の状態を示しているが、通常、ソレノイド18への通電は停止状態にある。ソレノイド18への通電を停止中には、第二コイルバネ17によりロックピン16が前方へ移動するが、ロック防止板26によりロックピン16のロック穴15cへの突入が防止される。それ故、リミットスイッチ29のレバー29aは押し込まれていない。

0046

一方、図5に示すように、ハンドル3をドア閉鎖締付位置にすると、前述したように、ロック防止板可動材28がロック防止板26を押し上げてロック穴15cを開口させ、それに伴い、ロック穴15cにロックピン16が突入して、ハンドル3ひいてはドア2のロック状態が維持される。そして、その状態では、ロックピン16の先端部がリミットスイッチ29のレバー29aを押し込むので、ロック状態を検知することができる。このようにして、リミットスイッチ29により、ロック穴15cへのロックピン16の突入状態の有無を検知することができる。

0047

本実施例の洗浄器1は、上述のような構成の洗浄槽(ドア2付きの洗浄槽本体4)の他、いずれも図示しないが、典型的には、洗浄槽内に設けられて洗浄槽内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズルと、洗浄槽内の下部に連接された液貯留部と、この液貯留部への給水手段と、液貯留部からの排水手段と、液貯留部の液体を洗浄ノズルへ循環供給する循環手段と、液貯留部内の液体の有無または水位を検知する水位検出器と、前記各手段を制御する制御手段などを備える。

0048

そして、洗浄槽内に被洗浄物を収容した後、前述のようにして洗浄槽のドア2を気密に閉じてロックした後、所定のスタートボタンを押せばよい。これにより、制御手段の制御により、所定の運転が開始される。具体的な運転内容は、適宜に設定されるが、典型的には、水位検出器が設定水位を検出するまで給水手段により給水した後、循環手段を作動させて、液貯留部内の貯留水を洗浄ノズルへ循環供給して、洗浄ノズルから液体を噴射して、被洗浄物を洗浄する。この際、所望により、薬液供給手段により貯留水(循環水)に薬液投入したり、加熱手段により貯留水(循環水)を加熱したりしてもよい。そして、所定の終了条件を満たすと、循環を停止して、排水手段により排水する。このような処理を用いて、被洗浄物を洗浄後、同様にして濯ぎ(所望によりさらに除染)を図った後、所望により熱風により乾燥可能とされる。この乾燥を実施可能とする場合、洗浄器1には、洗浄槽内へ空気を送り込む送風機と、その空気を加熱するヒータとが設けられる。

0049

なお、上述のようなジェット洗浄に代えてまたはそれに加えて、洗浄槽の下部に超音波振動子を設けておき、被洗浄物を浸漬(水没)するまで洗浄槽内に水を貯留した状態で、超音波振動子を作動させて、被洗浄物を超音波洗浄可能としてもよい。この場合も、所望により、貯留水に薬液を投入したり、貯留水を加熱したりしてもよい。

0050

ところで、ドアロック検知用のリミットスイッチ(第一リミットスイッチ)13や、ハンドルロック検知用のリミットスイッチ(第二リミットスイッチ)29の他、ソレノイド18は、制御手段(この制御手段は前述した洗浄運転用のものと共通でも異なってもよい)に接続されている。そして、制御手段は、第一リミットスイッチ13によりドア2のロックの有無を監視したり、第二リミットスイッチ29によりハンドル3のロックの有無を監視したりする他、ソレノイド18に通電してロックを解除可能とする。

0051

また、制御手段は、第二リミットスイッチ29によるロック穴15cへのロックピン16の突入状態の検知を条件に、洗浄槽内の被洗浄物の洗浄運転を開始可能とする。つまり、洗浄槽内への給水(給水手段の作動)、または洗浄槽内における噴射(循環手段の作動)は、第二リミットスイッチ29によるロック穴15cへのロックピン16の突入状態の検知を条件とするのがよい。より好ましくは、第一リミットスイッチ13によるバー嵌合穴11cへの締付バー8の突入状態の検知と、第二リミットスイッチ29によるロック穴15cへのロックピン16の突入状態の検知との双方を条件に、洗浄運転の開始を許容するのがよい。

0052

さらに制御手段は、水位検出器により液貯留部内に液体を検知中、および/または、循環手段が作動中、ロックピン離脱手段を作動不能とする(つまりソレノイド18への通電を規制する)のがよい。これにより、液貯留部内に液体があるか、および/または、循環手段が作動中であるときには、ドア閉鎖締付状態が不意に解除されるのが防止される。なお、このような制御、つまり運転中の水有りと循環ポンプの作動中のときにはソレノイド18への通電を遮断する制御は、洗浄器1の運転用の主回路とは別の外部回路シーケンサを介さない回路)とするのが一層好ましい。また、循環手段が作動中か否かは、循環ポンプの発停を把握する以外に、たとえば循環管路に設けた圧力スイッチ(管内圧力で循環の有無を検知する圧力スイッチ)により検知することもできる。

0053

本発明の洗浄器1は、前記実施例の構成(制御を含む)に限らず、適宜変更可能である。特に、以下の構成を備えるのであれば、その他の構成は適宜に変更可能である。
(a)被洗浄物を収容して液体を用いて洗浄する洗浄槽本体4
(b)洗浄槽本体4の開口部4aを開閉する開き戸状のドア2であり、洗浄槽本体4の開口部4aの一端側にドア基端部が回動自在に保持されたドア2
(c)ドア先端部の外面に設けられて、ドア面と直交方向へ沿う軸3aまわりに設定範囲を回動可能で、ドア開放可能位置とドア閉鎖締付位置とを切り替えるハンドル3
(d)洗浄槽本体4の開口部4aの他端側に設けられ、ロック穴15cを有するロック穴保有材15
(e)ロック穴15cに進退可能にはめ込まれるロックピン16
(f)ロックピン16をロック穴15cに突入する方向に付勢する付勢部材17
(g)付勢部材17の付勢力に対抗して、ロック穴15cからロックピン16を後退させるロックピン離脱手段18
(h)ロック穴15cへのロックピン16の突入を防止するロック防止板26
(i)ドア2を閉じた状態でハンドル3をドア閉鎖締付位置まで回すことで、ロック防止板26を移動させて、ロック穴15cへのロックピン16の突入を許容し、ロック穴15cに突入されたロックピン16によりドア開放可能位置への戻りが防止されるロック防止板可動材28

0054

たとえば、前記実施例では、ドアロック機構(バー嵌合穴11cへの締付バー8のはめ込み)とハンドルロック機構(ロック穴15cへのロックピン16のはめ込み)とを設けたが、少なくともハンドルロック機構を備えればよく、場合により、ドアロック機構を省略してもよい。

0055

また、前記実施例では、ドア2は、洗浄槽本体4の開口部4aの下端部まわりに回動可能に設けたが、洗浄槽本体4の開口部4aの一側端部まわりに回動可能に設けてもよい。

0056

また、前記実施例において、ロック防止板26は、ロック穴15cへのロックピン16の突入を防止できれば足り、その具体的手法は適宜に変更可能である。そのため、場合により、ロック防止板26は、文字通りの板状に限らず、その他の形状の部材でもよい。その点では、ロック防止板26をロック防止材26ということもできる。

0057

また、前記実施例では、ドア2は、洗浄槽本体4の正面にのみ設けられたが、洗浄槽本体4の正面および背面の双方に設けられてもよい。その場合も、各ドア2について、ドア2およびハンドル3の各ロック機構とその検知手段が設けられるのがよい。そして、両方のドア2についてのドア2およびハンドル3の各ロックの検知を条件に、洗浄運転を開始するのがよい。また、水位検出器により液貯留部内に液体を検知中、および/または、循環手段が作動中、前後の各ドア2の双方について、各ロックピン離脱手段18を作動不能とするのがよい。

0058

さらに、前記実施例では、被洗浄物に液体を噴射して洗浄する洗浄器1に適用した例について説明したが、洗浄のための構成および工程は、従来公知の各種のものを適用することができる。

0059

1洗浄器
2ドア
3ハンドル
3a 軸
3b把持部
4洗浄槽本体
4a 開口部
8締付バー
11 バー受け材
11c バー嵌合穴
13リミットスイッチ(ドアロック検知手段)
15ロック穴保有材
15c ロック穴
16ロックピン
17 第二コイルバネ(付勢部材)
18ソレノイド(ロックピン離脱手段)
19揺動材
20支軸
21 第一コイルバネ
24 本体部
25プランジャ
26ロック防止板
28 ロック防止板可動材
29 リミットスイッチ(ハンドルロック検知手段)

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