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技術 カード用コネクタ

出願人 モレックスエルエルシー
発明者 平田智久松本保吉
出願日 2015年8月3日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-153038
公開日 2017年2月9日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-033775
状態 特許登録済
技術分野 雄雌嵌合接続装置細部 嵌合装置及び印刷回路との接合
主要キーワード 概略直線 引掛る 横側板 オーバーモールド成形 概略平板状 固定用パッド カード保持部材 カード型アダプタ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

カードモジュールを排出させる排出機構レバー部材がスムーズに枢動することができるとともに、組立性が高く、信頼性が高くなるようにする。

解決手段

ハウジング11と、該ハウジング11の上側に取付けられるカバー部材と、前記ハウジング11とカバー部材との間に挿入されたカードモジュールを排出させる排出機構とを備えるカード用コネクタ1であって、前記排出機構は、前記カードモジュールの挿入及び排出方向にスライド可能な操作部材と、枢軸15の周囲に回転可能に嵌(はめ)込まれる孔(あな)、及び、前記操作部材と係合する係合部を含み、前記枢軸15を中心として枢動可能なレバー部材とを含み、前記枢軸15は、前記ハウジング11に形成された開口部内に位置し、その周囲の一部のみが連結部によって前記開口部の周縁に連結されている。

概要

背景

従来、携帯電話機等の電子機器においては、SIM(Subscriber Identity Module)カード等の各種カードを利用するために、カード用コネクタを備えている(例えば、特許文献1参照。)。

図9は従来のカード用コネクタの動作説明図である。

図において、811は、カード用コネクタのフレームであり、左右には図示されないカードをガイドするガイド部材813が接続されている。そして、前記フレーム811には、軸821cによってレバー部材821が枢着されている。また、一方のガイド部材813に沿ってスライド可能なように、プッシュロッド822が取付けられている。該プッシュロッド822の先端には、レバー部材821の一端に形成された力点部821bが係合する。また、レバー部材821の他端に形成された作用点部821aは、カード用コネクタに挿入されたカードの前端に当接するか、又は、該前端に当接する図示されないブレード部材と係合する。

そして、前記カードをカード用コネクタから取出す際には、ユーザがプッシュロッド822の操作部822aを押込み、プッシュロッド822をカードの挿入方向にスライドさせる。すると、プッシュロッド822の先端に係合しているレバー部材821の力点部821bがカードの挿入方向に変位してレバー部材821が枢動するので、該レバー部材821の作用点部821aがカードの排出方向に変位する。これにより、前記カードは、レバー部材821の作用点部821a又は該作用点部821aと係合するブレード部材によって押出され、カード用コネクタから排出される。

概要

カードモジュールを排出させる排出機構のレバー部材がスムーズに枢動することができるとともに、組立性が高く、信頼性が高くなるようにする。ハウジング11と、該ハウジング11の上側に取付けられるカバー部材と、前記ハウジング11とカバー部材との間に挿入されたカードモジュールを排出させる排出機構とを備えるカード用コネクタ1であって、前記排出機構は、前記カードモジュールの挿入及び排出方向にスライド可能な操作部材と、枢軸15の周囲に回転可能に嵌(はめ)込まれる孔(あな)、及び、前記操作部材と係合する係合部を含み、前記枢軸15を中心として枢動可能なレバー部材とを含み、前記枢軸15は、前記ハウジング11に形成された開口部内に位置し、その周囲の一部のみが連結部によって前記開口部の周縁に連結されている。

目的

本発明は、前記従来の問題点を解決して、カードモジュールを排出させる排出機構のレバー部材がスムーズに枢動することができるとともに、組立性が高く、信頼性の高いカード用コネクタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

(a)ハウジングと、該ハウジングの上側に取付けられるカバー部材と、前記ハウジングとカバー部材との間に挿入されたカードモジュールを排出させる排出機構とを備えるカード用コネクタであって、(b)前記排出機構は、前記カードモジュールの挿入及び排出方向にスライド可能な操作部材と、枢軸の周囲に回転可能に嵌込まれる孔、及び、前記操作部材と係合する係合部を含み、前記枢軸を中心として枢動可能なレバー部材とを含み、(c)前記枢軸は、前記ハウジングに形成された開口部内に位置し、その周囲の一部のみが連結部によって前記開口部の周縁に連結されていることを特徴とするカード用コネクタ。

請求項2

前記枢軸の周囲の半分以上は前記開口部の周縁から離間し、前記枢軸は前記カードモジュールの挿入方向に変位可能である請求項1に記載のカード用コネクタ。

請求項3

前記カバー部材は前記ハウジングの前端部の少なくとも一部を覆う前側板部を含み、前記レバー部材は前記前側板部の内面に対向する前端部を含む請求項2に記載のカード用コネクタ。

請求項4

前記前端部は、前記レバー部材に外力が付与されていない状態において、前記前側板部の内面から離間している請求項3に記載のカード用コネクタ。

請求項5

前記前端部は、前記枢軸の前記カードモジュールの挿入方向への変位によって、前記前側板部の内面に当接可能である請求項3に記載のカード用コネクタ。

請求項6

前記ハウジングは該ハウジングを補強するフレーム部材を含み、該フレーム部材は一部が前記枢軸内に埋込まれる枢軸補強部を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載のカード用コネクタ。

技術分野

0001

本発明は、カード用コネクタに関するものである。

背景技術

0002

従来、携帯電話機等の電子機器においては、SIM(Subscriber Identity Module)カード等の各種カードを利用するために、カード用コネクタを備えている(例えば、特許文献1参照。)。

0003

図9は従来のカード用コネクタの動作説明図である。

0004

図において、811は、カード用コネクタのフレームであり、左右には図示されないカードをガイドするガイド部材813が接続されている。そして、前記フレーム811には、軸821cによってレバー部材821が枢着されている。また、一方のガイド部材813に沿ってスライド可能なように、プッシュロッド822が取付けられている。該プッシュロッド822の先端には、レバー部材821の一端に形成された力点部821bが係合する。また、レバー部材821の他端に形成された作用点部821aは、カード用コネクタに挿入されたカードの前端に当接するか、又は、該前端に当接する図示されないブレード部材と係合する。

0005

そして、前記カードをカード用コネクタから取出す際には、ユーザがプッシュロッド822の操作部822aを押込み、プッシュロッド822をカードの挿入方向にスライドさせる。すると、プッシュロッド822の先端に係合しているレバー部材821の力点部821bがカードの挿入方向に変位してレバー部材821が枢動するので、該レバー部材821の作用点部821aがカードの排出方向に変位する。これにより、前記カードは、レバー部材821の作用点部821a又は該作用点部821aと係合するブレード部材によって押出され、カード用コネクタから排出される。

先行技術

0006

特開平7−272793号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、前記従来のカード用コネクタにおいて、軸821cは、フレーム811と一体成形されているので剛性が低く、カード用コネクタから取出す際に、プッシュロッド822からの力及びカードからの反力を受けて変形して傾斜してしまうので、レバー部材821がスムーズに枢動することができなくなる可能性がある。

0008

本発明は、前記従来の問題点を解決して、カードモジュールを排出させる排出機構のレバー部材がスムーズに枢動することができるとともに、組立性が高く、信頼性の高いカード用コネクタを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

そのために、本発明のカード用コネクタにおいては、ハウジングと、該ハウジングの上側に取付けられるカバー部材と、前記ハウジングとカバー部材との間に挿入されたカードモジュールを排出させる排出機構とを備えるカード用コネクタであって、前記排出機構は、前記カードモジュールの挿入及び排出方向にスライド可能な操作部材と、枢軸の周囲に回転可能に嵌(はめ)込まれる孔(あな)、及び、前記操作部材と係合する係合部を含み、前記枢軸を中心として枢動可能なレバー部材とを含み、前記枢軸は、前記ハウジングに形成された開口部内に位置し、その周囲の一部のみが連結部によって前記開口部の周縁に連結されている。

0010

本発明の他のカード用コネクタにおいては、さらに、前記枢軸の周囲の半分以上は前記開口部の周縁から離間し、前記枢軸は前記カードモジュールの挿入方向に変位可能である。

0011

本発明の更に他のカード用コネクタにおいては、さらに、前記カバー部材は前記ハウジングの前端部の少なくとも一部を覆う前側板部を含み、前記レバー部材は前記前側板部の内面に対向する前端部を含む。

0012

本発明の更に他のカード用コネクタにおいては、さらに、前記前端部は、前記レバー部材に外力が付与されていない状態において、前記前側板部の内面から離間している。

0013

本発明の更に他のカード用コネクタにおいては、さらに、前記前端部は、前記枢軸の前記カードモジュールの挿入方向への変位によって、前記前側板部の内面に当接可能である。

0014

本発明の更に他のカード用コネクタにおいては、さらに、前記ハウジングは該ハウジングを補強するフレーム部材を含み、該フレーム部材は一部が前記枢軸内に埋込まれる枢軸補強部を含む。

発明の効果

0015

本発明によれば、カードモジュールを排出させる排出機構のレバー部材がスムーズに枢動することができるので、高い組立性及び高い信頼性を得ることができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の実施の形態におけるカード用コネクタの斜視図である。
本発明の実施の形態におけるシェルを取外した状態のカード用コネクタの斜視図である。
本発明の実施の形態におけるカードモジュールをシェルを取外したカード用コネクタに挿入した状態を示す三面図であって、(a)は前面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。
本発明の実施の形態におけるカードモジュールをカード用コネクタに挿入した状態を示す第1の二面図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A矢視断面図である。
本発明の実施の形態におけるカードモジュールをカード用コネクタに挿入した状態を示す第2の二面図であって、(a)は側面図、(b)は(a)におけるB−B矢視断面図である。
本発明の実施の形態におけるカード用コネクタのハウジングとイジェクトレバーとの位置関係を示す部分拡大斜視図である。
本発明の実施の形態におけるカード用コネクタのハウジングの枢軸を示す部分拡大上面図である。
本発明の実施の形態におけるカード用コネクタのハウジングの下側シェルを示す部分拡大斜視図である。
従来のカード用コネクタの動作説明図である。

実施例

0017

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。

0018

図1は本発明の実施の形態におけるカード用コネクタの斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるシェルを取外した状態のカード用コネクタの斜視図、図3は本発明の実施の形態におけるカードモジュールをシェルを取外したカード用コネクタに挿入した状態を示す三面図である。なお、図3において(a)は前面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。

0019

図において、102は本実施の形態におけるカードモジュールであり、図示されない電子機器の基板等に実装されたカード用コネクタ1に挿入される。つまり、カードモジュール102は、カード用コネクタ1を介して、電子機器に装着される。なお、該電子機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン通信モデムパッド型コンピュータデジタルカメラビデオカメラ音楽プレーヤゲーム機車両用ナビゲーション装置等であるが、いかなる種類の機器であってもよい。

0020

前記カードモジュール102は、例えば、SIMカードマイクロSIM(microSIM)カード、MMC(R)(Multi Media Card)、SD(R)(Secure Digital)カード、miniSD(R)カード、xDピクチャーカード(R)(xD−Picture card)、Trans−Flash(R)メモリカード等のメモリカード自体であってもよい。また、例えば、miniSD(R)カードを内部に収容したSD(R)カード型アダプタのように、カード用コネクタ1に挿入するのに適した形状及び寸法を備え、内部にメモリカードを収容したカード用アダプタであってもよい。さらに、カード用コネクタ1に挿入するのに適した形状及び寸法を備え、内部にメモリカードを収容したカード用トレイであってもよい。要するに、前記カードモジュール102は、カード用コネクタ1に挿入可能であって、該カード用コネクタ1を介して、電子機器と導通可能なものであれば、いかなる種類のモジュールであってもよい。

0021

本実施の形態においては、説明の都合上、カードモジュール102が、図3に示されるようなカード101を収容したカード保持部材としてのカード用トレイ161である場合について説明する。また、前記カード101は、例えば、SIMカード、マイクロSIMカード、MMC(R)、SD(R)カード、miniSD(R)カード、xDピクチャーカード(R)、Trans−Flash(R)メモリカード等のメモリカードであり、いかなる種類のカードであってもよいが、本実施の形態においては、マイクロSD(R)カード又はナノSIM(nanoSIM)カードのいずれかを選択的に使用することができるものとして説明する。SD(R)カードの規格策定団体である「SDカードアソシエーション」によると、マイクロSD(R)カードの大きさは、前後長15〔mm〕、幅11〔mm〕、厚さ1.0〔mm〕と規定されている。また、カードの規格であるETSI TS 102 221 V11.00によると、ナノSIMカードの大きさは、前後長12.3〔mm〕、幅8.8〔mm〕、厚さ0.67〔mm〕と規定されている。なお、説明の都合上、ここでは、カード101がマイクロSD(R)カードである場合についてのみ説明する。

0022

図3に示されるように、マイクロSD(R)カードであるカード101は、全体的に略矩(く)形の板状の形状を有するが、前縁左右両端側縁とを結合する角部の一方、具体的には、裏面111bにおける前方右角部には、凹部としての切欠部111cが形成されている。そして、裏面111bの反対側の面、すなわち、表面には、端子部材である図示されない電極パッドが、複数、前縁に沿って1列に並ぶように配設されている。

0023

なお、本実施の形態において、カード用コネクタ1、カードモジュール102、カード用トレイ161及びカード101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、カード用コネクタ1、カードモジュール102、カード用トレイ161、カード101又はそれらの部品が図に示される姿勢である場合に適切であるが、カード用コネクタ1、カードモジュール102、カード用トレイ161、カード101又はそれらの部品の姿勢が変化した場合には、姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。

0024

前記カード用トレイ161は、金属から成る板材に打抜き、折曲げ等の加工を施して一体的に形成された金属部材と、該金属部材の周囲の少なくとも一部を被覆して一体化するように、インサート成形乃至オーバーモールド成形と称される成形方法によって成形された絶縁性樹脂から成る樹脂部材とを含む概略平板状の部材であるが、全体が金属部材から成るものであってもよいし、全体が樹脂部材からなるものであってもよい。

0025

そして、前記カード用トレイ161は、幅方向に延在し、カード収容凹部166の前後を画定する前枠部165及び後枠部162と、前後方向に延在し、後枠部162の両端と前枠部165の両端とを連結して前記カード収容凹部166の左右を画定する左右一対側枠部164とを含んでいる。なお、前記後枠部162の後面には、後板部163が一体的に形成されている。また、前記側枠部164の外側面には、カード用コネクタ1内に挿入されたカード用トレイ161が保持されて固定されるための保持用凹部168が形成されている。そして、一方の側枠部164と前枠部165とが連結される角部、具体的には、前方右角部には、凸部164cが形成されている。

0026

またカード用コネクタ1は、主として合成樹脂等の絶縁性材料から成るハウジング11と、導電性の金属から成る板材に打抜き、折曲げ等の加工を施すことによって一体的に成形され、ハウジング11の上側に取付けられたカバー部材としての上側シェル61とを有する。該上側シェル61は、概略矩形天板部62と、該天板部62の前端縁から立設する前側板部63fと、前記天板部62の左右の側端縁から立設する横側板部63sとを備え、ハウジング11及びカード用コネクタ1に挿入されたカード用トレイ161の少なくとも一部の上方を覆うようになっている。なお、前記前側板部63fと横側板部63sとを統合的に説明する場合には、側板部63として説明する。

0027

前記横側板部63sには、複数の掛止開口63aが形成され、上側シェル61をハウジング11の上側に取付けると、該ハウジング11の側壁部11eの外側面に形成された掛止突起13に前記掛止開口63aが掛止され、これにより、上側シェル61がハウジング11に固定される。また、前記前側板部63f及び横側板部63sの下端の任意の箇所には、前記前側板部63f及び横側板部63sから立設し、上側シェル61の外側に向けて延出する基板接続部としてのソルダーテール部64が形成されている。該ソルダーテール部64は、前記電子機器が備える、例えば、プリント配線基板等の基板の表面に形成された固定用パッド等に、はんだ付等によって固定される。これにより、カード用コネクタ1は、前記電子機器の基板等へ確実に実装される。そして、前記カード用コネクタ1の後方(図1における左下方)の挿入口18から、カードモジュール102が挿入される。具体的には、ハウジング11と上側シェル61との間に形成される空間内にカード101を収容したカード用トレイ161が挿入される。

0028

また、前記ハウジング11は、金属から成る板材に打抜き、折曲げ等の加工を施して一体的に形成された端子としての複数の第1端子51−1及び第2端子51−2、並びに、下側シェル12を含み、前記第1端子51−1、第2端子51−2及び下側シェル12の周囲の少なくとも一部を被覆して一体化するように、インサート成形乃至オーバーモールド成形と称される成形方法によって成形された絶縁性の樹脂から成る樹脂部材を含む概略平板状の部材である。なお、前記下側シェル12は、ハウジング11を補強するフレーム部材であって、望ましくは、第1端子51−1及び/又は第2端子51−2と同じ部材から形成されるが、前記第1端子51−1及び第2端子51−2からは分離されて電気的に絶縁されている。

0029

前記ハウジング11は、概略矩形の平板状の端子保持部としての底壁部11bと、ハウジング11におけるカード用トレイ161の挿入方向(前後方向)前方の前端部11fに沿って幅方向に延在し、底壁部11bより肉厚奥壁部11aと、ハウジング11における左右両側縁に沿って挿入方向に延在し、底壁部11bより肉厚の一対の側壁部11eとを含んでいる。前記前端部11fの少なくとも一部は上側シェル61の前側板部63fによって覆われ、側壁部11eの少なくとも一部は上側シェル61の横側板部63sによって覆われている。前記奥壁部11a及び側壁部11eは、その下面が底壁部11bの下面と面一であり、その上面が底壁部11bの上面よりも上方に位置する。なお、ハウジング11におけるカード用トレイ161の挿入方向後方の端部は、後端部11rと称する。

0030

ここで、前記底壁部11bは、第1端子51−1及び第2端子51−2の露出部を収容して保持する第1端子保持凹部11c1及び第2端子保持凹部11c2を備える。前記第1端子保持凹部11c1及び第2端子保持凹部11c2は、底壁部11bを板厚方向に貫通する開口である。

0031

そして、第1端子51−1は、ハウジング11の幅方向に延在する1本の列を成すように、並んで配設されている。前記第1端子51−1は、少なくとも一部が底壁部11bに埋込まれ、また、少なくとも接触部51c1が第1端子保持凹部11c1内に露出し、はんだ付部としてのソルダーテール部51d1が底壁部11bの下面に露出する。前記接触部51c1は、第1端子51−1の腕部が備えるばね性によって上方に向けて付勢され、カード用コネクタ1内に保持されたカード用トレイ161のカード収容凹部166に収容されたマイクロSD(R)カードの下面に露出する端子部材としての電極パッドの各々に接触する。また、前記ソルダーテール部51d1は、前記基板に形成された信号線コンタクトパッド、端子等に、はんだ付等によって電気的に接続される。

0032

また、第2端子51−2は、ハウジング11の前後方向に延在する列を成すように、並んで配設されている。図に示される例では、3つずつ、2列に並ぶように配設されている。前記第2端子51−2の各々は、少なくとも一部が底壁部11bに埋込まれ、また、少なくとも接触部51c2が第2端子保持凹部11c2内に露出し、はんだ付部としてのソルダーテール部51d2が底壁部11bの下面に露出する。前記接触部51c2は、第1端子51−2の腕部が備えるばね性によって上方に向けて付勢され、カード用コネクタ1内に保持されたカード用トレイ161のカード収容凹部166に収容されたナノSIMカードの下面に露出する端子部材としての電極パッドの各々に接触する。また、前記ソルダーテール部51d2は、図示されない基板に形成された信号線、コンタクトパッド、端子等に、はんだ付等によって電気的に接続される。

0033

なお、第1端子51−1及び第2端子51−2の数及び配置の形態は、カード101の電極パッドの数及び配置の形態に適合するように、適宜変更される。また、カード用トレイ161に収容されるカード101の種類が1つのみである場合には、第1端子51−1又は第2端子51−2を省略することもできる。

0034

前記底壁部11bと左右の側壁部11eとの間には、下側シェル12が露出している。そして、各側壁部11eの内側には、カード用トレイ161を保持して固定するための保持用ばね部材25が配設されている。該保持用ばね部材25は、前後方向に延在する細長い板状のばね部材であって、その中央部付近にハウジング11の幅方向内側に向って突出する保持用凸部25aが形成されている。該保持用凸部25aは、カード用トレイ161の保持用凹部168と係合し、これにより、カード用コネクタ1内に挿入されたカード用トレイ161を保持して固定する。

0035

また、前記側壁部11eの一方の内側には、カード用トレイ161を排出するためのトレイの排出機構におけるトレイ排出用の操作部材としてのプッシュロッド22が前後方向にスライド可能に取付けられている。該プッシュロッド22は、概略直線的な棒状又は帯板状の部材であるが、その後端部には、屈曲した操作部22aが一体的に接続され、その前端部には、イジェクトレバー21の係合部である力点部21bと係合する係合凹部22bが形成されている。前記イジェクトレバー21は、奥壁部11aに配設されたレバー部材であってトレイ排出機構におけるトレイ排出用の梃子(てこ)部材として機能する。そのため、イジェクトレバー21は、支点部21cにおいて枢動可能に底壁部11bに取付けられている。そして、イジェクトレバー21における前記支点部21cを挟んで力点部21bと反対側の端部は、カード用コネクタ1内に挿入されたカード用トレイ161の前枠部165に当接して、カード用トレイ161に排出方向の力を付与する作用点部21aとして機能する。また、前記イジェクトレバー21の前端に位置する前端部21dは、上側シェル61の前側板部63fの内面に対向している。

0036

本実施の形態において、前記支点部21cは、イジェクトレバー21を厚さ方向に貫通する円筒形の孔であり、前記奥壁部11aに形成された円柱状の枢軸15の周囲に回転可能に嵌込まれ、これにより、イジェクトレバー21は、前記枢軸15を中心として枢動する。なお、該枢軸15は、前記ハウジング11と一体的に形成された部材であって、前記奥壁部11aに形成された円形の開口部15aの中に位置し、前記枢軸15の周面の一部のみが細い連結部15bによって前記開口部15aの周縁に連結されているが、前記枢軸15の周面の他の部分(少なくとも、半分以上の部分)は前記開口部15aの周縁から離間している。そのため、前記枢軸15は、開口部15a内において一種フローティング状態となっていて、少なくともカード用トレイ161の挿入及び排出方向(挿抜方向)、すなわち、前後方向に水平移動可能となっている。なお、前記連結部15bは、図に示される例においては単数であるが、複数形成することもできる。

0037

そして、枢軸15とともにイジェクトレバー21が前方に移動すると、前記前端部21dが上側シェル61の前側板部63fの内面に当接する。これにより、イジェクトレバー21がプッシュロッド22から前方に向けた力を受けたり、カード用トレイ161から前方に向けた反力を受けたりしても、前方への変位量が制限されるので、枢軸15や連結部15bは、変形したり、破損したりすることがなく、また、イジェクトレバー21は、スムーズに枢軸15の周囲を回転、すなわち、枢動することができる。

0038

さらに、ハウジング11には、カード用コネクタ1に挿入されたカード用トレイ161が、図3に示されるように、カード用コネクタ1内の所定位置(カード用トレイ161が保持用ばね部材25によって保持されるとともに、カード用トレイ161にマイクロSD(R)カードであるカード101が収容されている場合にカード101の電極パッドが対応する第1端子51−1の接触部51c1と接触する位置)に到達したことを検出する検出スイッチの可動部材27及び固定部材28が配設されている。カード用トレイ161が前記所定位置に到達していない場合には、可動部材27と固定部材28とが接触しているので、検出スイッチは導通状態、すなわち、オン(ON)になっている。しかし、カード用トレイ161が前記所定位置に到達すると、可動部材27がカード用トレイ161の前枠部165に当接して押され、これにより、可動部材27が変位して固定部材28から離間する。したがって、検出スイッチが非導通状態、すなわち、オフ(OFF)になるので、カード用トレイ161が前記所定位置に到達したことが検出される。

0039

次に、前記枢軸15の構成及び該枢軸15へのイジェクトレバー21の取付状態について詳細に説明する。

0040

図4は本発明の実施の形態におけるカードモジュールをカード用コネクタに挿入した状態を示す第1の二面図、図5は本発明の実施の形態におけるカードモジュールをカード用コネクタに挿入した状態を示す第2の二面図、図6は本発明の実施の形態におけるカード用コネクタのハウジングとイジェクトレバーとの位置関係を示す部分拡大斜視図、図7は本発明の実施の形態におけるカード用コネクタのハウジングの枢軸を示す部分拡大上面図、図8は本発明の実施の形態におけるカード用コネクタのハウジングの下側シェルを示す部分拡大斜視図である。なお、図4において(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A矢視断面図であり、図5において(a)は側面図、(b)は(a)におけるB−B矢視断面図である。

0041

本実施の形態におけるカード用コネクタ1は、ハウジング11を補強するフレーム部材として、左右一対の下側シェル12を備える。そして、図8に示されるように、いずれか一方(図に示される例では右方)の下側シェル12の前端には、枢軸補強部17が形成されることが望ましい。該枢軸補強部17は、下側シェル12の前端からハウジング11の幅方向内側に向って延出する支持部17bと、該支持部17bの先端から立設し、上方に向けて延出する埋込み部17aとを含んでいる。該埋込み部17aは、図4(b)に示されるように、枢軸15の軸方向に延在し、枢軸15の内部に埋込まれた状態になっている。また、図7に示されるように、支持部17bは、水平方向に関して、連結部15bと同様の位置にある。これにより、枢軸15の強度が向上し、枢軸15が損傷を受けたり、連結部15bが破断したりすることが防止される。また、枢軸補強部17によって補強されていても、枢軸15は、少なくとも前後方向に、水平移動可能となっている。なお、枢軸補強部17を省略することもできる。

0042

図6には、カード用コネクタ1の組立工程の途中で、ハウジング11にイジェクトレバー21が取付けられた状態が示されている。イジェクトレバー21を厚さ方向に貫通する円筒形の孔である支点部21cは、奥壁部11aに形成された円柱状の枢軸15の周囲に回転可能に嵌込まれている。なお、支点部21cの内径は、枢軸15の外径よりもわずかに大きく、イジェクトレバー21が枢軸15を中心としてスムーズに枢動可能ではあるが、枢軸15に対して水平方向にがたつくことがない程度の大きさであることが望ましい。そして、図6に示されるように、イジェクトレバー21がハウジング11に取付けられ、かつ、外力が付与されていない状態では、イジェクトレバー21の前端部21dは、ハウジング11の前端部11fと同位置にある又はわずかに後方にあって、前記前端部11fより前方に突出していない。したがって、後工程において、上側シェル61がハウジング11に取付けられる際には、上側シェル61の前側板部63fの内面がイジェクトレバー21の前端部21dから離間しており、上側シェル61がイジェクトレバー21に干渉することがないので、上側シェル61の取付を容易に行うことができる。

0043

また、図4及び5に示されるように、カード用トレイ161がカード用コネクタ1に挿入された状態において、カード用トレイ161を排出させるために、ユーザが手指等によってプッシュロッド22を押込むと、イジェクトレバー21の力点部21bにはプッシュロッド22から前方に向けた力が付与され、イジェクトレバー21の作用点部21aにはカード用トレイ161からの反力として前方に向けた力が付与される。そのため、イジェクトレバー21には、前方に向けた強い力が付与されることとなるが、枢軸15とともにイジェクトレバー21が前方に変位すると、前記前端部21dが上側シェル61の前側板部63fの内面に当接する。上側シェル61がハウジング11に取付けられているとともに、前側板部63f等に形成されているソルダーテール部64が電子機器の基板の表面に固定されているので、前記前側板部63fは、強固であって、前記前端部21dによって押されても、変位したり変形したりすることがない。これにより、枢軸15及びイジェクトレバー21の前方への変位が制限されるので、枢軸15は傾斜したり破損したりすることがなく、イジェクトレバー21の支点部21cはスムーズに枢軸15の周囲を回転することができ、イジェクトレバー21はスムーズに枢動することができる。

0044

このように、本実施の形態において、カード用コネクタ1は、ハウジング11と、ハウジング11の上側に取付けられる上側シェル61と、ハウジング11と上側シェル61との間に挿入されたカードモジュール102を排出させる排出機構とを備える。そして、排出機構は、カードモジュール102の挿入及び排出方向にスライド可能なプッシュロッド22と、枢軸15の周囲に回転可能に嵌込まれる支点部21c、及び、プッシュロッド22と係合する力点部21bを含み、枢軸15を中心として枢動可能なイジェクトレバー21とを含み、枢軸15は、ハウジング11に形成された開口部15a内に位置し、その周囲の一部のみが連結部15bによって開口部15aの周縁に連結されている。

0045

これにより、枢軸15は、開口部15a内で水平移動可能となり、外力を受けても傾斜したり湾曲したりすることがないので、支点部21cは枢軸15に引掛ることがなく、イジェクトレバー21はスムーズに枢動することができる。

0046

また、枢軸15の周囲の半分以上は開口部15aの周縁から離間し、枢軸15はカードモジュール102の挿入方向に変位可能である。したがって、枢軸15は、一種のフローティング状態となり、スムーズに開口部15a内で水平移動可能となる。

0047

さらに、上側シェル61はハウジング11の前端部11fの少なくとも一部を覆う前側板部63fを含み、イジェクトレバー21は前側板部63fの内面に対向する前端部21dを含む。そして、前端部21dは、イジェクトレバー21に外力が付与されていない状態において、前側板部63fの内面から離間している。したがって、カード用コネクタ1の組立工程において、イジェクトレバー21がハウジング11に取付けられた後に、上側シェル61がハウジング11に取付けられる際には、上側シェル61がイジェクトレバー21に干渉することがないので、上側シェル61の取付を容易に行うことができる。

0048

さらに、前端部21dは、枢軸15のカードモジュール102の挿入方向への変位によって、前側板部63fの内面に当接可能である。したがって、プッシュロッド22から前方に向けた力を受けたり、カード用トレイ161から前方に向けた反力を受けたりして、イジェクトレバー21が枢軸15とともに、カードモジュール102の挿入方向に変位しても、前端部21dが前側板部63fの内面に当接するので、変位量が制限され、枢軸15や連結部15bが変形したり、破損したりすることがない。また、イジェクトレバー21はスムーズに枢動することができる。

0049

さらに、ハウジング11はハウジング11を補強する下側シェル12を含み、下側シェル12は一部が枢軸15内に埋込まれる枢軸補強部17を含む。したがって、枢軸15や連結部15bの変形や破損が、確実に防止される。

0050

なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。

0051

本発明は、カード用コネクタに適用することができる。

0052

1カード用コネクタ
11ハウジング
11a奥壁部
11b底壁部
11c1 第1端子保持凹部
11c2 第2端子保持凹部
11e側壁部
11f、21d前端部
11r後端部
12 下側シェル
13掛止突起
15枢軸
15a 開口部
15b 連結部
17 枢軸補強部
17a 埋込み部
17b 支持部
18 挿入口
21イジェクトレバー
21a、821a作用点部
21b、821b力点部
21c支点部
22、822プッシュロッド
22a、822a 操作部
22b係合凹部
25保持用ばね部材
25a 保持用凸部
27可動部材
28固定部材
51−1 第1端子
51−2 第2端子
51c1、51c2 接触部
51d1、51d2、64ソルダーテール部
61 上側シェル
62天板部
63側板部
63a掛止開口
63f前側板部
63s横側板部
101カード
102カードモジュール
111b 裏面
111c切欠部
161カード用トレイ
162後枠部
163後板部
164側枠部
164c 凸部
165前枠部
166カード収容凹部
168 保持用凹部
811フレーム
813ガイド部材
821レバー部材
821c 軸

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