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技術 漆喰粘着シート

出願人 日栄化工株式会社
発明者 清水衛
出願日 2015年8月21日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2015-163900
公開日 2017年2月23日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-039895
状態 未査定
技術分野 接着テープ 積層体(2) 塗料、除去剤 壁の仕上げ
主要キーワード 水溶性結合材 漆喰層 模様仕上げ 漆喰塗 漆喰材料 B型粘度計 ナイフ式 塗装ローラ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

消臭効果のある漆喰組成物を用いた漆喰粘着シートの提供。

解決手段

合成樹脂製フィルム基材1の一方の表面に、消石灰、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有する漆喰顔料層2が、80〜200g/m2の塗布量にて設けられており、合成樹脂製フィルム基材1の他方の表面には、粘着剤層3及び剥離ライナー4がこの順に積層されており、漆喰顔料層2を構成する固形分のうち、着色・体質顔料の割合が21〜26重量%で、水溶性結合材樹脂の割合が33〜42重量%で、消石灰の割合が36〜43重量%である漆喰粘着シート。合成樹脂製フィルム基材1と漆喰顔料層2の間には、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有するアンカー層5が設けられても良い漆喰粘着シート。

概要

背景

これまでに、漆喰の優れた調湿性消臭効果を利用して、建築物内壁外壁漆喰組成物を塗布することが広く行われてきているが、漆喰の施工には熟練を要する左官作業が必要であり、施工コストがかかるという問題点があった。
そこで、水性塗料を用いて塗り重ね塗装を行っても塗りムラが目立たない塗装方法として、例えば下記の特許文献1には、異なる構造の2つの塗装ローラを用いて、消石灰を含む漆喰組成物を一定の塗布量で、モルタル等の被塗面に塗布することにより、塗りムラが生じず、左官仕上げ風の模様仕上げができる方法が開示されている。

しかしながら、上記の仕上げ方法の場合であっても、下塗り時と上塗り時の塗布量をそれぞれ管理しなければならず、漆喰塗料を塗装する手間と負担が大きく、作業者によって仕上がりにばらつきが生じることがあるといった問題点があった。

概要

消臭効果のある漆喰組成物を用いた漆喰粘着シートの提供。合成樹脂製フィルム基材1の一方の表面に、消石灰、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有する漆喰顔料層2が、80〜200g/m2の塗布量にて設けられており、合成樹脂製フィルム基材1の他方の表面には、粘着剤層3及び剥離ライナー4がこの順に積層されており、漆喰顔料層2を構成する固形分のうち、着色・体質顔料の割合が21〜26重量%で、水溶性結合材樹脂の割合が33〜42重量%で、消石灰の割合が36〜43重量%である漆喰粘着シート。合成樹脂製フィルム基材1と漆喰顔料層2の間には、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有するアンカー層5が設けられても良い漆喰粘着シート。

目的

本発明の課題は、上記の従来技術における問題点を解決し、漆喰の施工業者でなくても誰でも簡単に施工を行うことができ、漆喰塗料を塗装する手間や負担を軽減することが可能な漆喰粘着シートを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

合成樹脂製フィルム基材の一方の表面に、消石灰、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有する漆喰顔料層が、80〜200g/m2の塗布量にて設けられており、前記合成樹脂製フィルム基材の他方の表面に、粘着剤層及び剥離ライナーがこの順に積層されており、前記漆喰顔料層を構成する固形分のうち、前記着色・体質顔料の割合が21〜26重量%で、前記水溶性結合材樹脂の割合が32〜43重量%で、前記消石灰の割合が36〜43重量%であることを特徴とする漆喰粘着シート

請求項2

JISZ0237に従って測定された前記粘着剤層のステンレスに対する24時間後の粘着力が、23℃×50%RHの条件で7〜23N/25mmであり、しかも、前記漆喰粘着シートの方向中央に、互いに平行な2本の切れ目が全巾に渡って設けられており、当該2本の切れ目の間隔が、当該喰粘着シートの巾の長さに対して1.6%〜17%であることを特徴とする請求項1に記載の漆喰粘着シート。

請求項3

前記粘着剤層が、タイラー標準ふるいメッシュに対応した表面凹凸を有しており、前記表面凹凸における凹部の線巾が50〜350μmで、深さが12〜40μmであり、当該表面凹凸における方形状の凸部の一辺の長さが130〜350μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の漆喰粘着シート。

請求項4

前記合成樹脂製フィルム基材と前記漆喰顔料層との間に、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有するアンカー層が15〜50g/m2の塗布量にて設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の漆喰粘着シート。

技術分野

0001

本発明は、合成樹脂製フィルム基材の表面に、調湿消臭効果のある漆喰組成物を塗布することにより形成された漆喰顔料層を有し、当該フィルム基材の裏面側に粘着加工が施された漆喰粘着シートに関するものである。

背景技術

0002

これまでに、漆喰の優れた調湿性や消臭効果を利用して、建築物内壁外壁に漆喰組成物を塗布することが広く行われてきているが、漆喰の施工には熟練を要する左官作業が必要であり、施工コストがかかるという問題点があった。
そこで、水性塗料を用いて塗り重ね塗装を行っても塗りムラが目立たない塗装方法として、例えば下記の特許文献1には、異なる構造の2つの塗装ローラを用いて、消石灰を含む漆喰組成物を一定の塗布量で、モルタル等の被塗面に塗布することにより、塗りムラが生じず、左官仕上げ風の模様仕上げができる方法が開示されている。

0003

しかしながら、上記の仕上げ方法の場合であっても、下塗り時と上塗り時の塗布量をそれぞれ管理しなければならず、漆喰塗料を塗装する手間と負担が大きく、作業者によって仕上がりにばらつきが生じることがあるといった問題点があった。

先行技術

0004

特許第5075857号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の課題は、上記の従来技術における問題点を解決し、漆喰の施工業者でなくても誰でも簡単に施工を行うことができ、漆喰塗料を塗装する手間や負担を軽減することが可能な漆喰粘着シートを提供することである。
本発明者は、合成樹脂製フィルム基材の表面に、特定割合顔料着色顔料及び/又は体質顔料)と水溶性結合材樹脂水溶性バインダー)と消石灰(水酸化カルシウム、Ca(OH)2)を含む漆喰組成物を一定の塗布量となるようにして塗布することにより漆喰顔料層を形成させ、前記フィルム基材の裏面側に粘着加工を施すことにより得られた漆喰粘着シートが、施工性に優れ、又、優れた調湿性及び消臭効果を発揮することを見出して、本発明を完成した。

課題を解決するための手段

0006

上記の課題を解決可能な本発明の漆喰粘着シートは、合成樹脂製フィルム基材の一方の表面に、消石灰、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有する漆喰顔料層が、80〜200g/m2の塗布量にて設けられており、前記合成樹脂製フィルム基材の他方の表面に、粘着剤層及び剥離ライナーがこの順に積層されており、前記漆喰顔料層を構成する固形分のうち、前記着色・体質顔料の割合が21〜26重量%で、前記水溶性結合材樹脂の割合が32〜43重量%で、前記消石灰の割合が36〜43重量%であることを特徴とする。

0007

又、本発明は、前記の特徴を有する漆喰粘着シートにおいて、JIS Z0237に従って測定された前記粘着剤層のステンレスに対する24時間後の粘着力が、23℃×50%RHの条件で7〜23N/25mmであり、しかも、前記漆喰粘着シートの方向中央に、互いに平行な2本の切れ目が全巾に渡って設けられており、当該2本の切れ目の間隔が、当該喰粘着シートの巾の長さに対して1.6%〜17%であることを特徴とするものである。

0008

又、本発明は、前記の特徴を有する漆喰粘着シートにおいて、前記粘着剤層が、タイラー標準ふるいメッシュに対応した表面凹凸を有しており、前記表面凹凸における凹部の線巾が50〜350μmで、深さが12〜40μmであり、当該表面凹凸における方形状の凸部の一辺の長さが130〜350μmであることを特徴とするものである。

0009

更に、本発明は、前記の特徴を有する漆喰粘着シートにおいて、前記合成樹脂製フィルム基材と前記漆喰顔料層との間に、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有するアンカー層が15〜50g/m2の塗布量にて設けられていることを特徴とするものでもある。

発明の効果

0010

本発明によれば、漆喰の施工業者でなくても誰でも簡単に、施工面の大きさに合わせて粘着シートを切断した後、剥離ライナーを剥がして施工面を覆うようにして貼るだけで施工を行うことができ、漆喰塗料を塗布する手間や負担を削減することが可能で、漆喰粘着シートを建築物のあらゆる内壁に貼着することによって、消臭効果、シックハウス化合物成分(例えばホルムアルデヒド)の分解効果、調湿効果、防カビ効果抗菌効果が発揮される。
尚、本発明の漆喰粘着シートは、コーティングにより漆喰顔料層の形成が行えるので生産性が良く、シート裏面側に容易に粘着加工を施すことができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の漆喰粘着シートの好ましい一例における層構成を示す図である。
図1における合成樹脂製フィルム基材1と漆喰顔料層2との間にアンカー層5が設けられた本発明の漆喰粘着シートの層構成を示す図である。

0012

以下、本発明の漆喰粘着シートの詳細を、図1を用いて説明する。
図1に示されるように、本発明の漆喰粘着シートにあっては、合成樹脂製フィルム基材1の一方の表面(図面においては上側)に、消石灰、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有する漆喰顔料層2が設けられており、この漆喰顔料層2の塗布量は80〜200g/m2であり、層厚みとしては60〜140μm程度である。漆喰顔料層2の塗布量が80g/m2未満である場合には、充分な調湿効果、消臭効果、シックハウス化合物成分の分解効果が発揮されず、逆に、漆喰顔料層2の塗布量が200g/m2を超えると、漆喰粘着シートを湾曲させた際に漆喰顔料層2に亀裂が生じ易くなり、漆喰顔料層2が平滑な表面をもつ合成樹脂製フィルム基材1から剥がれ落ち易くなる、または比熱の大きい水溶性溶剤である塗料のため、乾燥時間の増加、生産速度の低下などシートの生産性において好ましくない。
本発明の漆喰粘着シートを構成する合成樹脂製フィルム基材1としては、表面平均粗さRaが0.3μm以下である平滑性ならびに汎用性に優れるフィルムであって、フィルム厚みが15〜250μm程度の合成樹脂製フィルム基材が挙げられ、一般的にはポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムやポリ塩化ビニルフィルムが使用されるが、これに限定されるものではない。
本発明の漆喰粘着シートは、基材が合成樹脂製フィルムであるので、紙繊維基材の場合に比べて基材強度が大きく、耐久性があり、再剥離性も良好である。

0013

尚、本発明における漆喰顔料層2を形成させるためのコーティング方法としては、ナイフ式又はロール回転連続コーティング法が好ましく、漆喰顔料層2を形成させるのに適した塗料の粘度としては、B型粘度計において室温、回転速度5.0rpmの条件で2000〜5000mPa・s、かつ室温、回転速度20rpmの条件で900〜2000mPa・sであることが好ましい。塗料の粘度が上記値よりも低くなると塗工時に液だれ発泡、はじきが発生する、もしくは塗料を調製時に顔料の分散不良が発生するため好ましくない。また粘度が上記値よりも高くなると塗工スジが発生する、もしくはレベリング不良が発生するため好ましくない。

0014

本発明では、漆喰顔料層2中に含まれる消石灰として、漆喰材料として市販されているものが広く利用でき、水酸化カルシウムを含有した市販の漆喰塗料を用いることによって漆喰顔料層2を形成することができる。この際、良好な消臭効果が発揮されるための、漆喰顔料層2を構成する固形分中の消石灰の配合量は36〜43重量%の範囲内、好ましくは38〜42重量%の範囲内である。
本発明では、漆喰顔料層2中に含まれる着色・体質顔料は、着色顔料であっても、体質顔料であっても、着色顔料と体質顔料の両方から成るものであっても良い。
この際、着色顔料としては無機白色顔料が好ましく、一般的なものとしては酸化チタンタルク炭酸カルシウムシリカ等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
更に、漆喰顔料層2中に含まれる体質顔料としては公知のものが種々使用でき、一般的なものとしては炭酸カルシウムや石膏水酸化アルミニウム硫酸バリウム炭酸バリウム等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
尚、本発明において、上記の着色顔料及び/又は体質顔料の配合量は、漆喰顔料層を構成する固形分中に21〜26重量%の範囲内、好ましくは23〜25重量%の範囲内である。

0015

又、漆喰顔料層2中に含まれる水溶性結合材樹脂としては、水性被膜形成性樹脂を種々用いることができるが、アクリル樹脂ポリビニルアルコール樹脂ウレタン樹脂ポリエステル樹脂等が好ましく、これらは1種又は2種以上使用することができる。
この水溶性結合材樹脂の配合量は、漆喰顔料層を構成する固形分中に32〜43重量%の範囲内、好ましくは34〜39重量%の範囲内であり、上記の配合量が32重量%未満の場合には基材表面との密着不良や脆性剥がれが生じ、逆に、上記の配合量が43重量%を超えると、水溶性結合材樹脂が漆喰顔料粒子の表面を覆うため漆喰顔料層の消臭効果が低下する。尚、水溶性結合材樹脂の配合量が上記の範囲の場合、良好な塗装作業性及び被膜形成性も得られる。
本発明では、漆喰顔料層2を形成させるための塗料として、市販の漆喰塗料に水溶性結合材樹脂を添加・混合することによって調製したものを使用することができ、適した塗料としては、例えば、関西ペイント社製の漆喰塗料(アクリル樹脂エマルション商品名:アレスシックイ、固形分69重量%、水酸化カルシウム30重量%含有)100重量部に、市販のポリビニルアルコールポバールPVA)3〜15重量部を添加・混合したものが挙げられる。

0016

本発明の漆喰粘着シートを構成する合成樹脂製フィルム基材1の他方の表面(図面においては下側)には、粘着剤層3を介して剥離ライナー4が剥離可能に積層されており、これによって、本発明の漆喰粘着シートを任意の対象物に貼着することが可能となる。
本発明では、必要とされる粘着力に応じて、粘着剤層3を構成する粘着剤の種類や層厚みを適宜選択することができるが、一般的な粘着剤層3としては、アクリル樹脂系粘着剤を15〜40μm程度の厚みで塗布することにより形成された層が挙げられる。
本発明では、JIS Z0237に従って測定された粘着剤層3のステンレスに対する24時間後の粘着力が、23℃×50%RHの条件で7〜23N/25mmの範囲内であることが好ましい。この際、上記粘着力が7N/25mm未満であると粘着力が弱く、漆喰粘着シートが剥がれ易くなり、逆に23N/25mmを超えると、貼り直しや使用後の廃棄処分を行う際に漆喰粘着シートが剥がれにくく、剥離時に基材破壊が生じ易くなる。
また本発明では、貼付時に仮留めやエア抜け性能など作業性を向上させるため、粘着剤層の表面にタイラー標準ふるいのメッシュ状の凹凸が形成されていることが好ましく、この表面凹凸における凹部の線巾(メッシュ線部の巾に対応する)が50〜350μmで、深さが12〜40μmで、当該表面凹凸における方形状の凸部(メッシュの目開き部に対応する)の一辺の長さが130〜350μmであることが好ましい。

0017

本発明の漆喰粘着シートを構成する剥離ライナーの素材には限定はなく、好ましくは紙、PET、ポリオレフィンなどを用いることができる。貼付施工時の貼り合わせの隙間や位置合わせを容易にするため、剥離ライナーに、巾が漆喰粘着シート製品の巾に対して1.6%から17%になるように、製品の中央部かつ一方向のみに互いに平行な2本の切れ目を入れ(裏罫と呼ばれる)、施工時はその切れ目をいれた部分のみを剥がして被着体に貼り付け、漆喰粘着シートの位置合わせをした後に残りの剥離ライナーを剥がして施工するようにすることが好ましい。
上記裏罫の巾が漆喰粘着シート製品の巾に対して1.6%未満であると比較的に重量が重いシート製品の仮留めができず、落下するので好ましくない。上記裏罫の巾が17%以上になるとリワーク(貼り直し)する際に、シートにしわが発生する、もしくは漆喰顔料層が剥がれるなどの支障を来たすので好ましくない。

0018

図2には、図1における合成樹脂製フィルム基材1と漆喰顔料層2との間に、合成樹脂製フィルム基材1と漆喰顔料層2との接着性を高める目的でアンカー層5が設けられた本発明の漆喰粘着シートの層構成が示されている。このアンカー層5は、消石灰を含まず、着色・体質顔料及び水溶性結合材樹脂を含有する塗料を塗布することによって形成された層であり、この塗布量は15〜50g/m2で、層厚みとしては10〜35μm程度である。
このようなアンカー層5を形成させるための塗料としては、市販の漆喰塗料用アンカーコーティング液を使用することができ、例えば、関西ペイント社製のアンカーコーティング液(アクリル樹脂エマルション、商品名:アレスシックイシーラーネオ、固形分66.5重量%で、そのうち樹脂固形分は18.5重量%)が使用できる。
このアンカー層5を形成させる際のコーティング方法としては、漆喰顔料層2の場合と同様、ナイフ式又はロール回転式連続コーティング法が一般的である。
本発明では、このようなアンカー層5を設けた場合、漆喰顔料層2の塗布量(塗布厚み)を80〜200g/m2とすることが好ましく、漆喰顔料層2を構成する成分の配合割合は、図1の場合と同じである。

0019

実施例1:漆喰粘着シートの製造例
漆喰顔料層を形成させるための塗料として、市販のアクリル樹脂系漆喰塗料(関西ペイント社製、商品名:アレスシックイ、固形分69重量%、着色・体質顔料18重量%、アクリル樹脂エマルション20重量%、水酸化カルシウム30重量%、添加剤1重量%含有)100重量部に、ポリビニルアルコール(日本合成化学工業社製、ゴーセネック品番LW−200)を、以下の表1に記載される量にて添加・混合し、組成の異なる塗料をそれぞれ調製した。尚、この表1には、上記で調製した塗料についての、B型粘度計を用いて回転速度2.5rpm及び20rpmの条件にて測定された粘度も示されている。
そして、合成樹脂製フィルム基材として、市販のポリエチレンテレフタレートフィルム東洋紡社製クリスパーK2411厚さ75μm、Ra=0.2μm)を準備し、上記の塗料をそれぞれ、漆喰顔料層が100g/m2となるようにして上記フィルム基材の一方の表面にナイフ式コーティング法にて塗布し、乾燥を行った。その後、上記フィルム基材の他方の表面に市販のアクリル系粘着剤を25μmの厚みになるようにして塗布することにより粘着層を形成し、この粘着剤層を保護するために市販の剥離ライナーを積層して漆喰粘着シートを製造した。

0020

実施例2:漆喰粘着シートの密着性評価試験消臭性能試験結果
上記実施例1で得られた漆喰粘着シートの密着性はJIS K5600の基盤目試験(クロスカット法)を採用して評価した。
また消臭性能試験は上記実施例1で得られた漆喰粘着シートのそれぞれを100×120mmの大きさに切断し、予めニンニク密閉系ガラスサンプル瓶投入して80℃、1時間放置した後、サンプル瓶からニンニクを取り出して所定サイズの漆喰粘着シートに入れ替えて更に80℃、1時間が経過した後、ブレスチェッカー(株式会社タニタ社製、HC−212M)をサンプル瓶内に設置して消臭の度合を測定した。
ブレスチェッカーは臭気の元となる硫化物を検知する測定器で臭気の度合、スケールはレベル0〜5まであり、0が無臭、数値が増加するほど臭気が強くなる。その結果を以下の表1に示す。

0021

0022

実施例の番号4の組成物の漆喰顔料層と同配合の固形分をもつ塗液において固形分/水溶媒比を変化させた時の粘度とコーティング適性評価の結果を表2に示す。

0023

0024

漆喰粘着シート製品の巾に対する裏罫の巾を最適化した結果を表3に示す。

0025

実施例

0026

上記表1の結果から、漆喰層の塗料の固形分に対して水溶性結合材樹脂(アクリル樹脂+ポリビニルアルコール樹脂)の割合が32〜43重量%で、消石灰の割合が36〜43重量%で、着色・体質顔料の割合が21〜26重量%の範囲において有効な消臭性能が確認され、各成分の割合が上記の範囲にある本発明の漆喰粘着シートは、硫化物を吸着分解し、消臭性能を有するものであることが確認された。
尚、上記の結果は、合成樹脂製フィルム基材と漆喰顔料層との間にアンカー層が設けられていない層構成を有した漆喰粘着シートについての消臭性能試験結果であるが、アンカー層を設けた層構成を有する漆喰粘着シートの場合にも同様の消臭性能が確認された。

0027

本発明の漆喰粘着シートを用いることによって、施工業者によらない簡易施工が可能となり、誰でも簡単に左官仕上げ風の壁面を作ることができる。そして、本発明の漆喰粘着シートを壁面に貼着することにより、簡単に消臭性能を有した空間(部屋)作りを行うことが可能であるので、本発明の漆喰粘着シートは非常に有用である。

0028

1合成樹脂製フィルム基材
2漆喰顔料層
3粘着剤層
4剥離ライナー
5 アンカー層

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