図面 (/)

技術 ディスクスクリーン装置及び運転方法

出願人 中向政彰
発明者 中向政彰
出願日 2016年7月21日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-143064
公開日 2017年2月16日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-035683
状態 特許登録済
技術分野 カートリッジおよびろ過体運動型ろ過機 運河・水路・えん堤
主要キーワード 運転要領 回転スクレーパ 本清掃装置 流入タンク ディスクスクリーン 流出タンク テンションボルト 運転手順
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

従来の清掃装置で見られた噛み合い部への夾雑物堆積問題を解決し、長期間の運転が可能なディスクスクリーン装置を提供する。

解決手段

ディスクが所定の間隔で複数枚並べられ形成された、回転し処理液体中の夾雑物を除去するディスクスクリーン21と、前記ディスクスクリーン21に付着した前記夾雑物を取り除く清掃装置31と、を備え、前記清掃装置は、3個の回転スクレーパを有し、各回転スクレーパは、順次互いに噛み合い、かつ第1回転スクレーパ33は、前記ディスクスクリーン21と噛み合い、前記第1回転スクレーパ33は、前記ディスクスクリーン21から前記夾雑物を取り除き、他の回転スクレーパは、当該夾雑物を順次移し取り、第2回転スクレーパ41と第3回転スクレーパ43との噛み合い部から前記夾雑物を落下させる。

概要

背景

排水中の夾雑物などを除去する除塵装置に、ディスクスクリーン装置がある。一般的なディスクスクリーン装置は、複数枚リング並列に並べて形成した回転式ディスクスクリーンを備え、これで排水中の夾雑物を捕捉する。ディスクスクリーン装置には、ディスクスクリーンに付着した夾雑物を除去する清掃装置が設けられており、これにより連続運転が可能となる。なお、ディスクスクリーンは、ドラムスクリーン又は回転スクリーン、ディスクスクリーン装置は、ドラムスクリーン装置とも呼ばれる。

ディスクスクリーンに付着した夾雑物を除去する清掃装置は、種々開発されており、例えば、ドラムスクリーンの下流側に配置された移し替えローラースクレーパとからなる清掃装置、ドラムスクリーンの下流側に配置された除塵ローラーと除塵ローラーに付着した夾雑物を除去する水又は空気噴射ノズルとからなる清掃装置などがある(例えば特許文献1、特許文献2参照)。

また回転スクレーパ固定スクレーパとからなり、ドラムスクリーンの停止後、回転スクレーパを逆回転させることで、回転スクレーパと固定スクレーパとの間に挟まれた夾雑物を除去する清掃装置もある(例えば特許文献3参照)。なお、移し替えローラーと除塵ローラーと回転スクレーパとは、同義である。

概要

従来の清掃装置で見られた噛み合い部への夾雑物の堆積問題を解決し、長期間の運転が可能なディスクスクリーン装置を提供する。ディスクが所定の間隔で複数枚並べられ形成された、回転し処理液体中の夾雑物を除去するディスクスクリーン21と、前記ディスクスクリーン21に付着した前記夾雑物を取り除く清掃装置31と、を備え、前記清掃装置は、3個の回転スクレーパを有し、各回転スクレーパは、順次互いに噛み合い、かつ第1回転スクレーパ33は、前記ディスクスクリーン21と噛み合い、前記第1回転スクレーパ33は、前記ディスクスクリーン21から前記夾雑物を取り除き、他の回転スクレーパは、当該夾雑物を順次移し取り、第2回転スクレーパ41と第3回転スクレーパ43との噛み合い部から前記夾雑物を落下させる。

目的

本発明の目的は、従来の清掃装置で見られた噛み合い部への夾雑物の堆積問題を解決し、長期間の運転が可能なディスクスクリーン装置及びディスクスクリーン装置の運転方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ディスクが所定の間隔で複数枚並べられ形成された、回転し処理液体中の夾雑物を除去するディスクスクリーンと、前記ディスクスクリーンに付着した前記夾雑物を取り除く清掃装置と、を備え、前記清掃装置は、n個(nは、2以上の整数)の回転スクレーパを有し、各回転スクレーパは、順次互いに噛み合い、かつ第1回転スクレーパは、前記ディスクスクリーンと噛み合い、前記第1回転スクレーパは、前記ディスクスクリーンから前記夾雑物を取り除き、他の回転スクレーパは、当該夾雑物を順次移し取り、第n−1回転スクレーパと第n回転スクレーパとの噛み合い部から前記夾雑物を落下させることを特徴とするディスクスクリーン装置

請求項2

前記回転スクレーパは、正転逆転、停止が可能であり、少なくとも第n回転スクレーパは、第n−1回転スクレーパとは独立して正転、逆転、停止が可能なことを特徴とする請求項1に記載のディスクスクリーン装置。

請求項3

少なくとも第n回転スクレーパは、第n−1回転スクレーパと異なる速度で回転可能なことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディスクスクリーン装置。

請求項4

少なくとも第n回転スクレーパは、前記第n−1回転スクレーパに比較して低い位置に設置されており、前記第n−1回転スクレーパの回転軸中心点を通る鉛直線と第n回転スクレーパの回転軸の中心点を通る鉛直線とが同一鉛直線上にあり、又は前記第n−1回転スクレーパの回転軸の中心点を通る鉛直線に対して第n回転スクレーパの回転軸の中心点を通る鉛直線がディスクスクリーン寄りであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディスクスクリーン装置。

請求項5

前記n個の回転スクレーパが、同一形状及び同一寸法からなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスクスクリーン装置。

請求項6

さらに前記ディスクスクリーン及び前記清掃装置の動作を制御する運転制御装置を備え、前記運転制御装置は、予め定める手順に従い前記ディスクスクリーン及び前記清掃装置を動作させ、処理液体中の夾雑物を除去する夾雑物除去運転、及び前記回転スクレーパに絡み付いた夾雑物を除去する清掃運転を実行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のディスクスクリーン装置。

請求項7

請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のディスクスクリーン装置の運転方法であり、処理液体中の夾雑物を除去する夾雑物除去運転工程において、以下に規定する第1ステップのみを実行し、または以下に規定する第1ステップと第2ステップとを交互に実行し、処理液体中の夾雑物を除去することを特徴とするディスクスクリーン装置の運転方法。第1ステップ;前記ディスクスクリーン及び第1〜第n−1回転スクレーパは連続的に正転,第n回転スクレーパは停止。第2ステップ;前記ディスクスクリーン及び第1〜第n−1回転スクレーパは連続的に正転,第n回転スクレーパは寸正転。

請求項8

請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のディスクスクリーン装置の運転方法であり、前記回転スクレーパに絡み付いた夾雑物を除去する清掃運転工程を有し、前記清掃運転工程において、前記ディスクスクリーン及び/又はいずれか1以上の回転スクレーパを正転、又は逆転、又は停止、又は寸正転、又は寸逆転させ、さらにはこれらの動作を組合せ、前記回転スクレーパに絡み付いた夾雑物を除去することを特徴とするディスクスクリーン装置の運転方法。

技術分野

0001

本発明は、排水中の夾雑物などを除去するディスクスクリーン装置及びその運転方法に関する。

背景技術

0002

排水中の夾雑物などを除去する除塵装置に、ディスクスクリーン装置がある。一般的なディスクスクリーン装置は、複数枚リング並列に並べて形成した回転式ディスクスクリーンを備え、これで排水中の夾雑物を捕捉する。ディスクスクリーン装置には、ディスクスクリーンに付着した夾雑物を除去する清掃装置が設けられており、これにより連続運転が可能となる。なお、ディスクスクリーンは、ドラムスクリーン又は回転スクリーン、ディスクスクリーン装置は、ドラムスクリーン装置とも呼ばれる。

0003

ディスクスクリーンに付着した夾雑物を除去する清掃装置は、種々開発されており、例えば、ドラムスクリーンの下流側に配置された移し替えローラースクレーパとからなる清掃装置、ドラムスクリーンの下流側に配置された除塵ローラーと除塵ローラーに付着した夾雑物を除去する水又は空気噴射ノズルとからなる清掃装置などがある(例えば特許文献1、特許文献2参照)。

0004

また回転スクレーパ固定スクレーパとからなり、ドラムスクリーンの停止後、回転スクレーパを逆回転させることで、回転スクレーパと固定スクレーパとの間に挟まれた夾雑物を除去する清掃装置もある(例えば特許文献3参照)。なお、移し替えローラーと除塵ローラーと回転スクレーパとは、同義である。

先行技術

0005

特開平11−57333号公報
実用新案出願公告平4−52262号公報
特開平8−199538号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記特許文献1又は特許文献3に記載のドラムスクリーン装置に設けられた清掃装置は、ドラムスクリーンに噛み合う回転スクレーパをドラムスクリーン下流側に配置し、回転スクリーンをドラムスクリーンと同方向に回転させることで、ドラムスクリーンに付着した夾雑物を回転スクレーパに移し替え、さらに回転スクレーパに付着した夾雑物を固定スクレーパで掻取るものである。

0007

上記清掃装置は、ドラムスクリーンから回転スクレーパへの夾雑物の移し替えは比較的うまくいくが、回転スクレーパからの夾雑物の除去が十分ではなく、比較的短期間のうちに回転スクレーパと固定スクレーパとの噛み合い部に夾雑物が堆積してしまう。このため定期的に運転を停止し、熊手のような工具で固定スクレーパに絡み付いた夾雑物を取り除く必要があり、改善が求められている。

0008

本発明の目的は、従来の清掃装置で見られた噛み合い部への夾雑物の堆積問題を解決し、長期間の運転が可能なディスクスクリーン装置及びディスクスクリーン装置の運転方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

本発明は、ディスクが所定の間隔で複数枚並べられ形成された、回転し処理液体中の夾雑物を除去するディスクスクリーンと、前記ディスクスクリーンに付着した前記夾雑物を取り除く清掃装置と、を備え、前記清掃装置は、n個(nは、2以上の整数)の回転スクレーパを有し、各回転スクレーパは、順次互いに噛み合い、かつ第1回転スクレーパは、前記ディスクスクリーンと噛み合い、前記第1回転スクレーパは、前記ディスクスクリーンから前記夾雑物を取り除き、他の回転スクレーパは、当該夾雑物を順次移し取り、第n−1回転スクレーパと第n回転スクレーパとの噛み合い部から前記夾雑物を落下させることを特徴とするディスクスクリーン装置である。

0010

本発明のディスクスクリーン装置において、前記回転スクレーパは、正転逆転、停止が可能であり、少なくとも第n回転スクレーパは、第n−1回転スクレーパとは独立して正転、逆転、停止が可能なことを特徴とする。

0011

また本発明のディスクスクリーン装置において、少なくとも第n回転スクレーパは、第n−1回転スクレーパと異なる速度で回転可能なことを特徴とする。

0012

また本発明のディスクスクリーン装置において、少なくとも第n回転スクレーパは、前記第n−1回転スクレーパに比較して低い位置に設置されており、前記第n−1回転スクレーパの回転軸中心点を通る鉛直線と第n回転スクレーパの回転軸の中心点を通る鉛直線とが同一鉛直線上にあり、又は前記第n−1回転スクレーパの回転軸の中心点を通る鉛直線に対して第n回転スクレーパの回転軸の中心点を通る鉛直線がディスクスクリーン寄りであることを特徴とする。

0013

また本発明のディスクスクリーン装置は、前記n個の回転スクレーパが、同一形状及び同一寸法からなることを特徴とする。

0014

また本発明のディスクスクリーン装置は、さらに前記ディスクスクリーン及び前記清掃装置の動作を制御する運転制御装置を備え、前記運転制御装置は、予め定める手順に従い前記ディスクスクリーン及び前記清掃装置を動作させ、処理液体中の夾雑物を除去する夾雑物除去運転、及び前記回転スクレーパに絡み付いた夾雑物を除去する清掃運転を実行することを特徴とする。

0015

また本発明は、前記ディスクスクリーン装置の運転方法であり、処理液体中の夾雑物を除去する夾雑物除去運転工程において、以下に規定する第1ステップのみを実行し、または以下に規定する第1ステップと第2ステップとを交互に実行し、処理液体中の夾雑物を除去することを特徴とするディスクスクリーン装置の運転方法である。
第1ステップ;前記ディスクスクリーン及び第1〜第n−1回転スクレーパは連続的に正転,第n回転スクレーパは停止。
第2ステップ;前記ディスクスクリーン及び第1〜第n−1回転スクレーパは連続的に正転,第n回転スクレーパは寸正転。

0016

また本発明は、前記ディスクスクリーン装置の運転方法であり、前記回転スクレーパに絡み付いた夾雑物を除去する清掃運転工程を有し、前記清掃運転工程において、前記ディスクスクリーン及び/又はいずれか1以上の回転スクレーパを正転、又は逆転、又は停止、又は寸正転、又は寸逆転させ、さらにはこれらの動作を組合せ、前記回転スクレーパに絡み付いた夾雑物を除去することを特徴とするディスクスクリーン装置の運転方法である。

発明の効果

0017

本発明のディスクスクリーン装置は、ディスクスクリーンを清掃する清掃装置が、n個(nは、2以上の整数)の回転スクレーパで構成されているため、従来の清掃装置と異なり、スクレーパを全て動かす(回転させる)ことができる。このため夾雑物を落下させる噛み合い部を形成する第n−1回転スクレーパと第n回転スクレーパとの回転速度差、回転方向を適宜設定することにより、噛み合い部に夾雑物が堆積することを防止することができる。また噛み合い部に夾雑物が堆積した場合であっても、第n−1回転スクレーパと第n回転スクレーパとの回転速度差、回転方向を変更した運転、いわゆる清掃運転を行うことで堆積した夾雑物を取り除くことができる。

0018

特に、夾雑物を落下させる噛み合い部を形成する第n回転スクレーパを、第n−1回転スクレーパとは独立して正転、逆転、停止可能とし、さらに第n−1回転スクレーパと異なる速度で回転可能とすれば、より確実に噛み合い部への夾雑物の堆積を防止し、より確実に堆積した夾雑物を取り除くことができる。また処理液体の処理速度、夾雑物の量などに応じた運転も可能となる。

0019

清掃装置において、夾雑物を噛み合い部に堆積させないようにするには、噛み合い部で掻き取られた夾雑物をできるだけ早く噛み合い部から離脱させることが重要である。噛み合い部からの夾雑物の離脱は、自由落下によるものであるから、可能な限り噛み合い部の向きを夾雑物が自由落下し易い向きとすることが好ましい。本発明のディスクスクリーン装置では、清掃装置が2個以上の回転スクレーパで構成されるため、噛み合い部の配置の自由度が高く、噛み合い部の向きを夾雑物が自由落下し易い向きとすることができる。

0020

清掃装置を構成するn個の回転スクレーパは、同一形状、同一寸法でなくてもよいが、n個の回転スクレーパ全てを同一形状及び同一寸法とすれば、製作コストが低減でき、また在庫管理が容易となり好ましい。

0021

また本発明のディスクスクリーン装置は運転制御装置を備えるので、夾雑物除去運転、回転スクレーパの清掃運転の手順をプログラミング化し、記憶させておくことで夾雑物除去運転及び清掃運転の自動化が可能となる。

0022

また本発明のディスクスクリーン装置の運転方法を用いることで、処理液体中の夾雑物を除去、回転スクレーパに絡み付いた夾雑物の除去を効率的に行うことができる。

0023

以上のように本発明のディスクスクリーン装置及びディスクスクリーン装置の運転方法は、ディスクスクリーンを清掃する清掃装置での夾雑物の堆積を防止し、あるいは清掃装置に夾雑物が堆積した場合であっても、清掃運転を行うことで人手によらず堆積物を取り除くことができるので長期間の運転が可能となる。

図面の簡単な説明

0024

本発明の第1実施形態としてのディスクスクリーン装置1の斜視図である。
本発明の第1実施形態としてのディスクスクリーン装置1の構成図である。
図1のディスクスクリーン装置1の清掃装置31の構成図である。
図1のディスクスクリーン装置1のディスクスクリーン21及び回転スクレーパの噛み合い状態を示す図である。
図1のディスクスクリーン装置1の清掃装置31を構成する回転スクレーパの配置図である。
図1のディスクスクリーン装置1の運転手順を示すフローチャートである。
図1のディスクスクリーン装置1の清掃装置31の変形例である清掃装置32の回転スクレーパの配置図である。

実施例

0025

図1は、本発明の第1実施形態としてのディスクスクリーン装置1の斜視図である。図2は、ディスクスクリーン装置1の構成図、図3はディスクスクリーン装置1の清掃装置31の構成図である。図4は、ディスクスクリーン装置1のディスクスクリーン21及び回転スクレーパの噛み合い状態を示す図、図5は、ディスクスクリーン装置1の清掃装置31を構成する回転スクレーパの配置図である。

0026

ディスクスクリーン装置1は、下水、排水、廃液などを連続的に受入れ、これに含まれるフロックスカムなどの夾雑物を取り除き、夾雑物を取り除いた下水等を排出する装置であり、夾雑物を取り除くディスクスクリーン21、ディスクスクリーン21を支持するケーシング11、ディスクスクリーン21を清掃する清掃装置31、ディスクスクリーン21、清掃装置31を駆動する駆動装置51及び運転制御装置61を備える。以下、処理液体を排水として各構成を詳細に説明する。

0027

ケーシング11は、ディスクスクリーン21を収納可能な長方体状を有する。ケーシング11の一側面に排水を受け入れ排水流入口13、及び夾雑物を取り除いた濾液を排出する濾液流出口14が設けられている。ケーシング11内には、排水流入口13から流入した排水をディスクスクリーン21に導く流入タンク15が、またディスクスクリーン21により夾雑物が取り除かれた濾液を濾液流出口14に導く流出タンク16が設けられている。

0028

流入タンク15には、流入タンク15と連通する水位制御タンク(図示省略)が併設され、水位制御用タンクには、水位を検出するレベル計17が設置されている。レベル計17を介して流入タンク15の水位が検出可能であり、レベル計17は、運転制御装置61と連結し、信号を運転制御装置61に送信する。

0029

ディスクスクリーン21は、円筒状の回転スクリーンであり、流入タンク15から送られる排水中の夾雑物を捕捉し取り除く。ディスクスクリーン21は、リング状のディスク22が所定の間隔で複数枚並べられ、アーム23の先端部に設けられた支持体24に固定されスクリーンを形成している。アーム23の基端部には、回転軸26が挿通するボス25が設けられ、ボス25は回転軸26に固定されている。ディスクスクリーン21は、回転軸26の両端が軸受27で支持され、ケーシング11に回転可能に、また流入タンク15の端部に臨むように取付けられている。

0030

清掃装置31は、ディスクスクリーン21に付着した夾雑物を取り除く装置であり、複数の回転スクレーパで構成されている。これらはディスクスクリーン21の下流側に設けられている。ディスクスクリーン21の下流側は、流入タンク15と反対側である。清掃装置31は、本ディスクスクリーン装置1の特徴的部分であり、構造等の詳細は後述する。

0031

駆動装置51は、ディスクスクリーン21を回転させる装置であり、変速機付きの駆動モータ52と、駆動モータ52の回転をディスクスクリーン21に伝達する、歯車チェーン等で構成される動力伝達機構53とで構成される。駆動モータ52は、ケーシング11の上部に取付けられ、動力伝達機構53を介してディスクスクリーン21と連結する。

0032

運転制御装置61は、プログラマブルコントローラなどのような制御器を備え、またレベル計17と連携し、予め定めた手順に従いディスクスクリーン装置1の運転を制御する。具体的には、プログラミング化された手順に基づき、ディスクスクリーン21及び清掃装置31の動作を制御し、処理液体中の夾雑物を除去する夾雑物除去運転、回転スクレーパに絡み付いた夾雑物を除去する清掃運転を行う。

0033

以上の構成からなる本ディスクスクリーン装置1において、排水を連続的に受け入れ、駆動装置51を介してディスクスクリーン21を回転させ、ディスクスクリーン21により排水中の夾雑物を捕捉し、夾雑物が取り除かれた排水を排出するという基本構成を保持する範囲内において、ケーシング11、ディスクスクリーン21及び駆動装置51の構成、構造、形状、配置等は、前記以外であってもよい。また運転制御装置61を備えていなくてもよい。清掃装置31及びそれに付帯する駆動装置を除き、幅広いディスクスクリーン装置に使用することができる。

0034

次に本ディスクスクリーン装置1の特徴的部分である、ディスクスクリーン21に付着する夾雑物を取り除く清掃装置31について詳述する。

0035

清掃装置31は、第1から第3まで3個の回転スクレーパで構成され、ディスクスクリーン21に付着する夾雑物を取り除き排出する。本清掃装置31において、第1から第3まで3個の回転スクレーパは、同一形状、同一寸法である。第1回転スクレーパ33、第2回転スクレーパ41、及び第3回転スクレーパ42は、同一形状、同一寸法のものに限定されるものではないが、同一形状、同一寸法とすることで製作コストを低減し、在庫管理が容易となる。ここで同一形状、同一寸法とは、回転スクレーパを構成する円盤の数が1〜2枚異なるような実質的に同一形状、同一寸法とみなせるものも含む。以下、第1回転スクレーパ33を用いて、回転スクレーパの構成、構造を説明する。

0036

第1回転スクレーパ33は、大略的には、中心部に回転軸34が配置された円柱形状の部材外周面櫛歯35が形成された形状を有する。櫛歯35は、ディスクスクリーン21の全てのスクリーン目に噛み合うように設けられている。具体的には第1回転スクレーパ33は、歯を形成する円盤36と円盤36よりも直径の小さいスペーサ37とが交互に、ディスクスクリーン21のスクリーン目と同数配置され、さらに両サイドサイドプレート38が配置され、これらがテンションボルト(図示省略)で固定され櫛歯35が形成されている。

0037

円盤36の直径d1は、ディスクスクリーン21の直径Dよりも小さく、また1枚の円盤36の厚さt1は、ディスクスクリーン21のスクリーンの目幅Tよりも僅かに小さく設定されている。また櫛歯35の長さL1は、ディスクスクリーン21のディスク22の幅Lよりも僅かに長く設定されている。櫛歯35の長さL1は、円盤36の直径d1からスペーサ37の直径d2を減算した値の1/2である。

0038

円盤36、スペーサ37及びサイドプレート38の中心部には貫通孔(図示省略)が設けられており、貫通孔に回転軸34が挿通、固定されている。回転軸34と円盤36等との間には回り止めが施され、回転軸34と円盤36等とは一体的に回転する。

0039

以上からなる第1回転スクレーパ33は、図3又は図4に示すように櫛歯35がディスクスクリーン21のスクリーンに噛み合うように、軸受39を介してケーシング11に回転自在に固定されている。櫛歯35がディスクスクリーン21のスクリーンに噛み合うとは、櫛歯35がスクリーン目に対して僅かな隙間を有した状態で嵌り込む状態を言う。

0040

第2回転スクレーパ41、第3回転スクレーパ42も第1回転スクレーパ33と同じ構造からなり、図3又は図4に示すように第2回転スクレーパ41は、第1回転スクレーパ33と、第3回転スクレーパ42は、第2回転スクレーパ41と噛み合うように、それぞれ軸受43、軸受44を介してケーシング11に回転自在に固定されている。

0041

第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41の回転軸34、45には歯車が取付けられ、チェーンを介して駆動モータ52と連結し回転する。第3回転スクレーパ42は、図示を省略した連結具を介して他の駆動モータ(図示省略)と連結する。本実施形態の清掃装置31では、第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41は、ディスクスクリーン21と連動して動き、第3回転スクレーパ42は、第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41とは独立して正転、逆転、停止可能に構成されている。

0042

次に、第1回転スクレーパ33、第2回転スクレーパ41及び第3回転スクレーパ42の機能、役目及び配置について説明する。図5において、Hは、ディスクスクリーン21の軸心の水平方向の高さ、H1、H2、H3は、それぞれ第1回転スクレーパ33、第2回転スクレーパ41、第3回転スクレーパ42の軸心の水平方向の高さ、V1、V2、V3は、それぞれ第1回転スクレーパ33、第2回転スクレーパ41、第3回転スクレーパ42の軸心の鉛直方向を示す。

0043

清掃装置31は、第1回転スクレーパ33がディスクスクリーン21に噛み合い、ディスクスクリーン21に付着する夾雑物を掻き取り、さらに第2回転スクレーパ41で夾雑物を移し取り、第2回転スクレーパ41と第3回転スクレーパ42との噛み合い部48から夾雑物を落下させ排出する。

0044

上記動作を行う清掃装置31では、第1回転スクレーパ33は、ディスクスクリーン21から効率的に夾雑物を取り除き、第2回転スクレーパ41は、第1回転スクレーパ33から効率的に夾雑物を移し取り、さらに第2回転スクレーパ41及び第3回転スクレーパ42は、確実に夾雑物を落下させ排出できるように各回転スクレーパを配置することが望ましい。

0045

ディスクスクリーン21から効率的に夾雑物を取り除くには、第1回転スクレーパ33は、ディスクスクリーン21の下流側に設置するのがよい。第1回転スクレーパ33の設置高さについては、位置が低い方が噛み合い部48の向きA(図5参照)を下向きとし易い。一方、第1回転スクレーパ33をディスクスクリーン21よりも低く設置すると、分離した水が清掃装置31から越流し易くなる。これらのことから第1回転スクレーパ33の設置高さは、ディスクスクリーン21の設置高さと同じか少し低い方が好ましい。ここで設置高さとは、回転軸の軸心の水平方向高さをいう。

0046

第2回転スクレーパ41及び第3回転スクレーパ42は、噛み合い部48の向きAが可能な限り真下(鉛直下向き)になるように配置するのがよい。噛み合い部48を下向きにすれば夾雑物が落下し易い。噛み合い部48の向きAは、噛み合い部48の中心を起点に、噛み合い部48を2分する方向をいう(図5参照)。噛み合い部48の向きAを真下に向けるには、第2回転スクレーパ41に対して第3回転スクレーパ42をディスクスクリーン21側に水平配置する必要があるが、このような配置は、第3回転スクレーパ42がディスクスクリーン21あるいは第1回転スクレーパ33に接触するため無理である。

0047

以上のことから第2回転スクレーパ41は、第1回転スクレーパ33に対して反ディスクスクリーン21側であって、約45°斜め下に配置し、第3回転スクレーパ42は、第2回転スクレーパ41に対してディスクスクリーン21側であって、約45°斜め下に配置するのが好ましい(図5参照)。この位置関係は、第3回転スクレーパ42が第2回転スクレーパ41に比較して低い位置に設置され、第3回転スクレーパ42の回転軸46の中心点を通る鉛直線V3が第2回転スクレーパ41の回転軸45の中心点を通る鉛直線V2に対してディスクスクリーン21寄りとなる。

0048

このような配置にすれば、第3回転スクレーパ42は、第1回転スクレーパ33のほぼ真下に位置し、噛み合い部48の向きAは、大凡斜め45°となる。このとき第3回転スクレーパ42は、図5に示すように噛み合い部48の下方がほぼ鉛直になるため夾雑物が第3回転スクレーパ42に引っ掛かり難く、落下し易い。

0049

次にディスクスクリーン装置1の基本的な運転要領を説明する。図6は、ディスクスクリーン装置1の運転手順を示すフローチャートである。以下の運転は、運転手順が運転制御装置61にインストールされており、運転制御装置61が各動作を制御し運転を実行する。まず運転パターン1について説明する。

0050

運転制御装置61は、流入タンク15が所定の水位以上であるか否か検知する(ステップS1)。流入タンク15の水位は、流入タンク15と連通する水位制御用タンクに設置されたレベル計17からの信号に基づいて行う。

0051

ディスクスクリーン装置1に排水を供給するポンプ(図示省略)が起動し、所定流量の排水がディスクスクリーン装置1に供給されている状態であれば、流入タンク15は所定の水位以上となる。逆にディスクスクリーン装置1に排水を供給するポンプが停止し、排水がディスクスクリーン装置1に供給されていない状態であれば、流入タンク15は所定の水位未満となる。流入タンク15が所定の水位未満の場合、ディスクスクリーン装置1の主電源オンとなっていてもディスクスクリーン21及び清掃装置31は停止しており、待機状態である。

0052

運転制御装置61は、ステップS1において流入タンク15が所定の水位以上であることを検知すると、ディスクスクリーン21及び清掃装置31を動作させ、排水中の夾雑物を除去する夾雑物除去運転(通常運転)を実行する(ステップS2)。具体的には、ディスクスクリーン21を正方向に一定の速度で回転させる。清掃装置31は、第1回転スクレーパ33を正方向にディスクスクリーン21の周速の1.2倍程度の速度で回転させ、第2回転スクレーパ41も正方向に第1回転スクレーパ33と等速又は僅かに早い速度で回転させる。第3回転スクレーパ42は停止状態とする。本実施形態において正方向とは反時計周りをいう。

0053

夾雑物除去運転時、連続的に供給される排水は、流入タンク15を経由してディスクスクリーン21に導かれ、ここで排水中の夾雑物がディスクスクリーン21に捕捉され、夾雑物が除去された排水が流出タンク16側に落下し濾液流出口14から排出される。

0054

ディスクスクリーン21に捕捉された夾雑物は、ディスクスクリーン21の回転に伴い清掃装置31側に移動し、第1回転スクレーパ33に掻き取られる。第1回転スクレーパ33に移動した夾雑物は、さらに第2回転スクレーパ41に掻き取られ、第3回転スクレーパ42側に移動する。第3回転スクレーパ42は、他の回転スクレーパ42と異なり停止状態であるため、夾雑物は噛み合い部48で離脱し落下する。

0055

清掃装置31は、従来の清掃装置に比較して夾雑物が落下し易い構造となっているが、長期間の運転に伴い、噛み合い部48に夾雑物が絡み付き堆積する恐れがある。このため予め設定された時間、例えば1時間の夾雑物除去運転を実行後、以下の清掃運転を行い、噛み合い部48を清掃する。

0056

清掃運転は、ディスクスクリーン装置1への排水供給が停止した状態で行われる。夾雑物除去運転が予め設定された時間実行された後、ディスクスクリーン装置1に排水を供給するポンプが停止される。これにより流入タンク15の水位が低下する。運転制御装置61は、流入タンク15が所定の水位未満であることを検知すると(ステップS3)、ディスクスクリーン21及び清掃装置31の動作を以下のように制御し、清掃運転を行う(ステップS4)。

0057

第1に、ディスクスクリーン21、第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41を1回転以上正回転(正転)させる。これによりディスクスクリーン21で捕捉した夾雑物を一掃する。次に、ディスクスクリーン21、第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41を停止した状態で、第3回転スクレーパ42を寸正転させる。寸正転とは、正方向に極短時間、例えば0.1秒程度回転させることを言う。寸正転により第2回転スクレーパ41の噛み合い部48に絡み付いている夾雑物を、第2回転スクレーパ41から引き離す。

0058

次に、ディスクスクリーン21及び全ての回転スクレーパを1秒程度逆転させ、続いてディスクスクリーン21及び全ての回転スクレーパを1.2秒程度正転させ、続いてディスクスクリーン21及び全ての回転スクレーパを1.5秒程度逆転させ、最後にディスクスクリーン21及び全ての回転スクレーパを2秒程度正転させ、清掃運転を終了する。

0059

清掃運転を終了後は、ディスクスクリーン21及び全ての回転スクレーパが停止した待機状態となる。ディスクスクリーン装置1に排水を供給するポンプが起動し、流入タンク15が所定の水位に達すると(ステップS1)と、再度、夾雑物除去運転を実行する(ステップS2)。運転パターン1は、代表的な運転方法であり、安定した夾雑物の除去が可能となる。

0060

次に運転パターン2について説明する。運転パターン2の運転手順は、運転パターン1の運転手順と同じであるが、夾雑物除去運転時及び清掃運転時のディスクスクリーン21及び各回転スクレーパの動きが、運転パターン1と異なる。以下、運転パターン1との相違点を中心に運転パターン2について説明する。

0061

運転パターン1の夾雑物除去運転時には、第3回転スクレーパ42は停止状態であるが、運転パターン2の夾雑物除去運転では、ディスクスクリーン21、第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41を正回転させると共に第3回転スクレーパ42を高速正回転させる。第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41の回転速度は、運転パターン1と同じである。第3回転スクレーパ42を高速正回転させることで、噛み合い部48への夾雑物の堆積を防止する。

0062

運転パターン2の清掃運転では、ディスクスクリーン装置1への排水供給が停止した状態で、第1に、ディスクスクリーン21、第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41を1回転以上正回転させ、ディスクスクリーン21で捕捉した夾雑物を一掃する。この点は、運転パターン1の清掃運転と同じである。続いて、ディスクスクリーン21及び全ての回転スクレーパを寸逆転させ、噛み合い部48に堆積する夾雑物を落下させる。寸逆転は、逆方向(正方向と反対方向)に極短時間、例えば0.1秒程度回転させることを言う。以上の操作により清掃運転を終了する。運転パターン2は、第3回転スクレーパ42を独立して稼働できない場合に有効な方法であり、応急処置あるいは運転に制約がある場合に好適に使用することができる。

0063

次に運転パターン3について説明する。運転パターン3の運転手順も運転パターン1の運転手順と同じであるが、夾雑物除去運転時のディスクスクリーン21及び各回転スクレーパの動きが、運転パターン1と異なる。運転パターン3の清掃運転要領は、運転パターン1と同じである。以下、運転パターン1との相違点を中心に運転パターン3について説明する。

0064

運転パターン3の夾雑物除去運転は、運転パターン1の夾雑物除去運転と同じ要領でディスクスクリーン21及び回転スクレーパを約10分間動作させる(第1ステップ)。その後、ディスクスクリーン21、第1回転スクレーパ33、第2回転スクレーパ41の動作はそのままで、停止中の第3回転スクレーパ42を0.1秒程度寸正転させる(第2ステップ)。以降、第1ステップと第2ステップとを交互に繰り返しながら夾雑物除去運転を行う。上記操作により第2回転スクレーパ41と第3回転スクレーパ42との噛み合い部48を更新することができる。これにより駆動装置の負荷を低減させることができる。運転パターン3は、運転パターン1の発展型であり、装置に負荷を与えず長時間清掃動作を行うことなく安定した夾雑物の除去が可能となる。

0065

以上、運転パターン1〜3を用いて、ディスクスクリーン装置1の基本的な運転要領を示したが、ディスクスクリーン装置1の運転要領はこれに限定されるものではない。また運転パターン1〜3で示したディスクスクリーン21及び/又は回転スクレーパの回転時間にも拘束されるものではない。排水量、夾雑物の量など排水性状に適した運転方法を採用することができる。

0066

上記のように本ディスクスクリーン装置1は、従来の回転スクレーパと固定スクレーパとで構成される清掃装置と異なり、清掃装置31を全て回転スクレーパで構成し、特に従来の固定スクレーパに対応するスクレーパを回転スクレーパ(第3回転スクレーパ42)としているため上記のような運転が可能となる。

0067

つまり第3回転スクレーパ42を回転可能に構成したことで、第3回転スクレーパ42を第2回転スクレーパ41が、第2回転スクレーパ41を第1回転スクレーパ33又は第3回転スクレーパ42が、第1回転スクレーパ33を第2回転スクレーパ41がそれぞれ常時クリーニングを行っている形となり、長期間の運転が可能となる。

0068

次に、第1実施形態のディスクスクリーン装置1の清掃装置31の変形例を図7を用いて説明する。図7は、第1実施形態のディスクスクリーン装置1の清掃装置32の回転スクレーパの配置を説明するための図である。

0069

清掃装置32は、清掃装置31と技術的思想を共通にするものであり、清掃装置31と同様に回転スクレーパで形成されている。但し、清掃装置31が3個の回転スクレーパで構成されているのに対して清掃装置32は、2個の回転スクレーパで構成される。

0070

清掃装置32は、第1回転スクレーパ33及び第2回転スクレーパ41で構成されるが、この第2回転スクレーパ41が清掃装置31の第3回転スクレーパ42と同じ機能を発揮する。このため清掃装置32において、夾雑物が落下する噛み合い部は、第1回転スクレーパ33と第2回転スクレーパ41との噛み合い部48である。

0071

清掃装置32は、清掃装置31と比較して第1回転スクレーパ33の設置高さが低く、第2回転スクレーパ41が第1回転スクレーパ33のほぼ真下に設置されている。さらに清掃装置32の第2回転スクレーパ41は、ディスクスクリーン21に近接して配置されている。これは噛み合い部48の向きAをできるだけ下向きとするためである。清掃装置32を備えるディスクスクリーン装置は、第2回転スクレーパ41を清掃装置31の第3回転スクレーパ42とすることで、清掃装置31を備えるディスクスクリーン装置1と同じ要領で運転することができる。

0072

清掃装置32の噛み合い部48の方向Aは、ほぼ水平方向であり、清掃装置31と比較すると夾雑物が落下し難いが、清掃装置31の第3回転スクレーパ42と同様に、第2回転スクレーパ41を回転させることができるので噛み合い部48に夾雑物が堆積し難く、また堆積した場合であっても清掃運転により取り除くことができる。

0073

清掃装置32は、2個の回転スクレーパで構成されるため清掃装置31に比較して安価であり、また広い設置スペースを必要としないためディスクスクリーン装置1をコンパクトにすることができる。

0074

上記清掃装置32の他、清掃装置31の技術的思想に基づき、さらに清掃装置を変形することもできる。例えば、4個あるいは5個の回転スクレーパを用いて清掃装置を構成してもよい。4個回転スクレーパを用いて清掃装置を構成する場合には、第4回転スクレーパを清掃装置31の第3回転スクレーパと同様に機能させ、第3回転スクレーパと第4回転スクレーパとの噛み合い部から夾雑物を落下させる。同様に5個回転スクレーパを用いて清掃装置を構成する場合には、第5回転スクレーパを清掃装置31の第3回転スクレーパと同様に機能させ、第4回転スクレーパと第5回転スクレーパとの噛み合い部から夾雑物を落下させる。

0075

上記説明から分かるようにn個の回転スクレーパで清掃装置を構成した場合、第n−1回転スクレーパと第n回転スクレーパとの噛み合い部を夾雑物の落下位置とすればよい。清掃装置の回転スクレーパの個数を多くすれば、噛み合い部の方向Aを鉛直真下方向とすることができるので、夾雑物が落下し易い。一方でコストが高く、広い設置スペースが必要となる。

0076

また第1実施形態の清掃装置31では、構成する全ての回転スクレーパを同一の形状、同一寸法としているが、回転スクレーパの寸法を一部変更してもよい。例えば、清掃装置31の第3回転スクレーパを小径とすれば、図5において第2回転スクレーパ41及び第3回転スクレーパ42をディスクスクリーン21側に寄せることが可能となり、噛み合い部48の方向Aをより真下方向にすることができる。

0077

以上のように清掃装置は種々の変形例が考えられるが、排水処理量、夾雑物の量、種類、設置スペース、製作費用等から適宜好ましいものを選択して使用すればよい。

0078

以上、第1実施形態のディスクスクリーン装置1及び清掃装置の変形例を用いて説明したように、本発明のディスクスクリーン装置は、ディスクスクリーンを清掃する清掃装置が、回転可能な2個以上の回転スクレーパで構成されているため、従来の清掃装置と異なり、噛み合い部に夾雑物が堆積し難い。また噛み合い部に夾雑物が堆積した場合であっても、清掃運転を行うことで人手によらず堆積物を取り除くことができるので長期間の運転が可能となる。

0079

また前記運転方法を用いることで、従来のディスクスクリーン装置と比較して噛み合い部に夾雑物が堆積し難く、噛み合い部に夾雑物が堆積した場合であっても、人手によらず堆積物を取り除くことができ、これにより長期間の運転が可能となる。

0080

図面を参照しながら好適なディスクスクリーン装置及びその運転方法について説明したが、当業者であれば、本件明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。

0081

例えば、第1実施形態のディスクスクリーン装置では、同一の駆動モータを使用し、ディスクスクリーン21と第1及び第2回転スクレーパとを一体的に回転させるが、これらを異なる駆動モータで駆動させてもよい。また上記実施形態では、同一形状、同一寸法の回転スクレーパを使用する例を示したが、形状、寸法が異なっていてもよい。また回転スクレーパの形成要領も上記実施形態に限定されるものではない。また上記実施形態では、運転制御装置を通じて夾雑物除去運転(通常運転)及び清掃運転を行うが、運転制御装置を使用することなく通常運転及び清掃運転を行うようにしてもよい。

0082

1ディスクスクリーン装置
11ケーシング
15流入タンク
17レベル計
21ディスクスクリーン
22ディスク
26回転軸
31清掃装置
32 清掃装置
33 第1回転スクレーパ
34 回転軸
35櫛歯
41 第2回転スクレーパ
42 第3回転スクレーパ
45 回転軸
46 回転軸
48 噛み合い部
51駆動装置
52駆動モータ
61運転制御装置
A 噛み合い部の向き

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 極東興和株式会社の「 透過型砂防ダムおよびその構築方法」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】鋼製部材に代わる部材を用いて、施工性に優れる透過型砂防ダムを提供する。【解決手段】地盤の定着層Aに対し直接または間接的に一体化してある底版10と、底板10から上方に伸びる連結材20と、連結材2... 詳細

  • 株式会社竹中工務店の「 水流形成システム」が 公開されました。( 2020/09/10)

    【課題】開放型の水流形成部の下流部側からクッション水槽に流入した水を循環ポンプにより汲み上げて水流形成部の上流部に供給して、当該水流形成部に水流を生じさせる水流形成システムにおいて、水流形成部の下流部... 詳細

  • 日本製鉄株式会社の「 堤体の補強構造」が 公開されました。( 2020/09/10)

    【課題】谷池の貯水量が増加した際に堤体に作用する水圧に十分に抵抗して、堤体の崩壊を抑止できるとともに堤体各部位の強度特性に応じた補強が可能であり、さらに従来に比して工費・工期を短縮できる堤体の補強構造... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ