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技術 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム

出願人 大日本印刷株式会社
発明者 荒金邦明増田健二松村健一
出願日 2016年10月24日 (2年10ヶ月経過) 出願番号 2016-207703
公開日 2017年2月16日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2017-038400
状態 特許登録済
技術分野 カラーテレビジョンの色信号処理 画像処理 表示装置の制御、回路
主要キーワード タブレット型端末装置 補正対象範囲 M成分 輝度制御処理 表示用画像情報 色相軸 反対色 画像処理装置用
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (18)

課題

表示すべき画像自体の特性やそれを表示させるユーザの嗜好等に合致した態様で、有害なブルーライトを低減してユーザの眼の保護を図ることが可能な画像処理装置を提供する。

解決手段

ディスプレイ8に表示すべき画像に相当する画像情報Sinを取得するブルーライト低減制御部3と、取得した画像情報Sinにおける青色成分に相当する輝度低減率が、当該画像情報Sinにおける他の色成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各輝度を低減して更新画像情報Sbcを生成し、ディスプレイ8に出力して表示させる画素値更新部6と、を備える。

概要

背景

近年、パーソナルコンピュータタブレット型端末装置バックライトとしてLED(Light Emitting Diode)が積極的に採用されている。このLEDは可視光線における青色領域の光を強く発しており、それらはエネルギーが強いため、ユーザの眼の網膜等の損傷の原因になると言われている。この問題を改善するために、疲労感の低減及び眼病予防に効果的な光学部品が提案されている。このような防眩効果を有し、疲労感の低減、眼病予防にも効果的で、且つ視認性が良好な光学部品を開示する特許文献として、下記特許文献1が挙げられる。

この特許文献1に開示されている光学部品では、特定波長の光(以下、単に「ブルーライト」と称し、その波長は400ナノメートル〜500ナノメートル程度である。)を低減させることで、防眩効果、疲労感低減及び眼病予防を実現している。また当該光学部品では、それを表示装置に取り付ける(若しくは、レンズ型にした当該光学部品を眼鏡に取り付けて、そのレンズを通して視る)ことで、眼に照射されるブルーライトを低減する構成とされている。

概要

表示すべき画像自体の特性やそれを表示させるユーザの嗜好等に合致した態様で、有害なブルーライトを低減してユーザの眼の保護をることが可能な画像処理装置を提供する。ディスプレイ8に表示すべき画像に相当する画像情報Sinを取得するブルーライト低減制御部3と、取得した画像情報Sinにおける青色成分に相当する輝度低減率が、当該画像情報Sinにおける他の色成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各輝度を低減して更新画像情報Sbcを生成し、ディスプレイ8に出力して表示させる画素値更新部6と、を備える。

目的

本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、表示すべき画像自体の特性やそれを表示させるユーザの嗜好等に合致した態様で、有害なブルーライトを低減してユーザの眼の保護を図ることが可能な画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法、及び当該画像処理装置用プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する取得手段と、前記取得した画像情報における青色成分に相当する輝度低減率が、当該画像情報における他の色成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各前記輝度を低減して表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる輝度制御処理を行う処理手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置

請求項2

請求項1に記載の画像処理装置において、前記青色成分はRGB(Red Green Blue)色空間におけるB成分であり、前記他の色成分は前記RGB色空間におけるR成分及びG成分であり、前記処理手段は、前記B成分に相当する前記輝度の前記低減率が前記R成分及び前記G成分それぞれに相当する各前記輝度の前記低減率より大きくなるように、前記B成分に相当する前記輝度を低減して前記表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させることを特徴とする画像処理装置。

請求項3

請求項2に記載の画像処理装置において、前記輝度制御処理として前記処理手段は、前記R成分及び前記G成分それぞれに相当する前記輝度の低減率を、前記B成分に相当する前記輝度の低減率の四分の一以上二分の一以下として、前記表示用画像情報を生成することを特徴とする画像処理装置。

請求項4

請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、表示すべき前記画像全体における平均輝度を検出する検出手段を更に備え、前記検出された平均輝度が予め設定された輝度以上であるとき、前記処理手段は前記輝度制御処理を行うことを特徴とする画像処理装置。

請求項5

請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記画像が表示される前記表示手段の表示領域の一部を選択するために用いられる領域選択手段を更に備え、前記処理手段は、前記選択された一部のみを対象として前記輝度制御処理を行うことを特徴とする画像処理装置。

請求項6

請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置と、前記表示用画像情報を取得して、当該表示用画像情報に相当する画像を表示する前記表示手段と、を備えることを特徴とする表示装置

請求項7

表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する取得工程と、前記取得した画像情報における青色成分に相当する輝度の低減率が、当該画像情報における他の色成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各前記輝度を低減して表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる処理工程と、を含むことを特徴とする画像処理方法

請求項8

画像処理装置に含まれるコンピュータを、表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する取得手段、及び、前記取得した画像情報における青色成分に相当する輝度の低減率が、当該画像情報における他の成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各前記輝度を低減して表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる処理手段、として機能させることを特徴とする画像処理用プログラム

技術分野

0001

本発明は、画像処理装置表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、表示される画像を視るユーザの眼を保護するための画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法、及び当該画像処理装置用プログラムの技術分野に属する。

背景技術

0002

近年、パーソナルコンピュータタブレット型端末装置バックライトとしてLED(Light Emitting Diode)が積極的に採用されている。このLEDは可視光線における青色領域の光を強く発しており、それらはエネルギーが強いため、ユーザの眼の網膜等の損傷の原因になると言われている。この問題を改善するために、疲労感の低減及び眼病予防に効果的な光学部品が提案されている。このような防眩効果を有し、疲労感の低減、眼病予防にも効果的で、且つ視認性が良好な光学部品を開示する特許文献として、下記特許文献1が挙げられる。

0003

この特許文献1に開示されている光学部品では、特定波長の光(以下、単に「ブルーライト」と称し、その波長は400ナノメートル〜500ナノメートル程度である。)を低減させることで、防眩効果、疲労感低減及び眼病予防を実現している。また当該光学部品では、それを表示装置に取り付ける(若しくは、レンズ型にした当該光学部品を眼鏡に取り付けて、そのレンズを通して視る)ことで、眼に照射されるブルーライトを低減する構成とされている。

先行技術

0004

特開2013−8052号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記特許文献1に開示されている光学部品を用いてブルーライトのみを低減させる場合、当然ながら、表示されている画像の色味が変わって見えるため、画像全体としての鮮明さが失われてしまうという問題点がある。またこのため、画像自体の内容やそれを視る状況に応じて、鮮明さを維持したい場合(ブルーライトを低減したくない場合)と、確実にブルーライトを低減したい場合とを両立させることが望まれる。

0006

これに対し、特許文献1に開示されている光学部品を用いた場合、状況に応じて頻繁にそれを取り替えることは難しいため、上記のブルーライトの低減を適宜オンオフ制御することはできない。また、光学部品によるブルーライトの低減の場合は、画像自体に関わらず一様に低減することとなるため、画像の内容等に連動したブルーライトの低減のオン/オフ制御も不可能である。更に光学部品自体における低減率に関しても、その材料によって固定されるため、ユーザによって要求される低減率に応じて任意にそれを変化させることは不可能であるという問題点があった。

0007

そこで本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、表示すべき画像自体の特性やそれを表示させるユーザの嗜好等に合致した態様で、有害なブルーライトを低減してユーザの眼の保護を図ることが可能な画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法、及び当該画像処理装置用のプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ディスプレイ等の表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得するブルーライト低減制御部等の取得手段と、前記取得した画像情報における青色成分に相当する輝度の低減率が、当該画像情報における他の色成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各前記輝度を低減して表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる輝度制御処理を行う画素値更新部等の処理手段と、を備える。

0009

上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置と、前記表示用画像情報を取得して、当該表示用画像情報に相当する画像を表示する前記表示手段と、を備える。

0010

上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、ディスプレイ等の表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する取得工程と、前記取得した画像情報における青色成分に相当する輝度の低減率が、当該画像情報における他の色成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各前記輝度を低減して表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる処理工程と、を含む。

0011

上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、画像処理装置に含まれるコンピュータを、ディスプレイ等の表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する取得手段、及び、前記取得した画像情報における青色成分に相当する輝度の低減率が、当該画像情報における他の成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各前記輝度を低減して表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる処理手段、として機能させる。

0012

請求項1又は請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の発明によれば、表示すべき画像に相当する画像情報における青色成分に相当する輝度の低減率が、他の色成分に相当する輝度の低減率以上となるように各輝度を低減して表示用画像情報を生成して表示させる。よって、青色成分を低減する光学部材等を別途使用することなく、画像処理により有害な青色成分を低減することができる。

0013

上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記青色成分はRGB(Red Green Blue)色空間におけるB成分であり、前記他の色成分は前記RGB色空間におけるR成分及びG成分であり、前記処理手段は、前記B成分に相当する前記輝度の前記低減率が前記R成分及び前記G成分それぞれに相当する各前記輝度の前記低減率より大きくなるように、前記B成分に相当する前記輝度を低減して前記表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させるように構成される。

0014

請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、RGB色空間におけるB成分に相当する輝度の低減率が、RGB色空間におけるR成分及びG成分それぞれに相当する各輝度の低減率より大きくなるように、当該B成分に相当する輝度を低減して表示用画像情報を生成して表示させる。よって、当該B成分を低減する光学部材等を別途使用することなく、有害な青色成分を低減することができる。

0015

上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記輝度制御処理として前記処理手段は、前記R成分及び前記G成分それぞれに相当する前記輝度の低減率を、前記B成分に相当する前記輝度の低減率の四分の一以上二分の一以下として、前記表示用画像情報を生成するように構成される。

0016

請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、R成分及びG成分それぞれに相当する輝度の低減率を、B成分に相当する輝度の低減率の四分の一以上二分の一以下とする。よって、B成分に対するバランスを考慮してR成分及びG成分をも低減することで、画像全体の色味が変化することを防止しつつ、有害な青色成分を低減することができる。

0017

上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、表示すべき前記画像全体における平均輝度を検出するブルーライト低減制御部等の検出手段を更に備え、前記検出された平均輝度が予め設定された輝度以上であるとき、前記処理手段は前記輝度制御処理を行うように構成される。

0018

請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、画像全体における平均輝度が既定の輝度以上であるとき輝度制御処理を行うので、画像全体としての色味又は印象等を損なうことなく、有害な青色成分を低減することができる。

0019

上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記画像が表示される前記表示手段の表示領域の一部を選択するために用いられる操作部等の領域選択手段を更に備え、前記処理手段は、前記選択された一部のみを対象として前記輝度制御処理を行うように構成される。

0020

請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、領域選択手段により選択された表示領域の一部のみを対象として輝度制御処理を行うので、輝度制御処理の対象となる表示領域の一部が選択可能であることにより、ユーザの好みにより合致した態様で有害な青色成分を低減することができる。

発明の効果

0021

本発明によれば、表示すべき画像に相当する画像情報における青色成分に相当する輝度の低減率が、当該画像情報における他の色成分に相当する輝度の低減率以上となるように、各輝度を低減して表示用画像情報を生成して表示させる。

0022

従って、青色成分を低減する光学部材等を別途使用することなく、画像処理により有害な青色成分を低減することができることで、表示すべき画像自体の特性やそれを表示させるユーザの嗜好等に合致した態様で、有害な青色成分を低減してユーザの眼の保護を図ることができる。

図面の簡単な説明

0023

第1実施形態に係る表示装置の概要構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係るブルーライトの低減処理を示す図であり、(a)は各色の輝度の相違を示す図であり、(b)はRGB色空間におけるブルーライトの低減を説明する図である。
第1実施形態に係る各低減率の相違を例示する図である。
第1実施形態に係るブルーライトの低減処理を示すフローチャートである。
第1実施形態に係るブルーライトの低減処理を領域ごとに行う場合を例示する図であり、(a)は第1例を示す図であり、(b)は第2例を示す図である。
第1実施形態に係るブルーライトの低減処理の他の例を示す図であり、(a)は各色の輝度の相違を示す図であり、(b)はRGB色空間におけるブルーライトの低減を説明する図である。
実施形態に係るブルーライトの低減処理の更に他の例を、RGB色空間を用いて示す図である。
第2実施形態の原理を説明する図(I)であり、(a)はHLS色空間の概念を示す図であり、(b)はHSV色空間の概念を示す図である。
第2実施形態の原理を説明する図(II)であり、(a)はHLS色空間におけるブルーライトの低減処理(I)を説明する図であり、(b)はHLS色空間におけるブルーライトの低減処理(II)を説明する図である。
第2実施形態の原理を説明する図(III)であり、(a)はHSV色空間におけるブルーライトの低減処理(I)を説明する図であり、(b)はHSV色空間におけるブルーライトの低減処理(II)を説明する図である。
第2実施形態に係る表示装置の概要構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係るブルーライトの低減処理を示す図であり、(a)は各色の輝度の相違を示す図であり、(b)はHLS色空間の色相におけるブルーライトの低減を説明する図である。
第2実施形態に係るブルーライトの低減処理を示すフローチャートである。
第2実施形態に係るブルーライトの低減処理の他の例を示す図であり、(a)は各色の輝度の相違を示す図であり、(b)はHLS色空間の色相におけるブルーライトの低減を説明する図である。
本発明の効果を例示する図(I)であり、(a)は広い波長に渡って効果を例示するであり、(b)はブルーライトの波長について効果を例示する図である。
本発明の効果を例示する図(II)であり、(a)は広い波長に渡って効果を例示するであり、(b)はブルーライトの波長について効果を例示する図である。
本発明の効果を例示する図(III)であり、(a)は広い波長に渡って効果を例示するであり、(b)はブルーライトの波長について効果を例示する図である。

0024

次に、本発明を実施するための形態について、図1乃至図14を用いて説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、動画及び静止画を含む画像を表示する表示装置におけるブルーライトの低減処理に対して、本発明を適用した場合の実施の形態である。

0025

(I)第1実施形態
初めに本発明に係る第1実施形態について、図1乃至図7を用いて説明する。なお、図1は第1実施形態に係る表示装置の概要構成を示すブロック図であり、図2は第1実施形態に係るブルーライトの低減処理を示す図であり、図3は第1実施形態に係る各低減率の相違を例示する図である。更に図4は当該低減処理を示すフローチャートであり、図5は当該低減処理を領域ごとに行う場合を例示する図であり、図6は当該低減処理の他の例を示す図である。更にまた、図7はRGB色空間を用いて当該低減処理の更に他の例を例示する図である。また、以下の説明では、第1実施形態に係るブルーライトの低減処理を、単に「第1実施形態に係る低減処理」と称する。

0026

図1に示すように、第1実施形態に係る表示装置D1は、画像生成部1と、キーボードマウス又はタッチパネル等から成り、表示装置D1としての処理を指定する操作信号Sopを生成する操作部2と、ブルーライト低減制御部3と、補正対象範囲設定部4と、ハードディスク等の記録媒体から成り、後述する低減率テーブルを不揮発性に記録する記録部5と、画素値更新部6と、切換部7と、LEDであるバックライトを有する液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ8と、により構成されている。

0027

このとき、表示ディスプレイ8が本発明に係る「表示手段」の一例に相当し、ブルーライト低減制御部3が本発明に係る「取得手段」の一例及び「検出手段」の一例にそれぞれ相当し、画素値更新部6が本発明に係る「処理手段」の一例に相当する。また、記録部5が本発明に係る「記憶手段」の一例に相当し、操作部2が本発明に係る「選択手段」の一例及び「領域選択手段」の一例にそれぞれ相当する。

0028

この構成において画像生成部1は、ディスプレイ8に表示されるべき画像(静止画又は動画の少なくともいずれか一方を含む。以下同様。)に相当する画像情報Sinを生成してブルーライト低減制御部3に出力する。一方記録部5は、第1実施形態に係る低減処理のための予め設定された低減率テーブルであって、上記画像におけるB成分を低減する際に用いられる低減率パラメータを少なくとも含む低減率テーブルを、不揮発性にn個(nは自然数)記録している。なお、各低減率テーブルについては、後ほど詳述する。

0029

一方操作部2は、ユーザの操作に基づき、第1実施形態に係る低減処理を実行するか否かを示すオン/オフ信号、当該低減処理を実行する場合において当該低減処理の対象となる画像内の範囲を示す範囲指定信号、及び当該低減処理を実行する場合において当該低減処理に用いられる上記低減率テーブルを指定するためのテーブル指定信号をそれぞれ含む上記操作信号Sopを生成する。そして操作部2は、上記オン/オフ信号をブルーライト低減制御部3及び切換部7に、上記範囲指定信号を上記補正対象範囲設定部4及び切換部7に、上記テーブル指定信号を上記記録部5に、それぞれ出力する。このとき、ディスプレイ8に表示する画像が例えば映画に相当する画像である場合は、その画質等を維持すべく、第1実施形態に係る低減処理を実行しない旨の操作が操作部2において行われるのが好ましい。これに対して、ディスプレイ8に表示する画像が例えば事務用の文書に相当する画像である場合は、有効にブルーライトを低減すべく、第1実施形態に係る低減処理を実行する旨の操作が操作部2において行われるが好ましい。また、第1実施形態に係る低減処理を実行する場合には、その低減率を選択する操作を反映した上記テーブル指定信号が生成/出力されることになる。

0030

これによりブルーライト低減制御部3は、操作部2からの上記オン/オフ信号に基づき、画像情報Sinについて第1実施形態に係る低減処理を実行するか否かを判定し、実行する場合は画像情報Sinを補正対象範囲設定部4に出力する。一方当該低減処理を実行しない場合、ブルールライト低減制御部3は画像情報Sinをそのまま切換部7に出力する。

0031

次に補正対象範囲設定部4は、操作部2からの上記範囲指定信号に基づき、第1実施形態に係る低減処理の対象となる画像情報Sinの画素については当該画像情報Sinを画素値更新部6に出力する。一方、当該低減処理の対象となる画素以外の画像情報Sinの画素については、当該画像情報Sinをそのまま切換部7に出力する。

0032

他方記録部5は、操作部2からの上記テーブル指定信号により指定されている低減率テーブルに含まれる低減率パラメータを、画素値更新部6に出力する。

0033

これらにより画素値更新部6は、補正対象範囲設定部4から出力されてくる画像情報Sinに含まれている各画素におけるB成分、R成分及びG成分それぞれの画素値(より具体的には、例えば輝度)を、記録部5から出力された低減率テーブルにより示される画素値に更新し、更新画像情報Sbcとして切換部7に出力する。ここで、上記画素値(又は輝度)の上限値は階調数によって決定され、ディスプレイ8が液晶ディスプレイにより構成される場合には、RGBで24ビットの液晶ディスプレイであればその上限値は三色の色成分ごとに「255(28−1)」であり、RGBで18ビットの液晶ディスプレイであればその上限値は三色の色成分ごとに「63(26−1)」である。

0034

そして切換部7は、操作部2からの上記オン/オフ信号及び上記範囲指定信号に基づき、第1実施形態に係る低減処理の対象となっていない画素の画像情報Sinについては、ブルーライト低減制御部3又は補正対象範囲設定部4側に切り換え、そのまま表示情報Soutとしてディスプレイ8に出力する。これに対して第1実施形態に係る低減処理の対象となっている画素の画像情報Sinについては、画素値更新部6側に切り換えて、上記更新画像情報Sbcを表示情報Soutとしてディスプレイ8に出力する。

0035

最後にディスプレイ8は、切換部7から出力されてきた表示情報Soutに相当する画像を表示する。

0036

次に、第1実施形態に係る低減処理に用いられる上記低減率テーブルについて、図2を用いて説明する。

0037

第1実施形態に係る低減処理では、上記背景技術として説明した特別な光学部品を別途使用することなく、表示装置D1としての色調整処理により、画像情報Sinに相当する画像におけるブルーライトを低減する。なお以下の説明における「低減率」は、第1実施形態に係る低減処理を行わない場合における入力画像(画像情報Sin)の各画素値を「1」とし、以下の式により定義されるパラメータである。

0038

低減率[%]={1−(出力画素値入力画素値)}×100
このとき、上記バックライトの明るさと表示された画像の輝度が比例関係でない場合があることにより、画像情報としての低減率と、実際にディスプレイ8に画像を表示した際にディスプレイ8から発生するエネルギーの低減率とは異なることに注意を要する。

0039

即ち図2(a)に例示するように、横軸を入力画素値とし、縦軸を出力画素値とする場合に、第1実施形態に係る低減処理では、図2(a)において破線で示す原画(即ち、上記画像情報Sinに相当する画像)に対して、B成分の低減率が他の色成分(R成分及びG成分)の低減率よりも大きくなるように、上記画素値更新部6において各色成分の輝度を更新し、上記更新画像情報Sbcとして切換部7に出力する。この低減処理は、例えば画素ごとに実行される。ここで、上記B成分の波長は例えば440ナノメートル乃至490ナノメートル程度であり、上記R成分の波長は例えば620ナノメートル乃至740ナノメートル程度であり、上記G成分の波長は例えば500ナノメートル乃至600ナノメートル程度である。また図2(a)において、R成分及びG成分のグラフが例えば出力画素値=入力画素値×0.9で表されるとすると当該R成分及びG成分それぞれにおける低減率は10%((1−0.9)×100)となり、またB成分のグラフが例えば出力画素値=入力画素値×0.75で表されるとすると当該B成分における低減率は25%((1−0.75)×100)となる。一方、図2(a)に例示する低減処理をRGB色空間で表現すると、例えば図2(b)に例示するようになる。図2(b)からも明らかなように、第1実施形態に係る低減処理においては、B成分だけでなくR成分及びG成分についてもそれぞれ低減するが、その低減率については、B成分が他の色成分よりも大きいものとされている。

0040

なお、図2(a)において、B成分のみを低減することも可能であるが、その場合には画像全体としての色味が変化してしまい(より具体的には、黄色がかってしまい)、表示装置D1としては好ましくない。そこで第1実施形態に係る低減処理では、B成分だけでなく、図2(a)に例示するようにR成分及びG成分も低減させる。そしてこのときのR成分及びG成分それぞれにおける低減率を、例えばB成分における低減率の四分の一以上二分の一以下とする。より具体的には、例えばB成分における低減率を10パーセントとした場合、R成分及びG成分それぞれにおける低減率を2.5パーセント以上5パーセント以下とする。これにより、画像全体としての色味の変化を抑制しつつ、有害なブルーライトを低減することができる。なおこのとき、画像の内容によっては、上述したB成分のみの低減を行ってもよい場合(換言すれば、R成分及びG成分それぞれにおける低減率はゼロとする(R成分及びG成分を低減しない)場合)もあり得る。そしてこの場合についても、第1実施形態に係る表示装置D1では、B成分のみを低減するための低減率テーブルを選択することで、これを可能とすることができる。

0041

そして、第1実施形態に係る表示装置D1の記録部5には、図2に例示した第1実施形態に係る低減処理の趣旨を異なる低減率についてそれぞれ示す低減率パラメータを含む上記低減率テーブルが、例えば図1に例示するように第1低減率テーブルT1、第2低減率テーブルT2、第3低減率テーブルT3、…、第n低減率テーブルTnとして予め記録されている。このとき、各低減率テーブルにおける低減率の相違については、例えば図3に例示するように、低減率テーブルとしての番号が増えるほど大きな低減率として、図2に例示した趣旨に沿った低減率が色成分ごとに予め記録されている。また、各低減率テーブルにおける低減率パラメータの実際の値は、例えば実験的或いは経験的に予め定められることが考えられる。

0042

次に、第1実施形態に係る低減処理について、より具体的に図4及び図5を用いて説明する。

0043

図4に示すように、第1実施形態に係る低減処理においては、画像生成部1から上記画像情報Sinが入力されると、先ずブルーライト低減制御部3に取り込まれる(ステップS1)。そしてブルーライト低減制御部3は、操作部2からの上記オン/オフ信号に基づき、画像情報Sinについて第1実施形態に係る低減処理を実行するか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2の判定において当該低減処理を実行する場合(ステップS2;YES)、ブルーライト低減制御部3は画像情報Sinを補正対象範囲設定部4に出力する。一方、ステップS2の判定において当該低減処理を実行しない場合(ステップS2;NO)、ブルーライト低減制御部3は画像情報Sinをそのまま切換部7に出力する(ステップS6)。

0044

次に補正対象範囲設定部4は、操作部2からの上記範囲指定信号に基づき、画像情報Sinにおいて、第1実施形態に係る低減処理の対象となる画素とそれ以外の画素とを判別する(ステップS3)。より具体的に例えば、図5(a)に例示する範囲ARに含まれる画素について第1実施形態に係る低減処理の対象とする旨が上記範囲指定信号により示されている場合、補正対象範囲設定部4は、範囲AR内の画素については(ステップS3;YES)画像情報Sinを画素値更新部6に出力する。一方、範囲AR内の画素以外の画素については(ステップS3;NO)、画像情報Sinをそのまま切換部7に出力する(ステップS6)。なおこの場合、図5(b)の例示するように、第1実施形態に係る低減処理の対象としない画像を含む範囲ARを操作部2からの上記範囲指定信号により指定し、この範囲AR以外の範囲に含まれる画素を、第1実施形態に係る低減処理の対象とするように構成することもできる。

0045

これらと並行して記録部5では、操作部2からの上記テーブル指定信号により示されている低減率テーブルの選定(換言すれば、低減率の指定)が行われ(ステップS4)、テーブル指定信号により指定された低減率テーブルに含まれる低減率パラメータが画素値更新部6に出力される。

0046

これらにより画素値更新部6は、補正対象範囲設定部4から出力されてくる画像情報Sinに含まれている各画素におけるB成分、R成分及びG成分それぞれの画素値を、記録部5から出力された低減率テーブルにより示される画素値に更新し(ステップS5)、更新画像情報Sbcとして切換部7に出力する。

0047

そして切換部7は、操作部2からの上記オン/オフ信号及び上記範囲指定信号に基づき、ブルーライト低減制御部3又は補正対象範囲設定部4側と画素値更新部6側とを切り換えて、表示情報Soutをディスプレイ8に出力して表示させる(ステップS6)。

0048

以上説明したように、第1実施形態に係る低減処理によれば、表示すべき画像に相当する画像情報SinにおけるB成分に相当する例えば輝度の低減率が、当該画像情報におけるR成分及びG成分それぞれに相当する例えば各輝度の低減率より大きくなるように、少なくともB成分に相当する輝度を低減して表示情報Soutを生成して表示させる。よって、B成分を低減する光学部材等を別途使用することなく、画像処理により有害なブルーライトを低減することができる。

0049

また、R成分及びG成分それぞれに相当する低減率を、B成分に相当する低減率の四分の一以上二分の一以下とするので、B成分に対するバランスを考慮してR成分及びG成分をも低減することで、画像全体の色味が変化することを防止しつつ、有害なブルーライトを低減することができる。

0050

更に、記録部5に記録されている低減率テーブルのうち、操作部2の操作により選択された低減率テーブルを用いて低減処理を行うので、ユーザの意図に沿った態様で有害なブルーライトを低減することができる。

0051

更にまた、操作部2により選択された範囲のみを対象として第1実施形態に係る低減処理を行う場合は、当該低減処理の対象となる範囲が選択可能であることにより、ユーザの好みにより合致した態様で有害なブルーライトを低減することができる。なおこの場合、図5に例示したように第1実施形態に係る低減処理の対象となる範囲をユーザが指定する他に、例えば、第1実施形態に係る低減処理の対象となる画像(例えば文書の画像)、又は当該低減処理の対象としない画像(例えば映画の画像)が表示されるいわゆるウインドウをユーザが指定するように構成することもできる。この場合、そのウインドウが移動されることで当該低減処理の対象となる(又は対象とならない)画素のディスプレイ8内の位置自体は変化するが、そのウインドウ内に表示されている画像については、常に当該低減処理の対象とする(或いは対象としない)ように制御することができる。

0052

なお、第1実施形態に係る低減処理については、上述した以外の他の態様が可能である。

0053

例えば上述した第1実施形態では、各色成分についての低減率を、図2又は図3を用いて例示したように直線的に変化させる場合について説明したが、これ以外に、例えば図6(a)に例示するように、入力される画像情報Sinにおける輝度が大きい場合ほど低減率を大きくするように構成することもできる。この場合、図6(a)に例示する低減処理をRGB色空間で表現すると、例えば図6(b)に例示するように、低減率が不均等に変化していることになる。このような低減処理は、第1実施形態に係る低減率テーブルに含まれている低減率パラメータの内容を変えることで実現可能となる。

0054

更に図7に例示するように、R、G、Bそれぞれを独立した設定とするのではなく、例えば、第1実施形態に係る低減処理の対象となる画像がB成分を多く含んでいた場合でも、同様にR成分又はG成分も多ければ、B成分としての低減率を下げると共に、R成分やG成分が少なければ(言い換えれば、より純粋な「青」に近い画像(画素)であれば)、青色としての低減率を上げるように構成することもできる。この場合には、画像を構成する画素におけるB成分がR成分及びG成分よりも多いほど当該B成分に相当する低減率を上げて表示情報Soutを生成するので、B成分が多い画素ほどより多く当該B成分が低減されることで、各色成分間のバランスを考慮してB成分を低減し、画像全体の色味が変化することを防止しつつ、有害なB成分を低減することができる。

0055

また、例えば図7を用いて説明した態様の応用した他の態様として、RGB色空間からHLS(Hue Luminance Saturation)空間やHSV(Hue Value Saturation)色空間のような色空間に変換し、R、G、Bの三原色だけではなく、シアンマゼンタ及びイエロー等を考慮して、色空間毎に低減率を制御して効率的なブルーライトの低減を行い、RGB色空間に再変換してディスプレイ8に表示させるように構成することもできる。そこで、本発明を上記HLS色空間又はHSV色空間を用いて実施する場合の実施形態を、本発明に係る第2実施形態として以下に説明する。

0056

(II)第2実施形態
次に上記第2実施形態について、図8乃至図14を用いて説明する。なお、図8乃至図10は第2実施形態の原理等を説明する図であり、図11は第2実施形態に係る表示装置の概要構成を示すブロック図であり、図12は第2実施形態に係るブルーライトの低減処理を示す図である。また、図13は当該低減処理を示すフローチャートであり、図14は当該低減処理の他の例を示す図である。また以下の説明では、第2実施形態に係るブルーライトの低減処理を、単に「第2実施形態に係る低減処理」と称する。

0057

(A)HLS色空間及びHSV色空間について
初めに、第2実施形態にかかるHLS色空間及びHSV色空間について、それぞれ図8を用いてその概念を説明する。なお、これらHLS色空間及びHSV色空間自体は、画像処理用としては、第1実施形態にかかるRGB色空間と共に従来一般的に知られている色空間である。

0058

先ず図8(a)にその概念を上下錐状に示すように、第2実施形態にかかる低減処理に用いられるHLS色空間は、色相(Hue)軸H、輝度(Luminance)軸L及び彩度(Saturation)軸Sにより構成されている。

0059

このうち色相軸Hは、いわゆる「色味」を0度から360度の範囲の角度で表す軸であり、図8(a)に例示するように、R(Red(赤))成分、G(Green(緑))成分及びB(Blue(青))成分の他に、C(Cyan(シアン))成分、M(Magenta(マゼンタ))成分及びY(Yellow(黄))成分が含まれている。このとき、例えば0度がR成分であり、色相軸H上でその反対側に位置する180度は、R成分の反対色に当たる青緑成分となる。HLS色空間を用いれば、反対色を求めるのも容易となる。また、上記B成分の波長は例えば440ナノメートル乃至490ナノメートル程度であり、上記R成分の波長は例えば620ナノメートル乃至740ナノメートル程度であり、上記G成分の波長は例えば500ナノメートル乃至600ナノメートル程度である。そして、上記C成分は上記G成分と上記B成分とからなる成分であり、上記M成分は上記R成分と上記B成分とからなる成分であり、上記Y成分は上記R成分と上記G成分とからなる成分である。

0060

次に彩度軸Sは、輝度軸L(HLS色空間の中心軸)からの距離に見立てて0%(中心軸自体)から100%(最外周)の範囲で「色の鮮やかさ」を表す軸であり、純色から彩度が落ちるということは、即ち灰色に近付いていくという考え方に基づいた概念である。

0061

最後に輝度軸Lは、「色の明るさ」を0%から100%の範囲で表す軸であり、輝度0%(図8(a)最下端)が「黒」であり、輝度100%(図8(a)最上端)が「白」であり、その中間(色相軸Hを表す円板の位置)が50%で純色を表している。

0062

次に図8(b)にその概念を円柱状に示すように、第2実施形態に係る低減処理に用いられるHSV色空間は、色相(Hue)軸H、明度(又は輝度)(Value)軸V及び彩度(Saturation)軸Sにより構成されている。

0063

このうち色相軸Hは、上記HLS色空間の色相軸Hと基本的に同様の軸であり、色の種類を0度から360度の範囲の角度で表し、R成分、G成分及びB成分の他に、C成分、M成分及びY成分が含まれている。

0064

次に彩度軸Sは、これも上記HLS色空間の彩度軸Sと同様に、明度軸V(HSV色空間の中心軸)からの距離に見立てて0%(中心軸自体)から100%(最外周)の範囲で、「色の鮮やかさ」を表す軸である。

0065

最後に明度軸Vは、上記HLS色空間の輝度軸Lに類似して、「色の明るさ」を0%から100%の範囲で表す軸である。このとき当該明度軸Vが、明度100%の純色からどの程度明るさが失われるかを示すのに対し、上記HLS色空間の輝度軸Lは上述したように、「黒」が輝度0%であり、「白」が輝度100%であり、その中間の輝度50%が純色である点が異なる。この点、HLS色空間の輝度軸Lにおける50%以下がHSV色空間の明度軸Vに相当し、当該輝度軸Lにおける50%以上がHSV色空間の彩度軸Sに相当すると言える。

0066

(B)第2実施形態の原理について
次に、上記HLS色空間又はHSV色空間に適用される第2実施形態に係る低減処理の原理について、色空間別に図9及び図10を用いて説明する。

0067

先ず、HLS色空間において白色(無彩色)に対して第2実施形態に係る低減処理を施す場合、図9(a)に破線○及び実線○で例示するように、輝度軸L上において輝度を例えば破線○のレベルから実線○のレベルまで低減させることにより、ディスプレイ8による表示上の色味を変化させることなく、ブルーライトの低減が可能である。一方、HLS色空間のB成分に対して第2実施形態に係る低減処理を施す場合、図9(b)に破線○及び実線○でそれぞれ例示するように、色相軸HにおけるB成分のみのレベルを低減することで、他の色成分(例えばC成分及びM成分)への影響を低減することにより全体的な表示上の色味の変化を抑制しつつ、ブルーライトの低減が可能である。

0068

これに対し、HSV色空間において白色(無彩色)に対して第2実施形態に係る低減処理を施す場合、図10(a)に破線○及び実線○で例示するように、HLS色空間の場合と同様に輝度軸L上において輝度を例えば破線○のレベルから実線○のレベルまで低減させることにより、ディスプレイ8による表示上の色味を変化させることなく、ブルーライトの低減が可能である。また、HSV色空間のB成分に対して第2実施形態に係る低減処理を施す場合、図10(b)に破線○及び実線○でそれぞれ例示するように、これもHLS色空間の場合と同様に色相軸HにおけるB成分のみのレベルを低減することで、他の色成分への影響を低減することにより全体的な表示上の色味の変化を抑制しつつ、ブルーライトの低減が可能である。

0069

(C)第2実施形態に係る表示装置の構成及び動作等
次に、上述した原理を用いる第2実施形態に係る低減処理を実行する第2実施形態に係る表示装置の構成及び動作等について、具体的に図11乃至図14を用いて説明する。なお図11乃至図14では、第1実施形態にかかる表示装置D1と同一の部材又は同一のステップについては、同一の部材番号又は同一のステップ番号を付して細部の説明は省略する。また以下の説明では、第2実施形態に係る低減処理の一例としてHLS色空間を用いた場合について説明する。

0070

図11に示すように、第2実施形態に係る表示装置D2は、第1実施形態に係る表示装置D1の場合と同様の構成及び機能を備える画像生成部1、操作部2、ブルーライト低減制御部3、補正対象範囲設定部4、記録部5、切換部7及びディスプレイ8に加えて、第2実施形態に係る画素値更新部60と、第2実施形態に係る色空間変換部61と、第2実施形態に係る色空間逆変換部62と、により構成されている。なお記録部5については、それに記録されている低減率テーブルが、第2実施形態に係る低減処理のための予め設定された低減率テーブルであって、上記画像におけるB成分を低減する際に用いられる低減率パラメータを少なくとも含む低減率テーブルである点が、第1実施形態に係る表示装置D1の記録部5とは異なっている。この第2実施形態に係る各低減率テーブルについては、後ほど詳述する。

0071

上記の構成を備える第2実施形態に係る表示装置D2において、画像生成部1から出力される上記画像情報Sinは、第1実施形態に係る表示装置D1の場合と同様にRGB色空間に対応した色データ等を含んでいる。そして補正対象範囲設定部4は、操作部2からの上記範囲指定信号に基づき、第2実施形態に係る低減処理の対象となる画像情報Sinの画素については当該画像情報Sinを色空間変換部61に出力する。一方、当該低減処理の対象となる画素以外の画像情報Sinの画素については、当該画像情報Sinをそのまま切換部7に出力する。

0072

そして色空間変換部61は、補正対象範囲設定部4から出力された画像情報Sinが対応する色空間をRGB色空間からHLS色空間に変換し、変換後のHLS色空間に対応する画像情報Sinを画素値更新部60に出力する。なお、色空間変換部60における色空間の変換処理(RGB色空間からHLS色空間への変換処理)自体は従来の当該変換処理と同一であるので、細部の説明は省略する。

0073

他方記録部5からは、操作部2からのテーブル指定信号により指定されている低減率テーブルに含まれる低減率パラメータが画素値更新部60に出力される。

0074

これらにより画素値更新部60は、色空間変換部61から出力されてくる画像情報Sinに含まれている各画素における、HLS色空間の少なくともB成分の画素値(より具体的には、例えば輝度)を、記録部5から出力された低減率テーブルにより示される画素値に更新し、更新画像情報Sbcとして色空間逆変換部62に出力する。この場合の画素値の更新は、図9で例示した原理に基づく画素値の更新である。

0075

そして色空間逆変換部62は、画素値更新部60から出力された更新画像情報Sbcが対応する色空間をHLS色空間からRGB色空間に逆変換し、逆変換後のRGB色空間に対応する更新画像情報Sbcを切換部7に出力する。なお、色空間逆変換部62における色空間の逆変換処理(HLS色空間からRGB色空間への逆変換処理)自体は従来の当該逆変換処理と同一であるので、細部の説明は省略する。

0076

そして切換部7は、操作部2からの上記オン/オフ信号及び上記範囲指定信号に基づき、第2実施形態に係る低減処理の対象となっていない画素の画像情報Sinについては、ブルーライト低減制御部3又は補正対象範囲設定部4側に切り換え、そのまま表示情報Soutとしてディスプレイ8に出力する。これに対して第2実施形態に係る低減処理の対象となっている画素の画像情報Sinについては、色空間逆変換部62側に切り換えて、第2実施形態に係る更新画像情報Sbcを表示情報Soutとしてディスプレイ8に出力する。

0077

最後にディスプレイ8は、切換部7から出力されてきた表示情報Soutに相当する画像を表示する。

0078

次に、第2実施形態に係る低減処理に用いられる上記低減率テーブルについて、図12を用いて説明する。

0079

第2実施形態に係る低減処理では、第1実施形態に係る低減処理と同様に、上記特別な光学部品を別途使用することなく、表示装置D2としての色調整処理により、画像情報Sinに相当する画像におけるブルーライトを低減する。

0080

即ち図12(a)に例示するように、横軸を入力画素値とし、縦軸を出力画素値とする場合に、第2実施形態に係る低減処理では、図12(a)において破線で示す原画(即ち、上記画像情報Sinに相当する画像)に対して、色相軸H(図8又は図9参照)におけるB成分の低減率が色相軸Hにおける他の色成分の低減率以上となるように、上記画素値更新部60において色相軸Hの各色成分の輝度を更新し、上記更新画像情報Sbcとして切換部7に出力する。このとき、色相軸HにおけるB成分の低減率と色相軸Hにおける他の色成分の低減率とを同一とする場合が図9(a)を用いて説明した原理に相当する。一方、色相軸HにおけるB成分の低減率を色相軸Hにおける他の色成分より大きくする場合、又は色相軸HにおけるB成分のみを低減する場合が図9(b)を用いて説明した原理に相当する。これらの低減処理は、例えば画素ごとに実行される。なお、図12(a)に例示する低減処理をHLS色空間で表現すると、例えば図12(b)に例示するようになる。図12(b)からも明らかなように、第2実施形態に係る低減処理において色相軸HにおけるB成分のみを低減する場合には、色相軸HにおけるB成分以外の色成分は低減しない。この場合に、B成分以外の他の色成分についてもB成分についての低減率よりも低い低減率を用いて低減してもよい。

0081

そして、第2実施形態に係る表示装置D2の記録部5には、図12に例示した第2実施形態に係る低減処理の趣旨を異なる低減率についてそれぞれ示す低減率パラメータを含む上記低減率テーブルが、例えば図11に例示するように第1低減率テーブルTT1、第2低減率テーブルTT2、第3低減率テーブルTT3、…、第n低減率テーブルTTnとして予め記録されている。このとき、各低減率テーブルにおける低減率の相違については、例えば第1実施形態において図3を用いて説明したように、低減率テーブルとしての番号が増えるほど大きな低減率として、図12に例示した趣旨に沿った低減率が色成分ごとに予め記録されている。また、各低減率テーブルにおける低減率パラメータの実際の値は、例えば実験的或いは経験的に予め定められることが考えられる。

0082

次に、第2実施形態に係る低減処理について、より具体的に図13を用いて説明する。

0083

図13に示すように、第2実施形態に係る低減処理においては初めに、第1実施形態に係る低減処理と同様のステップS1乃至ステップS3が実行される。

0084

次に例えば、第1実施形態における図5(a)に例示する範囲ARと同様の範囲ARに含まれる画素について第2実施形態に係る低減処理の対象とする旨が操作部2からの上記範囲指定信号により示されている場合、当該範囲AR内の画素について(ステップS3;YES)補正対象範囲設定部4は、画像情報Sinを色空間変換部61に出力する。一方、当該範囲AR内の画素以外の画素については(ステップS3;NO)、補正対象範囲設定部4は画像情報Sinをそのまま切換部7に出力する(ステップS6)。なおこの場合、第1実施形態における図5(b)に例示する場合と同様に、第2実施形態に係る低減処理の対象としない画像を含む範囲ARを操作部2からの上記範囲指定信号により指定し、この範囲AR以外の範囲に含まれる画素を、第2実施形態に係る低減処理の対象とするように構成することもできる。

0085

次に色空間変換部61は、補正対象範囲設定部4から出力された画像情報Sinに対して、上述したRGB色空間からHLS色空間への変換処理を施し、色空間がHLS色空間に変換された画像情報Sinを画素値更新部60に出力する(ステップS10)。

0086

これらと並行して記録部5では、操作部2からの上記テーブル指定信号により示されている低減率テーブルの選定(換言すれば、低減率の指定)が行われ(ステップS11)、テーブル指定信号により指定された低減率テーブルに含まれる低減率パラメータが画素値更新部60に出力される。

0087

これらにより画素値更新部60は、色空間変換部61から出力されてくる画像情報Sinに含まれている各画素における色相軸Hの少なくともB成分の画素値を、記録部5から出力された低減率テーブルにより示される画素値に更新し(ステップS12)、更新画像情報Sbcとして色空間逆変換部62に出力する。

0088

そして色空間逆変換部62は、画素値更新部60から出力された更新画像情報Sbcに対して、上述したHLS色空間からRGB色空間への逆変換処理を施し、色空間がRGB色空間に戻された更新画像情報Sbcを切換部7に出力する(ステップS13)。

0089

その後切換部7は、操作部2からの上記オン/オフ信号及び上記範囲指定信号に基づき、ブルーライト低減制御部3又は補正対象範囲設定部4側と色空間逆変換部62側とを切り換えて、表示情報Soutをディスプレイ8に出力して表示させる(ステップS6)。

0090

以上説明したように、第2実施形態に係る低減処理によれば、HLS色空間におけるB成分に相当する輝度の低減率が、色相軸H内のB成分以外の色成分それぞれに相当する各輝度の低減率以上となるように、当該B成分に相当する輝度を低減して更新画像情報Sbcを生成して表示させる。よって、当該B成分を低減する光学部材等を別途使用することなく、有害なB成分を低減することができる。

0091

また図9(a)に例示するように、画像情報Sinに相当する画像が無彩色である場合には、輝度軸L上でのみ(換言すれば彩度軸S上の彩度をゼロとして)輝度を低減して更新画像情報Sbcを生成すれば、無彩色である例えば白色の画像に対しても、眼の保護を有効に行うことができる。更に、画像情報Sinに相当する画像における彩度が例えば10%以下である場合でも、色相内のB成分及び色相内の当該B成分以外の色成分それぞれに相当する各輝度の低減率を全て略同一として更新画像情報Sbcを生成すれば、色相内の全ての色成分が略等しく低減されることで、例えば表示上の白色の色味が変化することを防止しつつB成分が低減でき、有害なB成分を色味の変化なく低減することができる。

0092

更にまた図9(b)に例示するように、色相内のB成分に相当する輝度のみを低減して表示用画像情報を生成する場合には、表示上の白色を含む色の色味が変化することを防止しつつ、有害なB成分を低減することができる。

0093

なお、上述した第2実施形態に係る低減処理は、色空間としてHLS色空間を用いる場合について説明したが、図8乃至図10を用いて説明したHSV色空間を用いる場合でも、全く同様に第2実施形態に係る低減処理を実行することができる。この場合、上記色空間変換部61では、画像情報SinについてRGB色空間からHSV色空間への変換処理を行い、また色空間逆変換部62では、更新画像情報SbcについてHSV色空間からRGB色空間への逆変換処理を行うことになる。またこの場合の画素値の更新は、図10で例示した原理に基づく画素値の更新である。なお、色空間変換部60におけるRGB色空間からHSV色空間への変換処理自体、及び色空間逆変換部62におけるHSV色空間からRGB色空間への逆変換処理自体は、それぞれ従来の当該変換処理及び当該逆変換処理と同一である。このように第2実施形態に係る低減処理では、画像情報Sinの色空間をHLS色空間又はHSV色空間のいずれか一方に変換して当該低減処理を実行するので、白色を含む色の表示上の色味が変化することを防止しつつ、有害なB成分を低減することができる。また、同様の色空間であるいわゆるLa*b*色空間、及び輝度と色差から成るいわゆるYCbCr(YUV)色空間についても、本発明は同様に適用可能である。

0094

更に、記録部5に記録されている低減率テーブルのうち操作部2の操作により選択された低減率テーブルを用いて低減処理を行う点、及び第2実施形態に係る低減処理の対象となる範囲が選択可能である点については、それぞれ第1実施形態に係る低減処理と同様の効果を奏し得ると共に、第1実施形態に係る低減処理と同様の応用が可能である。

0095

更にまた、第2実施形態に係る低減処理ついては、上述した以外の他の態様が可能である。

0096

例えば上述した第2実施形態では、例えば色相軸HのB成分についての低減率を、図12を用いて例示したように直線的に変化させる場合について説明したが、これ以外に、例えば図14(a)に例示するように、入力される画像情報Sinにおける輝度が大きい場合ほどその低減率を大きくするように構成することもできる。この場合、図14(a)に例示する低減処理をHLS色空間で表現すると、例えば図14(b)に例示するように、低減率が不均等に変化していることになる。このような低減処理は、第2実施形態に係る低減率テーブルに含まれている低減率パラメータの内容を変えることで実現可能となる。

0097

また、表示すべき画像全体における平均輝度を例えばブルーライト低減制御部3において検出し、その検出された平均輝度が例えば実験的或いは経験的に予め設定された輝度以上であるときに第1実施形態に係る低減処理又は第2実施形態に係る低減処理を行うように構成することもできる。この場合には、画像全体における平均輝度が既定の輝度以上であるとき低減処理を行うので、画像全体としての色味又は印象等を損なうことなく、有害なブルーライトを低減することができる。なおこのときの輝度については、例えばディスプレイ8表面の照度を検出する照度センサを別途設けて検出するように構成してもよい。

0098

更に、上述した第1実施形態又は第2実施形態では、画像内の範囲を指定して第1実施形態に係る低減処理又は第2実施形態に係る低減処理の対象とする/しないを制御することとしたが、この範囲指定処理を省略し、画像全体に対して一律に第1実施形態に係る低減処理又は第2実施形態に係る低減処理を実行するように構成することもできる。更にまた、各実施形態に係る低減率テーブルのように予め記録させておくのではなく、低減率自体をユーザがその都度細かく指定可能に構成することもできる。

0099

更にまた上述した第1実施形態又は第2実施形態では、色成分に相当する例えば輝度の低減率を制御することによりブルーライトの低減を図ることとしたが、これに関連して、当該輝度の低減量自体を制御することによりブルーライトの低減を図る場合にも、本発明は適用可能である。この場合により具体的には、例えば、
低減率[%]=(低減量/入力画素値)×100
なる関係を有するように低減量を制御することにより、本発明を同様に適用することが可能となる。

0100

また、図4又は図13に示すフローチャートに対応するプログラムを光ディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得して記録しておき、これらを例えば汎用マイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を、第1実施形態又は第2実施形態に係るブルーライト低減制御部3、補正対象範囲設定部4及び画素値更新部6(画素値更新部60)並びに切換部7として機能させることも可能である。

0101

次に、上述した各実施形態のうち第1実施形態に係る低減処理の効果を検証した実験結果等について、図15乃至図17を用いて説明する。なお図15乃至図17は、当該効果を例示する図である。また、以下に説明する実験結果等については、第2実施形態に係る低減処理に対しても同様に適用可能である。

0102

初めに、第1実施形態に係る低減処理の効果を確認するために行った実験の概要に関して説明する。以下にその結果を説明する実験では、背景技術でも説明した光学部品に相当する光学フィルタ及び本発明の双方を使用しない場合(以下及び図15乃至図17において「原画」)、当該光学フィルタのみを使用してブルーライトを低減した場合(以下及び図15乃至図17において「光学フィルタ」)、及び、本発明を適用して光学フィルタを使用せずにブルーライトを低減した場合(以下及び図15乃至図17において「本発明」)のそれぞれについて、画像として白(例えばRGB24ビット(各色8ビットずつ)の色空間で、各色の輝度の値が「255,255,255」となる)を表示し、ディスプレイ8から照射されるエネルギーを分光放射輝度計観測した。なお図15乃至図17において、横軸は波長であり、縦軸は測定した放射輝度の値を正規化した値である。また図15乃至図17において、(a)は全波長について示し、(b)はそのうちのB成分について拡大して示している。

0103

先ず図15に例示するように、低減率が比較的小さい場合については、図15(a)及び図15(b)にそれぞれ示すように、第1実施形態に係る低減処理では、光学フィルタと同様のブルーライトの低減効果が実現できている。

0104

一方図16に例示するように、低減率が比較的大きい場合については、図16(a)及び図16(b)にそれぞれ示すように、測定結果に多少のズレが見られたものの、そのズレ自体は大きなものではなく、色調整時のパラメータを最適化することで、十分緩和できる範囲である。

0105

以上の図15及び図16にその結果をそれぞれ示す実験により、特性の異なる光学フィルタを使用した場合においても、第1実施形態に係る低減率パラメータを変更することで、光学フィルタと同様のブルーライトの低減が実現できている。言い換えれば、当該低減率パラメータの調整により、ユーザの任意に低減率が制御可能である。

実施例

0106

最後に図17に例示するように、四種類の低減率パラメータ(第1低減率乃至第4低減率)を使用して実験を行なった。なお各低減率パラメータについては、図3に例示したものと同様のものを使用した。図17から明らかなように、色調整としての低減率パラメータの変更により任意のブルーライトの低減率を実現できる。即ち、ユーザの任意に低減率を制御できるため、状況や個人ごとに異なる低減率の要求に対応することができる。

0107

以上それぞれ説明したように、本発明は表示装置の分野に利用することが可能であり、特にユーザの眼を保護することを目的とした表示装置の制御の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。

0108

1画像生成部
2 操作部
3ブルーライト低減制御部
4補正対象範囲設定部
5 記録部
6、60画素値更新部
61色空間変換部
62 色空間逆変換部
7 切換部
8ディスプレイ
D1、D2表示装置
AR 範囲
Sin画像情報
Sop 操作信号
Sbc更新画像情報
Sout表示情報
T1、TT1 第1低減率テーブル
T2、TT2 第2低減率テーブル
T3、TT3 第3低減率テーブル
Tn、TTn 第n低減率テーブル

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