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技術 通信機器およびその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体

出願人 キヤノン株式会社
発明者 藤田俊司
出願日 2015年8月10日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-158494
公開日 2017年2月16日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-038235
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード 手動接続 接続切替処理 無線LANステーション 自動接続処理 AVプレイヤ 無線LANパケット サービス検索処理 プローブ要求信号
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

複数の周波数帯での同時接続が可能な無線ネットワークに接続する際の操作性を改善することができる技術を実現する。

解決手段

通信機器は、無線ネットワークを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された無線ネットワークに接続する接続手段と、前記接続手段により第1の無線ネットワークに接続中に、外部機器から前記第1の無線ネットワークと同じ周波数帯を利用する第3の無線ネットワークを介した接続の要求を受けた場合、前記第1の無線ネットワークとは異なる周波数帯の第2の無線ネットワークに切り替え可能であるか判定し、切り替え可能ならば、前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークへ接続を切り替え、前記外部機器からの接続要求応答して前記第3の無線ネットワークへの接続を行う制御手段と、を有する。

概要

背景

近年、スマートフォンタブレット端末デジタルカメラ等のモバイル機器無線LANステーション機能を搭載し、無線LANのアクセスポイントと接続してSNS等のクラウドサービスを利用するケースが増えてきている。特許文献1には、デジタルカメラに無線LAN機能を搭載し、無線LANを用いて画像データをサーバアップロードする方法が開示されている。

一方、最近ではWi−Fi Direct機能を搭載するケースも増えてきている。Wi−Fi Directは、Wi−Fi Allianceにより制定されたP2P(ピアツーピア)接続のための通信プロトコル規格である。Wi−Fi Directにより、アクセスポイントが存在しない環境においてモバイル機器間での画像ファイル等の情報のやり取りを行うことが可能となる。

これからのモバイル機器は、複数の周波数帯での同時接続、例えば、無線LANの接続とモバイル機器のP2P接続を同時に実行可能となることが想定される。

概要

複数の周波数帯での同時接続が可能な無線ネットワークに接続する際の操作性を改善することができる技術を実現する。通信機器は、無線ネットワークを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された無線ネットワークに接続する接続手段と、前記接続手段により第1の無線ネットワークに接続中に、外部機器から前記第1の無線ネットワークと同じ周波数帯を利用する第3の無線ネットワークを介した接続の要求を受けた場合、前記第1の無線ネットワークとは異なる周波数帯の第2の無線ネットワークに切り替え可能であるか判定し、切り替え可能ならば、前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークへ接続を切り替え、前記外部機器からの接続要求応答して前記第3の無線ネットワークへの接続を行う制御手段と、を有する。

目的

本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、複数の周波数帯での同時接続が可能な無線ネットワークに接続する際の操作性を改善することができる技術を実現することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

無線ネットワーク検索する検索手段と、前記検索手段により検索された無線ネットワークに接続する接続手段と、前記接続手段により第1の無線ネットワークに接続中に、外部機器から前記第1の無線ネットワークと同じ周波数帯を利用する第3の無線ネットワークを介した接続の要求を受けた場合、前記第1の無線ネットワークとは異なる周波数帯の第2の無線ネットワークに切り替え可能であるか判定し、切り替え可能ならば、前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークへ接続を切り替え、前記外部機器からの接続要求応答して前記第3の無線ネットワークへの接続を行う制御手段と、を有することを特徴とする通信機器

請求項2

前記制御手段は、前記第1の無線ネットワークに接続中に、外部機器から前記第3の無線ネットワークを介した接続の要求を受けた場合、接続中の前記第1の無線ネットワークに影響するか否かを判定し、影響しないと判定した場合には前記第2の無線ネットワークへの切り替えを行わずに前記第3の無線ネットワークへの接続を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。

請求項3

前記制御手段は、接続中の前記第1の無線ネットワークに影響すると判定した場合に、前記第2の無線ネットワークに切り替え可能であるか判定し、切り替え可能でない場合は前記第3の無線ネットワークへの接続を行わないことを特徴とする請求項2に記載の通信機器。

請求項4

前記検索手段は、無線ネットワークのアクセスポイントから定期的に送信されるビーコンフレームを受信すること、および検索要求フレームブロードキャスト送信し、その応答としてアクセスポイントから送信される検索応答フレームを受信することの少なくともいずれかの方法によって無線ネットワークを検索することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信機器。

請求項5

前記検索手段は、前記ビーコンフレームまたは前記検索応答フレームに含まれるUUIDに基づいて同一のアクセスポイントか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の通信機器。

請求項6

前記接続手段は、前記検索手段により検索された無線ネットワークから、接続するための認証情報を取得することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の通信機器。

請求項7

前記接続手段は、ユーザが入力することにより認証情報を取得するか、WPSによって認証情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の通信機器。

請求項8

前記接続手段は、前記第1の無線ネットワークに接続するための認証情報と、前記第2の無線ネットワークに接続するための認証情報を同時に取得することを特徴とする請求項6又は7に記載の通信機器。

請求項9

無線ネットワークを検索する検索手段と、前記検索された無線ネットワークに接続する接続手段と、を有する通信機器の制御方法であって、前記接続手段により第1の無線ネットワークに接続中に、外部機器から前記第1の無線ネットワークと同じ周波数帯を利用する第3の無線ネットワークを介した接続の要求を受けた場合、前記第1の無線ネットワークとは異なる周波数帯の第2の無線ネットワークに切り替え可能であるか判定するステップと、前記第2の無線ネットワークに切り替え可能ならば、前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークへ接続を切り替え、前記外部機器からの接続要求に応答して前記第3の無線ネットワークへの接続を行うステップと、を有することを特徴とする制御方法。

請求項10

コンピュータを、請求項1ないし8のいずれか1項に記載された通信機器の各手段として機能させるためのプログラム

請求項11

コンピュータを、請求項1ないし8のいずれか1項に記載された通信機器の各手段として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータによる読み取りが可能な記憶媒体

技術分野

0001

本発明は、複数の周波数帯での同時接続が可能な通信機器におけるネットワーク接続処理に関する。

背景技術

0002

近年、スマートフォンタブレット端末デジタルカメラ等のモバイル機器無線LANステーション機能を搭載し、無線LANのアクセスポイントと接続してSNS等のクラウドサービスを利用するケースが増えてきている。特許文献1には、デジタルカメラに無線LAN機能を搭載し、無線LANを用いて画像データをサーバアップロードする方法が開示されている。

0003

一方、最近ではWi−Fi Direct機能を搭載するケースも増えてきている。Wi−Fi Directは、Wi−Fi Allianceにより制定されたP2P(ピアツーピア)接続のための通信プロトコル規格である。Wi−Fi Directにより、アクセスポイントが存在しない環境においてモバイル機器間での画像ファイル等の情報のやり取りを行うことが可能となる。

0004

これからのモバイル機器は、複数の周波数帯での同時接続、例えば、無線LANの接続とモバイル機器のP2P接続を同時に実行可能となることが想定される。

先行技術

0005

特開2011−035768号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、無線LANの接続に使用される無線ネットワークと、P2P接続に使用される無線ネットワークは異なる。このため、無線LANとP2Pの同時接続を実現するためには、相互の電波干渉による影響が発生しないように、異なる周波数帯を利用しなければならない。詳しくは、IEEE802.11規格で定義されている2.4GHz帯と5GHz帯のうち、一方を無線LANの接続に利用し、もう一方をP2Pの接続に利用する必要がある。

0007

本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、複数の周波数帯での同時接続が可能な無線ネットワークに接続する際の操作性を改善することができる技術を実現することである。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するために、本発明の通信機器は、無線ネットワークを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された無線ネットワークに接続する接続手段と、前記接続手段により第1の無線ネットワークに接続中に、外部機器から前記第1の無線ネットワークと同じ周波数帯を利用する第3の無線ネットワークを介した接続の要求を受けた場合、前記第1の無線ネットワークとは異なる周波数帯の第2の無線ネットワークに切り替え可能であるか判定し、切り替え可能ならば、前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークへ接続を切り替え、前記外部機器からの接続要求応答して前記第3の無線ネットワークへの接続を行う制御手段と、を有する。

発明の効果

0009

本発明によれば、複数の周波数帯での同時接続が可能な無線ネットワークに接続する際の操作性を改善することができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明に係る実施形態の通信機器のハードウェア構成図。
本実施形態の通信機器のソフトウェア構成図。
本実施形態の無線ネットワーク構成図。
本実施形態の通信機器による無線LAN接続処理を説明する図。
本実施形態の通信機器による無線LANへの手動接続処理を示すフローチャート
本実施形態の無線LANのアクセスポイント検索方法を説明する図。
本実施形態の通信機器による無線LANへの自動接続処理を示すフローチャート。
本実施形態の通信機器による無線ネットワークの接続切替処理を示すフローチャート。

実施例

0011

以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。

0012

以下では、本発明の通信機器として携帯電話一種であるスマートフォンに適用し、IEEE802.11に準拠した無線LANと、外部機器としてのデジタルカメラとのP2Pによる同時接続を実現する無線通信システムの例について説明する。なお、本発明はこれに限らず、複数の周波数帯での同時接続が可能な無線通信機能を有するデジタルカメラやタブレットパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型のAVプレイヤー、ゲーム機電子ブックなどにも適用可能である。

0013

また、以下では、IEEE802.11に準拠した無線LANとP2Pとの同時接続を実現する無線通信システムの例について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。

0014

<通信機器のハードウェア構成>まず、図1を参照して、本実施形態の通信機器のハードウェア構成について説明する。

0015

図1は本実施形態における通信機器100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。

0016

制御部101は、記憶部102に記憶される制御プログラムを実行することにより通信機器全体を制御する。制御部101は、1つまたは複数のCPUやMPUなどのプロセッサを含む。

0017

記憶部102は、制御部101が実行する制御プログラムと、通信パラメータなどの各種情報を記憶する。また、記憶部102には、自機で生成された、または、デジタルカメラ等の外部機器から受信した、画像データその他のファイルなどを記憶してもよい。記憶部102は、例えばROM、RAM、HDDフラッシュメモリなどの各種メモリが用いられる。なお、後述するシーケンスやフローチャートの動作は、記憶部102に記憶された制御プログラムを制御部101が実行することにより実現される。

0018

表示部103は、各種表示を行うLCDやLEDなどを有し、視覚認知可能な情報を出力する機能を有する。また、表示部103はスピーカなどの音声出力が可能な機能を有してもよい。

0019

操作部104は、ユーザによる各種操作入力受け付け入力手段であり、通信機器を操作するための各種ボタンタッチパネルなどを含む。

0020

通信部105は、アンテナ106を制御して無線通信による制御信号データ信号送受信するように、IEEE802.11に準拠した無線LANの通信処理を行う。通信部105は、画像ファイル等のデジタルデータを特定周波数電波に変換してアンテナ106を介して送信する機能、およびアンテナ106を介して受信した特定周波数の電波をデジタルデータに変換する機能を備える。デジタルデータを電波に変換する処理は変調と呼ばれる。通信部105は、IEEE802.11で規定されている2.4GHzと5GHzの周波数帯の変調機能を備える。また、通信部105は、2.4GHzと5GHzの周波数帯の変調処理を同時に実行する機能を備える。

0021

撮像部107は、光学レンズCMOSイメージセンサデジタル画像処理部などを備え、光学レンズを介して入力されるアナログ信号をデジタルデータに変換して画像データを生成する。撮像部107によって生成された画像データは、記憶部102に記憶される。

0022

なお、図1に示すハードウェア構成は一例であり、本実施形態の通信機器100は図1に示すハードウェア構成以外のハードウェア構成を備えていてもよい。

0023

<通信機器のソフトウェア構成>次に、図2を参照して、本実施形態の通信機器100のソフトウェア構成について説明する。

0024

図2は、本実施形態の通信機器100が備える通信制御機能を実行するソフトウェア機能ブロック200の構成の一例を示す図である。

0025

ソフトウェア機能ブロック200は、図2に示す各機能ブロック201〜212を備える。

0026

無線LANパケット送受信部201は、上位層の通信プロトコルを含むあらゆるパケットの送受信を司る。

0027

無線LANステーション機能制御部202は、自機が無線LANステーションとして動作するときの認証・暗号処理などを実施し、無線LANアクセスポイントとして動作する機器構築した無線ネットワークに参加する。

0028

無線LANアクセスポイント機能制御部203は、自機が無線LANアクセスポイント機能として動作するときに無線ネットワークを構築し、認証・暗号処理および通信相手機器の管理などを実施する。無線LANステーション機能制御部202および無線LANアクセスポイント機能制御部203は、いずれか一方の機能もしくは同時に動作することが可能である。

0029

Discovery制御部204は、通信相手となる外部機器を検索するサービス検索処理を実施する。

0030

GO Negotiation制御部205は、Wi−Fi Directプロトコルに基づく制御を行い、通信機器間でどちらが無線LANアクセスポイントになり、どちらが無線LANステーションになるかといった無線層における役割を決定する。Wi−Fi Directでは、無線LANアクセスポイント機能を実施する通信機器をP2Pグループオーナ(以下、GO)、無線LANステーション機能を実施する通信機器をP2Pクライアント(以下、CL)と称する。GOまたは無線LANアクセスポイントとなる場合は、無線LANアクセスポイント機能制御部203が起動され、CLまたは無線LANステーションとなる場合は、後述する無線LANステーション機能制御部202が起動される。GO Negotiation制御部205の機能はWi−Fi Directプロトコルで決定されているが、詳細な説明は省略する。

0031

P2P Invitation機能制御部206は、Wi−Fi Directプロトコルで規定されたInvitation機能を制御する。Invitation機能についてはWi−Fi Directプロトコルで規定されているため詳細な説明は省略するが、GO機器もしくはCL機器が役割の決まっていないP2P機器をP2Pクライアントとして接続を促す機能である。

0032

DHCPクライアント制御部207は、自機が無線LANステーションとしてネットワークに接続する場合に起動される。

0033

DHCPサーバ制御部208は、自機の役割が無線LANアクセスポイントとなったときに起動される。

0034

WPSエンローリ制御部209は、無線LANの通信のために必要な通信パラメ—タを、他のWPSレジストラ機器より受信する。DHCPクライアント制御部207と同様に、自機の役割が無線LANステーションの場合に動作する。

0035

WPSレジストラ制御部210は、無線LANの通信のために必要な通信パラメータを、他のWPSエンローリ機器に提供する。DHCPサーバ制御部208と同様に、自機の役割が無線LANアクセスポイントの場合に動作する。なお、WPSレジストラによって提供される通信パラメータは、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号鍵暗号方式認証鍵認証方式などが用いられる。

0036

データ記憶部211は、ソフトウェアそのものおよび、無線LANパラメータや、前述のDHCPアドレステーブルおよびARPテーブルなどの各種テーブルを記憶する機能を有する。

0037

アプリケーション制御部212は、無線通信機能を利用したファイル転送ウェブブラウザ等の上位レイヤアプリケーション機能を制御する。

0038

なお、図2に示す全ての機能ブロックはソフトウェアによって提供されるものに限らず、少なくとも一部がハードウェアによって提供されるものであってもよい。そして、図2に示す各機能ブロックは、相互関係を有するものである。また、図2に示す各機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、いずれかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。

0039

<無線ネットワーク構成>次に、図3を参照して、本実施形態における無線ネットワーク構成について説明する。

0040

通信機器301は、図1に示すハードウェア構成および図2に示すソフトウェア構成を有しているものとする。

0041

302は、無線LANのアクセスポイント(以下、APともいう)である。

0042

外部機器303は、通信機器301の通信相手であり、例えば、タブレットや携帯電話の一種であるスマートフォン、デジタルカメラ等が該当する。本実施形態ではデジタルカメラが例示されている。外部機器303は、通信機器301と同様に、図1に示すハードウェア構成および図2に示すソフトウェア構成を有しているものとする。

0043

ウェブサービス304は、AP302を経由して接続されるインターネット上に存在し、例えば、画像共有サービス等が該当する。通信機器301は、AP302を介してインターネット上のWebサービスを利用できる。

0044

通信機器301とAP302は無線LAN305により通信可能に接続される。図3では、AP302が生成した無線ネットワークに通信機器301がインフラストラクチャーモードで接続している状態を例示している。また、通信機器301と外部機器303は無線LAN306により通信可能に接続される。図3では、通信機器301と外部機器303とがWi−Fi DirectによりP2P接続されている状態を例示している。なお、無線LAN305と306は異なる無線ネットワークである。

0045

<無線LNA接続処理>次に、図4を参照して、本実施形態の通信機器301による無線LAN接続処理について説明する。

0046

図4(a)は、通信機器301の無線LAN接続設定に関して、表示部103に最初に表示される画面を例示している。ユーザは、AP302に接続する方法として、手動接続401または自動接続402を選択することができる。

0047

図4(a)に示す画面において、手動接続401が選択された場合、通信機器301の周囲に存在するAPを検出するスキャン処理が実施され、検出された各APのSSIDリストが表示部103に一覧表示される。その後、ユーザによって選択されたAPへの接続処理が実施される。このとき、APに接続するための認証情報の入力を受け付ける。

0048

また、図4(a)に示す画面において、自動接続402が選択された場合、WPS(WiFi Protected Setup)のPBC方式による自動接続処理が実施される。

0049

以下、無線LANへの手動接続処理および自動接続処理について詳細に説明する。

0050

<手動接続処理>まず、図5を参照して、本実施形態の通信機器301による無線LANへの手動接続処理について説明する。

0051

なお、本フローチャートに示す各ステップの処理は、記憶部102に記憶されたプログラムを制御部101が実行することによって実現される。後述する図7および図8に示すフローチャートにおいても同様である。

0052

ステップS501では、制御部101は、自機の周囲に存在する無線LANのアクセスポイントを検索する。検索方法は、APから定期的に送信されるビーコンフレームを受信する方法と検索要求フレームブロードキャスト送信し、その検索応答としてAPから送信される検索応答フレームを受信する方法の少なくともいずれかを用いる。後者の方法では、制御部101は、通信部105を介して2.4GHzと5GHzの周波数帯のすべてのチャネルプローブ要求信号を送信し、周囲に存在するAPから返信されるプローブ応答信号を受信する。プローブ応答信号にはBSSID(Basic Service Set Identifier)、ESSID(Extended Service Set Identifier)ID、UUID(Universally Unique IDentifier)等の情報が含まれる。図6(a)に、受信したプローブ応答信号の内容の一例を示す。図6(a)は、6つのプローブ応答信号を受信した場合の例を示す。BSSIDとESSIDは、無線LANの識別子である。BSSIDはAPのMACアドレス表現される値であり、ESSIDはユーザが識別しやすい英数字で構成される。UUIDは、APごとにユニークな識別子である。

0053

ステップS502では、制御部101は、ステップS501で受信したプローブ応答信号を解析し、同じAPのSSIDを関連付ける。詳しくは、プローブ応答信号に含まれるUUIDの値を比較し、同一である場合は同一のAPであると判定し、関連付けをする。図6(b)に、関連付けた後の状態を示す。601は、関連付けを示す列である。例えば、No1(SSID=“BBBBB”)は、同じUUIDのSSIDが存在しないため「該当無し」となる。例えば、No2(SSID=“AAAAA−g”)は、同じUUIDのSSID=“AAAAA−a”が存在するため、該当するNo.5が関連付けられる。

0054

ステップS503では、制御部101は、ステップS502で関連付けたSSID情報に基づいて、SSIDリストをAPごとに並ぶように表示する。図4(b)に、表示部103に表示されるSSIDリストの一例を示す。図4(b)で示すように、SSIDがAPごとの順番で表示される。

0055

ステップS504では、制御部101は、操作部104を介して、ユーザによるSSIDの選択の指示を受け付ける。

0056

ステップS505では、制御部101は、選択されたSSIDに関連付けられた他のSSIDがあるか否かを判定する。詳しくは、図6(b)で説明した関連付けNoの情報に基づいて判定を実施する。判定の結果、関連付けられた他のSSIDがある場合はステップS506に進み、そうでない場合はステップS510に進む。

0057

ステップS506では、制御部101は、関連付けられたSSIDのすべてに対する暗号キーを保持しているか否かを、詳しくは、記憶部102に格納されているか否かを判定する。判定の結果、格納されている場合はステップS510に進み、そうでない場合はステップS507に進む。

0058

ステップS507では、制御部101は、関連付けられたSSIDのすべてに対する暗号キー入力を受け付ける。詳しくは、表示部103に暗号キー入力画面を表示し、操作部104を介して、ユーザーによる暗号キーの入力を受け付ける。図4(c)に、表示部103に表示されるSSID=“AAAAA−g”とSSID=“AAAAA−a”の暗号キーの入力画面の一例を示す。

0059

図4(c)は、図4(b)に示したSSIDリストにおいて、SSID=“AAAAA−g”またはSSID=“AAAAA−a”が選択された場合に表示される。403は、SSID=“AAAAA−g”に接続するための暗号キーの入力欄である。404は、SSID=“AAAAA−a”に接続するための暗号キーの入力欄である。405は、SSIDリスト画面に戻るためのキャンセルボタンである。406は、接続ボタンである。暗号キーが入力され、接続ボタン406が押されると、ステップS508に進む。

0060

ステップS508では、制御部101は、入力された暗号キーを用いて、関連付けられたすべてのSSIDに該当する無線LANに対する接続テストを実施する。詳しくは、認証要求信号アソシエーション要求信号を利用して、すべてのSSIDに対して無線LANへの接続テストを実施する。なお、接続テストは、SSID1つずつに対して実施する。このため、2つ目のSSIDへの接続処理は、1つ目のSSIDから切断した後に実施する。

0061

ステップS509では、制御部101は、ステップS508で実施した接続テストが成功に終わったか否かを判定し、すべて成功した場合はステップS507で入力された暗号キー情報を記憶部102に格納し、ステップS510に進む。成功しなかった場合はステップS507に戻る。

0062

ステップS510では、制御部101は、ステップS504で選択されたSSIDに該当する無線LANに接続し、本処理を終了する。なお、本ステップでは、ステップS509において最後に接続したSSIDと、ステップS504で選択されたSSIDとが同じ場合は、その接続を維持するようにしてもよい。

0063

ステップS511では、制御部101は、選択されたSSID対する暗号キーを保持しているか否かを、詳しくは、記憶部102に格納されているか否かを判定し、格納されている場合はステップS515に進み、そうでない場合はステップS512に進む。

0064

ステップS512では、制御部101は、ステップS504で選択されたSSIDに対する暗号キーの入力を受け付ける。詳しくは、表示部103に暗号キー入力画面を表示し、操作部104を介して、ユーザーによる暗号キーの入力を受け付ける。図4(d)に、表示部103に表示されるSSID=“BBBBB”の暗号キーの入力画面の一例を示す。図4(c)は、図4(b)に示したSSIDリストにおいて、SSID=“BBBBB”が選択された場合に表示される。407は、SSID=“BBBBB”に接続するための暗号キーの入力欄である。

0065

ステップS513では、制御部101は、入力された暗号キーを用いて、SSIDに該当する無線LANに対する接続テストを実施する。詳しくは、認証要求信号とアソシエーション要求信号を利用して、SSIDに対して無線LANへの接続テストを実施する。

0066

ステップS514では、制御部101は、ステップS513で実施した接続テストが成功に終わったか否かを判定し、成功した場合はステップS512で入力された暗号キー情報を記憶部102に格納し、ステップS515に進む。成功しなかった場合はステップS512に戻る。

0067

ステップS515では、制御部101は、ステップS504で選択されたSSIDに該当する無線LANに接続し、本処理を終了する。なお、本ステップでは、ステップS514において接続済みの状態を維持するようにしてもよい。

0068

なお、ステップS502では、UUIDを利用して同一APの判定を行ったが、プローブ応答信号にUUIDに相当する情報が含まれていない場合は、BSSIDを利用して判定する方法を実施してもよい。上述したようにBSSIDはMACアドレスで構成されるため、ベンダーIDを示す上位24ビット同一機器であれば同じ値となる。また、固有製造番号を示す下位24ビットについても同一機器であればほぼ同じ値となるケースが多い。よって、BSSIDの所定の上位ビット(例えば40ビット)を比較することにより、同一のAPであるか否かを判定するようにしてもよい。

0069

<自動接続処理(WPS方式)>次に、図7を参照して、本実施形態の通信機器301による無線LANへの自動接続処理について説明する。

0070

ステップS701では、ステップS501と同様に、制御部101は、自機の周囲に存在する無線LANのアクセスポイントを検索する。検索方法は、APから定期的に送信されるビーコンフレームを受信する方法と検索要求フレームをブロードキャスト送信し、その検索応答としてAPから送信される検索応答フレームを受信する方法の少なくともいずれかを用いる。後者の方法では、制御部101は、通信部105を介して2.4GHzと5GHzの周波数帯のすべてのチャネルにプローブ要求信号を送信し、周囲に存在するアクセスポイントから返信されるプローブ応答信号を受信する。プローブ応答信号にはBSSID、ESSID、UUID等の情報、およびWPSのPBC方式で動作中か否かの情報が含まれる。図6(c)に、受信したプローブ応答信号の内容の一例を示す。図6(c)は、6つのプローブ応答信号を受信した場合の例を示す。602は、WPSが動作中か否かを示す情報である。詳しくは、プローブ応答信号に“Device Password ID”フィールドが含まれ、かつ値が0x0004である場合にYESとなり、それ以外はNOとなる。

0071

ステップS702では、制御部101は、ステップS701で受信したプローブ応答信号を解析し、WPSが動作中であるSSIDを対象に、同じAPのSSIDを関連付ける。詳しくは、プローブ応答信号に含まれるUUIDの値を比較し、同一である場合は同一のAPであると判定し、関連付けをする。図6(d)に、関連付けた後の状態を示す。603は、関連付けを示す列である。WPSが動作中でありUUIDが同一のSSID(No.2とNo.5)に対して関連付けが行われる。

0072

ステップS703では、制御部101は、WPSが動作中であるSSIDの数が1つであるか否かを判定し、1つである場合はステップS704に進み、そうでない場合はステップS705に進む。

0073

ステップS704では、制御部101は、WPSが動作中であるSSIDの無線LANに接続し、APから暗号キー等の認証情報を取得する。詳しくは、WPS規格で定められたRegistration Protocolと呼ばれるプロトコル処理を実施することにより認証情報を取得する。なお、本ステップで取得した認証情報は記憶部102に記憶され、以後の手動接続処理に使用される。具体的には、図5のステップS506、S511においてYESと判定されるようになり、ユーザによる暗号キーの入力が省略される。制御部101は、本ステップを終了後、無線LANに接続した状態で本処理を終了する。

0074

ステップS705では、制御部101は、WPSが動作中であるSSIDの数が2つ以上で、かつ、それらのSSIDが同一のAPであるか否かを判定し、条件を満たす場合はステップS706に進み、そうでない場合はステップS707に進む。詳しくは、図6(d)において、「WPS動作中」の列が「YES」となっているSSIDが2つ以上あり、かつ「関連No」の列においてそれらのSSIDが互いに関連付けられているか否かを判定する。図6(d)の例では、YESと判定される。

0075

ステップS706では、制御部101は、WPSが動作中のいずれか1つのSSIDの無線LANに接続し、APからすべてのSSIDに対する暗号キー等の認証情報を取得する。接続するSSIDは、任意に選択してもよいし、空いているチャネルを優先させるように選択してもよいし、5GHz帯を優先させるように選択してもよい。認証情報を取得する処理はステップS704と同様のプロトコル処理が実施される。なお、本ステップで取得した認証情報は、記憶部102に記憶され、以後の手動接続処理に使用される。具体的には、図5のステップS506、S511においてYESと判定されるようになり、ユーザによる暗号キーの入力が省略される。制御部101は、本ステップを終了後、無線LANに接続した状態で本処理を終了する。

0076

ステップS707では、制御部101は、WPSによる自動接続処理のエラー処理を行い、本処理を終了する。詳しくは、ステップS705において、WPS動作中のSSIDの数が2つ以上だが同一のAPによるSSIDではないと判定された場合は、session overlapエラーで終了する。また、ステップS705において、WPS動作中のSSIDの数が2つ以上でない、すなわちゼロであると判定した場合は、タイムアウトエラーで終了する。

0077

<無線ネットワークの接続切替処理>次に、図8を参照して、本実施形態の通信機器301による無線ネットワークの接続切替処理について説明する。

0078

ステップS801では、制御部101は、外部機器303から無線ネットワークの接続要求を受信する。詳しくは、通信機器301と外部機器303の間でWi−Fi DirectによるP2P接続が開始される。

0079

ステップS802では、制御部101は、外部機器303との接続が、既に接続中の無線ネットワークの通信に影響を及ぼすか否かを判定し、影響すると判定された場合はステップS803に進み、そうでない場合はステップS807に進む。また、接続中の無線ネットワーク自体が存在しない場合はNOと判定される。接続中の無線ネットワークが存在する場合、その無線ネットワークが使用している周波数帯と、外部機器303との接続に使用される周波数帯とが、互いに電波干渉が発生する程度の近い範囲にあるか否かを判定する。

0080

ステップS803では、制御部101は、上位プロトコル通信状態を維持したまま、接続中の無線ネットワークを他の周波数帯の無線ネットワークに切り替えられるか否かを判定する。詳しくは、接続中の無線LANを生成している共通のAPによって他の周波数帯に無線LANが生成されている場合に切り替え可能と判定し、そうでない場合にはNOと判定する。この判定処理は、前述したステップS502の処理と同様に、プローブ応答信号を受信して、それに含まれるUUIDの値を利用することで実施する。例えば、図6(b)におけるSSID=“AAAAA−g”の無線LANに接続中の場合は、同一APによって他の周波数帯の無線LAN(SSID=“AAAAA−a”)が生成されているため、本ステップの判定結果はYESとなる。

0081

ステップS804では、制御部101は、他の周波数帯の無線ネットワークに接続するための暗号キー情報を取得済みであるか否かを、詳しくは、記憶部102に格納されているか否かを判定する。判定の結果、格納されている場合はステップS806に進み、そうでない場合はステップS805に進む。前述した手動接続処理(図5)あるいは自動接続処理(図7)が事前に実施されている場合は、本ステップの判定結果はYESとなる。

0082

ステップS805では、制御部101は、暗号キー情報を取得する処理を実施する。詳しくは、表示部103に暗号キーの入力画面を表示して、操作部104を介してユーザに入力させる。暗号キーの入力画面は、図4(d)と同様である。

0083

ステップS806では、制御部101は、無線ネットワークを切り替える処理を実施する。詳しくは、上位プロトコルの通信状態を維持したまま、接続中の無線LANから離脱し、同一のAPによって生成されている他の周波数帯の無線LANに接続する。この際、他の周波数帯の無線LANの接続には、ステップS804、S805で取得済みの暗号キーを使用する。

0084

ステップS807では、制御部101は、外部機器303からの接続要求に応じた無線ネットワークとの接続を確立し、外部機器303に成功応答を送信し、本処理を終了する。詳しくは、ステップS801で要求されたWi−Fi DirectによるP2P接続を確立する。

0085

ステップS808では、制御部101は、外部機器303との接続を拒否し、外部機器303に失敗応答を送信し、本処理を終了する。

0086

上述した無線LANへの手動接続処理又は自動接続処理、並びに無線ネットワークの接続切替処理を実施することで、外部機器からのP2P接続要求に応じて、接続中の無線LANと周波数帯が重ならないように無線LANの接続を切り替えることができる。これにより、複数の周波数帯での同時接続が可能な無線ネットワークに接続する際の操作性を改善することができる。

0087

[他の実施形態]
本実施形態では無線通信機能としてIEEE802.11準拠の無線LANの例を説明した。しかしながら、本発明は、ワイヤレスUSB、MBOA(Multi Band OFDMAlliance)、Bluetooth(登録商標)、UWB、ZigBee(登録商標)などの他の無線通信を用いて実施してもよい。また、有線LANなどの有線通信媒体において実施してもよい。なお、UWBは、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。

0088

本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

0089

100…通信機器、101…制御部、102…記憶部、103…表示部、104…操作部、105…通信部、106…アンテナ

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