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技術 静電塗装装置

出願人 トリニティ工業株式会社
発明者 石川勝浩
出願日 2015年8月10日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2015-157908
公開日 2017年2月16日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2017-035657
状態 特許登録済
技術分野 静電噴霧装置 噴霧制御装置
主要キーワード 絶縁アーム 選択供給 搭載質量 ダンプバルブ 二液塗料 マルチバルブ 取付台座 色バルブ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月16日)のものです。
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図面 (5)

課題

一台の塗装装置一液塗料及び二液塗料切り換えることができ、速い動きに対してもロボットアーム先端に大きなモーメントが作用しないようにする。

解決手段

回転霧化頭5を備えた塗装機本体2の背面側に絶縁アーム6を介して装着されたマルチバルブユニット7には、一液塗料を選択供給する塗料バルブP1〜Pnが装着された一液塗料バルブ装着部8と、主剤バルブM1〜M3及び硬化剤バルブHが装着された二液塗料バルブ装着部9が形成され、各塗料バルブP1〜Pnから供給される一液塗料と、主剤バルブM1〜M3及び硬化剤バルブHから供給される主剤及び硬化剤を混合して成る二液塗料を切り換えて回転霧化頭5へ供給する一液二液切換バルブ12をマルチバルブユニット7に装着した。

概要

背景

自動車塗装などにおいては、溶剤顔料を混合した一液塗料と、主剤及び硬化剤を混合して塗装する二液塗料が用いられている。
二液塗料を用いて塗装する場合、主剤と硬化剤を混合する必要があり、従来は、塗装装置から離れたところに設置した混合器で十分に混合して生成された二液塗料を回転霧化頭に供給していたが、混合器から回転霧化頭までの距離が長いと、残存塗料が多くなるだけでなく、洗浄時間が長くかかってしまう。

その後、混合器が小型化されると、主剤及び硬化剤を供給するバルブや混合器を搭載した静電塗装装置が提案された(特許文献1参照)。
図4は、このような従来の静電塗装装置41を示し、塗装機本体42に内蔵されたエアモータ43の中空回転軸44の先端に高電圧印加される回転霧化頭45が取り付けられ、塗装機本体42の背面側に所定の絶縁距離を確保する絶縁アーム46が装着され、当該絶縁アーム46の後端部に回転霧化頭45に塗料を選択供給するマルチバルブユニット47が装着されている。

マルチバルブユニット47には、上流側から順に、洗浄バルブ51及び複数の主剤バルブ52…を接続した主剤流路53と、上流側から順に、洗浄バルブ54及び硬化剤バルブ55を接続した硬化剤流路56が形成され、これらが合流した二液塗料流路57にトリガーバルブ58が介装されている。

また、トリガーバルブ58の流出口は、絶縁アーム46の外周面には巻装された管状のスタティックミキサ59に接続され、その流出口が回転霧化頭44のフィードチューブ60に接続されている。

これによれば、主剤流路53と硬化剤流路56がトリガーバルブ58に接続されており、主剤と硬化剤を混合した二液塗料が残存する部分は、トリガーバルブ58の下流側に限られるので、洗浄部分を短くして、洗浄時間を短縮し、廃棄塗料を減少させることができる。

その一方で、最近では、同一塗装ラインで二液塗料と一液塗料を切り換えて塗装する場合があり、従来は、二液塗料専用の塗装装置と、一液塗料専用の塗装装置を使い分けなければならないのでスペース的にもコスト的にも無駄を生じる。
そこで、例えば、図4に示す塗装装置において、マルチバルブユニット47に一液塗料の塗料バルブを装着し、スタティックミキサ59の下流側に一液塗料と二液塗料を切り換える流路切換装置を設ければ、一台の塗装装置で両方を塗り分けられることができれば、非常に便利であるが、その分、塗装装置が重くなるという問題を生じた。

ここで、塗装装置を軽量化し、その質量を塗装ロボットの最大搭載質量以下に抑えることができたとしても、塗装ロボットに搭載させることができない場合があることが判明した。
すなわち、自動車ボディの塗装は、その外板塗装だけでなく、従来手吹き塗装をしていた内板塗装も自動化されて塗装ロボットで行うようになってきており、内板塗装を行う塗装ロボットは、狭い自動車の室内で自由に動けるようにロボットアームも細く形成されている。

そして、一般に、産業用ロボットは、円滑な動作を確保するため、そのロボットアーム先端に搭載する塗装装置等のツールの最大搭載質量の他、最大慣性モーメントが規定されている。
慣性モーメントは、ロボットアームの関節の回転中心からツール重心に至る距離の2乗とツール質量の積に依存することから、距離の2乗に比例し、したがって、重心がロボットアームの回転中心から少し離れただけでも、慣性モーメントの値は格段に大きくなってしまう。

特に、一液塗料と二液塗料を切り換える流路切換装置は、一般には、一液塗料流路をオンオフするバルブと、二液塗料流路をオンオフするバルブと、これらを装着するマニホールドとを備えるだけでなく、その取付台座を設けなければならず、さらに、一液塗料流路、二液塗料流路を夫々のバルブに接続する接続部品、マニホールドの流出口にフィードチューブ59を接続する接続部品、各バルブをオンオフ動作させるオペレートエア配管を接続する接続部品などが配されるため、それだけで重量が嵩み、塗装装置41の重心が先端側に移動する。
したがって、前述したようにスタティックミキサ59の下流側に流路切換装置を搭載した塗装装置は、重心が先端側に移動するので、その質量を塗装ロボットの最大搭載質量以下に抑えることができたとしても、ロボットアームに作用する慣性モーメントがロボットアームの許容する最大慣性モーメントを超えてしまうという問題があった。
また、これらの機器類を塗装機本体42に装着する場合は、塗装機本体42内にそのスペースを確保しなければならず、直径が大きくなって、塗装機本体42が大型化するという問題がある。

概要

一台の塗装装置で一液塗料及び二液塗料を切り換えることができ、速い動きに対してもロボットアーム先端に大きなモーメントが作用しないようにする。回転霧化頭5を備えた塗装機本体2の背面側に絶縁アーム6を介して装着されたマルチバルブユニット7には、一液塗料を選択供給する塗料バルブP1〜Pnが装着された一液塗料バルブ装着部8と、主剤バルブM1〜M3及び硬化剤バルブHが装着された二液塗料バルブ装着部9が形成され、各塗料バルブP1〜Pnから供給される一液塗料と、主剤バルブM1〜M3及び硬化剤バルブHから供給される主剤及び硬化剤を混合して成る二液塗料を切り換えて回転霧化頭5へ供給する一液二液切換バルブ12をマルチバルブユニット7に装着した。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

塗装機本体に内蔵されたエアモータ中空回転軸の先端に高電圧印加される回転霧化頭が取り付けられ、前記塗装機本体の背面側に所定の絶縁距離を確保する絶縁アームが装着され、当該絶縁アームの後端部に回転霧化頭に塗料選択供給するマルチバルブユニットが装着された静電塗装装置において、前記マルチバルブユニットには、一液塗料バルブ装着部と、二液塗料バルブ装着部が形成され、前記一液塗料バルブ装着部には、洗浄流体を供給する洗浄バルブと一以上の塗料バルブが一液塗料流路上流側から順に接続された状態で装着され、前記二液塗料バルブ装着部には、洗浄バルブと一以上の主剤バルブが主剤流路の上流側から順に接続された状態で装着されると共に、洗浄バルブと一以上の硬化剤バルブが硬化剤流路の上流側から順に接続された状態に装着され、前記主剤流路及び硬化剤流路を合流させた二液塗料流路が配されて成り、前記一液塗料流路から供給される一液塗料と、前記二液塗料流路からスタティックミキサを介して供給される二液塗料を切り換えて回転霧化頭へ供給する一液二液切換バルブが、前記マルチバルブユニットに装着されたことを特徴とする静電塗装装置。

請求項2

前記一液塗料バルブ装着部が前記マルチバルブユニットの正面側となる絶縁アーム側に形成され、前記二液塗料バルブ装着部が前記マルチバルブユニットの背面側に形成された請求項1記載の静電塗装装置。

請求項3

前記一液二液切換バルブは、前記一液塗料流路が流入側に接続された一液塗料トリガーバルブと、前記二液塗料流路が流入側に接続された二液塗料トリガーバルブを備え、前記各トリガーバルブの流出口が、中空回転軸に挿通されるフィードチューブに連通する塗料流路の上流端側に対向配設された請求項1又は2記載の静電塗装装置。

請求項4

前記一液二液切換バルブが、前記一液塗料バルブ装着部に装着された請求項3記載の静電塗装装置。

請求項5

前記主剤バルブ及び硬化剤バルブに接続された主剤及び硬化剤の供給流路にそれぞれ逆止弁介装された請求項1記載の静電塗装装置。

請求項6

前記主剤流路及び硬化剤流路には、それぞれ逆止弁が介装された請求項1記載の静電塗装装置。

請求項7

前記スタティックミキサが、前記マルチバルブユニットに設けられた請求項1〜6いずれか記載の静電塗装装置。

請求項8

前記スタティックミキサが、一液塗料バルブ装着部に装着された各バルブと、二液塗料バルブ装着部に装着された各バルブとの間で、マルチバルブユニットの外周面に券回されて配されて成る請求項7記載の静電塗装装置。

技術分野

0001

本発明は、一台で、多色一液塗料及び二液塗料切り換え塗装することができる静電塗装装置に関する。

背景技術

0002

自動車塗装などにおいては、溶剤顔料を混合した一液塗料と、主剤及び硬化剤を混合して塗装する二液塗料が用いられている。
二液塗料を用いて塗装する場合、主剤と硬化剤を混合する必要があり、従来は、塗装装置から離れたところに設置した混合器で十分に混合して生成された二液塗料を回転霧化頭に供給していたが、混合器から回転霧化頭までの距離が長いと、残存塗料が多くなるだけでなく、洗浄時間が長くかかってしまう。

0003

その後、混合器が小型化されると、主剤及び硬化剤を供給するバルブや混合器を搭載した静電塗装装置が提案された(特許文献1参照)。
図4は、このような従来の静電塗装装置41を示し、塗装機本体42に内蔵されたエアモータ43の中空回転軸44の先端に高電圧印加される回転霧化頭45が取り付けられ、塗装機本体42の背面側に所定の絶縁距離を確保する絶縁アーム46が装着され、当該絶縁アーム46の後端部に回転霧化頭45に塗料を選択供給するマルチバルブユニット47が装着されている。

0004

マルチバルブユニット47には、上流側から順に、洗浄バルブ51及び複数の主剤バルブ52…を接続した主剤流路53と、上流側から順に、洗浄バルブ54及び硬化剤バルブ55を接続した硬化剤流路56が形成され、これらが合流した二液塗料流路57にトリガーバルブ58が介装されている。

0005

また、トリガーバルブ58の流出口は、絶縁アーム46の外周面には巻装された管状のスタティックミキサ59に接続され、その流出口が回転霧化頭44のフィードチューブ60に接続されている。

0006

これによれば、主剤流路53と硬化剤流路56がトリガーバルブ58に接続されており、主剤と硬化剤を混合した二液塗料が残存する部分は、トリガーバルブ58の下流側に限られるので、洗浄部分を短くして、洗浄時間を短縮し、廃棄塗料を減少させることができる。

0007

その一方で、最近では、同一塗装ラインで二液塗料と一液塗料を切り換えて塗装する場合があり、従来は、二液塗料専用の塗装装置と、一液塗料専用の塗装装置を使い分けなければならないのでスペース的にもコスト的にも無駄を生じる。
そこで、例えば、図4に示す塗装装置において、マルチバルブユニット47に一液塗料の塗料バルブを装着し、スタティックミキサ59の下流側に一液塗料と二液塗料を切り換える流路切換装置を設ければ、一台の塗装装置で両方を塗り分けられることができれば、非常に便利であるが、その分、塗装装置が重くなるという問題を生じた。

0008

ここで、塗装装置を軽量化し、その質量を塗装ロボットの最大搭載質量以下に抑えることができたとしても、塗装ロボットに搭載させることができない場合があることが判明した。
すなわち、自動車ボディの塗装は、その外板塗装だけでなく、従来手吹き塗装をしていた内板塗装も自動化されて塗装ロボットで行うようになってきており、内板塗装を行う塗装ロボットは、狭い自動車の室内で自由に動けるようにロボットアームも細く形成されている。

0009

そして、一般に、産業用ロボットは、円滑な動作を確保するため、そのロボットアーム先端に搭載する塗装装置等のツールの最大搭載質量の他、最大慣性モーメントが規定されている。
慣性モーメントは、ロボットアームの関節の回転中心からツール重心に至る距離の2乗とツール質量の積に依存することから、距離の2乗に比例し、したがって、重心がロボットアームの回転中心から少し離れただけでも、慣性モーメントの値は格段に大きくなってしまう。

0010

特に、一液塗料と二液塗料を切り換える流路切換装置は、一般には、一液塗料流路をオンオフするバルブと、二液塗料流路をオンオフするバルブと、これらを装着するマニホールドとを備えるだけでなく、その取付台座を設けなければならず、さらに、一液塗料流路、二液塗料流路を夫々のバルブに接続する接続部品、マニホールドの流出口にフィードチューブ59を接続する接続部品、各バルブをオンオフ動作させるオペレートエア配管を接続する接続部品などが配されるため、それだけで重量が嵩み、塗装装置41の重心が先端側に移動する。
したがって、前述したようにスタティックミキサ59の下流側に流路切換装置を搭載した塗装装置は、重心が先端側に移動するので、その質量を塗装ロボットの最大搭載質量以下に抑えることができたとしても、ロボットアームに作用する慣性モーメントがロボットアームの許容する最大慣性モーメントを超えてしまうという問題があった。
また、これらの機器類を塗装機本体42に装着する場合は、塗装機本体42内にそのスペースを確保しなければならず、直径が大きくなって、塗装機本体42が大型化するという問題がある。

先行技術

0011

特許第4885984号公報

発明が解決しようとする課題

0012

そこで本発明は、ロボットアームに作用する慣性モーメントを低く抑えつつ、一台の塗装装置で一液塗料及び二液塗料を切り換えて塗装できるようにすることを技術的課題としている。

課題を解決するための手段

0013

この課題を解決するために、本発明は、塗装機本体に内蔵されたエアモータの中空回転軸の先端に高電圧が印加される回転霧化頭が取り付けられ、前記塗装機本体の背面側に所定の絶縁距離を確保する絶縁アームが装着され、当該絶縁アームの後端部に回転霧化頭に塗料を選択供給するマルチバルブユニットが装着された静電塗装装置において、
前記マルチバルブユニットには、一液塗料バルブ装着部と、二液塗料バルブ装着部が形成され、
前記一液塗料バルブ装着部には、洗浄流体を供給する洗浄バルブと一以上の塗料バルブが一液塗料流路の上流側から順に接続された状態で装着され、
前記二液塗料バルブ装着部には、洗浄バルブと一以上の主剤バルブが主剤流路の上流側から順に接続された状態で装着されると共に、洗浄バルブと一以上の硬化剤バルブが硬化剤流路の上流側から順に接続された状態に装着され、前記主剤流路及び硬化剤流路を合流させた二液塗料流路が配されて成り、
前記一液塗料流路から供給される一液塗料と、前記二液塗料流路からスタティックミキサを介して供給される二液塗料を切り換えて回転霧化頭へ供給する一液二液切換バルブが、前記マルチバルブユニットに装着されたことを特徴とする。

発明の効果

0014

本発明に係る静電塗装装置によれば、一液塗料で塗装する場合は、高電圧が印加された回転霧化頭をエアモータで回転駆動した状態で、一液塗料流路に接続された任意の塗料バルブを開いて、一液二液切換バルブの一液塗料流路を開けば、その色の一液塗料がフィードチューブを通り、回転霧化頭で霧化される。
一液塗料の塗装終了後に、色替洗浄するときは、一液塗料流路に接続された洗浄バルブを介して洗浄液洗浄エアを交互に供給すれば、一液塗料流路から回転霧化頭に至る流路が洗浄除去される。

0015

二液塗料で塗装する場合は、同様に回転霧化頭を回転駆動した状態で、任意の主剤バルブ及び硬化剤バルブを開いて、一液二液切換バルブの二液塗料流路を開けば、主剤及び硬化剤がそれぞれ主剤流路及び硬化剤流路を通り、二液塗料流路で合流された後、スタティックミキサを通って混合され、その二液塗料が一液二液切換バルブからフィードチューブを通り、回転霧化頭で霧化される。
二液塗料の塗装終了後に色替洗浄するときは、主剤流路及び硬化剤流路に接続された各洗浄バルブから洗浄液/洗浄エアを交互に供給すれば、主剤流路、硬化剤流路、二液塗料流路、スタティックミキサ、フィードチューブ、回転霧化頭が洗浄される。

0016

そして、各バルブ類が後端側のマルチバルブユニットに搭載されているので、静電塗装装置の重心は後端側に位置し、この静電塗装装置を取り付けたロボットアームの先端に大きなモーメントが作用することがない。

図面の簡単な説明

0017

本発明に係る静電塗装装置の流体回路図。
その外観を示す概略構成図。
他の例を示す流体回路図。
従来装置を示す説明図。

0018

本発明は、ロボットアーム先端に作用する慣性モーメントを低く抑えつつ、一台の塗装装置で一液塗料及び二液塗料を切り換えて塗装できるようにするという目的を達成するため、塗装機本体に内蔵されたエアモータの中空回転軸の先端に高電圧が印加される回転霧化頭が取り付けられ、前記塗装機本体の背面側に所定の絶縁距離を確保する絶縁アームが装着され、当該絶縁アームの後端部に回転霧化頭に塗料を選択供給するマルチバルブユニットが装着された静電塗装装置において、
前記マルチバルブユニットには、一液塗料バルブ装着部と、二液塗料バルブ装着部が形成され、
前記一液塗料バルブ装着部には、洗浄流体を供給する洗浄バルブと一以上の塗料バルブが一液塗料流路の上流側から順に接続された状態で装着され、
前記二液塗料バルブ装着部には、洗浄バルブと一以上の主剤バルブが主剤流路の上流側から順に接続された状態で装着されると共に、洗浄バルブと一以上の硬化剤バルブが硬化剤流路の上流側から順に接続された状態に装着され、前記主剤流路及び硬化剤流路を合流させた二液塗料流路が配されて成り、
前記一液塗料流路から供給される一液塗料と、前記二液塗料流路からスタティックミキサを介して供給される二液塗料を切り換えて回転霧化頭へ供給する一液二液切換バルブを、前記マルチバルブユニットに装着した。

0019

図1及び図2は本発明に係る静電塗装装置1を示し、塗装機本体2に内蔵されたエアモータ3の中空回転軸4の先端に高電圧が印加される回転霧化頭5が取り付けられ、前記塗装機本体2の背面側に所定の絶縁距離を確保する絶縁アーム6が装着され、当該絶縁アーム6の後端部に回転霧化頭5に塗料を選択供給するマルチバルブユニット7が装着されている。

0020

マルチバルブユニット7は、正面側となる絶縁アーム6側に一液塗料バルブ装着部8が形成されると共に、その背面側に二液塗料バルブ装着部9が形成され、二液塗料バルブ装着部9の背面部9aがロボットアーム(図示せず)に取付固定される。
なお、図示は省略するが、前記各バルブ装着部8及び9ごとに透明の外装カバーが装着され、その外装カバーを外側から内部の状況を視認し得るようになっている。

0021

一液塗料バルブ装着部8には、洗浄流体として洗浄液/洗浄エアを交互に供給する洗浄バルブC1と各色塗料を選択供給する複数の塗料バルブP1〜Pnが、一液塗料流路11の上流側から順に接続された状態で装着されている。
一液塗料流路11はバルブ装着部8の内部に形成され、前記各バルブC1及びP1〜Pnはバルブ装着部8の周面に装着されて、その流出口(図示せず)が一液塗料流路11に連通している。
また、バルブ装着部8の周面上部には、前記一液塗料流路11と後述する二液塗料流路15を切り換える一液二液切換バルブ12が装着されている。

0022

二液塗料バルブ装着部9には、洗浄流体として洗浄液/洗浄エアを交互に供給する洗浄バルブC2と異なる主剤を選択供給する複数の主剤バルブM1〜M3が主剤流路13の上流側から順に接続された状態で装着されると共に、洗浄流体として洗浄液/洗浄エアを交互に供給する洗浄バルブC3と少なくとも一つの硬化剤バルブHが硬化剤流路14の上流側から順に接続された状態に装着されており、前記主剤流路13及び硬化剤流路14を合流させた二液塗料流路15が配されている。

0023

本例では、主剤バルブM1〜M3及び硬化剤バルブHに主剤及び硬化剤を供給する主剤供給流路m1〜m3及び硬化剤供給流路hにそれぞれ逆止弁16が介装されているが、これらの逆止弁に替えて、主剤流路13及び硬化剤流路14に逆止弁を介装する場合であってもよい。

0024

二液塗料流路15は、柔軟管状のスタティックミキサ17を介して前記一液二液切換バルブ12に接続されている。
また、スタティックミキサ17はマルチバルブユニット7に設けられており、本例では、二液塗料バルブ装着部9に装着された各バルブC2、M1〜M3、C3、Hと、一液塗料バルブ装着部8に装着された各バルブC1、P1〜Pn、12との間で、マルチバルブユニット7の外周面に券回されて配されている。

0025

一液二液切換バルブ12は、一液塗料流路11が流入側に接続された一液塗料トリガーバルブT1と、二液塗料流路15が流入側に接続された二液塗料トリガーバルブT2を備えており、前記各トリガーバルブT1及びT2の流出口が、中空回転軸4に挿通されるフィードチューブ21に連通する塗料流路22の上流端側に対向配設されている。

0026

以上が本発明の一構成例であって、次にその作用について説明する。
一液塗料で塗装する場合は、高電圧が印加された回転霧化頭5をエアモータ3で回転駆動した状態で、ワークの塗色に応じて一液塗料流路11に接続されている塗料バルブP1〜Pnの一つを開いて、一液二液切換バルブ12の一液塗料トリガーバルブT1を開けば、一液塗料流路11が導通し、一液塗料がフィードチューブ21を通り、回転霧化頭5に供給されて霧化される。

0027

一液塗料による塗装を終了した後に、色替洗浄するときは、一液塗料流路11の上流端に接続された洗浄バルブC1から洗浄液/洗浄エアを交互に供給すれば、塗装していた一液塗料が残存する一液塗料流路11−一液塗料トリガーバルブT1−—塗料流路22−フィードチューブ21−回転霧化頭5に至る流路が洗浄除去される。

0028

次いで、二液塗料で塗装する場合は、同様に回転霧化頭5を回転駆動した状態で、ワークの塗色に応じて主剤バルブM1〜M3のいずれかを開くと共に、硬化剤バルブHを開いて、一液二液切換バルブ12の二液塗料トリガーバルブT2を開けば、二液塗料流路15が導通し、主剤及び硬化剤がそれぞれ主剤流路13及び硬化剤流路14を通り、二液塗料流路15で合流された後、スタティックミキサ17を通って混合され、その二液塗料が二液トリガーバルブT2からフィードチューブ21を通り、回転霧化頭5に供給されて霧化される。

0029

二液塗料の塗装終了後に色替洗浄するときは、主剤流路13及び硬化剤流路14の上流端に接続された各洗浄バルブC2及びC3の夫々から洗浄液/洗浄エアを交互に供給すれば、主剤及び硬化剤が残存する主剤流路13及び硬化剤流路14が洗浄されると共に、二液塗料が残存する二液塗料流路15−スタティックミキサ17−二液塗料トリガーバルブT2−塗料流路22−フィードチューブ21−回転霧化頭5に至る流路が洗浄除去される。

0030

そして、各バルブは、後端側のマルチバルブユニット7に搭載されているので、静電塗装装置1の重心は後端側に位置することとなり、この静電塗装装置1を取り付けたロボットアームの先端に作用する慣性モーメントを抑えることができる。

0031

なお、塗料バルブP1〜Pnは専用色塗料を供給する専用色バルブとして用いているが、一つのバルブ(例えばP1)を塗装装置外に配された色替バルブ装置(図示せず)から選択供給される色の塗料を供給する兼用色バルブとしてもよい。
また、主剤バルブM1〜M3は個別の主剤を供給する専用主剤バルブとして用いているが、一つのバルブ(例えばM1)を塗装装置外に配された主剤切換バルブ装置(図示せず)から選択供給される任意の主剤を供給する兼用主剤バルブとしてもよい。
さらに、硬化剤バルブHは個別の硬化剤を供給する専用硬化剤バルブとして用いているが、一つの硬化剤バルブHを塗装装置外に配された硬化剤切換バルブ装置(図示せず)から選択供給される任意の硬化剤を供給する兼用硬化剤バルブとしてもよい。

実施例

0032

さらにまた、塗料バルブP1を兼用色バルブとし、主剤バルブM1を兼用主剤バルブとし、硬化剤バルブHを兼用硬化剤バルブとして用いる場合は、図3に示すように、洗浄時に色替バルブ装置31、主剤切換バルブ装置32、硬化剤切換バルブ装置33から供給される洗浄液/洗浄エアなどの洗浄流体をドレン側に排出するダンプバルブPD、MD、HDを設けてもよい。

0033

本発明は、一液塗料と二液塗料を切り換えて塗装する静電塗装装置の用途に適用し得る。

0034

1静電塗装装置
2塗装機本体
3エアモータ
4中空回転軸
5回転霧化頭
6絶縁アーム
7マルチバルブユニット
8一液塗料バルブ装着部
9二液塗料バルブ装着部
C1洗浄バルブ
P1〜Pn塗料バルブ
11 一液塗料流路
12 一液二液切換バルブ
C2 洗浄バルブ
M1〜M3主剤バルブ
13主剤流路
C3 洗浄バルブ
H硬化剤バルブ
14硬化剤流路
15 二液塗料流路
17スタティックミキサ
T1 一液塗料トリガーバルブ
T2 二液塗料トリガーバルブ
21フィードチューブ
22 塗料流路

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