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技術 表示装置、表示方法及び表示システム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 八木明日華
出願日 2015年8月19日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2015-161650
公開日 2017年2月23日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2017-040734
状態 特許登録済
技術分野 双方向TV,動画像配信等 表示装置の制御、回路 電気信号の光信号への変換 投影装置
主要キーワード 据置設置 スイッチアイコン 入力切替処理 裏返し状態 マルチ投影 上下反転処理 構成状態 重畳画像データ
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図面 (16)

課題

設置状態によらず良好な操作性を維持する。

解決手段

プロジェクタ1は、プロジェクタ1の設置状態を示す設置情報を取得する設置情報取得部111と、スクリーン2に投影画像投影する、プロジェクタ1を含む複数のプロジェクタの構成を示す構成情報を取得する構成情報取得部112と、設置情報取得部111が取得した設置情報が示す設置状態、及び構成情報取得部112が取得した構成情報が示す構成に対応するメニュー画像40を生成するCPU11と、生成されたメニュー画像40を含む投影画像30を出力する画像出力部25と、を有することを特徴とする。

概要

背景

従来、スクリーンに画像を投影して表示するプロジェクタ投影方法として、スクリーンに対して正面から投影するフロント投影、及び背面から投影するリア投影が知られている。リア投影は透過型スクリーンを用いて実現され、視聴者からプロジェクタが見えないという利点、及び視聴者の影がスクリーンに映らないといった利点があるため、様々な場面で使用されている。リア投影の際にフロント投影と同じ画像を投影すると、視聴者には左右が反転した画像が見えてしまう。特許文献1には、リア投影時に、元画像の左右を反転させた表示画像をプロジェクタが投影することにより、視聴者が、元画像と同じ向きに表示された投影画像を見ることができるようにする技術が記載されている。

概要

設置状態によらず良好な操作性を維持する。プロジェクタ1は、プロジェクタ1の設置状態を示す設置情報を取得する設置情報取得部111と、スクリーン2に投影画像を投影する、プロジェクタ1を含む複数のプロジェクタの構成を示す構成情報を取得する構成情報取得部112と、設置情報取得部111が取得した設置情報が示す設置状態、及び構成情報取得部112が取得した構成情報が示す構成に対応するメニュー画像40を生成するCPU11と、生成されたメニュー画像40を含む投影画像30を出力する画像出力部25と、を有することを特徴とする。

目的

本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、設置状態によらず良好な操作性を維持できる表示装置表示方法及び表示システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

スクリーン投影画像投影する表示装置であって、前記表示装置の設置状態を示す設置情報を取得する設置情報取得手段と、前記スクリーンに前記投影画像を投影する、前記表示装置を含む複数の表示装置の構成を示す構成情報を取得する構成情報取得手段と、設置情報取得手段が取得した前記設置情報が示す前記設置状態、及び前記構成情報取得手段が取得した前記構成情報が示す前記構成に対応する操作用画像を生成する画像作成手段と、前記操作用画像を含む前記投影画像を出力する画像出力手段と、を有することを特徴とする表示装置。

請求項2

前記画像作成手段は、前記複数の表示装置が投影する前記投影画像の配置順を特定するための情報を含む前記操作用画像を生成することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項3

前記画像作成手段は、前記設置情報が、前記スクリーンの背面から前記投影画像が投影されるリア設置状態を示している場合に、前記設置情報が、前記スクリーンの正面から前記投影画像が投影されるフロント設置状態を示している場合に生成するフロント操作用画像に対応する第1の配置順と異なる第2の配置順に対応するリア操作用画像を生成することを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。

請求項4

前記スクリーンに投影する対象となる表示画像を取得する表示画像取得手段をさらに有し、前記画像作成手段は、前記表示画像に前記操作用画像を重畳することにより重畳画像を生成し、前記重畳画像の向きを前記設置情報に基づく向きに反転することにより前記投影画像を生成することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項5

前記スクリーンに投影する対象となる表示画像を取得する表示画像取得手段をさらに有し、前記画像作成手段は、前記表示画像の向きを、前記設置情報取得手段が取得した前記設置情報に基づく向きに反転することにより反転画像を生成するとともに、前記反転画像に前記操作用画像を重畳することにより前記投影画像を生成することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項6

他の前記表示装置との間で互いにデータを送受信するための通信手段と、前記操作用画像に基づく操作を受け付け操作受付手段をさらに有し、前記通信手段は、マスター装置に設定された場合に、前記操作受付手段が受け付けた操作の対象となるスレーブ装置に設定された他の表示装置に対して、操作の内容を示す操作情報を送信することを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項7

前記通信手段は、前記マスター装置に設定された場合に、前記スレーブ装置に設定された他の表示装置から前記構成情報を受信することを特徴とする、請求項6に記載の表示装置。

請求項8

前記設置情報取得手段は、前記表示装置が、前記スクリーンの背面から前記投影画像が投影されるリア設置状態、前記スクリーンの正面から前記投影画像が投影されるフロント設置状態、前記表示装置が上下方向の第1の向きで設置される据置設置状態、及び前記表示装置が前記第1の向きと反対の第2の向きで設置される天吊り設置状態のいずれの状態であるかを示す前記設置情報を取得することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項9

前記構成情報取得手段は、前記複数の表示装置が、横方向に配置されている横置き構成であるか、縦方向に配置されている縦置き構成であるかを示す前記構成情報を取得することを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項10

表示装置を用いてスクリーンに投影画像を投影する表示方法であって、前記表示装置の設置状態を示す設置情報を取得するステップと、前記スクリーンに前記投影画像を投影する複数の表示装置の構成を示す構成情報を取得するステップと、前記設置情報が示す前記設置状態、及び前記構成情報が示す前記構成に対応する操作用画像を生成するステップと、前記操作用画像を含む前記投影画像を出力するステップと、を有することを特徴とする表示方法。

請求項11

前記操作用画像を生成するステップにおいて、前記複数の表示装置が投影する前記投影画像の配置順を特定するための情報を含む前記操作用画像を生成することを特徴とする、請求項10に記載の表示方法。

請求項12

前記操作用画像を生成するステップは、前記設置情報が、前記スクリーンの背面から前記投影画像が投影されるリア設置状態を示しているか否かを判定するステップと、前記設置情報が、前記スクリーンの背面から前記投影画像が投影されるリア設置状態を示していると判定した場合に、前記設置情報が、前記スクリーンの正面から前記投影画像が投影されるフロント設置状態を示している場合に生成するフロント操作用画像に対応する第1の配置順と異なる第2の配置順に対応するリア操作用画像を生成するステップと、を有することを特徴とする、請求項11に記載の表示方法。

請求項13

前記スクリーンに投影する対象となる表示画像を取得するステップと、前記表示画像に前記操作用画像を重畳することにより重畳画像を生成するステップと、前記重畳画像の向きを前記設置情報に基づく向きに反転することにより前記投影画像を生成するステップと、を有することを特徴とする、請求項10から12のいずれか1項に記載の表示方法。

請求項14

前記スクリーンに投影する対象となる表示画像を取得するステップと、前記表示画像の向きを前記設置情報に基づく向きに反転することにより反転画像を生成するステップと、前記反転画像に前記操作用画像を重畳することにより前記投影画像を生成するステップと、を有することを特徴とする、請求項10から12のいずれか1項に記載の表示方法。

請求項15

前記操作用画像に基づく操作を受け付けるステップと、前記表示装置がマスター装置に設定された場合に、受け付けた操作の対象となるスレーブ装置に設定された他の表示装置に対して、操作の内容を示す操作情報を送信するステップと、をさらに有することを特徴とする、請求項10から13のいずれか1項に記載の表示方法。

請求項16

前記表示装置が前記マスター装置に設定された場合に、前記スレーブ装置に設定された他の表示装置から前記構成情報を受信するステップをさらに有することを特徴とする、請求項15に記載の表示方法。

請求項17

スクリーンに投影画像を投影するマスター装置及びスレーブ装置を含む複数の表示装置を有する表示システムであって、前記マスター装置は、前記複数の表示装置の設置状態を示す設置情報を取得する設置情報取得手段と、前記複数の表示装置の構成を示す構成情報を取得する構成情報取得手段と、設置情報取得手段が取得した前記設置情報が示す前記設置状態、及び前記構成情報取得手段が取得した前記構成情報が示す前記構成に対応する操作用画像を生成する画像作成手段と、前記操作用画像を含む前記投影画像を出力する画像出力手段と、前記操作用画像に基づく操作を受け付ける操作受付手段と、前記操作受付手段が受け付けた操作の対象となる前記スレーブ装置に対して、前記操作の内容を示す操作情報を送信するマスター通信手段と、を有し、前記スレーブ装置は、前記マスター装置が送信した前記操作情報を受信するスレーブ通信手段と、前記スレーブ通信手段が受信した前記操作情報に基づいて設定内容を変更する制御手段と、を有することを特徴とする表示システム。

請求項18

前記マスター通信手段は、前記スレーブ通信手段から、前記スレーブ装置の前記設定内容を示す設定情報を受信することを特徴とする、請求項17に記載の表示システム。

技術分野

0001

本発明は、スクリーンに画像を表示する表示装置、表示装置を用いて画像を表示する方法、及び複数の表示装置を含む表示システムに関するものである。

背景技術

0002

従来、スクリーンに画像を投影して表示するプロジェクタ投影方法として、スクリーンに対して正面から投影するフロント投影、及び背面から投影するリア投影が知られている。リア投影は透過型スクリーンを用いて実現され、視聴者からプロジェクタが見えないという利点、及び視聴者の影がスクリーンに映らないといった利点があるため、様々な場面で使用されている。リア投影の際にフロント投影と同じ画像を投影すると、視聴者には左右が反転した画像が見えてしまう。特許文献1には、リア投影時に、元画像の左右を反転させた表示画像をプロジェクタが投影することにより、視聴者が、元画像と同じ向きに表示された投影画像を見ることができるようにする技術が記載されている。

先行技術

0003

特開2006−293124号公報

発明が解決しようとする課題

0004

プロジェクタは、画像を投影している間に、画質調整操作画像ソース切り替え操作等を行えるように、投影中の画像に重畳させてメニュー画像40を表示する。ところが、プロジェクタは、設置状態に応じて、表示画像を上下反転させたり左右反転させたりする。表示画像に合わせてメニュー画像40が上下反転又は左右反転した状態で表示されると、操作性が低下するという問題があった。例えば、複数の表示装置が投影する複数の投影画像を組み合わせてリア投影をする場合に、複数の表示装置の夫々を調整するためのメニュー画像40の表示方法が適切でないと、調整すべき表示装置と異なる表示装置を調整してしまうという問題があった。

0005

そこで、本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、設置状態によらず良好な操作性を維持できる表示装置、表示方法及び表示システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記の課題を解決するために、本発明の表示装置は、スクリーンに投影画像を投影する表示装置であって、前記表示装置の設置状態を示す設置情報を取得する設置情報取得手段と、前記スクリーンに前記投影画像を投影する、前記表示装置を含む複数の表示装置の構成を示す構成情報を取得する構成情報取得手段と、設置情報取得手段が取得した前記設置情報が示す前記設置状態、及び前記構成情報取得手段が取得した前記構成情報が示す前記構成に対応する操作用画像を生成する画像作成手段と、前記操作用画像を含む前記投影画像を出力する画像出力手段と、を有することを特徴とする。

0007

また、本発明の表示方法は、表示装置を用いてスクリーンに投影画像を投影する表示方法であって、前記表示装置の設置状態を示す設置情報を取得するステップと、前記スクリーンに前記投影画像を投影する複数の表示装置の構成を示す構成情報を取得するステップと、前記設置情報が示す前記設置状態、及び前記構成情報が示す前記構成に対応する操作用画像を生成するステップと、前記操作用画像を含む前記投影画像を出力するステップと、を有することを特徴とする。

0008

また、本発明の表示システムは、スクリーンに投影画像を投影するマスター装置及びスレーブ装置を含む複数の表示装置を有する表示システムであって、前記マスター装置は、前記複数の表示装置の設置状態を示す設置情報を取得する設置情報取得手段と、前記複数の表示装置の構成を示す構成情報を取得する構成情報取得手段と、設置情報取得手段が取得した前記設置情報が示す前記設置状態、及び前記構成情報取得手段が取得した前記構成情報が示す前記構成に対応する操作用画像を生成する画像作成手段と、前記操作用画像を含む前記投影画像を出力する画像出力手段と、前記操作用画像に基づく操作を受け付け操作受付手段と、前記操作受付手段が受け付けた操作の対象となる前記スレーブ装置に対して、操作の内容を示す操作情報を送信するマスター通信手段と、を有し、前記スレーブ装置は、前記マスター表示装置が送信した前記操作情報を受信するスレーブ通信手段と、前記スレーブ通信手段が受信した前記操作情報に基づいて設定内容を変更する制御手段と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明によれば、表示装置の設置状態によらず良好な操作性を維持できるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0010

表示システムの概要を説明するための図である。
表示システムの概要を説明するための図である。
表示システムを用いた場合の投影態様の一例を示す図である。
プロジェクタ1の構成を示す図である。
画像処理部21の構成を示す図である。
画像処理部21が表示画像をどのように変換するかを示す表である。
画像処理部21がメニュー画像40をどのように変換するかを示す表である。
プロジェクタ1における動作手順を説明するためのフローチャートである。
プロジェクタ1の設置状態に応じて投影画像の態様を決定する処理のフローチャートである。
画像作成部113がOSD画像としてのメニュー画像40を作成する処理のフローチャートである。
マルチ投影の際に画像作成部113が作成するメニュー画像40を示す図である。
第2の実施形態に係る画像処理部21の構成を示す図である。
第2の実施形態に係る画像処理部21がメニュー画像40をどのように変換するかを示す表である。
マルチ投影の際に第2の実施形態に係る画像作成部113が作成するメニュー画像40を示す図である。
マスター装置であるプロジェクタ1cのCPU11が、投影画像の態様を決定する処理のフローチャートである。

実施例

0011

<第1の実施形態>
[表示システムの概要]
図1は、第1の実施形態に係る表示システムの概要を説明するための図である。第1の実施形態に係る表示システムは、複数のプロジェクタ1a,1b,1cを含んで構成されている。プロジェクタ1a,1b,1cは、例えば、スクリーン2に投影画像30を投影する表示装置である。本明細書において、プロジェクタ1a,1b,1cに共通する機能について説明する場合に、プロジェクタ1と称することがある。

0012

プロジェクタ1a,1b,1cは、コンピュータ等の外部装置(不図示)から入力された表示画像に基づいて投影画像30a,30b,30cを生成し、投影画像30a,30b,30cが一つに統合された投影画像30をスクリーン2に投影するマルチ投影モードで動作することができる。プロジェクタ1a,1b,1cは、外部装置からの制御に基づいて、入力された表示画像において、各プロジェクタ1が投影すべき領域の表示画像に基づく投影画像30を投影する。外部装置は、プロジェクタ100と通信を行うことができるものであれば、パーソナルコンピュータカメラ携帯電話スマートフォンハードディスクレコーダゲーム機、又はリモコン等の任意の装置であってよい。

0013

図1A(a)は、視聴者側にプロジェクタ1a,1b,1cが設置され、スクリーン2の正面から投影画像30が投影されるフロント投影に対応するフロント設置状態を示している。プロジェクタ1aは、投影画像30aを投影しており、プロジェクタ1bは、投影画像30bを投影しており、プロジェクタ1cは、投影画像30cを投影している。

0014

プロジェクタ1cは、マスター装置として動作するモードに設定されており、投影画像30の色補正をしたり、投影画像30a,30b,30cの重なり領域の明るさの補正をしたりするための操作用画像であるメニュー画像40を、投影画像30cに重畳して表示させる。メニュー画像40には、投影画像30a,30b,30cの夫々に対応する複数の操作領域が含まれている。メニュー画像40には、例えば、何台のプロジェクタがどのような配置で設置されているかに関する情報、現在操作しているプロジェクタの物理的な位置を示す情報、物理的な配置に関わる設定情報が含まれている。マスター装置に設定されたプロジェクタ1cは、複数の表示画像のうち、どの表示画像を投影するかを指示する情報を、スレーブ装置として動作する他のプロジェクタ1(例えば、プロジェクタ1a,1b)に通知してもよい。

0015

プロジェクタ1cは、マルチ投影モードで動作している間に操作者がメニュー画像40を表示させる操作をすると、投影画像30a,30b,30cの配置順を特定するための情報として、投影画像30a,30b,30cに表示された文字(例えば、図1A(a)における「A」,「B」,「C」の文字)、記号又は絵に対応する文字、記号又は絵を含むメニュー画像40を表示させる。これらの文字、記号又は絵によって、操作者は、メニュー画像40に含まれる複数の操作領域のうち、どの操作領域が投影画像30a,30b,30cのうちのどれに対応するかを把握することができる。メニュー画像40に含まれている文字A,B,Cの配置順が投影画像30a,30b,30cに含まれている文字A,B,Cの配置順と同一なので、操作者は、調整したい投影画像を正しく調整することができる。

0016

図1A(b)は、操作者側にプロジェクタ1a,1b,1cが設置され、スクリーン2の背面から投影画像30が投影されるリア投影に対応するリア設置状態を示している。プロジェクタ1a,1b,1cが投影画像30を透過型のスクリーン2に投影することにより、視聴者は、投影画像30a,30b,30cを視認することができる。しかし、図1A(b)に示すように、プロジェクタ1a,1b,1cが、図1A(a)と同じように投影画像30を投影すると、視聴者は、裏返し状態の表示画像A,B,Cを視認することになる。

0017

図1B(a)は、リア設置状態において、視聴者が正しい向きの画像を視認できるようにした状態を示している。プロジェクタ1aは、表示画像を左右に反転させることにより投影画像30aを生成し、プロジェクタ1bは、表示画像を左右に反転させることにより投影画像30bを生成し、プロジェクタ1cは、表示画像を左右に反転させることにより投影画像30cを生成している。このようにすることで、視聴者は、投影画像30a,30b,30cを正しい向きで視認することができる。しかし、プロジェクタ1cがメニュー画像40も左右に反転して投影しているので、図1B(b)に示すように、操作者がメニューの内容を視認しづらい状態になっている。

0018

そこで、図1B(c)に示すように、プロジェクタ1cがメニュー画像40を左右に反転させないように制御することが考えられる。しかし、この場合、投影画像30a,30b,30cの配置順とメニュー画像40に含まれている文字A,B,Cの配置順とが異なっているので、操作者が、調整したいと考えている投影画像と異なる投影画像を調整してしまうおそれが生じてしまう。

0019

図2は、第1の実施形態に係る表示システムを用いた場合の投影態様の一例を示す図である。図2(a)に示すように、プロジェクタ1a,1b,1cを連動させてリア投影をする場合であっても、視聴者は、投影画像30a,30b,30cを正しく視認することができる。また、図2(b)に示すように、操作者は、投影画像30a,30b,30cの配置順に対応する順番に操作領域が配置されたメニュー画像40を視認することができる。したがって、操作者が投影画像30a,30b,30cを調整する場合の操作性が向上する。

0020

[プロジェクタ1の構成及び動作の説明]
以下、本実施形態に係るプロジェクタ1の構成及び動作について詳細に説明する。
図3は、プロジェクタ1の構成を示す図である。プロジェクタ1は、例えば、透過型液晶パネルを用いたプロジェクタである。プロジェクタ1は、表示画像に応じて液晶素子の光の透過率を制御して、液晶素子を透過した光源からの光をスクリーンに投影することで、表示画像に対応する投影画像30を視聴者に提示する。プロジェクタ1は、表示デバイスとして透過型液晶パネルを用いたプロジェクタに限らず、DLP、LCOS(反射型液晶パネル等の表示デバイスを用いた任意のプロジェクタであってもよい。また、液晶プロジェクタとしては、単板式及び3板式が一般に知られているが、どちらの方式の液晶プロジェクタであってもよい。

0021

プロジェクタ1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、操作部14と、画像入力部15と、記録再生部16と、撮像部17と、通信部18と、表示制御部19と、表示部20と、画像処理部21と、光源制御部22と、光源23と、色分離部24と、画像出力部25と、を有する。画像入力部15、記録再生部16、撮像部17及び通信部18は、スクリーン2に投影する対象となる表示画像を取得する表示画像取得手段として機能する。また、CPU11及び画像処理部21は、連動することにより画像作成手段として機能する。

0022

CPU11は、ROM12に記憶された制御プログラムを実行することにより、プロジェクタ1の各動作ブロックを制御する。ROM12は、CPU11の処理手順記述した制御プログラムを記憶している。RAM13は、ワークメモリとして一時的に制御プログラムやデータを格納する。

0023

CPU11は、記録再生部16が記録媒体161から読み込んだ静止画データ又は動画データを一時的に記憶した後に、画像又は映像再生する。また、CPU11は、通信部18を介して受信した静止画データ又は動画データを一時的に記憶した後に、画像又は映像を再生することもできる。また、CPU11は、撮像部17が撮像することにより得られた画像又は映像の生データを一時的にRAM13に記憶し、生データを静止画データ又は動画データに変換して記録媒体161に記録させることもできる。

0024

CPU11は、制御プログラムを実行することにより、設置情報取得部111、構成情報取得部112及び画像作成部113として機能する。
設置情報取得部111は、例えば操作部14又は通信部18を介して、プロジェクタ1の設置状態を示す設置情報を取得する。設置情報は、プロジェクタ1が設置されている位置又はプロジェクタ1が設置されている向きを示す情報を含んでいる。設置情報は、例えば、プロジェクタ1がスクリーン2の背面の位置に設置されたリア設置状態、プロジェクタ1がスクリーン2の正面の位置に設置されたフロント設置状態、プロジェクタ1が上下方向の第1の向きでに設置される据置設置状態、及びプロジェクタ1が第1の方向と反対の第2の向きに天井に設置される天吊り設置状態のうち、どの状態であるかを示す情報である。

0025

構成情報取得部112は、例えば操作部14を介して、プロジェクタ1を含む複数のプロジェクタ1(プロジェクタ1a,1b,1c)の構成を示す構成情報を取得する。構成情報は、複数のプロジェクタ1の台数を示す情報を含んでいる。マスター装置に設定されているプロジェクタ1cの構成情報取得部112は、通信部18を介して、スレーブ装置に設定されているプロジェクタ1a,1bから、夫々に設定されている各種の設定情報を、構成情報の一部として取得してもよい。構成情報取得部112は、取得した設定情報に基づいて、どのプロジェクタ1がプロジェクタ1cに接続されているかという構成を特定することができる。なお、構成情報は、複数のプロジェクタ1が横方向に配置されている横置き構成であるか縦方向に配置されている縦置き構成であるかを示す情報を含んでもよい。図2に示したプロジェクタ1a,1b,1cは、横置き構成である。

0026

画像作成部113は、操作者がプロジェクタ1a,1b,1cの設定内容を変更するために用いられるメニュー画像40を作成する。画像作成部113は、プロジェクタ1が単独で使用される場合、プロジェクタ1自身の設定内容を変更するために用いられるメニュー画像40を作成する。画像作成部113は、プロジェクタ1が他のプロジェクタ1と連動してマルチ投影モードで使用される場合であり、かつプロジェクタ1がマスター装置に設定されている場合に、連動して使用される複数のプロジェクタ1の設定を変更するために用いられるメニュー画像40を作成する。画像作成部113は、作成したメニュー画像40を画像処理部21へと出力する。

0027

具体的には、画像作成部113は、設置情報取得部111が取得した設置情報が示す設置状態、及び構成情報取得部112が取得した構成情報が示す構成に対応するメニュー画像40を生成する。画像作成部113は、例えば、複数のプロジェクタ1が投影する投影画像30a,30b,30cの配置順を特定するための情報を含むメニュー画像40を生成する。

0028

より具体的には、画像作成部113は、設置情報がフロント設置状態を示している場合に、図1A(a)に示したフロント操作用画像としてのメニュー画像40を生成する。また、画像作成部113は、設置情報がリア設置状態を示している場合に、設置情報がフロント設置状態を示している場合に生成するフロント操作用画像に対応する第1の配置順と異なる第2の配置順に対応するリア操作用画像として、図2(b)に示したメニュー画像40を生成する。

0029

操作部14は、ユーザの指示を受け付け、CPU11に指示信号を送信する操作受付手段として機能するデバイスであり、例えば、スイッチ、ダイヤル、表示部20上に設けられたタッチパネル等である。操作部14は、例えば、リモコンからの信号を受信する赤外線受信部を有しており、受信した信号に基づいて所定の指示信号をCPU11に送信してもよい。操作部14は、メニュー画像40がスクリーン2に投影されている際に、メニュー画像40に基づく操作を受け付けて、受け付けた操作内容をCPU11に通知する。

0030

画像入力部15は、外部装置から画像信号を受信するインタフェースを含んでおり、例えば、コンポジット端子、S映像端子、D端子コンポーネント端子アナログRGB端子、DVI−I端子、DVI−D端子、又はHDMI登録商標)端子等を含む。画像入力部15は、アナログ画像信号を受信した場合には、受信したアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。画像入力部15は、受信した画像信号を画像処理部21に送信する。

0031

記録再生部16は、記録媒体161から静止画データ又は動画データを読み込んだり、撮像部17により得られた画像又は映像に基づく静止画データ又は動画データをCPU11から受信して記録媒体161に記録したりするものである。また、記録再生部16は、通信部18から受信した静止画データ又は動画データを記録媒体161に記録してもよい。

0032

記録再生部16は、例えば、記録媒体161と電気的に接続されたインタフェース、及び記録媒体161と通信するためのマイクロプロセッサを含む。なお、記録再生部16が、専用のマイクロプロセッサを含む必要はなく、例えば、ROM12に記憶されたプログラムによって、CPU11が、記録再生部16が有するマイクロプロセッサと同様の処理を実行してもよい。

0033

記録媒体161は、静止画データ又は動画データの他に、プロジェクタ1の制御に必要な制御データを記録することもできる。記録媒体161は、磁気ディスク光学式ディスク半導体メモリなどのあらゆる方式の記録媒体であってよく、着脱可能な記録媒体であっても、内蔵型の記録媒体であってもよい。

0034

撮像部17は、プロジェクタ1の周辺を撮像して画像信号を取得するカメラである。撮像部17は、被写体の光学像を取得するレンズ、レンズを駆動するアクチュエータ、アクチュエータを制御するマイクロプロセッサ、レンズを介して取得した光学像を画像信号に変換する撮像素子、及び撮像素子により得られた画像信号をデジタル信号に変換するAD変換部等を有する。撮像部17は、例えば、画像出力部25を介してスクリーン2に投影された画像を撮影することができる。撮像部17は、撮影により得られた画像又は映像をCPU11に送信する。なお、撮像部17は、スクリーン2に投影された投影画像30を撮影するだけに限られず、例えば、スクリーン2を見ている視聴者側を撮影してもよい。

0035

通信部18は、外部装置からの制御信号や静止画データ、動画データなどを受信するためのインタフェースであり、例えば、無線LAN有線LAN、USB、Bluetooth(登録商標)等であってよく、通信方式を特に限定するものではない。通信部18は、画像入力部15の端子が、例えばHDMI(登録商標)端子であれば、その端子を介してCEC通信を行ってもよい。

0036

また、通信部18は、ケーブル(不図示)を介して、他のプロジェクタ1との間でデータを送受信することもできる。マスター装置に設定されているプロジェクタ1cの通信部18は、CPU11の制御に基づいて、操作部14がメニュー画像40に基づく操作を受け付けた場合に、操作部14が受け付けた操作の対象となるスレーブ装置に設定されたプロジェクタ1a,1bに対して、操作の内容を示す操作情報を送信する。例えば、通信部18は、設置情報及び構成情報に基づいて、プロジェクタ1a,1bが投影する表示画像を入れ替える必要がある場合、プロジェクタ1a,1bが投影する対象となる表示画像を特定するための情報を送信する。スレーブ装置に設定されたプロジェクタ1a,1bは、操作情報を受信すると、操作情報をCPU11に通知し、CPU11は操作情報に基づいて、投影する画質等に関する設定内容を変更したり、投影する表示画像を変更したりする。

0037

また、マスター装置に設定されたプロジェクタ1cの通信部18は、スレーブ装置に設定されたプロジェクタ1a,1bから、夫々に設定された設定情報を、構成情報の一部として受信する。通信部18は、受信した設定情報をCPU11の構成情報取得部112に通知する。

0038

表示制御部19は、プロジェクタ1に備えられた表示部20に、プロジェクタ1を操作するための操作画面又はスイッチアイコン等の操作画像を表示させるための制御をする。表示制御部19は、例えば、表示制御を行うマイクロプロセッサを有する。表示制御部19が、専用のマイクロプロセッサを有する必要はなく、例えば、ROM12に記憶された制御プログラムによって、CPU11が表示制御部19に含まれるマイクロプロセッサと同様の処理を実行してもよい。

0039

表示部20は、プロジェクタ1を操作するための操作画面及びスイッチアイコンを表示するディスプレイである。表示部20は、画像を表示できればどのようなものであってもよい。表示部20は、例えば、液晶ディスプレイCRTディスプレイ有機ELディスプレイ、又はLEDディスプレイである。表示部20は、特定のボタンをユーザに認識しやすくするために、各ボタンに対応するLED等を発光させる機能を有してもよい。

0040

画像処理部21は、画像入力部15から受信した画像信号にフレーム数画素数画像形状などの変更処理を施して、画像出力部25に送信する。画像処理部21は、フレーム間引き処理フレーム補間処理解像度変換処理歪み補正処理キーストン補正処理)といった機能を実行することが可能である。また、画像処理部21は、画像入力部15から受信した画像信号以外にも、CPU11によって再生された画像や映像に対して前述の変更処理を施すこともできる。

0041

また、画像処理部21は、表示画像にメニュー画像40を重畳することにより重畳画像を生成し、重畳画像の向きを設置情報に基づく向きに反転することにより投影画像30を生成する。画像処理部21の構成の詳細については、後述する。

0042

なお、画像処理部21は、例えば画像処理用のマイクロプロセッサを有する。ただし、画像処理部21が専用のマイクロプロセッサを有する必要はなく、例えば、ROM12に記憶された制御プログラムによって、CPU11が、画像処理部21が有するマイクロプロセッサと同様の処理を実行してもよい。

0043

光源制御部22は、光源23のオンオフの制御及び光量の制御をするものであり、制御用のマイクロプロセッサを含んでいる。光源制御部22は、専用のマイクロプロセッサを含まなくてもよく、例えば、ROM12に記憶された制御プログラムに基づいて、CPU11が、光源制御部22が有するマイクロプロセッサと同様の処理を実行してもよい。

0044

光源23は、スクリーン2に投影画像30を投影するための光を出力する。光源23は、例えば、ハロゲンランプキセノンランプ、又は高圧水銀ランプ等である。

0045

色分離部24は、光源23から出力された光を、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離するものであり、例えば、ダイクロイックミラー及びプリズム等を有する。色分離部24は、分離後の光を画像出力部25に対して出力する。なお、光源23として、各色に対応するLED等を使用する場合には、色分離部24は不要である。

0046

画像出力部25は、画像処理部21が生成した投影画像30を出力し、スクリーン2に投影する。画像出力部25は、液晶素子251と、液晶制御部252と、色合成部253と、投影光学系254と、光学系制御部255とを有する。

0047

液晶素子251は、赤色、緑色及び青色に対応する素子を有しており、液晶制御部252の制御に基づいて、画像処理部21から入力された投影画像30に対応する透過率の光を出力する。
液晶制御部252は、液晶素子251を制御するマイクロプロセッサを有している。液晶制御部252の代わりに、CPU11が液晶素子251を制御してもよい。

0048

色合成部253は、液晶素子251を透過した赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を合成するものであり、例えば、ダイクロイックミラーやプリズム等を有する。色合成部253は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各成分を合成した光を、投影光学系254へと出力する。

0049

投影光学系254は、色合成部253から出力された合成光をスクリーンに投影するためのものであり、複数のレンズ、及びレンズ駆動用のアクチュエータを有している。投影光学系254は、光学系制御部255の制御に基づいて、アクチュエータによりレンズを駆動することで、投影画像30の拡大、縮小及び焦点調整等を行うことができる。

0050

光学系制御部255は、投影光学系254を制御するマイクロプロセッサを有する。光学系制御部255が、専用のマイクロプロセッサを有する代わりに、CPU11が光学系制御部255と同様の処理を実行してもよい。

0051

以上の構成により、プロジェクタ1は、画像入力部15、記録再生部16、撮像部17又は通信部18を介して入力された表示画像にメニュー画像40が重畳された投影画像30を、プロジェクタ1の設置状態及び複数のプロジェクタ1の構成状態によらず、視聴者にも操作者にも適した態様でスクリーン2に表示させることができる。

0052

続いて、画像処理部21の詳細な構成及び動作について説明する。
図4は、画像処理部21の構成を示す図である。画像処理部21は、画像変換部211、OSD(On-Screen Display)重畳部212、及び画像反転部213を含む。画像処理部21は、CPU11の制御に基づいてタイミング信号に同期して動作し、表示画像にメニュー画像40が重畳されるとともに、設置状態に応じて適切な状態に変換された投影画像30を出力する。タイミング信号は、表示画像の供給元から供給される、表示画像に同期した垂直同期信号水平同期信号及びクロック等の信号である。画像処理部21は、タイミング信号に基づいて内部で生成し直したタイミング信号を用いて動作してもよい。

0053

画像入力部15、記録再生部16、撮像部17又は通信部18から入力された表示画像データは、画像変換部211に入力される。画像変換部211は、CPU11の制御に基づいて、表示画像に各種の画像処理及び変換処理を施す。画像変換部211は、画像処理を施した後の画像データをOSD重畳部212に対して出力する。各種の画像処理及び変換処理は、画像信号のヒストグラム及びAPLをはじめとする統計情報の取得、IP変換フレームレート変換解像度変換、γ変換、色域変換、色補正及びエッジ強調等の画像変換処理である。

0054

OSD重畳部212は、画像作成部113が作成したメニュー画像40を、画像変換部211から入力された画像データに重畳することにより、OSD重畳画像データを生成する。OSD重畳部212は、生成したOSD重畳画像データを画像反転部213に対して出力する。

0055

画像反転部213は、CPU11から入力される左右反転又は上下反転の指示に応じて、OSD重畳画像データに左右反転処理又は上下反転処理を施すことにより投影画像データを生成する。画像反転部213は、生成した投影画像データを画像出力部25に対して出力する。

0056

図5は、プロジェクタ1の設置状態、及び複数のプロジェクタ1の構成状態の組み合わせごとに、画像処理部21が表示画像をどのように変換するかを示す表である。図5に示すように、画像処理部21は、設置状態が天吊り投影用の設置状態である場合に、表示画像を上下反転させ、設置状態が天吊り設置状態でない場合に、表示画像を上下反転させない。

0057

また、画像処理部21は、設置状態がリア投影用のリア設置状態であり、かつ天吊り設置状態でない場合、及び設置状態がフロント投影用のフロント設置状態であり、かつ天吊り設置状態である場合に、表示画像を左右反転させる。画像処理部21は、設置状態がフロント設置状態であり、かつ天吊り設置状態でない場合、及び設置状態がリア設置状態であり、かつ天吊り設置状態である場合に、表示画像を左右反転させない。

0058

また、画像処理部21は、設定状態がリア設置状態であり、かつ構成状態がマルチ設置状態である場合に、複数のプロジェクタ1の夫々が投影する画像を、フロント設置状態である場合に投影する画像と入れ替える。例えば、プロジェクタ1cの画像処理部21は、フロント設置状態で、図1A(a)に示したように文字Cが付された投影画像30cを表示する場合、リア設置状態である場合に、図2(b)に示したように、文字Cが付された投影画像30cを表示する。

0059

図6は、プロジェクタ1の設置状態、及び複数のプロジェクタ1の構成状態の組み合わせごとに、画像処理部21がメニュー画像40をどのように変換するかを示す表である。画像処理部21は、設置状態及び構成状態によらず、画像作成部113から入力されたメニュー画像40を上下方向に反転させない。また、画像処理部21は、設置状態がリア設置状態である場合に、画像作成部113から入力されたメニュー画像40を左右反転する。

0060

[プロジェクタ1における動作手順]
図7は、プロジェクタ1における動作手順を説明するためのフローチャートである。図7に示す動作は、CPU11が、ROM12に記憶された制御プログラムに基づいて、各機能ブロックを制御することにより実行されるものである。図7のフローチャートは、操作部14又はリモコン(不図示)における操作入力により、操作者がプロジェクタ1の電源のオンを指示した時点から開始している。

0061

CPU11は、プロジェクタ1の電源をオンするための操作者の指示を取得すると、プロジェクタ1の各部への電源の供給を開始し、投影開始処理を実行する(S11)。具体的には、CPU11は、光源制御部22に指示して光源23の点灯制御を開始し、液晶制御部252に指示して液晶素子251の駆動制御を開始し、画像処理部21の初期設定を行う。

0062

次に、CPU11は、画像入力部15から入力された画像データを含む画像信号に変化があったか否かを判定する(S12)。CPU11は、画像信号に変化がないと判定した場合(S12においてNo)、ステップS14に進む。CPU11は、画像信号に変化があったと判定した場合(S12においてYes)、入力切替処理を実行する(S13)。具体的には、CPU11は、入力された画像信号の解像度及びフレームレート等を検知して、画像信号に適したタイミングで画像信号をサンプリングする。

0063

続いて、CPU11は、ユーザ操作があったか否かを判定する(S14)。CPU11は、ユーザによる操作がなかったと判定した場合(S14においてNo)、ステップS17に進む。CPU11は、ユーザによる操作が行われたと判定した場合(S14においてYes)、操作が動作の終了を指示する終了操作か否かを判定する(S15)。CPU11は、ユーザによる操作が終了のための操作であった場合(S15においてYes)、投影終了処理を実行し、投影動作を終了する(S20)。具体的には、CPU11は、光源制御部22に指示して光源23を消灯させ、液晶制御部252に指示して液晶素子251の駆動を停止させ、設定情報をROM12に保存させる。

0064

CPU11は、ユーザ操作が終了操作でなかった場合(S15においてNo)、ユーザ操作の内容に対応したユーザ処理を実行する(S16)。例えば、CPU11は、設置状態に関する設定、入力信号種別の設定、画像処理のパラメータの設定、及び情報の表示等である。

0065

続いて、CPU11は、通信部18からコマンド受信があったか否かを判定する(S17)。CPU11は、コマンド受信がないと判定した場合(S17においてNo)、ステップS12に戻る。CPU11は、コマンド受信があったと判定した場合(S17においてYes)、受信したコマンドが終了操作を示しているか否かを判定する(S18)。CPU11は、受信したコマンドが終了操作を示していると判定した場合(S18においてYes)、ステップS20に進む。CPU11は、受信したコマンドが終了操作ではなかったことを示している場合(S18においてNo)、受信したコマンドの内容に対応したコマンド処理を実行する(S19)。

0066

図8は、CPU11がプロジェクタ1の設置状態に応じて投影画像30の態様を決定する処理のフローチャートである。設置状態は、操作部14において操作者が入力した内容、又は通信部18を介して取得した外部装置において操作者が入力した内容に基づいて、CPU11がRAM13に記録する。

0067

まず、CPU11は、RAM13に設定されている設置状態を読み込み、設置状態が天吊り設置状態であるか否かを判定する(S21)。CPU11は、設置状態が天吊り設置状態でない場合(S21においてNo)、ステップS23に遷移する。CPU11は、設置状態が天吊り設置状態である場合(S21においてYes)、画像反転部213に指示し、投影画像30を上下左右反転させた後に(S22)、ステップS23に遷移する。

0068

ステップS23において、CPU11は、RAM13に設定されている設置状態を読み込み、設置状態がリア設置状態である場合(S23においてYes)、ステップS24に遷移し、リア設置状態でない場合(S23においてNo)、処理を終了する。ステップS24において、CPU11は、画像反転部213に投影画像30を左右反転させ、処理を終了する。さらに、マスター装置に設定されているプロジェクタ1のCPU11は、設置状態がマルチ設置状態であった場合、図8に示す処理の前後のいずれかのタイミングにおいて、スレーブ装置に設定されているプロジェクタ1に対して、表示画像を入れ替える指示を通知する。上記の処理によって、投影画像30に含まれる表示画像は、設置状態に応じて、図5に示したように上下反転、左右反転、表示画像入替が施される。

0069

図9は、CPU11の画像作成部113がOSD画像としてのメニュー画像40を作成する処理のフローチャートである。画像作成部113は、RAM13に設定されている設置状態を読み込む(S31)。続いて、画像作成部113は、ステップS31においてRAM13から読み込んだ設置状態に基づいてメニュー画像40を作成する(S32)。続いて、画像作成部113は、作成したメニュー画像40をOSD画像としてOSD重畳部212に設定する(S33)。

0070

画像作成部113が作成したメニュー画像40は、画像処理部21において、図6に示したように上下反転、左右反転、配置入替が施される。具体的には、OSD重畳部212が、画像作成部113が作成したメニュー画像40に基づいてOSD重畳画像を作成した後に、画像反転部213が図5に示した反転処理を施す。そこで、画像作成部113は、メニュー画像40作成時に、投影画像30及びメニュー画像40の両方を反転する必要があるリア設置状態において、左右反転を施す。

0071

図10は、マルチ投影の際に画像作成部113が作成するメニュー画像40を示す図である。設置情報がフロントマルチ設置状態又は天吊りマルチ設置状態を示している場合、画像処理部21が上下反転、左右反転及び配置入替のいずれも施さないので、画像作成部113は、図10(a)に示すようなデフォルト状態のメニュー画像40を作成する。そして、画像処理部21は、図10(a)に示すメニュー画像40を含む投影画像30を生成する。

0072

設置情報が、設置状態がリアマルチ投影又はリア天吊りマルチ投影であることを示している場合、画像処理部21が左右反転処理を施すとともに、表示画像の配置の入替が施されるので、画像作成部113は、図10(b)に示すようなメニュー画像40を作成する。具体的には、画像作成部113は、構成情報が示す複数のプロジェクタ1の配置順に基づいて、デフォルト状態のメニュー画像40に対して、メニュー画像40内の各プロジェクタ1に対応する操作領域の配置を入れ替える。また、画像作成部113は、設置情報がリアマルチ設置状態及びリア天吊りマルチ設置状態を示していることに基づいて、操作領域の配置を入れ替えた後のメニュー画像40の左右を反転する。そして、画像処理部21は、図10(b)に示すメニュー画像40の左右を反転することにより、図10(c)に示すメニュー画像40を含む投影画像30を生成する。

0073

以上説明したように、第1の実施形態に係るプロジェクタ1は、画像作成部113が、リア投影及び天吊り投影等のプロジェクタ1の設置状態、並びにマルチ投影の際の複数のプロジェクタ1の構成に対応するメニュー画像40を生成する。そして、画像処理部21は、メニュー画像40を表示画像に重畳させた後に、設置状態に応じて画像を反転させた投影画像30を生成し、画像出力部25が投影画像30を出力する。このようにすることで、複数のプロジェクタ1を連動させるマルチ投影であり、かつリア投影の場合に、操作者が操作しやすいメニュー画像40を表示することができる。操作者は、投影画像30a,30b,30cの配置順に対応したメニュー画像40を見ながら、一台のプロジェクタ1cを操作して、プロジェクタ1a,1bの設定を変更することができるので、操作性が向上する。

0074

<第2の実施形態>
第1の実施形態に係るプロジェクタ1においては、OSD重畳部212が、画像作成部113が作成したメニュー画像40を表示画像に重畳した後に、画像反転部213が反転処理を施すことにより投影画像30を生成した。これに対して、第2の実施形態に係るプロジェクタ1においては、画像反転部213が、表示画像に反転処理を施して反転画像を生成した後に、OSD重畳部212が、反転画像にメニュー画像40を重畳することにより投影画像30を生成する点で、第1の実施形態と異なり、他の点で同じである。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。

0075

図11は、第2の実施形態に係る画像処理部21の構成を示す図である。図4に示した第1の実施形態に係る画像処理部21の構成と比較すると、OSD重畳部212及び画像反転部213の配置が異なっている。画像反転部213は、CPU11の制御に基づいて、表示画像を左右反転することにより反転画像を生成し、生成した反転画像をOSD重畳部212に対して出力する。OSD重畳部212は、CPU11の制御に基づいて、画像作成部113が作成したメニュー画像40をOSD画像として反転画像に重畳することにより投影画像30を生成し、投影画像30を画像出力部25に対して出力する。

0076

図12は、プロジェクタ1の設置状態、及び複数のプロジェクタ1の構成状態の組み合わせごとに、第2の実施形態に係る画像処理部21がメニュー画像40をどのように変換するかを示す表である。画像処理部21は、設置状態が天吊り投影であることを示している場合に、その他の条件によらず、画像作成部113から入力されたメニュー画像40を上下反転及び左右反転することにより、投影画像30を生成する。

0077

第2の実施形態に係る画像処理部21は、第1の実施形態に係る画像処理部21と比べて、画像反転部213がOSD重畳部212よりも先に処理を実行する点が異なる。その結果、画像作成部113が設置情報に基づいて作成するメニュー画像40の態様が、図10に示した第1の実施形態におけるメニュー画像40の態様と異なる。

0078

図13は、マルチ投影の際に第2の実施形態に係る画像作成部113が作成するメニュー画像40を示す図である。
フロントマルチ投影の場合、画像処理部21は上下反転及び左右反転を行わず、表示画像の配置の入れ替えも施されないので、画像作成部113は、図13(a)に示すメニュー画像40を作成する。リアマルチ投影の場合、画像処理部21は上下反転及び左右反転を行わず、表示画像の配置の入れ替えが施されるので、画像作成部113は、図13(b)に示すメニュー画像40を作成する。

0079

天吊りマルチ投影の場合、画像処理部21は上下反転及び左右反転を行うが、表示画像の配置の入れ替えが施されないので、画像作成部113は、図13(c)に示すメニュー画像40を作成する。リア天吊りマルチ投影の場合、画像処理部21は上下反転及び左右反転を行い、表示画像の配置の入れ替えも施されるので、画像作成部113は、図13(d)に示すメニュー画像40を作成する。

0080

<第3の実施形態>
第1の実施形態においては、プロジェクタ1a,1b,1cが、夫々に接続された外部装置からの制御に基づいて、入力された表示画像のうち、各プロジェクタ1が投影すべき領域の表示画像に基づく投影画像30を生成した。これに対して、第3の実施形態に係るプロジェクタ1a,1b,1cは、プロジェクタ1a,1b,1cのうち、マスター装置に設定されたプロジェクタ1(例えば、プロジェクタ1c)の制御に基づいて、各プロジェクタ1が投影すべき領域の表示画像に基づく投影画像30を生成する点で、第1の実施形態と異なる。また、第3の実施形態は、マルチ投影時に、プロジェクタ1a,1b,1cが縦方向に並んで設置されているか横方向に並んで設置されているかに基づいて処理を変更する点で、第1の実施形態と異なる。

0081

プロジェクタ1a,1bは、マスター装置となるプロジェクタ1cに、通信部18及びケーブル(不図示)を介して接続されている。マスター装置に設定されているプロジェクタ1cは、設置情報及び構成情報の少なくとも一つを、スレーブ装置に設定されているプロジェクタ1a,1bに送信する。また、プロジェクタ1cは、プロジェクタ1a,1bに投影画像30を配信することもできる。

0082

図14は、マスター装置であるプロジェクタ1cのCPU11が、プロジェクタ1a,1b,1cの設置状態に応じて、投影画像30の態様を決定する処理のフローチャートである。
まず、CPU11は、RAM13に設定されている設置状態を読み込み、設置状態が天吊り設置状態であるか否かを判定する(S41)。CPU11は、設置状態が天吊り設置状態でない場合(S41においてNo)、ステップS45に遷移する。CPU11は、設置状態が天吊り設置状態である場合(S41においてYes)、画像反転部213に対して投影画像30を上下左右反転するように指示する(S42)。

0083

続いて、CPU11は、設置状態が、縦方向に複数のプロジェクタが並べられている縦方向マルチ投影であるか否かを判定する(S43)。CPU11は、縦方向マルチ投影でないと判定した場合(S43においてNo)、ステップS45に遷移する。CPU11は、縦方向マルチ投影であると判定した場合(S43においてYes)、ステップS44に遷移し、マルチ投影を構成するプロジェクタ1a,1cが投影する表示画像を入れ替えるために、通常の縦方向マルチ投影をする場合にプロジェクタ1cが投影する表示画像(例えば、投影画像30の一番下の領域に対応する表示画像)をプロジェクタ1aに配信する(S44)。

0084

続いて、CPU11は、設置状態がリア投影であるか否かを判定する(S45)。CPU11は、リア投影でないと判定した場合(S45においてNo)、処理を終了する。CPU11は、リア投影であると判定した場合(S45においてYes)、ステップS46に遷移し、画像反転部213に対して投影画像30を左右反転するように指示する(S46)。

0085

続いて、CPU11は、設置状態が、横方向に複数のプロジェクタが並べられている横方向マルチ投影であるか否かを判定する(S47)。CPU11は、横方向マルチ投影でないと判定した場合(S47においてNo)、処理を終了する。CPU11は、横方向マルチ投影であると判定した場合(S47においてYes)、ステップS48に遷移し、マルチ投影を構成するプロジェクタ1a,1cが投影する表示画像を入れ替えるために、横方向のフロントマルチ投影をする場合にプロジェクタ1cが投影する表示画像(例えば、投影画像30の左端の領域に対応する表示画像)をプロジェクタ1aに配信する(S48)。

0086

以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

0087

1・・・プロジェクタ
11・・・CPU
111・・・設置情報取得部
112・・・構成情報取得部
25・・・画像出力部

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