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技術 通信装置、その制御方法及びプログラム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 丹治雅道
出願日 2015年8月21日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-164054
公開日 2017年2月23日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-041849
状態 特許登録済
技術分野 広域データ交換 通信制御 移動無線通信システム
主要キーワード 有線モード 操作メニュ 無線モード 値入力画面 通信モード情報 インフラモード 入力画 インフラストラクチャーモード
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

送信パフォーマンスが不必要に低下するのを防止することができる通信制御装置、方法及びプログラムを提供する。

解決手段

画像形成装置通信モードが有線モード又はインフラモードである場合、MTU(Maximum Transmission Unit)値入力画面600において入力されたMTU値が有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値として設定され、通信のモードがダイレクト無線モードである場合、MTU値入力画面において設定可能なMTU値のうち最大のMTU値がダイレクト無線モードのMTU値として設定される。

概要

背景

他の通信装置と間に複数の経路パス)を挟みながら実現される通信(例えば、有線LAN通信)だけではなく、他の通信装置と直接接続されて実現される通信(例えば、無線ダイレクト通信)を行う通信装置が知られている。このような通信装置は他の通信装置とTCP/IP通信を行うが、TCP/IP通信では1回の転送処理によって送信可能なデータ量の最大値MTU値(Maximum Transmission Unit)値として定められる。そこで、通信装置は、比較的大容量のデータを送信する際に当該データを複数の送信パケットに分割して割り当ることにより、1つの送信パケットのデータ量(サイズ)がMTU値を越えないようにデータの分割を制御する。

上述したように、通信装置は様々なモードの通信(有線LAN通信や無線ダイレクト通信等)によって他の通信装置と通信可能であるが、各モードの通信において送信可能なデータ量の最大値(以下、「最大送信データ量」という。)は同じではない。例えば、有線LAN通信では有線のLANを構成する各パスのうち送信可能なデータ量が最も小さいパスによって最大送信データ量が左右される。一方、無線ダイレクト通信ではパスが存在しないため、パスの送信可能なデータ量によって最大送信データ量が左右されることがない。

また、いずれのモードの通信でも、当該通信における最大送信データ量を越えるサイズの送信パケットを適切に送信することはできない。例えば、有線LAN通信では、最大送信データ量を越えるサイズの送信パケットは複数の送信パケットに分割されることがあり、結果としてデータの送信時間を長引かせることがある。また、最大送信データ量を越えるサイズの送信パケットは送信不可能な送信パケットとして破棄されることもある。そこで、各モードの通信の最大送信データ量を越えないデータ量をMTU値として設定し、MTU値を越えないサイズの送信パケットを設定することにより、各モードの通信において送信パケットを適切に送信することができる。

MTU値を適切に設定する方法としては、例えば、論理的な接続(VPN)において、分割されずに伝送可能な通信パケットデータ長を検出し、該データ長に基づくMTU値を設定する方法が本出願人によって提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、通信装置の操作部、例えば、ディスプレイパネルにMTU値設定メニューを表示し、ユーザが各モードの通信の最大送信データ量を考慮して適切なMTU値をMTU値設定メニューにおいて設定する方法も知られている。いずれの方法においても設定されたMTU値が全てのモードの通信に適用され、各モードの通信においてMTU値を越えないサイズの送信パケットが送信される。

概要

送信パフォーマンスが不必要に低下するのを防止することができる通信制御装置、方法及びプログラムを提供する。画像形成装置の通信モードが有線モード又はインフラモードである場合、MTU(Maximum Transmission Unit)値入力画面600において入力されたMTU値が有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値として設定され、通信のモードがダイレクト無線モードである場合、MTU値入力画面において設定可能なMTU値のうち最大のMTU値がダイレクト無線モードのMTU値として設定される。

目的

本発明の目的は、データの送信パフォーマンスが不必要に低下するのを防止することができる通信装置、その制御方法及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

他の通信装置通信を行う通信装置において、前記通信において送信可能なデータ量が入力されるデータ量入力部と、前記通信のモードが、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されて実現される第1の通信モードであるか、又は前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されずに実現される第2の通信モードであるかを判定するモード判定部と、前記通信において送信されるデータ量の許容値を設定するデータ量設定部とを備え、前記モード判定部が前記通信のモードは前記第2の通信モードであると判定した場合、前記データ量設定部は、前記データ量入力部に入力されたデータ量を前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定し、前記モード判定部が前記通信のモードは前記第1の通信モードであると判定した場合、前記データ量設定部は、前記第1の通信モードにおいて送信可能なデータ量の最大値を前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定することを特徴とする通信装置。

請求項2

前記データ量入力部は互いにデータ量が異なる複数の選択肢を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。

請求項3

他の通信装置と通信を行う通信装置において、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されて実現される第1の通信モードにおいて送信可能な第1のデータ量、及び前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されずに実現される第2の通信モードにおいて送信可能な第2のデータ量が入力されるデータ量入力部と、前記通信のモードが、前記第1の通信モードであるか、又は前記第2の通信モードであるかを判定するモード判定部と、前記通信において送信されるデータ量の許容値を設定するデータ量設定部とを備え、前記モード判定部が前記通信のモードは前記第1の通信モードであると判定した場合、前記データ量設定部は、前記第1のデータ量を前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定し、前記モード判定部が前記通信のモードは前記第2の通信モードであると判定した場合、前記データ量設定部は、前記第2のデータ量を前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定することを特徴とする通信装置。

請求項4

前記データ量入力部は、前記第1の通信モードにおいて送信可能なデータ量の選択肢として互いにデータ量が異なる複数の選択肢を有し、且つ前記第2の通信モードにおいて送信可能なデータ量の選択肢として互いにデータ量が異なる複数の他の選択肢を有することを特徴とする請求項3記載の通信装置。

請求項5

前記第1の通信モードは、Wi−Fiダイレクト機能を利用する通信のモードであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。

請求項6

前記第1の通信モードでは、前記通信装置がアクセスポイントとなり、前記他の通信装置がクライアントとなり、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接、無線で接続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。

請求項7

前記第2の通信モードでは、前記通信装置及び前記他の通信装置とは別のアクセスポイントが存在し、前記通信装置がクライアントとなり、前記通信装置は前記別のアクセスポイントと無線で接続されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。

請求項8

前記第2の通信モードでは、前記通信装置及び前記他の通信装置が有線ネットワークで接続されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。

請求項9

他の通信装置と通信を行う通信装置の制御方法であって、前記通信において送信可能なデータ量が入力されるデータ量入力ステップと、前記通信のモードが、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されて実現される第1の通信モードであるか、又は前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されずに実現される第2の通信モードであるかを判定するモード判定ステップと、前記通信において送信されるデータ量の許容値を設定するデータ量設定ステップとを有し、前記モード判定ステップにおいて前記通信のモードが前記第2の通信モードであると判定された場合、前記データ量設定ステップでは、前記データ量入力部に入力されたデータ量が前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定され、前記モード判定ステップにおいて前記通信のモードが前記第1の通信モードであると判定された場合、前記データ量設定ステップでは、前記第1の通信モードにおいて送信可能なデータ量の最大値が前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定されることを特徴とする通信装置の制御方法。

請求項10

他の通信装置と通信を行う通信装置の制御方法であって、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されて実現される第1の通信モードにおいて送信可能な第1のデータ量、及び前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されずに実現される第2の通信モードにおいて送信可能な第2のデータ量が入力されるデータ量入力ステップと、前記通信のモードが、前記第1の通信モードであるか、又は前記第2の通信モードであるかを判定するモード判定ステップと、前記通信において送信されるデータ量の許容値を設定するデータ量設定ステップとを有し、前記モード判定ステップにおいて前記通信のモードが前記第1の通信モードであると判定された場合、前記データ量設定ステップでは、前記第1のデータ量が前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定され、前記モード判定ステップにおいて前記通信のモードが前記第2の通信モードであると判定された場合、前記データ量設定ステップでは、前記第2のデータ量が前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定されることを特徴とする通信装置の制御方法。

請求項11

他の通信装置と通信を行う通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記制御方法は、前記通信において送信可能なデータ量が入力されるデータ量入力ステップと、前記通信のモードが、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されて実現される第1の通信モードであるか、又は前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されずに実現される第2の通信モードであるかを判定するモード判定ステップと、前記通信において送信されるデータ量の許容値を設定するデータ量設定ステップとを有し、前記モード判定ステップにおいて前記通信のモードが前記第2の通信モードであると判定された場合、前記データ量設定ステップでは、前記データ量入力部に入力されたデータ量が前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定され、前記モード判定ステップにおいて前記通信のモードが前記第1の通信モードであると判定された場合、前記データ量設定ステップでは、前記第1の通信モードにおいて送信可能なデータ量の最大値が前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定されることを特徴とするプログラム。

請求項12

他の通信装置と通信を行う通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記制御方法は、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されて実現される第1の通信モードにおいて送信可能な第1のデータ量、及び前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されずに実現される第2の通信モードにおいて送信可能な第2のデータ量が入力されるデータ量入力ステップと、前記通信のモードが、前記第1の通信モードであるか、又は前記第2の通信モードであるかを判定するモード判定ステップと、前記通信において送信されるデータ量の許容値を設定するデータ量設定ステップとを有し、前記モード判定ステップにおいて前記通信のモードが前記第1の通信モードであると判定された場合、前記データ量設定ステップでは、前記第1のデータ量が前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定され、前記モード判定ステップにおいて前記通信のモードが前記第2の通信モードであると判定された場合、前記データ量設定ステップでは、前記第2のデータ量が前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定されることを特徴とするプログラム。

技術分野

0001

本発明は、通信装置、その制御方法及びプログラムに関し、パケット送信を用いる通信装置、その制御方法及びプログラムに関する。

背景技術

0002

他の通信装置と間に複数の経路パス)を挟みながら実現される通信(例えば、有線LAN通信)だけではなく、他の通信装置と直接接続されて実現される通信(例えば、無線ダイレクト通信)を行う通信装置が知られている。このような通信装置は他の通信装置とTCP/IP通信を行うが、TCP/IP通信では1回の転送処理によって送信可能なデータ量の最大値MTU値(Maximum Transmission Unit)値として定められる。そこで、通信装置は、比較的大容量のデータを送信する際に当該データを複数の送信パケットに分割して割り当ることにより、1つの送信パケットのデータ量(サイズ)がMTU値を越えないようにデータの分割を制御する。

0003

上述したように、通信装置は様々なモードの通信(有線LAN通信や無線ダイレクト通信等)によって他の通信装置と通信可能であるが、各モードの通信において送信可能なデータ量の最大値(以下、「最大送信データ量」という。)は同じではない。例えば、有線LAN通信では有線のLANを構成する各パスのうち送信可能なデータ量が最も小さいパスによって最大送信データ量が左右される。一方、無線ダイレクト通信ではパスが存在しないため、パスの送信可能なデータ量によって最大送信データ量が左右されることがない。

0004

また、いずれのモードの通信でも、当該通信における最大送信データ量を越えるサイズの送信パケットを適切に送信することはできない。例えば、有線LAN通信では、最大送信データ量を越えるサイズの送信パケットは複数の送信パケットに分割されることがあり、結果としてデータの送信時間を長引かせることがある。また、最大送信データ量を越えるサイズの送信パケットは送信不可能な送信パケットとして破棄されることもある。そこで、各モードの通信の最大送信データ量を越えないデータ量をMTU値として設定し、MTU値を越えないサイズの送信パケットを設定することにより、各モードの通信において送信パケットを適切に送信することができる。

0005

MTU値を適切に設定する方法としては、例えば、論理的な接続(VPN)において、分割されずに伝送可能な通信パケットデータ長を検出し、該データ長に基づくMTU値を設定する方法が本出願人によって提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、通信装置の操作部、例えば、ディスプレイパネルにMTU値設定メニューを表示し、ユーザが各モードの通信の最大送信データ量を考慮して適切なMTU値をMTU値設定メニューにおいて設定する方法も知られている。いずれの方法においても設定されたMTU値が全てのモードの通信に適用され、各モードの通信においてMTU値を越えないサイズの送信パケットが送信される。

先行技術

0006

特開2009−171307号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、上述した方法で設定されたMTU値は各モードの通信の最大送信データ量を越えないデータ量であり、換言すると全てのモードの通信の最大送信データ量の最小値に該当する。したがって、最大送信データ量が比較的大きい通信、例えば、無線ダイレクト通信における最大送信データ量よりも大幅に小さいサイズの送信パケットが無線ダイレクト通信において送信される場合がある。その結果、データを送信パケットを用いて送信する際のデータの送信パフォーマンスが不必要に低下するという問題がある。

0008

本発明の目的は、データの送信パフォーマンスが不必要に低下するのを防止することができる通信装置、その制御方法及びプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、他の通信装置と通信を行う通信装置において、前記通信において送信可能なデータ量が入力されるデータ量入力部と、前記通信のモードが、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されて実現される第1の通信モードであるか、又は前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されずに実現される第2の通信モードであるかを判定するモード判定部と、前記通信において送信されるデータ量の許容値を設定するデータ量設定部とを備え、前記モード判定部が前記通信のモードは前記第2の通信モードであると判定した場合、前記データ量設定部は、前記データ量入力部に入力されたデータ量を前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定し、前記モード判定部が前記通信のモードは前記第1の通信モードであると判定した場合、前記データ量設定部は、前記第1の通信モードにおいて送信可能なデータ量の最大値を前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定することを特徴とする。

0010

上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、他の通信装置と通信を行う通信装置において、前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されて実現される第1の通信モードにおいて送信可能な第1のデータ量、及び前記通信装置及び前記他の通信装置が直接接続されずに実現される第2の通信モードにおいて送信可能な第2のデータ量が入力されるデータ量入力部と、前記通信のモードが、前記第1の通信モードであるか、又は前記第2の通信モードであるかを判定するモード判定部と、前記通信において送信されるデータ量の許容値を設定するデータ量設定部とを備え、前記モード判定部が前記通信のモードは前記第1の通信モードであると判定した場合、前記データ量設定部は、前記第1のデータ量を前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定し、前記モード判定部が前記通信のモードは前記第2の通信モードであると判定した場合、前記データ量設定部は、前記第2のデータ量を前記通信において送信されるデータ量の許容値として設定することを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明によれば、データの送信パフォーマンスが不必要に低下するのを防止することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の第1の実施の形態に係る通信装置としての画像形成装置を含む通信環境を説明するための図である。
図1における画像形成装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。
図1における画像形成装置のソフトウェア構成を概略的に示す図である。
有線/無線LAN選択画面の一例を示す図である。
無線LAN設定画面の一例を示す図である。
本発明の第1の実施の形態におけるMTU値入力画面の一例を示す図である。
本発明の第1の実施の形態に係る通信装置の制御方法としてのMTU値設定処理を示すフローチャートである。
本発明の第2の実施の形態におけるMTU値入力画面の一例を示す図である。
本発明の第2の実施の形態に係る通信装置の制御方法としてのMTU値設定処理を示すフローチャートである。

実施例

0013

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定することを意図せず、また、本発明の実施の形態に記載されている特徴の全てが、本発明の課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。また、本実施の形態では通信装置としての画像形成装置、例えば、MFPに本発明を適用した場合について説明するが、本発明は通信機能を有するプリンタに適用してもよい。すなわち、通信機能を有する装置であれば本発明を適用することができる。

0014

まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。

0015

図1は、本実施の形態に係る通信装置としての画像形成装置を含む通信環境を説明するための図である。

0016

図1において、通信環境は、画像形成装置100(通信装置)、アクセスポイント110(別のアクセスポイント)、LAN120、PC130,140(他の通信装置)及び携帯端末150(他の通信装置)によって構成される。画像形成装置100はクライアントとしてアクセスポイント110を介してLAN120へ無線で間接的に接続される。LAN120にはアクセスポイント110だけでなくPC130やPC140が有線で接続される。画像形成装置100と、PC130やPC140とは、アクセスポイント110やLAN120を介して互いに通信を行うことができる。例えば、PC130やPC140から画像形成装置100へ印刷データを送信することができる。或いは、画像形成装置100からPC130やPC140へスキャンデータを送信することもできる。なお、画像形成装置100はアクセスポイント110を介さずに直接LAN120に接続してもよい。このとき、画像形成装置100はLAN120に有線で接続される。また、本実施の形態では、LAN120と、アクセスポイント110、PC130やPC140とは一部、若しくは全てが無線で接続されてもよい。

0017

また、画像形成装置100はアクセスポイントを介することなく、無線で携帯端末150へ直接接続される。画像形成装置100及び携帯端末150の間の直接的な無線通信は、例えばWi−Fiダイレクト(登録商標)機能を利用する無線LAN通信である。

0018

図2は、図1における画像形成装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。

0019

図2において、画像形成装置100は、ブロックとして、制御部201、プリンタ207(プリンタエンジン)、スキャナ209(スキャナエンジン)及び操作パネル211を備える。制御部201は画像形成装置100の全体の動作を制御する。また、制御部201は、ブロックとして、CPU202、RAM203、ROM204、プリンタI/F206、スキャナI/F208、操作パネルI/F210、無線LANI/F212、有線LANI/F213及びHDD214を有する。これらのブロックは互いにシステムバス205で接続される。CPU202は、ROM204に記憶された制御プログラム読み出して実行することによって通信制御等の各種制御を行う。RAM203は、CPU202の主メモリワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD214は、データや各種プログラム、又は各種情報テーブルを記憶する。プリンタI/F206は、プリンタ207に記録画像信号を出力するインターフェースとして機能する。スキャナI/F208は、スキャナ209からの読取画像信号が入力されるインターフェースとして機能する。操作パネルI/F210は、操作パネル211及び制御部201を接続する。操作パネル211はタッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボード等を有し、ユーザの操作、入力を受け付ける。無線LANI/F212は無線LAN通信によってアクセスポイント110や携帯端末150と接続し、PC130、PC140や携帯端末150等の外部装置に情報を送信し、若しくは外部装置から各種情報を受信する。有線LANI/F213は有線LAN(イーサネット(登録商標))通信によってPC130やPC140等の外部装置に情報を送信し、若しくは外部装置から各種情報を受信する。画像形成装置100では、CPU202が、スキャナI/F208より入力された読取画像信号を処理し、記録画像信号としてプリンタI/F206へ出力する。また、CPU202が、無線LANI/F212や有線LANI/F213を介して外部装置に記録画像信号を送信する。

0020

図3は、図1における画像形成装置のソフトウェア構成を概略的に示す図である。図3における各機能部は、図2におけるCPU202がROM204に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。

0021

図3において、画像形成装置100は、ブロックとして、操作制御部300、記憶部301、モード切替部302、通信制御部303、無線モード制御部304、無線通信部307、有線モード制御部308及び有線通信部309を有する。操作制御部300は操作パネル211を制御し、操作パネル211の液晶表示部に操作メニューを表示してユーザの指示を受け付け、受け付けた指示の内容を他の機能部に通知し、指示に応じて生じた結果を操作パネル211に表示する。記憶部301は、他の機能部からの指示により、指示に対応するデータをROM204やHDD214に記憶し、又はROM204やHDD214に記憶されているデータを読み出す。

0022

ところで、本実施の形態では、通信モードとして、有線LAN通信を行うモード(以下、「有線モード」という。)(第2の通信モード)と、無線LANで通信を行うモード(以下、「無線モード」という。)が用いられる。さらに、無線モードとして、ダイレクト無線モード(第1の通信モード)とインフラモード(第2の通信モード)が用いられる。有線モードでは、画像形成装置100がPC130やPC140と直接接続されることがなく、画像形成装置100とPC130やPC140との間には複数のパスとしての各配線が存在する。ダイレクト無線モードは、画像形成装置100が携帯端末150と直接接続され、携帯端末150と、例えば、Wi−Fiダイレクト機能を利用して無線ダイレクト通信を行うモードである。また、ダイレクト無線モードは、画像形成装置100が簡易的なアクセスポイントとして動作し、携帯端末150がクライアントとして画像形成装置100に無線で直接接続することによって無線ダイレクト通信を行うモードであってもよい。インフラモードはインフラストラクチャーモードであり、画像形成装置100がアクセスポイント110へクライアントとして無線接続し、アクセスポイント110及びLAN120を介してPC130やPC140と通信を行うモードである。すなわち、インフラモードでは、画像形成装置100がPC130やPC140と直接接続されることがなく、画像形成装置100とPC130やPC140との間には複数のパスが存在する。画像形成装置100のモード切替部302は画像形成装置100の通信のモードの切り替え処理を行う。通信制御部303は、画像形成装置100とPC130、PC140や携帯端末150等の外部装置との通信を制御する。具体的には、アプリケーション部310からの送信されたデータを無線通信部307や有線通信部309に伝送して無線LANや有線LANを構成するネットワーク送出させる。また、無線通信部307や有線通信部309を介してネットワークから受信したデータをアプリケーション部310に伝送する。

0023

無線モード制御部304は、ダイレクト無線モード制御部305及びインフラモード制御部306を有し、無線モードにおける通信の制御を行う。ダイレクト無線モード制御部305(データ量設定部)はダイレクト無線モードの通信の制御を行い、後述するダイレクト無線モードのMTU値を保持する。モード切替部302が画像形成装置100の通信のモードをダイレクト無線モードへ切り替える際、モード切替部302はダイレクト無線モードのMTU値をダイレクト無線モード制御部305へパラメータとして伝送する。ダイレクト無線モード制御部305は伝送されたダイレクト無線モードのMTU値を保持する。また、通信制御部303は、ダイレクト無線モードにおいてアプリケーション部310から送信されたデータを無線通信部307に伝送する際、ダイレクト無線モード制御部305からダイレクト無線モードのMTU値を取得する。このとき、伝送されたデータのサイズがダイレクト無線モードのMTU値を超えるサイズであれば、伝送されたデータを分割して分割された各データのサイズをダイレクト無線モードのMTU値以下まで低減し、分割された各データを無線通信部307に伝送する。インフラモード制御部306(データ量設定部)は、インフラモードにおける通信の制御を行い、インフラモードのMTU値を保持する。モード切替部302が画像形成装置100の通信のモードをインフラモードへ切り替える際、モード切替部302はインフラモードのMTU値をインフラモード制御部306へパラメータとして伝送する。インフラモード制御部306は伝送されたインフラモードのMTU値を保持する。また、通信制御部303は、インフラモードにおいてアプリケーション部310から送信されたデータを無線通信部307に伝送する際、インフラモード制御部306からインフラモードのMTU値を取得する。このとき、伝送されたデータのサイズがインフラモードのMTU値を超えるサイズであれば、伝送されたデータを分割して分割された各データのサイズをインフラモードのMTU値以下まで低減し、分割された各データを無線通信部307に伝送する。

0024

無線通信部307は無線LANI/F212を制御する。モード切替部302が通信のモードをダイレクト無線モードへ切り替えたとき、アプリケーション部310は無線通信部307によってPC130、PC140や携帯端末150等の外部装置とデータの送受信を行う。

0025

有線モード制御部308(データ量設定部)は、有線モードにおける通信の制御を行い、有線モードのMTU値を保持する。モード切替部302が画像形成装置100の通信のモードを有線モードへ切り替える際、モード切替部302は有線モードのMTU値を有線モード制御部308へパラメータとして伝送する。有線モード制御部308は伝送された有線モードのMTU値を保持する。また、通信制御部303は、有線モードにおいてアプリケーション部310から送信されたデータを有線通信部309に伝送する際、有線モード制御部308から有線モードのMTU値を取得する。このとき、伝送されたデータのサイズが有線モードのMTU値を超えるサイズであれば、伝送されたデータを分割して分割された各データのサイズを有線モードのMTU値以下まで低減し、分割された各データを有線通信部309に伝送する。

0026

有線通信部309は有線LANI/F213を制御する。モード切替部302が通信のモードを有線モードへ切り替えたとき、アプリケーション部310は有線通信部309によってPC130やPC140等の外部装置とデータの送受信を行う。アプリケーション部310はプリントサービス311やスキャンサービス312等の各種サービスのアプリケーションから構成される。プリントサービス311は、無線通信部307又は有線通信部309がネットワークからから受信した印刷データを、通信制御部303を介して受信し、該印刷データをプリンタI/F206を介してプリンタ207に出力する。スキャンサービス312は、スキャナI/F208を介してスキャナ209から受け取ったスキャンデータを、通信制御部303を介して無線通信部307又は有線通信部309からネットワークへ送信する。

0027

図4は、有線/無線LAN選択画面の一例を示す図である。

0028

図4の有線/無線LAN選択画面400は操作パネル211の液晶表示部に表示される複数の設定メニューのうちの1つであり、画像形成装置100の通信のモードを有線モード又は無線モードに設定する際に用いられる。有線/無線LAN選択画面400は、「有線LAN」401及び「無線LAN」402の2つの選択肢と、OKキー403と、キャンセルキー404とを有する。「有線LAN」401は有線モードに対応する選択肢であり、「無線LAN」402は無線モードに対応する選択肢である。「有線LAN」401及び「無線LAN」402のいずれかがカーソル等で選択された状態でOKキー403が押下されると、選択された選択肢に対応する通信モードが操作制御部300によって通信モード情報として記憶部301に保持される。「有線LAN」401が選択された状態でOKキー403が押下されると、通信モード情報として有線モードが保持され、以降、画像形成装置100の通信のモードは有線モードへ切り替わる。一方、「無線LAN」402が選択された状態でOKキー403が押下されると、操作パネル211には後述の無線LAN設定画面500が表示される。キャンセルキー404が押下された場合は、カーソルによる選択にかかわらず、通信モード情報は記憶部301に保持されずに有線/無線LAN選択画面400が直ちに終了する。

0029

図5は、無線LAN設定画面の一例を示す図である。

0030

図5の無線LAN設定画面500も操作パネル211の液晶表示部に表示される複数の設定メニューのうちの1つであり、画像形成装置100の通信のモードをダイレクト無線モード又はインフラモードに設定する際に用いられる。無線LAN設定画面500は、「Wi-Fi Direct 接続」501及び「アクセスポイント接続」502の2つの選択肢と、OKキー503と、キャンセルキー504とを有する。「Wi-Fi Direct 接続」501はダイレクト無線モードに対応する選択肢であり、「アクセスポイント接続」502はインフラモードに対応する選択肢である。「Wi-Fi Direct 接続」501及び「アクセスポイント接続」502のいずれかがカーソル等で選択された状態でOKキー503が押下されると、選択された選択肢に対応する通信モードが通信モード情報として記憶部301に保持される。「Wi-Fi Direct 接続」501が選択された状態でOKキー503が押下されると、通信モード情報としてダイレクト無線モードが保持され、以降、画像形成装置100の通信のモードはダイレクト無線モードへ切り替わる。一方、「アクセスポイント接続」502が選択された状態でOKキー503が押下されると、通信モード情報としてインフラモードが保持され、以降、画像形成装置100の通信のモードはインフラモードへ切り替わる。キャンセルキー504が押下された場合は、カーソルによる選択にかかわらず、通信モード情報は記憶部301に保持されずに無線LAN設定画面500が直ちに終了する。

0031

図6は、本発明の第1の実施の形態におけるMTU値入力画面の一例を示す図である。

0032

図6のMTU値入力画面600(データ量入力部)は操作パネル211の液晶表示部に表示される複数の設定メニューのうちの1つであり、ユーザがMTU値(通信において送信可能なデータ量)を入力する際に用いられる。MTU値入力画面600は、いずれもMTU値を示す「1300」601、「1400」602及び「1500」603の3つの選択肢と、OKキー604と、キャンセルキー605とを有する。3つの選択肢のいずれかがカーソル等で選択された状態でOKキー604が押下されると、選択された選択肢に対応するMTU値(データ量入力部に入力されたデータ量)がMTU値として記憶部301に保持される。例えば、「1500」603が選択された場合、MTU値として1500バイトが保持される。MTU値の設定に際し、通常はイーサネット(登録商標)(有線LANや無線LAN)で送信可能なデータ量の最大値である1500バイトに対応する「1500」603を選択するのが好ましい。しかしながら、有線モードやインフラモードでは画像形成装置100及びPC130の間に存在する複数のパスのうち、フィルタの存在等に起因して送信可能なデータ量が1500バイトよりも小さいパスが存在する場合がある。この場合、MTU値が1500バイトに設定されると、サイズがMTU値である送信パケット(すなわち、1500バイトの送信パケット)を画像形成装置100及びPC130の間で送信することができないという問題が生じる。このような問題が生じたとき、ユーザはより小さいデータ量の選択肢である「1300」601や「1400」602を選択し、1500バイトよりも小さいMTU値を設定する。これにより、送信パケットのサイズを1500バイトよりも小さくすることができる。その結果、送信可能なデータ量が1500バイトよりも小さいパスが画像形成装置100及びPC130の間に存在しても、画像形成装置100及びPC130の間で送信パケットを送信することができる。また、キャンセルキー605が押下された場合は、カーソルによる選択にかかわらず、MTU値は記憶部301に保持されずにMTU値入力画面600が直ちに終了する。

0033

なお、MTU値入力画面600は、一例として、「1300」601、「1400」602及び「1500」603の3つの選択肢を有するが、MTU値入力画面600が有するMTU値を設定するための選択肢はこれらに限られない。例えば、MTU値入力画面600は、さらに別の選択肢を有していてもよい。また、MTU値入力画面600は、複数の選択肢の代わりに、ユーザが所望するMTU値をテキスト形式等で直接入力可能な欄を有していてもよい。

0034

ところで、上述したように、MTU値入力画面600においてイーサネット(登録商標)で送信可能なデータ量の最大値である1500バイトよりも小さなデータ量がMTU値として設定された場合、以下の問題が生じる。具体的には、ダイレクト無線モードでは画像形成装置100が携帯端末150と直接接続されるため、画像形成装置100と携帯端末150との間には複数のパスが存在しない。したがって、ダイレクト無線モードでは送信可能なデータ量が1500バイトよりも小さいパスが存在しない。このとき、MTU値入力画面600において1500バイトよりも小さなデータ量がMTU値として設定されると、ダイレクト無線モードにおいて送信可能なデータ量よりも小さいサイズの送信パケットが送信される。その結果、ダイレクト無線モードではデータの送信パフォーマンスが不必要に低下する。 本実施の形態では、これに対応して、ダイレクト無線モードのMTU値を、有線モードやインフラモードのMTU値と異なる値に設定する。

0035

図7は、本実施の形態に係る通信装置の制御方法としてのMTU値設定処理を示すフローチャートである。図7の処理は、有線/無線LAN選択画面400や無線LAN設定画面500における画像形成装置100の通信のモードの設定に基づいてモード切替部302が通信のモードを切り替える際に実行される。若しくは、図7の処理は、画像形成装置100が起動した際に実行される一連初期化処理の中の一つとして実行される。なお、画像形成装置100のRAM203、ROM204、HDD214のいずれかに記憶されている制御プログラムをCPU202が実行することにより、図7における各ステップが実現される。

0036

図7において、まず、モード切替部302(モード判定部)は、記憶部301に保持される通信モード情報を取得し(ステップS701)、画像形成装置100の通信のモードがダイレクト無線モードであるかどうかを判定する(ステップS702)。

0037

ステップS702の判別の結果、通信のモードがダイレクト無線モードでは無い場合、すなわち、有線モード又はインフラモードである場合、モード切替部302は記憶部301からMTU値を取得する(ステップS703)。次いで、モード切替部302は、取得したMTU値を、有線モードのMTU値として有線モード制御部308に、又は、インフラモードのMTU値としてインフラモード制御部306に伝送する(ステップS704)。その後、モード切替部302は、画像形成装置100の通信のモードとして有線モード又はインフラモードを起動する(ステップS706)。具体的には、モード切替部302が無線通信部307又は有線通信部309を起動し、無線LANI/F212又は有線LANI/F213への電力供給を開始し、さらに、通信制御部303を起動する。これにより、通信のモードが有線モードである場合、有線通信部309が有線モードで外部装置と通信可能となる。また、通信のモードがインフラモードである場合、無線通信部307がインフラモードで外部装置と通信可能となる。このとき、有線モードやインフラモードにおいて送信されるパケットのサイズ(通信において送信されるデータ量の許容値)はステップS703で取得されたMTU値に設定される。すなわち、送信されるパケットのサイズはユーザがMTU値入力画面600に入力したMTU値に設定される。その後、本処理を終了する。

0038

ステップS702の判別の結果、通信のモードがダイレクト無線モードである場合、モード切替部302は記憶部301からMTU値を取得しない。その代わりに、モード切替部302は、設定可能なMTU値のうち最大のMTU値(第1の通信モードにおいて送信可能なデータ量の最大値)をダイレクト無線モードのMTU値としてダイレクト無線モード制御部305に伝送する(ステップS705)。本実施の形態では、MTU値入力画面600が選択可能な3つの選択肢として「1300」601、「1400」602、「1500」603を有することから、「1500」603に対応する1500バイトがダイレクト無線モードのMTU値として伝送される。その後、モード切替部302は、画像形成装置100の通信のモードとしてダイレクト無線モードを起動する(ステップS706)。具体的には、モード切替部302が無線通信部307を起動し、無線LANI/F212への電力供給を開始し、さらに、通信制御部303を起動する。これにより、無線通信部307がダイレクト無線モードで外部装置と通信可能となる。このとき、ダイレクト無線モードにおいて送信されるパケットのサイズ(通信において送信されるデータ量の許容値)はステップS705で伝送されたMTU値、すなわち、設定可能なMTU値のうち最大のMTU値である1500バイトに設定される。その後、本処理を終了する。

0039

図7の処理によれば、画像形成装置100の通信のモードが有線モード又はインフラモードである場合、MTU値入力画面600において入力されたMTU値が有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値として設定される。また、通信のモードがダイレクト無線モードである場合、MTU値入力画面600において設定可能なMTU値のうち最大のMTU値がダイレクト無線モードのMTU値として設定される。すなわち、画像形成装置100の通信のモードに応じて各モードのMTU値が変化する。したがって、例えば、MTU値入力画面600において「1300」601が選択されてMTU値が1300バイトに設定されても、ダイレクト無線モードではMTU値として1300バイトが設定されることがない。これにより、1500バイトよりも小さいサイズの送信パケットがダイレクト無線モードにおいて送信されるのを防止することができる。その結果、データの送信パフォーマンスが不必要に低下するのを防止することができる。一方、例えば、MTU値入力画面600において「1300」601が選択されてMTU値が1300バイトに設定されると、有線モードやインフラモードではMTU値として1300バイトが設定される。これにより、送信可能なデータ量が1500バイトよりも小さいパスが画像形成装置100及びPC130の間に存在しても、送信パケットのサイズを1500バイトよりも小さくすることができるので、送信パケットを円滑に送信することができる。

0040

また、MTU値入力画面600は、いずれもMTU値を示す「1300」601、「1400」602及び「1500」603の3つの選択肢を有するので、MTU値の入力の際のユーザの利便性を向上することができる。

0041

なお、本実施の形態では、有線モード、ダイレクト無線モード及びインフラモードはいずれかの1つのみが排他的に起動することを前提としたが、有線モード、ダイレクト無線モード及びインフラモードの少なくとも2つが同時に起動してもよい。この場合、有線/無線LAN選択画面400や無線LAN設定画面500において複数の通信モードに関する選択肢を同時に選択できるように、これらの画面を構成してもよい。具体的には、各選択肢に関して対応する通信モードの起動の可否を個別に設定可能に有線/無線LAN選択画面400や無線LAN設定画面500を構成してもよい。また、予め設定された所定のMTU値、例えば、画像形成装置100及び携帯端末150の間の通信で送信可能なデータ量の最大値がダイレクト無線モードのMTU値として設定されてもよい。

0042

次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。

0043

本発明の第2の実施の形態は、有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値だけでなくダイレクト無線モードのMTU値もユーザが任意に設定できる点が第1の実施の形態と異なるのみである。したがって、第1の実施の形態と重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。

0044

図8は、第2の実施の形態におけるMTU値入力画面の一例を示す図である。

0045

図8のMTU値入力画面800(データ量入力部)は操作パネル211の液晶表示部に表示される複数の設定メニューのうちの1つであり、MTU値((送信可能なデータ量)を入力する際に用いられる。MTU値入力画面800は、有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値を入力するための「1300」801、「1400」802及び「1500」803の3つの選択肢を有する。また、MTU値入力画面800は、ダイレクト無線モードのMTU値を入力するための「1300」804、「1400」805及び「1500」806の3つの選択肢(他の選択肢)を有し、さらに、OKキー807及びキャンセルキー808を有する。

0046

MTU値入力画面800では、3つの選択肢801〜803のいずれかがカーソル等で選択された状態でOKキー807が押下されると、選択された選択肢に対応するMTU値が有線モードのMTU値(第2のデータ量)として記憶部301に保持される。また、同様に、選択された選択肢に対応するMTU値がインフラモードのMTU値(第2のデータ量)として記憶部301に保持される。また、3つの選択肢804〜806のいずれかがカーソル等で選択された状態でOKキー807が押下されると、選択された選択肢に対応するMTU値がダイレクト無線モードのMTU値(第1のデータ量)として記憶部301に保持される。すなわち、ユーザはMTU値入力画面800を用いることにより、有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値と異なる任意のMTU値をダイレクト無線モードのMTU値として入力することができる。また、キャンセルキー808が押下された場合は、カーソルによる選択にかかわらず、MTU値は記憶部301に保持されずにMTU値入力画面800が直ちに終了する。

0047

なお、MTU値入力画面800は、有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値を入力するための選択肢として「1300」801、「1400」802及び「1500」803の3つの選択肢を有するが、選択肢はこれらに限られない。また、MTU値入力画面800は、ダイレクト無線モードのMTU値を入力するための選択肢として「1300」804、「1400」805及び「1500」806の3つの選択肢を有するが、選択肢はこれらに限られない。例えば、MTU値入力画面800は、有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値を入力するための選択肢、又はダイレクト無線モードのMTU値を入力するための選択肢としてさらに別の選択肢を有していてもよい。また、MTU値入力画面800は、複数の選択肢の代わりに、ユーザが所望する有線モード等のMTU値をテキスト形式等で直接入力可能な欄を有していてもよい。さらに、有線モードのMTU値やインフラモードのMTU値を入力するための選択肢を有するMTU値入力画面とは別に、ダイレクト無線モードのMTU値を入力するための選択肢を有する他のMTU値入力画面を設けてもよい。

0048

図9は、本実施の形態に係る通信装置の制御方法としてのMTU値設定処理を示すフローチャートである。図9の処理は、有線/無線LAN選択画面400や無線LAN設定画面500における画像形成装置100の通信のモードの設定に基づいてモード切替部302が通信のモードを切り替える際に実行される。若しくは、図9の処理は、画像形成装置100が起動した際に実行される一連の初期化処理の中の一つとして実行される。なお、画像形成装置100のRAM203、ROM204、HDD214のいずれかに記憶されている制御プログラムをCPU202が実行することにより、図9における各ステップが実現される。

0049

図9において、まず、モード切替部302は、記憶部301に保持される通信モード情報を取得し(ステップS901)、画像形成装置100の通信のモードがダイレクト無線モードであるかどうかを判定する(ステップS902)。

0050

ステップS902の判別の結果、通信のモードがダイレクト無線モードでは無く有線モード又はインフラモードである場合、モード切替部302は記憶部301から有線モードのMTU値又はインフラモードのMTU値を取得する(ステップS903)。次いで、モード切替部302は、取得した有線モードのMTU値を有線モード制御部308に伝送し、又は、取得したインフラモードのMTU値をインフラモード制御部306に伝送する(ステップS905)。その後、モード切替部302は、図7のステップS706と同様の手法で、画像形成装置100の通信のモードとして有線モード又はインフラモードを起動する(ステップS906)。このとき、有線モードやインフラモードにおいて送信されるパケットのサイズ(通信において送信されるデータ量の許容値)はステップS903で取得されたMTU値に設定される。すなわち、送信されるパケットのサイズはユーザがMTU値入力画面800に入力したMTU値に設定される。その後、本処理を終了する。

0051

ステップS902の判別の結果、通信のモードがダイレクト無線モードである無い場合、モード切替部302は記憶部301からダイレクト無線モードのMTU値を取得する(ステップS904)。次いで、モード切替部302は、取得したダイレクト無線モードのMTU値をダイレクト無線モード制御部305に伝送する(ステップS905)。その後、モード切替部302は、図7のステップS706と同様の手法で、画像形成装置100の通信のモードとして有線モード又はインフラモードを起動する(ステップS906)。このとき、ダイレクト無線モードにおいて送信されるパケットのサイズ(通信において送信されるデータ量の許容値)はステップS904で取得されたMTU値に設定される。すなわち、パケットのサイズはユーザによってMTU値入力画面800を介して入力されたダイレクト無線モードのMTU値に設定される。その後、本処理を終了する。

0052

図9の処理によれば、画像形成装置100の通信のモードがダイレクト無線モードである場合、MTU値入力画面800において入力されたダイレクト無線モードのMTU値が、ダイレクト無線モードのMTU値として設定される。また、通信のモードが有線モード又はインフラモードである場合、MTU値入力画面800において入力された有線モードのMTU値又はインフラモードのMTU値が、有線モードのMTU値又はインフラモードのMTU値として設定される。したがって、例えば、MTU値入力画面800において「1300」801が選択されて有線モードのMTU値又はインフラモードのMTU値が1300バイトに設定されても、ダイレクト無線モードではMTU値として1300バイトが設定されることがない。これにより、ダイレクト無線モードにおいてデータの送信パフォーマンスが不必要に低下するのを防止することができる。また、MTU値入力画面800を用いて、有線モードやインフラモードのMTU値だけでなくダイレクト無線モードのMTU値としてユーザが任意のMTU値を入力できるので、各モードのMTU値の設定に関するユーザの自由度を向上することができる。

0053

また、MTU値入力画面600は、有線モードやインフラモードのMTU値を入力するため3つの選択肢を有し、さらに、ダイレクト無線モードのMTU値を入力するための3つの選択肢をする。これにより、各モードのMTU値の入力の際のユーザの利便性を向上することができる。

0054

以上、本発明について各実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではない。

0055

本発明は、上述の各実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

0056

100画像形成装置
110アクセスポイント
120 LAN
130,140 PC
150携帯端末
202 CPU
302モード切替部
305 ダイレクト無線モード制御部
306インフラモード制御部
308有線モード制御部
600,800MTU値入力画面

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